JP2003209712A - デジタル放送信号送出システム - Google Patents

デジタル放送信号送出システム

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JP2003209712A JP2002006453A JP2002006453A JP2003209712A JP 2003209712 A JP2003209712 A JP 2003209712A JP 2002006453 A JP2002006453 A JP 2002006453A JP 2002006453 A JP2002006453 A JP 2002006453A JP 2003209712 A JP2003209712 A JP 2003209712A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】送信局からのデジタル圧縮音声素材の品質を劣
化させることなく、デコード/再エンコードの処理を施
して送出することを可能にする。 【解決手段】第1の信号源をもとにしたフレーム同期情
報によりサンプリング、フレーミングされたフレーム構
造の第1の信号をデコードし、再エンコードして送出す
るデジタル放送信号送出システムであって、デコード前
の第1の信号から第1の信号源をもとにしたフレーム同
期情報を抽出し、この抽出されたフレーム同期情報をも
とに、デコードされた第1の信号を再エンコードする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば遠隔送信局
のデジタル圧縮音声素材を受信し、自局の音声素材と切
替え再圧縮して送信するデジタル放送信号送出システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタルテレビジョン放送のシ
ステムでは、音声信号に対してAAC符号化のような音
声信号圧縮が使用される。これはアナログベースバンド
音声を例えば48KHzのサンプリング周波数でサンプ
リングし、2048サンプル毎にフレーミングを行いフ
レーム単位でMDCT変換(Modified Discrete Cosine
Transform)、量子化符号化などの手法により音声圧縮
する方式である。
【0003】一般に、DCT変換、量子化符号化などで
は、人間の聴覚にとって重要度の高い情報を残し、重要
度の低い情報は削減されるが、エンコード、デコードを
繰り返すと音声品質が徐々に劣化する。ただし、エンコ
ード、デコードが同一のフレーム構成で行なわれる場合
は、同一のフレーム構成で行われない場合に比べて劣化
が少ないことが知られている。
【0004】ところで、局間番組伝送を行うデジタルテ
レビジョン放送システムにおいて、受信局では遠隔送信
局からのデジタル放送信号(デジタル圧縮音声素材)を
受信し、自局の音声素材、例えばアナウンスやチャイム
音などを付加するといった編集・加工を行う。このた
め、デジタル圧縮音声素材を一旦デコードして元の非圧
縮音声に戻し、編集・加工を行ったあとに再エンコード
を行うことになる。(一方、圧縮音声素材をそのまま切
替えるいわゆるスプライス方式もあるが、編集・加工が
行えないことや再送信に伴う制御コードの差替えなどが
何れにせよ必要なため、前述したデコード/再エンコー
ド方式が用いられることは多い。)この場合、再エンコ
ードにおいては、通常、受信局独自のローカルの信号源
とする音声サンプリングクロックで再サンプリング及び
フレーミングされて圧縮が行われる。一方、デコード/
再エンコード方式による切替えでは、通常、エンコーダ
に対して受信局に設けられた同期信号発生器から出力さ
れる同期信号によって音声フレームを同期させるため、
遠隔局からの音声信号がデコード前と比べて音声フレー
ム内の音声サンプリングデータの構成、すなわちフレー
ム位相が異なってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のデジ
タルテレビジョン放送システムでは、遠隔送信局から受
信したデジタル音声素材に対しては、一旦、デコードし
て再エンコードする信号処理をしているが、再エンコー
ドにおいて受信局独自の音声サンプリングクロックで再
サンプリング及びフレーミングし、受信局の同期信号発
生器から出力される同期信号によりフレームを同期させ
ているため、デコードとエンコードが同一のフレーム構
成で行われず、デジタル音声素材の劣化を招いていた。
【0006】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、送信局からのデジタル圧縮音声素材の品質
を劣化させることなく、デコード/再エンコードの処理
を施して送出することが可能なデジタル放送信号送出シ
ステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の信号源
をもとにしたフレーム同期情報によりサンプリング、フ
レーミングされたフレーム構造の第1の信号をデコード
し、再エンコードして送出するデジタル放送信号送出シ
ステムであって、デコード前の前記第1の信号から第1
の信号源をもとにしたフレーム同期情報を抽出する抽出
手段と、前記抽出手段によって抽出されたフレーム同期
情報をもとに、デコードされた前記第1の信号を再エン
コードするエンコード手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
デジタル放送信号送出システムの構成を示すブロック図
である。本実施形態におけるデジタル放送信号送出シス
テムは、例えばデジタルテレビジョン放送システムにお
ける受信局に設けられるもので、遠隔送信局からデジタ
ル放送の番組信号を受信し、受信局で制作したローカル
番組信号による編集・加工をした後に再エンコードをし
て送出するものである。本実施形態では、送信局から受
信する番組信号に含まれる圧縮(エンコード)された映
像信号と音声信号のうち、特に音声信号(デジタル圧縮
音声素材)を劣化させることのない信号処理を実現す
る。
【0009】図1は本実施形態に係わるデジタル放送信
号送出システムのシステム構成を示すブロック図であ
る。図1に示すように、本実施形態におけるデジタル放
送信号送出システムは、デコーディングシステム10,
11、エンコーディングシステム12,13、現用・予
備切替装置14、APC(自動番組切替制御装置)1
5、ローカル/Net切替制御器16、音声フレームリ
セット制御器17、及びローカル映像同期発生器18が
設けられている。
【0010】デコーディングシステム10及びエンコー
ディングシステム12は現用系の構成部分であり、デコ
ーディングシステム11及びエンコーディングシステム
13は予備系の構成部分である。現用・予備切替装置1
4は、現用予備切替信号による指示に応じて現用系と予
備系の何れかの信号を選択して出力する。通常は現用系
が使用され、現用系において障害などが発生した場合に
予備系が使用される。現用系が障害から復旧された場合
には、予備系から現用系に切替えられる。
【0011】デコーディングシステム10,11は、受
信局独自の映像信号(以下、ローカル映像信号)と音声
信号(以下、ローカル音声信号)、及び遠隔送信局から
の圧縮された番組信号(以下、Net圧縮映像音声信
号)を入力して所定の処理を加えて出力する。なお、N
et圧縮映像音声信号は、遠隔送信局からの信号に限ら
ず、受信局に固有の同期信号源と異なる同期信号源をも
とに圧縮された一般の信号であっても良い。
【0012】デコーディングシステム10には、Net
圧縮映像音声信号に含まれる映像信号をデコードする映
像デコーダ(映像DEC)20、映像デコーダ20によ
りデコードされたNet映像信号(映像フレーム)をロ
ーカル映像同期発生器18から供給されるローカル映像
同期信号に同期させて受信局の映像同期に同期結合させ
る映像フレーム同期器(映像FS)21、Net圧縮映
像音声信号に含まれるNet音声信号をデコードする音
声デコーダ(音声DEC)22、Net音声同期再生装
置24によりNet音声信号から抽出された音声フレー
ムの同期情報(Net音声フレーム同期)をデコードさ
れた音声信号(Net音声サンプリング信号)に付加す
るフレーム同期付加器23、音声デコーダ22によって
デコードされる前のNet音声信号から受信局に固有の
同期信号源と異なる同期信号源をもとにした音声フレー
ムの同期情報を抽出するNet音声同期再生装置24、
ローカル/Net切替制御器16からのローカル/Ne
t切替信号に応じてエンコーディングシステム12(映
像エンコーダ30)への出力を、デコードされたNet
映像信号(N)とローカル映像信号(L)の何れかに切
り替える切替スイッチS1a、ローカル/Net切替制
御器16からのローカル/Net切替信号に応じてエン
コーディングシステム12(音声エンコーダ31)への
出力を、デコードされたNet音声信号(N)とローカ
ル音声信号(L)の何れかに切り替える切替スイッチS
1bが設けられている。なお、予備系のデコーディング
システム11については、デコーディングシステム10
と同様の構成を持つものとして詳細な説明を省略する。
【0013】エンコーディングシステム12,13は、
デコーディングシステム10,11においてそれぞれ所
定の処理が加えられた番組信号(映像信号、音声信号)
をエンコードし、映像信号と音声信号を多重化して出力
する。
【0014】エンコーディングシステム12には、デコ
ーディングシステム10から出力された映像信号をロー
カル映像同期発生器18から供給されるローカル映像同
期信号をもとにエンコード(圧縮)する映像エンコーダ
30、デコーディングシステム10から出力された音声
信号をローカル映像同期発生器18から供給されるロー
カル映像同期信号をもとにエンコード(圧縮)する音声
エンコーダ31、映像エンコーダ30と音声エンコーダ
31から出力されたエンコードされた信号を多重化して
出力するマルチプレクサ32が設けられている。エンコ
ーディングシステム13には、映像エンコーダ40、音
声エンコーダ41、マルチプレクサ42が設けられてお
り、それぞれエンコーディングシステム12の映像エン
コーダ30、音声エンコーダ31、マルチプレクサ32
と同様の機能を持つものとして詳細な説明を省略する。
なお、音声エンコーダ31,41の詳細については後述
する(図2)。
【0015】APC(自動番組切替制御装置)15は、
番組編成データに基づいて番組切り替えのための制御を
するもので、ローカル/Net切替制御器16に対する
ローカル/Net切替信号の出力制御、音声フレームリ
セット制御器17に対する音声フレームリセット制御信
号の出力制御などを実行する。APC15は、ローカル
音声信号からデコードされた音声信号(Net音声サン
プリング信号)に出力を切り替える時、例えば番組切り
替え時の音声が無音の状態あるいは番組制作上切替が想
定される一定期間の無音状態(レベルゼロ)の時に、音
声フレームリセット制御器17から音声フレームリセッ
ト制御信号を出力させることで、音声エンコーダ31,
41の通常動作を一時停止させ、フレーム同期の再設定
が可能な状態となるように制御する。
【0016】ローカル/Net切替制御器16は、AP
C15の制御のもとで、切替スイッチS1a,S1b
(及び図示せぬデコーディングシステム11中の切り替
えスイッチ)、音声エンコーダ31,41に対して、N
et圧縮映像音声信号(Net映像信号及びNet音声
信号)とローカル信号(映像、音声)の何れかに切り替
える制御信号を出力する。
【0017】音声フレームリセット制御器17は、AP
C15の制御のもとで、音声エンコーダ31,41に対
して、音声フレームのフレーム同期の再設定が可能な状
態になるよう制御する出力制御信号(音声フレームリセ
ット制御信号)を出力する。
【0018】ローカル映像同期発生器18は、所定の結
合関係を有したローカル映像同期信号、音声サンプリン
グクロック、及び音声フレーム同期信号を、各映像エン
コーダ30,40、及び音声エンコーダ31,41に供
給する。音声サンプリングクロックは、映像同期信号に
結合した形で生成されて供給される。
【0019】次に、図1中に示す音声エンコーダ31の
詳細について説明する。図2は、音声エンコーダ31の
回路構成を示すブロック図である。なお、音声エンコー
ダ41も音声エンコーダ31と同一の構成を有するもの
として詳細な説明を省略する。図2に示すように、音声
エンコーダ31には、Net音声フレーム同期抽出回路
60、Net音声サンプリングクロック分離回路61、
音声圧縮回路62、サンプリングクロック抽出回路6
3、切替スイッチS2,S3が設けられている。
【0020】Net音声フレーム同期抽出回路60は、
音声フレームの同期情報(Net音声フレーム同期)が
付加されたNet音声サンプリング信号からNet音声
フレーム同期を抽出して出力する。Net音声サンプリ
ングクロック分離回路61は、音声フレームの同期情報
(Net音声フレーム同期)が付加されたNet音声サ
ンプリング信号から、Netサンプリングクロックを分
離して出力する。
【0021】音声圧縮回路62は、Net音声信号ある
いはローカル音声信号を圧縮(エンコード)して圧縮音
声出力信号として出力するもので、Net音声信号に対
する圧縮をする場合にはNet音声フレーム同期抽出回
路60から供給される音声フレーム同期、Net音声サ
ンプリングクロック分離回路61から供給されるNet
サンプリングクロックをもとにして実行し、ローカル音
声信号に対する圧縮をする場合にはローカル映像同期発
生器18から供給されるローカル音声フレーム同期、サ
ンプリングクロック抽出回路63から供給されるローカ
ルサンプリングクロックをもとにして実行する。音声圧
縮回路62は、音声フレームリセット制御器17から音
声フレームリセット制御信号が供給されることで、音声
フレームのフレーム同期の再設定を行う。
【0022】サンプリングクロック抽出回路63は、ロ
ーカル映像同期発生器18から供給されるローカル映像
同期からローカル信号に対するサブクロックを抽出し
て、切替スイッチS3を通じて音声圧縮回路62に供給
する。
【0023】切替スイッチS2は、ローカル/Net切
替制御器16からの制御信号に応じて、Net音声フレ
ーム同期抽出回路60から出力されるNet音声フレー
ム同期(N)とローカル音声フレーム同期(L)の何れ
かに切り替える。
【0024】切替スイッチS3は、ローカル/Net切
替制御器16からの制御信号に応じて、切替スイッチS
2と連動して、Net音声サンプリングクロック分離回
路61から供給されるNetサンプリングクロック
(N)と、サンプリングクロック抽出回路63から供給
されるローカルサンプリングクロック(L)の何れかに
切り替える。
【0025】次に、本実施形態におけるデジタル放送信
号送出システムの動作について説明する。ここでは、現
用系(デコーディングシステム10、エンコーディング
システム12)において、ローカル番組信号から遠隔送
信局からのNet圧縮映像音声信号に切り替えて出力す
る場合について説明する。特に、ローカル音声信号によ
るローカル音声からNet圧縮映像音声信号によるNe
t音声への切り替えについて説明する。図3には、ロー
カル音声からNet音声への切り替えのタイミングを示
している。
【0026】この場合、APC15は、ローカル/Ne
t切替制御器16によってローカル/Net切替信号を
出力させて、切替スイッチS1a,S1bをローカル映
像及びローカル音声が、それぞれ映像エンコーダ30、
音声エンコーダ31に出力されるように切り替えさせて
いる(N→L)。
【0027】映像エンコーダ30、切替スイッチS1a
を介して入力されるローカル映像信号に対して、ローカ
ル映像同期発生器18から供給されるローカル映像同期
信号をもとにエンコード(圧縮)を実行する。
【0028】また、音声エンコーダ31は、切替スイッ
チS1bを介して入力されるローカル音声信号に対し
て、ローカル映像同期発生器18から供給されるローカ
ル映像同期信号をもとにエンコード(圧縮)を実行す
る。この時、音声エンコーダ31では、図2に示すよう
に、切替スイッチS2がローカル音声フレーム同期
(L)側、切替スイッチS3がローカルサンプリングク
ロック(L)側に切り替えられている。サンプリングク
ロック抽出回路63は、ローカル映像同期発生器18か
ら入力されたローカル音声同期信号からローカルサンプ
リングクロックを抽出して、切替スイッチS3を介して
音声圧縮回路62に供給している。音声圧縮回路62
は、サンプリングクロック抽出回路63から供給される
ローカルサンプリングクロックをもとにローカル音声信
号に対する圧縮を実行して圧縮音声出力信号を出力す
る。
【0029】ここで、以上のローカル番組信号を出力す
る動作状態からNet圧縮映像音声信号を出力する状態
に切り替える。
【0030】遠隔送信局から伝送されるNet圧縮映像
音声信号は、受信局(ローカル局)とは周波数源が異な
る同期が用いられている。従って、ローカル番組信号か
らの切替えにおいては、映像に対して切替え時ショック
が生じない様に、映像フレーム同期器21(FS(Fram
e Synchronizer))を用いてローカル映像同期発生器1
8から供給されるローカル映像同期に同期結合させる。
【0031】一方、音声信号に対しては、音声が無音の
状態で、あるいは番組制作上切替が想定される一定期間
を無音状態(レベルゼロ)を設け、この無音期間内に切
替え操作を行う。
【0032】音声エンコーダ31は、通常の動作中にお
いて、外部からのサンプリングクロックやフレーム同期
信号に予期しない不連続が生じた場合、音声圧縮回路6
2に動作異常が発生し、これが放送受信器における不快
音の発生や不必要な再起動などの悪影響を及ぼすことが
ある。これを避けるため音声エンコーダ31の動作状態
を無音期間中に一時停止させ、フレーム同期の再設定が
可能な状態になるよう制御することで切替え時の音声シ
ョックを回避する。
【0033】まず、APC15は、例えば番組切り替え
の無音状態となるタイミングに合わせて(図3(b)
(d))、音声フレームリセット制御器17に対して、
音声フレームリセット制御信号を出力させる(図3
(f))。音声エンコーダ31の音声圧縮回路62は、
音声フレームリセット制御信号を入力して、それまでの
圧縮処理動作を停止する。
【0034】次に、APC15は、ローカル/Net切
替制御器16によってローカル/Net切替信号を出力
させて、切替スイッチS1bをNet音声信号が映像エ
ンコーダ30、音声エンコーダ31に出力されるように
切り替えさせている(L→N)。また、音声エンコーダ
31の切替スイッチS2をL→Nに切り替えて、Net
音声フレーム同期抽出回路60によって抽出されるNe
t音声フレーム同期が音声圧縮回路62に入力されるよ
うにしてフレーム同期を切替え、また切替スイッチS3
をL→Nに切り替えて、サンプリングクロック抽出回路
63によって抽出されるサンプリングクロックが音声圧
縮回路62に入力されるように切り替える。なお、デコ
ーディングシステム10の切替スイッチS1aに対する
切り替え(映像信号の切替え)は、映像のブランキング
内のタイミングで切替えを行うものとする。
【0035】APC15は、音声信号の切り替え及び同
期切り替えが終了した後に、音声フレームリセット制御
器17の出力制御信号を解除状態にして、音声エンコー
ダ31(音声圧縮回路62)を通常のエンコード動作が
可能な動作状態に復旧させる(図3(f))。
【0036】一方、音声デコーダ22は、Net圧縮映
像音声信号に含まれる音声信号をデコードしてフレーム
同期付加器23に出力する(図3(a))。また、Ne
t音声同期再生装置24は、音声デコーダ22によって
デコードされたNet音声サンプリング信号から、受信
局に固有の同期信号源と異なる同期信号源をもとにした
音声フレーム同期情報(Net音声フレーム同期、Ne
t音声サンプリングクロック)を抽出してフレーム同期
付加器23に出力する。フレーム同期付加器23は、N
et音声同期再生装置24により抽出された音声フレー
ム同期情報を、デコードされたNet音声サンプリング
信号のうちのフレーム先頭毎に付加して出力する。この
音声フレーム同期情報が付加されたNet音声サンプリ
ング信号は、切替スイッチS1bを経由して音声エンコ
ーダ31に供給される。
【0037】なお、音声フレーム同期情報のフレームに
対する付加位置として、例えば図4に示すようなAES
(Audio Engineering Society)/EBU(European Br
oadcasting Union)音声信号の予備ビット領域を使用す
ることができる。
【0038】音声エンコーダ31では、Net音声サン
プリング信号を入力すると、Net音声フレーム同期抽
出回路60によってNet音声フレーム同期を抽出し
て、切替スイッチS2を介して音声圧縮回路62に供給
する。また、Net音声サンプリングクロック分離回路
61によってNetサンプリングクロックを分離して、
切替スイッチS3を介して音声圧縮回路62に供給す
る。
【0039】音声圧縮回路62は、Net音声サンプリ
ング信号に対して、Net音声フレーム同期、Netサ
ンプリングクロックをもとに圧縮を実行して圧縮音声出
力信号を出力する(図3(e))。
【0040】このようにして、ローカル音声からNet
音声への切り替えをする際に、音声エンコーダ31にお
けるエンコード(圧縮)に用いるサンプリングクロック
及びフレーム同期の切替えを行うが、通常のエンコード
動作を一時停止させているため放送受信器での動作異常
は発生しない。
【0041】また、Net音声に対するエンコードは、
ローカル映像同期発生器18から供給されるローカル音
声フレーム同期、ローカル映像同期(ローカルサンプリ
ングクロック)によらず、Net音声信号から抽出した
Net音声フレーム同期、Netサンプリングクロック
により実行されるので、デコードとエンコードが同一の
フレーム構成で行われることになり、デジタル圧縮音声
素材の品質を劣化させないですむ。
【0042】最近では放送スタジオ(受信局のデジタル
放送信号送出システム)において音声信号は、映像信号
のブランキング期間に多重するいわゆるエンベディッド
音声の形式で伝送される場合が増えてきている。これは
音声信号の伝送ケーブルやスイッチャを簡素化すること
できるためである。ただし、この場合、音声信号の多重
や分離を円滑に行うため、映像フレーム周期に同期した
音声サンプリングクロックを8008サンプル/5映像
フレームとする条件(音声サンプリングクロックが80
08サンプル数周期毎に映像信号の5フレームと位相が
合致する)を守る必要がある。このような関係から、音
声サンプリングクロックは、同じ放送スタジオの映像同
期信号(ローカル映像同期)に結合した形で生成され
る。本実施形態におけるデジタル放送信号送出システム
では、ローカル映像同期発生器18から前述した結合関
係を有したローカル映像同期信号、音声サンプリングク
ロック、及び音声フレーム同期信号を出力して音声エン
コーダ31に供給している。このような理由によって、
音声サンプリングクロックは、映像同期信号と結合して
運用するローカル音声のみを対象した通常の運用条件と
なっている。
【0043】しかし、Net圧縮映像音声信号に対し
て、映像信号に対しては映像フレーム同期器21によっ
てローカル同期に結合するが、音声信号に対してはネッ
ト(遠隔送信局)の音声サンプリングクロック及びフレ
ーム同期を維持し、ローカル同期との結合関係を持たせ
ない。このために、音声同期の切替えを行うが、音声エ
ンコーダ31のようにサンプリングクロックと音声フレ
ーム同期をローカルからネットに切替えることにより実
現する。
【0044】なお、前述した説明では、ローカル音声か
らネット音声へ切替える場合を例にして説明している
が、ネット音声からローカル音声に切り替える場合につ
いても、前述と逆の制御を実行することで実現すること
ができる。
【0045】また、本実施形態におけるデジタル放送信
号送出システムでは、現用系と予備系とを設けることに
よって、現用系に障害の発生した場合であっても、予備
系に切り替えて動作させることで、障害によるシステム
の停止を回避することができる。また、現用系に発生し
た障害が解消された場合には、予備系から現用系に切り
替えて動作させることで元の状態に復旧させることがで
きる。この現用系と予備系との動作の切り替えの際に、
現用系と予備系の出力信号内容が同一内容、同位相であ
ることが、スムースな切替えのために必要である。
【0046】このため本実施形態では、現用系(エンコ
ーディングシステム12)と予備系(エンコーディング
システム13)の音声エンコーダ31,41のそれぞれ
に対して、外部のローカル映像同期発生器18により発
生されたフレーム同期で動作させている。これにより、
出力信号内容を同一内容、同位相とすることができるの
で、現用系と予備系との間でスムースな切替えが可能と
なる。
【0047】なお、前述した説明では、Net音声同期
再生装置24によって音声フレーム同期情報を抽出し、
フレーム同期付加器23においてNet音声サンプリン
グ信号に付加(多重)することで、エンコーディングシ
ステム12に音声フレーム同期情報を供給するものとし
て説明しているが、Net音声同期再生装置24によっ
て抽出された音声フレーム同期情報を供給するための別
の線路と切替スイッチS1bと連動して切り替えられる
スイッチとを設け、この線路とスイッチを経由してエン
コーディングシステム12(音声エンコーダ31)に音
声フレーム同期情報を供給することも可能である。この
場合、フレーム同期付加器23が不要となる。
【0048】また、本願発明は、前述した実施形態に限
定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱し
ない範囲で種々に変形することが可能である。更に、前
記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示
される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより
種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示され
る全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても効果
が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が
発明として抽出され得る。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、デ
コード前の信号からフレーム同期情報を抽出し、このフ
レーム同期情報をもとに再エンコードをするので、送信
局からのデジタル圧縮音声素材の品質を劣化させること
なく、デコード/再エンコードの処理を施して送出する
ことが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係わるデジタル放送信号送出シス
テムの構成を示すブロック図。
【図2】音声エンコーダ31の回路構成を示すブロック
図。
【図3】ローカル音声からNet音声への切り替えのタ
イミングを示す図。
【図4】音声フレーム同期情報のフレームに対する付加
位置を示すAES/EBU音声信号のフォーマットを示
す図。
【符号の説明】
10,11…デコーディングシステム 12,13…エンコーディングシステム 14…現用・予備切替装置 15…APC15(自動番組切替制御装置) 16…ローカル/Net切替制御器 17…音声フレームリセット制御器 18…ローカル映像同期発生器 20…映像デコーダ 21…映像フレーム同期器 22…音声デコーダ 23…フレーム同期付加器 24…Net音声同期再生装置 30,40…映像エンコーダ 31,41…音声エンコーダ 32,42…マルチプレクサ 60…Net音声フレーム同期抽出回路 61…Net音声サンプリングクロック分離回路 62…音声圧縮回路 63…サンプリングクロック抽出回路 S1a,S1b,S2,S3…切替スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C020 AA07 AA09 AA11 BA11 BB07 5C026 DA21 5K047 AA05 CC08 DD01 DD02 HH01 HH31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の信号源をもとにしたフレーム同期
    情報によりサンプリング、フレーミングされたフレーム
    構造の第1の信号をデコードし、再エンコードして送出
    するデジタル放送信号送出システムであって、 デコード前の前記第1の信号から第1の信号源をもとに
    したフレーム同期情報を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出されたフレーム同期情報をも
    とに、デコードされた前記第1の信号を再エンコードす
    るエンコード手段とを具備したことを特徴とするデジタ
    ル放送信号送出システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の信号と、第2の信号源をもと
    にしたフレーム同期情報によりサンプリング、フレーミ
    ングされた第2の信号とを選択的に切り替えて送出させ
    る第1切り替え制御手段と、 デコードされた前記第1の信号に対して前記抽出手段に
    よって抽出されたフレーム同期情報を付加するフレーム
    同期付加手段とを具備し、 前記エンコード手段は、前記切り替え制御手段によって
    第1の信号が選択されている場合に、前記フレーム同期
    付加手段によって付加されたフレーム同期情報をデコー
    ドされた前記第1の信号から抽出して再エンコードする
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送信号送出
    システム。
  3. 【請求項3】 前記第1切り替え制御手段による切り替
    えを行う際に、前記エンコード手段を前記フレーム同期
    情報によりフレーム同期を再設定可能な状態にリセット
    するリセット制御手段を具備し、 前記エンコード手段は、前記リセット制御手段によって
    リセットされた後、前記フレーム同期情報によりフレー
    ム同期を再設定することを特徴とする請求項2記載のデ
    ジタル放送信号送出システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の信号が音声信号であって、こ
    の音声信号の無音期間に前記切り替え制御手段による切
    り替えを行うことを特徴とする請求項2記載のデジタル
    放送信号送出システム。
  5. 【請求項5】 前記抽出手段と前記エンコード手段とを
    それぞれ有する現用系と予備系とを設け、 前記第1の信号と、第2の信号源をもとにしたフレーム
    同期情報によりサンプリング、フレーミングされた第2
    の信号とを選択的に送出させる切り替え制御を、前記現
    用系と前記予備系のそれぞれに対して行う第2切り替え
    制御手段を具備したことを特徴とする請求項1記載のデ
    ジタル放送信号送出システム。
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