JP4301495B2 - 動画像圧縮符号化装置 - Google Patents
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信太他:"MPEG-4 ビデオの複数同時符号化方式に関する一検討(1)",信学総大,D-11-6(2003) 宮地他:"MPEG-4 ビデオの複数同時符号化方式に関する一検討(2)",信学総大,D-11-7(2003) J.Youn,et al.,"Motion vector refinement for high performance transcoding"IEEE Trans.Multimedia, vol.1,No.1,pp.30-40(1999) C.W.Lin,et al.,"Dynamic region of transcoding for multipoint video conferencing,"ICS2000,pp.114-121(2000)
・そのフレーム位置がビットストリームAに含まれる場合を黒色の丸
・そのフレーム位置はビットストリームAに含まれないものの、そのフレームが参照しているフレーム位置がビットストリームAに含まれる場合を白色の丸
・そのフレームならびに参照しているフレーム共にビットストリームAには含まれない場合を灰色の丸
でそれぞれ示している。
(A-1)符号化フレーム間隔内に存在するマスタフレーム数が0枚の場合
この場合、スレーブビットストリームでの参照フレーム位置ならびに符号化フレーム位置はマスタビットストリームのフレーム位置と一致し、かつフレーム間隔も等しいため、マスタビットストリームについて算出された動きベクトルをそのまま使用する。
(A-2)符号化フレーム間隔内に存在するマスタフレーム数が1枚の場合
この場合のマスタフレームとスレーブフレームの関係を図3に示す。同図において、横方向は時間軸、Tm1,Tm2はマスタフレーム間隔、縦方向区切りはマクロブロック位置(ただし、1次元として示す。)を示す。マスタフレーム位置は黒丸で示されており、また、スレーブフレームにおける丸印は、先に述べた図2での色分けに準じている。以下の図でも同様である。
(A-3)符号化フレーム間隔内に存在するマスタフレーム数が2枚以上の場合
この場合は、(A-2)と同様に、符号化フレーム間隔内に存在し、マスタビットストリームについて算出された動きベクトルを合成して使用する。この場合にも複数の継承ベクトルの候補が生成される可能性がある。
(B-1)符号化フレーム間隔内に存在するマスタフレーム数が0枚の場合
この場合は、マスタビットストリームについて算出された動きベクトルを、マスタフレームおよびスレーブフレームのフレーム間隔に従ってスケール変換して使用する。
(B-2)符号化フレーム間隔内に存在するマスタフレーム数が1枚の場合
この場合のマスタフレームとスレーブフレームの関係を図4に示す。符号化フレームが生成済みのマスタビットストリームより時間軸上で未来(図示右側)に位置するため、マスタフレームの同一マクロブロック位置の動きベクトルを、マスタフレームおよびスレーブフレームのフレーム間隔Tm,Tsに応じて外挿し、継承ベクトル〈Vs〉とする。この場合、
〈Vs〉=(Ts/Tm)・〈Vm〉
となる。
(B-3)符号化フレーム間隔内に存在するマスタフレーム数が2枚以上の場合
この場合には、符号化フレーム間隔内に含まれる動きベクトルを合成し、最後の動きベクトルを外挿し、さらに両者を合成して使用する。この場合にも複数の継承ベクトルの候補が生成される可能性がある。例えば、図5に示すように、マスタフレームFm1のマクロブロックMB1の画像がマスタフレームFm2のマクロブロックMB1とMB2に跨る領域の画像に対応し、動きベクトルが〈Vm1〉である場合、動きベクトル〈Vm1〉の参照先には動きベクトル〈Vm2a〉,〈Vm2b〉が含まれる。この場合、候補となる継承ベクトル〈Vs〉は、動きベクトル〈Vm1〉に外挿処理を施すことにより得られるベクトルと、〈Vm1〉の参照先に含まれるマクロブロックの動きベクトル〈Vm2a〉あるいは〈Vm2b〉とを合成したベクトルとなる。参照先に含まれる含まれる動きベクトル〈Vm2*〉は、(A-2)の場合と同様、最大4個となる。
(C-1)符号化フレーム間隔内に存在するマスタフレーム数が0枚の場合
この場合は、マスタビットストリームについて算出された動きベクトルを、マスタフレームおよびスレーブフレームのフレーム間隔に従って内挿して使用する。
(C-2)符号化フレーム間隔内に存在するマスタフレーム数が1枚の場合
この場合は、2つの手法がある。1つは、マスタビットストリームについて算出された動きベクトルを、マスタフレームおよびスレーブフレームのフレーム間隔に従って外挿して使用する手法である。他の1つは、図6に示すように、最新に生成されたマスタビットストリームの動きベクトル〈Vm1〉と、動きベクトル〈Vm1〉の参照先に含まれるマクロブロックの動きベクトル〈Vm2a〉あるいは〈Vm2b〉(最大4個)を、マスタフレームおよびスレーブフレームのフレーム間隔に従ってスケール変換したベクトルとを合成して得られるベクトルを使用する手法である。後者の手法で、複数の継承ベクトルの候補が生成された場合には(A-2)の場合と同様に、どの候補を継承ベクトルとするかを選定する必要がある。
(C-3)符号化フレーム間隔内に存在するマスタフレーム数が2枚以上の場合
この場合は、符号化フレーム間隔内において最も古く生成されたマスタビットストリームの動きベクトルの内挿ベクトルおよびそれに続く動きベクトルを合成して使用する。この場合にも複数の継承ベクトルの候補が生成される可能性がある。
(D)マスタフレームと符号化フレーム、参照フレームが両方とも一致しない場合
(D-1)符号化フレーム間隔内に存在するマスタフレーム数が0枚の場合
この場合は、符号化フレーム間隔内において最新に生成されたマスタビットストリームの動きベクトルを、マスタフレームおよびスレーブフレームのフレーム間隔に従ってスケール変換して使用する。
(D-2)符号化フレーム間隔内に存在するマスタフレーム数が1枚の場合
この場合は、図7に示すように、継承ベクトル〈Vs〉は、動きベクトル〈Vm1〉をスレーブフレームの間隔に合わせてスケール変換して得られるベクトルとなる。
(D-3)符号化フレーム間隔内に存在するマスタフレーム数が2枚以上の場合
この場合は、符号化フレーム間隔内において最新に生成されたマスタビットストリームの動きベクトルを外挿して得られるベクトルと、最も古く生成されたマスタビットストリームの動きベクトルを内挿して得られるベクトル、および途中に含まれるベクトルを合成して使用する。この場合にも複数の継承ベクトルの候補が生成される可能性がある。
継承ベクトル〈Vs〉の候補が複数存在する場合には、例えば、全ての継承候補ベクトルに対して実際にSAD(Sum of Absolute Difference:差分絶対値和)の算出を行い、SADを最小とするものを選択するという方法で継承ベクトルを選択できる。すなわち、参照元の対応する画素との間で差分を求め、その差分の絶対値を加算することにより得られる値が最小となる継承ベクトルを選択すればよい。
Claims (6)
- 1つの入力画像から複数の符号化処理によりフレームレートの異なる複数の圧縮ビットストリームを同時生成する動画像圧縮符号化装置において、
前記複数の符号化処理のうちのマスタとなる符号化処理での局部復号画像と入力画像との間で動き検出を行って動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
前記マスタとなる符号化処理において、前記動きベクトルを用いて動画像圧縮符号化を行う手段と、
前記複数の符号化処理のうちのスレーブとなる符号化処理において、前記動きベクトルを継承利用して動画像圧縮符号化を行う手段とを備え、
前記スレーブとなる符号化処理における動きベクトルの継承利用に際し、符号化対象のフレームの時間的位置と該符号化対象のフレームに過去あるいは未来で最も近いマスタのフレームの時間的位置との関係、および前記符号化対象のフレームが参照している参照フレームの時間的位置と前記マスタのフレームが参照している参照フレームの時間的位置との関係に従って、前記マスタのフレームと該マスタのフレームが参照している参照フレームの間での動きベクトルを、前記符号化対象のフレームと前記符号化対象のフレームが参照している参照フレームの間での相当する動きベクトルになるように補正して利用することを特徴とする動画像圧縮符号化装置。 - 前記スレーブとなる符号化処理において、前記動きベクトルの継承利用は、前記動きベクトルをそのまま使用することを含むことを特徴とする請求項1に記載の動画像圧縮符号化装置。
- 前記スレーブとなる符号化処理において、前記動きベクトルの継承利用は、前記動きベクトルの内挿ベクトルを使用することを含むことを特徴とする請求項1に記載の動画像圧縮符号化装置。
- 前記スレーブとなる符号化処理において、前記動きベクトルの継承利用は、前記動きベクトルの外挿ベクトルを使用することを含むことを特徴とする請求項1に記載の動画像圧縮符号化装置。
- 前記スレーブとなる符号化処理において、前記動きベクトルの継承利用は、前記動きベクトルをスケール変換した動きベクトルを使用することを含むことを特徴とする請求項1に記載の動画像圧縮符号化装置。
- 前記スレーブとなる符号化処理において、前記動きベクトルの継承利用は、前記動きベクトルのいくつかを合成したベクトルを使用することを含むことを特徴とする請求項1に記載の動画像圧縮符号化装置。
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