JP2003207030A - フリクションギヤ - Google Patents

フリクションギヤ

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JP2003207030A JP2002004134A JP2002004134A JP2003207030A JP 2003207030 A JP2003207030 A JP 2003207030A JP 2002004134 A JP2002004134 A JP 2002004134A JP 2002004134 A JP2002004134 A JP 2002004134A JP 2003207030 A JP2003207030 A JP 2003207030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した騒音低減効果が得られるフリクショ
ンギヤを提供する。 【解決手段】 フリクションギヤ5は、主歯車9と、主
歯車9と同軸に配置され、その歯数が主歯車9の歯数と
異なる副歯車10と、副歯車10を主歯車9に押し付け
る皿バネ11(付勢手段)と、主歯車9と副歯車10と
の間に配設され主歯車9及び副歯車10に対して相対回
転可能なスペーサ12と、を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリクションギヤ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ギヤのバックラッシュに起因する歯打ち
音を防止するギヤ構造としては、例えば特開平6−66
111号公報や、特開平9−96353号公報等に開示
されたフリクションギヤが従来から広く知られている。
前者は、フリクションギヤを動弁系に用いた例であり、
後者はフリクションギヤをトランスミッションギヤに用
いた例である。
【0003】フリクションギヤは、主歯車と、主歯車と
同軸に配置され、その歯数が主歯車の歯数と異なる副歯
車と、副歯車を主歯車に押し付ける付勢手段と、を有
し、互いに噛み合う駆動側ギヤ及び従動側ギヤのいずれ
か一方のギヤを構成するものである。
【0004】ここで、従動側ギヤをフリクションギヤで
構成し、副歯車の歯数が、主歯車の歯数よりも一つ以上
多くなっている場合を例に挙げて、歯打ち音の低減メカ
ニズムについて説明する。
【0005】副歯車歯数は主歯車歯数よりも多いため、
噛み合い点から遠ざかるにつれて主歯車と副歯車のずれ
量は大きくなっている。この状態で駆動側ギヤによって
駆動が開始されると、副歯車は主歯車に対して付勢手段
で押し付けられているため、主歯車と一体で回転しよう
とする。しかし、回転につれ、主歯車と副歯車とのずれ
により隙間の狭くなった部位が噛み合い点に近づき、駆
動側ギヤはその狭い隙間に無理矢理かみ込んでいく形と
なるため、駆動側ギアは副歯車を回転方向と逆向きに押
し戻しながら主歯車にかみ込んでいくことになる。その
結果、駆動側ギアと主歯車との間のバックラッシュは、
駆動側ギアと副歯車の噛み合いにより埋められ、歯打ち
音の原因となるバックラッシュの発生を防止することが
できる。
【0006】駆動側ギヤの駆動トルクが負となる場合、
または従動側ギヤに正の駆動トルクが発生した場合、従
動側ギアが駆動側ギヤに追突しようとするが、このとき
副歯車に作用するトルクが主歯車と副歯車との間のフリ
クショントルクより小さいときは、この追突の動きは副
歯車によって妨げられるため、歯打ち音は発生しない。
以上が、フリクションギヤの基本メカニズムである。
【0007】尚、駆動側ギアをフリクションギヤで構成
した場合には、副歯車の歯数を主歯車の歯数よりも一つ
以上少なくすることにより、同様の効果が得られること
が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなフリクションギヤにおいては、駆動側ギヤと従動側
ギヤとを噛み合わせた歯車機構を長時間使用しなかった
場合等の潤滑油が落ちきってしまった場合に、エンジン
始動時にフリクショントルクが過大となって焼き付きを
起こす虞がある。また、極低温時には潤滑油の粘度が高
く、フリクショントルクが過大になるという問題があ
る。
【0009】一方、上記歯車機構のトルク変動を抑制す
る押し付け力を生み出すために副歯車を主歯車に押し付
ける付勢手段としては、皿バネが一般的に使われてい
る。皿バネは、比較的小さい空間で大きな負荷容量が得
られること、並列や直列に組み合わせて広範囲のバネ特
性が得られる等の利点があるが、僅かな撓み量変化で押
付荷重が大きく変化するので、設計公差等に起因する撓
み量のばらつきによって押付荷重が大きくばらつき、結
果としてフリクションギヤの騒音(歯打ち音)低減効果
にばらつきをもたらすという欠点がある。例えば、皿バ
ネの自然長の公差は寸法に依存するが、自然長が2mm
程度だとすると0.1mm〜0.2mm程度であるが、
この誤差によって、押付荷重が800N〜1600N近
く変化してしまう。そうなると、所期の押付荷重よりも
小さい押付荷重になった場合には、所望のフリクション
トルクが得られず所期の騒音低減効果を得られなくなる
虞があり、所期の押付荷重よりも大きい押付荷重になっ
た場合には、副歯車に加わる力が過大となりフリクショ
ンロスが大きくなってしまう虞がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の発明は、互いに噛み合う駆動側ギヤ及び従動側ギヤの
いずれか一方のギヤとなるフリクションギヤにおいて、
主歯車と、上記主歯車と同軸に配置され、その歯数が上
記主歯車の歯数と異なる副歯車と、上記副歯車を上記主
歯車に押し付ける付勢手段と、上記主歯車と上記副歯車
との間に配設され上記主歯車及び上記副歯車に対して相
対回転可能なスペーサと、を有することを特徴としてい
る。これによって、スペーサと主歯車との間及びスペー
サと副歯車との間に、境界潤滑層が設けられる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記駆動側ギヤがフリクションギヤと
なり、上記副歯車の歯数が上記主歯車の歯数より少なく
と1つ以上少ないことを特徴としている。
【0012】請求項3に記載の発明は請求項1に記載の
発明において、上記従動側ギヤがフリクションギヤとな
り、上記副歯車の歯数が上記主歯車の歯数より少なくと
も1つ以上多いことを特徴としている。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の発明において、上記スペーサは、略円
環状を呈し、上記主歯車と同軸に配設されたものであっ
て、その外径が上記主歯車及び上記副歯車の歯底径より
も小さく、かつその内径が上記主歯車と上記副歯車の内
径のどちらか大きい方の内径と略同径もしくは大径とな
るよう形成されていることを特徴としている。これによ
って、スペーサと主歯車との面圧及びスペーサと副歯車
との面圧を最小にすることが可能となる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の発明において、上記スペーサの主歯車
軸線方向に直角な少なくとも一つの面に、潤滑油を保持
可能とする溝が形成されていることを特徴としている。
これによって、通常、浸炭処理を行う主歯車あるいは副
歯車への加工を行うことなく、簡便に潤滑油保持構造を
実現できる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の発明において、上記スペーサには、主
歯車軸線方向に沿って該スペーサを貫通する孔部が形成
されていることを特徴としている。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれかに記載の発明において、上記スペーサは、潤滑
油を含浸させた金属で成形されていることを特徴として
いる。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれかに記載の発明において、上記スペーサの肉厚
は、上記主歯車及び上記副歯車よりも薄肉となるよう形
成されていることを特徴としている。これによって、ス
ペーサの温度は、摩擦熱によって速やかに上昇する。
【0018】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
いずれかに記載の発明において、上記スペーサの肉厚を
グレード管理することで上記主歯車への上記副歯車の押
し付け力を略一定としたことを特徴としている。
【0019】請求項10に記載の発明は、請求項1〜9
のいずれかに記載の発明において、上記スペーサは、摩
擦熱による温度上昇が大きい金属で単一的に構成されて
いることを特徴としている。
【0020】請求項11に記載の発明は、請求項1〜1
0のいずれかに記載の発明において、上記スペーサは、
上記主歯車に対向する一面側及び上記副歯車に対向する
他面側が温度上昇率の高い第1金属層からなり、これら
第1金属層に挟まれた中心部分が温度上昇率の低い第2
金属層からなっていることを特徴としている。
【0021】請求項12に記載の発明は、請求項1〜1
1のいずれかに記載の発明において、上記スペーサの上
記主歯車に対向する一面の摩擦係数と上記スペーサの上
記副歯車に対向する他面の摩擦係数とを互いに異なら
せ、上記一面及び上記他面のうち摩擦係数が大きい側の
フリクショントルクが上記副歯車の歯の疲労応力以下と
なるよう設定されていることを特徴としている。通常ス
ペーサは、一面と他面うち摩擦係数が相対的に小さい面
が、主歯車あるいは副歯車に対して摺動しているが、異
物等により摩擦係数が相対的に小さい面が主歯車あるい
は副歯車に対して固着した場合には、一面と他面うち摩
擦係数が相対的に大きい面が、主歯車あるいは副歯車に
対して摺動する。
【0022】
【発明の効果】請求項1〜3の発明によれば、スペーサ
と主歯車との間及びスペーサと副歯車との間に、境界潤
滑層が設けられるので、潤滑油保持性能の向上し、潤滑
油切れによる金属同士の接触がもたらす焼き付きや過度
のフリクショントルクの発生による副歯車への過大入力
による疲労破壊を回避することができる。
【0023】請求項4の発明によれば、スペーサと主歯
車との面圧及びスペーサと副歯車との面圧を最小にする
ことが可能となるので、焼き付き限界を向上させること
ができる。また、主歯車と副歯車との共通の接触面間に
スペーサが配設されることになるので、スペーサが主歯
車あるいは副歯車のどちらかに因って局所的に押圧され
ることもなく耐久性を向上させることができる。
【0024】請求項5及び6の発明によれば、簡便に潤
滑油保持構造を実現することができるので、オイル切れ
による過大なフリクショントルクの発生を抑制すること
ができる。
【0025】請求項7の発明によれば、潤滑油の劣化
や、相当長期に亙ってエンジンが使われないといった極
限状態にあっても、エンジン始動時等にオイル切れによ
る過大なフリクショントルクの発生を抑制することがで
きる。
【0026】請求項8の発明によれば、スペーサの温度
上昇に伴って、主歯車と副歯車との間の潤滑油の温度を
速やかに上昇させることができる。すなわち、潤滑油の
油温が低いと、潤滑油の性状が高粘度となりフリクショ
ントルクが過大となってしまうが、潤滑油の油温が低い
時には、速やかに潤滑油の油温を上昇させることができ
るため、潤滑油が高粘度でフリクショントルクが過大に
なっている期間を早期に解消することができる。
【0027】請求項9の発明によれば、弾性手段の低コ
スト化を図れると共に、安定した音振性能を耐久性と両
立させて実現することができる。
【0028】請求項10及び請求項11の発明によれ
ば、スペーサの温度上昇が一層促進されるため、潤滑油
が高粘度でフリクショントルクが過大になっている期間
をより短縮することができる。
【0029】請求項12の発明によれば、非常時には、
スペーサがメカニカルヒューズとして作用してエンジン
の損傷を防止できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明が適用された内
燃機関のカムシャフト駆動ギヤ機構を示している。
【0031】シリンダヘッド1に取り付けられたカムシ
ャフト2a,2bは、カムキャップ3a,3b,3cに
よって固定されている。カムシャフト2a,2bの先端
には、それぞれ駆動側ギアとしての駆動側歯車4と従動
側ギヤとしてのフリクションギヤ5が取り付けられてい
る。駆動側歯車4とフリクションギア5とは互いに噛み
合っている。駆動側歯車4は、ダウエルピン(図示せ
ず)等によりカムシャフト2aに対する位置決めがなさ
れている。
【0032】図2は、図1のA−A線位置に対応する断
面図であって、弁挟角を示す説明図である。このよう
に、本実施例では、高性能高出力の直噴ディーゼルエン
ジンに本発明に係るフリクションギヤを適用しており、
弁挟角が小さいために狭くなったカムシャフト2a,2
b間で駆動側歯車4とフリクションギヤ5とを噛み合わ
せることによって、カムシャフト2aからカムシャフト
2bに力を伝達している。
【0033】図1に示すように、カムシャフト2aの端
部にはチェーンスプロケット6が配設されており、駆動
側歯車4及びチェーンスプロケット6はワッシャ7を介
してボルト8でカムシャフト2aに固定されている。こ
のチェーンスプロケット6には、クランクシャフト(図
示せず)からチェーン機構(図示せず)を介して駆動力
が伝達されており、このチェーンスプロケット6を回転
させることによってカムシャフト2a,2bを駆動させ
ている。
【0034】フリクションギヤ5は、図1及び図3に示
すように、浸炭処理された主歯車9と、主歯車9と同軸
に配置され、その歯数が主歯車9の歯数より一つ以上多
い浸単処理された副歯車10と、副歯車10を主歯車9
に押し付ける付勢手段としての皿バネ11と、主歯車9
と副歯車10との間に配設され主歯車9及び副歯車10
に対して相対回転可能な略円環状のスペーサ12(図3
を参照)と、を有している。
【0035】フリクションギヤ5は、主歯車9とスペー
サ12との間、並びにスペーサ12と副歯車10との間
に設けられた摺動面となる境界潤滑層に潤滑油が飛沫的
にかかる構造となっていると共に、主歯車9と副歯車1
0との間に比較的潤滑油が保持される傾向にある間隙1
3を有している。
【0036】スペーサ12は、その外径D1が主歯車9
及び副歯車10の歯底径Dbよりも小さく、かつその内
径D2が副歯車9の内径Dsと略同径となるよう形成さ
れていると共に、その厚みtがグレード管理されてい
る。また、スペーサ12の肉厚tは、主歯車9及び副歯
車10よりも薄肉となるよう形成されている。
【0037】主歯車9、副歯車10、皿バネ11及びス
ペーサ12は、カムシャフト2bの端部に配設されたブ
ラケット14を介してボルト15でカムシャフト2bに
取り付けられている。詳述すれば、主歯車9、副歯車1
0及びスペーサ12は、軸受けの役目も兼ねるブラケッ
ト14と皿バネ11とで相対回転可能ではあるが押さえ
付けられている。また、主歯車9は、カムシャフト2b
に端部に形成されたフランジ部16に当接していると共
に、ダウエルピン17によって、このフランジ部16で
カムシャフト2bに対する位置決めがなされている。
【0038】副歯車10を主歯車9に押し付ける皿バネ
11の付勢力は、この皿バネ11がブラケット14と副
歯車10との間で圧縮されることによって発生する。
【0039】皿バネ11は、図4に示すように、略円環
状を呈し、外径D3及び内径D4の寸法公差がそれぞれ±
0.3mmとなるよう設定されている。また、皿バネの
自然長t1の寸法公差は+0.1〜0.2、−0となる
よう設定されている。
【0040】ここで、図5〜図7を用いて上述したフリ
クションギヤ5の作用をスペーサが存在しない従来のフ
リクションギヤと対比させながら説明する。図6及び図
7は、図5のB−B線に沿って模式的に駆動側歯車4、
主歯車5及び副歯車9の関係を示した説明図であって、
図6は従来のフリクションギヤに、図7は上述した本発
明に係るフリクションギヤ5に、それぞれ対応してい
る。尚、説明の便宜上、本発明に係るフリクションギヤ
5の構成からスペーサ12を取り除いたものを従来のフ
リクションギヤとし、同一構成には同一の符号を付すも
のとする。
【0041】図5は、駆動側歯車4、主歯車9及び副歯
車10の歯面がどのように噛み合うかを示している。こ
こで、駆動側歯車4の歯4a,4b、主歯車9の歯9a
及び副歯車10の歯10aに着目すると、駆動側歯車4
の歯4aと主歯車9は歯9aとは、図5中の○印の部分
で接触しており、○印の部分には、駆動側歯車4からの
駆動力Pが作用している。一方、駆動側歯車4の歯4b
と副歯車10の歯10aとは、図5中の●印の部分で接
触しており、●印の部分には、駆動側歯車4からの摩擦
力βが駆動力Pの方向と反対方向に作用している。
【0042】図6a及び図6bは、スペーサ12が存在
しない従来のフリクションギヤの図5に示す状態を模式
的に表している。主歯車9と副歯車10との間には、皿
バネ11による押し付け力と摩擦係数によって、摩擦力
αが発生する。
【0043】ここで、摩擦力α>摩擦力βである場合、
図6aに示すように、駆動側歯車4の歯4aと主歯車9
の歯9aの衝突は発生しない。しかしながら、駆動側の
トルク変動等が大きくなり、摩擦力α≦摩擦力βとなる
と、図6bに示すように、駆動側歯車4の歯4bと主歯
車9の歯9aの衝突が発生する。また、何らかの理由に
よって主歯車9と副歯車10との間の摩擦係数が大きく
なりすぎると、摩擦力αが過大となるため、副歯車9の
歯元には、この過大となった摩擦力αに打ち勝つだけの
曲げ応力が入るので、やがては疲労破壊してしまうこと
になる。
【0044】一方、本願発明のように、主歯車9と副歯
車10との間にスペーサ12が存在する場合、図7に示
すように、スペーサ12の両面には、略釣り合う摩擦力
Q、Rが生じるため、わずかな状態変化でどちらかの面
が摺動面となるが、フリクショントルクは、スペーサ1
2がない従来のフリクションギヤと変わらない。すなわ
ち、本来必要なフリクションギヤ5の作用は十分発揮す
ることができる。
【0045】そして、主歯車9と副歯車10との間にス
ペーサー12が配設されているので、主歯車9とスペー
サ12との間、並びにスペーサ12と副歯車10との間
に、境界潤滑層がそれぞれ設けられることなり、潤滑油
保持性能の向上し、潤滑油切れによる金属同士の接触が
もたらす焼き付きや過度のフリクショントルクの発生に
よる副歯車10への過大入力による疲労破壊を回避する
ことができる。
【0046】また、スペーサ12によって主歯車9と副
歯車10との間に2つに境界潤滑層が設けられるので、
仮に主歯車9と副歯車10のどちらか一方がスペーサ1
2と固着しても、主歯車9と副歯車10との間にはまだ
境界潤滑層が一つ残ることになる。すなわち、スペーサ
12がフリクションギヤ5のフェールセーフ機能を果た
すことによって安全率の限界を狙った設計が可能とな
り、副歯車10の歯幅を小さく設定することも可能とな
る。
【0047】そして、スペーサ12は、その外径D1
主歯車9及び副歯車10の歯底径Dbよりも小さく、か
つその内径D2が副歯車10の内径Dsと略同径となる
よう形成されているので、皿バネ11によって押し付け
られた面圧を比較的小さい値に保持することができる。
また、主歯車9と副歯車10との共通の接触面間にスペ
ーサ12が配設されることになるので、スペーサ12が
主歯車9あるいは副歯車10のどちらかに因って局所的
に押圧されることもなく耐久性を向上させることができ
る。
【0048】また、スペーサ12の厚さtをグレード管
理することによって、本来ばらつきの大きい皿バネ11
の自然長t1に関して、このばらつきを吸収することが
可能となるため、皿バネ11による押付力を略一定に確
保することができる。
【0049】さらに、スペーサの厚さtは、主歯車9及
び副歯車10よりも薄肉となるよう形成されているの
で、スペーサ12の温度上昇に伴って、主歯車9と副歯
車10との間、すなわち上述した境界潤滑層の潤滑油の
温度を速やかに上昇させることができる。
【0050】尚、上述した第1実施例においては、従動
側ギヤをフリクションギヤ5としたが、駆動側ギヤをフ
リクションギヤ5としてもよく、この場合には、主歯車
9の歯数が副歯車10の歯数よりも一枚以上多くすれば
よい。
【0051】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。この第2実施例は、上述した第1実施例のフリクシ
ョンギヤ5において、スペーサ12が潤滑油を予め含浸
させた合金で形成されている。例えば、オイルレスベア
リングは、粉末冶金法によって多孔質に製造されたもの
で、体積で10〜30%の残留気孔に潤滑油を含浸した
ものである。オイルレスベアリングには、銅系と鉄系と
が有るが、鉄系の方が高荷重低速向きである。このよう
な金属でスペーサ12を構成した第2実施例において
は、始動時に潤滑油がまだシリンダヘッドに供給されな
い時間から、摺動面となる境界潤滑層でスティックが発
生することなく滑らかに回転可能となる。
【0052】図8及び図9は、本発明の第3実施例を示
している。この第3実施例は、上述した第1実施例のフ
リクションギヤ5と略同一構成となっているが、スペー
サ12の両面に溝19が形成されている。詳述すれば、
組み付け状態において、主歯車軸線方向に直角となるス
ペーサ12の両面に溝19が形成されている。この溝1
9は、スペーサ12と同心状の溝19aと、スペーサ1
2の半径方向に沿って延び、溝19aと交差し、スペー
サ12の内周側と外周側とを連結する溝19b、とから
なっている。
【0053】このような第3実施例によれば、溝19に
よって潤滑油を摺動面となる境界潤滑層に保持すること
ができるので、潤滑油切れによって過大なフリクション
トルクが発生することを防止することができる。
【0054】また、溝19は、溝19bによって潤滑油
を循環させることができるので、溝19内に潤滑油が長
期間滞留して、潤滑油が劣化してしまうことを防止する
ことができる。
【0055】さらに、浸炭処理を行う主歯車9あるいは
副歯車10への加工を行うことなく、簡便に潤滑油保持
構造を実現することができる。
【0056】尚、溝19は、スペーサ12の片面にだけ
設けるようにしてもよい。また、溝19bは、必要以上
にその断面積を大きくすると、長期保管時等に潤滑油が
溝から排出されてしまうので、溝19aに比べて小さい
断面積となるよう形成することが望ましい。
【0057】図10は、本発明の第4実施例を示してい
る。
【0058】この第4実施例は、上述した第1実施例の
フリクションギヤ5と略同一構成となっているが、スペ
ーサ12には、このスペーサ12を貫通する略円弧形状
の孔部20が形成されている。詳述すれば、スペーサ1
2には、組み付け状態におけるスペーサ12の主歯車軸
線方向に沿って、このスペーサ12を貫通する略円弧形
状の孔部20が形成されている。
【0059】この第4実施例においても、孔部20によ
って、潤滑油を摺動面となる境界潤滑層に保持すること
ができるので、潤滑油切れによって過大なフリクション
トルクが発生することを防止することができる。
【0060】図11は、本発明の第5実施例を示してい
る。
【0061】この第5実施例は、上述した第1実施例の
フリクションギヤ5と略同一構成となっているが、スペ
ーサ12は、主歯車5に対向する一面側及び副歯車9に
対向する他面側が温度上昇率の高い第1金属層22,2
2からなり、これら第1金属層22,22に挟まれた中
心部分が温度上昇率の低い第2金属層23からなってい
る。
【0062】このような第5実施例においては、摩擦熱
によって外側の第1金属層22の温度が速やかに上昇す
るようなっている。すなわち、冷機潤滑油の油温が低い
と、潤滑油の性状が高粘度となりフリクショントルクが
過大となってしまうが、潤滑油の油温が低い時には、第
1金属層22の温度上昇に伴い速やかに潤滑油の油温を
上昇させることができるため、潤滑油が高粘度でフリク
ショントルクが過大になっている期間を早期に解消する
ことができる。
【0063】次に本発明の第6実施例ついて説明する。
この第6実施例は、上述した第1実施例のフリクション
ギヤと略同一構成となっているが、スペーサ12は、ス
ペーサ12の主歯車9に対向する一面の摩擦係数がスペ
ーサ12の副歯車10に対向する他面の摩擦係数よりも
大きくなるよう形成され、かつ一面側のフリクショント
ルクが副歯車10の歯の疲労応力以下となるよう設定さ
れている。
【0064】このような第6実施例においては、主歯車
9に対向するスペーサ12の一面の摩擦係数が、副歯車
10に対向するスペーサ12の他面の摩擦係数よりも高
くなっているので、図12に示すように、スペーサ12
と主歯車9との間には働く摩擦力が大きくなり、主歯車
9に対してスペーサ12は摺動せず、副歯車10がスペ
ーサ12に対して摺動することになる。そして、潤滑油
に混入した異物等によって、スペーサ12と副歯車10
とが固着した場合には、副歯車10と一体となったスペ
ーサ12が主歯車9に対して摺動することになる。
【0065】すなわち、仮にスペーサ12と副歯車10
とが固着したとしても、スペーサ12は主歯車9に対し
て摺動可能でなので、フリクションギヤ5は所期の機能
を維持することができる。
【0066】また、スペーサ12の一面の摩擦係数は、
一面側のフリクショントルクが副歯車10の歯の疲労応
力以下となるよう設定されているので、スペーサ12と
副歯車10とが固着して、スペーサ12が主歯車9に対
して摺動する状態になっても、スペーサ12がメカニカ
ルヒューズとして作用してエンジンの損傷を防止でき
る。
【0067】尚、スペーサ12の他面の摩擦係数がスペ
ーサ12の一面の摩擦係数よりも大きくなるよう形成
し、かつ他面側のフリクショントルクが副歯車10の歯
の疲労応力以下となるよう設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフリクションギアを適用された内
燃機関のカムシャフト駆動ギヤ機構を示す説明図。
【図2】図1のA−A線位置に対応する断面図。
【図3】本発明に係るフリクションギヤの要部断面図。
【図4】本発明に係るフリクションギヤを構成する皿バ
ネの断面図。
【図5】駆動側歯車、主歯車及び副歯車の歯面がどのよ
うに噛み合うかを示す説明図。
【図6】図5のB−B線に沿って模式的に駆動側歯車
4、主歯車5及び副歯車9の関係を示す説明図であっ
て、スペーサを有さない従来のフリクションギヤに対応
する説明図。
【図7】図5のB−B線に沿って模式的に駆動側歯車
4、主歯車5及び副歯車9の関係を示した説明図であっ
て、本発明に係るフリクションギヤに対応する説明図。
【図8】本発明の第3実施例におけるフリクションギヤ
のスペーサの平面図。
【図9】図8のC−C線に沿った断面図。
【図10】本発明の第4実施例におけるフリクションギ
ヤのスペーサの平面図。
【図11】本発明の第5実施例におけるフリクションギ
ヤのスペーサの要部断面図にして、図8のC−C線に対
応する位置の断面図。
【図12】図5のB−B線に沿って模式的に駆動側歯車
4、主歯車5及び副歯車9の関係を示した説明図であっ
て、本発明の第6実施例に係るフリクションギヤに対応
する説明図。
【符号の説明】
5…フリクションギヤ 9…主歯車 10…副歯車 11…皿バネ 12…スペーサ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに噛み合う駆動側ギヤ及び従動側ギ
    ヤのいずれか一方のギヤとなるフリクションギヤにおい
    て、主歯車と、上記主歯車と同軸に配置され、その歯数
    が上記主歯車の歯数と異なる副歯車と、上記副歯車を上
    記主歯車に押し付ける付勢手段と、上記主歯車と上記副
    歯車との間に配設され上記主歯車及び上記副歯車に対し
    て相対回転可能なスペーサと、を有することを特徴とす
    るフリクションギヤ。
  2. 【請求項2】 上記駆動側ギヤがフリクションギヤとな
    り、上記副歯車の歯数が上記主歯車の歯数より少なくと
    1つ以上少ないことを特徴とする請求項1に記載のフリ
    クションギヤ。
  3. 【請求項3】 上記従動側ギヤがフリクションギヤとな
    り、上記副歯車の歯数が上記主歯車の歯数より少なくと
    も1つ以上多いことを特徴とする請求項1に記載のフリ
    クションギヤ。
  4. 【請求項4】 上記スペーサは、略円環状を呈し、上記
    主歯車と同軸に配設されたものであって、その外径が上
    記主歯車及び上記副歯車の歯底径よりも小さく、かつそ
    の内径が上記主歯車と上記副歯車の内径のどちらか大き
    い方の内径と略同径もしくは大径となるよう形成されて
    いることを特徴とする請求項1〜3にいずれかに記載の
    フリクションギヤ。
  5. 【請求項5】 上記スペーサの主歯車軸線方向に直角な
    少なくとも一つの面に、潤滑油を保持可能とする溝が形
    成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載のフリクションギヤ。
  6. 【請求項6】 上記スペーサには、主歯車軸線方向に沿
    って該スペーサを貫通する孔部が形成されていることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフリクショ
    ンギヤ。
  7. 【請求項7】 上記スペーサは、潤滑油を含浸させた金
    属で成形されていることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載のフリクションギヤ。
  8. 【請求項8】 上記スペーサの肉厚は、上記主歯車及び
    上記副歯車よりも薄肉となるよう形成されていることを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のフリクショ
    ンギヤ。
  9. 【請求項9】 上記スペーサの肉厚をグレード管理する
    ことで上記主歯車への上記副歯車の押し付け力を略一定
    としたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載
    のフリクションギヤ。
  10. 【請求項10】 上記スペーサは、摩擦熱による温度上
    昇が大きい金属で単一的に構成されていることを特徴と
    する請求項1〜9のいずれかに記載のフリクションギ
    ヤ。
  11. 【請求項11】 上記スペーサは、上記主歯車に対向す
    る一面側及び上記副歯車に対向する他面側が温度上昇率
    の高い第1金属層からなり、これら第1金属層に挟まれ
    た中心部分が温度上昇率の低い第2金属層からなってい
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のフ
    リクションギヤ。
  12. 【請求項12】 上記スペーサの上記主歯車に対向する
    一面の摩擦係数と上記スペーサの上記副歯車に対向する
    他面の摩擦係数とを互いに異ならせ、上記一面及び上記
    他面のうち摩擦係数が大きい側のフリクショントルクが
    上記副歯車の歯の疲労応力以下となるよう設定されてい
    ることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の
    フリクションギヤ。
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