JP2003208020A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP2003208020A
JP2003208020A JP2002008544A JP2002008544A JP2003208020A JP 2003208020 A JP2003208020 A JP 2003208020A JP 2002008544 A JP2002008544 A JP 2002008544A JP 2002008544 A JP2002008544 A JP 2002008544A JP 2003208020 A JP2003208020 A JP 2003208020A
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Kazunori Hashimoto
和則 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ローラの長手方向両端部において、トナ
ー層厚の増加を抑制し、トナーのボタ落ちを防止するこ
とのできる現像装置を備えたプロセスカートリッジを提
供する。 【解決手段】 画像形成装置に備えられた感光ドラム1
0、帯電ローラ11、現像装置13、クリーニングブレ
ード14、廃トナー容器15はプロセスカートリッジと
して、一体になっており、画像形成装置本体から着脱可
能になっている。現像装置13は、非磁性一成分接触現
像方式を採用する。非磁性一成分トナーとして、端部シ
ール部材と摩擦帯電したときに、トナーがプラス極に帯
電しやすくなるように、ポジ帯電粒子としてハイドロタ
ルサイト化合物を0.1部混合し、ヘンシェルミキサー
にて外添したものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAXなどの電子写真方式あるいは静電記録方式の
画像形成装置、および、前記画像形成装置に着脱可能な
プロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置としては、
例えば、接触帯電方式、非磁性一成分接触現像方式を用
いた画像形成装置が知られている。
【0003】図3は、従来の画像形成装置について、そ
の主要構造を示す断面図である。この画像形成装置は像
担持体としての感光ドラム10を備えている。そして、
感光ドラム10に接触し従動して回転する帯電ローラ1
1に、不図示の帯電バイアス電源装置によって所定の帯
電バイアスが印加されて、感光ドラム10表面は一様に
帯電される。次に、感光ドラム10表面には露光装置1
2によって静電潜像が形成される。そして、感光ドラム
10上に形成された静電潜像は、現像装置13によって
現像されることで、トナー像として可視像化される。
【0004】ここで、現像装置13について説明する。
20はトナー容器で、トナー容器20内には非磁性トナ
ー21が充填されている。このトナー21はトナー搬送
ローラ18が現像ローラ16に接触することによって、
現像ローラ16上にトナー21が搬送されて、現像ブレ
ード17で薄層化され、かつ摩擦帯電される。そして、
不図示の現像バイアス電源装置によって現像バイアスが
現像ローラ16に印加され、現像ローラ16と感光ドラ
ム10が接触したときに感光ドラム10上へのトナー像
の形成が行われる。
【0005】このようなトナーを用いた現像装置13
は、現像ローラ16の端部近傍からのトナー21の外部
への漏れ出し、いわゆるトナー漏れが生じ易く、画像形
成装置内や出力画像をトナーで汚してしまうという不都
合を招きやすかった。
【0006】そこで、従来の現像装置では、図4に示す
ように、現像ローラ16端部近傍に別途端部シール部材
22を設けている。ちなみに図4は現像容器の開口部を
感光ドラム10の方向から見たものである。図4におい
ては説明の都合上現像ローラ16は省略されている。
【0007】同図4に示すように、現像ローラ16の両
端部と現像容器開口部24との間隙に繊維材料や発泡体
等の材料からなる端部シール部材22を設け、現像容器
と現像ローラ16の長手方向両端部との間からのトナー
21の漏れ出しを防止することによって、現像ローラ1
6および現像ブレード17両端部におけるトナー漏れを
防止しつつ、現像ローラ16上にトナー21の薄層を良
好に現像することが可能となった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような現像装置13を用いて、画像形成動作を多数回繰
り返した場合、端部シール部材22と当接している現像
ローラ16の長手両端部にもトナーが少しずつコーティ
ングされていき、それが現像ローラ16の端部にまで至
ることがあった。また、端部シール部材22の現像ロー
ラ16との当接部がトナーで汚染されていることがあっ
た。さらに、現像ローラ16の長手両端部におけるトナ
ーの層厚が徐々に増加していく現象が生じた。
【0009】そしてさらに、それがひどくなっていった
場合には、現像ローラ16の長手両端部のトナー層厚が
厚くなった部分における現像ローラ16への電気的付着
力が低下し、トナーが現像ローラ16表面から外部にこ
ぼれ落ち(トナーボタ落ちと称する)、画像形成装置内
を著しく汚してしまうという現象が発生した。また、出
力画像がこのボタ落ちトナーで汚されてしまう場合もあ
った。
【0010】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、現像
ローラの長手方向両端部において、トナー層厚の増加を
抑制し、トナーのボタ落ちを防止することのできる現像
装置を備えたプロセスカートリッジ、及びそのようなプ
ロセスカートリッジを備えた画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回転可能に構成された像担持体と、前記
像担持体の回転周面を帯電する帯電手段と、非磁性一成
分現像剤を収容する現像容器と、回転可能に構成され、
その回転周面に前記非磁性一成分現像剤を担持し、前記
像担持体に搬送することにより、前記像担持体上に形成
される静電潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤
担持体の長手方向両端部と前記現像容器の開口部との間
隙に設けられた端部シール部材と、を有するプロセスカ
ートリッジにおいて、前記非磁性一成分現像剤は、正極
性に帯電する外添剤を含み、前記像担持体に形成された
静電潜像を現像するに際して前記現像剤担持体と前記端
部シール部材と前記非磁性一成分現像剤とが接触摩擦帯
電する場合には、正極性に帯電することを特徴とする。
【0012】また、他の発明は、回転可能に構成された
像担持体と、前記像担持体の回転周面を帯電する帯電手
段と、非磁性一成分現像剤を収容する現像容器と、回転
可能に構成され、その回転周面に前記非磁性一成分現像
剤を担持し、前記像担持体に搬送することにより、前記
像担持体上に形成される静電潜像を現像する現像剤担持
体と、前記現像剤担持体の長手方向両端部と前記現像容
器の開口部との間隙に設けられた端部シール部材と、転
写工程後に前記像担持体の回転周面上に残った前記非磁
性一成分現像剤をクリーニングするクリーニング手段
と、を有するプロセスカートリッジにおいて、前記非磁
性一成分現像剤は、正極性に帯電する外添剤を含み、前
記像担持体上に形成された静電潜像を現像するに際して
前記現像剤担持体と前記端部シール部材と前記非磁性一
成分現像剤とが接触摩擦帯電する場合には正極性に帯電
し、さらに、前記クリーニング手段のクリーニング可能
な長手方向の長さが、前記現像剤担持体の前記像担持体
と接触している長手方向の長さよりも長いことを特徴と
する。
【0013】また、上記各構成からなるプロセスカート
リッジは、前記現像剤担持体は、前記像担持体に接触し
て前記像担持体上に形成された前記静電潜像を現像する
のが好ましい。
【0014】また、前記現像剤担持体が前記端部シール
部材に接触する領域は、出力画像の印字可能領域外であ
るのが好ましい。
【0015】また、前記端部シール部材の前記現像剤担
持体と接触する部分は、フッ素樹脂製パイルであるのが
好ましい。
【0016】また、他の発明は、所定のシート上に画像
形成処理を施す画像形成装置であって、上記各構成から
なるプロセスカートリッジを着脱自在に具備し、前記像
担持体の回転周面上に現像された画像を所定のシート上
に転写する機能を備えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がな
い限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨
のものではない。
【0018】図1は、本発明の一実施の形態を示す画像
形成装置の断面図である。ここで、従来例の構成と同じ
構成であるものには、同じ符号を付している。
【0019】本実施の形態の画像形成装置は、像担持体
としての感光ドラム10を備えている。この感光ドラム
10は、矢印Aの方向に不図示の駆動手段により回転駆
動される。感光ドラム10の周囲には、その回転方向に
従って順に、感光ドラム10の表面を均一に帯電するた
めの、帯電ローラ11、画像情報に基づきレーザーを照
射し、感光ドラム10上に静電潜像を形成する露光装置
12、静電潜像をトナー像として現像する現像装置1
3、感光ドラム10上のトナー像を転写材Pに転写する
ための転写ローラ26、転写後の感光ドラム10表面に
残った転写残トナーを除去するクリーニングブレード1
4等が配設されている。
【0020】本実施の形態においては、感光ドラム1
0、帯電ローラ11、現像装置13、クリーニングブレ
ード14、廃トナー容器15は一体的にカートリッジ化
され、プロセスカートリッジを形成し、画像形成装置に
着脱可能なものとなっている。
【0021】次に、本実施の形態の画像形成装置につい
て、詳しく説明する。
【0022】本実施の形態の画像形成装置は、像担持体
としての感光ドラム10を備えている。感光ドラム10
は直径30mmのアルミシリンダーの外周面に有機感光
体(OPC)が塗布されているが、有機感光体ではな
く、a−Si、CdS、Se等が塗布されていても良
い。そして、100mm/secのプロセススピードで
不図示の駆動手段によって矢印Aの方向に回転する感光
ドラム10は、感光ドラム10に接触し、感光ドラム1
0に従動して矢印Bの方向に回転する帯電ローラ11に
よって、一様に帯電される。
【0023】帯電ローラ11は、直径が12mmであ
り、芯金としての、ステンレスの円筒体の周囲に基層と
してウレタンゴム、表層としてフッ素系樹脂からなる弾
性層を設けた多層構成としている。ここで、芯金の材料
としては、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属を
用いても良いし、弾性層の基層として、NBR、EPD
M、シリコーンゴム等のゴム材を用いても良いし、弾性
層の表層としては、エーテルウレタンやナイロン等を用
いても良い。また、帯電ローラ11には不図示の帯電バ
イアス電源が接続されており、−1200Vの直流の帯
電バイアスが印加されるようになっている。それによっ
て、感光ドラム10上は−700Vの表面電位になって
いる。ここで、本実施の形態では、帯電バイアスとして
−1200Vの直流バイアスとしたが、交流のバイアス
でもかまわないし、直流バイアスに交流バイアスを重畳
したものでも良い。
【0024】次に、感光ドラム10表面には露光装置1
2によって静電潜像が形成される。露光装置12は不図
示のホストコンピュータから出力された、画像情報に基
づきレーザーを感光ドラム10に照射するようになって
いる。そして、感光ドラム10上に形成された静電潜像
は、現像装置13によって現像されることで、トナー像
として可視像化される。
【0025】ここで、現像装置13について説明する。
本実施の形態では、現像方式としては非磁性一成分接触
現像方式であり、露光部にトナーを現像するいわゆる反
転現像を用いている。20はトナーを収容しておくため
のトナー容器であり、トナー容器20内にあるトナー2
1は非磁性一成分トナーであり、この非磁性一成分トナ
ーは以下のように作成した。
【0026】 ・ポリエステル樹脂 100部 ・カーボンブラック 8部 ・低分子量ポリプロピレン 5部 ・ジ−t−ブチルサリチル酸アルミ錯体 4部 上記をヘンシェルミキサーにて混合し、二軸押出し混練
機で溶融混練した後、ハンマーミルで粗粉砕し、クリプ
トロン(川崎重工製)で微粉砕した後、分級して重量平
均径7.1μmの着色粒子を得た。次に、着色粒子10
0部、疎水性シリカ1.5部、酸化チタン0.1部と、
端部シール部材と摩擦帯電したときに、トナーがプラス
極に帯電しやすくするために、ポジ帯電粒子としてハイ
ドロタルサイト化合物(i)を0.1部混合し、ヘンシ
ェルミキサーにて外添してトナーを得た。
【0027】化合物(i) Mg0.75Al0.25(OH)2(CO30.1250.63H2O このトナーは後述するように、現像ローラ16上のトナ
ーが現像ブレード17と摩擦帯電するときにはマイナス
極に帯電するものであるが、現像ローラ16上のトナー
と本実施の形態で用いている端部シール部材と摩擦帯電
するときにはプラス極に帯電するものである。また、新
品のプロセスカートリッジには、200gのトナーが現
像装置13内に充填されている。
【0028】また、矢印Eの方向に回転するトナー搬送
ローラ18は、直径6mmのステンレス合金の円筒体の
周囲にウレタンフォームを設けた直径14mmのスポン
ジローラである。芯金としては、そのほかにアルミニウ
ム、アルミニウム合金等の金属の円筒体でもよい。この
トナー搬送ローラ18と現像剤担持体としての現像ロー
ラ16とが接触して、トナー搬送ローラ18から現像ロ
ーラ16にトナーが付着することによって、現像ローラ
16上にトナーが搬送される。
【0029】現像ローラ16は不図示の駆動手段によっ
て矢印Dの方向に170mm/secの表面速度で回転
している。また、現像ローラ16は直径が14mmであ
り、直径8mmのステンレスの円筒体の周囲に基層とし
てウレタンゴムを、その上に表層としてカーボンを混ぜ
たウレタンゴムから構成された多層構成としたが、この
限りではなく、芯金として、アルミニウム、アルミニウ
ム合金、ステンレス等の金属の円筒体を用い、弾性層の
基層はNBR、EPDM、シリコーンゴム、ウレタンゴ
ム等のゴム材からなり、表層はエーテルウレタンやナイ
ロン等から構成されていても良い。
【0030】そして、現像ローラ16上のトナーは現像
ブレード17によって、最適な層厚に規制され、トナー
はマイナス極に帯電される。本実施の形態の現像ブレー
ド17はストレート形状のバネ弾性を有するリン青銅板
であるが、この限りではなく、材料としてステンレス板
等の金属板を用いても良いし、形状がL字型形状でも良
いし、現像ブレード17と現像ローラ16との接触面に
ゴム材料やナイロン等を金属板に接着またはコートさせ
ても良い。
【0031】そして、現像ローラ16には不図示の現像
バイアス電源装置によって−400Vの直流の現像バイ
アスが印加されて、現像ローラ16と感光ドラム10が
接触するところで、感光ドラム10上へトナー像の形成
が行われる。
【0032】そして、感光ドラム10上へのトナー像の
形成と同期して、転写材カセット40から転写材Pの給
紙が行われる。感光ドラム10に対向して矢印Cの方向
に回転する転写ローラ26が設置されており、不図示の
転写バイアス電源装置によって転写バイアスとして直流
の+2000Vが印加されて、感光ドラム10上から転
写材Pへのトナー像の転写が行われて、未定着画像が形
成される。そして、定着装置30に搬送されて、記録紙
Pへの未定着画像の定着が行われ、そして、排紙トレイ
31に搬出されて、画像形成は終了する。
【0033】また、転写工程時に転写されずに感光ドラ
ム10上に残った、転写残トナーはクリーニングブレー
ド14によって廃トナー容器15に回収され、感光ドラ
ム10上はクリーニングされ、再び上記画像形成を繰り
返す。ここで、クリーニングブレード14はクリーニン
グ可能な長手方向の長さが現像ローラ16と感光ドラム
10とが接触している長手方向の長さよりも長くしてい
る。それによって、現像ローラ16の端部にトナー21
が侵入してきても、感光ドラム10上に現像させること
によって、クリーニングブレード14によって、感光ド
ラム10上から廃トナー容器15に回収することが可能
である。
【0034】また、本実施の形態の画像形成装置のう
ち、感光ドラム10、帯電ローラ11、現像装置13、
クリーニングブレード14、廃トナー容器15はプロセ
スカートリッジとして、一体になっており、画像形成装
置本体から着脱可能になっている。
【0035】次に本実施の形態に係る現像ローラ16の
長手方向両端部のトナーシール構成に関して詳述する。
【0036】図2は、図1に示した現像装置13の現像
開口部を感光ドラム10方向から見た図である。なお、
同図2において、説明の都合上現像ローラ16は省略さ
れている。
【0037】同図2に示すように、本実施の形態におい
ては現像容器開口部24の端部に、羊毛フェルト表面に
フッ素樹脂製パイル(例えばテフロン(登録商標)パイ
ル)を設けた構成の端部シール部材22を用い、摺動性
が高いテフロンパイル面を現像ローラ16の両端部周面
に当接させている。
【0038】また、端部シール部材22と現像ローラ1
6は、印字可能領域外で接触するようになっている。
【0039】ここで、印字可能領域におけるトナーと現
像ローラ16と現像ブレード14の帯電列の関係と、現
像ローラ16と端部シール部材22とが接触している領
域における、トナーと現像ローラ16と端部シール部材
22の帯電列の関係を示す。
【0040】印字可能領域におけるトナーと現像ローラ
16と現像ブレード14の帯電列の関係は、 (−)トナー、(±0)現像ブレード、現像ローラ
(+) となっており、現像ローラ16と端部シール部材22と
が接触している領域における、トナーと現像ローラ16
と端部シール部材22の帯電列の関係は、 (−)端部シール部材、(±0)、トナー、現像ローラ
(+) となっている。
【0041】このような帯電列の関係を有するトナー、
現像ローラ、現像ブレード、端部シール部材を用いるこ
とによって、画像形成時に現像ローラ16と端部シール
部材22とがオーバーラップするところにトナーが入り
込んできて、現像ローラ16端部及び端部シール部材2
2がトナーで汚染されそうになっても、現像ローラ16
とトナーと端部シール部材22とが摩擦帯電して、トナ
ーがプラス極に帯電する。
【0042】そして、端部シール部材22とオーバーラ
ップする部分にあるこれらのプラス極に帯電した現像ロ
ーラ16上のトナーは、−400Vの現像バイアスが印
加された現像ローラ16と、帯電ローラ11によって表
面が−700Vに帯電された感光ドラム10とが接触す
るときに、現像ローラ16上において現像ローラ16上
から感光ドラム10上に移動し、感光ドラム10上の静
電潜像を現像する。
【0043】さらに、感光ドラム10上に現像されたト
ナーはプラス極に帯電しているために+2000Vの転
写バイアスが印加された転写ローラ26によって、転写
材P上には転写されずにそのまま感光ドラム10上に残
り、クリーニングブレード14によって廃トナー容器1
5に回収される。また、現像ローラ16と端部シール部
材22とがオーバーラップした部分の現像工程が終わっ
た後の現像ローラ16上には、トナーは付着しないで、
きれいな状態になっている。
【0044】上記のプロセスカートリッジを用いた画像
形成装置で、A4サイズの用紙を用いて、画像比率2%
のサンプル画像で耐久試験を行ったところ、画像がトナ
ー切れのために白抜けするまで、トナーの漏れや紙端部
の汚れもなく、さらに良好な画質を維持しつつ、汚染の
ない画像形成を行うことができるようになった。
【0045】(比較例)比較例として、端部シール部材
として、羊毛フェルト表面にナイロンフェルトを設けた
構成のものを用いて、上記実施の形態と同様の条件で耐
久試験を行ったところ、現像ローラ16の長手端部にお
いて、トナーのコーティングが厚くなり、シート部材2
3より回収不良が発生し、トナー漏れとなって画像形成
装置内及び出力画像の一部が汚れてしまった。本比較例
のナイロンフェルトの場合は、現像ローラ16と端部シ
ール部材22がオーバーラップする部分でのトナーの極
性がマイナスになり、感光ドラム10に現像されるトナ
ーが少なかったために、現像ローラ16上のトナー21
のコート量が多くなってしまったために、トナー漏れに
至ったものと考えられる。また、感光ドラム10上に現
像されたものは、転写工程時に紙上に転写されてしま
い、紙の端部が汚れてしまった。
【0046】以上説明したように、現像ローラ16と端
部シール部材22とトナーとの接触摩擦によって、トナ
ーがプラス極に帯電するような端部シール部材を用いる
ことによって、現像ローラ16の長手端部にトナーがき
ても感光ドラム上に現像される。そして、そのトナーは
プラス極に帯電しているため転写されずにクリーニング
ブレード14によって、廃トナー容器15に回収される
ので、現像ローラ16の長手端部でのトナーのコーティ
ング量が厚くなることがないため、トナーの回収不良な
どによるトナーの漏れや紙端部の汚れもなく、さらに良
好な画質を維持しつつ、トナーによる汚染のないプロセ
スカートリッジを提供することが可能となった。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプロセス
カートリッジ若しくはそのようなプロセスカートリッジ
を備えた画像形成装置によれば、現像ローラと端部シー
ル部材とトナーとの接触摩擦によってトナーがプラス極
に帯電するような端部シール部材を用いることにより、
現像ローラの長手端部にトナーがきても感光ドラム上に
現像される。そして、そのトナーはプラス極に帯電して
いるため、転写されずにクリーニングブレードによって
廃トナー容器に回収されるので、現像ローラの長手端部
でのトナーのコーティング量が厚くなることがない。こ
のため、トナーの回収不良などによるトナーの漏れや紙
端部の汚れもなく、さらに良好な画質を維持できるよう
になる。また、トナーによる汚染もなくなる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる画像形成装置の
断面図。
【図2】本発明の一実施の形態にかかる感光ドラムから
現像容器開口部を見たときの図。
【図3】従来の画像形成装置の断面図。
【図4】従来の画像形成装置の感光ドラムから現像容器
開口部を見たときの図。
【符号の説明】
10 感光ドラム 11 帯電ローラ 12 露光装置 13 現像装置 14 クリーニングブレード 15 廃トナー容器 16 現像ローラ 17 現像ブレード 18 トナー搬送ローラ 22 端部シール部材 26 転写ローラ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H005 AA08 CB08 DA03 2H071 BA04 BA22 BA35 DA06 DA08 DA13 DA15 2H077 AC04 AD02 AD06 AD13 AD35 AE03 BA08 CA12 EA14 2H134 GA01 GB02 HD01 KF05 KG03 KH07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能に構成された像担持体と、 前記像担持体の回転周面を帯電する帯電手段と、 非磁性一成分現像剤を収容する現像容器と、 回転可能に構成され、その回転周面に前記非磁性一成分
    現像剤を担持し、前記像担持体に搬送することにより、
    前記像担持体上に形成される静電潜像を現像する現像剤
    担持体と、 前記現像剤担持体の長手方向両端部と前記現像容器の開
    口部との間隙に設けられた端部シール部材と、 を有するプロセスカートリッジにおいて、 前記非磁性一成分現像剤は、正極性に帯電する外添剤を
    含み、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像する
    に際して前記現像剤担持体と前記端部シール部材と前記
    非磁性一成分現像剤とが接触摩擦帯電する場合には、正
    極性に帯電することを特徴とするプロセスカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】回転可能に構成された像担持体と、 前記像担持体の回転周面を帯電する帯電手段と、 非磁性一成分現像剤を収容する現像容器と、 回転可能に構成され、その回転周面に前記非磁性一成分
    現像剤を担持し、前記像担持体に搬送することにより、
    前記像担持体上に形成される静電潜像を現像する現像剤
    担持体と、 前記現像剤担持体の長手方向両端部と前記現像容器の開
    口部との間隙に設けられた端部シール部材と、 転写工程後に前記像担持体の回転周面上に残った前記非
    磁性一成分現像剤をクリーニングするクリーニング手段
    と、 を有するプロセスカートリッジにおいて、 前記非磁性一成分現像剤は、正極性に帯電する外添剤を
    含み、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像する
    に際して前記現像剤担持体と前記端部シール部材と前記
    非磁性一成分現像剤とが接触摩擦帯電する場合には正極
    性に帯電し、 さらに、前記クリーニング手段のクリーニング可能な長
    手方向の長さが、前記現像剤担持体の前記像担持体と接
    触している長手方向の長さよりも長いことを特徴とする
    プロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】前記現像剤担持体は、前記像担持体に接触
    して前記像担持体上に形成された前記静電潜像を現像す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のプロセスカ
    ートリッジ。
  4. 【請求項4】前記現像剤担持体が前記端部シール部材に
    接触する領域は、出力画像の印字可能領域外であること
    を特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項に記載のプ
    ロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】前記端部シール部材の前記現像剤担持体と
    接触する部分は、フッ素樹脂製パイルであることを特徴
    とする請求項1〜4のうち何れか1項に記載のプロセス
    カートリッジ。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のうち何れか1項に記載のプ
    ロセスカートリッジを着脱自在に具備し、前記像担持体
    の回転周面上に現像された画像を所定のシート上に転写
    する機能を備えた画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005189253A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Canon Inc 画像形成方法及び画像形成ユニット

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JP2005189253A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Canon Inc 画像形成方法及び画像形成ユニット

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