JP2003207944A - 乾式トナー及び画像形成装置 - Google Patents
乾式トナー及び画像形成装置Info
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Abstract
における帯電特性が安定した乾式トナーを提供する。 【解決手段】 結着樹脂、着色剤、ワックス成分、及び
荷電制御剤を含有するトナー粒子を少なくとも有する乾
式トナーであって、着色剤には少なくともキナクリドン
顔料及び溶性アゾ顔料が含まれ、キナクリドン顔料と溶
性アゾ顔料のトナー粒子中における総含有量は1〜20
質量%で、キナクリドン顔料及び溶性アゾ顔料の含有量
の質量比率は10:90〜50:50であり、ワックス
成分の融点は40〜130℃であり、かつ、フロー式粒
子像測定装置で測定される円相当個数平均径を2〜10
μmとし、平均円形度を0.940〜0.995とし、
円形度標準偏差を0.040未満とする。
Description
記録法、磁気記録法、トナージェット法などを利用した
記録方法に用いられるトナーに関するものである。詳し
くは、本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、
プロッター等に利用し得る画像記録装置に用いられる乾
式トナーに関するものである。
ンターが実用化され、解像力、階調性はもとより色むら
のない色再現性に優れた高画質画像が得られるようにな
ってきた。デジタルフルカラー複写機においては、色画
像原稿を、B(ブルー)、G(グリーン)、R(レッ
ド)の各色フィルターで色分解した後、オリジナル画像
に対応した20〜70μmのドット径からなる潜像をY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、B(ブ
ラック)の各色トナーを用い、白黒複写機と比べ多量の
トナーを感光体から中間転写体を介して、又は、介さず
に転写材に転写させる。カラートナーの中でも、マゼン
タトナーは、肌色を再現するのに重要であり、さらに、
人物像における肌の色調はハーフトーンであることか
ら、優れた現像性が要求される。
に着色剤である顔料と帯電制御剤などとを混練し粉砕し
たトナーが一般に用いられている。この場合、特にマゼ
ンタトナーにおいては、着色剤である顔料が分散されに
くいため、分散粒子が光を散乱させ、トナーの透明性を
低下させるという問題を生じやすかった。このため、複
数のカラートナーを重ね合わせて形成した多色画像の色
再現性が劣り、またオーバーヘッドプロジェクター(O
HP)用の透明シートに転写・定着して形成した画像の
投影画像は、暗く、彩度が低くなるという欠点を有して
いた。さらにマゼンタトナーにおいては、着色度が低
い、あるいは色調が理想的なマゼンタ色とはならない等
の欠点があった。
ナーに用いる顔料や染料の改良、顔料や染料の併用によ
る改良が提案されている。例えば特開平1−22477
7号公報には、キナクリドン系顔料及びキサンテン系染
料を併用することにより鮮明なマゼンタ色のトナーが得
られ、耐光性が向上することが開示されている。また特
開平2−13968号公報には、キナクリドン系顔料及
びメチン系顔料を併用することにより定着ローラーを汚
染することなく鮮明なカラー画像が得られることが開示
されている。
C.I.Pigment Red48類に分類される赤
色顔料と、L*a*b*表色系においてb*値が−5以下で
ある赤色顔料とを、全顔料に対して2〜30質量%の混
合比率で併用することにより、良好なマゼンタ色のトナ
ーが得られ、トナーの帯電特性や耐光性が向上し、さら
には定着ローラーへの耐熱性を改善させる方法が開示さ
れている。
1)色再現する為に分光反射特性に優れ、鮮明なマゼン
タ色を有すること、2)着色剤の樹脂に対する分散性が
良好で高着色力を有すること、3)環境において安定し
た摩擦帯電特性を有すること、4)透明性が良好である
こと、などのすべての要求特性を十分に満足するマゼン
タトナーは得られていない。
に、主成分として、結着樹脂、着色剤、及びワックス成
分を含有してなる着色樹脂微粒子(トナー粒子)であ
り、通常、その粒子径は個数平均径で6〜15μm程度
である。このような着色樹脂微粒子からなるトナーの製
造方法としては、結着樹脂、染顔料や磁性体の如き着色
剤、ワックス成分等を溶融粉砕し、混練物を冷却後、粉
砕し、さらに粉砕物を分級してトナー粒子を得る、所
謂、粉砕法が一般的である。
は、現像される静電荷像の帯電極性に応じて、正又は負
の電荷を有するように構成する必要がある。トナーに電
荷を保有せしめるためには、トナーの主成分である結着
樹脂の摩擦帯電性を利用することもできるが、これだけ
ではトナーの帯電性は低いものになりやすい。そこで、
所望の摩擦帯電性をトナーに付与するために荷電制御剤
をトナー中に添加することが行われている。このような
荷電制御剤を含有するトナーは、比較的高い摩擦帯電量
を示す場合があるものの、一般に、高湿下におけるトナ
ー帯電量の低下や、低湿下における帯電速度の低下がみ
られる。
子表面に存在する荷電制御剤付近での水分の吸脱着が挙
げられ、環境の雰囲気変化による、荷電制御剤中の吸着
水分量の増減がトナーの帯電特性に影響を与えていると
考えられる。
御剤としては、負帯電性のものとして、モノアゾ染料の
金属錯塩、サリチル酸の金属錯塩、ナフトエ酸の金属錯
塩、ジカルボン酸の金属錯塩、銅フタロシアニン顔料等
が挙げられる。
は、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸を構成モ
ノマーとして有する荷電制御樹脂を含有するトナーに関
する技術が開示されている。しかしながら、該荷電制御
樹脂は結着樹脂に対する分散性が良好である為、これを
単に添加する場合では、効率良く荷電制御能力を発揮さ
せるために添加量を増やす必要があった。また、トナー
の着色力については、全く考慮されていない為、トナー
への適応を困難なものとしている。
の如き問題点を解決した乾式トナーを提供するものであ
り、少なくとも顔料の分散性が良好で、着色力が高く、
環境における帯電特性が安定した乾式トナーを提供する
ことにある。
つ極めて鮮明な色彩が得られ、耐光性に優れた乾式トナ
ーを提供することにある。
着画像において投影画像の色空間が広く、透明性に優れ
た乾式トナーを提供することにある。
良好な電子写真特性を達成し、長期にわたって高品質な
画像を安定して実現できる乾式トナーを提供することに
ある。
式トナーを提供することにある。
色剤、ワックス成分、及び荷電制御剤を含有するトナー
粒子を少なくとも有する乾式トナーであって、着色剤に
は少なくともキナクリドン顔料及び溶性アゾ顔料が含ま
れ、キナクリドン顔料と溶性アゾ顔料のトナー粒子中に
おける総含有量は1〜20質量%で、キナクリドン顔料
及び溶性アゾ顔料の含有量の質量比率は10:90〜5
0:50であり、ワックス成分の融点は40〜130℃
であり、かつ、フロー式粒子像測定装置で測定される円
相当個数平均径が2〜10μmであり、平均円形度が
0.940〜0.995であり、円形度標準偏差が0.
040未満であることを特徴とする乾式トナー及びこれ
を用いる画像形成装置に関する。
脂、着色剤、ワックス成分、及び荷電制御剤を含有する
トナー粒子を少なくとも有する乾式トナーであって、着
色剤には少なくともキナクリドン顔料及び溶性アゾ顔料
が含まれ、キナクリドン顔料と溶性アゾ顔料のトナー粒
子中における総含有量は1〜20質量%で、キナクリド
ン顔料及び溶性アゾ顔料の含有量の質量比率は10:9
0〜50:50であり、ワックス成分の融点は40〜1
30℃であり、かつ、フロー式粒子像測定装置で測定さ
れる円相当個数平均径が2〜10μmであり、平均円形
度が0.940〜0.995であり、円形度標準偏差が
0.040未満であることを特徴とするものである。
の着色剤を上記の如く選択、配合し、該着色剤、ワック
ス成分、及び荷電制御剤を共存させ、かつ、トナーの粒
子形状が上記条件を満足することによって、トナーの現
像特性、帯電特性、色調、着色力、耐光性、耐久性、及
び定着性をバランス良く改善することが可能となること
を見出し、本発明を完成するに至った。
色剤を上記の如く選択、配合し共存させることによっ
て、トナー粒子中の着色剤の分散性が著しく向上し、ト
ナーの現像特性、色調、着色力、耐光性、及び帯電特性
等がバランス良く改善される。これらの理由については
必ずしも明らかではないが、トナー粒子中に生じるキナ
クリドン顔料の再凝集を溶性アゾ顔料が抑制することに
よって、それらの着色剤自身が元来有している能力を大
幅に発揮できる状況を作り出していることに起因すると
考えている。
似するキナクリドン顔料と溶性アゾ顔料を混在させるこ
とによってそれぞれの顔料組成物自身の再凝集が抑制さ
れると共に、両顔料組成物間の相互作用に基づく共存効
果により両顔料組成物間での比較的緩やかな再凝集状態
が生み出される。これによって、トナー粒子に望ましい
発色性や帯電特性が付与されたものと推定している。
ー中の着色剤を上記の如く選択、配合し、ワックス成
分、及び荷電制御剤を共存させ、かつ、トナーの粒子形
状が上記条件を満足するように製造することによって、
トナー粒子中の着色剤の分散性が著しく向上し、トナー
粒子中の着色剤、ワックス成分、及び荷電制御剤を所望
の位置、即ち、荷電制御剤はトナー粒子表面及び表面近
傍に、着色剤はトナー粒子表面近傍から中間層に、ワッ
クス成分はコア部分に存在するようにコントロールする
ことができ、トナーの色調、着色力、耐光性、帯電特
性、耐久性、及び定着性を優れたものにすることができ
る。
性アゾ顔料は、親水性の官能基を多く有しているため、
水系分散媒体中で重合性単量体組成物の造粒粒子を重合
してトナー粒子を形成する際、キナクリドン顔料や溶性
アゾ顔料が単独で存在する場合には、分散質である重合
性単量体組成物と水系媒体の界面に向け移行し、結果と
してトナー粒子表面近傍で再凝集を生じる。このような
キナクリドン顔料や溶性アゾ顔料の再凝集物は、得られ
たトナー粒子の帯電量や帯電速度等に対して悪影響を及
ぼす。
ゾ顔料を上記の如き関係を満足する配合量の範囲内に適
宜調整し、重合性単量体組成物の一部分と共に予め分
散、混合した後に懸濁重合法によりトナーを製造するこ
とによって、キナクリドン顔料や溶性アゾ顔料の単独で
の再凝集が防止され、それらの着色剤自身が元来有して
いる能力を大幅に発揮できる状況を作り出されると共
に、トナー粒子中にキナクリドン顔料と溶性アゾ顔料の
相互作用を保ったまま内包化することが可能となるた
め、両顔料組成物間の相互作用に基づく共存効果により
両顔料組成物間での比較的緩やかな再凝集状態が生み出
され、得られるトナーに望ましい帯電特性や発色性を付
与することができる。
乳化重合法により製造した場合、上記のような着色剤の
分散不良に起因する問題を未然に防止できるだけではな
く、共存する荷電制御剤がトナー粒子表面付近に配向
し、優れた帯電特性を付与すると共に、該着色剤のトナ
ー粒子表面近傍への移行も防止するため、より一層帯電
特性が改善され、さらに、トナー粒子表面に存在する着
色剤に起因する問題、例えば、キナクリドン顔料のよう
な針状結晶がトナー粒子表面に存在することによって引
き起こされる感光体の損傷あるいは感光体への固着、溶
性アゾ顔料のような着色力の高い着色剤がトナー粒子表
面に存在することによる感光体の汚染あるいは感光体へ
の固着、等を防止することができ、長期にわたり高品質
の画像を安定して実現できる。
御剤がトナー粒子表面付近に均一に配向し、水中の分散
剤と引き合うことで該粒子表面を分散剤で均一に覆うこ
とにより、粒子同士の合一を防ぎ、優れた造粒安定性を
示し、製造面において好ましい効果をもたらす。
0℃であるワックス成分を含有することにより、良好な
定着性はもとより、該ワックス成分による離型効果が効
率良く発現され、十分な定着領域が確保される。特に、
本発明の乾式トナーを懸濁重合法や乳化重合法により製
造した場合、該ワックス成分はトナー粒子中に内包化さ
れる為、共存する該荷電制御剤はトナー粒子表面から表
面近傍に、該着色剤はトナー粒子表面近傍から中間層に
局在化し易くなり、荷電制御剤及び着色剤の効果が効率
よく発揮される。
本発明の乾式トナーでは、上記のように該着色剤の再凝
集、及び該着色剤のトナー表面への移行が抑制されるた
め、定着画像表面に画像剥がれと称される定着不良を生
じることなく、良好な定着画像を得ることができる。ま
た、本発明の乾式トナーは、トナーの粒子形状が上記条
件を満足するようにトナーの粒子形状を精密に制御し製
造されるため、トナー粒子中に内包化されたワックス成
分の熱特性が非常に効率良く作用し、加熱加圧手段に対
する負荷が軽減されると共に低温定着性と耐オフセット
性も良好なものとなる。
圧縮成型することにより得られる平滑な表面を有するト
ナー平板表面の水に対する接触角をθ25とし、100℃
で2分間の加熱処理を行った前記トナー平板表面の水に
対する接触角をθ100としたときに、3°≦θ100−θ25
≦15°の関係を満たすようにすることで加熱定着装置
とのマッチングが一層良好なものとなり、特に5°≦θ
100−θ25≦10°の関係を満たすようにすることが好
ましい。
加熱定着時にトナー粒子中のワックス成分が効率良くト
ナー粒子表面に滲み出さず、オフセット防止用液体の塗
布量が少ない加熱定着手段、又はオフセット防止用液体
の塗布が全くなされていない加熱定着手段を有する加熱
加圧定着器に使用した際には、離型効果が発現されない
ことがある。また、θ100とθ25の差が15°を超える
場合には、トナー粒子の表面近傍にワックス成分が存在
しているので、現像性や耐久性に問題を生じることがあ
る。
の疎水性や溶融性を調整することで制御することがで
き、具体的には結着樹脂の種類やガラス転移温度、ワッ
クス成分の種類、トナー粒子に配合する他の配合剤、さ
らにはトナー粒子と共に添加される、例えば無機微粉体
等の添加剤、の種類等を適宜選択することで調整するこ
とができる。
成型して得られたトナー平板表面の水に対する接触角
は、従来公知の方法により測定することができ、具体的
は、以下の測定方法が挙げられる。
スペクトル測定用のKBr DISK PRESS(日
立製作所社製)にセットし、これに1960N(200
kgf)の荷重を25℃雰囲気下で15分間加え、平滑
な表面を有するトナー平板を圧縮成型する。次に、得ら
れたトナー平板の平面部分が水平となるように接触角計
「CA−S150」(協和界面科学社製)にセットし、
水に対する接触角θ25を測定する。さらに、同様に作製
したトナー平板を、100℃のオーブン中で2分間の加
熱処理を加えた後、同様に接触角θ100を測定する。
い、詳細な測定方法は装置付属の取り扱い説明書に従っ
て、液滴法に基づき下記式から接触角θを求める。
の長さを示す。)
対して上記の如き測定を5回以上行い、得られた測定値
の最上下値を除いたものの平均値を用いる。
び帯電性向上の観点から荷電制御剤を添加するが、無色
又は淡色でトナーの帯電スピードが速くかつ一定の帯電
量を安定して維持できる負荷電制御剤が好ましい。特
に、ジアルキルサリチル酸誘導体や含硫黄重合体が好ま
しく、このような荷電制御剤の配合によって、良好な着
色剤の分散性及び帯電特性を導き、現像性、転写性、及
び着色力がバランス良く改善される。
誘導体としては、ジ−tert−ブチルサリチル酸の金
属錯体、具体的にはジ−tert−ブチルサリチル酸の
アルミニウム錯体等が挙げられる。該荷電制御剤はサリ
チル酸構造を有する為、トナー粒子表面付近に均一に配
向し易く、効率の良い帯電付与能力を発揮すると共に、
着色剤のトナー表面への移行を抑制し、トナー粒子表面
に存在する着色剤が起因する問題を回避できる。特に、
懸濁重合法においては、水中の分散剤と引き合うことで
該粒子表面を分散剤で均一に覆う為、粒子同士の合一を
防ぎ、優れた造粒安定性を示し、製造面においても好ま
しい。
は、側鎖にスルホン酸基を有する高分子型化合物等が挙
げられ、特にスルホン酸基含有(メタ)アクリルアミド
系モノマーを共重合比で2質量%以上、好ましくは5質
量%以上含有し、かつガラス転移温度(Tg)が40〜
90℃、重量平均分子量が10,000〜15,000
であるスチレンやスチレン(メタ)アクリル酸共重合体
からなる高分子型化合物を用いた場合、トナー粒子に求
められる熱特性に影響を及ぼすことなく、好ましい帯電
特性を享受することができる。さらに、該荷電制御剤が
スルホン酸基を含有している為、結着樹脂中の荷電制御
剤自身の分散性、及び着色剤の分散性が向上し、着色
力、透明性、及び帯電特性が著しく改善される。
アミド系モノマーとしては、下記一般式[3]で表され
るものが好ましく、具体的には、2−アクリルアミド−
2−メチルプロパン酸や2−メタクリルアミド−2−メ
チルプロパン酸等が挙げられる。
脂100質量部に対して2〜10質量部含有させること
により、トナー粒子が逆電荷を保持しにくくなり、帯電
状態を一層良好なものとすることができる。
が上記条件を満足するようにトナーの粒子形状を精密に
制御することにより、各トナー粒子に同一含有量のキナ
クリドン顔料と溶性アゾ顔料が内包化されるため、キナ
クリドン顔料と溶性アゾ顔料による帯電特性の影響も均
一なものになり、これによって、現像性と転写性とがバ
ランス良く改善される。
相当個数平均径D1(μm)を2〜10μmと小粒径化
することにより、画像の輪郭部分、特に文字画像やライ
ンパターンの現像での再現性が良好なものとなる。
形度頻度分布の平均円形度を0.940〜0.995、
好ましくは0.955〜0.995、より好ましくは
0.970〜0.990とすることにより、従来では困
難であった小粒径を呈するトナーの転写性が大幅に改善
される。
円形度頻度分布の円形度標準偏差を0.040未満、好
ましくは0.035未満、より好ましくは0.015以
上0.035未満とすることにより、現像性に関する問
題を大幅に改善することができる。
分布の平均円形度が0.955未満のトナーを15%以
下にすることで、画像形成における現像効率が十分なレ
ベルとなり画像形成も良好なものとなる。
の製造法及び製造条件やトナーの分級、及び分級品の混
合によって調整することができ、トナーの粒子形状につ
いては、トナー粒子の製造法及びその製造条件や機械的
衝撃法による球形化処理によって調整することができ
る。
度、及びそれらの頻度分布とは、トナー粒子の形状を定
量的に表現する簡便な方法として用いたものであり、本
発明では、フロー式粒子像測定装置、例えば「FPIA
−1000型」(東亜医用電子社製)、を用いて測定
し、下式を用いて算出される。
たトナー粒子像の面積であり、「粒子投影像の周囲長」
とは該トナー粒子像のエッジ点を結んで得られる輪郭線
の長さと定義する。
の度合いを示す指標であり、トナー粒子が完全な球形の
場合には1.000を示し、表面形状が複雑になる程、
円形度は小さな値となる。
る粒径頻度分布の平均値を意味する円相当個数平均径D
1(μm)と粒径標準偏差SDdは、粒度分布の分割点
iでの粒径(中心値)をdi、頻度をfiとすると次式
から算出される。
平均円形度Cと円形度標準偏差SDcは、粒度分布の分
割点iでの円形度(中心値)をci、頻度をfciとす
ると、次式から算出される。
下記構造式[1]で示される顔料が挙げられ、これらを
単独、若しくは併用して用いることができる。
Red 122、C.I.Pigment Red
202、及びC.I.Pigment Violet
19(それぞれカラーインデックス第4版記載の名称に
よる)が、色相や耐光性といった物理的安定性の観点か
ら好ましく用いられる。
水性基をもつ水溶性又は難水溶性アゾ染料を、例えばC
a、Ba、Sr、Mn等の金属で塩を形成させて、不溶
性化したアゾレーキ顔料を言い、このような溶性アゾ顔
料としては、下記構造式[2]で示される顔料が挙げら
れ、これらを単独、若しくは併用して用いることができ
る。
I.Pigment Red 48:1、C.I.Pi
gment Red 48:2、C.I.Pigmen
tRed 48:3、C.I.Pigment Red
48:4、C.I.Pigment Red 48:
5、C.I.Pigment Red 52:1、C.
I.Pigment Red 52:2、C.I.Pi
gment Red57:1、C.I.Pigment
Red 58:2、C.I.Pigment Red
58:4、C.I.Pigment Red 64、
C.I.Pigment Red 64:1、C.I.
Pigment Red 200、及びC.I.Pig
ment Brown 5(それぞれカラーインデック
ス第4版記載の名称による)等が挙げられるが、特に、
C.I.Pigment Red 57:1が上記キナ
クリドン顔料の再凝集抑制による分散性の改善、さらに
は発色性、色調、及び帯電特性の向上等の点から好まし
く用いられる。
中のキナクリドン顔料と溶性アゾ顔料の総含有量は1〜
20質量%、好ましくは3〜10質量%であって、か
つ、両者の含有量の質量比率は、キナクリドン顔料:溶
性アゾ顔料=10:90〜50:50を満足するように
配合される。
ゾ顔料の総含有量が1質量%未満の場合は、着色剤とし
ての機能を十分に果たすことができないことがある。ま
た、20質量%を超える場合には、トナー粒子中での着
色剤の存在状態が過剰となり、キナクリドン顔料と溶性
アゾ顔料の共存効果が消失し、着色剤の再凝集が進行す
るため、透明性、帯電特性、及び定着性に悪影響を及ぼ
すことがある。
含有量の質量比率が、キナクリドン顔料:溶性アゾ顔料
=10:90〜50:50の範囲外である場合には、共
存効果が消失するばかりか、溶性アゾ顔料の含有比率が
50質量%未満の場合には十分な着色力が得られないこ
とに加え、過剰なキナクリドン顔料が引き起こす感光体
の損傷あるいは感光体への固着、定着不良を引き起こす
ことがあり、90質量%を超える場合には耐光性の低下
の他、過剰な溶性アゾ顔料が引き起こす感光体の汚染あ
るいは感光体上への固着等の問題を生じることがある。
てキナクリドン顔料と溶性アゾ顔料を必須とするもので
あって、他の顔料や染料等の他の着色剤をさらに含むも
のであってもよい。
性アゾ顔料は、従来公知の方法により、その表面を処理
することができる。表面処理された着色剤を用いること
により、着色剤の再凝集を防止し、トナー粒子中での着
色剤の分散性が向上し、さらにはトナーの帯電性を好ま
しい状態にすることができるので、上記の如き特性を一
層改善させることができる。
顔料を好ましく処理できる表面処理剤としては、ポリエ
チレンワックス、ポリプロピレンワックス、天然ロジン
(トール油ロジン、ガムロジン、ロッドロジンなど)、
天然ロジンから抽出して得られる精製ロジン(アビエチ
ン酸など)、変性ロジン(水添ロジン、不均化ロジン、
重合ロジンなど)、合成ロジン(スチレンアクリルロジ
ン酸など)等のロジン化合物、及び、上記ロジン化合物
のアルカリ金属塩やエステル化合物等を挙げることがで
きる。
M D3418−82」に準じて測定されたDSC曲線
における主体吸熱ピーク温度(融点)が40〜130℃
である。ワックス成分の融点が上記の範囲であると、定
着性、透明性、さらには着色力を良好にすることができ
る。
しては、具体的には、パラフィンワックス、マイクロク
リスタリンワックス、ペトロラクタムの如き石油系ワッ
クス及びその誘導体、モンタンワックス及びその誘導
体、フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワックス
及びその誘導体、ポリエチレンに代表されるポリオレフ
ィンワックス及びその誘導体、カルナバワックス、キャ
ンデリラワックスの如き天然ワックス及びそれらの誘導
体等が挙げられ、誘導体には酸化物や、ビニルモノマー
とのブロック共重合物、グラフト変性物も含まれる。ま
た、高級脂肪族アルコールの如きアルコール;ステアリ
ン酸、パルミチン酸の如き脂肪族あるいはその化合物;
酸アミド、エステル、ケトン、硬化ヒマシ油及びその誘
導体、植物ワックス、動物ワックスが挙げられる。これ
らは単独、若しくは併せて用いることができる。
ックスと、フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワ
ックスの如き高融点ワックスを併用すると、定着性や着
色力をさらに改善でき、なお好ましい。
結着樹脂100質量部に対して1〜30質量部、より好
ましくは3〜20質量部含有することで、良好な定着性
をもたらすことができる。
しては、結着樹脂、本発明に係る着色剤、ワックス成分
等を加圧ニーダー等により溶融混練した後、冷却した混
練物を所望のトナー粒径に微粉砕し、さらに微粉砕物を
分級して粒度分布を調整して乾式トナーにする粉砕法;
特公昭36−10231号公報、特開昭59−5385
6号公報及び特開昭59−61842号公報に記載され
ている懸濁重合法を用いて直接トナー粒子を製造する方
法;特公昭56−13945号公報等に記載のディスク
又は多流体ノズルを用いて溶融混練物を空気中に霧化し
て球状トナー粒子を製造する方法;及びソープフリー重
合法に代表される乳化重合法等、公知の方法を用いるこ
とが可能であるが、上記条件を満足するようなトナーの
粒子形状を精密に制御するには、懸濁重合法により製造
されることが望ましい。
偏差及び円形度0.950未満のトナー個数についての
制御は、懸濁重合法によるトナー粒子の製造方法におい
て、造粒工程から重合工程に至る重合反応時の、水系分
散媒体のpHによって可能である。
は、重合によって結着樹脂を形成する重合性単量体、本
発明に係る着色剤、極性樹脂、ワックス成分、荷電制御
剤、及び重合開始剤を混合して重合性単量体組成物を調
製し、重合性単量体組成物を水系媒体中へ分散して重合
性単量体組成物の粒子を生成し、水系媒体中で重合性単
量体組成物の粒子中の重合性単量体を重合して生成され
る。
としては、一般的に用いられているスチレン−(メタ)
アクリル共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、
スチレン−ブタジエン共重合体が挙げられる。重合法に
より直接トナー粒子を得る方法においては、それらを形
成するための単量体が用いられる。
スチレン;o−(m−,p−)メチルスチレン、m−
(p−)エチルスチレンの如きスチレン系単量体;(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、ア
クリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メ
タ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ドデシ
ル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル
酸ベヘニル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、
(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)ア
クリル酸ジエチルアミノエチルの如き(メタ)アクリル
酸エステル系単量体;ブタジエン、イソプレン、シクロ
ヘキセン、(メタ)アクリロニトリル、アクリル酸アミ
ドの如きエン系単量体が好ましく用いられる。
ポリマーハンドブック第2版III−p139〜192
(John Wiley&Sons社製)に記載の理論
ガラス転移温度(Tg)が40〜75℃を示すように単
量体を適宜混合して用いられる。理論ガラス転移温度が
40℃未満の場合にはトナーの保存安定性や耐久安定性
の面から問題が生じやすく、一方75℃を超える場合は
トナーのフルカラー画像形成の場合において、OHP画
像の透明性が低下することがある。
リエステル樹脂やポリカーボネート樹脂等の極性樹脂を
併用することができる。
子を製造する場合には、分散工程から重合工程に至る重
合反応時に極性樹脂を添加すると、トナー粒子となる重
合性単量体組成物と水系分散媒体の呈する極性のバラン
スに応じて、添加した極性樹脂がトナー粒子の表面に薄
層を形成したり、トナー粒子表面から中心に向け傾斜性
をもって存在するように制御することができる。この
時、本発明に係る着色剤やジアルキルサリチル酸及び含
硫黄重合体と相互作用を有するような極性樹脂を用いる
ことによって、トナー粒子中への該着色剤の存在状態を
望ましい形態にすることが可能である。
質量部に対して1〜25質量部使用するのが好ましく、
より好ましくは2〜15質量部である。1質量部未満で
はトナー粒子中での極性樹脂の存在状態が不均一となり
やすく、逆に25質量部を超えるとトナー粒子表面に形
成される極性樹脂の薄層が厚くなるため、好ましくな
い。
体的には、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン
−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合
体、スチレン−マレイン酸共重合体が挙げられる。特に
ピーク分子量が3000〜10,000のポリエステル
樹脂がトナー粒子の流動性、負摩擦帯電特性、透明性を
良好にすることができるので好ましい。
機械的強度を高めると共に、トナー粒子の分子量を制御
するために、結着樹脂の合成時に架橋剤を用いることが
好ましい。
しては、二官能の架橋剤として、ジビニルベンゼン、ビ
ス(4−アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパ
ン、エチレングリコールジアクリレート、1,3−ブチ
レングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオー
ルジアクリレート、1,5−ペンタンジオールジアクリ
レート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネ
オペンチルグリコールジアクリレート、ジエチレングリ
コールジアクリレート、トリエチレングリコールジアク
リレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、
ポリエチレングリコール#200、#400、#600
の各ジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリ
レート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、ポ
リエステル型ジアクリレート(MANDA日本化薬)、
及び上記のジアクリレートをジメタクリレートに代えた
ものが挙げられる。
トールトリアクリレート、トリメチロールエタントリア
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、オリ
ゴエステルアクリレート及びそのメタクリレート、2,
2−ビス(4−メタクリロキシ、ポリエトキシフェニ
ル)プロパン、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌ
レート、トリアリルイソシアヌレート及びトリアリルト
リメリテートが挙げられる。
0質量部に対して、好ましくは0.05〜10質量部、
より好ましくは0.1〜5質量部用いることが良い。
造する場合、重合開始剤としては、具体的には、2,
2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、1,
1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリ
ル)、2,2’−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジ
メチルバレロニトリル、アゾビスイソブチロニトリルの
如きアゾ系又はジアゾ系重合開始剤;ベンゾイルペルオ
キシド、メチルエチルケトンペルオキシド、ジイソプロ
ピルペルオキシカーボネート、クメンヒドロペルオキシ
ド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、ラウロ
イルペルオキシドの如き過酸化物系重合開始剤が用いら
れる。
る重合度により変化するが、一般的には、重合性ビニル
系単量体100質量部に対して5〜20質量部が用いら
れる。重合開始剤の種類は、重合法により若干異なる
が、10時間半減期温度を参考に、単独又は混合して使
用される。
造する場合、水系分散媒体調製時に使用する分散剤とし
ては、公知の無機系及び有機系の分散剤を用いることが
できる。
えば、リン酸三カルシウム、リン酸マグネシウム、リン
酸アルミニウム、リン酸亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸
カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、
水酸化アルミニウム、メタケイ酸カルシウム、硫酸カル
シウム、硫酸バリウム、ベントナイト、シリカ、アルミ
ナが挙げられる。
ポリビニルアルコール、ゼラチン、メチルセルロース、
メチルヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩、デン
プンが挙げられる。
ン型の界面活性剤の利用も可能である。例えば、ドデシ
ル硫酸ナトリウム、テトラデシル硫酸ナトリウム、ペン
タデシル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウム、オ
レイン酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウム、ステアリ
ン酸カリウム、オレイン酸カルシウムを用いることがで
きる。
造する場合、水系分散媒体調製時に使用する分散剤とし
ては、無機系の難水溶性の分散剤が好ましく、しかも酸
に可溶性である難水溶性無機分散剤を用いるとよい。ま
た、本発明においては、難水溶性無機分散剤を用い、水
系分散媒体を調製する場合に、これらの分散剤が重合性
ビニル系単量体100質量部に対して、0.2〜2.0
質量部となるような割合で使用することが好ましい。ま
た、本発明においては、重合性単量体組成物100質量
部に対して300〜3,000質量部の水を用いて水系
分散媒体を調製することが好ましい。
無機分散剤が分散された水系分散媒体を調製する場合に
は、市販の分散剤をそのまま用いて分散させてもよい
が、細かい均一な粒度を有する分散剤粒子を得るため
に、水等の液媒体中で、高速撹拌下、上記したような難
水溶性無機分散剤を生成させて調製してもよい。例え
ば、リン酸三カルシウムを分散剤として使用する場合、
高速撹拌下でリン酸ナトリウム水溶液と塩化カルシウム
水溶液を混合してリン酸三カルシウムの微粒子を形成す
ることで、好ましい分散剤を得ることができる。
として用いられるが、本発明の乾式トナーとキャリアと
を混合して二成分現像剤として用いることも可能であ
る。本発明のトナーは、その目的に合わせて種々の添加
剤をさらに含むものであっても良く、このような添加剤
としては、例えば、主にトナー粒子の流動性を向上させ
る目的で配合される疎水性表面処理シリカ微粒子等の無
機微粉体や、主にトナー粒子の帯電性を制御する目的で
配合される導電性金属酸化物微粒子等の導電性微粒子な
どが挙げられ、このような添加物には公知のものを用い
ることができる。
画像形成時に用いられるマゼンタトナーに適している。
担持体を帯電させる帯電手段と、帯電した像担持体に静
電潜像を形成する静電潜像形成手段と、像担持体に形成
された静電潜像を現像剤によって現像してトナー像を形
成する現像手段と、形成されたトナー像を像担持体から
転写材に転写する転写手段と、転写材上の未定着トナー
像を転写材に定着させる定着手段とを有し、本発明の乾
式トナーを現像剤として用いる。
ナーの種類、例えば一成分現像剤、又は二成分現像剤、
に応じて、本発明の乾式トナーを適用できる構成であれ
ば特に限定されず、公知の手段や部材などによって構成
することができる。本発明の画像形成装置は、本発明の
乾式トナーをマゼンタトナーとするフルカラー画像形成
装置に好ましくは適用される。
るが、本発明はなんらこれらに限定されるものではな
い。
ホモミキサー(特殊機化工業社製)を具備した2リット
ル用4つ口フラスコ中に、イオン交換水700質量部と
0.1mol/リットル−Na3PO4水溶液800質量
部を投入し、高速撹拌装置の回転数を12000rpm
に設定し、65℃に加温せしめた。ここに1.0mol
/リットル−CaCl2水溶液70質量部を添加し、微
小な難水溶性分散安定剤Ca3(PO4)2を含む水系分散
媒体を調製した。
業社製)を用い1時間分散し、顔料分散組成物を調製し
た。
し、65℃に加温しながら分散、溶解せしめた後、2,
2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)5
質量部を添加し、分散質としての重合性ビニル系単量体
組成物を調製した。
体組成物を投入し、内温65℃のN 2雰囲気下で、高速
撹拌装置の回転数を15000rpmに維持しつつ、5
分間撹拌し、該重合性単量体組成物を造粒した。その
後、撹拌装置をパドル撹拌羽根を具備したものに換え、
200rpmで撹拌しながら同温度に保持し、重合性ビ
ニル系単量体の重合転化率がほぼ100%になったとこ
ろで重合反応を完了した。
留去し、次いで、冷却後に希塩酸を添加して難水溶性分
散剤を溶解せしめた。さらに水洗浄を数回繰り返した
後、円錘型リボン乾燥機(大川原製作所製)を用い、乾
燥処理を行い、重合体粒子(A)を得た。
コーンオイル処理シリカ微粉体(BET;200m2/
g)1.5質量部をヘンシェルミキサー(三井金属社
製)で乾式混合して、トナー(A)とした。
7μmで、円形度頻度分布における平均円形度は0.9
87、円形度標準偏差は0.027で、円形度0.95
0未満のトナー粒子数は5.4個数%であった。
料と溶性アゾ顔料、溶性アゾ顔料の処理剤の種類と添加
量、荷電制御剤の種類と添加量、及びワックス成分の種
類と添加量を変更する以外は、前記トナーの製造例1と
同様にして、重合体粒子(B)〜(E)を得た後、トナ
ー(B)〜(E)を調製した。
し、二軸エクストルーダーで溶融混練し、冷却した混練
物をハンマーミルで粗粉砕し、粗粉砕物をジェットミル
で微粉砕し、得られた微粉砕物を分級して分級粉(F)
とした。 ・結着樹脂 100質量部 [スチレン−2−エチルヘキシルアクリレート−ジビニルベンゼン共重合体 ピーク分子量=1.6万、Mw/Mn=5.0、Tg=60℃] ・キナクリドン顔料 3質量部 (C.I.Pigment Red 122) ・溶性アゾ顔料 3.5質量部 (C.I.Pigment Red 48:1) ・荷電制御剤 3質量部 (ジアルキルサリチル酸のアルミニウム化合物) ・パラフィンワックス(融点=65℃) 10質量部
造例1と同様にして、トナー(F)を調製した。
「C.I.Pigment Red 122」7質量部
のみ、荷電制御剤としてベンジル酸のホウ素化合物2
部、ワックス成分としてエステルワックス(融点=60
℃)10部を用いることに変更する以外は、前記トナー
の製造例1と同様にして比較用重合体粒子(a)を得た
後、比較用トナー(a)を調製した。
「C.I.Pigment Red 57:1」5質量
部のみ、荷電制御剤としてベンジル酸のホウ素化合物2
部、ワックス成分としてエステルワックス(融点=60
℃)10部を用いることに変更する以外は、前記トナー
の製造例1と同様にして比較用重合体粒子(b)を得た
後、比較用トナー(b)を調製した。
「C.I.Pigment Red 176」5質量
部、荷電制御剤としてジアルキルサリチル酸のアルミニ
ウム化合物1部、ワックス成分としてエステルワックス
(融点=60℃)10部を用いることに変更する以外
は、前記トナーの製造例1と同様にして比較用重合体粒
子(c)を得た後、比較用トナー(c)を調製した。
顔料と溶性アゾ顔料の種類と添加量、荷電制御剤として
カリックスアレーン3部を用いること、及びワックス成
分の添加量を変更する以外は、前記トナーの製造例6と
同様にして分級品(d)を得た後、比較用トナー(d)
を調製した。
顔料と溶性アゾ顔料の種類と添加量、荷電制御剤として
カリックスアレーン2部、ワックス成分を添加しないこ
とに変更する以外は、前記トナーの製造例6と同様にし
て分級品(e)を得た後、比較用トナー(e)を調製し
た。
造例の主な処方内容、及びトナーの粒子形状について、
表1及び表2にまとめた。
I.Pigment Blue 15:3」5質量部、
ワックス成分としてエステルワックス(融点=60℃)
10部を用いることに変更する以外は、前記トナーの製
造例1と同様にして重合体粒子を得た後、シアントナー
を調製した。
I.Pigment Yellow 93」7質量部、
ワックス成分としてエステルワックス(融点=60℃)
10部を用いることに変更する以外は、前記トナーの製
造例1と同様にして重合体粒子を得た後、イエロートナ
ーを調製した。
1で得られたトナー(A)の摩擦帯電量を常温常湿下、
高温高湿下で測定したところ、有意差は見られず、トナ
ー(A)は環境帯電安定性に優れていた。
ンター(キヤノン製:LBP−2160)を改造して用
いた。この画像形成装置のプロセスカートリッジに、ト
ナーの製造例1で得られたトナー(A)を投入し、転写
材として複写機用普通紙(75g/m2)を用い、単色
モードにて印字面積比率4%の文字画像を28枚(A4
サイズ)/分のプリントアウト速度で10,000枚分
をプリントアウトした後、プリントアウト画像を評価し
たところ、プリント初期と同等で良好の画像が得られ
た。これについて、感光体表面の観察を行ったところ、
感光体表面のフィルミング、残留トナーの固着、及び損
傷は発生しておらず、非常に良好な状態であった。ま
た、画像剥がれの発生も見られなかった。
g/cm2の範囲で、転写紙上のトナー量の異なる数種
類のベタ画像を作成し、転写紙上のトナー量と画像濃度
の関係を評価したところ、転写紙上のトナー量が比較的
少量であっても十分な画像濃度の画像が得られ、着色力
の高さが確認できた。
cm2程度のベタ画像を作成し、画像耐光性を評価した
ところ、優れた耐光性を示した。
造例7で得られたシアントナーとトナーの製造例8で得
られたイエロートナーを用い、上記と同様にして、複写
機用普通紙(75g/m2)にフルカラー画像をプリン
トアウトしたところ、2次色以上の重ね合わせにおいて
も良好であり、色再現性の優れた画像が得られた。ま
た、OHPシート「CG3700」(3M社製)上にプ
リントアウトしOHP投影画像を評価したところ、透明
性に優れ、さらに2次色以上の重ね合わせにおいても良
好であり、色空間が広く優れた投影画像が得られた。
た。なお、評価方法及びその評価基準は次の通りであ
り、後述の実施例2〜6及び比較実施例1〜5もこれら
に従っている。
図である。トナー(外添剤なし)とキャリアの混合物を
50〜100ml容量のポリエチレン製のビンに入れ、
500回手で振とうして摩擦帯電させる。該キャリアは
シリコーン樹脂コートされたフェライトキャリア(平均
粒径35μm)を使用し、トナーとキャリアの混合重量
比は7:93とする。
金属製の測定容器2に、該混合物(トナーとキャリア)
W0(g:約0.5〜1.5g)を入れ金属製のふた4
をする。このときの測定容器2全体の重量を秤りW
1(g)とする。次に吸引機1(測定容器2と接する部
分は少なくとも絶縁性)において、吸引口7から吸引し
風量調節弁6を調整して真空計5の圧力を2450(h
pa)とする。この状態で2分間吸引を行いトナーを吸
引除去する。このときのトナーの摩擦帯電量Q(mC/
kg)は、トナー100%補正をすると下記のように定
義される。
擦帯電量Qを常温常湿(23℃、60%RH)、高温高
湿(35℃、90%RH)で測定した。
満 C:常温常湿の摩擦帯電量Qとの差が、10以上、15
未満 D:常温常湿の摩擦帯電量Qとの差が、15以上
傷の発生状況とプリントアウト画像への影響を目視で評
価した。 A:非常に良好(未発生) B:良好(わずかに傷の発生が見られるが、画像への影
響はない) C:普通(固着や傷があるが、画像への影響が少ない) D:悪い(固着が多く、縦スジ状の画像欠陥を生じる)
トナー量が0.8mg/cm2程度となるようにベタ画
像を作成し、得られた画像表面の画像剥がれの発生状況
を目視により評価した。画像剥がれの箇所が少ない程、
発生が抑制されたことになる。 A:未発生 B:1箇所以上、5箇所以下 C:6箇所以上、10箇所以下 D:11箇所以上(あるいは、直径2mm以上の画像剥
がれが発生)
紙上にトナー量の異なる数種類のベタ画像を作成し、そ
れらの画像濃度を「X−Rite 504」を用いて測
定し、転写紙上のトナー量と画像濃度の関係を求めた
後、特に転写紙上のトナー量が0.5mg/cm2の場
合に対応する画像濃度をもって相対的に着色力を評価し
た。 A:転写紙上のトナー量が0.5mg/cm2で、画像
濃度が1.4以上 B:転写紙上のトナー量が0.5mg/cm2で、画像
濃度が1.35以上、1.40未満 C:転写紙上のトナー量が0.5mg/cm2で、画像
濃度が1.20以上、1.35未満 D:転写紙上のトナー量が0.5mg/cm2で、画像
濃度が1.20未満
像を作成し、カーボンアークランプを光源とした紫外線
オートフェードメーター「FAL−AU」(スガ試験機
社製)を用い、「JIS K 7102」に準じて評価
した。最大照射時間を240時間とし、光照射前後の画
像濃度の維持率を算出し、画像の耐光性を評価した。画
像濃度維持率(%)が100%に近い程、画像耐光性に
優れることになる。 A:90%以上 B:80%以上、90%未満 C:70%以上、80%未満 D:70%未満
目視評価すると共に、「X−Rite SP68」(X
−Rite社製)にて測定し、国際照明委員会で規格さ
れたL*a*b*表色系の明度L*、赤又は緑の度合いを表
すa*、黄又は青の度合いを表すb*で決定される色空間
立体の体積を求めた。数値が大きいほど色空間が広く、
小さいほど色再現性が乏しいことを意味する。
も優れる B:マゼンタの色再現性は優れるが、2次色(赤色、青
色)はやや劣る C:マゼンタ、2次色(赤色、青色)いずれの色再現性
もやや劣る D:マゼンタ、2次色(赤色、青色)いずれの色再現性
も劣る
ラー画像を透過画像とし、OHP「9550」(3M社
製)にて白色壁面に投影した画像を目視評価すると共
に、分光放射輝度計「PR650」(フォトリサーチ社
製)にて測定し、国際照明委員会で規格されたL*a*b
*表色系の明度L*、赤又は緑の度合いを表すa*、黄又
は青の度合いを表すb*で決定される色空間立体の体積
を求めた。数値が大きいほど色空間が広く、小さいほど
色再現性が乏しいことを意味する。
2次色(赤色、青色)はやや劣る C:透明性はやや劣り、マゼンタ、2次色(赤色、青
色)いずれの色再現性もやや劣る D:くすみがあり、マゼンタ、2次色(赤色、青色)い
ずれの色再現性も劣る
として、トナー(B)〜(F)、及び比較用トナー
(a)〜(e)を使用する以外は実施例1と同様にして
評価した。結果を表4に示した。
結着樹脂、着色剤、ワックス成分、及び荷電制御剤を含
有するトナー粒子を少なくとも有し、着色剤には少なく
ともキナクリドン顔料及び溶性アゾ顔料が含まれ、キナ
クリドン顔料と溶性アゾ顔料のトナー粒子中における総
含有量は1〜20質量%で、キナクリドン顔料及び溶性
アゾ顔料の含有量の質量比率は10:90〜50:50
であり、ワックス成分の融点は40〜130℃であり、
かつ、フロー式粒子像測定装置で測定される円相当個数
平均径が2〜10μmであり、平均円形度が0.940
〜0.995であり、円形度標準偏差が0.040未満
であることとすることによって、トナー粒子中で顔料の
発色性や分散性を向上させることを可能とし、極めて鮮
明な色彩と透明性、及び安定した摩擦帯電特性を有する
と共に、耐久性、及び定着性に優れた乾式トナーを提供
することができる。
成型することにより得られる平滑な表面を有するトナー
平板表面の水に対する接触角をθ25とし、100℃で2
分間の加熱処理を行った前記トナー平板表面の水に対す
る接触角をθ100としたときに、3°≦θ100−θ25≦1
5°の関係を満たすと、良好な定着特性を実現する上で
より一層効果的である。
キルサリチル酸誘導体や含硫黄重合体であると、着色剤
の良好な分散性及びトナーの良好な帯電特性を導き、現
像性、転写性、及び着色力をバランス良く改善する上で
より一層効果的である。
ホン酸基を有する重合体であると、荷電制御剤の分散性
及び着色剤の分散性を向上させ、着色力、透明性、及び
帯電特性を改善する上でより一層効果的である。
5〜0.995で、円形度標準偏差が0.035未満で
あると、トナーの転写特性及び現像特性を改善する上で
より効果的であり、平均円形度が0.970〜0.99
0で、円形度標準偏差が0.015以上0.035未満
であると、より一層効果的である。
のトナー粒子が15個数%以下であると、十分な現像効
率を実現し、良好な画像を形成する上でより一層効果的
である。
記構造式[1]で示される顔料であると、色相や耐光性
等の物理的安定性を向上させる上でより効果的であり、
C.I.Pigment Red 122、C.I.P
igment Red 202、及びC.I.Pigm
ent Violet 19の群から選ばれるいずれか
であると、より一層効果的である。
造式[2]で示される顔料であると、分散性の改善や発
色性、色調、及び帯電特性を向上させる上でより効果的
であり、C.I.Pigment Red 48:1、
C.I.Pigment Red 48:2、C.I.
Pigment Red 48:3、C.I.Pigm
ent Red 48:4、C.I.Pigment
Red 48:5、C.I.Pigment Red
52:1、C.I.Pigment Red52:2、
C.I.Pigment Red 57:1、C.I.
Pigment Red 58:2、C.I.Pigm
ent Red 58:4、C.I.Pigment
Red 64、C.I.Pigment Red 6
4:1、C.I.Pigment Red 200、及
びC.I.Pigment Brown 5の群から選
ばれるいずれかであると、より一層効果的である。
に用いられるマゼンタトナーであると、トナーの透明性
を向上させ、優れた現像性を実現し、色再現性に優れた
フルカラー画像を形成する上でより一層効果的である。
担持体を帯電させる帯電手段と、帯電した像担持体に静
電潜像を形成する静電潜像形成手段と、像担持体に形成
された静電潜像を現像剤によって現像してトナー像を形
成する現像手段と、形成されたトナー像を像担持体から
転写材に転写する転写手段と、転写材上の未定着トナー
像を転写材に定着させる定着手段とを有する画像形成装
置において、前記乾式トナーを現像剤に用いると、高画
像濃度でかつ鮮明な画像を形成することができる。
ある。
Claims (14)
- 【請求項1】 結着樹脂、着色剤、ワックス成分、及び
荷電制御剤を含有するトナー粒子を少なくとも有する乾
式トナーであって、 前記着色剤には少なくともキナクリドン顔料及び溶性ア
ゾ顔料が含まれ、キナクリドン顔料と溶性アゾ顔料のト
ナー粒子中における総含有量は1〜20質量%で、キナ
クリドン顔料及び溶性アゾ顔料の含有量の質量比率は1
0:90〜50:50であり、 前記ワックス成分の融点は40〜130℃であり、 かつ、フロー式粒子像測定装置で測定される円相当個数
平均径が2〜10μmであり、平均円形度が0.940
〜0.995であり、円形度標準偏差が0.040未満
であることを特徴とする乾式トナー。 - 【請求項2】 前記トナーを25℃で圧縮成型すること
により得られる平滑な表面を有するトナー平板表面の水
に対する接触角をθ25とし、100℃で2分間の加熱処
理を行った前記トナー平板表面の水に対する接触角をθ
100としたときに、3°≦θ100−θ25≦15°の関係を
満たすことを特徴とする請求項1に記載の乾式トナー。 - 【請求項3】 前記荷電制御剤が、ジアルキルサリチル
酸誘導体であることを特徴とする請求項1又は2に記載
の乾式トナー。 - 【請求項4】 前記荷電制御剤が、含硫黄重合体である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の乾式トナー。 - 【請求項5】 前記含硫黄重合体が、スルホン酸基を有
する重合体であることを特徴とする請求項4に記載の乾
式トナー。 - 【請求項6】 前記平均円形度が0.955〜0.99
5で、前記円形度標準偏差が0.035未満であること
を特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乾
式トナー。 - 【請求項7】 前記平均円形度が0.970〜0.99
0で、前記円形度標準偏差が0.015以上0.035
未満であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
一項に記載の乾式トナー。 - 【請求項8】 円形度0.950未満のトナー粒子が1
5個数%以下であることを特徴とする請求項1乃至7の
いずれか一項に記載の乾式トナー。 - 【請求項9】 前記キナクリドン顔料が下記構造式
[1]で示される顔料であることを特徴とする請求項1
乃至8のいずれか一項に記載の乾式トナー。 【化1】 - 【請求項10】 前記溶性アゾ顔料が下記構造式[2]
で示される顔料であることを特徴とする請求項1乃至9
のいずれか一項に記載の乾式トナー。 【化2】 - 【請求項11】 前記キナクリドン顔料が、C.I.P
igment Red 122、C.I.Pigmen
t Red 202、及びC.I.Pigment V
iolet 19の群から選ばれるいずれかであること
を特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の
乾式トナー。 - 【請求項12】 前記溶性アゾ顔料が、C.I.Pig
ment Red48:1、C.I.Pigment
Red 48:2、C.I.Pigment Red
48:3、C.I.Pigment Red 48:
4、C.I.Pigment Red 48:5、C.
I.Pigment Red 52:1、C.I.Pi
gment Red 52:2、C.I.Pigmen
t Red 57:1、C.I.Pigment Re
d 58:2、C.I.Pigment Red 5
8:4、C.I.Pigment Red 64、C.
I.Pigment Red 64:1、C.I.Pi
gment Red 200、及びC.I.Pigme
nt Brown 5の群から選ばれるいずれかである
ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記
載の乾式トナー。 - 【請求項13】 フルカラー画像形成時に用いられるマ
ゼンタトナーであることを特徴とする請求項1乃至12
のいずれか一項に記載の乾式トナー。 - 【請求項14】 像担持体と、像担持体を帯電させる帯
電手段と、帯電した像担持体に静電潜像を形成する静電
潜像形成手段と、像担持体に形成された静電潜像を現像
剤によって現像してトナー像を形成する現像手段と、形
成されたトナー像を像担持体から転写材に転写する転写
手段と、転写材上の未定着トナー像を転写材に定着させ
る定着手段とを有する画像形成装置において、 前記現像剤は、請求項1乃至13のいずれか一項に記載
の乾式トナーであることを特徴とする画像形成装置。
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