JP2003209642A - ジョブ処理装置 - Google Patents

ジョブ処理装置

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JP2003209642A
JP2003209642A JP2002003793A JP2002003793A JP2003209642A JP 2003209642 A JP2003209642 A JP 2003209642A JP 2002003793 A JP2002003793 A JP 2002003793A JP 2002003793 A JP2002003793 A JP 2002003793A JP 2003209642 A JP2003209642 A JP 2003209642A
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JP2002003793A
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Koji Hiramatsu
功次 平松
Yasuhiro Koide
恭宏 小出
Takuya Washimi
卓也 鷲見
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが近くにいるか否かは関係なく、複数
のユーザのうちからジョブ実行者を特定できるジョブ処
理装置を提供する。 【解決手段】 ジョブ処理条件の設定およびジョブの実
行指示を行うための操作手段による操作毎に、ユーザ所
有の携帯端末1から個人識別情報入手手段25によって
非接触通信方式にて個人識別情報を入手し、操作毎の操
作内容と個人識別情報とを関連付けて記憶手段26に記
憶して、記憶された操作内容と個人識別情報との関連に
基づいて、ユーザ特定手段27によりジョブ実行者を特
定する。これにより、近くにいるだけのユーザを使用者
と誤認したりすることもなく、ジョブ実行者を正確に特
定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ジョブ実行中の
ユーザを特定する機能を備えた複写機等のジョブ処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】企業やオフィス等において、例えば、複
写機等のジョブ処理装置についてのユーザ毎の用紙やト
ナー等の消耗量データを取得したりするために、ジョブ
処理装置を使用しているユーザを特定する必要が生じる
場合がある。
【0003】このようなジョブ処理装置のユーザ特定技
術として、特開平11−338317号公報には、ユー
ザが所有する携帯端末から発信された個人識別情報をジ
ョブ処理装置側で受信可能とするとともに、その受信強
度しきい値を、ジョブ処理装置の操作パネルに近接した
位置で受信可能となる程度に設定し、複写機の近辺に複
数のユーザがいても、受信する電波の強弱から実際にジ
ョブを実行中のユーザを特定する技術が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の技術では、携帯端末からの電波の強弱でユーザの個人
識別情報を特定する構成であるから、ジョブ実行中のユ
ーザが操作パネルに対して入力操作をしているもかかわ
らず、操作パネルにさらに接近している別のユーザが存
在する場合には、このユーザをジョブ実行者として誤認
するおそれがあった。
【0005】この発明は、このような欠点を解消するた
めになされたものであって、携帯端末との通信エリア内
に複数のユーザが入り込んでいる状況下であっても、そ
のユーザの中からジョブ実行者を正確に特定できるジョ
ブ処理装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、ユーザがジ
ョブ処理条件の設定およびジョブの実行指示を行うため
の操作手段と、前記操作手段による操作が行われる毎
に、ユーザ所有の非接触通信方式の携帯端末からユーザ
の個人識別情報を入手する個人識別情報入手手段と、前
記操作手段による操作内容と、その操作が行われたとき
に前記個人識別情報入手手段により入手された個人識別
情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段
に記憶された操作内容と個人識別情報との関連に基づい
て、ジョブ実行者であるユーザを特定するユーザ特定手
段と、を備えていることを特徴とするジョブ処理装置に
よって解決される。
【0007】このジョブ処理装置では、ユーザが操作手
段によりジョブ処理条件の設定およびジョブの実行指示
を行うと、その操作毎にユーザ所有の携帯端末からの個
人識別情報が個人識別情報入手手段により非接触通信方
式で入手される。そして、前記操作手段による操作内容
と、その操作が行われたときに入手された個人識別情報
とが、関連付けられて記憶手段に記憶され、記憶された
操作内容と個人識別情報との関連に基づいて、ユーザ特
定手段によりジョブ実行者であるユーザが特定される。
【0008】従って、個人識別情報のみならず、ジョブ
の実行に係わる操作内容もユーザ特定のための条件とし
て使用できることから、携帯端末に対して通信可能な一
定の範囲内にいる複数のユーザからそれぞれ個人識別情
報を入手する状況であっても、ユーザ位置等に左右され
ることなく、それらユーザのうちからジョブ実行者が正
確に特定される。
【0009】前記ジョブ処理装置において、前記記憶手
段に関連付けて記憶された複数の操作内容と個人識別情
報をとジョブ毎に分類する分類手段を備え、前記ユーザ
特定手段は、分類された同一ジョブ内のすべての操作に
共通している個人識別情報が存在するか否かを判定し、
1つのみ存在している場合には、前記個人識別情報に対
応するユーザをジョブ実行者と特定する構成としても良
い。
【0010】この場合には、同一ジョブ内において、1
つの操作に対して複数の個人識別情報が入手されたとし
ても、全ての操作に共通する個人識別情報が1つのみ存
在すれば、その識別情報に対応するユーザをジョブ実行
者と特定すればよいから、前記ジョブ実行者が容易に特
定される。
【0011】また、前記ジョブ処理装置において、前記
記憶手段は、前記操作手段による操作手順をユーザ毎に
記憶しておき、前記ユーザ特定手段は、前記記憶手段に
記憶されている操作手順と同じ手順で操作を行ったユー
ザを、前記ジョブ実行者と特定する構成としても良い。
【0012】このジョブ処理装置では、記憶手段に予め
記憶されている操作手順と同じ手順で操作を行ったユー
ザが、ジョブ実行者と特定される。つまり、操作手順と
いうユーザ毎に固有とみなしうる条件を、ユーザ特定の
ための条件として用いるので、ジョブ実行者を正確に特
定することができる。
【0013】また、前記個人識別情報入手手段によって
携帯端末から個人識別情報を入手可能な第1の通信エリ
アよりも広域の第2の通信エリアを有する報知手段を備
え、前記報知手段は、前記ジョブ実行者であるユーザが
前記第1の通信エリアの外に移動して個人識別情報が入
手不可能となった際には、前記第2の通信エリア内の該
ユーザに対して所要情報を通知する構成であってもよ
い。
【0014】この場合は、ジョブを実行したユーザが、
例えば原稿や印刷物を所定部所から取り忘れて前記第1
の通信エリア外に離れた場合であっても、報知手段によ
って該ユーザに対して前記取り忘れのメッセージ等の警
告が報知されるから、原稿や印刷物の取り忘れが防止さ
れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。
【0016】図1は、この発明の一実施形態に係るジョ
ブ処理装置が用いられたジョブ処理システムを示す概略
構成図である。
【0017】図1において、このジョブ処理システム
は、無線通信方式による携帯端末1と、ジョブ処理装置
2とを備えている。
【0018】前記携帯端末1は、ユーザ固有の個人識別
情報(以下、ID情報ともいう)を保有しており、ジョ
ブ処理装置2からID情報が求められた際には、保有し
ている当該ID情報を無線通信により送信するものであ
る。なお、携帯端末は、非接触方式でID情報を送信す
るものであれば任意のものを採用でき、例えばRFID
(Radio Frequency Identifi
cation)、非接触ICカード、携帯電話、携帯情
報端末(PDA)等を用いることができる。
【0019】前記ジョブ処理装置2は、例えば複写機、
ファクシミリ(FAX)、プリンタ、スキャナ等を例示
できるが、この実施形態では、複写機、FAX、プリン
タ、スキャナ等の各機能を集約した多機能型装置である
MFP(Multi Fanction Periph
erals)を用いている。
【0020】このジョブ処理装置2は、近距離無線通信
方式や赤外線通信方式等の非接触通信方式により、一定
の通信エリアE1内において携帯端末1との間で送受信
が可能となされている。
【0021】図2は、前記ジョブ処理装置2の電気的構
成を示すブロック図である。
【0022】図2において、ジョブ処理装置2は、スキ
ャナ部21、画像メモリ・画像処理部22と、プリンタ
部23と、操作部24と、ID入力部25と、メモリ部
26と、制御部27とを備えている。
【0023】前記スキャナ部21は、原稿台等の所定部
所に置かれた原稿の画像を読み込んで、画像データに変
換するものである。
【0024】前記画像メモリ・画像処理部22は、読み
込んだ画像データを一旦記憶するとともに、所定の画像
処理を施すものであり、前記プリンタ部23は、画像処
理された画像データをプリントアウトするものである。
【0025】前記操作部24は、ユーザがコピーモード
等のジョブ処理条件の設定およびジョブの実行指示を行
うためのに利用するものであり、各種操作ボタン部24
a(図1に示す)ならびに操作入力内容等を表示するた
めのLCD等からなる表示部24bとを有している。
【0026】前記ID入力部25は、ID入手手段とし
て機能するものであり、前記携帯端末1に対して、ID
情報の入手要求信号の電波を発信したり、前記携帯端末
1から送信されてきたID情報信号の電波の受信機能等
を有している。ID情報の入手はユーザによる操作の度
に行われる。
【0027】前記メモリ部26は、各種データを記憶す
る他に、操作部24により前記コピーモードの設定等の
入力操作が行われる毎に、その操作内容と前記ID入力
部25を介して入手されたID情報とを関連付けて記憶
するものである。
【0028】前記制御部27は、ジョブ処理装置2の各
部を統括制御する他に、前記メモリ部26に記憶された
操作内容とID情報との関連に基づいて、ジョブ実行に
係るユーザを特定するユーザ特定部としても機能する。
【0029】さらに、この制御部27は、前記メモリ部
26に関連付けて記憶された操作内容とID情報とをジ
ョブ毎に分類する分類部271を有している。前記制御
部27は、分類された同一ジョブ内のすべての操作内容
に共通しているID情報が存在するか否かを判定し、1
つのみ存在する場合にはそのID情報に対応するユーザ
をジョブ実行者として判定する。
【0030】上記構成のジョブ処理システムにおいて、
いま、ユーザがジョブ処理装置2を使って原稿画像をコ
ピーする場合、ユーザが操作部24を用いてコピーモー
ドを設定し、スタートボタンを押せば、原稿画像が前記
スキャナ部21で読み込まれ、読み込まれた画像信号
は、画像データに変換される。
【0031】画像データは、画像メモリ・画像処理部2
2により所定の処理を施された後、前記プリンタ部23
により、コピーモードの設定条件に従って印字用紙にプ
リントアウトされる。なお、この時、各部の一連の動作
が制御部27により制御され、前記メモリ部26に前記
コピーモードの内容が記憶される。
【0032】また、ジョブ処理装置2によりジョブを実
行中のユーザを特定する必要があるときは、操作部24
における操作ボタンの操作の度に、制御部27の指令に
基づいて、前記ID入力部25から前記携帯端末1にI
D情報の要求が発信され、携帯端末1からのID情報が
前記ID入力部25で受信される。
【0033】受信したID情報は、前記制御部27によ
り、操作ボタンによる操作内容と関連付けられて前記メ
モリ部26に記憶される。この点については後に詳述す
る。
【0034】図3は、前記ID入力部25ならびに前記
携帯端末1の主要部の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【0035】図3において、ID入力部25は、ID制
御回路25a、送信回路25bおよび受信・復調回路2
5cを有している。
【0036】前記ID制御回路25aは、前記制御部2
7からのID情報入手の命令を受けた際に、送信回路2
5bを制御して、決められた周波数の信号電波を発信さ
せる他、前記携帯端末1からID情報に対応する電波が
発信された場合、そのID情報の信号電波を受信・復調
回路25cを介して受信させて復調させる。復調された
ID情報は、前記ID制御回路25aを経由して前記メ
モリ部26に記憶される。
【0037】前記携帯端末1は、ID制御回路・メモリ
部1a、受信回路1bおよび変調・送信回路1cを有し
ている。
【0038】前記ID制御回路・メモリ部1aは、ユー
ザ固有のID情報を記憶しており、前記ジョブ処理装置
2における送信回路25bからID情報要求の信号電波
が発信された際には、この電波を受信回路1bで受信さ
せるとともに、前記ID情報の信号を前記変調・送信回
路1cを介して変調してジョブ処理装置2に送信させ
る。
【0039】次に、図1〜3に示したジョブ処理装置2
によるジョブ実行者であるユーザの特定手順を説明す
る。
【0040】いま、ジョブ処理装置2の操作部24にお
ける表示部24bには、図4(A)に示すようなコピー
モードのデフォルト画面、例えば「ソート:なし、2i
n1(2枚の原稿を1枚にプリント):なし、両面(両
面コピー):なし、部数:1部」が表示されている。そ
の後、図5に示すユーザMAが前記操作部24を、図4
(B)に示すように、「ソート:あり」→「2in1:
あり」→「両面:あり」→「部数:5部」の順に入力操
作して、コピーの指示を行ったものとする。
【0041】また、図5に示すように、最初、携帯端末
1Cを所有するユーザMCがジョブ処理装置2の通信エ
リアE1内におり、携帯端末1Aを所有する別のユーザ
MAが、ユーザMCによるコピー開始のためのスタート
ボタン操作後に、ジョブ処理装置2を使用するために通
信エリアE1内に入ってきて、図4(B)のコピーモー
ド設定(ジョブ処理条件の設定)操作およびスタートボ
タン操作(ジョブ実行指示)を行い、この操作を行って
いる最中に前記ユーザMCが通信エリアE1から出てい
き、代わって携帯端末1Bを所有する別のユーザMBが
通信エリアE1内に入ってきたとする。
【0042】ユーザMAがジョブ処理装置2の操作部2
4により入力操作した際、前記制御部27を介して操作
内容が前記メモリ部26に記憶される一方、ID情報の
入手の要求信号がID入力部25から発信される。その
時、前記通信エリアE1内にある携帯端末1が前記ID
情報入手の要求信号を受信すると、この携帯端末1から
ユーザ固有のID情報が前記ジョブ処理装置2に送信さ
れる。
【0043】ID入力部25で受信されたID情報は、
前記制御部27により前記操作内容と関連付けられると
ともに、分類部271により同一ジョブ内の情報として
ジョブ毎に分類され、前記メモリ部26に記憶される。
ユーザが操作部24により操作する毎に、上記の処理が
繰り返され、操作内容とID情報とが関連付けられて順
次メモリ部26に記憶される。
【0044】具体的は、ユーザMCが未だ通信エリアE
1内にいる時に、ユーザMAが前記のように、「ソー
ト:あり」→「2in1:あり」→「両面:あり」→
「部数:5部」→「スタートボタン」の順に操作を開始
し、前記「2in1:あり」の入力操作後に前記ユーザ
MCが前記通信エリアE1から出ていき、「スタートボ
タン」の操作時にユーザMBが通信エリアE1に入って
きた場合、前記メモリ部26に記憶されるメモリ内容
は、図6に示すように分類される。
【0045】図6において、1列目の「スタートボタ
ン」操作はユーザMCによるものであり、この時点で
は、ユーザMAは通信エリアE1内にいないから、1列
目の「スタートボタン」操作に伴って入手されたID情
報は、ユーザMCに対応するCのみとなる。
【0046】図6の2列目〜6列目までの操作は、ユー
ザMAによって行われたものであり、各操作毎に入手さ
れたユーザMAのID情報Aが、操作内容と関連付けら
れてメモリ部26に記憶されている。一方、図6におけ
る2列目および3列目は、ユーザMAが「ソート:あ
り」および「2in1:あり」のボタン操作した時には
未だユーザMCが通信エリアE1内にいるので、両ユー
ザMA,MCの双方からのID情報A,Cを入手してい
ることを示している。
【0047】また、図6の6列目は、ユーザMAが「ス
タートボタン」を操作した時から別のユーザMBが通信
エリアE1内に入ってきており、両ユーザMA,MBの
双方からのID情報A,Bを入手していることを示して
いる。図6の7列目は、ユーザMAは最早通信エリアE
1外に退出し、ユーザMBが自身のコピーモード設定に
係る操作を行ったことを示している。
【0048】前記制御部27では、操作部24における
スタートボタン(図示せず)の次の操作から次にスター
トボタンが操作されるまで(図6の2列目〜6列目ま
で)を一つのジョブとして認識し、そのジョブ内のすべ
ての操作時に検出されたID情報(図6の各列で共通す
るID情報)を抽出するとともに、抽出ID情報が一つ
であるか否かを判定し、抽出ID情報が一つであれば
(図6のID情報A)、そのID情報AのユーザMAを
ジョブ実行者と判断する。
【0049】これにより、ユーザMAよりも先にコピー
ジョブを実行したユーザMCと、ユーザMAよりも後に
コピージョブを実行するユーザMBが排除される。つま
り、ユーザMAが操作中に通信エリアE1内に入退出す
るユーザ、あるいはジョブ処理装置2に最も近接しただ
けのユーザがジョブ実行中のユーザとして誤認されるこ
とはなく、真のジョブ実行者が正確に特定可能となる。
【0050】また、上記では、スタートボタンの次の操
作から次にスタートボタンが操作されるまで(図6の2
列目〜6列目)を一つのジョブとして認識し、そのジョ
ブ内のボタン操作時のすべてで検出されたID情報のユ
ーザをジョブ実行者として特定したが、別の特定方法で
あってもよい。
【0051】例えば、スタートボタンの操作時に複数の
ID情報が検出された場合(図6の6列目のID情報
A,B)には、そのうちの一つのID情報がそのジョブ
操作内で一つ存在するか否かを判定し(図6の5列目に
ID情報A)、存在する場合にはそのID情報のユーザ
をジョブ実行者として特定する方法であってもよい。
【0052】ところで、ユーザがジョブ処理装置2に対
してコピーの指示を行う場合、どのような操作手順でコ
ピーモードを設定するかは自由であり、よって、その操
作手順には、ユーザの個性が反映されると見做し得る。
そこで、前記ID情報と操作手順を関連付けて記憶させ
ておけば、抽出したID情報が複数存在する場合のジョ
ブ実行者の特定が可能となる。
【0053】具体的には、例えば前記ユーザMAの操作
手順では、「ソート:あり」を指示したのちに「両面:
あり」を指示しているので、メモリ部26に「ユーザM
A:ソート指示→両面指示」を予め記憶させておく。一
方、例えば前記ユーザMCについて、例えば「ユーザM
C:両面指示→ソート指示」と記憶させておく。図6の
例において、仮に2列目〜6列目で前記ユーザMAのI
D情報Aの他に、ユーザMCのID情報Cが抽出された
としても、過去に記憶された前記操作順の情報を元にし
て、前記ID情報Aのユーザをジョブ実行者として特定
することができる。
【0054】勿論、ユーザ毎に複数の操作手順の情報を
記憶させたり、あるいは、ユーザ毎にボタン操作の操作
間隔時間を情報として記憶させることにより、前記ユー
ザの特定精度を上げることができる。
【0055】次に、上記のジョブ処理装置2の近くにい
る複数のユーザからジョブ実行者を特定する処理の流れ
を図7のフローチャートで説明する。
【0056】図7において、S101では、ジョブ処理
装置2の操作部24により入力操作(ボタン操作)が行
われたか否かを制御部27が判断し、ジョブ処理装置2
の入力操作があると(S101の判定がYES)、S1
02では、制御部27が前記ID入力部25に対してI
D情報の入手を命令し、ID入力部25はID情報の入
手を要求する信号電波を送信する。ユーザが前記通信エ
リアE1内に存在しているときは、前記電波に応答し
て、ユーザの携帯端末1からID情報の信号電波が送信
され、この電波が前記ID入力部25で受信される。
【0057】ID情報の信号電波が前記ID入力部25
で受信されると、S103では、制御部27の指示によ
り、例えば図6に示すように、受信したID情報と前記
操作ボタンによる操作内容とが関連付けられて前記メモ
リ部26に記憶され、S104に進む。
【0058】S104では、操作ボタンがコピー開始を
指示するスタートボタンであるか否かを判断し、スター
トボタンが押されると(S104の判定がYES)、S
105に進み、スタートボタンが押されていなければ
(S104の判定がNO)、S101に戻る。つまり、
このスタートボタンが押されるまで、前記S101から
S104までの処理が繰り返され、操作内容とそのとき
のID情報とが関連付けられて順次記憶される。
【0059】S105では、制御部27の分類部271
が、スタートボタンの次の入力操作から次のスタートボ
タンが押されるまで(図6の2列目〜6列目)を一つの
ジョブとして認識し、そのジョブ内のすべての操作時に
検出されたID情報(図6のすべての列で共通するID
情報A)を抽出して、S106に進む。
【0060】S106では、抽出したID情報が一つで
あるか否かを判断し、抽出したID情報が一つであれば
(S106の判定がYES)、S107で、制御部27
がその抽出したID情報のユーザをジョブ実行者として
特定し、その抽出ID情報ならびにその特定した実行者
が操作した手順をメモリ部26に記憶させた後、S10
1に戻る。
【0061】抽出したID情報が複数であれば(S10
6の判定がNO)、S108では、ジョブ実行者特定の
ための処理、例えば前述した過去の操作手順との比較に
よる特定処理を行って、S101に戻る。
【0062】次に、この発明の他の実施形態を図8およ
び図9に基づいて説明する。
【0063】図8は、この発明の他の実施形態に係るジ
ョブ処理装置を用いたジョブ処理システムを示す概略構
成図、また、図9は、同じくジョブ処理装置の電気的構
成を示すブロック図であり、それぞれ図1および図2と
同一もしくは相当部位には、同一符合を付してその説明
を省略する。
【0064】図8および図9において、前記ジョブ処理
装置2には、原稿検出部28と情報報知手段としての警
告部29とが設けられている。
【0065】前記原稿検出部28は、ジョブ実行が完了
したにもかかわらず、原稿台等の所定部位に原稿Pが置
かれたままになっているのを検出するものである。
【0066】なお、前記制御部27は、原稿検出部28
により原稿Pの置き忘れが検出されると、ID入力部2
5に一定間隔、例えば1秒間隔でID情報の入手を命令
するようになっている。
【0067】前記警告部29は、ジョブ実行完了のユー
ザに対して、原稿の置き忘れをメッセージを発信して警
告するものであり、前記携帯端末1との通信エリアとし
て、前記通信エリアE1よりも広範囲をカバーする第2
の通信エリアE2をもっている。
【0068】なお、この例では、操作に伴いID情報を
入手する時には、記ID入力部25が前記通信エリアE
1で通信を行い、警告メッセージを発信する時には、通
信エリアE1を第2の通信エリアE2に切り換えるよう
にしてあるが、これに限らない。
【0069】このような構成において、いま、ユーザM
がジョブ処理装置2の操作部24によりコピー指示を行
い、コピー後に原稿Pを取らずに前記ジョブ処理装置2
から立ち去ったものとする。
【0070】前記ジョブ処理装置2には、ユーザMが各
入力操作を行う毎に、ID情報が入手されており、ユー
ザMがジョブ実行者であると特定される。さらに、コピ
ー終了後、原稿検出部28により原稿Pが検出される
と、制御部27の指令により、前記ID入力部25から
前記1秒間隔でID情報の入手のための信号電波が発信
される。
【0071】ユーザMが通信エリアE1内にいれば、ジ
ョブ処理装置2は携帯端末1からのID情報を受信可能
であるが、ユーザMが通信エリアE1外に出ると受信が
できなくなる。このため、ジョブ処理装置2側では、ユ
ーザMの携帯端末1からの受信がなくなったときに、ユ
ーザMが原稿Pを取り忘れて立ち去ったものと見做し
て、前記警告部29により、原稿が置き忘れている旨の
警告メッセージが送信される。ユーザMが通信エリアE
2を越えるまで、ユーザMの携帯端末1は前記メッセー
ジを受信し、これにより、原稿Pが放置されたままにな
るのが防止される。
【0072】なお、前記警告部29は、原稿Pに限ら
ず、例えば印刷出力物の取り忘れ等を警告するようにし
てもよく、また、警告のほかに他の各種情報通知を行う
ものとしても良い。
【0073】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、個人識別
情報のみならず、ジョブに係わる操作内容もユーザ特定
のための条件として用いることができるから、携帯端末
に対して通信可能な一定の範囲内にいる複数のユーザか
らそれぞれ個人識別情報を入手する状況であっても、ユ
ーザ位置等に左右されることなく、それらユーザのうち
からジョブ実行者を正確に特定することができる。
【0074】請求項2に係る発明によれば、同一ジョブ
内において、1つの操作に対して複数の個人識別情報が
入手されたとしても、全ての操作に共通する個人識別情
報が1つのみ存在すれば、その識別情報に対応するユー
ザをジョブ実行者と特定すればよいから、前記ジョブ実
行者を容易に特定できる。
【0075】請求項3に係る発明によれば、操作手順と
いうユーザ毎に固有とみなしうる条件を、ユーザ特定の
ための条件として用いるので、ジョブ実行者の特定精度
を高めることができる。
【0076】請求項4に係る発明によれば、ジョブを実
行したユーザが、例えば原稿や印刷物を所定部所から取
り忘れて前記第1の通信エリア外に離れた場合であって
も、報知手段によって該ユーザに対して前記取り忘れの
メッセージ等の警告が報知されるから、原稿や印刷物の
取り忘れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るジョブ処理装置が
適用されたジョブ処理システムを示す概略構成図であ
る。
【図2】同じくジョブ処理装置の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図3】同じくジョブ処理装置における個人識別情報入
手手段ならびに携帯端末の主要部の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図4】(A)同じくジョブ処理装置における操作上の
デフォルト画面を示す図である。 (B)ユーザによる操作入力の手順例の説明図である。
【図5】同じくジョブ処理装置の近辺に複数のユーザが
いる状況の説明図である。
【図6】同じくジョブ処理装置における操作内容と個人
識別情報とが関連付けられた記憶内容の説明図である。
【図7】同じくジョブ処理装置における使用者特定の処
理を示すフローチャートである。
【図8】この発明の他の実施形態に係るジョブ処理装置
が適用されたジョブ処理システムを示す概略構成図であ
る。
【図9】他の実施形態に係るジョブ処理装置の電気的構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1・・・・・・・・・・・・携帯端末 2・・・・・・・・・・・・ジョブ処理装置 24・・・・・・・・・・・操作部(操作手段) 25・・・・・・・・・・・個人識別情報入力部(個人
識別情報入手手段) 26・・・・・・・・・・・メモリ部(記憶手段) 27・・・・・・・・・・・制御部(ユーザ特定手段) 29・・・・・・・・・・・警告手段(報知手段) 271・・・・・・・・・・分類部 E1,E2・・・・・・・・通信エリア M(MA,MB,MC)・・ユーザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷲見 卓也 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AA05 AA37 AB20 AB42 AC55 AF00 BA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザがジョブ処理条件の設定およびジ
    ョブの実行指示を行うための操作手段と、 前記操作手段による操作が行われる毎に、ユーザ所有の
    非接触通信方式の携帯端末からユーザの個人識別情報を
    入手する個人識別情報入手手段と、 前記操作手段による操作内容と、その操作が行われたと
    きに前記個人識別情報入手手段により入手された個人識
    別情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された操作内容と個人識別情報との
    関連に基づいて、ジョブ実行者であるユーザを特定する
    ユーザ特定手段と、 を備えていることを特徴とするジョブ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に関連付けて記憶された複
    数の操作内容と個人識別情報とをジョブ毎に分類する分
    類手段を備え、 前記ユーザ特定手段は、分類された同一ジョブ内のすべ
    ての操作に共通している個人識別情報が存在するか否か
    を判定し、1つのみ存在している場合には、前記個人識
    別情報に対応するユーザをジョブ実行者と特定する請求
    項1に記載のジョブ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記操作手段による操
    作手順をユーザ毎に記憶しておき、 前記ユーザ特定手段は、前記記憶手段に記憶されている
    操作手順と同じ手順で操作を行ったユーザを、前記ジョ
    ブ実行者と特定する請求項1に記載のジョブ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記個人識別情報入手手段によって携帯
    端末から個人識別情報を入手可能な第1の通信エリアよ
    りも広域の第2の通信エリアを有する報知手段を備え、 前記報知手段は、前記ジョブ実行者であるユーザが前記
    第1の通信エリアの外に移動して個人識別情報が入手不
    可能となった際には、前記第2の通信エリア内の該ユー
    ザに対して所要情報を通知する請求項1ないしは3のい
    ずれかに記載のジョブ処理装置。
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