JP2003205666A - プリンタ、及び、印刷システム - Google Patents

プリンタ、及び、印刷システム

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JP2003205666A
JP2003205666A JP2002007425A JP2002007425A JP2003205666A JP 2003205666 A JP2003205666 A JP 2003205666A JP 2002007425 A JP2002007425 A JP 2002007425A JP 2002007425 A JP2002007425 A JP 2002007425A JP 2003205666 A JP2003205666 A JP 2003205666A
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JP2002007425A
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English (en)
Inventor
Kazuto Gassho
掌 和 人 合
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザがプリンタで印刷できる枚数を制限す
る。 【解決手段】 印刷システムに接続されたユーザ管理サ
ーバコンピュータ60が、各ユーザが所定期間内で印刷
できる印刷最大枚数D11と、それまでに既に印刷した
印刷枚数の累積である累積印刷済み枚数D12とを、保
持している。印刷ジョブデータを受信したプリンタ30
は、ユーザ管理サーバコンピュータ60から印刷可能枚
数(印刷最大枚数D11から累積印刷済み枚数D12を
減算した枚数)を取得して、受信した印刷ジョブデータ
の印刷枚数が、この印刷可能枚数より多くとも、印刷可
能枚数までしか印刷を行わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ及び印刷
システムに関し、特に、ユーザが印刷することのできる
枚数を制限できるプリンタ及び印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、ネットワークを用いてプリンタを
共有する印刷システムが、盛んに使用されるようになっ
てきている。すなわち、1つのネットワークに、クライ
アントコンピュータを複数接続するとともに、例えば1
台のプリンタをこのネットワークに接続することによ
り、複数のクライアントコンピュータからの印刷ジョブ
データを1台のプリンタが受け付けて、印刷を行うこと
ができるようになってきている。
【0003】このようなネットワークを用いた印刷シス
テムにおいては、様々なユーザが、各クライアントコン
ピュータから印刷ジョブデータをプリンタに送信し、印
刷を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各ユー
ザがこのプリンタで印刷できる枚数を無制限に認める
と、不必要に多大な枚数の印刷を行ったり、不正な意図
を持って膨大な印刷をしたりする可能性があるため、ユ
ーザ管理上好ましくない場合がある。このため、各ユー
ザがプリンタで印刷できる枚数を制限することのできる
印刷システムが望まれている。
【0005】そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされ
たものであり、各ユーザ毎に印刷可能な枚数を制限する
このとのできるプリンタ及び印刷システムを提供するこ
とを1つの目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るプリンタは、印刷ジョブデータを受信
した場合に、その印刷ジョブデータを送信したユーザを
特定する、ユーザ特定手段と、前記ユーザ特定手段で特
定したユーザに対して、当該プリンタがその時点で印刷
できる数量である印刷可能数量を特定する、印刷数量特
定手段と、前記印刷ジョブデータに基づいて、印刷を行
う、印刷実行手段と、前記印刷実行手段で印刷された数
量をカウントする、カウント手段と、前記カウント手段
のカウントした値と、前記印刷数量特定手段で特定した
印刷可能数量とを比較して、前記カウントの値が、前記
印刷可能数量を越えた場合には、前記印刷実行手段での
印刷を停止する、停止手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0007】この場合、前記印刷数量特定手段は、ユー
ザ特定手段で特定したユーザについて、そのユーザがそ
の時点で印刷できる最大の枚数である印刷可能枚数を送
信するように要求する、印刷可能枚数送信要求を、管理
コンピュータに送信する、印刷可能枚数送信要求送信手
段と、前記管理コンピュータから、前記印刷可能枚数を
受信する、印刷可能枚数受信手段と、を備え、前記印刷
数量特定手段は、前記印刷可能枚数受信手段が受信した
前記印刷可能枚数を、前記印刷可能数量とするようにし
てもよい。
【0008】一方、前記印刷ジョブデータに基づいて、
その印刷ジョブデータの印刷枚数である印刷ジョブデー
タ印刷枚数を特定する、印刷ジョブデータ印刷枚数特定
手段を、さらに備えるとともに、前記印刷数量特定手段
は、前記ユーザ特定手段で特定したユーザについて、前
記印刷ジョブデータ印刷枚数特定手段で特定した印刷ジ
ョブデータ印刷枚数分の印刷許可を求めるために、前記
印刷ジョブデータ印刷枚数を含んだ印刷許可枚数送信要
求を、管理コンピュータに送信する、印刷許可枚数送信
要求送信手段と、前記管理コンピュータから、前記印刷
許可枚数を受信する、印刷許可枚数受信手段と、を備
え、前記印刷数量特定手段は、前記印刷許可枚数受信手
段が受信した前記印刷許可枚数を、前記印刷可能数量と
するようにしてもよい。
【0009】この場合、前記印刷ジョブデータには、前
記印刷ジョブデータ印刷枚数が、印刷枚数情報として含
まれており、前記印刷ジョブデータ印刷枚数特定手段
は、この印刷ジョブデータに含まれている前記印刷枚数
情報に基づいて、前記印刷ジョブデータ印刷枚数を特定
するようにしてもよい。
【0010】一方、前記印刷ジョブデータに基づいて、
その印刷ジョブデータ自体の印刷枚数である印刷ジョブ
データ個別印刷枚数を特定する、印刷ジョブデータ個別
印刷枚数特定手段と、前記印刷ジョブデータに基づい
て、分散して処理される印刷処理全体の印刷枚数である
全印刷枚数を特定する、全印刷枚数特定手段と、をさら
に備えるとともに、前記印刷数量特定手段は、前記ユー
ザ特定手段で特定したユーザについて、前記印刷ジョブ
データ個別印刷枚数特定手段で特定した印刷ジョブデー
タ個別印刷枚数分の印刷許可を求めるために、前記印刷
ジョブデータ個別印刷枚数と前記全印刷枚数とを含んだ
印刷許可枚数送信要求を、管理コンピュータに送信す
る、印刷許可枚数送信要求送信手段と、前記管理コンピ
ュータから、前記印刷許可枚数を受信する、印刷許可枚
数受信手段と、を備え、前記印刷数量特定手段は、前記
印刷許可枚数受信手段が受信した前記印刷許可枚数を、
前記印刷可能数量とするようにしてもよい。
【0011】この場合、前記印刷ジョブデータには、前
記印刷ジョブデータ個別印刷枚数が、個別印刷枚数情報
として含まれており、前記全印刷枚数が、全印刷枚数情
報として含まれており、前記印刷ジョブデータ個別印刷
枚数特定手段は、この印刷ジョブデータに含まれている
前記個別印刷枚数情報に基づいて、前記印刷ジョブデー
タ個別印刷枚数を特定し、前記全印刷枚数特定手段は、
この印刷ジョブデータに含まれている前記全印刷枚数情
報に基づいて、前記全印刷枚数を特定するようにしても
よい。
【0012】さらには、前記印刷ジョブデータのすべて
の印刷が終了した時点で、又は、前記印刷ジョブデータ
の印刷が途中で停止した時点で、前記カウント手段のカ
ウントの値を、印刷終了枚数として、前記管理コンピュ
ータに送信する、印刷終了枚数送信手段を備えるように
してもよい。
【0013】本発明に係る印刷システムは、1又は複数
のクライアントコンピュータと、1又は複数のプリンタ
と、管理コンピュータとが、ネットワークを介して接続
された、印刷システムであって、前記プリンタは、前記
クライアントコンピュータから印刷ジョブデータを受信
した場合に、その印刷ジョブデータを送信したユーザを
特定する、ユーザ特定手段と、前記ユーザ特定手段で特
定したユーザに対して、当該プリンタがその時点で印刷
できる数量である印刷可能数量を、前記管理コンピュー
タから取得する、印刷数量取得手段と、前記印刷ジョブ
データに基づいて、印刷を行う、印刷実行手段と、前記
印刷実行手段で印刷された数量をカウントする、カウン
ト手段と、前記カウント手段のカウントした値と、前記
印刷数量特定手段で特定した印刷可能数量とを比較し
て、前記カウントの値が、前記印刷可能数量を越えた場
合には、前記印刷実行手段での印刷を停止する、停止手
段と、を備えるようにしてもよい。
【0014】この場合、前記管理コンピュータは、各ユ
ーザ毎に、その時点でそのユーザが印刷できる枚数であ
る印刷可能枚数を管理するためのユーザ印刷枚数管理手
段を備えているようにしてもよい。
【0015】さらに、前記プリンタの前記印刷数量取得
手段は、ユーザ特定手段で特定したユーザについて、そ
のユーザがその時点で印刷できる最大の枚数である印刷
可能枚数を送信するように要求する、印刷可能枚数送信
要求を、前記管理コンピュータに送信する、印刷可能枚
数送信要求送信手段と、前記管理コンピュータから、前
記印刷可能枚数を受信する、印刷可能枚数受信手段と、
を備え、前記プリンタの印刷数量取得手段は、前記印刷
可能枚数受信手段が受信した前記印刷可能枚数を、前記
印刷可能数量とするとともに、前記管理コンピュータ
は、前記印刷可能枚数送信要求を受信した場合には、前
記ユーザ印刷枚数管理手段に基づいて、そのユーザの前
記印刷可能枚数を特定する、印刷可能枚数特定手段と、
前記印刷可能枚数特定手段が特定した前記印刷可能枚数
を、前記印刷可能枚数送信要求を送信したプリンタに送
信する、印刷可能枚数送信手段と、をさらに備えるよう
にしてもよい。
【0016】一方、前記プリンタは、前記印刷ジョブデ
ータに基づいて、その印刷ジョブデータの印刷枚数であ
る印刷ジョブデータ印刷枚数を特定する、印刷ジョブデ
ータ印刷枚数特定手段を、さらに備えるとともに、前記
プリンタの前記印刷数量取得手段は、前記ユーザ特定手
段で特定したユーザについて、前記印刷ジョブデータ印
刷枚数特定手段で特定した印刷ジョブデータ印刷枚数分
の印刷許可を求めるために、前記印刷ジョブデータ印刷
枚数を含んだ印刷許可枚数送信要求を、管理コンピュー
タに送信する、印刷許可枚数送信要求送信手段と、前記
管理コンピュータから、前記印刷許可枚数を受信する、
印刷許可枚数受信手段と、を備え、前記プリンタの前記
印刷数量取得手段は、前記印刷許可枚数受信手段が受信
した前記印刷許可枚数を、前記印刷可能数量とするとと
もに、前記管理コンピュータは、前記印刷可能枚数送信
要求を受信した場合には、前記ユーザ印刷枚数管理手段
に基づいて、そのユーザの前記印刷可能枚数を特定す
る、印刷可能枚数特定手段と、前記印刷許可枚数送信要
求に含まれている前記印刷ジョブデータ印刷枚数が、前
記印刷可能枚数特定手段が特定した前記印刷可能枚数以
下である場合には、前記印刷ジョブデータ印刷枚数を前
記印刷許可枚数として、前記印刷可能枚数送信要求を送
信したプリンタに送信し、前記印刷許可枚数送信要求に
含まれている前記印刷ジョブデータ印刷枚数が、前記印
刷可能枚数特定手段が特定した前記印刷可能枚数よりも
多い場合には、前記印刷可能枚数を前記印刷許可枚数と
して、前記印刷可能枚数送信要求を送信したプリンタに
送信する、印刷可能枚数送信手段と、をさらに備えるよ
うにしてもよい。
【0017】この場合、前記印刷ジョブデータには、前
記刷ジョブデータ印刷枚数が、印刷枚数情報として含ま
れており、前記印刷ジョブデータ印刷枚数特定手段は、
この印刷ジョブデータに含まれている前記印刷枚数情報
に基づいて、前記印刷ジョブデータ印刷枚数を特定する
ようにしてもよい。
【0018】一方、前記プリンタは、前記印刷ジョブデ
ータに基づいて、その印刷ジョブデータ自体の印刷枚数
である印刷ジョブデータ個別印刷枚数を特定する、印刷
ジョブデータ個別印刷枚数特定手段と、前記印刷ジョブ
データに基づいて、分散して処理される印刷処理全体の
印刷枚数である全印刷枚数を特定する、全印刷枚数特定
手段と、をさらに備えるとともに、前記プリンタの前記
印刷数量取得手段は、前記ユーザ特定手段で特定したユ
ーザについて、前記印刷ジョブデータ個別印刷枚数特定
手段で特定した印刷ジョブデータ個別印刷枚数分の印刷
許可を求めるために、前記印刷ジョブデータ個別印刷枚
数と前記全印刷枚数とを含んだ印刷許可枚数送信要求
を、管理コンピュータに送信する、印刷許可枚数送信要
求送信手段と、前記管理コンピュータから、前記印刷許
可枚数を受信する、印刷許可枚数受信手段と、を備え、
前記プリンタの前記印刷数量取得手段は、前記印刷許可
枚数受信手段が受信した前記印刷許可枚数を、前記印刷
可能数量とするとともに、前記管理コンピュータは、前
記印刷可能枚数送信要求を受信した場合には、前記ユー
ザ印刷枚数管理手段に基づいて、そのユーザの前記印刷
可能枚数を特定する、印刷可能枚数特定手段と、前記印
刷許可枚数送信要求に含まれている前記全印刷枚数が、
前記印刷可能枚数特定手段が特定した前記印刷可能枚数
以下である場合には、前記印刷ジョブデータ個別印刷枚
数を前記印刷許可枚数として、前記印刷可能枚数送信要
求を送信したプリンタに送信し、前記印刷許可枚数送信
要求に含まれている前記全印刷枚数が、前記印刷可能枚
数特定手段が特定した前記印刷可能枚数よりも多い場合
には、印刷処理全体の中で印刷順の早い印刷媒体を印刷
するプリンタに優先的に印刷可能枚数を割り当てて、こ
れを前記印刷許可枚数として、前記印刷可能枚数送信要
求を送信したプリンタに送信する、印刷可能枚数送信手
段と、をさらに備えるようにしてもよい。
【0019】一方、前記プリンタは、前記印刷ジョブデ
ータに基づいて、その印刷ジョブデータ自体の印刷枚数
である印刷ジョブデータ個別印刷枚数を特定する、印刷
ジョブデータ個別印刷枚数特定手段と、前記印刷ジョブ
データに基づいて、分散して処理される印刷処理全体の
印刷枚数である全印刷枚数を特定する、全印刷枚数特定
手段と、をさらに備えるとともに、前記プリンタの前記
印刷数量取得手段は、前記ユーザ特定手段で特定したユ
ーザについて、前記印刷ジョブデータ個別印刷枚数特定
手段で特定した印刷ジョブデータ個別印刷枚数分の印刷
許可を求めるために、前記印刷ジョブデータ個別印刷枚
数と前記全印刷枚数とを含んだ印刷許可枚数送信要求
を、管理コンピュータに送信する、印刷許可枚数送信要
求送信手段と、前記管理コンピュータから、前記印刷許
可枚数を受信する、印刷許可枚数受信手段と、を備え、
前記プリンタの前記印刷数量特定手段は、前記印刷許可
枚数受信手段が受信した前記印刷許可枚数を、前記印刷
可能数量とするとともに、前記管理コンピュータは、前
記印刷可能枚数送信要求を受信した場合には、前記ユー
ザ印刷枚数管理手段に基づいて、そのユーザの前記印刷
可能枚数を特定する、印刷可能枚数特定手段と、前記印
刷許可枚数送信要求に含まれている前記全印刷枚数が、
前記印刷可能枚数特定手段が特定した前記印刷可能枚数
以下である場合には、前記印刷ジョブデータ個別印刷枚
数を前記印刷許可枚数として、前記印刷可能枚数送信要
求を送信したプリンタに送信し、前記印刷許可枚数送信
要求に含まれている前記全印刷枚数が、前記印刷可能枚
数特定手段が特定した前記印刷可能枚数よりも多い場合
には、この印刷処理を分散して印刷するプリンタに均等
に前記印刷可能枚数を割り当てて、これを前記印刷許可
枚数として、前記印刷可能枚数送信要求を送信したプリ
ンタに送信する、印刷可能枚数送信手段と、をさらに備
えるようにしてもよい。
【0020】この場合、前記印刷ジョブデータには、前
記印刷ジョブデータ個別印刷枚数が、個別印刷枚数情報
として含まれており、前記全印刷枚数が、全印刷枚数情
報として含まれており、前記プリンタの前記印刷ジョブ
データ個別印刷枚数特定手段は、この印刷ジョブデータ
に含まれている前記個別印刷枚数情報に基づいて、前記
印刷ジョブデータ個別印刷枚数を特定し、前記全印刷枚
数特定手段は、この印刷ジョブデータに含まれている前
記全印刷枚数情報に基づいて、前記全印刷枚数を特定す
るようにしてもよい。
【0021】これらの場合、前記プリンタは、前記印刷
ジョブデータのすべての印刷が終了した時点で、又は、
前記印刷ジョブデータの印刷が途中で停止した時点で、
前記カウント手段のカウントの値を、印刷終了枚数とし
て、前記管理コンピュータに送信する、印刷終了枚数送
信手段を、さらに備えるようにしてもよい。
【0022】また、この場合、前記管理コンピュータ
は、前記プリンタから前記印刷終了枚数を受信した場合
には、その印刷終了枚数に基づいて、前記ユーザ印刷枚
数管理手段を更新する、更新手段を、さらに備えるよう
にしてもよい。
【0023】また、前記管理コンピュータのユーザ印刷
枚数管理手段は、各ユーザ毎に定められた印刷できる最
大の枚数である印刷最大枚数と、各ユーザがそれまでに
印刷した累積枚数である累積印刷済み枚数とを保持して
いるようにしてもよい。
【0024】なお、本発明は、プリンタを制御するため
の制御方法、印刷システムを制御するための制御方法と
して実現することもできる。さらには、そのようにプリ
ンタ及び印刷システムを制御するためのプログラムやそ
のプログラムを記録した記録媒体として実現することも
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本発明の第1実
施形態に係る印刷システムは、この印刷システムに接続
されたユーザ管理サーバコンピュータが、各ユーザの印
刷できる枚数を管理し、その枚数までしか各ユーザがプ
リンタで印刷できないようにしたものである。より詳し
くを以下に説明する。
【0026】まず、図1に基づいて、本実施形態に係る
印刷システムの構成を説明する。図1は、本実施形態に
係る印刷システムのハードウェア構成を示すブロック図
である。
【0027】この図1に示すように、本実施形態に係る
印刷システムは、ネットワーク10に接続された1又は
複数のクライアントコンピュータ20と、同じくネット
ワーク10に接続された1又は複数のプリンタ30と1
台のユーザ管理サーバコンピュータ60とを備えてい
る。クライアントコンピュータ20は、ホストコンピュ
ータやパーソナルコンピュータと呼ばれる各種のコンピ
ュータであり、本実施形態では、特に、印刷ジョブデー
タを生成し、この印刷ジョブデータをネットワーク10
を介してプリンタ30に送信するコンピュータである。
【0028】また本実施形態においては、プリンタ30
はいわゆるネットワークプリンタであり、CPU(Cent
ral Processing Unit)32とRAM(Random Access M
emory)34とROM(Read Only Memory)36とハー
ドディスク38と印刷エンジン40とを備えている。C
PU32とRAM34とROM36とは、内部バス50
を介して、相互に接続されている。ハードディスク38
は、インターフェース52を介して、内部バス50に接
続されており、印刷エンジン40は、インターフェース
54を介して、内部バス50に接続されている。
【0029】ハードディスク38は、本実施形態では、
プリンタ30に内蔵して設けられているが、プリンタ3
0の外付けとして設けられていてもよいし、ネットワー
ク10を介して別個に設けられていてもよい。ハードデ
ィスク38が本実施形態における補助記憶装置を構成し
ている。
【0030】通常の印刷処理としては、本実施形態に係
るプリンタ30は、クライアントコンピュータ20から
送信された印刷ジョブデータを、ハードディスク38内
に形成されたジョブスプーラに一旦格納する。そして、
印刷エンジン40の空き状況に応じて、この印刷ジョブ
データの言語解釈を行い、印刷要求を生成し、印刷エン
ジン40で印刷用紙に対する印刷を行う。
【0031】但し、印刷ジョブデータは、必ずしもハー
ドディスク38に一旦格納する必要はない。例えば、受
信した印刷ジョブデータは、RAM34に一旦格納する
ようにしてもよい。また、印刷エンジン40が駆動して
いない場合にはRAM34に格納し、印刷エンジン40
が駆動している場合にはハードディスク38に格納する
ようにしてもよい。
【0032】さらには、このハードディスク38は、必
ずしも必要なものではない。すなわち、プリンタ30か
らハードディスク38を省くことも可能である。この場
合、プリンタ30が受信した印刷ジョブデータは、RA
M34に一旦格納されることとなる。
【0033】図1に示したプリンタ30において、印刷
ジョブデータを受信してから印刷を実行するまでの一連
の処理は、CPU32が各種のタスクを実行することに
より実現される。この一連の処理の間、CPU32は必
要に応じてRAM34やROM36やハードディスク3
8をアクセスする。このCPU32が本実施形態におけ
る中央処理装置を構成している。
【0034】詳しくは後述するが、本実施形態に係るプ
リンタ30は、受信した印刷ジョブデータに含まれてい
るユーザ識別情報に基づいてユーザを特定し、そのユー
ザがその時点で許されている印刷可能枚数をユーザ管理
サーバコンピュータ60から取得する。そして、プリン
タ30は、印刷ジョブデータに基づいて印刷エンジン4
0で印刷を開始し、その印刷が印刷可能枚数以内であれ
ば正常に印刷を完了する。一方、その印刷が印刷可能枚
数を超える場合には、印刷可能枚数までの印刷を行った
時点で印刷を途中で停止して終了する。
【0035】ユーザ管理サーバコンピュータ60は、い
わゆるこのネットワーク10のサーバコンピュータであ
り、CPU(Central Processing Unit)62とRAM
(Random Access Memory)64とROM(Read Only Me
mory)66とハードディスク68とを備えている。CP
U62とRAM64とROM66とは、内部バス70を
介して、相互に接続されている。ハードディスク68
は、インターフェース72を介して、内部バス50に接
続されている。
【0036】ハードディスク68は、本実施形態では、
ユーザ管理サーバコンピュータ60に内蔵して設けられ
ているが、ユーザ管理サーバコンピュータ60の外付け
として設けられていてもよいし、ネットワーク10を介
して別個に設けられていてもよい。ハードディスク68
が本実施形態における補助記憶装置を構成している。本
実施形態においては、ハードディスク68には、各ユー
ザ毎に印刷できる枚数を管理するためのユーザ印刷枚数
管理テーブルTB10が格納されている。図2は、本実
施形態に係るユーザ印刷枚数管理テーブルTB10の構
成を示す図である。
【0037】この図2に示すように、ユーザ印刷枚数管
理テーブルTB10は、項目として、ユーザ識別情報D
10と、印刷最大枚数D11と、累積印刷済み枚数D1
2とを備えている。ユーザ識別情報D10には、この印
刷システムにログインできるユーザを識別するためのユ
ニークな情報が格納されている。
【0038】印刷最大枚数D11には、ユーザ識別情報
D10に格納されたユーザ識別情報で特定されるユーザ
が、印刷できる最大枚数が格納されている。ここで、印
刷最大枚数とは、例えば、予め定められた所定期間(1
週間、1ヶ月など)内にそのユーザが印刷できる最大の
枚数を表している。図2の例では、ユーザ識別情報
「A」により特定されるユーザは、所定期間内に100
枚の印刷が認められていることを表している。本実施形
態においては、この印刷最大枚数D11に格納されてい
る数値は、この印刷システムのシステム管理者がマニュ
アルで個別に設定する。
【0039】累積印刷済み枚数D12には、ユーザが所
定期間内に既に印刷した枚数が格納されている。この累
積印刷済み枚数D12の値は、印刷システムに接続され
たプリンタ30からの印刷終了枚数の通知に基づいて、
順次更新する。図2の例では、ユーザ識別情報「A」に
より特定されるユーザは、既に80枚の印刷を行ってい
ることを示している。本実施形態においては、この累積
印刷済み枚数D12の値は、予め定められた所定期間
(1週間、1ヶ月など)毎にゼロにリセットされる。こ
のリセットは、この印刷システムのシステム管理者が定
期的にマニュアルで行うようにしてもよいし、ユーザ管
理サーバコンピュータ60が自動的に行うようにしても
よい。
【0040】これらの説明から分かるように、ユーザ識
別情報D10で特定されるユーザについてのその時点で
の印刷可能枚数は、印刷最大枚数D11−累積印刷済み
枚数D12により算出することができる。図2の例で
は、ユーザ識別情報「A」により特定されるユーザにつ
いては、100−80を計算することにより、印刷可能
枚数が20枚であると算出できる。
【0041】なお、本実施形態においては、印刷数量を
印刷用紙の枚数で管理している。すなわち、片面印刷で
あれば1ページの印刷で1枚とカウントされ、両面印刷
であれば2ページの印刷で1枚とカウントされる。但
し、印刷数量のカウントの仕方はこれに限るものではな
く、例えば、ページ単位でカウントしてもよい。すなわ
ち、片面印刷であっても両面印刷であっても、1ページ
の印刷で、印刷数量が1とカウントされるようにしても
よい。
【0042】次に、図3に基づいて、この印刷システム
にログインしたユーザが、印刷ジョブデータをプリンタ
30に送信した場合における、プリンタ30の処理内容
を説明する。図3は、本実施形態に係る印刷システムに
おける印刷処理を説明するブロック図である。
【0043】この図3に示すように、プリンタ30は、
受信部100とユーザ情報取得部102と制御部104
と印刷部106と枚数計測部108とを備えている。本
実施形態においては、これら受信部100とユーザ情報
取得部102と制御部104と印刷部106と枚数計測
部108とは、ぞれぞれ、CPU32で、受信処理タス
クとユーザ情報取得タスクと制御タスクと印刷タスクと
枚数計測タスクとが実行されることにより実現される。
すなわち、本実施形態においては、これら受信部100
とユーザ情報取得部102と制御部104と印刷部10
6と枚数計測部108とは、ソフトウェア処理により実
現される。本実施形態においては、これらのソフトウェ
ア処理に必要なプリンタは、ROM36又はハードディ
スク38に格納されている。
【0044】但し、これら受信部100とユーザ情報取
得部102と制御部104と印刷部106と枚数計測部
108とを、ASIC(Application Specific IC)等
のハードウェアにより実現するようにしてもよい。
【0045】図3に示すように、クライアントコンピュ
ータ20から送信された印刷ジョブデータは、プリンタ
30の受信部100で受信される。図4は、本実施形態
に係る印刷ジョブデータのデータフォーマットを示す図
である。この図4に示すように、印刷ジョブデータは、
ユーザ識別情報D20と、印刷データD21とを備えて
いる。ユーザ識別情報D20は、上述したユーザ識別情
報D10と同様に、ユーザを識別するためのユニークな
情報である。印刷データD21は、プリンタ30で実際
に印刷を行うために必要なビットマップデータや、印刷
制御コードなどのデータである。また、印刷データD2
1には、1又は複数枚の印刷用紙に印刷を行うデータが
含まれている。なお、印刷ジョブデータには、これらユ
ーザ識別情報D20と印刷データD21以外のデータが
含まれていてもよい。
【0046】図3に示すように、印刷部100は、受信
した印刷ジョブデータから、印刷データD21を取得し
て、制御部104に送信するとともに、ユーザ識別情報
D20を取得して、ユーザ情報取得部102に送信す
る。ユーザ識別情報D20を受信したユーザ情報取得部
102は、そのユーザ識別情報D20で特定されるユー
ザに関して、印刷可能枚数を把握するために、ユーザ管
理サーバコンピュータ60へ印刷可能枚数送信要求を送
信する。本実施形態においては、この印刷可能枚数送信
要求には、上述したユーザ識別情報が含まれている。
【0047】この印刷可能枚数送信要求を受信したユー
ザ管理サーバコンピュータ60は、ユーザ印刷枚数管理
テーブルTB10を検索し、そのユーザの印刷可能枚数
を調べ、ユーザ情報取得部102に送信する。ユーザ情
報取得部102は、受信した印刷可能枚数がゼロ枚でな
ければ、印刷許可とその印刷可能枚数を、制御部104
に送信する。受信した印刷可能枚数がゼロ枚であれば、
印刷不許可を制御部104に送信する。
【0048】印刷データと印刷許可と印刷可能枚数とを
受信した制御部104は、印刷データについての言語解
釈を行い、印刷要求として、順次、印刷部106に送信
する。また、これと同時に、受信した印刷可能枚数も印
刷部106に送信する。
【0049】印刷部106は、受信した印刷要求を順
次、印刷エンジン40に送信する。印刷エンジン40
は、1枚の印刷が完了する毎に、印刷完了通知を印刷部
40に送信する。印刷完了通知を受信した印刷部106
は、この印刷完了通知を枚数計測部108に送信する。
枚数計測部108では、この印刷完了通知を受信する度
にカウンタをカウントアップし、印刷エンジン40で印
刷された枚数を計測する。
【0050】枚数計測部108のカウンタが、印刷部1
06の受信した印刷可能枚数に達する迄にすべての枚数
分の印刷を終えた場合は、印刷部106は、枚数計測部
108のカウンタの値を、印刷終了枚数としてユーザ管
理サーバコンピュータ60に送信する。これに対して、
枚数計測部108のカウンタが、印刷部106の受信し
た印刷可能枚数に達する迄にすべての枚数分の印刷を終
えることができなかった場合は、印刷部106は、その
時点で印刷を停止する。そして、印刷部106は、枚数
計測部108のカウンタの値を、印刷終了枚数としてユ
ーザ管理サーバコンピュータ60に送信するとともに、
印刷が途中までしかできなかったことを示す途中終了通
知をユーザ管理サーバコンピュータ60に送信する。
【0051】以上により、1つの印刷ジョブデータをプ
リンタ30が受信した場合の印刷処理が終了する。
【0052】次に、図5に基づいて、ユーザ情報取得部
102で行われるユーザ情報取得処理について詳しく説
明する。この図5は、ユーザ情報取得部102でユーザ
情報取得タスクとして行われるユーザ情報取得処理の内
容を説明するためのフローチャートを示す図である。
【0053】図5に示すように、ユーザ情報取得部10
2では、まず、ユーザ識別情報を受信部100から受信
したかどうかを判断する(ステップS10)。ユーザ識
別情報を受信していない場合(ステップS10:No)
は、このステップS10の処理を繰り返して待機する。
【0054】ユーザ識別情報を受信した場合(ステップ
S10:Yes)には、ユーザ情報取得部102は、ユ
ーザ識別情報で特定されるユーザについての印刷可能枚
数送信要求を、ユーザ管理サーバコンピュータ60に送
信する(ステップS11)。具体的には、ユーザ識別情
報を含む印刷可能枚数送信要求を、ユーザ管理サーバコ
ンピュータ60に送信する。
【0055】次に、ユーザ情報取得部102は、ユーザ
管理サーバコンピュータ60から印刷可能枚数を受信し
たかどうかを判断する(ステップS12)。印刷可能枚
数を受信していない場合(ステップS12:No)に
は、このステップS12の処理を繰り返して待機する。
【0056】一方、印刷可能枚数を受信した場合(ステ
ップS12:Yes)には、ユーザ情報取得部102
は、その受信した印刷可能枚数がゼロであるかどうかを
判断する(ステップS13)。印刷可能枚数がゼロでな
い場合(ステップS13:No)、つまり、印刷可能枚
数が1以上である場合には、ユーザ情報取得部102
は、印刷許可と印刷可能枚数を制御部104に送信する
(ステップS14)。そして、上述したステップS10
の処理に戻る。
【0057】これに対して、受信した印刷可能枚数がゼ
ロである場合(ステップS13:Yes)には、ユーザ
情報取得部102は、印刷不許可を制御部104に送信
する。そして、上述したステップS10の処理に戻る。
【0058】次に、図6に基づいて、ユーザ管理サーバ
コンピュータ60で行われるユーザ印刷枚数管理処理に
ついて詳しく説明する。この図6は、ユーザ管理サーバ
コンピュータ60で行われるユーザ印刷枚数管理処理の
内容を説明するためのフローチャートを示す図である。
【0059】本実施形態においては、図1に示すよう
に、このユーザ印刷枚数管理処理は、ユーザ印刷枚数管
理プログラムとしてROM66又はハードディスク68
に格納されており、これをCPU62が読み込んで実行
することにより実現される。
【0060】図6に示すように、ユーザ管理サーバコン
ピュータ60は、印刷可能枚数送信要求を、ユーザ情報
取得部102から受信したかどうかを判断する(ステッ
プS20)。印刷可能枚数送信要求を受信した場合(ス
テップS20:Yes)には、印刷可能枚数送信要求で
指定されているユーザについて、ユーザ印刷枚数管理テ
ーブルTB10を検索し、印刷可能枚数を算出する(ス
テップS21)。具体的には、ユーザ管理サーバコンピ
ュータ60は、図2に示すユーザ印刷枚数管理テーブル
TB10を、ユーザ識別情報D10を検索キーとして検
索し、該当するユーザの印刷最大枚数D11と累積印刷
済み枚数D12とを取得する。そして、印刷最大枚数D
11から累積印刷済み枚数D12を減算し、印刷可能枚
数を算出する。
【0061】次に、ユーザ管理サーバコンピュータ60
は、その算出した印刷可能枚数を、プリンタ30のユー
ザ情報取得部102に送信する(ステップS22)。
【0062】このステップS22の処理が完了した場
合、又は、上述したステップS20で印刷可能枚数送信
要求を受信していないと判断した場合(ステップS2
0:No)には、ユーザ管理サーバコンピュータ60
は、プリンタ30の印刷部106から、印刷終了枚数を
受信したかどうかを判断する(ステップS23)。
【0063】印刷終了枚数を受信した場合(ステップS
23:Yes)には、該当するユーザについて、ユーザ
印刷枚数管理テーブルTB10の累積印刷済み枚数D1
2を更新する(ステップS24)。具体的には、そのユ
ーザについて累積印刷済み枚数D12に格納されている
値に、受信した印刷終了枚数に示されている値を加算
し、これを新たな累積印刷済み枚数D12として格納す
る。図2の例では、ユーザ識別情報「A」により特定さ
れるユーザについて、例えば、15枚の印刷終了枚数を
受信した場合には、ユーザ管理サーバコンピュータ60
は、累積印刷済み枚数D12に格納されている「80」
という値を、「95」に変更する。
【0064】このステップS24の処理が完了した場
合、又は、上述したステップS23で印刷終了枚数を受
信していないと判断した場合(ステップS23:No)
には、ユーザ管理サーバコンピュータ60は、プリンタ
30の印刷部106から途中終了通知を受信したかどう
かを判断する(ステップS25)。途中終了通知を受信
した場合(ステップS25:Yes)には、該当するユ
ーザがログインしているクライアントコンピュータ20
に、送信した印刷ジョブデータが途中までしか印刷でき
なかった旨を通知する(ステップS26)。すなわち、
途中で印刷が終了してしまった印刷ジョブデータを送信
したクライアントコンピュータ20に、途中終了通知を
送信する。
【0065】このステップS27の処理が完了した場
合、又は、上述したステップS25で途中終了通知を受
信していないと判断した場合(ステップS25:No)
には、ユーザ管理サーバコンピュータ60は、上述した
ステップS20の処理に戻る。
【0066】次に、図7に基づいて、制御部104で行
われる制御処理について詳しく説明する。この図7は、
制御部104で制御タスクとして行われる制御処理の内
容を説明するためのフローチャートを示す図である。
【0067】図7に示すように、制御部104では、ま
ず、印刷データを受信したかどうかを判断する(ステッ
プS30)。印刷データを受信していない場合(ステッ
プS30:No)には、このステップS30の処理を繰
り返して待機する。
【0068】一方、印刷データを受信した場合(ステッ
プS30:Yes)には、制御部104は、ユーザ情報
取得部102から印刷不許可を受信したかどうかを判断
する(ステップS31)。印刷不許可を受信した場合
(ステップS31:Yes)には、印刷データを破棄し
て(ステップS32)、上述したステップS30に戻
る。
【0069】これに対して、印刷不許可を受信していな
い場合(ステップS31:No)には、制御部104
は、印刷許可と印刷可能枚数とを受信したかどうかを判
断する(ステップS33)。印刷許可と印刷可能枚数と
のいずれかでも受信していない場合(ステップS33:
No)には、上述したステップS31からを繰り返す。
【0070】一方、印刷許可と印刷可能枚数の双方を受
信した場合(ステップS33:Yes)には、印刷デー
タに関して言語解釈を行い、印刷要求を生成する(ステ
ップS34)。そして、この生成した印刷要求と、受信
した印刷可能枚数とを、印刷部106へ送信する(ステ
ップS35)。その後、上述したステップS30の処理
に戻る。
【0071】次に、図8に基づいて、印刷部106で行
われる印刷処理について詳しく説明する。この図8は、
印刷部106で印刷タスクとして行われる印刷処理の内
容を説明するためのフローチャートを示す図である。
【0072】図8に示すように、印刷部106では、ま
ず、印刷要求と印刷可能枚数とを受信したかどうかを判
断する(ステップS40)。印刷要求と印刷可能枚数と
のいずれかでも受信していない場合(ステップS40:
No)には、このステップS40の処理を繰り返して待
機する。
【0073】一方、印刷要求と印刷可能枚数との双方を
受信した場合(ステップS40:Yes)には、印刷部
106は、枚数計測部108にリセット要求を送信する
(ステップS41)。すなわち、新たな印刷ジョブデー
タに基づく印刷が開始されようとしているので、枚数計
測部108のカウンタをリセットさせる。
【0074】次に、印刷部106は、枚数計測部108
のカウンタの値と、受信した印刷可能枚数の値とを比較
し、カウンタの値が、印刷可能枚数以下であるかどうか
を判断する(ステップS42)。カウンタの値が、印刷
可能枚数以下である場合(ステップS42:Yes)に
は、印刷部106は、印刷用紙1枚分の印刷要求を印刷
エンジン40に送信する(ステップS43)。
【0075】次に、印刷部106は、印刷エンジン40
から、印刷用紙1枚分を印刷したことを示す印刷完了通
知を受信したかどうかを判断する(ステップS44)。
この印刷完了通知を受信していない場合(ステップS4
4:No)には、このステップS44の処理を繰り返し
て待機する。
【0076】一方、印刷完了通知を受信した場合(ステ
ップS44:Yes)には、印刷部106は、枚数計測
部108に印刷完了通知を送信し(ステップS45)、
カウンタを1つカウントアップさせる。続いて、印刷部
106は、1つの印刷ジョブデータについてのすべての
印刷が完了したかどうかを判断する(ステップS4
6)。すべての印刷が完了していない場合(ステップS
46:No)には、上述したステップS42に戻る。
【0077】一方、すべての印刷が完了した場合(ステ
ップS46:Yes)には、印刷部106は、印刷終了
枚数をユーザ管理サーバコンピュータ60に送信する
(ステップS47)。具体的には、印刷部106は、枚
数計測部108のカウンタの値を取得して、このカウン
タの値を印刷終了枚数として、ユーザ管理サーバコンピ
ュータ60に送信する。そして、上述したステップS4
0の処理に戻る。
【0078】これに対して、上述したステップS42に
おいて、枚数計測部108のカウンタの値が、印刷可能
枚数よりも大きいと判断した場合(ステップS42:N
o)には、印刷部106は、途中終了通知と印刷終了枚
数とをユーザ管理サーバコンピュータ60に送信する。
そして、上述したステップS40の処理に戻る。
【0079】次に、図9に基づいて、枚数計測部108
で行われる枚数計測処理について詳しく説明する。この
図9は、枚数計測部108で枚数計測タスクとして行わ
れる枚数計測処理の内容を説明するためのフローチャー
トを示す図である。
【0080】図9に示すように、枚数計測部108で
は、まず、印刷部106からリセット要求を受信したか
どうかを判断する(ステップS50)。リセット要求を
受信した場合には、枚数計測部108は、カウンタをゼ
ロにリセットする(ステップS51)。
【0081】このステップS51の処理が完了した場
合、又は、上述したステップS50でリセット要求を受
信していないと判断した場合(ステップS50:No)
には、枚数計測部108は、印刷完了通知を受信したか
どうかを判断する(ステップS52)。印刷完了通知を
受信した場合(ステップS52:Yes)には、カウン
タを1つだけカウントアップする(ステップS53)。
そして、上述したステップS50の処理に戻る。
【0082】一方、ステップS52で印刷完了通知を受
信していないと判断した場合(ステップS52:No)
には、上述したステップS50に戻る。
【0083】以上のように、本実施形態に係る印刷シス
テムによれば、この印刷システムにおいて、所定期間内
に各ユーザが印刷できる最大枚数を制限することができ
る。すなわち、各ユーザが所定期間内に印刷できる印刷
最大枚数D11を、ユーザ管理サーバコンピュータ60
が保持しており、また各ユーザがその時点までにこの印
刷システムで印刷した印刷用紙の枚数を累積印刷済み枚
数D12としてカウントし、保持することとした。そし
て、印刷ジョブデータを受信したプリンタ30は、その
ユーザがその時点で印刷することのできる最大の枚数で
ある印刷可能枚数(印刷最大枚数D11−累積印刷済み
枚数D12)を、ユーザ管理サーバコンピュータ60か
ら取得し、この印刷可能枚数の範囲内でのみ印刷を行う
ようにした。この結果、各ユーザは、この印刷システム
において、印刷最大枚数D11までしか所定期間内で印
刷できないようになる。
【0084】また、本実施形態によれば、この印刷シス
テムにプリンタ30が複数台接続されている場合であっ
ても、各プリンタで印刷した枚数はユーザ管理サーバコ
ンピュータ60に通知されて、一元的に累積印刷済み枚
数D12として管理されるので、各ユーザの印刷枚数を
この印刷システムに接続されているプリンタ全体で管理
することができる。
【0085】なお、本実施形態においては、1つの印刷
ジョブデータについての印刷をユーザ管理サーバコンピ
ュータ60が受け付けた場合(印刷可能枚数を送信した
場合)には、その印刷ジョブデータに関する印刷が終了
し、印刷終了枚数が通知されて累積印刷済み枚数D12
に反映されるまでは、同一ユーザの次の印刷ジョブデー
タの印刷を受け付けないこととしている。これは、例え
ば、あるユーザの印刷ジョブデータをあるプリンタが受
信し、このプリンタがこの印刷ジョブデータの印刷処理
を行っている最中に、同一ユーザの別の印刷ジョブデー
タを別のプリンタが受信し、この別のプリンタが印刷処
理を始めてしまうと、結果的に印刷最大枚数D11より
多い印刷ができてしまうためである。
【0086】〔第2実施形態〕本発明の第2実施形態
は、上述した第1実施形態を変形して、プリンタ30が
受信した印刷ジョブデータの印刷枚数を予め把握し、そ
の印刷枚数分だけの印刷許可をユーザ管理サーバコンピ
ュータ60に対して要求するようにしたものである。よ
り詳しくを、以下に説明する。なお、本実施形態に係る
印刷システムのハードウェア構成は、上述した図1と同
様であり、ユーザ印刷枚数管理テーブルTB10の構成
も上述した図2と同様である。
【0087】図10は、本実施形態に係る印刷ジョブデ
ータのフォーマットを示す図である。この図10に示す
ように、プリンタ30がクライアントコンピュータ20
から印刷ジョブデータを受信した場合に、その印刷ジョ
ブデータの印刷枚数をプリンタ30が予め把握すること
ができるように、本実施形態においては、印刷ジョブデ
ータに印刷枚数情報D22が含まれている。この印刷枚
数情報D22は、印刷ジョブデータをクライアントコン
ピュータ20が生成する際に、クライアントコンピュー
タ20が付加する情報である。なお、印刷ジョブデータ
には、これらユーザ識別情報D20と印刷データD21
と印刷枚数情報D22以外のデータが含まれていてもよ
い。
【0088】次に、図11に基づいて、この印刷システ
ムにログインしたユーザが、印刷ジョブデータをプリン
タ30に送信した場合における、プリンタ30の処理内
容を説明する。図11は、本実施形態に係る印刷システ
ムにおける印刷処理を説明するブロック図であり、上述
した図3に対応する図である。
【0089】この図11に示すように、クライアントコ
ンピュータ20から送信された印刷ジョブデータは、プ
リンタ30の受信部100で受信される。印刷部100
は、受信した印刷ジョブデータから、印刷データD21
を取得して、制御部104に送信するとともに、ユーザ
識別情報D20と印刷枚数情報D22とを取得して、ユ
ーザ情報取得部102に送信する。これらユーザ識別情
報D20と印刷枚数情報D22を受信したユーザ情報取
得部102は、そのユーザ識別情報D20で特定される
ユーザに関して、印刷枚数情報D22で示されている印
刷枚数分の印刷許を取得するために、ユーザ管理サーバ
コンピュータ60へ印刷許可枚数送信要求を送信する。
本実施形態においては、ユーザ識別情報と印刷枚数情報
とを、印刷許可枚数送信要求に含めて、ユーザ管理サー
バコンピュータ60に送信する。
【0090】この印刷許可枚数送信要求を受信したユー
ザ管理サーバコンピュータ60は、ユーザ印刷枚数管理
テーブルTB10を検索し、そのユーザの印刷可能枚数
を調べる。そして、ユーザ情報取得部102から印刷許
可を要求されている枚数以上の印刷可能枚数があれば、
要求されている印刷枚数分の印刷許可枚数を、ユーザ情
報取得部102に送信する。これに対して、ユーザ情報
取得部102から印刷許可を要求されている枚数未満の
印刷可能枚数しかなければ、印刷可能枚数分の印刷許可
枚数を、ユーザ情報取得部102に送信する。ユーザ情
報取得部102は、受信した印刷許可枚数を、制御部1
04に送信する。
【0091】印刷データと印刷許可枚数とを受信した制
御部104は、その印刷許可枚数を調べ、印刷許可枚数
がゼロ枚であれば、その印刷データを破棄して印刷は行
わない。一方、印刷許可枚数がゼロ枚でなければ、印刷
データについての言語解釈を行い、印刷要求として、順
次、印刷部106に送信する。また、これと同時に、受
信した印刷許可枚数も印刷部106に送信する。
【0092】印刷部106は、受信した印刷要求を順
次、印刷エンジン40に送信する。印刷エンジン40
は、1枚の印刷が完了する毎に、印刷完了通知を印刷部
40に送信する。印刷完了通知を受信した印刷部106
は、この印刷完了通知を枚数計測部108に送信する。
枚数計測部108では、この印刷完了通知を受信する度
にカウンタをカウントアップし、印刷エンジン40で印
刷された枚数を計測する。
【0093】印刷部106では、枚数計測部108のカ
ウンタが、印刷部106の受信した印刷可能枚数に達す
るまで、印刷を継続する。そして、印刷可能枚数に達す
るまでの印刷を終えた時点で、印刷部106は、印刷し
た枚数を印刷終了枚数として、ユーザ管理サーバコンピ
ュータ60に送信する。印刷終了枚数を受信したユーザ
管理サーバコンピュータ60は、そのユーザの累積印刷
済み枚数D12に、この印刷終了枚数を加算する。
【0094】以上により、1つの印刷ジョブデータをプ
リンタ30が受信した場合の印刷処理が終了する。
【0095】次に、図12に基づいて、ユーザ情報取得
部102で行われるユーザ情報取得処理について詳しく
説明する。この図12は、ユーザ情報取得部102でユ
ーザ情報取得タスクとして行われるユーザ情報取得処理
の内容を説明するためのフローチャートを示す図であ
る。
【0096】図12に示すように、ユーザ情報取得部1
02では、まず、ユーザ識別情報と印刷枚数情報の双方
を受信部100から受信したかどうかを判断する(ステ
ップS110)。ユーザ識別情報と印刷枚数情報のいず
れかでも受信していない場合(ステップS110:N
o)は、このステップS110の処理を繰り返して待機
する。
【0097】ユーザ識別情報と印刷枚数情報の双方を受
信した場合(ステップS110:Yes)には、ユーザ
情報取得部102は、ユーザ識別情報で特定されるユー
ザについての印刷可能枚数送信要求を、ユーザ管理サー
バコンピュータ60に送信する(ステップS11)。こ
の印刷可能枚数送信要求には、ユーザ識別情報と印刷枚
数情報とが含まれている。
【0098】次に、ユーザ情報取得部102は、ユーザ
管理サーバコンピュータ60から印刷許可枚数を受信し
たかどうかを判断する(ステップS112)。印刷許可
枚数を受信していない場合(ステップS112:No)
には、このステップS112の処理を繰り返して待機す
る。
【0099】一方、印刷許可枚数を受信した場合(ステ
ップS112:Yes)には、ユーザ情報取得部102
は、その受信した印刷許可枚数を制御部104に送信す
る(ステップS113)。そして、上述したステップS
110の処理に戻る。
【0100】次に、図13に基づいて、ユーザ管理サー
バコンピュータ60で行われるユーザ印刷枚数管理処理
について詳しく説明する。この図13は、ユーザ管理サ
ーバコンピュータ60で行われるユーザ印刷枚数管理処
理の内容を説明するためのフローチャートを示す図であ
る。
【0101】本実施形態においても上述した第1実施形
態と同様に、このユーザ印刷枚数管理処理は、図1に示
すように、ユーザ印刷枚数管理プログラムとしてROM
66又はハードディスク68に格納されており、これを
CPU62が読み込んで実行することにより実現され
る。
【0102】図13に示すように、ユーザ管理サーバコ
ンピュータ60は、印刷許可枚数送信要求を、ユーザ情
報取得部102から受信したかどうかを判断する(ステ
ップS120)。印刷許可枚数送信要求を受信した場合
(ステップS120:Yes)には、印刷許可枚数送信
要求で指定されているユーザについて、ユーザ印刷枚数
管理テーブルTB10を検索し、印刷可能枚数を算出す
る(ステップS121)。具体的には、ユーザ管理サー
バコンピュータ60は、図2に示すユーザ印刷枚数管理
テーブルTB10を、ユーザ識別情報D10を検索キー
として検索し、該当するユーザの印刷最大枚数D11と
累積印刷済み枚数D12とを取得する。そして、印刷最
大枚数D11から累積印刷済み枚数D12を減算し、印
刷可能枚数を算出する。
【0103】次に、ユーザ管理サーバコンピュータ60
は、印刷許可枚数送信要求に含まれている印刷枚数情報
で指定されている印刷枚数が、算出した印刷可能枚数以
下であるかどうかを判断する(ステップS122)。印
刷枚数が印刷可能枚数以下である場合(ステップS12
2:Yes)には、その印刷ジョブデータのすべての枚
数を印刷できるので、印刷枚数情報で指定されている印
刷枚数を、印刷許可枚数として、ユーザ情報取得部10
2に送信する(ステップS123)。一方、印刷枚数が
印刷可能枚数よりも大きい場合(ステップS122:N
o)には、その印刷ジョブデータのすべての枚数を印刷
することはできないが、印刷可能枚数だけは印刷するこ
とができるので、印刷可能枚数を、印刷許可枚数とし
て、ユーザ情報取得部102に送信する(ステップS1
24)。
【0104】次に、ユーザ管理サーバコンピュータ60
は、該当するユーザがログインしているクライアントコ
ンピュータ20に、印刷最大枚数D11に格納されてい
る枚数を超えてしまうため、送信した印刷ジョブデータ
の印刷が最後まで正常に印刷されないことを示す途中終
了通知、又は、まったく印刷されないことを示す無印刷
通知を送信する(ステップS125)。
【0105】これらステップS123若しくはステップ
S125の送信を終了した場合、又は、ステップS12
0で印刷許可枚数送信要求を受信していないと判断した
場合(ステップS120:No)、ユーザ管理サーバコ
ンピュータ60は、印刷部106から印刷終了枚数を受
信したかどうかを判断する(ステップS126)。
【0106】印刷終了枚数を受信していた場合(ステッ
プS126:Yes)には、該当するユーザについて、
ユーザ印刷枚数管理テーブルTB10の累積印刷済み枚
数D12を更新する(ステップS127)。具体的に
は、そのユーザについて累積印刷済み枚数D12に格納
されている値に、受信した印刷終了枚数に示されている
値を加算し、これを新たな累積印刷済み枚数D12とし
て格納する。
【0107】このステップS127の処理が完了した場
合、又は、上述したステップS126で印刷終了枚数を
受信していないと判断した場合(ステップS126:N
o)には、ユーザ管理サーバコンピュータ60は、上述
したステップS120の処理に戻る。
【0108】次に、図14に基づいて、制御部104で
行われる制御処理について詳しく説明する。この図14
は、制御部104で制御タスクとして行われる制御処理
の内容を説明するためのフローチャートを示す図であ
る。
【0109】図14に示すように、制御部104では、
まず、印刷データを受信したかどうかを判断する(ステ
ップS130)。印刷データを受信していない場合(ス
テップS130:No)には、このステップS130の
処理を繰り返して待機する。
【0110】一方、印刷データを受信した場合(ステッ
プS130:Yes)には、制御部104は、ユーザ情
報取得部102から印刷許可枚数を受信したかどうかを
判断する(ステップS131)。印刷許可枚数を受信し
ていない場合(ステップS131:No)には、このス
テップS131の処理を繰り返して待機する。
【0111】一方、印刷許可枚数を受信した場合(ステ
ップS131:Yes)には、その印刷許可枚数がゼロ
枚であるかどうかを判断する(ステップS132)。印
刷許可枚数がゼロ枚である場合(ステップS132:Y
es)には、印刷データを破棄して(ステップS13
3)、上述したステップS130に戻る。
【0112】これに対して、印刷許可枚数がゼロ枚でな
い場合(ステップS132:No)には、制御部104
は、印刷データに関して言語解釈を行い、印刷要求を生
成する(ステップS134)。そして、この生成した印
刷要求と、受信した印刷許可枚数とを、印刷部106へ
送信する(ステップS135)。その後、上述したステ
ップS130の処理に戻る。
【0113】次に、図15に基づいて、印刷部106で
行われる印刷処理について詳しく説明する。この図15
は、印刷部106で印刷タスクとして行われる印刷処理
の内容を説明するためのフローチャートを示す図であ
る。
【0114】図15に示すように、印刷部106では、
まず、印刷要求と印刷許可枚数とを受信したかどうかを
判断する(ステップS140)。印刷要求と印刷許可枚
数とのいずれかでも受信していない場合(ステップS1
40:No)には、このステップS140の処理を繰り
返して待機する。
【0115】一方、印刷要求と印刷許可枚数との双方を
受信した場合(ステップS140:Yes)には、印刷
部106は、枚数計測部108にリセット要求を送信す
る(ステップS141)。すなわち、新たな印刷ジョブ
データに基づく印刷が開始されようとしているので、枚
数計測部108のカウンタをリセットさせる。
【0116】次に、印刷部106は、枚数計測部108
のカウンタの値と、受信した印刷許可枚数の値とを比較
し、カウンタの値が、印刷許可枚数以下であるかどうか
を判断する(ステップS142)。カウンタの値が、印
刷許可枚数以下である場合(ステップS142:Ye
s)には、印刷部106は、印刷用紙1枚分の印刷要求
を印刷エンジン40に送信する(ステップS143)。
【0117】次に、印刷部106は、印刷エンジン40
から、印刷用紙1枚分を印刷したことを示す印刷完了通
知を受信したかどうかを判断する(ステップS14
4)。この印刷完了通知を受信していない場合(ステッ
プS144:No)には、このステップS144の処理
を繰り返して待機する。
【0118】一方、印刷完了通知を受信した場合(ステ
ップS144:Yes)には、印刷部106は、枚数計
測部108に印刷完了通知を送信し(ステップS14
5)、カウンタを1つカウントアップさせる。そして、
上述したステップS142の処理に戻る。
【0119】これに対して、上述したステップS142
において、枚数計測部108のカウンタの値が、印刷許
可枚数よりも大きいと判断した場合(ステップS14
2:No)には、印刷部106は、枚数計測部108の
カウンタの値を、印刷終了枚数として、ユーザ管理サー
バコンピュータ60に送信する。そして、上述したステ
ップS40の処理に戻る。
【0120】なお、本実施形態において、ステップS1
46で印刷終了通知をユーザ管理サーバコンピュータ6
0に送信しないのは、その印刷ジョブデータのすべてを
印刷した場合の印刷用紙の枚数をユーザ管理サーバコン
ピュータ60は把握しており、あえてすべての枚数の印
刷が正常に終了したことを通知するまでもないからであ
る。但し、確認のため、この印刷終了通知をユーザ管理
サーバコンピュータ60に送信するようにしてもよい。
【0121】また、ステップS146で印刷終了枚数を
ユーザ管理サーバコンピュータ60に送信に送信するの
は、印刷エンジン40のトラブル等により、印刷許可枚
数分だけ実際に印刷ができない場合もあるためである。
このため、本実施形態においては、印刷終了枚数をユー
ザ管理サーバコンピュータ60に送信し、実際に印刷が
正常に終了した印刷用紙の枚数分だけ、ユーザ印刷枚数
管理テーブルTB10の累積印刷済み枚数D12に加算
することとしている。
【0122】なお、本実施形態において、枚数計測部1
08で行われる枚数計測処理は、上述した図9と同様の
ものであるので、その説明は省略する。
【0123】以上のように、本実施形態に係る印刷シス
テムによれば、この印刷システムにおいて、所定期間内
に各ユーザが印刷できる最大枚数を制限することができ
る。すなわち、各ユーザが所定期間内に印刷できる印刷
最大枚数D11を、ユーザ管理サーバコンピュータ60
が保持しており、また各ユーザがその時点までにこの印
刷システムで印刷した印刷用紙の枚数を累積印刷済み枚
数D12としてカウントして、保持することとした。そ
して、印刷ジョブデータを受信したプリンタ30は、そ
の印刷ジョブデータを印刷するのに必要な枚数分の印刷
許可枚数を、ユーザ管理サーバコンピュータ60から取
得した後に、印刷を行うようにした。また、ユーザ管理
サーバコンピュータ60は、プリンタ30から要求され
た枚数の印刷可能枚数を、そのユーザが保持していない
場合には、その印刷可能枚数分だけの印刷許可枚数をプ
リンタ30に許可することとした。したがって、各ユー
ザは、この印刷システムにおいて、印刷最大枚数D11
までしか所定期間内で印刷できないようになる。
【0124】また、本実施形態によれば、この印刷シス
テムにプリンタ30が複数台接続されている場合であっ
ても、各プリンタで印刷した枚数はユーザ管理サーバコ
ンピュータ60に通知されて、一元的に累積印刷済み枚
数D12として管理されるので、各ユーザの印刷枚数を
この印刷システムに接続されているプリンタ全体で管理
することができる。
【0125】なお、本実施形態においては、図10に示
す印刷ジョブデータの印刷枚数情報D22は、印刷ジョ
ブデータを生成するクライアントコンピュータ20側で
生成すると説明したが、プリンタ30側で生成するよう
にしてもよい。この場合、例えば、図16に示すよう
に、印刷データD21を受信した制御部104が、印刷
データD21の最後まで言語解釈を行い、その印刷デー
タD21に全部で何枚の印刷データが含まれているか
を、印刷枚数情報として、特定する。そして、この特定
した印刷枚数情報を、制御部104からユーザ情報取得
部102に送信するようにすればよい。このようにすれ
ば、図4に示したように、印刷ジョブデータに、その印
刷データD21の印刷枚数情報が含まれていなくとも足
りる。
【0126】また、本実施形態においては、1つの印刷
ジョブデータについての印刷をユーザ管理サーバコンピ
ュータ60が受け付けた場合(印刷許可枚数を送信した
場合)において、その印刷ジョブデータに関する印刷が
終了し、印刷終了枚数が通知されて累積印刷済み枚数D
12に反映される前に、同一ユーザの印刷許可枚数送信
要求をユーザ管理サーバコンピュータ60が受信した場
合は、それらの印刷許可枚数の合計が印刷可能枚数を越
えるまでは、その印刷を受け付けて、印刷許可枚数を送
信することとしている。なぜなら、各プリンタは、印刷
許可枚数以上の印刷をすることはないため、次の印刷ジ
ョブデータの印刷を認めても、ユーザが結果的に印刷最
大枚数以上の印刷をしてしまうという事態は発生しない
からである。
【0127】但し、上述した第1実施形態と同様に、1
つの印刷ジョブデータについての印刷をユーザ管理サー
バコンピュータ60が受け付けた場合(印刷許可枚数を
送信した場合)には、その印刷ジョブデータに関する印
刷が終了し、印刷終了枚数が通知されて累積印刷済み枚
数D12に反映されるまで、同一ユーザの次の印刷ジョ
ブデータの印刷を受け付けないようにしてもよい。
【0128】〔第3実施形態〕本発明の第3実施形態
は、上述した第2実施形態を変形して、ユーザが複数の
プリンタに1つの印刷ジョブデータを分散させて印刷が
できるようにしたものである。より詳しくを、以下に説
明する。
【0129】図17は、本実施形態に係る印刷システム
のハードウェア構成を示すブロック図であり、図1に対
応する図である。
【0130】この図17に示すように、本実施形態に係
る印刷システムのネットワーク10には、複数のプリン
タ30A、30B、30C、30Dが接続されている。
そして、例えば、ユーザが1台のクライアントコンピュ
ータ20から1つの印刷ジョブデータを4台のプリンタ
30A〜30Dに分散して、印刷を指示することができ
るようになっている。なお、プリンタ30A〜30Dと
ユーザ管理サーバコンピュータ60の内部構成は、上述
した図1と同様である。
【0131】図18は、この分散印刷の一例を説明する
概念図である。この図18の例では、100枚の印刷を
伴う印刷ジョブデータを、4台のプリンタ30A〜30
Dでそれぞれ25枚ずつ印刷しようとしている。もし、
そのユーザのその時点における印刷可能枚数が100枚
以上あれば、プリンタ30Aで第1枚目〜第25枚目ま
でが印刷され、プリンタ30Bで第26枚目〜第50枚
目までが印刷され、プリンタ30Cで第51枚目〜第7
5枚目までが印刷され、プリンタ30Dで第76枚目〜
第100枚目までが印刷される。これにより、ユーザの
印刷待ち時間を、1台のプリンタで100枚印刷する場
合より、短くすることができる。
【0132】しかし、もしそのユーザのその時点におけ
る印刷可能枚数が100未満の場合、例えば80枚であ
る場合、その全印刷枚数を印刷することはできない。こ
のため、本実施形態に係る印刷システムにおいては、分
散印刷をしなかった場合に印刷されべき印刷用紙の印刷
順に印刷許可を与えることとしている。換言すれば、印
刷するページの小さい順に印刷許可を与えることとして
いる。図18の例で説明すると、そのユーザの印刷可能
枚数が80枚であるので、プリンタ30Aで第1枚目〜
第25枚目までが印刷され、プリンタ30Bで第26枚
目〜第50枚目までが印刷され、プリンタ30Cで第5
1枚目〜第75枚目までが印刷され、プリンタ30Dで
第76枚目〜第80枚目までが印刷されることとなる。
【0133】なお、図18の例では、100枚の印刷処
理を4台のプリンタ30A〜30Dで均等に割り振って
印刷をする場合を説明しているが、この割り振りは必ず
しも均等でなくともよい。また、この分散印刷をするプ
リンタの台数、プリンタの特定、及び、その印刷枚数の
割り振りは、クライアントコンピュータ20側で特定さ
れることになる。
【0134】図18のような分散印刷を可能にするた
め、本実施形態に係る印刷システムにおいては、クライ
アントコンピュータ20からプリンタ30A〜30Dに
送信される印刷ジョブデータのフォーマットを、図19
のようにしている。
【0135】すなわち、図10に示すように、印刷ジョ
ブデータは、ユーザ識別情報D20と印刷データD21
に加えて、全印刷枚数情報D23と個別印刷情報D24
とを備えている。この印刷ジョブデータは、個々のプリ
ンタ30A〜30Dにそれぞれ送信されるデータであ
る。すなわち、図18の例では、4つの印刷ジョブデー
タが、クライアントコンピュータ20で生成され、プリ
ンタ30A〜30Dに1つずつ送信される。また、この
ことからも分かるように、本実施形態においては、全印
刷枚数情報D23と個別印刷情報D24は、クライアン
トコンピュータ20で生成される情報である。
【0136】なお、印刷ジョブデータには、これらユー
ザ識別情報D20と印刷データD21と全印刷枚数情報
D23と個別印刷情報D24以外のデータが含まれてい
てもよい。
【0137】分散印刷の場合、印刷データD21には、
その印刷ジョブデータを受信したプリンタで印刷すべき
データのみが格納されている。すなわち、図18の例で
は、プリンタ30Aで受信した印刷ジョブデータの印刷
データD21には、第1枚目〜第25枚目の印刷データ
が格納されており、プリンタ30Bで受信した印刷ジョ
ブデータの印刷データD21には、第26枚目〜第50
枚目の印刷データが格納されており、プリンタ30Cで
受信した印刷ジョブデータの印刷データD21には、第
51枚目〜第75枚目の印刷データが格納されており、
プリンタ30Dで受信した印刷ジョブデータの印刷デー
タD21には、第76枚目〜第100枚目の印刷データ
が格納されている。
【0138】全印刷枚数情報D23には、他のプリンタ
を含めて、ユーザが今回の分散印刷で印刷しようとして
いるすべての印刷枚数の情報が格納されている。図18
の例では、ここに「100」が格納されていることとな
る。これにより、プリンタ30A〜30Dがクライアン
トコンピュータ20から印刷ジョブデータを受信した場
合に、その印刷処理全体の印刷枚数をプリンタ30が予
め把握することができるようになる。
【0139】個別印刷情報D24には、この印刷ジョブ
データを受信したプリンタ固有の情報が格納されてい
る。つまり、この印刷ジョブD21に関する情報が格納
されている。図20は、本実施形態に係る個別印刷情報
D24のデータフォーマットを示す図である。この図2
0に示すように、個別印刷情報D24は、個別印刷枚数
情報D31と、最小印刷用紙順位D32と、最大印刷用
紙順位D33とを備えている。
【0140】個別印刷枚数情報D31には、その印刷ジ
ョブデータに含まれている印刷データD21が、何枚の
印刷用紙に印刷を行う印刷データであるかを示す情報が
格納されている。図18の例では、この個別印刷枚数情
報D31には「25」が格納されていることになる。
【0141】最小印刷用紙順位D32には、その印刷ジ
ョブデータに含まれている印刷データD21が、全体の
印刷処理(分散印刷をしなかった場合の印刷処理)の中
で、第何枚目(第X枚目)からの印刷に関するデータで
あるかを示す情報が格納されている。最大印刷用紙順位
D33には、その印刷ジョブデータに含まれている印刷
データD21が、全体の印刷処理の中で、第何枚目(第
Y枚目)までの印刷に関するデータであるかを示す情報
が格納されている。したがって、これら最小印刷用紙順
位D32と最大印刷用紙順位D33により、印刷ジョブ
データを受信したプリンタは、その印刷データD21
が、全体の印刷処理の第何枚目(第X枚目)から第何枚
目(第Y枚目)までの印刷であるかを把握することがで
きる。図18の例では、プリンタ30Aで受信した印刷
ジョブデータの最小印刷用紙順位D32には、X=1が
格納されており、最大印刷用紙順位D33には、Y=2
5が格納されていることとなる。プリンタ30Bで受信
した印刷ジョブデータの最小印刷用紙順位には、X=2
6が格納されていることとなり、最大印刷用紙順位D3
3には、Y=50が格納されていることとなる。プリン
タ30Cで受信した印刷ジョブデータの最小印刷用紙順
位D32には、X=51が格納されていることとなり、
最大印刷用紙順位D33には、Y=75が格納されてい
ることとなる。プリンタ30Dで受信した印刷ジョブデ
ータの最小印刷用紙順位D32には、X=76が格納さ
れていることとなり、最大印刷用紙順位D33にはY=
100が格納されていることとなる。
【0142】次に、図21に基づいて、この印刷システ
ムにログインしたユーザが、印刷ジョブデータをプリン
タ30A〜30Dに送信した場合におけるプリンタ30
の処理内容を、プリンタ30Aを例にして説明する。図
21は、本実施形態に係る印刷システムにおける印刷処
理を説明するブロック図であり、上述した図11に対応
する図である。
【0143】この図21に示すように、クライアントコ
ンピュータ20から送信された印刷ジョブデータは、プ
リンタ30の受信部100で受信される。印刷部100
は、受信した印刷ジョブデータから、印刷データD21
を取得して、制御部104に送信するとともに、ユーザ
識別情報D20と全印刷枚数情報D23と個別印刷情報
D24とを取得して、ユーザ情報取得部102に送信す
る。これらユーザ識別情報D20と全印刷枚数情報D2
3と個別印刷情報D24とを受信したユーザ情報取得部
102は、そのユーザ識別情報D20で特定されるユー
ザに関して、個別印刷情報D24の個別印刷枚数情報D
31に示されている印刷枚数分の印刷許を取得するため
に、ユーザ管理サーバコンピュータ60へ印刷許可枚数
送信要求を送信する。この印刷許可枚数送信要求を送信
する際に、ユーザ情報取得部102は、ユーザ識別情報
D20に加えて、全印刷枚数情報D23と個別印刷情報
D24も含めて送信する。
【0144】この印刷許可枚数送信要求を受信したユー
ザ管理サーバコンピュータ60は、ユーザ印刷枚数管理
テーブルTB10を検索し、そのユーザの印刷可能枚数
を調べる。そして、その印刷許可枚数送信要求が1台の
プリンタで印刷をする通常印刷の場合には、ユーザ情報
取得部102から印刷許可を要求されている枚数以上の
印刷可能枚数があれば、要求されている印刷枚数分の印
刷許可枚数を、ユーザ情報取得部102に送信する。こ
れに対して、ユーザ情報取得部102から印刷許可を要
求されている枚数未満の印刷可能枚数しかなければ、印
刷可能枚数分の印刷許可枚数を、ユーザ情報取得部10
2に送信する。ユーザ情報取得部102は、受信した印
刷許可枚数を、制御部104に送信する。
【0145】一方、受信した印刷許可枚数送信要求が分
散印刷のものである場合には、ユーザ管理サーバコンピ
ュータ60は、その分散印刷された印刷処理全体の中
で、印刷用紙の印刷順の早い順に、優先して、印刷許可
枚数を割り付ける。すなわち、分散印刷である場合に
は、ユーザ管理サーバコンピュータ60には、その分散
印刷を行う各プリンタからそれぞれ印刷許可枚数送信要
求が送信されてくる。ユーザ管理サーバコンピュータ6
0は、受信したそれぞれの印刷許可枚数送信要求に対し
て、印刷許可枚数を送信する。その際に、分散された全
体の印刷処理で行われる印刷枚数以上の印刷可能枚数が
あれば、すべての印刷許可枚数送信要求に対して、要求
されている印刷枚数分だけの印刷許可枚数を、各プリン
タのユーザ情報取得部102に送信することができる。
しかし、分散された全体の印刷処理で行われる印刷枚数
未満の印刷可能枚数しかなければ、受信した印刷許可枚
数送信要求のうち、印刷用紙順位の早い順、つまり印刷
ページの小さい順に、優先的に印刷許可枚数を割り付け
て、該当するプリンタのユーザ情報取得部102に印刷
許可枚数を送信する。したがって、印刷可能枚数を超え
た印刷用紙順位の印刷に対しては、印刷許可が与えられ
ないこととなる。ユーザ情報取得部102は、受信した
印刷許可枚数を、制御部104に送信する。
【0146】印刷データと印刷許可枚数とを受信した制
御部104は、その印刷許可枚数を調べ、印刷許可枚数
がゼロ枚であれば、その印刷データを破棄して印刷は行
わない。一方、印刷許可枚数がゼロ枚でなければ、印刷
データについての言語解釈を行い、印刷要求として、順
次、印刷部106に送信する。また、これと同時に、受
信した印刷許可枚数も印刷部106に送信する。
【0147】印刷部106は、受信した印刷要求を順
次、印刷エンジン40に送信する。印刷エンジン40
は、1枚の印刷が完了する毎に、印刷完了通知を印刷部
40に送信する。印刷完了通知を受信した印刷部106
は、この印刷完了通知を枚数計測部108に送信する。
枚数計測部108では、この印刷完了通知を受信する度
にカウンタをカウントアップし、印刷エンジン40で印
刷された枚数を計測する。
【0148】印刷部106では、枚数計測部108のカ
ウンタが、印刷部106の受信した印刷可能枚数に達す
るまで、印刷を継続する。そして、印刷可能枚数に達す
るまでの印刷を終えた時点で、印刷部106は、印刷し
た枚数を印刷終了枚数として、ユーザ管理サーバコンピ
ュータ60に送信する。印刷終了枚数を受信したユーザ
管理サーバコンピュータ60は、そのユーザの累積印刷
済み枚数D12に、この印刷終了枚数を加算する。
【0149】以上により、1つの印刷ジョブデータをプ
リンタ30が受信した場合の印刷処理が終了する。
【0150】次に、図22に基づいて、ユーザ情報取得
部102で行われるユーザ情報取得処理について詳しく
説明する。この図22は、ユーザ情報取得部102でユ
ーザ情報取得タスクとして行われるユーザ情報取得処理
の内容を説明するためのフローチャートを示す図であ
る。
【0151】図22に示すように、ユーザ情報取得部1
02では、まず、ユーザ識別情報D20と全印刷枚数情
報D23と個別印刷情報D24とを受信部100からす
べて受信したかどうかを判断する(ステップS21
0)。ユーザ識別情報D20と全印刷枚数情報D23と
個別印刷情報D24のいずれかでも受信していない場合
(ステップS210:No)は、このステップS210
の処理を繰り返して待機する。
【0152】一方、ユーザ識別情報D20と全印刷枚数
情報D23と個別印刷情報D24のすべてを受信した場
合(ステップS210:Yes)には、ユーザ情報取得
部102は、ユーザ識別情報で特定されるユーザについ
ての印刷可能枚数送信要求を、ユーザ管理サーバコンピ
ュータ60に送信する(ステップS11)。この印刷可
能枚数送信要求には、ユーザ識別情報と全印刷枚数情報
と個別印刷情報とが含まれている。
【0153】次に、ユーザ情報取得部102は、ユーザ
管理サーバコンピュータ60から印刷許可枚数を受信し
たかどうかを判断する(ステップS112)。印刷許可
枚数を受信していない場合(ステップS112:No)
には、このステップS112の処理を繰り返して待機す
る。
【0154】一方、印刷許可枚数を受信した場合(ステ
ップS112:Yes)には、ユーザ情報取得部102
は、その受信した印刷許可枚数を制御部104に送信す
る(ステップS113)。そして、上述したステップS
210の処理に戻る。
【0155】次に、図23及び図24に基づいて、ユー
ザ管理サーバコンピュータ60で行われるユーザ印刷枚
数管理処理について詳しく説明する。これら図23及び
図24は、ユーザ管理サーバコンピュータ60で行われ
るユーザ印刷枚数管理処理の内容を説明するためのフロ
ーチャートを示す図である。
【0156】本実施形態においても上述した第1実施形
態と同様に、図1に示すように、このユーザ印刷枚数管
理処理は、ユーザ印刷枚数管理プログラムとしてROM
66又はハードディスク68に格納されており、これを
CPU62が読み込んで実行することにより実現され
る。
【0157】図23に示すように、ユーザ管理サーバコ
ンピュータ60は、印刷許可枚数送信要求を、ユーザ情
報取得部102から受信したかどうかを判断する(ステ
ップS220)。印刷許可枚数送信要求を受信した場合
(ステップS220:Yes)には、印刷許可枚数送信
要求で指定されているユーザについて、ユーザ印刷枚数
管理テーブルTB10を検索し、印刷可能枚数を算出す
る(ステップS221)。具体的には、ユーザ管理サー
バコンピュータ60は、図2に示すユーザ印刷枚数管理
テーブルTB10を、ユーザ識別情報D10を検索キー
として検索し、該当するユーザの印刷最大枚数D11と
累積印刷済み枚数D12とを取得する。そして、印刷最
大枚数D11から累積印刷済み枚数D12を減算し、印
刷可能枚数を算出する。
【0158】次に、ユーザ管理サーバコンピュータ60
は、印刷許可枚数送信要求に含まれている全印刷枚数情
報D23で指定されている全印刷枚数が、個別印刷枚数
情報D31で指定されている個別印刷枚数と、等しいか
どうかを判断する(ステップS222)。全印刷枚数と
個別印刷枚数とが等しくない場合(ステップS222:
No)、つまり、分散印刷である場合には、全印刷枚数
が、印刷可能枚数以下であるかどうかを判断する(ステ
ップS223)。
【0159】全印刷枚数が印刷可能枚数以下である場合
(ステップS223:Yes)には、その分散印刷のす
べての印刷用紙に印刷することができることを意味して
いるので、ユーザ管理サーバコンピュータ60は、その
印刷許可枚数送信要求に含まれている個別印刷枚数を、
印刷許可枚数として、該当するプリンタのユーザ情報取
得部102に送信する(ステップS224)。
【0160】一方、全印刷枚数が印刷可能枚数よりも多
い場合(ステップS223:No)には、その分散印刷
のすべての印刷用紙を印刷することはできないことを意
味しているので、ユーザ管理サーバコンピュータ60
は、その印刷許可枚数送信要求に含まれている最大印刷
用紙順位D33の値Yが、印刷可能枚数以下であるかど
うかを判断する(ステップS225)。
【0161】最大印刷用紙順位D33の値Yが、印刷可
能枚数以下である場合(ステップS225:Yes)に
は、分散して割り当てられている印刷のうち、そのプリ
ンタが印刷すべき印刷は、全枚数印刷できることを意味
しているので、ユーザ管理サーバコンピュータ60は、
その印刷許可枚数送信要求に含まれている個別印刷枚数
を、印刷許可枚数として、該当するプリンタのユーザ情
報取得部102に送信する(ステップS224)。
【0162】一方、最大印刷用紙順位D33の値Yが、
印刷可能枚数よりも大きい場合(ステップS225:N
o)には、最小印刷用紙順位D32の値Xが、印刷可能
枚数以下であるかどうかを判断する(ステップS22
6)。最小印刷用紙順位D32の値Xが印刷可能枚数以
下である場合には、分散して割り当てられている印刷の
うち、そのプリンタが印刷すべき印刷は、途中まで(印
刷可能枚数まで)印刷できることを意味しているので、
ユーザ管理サーバコンピュータ60は、印刷可能枚数−
最小印刷用紙順位D32(値X)+1により算出される
枚数を、印刷許可枚数として、該当するプリンタのユー
ザ情報取得部102に送信する(ステップS227)。
そして、その印刷ジョブデータを送信したユーザがログ
インしているクライアントコンピュータ20に、該当す
るプリンタでの印刷は途中で終了してしまうことを示す
途中終了通知を送信する(ステップS228)。
【0163】これに対して、上述したステップS226
で、最小印刷用紙順位D32の値Xが印刷可能枚数より
も大きいと判断した場合(ステップS226:No)に
は、分散して割り当てられている印刷のうち、そのプリ
ンタが印刷すべき印刷は全くできないことを意味してい
るので、ユーザ管理サーバコンピュータ60は、ゼロ枚
の印刷許可枚数を、該当するプリンタのユーザ情報取得
部102に送信する(ステップS229)。そして、そ
の印刷ジョブデータを送信したユーザがログインしてい
るクライアントコンピュータ20に、該当するプリンタ
での印刷は全くできないことを示す無印刷通知を送信す
る(ステップS230)。
【0164】これに対して、上述したステップS222
で、全印刷枚数と個別印刷枚数とが等しいと判断した場
合(ステップS222:Yes)、つまり、分散印刷で
ない通常の印刷であると判断した場合には、図24に示
すように、全印刷枚数が、印刷可能枚数以下であるかど
うかを判断する(ステップS240)。印刷枚数が印刷
可能枚数以下である場合(ステップS240:Yes)
には、その印刷ジョブデータのすべての枚数を印刷でき
るので、印刷枚数情報で指定されている全印刷枚数を、
印刷許可枚数として、ユーザ情報取得部102に送信す
る(ステップS241)。一方、印刷枚数が印刷可能枚
数よりも大きい場合(ステップS240:No)には、
その印刷ジョブデータのすべての枚数を印刷することは
できないが、印刷可能枚数だけは印刷することができる
ので、印刷可能枚数を、印刷許可枚数として、ユーザ情
報取得部102に送信する(ステップS242)。
【0165】次に、ユーザ管理サーバコンピュータ60
は、該当するユーザがログインしているクライアントコ
ンピュータ20に、印刷最大枚数D11に格納されてい
る枚数を超えてしまうため、送信した印刷ジョブデータ
の印刷が最後まで正常に印刷されないことを示す途中終
了通知、又は、まったく印刷されないことを示す無印刷
通知を送信する(ステップS243)。
【0166】これらステップS241若しくはステップ
S243の処理が終了した後、又は、ステップS22
4、ステップS228、若しくは、ステップS230の
処理が終了した後、又は、ステップS220で印刷許可
枚数送信要求を受信していないと判断した場合(ステッ
プS220:No)には、ユーザ管理サーバコンピュー
タ60は、印刷部106から印刷終了枚数を受信したか
どうかを判断する(ステップS244)。
【0167】印刷終了枚数を受信していた場合(ステッ
プS244:Yes)には、該当するユーザについて、
ユーザ印刷枚数管理テーブルTB10の累積印刷済み枚
数D12を更新する(ステップS245)。具体的に
は、そのユーザについて累積印刷済み枚数D12に格納
されている値に、受信した印刷終了枚数に示されている
値を加算し、これを新たな累積印刷済み枚数D12とし
て格納する。
【0168】このステップS245の処理が完了した場
合、又は、上述したステップS244で印刷終了枚数を
受信していないと判断した場合(ステップS244:N
o)には、ユーザ管理サーバコンピュータ60は、上述
したステップS220の処理に戻る。
【0169】なお、本実施形態におけるプリンタ30A
〜30Dで行われる制御処理及び印刷処理は、上述した
第2実施形態の図14及び図15と同様であり、枚数計
測処理は、上述した第1実施形態の図9と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0170】以上のように、本実施形態に係る印刷シス
テムによれば、この印刷システムにおいて、所定期間内
に各ユーザが印刷できる最大枚数を制限することができ
るとともに、この印刷システムに複数のプリンタが接続
されている場合には分散印刷を実現することができる。
すなわち、ユーザは1つの印刷処理を複数の印刷ジョブ
データに分けた上で、各プリンタ30A〜30Dに送信
することにより、1つの印刷処理を複数のプリンタ30
A〜30Dで印刷させることができ、印刷待ち時間を可
及的に短くすることができる。また、このような分散印
刷を行った場合でも、本実施形態に係る印刷システムに
よれば、ユーザが一定期間内に印刷することのできる印
刷枚数を制限することができる。
【0171】また、本実施形態によれば、各プリンタで
印刷した枚数はユーザ管理サーバコンピュータ60に通
知されて、累積印刷済み枚数D12として一元的に管理
されるので、各ユーザの印刷枚数をこの印刷システムに
接続されているプリンタ全体で管理することができる。
【0172】なお、本実施形態においては、分散印刷を
ユーザ管理サーバコンピュータ60が受け付けた場合
(印刷許可枚数を送信した場合)において、その分散印
刷に関するすべての印刷が終了し、印刷終了枚数が通知
されて累積印刷済み枚数D12に反映される前に、同一
ユーザの印刷許可枚数送信要求(分散印刷であると、通
常印刷であるとを問わない)をユーザ管理サーバコンピ
ュータ60が受信した場合は、それらの印刷許可枚数の
合計が印刷可能枚数を越えるまでは、その印刷を受け付
けて、印刷許可枚数を送信することとしている。なぜな
ら、各プリンタは、印刷許可枚数以上の印刷をすること
はないため、次の印刷ジョブデータの印刷を認めても、
ユーザが結果的に印刷最大枚数以上の印刷をしてしまう
という事態は発生しないからである。
【0173】但し、上述した第1実施形態と同様に、分
散印刷又は通常印刷をユーザ管理サーバコンピュータ6
0が受け付けた場合(印刷許可枚数を送信した場合)に
は、その印刷がすべて終了し、印刷終了枚数が通知され
て累積印刷済み枚数D12に反映されるまで、同一ユー
ザの次の印刷ジョブデータの印刷を受け付けないように
してもよい。
【0174】〔第4実施形態〕本発明の第4実施形態
は、上述した第3実施形態を変形して、印刷可能枚数が
全印刷枚数よりも少ない場合には、分散印刷を行う各プ
リンタに対して、均等に印刷許可枚数を割り付けるよう
にしたものである。より詳しくを、以下に説明する。
【0175】本実施形態に係る印刷システムのハードウ
ェア構成は、上述した図17と同様である。但し、印刷
許可枚数が全印刷枚数よりも少ない場合に、その印刷許
可枚数の割り付け方が、上述した第3実施形態と異な
る。
【0176】図25は、本実施形態に係る分散印刷の一
例を説明する概念図であり、上述した図18に対応する
図である。この図25の例でも、もし、そのユーザのそ
の時点における印刷可能枚数が100枚以上あれば、プ
リンタ30Aで第1枚目〜第25枚目までが印刷され、
プリンタ30Bで第26枚目〜第50枚目までが印刷さ
れ、プリンタ30Cで第51枚目〜第75枚目までが印
刷され、プリンタ30Dで第76枚目〜第100枚目ま
でが印刷される。
【0177】しかし、もしそのユーザのその時点におけ
る印刷可能枚数が100枚未満の場合、例えば80枚で
ある場合、その全印刷枚数を印刷することはできない。
このため、本実施形態に係る印刷システムにおいては、
各プリンタに均等に印刷許可枚数を割り付けるようにし
ている。図25の例で説明すると、そのユーザの印刷可
能枚数が80枚であるので、プリンタ30Aで第1枚目
〜第20枚目までが印刷され、プリンタ30Bで第26
枚目〜第45枚目までが印刷され、プリンタ30Cで第
51枚目〜第70枚目までが印刷され、プリンタ30D
で第76枚目〜第95枚目までが印刷されることとな
る。換言すれば、第21枚目〜第25枚目と、第46枚
目〜第50枚目と、第71枚目〜第75枚目と、第96
枚目〜第100枚目は、印刷されないこととなる。
【0178】また、本実施形態では、上述した第3実施
形態と異なり、各プリンタ30A〜30Dで印刷する枚
数は、均等に割り付けておく必要がある。すなわち、図
25のように100枚印刷する場合には、各プリンタ3
0A〜30Dに25枚ずつの個別印刷枚数を割り当てて
おく必要がある。
【0179】また、本実施形態では、全印刷枚数が、印
刷するプリンタの台数で割り切れない場合、つまり余り
がでる場合には、全体の印刷処理の中で印刷順の早い印
刷を行うプリンタの順に、1枚多く個別印刷枚数を割り
付けることとしている。例えば、図25において、全印
刷枚数が102枚である場合には、プリンタ30Aで第
1枚目〜第26枚目を印刷するように印刷ジョブデータ
が生成され、プリンタ30Bで第27枚目〜第52枚目
を印刷するように印刷ジョブデータが生成され、プリン
タ30Cで第53枚目〜第77枚目を印刷するように印
刷ジョブデータが生成され、プリンタ30Dで第78枚
目〜第102枚目を印刷するように印刷ジョブデータが
生成される。
【0180】さらに、本実施形態では、印刷可能枚数が
全印刷枚数よりも少なく、且つ、印刷可能枚数が、分散
印刷をするプリンタの台数で割り切れない場合、つまり
余りがでる場合には、印刷順の早い印刷を行うプリンタ
の順に、1枚多く印刷許可枚数を割り付けることとして
いる。例えば、図25において、印刷可能枚数が82枚
である場合には、プリンタ30Aに21枚の印刷許可枚
数を与え、プリンタ30Bに21枚の印刷許可枚数を与
え、プリンタ30Cに20枚の印刷許可枚数を与え、プ
リンタ30Dに20枚の印刷許可枚数を与えることとし
ている。
【0181】すなわち、本実施形態において均等とは、
印刷用紙1枚程度の差が生じることは許容する意味で用
いている。つまり、クライアントコンピュータ20が分
散印刷の際に、印刷枚数を各プリンタに均等に割り振っ
たとしても、各プリンタ間で1枚程度の印刷枚数の差が
あることもあり、各プリンタに割り振られる印刷許可枚
数にも各プリンタ間で1枚程度の差があることもあるの
である。
【0182】但し、全印刷枚数を印刷するプリンタの台
数で割った場合に余りがでた場合の余りの分の印刷を、
どのプリンタに割り付けるか、及び、印刷可能枚数を印
刷するプリンタの台数で割った場合に余りがでた場合の
余り分の印刷許可枚数を、どのプリンタに与えるかは、
この例に限られるものでもない。
【0183】本実施形態におけるクライアントコンピュ
ータ20からプリンタ30A〜30Dに送信される印刷
ジョブデータのフォーマットは、上述した図19と同様
である。但し、個別印刷情報D24に格納されている情
報が、上述した第3実施形態と異なる。図26は、本実
施形態に係る個別印刷情報D24のデータフォーマット
を示す図である。
【0184】この図26に示すように、個別印刷情報D
24は、個別印刷枚数情報D31と、印刷プリンタ台数
情報D34と、印刷順情報D35とを備えている。個別
印刷枚数情報D31には、上述した第3実施形態と同様
に、個別印刷枚数が格納される。
【0185】印刷プリンタ台数情報D34には、その印
刷処理を全部で何台のプリンタで分散して印刷するかの
情報が格納される。図25の例では、「4」が格納され
ることとなる。印刷情報D24には、印刷データD21
を印刷するプリンタが、全体の印刷処理の中で何番目の
印刷順の印刷するものであるのかを示す情報が格納され
る。図25の例では、プリンタ30Aに送信された印刷
ジョブデータの印刷順情報D35には、「1」が格納さ
れており、プリンタ30Bに送信された印刷ジョブデー
タの印刷順情報D35には、「2」が格納されており、
プリンタ30Cに送信された印刷ジョブデータの印刷順
情報D35には、「3」が格納されており、プリンタ3
0Dに送信された印刷ジョブデータの印刷順情報D35
には、「4」が格納されていることになる。
【0186】図21に示すように、これら印刷プリンタ
台数情報D34と印刷順情報D35は、個別印刷枚数情
報D31とともに、個別印刷情報D24として、受信部
100からユーザ情報取得部102に送信され、このユ
ーザ情報取得部102からユーザ管理サーバコンピュー
タ60に送信される。
【0187】次に、図27に基づいて、ユーザ管理サー
バコンピュータ60で行われるユーザ印刷枚数管理処理
について詳しく説明する。この図27は、ユーザ管理サ
ーバコンピュータ60で行われるユーザ印刷枚数管理処
理の内容を説明するためのフローチャートを示す図であ
り、上述した図23に対応している。
【0188】図27に示すように、本実施形態に係るユ
ーザ印刷枚数管理処理においては、ステップS220〜
ステップS224までの処理は、上述した第3実施形態
と同様である。但し、ステップS223で、全印刷枚数
が印刷可能枚数よりも多い場合(ステップS223:N
o)の処理が異なる。
【0189】すなわち、ステップS223で、全印刷枚
数が印刷可能枚数よりも多い場合には、その分散印刷の
すべての印刷をすることはできないことを意味している
ので、ユーザ管理サーバコンピュータ60は、印刷可能
枚数を、受信した印刷許可枚数送信要求に含まれている
印刷プリンタ台数情報で特定される印刷プリンタ台数で
割り、その商と余りを算出する(ステップS330)。
【0190】次に、ユーザ管理サーバコンピュータ60
は、その算出した余りがゼロであるかどうかを判断する
(ステップS331)。余りがゼロである場合(ステッ
プS331:Yes)には、印刷可能枚数が印刷プリン
タ台数で割り切れることを意味しているので、ユーザ管
理サーバコンピュータ60は、商の値を印刷許可枚数と
して、該当するプリンタのユーザ情報取得部102に送
信する(ステップS333)。そして、その印刷ジョブ
データを送信したユーザがログインしているクライアン
トコンピュータ20に、該当するプリンタでの印刷は途
中で終了してしまうことを示す途中終了通知、又は、全
く印刷されないことを示す無印刷通知を送信する(ステ
ップS333)。
【0191】これに対して、上述したステップS331
で、余りがゼロでないと判断した場合(ステップS33
1:No)には、その余りの値が、受信した印刷許可枚
数送信要求に含まれている印刷順情報で特定される印刷
順以下であるかどうかを判断する(ステップS33
4)。余りの値が印刷順より大きい場合(ステップS3
34:No)には、そのプリンタには1枚多く印刷許可
枚数を割り付ける必要はないので、商の値を印刷許可枚
数として、プリンタのユーザ情報取得部102に送信す
る(ステップS332)。
【0192】一方、余りの値が印刷順以下である場合
(ステップS334:Yes)には、そのプリンタには
1枚多く印刷許可枚数を割り付ける必要があるので、商
の値に1を加えた値を印刷許可枚数として、プリンタの
ユーザ情報取得部102に送信する(ステップS33
5)。そして、その印刷ジョブデータを送信したユーザ
がログインしているクライアントコンピュータ20に、
該当するプリンタでの印刷は途中で終了してしまうこと
を示す途中終了通知を送信する(ステップS336)。
【0193】これらステップS224、ステップS33
3、又は、ステップS336の処理を終了した後は、上
述した図24と同様の処理であるので説明を省略する。
また、本実施形態における上述した以外の処理は、第3
実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0194】以上のように、本実施形態に係る印刷シス
テムによれば、この印刷システムにおいて、所定期間内
に各ユーザが印刷できる最大枚数を制限することができ
るとともに、この印刷システムに複数のプリンタが接続
されている場合には分散印刷を実現することができる。
すなわち、ユーザは1つの印刷処理を複数の印刷ジョブ
データに分けた上で、各プリンタ30A〜30Dに送信
することにより、1つの印刷処理を複数のプリンタ30
A〜30Dで印刷させることができ、印刷待ち時間を可
及的に短くすることができる。また、このような分散印
刷を行った場合でも、本実施形態に係る印刷システムに
よれば、ユーザが一定期間内に印刷することのできる印
刷枚数を制限することができる。
【0195】また、本実施形態によれば、各プリンタで
印刷した枚数はユーザ管理サーバコンピュータ60に通
知されて、累積印刷済み枚数D12として一元的に管理
されるので、各ユーザの印刷枚数をこの印刷システムに
接続されているプリンタ全体で管理することができる。
【0196】なお本発明は上記実施形態に限定されずに
種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態にお
いては、図2のユーザ印刷枚数管理テーブルTB10に
おいて、各時点で、ユーザが印刷できる枚数である印刷
可能枚数を管理するために、保持すべきデータは、この
例に限るものではない。例えば、上述した実施形態にお
いては、印刷可能枚数を印刷最大枚数D11から累積印
刷済み枚数D12を減算して算出することとしたが、こ
れら印刷最大枚数D11及び累積印刷済み枚数D12の
代わりに、又は、これら印刷最大枚数D11及び累積印
刷済み枚数D12に加えて、印刷可能枚数をデータとし
て保持するようにしてもよい。印刷可能枚数をデータと
して保持する場合には、印刷可能枚数送信要求又は印刷
許可枚数送信要求を受信する都度、印刷可能枚数を算出
する必要がなくなる。但し、印刷部106から印刷終了
枚数を受信する毎に、印刷可能枚数の値を、印刷終了枚
数分だけ、減算する必要がある。
【0197】また、上述した実施形態では、印刷媒体が
印刷用紙である場合を例に説明したが、印刷媒体はこれ
に限るものではなく、例えば、OHPシート等の他の印
刷媒体であっても本発明を適用することができる。
【0198】さらに、上述の実施形態で説明した各処理
については、これら各処理を実行するためのプログラム
をフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc
-Read Only Memory)、ROM、メモリカード等の記録
媒体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能で
ある。この場合、このプログラムが記録された記録媒体
をプリンタ30及び/又はユーザ管理サーバコンピュー
タ60に読み込ませ、実行させることにより、上述した
実施形態を実現することができる。
【0199】また、プリンタ30及び/又はユーザ管理
サーバコンピュータ60は、オペレーティングシステム
や別のアプリケーションプログラム等の他のプログラム
を備える場合がある。この場合、プリンタ30及び/又
はユーザ管理サーバコンピュータ60の備える他のプロ
グラムを活用し、記録媒体にはそのプリンタ30及び/
又はユーザ管理サーバコンピュータ60が備えるプログ
ラムの中から、上述した実施形態と同等の処理を実現す
るプログラムを呼び出すような命令を記録するようにし
てもよい。
【0200】さらに、このようなプログラムは、記録媒
体の形ではなく、ネットワークを通じて搬送波として頒
布することも可能である。ネットワーク上を搬送波の形
で伝送されたプログラムは、プリンタ30及び/又はユ
ーザ管理サーバコンピュータ60に取り込まれて、この
プログラムを実行することにより上述した実施形態を実
現することができる。
【0201】また、記録媒体にプログラムを記録する際
や、ネットワーク上を搬送波として伝送される際に、プ
ログラムの暗号化や圧縮化がなされている場合がある。
この場合には、これら記録媒体や搬送波からプログラム
を読み込んだプリンタ30及び/又はユーザ管理サーバ
コンピュータ60は、そのプログラムの復号化や伸張化
を行った上で、実行する必要がある。
【0202】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプリ
ンタ及び印刷システムによれば、印刷数量特定手段によ
り、ユーザ特定手段で特定したユーザに対して、当該プ
リンタがその時点で印刷できる数量である印刷可能数量
を特定し、カウント手段のカウントした値と、印刷数量
特定手段で特定した印刷可能数量とを比較して、カウン
トの値が、印刷可能数量を越えた場合には、印刷を停止
することとしたので、各ユーザが印刷することのできる
枚数を制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1施形態及び第2実施形態に係る印
刷システムのハードウェア構成の一例を示す図。
【図2】本発明の第1乃至第4実施形態に係る印刷シス
テムのユーザ管理サーバコンピュータが保持する、ユー
ザ印刷枚数管理テーブルの構成の一例を示す図。
【図3】第1実施形態に係る印刷システムにおいて、ク
ライアントコンピュータからプリンタに印刷ジョブデー
タが送信された場合の処理の概要を説明するブロック
図。
【図4】第1実施形態において、クライアントコンピュ
ータからプリンタに送信される印刷ジョブデータのフォ
ーマットの一例を示す図。
【図5】第1実施形態におけるユーザ情報取得処理の内
容を説明するフローチャートを示す図。
【図6】第1実施形態におけるユーザ印刷枚数管理処理
の内容を説明するフローチャートを示す図。
【図7】第1実施形態における制御処理の内容を説明す
るフローチャートを示す図。
【図8】第1実施形態における印刷処理の内容を説明す
るフローチャートを示す図。
【図9】第1乃至第4実施形態における枚数計測処理の
内容を説明するフローチャートを示す図。
【図10】第2実施形態において、クライアントコンピ
ュータからプリンタに送信される印刷ジョブデータのフ
ォーマットの一例を示す図。
【図11】第2実施形態に係る印刷システムにおいて、
クライアントコンピュータからプリンタに印刷ジョブデ
ータが送信された場合の処理の概要を説明するブロック
図。
【図12】第2実施形態におけるユーザ情報取得処理の
内容を説明するフローチャートを示す図。
【図13】第2実施形態におけるユーザ印刷枚数管理処
理の内容を説明するフローチャートを示す図。
【図14】第2乃至第4実施形態における制御処理の内
容を説明するフローチャートを示す図。
【図15】第2乃至第4実施形態における印刷処理の内
容を説明するフローチャートを示す図。
【図16】第2実施形態の変形例に係る印刷システムに
おいて、クライアントコンピュータからプリンタに印刷
ジョブデータが送信された場合の処理の概要を説明する
ブロック図。
【図17】本発明の第3施形態及び第4実施形態に係る
印刷システムのハードウェア構成の一例を示す図。
【図18】第3実施形態に係る印刷システムで行われる
分散印刷の処理概念を説明する図。
【図19】第3及び第4実施形態において、クライアン
トコンピュータからプリンタに送信される印刷ジョブデ
ータのフォーマットの一例を示す図。
【図20】第3実施形態において、クライアントコンピ
ュータからプリンタに送信される印刷ジョブデータに含
まれている個別印刷情報のフォーマットの一例を示す
図。
【図21】第3及び第4実施形態に係る印刷システムに
おいて、クライアントコンピュータからプリンタに印刷
ジョブデータが送信された場合の処理の概要を説明する
ブロック図。
【図22】第3及び第4実施形態におけるユーザ情報取
得処理の内容を説明するフローチャートを示す図。
【図23】第3実施形態におけるユーザ印刷枚数管理処
理の内容を説明するフローチャートを示す図(その
1)。
【図24】第3実施形態におけるユーザ印刷枚数管理処
理の内容を説明するフローチャートを示す図(その
2)。
【図25】第4実施形態に係る印刷システムで行われる
分散印刷の処理概念を説明する図。
【図26】第4実施形態において、クライアントコンピ
ュータからプリンタに送信される印刷ジョブデータに含
まれている個別印刷情報のフォーマットの一例を示す
図。
【図27】第4実施形態におけるユーザ印刷枚数管理処
理の内容を説明するフローチャートを示す図。
【符号の説明】
10 ネットワーク 20 クライアントコンピュータ 30 プリンタ 32 CPU 34 RAM 36 ROM 38 ハードディスク 40 印刷エンジン 50 内部バス 52、54 インターフェース 60 ユーザ管理サーバコンピュータ 62 CPU 64 RAM 66 ROM 68 ハードディスク 70 内部バス 72 インターフェース

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷ジョブデータを受信した場合に、その
    印刷ジョブデータを送信したユーザを特定する、ユーザ
    特定手段と、 前記ユーザ特定手段で特定したユーザに対して、当該プ
    リンタがその時点で印刷できる数量である印刷可能数量
    を特定する、印刷数量特定手段と、 前記印刷ジョブデータに基づいて、印刷を行う、印刷実
    行手段と、 前記印刷実行手段で印刷された数量をカウントする、カ
    ウント手段と、 前記カウント手段のカウントした値と、前記印刷数量特
    定手段で特定した印刷可能数量とを比較して、前記カウ
    ントの値が、前記印刷可能数量を越えた場合には、前記
    印刷実行手段での印刷を停止する、停止手段と、 を備えることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】前記印刷数量特定手段は、 ユーザ特定手段で特定したユーザについて、そのユーザ
    がその時点で印刷できる最大の枚数である印刷可能枚数
    を送信するように要求する、印刷可能枚数送信要求を、
    管理コンピュータに送信する、印刷可能枚数送信要求送
    信手段と、 前記管理コンピュータから、前記印刷可能枚数を受信す
    る、印刷可能枚数受信手段と、 を備え、 前記印刷数量特定手段は、前記印刷可能枚数受信手段が
    受信した前記印刷可能枚数を、前記印刷可能数量とす
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】前記印刷ジョブデータに基づいて、その印
    刷ジョブデータの印刷枚数である印刷ジョブデータ印刷
    枚数を特定する、印刷ジョブデータ印刷枚数特定手段
    を、さらに備えるとともに、 前記印刷数量特定手段は、 前記ユーザ特定手段で特定したユーザについて、前記印
    刷ジョブデータ印刷枚数特定手段で特定した印刷ジョブ
    データ印刷枚数分の印刷許可を求めるために、前記印刷
    ジョブデータ印刷枚数を含んだ印刷許可枚数送信要求
    を、管理コンピュータに送信する、印刷許可枚数送信要
    求送信手段と、 前記管理コンピュータから、前記印刷許可枚数を受信す
    る、印刷許可枚数受信手段と、 を備え、 前記印刷数量特定手段は、前記印刷許可枚数受信手段が
    受信した前記印刷許可枚数を、前記印刷可能数量とす
    る、 ることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】前記印刷ジョブデータには、前記印刷ジョ
    ブデータ印刷枚数が、印刷枚数情報として含まれてお
    り、前記印刷ジョブデータ印刷枚数特定手段は、この印
    刷ジョブデータに含まれている前記印刷枚数情報に基づ
    いて、前記印刷ジョブデータ印刷枚数を特定する、こと
    を特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】前記印刷ジョブデータに基づいて、その印
    刷ジョブデータ自体の印刷枚数である印刷ジョブデータ
    個別印刷枚数を特定する、印刷ジョブデータ個別印刷枚
    数特定手段と、 前記印刷ジョブデータに基づいて、分散して処理される
    印刷処理全体の印刷枚数である全印刷枚数を特定する、
    全印刷枚数特定手段と、 をさらに備えるとともに、 前記印刷数量特定手段は、 前記ユーザ特定手段で特定したユーザについて、前記印
    刷ジョブデータ個別印刷枚数特定手段で特定した印刷ジ
    ョブデータ個別印刷枚数分の印刷許可を求めるために、
    前記印刷ジョブデータ個別印刷枚数と前記全印刷枚数と
    を含んだ印刷許可枚数送信要求を、管理コンピュータに
    送信する、印刷許可枚数送信要求送信手段と、 前記管理コンピュータから、前記印刷許可枚数を受信す
    る、印刷許可枚数受信手段と、 を備え、 前記印刷数量特定手段は、前記印刷許可枚数受信手段が
    受信した前記印刷許可枚数を、前記印刷可能数量とす
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】前記印刷ジョブデータには、前記印刷ジョ
    ブデータ個別印刷枚数が、個別印刷枚数情報として含ま
    れており、前記全印刷枚数が、全印刷枚数情報として含
    まれており、 前記印刷ジョブデータ個別印刷枚数特定手段は、この印
    刷ジョブデータに含まれている前記個別印刷枚数情報に
    基づいて、前記印刷ジョブデータ個別印刷枚数を特定
    し、前記全印刷枚数特定手段は、この印刷ジョブデータ
    に含まれている前記全印刷枚数情報に基づいて、前記全
    印刷枚数を特定する、ことを特徴とする請求項5に記載
    のプリンタ。
  7. 【請求項7】前記印刷ジョブデータのすべての印刷が終
    了した時点で、又は、前記印刷ジョブデータの印刷が途
    中で停止した時点で、前記カウント手段のカウントの値
    を、印刷終了枚数として、前記管理コンピュータに送信
    する、印刷終了枚数送信手段を、さらに備えることを特
    徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載のプリ
    ンタ。
  8. 【請求項8】1又は複数のクライアントコンピュータ
    と、1又は複数のプリンタと、管理コンピュータとが、
    ネットワークを介して接続された、印刷システムであっ
    て、 前記プリンタは、 前記クライアントコンピュータから印刷ジョブデータを
    受信した場合に、その印刷ジョブデータを送信したユー
    ザを特定する、ユーザ特定手段と、 前記ユーザ特定手段で特定したユーザに対して、当該プ
    リンタがその時点で印刷できる数量である印刷可能数量
    を、前記管理コンピュータから取得する、印刷数量取得
    手段と、 前記印刷ジョブデータに基づいて、印刷を行う、印刷実
    行手段と、 前記印刷実行手段で印刷された数量をカウントする、カ
    ウント手段と、 前記カウント手段のカウントした値と、前記印刷数量特
    定手段で特定した印刷可能数量とを比較して、前記カウ
    ントの値が、前記印刷可能数量を越えた場合には、前記
    印刷実行手段での印刷を停止する、停止手段と、 を備えることを特徴とする印刷システム。
  9. 【請求項9】前記管理コンピュータは、各ユーザ毎に、
    その時点でそのユーザが印刷できる枚数である印刷可能
    枚数を管理するためのユーザ印刷枚数管理手段を備えて
    いる、ことを特徴とする請求項8に記載の印刷システ
    ム。
  10. 【請求項10】前記プリンタの前記印刷数量取得手段
    は、 ユーザ特定手段で特定したユーザについて、そのユーザ
    がその時点で印刷できる最大の枚数である印刷可能枚数
    を送信するように要求する、印刷可能枚数送信要求を、
    前記管理コンピュータに送信する、印刷可能枚数送信要
    求送信手段と、 前記管理コンピュータから、前記印刷可能枚数を受信す
    る、印刷可能枚数受信手段と、 を備え、 前記プリンタの印刷数量取得手段は、前記印刷可能枚数
    受信手段が受信した前記印刷可能枚数を、前記印刷可能
    数量とするとともに、 前記管理コンピュータは、 前記印刷可能枚数送信要求を受信した場合には、前記ユ
    ーザ印刷枚数管理手段に基づいて、そのユーザの前記印
    刷可能枚数を特定する、印刷可能枚数特定手段と、 前記印刷可能枚数特定手段が特定した前記印刷可能枚数
    を、前記印刷可能枚数送信要求を送信したプリンタに送
    信する、印刷可能枚数送信手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の印刷
    システム。
  11. 【請求項11】前記プリンタは、前記印刷ジョブデータ
    に基づいて、その印刷ジョブデータの印刷枚数である印
    刷ジョブデータ印刷枚数を特定する、印刷ジョブデータ
    印刷枚数特定手段を、さらに備えるとともに、 前記プリンタの前記印刷数量取得手段は、 前記ユーザ特定手段で特定したユーザについて、前記印
    刷ジョブデータ印刷枚数特定手段で特定した印刷ジョブ
    データ印刷枚数分の印刷許可を求めるために、前記印刷
    ジョブデータ印刷枚数を含んだ印刷許可枚数送信要求
    を、管理コンピュータに送信する、印刷許可枚数送信要
    求送信手段と、 前記管理コンピュータから、前記印刷許可枚数を受信す
    る、印刷許可枚数受信手段と、 を備え、 前記プリンタの前記印刷数量取得手段は、前記印刷許可
    枚数受信手段が受信した前記印刷許可枚数を、前記印刷
    可能数量とするとともに、 前記管理コンピュータは、 前記印刷可能枚数送信要求を受信した場合には、前記ユ
    ーザ印刷枚数管理手段に基づいて、そのユーザの前記印
    刷可能枚数を特定する、印刷可能枚数特定手段と、 前記印刷許可枚数送信要求に含まれている前記印刷ジョ
    ブデータ印刷枚数が、前記印刷可能枚数特定手段が特定
    した前記印刷可能枚数以下である場合には、前記印刷ジ
    ョブデータ印刷枚数を前記印刷許可枚数として、前記印
    刷可能枚数送信要求を送信したプリンタに送信し、前記
    印刷許可枚数送信要求に含まれている前記印刷ジョブデ
    ータ印刷枚数が、前記印刷可能枚数特定手段が特定した
    前記印刷可能枚数よりも多い場合には、前記印刷可能枚
    数を前記印刷許可枚数として、前記印刷可能枚数送信要
    求を送信したプリンタに送信する、印刷可能枚数送信手
    段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の印刷
    システム。
  12. 【請求項12】前記印刷ジョブデータには、前記印刷ジ
    ョブデータ印刷枚数が、印刷枚数情報として含まれてお
    り、前記印刷ジョブデータ印刷枚数特定手段は、この印
    刷ジョブデータに含まれている前記印刷枚数情報に基づ
    いて、前記印刷ジョブデータ印刷枚数を特定する、こと
    を特徴とする請求項11に記載の印刷システム。
  13. 【請求項13】前記プリンタは、 前記印刷ジョブデータに基づいて、その印刷ジョブデー
    タ自体の印刷枚数である印刷ジョブデータ個別印刷枚数
    を特定する、印刷ジョブデータ個別印刷枚数特定手段
    と、 前記印刷ジョブデータに基づいて、分散して処理される
    印刷処理全体の印刷枚数である全印刷枚数を特定する、
    全印刷枚数特定手段と、 をさらに備えるとともに、 前記プリンタの前記印刷数量取得手段は、 前記ユーザ特定手段で特定したユーザについて、前記印
    刷ジョブデータ個別印刷枚数特定手段で特定した印刷ジ
    ョブデータ個別印刷枚数分の印刷許可を求めるために、
    前記印刷ジョブデータ個別印刷枚数と前記全印刷枚数と
    を含んだ印刷許可枚数送信要求を、管理コンピュータに
    送信する、印刷許可枚数送信要求送信手段と、 前記管理コンピュータから、前記印刷許可枚数を受信す
    る、印刷許可枚数受信手段と、 を備え、 前記プリンタの前記印刷数量取得手段は、前記印刷許可
    枚数受信手段が受信した前記印刷許可枚数を、前記印刷
    可能数量とするとともに、 前記管理コンピュータは、 前記印刷可能枚数送信要求を受信した場合には、前記ユ
    ーザ印刷枚数管理手段に基づいて、そのユーザの前記印
    刷可能枚数を特定する、印刷可能枚数特定手段と、 前記印刷許可枚数送信要求に含まれている前記全印刷枚
    数が、前記印刷可能枚数特定手段が特定した前記印刷可
    能枚数以下である場合には、前記印刷ジョブデータ個別
    印刷枚数を前記印刷許可枚数として、前記印刷可能枚数
    送信要求を送信したプリンタに送信し、前記印刷許可枚
    数送信要求に含まれている前記全印刷枚数が、前記印刷
    可能枚数特定手段が特定した前記印刷可能枚数よりも多
    い場合には、印刷処理全体の中で印刷順の早い印刷媒体
    を印刷するプリンタに優先的に印刷可能枚数を割り当て
    て、これを前記印刷許可枚数として、前記印刷可能枚数
    送信要求を送信したプリンタに送信する、印刷可能枚数
    送信手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の印刷
    システム。
  14. 【請求項14】前記プリンタは、 前記印刷ジョブデータに基づいて、その印刷ジョブデー
    タ自体の印刷枚数である印刷ジョブデータ個別印刷枚数
    を特定する、印刷ジョブデータ個別印刷枚数特定手段
    と、 前記印刷ジョブデータに基づいて、分散して処理される
    印刷処理全体の印刷枚数である全印刷枚数を特定する、
    全印刷枚数特定手段と、 をさらに備えるとともに、 前記プリンタの前記印刷数量取得手段は、 前記ユーザ特定手段で特定したユーザについて、前記印
    刷ジョブデータ個別印刷枚数特定手段で特定した印刷ジ
    ョブデータ個別印刷枚数分の印刷許可を求めるために、
    前記印刷ジョブデータ個別印刷枚数と前記全印刷枚数と
    を含んだ印刷許可枚数送信要求を、管理コンピュータに
    送信する、印刷許可枚数送信要求送信手段と、 前記管理コンピュータから、前記印刷許可枚数を受信す
    る、印刷許可枚数受信手段と、 を備え、 前記プリンタの前記印刷数量特定手段は、前記印刷許可
    枚数受信手段が受信した前記印刷許可枚数を、前記印刷
    可能数量とするとともに、 前記管理コンピュータは、 前記印刷可能枚数送信要求を受信した場合には、前記ユ
    ーザ印刷枚数管理手段に基づいて、そのユーザの前記印
    刷可能枚数を特定する、印刷可能枚数特定手段と、 前記印刷許可枚数送信要求に含まれている前記全印刷枚
    数が、前記印刷可能枚数特定手段が特定した前記印刷可
    能枚数以下である場合には、前記印刷ジョブデータ個別
    印刷枚数を前記印刷許可枚数として、前記印刷可能枚数
    送信要求を送信したプリンタに送信し、前記印刷許可枚
    数送信要求に含まれている前記全印刷枚数が、前記印刷
    可能枚数特定手段が特定した前記印刷可能枚数よりも多
    い場合には、この印刷処理を分散して印刷するプリンタ
    に均等に前記印刷可能枚数を割り当てて、これを前記印
    刷許可枚数として、前記印刷可能枚数送信要求を送信し
    たプリンタに送信する、印刷可能枚数送信手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の印刷
    システム。
  15. 【請求項15】前記印刷ジョブデータには、前記印刷ジ
    ョブデータ個別印刷枚数が、個別印刷枚数情報として含
    まれており、前記全印刷枚数が、全印刷枚数情報として
    含まれており、 前記プリンタの前記印刷ジョブデータ個別印刷枚数特定
    手段は、この印刷ジョブデータに含まれている前記個別
    印刷枚数情報に基づいて、前記印刷ジョブデータ個別印
    刷枚数を特定し、前記全印刷枚数特定手段は、この印刷
    ジョブデータに含まれている前記全印刷枚数情報に基づ
    いて、前記全印刷枚数を特定する、ことを特徴とする請
    求項13又は請求項14に記載の印刷システム。
  16. 【請求項16】前記プリンタは、前記印刷ジョブデータ
    のすべての印刷が終了した時点で、又は、前記印刷ジョ
    ブデータの印刷が途中で停止した時点で、前記カウント
    手段のカウントの値を、印刷終了枚数として、前記管理
    コンピュータに送信する、印刷終了枚数送信手段を、さ
    らに備えることを特徴とする請求項8乃至請求項15の
    いずれかに記載の印刷システム。
  17. 【請求項17】前記管理コンピュータは、前記プリンタ
    から前記印刷終了枚数を受信した場合には、その印刷終
    了枚数に基づいて、前記ユーザ印刷枚数管理手段を更新
    する、更新手段を、さらに備えることを特徴とする請求
    項16に記載の印刷システム。
  18. 【請求項18】前記管理コンピュータのユーザ印刷枚数
    管理手段は、各ユーザ毎に定められた印刷できる最大の
    枚数である印刷最大枚数と、各ユーザがそれまでに印刷
    した累積枚数である累積印刷済み枚数とを保持してい
    る、ことを特徴とする請求項8乃至請求項17のいずれ
    かに記載の印刷システム。
  19. 【請求項19】印刷ジョブデータを受信した場合に、そ
    の印刷ジョブデータを送信したユーザを特定する、ユー
    ザ特定工程と、 前記ユーザ特定工程で特定したユーザに対して、当該プ
    リンタがその時点で印刷できる数量である印刷可能数量
    を特定する、印刷数量特定工程と、 前記印刷ジョブデータに基づいて、印刷を行う、印刷実
    行工程と、 前記印刷実行工程で印刷された数量をカウントする、カ
    ウント工程と、 前記カウント工程のカウントした値と、前記印刷数量特
    定工程で特定した印刷可能数量とを比較して、前記カウ
    ントの値が、前記印刷可能数量を越えた場合には、前記
    印刷実行工程での印刷を停止する、停止工程と、 を備えることを特徴とするプリンタの制御方法。
  20. 【請求項20】1又は複数のクライアントコンピュータ
    と、1又は複数のプリンタと、管理コンピュータとが、
    ネットワークを介して接続された、印刷システムの制御
    方法であって、 前記プリンタは、 前記クライアントコンピュータから印刷ジョブデータを
    受信した場合に、その印刷ジョブデータを送信したユー
    ザを特定する、ユーザ特定工程と、 前記ユーザ特定工程で特定したユーザに対して、当該プ
    リンタがその時点で印刷できる数量である印刷可能数量
    を、前記管理コンピュータから取得する、印刷数量取得
    工程と、 前記印刷ジョブデータに基づいて、印刷を行う、印刷実
    行工程と、 前記印刷実行工程で印刷された数量をカウントする、カ
    ウント工程と、 前記カウント工程のカウントした値と、前記印刷数量特
    定工程で特定した印刷可能数量とを比較して、前記カウ
    ントの値が、前記印刷可能数量を越えた場合には、前記
    印刷実行工程での印刷を停止する、停止工程と、 を備えることを特徴とする印刷システムの制御方法。
  21. 【請求項21】印刷ジョブデータを受信した場合に、そ
    の印刷ジョブデータを送信したユーザを特定する、ユー
    ザ特定ステップと、 前記ユーザ特定ステップで特定したユーザに対して、当
    該プリンタがその時点で印刷できる数量である印刷可能
    数量を特定する、印刷数量特定ステップと、 前記印刷ジョブデータに基づいて、印刷を行う、印刷実
    行ステップと、 前記印刷実行ステップで印刷された数量をカウントす
    る、カウントステップと、 前記カウントステップのカウントした値と、前記印刷数
    量特定ステップで特定した印刷可能数量とを比較して、
    前記カウントの値が、前記印刷可能数量を越えた場合に
    は、前記印刷実行ステップでの印刷を停止する、停止ス
    テップと、 をプリンタに実行させるためのプログラム。
  22. 【請求項22】1又は複数のクライアントコンピュータ
    と、1又は複数のプリンタと、管理コンピュータとが、
    ネットワークを介して接続された、印刷システムを制御
    するためのプログラムであって、 前記プリンタに、 前記クライアントコンピュータから印刷ジョブデータを
    受信した場合に、その印刷ジョブデータを送信したユー
    ザを特定する、ユーザ特定ステップと、 前記ユーザ特定ステップで特定したユーザに対して、当
    該プリンタがその時点で印刷できる数量である印刷可能
    数量を、前記管理コンピュータから取得する、印刷数量
    取得ステップと、 前記印刷ジョブデータに基づいて、印刷を行う、印刷実
    行ステップと、 前記印刷実行ステップで印刷された数量をカウントす
    る、カウントステップと、 前記カウントステップのカウントした値と、前記印刷数
    量特定ステップで特定した印刷可能数量とを比較して、
    前記カウントの値が、前記印刷可能数量を越えた場合に
    は、前記印刷実行ステップでの印刷を停止する、停止ス
    テップと、 を実行させるプログラム。
  23. 【請求項23】印刷ジョブデータを受信した場合に、そ
    の印刷ジョブデータを送信したユーザを特定する、ユー
    ザ特定ステップと、 前記ユーザ特定ステップで特定したユーザに対して、当
    該プリンタがその時点で印刷できる数量である印刷可能
    数量を特定する、印刷数量特定ステップと、 前記印刷ジョブデータに基づいて、印刷を行う、印刷実
    行ステップと、 前記印刷実行ステップで印刷された数量をカウントす
    る、カウントステップと、 前記カウントステップのカウントした値と、前記印刷数
    量特定ステップで特定した印刷可能数量とを比較して、
    前記カウントの値が、前記印刷可能数量を越えた場合に
    は、前記印刷実行ステップでの印刷を停止する、停止ス
    テップと、 をプリンタに実行させるためのプログラムが記録された
    記録媒体。
  24. 【請求項24】1又は複数のクライアントコンピュータ
    と、1又は複数のプリンタと、管理コンピュータとが、
    ネットワークを介して接続された、印刷システムを制御
    するためのプログラムが記録された記録媒体であって、 前記プリンタに、 前記クライアントコンピュータから印刷ジョブデータを
    受信した場合に、その印刷ジョブデータを送信したユー
    ザを特定する、ユーザ特定ステップと、 前記ユーザ特定ステップで特定したユーザに対して、当
    該プリンタがその時点で印刷できる数量である印刷可能
    数量を、前記管理コンピュータから取得する、印刷数量
    取得ステップと、 前記印刷ジョブデータに基づいて、印刷を行う、印刷実
    行ステップと、 前記印刷実行ステップで印刷された数量をカウントす
    る、カウントステップと、 前記カウントステップのカウントした値と、前記印刷数
    量特定ステップで特定した印刷可能数量とを比較して、
    前記カウントの値が、前記印刷可能数量を越えた場合に
    は、前記印刷実行ステップでの印刷を停止する、停止ス
    テップと、 を実行させるプログラムが記録された記録媒体。
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