JP2003208933A - 基板間接続金具 - Google Patents

基板間接続金具

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JP2003208933A
JP2003208933A JP2002007385A JP2002007385A JP2003208933A JP 2003208933 A JP2003208933 A JP 2003208933A JP 2002007385 A JP2002007385 A JP 2002007385A JP 2002007385 A JP2002007385 A JP 2002007385A JP 2003208933 A JP2003208933 A JP 2003208933A
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JP2002007385A
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Masuhisa Aida
益久 會田
Satoshi Matsuo
敏 松尾
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Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易構成であって、接続部相互間の接触面積
を十分確保でき、かつ容易、確実に基板間を接続・分離
可能とした基板間接続金具を提供する。 【解決手段】 一の基板と他の基板とを接続する基板間
接続金具を、一方の基板1に設けられる第1の端子3
と、他方の基板2に設けられる第2の端子4と、これら
第1、第2の端子3、4に対し接続、分離可能な接続バ
ー6とからなり、前記第1の端子3はバネ性を有し、か
つ一方の側においてほぼくの字状に折曲形成された接触
部3dと、他方の側においてほぼくの字状に折曲形成さ
れた接触部3eを有するとともに、前記第2の端子4も
同様の接触部4d、4eを有し、前記接続バー6は、前
記第1の端子3の接触部3d、3e間に一方の端部が挿
入・挟持可能であるとともに、前記第2の端子4の接触
部4d、4e間に他方の端部が挿入・挟持可能な平板状
の接続板6aを有してなる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ほぼ水平方向に
対向配置された基板間を電気的、かつ機械的に接続・分
離可能とした基板間接続金具に関する。
【0002】
【従来の技術】所定の回路を構成すべく電子部品が搭載
された基板と、他の回路が構成された基板とを接続金具
を介し接続し、全体として一定の働きをなす回路を構成
したい場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、基板間を簡単に
接続でき大電流が流せるものはなく、また、従来の接続
構造では基板の導電部分との接触面積が小さいため、電
流容量が自ずと決まってしまう、という課題があった。
【0004】また、接続した基板を容易に分離できるも
のはない、という課題があった。
【0005】この発明は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その目的とするところは、簡易構成であって、接
続部相互間の接触面積を十分確保でき、かつ容易、確実
に基板間を接続・分離可能とした基板間接続金具を提供
することにある。
【0006】また、容易、かつ確実に基板間を接続、分
離可能とし、かつ端子台も備え、省スペース化を図った
基板間接続金具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】この発明は、一方の基板1に設けられる第
1の端子3と、他方の基板2に設けられる第2の端子4
と、これら第1、第2の端子3、4に対し接続、分離可能
な接続バー6とからなり、前記第1の端子3はバネ性を
有し、かつ一方の側においてほぼくの字状に折曲形成さ
れた接触部3dと、他方の側においてほぼくの字上に折
曲形成された接触部3eを有するとともに、前記第2の
端子4も同様の接触部4d、4eを有し、前記接続バー
6は、前記第1の端子3の接触部3d、3e間に一方の
端部が挿入・挟持可能であるとともに、前記第2の端子
4の接触部4d、4e間に他方の端部が挿入・挟持可能
な平板状の接続板6aを有する構成とし、上記目的を達
成している。
【0009】また、接続板6aの両端部は先細に形成さ
れ、かつ上下には水平板6bがそれぞれ形成された構成
としている。
【0010】また、一方の基板1に隣接して設けられる
一対の第1の端子3と、他方の基板2に隣接して設けら
れる一対の第2の端子4と、これら第1、第2の端子3、
4に対し接続、分離可能な接続バー8とからなり、前記
第1の端子3はバネ性を有し、かつ一方の側においてほ
ぼくの字状に折曲形成された接触部3dと、他方の側に
おいてほぼくの字状に折曲形成された接触部3eを有す
るとともに、前記第2の端子4も同様の接触部4d、4
eを有し、前記接続バー8は、角筒状をなし一対の前記
第1の端子3の接触部3d、3e間に一方の端部が挿入
・挟持可能であるとともに、前記第2の端子4の接触部
4d、4e間に他方の端部が挿入・挟持可能な平板状の
一対の接続板8aを有する構成としている。
【0011】また、一方の基板1と他方の基板2との間
に設けられる端子台本体11と、この端子台本体11に
設けられる端子台12とからなり、前記端子台本体11
は、両側にそれぞれ設けられたほぼU字状の一対の端子
台取付部13と、その中央部に設けられた基板取付部1
4とを有し、前記端子台12は、前記端子台取付部13
に取付けられ、かつ前記各基板1、2と電気的に接続さ
れる端子部21と、この端子部21に取付けられるリー
ド線装着用のネジ22とを有する構成としている。
【0012】また、端子台取付部13は底板15とその
両側に立設された側板16とを有し、底板15に端子部
21を挿入して取付け時の端子台ストッパー26が形成
され、前記端子部21の下部には前記底板15に載置す
るための載置部19が設けられ、この載置部19には前
記基板1、2と電気的、かつ機械的に接続するための基
板挿入部24が形成された構成としている。
【0013】また、一方の基板1と他方の基板2との間
に設けられる端子台本体11と、この端子台本体11に
設けられる端子台12とからなり、前記端子台本体11
は、少なくとも三つのほぼU字状の端子台取付部13が
横方向に並設され、これらの端子台取付部13にそれぞ
れ端子部21が設けられ、この端子部21の下部に前記
基板1、2を電気的、かつ機械的に接続するための基板
挿入部24が形成された構成としている。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の第1、第2実施例で
は、基板と基板とを接続する場合、接続バーを端子間に
介在させ、接触面積を確保し、かつ基板間を簡単に接続
したり、分離可能としている。
【0015】また、第3〜第5実施例では接続金具と端
子台とを一体化して小型化を図り、かつ基板間を簡単に
接続・分離可能としている。
【0016】
【実施例1】図1は本発明の第1実施例の分解斜視図、
図2は接続状態を示す要部平面図、図3は同側面図を示
す。
【0017】これらの図中1は一方の基板、2は一方の
基板1とほぼ水平方向に離間して配置された他方の基板
を示す。各基板1、2には特に図示しないが電子部品が
実装され、各電子部品間は基板の導電部を介し電気的に
接続され、それぞれ所定の働きをなす回路が構成され
る。回路は用途に応じ任意のものが構成される。
【0018】3は一方の基板1の端部に設けられた第1
の端子、4は他方の基板2の端部に立設された第2の端
子であり、それぞれ第1、第2の基板1、2の表面また
は裏面に形成された所定の回路パターンの帯状の導電部
5と電気的に接続されている。なお、図示例では第1の
端子1と第2の端子2の2つしか示していないが、回路
構成に応じ、適宜複数設けても良いことは勿論である。
【0019】第1の端子3はほぼコ字状をなし、縦長矩
形をなし平板状の連結部3aと、この連結部3aの一方
の側縁に折曲形成された一方の側部3bと、他方の側縁
に折曲形成された他方の側部3cとを備えている。
【0020】一方の側部3bの外端上下部分には間隔を
介しバネ性を有する一対の接触部3dが一体形成されて
いる。これらの接触部3dは外方に向って延びて、かつ
ほぼくの字状に折曲されている。
【0021】また、他方の側部3cの外端であってほぼ
中央部には外方に向って延び、かつほぼくの字状に折曲
されたバネ性を有する接触部3eが一体形成されてい
る。この接触子3eは対向する一対の接触子3dのほぼ
中間に位置し、かつそれらは互いに向かい合うように配
置され、かつ内側にむかってほぼくの字状に折曲され、
接触子3eの折曲部先端と一対の接触子3dの折曲部先
端はほぼ同じ位置となっている。
【0022】また、一方の一対の接触子3dと、他方の
接触子3eの先端部はそれぞれ外側に折曲されほぼV字
状に開き、内部に後述する接触バー6の接続板6aを案
内し易くなっている。
【0023】第2の端子4もほぼ同様に、連結部4a、
側部4b、4c、一対の接触子4d、その間に位置する
対向する他方の接触子4eから構成されているが、第2
の端子4の一対の接触子4dは、第1の端子3の接触子
3e側に設けられ、第1の端子3の一対の接触子3d側
に第2の端子4の接触子4eが位置されている。
【0024】なお、第1、第2の端子3、4の基部はそ
れぞれ一方、他方の基板である第1、第2の基板1、2
に固定されている。固定手段としては、差し込み式、基
板成形時に埋設あるいはその他の構造であっても良い。
【0025】第1、第2の端子3、4間に介設される導
電性部材からなる接続バー6は、十分な強度を確保すべ
く縦断面H形に形成されている。
【0026】すなわち、この接続バー6は、平板状をな
し縦状に配置され、かつやや横長の接続板6aと、この
接続板6aに対しその上下にほぼ水平に設けられた水平
板6bとを有して構成され、かつ接続板6aの両端はテ
ーパ状をなし先細に形成されている。
【0027】このように先細としたのは、第1の端子3
の一方の一対の接触部3dと、これらと向かい合うよう
にV字状に設けられた他方の接触部3eの間に接続板6
aの一端を挿通し易くしたものである。
【0028】接続板6aの他端も第2の端子4の各接触
部4d・4d,4e間に容易に挿通し易くなっている。
【0029】本発明の第1実施例にかかる接続金具7
は、このような第1、第2の端子3、4および接続バー
6にて構成されている。
【0030】第1の端子3と第2の端子4との接続にあ
たっては、図1に示すように、ほぼ水平方向に対向配置
された各基板1、2にそれぞれ立設された第1、第2の
端子3、4を互いに向かい合わせ、それらの間に接続バ
ー6を位置させ、矢印で示すように、その接続板6aの
一端を第1の端子3の一方の一対の接触部3d・3dと
これと向かい合う他方の接触部3eとの間に挿通・弾接
させる。
【0031】次に、接続板6aの他端を第2の端子4の
一方の一対の接触部4d・4dと他方の接触部4eとの
間に挿通させて弾接させ、それらに挟持させれば良い。
【0032】したがって、図2、図3に示すように、各
第1、第2の端子3、4間は、平板状の接続板6a、こ
れと接触する第1の端子3のバネ性を有する各接触部3
d・3d、3e,第2の端子4の各接触部4d・4d、
4eとを介し接触することとなり、接触部分が多く、十
分な接触面積を確保でき、大電流を流すことができる。
【0033】このように、接続バー6の接続板6aは、
バネ性を有する第1の端子3の一対の触部3d・3d、
3eと第2の端子4の一対の接触部4d・4d、4eに
よって挟持される。
【0034】この場合、接続板6aの一方の面の一端側
には第1の端子3の一対の接触子3dが当接され、他方
の面には一つの接触子3eが当接しているが、この他方
の面の他端側には第2の端子4の一対の接触子4dが当
接され、一方の面側には一つの接触子4eが当接され、
接続板6aはバランス良く挟持される。
【0035】また、各接触子3d、3e、4d、4eの
上下に水平板6bがそれぞれ位置しているため、上下方
向の位置ズレを防止でき、また、第1、第2の端子3、
4から外れることもなく、確実、かつ強固に接続するこ
とができる。
【0036】なお、第1、第2の端子3、4を接続バー
6を介し接続する手順としては、第2の端子4を接続バ
ー6に接続した後、第1の端子3と接続バー6とを接続
しても良いことは勿論である。
【0037】また、図1において、矢印で示した挿入方
向とは逆方向に接続板6aを引き抜けば、容易に第1の
端子3と第2の端子4とを分離することができ、それら
の電気的、かつ機械的接続を解除することができる。本
発明の接続金具7は、このように、端子3、4等に対し
接続バー6を容易に抜き差しができる構成となってい
る。
【0038】
【実施例2】図4は本発明の第2実施例を示す。
【0039】この実施例では各基板1、2に一対の第
1、第2の端子3、4をそれぞれ隣接して並設し、かつ
角筒状の堅固な構造の接続バー8を介し一対づつ横方向
に隣接して立設された各第1、第2の端子3、4を1つ
の接続バー8を介し一挙に接続できるようにしたことに
特徴を有している。
【0040】すなわち、この実施例の接続金具7は、第
1、第2の端子3、4と角筒状の接続バー8とを備え、
この角筒状をなす接続バー8は、互いに間隔を介し垂直
方向に平行に配設された側板に相当する一対の導電性部
材からなる接続板8aと、それらの上下において水平方
向に配設された絶縁部材からなる一対の水平板8bとに
て形成されている。
【0041】図5(a)に示すように、外側の接続板8
aの上方中央部には突部aが形成され、かつ上方の水平
板8bの一方の側辺中央部にはこの突部aと嵌合可能な
凹部bが形成され、これらによって両者を位置決めしつ
つ連結するように構成されている。
【0042】また、図5(b)に示すように、内側の接
続板8aの下方中央部に突部aが形成され、かつこれと
対向する下方の水平板8bの側辺中央部にはこの突部a
と嵌合可能な凹部bが形成され、両者を位置決めしつつ
連結するように構成されている。
【0043】そして、これらの各組立体を角筒状になる
ようにつき合わせて例えば熔接等を介し結合すれば角筒
状の接続バー8を組立てることができる。
【0044】なお、離間して相対向する一対の各接続板
8aの両端部は前述の実施例と同様にそれぞれ先細に形
成されている。
【0045】一対の第1の端子3と一対の第2の端子4
の接続にあたっては、図4において矢印で示すように、
一対の接続板8aの各端部を各第1の端子3の各接触子
3d・3d,3eと第2の端子4の各接触子4d・4
d,4e間に挿入すれば図6、図7に示すように各基板
1、2間を接続することができる。
【0046】なお、他の構成、作用等は第1実施例とほ
ぼ同様である。
【0047】また、図示の例では第1、第2の端子3、
4を各基板1、2に一対づつ設けた例について示した
が、必要に応じ複数対設けても良いことは勿論である。
【0048】図8および図9は上述の第1、第2実施例
にかかる本発明の接続金具の好ましい一適用例を示す。
【0049】この例では一方の基板1に所定の第1のノ
イズフィルタ回路Aが構成され、他方の基板2には第1
のノイズフィルタ回路Aと組み合わされて使用可能な第
2のノイズフィルタ回路Bが構成されている。
【0050】一般制御機器、NC制御機器、各種電子機
器、その他の産業機器等には、EMI(Electromagneti
c Interference)対策としてノイズフィルタを使用し
ている。
【0051】この場合、従前においては市販のノイズフ
ィルタを使用するか、あるいはカスタムで個別に回路構
成を決めたノイズフィルタを使用しているが、次のよう
な問題点がある。
【0052】すなわち、市販のものでは、実機とのマッ
チングがあり、装置のEMI規格値を即満足できない場
合が多い。
【0053】モディファイ品では個別対応のため、コス
ト,納期,技術の開発工数等が問題となる。
【0054】この対策として、予め幾つかの種々の回路
構成のノイズフィルタユニットを個々に組み上げて何種
類も作製しておき、それらを適宜選択して組み合わせ、
実機とマッチングする所望のノイズフィルタを構成する
ようにすると便利である。
【0055】すなわち、図8においてLx1,Lx2は
一方の基板1に実装されたL(インダクタンスコイル)
であり、Cx1,x2,Cy1,Cy2はコンデンサで
あり、これらによって第1のノイズフィルタ回路Aを構
成している。なお、図においてサフィクスのYはアース
接続を表し、Xはライン接続を表している。一方の基板
1には種々のインダクタンス値のLや容量値のCを取り
付けることができるので、多様な基本のセル型ノイズフ
ィルタを作製することができる。
【0056】また、図9は他方の基板2に構成した第2
のノイズフィルタ回路Bの一例であり、第1のノイズフ
ィルタ回路AからCx1を取り外して構成している。
【0057】また、回路構成が同じでもLやCの回路定
数を変えることにより、特性の異なるノイズフィルタ回
路を作製しておくことができる。
【0058】任意の複数個のものの中から実機とマッチ
ングするものを現場にて選択して組み合わせることによ
り、実機にあったEMI対策が簡単に行えて、納期が短
縮でき、便利となる。
【0059】本発明の接続金具7は、図10に示すよう
に、ストックとして既に幾つかある中から所望の動作を
なすとして選択された一方の基板1と他方の基板2とを
接続する際に用いると好適である。
【0060】図11は、本発明の接続金具7を用い2段
接続してなるノイズフィルタを一般制御機器に使用した
ブロック構造図である。
【0061】図12は、さらに他の基板に実装された他
のノイズフィルタ回路Cを用い、基板及び回路を3段接
続し、所望の特性をなすノイズフィルタを構成した例を
示す。種々のノイズフィルタ回路を組み合わせて接続し
たり、所望の特性でない場合、分離して他のものと組み
合わせてゆく場合、本発明の接続金具7は好適である。
【0062】なお、図10、図11は第1の実施例の接
続バー6からなる接続金具7について示したが、端子構
造によって第2実施例の接続バー8を用いても良い。ま
た、本発明の接続金具7はノイズフィルタ回路以外にも
適用し得ることは勿論である。
【0063】
【実施例3】図13は本発明の第3実施例を示す。
【0064】この実施例では、接続部分相互の接触面積
を十分確保することに加え、接続金具10を端子台本体
11と端子台12との一体構成とし、基板に別途端子台
を設ける必要をなくし、省スペース化を図ったことに特
徴を有している。
【0065】すなわち、図13に示すように、端子台本
体11は、両側にそれぞれ設けられたほぼU字状の一対
の端子台取付部13と、その中央部に一体的に設けられ
た基板取付部14とを備えている。
【0066】端子台取付部13は矩形の底板15と、そ
の両側にそれぞれ立設された一対の側板16とを有し、
図15に示すように、一対の側板16間に端子台12が
設けられる。
【0067】両側に設けられた一対の端子台取付部13
の中央部に、長さ方向に対し直交方向に延びる基板取付
部14が設けられている。
【0068】この基板取付部14の長さ方向の両端部は
底板15より前後方向に突出され、これによって端子台
取付部13の端縁は凹部と凸部の凹凸状に形成されてい
る。
【0069】また、基板取付部14の両端部にはスリッ
ト状の基板挿入部17が形成され、かつ両端部の中央部
にはネジ(図示せず)を挿通して基板に取付けるための
ネジ孔18がそれぞれ形成されている。
【0070】端子台12は、図13において、矢印で示
すように挿入し、端子台取付部13の底板15上に載置
し、かつその両側に形成された一対の側板16間に挿入
して挟持可能な大きさに形成されている。なお、例えば
底板15と側板16との折曲部の位置に、挿入された端
子台12を位置し、挿入を止めるための端子台ストッパ
ー26が突設されている。
【0071】端子台12は底板15上に載置するための
載置部19と、その上面20に設けられたほぼコ字状の
端子部21と、この端子部21に取付けられるネジ22
およびこのネジ22に螺設されるナット23とを有して
いる。
【0072】載置部19は矩形の平板を底部に向ってほ
ぼコ字状に折曲形成され、スリット状の基板挿入部24
が形成されている。端子部21は矩形の平板を下方に向
ってほぼコ字状に折曲して形成され、一対の折曲部の先
端が載置部19の上面20の前後の端縁部分に面接触に
て接合・固定され、かつ端子部21の上面にネジ挿通孔
25が形成され、矢印で示すように、上方から挿通され
たネジ22の先端に、端子部21の側方の開口部から挿
入されたナット23を螺設し、ネジ22を固定するとと
もに、ネジ22の頭部の下面と端子部21の上面との間
にリード線(図示せず)を接続・固定可能に構成されて
いる。
【0073】このようにして、接続金具10は、一対の
端子台取付部13とその中間に設けられた絶縁性の基板
取付部14からなる端子台本体11と、この端子台本体
11の端子台取付部13に取付けられる端子台12とに
て構成されている。
【0074】図14は接続金具10の他の例を示す。こ
の例では、接続金具10の上部に可撓性を有する絶縁フ
ィルムのような絶縁材からなる平板状のカバー27を装
着可能としたものである。
【0075】すなわち、各端子台取付部13の外側の各
側板16の上方中央部にスリット状の横方向に延びる係
合孔16aをそれぞれ形成し、この長孔16aに矩形状
であって平板状のカバー27の両側縁中央部に突出・形
成した係合片27aを挿通して嵌合させるようにし、接
続金具10の上方にカバー27を着脱自在にし、上方を
覆うことができるようにしている。
【0076】図15は、図14に示した接続金具10を
介して一方の基板1と他方の基板2とを接続する状態を
示す。
【0077】一方の基板1と、これとほぼ水平方向に対
向配置される他方の基板2の端部には接続金具10の端
子台12に形成した基板挿入部24に挿通可能な突部1
a、2aが離間して一対形成され、凹凸状となってい
る。これらの凸状の一対の突部1a、2a間に端子台取
付部13間の基板取付部14が位置されている。
【0078】各一対の突部1a、2aとの間にはネジ孔
28が形成され、この部分が基板挿入部17内に挿通さ
れ、そのネジ孔18と第1、第2の基板1、2側のネジ
孔28とが位置合わせされ、特に図示しないネジを介し
堅固、かつ確実に接続可能に形成されている。
【0079】一方の基板1の突部1aを基板挿入部24
へ挿通することによって導電部5は接続金具10と面接
触し、電気的に確実に接続される。また、接続金具10
は基板1と機械的にも接続される。
【0080】また、他方の基板2の突部2aを対応する
基板挿入部24へ挿通することによって導電部5は接続
金具10と同様に接続される。
【0081】このようにして各基板1、2を接続金具1
0を介し電気的、かつ機械的に接続することができる。
【0082】なお、他方の基板2の反対側の端部にも突
部2aを形成すれば同様にして接続金具10を介し、さ
らに他の基板(図示せず)と接続することができる。
【0083】接続金具10の端子台12のネジ22をゆ
るめ、ネジ22と端子台12の上面と間にリード線(図
示せず)の先端を設け、ネジ22を締め付ければ、特に
はんだを使用しなくてもリード線を必要に応じ容易に接
続することができる。
【0084】なお、各基板1、2の例えば角部に取付孔
29がそれぞれ形成され、この取付孔29と取付ネジ
(図示せず)を介し各基板1、2は他の部材(シャー
シ)に付け・固定可能に構成されている。
【0085】
【実施例4】図16は本発明の第4実施例を示す。この
例では各基板1、2の端部に少なくとも三つの突部1
a、2aを隣接して形成している。また、これに対応し
て接続金具10’も図13〜図15で示した基板取付部
14を排し、そこを端子台取付部13とし、三つの端子
台取付部13、端子台12を備えた構成とし、3か所を
一挙に接続可能としたことに特徴を有している。なお、
各端子台12は互いに絶縁されている。
【0086】他の構成は前述の第3実施例とほぼ同様で
ある。
【0087】なお、必要に応じ各基板1、2にそれぞれ
三以上の突部を形成し、かつ端子台本体11にも三以上
の端子台取付部13を設けても良いことは勿論である。
【0088】これら第3、第4実施例も図8〜図12に
示したように、ノイズフィルタ回路A、B等の接続や、
他の回路を有する基板間の接続に適用し得る。
【0089】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、平板状
の接続板6aの一方の端部を第1の端子3のバネ性を有
する接触部3d、3e間に挿入し、弾接的に挟持させ、
接続板6aの他方の端部を反対側の第2の端子4の接触
部4d、4e間に挿入し、弾接的に挟持させるようにし
ているため、両端の各接触部3d・3e,4d・4eへ
の接続を容易に行えるとともに、確実に接触、接続する
ことができ、また、挿入方向と反対方向へ引き抜くこと
により容易に分離することもできる。
【0090】請求項2記載の本発明によれば,接続板6
aの両端を先細としたため、両端の各接触部3d・3
e,4d・4eへの挿入がしやすく、また、上下に水平
板6bを形成しているため、上下方向の抜けを防止し得
る。
【0091】請求項3記載の本発明によれば、一対の各
端子3、4を一挙に接続バー8を介して確実に接続で
き、かつ接続バー8を角筒状をしているため、上下方向
の抜けを防止し得る。
【0092】請求項4記載の本発明によれば、端子台本
体11には端子台12が設けられているため、基板1、
2に別途端子台を設ける必要がなく、省スペース化を図
ることができる。
【0093】請求項5記載の本発明によれば、端子台取
付部13の底板15に端子部21を取付ける際の位置決
め用の端子台ストッパー26を形成しているため、容
易、かつ確実に所定の位置に端子部21をセットするこ
とができ、端子部21の下部に基板挿入部24を形成し
ているため、そこに各基板1、2を挿入するだけで、各
基板1、2を容易、かつ確実に電気的、機械的に接続す
ることができる。
【0094】請求項6記載の本発明によれば、端子台本
体11は少なくとも三以上の端子台21を有するため、
導電部5が少なくとも三以上あればそれらを一挙に接続
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の分解斜視図を示す。
【図2】同上の組立状態の平面図を示す。
【図3】同上の側面図を示す。
【図4】本発明の第2実施例の分解斜視図を示す。
【図5】(a)は本発明の第2実施例に用いられる接続
バーの左側面図、(b)は右側面図を示す。
【図6】本発明の第2実施例の組立状態の平面図を示
す。
【図7】本発明の第2実施例の組立状態の側面図を示
す。
【図8】本発明の実施例が適用されるノイズフィルタ回
路の一例。
【図9】同上のノイズフィルタ回路の他の例。
【図10】本発明の一適用例。
【図11】本発明の一般制御機器への一適用例。
【図12】本発明の他の適用例。
【図13】本発明の第3実施例の分解斜視図を示す。
【図14】本発明の第3実施例の他の例。
【図15】本発明の第3実施例の使用例を示す説明図を
示す。
【図16】本発明の第4実施例の斜視図およびその使用
例を示す。
【符号の説明】
1 一方の基板 2 他方の基板 3 第1の端子 3a 連結部 3b、3c 側部 3d 一対の接触部 3e 接触部 4 第2の端子 4a 連結部 4b、4c 側部 4d 一対の接触部 4e 接触部 5 導電部 6 接続バー 6a 接続板 6b 水平板 7 接続金具 8 接続バー 8a 接続板 8b 水平板 a 突部 b 凹部 A、B ノイズフィルタ回路 10 接続金具 11 端子台本体 12 端子台 13 端子台取付部 14 基板取付部 15 底板 16 側板 16a 係合孔 17 スリット状の基板挿入部 18 ネジ孔 19 載置部 20 載置部上面 21 端子部 22 ネジ 23 ナット 24 基板挿入部 25 ネジ挿通孔 26 端子台ストッパー 27 カバー 27a 係合片 28 ネジ孔 29 取付孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA02 FB03 FB05 FB14 FC19 FC31 LA10 LA11 5E023 AA09 AA16 AA22 BB02 BB22 CC23 CC27 DD10 EE03 GG06 HH05 HH15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の基板(1)に設けられる第1の端
    子(3)と、他方の基板(2)に設けられる第2の端子
    (4)と、これら第1、第2の端子(3)、(4)に対し
    接続、分離可能な接続バー(6)とからなり、 前記第1の端子(3)はバネ性を有し、かつ一方の側に
    おいてほぼくの字状に折曲形成された接触部(3d)
    と、他方の側においてほぼくの字状に折曲形成された接
    触部(3e)を有するとともに、前記第2の端子(4)
    も同様の接触部(4d)、(4e)を有し、 前記接続バー(6)は、前記第1の端子(3)の接触部
    (3d)、(3e)間に一方の端部が挿入・挟持可能で
    あるとともに、前記第2の端子(4)の接触部(4
    d)、(4e)間に他方の端部が挿入・挟持可能な平板
    状の接続板(6a)を有してなることを特徴とする基板
    間接続金具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、接続板(6a)
    の両端部は先細に形成され、かつ上下には水平板(6
    b)がそれぞれ形成されていることを特徴とする基板間
    接続金具。
  3. 【請求項3】 一方の基板(1)に隣接して設けられる
    一対の第1の端子(3)と、他方の基板(2)に隣接し
    て設けられる一対の第2の端子(4)と、これら第1、第
    2の端子(3)、(4)に対し接続、分離可能な接続バ
    ー(8)とからなり、 前記第1の端子(3)はバネ性を有し、かつ一方の側に
    おいてほぼくの字状に折曲形成された接触部(3d)
    と、他方の側においてほぼくの字状に折曲形成された接
    触部(3e)を有するとともに、前記第2の端子(4)
    も同様の接触部(4d)、(4e)を有し、 前記接続バー(8)は、角筒状をなし一対の前記第1の
    端子(3)の接触部(3d)、(3e)間に一方の端部
    が挿入・挟持可能であるとともに、前記第2の端子
    (4)の接触部(4d)、(4e)間に他方の端部が挿
    入・挟持可能な平板状の一対の接続板(8a)を有して
    なることを特徴とする基板間接続金具。
  4. 【請求項4】 一方の基板(1)と他方の基板(2)と
    の間に設けられる端子台本体(11)と、この端子台本
    体(11)に設けられる端子台(12)とからなり、 前記端子台本体(11)は、両側にそれぞれ設けられた
    ほぼU字状の一対の端子台取付部(13)と、その中央
    部に設けられた基板取付部(14)とを有し、 前記端子台(12)は、前記端子台取付部(13)に取
    付けられ、かつ前記各基板(1)、(2)と電気的に接
    続される端子部(21)と、この端子部(21)に取付
    けられるリード線装着用のネジ(22)とを有すること
    を特徴とする基板間接続金具。
  5. 【請求項5】 請求項4記載において、前記端子台取付
    部(13)は底板(15)とその両側に立設された側板
    (16)とを有し、底板(15)に端子部(21)を挿
    入して取付け時の端子台ストッパー(26)が形成さ
    れ、 前記端子部(21)の下部には前記底板(15)に載置
    するための載置部(19)が設けられ、この載置部(1
    9)には前記基板(1)(2)と電気的、かつ機械的に
    接続するための基板挿入部(24)が形成されているこ
    とを特徴とする接続金具。
  6. 【請求項6】 一方の基板(1)と他方の基板(2)と
    の間に設けられる端子台本体(11)と、この端子台本
    体(11)に設けられる端子台(12)とからなり、 前記端子台本体(11)は、少なくとも三つのほぼU字
    状の端子台取付部(13)が横方向に並設され、これら
    の端子台取付部(13)にそれぞれ端子部(21)が設
    けられ、この端子部(21)の下部に前記基板(1)、
    (2)を電気的、かつ機械的に接続するための基板挿入
    部(24)が形成されたことを特徴とする基板間接続金
    具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014119262A1 (ja) * 2013-01-31 2014-08-07 日本航空電子工業株式会社 コネクタ組立体
CN113274045A (zh) * 2021-07-02 2021-08-20 深圳安科高技术股份有限公司 连接机构、电子计算机断层扫描仪及电连接方法

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