JP2003206061A - 原稿搬送装置及び複合機 - Google Patents
原稿搬送装置及び複合機Info
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Abstract
つ、異音の発生を防止でき、長期間の使用によっても切
替手段としての機能を十分に果たすことができると共
に、原稿の種類に応じて弾力的に侵入角度を調整でき、
簡易に組立可能とすること。 【解決手段】 回動自在であって、原稿を読取点に戻す
第3搬送路204の入口近傍に突出する爪部(603)
を備えた反転ガイド116を具備し、第1面を読み取り
終えた原稿を再度、読取点(読取ミラー)112に戻す
場合には原稿の後端を反転ガイド116の爪部(60
3)に載せた状態で原稿を後端から搬送する。一方、第
2面を読み取り終えた原稿を排出台121に排出する場
合には反転ガイド116の爪部(603)上を通過させ
て爪部(603)を自重で起立させ、第3搬送路204
を塞いだ状態にして原稿を後端から搬送する。
Description
を反転させる搬送路を有する原稿搬送装置及び複合機に
関する。
タ機能など複数の機能を1台で実現する複合機が登場し
ている。この種の複合機には、両面原稿を読み取るため
の搬送路を有する原稿搬送装置を備えたものがある。
含むため複雑な搬送路を有していた。具体的には、上記
反転路は、搬送路の中に2個所存在する。即ち、1つ目
が両面原稿の読取面を反転させるための第1反転路であ
り、また、2つ目が排出する原稿の順序を本来の原稿順
に直すための第2反転路である。この第2反転路がない
と、1頁目の裏面、1頁目の表面、2頁目の裏面、2頁
目の表面と、頁順は正しくても表裏が逆の状態で排出台
に原稿が排出されることになる。
搬送路は複雑になっていた。
2801から読取点2802までの第1搬送路2803
を有し、また、原稿の第1面を読み取り終えた原稿を読
取点2802から第1反転路2804に搬送する第2搬
送路2805を有している。第1搬送路2803では原
稿をスイッチバックすることで、第1反転路2804に
挿入されたときの原稿の後端を先端にして第1反転路2
804から排出する。この原稿を第1反転路2804か
ら第1搬送路2803に戻す第3搬送路2806を有
し、再び、第1搬送路2803を介して原稿の第2面を
読取点2802に搬送し、第2搬送路2805を介して
第2面を読み取り終えた原稿を第1反転路2804に戻
す。第1反転路2804で原稿をスイッチバックする
が、今度は、原稿の搬送先を切替ガイド2807で第2
搬送路2805から第2反転路2808へ搬送先を切り
替える。第2反転路2808はU字の曲線状の経路であ
り、この経路により原稿の表裏面を反転させて排出台2
809に排出する。
転路2804においては、挿入される原稿が第1面を読
み取り終えた原稿か、第2面を読み取り終えた原稿かに
より、排出先を切り替えている。そして、この切替えの
際に用いられる切替ガイド2807の動作制御には、ソ
レノイドが利用されている。
術では、以下のような問題が生じていた。
レノイドを利用しているため、ソレノイド及びそれを駆
動する電気的回路などが必要となり、部品点数が多く、
コスト高を招くという問題が生ずる。
ように、原稿の搬送路上にマイラー2901を貼付け
て、その弾性力を利用して原稿の搬送先を切り替えるこ
とが行われている。マイラー2901は、第2搬送路2
805から第1反転路2804に向かう途中に原稿が乗
り上げるように斜めに貼り付けられている。これによ
り、第2搬送路2805から送り込まれた原稿は、紙の
腰でマイラー2901を押しながら第1反転路2804
に向かうことになる。
場合、原稿の後端はマイラー2901を乗り越えない状
態で残り、この状態でスイッチバックにより第3搬送路
2806に排出される。一方、原稿が第2面を読み取り
終えたものである場合、原稿の後端はマイラー2901
を乗り越えて搬送される。そのため、マイラー2901
は自己の弾性力により第3搬送路2806への道を塞ぐ
ように戻ることになる。この状態で、原稿をスイッチバ
ックすると、原稿は第3搬送路2806へは進めないの
で、第2反転路2808に向かうことになる。こうする
ことで、ソレノイド及びその電気的回路などを不要にで
きるので、部品点数を削減し、コストの低減を実現でき
る。
下のような新たな問題が別途生じることとなる。
ラー2901を乗り越えず第3搬送路2806に戻らな
いようにするためには、マイラー2901が十分な長さ
を持って第3搬送路2806の上面に当接し完全に第3
搬送路2806を塞いでいなければならない。そのた
め、第1面を読み取り終えた原稿を第2搬送路2805
から第1反転路2804に搬送する場合、原稿はマイラ
ー2901に接触し続けるので、摺擦音が生ずるという
問題がある。同様に、第1面を読み取り終えた原稿を第
1反転路2804から第3搬送路2806に搬送する場
合も、摺擦音が生ずるという問題がある。
る場合には、図30に示すように、長年の使用によりマ
イラー2901の先端部が第3搬送路2806の上面か
ら次第に離れてしまう事態が生じ得る。この場合には、
原稿の搬送先を切り替えることができないという問題が
生じる。
ような状態になった場合には、原稿がマイラー2901
の上側を通過してしまう事態が生じ得る。また、原稿の
先端が上方にカールした状態の場合には、図30に示す
ように第2反転路2808の壁面でなく、マイラー29
01自体に当接することとなるが、マイラー2901は
第3搬送路2806の上面から離れているため、弾性力
を失い原稿の力で後退することとなる。この場合には原
稿を第3搬送路2806に逃がしてしまうか、原稿を搬
送できずに紙ジャムが発生してしまうという事態が生じ
得る。
第2面を読み取り終えた原稿を第1反転路2804から
第2反転路2808に向かわせる際、原稿の厚さに関わ
らず、侵入角度が一定に固定されている。したがって、
厚紙の原稿の場合、曲線の第2反転路2808に対して
十分な侵入角度とはならず、第2反転路2808の曲線
に沿って適切に搬送されないという事態が生じ、この結
果、紙ジャムが発生するという問題がある。
組立時、長辺のマイラー2901を左右が並行になるよ
うに貼り付けなければならない。仮に、図31(a),
(b)に示すように、左右が曲がった状態で貼り付ける
と、一方の端部は第3搬送路2806への道を十分に塞
いでいるのに対して他方の端部は隙間があるという状態
が出来る。そうすると、原稿先端の他方の端部が搬送路
とマイラー2901との間に引っ掛かり、原稿の進行を
妨げ、紙ジャムが発生するという問題がある。また、原
稿先端の他方の端部が搬送路とマイラー2901との間
に引っ掛からず、原稿が進行した場合であっても、原稿
先端にかかるマイラー2901の負荷が原稿先端の左右
で異なるので、原稿が斜行するという問題もある。この
問題に対応するには、組立精度を上げられればよいが、
組立精度を上げる分コスト高を招くという問題が生ず
る。
ものであり、部品点数を削減してコスト削減を図りつ
つ、異音の発生を防止でき、長期間の使用によっても切
替手段としての機能を十分に果たすことができると共
に、原稿の種類に応じて弾力的に侵入角度を調整でき、
しかも、簡易に組立可能な原稿搬送装置及びこれを用い
た複合機を提供することを目的とする。
って、原稿を読取点に戻す搬送路の入口近傍に突出する
爪部を備えた切替手段を具備し、第1面を読み取り終え
た原稿を再度、読取点に戻す場合には原稿の後端を切替
手段の爪部に載せた状態で原稿を後端から搬送する。一
方、第2面を読み取り終えた原稿を装置外部に排出する
場合には切替手段の爪部上を通過させて爪部を自重で起
立させ、読取点に戻る搬送路を塞いだ状態にして原稿を
後端から搬送するものである。
る場合は爪部を原稿の下に押下して爪部を障害としない
で読取点に戻す搬送路に搬送することができる。一方、
原稿を排出する搬送路に搬送する場合は爪部が自重で起
立して読取点に戻す搬送路を遮断して原稿を排出する搬
送路に向わせるので、ソレノイドやマイラーを用いず、
簡易な構成で原稿の搬送方向を切り替えることができ
る。
送装置は、給紙台から読取点に原稿を搬送する第1搬送
路と、先端から搬送された原稿を後端から排出して搬送
方向を変える第1反転路と、前記第1搬送路から前記第
1反転路に原稿を搬送する第2搬送路と、前記第1反転
路から第1面を読み取り終えた原稿を前記第1搬送路に
戻す第3搬送路と、前記第1反転路から第2面を読み取
り終えた原稿の表裏を反転させて排出する第2反転路
と、前記第3搬送路と前記第2反転路との分岐点近傍に
回動自在に配置され、回動支点の上部に前記第3搬送路
上に突出した爪部を設けると共に回動支点の下部に重り
部を設けた切替手段と、前記第1反転路から前記第3搬
送路に搬送する場合は原稿の後端を前記爪部に載せた状
態で原稿を停止させる一方、前記第1反転路から前記第
2反転路に搬送する場合は前記爪部上を通過させて前記
爪部を自重で起こし前記爪部で前記第3搬送路を塞ぐ状
態にして原稿を停止させる駆動制御手段と、を具備する
構成を採る。
するものとし、第3搬送路に搬送する場合は原稿の後端
を爪部に載せた状態で原稿を後端から搬送させる一方、
第2反転路に搬送する場合は爪部上を通過させて爪部を
自重で起こし、爪部で第3搬送路を塞ぐ状態にして原稿
を後端から搬送する。これにより、第3搬送路に搬送す
る場合は爪部を原稿の下に押下して第3搬送路を搬送可
能とする一方、第2反転路に搬送する場合は爪部が自重
で起立して第3搬送路を遮断して原稿を第反転路に向わ
せるので、ソレノイドやマイラーを用いず、簡易な構成
で切替手段を実現できる。
段を用いて原稿の搬送方向を切り替えている。これによ
り、ソレノイド等の電気部品を用いずメカ部品だけで切
替えを実現できるので、部品点数を削減してコスト削減
を図ることができる。
より、マイラーの弾性力を利用する場合と異なり原稿を
第3搬送路の上面に押し付ける力は発生しない。このた
め、原稿が爪部によって第3搬送路の上面に押圧されて
搬送されることはなく、その結果、摺擦音などの異音の
発生を防止できる。
形成すれば、切替手段は長期間使用しても変形しないの
で、長期間使用しても切替手段としての機能を十分に果
すことができる。
内に取付けることにより、長辺のマイラーを貼り付ける
場合と異なり、左右が並行か否かを確認しながら組み立
てる手間を省くことができる。このため、従来よりも大
幅に簡易に組立てることが可能となり、また、マイラー
が左右ずれて貼り付けられた場合に生じ得る紙ジャムの
発生を防止できる。
原稿搬送装置において、前記爪部は、前記切替手段が自
重で起立した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬
送路の上面に到達する長さを有している構成を採る。
が自重で起立した場合に第3搬送路の上面に到達する長
さとすることにより、切替手段が自重で起立した場合に
爪部は第3搬送路を完全に塞ぐ。このため、原稿を第2
反転路に搬送する場合に原稿が爪部の上に乗り上げて第
3搬送路に戻るのを確実に防止できる。
原稿搬送装置において、前記爪部は前記切替手段が自重
で起立した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬送
路の上面に到達する長さを有し、且つ上方に原稿を載せ
ている場合前記第1反転路の下面に到達する長さを有し
ている構成を採る。
原稿を載せている場合に第1搬送路の下面に到達する長
さにすることにより、原稿のパンチ穴が開いている場合
であっても、爪部の先端は原稿に引っかからないので、
爪部を設けたことによる紙ジャムの発生を防止できる。
原稿搬送装置において、前記爪部は、前記切替手段が自
重で起立した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬
送路の上面に形成された開口部に入り込む構成を採る。
重で起立した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬
送路の上面に形成された開口部に入り込ませる。これに
より、切替手段が自重で起立した場合に爪部は第3搬送
路を完全に塞ぐ。このため、原稿を第2反転路に搬送す
る場合に原稿が爪部の上に乗り上げて第3搬送路に戻る
のを確実に防止できる。
原稿搬送装置において、前記爪部は、前記切替手段が自
重で起立した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬
送路の上面に形成された開口部に入り込む一方、上方に
原稿を載せている場合前記第1反転路の下面より下方に
沈み込む構成を採る。
載せている場合前記第1反転路の下面より下方に沈み込
ませる。これにより、原稿のパンチ穴が開いている場合
であっても、爪部の先端は原稿に引っかからないので、
爪部を設けたことによる紙ジャムの発生を防止できる。
原稿搬送装置において、前記切替手段は、前記第2反転
路側の面が前記第2反転路上に現れて原稿のガイドを形
成する構成を採る。
側の面が第2反転路上に現れて原稿のガイドとして機能
することにより、原稿を第2反転路に搬送する場合、原
稿は切替手段に沿って第2反転路を進む。その際、切替
手段は回動自在なため原稿が進むに従って原稿に押され
て第2反転路を広げる方向に退避する。したがって、原
稿が厚紙の場合にはそれだけ第2反転路の幅が大きくな
り、第2反転路内に弾力的にスペースが生じ、紙ジャム
の発生を防止できる。
原稿搬送装置において、前記第2反転路は前記第1反転
路の下方にU字型の経路で形成され、前記切替手段は前
記第2反転路側の面が前記U字の曲線部に沿った形状を
有し、当該形状を前記第2反転路上の前記U字の曲線部
に対応する位置に出現させて原稿のガイドを形成する構
成を採る。
状を有する切替手段の第2反転路側の面が、第2反転路
のU字の曲線部に現れて原稿のガイドとして機能する。
これにより、第2反転路に原稿を搬送する場合、原稿は
切替手段に沿って第2反転路の曲線部を進む。その際、
切替手段は回動自在なため原稿が進むに従って原稿に押
されて第2反転路を広げる方向に退避する。同時に、U
字の曲線部が急な曲がり角度を緩和するので、第2反転
路がU字型の経路の場合であっても、原稿が厚紙の場合
はそれだけ第2反転路の幅を大きくし、第2反転路内に
弾力的にスペースをつくり、紙ジャムの発生を防止でき
る。
ずれかの態様に係る原稿搬送装置において、前記切替手
段の回動支点は、前記第2反転路に進入する原稿が前記
切替手段に当接する位置の延長線上より上方に設けられ
ている構成を採る。
切替手段に当接する位置の延長線上より下方に設けられ
るとすると、第2反転路の入口から回動支点までの搬送
路において原稿は切替手段を第2搬送路から離間する方
向に押すことになる。その結果、切替手段の回動支点よ
り上方は大きく起立するので、原稿の第2反転路に対す
る進入角度が大きくなる。原稿は切替手段の第2反転路
側の面をガイドとして進むので、切替手段に当たりなが
ら搬送方向を変えることになるが、進入角度が大きい
と、それだけ急な角度で搬送方向を変えることになり、
紙ジャムが発生しやすくなる。
の搬送路において切替手段は逆に第2経路路を狭める方
向に移動して第2反転路を塞ぐことになる。その結果、
原稿は、切替手段が妨げとなって第2反転路の中を進む
ことができず、紙ジャムが発生することになる。
に進入する原稿が切替手段に当接する位置の延長線上よ
り上方に設けることにより、第2反転路に進入する原稿
は切替手段に対して回動支点より下方で当接するので、
原稿は常に切替手段を第2反転路から離間する方向に押
すことになる。
まで搬送路において切替手段の回動支点より上方は原稿
側に傾き、原稿の第2反転路に対する進入角度を小さく
する。このため、原稿は緩やかな角度で搬送方向を変え
ることができ、その分紙ジャムの発生を防止できる。
の搬送路において切替手段と第2反転路との間には大き
な間隔が生ずるので、切替手段が第2反転路の中で原稿
の進行を妨げることはなく、紙ジャムの発生を防止でき
る。
ずれかの態様に係る原稿搬送装置において、前記切替手
段は、搬送路の幅方向に沿って複数配列されている構成
を採る。
個長いものを配置した場合には切替手段の重量が重くな
る。したがって、原稿が薄紙の場合は第1反転路から第
3搬送路に搬送する際に原稿は十分に切替手段の爪部を
押下できず、原稿は第3搬送路の上面と爪部との間に挟
まって、紙ジャムが発生する。
個配置した場合、第1反転路から第2反転路に搬送する
際に切替手段に当接した原稿の部分は搬送方向を変えて
第2反転路に向かおうとする。一方、切替手段に当接し
ない原稿の部分は真っ直ぐ第3搬送路に向かおうとする
ので、紙ジャムが発生する。
向に沿って複数配列することにより、切替手段の個々の
重量を軽くすると共に原稿の先端の全面を切替手段に当
接させる。このため、第1反転路から第3搬送路に搬送
する場合に原稿が薄紙であっても原稿が十分に切替手段
の爪部を押下できる。また、第1反転路から第2反転路
に搬送する場合に原稿の先端全体を第2反転路に搬送方
向を変えることができる。この結果、紙ジャムの発生を
防止できる。
紙台から読取点に原稿を搬送する第1搬送路と、先端か
ら搬送された原稿を後端から排出して搬送方向を変える
第1反転路と、前記第1搬送路から前記第1反転路に原
稿を搬送する第2搬送路と、前記第1反転路から第1面
を読み取り終えた原稿を前記第1搬送路に戻す第3搬送
路と、前記第1反転路から第2面を読み取り終えた原稿
の表裏を反転させて排出する第2反転路と、前記第3搬
送路と前記第2反転路との分岐点近傍に回動自在に配置
され、回動支点の上部に前記第3搬送路上に突出した爪
部を設けると共に回動支点の下部に重り部を設けた切替
手段と、前記第1反転路から前記第3搬送路に搬送する
場合は原稿の後端を前記爪部に載せた状態で原稿を停止
させる一方、前記第1反転路から前記第2反転路に搬送
する場合は前記爪部上を通過させて前記爪部を自重で起
こし前記爪部で前記第3搬送路を塞ぐ状態にして原稿を
停止させる駆動制御手段と、を具備する構成を採る。
するものとし、第3搬送路に搬送する場合は原稿の後端
を爪部に載せた状態で原稿を後端から搬送させる一方、
第2反転路に搬送する場合は爪部上を通過させて爪部を
自重で起こし、爪部で第3搬送路を塞ぐ状態にして原稿
を後端から搬送する。これにより、第3搬送路に搬送す
る場合は爪部を原稿の下に押下して第3搬送路を搬送可
能とする一方、第2反転路に搬送する場合は爪部が自重
で起立して第3搬送路を遮断して原稿を第反転路に向わ
せるので、ソレノイドやマイラーを用いず、簡易な構成
で切替手段を実現できる。
段を用いて原稿の搬送方向を切り替えている。これによ
り、ソレノイド等の電気部品を用いずメカ部品だけで切
替えを実現できるので、部品点数を削減してコスト削減
を図ることができる。
より、マイラーの弾性力を利用する場合と異なり原稿を
第3搬送路の上面に押し付ける力は発生しない。このた
め、原稿が爪部によって第3搬送路の上面に押圧されて
搬送されることはなく、その結果、摺擦音などの異音の
発生を防止できる。
形成すれば、切替手段は長期間使用しても変形しないの
で、長期間使用しても切替手段としての機能を十分に果
すことができる。
内に取付けることにより、長辺のマイラーを貼り付ける
場合と異なり、左右が並行か否かを確認しながら組み立
てる手間を省くことができる。このため、従来よりも大
幅に簡易に組立てることが可能となり、また、マイラー
が左右ずれて貼り付けられた場合に生じ得る紙ジャムの
発生を防止できる。
係る複合機において、前記爪部は、前記切替手段が自重
で起立した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬送
路の上面に到達する長さを有している構成を採る。
が自重で起立した場合に第3搬送路の上面に到達する長
さとすることにより、切替手段が自重で起立した場合に
爪部は第3搬送路を完全に塞ぐ。このため、原稿を第2
反転路に搬送する場合に原稿が爪部の上に乗り上げて第
3搬送路に戻るのを確実に防止できる。
係る複合機において、前記爪部は前記切替手段が自重で
起立した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬送路
の上面に到達する長さを有し、且つ上方に原稿を載せて
いる場合前記第1反転路の下面に到達する長さを有して
いる構成を採る。
原稿を載せている場合に第1搬送路の下面に到達する長
さにすることにより、原稿のパンチ穴が開いている場合
であっても、爪部の先端は原稿に引っかからないので、
爪部を設けたことによる紙ジャムの発生を防止できる。
係る複合機において、前記爪部は、前記切替手段が自重
で起立した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬送
路の上面に形成された開口部に入り込む構成を採る。
重で起立した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬
送路の上面に形成された開口部に入り込ませる。これに
より、切替手段が自重で起立した場合に爪部は第3搬送
路を完全に塞ぐ。このため、原稿を第2反転路に搬送す
る場合に原稿が爪部の上に乗り上げて第3搬送路に戻る
のを確実に防止できる。
係る複合機において、前記爪部は、前記切替手段が自重
で起立した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬送
路の上面に形成された開口部に入り込む一方、上方に原
稿を載せている場合前記第1反転路の下面より下方に沈
み込む構成を採る。
載せている場合前記第1反転路の下面より下方に沈み込
ませる。これにより、原稿のパンチ穴が開いている場合
であっても、爪部の先端は原稿に引っかからないので、
爪部を設けたことによる紙ジャムの発生を防止できる。
係る複合機において、前記切替手段は、前記第2反転路
側の面が前記第2反転路上に現れて原稿のガイドを形成
する構成を採る。
側の面が第2反転路上に現れて原稿のガイドとして機能
することにより、原稿を第2反転路に搬送する場合、原
稿は切替手段に沿って第2反転路を進む。その際、切替
手段は回動自在なため原稿が進むに従って原稿に押され
て第2反転路を広げる方向に退避する。したがって、原
稿が厚紙の場合にはそれだけ第2反転路の幅が大きくな
り、第2反転路内に弾力的にスペースが生じ、紙ジャム
の発生を防止できる。
係る複合機において、前記第2反転路は前記第1反転路
の下方にU字型の経路で形成され、前記切替手段は前記
第2反転路側の面が前記U字の曲線部に沿った形状を有
し、当該形状を前記U字の曲線部に対応する位置であっ
て前記第2反転路上に出現させて原稿のガイドを形成す
る構成を採る。
状を有する切替手段の第2反転路側の面が、第2反転路
のU字の曲線部に現れて原稿のガイドとして機能する。
これにより、第2反転路に原稿を搬送する場合、原稿は
切替手段に沿って第2反転路の曲線部を進む。その際、
切替手段は回動自在なため原稿が進むに従って原稿に押
されて第2反転路を広げる方向に退避する。同時に、U
字の曲線部が急な曲がり角度を緩和するので、第2反転
路がU字型の経路の場合であっても、原稿が厚紙の場合
はそれだけ第2反転路の幅を大きくし、第2反転路内に
弾力的にスペースをつくり、紙ジャムの発生を防止でき
る。
6のいずれかの態様に係る複合機において、前記切替手
段の回動支点は、前記第2反転路に進入する原稿が前記
切替手段に当接する位置の延長線上より上方に設けられ
ている構成を採る。
切替手段に当接する位置の延長線上より下方に設けられ
るとすると、第2反転路の入口から回動支点までの搬送
路において原稿は切替手段を第2搬送路から離間する方
向に押すことになる。その結果、切替手段の回動支点よ
り上方は大きく起立するので、原稿の第2反転路に対す
る進入角度が大きくなる。原稿は切替手段の第2反転路
側の面をガイドとして進むので、切替手段に当たりなが
ら搬送方向を変えることになるが、進入角度が大きい
と、それだけ急な角度で搬送方向を変えることになり、
紙ジャムが発生しやすくなる。
の搬送路において切替手段は逆に第2経路路を狭める方
向に移動して第2反転路を塞ぐことになる。その結果、
原稿は、切替手段が妨げとなって第2反転路の中を進む
ことができず、紙ジャムが発生することになる。
に進入する原稿が切替手段に当接する位置の延長線上よ
り上方に設けることにより、第2反転路に進入する原稿
は切替手段に対して回動支点より下方で当接するので、
原稿は常に切替手段を第2反転路から離間する方向に押
すことになる。
まで搬送路において切替手段の回動支点より上方は原稿
側に傾き、原稿の第2反転路に対する進入角度を小さく
する。このため、原稿は緩やかな角度で搬送方向を変え
ることができ、その分紙ジャムの発生を防止できる。
の搬送路において切替手段と第2反転路との間には大き
な間隔が生ずるので、切替手段が第2反転路の中で原稿
の進行を妨げることはなく、紙ジャムの発生を防止でき
る。
7のいずれかの態様に係る複合機において、前記切替手
段は、搬送路の幅方向に沿って複数配列されている構成
を採る。
個長いものを配置した場合には切替手段の重量が重くな
る。したがって、原稿が薄紙の場合は第1反転路から第
3搬送路に搬送する際に原稿は十分に切替手段の爪部を
押下できず、原稿は第3搬送路の上面と爪部との間に挟
まって、紙ジャムが発生する。
個配置した場合、第1反転路から第2反転路に搬送する
際に切替手段に当接した原稿の部分は搬送方向を変えて
第2反転路に向かおうとする。一方、切替手段に当接し
ない原稿の部分は真っ直ぐ第3搬送路に向かおうとする
ので、紙ジャムが発生する。
向に沿って複数配列することにより、切替手段の個々の
重量を軽くすると共に原稿の先端の全面を切替手段に当
接させる。このため、第1反転路から第3搬送路に搬送
する場合に原稿が薄紙であっても原稿が十分に切替手段
の爪部を押下できる。また、第1反転路から第2反転路
に搬送する場合に原稿の先端全体を第2反転路に搬送方
向を変えることができる。この結果、紙ジャムの発生を
防止できる。
面を参照して詳細に説明する。
搬送装置100の構成を示す側断面図である。なお、図
1における左側を装置の左側といい、図1における右側
を装置の右側というものとする。
は、特にコピー機能、FAX機能及びプリンタ機能など
複数の機能を1台で実現する複合機に搭載される。しか
し、これに限定されず、コピー機能を有する装置であれ
ば、どのような装置に搭載しても構わない。
面に原稿を載置する原稿台101を備える。原稿台10
1は、本原稿搬送装置100の内部カバー102に連結
して設けられている。原稿台101と内部カバー102
に渡って原稿が載置される。内部カバー102に対向し
て上方に本原稿搬送装置100の外部カバー103が配
置されている。内部カバー102及び外部カバー103
は、紙ジャム時に原稿の搬送路を露出できるように独立
して又は連動して開閉可能な構成になっている。
プローラ104が支持されている。ピックアップローラ
104は、原稿台101等に載置された原稿のうち、最
上層にある原稿を、装置の左側に配置された給紙ローラ
105及び分離ローラ106の接触面に送り込む。給紙
ローラ105で原稿をさらに装置内側に給紙する一方、
分離ローラ106で原稿を一枚づつに分離する。なお、
内部カバー102の上面に原稿を押し上げる一方、最後
の一枚の原稿が滞留するのを防止するパッド107が設
けられている。
紙ローラ105からの搬送路に連続して設けられた搬送
路に沿って進む。この搬送路は、給紙ローラ105によ
り装置の左側に給紙された原稿を一旦下方に進ませた
後、方向を変換させて装置の右側に進ませるような経路
を構成する。なお、この搬送路の詳細な構成については
後述する。この搬送路上に複数の搬送ローラ108〜1
10が配置されている。
間であって搬送路の装置の左側に、搬送された原稿の撓
みを吸収するガイド111が設けられている。また、搬
送ローラ109と搬送ローラ110との間であって搬送
路の下方に、原稿の読み取りを行う原稿読取ユニットの
読取ミラー112が配置されている。この読取ミラー1
12は、原稿の読取点を構成する。
13が配置されている。切替ガイド113は、原稿の両
面を読み取る場合と片面を読み取る場合とで原稿の搬送
方向を切り替えるものである。両面を読み取る場合に
は、装置の上方に向かって形成された原稿を反転するた
めの搬送路に進ませる一方、片面を読み取った場合に
は、装置の右側に向かって形成された原稿を排出するた
めの搬送路に進ませる。
過を検知する原稿センサ114が設けられている。例え
ば、原稿センサ114は透過型のセンサで構成され、原
稿の通過により透過していた光が遮られることを検知し
て原稿の通過を検知する。この原稿センサ114により
検知されたタイミングで、原稿の搬送が制御される。
回動可能に支持されている。搬送ガイド115は、搬送
ローラ110の搬送先に配置され、その側面、上面、下
面において搬送路の一部を構成する。また、搬送ガイド
115は、装置の右側かつ上方において、切替手段とし
ての反転ガイド116を回動可能に支持する。
により装置の左側に引き戻される原稿の搬送方向を切り
替えるものである。この反転ガイド116の形状及び構
造の詳細については後述する。
対向する位置であって、装置の右側に中央カバー117
が配置されている。中央カバー117は、その上面で原
稿を反転するための搬送路の下面を形成する一方、その
下面で原稿を排出するための搬送路の上面を形成する。
中央カバー117は、内部カバー102及び外部カバー
103と同様、紙ジャム時に原稿の搬送路を露出できる
ように装置の右側に退避可能な構成になっている。
ローラ118を支持する。反転ローラ118は、搬送さ
れた原稿をサブトレイ119に送り込む一方、サブトレ
イ119に送り込んだ原稿を後端から装置の内側に引き
戻す。サブトレイ119は、反転される原稿が一時的に
載置されるトレイである。
としての駆動モータ(不図示)により制御される。この
駆動モータは、原稿センサ114が検知した原稿の通過
タイミングに基づいて制御を行う。
路上に排出ローラ120が配置されている。排出ローラ
120は、片面又は両面の読み取りが完了した原稿を排
出台121に排出する。
形成される搬送路の構成について、図2を用いて説明す
る。図2は、本実施の形態に係る原稿搬送装置100の
要部拡大図である。
ー112(読取点)に搬送されるまでの搬送路で第1搬
送路201が構成される。第1搬送路201は、図2に
示すように、原稿を装置の左側に搬送した後、方向を下
方に向けて搬送する。
り込まれた原稿を後端から引き戻して原稿の搬送方向を
変える搬送路で第1反転路202が構成される。具体的
には、第1反転路202は、反転ローラ118周辺であ
って、中央カバー117の上面の形成される。
原稿を搬送する搬送路で第2搬送路203が構成され
る。第2搬送路203は、図2に示すように、原稿を読
取ミラー112の位置から装置の右側に進むに連れて上
方に向けて搬送する。
た原稿を第1搬送路201に戻す搬送路で第3搬送路2
04が構成される。第3搬送路204は、第1反転路2
02の装置の左側に延長して設けられている。第3搬送
路204は、原稿を装置の左側に向けてほぼ水平に搬送
し、第1搬送路201に中継する。
た原稿を排出台121に排出する搬送路で第2反転路2
05が構成される。第2反転路205は、第1反転路2
02の装置の下方に延長して設けられている。また、第
2反転路205は、装置の右側に開口したU字型の経路
で形成され、第1反転路202から送り込まれた原稿の
搬送方向を緩やかに装置の右側に誘導する。
06が貼り付けられている。マイラー206は、第2搬
送路203を搬送されてきた原稿の搬送方向を装置の右
側に誘導する役割を果たす。
100の構成を示す斜視図である。図3においては、内
部カバー102及び外部カバー103を開くと共に、中
央カバー117を装置の右側に退避させた状態について
示している。
が装置の右側に倒れることで、中央カバー117が第2
反転路205から退避するようになっている。したがっ
て、図3では、図2に示す中央カバー117の上面が側
面側に向いており、図2に示す第2反転路205側の側
面が上側に向いている。
開いた場合、第3搬送路204及び搬送ガイド115の
上面が露出する。また、中央カバー117を退避させた
場合、搬送ガイド115の第2反転路205側の側面が
露出する。
本原稿搬送装置100の側面方向に複数、配列されてい
る。一定の搬送ガイド115と搬送ガイド115との間
に反転ガイド116が挟まれて取り付けられている。
稿との接触を小さくするための搬送リブ301が形成さ
れている。搬送リブ301は、中央カバー117を閉じ
た場合(図1及び図2に示す状態の場合)に反転ガイド
116と当接しない位置、言い換えると反転ガイド11
6の回動の障害とならない位置に形成されている。反転
ガイド116の上端(後述する爪部)が最も下方に移動
した場合、反転ガイド116の上端は搬送リブ301と
搬送リブ301との間に入り込んだ状態となる。すなわ
ち、第1反転路202の下面よりも下方に沈み込んだ状
態となる。
ド116に対応する位置に複数の開口部302が形成さ
れている。各開口部302には、内部カバー102を閉
じた場合(図1及び図2に示す状態の場合)に反転ガイ
ド116の上端(後述する爪部)が入り込むようになっ
ている。
02の開口部302に入り込んだ状態を示す拡大図であ
る。図4においては、搬送ガイド115、反転ガイド1
16及び内部カバー102のみを抜き出した場合につい
て示している。
上方に移動した場合について示している。この場合に反
転ガイド116の上端は、内部カバー102に形成され
た開口部302に入り込んだ状態となる。
転ガイド116周辺の拡大図である。図5に示すよう
に、2枚の搬送ガイド115が、一定間隔を空けて反転
ガイド116を挟むように複数配列されている。そし
て、それぞれの2枚の搬送ガイド115の間には、反転
ガイド116の回動支点となる軸が設けられている。こ
の軸を反転ガイド116の軸受けに嵌め込むことで、反
転ガイド116はこの軸を支点として回動自在な状態と
なる。
大側面図である。反転ガイド116は、例えば、樹脂等
で形成される。図6に示すように、反転ガイド116
は、左側上方に搬送ガイド115の軸を収容する軸受け
601が形成されている。この軸受け601の下方に
は、搬送ガイド115の軸を収容し易くするための切れ
込み602が形成されている。
示す右側に爪部603が設けられている。爪部603
は、先端が尖った形状になっており、その先端が一定の
場合に第3搬送路204に突出するようになっている。
この爪部603の位置に応じて原稿の搬送先が第3搬送
路204又は第2反転路205に切り替えられる。
示す左側の一面(図5に示す左側一面)にリブ604が
設けられている。リブ604は、反転ガイド116の重
り部として機能する。このリブ604の重みにより搬送
ガイド115の軸に取り付けられた反転ガイド116
は、自重で回動する。反転ガイド116に何ら力が加え
られていない状態では、爪部603が内部カバー102
の開口部302に入り込んだ状態となる。
に取り付けられた場合に装置の右側に向かって開口する
曲線部605が設けられている。この曲線部605は、
搬送ガイド115のU字型の曲線とほぼ同様の曲線で形
成されている。この曲線部605は、搬送ガイド115
に取り付けられた場合に第2反転路205上に現れて原
稿を誘導する機能を果たす。
16の一面にのみ設ける場合について説明しているが、
もちろん両面に設けてもよい。また、ここではリブ60
4で反転ガイド116の重り部を構成したが、これに限
定されず、いかなる手段を用いて重り部を構成してもよ
い。
0により搬送される原稿の状態について説明する。図7
〜図13は、本原稿搬送装置100により搬送される原
稿の状態を説明するための図である。
とする。両面原稿が搬送されるため、切替ガイド113
は原稿を第2搬送路203に搬送されるように搬送方向
を切り替えている。また、両面原稿のうち、先に読み取
られる面を第1面というものとし、後に読み取られる面
を第2面というものとする。
が第1搬送路201を搬送している状態を示している。
原稿台101から給紙された原稿は、給紙ローラ10
5、搬送ローラ108及び搬送ローラ109により第1
搬送路201を搬送され、読取点に送り込まれる。
が第2搬送路203を通過し、第1反転路202に送り
込まれた状態を示している。読取点を通過して第1面を
読み取られた原稿の先端は、搬送ローラ110により第
2搬送路203を搬送される。
出している原稿センサ114の一部を上方に押し上げな
がら進む。これにより、原稿センサ114は、原稿が通
過中であることを検知する。
は、第2搬送路203の出口近傍に貼り付けられたマイ
ラー206で付勢され、その搬送方向が装置の右側に誘
導される。このように誘導された原稿の先端は、搬送路
の形状に沿って第1反転路202に送り込まれる。
部603の背面に当接し、爪部603を下方に押し下げ
ながら進む。反転ガイド116は、リブ604の重みに
より待機状態では、爪部603が内部カバー102の開
口部302に入り込んでいる。しかし、原稿が爪部60
3に当接した場合には、原稿の搬送力に応じて中央カバ
ー117側に退避する。
反転路202に送り込まれた後、第3搬送路204に引
き戻される直前の状態を示している。第2搬送路203
を通過した原稿は、反転ローラ118により第1反転路
202の所定位置まで装置の右側に送り込まれる。そし
て、所定位置まで送り込まれると、今度は、反転ローラ
118により第3搬送路204に引き戻される。
の所定位置まで送り込まれた場合について示している。
同図に示すように、原稿は、その後端が反転ガイド11
6の爪部603を乗り越えない位置まで送り込まれ、そ
の後に引き戻される。したがって、反転ガイド116が
自重で待機状態に戻ることはない。
ンサ114により検知された原稿の通過タイミングに応
じて制御される。具体的には、原稿センサ114が原稿
の通過を検知した後、所定時間が経過した場合に反転ロ
ーラ118が逆転するようになっている。これにより、
原稿が反転ガイド116の爪部603を乗り越えないよ
うに制御している。
れた原稿が第3搬送路204を通過して、第1搬送路2
01に戻った状態を示している。第1反転路202から
反転ローラ118により原稿が第3搬送路204に送り
込まれる。このとき、反転ガイド116の爪部603
は、中央カバー117側に退避したままである。
送ローラ108に到達する。そして、搬送ローラ108
により第1搬送路201に送り込まれる。さらに搬送ロ
ーラ109により搬送され、読取点を通過する。このと
き、原稿の第2面が読み取られていく。
端が第2搬送路203を通過し、第1反転路202に送
り込まれた状態を示している。読取点を通過して第2面
を読み取られた原稿の先端は、第1面を読み取られた場
合と同様、搬送ローラ110により第2搬送路203を
搬送される。
様、第2搬送路203に突出している原稿センサ114
の一部を上方に押し上げながら進む。また、マイラー2
06により搬送方向を誘導され、第1反転路202に送
り込まれる。さらに、反転ガイド116の爪部603の
背面に当接し、爪部603を下方に押し下げながら進
む。
全に第1反転路202に送り込まれた後、わずかに第2
反転路205に搬送された状態を示している。第2搬送
路203を通過した原稿は、反転ローラ118により第
1反転路202の所定位置まで装置の右側に送り込まれ
る。
は、反転ローラ118は、原稿の後端が反転ガイド11
6の爪部603を乗り越えない位置まで原稿を送り込
む。しかし、第2面を読み取り終えた場合には、反転ロ
ーラ118は、原稿の後端が反転ガイド116の爪部6
03を乗り越える所定位置まで原稿を送り込む。これに
より、原稿は完全に第1反転路202送り込まれ、その
先端はサブトレイ119により支持される。
は、原稿の搬送力から解放される。このため、反転ガイ
ド116は、リブ604の重みにより爪部603が上方
に移動し、内部カバー102の開口部302に再び入り
込んだ状態となる。
転ローラ118により原稿は、装置の左側に送り込まれ
る。このとき、反転ガイド116の爪部603は、内部
カバー102の開口部302にまで移動している。この
ため、原稿は、反転ガイド116の装置の右側の側面に
当接し、その形状に沿って第2反転路205に送り込ま
れる。
稿が排出台121に排出されるまでの状態を示してい
る。第1反転路202から第2反転路205に送り込ま
れた原稿は、反転ガイド116及び搬送ガイド115の
形状に沿って搬送し、排出ローラ120に送り込まれ
る。排出ローラ120により原稿は、排出台121に排
出される。
に対応させて、反転ガイド116の状態について説明す
る。まず、第1面を読み取り終えた原稿が搬送される場
合の反転ガイド116の状態について図14〜図20を
用いて説明する。
である。なお、図14では、単一の反転ガイド116と
して示しているが、実施の形態上は複数の反転ガイド1
16が全て同様の状態であるものとする。
部からなんらの力も加えられていない。したがって、反
転ガイド116は、自重によりその位置を決定してい
る。上述のように反転ガイド116には重り部としての
リブ604が設けられている。このため、反転ガイド1
16は、爪部603が装置の右側上方に向いた状態で静
止した状態となる。以下、この状態を待機状態という。
待機状態において、爪部603は、内部カバー102に
形成された開口部302に入り込んだ状態となってい
る。
されてきた状態を示した図である。図15においては、
原稿は第2搬送路203を搬送中であり、第2搬送路2
03の出口近傍に貼り付けられたマイラーまでも到達し
ていない。このため、反転ガイド116は、原稿の影響
を何も受けていない。したがって、反転ガイド116
は、待機状態を維持している。
た原稿の先端が爪部603の背面に当接する直前の状態
を示した図である。図16においては、原稿の先端が第
2搬送路203を通過して爪部603の近傍まで来てい
るものの、当接していない。このため、反転ガイド11
6は、原稿の影響を何も受けていない。したがって、反
転ガイド116は、依然として待機状態を維持してい
る。
た原稿の先端が爪部603の背面に当接した直後の状態
を示した図である。図17においては、原稿の先端が爪
部603の背面に当接している。このため、反転ガイド
116は、この原稿の搬送力により搬送ガイド115の
軸を支点として時計回り方向に回転する。これにより、
爪部603は、下方に移動して内部カバー102の開口
部302から出てくる。
た原稿が第1反転路202に送り込まれている途中の状
態を示す図である。図18においては、原稿が第1反転
路202に送り込まれている途中であるため、原稿は爪
部603の上方を通過している。このため、爪部603
は、原稿の重さで最も下方まで移動した状態となってい
る。このとき、爪部603の先端は、中央カバー117
の搬送リブ301が形成する上面よりも沈み込んだ状態
となっている。
第3搬送路204に引き戻す際、爪部603の先端は第
1反転路202よりも沈み込んだ状態となっている。こ
のため、原稿にパンチ穴が開いている場合であっても、
爪部603の先端は原稿に引っかかることがない。した
がって、爪部603を設けたことによる紙ジャムの発生
を防止できる。
で原稿が送り込まれた状態を示す図である。第1反転路
202に送り込まれた原稿は、図19に示す位置で一旦
停止した後、その後、後端から第3搬送路204に引き
戻される。この場合においても、原稿は爪部603の上
方で停止している。このため、図18に示す状態と同様
に爪部603の先端は、中央カバー117の搬送リブ3
01が形成する上面よりも沈み込んだ状態となってい
る。
で送り込まれた原稿が第3搬送路204に引き戻される
途中の状態を示す図である。第1反転路202の所定位
置まで送り込まれた原稿が第3搬送路204に送り込ま
れる途中では、原稿が爪部603の上方を通過してい
る。このため、図18や図19に示す状態と同様に爪部
603の先端は、中央カバー117の搬送リブ301が
形成する上面よりも沈み込んだ状態となっている。
通過した時、爪部603は原稿の重みから解放される。
これにより、爪部603が上方に移動し、再び、内部カ
バー102の開口部302に入り込んだ状態となる。
される場合の反転ガイド116の状態について図21〜
図25を用いて説明する。
場合も原稿が第1反転路202に送り込まれるまでの状
態は同様である(図14〜図19)。第2面を読み取り
終えた原稿が搬送される場合は、原稿の後端が図19に
示す位置で停止されず、爪部603を乗り越えて完全に
第1反転路202に送り込まれる。
で原稿が送り込まれた状態を示す図である。図21にお
いては、原稿の後端が完全に第1反転路202に送り込
まれている。このため、爪部603は、既に原稿の重み
から解放されている。したがって、爪部603が上方に
移動し、内部カバー102の開口部302に入り込んだ
状態となっている。
引き戻される際、爪部603は内部カバー102の開口
部302に入り込んだ状態となっている。このように爪
部603を第3搬送路205の上面に入り込むようにす
ることで、反転ガイド116が自重で起立した場合、爪
部603は第3搬送路204を完全に塞ぐ。したがっ
て、原稿を第2反転路205に搬送する場合に原稿が爪
部603の上に乗り上げて第3搬送路204に戻るのを
確実に防止できる。
で送り込まれた原稿が装置の左側に引き戻される途中の
状態を示す図である。図22においては、原稿が装置の
左側に引き戻されているものの、反転ガイド116には
当接していない。このため、反転ガイド116は、図2
1に示すように待機状態を維持した状態となっている。
れた原稿が反転ガイド116に当接した直後の状態を示
す図である。図23においては、第1反転路202から
引き戻された原稿の先端が反転ガイド116の第2反転
路205側の側面に当接している。図23に示すように
反転ガイド116の回動支点である搬送ガイド115の
軸は、第2反転路205に進入する原稿が反転ガイド1
16に当接する位置の延長線上より上方に設けられてい
る。したがって、原稿は回動支点である搬送ガイド11
5の軸よりも下方側で反転ガイド116に当接する。原
稿が当接すると、反転ガイド116は、搬送ガイド11
5の軸を支点として時計回り方向にわずかに回転した状
態となる。なお、回動支点を原稿の搬送方向の延長線上
よりも上方に設けた理由については後述する。
稿が第2反転路205に送り込まれる途中の状態を示す
図である。図24においては、第2反転路205に送り
込まれた原稿が反転ガイド116の側面を押しながら第
2反転路205に沿って搬送している。
205側の面が、U字型の曲線を有する第2反転路20
5上に現れて原稿のガイドとして機能する。この第2反
転路205側の面は、第2反転路205に沿った曲線部
を有する。これにより、原稿を第2反転路205に搬送
する場合、原稿は反転ガイド116に沿って第2反転路
205を進む。その際、反転ガイド116は回動自在で
あるため、原稿が進むに従って原稿に押されて第2反転
路205を広げる方向に退避する。同時に、U字の曲線
部が急な曲がり角度を緩和するので、第2反転路205
がU字型の経路の場合であっても、原稿が厚紙の場合は
それだけ第2反転路205の幅を大きくする。また、第
2反転路205内に弾力的にスペースをつくるため、紙
ジャムの発生を防止できる。
た原稿がさらに搬送された状態を示す図である。図25
に示すように、第2反転路205をさらに搬送された原
稿は、反転ガイド116の側面に沿って進んだ後、搬送
ガイド115に誘導される。
5を通過すると、反転ガイド116は原稿による押圧力
を失う。これにより、爪部603が上方に移動し、再
び、内部カバー102の開口部302に入り込んだ状態
となる。
路202から送り込まれる原稿が反転ガイド116に当
接する位置を反転ガイド116の回動支点よりも下側に
なるように回動支点を設定している。
ついて図26及び図27を用いて説明する。図26及び
図27は、反転ガイド116の回動支点が第2反転路2
05に侵入する原稿が反転ガイド116に当接する位置
の延長線上より下方に設けられている場合の反転ガイド
116周辺の拡大図である。図26においては原稿は第
2反転路205に進入していない状態を示し、図27に
おいては進入した状態について示している。
が、第2反転路205に進入する原稿が反転ガイド11
6に当接する位置の延長線上より下方に設けられている
場合には、第2反転路205の入口から回動支点まで搬
送路において原稿は反転ガイド116のうち、回動支点
よりも上方を第2反転路205から離間する方向に押す
ことになる。その結果、図27に示すように、反転ガイ
ド116のうち、回動支点より上方は大きく起立する。
したがって、原稿の第2反転路205に対する進入角度
が大きくなる。
反転路205側の面をガイドとして進むので、反転ガイ
ド116に当たりながら搬送方向を変えることになる
が、進入角度が大きいと、それだけ急な角度で搬送方向
を変えることになり、紙ジャムが発生しやすくなる。
第2反転路205の出口までの搬送路において反転ガイ
ド116は、逆に第2反転路205を狭める方向に移動
して第2反転路205を塞ぐことになる。その結果、原
稿は反転ガイド116が妨げとなって第2反転路205
の中を進むことができず、紙ジャムが発生することにな
る。
ば、回動支点を、第2反転路205に進入する原稿が反
転ガイド116に当接する位置の延長線上より上方に設
けている。これにより、第2反転路205に進入する原
稿は反転ガイド116に対して回動支点より下方で当接
するので、原稿は常に反転ガイド116を第2反転路2
05から離間する方向に押すことになる。
動支点まで搬送路においては、反転ガイド116のう
ち、回動支点より上方は原稿側に傾き、原稿の第2反転
路205に対する進入角度を小さくするので、原稿は緩
やかな角度で搬送方向を変えることができ、その分紙ジ
ャムの発生を防止できる。
口までの搬送路においては、反転ガイド116と第2反
転路205との間には大きな間隔が生ずるので、反転ガ
イド116が第2反転路205の中で原稿の進行を妨げ
ることはなく、紙ジャムの発生を防止できる。
00によれば、反転ガイド116を自重で回動するもの
とし、原稿を第3搬送路204に搬送する場合は原稿の
後端を爪部603に載せた状態で原稿を後端から搬送さ
せる。一方、原稿を第2反転路205に搬送する場合は
爪部603上を通過させて爪部603を自重で起こす。
爪部603で第3搬送路204を塞ぐ状態にして原稿を
後端から搬送することにより、第3搬送路204に搬送
する場合は爪部603を原稿の下に押下して第3搬送路
204を搬送可能としている。一方、第2反転路205
に搬送する場合は爪部603が自重で起立して第3搬送
路204を遮断して原稿を第2反転路205に向わせる
ので、ソレノイドやマイラーを用いず、簡易な構成で原
稿の搬送方向を切り替えることができる。
イド116を用いて原稿の搬送方向を切り替えることに
より、ソレノイド等の電気部品を用いずメカ部品だけで
切り替えを実現できるので、部品点数を削減してコスト
削減を図ることができる。
ることにより、マイラーの弾性力を利用する場合と異な
り、原稿を第3搬送路204の上面を押し付ける力は発
生しない。したがって、原稿が爪部603によって第3
搬送路204の上面に押圧されて搬送されることはな
い。その結果、摺擦音のような異音の発生を防止でき
る。
ば、長期間使用しても反転ガイド116が変形すること
はない。したがって、長期間使用しても原稿の切替手段
としての機能を十分に果たすことができる。マイラーを
用いた場合に生じるような問題を回避することができ
る。
で搬送路内に取り付けることにより、長辺のマイラーを
貼付ける場合と異なり、左右が並行か否かを確認しなが
ら組み立てる手間を省くことができる。したがって、装
置の組立てを従来よりも大幅に簡易化することが可能と
なる。また、マイラーが左右ずれて貼り付けられた場合
のような紙ジャムの発生を防止できる。
転ガイド116を、搬送路の幅方向に沿って複数配列し
ている。
沿って1個長いものを配置した場合、反転ガイド116
の重量が重くなる。このため、原稿が薄紙の場合は第1
反転路202から第3搬送路204に搬送する際、原稿
は十分に反転ガイド116の爪部603を押下できず、
原稿は第3搬送路204の上面と爪部603との間に挟
まって、紙ジャムが発生する。
ものを1個配置した場合、第1反転路202から第2反
転路205に搬送する際に反転ガイド116に当接した
原稿の部分は搬送方向を変えて第2反転路205に向か
おうとする。一方、反転ガイド116に当接しない原稿
の部分は真っ直ぐ第3搬送路204に向かおうとするの
で、紙ジャムが発生する。
ド116を搬送路の幅方向に沿って複数配列することに
より、反転ガイド116の個々の重量を軽くすると共に
原稿の先端の全面を反転ガイド116に当接させてい
る。このため、第1反転路202から第3搬送路204
に搬送する場合に原稿が薄紙であっても原稿が十分に反
転ガイド116の爪部603を押下できると共に、第1
反転路202から第2反転路205に搬送する場合に原
稿の先端全体が第2反転路205に搬送方向を変えるこ
とができる。この結果、紙ジャムの発生を防止できる。
品点数を削減してコスト削減を図りつつ、異音の発生を
防止でき、長期間の使用によっても切替手段としての機
能を十分に果たすことができると共に、原稿の種類に応
じて弾力的に侵入角度を調整でき、しかも、簡易に組立
可能な原稿搬送装置及びこれを用いた複合機を提供する
ことができる。
成を示す側断面図
図
す斜視図
ドが内部カバーの開口部に入り込んだ状態を示す拡大図
の拡大図
ドの構成を示す拡大側面図
される原稿の状態を説明するための図
される原稿の状態を説明するための図
される原稿の状態を説明するための図
送される原稿の状態を説明するための図
送される原稿の状態を説明するための図
送される原稿の状態を説明するための図
送される原稿の状態を説明するための図
イド周辺の拡大図
送路を原稿が搬送されてきた状態を示した図
送路を通過してきた原稿の先端が爪部の背面に当接する
直前の状態を示した図
送路を通過してきた原稿の先端が爪部の背面に当接した
直後の状態を示した図
送路を通過してきた原稿が第1反転路に送り込まれてい
る途中の状態を示す図
転路の所定位置まで原稿が送り込まれた状態を示す図
転路の所定位置まで送り込まれた原稿が第3搬送路に引
き戻される途中の状態を示す図
転路の所定位置まで原稿が送り込まれた状態を示す図
転路の所定位置まで送り込まれた原稿が装置の左側に引
き戻される途中の状態を示す図
転路から引き戻された原稿が反転ガイドに当接した直後
の状態を示す図
イドに当接した原稿が第2反転路に送り込まれる途中の
状態を示す図
転路に送り込まれた原稿がさらに搬送された状態を示す
図
回動支点を備えた反転ガイド周辺の拡大図
回動支点を備えた反転ガイド周辺の拡大図
面図
面図
不適切に貼り付けられた状態を説明するための図
Claims (18)
- 【請求項1】 給紙台から読取点に原稿を搬送する第1
搬送路と、先端から搬送された原稿を後端から排出して
搬送方向を変える第1反転路と、前記第1搬送路から前
記第1反転路に原稿を搬送する第2搬送路と、前記第1
反転路から第1面を読み取り終えた原稿を前記第1搬送
路に戻す第3搬送路と、前記第1反転路から第2面を読
み取り終えた原稿の表裏を反転させて排出する第2反転
路と、前記第3搬送路と前記第2反転路との分岐点近傍
に回動自在に配置され、回動支点の上部に前記第3搬送
路上に突出した爪部を設けると共に回動支点の下部に重
り部を設けた切替手段と、前記第1反転路から前記第3
搬送路に搬送する場合は原稿の後端を前記爪部に載せた
状態で原稿を停止させる一方、前記第1反転路から前記
第2反転路に搬送する場合は前記爪部上を通過させて前
記爪部を自重で起こし前記爪部で前記第3搬送路を塞ぐ
状態にして原稿を停止させる駆動制御手段と、を具備し
た原稿搬送装置。 - 【請求項2】 前記爪部は、前記切替手段が自重で起立
した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬送路の上
面に到達する長さを有していることを特徴とする請求項
1記載の原稿搬送装置。 - 【請求項3】 前記爪部は前記切替手段が自重で起立し
た場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬送路の上面
に到達する長さを有し、且つ上方に原稿を載せている場
合前記第1反転路の下面に到達する長さを有しているこ
とを特徴とする請求項1記載の原稿搬送装置。 - 【請求項4】 前記爪部は、前記切替手段が自重で起立
した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬送路の上
面に形成された開口部に入り込むことを特徴とする請求
項1記載の原稿搬送装置。 - 【請求項5】 前記爪部は、前記切替手段が自重で起立
した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬送路の上
面に形成された開口部に入り込む一方、上方に原稿を載
せている場合前記第1反転路の下面より下方に沈み込む
ことを特徴とする請求項1記載の原稿搬送装置。 - 【請求項6】 前記切替手段は、前記第2反転路側の面
が前記第2反転路上に現れて原稿のガイドを形成するこ
とを特徴とする請求項1記載の原稿搬送装置。 - 【請求項7】 前記第2反転路は前記第1反転路の下方
にU字型の経路で形成され、前記切替手段は前記第2反
転路側の面が前記U字の曲線部に沿った形状を有し、当
該形状を前記第2反転路上の前記U字の曲線部に対応す
る位置に出現させて原稿のガイドを形成することを特徴
とする請求項1記載の原稿搬送装置。 - 【請求項8】 前記切替手段の回動支点は、前記第2反
転路に進入する原稿が前記切替手段に当接する位置の延
長線上より上方に設けられていることを特徴とする請求
項1から請求項7のいずれかに記載の原稿搬送装置。 - 【請求項9】 前記切替手段は、搬送路の幅方向に沿っ
て複数配列されていることを特徴とする請求項1から請
求項8のいずれかに記載の原稿搬送装置。 - 【請求項10】 給紙台から読取点に原稿を搬送する第
1搬送路と、先端から搬送された原稿を後端から排出し
て搬送方向を変える第1反転路と、前記第1搬送路から
前記第1反転路に原稿を搬送する第2搬送路と、前記第
1反転路から第1面を読み取り終えた原稿を前記第1搬
送路に戻す第3搬送路と、前記第1反転路から第2面を
読み取り終えた原稿の表裏を反転させて排出する第2反
転路と、前記第3搬送路と前記第2反転路との分岐点近
傍に回動自在に配置され、回動支点の上部に前記第3搬
送路上に突出した爪部を設けると共に回動支点の下部に
重り部を設けた切替手段と、前記第1反転路から前記第
3搬送路に搬送する場合は原稿の後端を前記爪部に載せ
た状態で原稿を停止させる一方、前記第1反転路から前
記第2反転路に搬送する場合は前記爪部上を通過させて
前記爪部を自重で起こし前記爪部で前記第3搬送路を塞
ぐ状態にして原稿を停止させる駆動制御手段と、を具備
した複合機。 - 【請求項11】 前記爪部は、前記切替手段が自重で起
立した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬送路の
上面に到達する長さを有していることを特徴とする請求
項10記載の複合機。 - 【請求項12】 前記爪部は前記切替手段が自重で起立
した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬送路の上
面に到達する長さを有し、且つ上方に原稿を載せている
場合前記第1反転路の下面に到達する長さを有している
ことを特徴とする請求項10記載の複合機。 - 【請求項13】 前記爪部は、前記切替手段が自重で起
立した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬送路の
上面に形成された開口部に入り込むことを特徴とする請
求項10記載の複合機。 - 【請求項14】 前記爪部は、前記切替手段が自重で起
立した場合前記第3搬送路を塞ぐよう前記第3搬送路の
上面に形成された開口部に入り込む一方、上方に原稿を
載せている場合前記第1反転路の下面より下方に沈み込
むことを特徴とする請求項10記載の複合機。 - 【請求項15】 前記切替手段は、前記第2反転路側の
面が前記第2反転路上に現れて原稿のガイドを形成する
ことを特徴とする請求項10記載の複合機。 - 【請求項16】 前記第2反転路は前記第1反転路の下
方にU字型の経路で形成され、前記切替手段は前記第2
反転路側の面が前記U字の曲線部に沿った形状を有し、
当該形状を前記U字の曲線部に対応する位置であって前
記第2反転路上に出現させて原稿のガイドを形成するこ
とを特徴とする請求項10記載の複合機。 - 【請求項17】 前記切替手段の回動支点は、前記第2
反転路に進入する原稿が前記切替手段に当接する位置の
延長線上より上方に設けられていることを特徴とする請
求項10から請求項16のいずれかに記載の複合機。 - 【請求項18】 前記切替手段は、搬送路の幅方向に沿
って複数配列されていることを特徴とする請求項10か
ら請求項17のいずれかに記載の複合機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002004377A JP3963725B2 (ja) | 2002-01-11 | 2002-01-11 | 原稿搬送装置及び複合機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002004377A JP3963725B2 (ja) | 2002-01-11 | 2002-01-11 | 原稿搬送装置及び複合機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003206061A true JP2003206061A (ja) | 2003-07-22 |
JP3963725B2 JP3963725B2 (ja) | 2007-08-22 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007119081A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2009203062A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Kyocera Mita Corp | 原稿搬送装置及びこれを搭載した画像形成装置 |
-
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- 2002-01-11 JP JP2002004377A patent/JP3963725B2/ja not_active Expired - Fee Related
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