JP2003205784A - 車両用インナーミラー - Google Patents

車両用インナーミラー

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JP2003205784A
JP2003205784A JP2002006923A JP2002006923A JP2003205784A JP 2003205784 A JP2003205784 A JP 2003205784A JP 2002006923 A JP2002006923 A JP 2002006923A JP 2002006923 A JP2002006923 A JP 2002006923A JP 2003205784 A JP2003205784 A JP 2003205784A
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元則 来山
Hidemasa Nomura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト高にならず、また視界や美観にも影響
することなく、後部座席の確認を可能とする車両用イン
ナーミラーを提供する。 【解決手段】 鏡面角度位置を、切り換えレバー4の操
作によって、車両後方確認用の標準位置Aと車両後方確
認用の防眩位置Bと室内の後部座席確認位置Cの3つの
位置に切り換え可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は車両用インナーミラ
ーに関し、特に後部座席の確認を可能とする車両用イン
ナーミラーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】自動車には、運転席から車両後方を確認
するため、図3(a)に示すように、フロントウインド
Wの中央上部の手前側に、バックルームミラーとも呼ば
れるインナーミラー31が配設されている。このインナ
ーミラー31においては、図3(a)、(b)に示すよ
うに、切り換えレバー32の操作によって、鏡面Mの角
度位置を車両後方確認用の標準位置Aと夜間に後方の自
動車のヘッドライトが反射して運転者が眩しい場合の防
眩位置Bとの間で切り換え可能に構成したものが汎用さ
れている。 【0003】ところで、自動車の後部座席にチャイルド
シート等が配置されている場合、運転者が自動車の後部
座席のチャイルドシート等を確認しようとすると後向き
になる必要があり、運転中であると極めて危険であり、
また上記インナーミラーを通して確認するためその取付
角度を一々変えるのも面倒かつ危険であり、さらに元の
位置に戻さないままにして後方確認が疎かになる恐れが
あるなどの問題がある。 【0004】そこで、実開昭58−168940号公報
や特開平13−114019号公報などに開示されてい
るように、補助ミラーを設けることが提案されている。
すなわち、図4に示すように、インナーミラー31の上
縁に、補助ミラー33から上方に延出したフック34を
引っかけて取付けることで、インナーミラー31の下部
に補助ミラー33を配設し、この補助ミラー33を通し
て後部座席のチャイルドシートを確認するようにしたも
のが知られている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、補助ミラー
33を設ける構成では、別途にミラーが必要となるため
にコスト高になるという問題があり、またインナーミラ
ー31の下部に別のミラー33が配設されるため、フロ
ントウインドWからの視野に対して目障りになるととも
に車室内の美観にとっても好ましくないという問題があ
る。 【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、コス
ト高にならず、また視界や美観にも影響することなく、
後部座席の確認を可能とする車両用インナーミラーを提
供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の車両用インナー
ミラーは、鏡面角度位置を、切り換えレバーの操作によ
って、車両後方確認用の標準位置と車両後方確認用の防
眩位置と後部座席確認位置の3つの位置に切り換え可能
としたものであり、夜間に後続車のヘッドライトが眩し
い場合や後部座席の確認が必要な場合に、レバーを切り
換えるだけで防眩状態での後方確認や後部座席の確認が
でき、標準位置に戻したり他の位置に切り換える際にも
レバーを切り換えるだけでよいので使い勝手が良く、安
全運転を確保でき、かつ別のミラーが必要でないのでコ
ストアップを抑制でき、また外観上インナーミラーに余
計な部品等が付いていないので、視界の障害となるもの
がなく、安全性を確保できるとともに外観上の見栄えも
確保できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用インナーミ
ラーの一実施形態について、図1、図2を参照して説明
する。 【0009】図1(a)において、1はインナーミラー
で、フロントウインドWの中央上部の手前側に配設され
ている。インナーミラー1は、外殻2の前面にミラー3
が配設されており、かつ外殻2の下縁の中央部から下方
に切り換えレバー4が突出されている。この切り換えレ
バー4の位置を、図1(a)に示すように、標準位置、
防眩位置、室内の後部座席確認位置の各位置に切り換え
ることにより、図1(b)に示すように、ミラー3の鏡
面Mの角度位置が、車両後方確認用の標準位置Aと車両
後方確認用の防眩位置Bと室内の後部座席確認位置Cの
3つの位置に切り換えられるように構成されている。 【0010】また、外殻2の切り換えレバー4が貫通す
る開口5は、図1(c)に示すように、切り換えレバー
4の幅寸法より若干狭い幅に形成されるとともに、切り
換えレバー4の各切り換え位置に拡幅部5aが形成さ
れ、切り換えレバー4を各切り換え位置で保持できるよ
うに構成されている。 【0011】以上の構成において、インナーミラー1
は、通常標準位置Aに切り換えレバー4が保持されてい
て後方確認に使用される。夜間の運転中に、後続車のヘ
ッドライトが眩しい場合には、切り換えレバー4を防眩
位置Bに切り換えることで防眩状態で後方確認ができ
る。また、後部座席のチャイルドシートなどの確認が必
要な場合には、切り換えレバー4を室内の後部座席確認
位置Cに切り換えることで確認することができる。ま
た、標準位置Aに戻したり他の位置に切り換える際にも
切り換えレバー4を切り換えるだけでよい。 【0012】従って、切り換えレバー4の切り換えによ
って後部座席の確認ができるので、使い勝手が良く、安
全運転を確保でき、かつ別のミラーが必要でないのでコ
ストアップを抑制でき、また外観上インナーミラー1に
余計な部品等が付いていないので、視界の障害となるも
のがなく、安全性を確保できるとともに外観上の見栄え
も確保できる。 【0013】次に、他の具体構成例について、図2を参
照して説明する。図2において、11はインナーミラー
1の取付ブラケットで、下端部にインナーミラー1を支
持する球体部12が設けられ、この球体部12にインナ
ーミラー1の外殻2内に配設された支持枠13が3軸方
向に角度調整可能に装着されている。支持枠13の上部
両側に支軸14が突設され、外殻2の内部の上部に設け
られた左右一対の軸受15が支軸14に嵌合されて外殻
2が前後に揺動可能に支持されている。 【0014】また、外殻2の内部の下部に切り換えレバ
ー16の上部が挿入配置され、その下部は外殻2の下端
部に形成された開口26を貫通して外部下方に突出され
ている。切り換えレバー16の上部両側には比較的長い
軸17a、17bが突設され、外殻2の内部の下部に設
けられた左右一対の軸受18a、18bにて回転自在及
び軸芯方向(左右方向)に摺動可能に支持されている。
一方の軸17aには所定間隔おきに3本の環状の係合溝
19が形成され、それに対応する軸受18aには係合溝
19に弾性的に嵌まり込むΩ形状のばね20が装着さ
れ、切り換えレバー16を左右方向の3つの位置に位置
決めできるように構成されている。 【0015】支持枠13の下端面には比較的小さい幅の
突部21が突設され、その下面に切り換えレバー16の
上端部が係合する逆V字係合面22が形成されている。
切り換えレバー16の上端部には、突部21の幅よりも
かなり長い左右方向のスリット23が形成されて上端に
弾性的に撓み可能な係合片部24が設けられ、またスリ
ット23の中間部で傾斜ブリッジ部25にて連結されて
いる。 【0016】切り換えレバー16の軸17a、17bの
軸芯と係合片部24の先端との間の距離は、軸17a、
17bの軸芯と逆V字係合面22との間の距離よりも大
きく設定されており、これにより切り換えレバー16
は、支持枠13の支軸14の軸芯と逆V字係合面22を
結ぶ線の延長線に沿う姿勢(これが標準位置Aとなる)
を中心にして前方に傾斜した姿勢(これが防眩位置Bと
なる)と後方に傾斜した姿勢(これが室内の後部座席確
認位置Cとなる)の何れかに向けて付勢される。 【0017】外殻2の切り換えレバー16が貫通する開
口26は、図2(c)に示すようにクランク状に形成さ
れ、切り換えレバー16を左右方向の左側の位置に位置
決めしたときには、切り換えレバー16が防眩位置Bと
標準位置Aを僅かに越えた位置で開口縁に係合し、切り
換えレバー16を右側の位置に位置決めしたときには、
切り換えレバー16が室内の後部座席確認位置Cと標準
位置Aを逆方向に僅かに越えた位置で開口縁に係合し、
中間位置に位置決めしたときには、切り換えレバー16
が防眩位置Bと室内の後部座席確認位置Cで開口縁に係
合するように構成されている。なお、この中間位置に位
置決めしたときに標準位置Aでは、スリット23の中間
部に傾斜ブリッジ部25を設けていることで節度感が得
られ、標準位置Aと防眩位置Bと後部座席確認位置Cの
3つの位置に自在に切り換えることが可能となる。 【0018】以上の構成によれば、切り換えレバー16
を標準位置Aから手前の防眩位置Bに切り換えると、そ
の係合片部24にて支持枠13の逆V字係合面22を奥
側に向けて押圧し、その結果支軸14にて上部が揺動可
能に支持されている外殻2の下部が手前に変位され、鏡
面Mが上向きの防眩位置Bに切り換えられる。逆に、切
り換えレバー16を標準位置Aから奥側の後部座席確認
位置Cに切り換えると、その係合片部24にて支持枠1
3の逆V字係合面22を手前に向けて押圧し、その結果
支軸14にて上部が揺動可能に支持されている外殻2の
下部が奥側に変位され、鏡面Mが下向きの後部座席確認
位置Cに切り換えられる。 【0019】また、インナーミラー1を標準位置Aと防
眩位置Bとの間で切り換えれば良い場合には、切り換え
レバー16を左側位置に位置決めしておくことにより、
切り換えレバー16の切り換え操作によって確実にいず
れかの位置に位置決めされる。また、インナーミラー1
を標準位置Aと後部座席確認位置Cとの間で切り換えれ
ば良い場合には、切り換えレバー16を右側位置に位置
決めしておくことにより、切り換えレバー16の切り換
え操作によって確実にいずれかの位置に位置決めされ
る。また、3つの位置間で切り換えたいときには中間に
位置決めしておけばよい。 【0020】 【発明の効果】本発明の車両用インナーミラーによれ
ば、以上のように鏡面角度位置を、切り換えレバーの操
作によって、車両後方確認用の標準位置と車両後方確認
用の防眩位置と後部座席確認位置の3つの位置に切り換
え可能としたので、レバーの切り換えだけで防眩状態で
の後方確認や後部座席の確認ができ、使い勝手が良くて
安全運転を確保でき、また別のミラーが必要でないので
コストアップを抑制でき、かつ視界の障害となるものが
なく、安全性を確保できるとともに外観上の見栄えも確
保できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の車両用インナーミラーの一実施形態を
示し、(a)は側面図、(b)は鏡面位置の切り換えの
説明図、(c)はレバー切り換えの説明図である。 【図2】同実施形態における車両用インナーミラーの他
の構成例の具体構成を示し、(a)は縦断正面図、
(b)は縦断側面図、(c)はレバー切り換えを説明す
るための開口形状の下面図である。 【図3】従来例の車両用インナーミラーを示し、(a)
は側面図、(b)は鏡面位置の切り換えの説明図であ
る。 【図4】従来例における後部座席確認用補助ミラーの配
置状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図であ
る。 【符号の説明】 1 インナーミラー(車両用インナーミラー) 4、16 切り換えレバー M 鏡面 A 標準位置 B 防眩位置 C 室内の後部座席確認位置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 鏡面角度位置を、切り換えレバーの操作
    によって、車両後方確認用の標準位置と車両後方確認用
    の防眩位置と後部座席確認位置の3つの位置に切り換え
    可能としたことを特徴とする車両用インナーミラー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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