JP2003206335A - 共重合体およびそれを用いた高分子発光素子 - Google Patents

共重合体およびそれを用いた高分子発光素子

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Abstract

(57)【要約】 【課題】芳香族アミン繰り返し単位を有し、強い蛍光強
度を有する共重合体と、該共重合体を用いて、高性能の
高分子LEDを提供する。 【解決手段】 下記式(1)および式(2)で示される
繰り返し単位を含み、ポリスチレン換算の数平均分子量
が103〜108である共重合体。 ・・・・・(1) 〔ここで、Ar1およびAr2は、アリーレン基または2
価の複素環基である。R 1およびR2は、それぞれ独立に
水素原子、アルキル基等を示す。〕 ・・・・・(2) 〔ここで、Ar3、Ar5およびAr7は、アリーレン基
または2価の複素環基である。Ar4およびAr6は、そ
れぞれ独立にアリール基または1価の複素環基である。
nは0〜3の整数を示す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共重合体、高分子
組成物および高分子発光素子(以下、高分子LEDとい
うことがある。)に関する。
【0002】
【従来の技術】高分子化合物を用いた電子材料は、電子
素子用として、種々検討されている。例えば、主鎖に芳
香族アミン構造を有する繰り返し単位(芳香族アミン繰
り返し単位;以下にその一例を示す) を有する共重合体は、高分子の発光材料(高分子蛍光
体)として塗布法により発光素子における発光層等を形
成できることから種々検討されている。
【0003】芳香族アミン繰り返し単位を有する共重合
体としては、例えばWO99/54385号公開明細書
に、芳香族アミン繰り返し単位と置換または未置換のフ
ルオレン−2,7−ジイル基からなる繰り返し単位とを
有する共重合体が開示されている。また、WO97/0
9394号公開明細書には、芳香族アミン繰り返し単位
と −CZ=C−Ar−CH=CZ− (Zはアルキル基等を示す。Arはアリーレン基等を示
す。)で示される繰り返し単位とを有する共重合体が開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記共
重合体を高分子蛍光体として用いる場合、その蛍光強度
が未だ不十分であった。本発明の目的は、芳香族アミン
繰り返し単位を有し、強い蛍光強度を有する共重合体
と、該共重合体を用いて、高性能の高分子LEDを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、下記式(1)で示され
るスチルベンジイル基からなる繰り返し単位と、下記式
(2)で示される芳香族アミン繰り返し単位とを有する
共重合体が、強い蛍光強度を持つことを見出し、本発明
に至った。
【0006】即ち本発明は、下記式(1)および式
(2)で示される繰り返し単位をそれぞれ1種類以上含
み、ポリスチレン換算の数平均分子量が103〜108
ある共重合体に係るものである。 ・・・・・(1) 〔ここで、Ar1およびAr2は、それぞれ独立にアリー
レン基または2価の複素環基である。R1およびR2は、
それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルコキシ基、
アルキルチオ基、アルキルシリル基、アルキルアミノ
基、アリール基、アリールオキシ基、アリールシリル
基、アリールアミノ基、アリールアルキル基、アリール
アルコキシ基、アリールアルキルシリル基、アリールア
ルキルアミノ基、アリールアルケニル基、アリールアル
キニル基、1価の複素環基またはシアノ基を示す。〕 ・・・・・(2) 〔ここで、Ar3、Ar5およびAr7は、それぞれ独立
にアリーレン基または2価の複素環基である。Ar4
よびAr6は、それぞれ独立にアリール基または1価の
複素環基である。nは0〜3の整数を示す。〕
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の共重合体は下記式(1)
で示される繰り返し単位を含む。 ・・・・・(1) ここで、Ar1およびAr2は、それぞれ独立にアリーレ
ン基または2価の複素環基である。R1およびR2は、そ
れぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ア
ルキルチオ基、アルキルシリル基、アルキルアミノ基、
アリール基、アリールオキシ基、アリールシリル基、ア
リールアミノ基、アリールアルキル基、アリールアルコ
キシ基、アリールアルキルシリル基、アリールアルキル
アミノ基、アリールアルケニル基、アリールアルキニル
基、1価の複素環基またはシアノ基を示す。
【0008】上記式(1)で示される繰り返し単位にお
けるAr1およびAr2において、アリーレン基とは、芳
香族炭化水素から、水素原子2個を除いた残りの原子団
である。ここに芳香族炭化水素には縮合環をもつもの、
独立したベンゼン環または縮合環2個以上が直接または
ビニレン等の基を介して結合したものが含まれる。アリ
ーレン基は、炭素数は通常6〜60であり、具体的に
は、フェニレン基、ビフェニレン基、ターフェニレン
基、ナフタレンジイル基、アントラセンジイル基などが
挙げられる。なおアリーレン基の炭素数には、置換基の
炭素数は含まれない。
【0009】2価の複素環基とは、複素環化合物から水
素原子2個を除いた残りの原子団をいい、炭素数は、通
常4〜60であり、フランジイル基、チエニレン基、フ
ルオレンジイル基、ピリジンジイル基、キノリンジイル
基、キノキサリンジイル基などが例示される。なお2価
の複素環基の炭素数には、置換基の炭素数は含まれな
い。ここに複素環化合物とは、環式構造をもつ有機化合
物のうち、環を構成する元素が炭素原子だけでなく、酸
素、硫黄、窒素、リン、ホウ素などのヘテロ原子を環内
に含むものをいう。
【0010】上記式(1)で示される繰り返し単位にお
けるAr1、Ar2はアルキル基、アルコキシ基、アルキ
ルチオ基、アルキルシリル基、アルキルアミノ基、アリ
ール基、アリールオキシ基、アリールシリル基、アリー
ルアミノ基、アリールアルキル基、アリールアルコキシ
基、アリールアルキルシリル基、アリールアルキルアミ
ノ基、アリールアルケニル基、アリールアルキニル基、
フェニルエテニル基、アルキルフェニルエテニル基、ア
ルコキシフェニルエテニル基等の置換基を有していても
よい。これらの置換基の中ではアルキル基、アルコキシ
基、アルキルアミノ基、アリール基、アリールオキシ
基、アリールアルキル基、アリールアルキルアミノ基が
好ましく、アルキル基、アルコキシ基、アリール基がさ
らに好ましく、アルキル基、アルコキシ基が最も好まし
い。
【0011】Ar1、Ar2が置換基を有する場合、それ
らの置換基について具体的に述べる。アルキル基は、直
鎖、分岐または環状のいずれでもよく、炭素数は通常1
〜20程度であり、具体的には、メチル基、エチル基、
プロピル基、i-プロピル基、ブチル基、 i-ブチル基、
t−ブチル基、ペンチル基、イソアミル基、ヘキシル
基、シクロヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2−
エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、3,7−ジメ
チルオクチル基、ラウリル基などが挙げられ、メチル
基、エチル基、ペンチル基、イソアミル基、ヘキシル
基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、デシル基、
3,7−ジメチルオクチル基が好ましい。
【0012】アルコキシ基は、直鎖、分岐または環状の
いずれでもよく、炭素数は通常1〜20程度であり、具
体的には、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ
基、 i-プロピルオキシ基、ブトキシ基、 i-ブトキシ
基、t−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソアミルオ
キシ基、ヘキシルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、
ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基、2−エチルヘキ
シルオキシ基、ノニルオキシ基、デシルオキシ基、3,
7−ジメチルオクチルオキシ基、ラウリルオキシ基など
が挙げられ、ペンチルオキシ基、イソアミルオキシ基、
ヘキシルオキシ基、オクチルオキシ基、2−エチルヘキ
シルオキシ基、デシルオキシ基、3,7−ジメチルオク
チルオキシ基が好ましい。
【0013】アルキルチオ基は、直鎖、分岐または環状
のいずれでもよく、炭素数は通常1〜20程度であり、
具体的には、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチ
オ基、 i-プロピルチオ基、ブチルチオ基、 i-ブチルチ
オ基、t−ブチルチオ基、ペンチルチオ基、イソアミル
チオ基、ヘキシルチオ基、シクロヘキシルチオ基、ヘプ
チルチオ基、オクチルチオ基、2−エチルヘキシルチオ
基、ノニルチオ基、デシルチオ基、3,7−ジメチルオ
クチルチオ基、ラウリルチオ基などが挙げられ、ペンチ
ルチオ基、イソアミルチオ基、ヘキシルチオ基、オクチ
ルチオ基、2−エチルヘキシルチオ基、デシルチオ基、
3,7−ジメチルオクチルチオ基が好ましい。
【0014】アルキルシリル基は、直鎖、分岐または環
状のいずれでもよく、炭素数は通常1〜60程度であ
り、具体的には、メチルシリル基、エチルシリル基、プ
ロピルシリル基、 i-プロピルシリル基、ブチルシリル
基、i-ブチルシリル基、t−ブチルシリル基、ペンチル
シリル基、イソアミルシリル基、ヘキシルシリル基、シ
クロヘキシルシリル基、ヘプチルシリル基、オクチルシ
リル基、2−エチルヘキシルシリル基、ノニルシリル
基、デシルシリル基、3,7−ジメチルオクチルシリル
基、ラウリルシリル基、トリメチルシリル基、エチルジ
メチルシリル基、プロピルジメチルシリル基、 i-プロ
ピルジメチルシリル基、ブチルジメチルシリル基、t−
ブチルジメチルシリル基、ペンチルジメチルシリル基、
イソアミルジメチルシリル基、ヘキシルジメチルシリル
基、ヘプチルジメチルシリル基、オクチルジメチルシリ
ル基、2−エチルヘキシル−ジメチルシリル基、ノニル
ジメチルシリル基、デシルジメチルシリル基、3,7−
ジメチルオクチル−ジメチルシリル基、ラウリルジメチ
ルシリル基などが挙げられ、ペンチルシリル基、イソア
ミルシリル基、ヘキシルシリル基、オクチルシリル基、
2−エチルヘキシルシリル基、デシルシリル基、3,7
−ジメチルオクチルシリル基、ペンチルジメチルシリル
基、イソアミルジメチルシリル基、ヘキシルジメチルシ
リル基、オクチルジメチルシリル基、2−エチルヘキシ
ル−ジメチルシリル基、デシルジメチルシリル基、3,
7−ジメチルオクチル−ジメチルシリル基が好ましい。
【0015】アルキルアミノ基は、直鎖、分岐または環
状のいずれでもよく、モノアルキルアミノ基でもジアル
キルアミノ基でもよく、炭素数は通常1〜40程度であ
り、具体的には、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、
エチルアミノ基、ジエチルアミノ基、プロピルアミノ
基、 i-プロピルアミノ基、ブチルアミノ基、 i-ブチル
アミノ基、t−ブチルアミノ基、ペンチルアミノ基、イ
ソアミルアミノ基、ヘキシルアミノ基、シクロヘキシル
アミノ基、ヘプチルアミノ基、オクチルアミノ基、2−
エチルヘキシルアミノ基、ノニルアミノ基、デシルアミ
ノ基、3,7−ジメチルオクチルアミノ基、ラウリルア
ミノ基などが挙げられ、ペンチルアミノ基、イソアミル
アミノ基、ヘキシルアミノ基、オクチルアミノ基、2−
エチルヘキシルアミノ基、デシルアミノ基、3,7−ジ
メチルオクチルアミノ基が好ましい。
【0016】アリール基は、炭素数は通常6〜60程度
であり、具体的には、フェニル基、C1〜C12アルコキ
シフェニル基(C1〜C12は、炭素数1〜12であるこ
とを示す。以下も同様である。)、C1〜C12アルキル
フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基などが例
示され、 C1〜C12アルコキシフェニル基、C1〜C12
アルキルフェニル基が好ましい。ここにアリール基と
は、芳香族炭化水素から、水素原子1個を除いた原子団
をいう。
【0017】アリールオキシ基は、炭素数は通常6〜6
0程度であり、具体的には、フェノキシ基、C1〜C12
アルコキシフェノキシ基、C1〜C12アルキルフェノキ
シ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基な
どが例示され、 C1〜C12アルコキシフェノキシ基、C
1〜C12アルキルフェノキシ基が好ましい。
【0018】アリールシリル基は、炭素数は通常6〜6
0程度であり、フェニルシリル基、、C1〜C12アルコ
キシフェニルシリル基、C1〜C12アルキルフェニルシ
リル基、1−ナフチルシリル基、2−ナフチルシリル
基、ジメチルフェニルシリル基などが例示され、 C1
12アルコキシフェニルシリル基、C1〜C12アルキル
フェニルシリル基が好ましい。
【0019】アリールアミノ基は、炭素数は通常6〜6
0程度であり、フェニルアミノ基、ジフェニルアミノ
基、C1〜C12アルコキシフェニルアミノ基、ジ(C1
12アルコキシフェニル)アミノ基、ジ(C1〜C12
ルキルフェニル)アミノ基、1−ナフチルアミノ基、2
−ナフチルアミノ基などが例示され、C1〜C12アルキ
ルフェニルアミノ基、ジ(C1〜C12アルキルフェニ
ル)アミノ基が好ましい。
【0020】アリールアルキル基は、炭素数は通常7〜
60程度であり、具体的には、フェニル−C1〜C12
ルキル基、C1〜C12アルコキシフェニル−C1〜C12
ルキル基、C1〜C12アルキルフェニル−C1〜C12アル
キル基、1−ナフチル−C1〜C12アルキル基、2−ナ
フチル−C1〜C12アルキル基などが例示され、C1〜C
12アルコキシフェニル−C1〜C12アルキル基、C1〜C
12アルキルフェニル−C1〜C12アルキル基が好まし
い。
【0021】アリールアルコキシ基は、炭素数は通常7
〜60程度であり、具体的には、フェニル−C1〜C12
アルコキシ基、C1〜C12アルコキシフェニル−C1〜C
12アルコキシ基、C1〜C12アルキルフェニル−C1〜C
12アルコキシ基、1−ナフチル−C1〜C12アルコキシ
基、2−ナフチル−C1〜C12アルコキシ基などが例示
され、C1〜C12アルコキシフェニル−C1〜C12アルコ
キシ基、C1〜C12アルキルフェニル−C1〜C12アルコ
キシ基が好ましい。
【0022】アリールアルキルシリル基は、炭素数は通
常7〜60程度であり、具体的には、フェニル−C1
12アルキルシリル基、C1〜C12アルコキシフェニル
−C1〜C12アルキルシリル基、C1〜C12アルキルフェ
ニル−C1〜C12アルキルシリル基、1−ナフチル−C1
〜C12アルキルシリル基、2−ナフチル−C1〜C12
ルキルシリル基、フェニル−C1〜C12アルキルジメチ
ルシリル基などが例示され、C1〜C12アルコキシフェ
ニル−C1〜C12アルキルシリル基、C1〜C12アルキル
フェニル−C1〜C12アルキルシリル基が好ましい。
【0023】アリールアルキルアミノ基としては、炭素
数は通常7〜60程度であり、具体的には、フェニル−
1〜C12アルキルアミノ基、C1〜C12アルコキシフェ
ニル−C1〜C12アルキルアミノ基、C1〜C12アルキル
フェニル−C1〜C12アルキルアミノ基、ジ(C1〜C12
アルコキシフェニル−C1〜C12アルキル)アミノ基、
ジ(C1〜C12アルキルフェニル−C1〜C12アルキル)
アミノ基、1−ナフチル−C1〜C12アルキルアミノ
基、2−ナフチル−C1〜C12アルキルアミノ基などが
例示され、などが例示され、C1〜C12アルキルフェニ
ル−C1〜C12アルキルアミノ基、ジ(C1〜C12アルキ
ルフェニル−C1〜C12アルキル)アミノ基が好まし
い。
【0024】アリールアルケニル基としては、炭素数は
通常8〜60程度であり、具体的には、フェニル−C1
〜C12アルケニル基、C1〜C12アルコキシフェニル−
1〜C12アルケニル基、C1〜C12アルキルフェニル−
1〜C12アルケニル基、1−ナフチル−C1〜C12アル
ケニル基、2−ナフチル−C1〜C12アルケニル基など
が例示され、C1〜C12アルコキシフェニル−C1〜C12
アルケニル基、C1〜C1 2アルキルフェニル−C1〜C12
アルケニル基が好ましい。
【0025】アリールアルキニル基としては、炭素数は
通常8〜60程度であり、具体的には、フェニル−C1
〜C12アルキニル基、C1〜C12アルコキシフェニル−
1〜C12アルキニル基、C1〜C12アルキルフェニル−
1〜C12アルキニル基、1−ナフチル−C1〜C12アル
キニル基、2−ナフチル−C1〜C12アルキニル基など
が例示され、C1〜C12アルコキシフェニル−C1〜C12
アルキニル基、C1〜C1 2アルキルフェニル−C1〜C12
アルキニル基が好ましい。
【0026】1価の複素環基としては、炭素数は通常4
〜60程度であり、具体的には、チエニル基、C1〜C
12アルキルチエニル基、ピロリル基、フリル基、ピリジ
ル基、C1〜C12アルキルピリジル基などが例示され、
チエニル基、C1〜C12アルキルチエニル基、ピリジル
基、C1〜C12アルキルピリジル基が好ましい。ここに
1価の複素環基とは、複素環化合物から水素原子1個を
除いた残りの原子団をいう。
【0027】Ar1、Ar2が置換基を有し、該置換基が
アルキル鎖を含む場合は、該アルキル鎖は、ヘテロ原子
を含む基で中断されていてもよい。
【0028】ここに、ヘテロ原子としては、酸素原子、
硫黄原子、窒素原子などが例示される。
【0029】ヘテロ原子を含む基としては、例えば、以
下の基が挙げられる。
【0030】ここで、R’としては、例えば、水素原
子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜60のア
リール基、炭素数4〜60の1価の複素環基が挙げられ
る。
【0031】上記式(1)で示される繰り返し単位のR
1およびR2は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、
アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルシリル基、ア
ルキルアミノ基、アリール基、アリールオキシ基、アリ
ールシリル基、アリールアミノ基、アリールアルキル
基、アリールアルコキシ基、アリールアルキルシリル
基、アリールアルキルアミノ基、アリールアルケニル
基、アリールアルキニル基、1価の複素環基またはシア
ノ基を示す。中でも、水素原子、アルキル基、アルコキ
シ基、アリール基、1価の複素環基、シアノ基が好まし
く、水素原子、アルキル基、アリール基がさらに好まし
い。
【0032】R1およびR2の具体的例については、Ar
1およびAr2の置換基と同様の例が例示される。
【0033】R1、R2がアルキル鎖を含む場合は、該ア
ルキル鎖は、ヘテロ原子を含む基で中断されていてもよ
い。ヘテロ原子を含む基としてはAr1およびAr2の置
換基の場合と同様の基が例示される。
【0034】上記式(1)で示される繰り返し単位とし
て具体的には下記式(A)で示される基が例示される。 ―――(A) 上記式(A)におけるRa1、Ra2、Ra3、Ra4、Ra5
よびRa6は、それぞれ独立に、前述のAr1およびAr2
の置換基と同様の基であり、Ra7およびRa8は、それぞ
れ独立に、前述のR1、R2と同様の基である。Ra1〜R
a8のうち、少なくとも1つは水素原子以外であることが
好ましく、少なくとも2つは水素原子以外であることが
より好ましく、Ra1、Ra2、Ra3、Ra4、Ra7、Ra8
うちの少なくとも2つが水素原子以外であることがさら
に好ましく、Ra1、Ra2、Ra7、R a8のうちの少なくと
も2つが水素原子以外であることがさらに好ましく、R
a1、Ra2が水素原子以外であることが最も好ましい。
【0035】上記式(A)におけるRa7およびRa8は、
シスの関係にあってもよいし、トランスの関係にあって
もよい。
【0036】本発明の共重合体は、上記式(1)の繰り
返し単位に加え、下記式(2)の繰り返し単位を有す
る。 ・・・・・(2) ここで、Ar3、Ar5、およびAr7は、それぞれ独立
にアリーレン基または2価の複素環基である。また、A
4およびAr6は、それぞれ独立にアリール基または1
価の複素環基である。nは0〜3の整数を示す。nが2
以上の場合、複数あるAr6およびAr7は同一でも異な
っていてもよい。
【0037】上記式(2)で示される繰り返し単位にお
けるAr3、Ar4、Ar5、Ar6およびAr7は、アル
キル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルシリ
ル基、アルキルアミノ基、アリール基、アリールオキシ
基、アリールシリル基、アリールアミノ基、アリールア
ルキル基、アリールアルコキシ基、アリールアルキルシ
リル基、アリールアルキルアミノ基、アリールアルケニ
ル基、アリールアルキニル基、フェニルエテニル基、ア
ルキルフェニルエテニル基、アルコキシフェニルエテニ
ル基等の置換基を有していてもよい。
【0038】上記式(2)で示される繰り返し単位の具
体例としては、下図のものが挙げられる。 上図中のRとしてはアルキル基、アルコキシ基、アルキ
ルチオ基、アルキルシリル基、アルキルアミノ基などが
あげられる。
【0039】本発明の共重合体は、数平均分子量がポリ
スチレン換算で103〜108である。本発明の共重合体
が有する繰り返し単位の合計数は、繰り返し構造やその
割合によっても変わる。成膜性の点から一般には繰り返
し構造の合計数が、好ましくは20〜10000、さら
に好ましくは30〜10000、特に好ましくは50〜
5000である。
【0040】また、本発明の共重合体の末端基は、重合
活性基がそのまま残っていると、素子にしたときの発光
特性や寿命が低下する可能性があるので、安定な基で保
護されていてもよい。主鎖の共役構造と連続した共役結
合を有しているものが好ましく、例えば、炭素―炭素結
合を介してアリール基または複素環基と結合している構
造が例示される。具体的には、特開平9−45478号
公報の化10に記載の置換基等が例示される。
【0041】また、該共重合体は、ランダム、ブロック
またはグラフト共重合体であってもよいし、それらの中
間的な構造を有する高分子、例えばブロック性を帯びた
ランダム共重合体であってもよい。蛍光の量子収率の高
い高分子化合物を得る観点からは完全なランダム共重合
体よりブロック性を帯びたランダム共重合体やブロック
またはグラフト共重合体が好ましい。主鎖に枝分かれが
あり、末端部が3つ以上ある場合やデンドリマーも含ま
れる。
【0042】また、式(1)で示される繰り返し単位
が、式(1)および式(2)で示される繰り返し単位の
合計に対して10〜90モル%であることが好ましく、
40〜90モル%がより好ましく、50〜90モル%が
さらに好ましく、60〜80モル%がより好ましく、7
0〜80モル%が最も好ましい。
【0043】なお、本発明の共重合体は、蛍光特性や電
荷輸送特性を損なわない範囲で、式(1)または式
(2)で示される繰り返し単位以外の繰り返し単位を含
んでいてもよい。該共重合体において、式(1)、およ
び式(2)で示される繰り返し単位の合計が該共重合体
が有する全繰り返し単位の50モル%以上であることが
好ましく、60モル%以上がより好ましく、70モル%
以上がさらに好ましく、80モル%がなお好ましく、9
0モル%以上が特に好ましく実質的に100モル%であ
ることが、最も好ましい。
【0044】また、式(1)または式(2)で示される
繰り返し単位や他の繰り返し単位が、非共役の単位で連
結されていてもよいし、繰り返し単位にそれらの非共役
部分が含まれていてもよい。結合構造としては、以下に
示すもの、以下に示すものとビニレン基を組み合わせた
もの、および以下に示すもののうち2つ以上を組み合わ
せたものなどが例示される。ここで、Rは水素原子、炭
素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜60のアリール
基および炭素数4〜60の複素環基からなる群から選ば
れる基であり、Arは炭素数6〜60個の炭化水素基を
示す
【0045】本発明の共重合体に対する良溶媒として
は、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン、テ
トラヒドロフラン、トルエン、キシレン、メシチレン、
テトラリン、デカリン、n−ブチルベンゼンなどが例示
される。共重合体および組成物の構造や分子量にもよる
が、通常はこれらの溶媒に0.1重量%以上溶解させる
ことができる。
【0046】また、本発明の共重合体を高分子LEDの
高分子蛍光体として使用する場合、薄膜からの発光を利
用するので本発明の共重合体は、固体状態で蛍光を有す
るものが好適に用いられる。
【0047】本発明の共重合体を高分子LEDの高分子
蛍光体として用いる場合、その純度が発光特性に影響を
与えるため、重合前のモノマーを蒸留、昇華精製、再結
晶等の方法で精製したのちに重合することが好ましく、
また合成後、再沈精製、クロマトグラフィーによる分別
等の純化処理をすることが好ましい。
【0048】本発明の共重合体の合成法としては、例え
ば該当するモノマーからSuzukiカップリング反応
により重合する方法、Grignard反応により重合
する方法、Ni(0)触媒により重合する方法、FeC
3等の酸化剤により重合する方法、電気化学的に酸化
重合する方法、あるいは適当な脱離基を有する中間体高
分子の分解による方法などが例示される。これらのう
ち、Suzukiカップリング反応により重合する方
法、Grignard反応により重合する方法、Ni
(0)触媒により重合する方法が、反応制御が容易であ
り、好ましく、Ni(0)触媒により重合する方法が最
も好ましい。
【0049】なお、本発明の共重合体は、発光材料とし
て用いることができるだけでなく、有機半導体材料、光
学材料、あるいはドーピングにより導電性材料として用
いることもできる。
【0050】次に本発明の高分子組成物について説明す
る。本発明の高分子組成物は、固体状態で蛍光を有し、
ポリスチレン換算の数平均分子量が103〜108である
高分子化合物と、前記本発明の共重合体とからなる。該
高分子化合物は、溶媒への溶解性、蛍光強度、寿命や輝
度などの素子にした時の特性などを向上させるものであ
れば何でもよく、具体的には、特開2001−2478
61号、特開2001−507511号、特開2001
−504533号、特開2001−278958号、特
開2001−261796号、特開2001−2264
69号、特許第3161058などに記載の高分子化合
物があげられるがこれらには限定されない。高分子化合
物の種類としてはポリフルオレン系化合物、ポリフルオ
レン系共重合体、ポリアリーレン系化合物、ポリアリー
レン系共重合体、ポリアリーレンビニレン系化合物、ポ
リアリーレンビニレン系共重合体、ポリスチルベン系化
合物、ポリスチルベン系共重合体、ポリスチルベンビニ
レン系化合物、ポリスチルベンビニレン系共重合体、ポ
リピリジンジイル系化合物、ポリピリジンジイル系共重
合体、アルコキシポリチオフェン系化合物、アルコキシ
ポリチオフェン系共重合体などがあげられるがこれらに
は限定されない。これらの中で、ポリフルオレン系共重
合体、ポリアリーレン系共重合体、ポリアリーレンビニ
レン系共重合体、ポリスチルベン系共重合体、ポリスチ
ルベンビニレン共重合体が好ましい。混合の割合は、溶
媒への溶解性、蛍光強度、寿命や輝度などの素子にした
時の特性などを向上させるような割合ならば何でもよい
が、本発明の共重合体の割合が高分子組成物全体に対し
て、40〜95重量%の範囲が好ましく、50〜80重
量%の範囲がより好ましく、65〜75重量%の範囲が
さらに最も好ましい。
【0051】次に、本発明の高分子LEDについて説明
する。本発明の高分子LEDは、少なくとも一方が透明
または半透明である一対の陽極および陰極からなる電極
間に、少なくとも発光層を有する高分子発光素子であっ
て、該発光層が本発明の共重合体または高分子組成物を
含むことを特徴とする。
【0052】また、本発明の高分子LEDとしては、陰
極と発光層との間に、電子輸送層を設けた高分子LE
D、陽極と発光層との間に、正孔輸送層を設けた高分子
LED、陰極と発光層との間に、電子輸送層を設け、か
つ陽極と発光層との間に、正孔輸送層を設けた高分子L
ED等が挙げられる。また本発明の高分子LEDとして
は、 少なくとも一方の電極と発光層との間に該電極に
隣接して導電性高分子を含む層を設けた高分子発光素
子、少なくとも一方の電極と発光層との間に該電極に隣
接して膜厚2nm以下の絶縁層を設けた高分子発光素子
も含まれる。
【0053】例えば、具体的には、以下のa)〜d)の
構造が例示される。 a)陽極/発光層/陰極 b)陽極/正孔輸送層/発光層/陰極 c)陽極/発光層/電子輸送層/陰極 d)陽極/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/陰極 (ここで、/は各層が隣接して積層されていることを示
す。以下同じ。) ここで、発光層とは、発光する機能を有する層であり、
正孔輸送層とは、正孔を輸送する機能を有する層であ
り、電子輸送層とは、電子を輸送する機能を有する層で
ある。なお、電子輸送層と正孔輸送層を総称して電荷輸
送層と呼ぶ。発光層、正孔輸送層、電子輸送層は、それ
ぞれ独立に2層以上用いてもよい。
【0054】また、電極に隣接して設けた電荷輸送層の
うち、電極からの電荷注入効率を改善する機能を有し、
素子の駆動電圧を下げる効果を有するものは、特に電荷
注入層(正孔注入層、電子注入層)と一般に呼ばれるこ
とがある。
【0055】さらに電極との密着性向上や電極からの電
荷注入の改善のために、電極に隣接して前記の電荷注入
層又は膜厚2nm以下の絶縁層を設けてもよく、また、
界面の密着性向上や混合の防止等のために電荷輸送層や
発光層の界面に薄いバッファー層を挿入してもよい。
【0056】積層する層の順番や数、および各層の厚さ
については、発光効率や素子寿命を勘案して適宜用いる
ことができる。
【0057】本発明において、電荷注入層(電子注入
層、正孔注入層)を設けた高分子LEDとしては、陰極
に隣接して電荷注入層を設けた高分子LED、陽極に隣
接して電荷注入層を設けた高分子LEDが挙げられる。
【0058】例えば、具体的には、以下のe)〜p)の構
造が挙げられる。 e)陽極/電荷注入層/発光層/陰極 f)陽極/発光層/電荷注入層/陰極 g)陽極/電荷注入層/発光層/電荷注入層/陰極 h)陽極/電荷注入層/正孔輸送層/発光層/陰極 i)陽極/正孔輸送層/発光層/電荷注入層/陰極 j)陽極/電荷注入層/正孔輸送層/発光層/電荷注入
層/陰極 k)陽極/電荷注入層/発光層/電子輸送層/陰極 l)陽極/発光層/電子輸送層/電荷注入層/陰極 m)陽極/電荷注入層/発光層/電子輸送層/電荷注入
層/陰極 n)陽極/電荷注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送
層/陰極 o)陽極/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/電荷注入
層/陰極 p)陽極/電荷注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送
層/電荷注入層/陰極 電荷注入層の具体的な例としては、導電性高分子を含む
層、陽極と正孔輸送層との間に設けられ、陽極材料と正
孔輸送層に含まれる正孔輸送材料との中間の値のイオン
化ポテンシャルを有する材料を含む層、陰極と電子輸送
層との間に設けられ、陰極材料と電子輸送層に含まれる
電子輸送材料との中間の値の電子親和力を有する材料を
含む層などが例示される。
【0059】上記電荷注入層が導電性高分子を含む層の
場合、該導電性高分子の電気伝導度は、10-5S/cm
以上103S/cm以下であることが好ましく、発光画
素間のリーク電流を小さくするためには、10-5S/c
m以上102S/cm以下がより好ましく、10-5S/
cm以上101S/cm以下がさらに好ましい。
【0060】通常は該導電性高分子の電気伝導度を10
-5S/cm以上103S/cm以下とするために、該導
電性高分子に適量のイオンをドープする。
【0061】ドープするイオンの種類は、正孔注入層で
あればアニオン、電子注入層であればカチオンである。
アニオンの例としては、ポリスチレンスルホン酸イオ
ン、アルキルベンゼンスルホン酸イオン、樟脳スルホン
酸イオンなどが例示され、カチオンの例としては、リチ
ウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、テト
ラブチルアンモニウムイオンなどが例示される。
【0062】電荷注入層の膜厚としては、例えば1nm
〜100nmであり、2nm〜50nmが好ましい。
【0063】電荷注入層に用いる材料は、電極や隣接す
る層の材料との関係で適宜選択すればよく、ポリアニリ
ンおよびその誘導体、ポリチオフェンおよびその誘導
体、ポリピロールおよびその誘導体、ポリフェニレンビ
ニレンおよびその誘導体、ポリチエニレンビニレンおよ
びその誘導体、ポリキノリンおよびその誘導体、ポリキ
ノキサリンおよびその誘導体、芳香族アミン構造を主鎖
または側鎖に含む重合体などの導電性高分子、金属フタ
ロシアニン(銅フタロシアニンなど)、カーボンなどが
例示される。
【0064】膜厚2nm以下の絶縁層は電荷注入を容易
にする機能を有するものである。上記絶縁層の材料とし
ては、金属フッ化物、金属酸化物、有機絶縁材料等が挙
げられる。膜厚2nm以下の絶縁層を設けた高分子LE
Dとしては、陰極に隣接して膜厚2nm以下の絶縁層を
設けた高分子LED、陽極に隣接して膜厚2nm以下の
絶縁層を設けた高分子LEDが挙げられる。
【0065】具体的には、例えば、以下のq)〜ab)の
構造が挙げられる。 q)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/発光層/陰極 r)陽極/発光層/膜厚2nm以下の絶縁層/陰極 s)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/発光層/膜厚2n
m以下の絶縁層/陰極 t)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/正孔輸送層/発光
層/陰極 u)陽極/正孔輸送層/発光層/膜厚2nm以下の絶縁
層/陰極 v)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/正孔輸送層/発光
層/膜厚2nm以下の絶縁層/陰極 w)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/発光層/電子輸送
層/陰極 x)陽極/発光層/電子輸送層/膜厚2nm以下の絶縁
層/陰極 y)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/発光層/電子輸送
層/膜厚2nm以下の絶縁層/陰極 z)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/正孔輸送層/発光
層/電子輸送層/陰極 aa)陽極/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/膜厚2n
m以下の絶縁層/陰極 ab)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/正孔輸送層/発光
層/電子輸送層/膜厚2nm以下の絶縁層/陰極 高分子LED作成の際に、これらの有機溶媒可溶性の高
分子化合物を用いることにより、溶液から成膜する場
合、この溶液を塗布後乾燥により溶媒を除去するだけで
よく、また電荷輸送材料や発光材料を混合した場合にお
いても同様な手法が適用でき、製造上非常に有利であ
る。溶液からの成膜方法としては、スピンコート法、キ
ャスティング法、マイクログラビアコート法、グラビア
コート法、バーコート法、ロールコート法、ワイアーバ
ーコート法、ディップコート法、スプレーコート法、ス
クリーン印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷法、
インクジェットプリント法等の塗布法を用いることがで
きる。
【0066】発光層の膜厚としては、用いる材料によっ
て最適値が異なり、駆動電圧と発光効率が適度な値とな
るように選択すればよいが、例えば1nmから1μmで
あり、好ましくは2nm〜500nmであり、さらに好
ましくは5nm〜200nmである。
【0067】本発明の高分子LEDにおいては、発光層
に上記共重合体および組成物以外に発光材料を混合して
使用してもよい。また、本発明の高分子LEDにおいて
は、上記共重合体および組成物以外の発光材料を含む発
光層が、上記共重合体および組成物を含む発光層と積層
されていてもよい。
【0068】該発光材料としては、公知のものが使用で
きる。低分子化合物では、例えば、ナフタレン誘導体、
アントラセンもしくはその誘導体、ペリレンもしくはそ
の誘導体、ポリメチン系、キサンテン系、クマリン系、
シアニン系などの色素類、8−ヒドロキシキノリンもし
くはその誘導体の金属錯体、芳香族アミン、テトラフェ
ニルシクロペンタジエンもしくはその誘導体、またはテ
トラフェニルブタジエンもしくはその誘導体などを用い
ることができる。
【0069】具体的には、例えば特開昭57−5178
1号、同59−194393号公報に記載されているも
の等、公知のものが使用可能である。
【0070】本発明の高分子LEDが正孔輸送層を有す
る場合、使用される正孔輸送材料としては、ポリビニル
カルバゾールもしくはその誘導体、ポリシランもしくは
その誘導体、側鎖もしくは主鎖に芳香族アミンを有する
ポリシロキサン誘導体、ピラゾリン誘導体、アリールア
ミン誘導体、スチルベン誘導体、トリフェニルジアミン
誘導体、ポリアニリンもしくはその誘導体、ポリチオフ
ェンもしくはその誘導体、ポリピロールもしくはその誘
導体、ポリ(p−フェニレンビニレン)もしくはその誘
導体、またはポリ(2,5−チエニレンビニレン)もし
くはその誘導体などが例示される。
【0071】具体的には、該正孔輸送材料として、特開
昭63−70257号公報、同63−175860号公
報、特開平2−135359号公報、同2−13536
1号公報、同2−209988号公報、同3−3799
2号公報、同3−152184号公報に記載されている
もの等が例示される。
【0072】これらの中で、正孔輸送層に用いる正孔輸
送材料として、ポリビニルカルバゾールもしくはその誘
導体、ポリシランもしくはその誘導体、側鎖もしくは主
鎖に芳香族アミン化合物基を有するポリシロキサン誘導
体、ポリアニリンもしくはその誘導体、ポリチオフェン
もしくはその誘導体、ポリ(p−フェニレンビニレン)
もしくはその誘導体、またはポリ(2,5−チエニレン
ビニレン)もしくはその誘導体等の高分子正孔輸送材料
が好ましく、さらに好ましくはポリビニルカルバゾール
もしくはその誘導体、ポリシランもしくはその誘導体、
側鎖もしくは主鎖に芳香族アミンを有するポリシロキサ
ン誘導体である。低分子の正孔輸送材料の場合には、高
分子バインダーに分散させて用いることが好ましい。
【0073】ポリビニルカルバゾールもしくはその誘導
体は、例えばビニルモノマーからカチオン重合またはラ
ジカル重合によって得られる。
【0074】ポリシランもしくはその誘導体としては、
ケミカル・レビュー(Chem.Rev.)第89巻、
1359頁(1989年)、英国特許GB230019
6号公開明細書に記載の化合物等が例示される。合成方
法もこれらに記載の方法を用いることができるが、特に
キッピング法が好適に用いられる。
【0075】ポリシロキサンもしくはその誘導体は、シ
ロキサン骨格構造には正孔輸送性がほとんどないので、
側鎖または主鎖に上記低分子正孔輸送材料の構造を有す
るものが好適に用いられる。特に正孔輸送性の芳香族ア
ミンを側鎖または主鎖に有するものが例示される。
【0076】正孔輸送層の成膜の方法に制限はないが、
低分子正孔輸送材料では、高分子バインダーとの混合溶
液からの成膜による方法が例示される。また、高分子正
孔輸送材料では、溶液からの成膜による方法が例示され
る。
【0077】溶液からの成膜に用いる溶媒としては、正
孔輸送材料を溶解させるものであれば特に制限はない。
該溶媒として、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロ
エタン等の塩素系溶媒、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル系溶媒、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶
媒、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒、
酢酸エチル、酢酸ブチル、エチルセルソルブアセテート
等のエステル系溶媒が例示される。
【0078】溶液からの成膜方法としては、溶液からの
スピンコート法、キャスティング法、マイクログラビア
コート法、グラビアコート法、バーコート法、ロールコ
ート法、ワイアーバーコート法、ディップコート法、ス
プレーコート法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、
オフセット印刷法、インクジェットプリント法等の塗布
法を用いることができる。
【0079】混合する高分子バインダーとしては、電荷
輸送を極度に阻害しないものが好ましく、また可視光に
対する吸収が強くないものが好適に用いられる。該高分
子バインダーとして、ポリカーボネート、ポリアクリレ
ート、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリシロキサン
等が例示される。
【0080】正孔輸送層の膜厚としては、用いる材料に
よって最適値が異なり、駆動電圧と発光効率が適度な値
となるように選択すればよいが、少なくともピンホール
が発生しないような厚さが必要であり、あまり厚いと、
素子の駆動電圧が高くなり好ましくない。従って、該正
孔輸送層の膜厚としては、例えば1nmから1μmであ
り、好ましくは2nm〜500nmであり、さらに好ま
しくは5nm〜200nmである。
【0081】本発明の高分子LEDが電子輸送層を有す
る場合、使用される電子輸送材料としては公知のものが
使用でき、オキサジアゾール誘導体、アントラキノジメ
タンもしくはその誘導体、ベンゾキノンもしくはその誘
導体、ナフトキノンもしくはその誘導体、アントラキノ
ンもしくはその誘導体、テトラシアノアンスラキノジメ
タンもしくはその誘導体、フルオレノン誘導体、ジフェ
ニルジシアノエチレンもしくはその誘導体、ジフェノキ
ノン誘導体、または8−ヒドロキシキノリンもしくはそ
の誘導体の金属錯体、ポリキノリンもしくはその誘導
体、ポリキノキサリンもしくはその誘導体、ポリフルオ
レンもしくはその誘導体等が例示される。
【0082】具体的には、特開昭63−70257号公
報、同63−175860号公報、特開平2−1353
59号公報、同2−135361号公報、同2−209
988号公報、同3−37992号公報、同3−152
184号公報に記載されているもの等が例示される。
【0083】これらのうち、オキサジアゾール誘導体、
ベンゾキノンもしくはその誘導体、アントラキノンもし
くはその誘導体、または8−ヒドロキシキノリンもしく
はその誘導体の金属錯体、ポリキノリンもしくはその誘
導体、ポリキノキサリンもしくはその誘導体、ポリフル
オレンもしくはその誘導体が好ましく、2−(4−ビフ
ェニリル)−5−(4−t−ブチルフェニル)−1,
3,4−オキサジアゾール、ベンゾキノン、アントラキ
ノン、トリス(8−キノリノール)アルミニウム、ポリ
キノリンがさらに好ましい。
【0084】電子輸送層の成膜法としては特に制限はな
いが、低分子電子輸送材料では、粉末からの真空蒸着
法、または溶液もしくは溶融状態からの成膜による方法
が、高分子電子輸送材料では溶液または溶融状態からの
成膜による方法がそれぞれ例示される。溶液または溶融
状態からの成膜時には、高分子バインダーを併用しても
よい。
【0085】溶液からの成膜に用いる溶媒としては、電
子輸送材料および/または高分子バインダーを溶解させ
るものであれば特に制限はない。該溶媒として、クロロ
ホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン等の塩素系溶
媒、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸
ブチル、エチルセルソルブアセテート等のエステル系溶
媒が例示される。
【0086】溶液または溶融状態からの成膜方法として
は、スピンコート法、キャスティング法、マイクログラ
ビアコート法、グラビアコート法、バーコート法、ロー
ルコート法、ワイアーバーコート法、ディップコート
法、スプレーコート法、スクリーン印刷法、フレキソ印
刷法、オフセット印刷法、インクジェットプリント法等
の塗布法を用いることができる。
【0087】混合する高分子バインダーとしては、電荷
輸送を極度に阻害しないものが好ましく、また、可視光
に対する吸収が強くないものが好適に用いられる。該高
分子バインダーとして、ポリ(N−ビニルカルバゾー
ル)、ポリアニリンもしくはその誘導体、ポリチオフェ
ンもしくはその誘導体、ポリ(p−フェニレンビニレ
ン)もしくはその誘導体、ポリ(2,5−チエニレンビ
ニレン)もしくはその誘導体、ポリカーボネート、ポリ
アクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメ
タクリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、または
ポリシロキサンなどが例示される。
【0088】電子輸送層の膜厚としては、用いる材料に
よって最適値が異なり、駆動電圧と発光効率が適度な値
となるように選択すればよいが、少なくともピンホール
が発生しないような厚さが必要であり、あまり厚いと、
素子の駆動電圧が高くなり好ましくない。従って、該電
子輸送層の膜厚としては、例えば1nmから1μmであ
り、好ましくは2nm〜500nmであり、さらに好ま
しくは5nm〜200nmである。
【0089】本発明の高分子LEDを形成する基板は、
電極を形成し、有機物の層を形成する際に変化しないも
のであればよく、例えばガラス、プラスチック、高分子
フィルム、シリコン基板などが例示される。不透明な基
板の場合には、反対の電極が透明または半透明であるこ
とが好ましい。
【0090】本発明において、陽極側が透明または半透
明であることが好ましいが、該陽極の材料としては、導
電性の金属酸化物膜、半透明の金属薄膜等が用いられ
る。具体的には、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化ス
ズ、およびそれらの複合体であるインジウム・スズ・オ
キサイド(ITO)、インジウム・亜鉛・オキサイド等
からなる導電性ガラスを用いて作成された膜(NESA
など)や、金、白金、銀、銅等が用いられ、ITO、イ
ンジウム・亜鉛・オキサイド、酸化スズが好ましい。作
製方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオ
ンプレーティング法、メッキ法等が挙げられる。また、
該陽極として、ポリアニリンもしくはその誘導体、ポリ
チオフェンもしくはその誘導体などの有機の透明導電膜
を用いてもよい。
【0091】陽極の膜厚は、光の透過性と電気伝導度と
を考慮して、適宜選択することができるが、例えば10
nmから10μmであり、好ましくは20nm〜1μm
であり、さらに好ましくは50nm〜500nmであ
る。
【0092】また、陽極上に、電荷注入を容易にするた
めに、フタロシアニン誘導体、導電性高分子、カーボン
などからなる層、あるいは金属酸化物や金属フッ化物、
有機絶縁材料等からなる平均膜厚2nm以下の層を設け
てもよい。
【0093】本発明の高分子LEDで用いる陰極の材料
としては、仕事関数の小さい材料が好ましい。例えば、
リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウ
ム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロン
チウム、バリウム、アルミニウム、スカンジウム、バナ
ジウム、亜鉛、イットリウム、インジウム、セリウム、
サマリウム、ユーロピウム、テルビウム、イッテルビウ
ムなどの金属、およびそれらのうち2つ以上の合金、あ
るいはそれらのうち1つ以上と、金、銀、白金、銅、マ
ンガン、チタン、コバルト、ニッケル、タングステン、
錫のうち1つ以上との合金、グラファイトまたはグラフ
ァイト層間化合物等が用いられる。合金の例としては、
マグネシウム−銀合金、マグネシウム−インジウム合
金、マグネシウム−アルミニウム合金、インジウム−銀
合金、リチウム−アルミニウム合金、リチウム−マグネ
シウム合金、リチウム−インジウム合金、カルシウム−
アルミニウム合金などが挙げられる。陰極を2層以上の
積層構造としてもよい。
【0094】陰極の膜厚は、電気伝導度や耐久性を考慮
して、適宜選択することができるが、例えば10nmか
ら10μmであり、好ましくは20nm〜1μmであ
り、さらに好ましくは50nm〜500nmである。
【0095】陰極の作製方法としては、真空蒸着法、ス
パッタリング法、また金属薄膜を熱圧着するラミネート
法等が用いられる。また、陰極と有機物層との間に、導
電性高分子からなる層、あるいは金属酸化物や金属フッ
化物、有機絶縁材料等からなる平均膜厚2nm以下の層
を設けてもよく、陰極作製後、該高分子LEDを保護す
る保護層を装着していてもよい。該高分子LEDを長期
安定的に用いるためには、素子を外部から保護するため
に、保護層および/または保護カバーを装着することが
好ましい。
【0096】該保護層としては、高分子化合物、金属酸
化物、金属フッ化物、金属ホウ化物などを用いることが
できる。また、保護カバーとしては、ガラス板、表面に
低透水率処理を施したプラスチック板などを用いること
ができ、該カバーを熱効果樹脂や光硬化樹脂で素子基板
と貼り合わせて密閉する方法が好適に用いられる。スペ
ーサーを用いて空間を維持すれば、素子がキズつくのを
防ぐことが容易である。該空間に窒素やアルゴンのよう
な不活性なガスを封入すれば、陰極の酸化を防止するこ
とができ、さらに酸化バリウム等の乾燥剤を該空間内に
設置することにより製造工程で吸着した水分が素子にタ
メージを与えるのを抑制することが容易となる。これら
のうち、いずれか1つ以上の方策をとることが好まし
い。
【0097】本発明の高分子LEDは、面状光源、セグ
メント表示装置、ドットマトリックス表示装置、液晶表
示装置のバックライトに用いることができる。本発明の
高分子LEDを用いて面状の発光を得るためには、面状
の陽極と陰極が重なり合うように配置すればよい。ま
た、パターン状の発光を得るためには、前記面状の発光
素子の表面にパターン状の窓を設けたマスクを設置する
方法、非発光部の有機物層を極端に厚く形成し実質的に
非発光とする方法、陽極または陰極のいずれか一方、ま
たは両方の電極をパターン状に形成する方法がある。こ
れらのいずれかの方法でパターンを形成し、いくつかの
電極を独立にOn/OFFできるように配置することに
より、数字や文字、簡単な記号などを表示できるセグメ
ントタイプの表示素子が得られる。更に、ドットマトリ
ックス素子とするためには、陽極と陰極をともにストラ
イプ状に形成して直交するように配置すればよい。複数
の種類の発光色の異なる高分子化合物を塗り分ける方法
や、カラーフィルターまたは蛍光変換フィルターを用い
る方法により、部分カラー表示、マルチカラー表示が可
能となる。ドットマトリックス素子は、パッシブ駆動も
可能であるし、TFTなどと組み合わせてアクティブ駆
動してもよい。これらの表示素子は、コンピュータ、テ
レビ、携帯端末、携帯電話、カーナビゲーション、ビデ
オカメラのビューファインダーなどの表示装置として用
いることができる。
【0098】さらに、前記面状の発光素子は、自発光薄
型であり、液晶表示装置のバックライト用の面状光源、
あるいは面状の照明用光源として好適に用いることがで
きる。また、フレキシブルな基板を用いれば、曲面状の
光源や表示装置としても使用できる。
【0099】また、本発明の共重合体および高分子組成
物は、レーザー用色素、有機太陽電池用材料、有機トラ
ンジスタ用の有機半導体、導電性薄膜用材料、電子素子
用材料として用いることもできる。
【0100】
【実施例】以下、本発明をさらに詳細に説明するために
実施例を示すが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0101】ここで、ポリスチレン換算の数平均分子量
は、クロロホルムを溶媒として、ゲルパーミエーション
クロマトグラフィー(GPC:HLC−8220GP
C、東ソー製もしくはSCL−10A、島津製作所製)
により求めた。
【0102】実施例1 <共重合体1の合成>4,4’−ジブロモ−3,3’−
(3−メチルブトキシ)スチルベン(1.34g、2.
6mmol)、4,4’−ジブロモ−{4’’−(4−
メトキシフェニル)エテニル}トリフェニルアミン
(0.60g、1.12mmol)および2,2’−ビ
ピリジル(1.38g、8.84mmol)を脱水した
テトラヒドロフラン100mLに溶解した後、窒素でバ
ブリングして系内を窒素置換した。窒素雰囲気下におい
て、この溶液に、ビス(1、5−シクロオクタジエン)
ニッケル(0){Ni(COD)2}(2.5g、9.
09mmol)加え、60℃まで昇温し、攪拌しながら
3時間反応させた。反応後、この反応液を室温(約25
℃)まで冷却し、25%アンモニア水20mL/メタノ
ール150mL/イオン交換水50mL混合溶液中に滴
下して1時間攪拌した後、析出した沈殿をろ過して2時
間減圧乾燥し、トルエン100mLに溶解させた。ろ過
後、ろ液をシリカアルミナカラム(シリカ量10g、ア
ルミナ量20g)を通して精製を行い、回収したトルエ
ン溶液をメタノール250mLに滴下して1時間攪拌
し、析出した沈殿をろ過して2時間減圧乾燥させた。得
られた共重合体1の収量は0.90gであった。モノマ
ーの仕込み比より、共重合体1において、式(3)と式
(4)の繰り返し単位の比は、70:30である。 ・・・・・(3) ・・・・・(4) 共重合体1のポリスチレン換算の平均分子量は、Mn=
1.4×105、Mw=3.3×105であった。共重合
体1は、トルエン、クロロホルムなどの溶媒に易溶であ
った。
【0103】実施例2 <共重合体2の合成>4,4’−ジブロモ−3,3’−
(3、7−ジメチルオクチル)スチルベン(1.37
g、2.11mmol)、4,4’−ジブロモ−
{4’’−(4−t−ブチルフェニル)エテニル}トリ
フェニルアミン(0.50g、0.891mmol)お
よび2,2’−ビピリジル(1.10g、7.04mm
ol)を脱水したテトラヒドロフラン80mLに溶解し
た後、窒素でバブリングして系内を窒素置換した。窒素
雰囲気下において、この溶液に、ビス(1、5−シクロ
オクタジエン)ニッケル(0){Ni(COD)2
(2.0g、7.27mmol)加え、60℃まで昇温
し、3時間反応させた。反応後、この反応液を室温(約
25℃)まで冷却し、25%アンモニア水20mL/メ
タノール100mL/イオン交換水50mL混合溶液中
に滴下して1時間攪拌した後、析出した沈殿をろ過して
2時間減圧乾燥した。その後、トルエン100mLに溶
解させてからろ過を行い、ろ液をアルミナカラム(アル
ミナ量20g)に通して精製を行い、回収したトルエン
溶液をメタノール250mLに滴下して1時間攪拌し、
析出した沈殿をろ過して2時間減圧乾燥させた。得られ
た共重合体2の収量は0.75gであった。モノマーの
仕込み比より、共重合体2において、式(5)と式
(6)の繰り返し単位の比は、70:30である。 ・・・・・(5) ・・・・・(6) 共重合体2のポリスチレン換算の平均分子量は、Mn=
7.9×104、Mw=1.5×105であった。共重合
体2は、トルエン、クロロホルムなどの溶媒に易溶であ
った。
【0104】比較例1 <共重合体3の合成>2,7−ジブロモ−9,9−ジイ
ソペンチルフルオレン(500mg、1.08mmo
l)、4,4’−ジブロモ−{4’’−(4−t−ブチ
ルフェニル)エテニル}トリフェニルアミン(259m
g、0.462mmol)および2,2’−ビピリジル
(553mg、3.54mmol)を脱水したテトラヒ
ドロフラン40mLに溶解した後、窒素でバブリングし
て系内を窒素置換した。窒素雰囲気下において、この溶
液に、ビス(1、5−シクロオクタジエン)ニッケル
(0){Ni(COD)2}(973mg、3.54m
mol)加え、60℃まで昇温し、3時間反応させた。
反応後、この反応液を室温(約25℃)まで冷却し、2
5%アンモニア水10mL/メタノール120mL/イ
オン交換水50mL混合溶液中に滴下して1時間攪拌し
た後、析出した沈殿をろ過して2時間減圧乾燥し、トル
エン30mLに溶解させた。その後、1N塩酸30mL
を加えて1時間攪拌し、水層の除去して有機層に4%ア
ンモニア水30mLを加え、1時間攪拌した後に水層を
除去した。有機層はメタノール200mLに滴下して1
時間攪拌し、析出した沈殿をろ過して2時間減圧乾燥
し、トルエン30mLに溶解させた。その後、アルミナ
カラム(アルミナ量20g)を通して精製を行い、回収
したトルエン溶液をメタノール250mLに滴下して1
時間攪拌し、析出した沈殿をろ過して2時間減圧乾燥さ
せた。得られた共重合体3の収量は199mgであっ
た。モノマーの仕込み比より、共重合体3において、式
(7)と式(6)の繰り返し単位の比は、70:30で
ある。 ・・・・・(7) 共重合体3のポリスチレン換算の平均分子量は、Mn=
4.8×104、Mw=8.3×104であった。共重合
体3は、クロロホルムには室温で溶解させることができ
るが、トルエンには室温では難溶であり、50℃で30
分間攪拌したところ溶解した。実施例2と比較例1よ
り、本発明の共重合体は、有機溶媒への溶解性に優れる
ことがわかる。
【0105】実施例3 <共重合体4の合成>4,4’−ジブロモ−3,3’−
(3−メチルブトキシ)スチルベン(499mg、0.
978mmol)、4,4’−ジブロモ−{4’’−
(4−t−ブチルフェニル)エテニル}トリフェニルア
ミン(129mg、0.281mmol)、N、N’−
ビス(4-ブロモフェニル)−N、N’−(ビス―4―
n―ブチルフェニル)―1,4−フェニレンジアミン
(96mg、0.141mmol)および2,2’−ビ
ピリジル(547mg、3.52mmol)を脱水した
テトラヒドロフラン40mLに溶解した後、窒素でバブ
リングして系内を窒素置換した。窒素雰囲気下におい
て、この溶液に、ビス(1、5−シクロオクタジエン)
ニッケル(0){Ni(COD)2}(963mg、
3.50mmol)加え、60℃まで昇温し、3時間反
応させた。反応後、この反応液を室温(約25℃)まで
冷却し、25%アンモニア水10mL/メタノール12
0mL/イオン交換水50mL混合溶液中に滴下して1
時間攪拌した後、析出した沈殿をろ過して2時間減圧乾
燥し、トルエン30mLに溶解させた。その後、1N塩
酸30mLを加えて1時間攪拌し、水層の除去して有機
層に4%アンモニア水30mLを加え、1時間攪拌した
後に水層を除去した。有機層はメタノール200mLに
滴下して1時間攪拌し、析出した沈殿をろ過して2時間
減圧乾燥し、トルエン30mLに溶解させた。その後、
アルミナカラム(アルミナ量20g)を通して精製を行
い、回収したトルエン溶液をメタノール250mLに滴
下して1時間攪拌し、析出した沈殿をろ過して2時間減
圧乾燥させた。得られた共重合体4の収量は196mg
であった。モノマーの仕込み比より、共重合体4におい
て、式(3)、式(8)と式(6)の繰り返し単位の比
は、70:10:20である。 ・・・・・(8) 共重合体4のポリスチレン換算の平均分子量は、Mn=
1.0×105、Mw=1.8×105であった。共重合
体4は、トルエン、クロロホルムなどの溶媒に易溶であ
った。
【0106】比較例2 <高分子化合物1の合成>4,4’−ジブロモ−
{4’’−(4−t−ブチルフェニル)エテニル}トリ
フェニルアミン(2.1g、3.7mmol)および
2,2’−ビピリジル(1.38g、8.83mmo
l)を脱水したテトラヒドロフランmLに溶解した後、
窒素でバブリングして系内を窒素置換した。窒素雰囲気
下において、この溶液に、ビス(1、5−シクロオクタ
ジエン)ニッケル(0){Ni(COD)2}(2.5
g、9.1mmol)加え、60℃まで昇温し、6時間
反応させた。反応後、この反応液を室温(約25℃)ま
で冷却し、25%アンモニア水25mL/メタノール1
00mL/イオン交換水100mL混合溶液中に滴下し
て1時間攪拌した後、析出した沈殿をろ過して2時間減
圧乾燥した。その後、クロロホルム100gに溶解させ
てからろ過を行い、回収したクロロホルム溶液をメタノ
ールに滴下して1時間攪拌し、析出した沈殿をろ過して
2時間減圧乾燥させた。得られた高分子化合物1の収量
は0.5gであった。高分子化合物1は式(6)のみか
らなるホモポリマーである。高分子化合物1のポリスチ
レン換算の平均分子量は、Mn=1.3×104、Mw
=1.7×104であった。高分子化合物1は、トルエ
ン、クロロホルムなどの溶媒に易溶であった。
【0107】比較例3 <高分子化合物2の合成>4,4’−ジブロモ−3,
3’−(3、7−ジメチルオクチル)スチルベン(70
5.0mg、1.08mmol)および2,2’−ビピ
リジル(504.9mg、3.23mmol)を脱水し
たテトラヒドロフラン40mLに溶解した後、窒素でバ
ブリングして系内を窒素置換した。窒素雰囲気下におい
て、この溶液に、ビス(1、5−シクロオクタジエン)
ニッケル(0){Ni(COD)2}(1.0g、3.
6mmol)加え、60℃まで昇温し、3時間反応させ
た。反応後、この反応液を室温(約25℃)まで冷却し
た後、反応生成物を溶媒に溶解させて後処理しようとし
たところ、トルエン、クロロホルム、テトラヒドロフラ
ンのいずれの溶媒においても50℃に加熱して攪拌して
も溶解しなかった。50℃高分子化合物2は式(5)の
みからなるホモポリマーである。高分子化合物2は溶媒
に溶解しないため、ポリスチレン換算の平均分子量を測
定することができなかった。
【0108】実施例5 <蛍光特性の評価>共重合体1の0.4wt%クロロホ
ルム溶液を石英上にスピンコートして高重合体1の薄膜
を作製した。この薄膜の紫外可視吸収スペクトルと蛍光
スペクトルとを、それぞれ紫外可視吸収分光光度計(日
立製作所UV3500)および蛍光分光光度計(日立製
作所850)を用いて測定した。蛍光強度の算出には、
350nmで励起した時の蛍光スペクトルを用いた。横
軸に波数をとってプロットした蛍光スペクトルの面積
を、350nmでの吸光度で割ることにより蛍光強度の
相対値を求めた。また、共重合体2〜4および高分子化
合物1に関しても、同様の方法で薄膜の蛍光スペクトル
を測定した。
【0109】共重合体1〜4および高分子化合物1の蛍
光強度の相対値を下表に示す。
【0110】
【表1】
【0111】実施例2と比較例2および比較例3から、
式(1)で示される繰り返し単位と式(2)で示される
繰り返し単位とからなる共重合体が、溶解性を向上させ
ると同時に蛍光強度を強くするという点で、それぞれの
単独重合体よりも好ましいことがわかる。
【0112】
【発明の効果】本発明の共重合体は、蛍光強度が強いと
いう特徴を有する。したがって、本発明の共重合体を用
いた高分子LEDは、液晶ディスプレイのバックライト
または照明用としての曲面状や平面状の光源、セグメン
トタイプの表示素子、ドットマトリックスのフラットパ
ネルディスプレイ等の装置に好ましく使用できる。ま
た、本発明の共重合体は、レーザー用色素、有機太陽電
池用材料、有機トランジスタ用の有機半導体、導電性薄
膜用材料、電子素子用材料として用いることもできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/13357 G02F 1/13357 H05B 33/14 H05B 33/14 B 33/22 33/22 B D (72)発明者 野口 公信 茨城県つくば市北原6 住友化学工業株式 会社内 Fターム(参考) 2H091 FA44Z FB02 FB12 FC01 FD06 LA18 3K007 AB02 DB03 4J002 CE001 CE002 CM022 GP00 GQ02 GQ05 4J032 BA02 BA08 BA12 BB06 BC02 CA03 CB04 CB12 CC01 CD02 CE03 CG01 CG03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(1)および式(2)で示される繰
    り返し単位をそれぞれ1種類以上含み、ポリスチレン換
    算の数平均分子量が103〜108であることを特徴とす
    る共重合体。 ・・・・・(1) 〔ここで、Ar1およびAr2は、それぞれ独立にアリー
    レン基または2価の複素環基である。R1およびR2は、
    それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルコキシ基、
    アルキルチオ基、アルキルシリル基、アルキルアミノ
    基、アリール基、アリールオキシ基、アリールシリル
    基、アリールアミノ基、アリールアルキル基、アリール
    アルコキシ基、アリールアルキルシリル基、アリールア
    ルキルアミノ基、アリールアルケニル基、アリールアル
    キニル基、1価の複素環基またはシアノ基を示す。〕 ・・・・・(2) 〔ここで、Ar3、Ar5およびAr7は、それぞれ独立
    にアリーレン基または2価の複素環基である。Ar4
    よびAr6は、それぞれ独立にアリール基または1価の
    複素環基である。nは0〜3の整数を示す。〕
  2. 【請求項2】請求項1記載の共重合体において、式
    (1)および式(2)で示される繰り返し単位の合計が
    該共重合体が有する全繰り返し単位の50モル%以上で
    あり、式(1)で示される繰り返し単位の合計が、式
    (1)および式(2)で示される繰り返し単位の合計に
    対して、10〜90モル%であることを特徴とする請求
    項1記載の共重合体。
  3. 【請求項3】ポリスチレン換算の数平均分子量が103
    〜108であり、固体状態で蛍光を有する高分子化合物
    と、請求項1または2記載の共重合体とからなることを
    特徴とする高分子組成物。
  4. 【請求項4】少なくとも一方が透明または半透明である
    一対の陽極および陰極からなる電極間に、少なくとも発
    光層を有する高分子発光素子であって、該発光層が請求
    項1または2記載の共重合体または請求項3記載の高分
    子組成物を含むことを特徴とする高分子発光素子。
  5. 【請求項5】少なくとも一方の電極と発光層との間に該
    電極に隣接して導電性高分子を含む層を設けたことを特
    徴とする請求項4記載の高分子発光素子。
  6. 【請求項6】少なくとも一方の電極と発光層との間に該
    電極に隣接して膜厚2nm以下の絶縁層を設けたことを
    特徴とする請求項4記載の高分子発光素子。
  7. 【請求項7】陰極と発光層との間に、該発光層に隣接し
    て電子輸送層を設けたことを特徴とする請求項4〜6の
    いずれかに記載の高分子発光素子。
  8. 【請求項8】陽極と発光層との間に、該発光層に隣接し
    て正孔輸送層を設けたことを特徴とする請求項4〜6の
    いずれかに記載の高分子発光素子。
  9. 【請求項9】陰極と発光層との間に、該発光層に隣接し
    て電子輸送層を、陽極と発光層との間に、該発光層に隣
    接して正孔輸送層を設けたことを特徴とする請求項4〜
    6のいずれかに記載の高分子発光素子。
  10. 【請求項10】請求項4〜9のいずれかに記載の高分子
    発光素子を用いたことを特徴とする面状光源。
  11. 【請求項11】請求項4〜9のいずれかに記載の高分子
    発光素子を用いたことを特徴とするセグメント表示装
    置。
  12. 【請求項12】請求項4〜9のいずれかに記載の高分子
    発光素子を用いたことを特徴とするドットマトリックス
    表示装置。
  13. 【請求項13】請求項4〜9のいずれかに記載の高分子
    発光素子をバックライトとすることを特徴とする液晶表
    示装置。
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