JP2003208833A - コードスイッチ - Google Patents

コードスイッチ

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JP2003208833A
JP2003208833A JP2002007511A JP2002007511A JP2003208833A JP 2003208833 A JP2003208833 A JP 2003208833A JP 2002007511 A JP2002007511 A JP 2002007511A JP 2002007511 A JP2002007511 A JP 2002007511A JP 2003208833 A JP2003208833 A JP 2003208833A
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cord switch
resin
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melt resin
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Takashi Aoyama
貴 青山
Yoshikazu Hayakawa
良和 早川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末シール部製作時の硬化時間を短くし、シ
ール性、耐久性に優れる端末シール部を得る。 【解決手段】 弾性を有する管状の絶縁体と、この絶縁
体の内面に長手方向に沿って且つ互いに間隔を隔てて複
数保持され、芯線及びこれを被覆する導電樹脂からなる
電極としての導電部材とから構成されるコードスイッチ
10において、端末に、ホットメルト樹脂からなるシー
ル部20a,20bを形成したものである。ホットメル
ト樹脂は塗布後の硬化が10秒〜3分程度と非常に速い
ため、硬化時間を短くできる。また樹脂のまわり込みも
良いため、芯線や導電樹脂、絶縁体に良好に密着でき
る。よってシール性、耐久性に優れる端末シール部を得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押圧がかかると作
動するコードスイッチに係り、特に自動開閉機能を有す
るドア、窓、シャッタ等の開閉装置に取り付けられるコ
ードスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動開閉機能を有したドア、窓、シャッ
タ等の開閉装置が、ビル、店舗、ガレージ等多くの建造
物や自動車において普及している。これに伴って挟まれ
事故の発生が懸念されており、その事故防止策として開
閉部にスイッチ類を取り付けることが検討されている。
従来、このような目的で用いられるスイッチとして、押
圧により作動するコードスイッチが知られている。
【0003】このコードスイッチとしては、例えば図2
(イ)に示すような角形タイプのコードスイッチや、図
2(ロ)に示すような丸形タイプのコードスイッチが知
られている。
【0004】図2(イ)に示すように、角形タイプのコ
ードスイッチ10は、弾性を有する四角管状の絶縁体1
と、この絶縁体1の内面に長手方向に沿って且つ互いに
間隔を隔てて保持された電極としての2本の導電部材2
とから主に構成される。導電部材2は可撓性を有すると
共に断面四角に形成され、互いに平行に対向配置され
る。そして導電部材2同士の間には絶縁のための空隙4
が形成される。導電部材2は、銅線等からなる芯線5を
導電樹脂6により断面四角に被覆してなる。
【0005】また、図2(ロ)に示すように、丸形タイ
プのコードスイッチ10は、弾性を有する円管状の絶縁
体1と、この絶縁体1の内面に長手方向に沿って且つ互
いに間隔を隔てて保持された電極としての4本の導電部
材2とから主に構成される。導電部材2は可撓性を有す
ると共に断面円形に形成され、正方形の各角に位置する
ように、4本全て対向配置される。そして各導電部材2
同士の間には絶縁のための空隙4が形成される。導電部
材2は、銅線等からなる芯線5を導電樹脂6により断面
円形に被覆してなる。
【0006】これらコードスイッチ10は、一定以上の
圧力で径方向に押しつぶされたときに導電部材2同士が
接触してONとなる。よってこれを例えば自動ドアの開
閉端縁に沿って貼り付けておけば、ドアが閉まる直前の
挟まりを検知しドアを開くことにより挟まれ事故を未然
に防止できる。
【0007】特に、導電部材2を長手方向にスパイラル
状に保持すると、全方向からの圧力検知が可能になると
共に曲げ特性も良好となって好ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コードスイ
ッチ10は、内部に空隙4が存在する中空の構造であ
り、コードスイッチ端末から中に異物や水等が入らない
ようにする必要がある。また詳しくは後述するが、図3
(イ)(ロ)に示すように、コードスイッチ端末に芯線
5、芯線5とリード21線との金属接続部23、芯線5
と抵抗25との金属接続部23などの金属が露出してい
る部分があり、これらの腐食、酸化等を防ぐ必要があ
る。このためコードスイッチ端末のシールを行なってい
る。
【0009】従来のシール剤としては、コードスイッチ
の弾性絶縁体1との接着性、耐久性等を考慮して、エポ
キシ樹脂、シリコーン樹脂等が使用されている。
【0010】しかし、これらのシール剤は硬化に時間が
かるという問題がある。硬化時間が長いと硬化する間の
保管場所も必要になり、また、製品そのものを作製する
のにも時間がかかる。シリコーン樹脂は常温放置硬化で
あると少なくとも1日以上硬化に時間がかかり、エポキ
シ樹脂も弾性絶縁体とのシール性のよい弾性のエポキシ
樹脂であると常温で1日程度硬化に時間がかかる。熱を
加えると硬化は速くなるがそれでも1〜2時間程度に硬
化時間を短縮するのが限度であり、さらに高温にすると
コードスイッチ本体へのダメージも考えられ、また、高
温槽などの硬化用設備も必要となる。2液型で反応させ
るタイプのエポキシ樹脂やシリコーン樹脂もあるが混合
が必要で管理が大変になり、また、2液を混ぜてすぐ硬
化してしまうと塗布が可能な時間が短くなることから取
扱いが面倒となるため、極端に硬化時間を短くする事は
できず、短くても30分程度、硬化時間がかかる。
【0011】そこで、上記問題点に鑑みて本発明は創案
され、その目的は、硬化時間が短く、シール性、耐久性
に優れた端末シール部を具備するコードスイッチを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、弾性を有する
管状の絶縁体と、この絶縁体の内面に長手方向に沿って
且つ互いに間隔を隔てて複数保持され、芯線及びこれを
被覆する導電樹脂からなる電極としての導電部材とから
構成されるコードスイッチにおいて、端末に、ホットメ
ルト樹脂からなるシール部を形成したものである。
【0013】ホットメルト樹脂とは、熱を加え溶融状態
にして塗布し、塗布した後は常温にさらされるため冷え
て凝固する樹脂のことである。塗布後の硬化は10秒〜
3分程度と非常に速いため、硬化のための保管場所は必
要なく、また、短い工期にも対応が可能となる。また、
シール前後の作業工程との流れもよくなるため、作業効
率の上昇も見込める。
【0014】ホットメルト樹脂は、その引張り最大強度
が1MPa以上20MPa以下の範囲であるのが好まし
く、とりわけ3MPa以上15MPa以下の範囲である
のが好ましい。20MPaを越えると材料の強度が強す
ぎるため、温度差による熱応力が大きくなり、コードス
イッチの弾性絶縁体との接着界面や、芯線及び金属接続
部などの金属部分との接着界面で剥れ易くなり、シール
性が損なわれる可能性があるからである。さらに、熱応
力が大きくなると金属接続部の破壊なども起こすことが
考えられるからである。また、引張り最大強度が1MP
a未満であると、材料強度が弱すぎるため、ハンドリン
グ時に起きるような弱い衝撃でも材料が破壊されてしま
う虞があるからである。
【0015】ホットメルト樹脂を塗布する時の溶融粘度
は500mPas以上50000mPas以下であるの
が好ましく、とりわけ1000mPas以上30000
mPas以下であるのが好ましい。50000mPas
を越えるとホットメルト樹脂が流れ込み難い部分がでて
きてしまい、シールが良好にできない可能性があるから
である。また、500mPas未満であるとコードスイ
ッチ端末に施したホットメルト樹脂が絶縁体の中の中空
部分まで流れ込み、スイッチとしての機能を阻害する可
能性があるからである。中空部にスペーサを入れてホッ
トメルト樹脂の流れ込みを少なくすることは可能である
が、500mPas未満の粘度の場合、スペーサの周囲
の隙間からホットメルト樹脂が中空部に流れ込む可能性
もある。
【0016】ホットメルト樹脂の材質としては、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリウレタン、
ポリスチレン系ホットメルトが有効である。コードスイ
ッチを使用する環境により適宜、樹脂を選択するとよ
い。
【0017】また、ホットメルト樹脂に透明、又は半透
明の樹脂を用いると、気泡や樹脂の塗布具合、芯線や金
属接続部や絶縁体等の損傷具合などが分かるので有効で
ある。
【0018】さらに、前述の理由から、導電部材は長手
方向にスパイラル状に保持されているのが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0020】図1は本発明に係るコードスイッチを示し
ており、コードスイッチ10の両端末にホットメルト樹
脂によるシール部20a,20bを形成している。
(イ)は図2(イ)に示した角形タイプのコードスイッ
チ10への適用例、(ロ)は図2(ロ)に示した丸形タ
イプのコードスイッチ10への適用例である。以下前者
を角形コードスイッチ、後者を丸形コードスイッチとい
う。
【0021】図3に角形コードスイッチにおける両端末
のシール前の状態を示す。(イ)はシール部20aが形
成される一端側の端末の様子、(ロ)はシール部20b
が形成される他端側の端末の様子である。
【0022】(イ)に示されるように、一端側において
は、二本のリード線21,21が二本の導電部材2にそ
れぞれ接続され、より具体的には、二本のリード線2
1,21の芯線22,22がコードスイッチ10の二本
の芯線5,5にそれぞれ金属接続部23,23を介して
接続される。芯線22,22,5,5同士は例えば半田
付けされ、金属接続部23,23は例えば半田等によっ
て形成される。一方、(ロ)に示されるように、他端側
においては、任意的ではあるが、コードスイッチ10の
二本の芯線5,5に抵抗25の両端がそれぞれ金属接続
部23,23を介して接続される。この金属接続部2
3,23も例えば半田等によって形成される。
【0023】図4に角形コードスイッチ10の両端末接
続方式の例を示す。(イ)は参考的に示した図2(イ)
同様の図で、下側の導電部材が2a、上側の導電部材が
2bで示される。(ロ)は第一の接続方式、(ハ)は第
二の接続方式をそれぞれ示し、図の左側が一端側、図の
右側が他端側である。図3と同様の部分については同一
符号を付してある。なお同様の接続方式は導電部材が2
本であるあらゆるコードスイッチに適用できる。
【0024】(ロ)に示される第一の接続方式は、コー
ドスイッチ10の一端側の端末において、二本のリード
線21,21を二本の導電部材2a,2bにそれぞれ接
続し、他端側の端末において、二本の導電部材2a,2
bに抵抗25の両端を接続した例である。また(ハ)に
示される第二の接続方式は、一端側の端末においてリー
ド線21,21を導電部材2a,2bに接続する点は同
じであるが、他端側の端末は抵抗25が接続されておら
ず開放されている。
【0025】コードスイッチ使用時はリード線21,2
1から所定の電圧が供給されている。そして(ロ)に示
される第一の接続方式では、通常のコードスイッチOF
F時は電流が導電部材2a,2bに流れており、コード
スイッチ10が一定以上の圧力で径方向に押しつぶさ
れ、導電部材2a,2b同士が接触すると、コードスイ
ッチ10はONとなる。一方、(ハ)に示される第二の
接続方式では、通常のコードスイッチOFF時に電流が
導電部材2a,2bに流れておらず、コードスイッチ1
0が押しつぶされ導電部材2a,2b同士が接触する
と、導電部材2a,2bに電流が流れるようになってコ
ードスイッチ10はONとなる。
【0026】これと同様に、丸形コードスイッチ10の
両端末接続方式の例を図5に示す。(イ)は参考的に示
した図2(ロ)同様の図で、それぞれの導電部材が2
a,2b,2c,2dで示される。(ロ)は第一の接続
方式、(ハ)は第二の接続方式をそれぞれ示し、図の左
側が一端側、図の右側が他端側である。図3と同様の部
分については同一符号を付してある。なお同様の接続方
式は導電部材が4本であるあらゆるコードスイッチに適
用できる。
【0027】(ロ)に示される第一の接続方式では、一
端側の端末において、二本のリード線21,21が導電
部材2a,2bにそれぞれ接続される。そして抵抗25
の両端が導電部材2c,2dに接続される。他端側の端
末においては、導電部材2a,2cに連絡線27の両端
が接続され、導電部材2b,2dに連絡線28の両端が
接続される。
【0028】リード線21,21から電圧が供給される
と電流は矢示方向(又はその逆方向でもよい)に流れ
る。そしてコードスイッチ10が押しつぶされ、抵抗2
5の上流側と下流側とに位置する導電部材同士(例えば
2aと2d)が接触すると、コードスイッチ10はON
となる。特に正方形の対角位置ではなく一辺を挟んで両
隣りに位置する角の導電部材に接触するとONとなるの
で、最短距離の導電部材同士の接触でONとすることが
でき、検出性能が向上できる。
【0029】(ハ)に示される第二の接続方式では、一
端側の端末において、導電部材2a,2cに連絡線29
の両端が接続され、導電部材2b,2dに連絡線30の
両端が接続される。そしてこれら連絡線29,30に二
本のリード線21,21がそれぞれ接続される。他端側
の端末は開放されている。
【0030】リード線21,21からは電圧が供給され
るが、通常のOFF時は導電部材に電流が流れない。そ
してコードスイッチ10が押しつぶされ、異なるリード
線21に接続された導電部材同士(例えば2aと2b)
が接触すると、コードスイッチ10はONとなる。この
場合も、正方形の対角位置ではなく一辺を挟んで両隣り
に位置する角の導電部材に接触するとONとなるので、
最短距離の導電部材同士の接触でONとすることがで
き、検出性能が向上できる。
【0031】さて、上記シール部20a,20bは、こ
のような電気的接続が必要に応じて行われるコードスイ
ッチ10の両端末をシールするものである。そこで以下
において本発明の好適実施例及び従来の比較例を説明す
る。
【0032】
【実施例】〔実施例1〕図1(イ)に示されるような角
形コードスイッチを試作した。端末シール部20a,2
0bには引っ張り最大強度が5MPaであるポリアミド
系ホットメルト樹脂(日本ペイント(株)製、パワータ
イト602)を用い、溶融粘度が2000mPasとな
る210℃で、成型用のアルミ金型を用いて端末シール
部成形を行なった。このとき、シール部の硬化にかかっ
た時間は20秒であった。また、成型後の端末シール部
は樹脂のまわり込みも良く、芯線22,5や導電樹脂
6、金属接続部23、コードスイッチの弾性絶縁体1に
密着していた。また、コードスイッチ内部の空隙4にス
ペーサを入れて成型を行なったが、ホットメルト樹脂が
スペーサの周囲の隙間からコードスイッチ内部の空隙4
に入り込むこともなく成型ができた。
【0033】その後、このコードスイッチを100℃に
500h放置したが、芯線22,5や金属接続部23、
弾性絶縁体1との界面に剥れは見られず良好であった。
【0034】このようにホットメルト樹脂で端末をシー
ルすることにより、硬化時間を短くでき、また、成型
性、信頼性のある端末シール部を得ることができた。
【0035】〔実施例2〕図1(ロ)に示されるような
丸形コードスイッチを試作した。端末シール部20a,
20bには引っ張り最大強度が6MPaであるポリアミ
ド系ホットメルト樹脂(アロンエバーグリップリミテッ
ド製、サーメルト2900)を用い、溶融粘度が900
0mPasとなる220℃で、成型用のアルミ金型を用
いて端末シール部成形を行なった。このとき、シール部
の硬化にかかった時間は25秒であった。また、成型後
の端末シール部は樹脂のまわり込みも良く、芯線22,
5や導電樹脂6、金属接続部23、コードスイッチの弾
性絶縁体1に密着していた。また、コードスイッチ内部
の空隙4にスペーサを入れて成型を行なったが、ホット
メルト樹脂がスペーサの周囲の隙間からコードスイッチ
内部の空隙4に入り込むこともなく成型ができた。
【0036】その後、このコードスイッチを、−30℃
に30分、80℃に30分放置を1サイクルとして連続
して500サイクル行なったが、芯線22,5や金属接
続部23、弾性絶縁体1との界面に剥れは見られず良好
であった。
【0037】このようにホットメルト樹脂で端末をシー
ルすることにより、硬化時間を短くでき、また、成型
性、信頼性のある端末シール部を得ることができた。
【0038】〔実施例3〕図1(ロ)に示されるような
丸形コードスイッチを試作した。端末シール部20a,
20bには引っ張り最大強度が8MPaであるポリエス
テル系ホットメルト樹脂(横浜ゴム(株)製、32−K
1)を用い、溶融粘度が20000mPasとなる21
0℃で、成型用のアルミ金型を用いて端末シール部成形
を行なった。このとき、シール部の硬化にかかった時間
は30秒であった。また、成型後の端末シール部は樹脂
のまわり込みも良く、芯線22,5や導電樹脂6、金属
接続部23、コードスイッチの弾性絶縁体1に密着して
いた。
【0039】その後、このコードスイッチを80℃95
%Rhに240h放置したが、芯線22,5や金属接続
部23、弾性絶縁体1との界面に剥れは見られず良好で
あった。
【0040】このようにホットメルト樹脂で端末をシー
ルすることにより、硬化時間を短くでき、また成型性、
信頼性のある端末シール部を得ることができた。
【0041】〔比較例1〕端末シール部20a,20b
に関してホットメルト樹脂を用いずシリコーン系接着剤
を用いた実施例1と同様のコードスイッチを試作した。
シリコーン系接着剤塗布後、硬化に1日かかった。
【0042】〔比較例2〕端末シール部20a,20b
に関してホットメルト樹脂を用いず、弾性エポキシ系接
着剤を用いた実施例2と同様のコードスイッチを試作し
た。このとき、弾性エポキシ系接着剤の硬化に12時間
かかった。
【0043】〔比較例3〕端末シール部20a,20b
に関してホットメルト樹脂を用いず、常温塗布時粘度が
50mPasのエポキシ系接着剤を用いた実施例3と同
様のコードスイッチを試作した。このとき、エポキシ系
接着剤を熱硬化させるのに150℃で1時間要した。ま
た、コードスイッチ内部の空隙にスペーサを入れて成型
を行なったが、エポキシ樹脂がスペーサの周囲の隙間か
らコードスイッチの内部の空隙に入り込んでしまい、コ
ードスイッチとしての機能が失われてしまった。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るコード
スイッチによれば、端末シール部にホットメルト樹脂を
用いたため、端末シール部製作時における硬化時間を短
くでき、シール性、耐久性に優れる端末シール部を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】両端末にシール部を形成したコードスイッチを
示す斜視図である。
【図2】コードスイッチの断面を示す斜視図である。
【図3】コードスイッチのシール前における両端末を示
す斜視図である。
【図4】角形コードスイッチの両端末接続方式の例を示
す図である。
【図5】丸形コードスイッチの両端末接続方式の例を示
す図である。
【符号の説明】
1 絶縁体 2 導電部材 5 導電部材の芯線 6 導電樹脂 10 コードスイッチ 20a,20b シール部
フロントページの続き Fターム(参考) 5G006 AA01 AB01 AZ05 AZ08 BA01 BA02 BA04 CB09 FB35 LG02 LG04 LG06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有する管状の絶縁体と、該絶縁体
    の内面に長手方向に沿って且つ互いに間隔を隔てて複数
    保持され、芯線及びこれを被覆する導電樹脂からなる電
    極としての導電部材とから構成されるコードスイッチに
    おいて、端末に、ホットメルト樹脂からなるシール部を
    形成したことを特徴とするコードスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記ホットメルト樹脂の引張り最大強度
    が1MPa以上20MPa以下である請求項1記載のコ
    ードスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記ホットメルト樹脂の塗布時溶融粘度
    が500mPas以上50000mPas以下である請
    求項1又は2記載のコードスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記ホットメルト樹脂の材質がポリアミ
    ド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポ
    リスチレンの中から選ばれる樹脂である請求項1乃至3
    いずれかに記載のコードスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記導電部材が長手方向にスパイラル状
    に保持されている請求項1乃至4いずれかに記載のコー
    ドスイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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