JP2003205486A - ロボット等の関節構造 - Google Patents

ロボット等の関節構造

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JP2003205486A
JP2003205486A JP2002003970A JP2002003970A JP2003205486A JP 2003205486 A JP2003205486 A JP 2003205486A JP 2002003970 A JP2002003970 A JP 2002003970A JP 2002003970 A JP2002003970 A JP 2002003970A JP 2003205486 A JP2003205486 A JP 2003205486A
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casing
robot
speed reducer
gear
joint
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JP2002003970A
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Koji Nakamura
江児 中村
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Nabtesco Corp
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Teijin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量でかつコンパクトなロボット等の関節構造
を提供する。 【解決手段】基部ケーシング10から減速機20を介し
て端部ケーシング30を回動可能にしたロボット等の関
節構造において、基部ケーシング10に減速機20の構
造体である支持体24を形成し、端部ケーシング30の
一端に減速機20の構造体である内歯歯車21を形成
し、基部ケーシング10と減速機20との取付け部を省
略している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットや工作機
械等の回動関節部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロボットの関節部の構造として
は、例えば特開昭64−20993号公報に記載されて
いるようなものが知られている。このものは、ロボット
の腕部分と手部分とが連結される関節部において、腕部
分の基部(支持)ケーシングに手部分の端部(可動)ケ
ーシングを回動自在に軸支し、基部ケーシング側に配置
した電動モータにより、減速機を介して回動させるよう
にしている。基部ケーシングには、減速機のケースを取
り付けるための取付部が形成され、端部ケーシングの一
側には、減速機の出力軸に結合される結合部が形成され
ている。さらに、端部ケーシングの他側には、手回転用
のもう1つの減速機を取り付けるための取付部を形成し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のロボットの関節部の構造では、基部ケーシン
グの取付部に減速機のケースをボルトで締結するように
なっており、この結果、2つのケーシングが存在し、減
速機のケースの外側に基部ケーシングが存在することと
なり、関節部は大きく、また、重くなる問題があった。
【0004】また、減速機の出力軸には、端部ケーシン
グの一側の結合部(取付部)をボルトで締結し、さら
に、端部ケーシングの他側の取付部には、もう1つの減
速機をボルトで締結するようになっており、ますます、
関節部は大きくかつ重くなっていた。
【0005】さらに、きめ細かな動作を行なう産業用ロ
ボットにおいて関節部が大きくなると、動作範囲に制約
を受けるため動作範囲が狭くなったり、周囲の装置と衝
突し易くなる等の問題があった。
【0006】そこで、本発明は、軽量でかつコンパクト
なロボット等の関節構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のロボット等の関節構造は、基部ケーシング
から減速機を介して端部ケーシングを回動可能にしたロ
ボット等の関節構造において、基部ケーシングに減速機
の少なくとも1つの構造体を形成していることを特徴と
している。従って、基部ケーシングと減速機との取付け
部を省略した構成であるので、関節部を軽量でかつコン
パクトにすることができる。また、本発明のロボット等
の関節構造をロボットの手首関節に用いれば、ロボット
が搬送物を搬送する重量を増やすことができる。また本
発明のロボット等の関節構造は、基部ケーシングから減
速機を介して端部ケーシングを回動可能にしたロボット
等の関節構造において、端部ケーシングの一側に減速機
の少なくとも1つの構造体を形成していることを特徴と
している。従って、端部ケーシングと減速機との取付け
部を省略した構成であるので、関節部を軽量でかつコン
パクトにすることができる。また、本発明のロボット等
の関節構造をロボットの手首関節に用いれば、ロボット
が搬送物を搬送する重量を増やすことができる。さらに
本発明のロボット等の関節構造は、第2減速機が前記端
部ケーシングに設けられ、端部ケーシングの他側に第2
減速機の少なくとも1つの構造体を形成していることを
特徴としている。従って、端部ケーシングと第2減速機
との取付け部を省略した構成であるので、第2減速機を
設けたロボット等の関節構造においても関節部を軽量で
かつコンパクトにすることができる。また、本発明のロ
ボット等の関節構造をロボットの手首関節に用いれば、
ロボットが搬送物を搬送する重量を増やすことができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1において、1はロボッ
トの関節構造であり、基部ケーシング10はロボットの
関節構造の一部である。基部ケーシング10から減速機
20を介して端部ケーシング30を基部ケーシング10
に対して回動可能にしている。端部ケーシング30の他
端にもう1つの減速機即ち第2減速機40が設けられて
いる。減速機20及び第2減速機40は共に偏心揺動型
減速機であり、内歯歯車21,41と、内歯歯車21,
41と噛み合う併設2枚の外歯歯車22,42と、外歯
歯車22,42を揺動運動させる複数の偏心体軸23,
43と、偏心体軸23,43を回転支持するための支持
体部24,44との構造体からなる。支持体部24,4
4は、外歯歯車22,42の孔22a,42aを貫通す
る柱部24b,44bと、該柱部24b,44bを形成
した基円板部24a,44aと、柱部24b,44bの
端部に当接しピン25やボルト26,46によって取付
けられて結合された端板24c,44cとからなってい
る。偏心体軸23,43は軸受70、71を介して支持
体部24,44に回転自在に支持されている。
【0009】基部ケーシング10は、図示しないロボッ
トアームの末端に支持される接続部10aと、ロボット
アーム側に配置した電動モータにより駆動される駆動軸
を収容する筒部10bと、減速機20の支持体部24の
基円板部24aと柱部24bとが一体的に形成される減
速機取付部10cと、減速機20の回転軸線2と同軸で
減速機取付部10cと対向する反対側に設けられ軸受ユ
ニット50を収容する軸受収容部10dとからなってい
る。基部ケーシング10の他端に減速機20の構造体で
ある支持体部24を形成している。
【0010】端部ケーシング30は、その一側に減速機
20の内歯歯車21(複数のピンと該ピンを挿入する複
数の半円形溝)が一体的に形成される減速機取付部30
aと、減速機20の回転軸線2と同軸で減速機取付部3
0aと対向する反対側に設けられ軸受ユニット50を収
容し取付ける軸受収容部30bと、減速機取付部30a
と軸受収容部30bとを連結する連結部30cと、他側
に第2減速機40の支持体部44の基円板部44aと柱
部44bとが一体的に形成される減速機取付部30dと
からなっている。端部ケーシング30の一側には減速機
20の構造体である内歯歯車21を形成し、その他側に
は第2減速機40の構造体である支持体部44形成して
いる。
【0011】基部ケーシング10の筒部10b内には、
電動モータにより駆動される駆動軸と連結されるベベル
ギヤを有した第1の駆動歯車12が一対の軸受11を介
して回転自在に支持されている。第1の駆動歯車12内
には、電動モータにより駆動される駆動軸と連結される
ベベルギヤを有した第2の駆動歯車14が一対の軸受1
3を介して回転自在に支持されている。第1の駆動歯車
12のベベルギヤは、一対の軸受73を介して回転自在
に支持された入力軸15の一端のベベルギヤ16に噛み
合っている。第2の駆動歯車14のベベルギヤは、軸受
ユニット50のハウジング52の中央に一対の軸受73
を介して回転自在に支持された回転軸53の一端のベベ
ルギヤ54に噛み合っている。入力軸15の他端の入力
歯車17は、減速機20の偏心体軸23の一端に設けら
れた伝達歯車18に噛み合っている。
【0012】基部ケーシング10の軸受収容部10dに
は、軸受ユニット50のアンギュラ玉軸受51が設けら
れている。アンギュラ玉軸受51と、減速機20の支持
体24の端板24cと内歯歯車21との間に設けられた
アンギュラ玉軸受28とによって、端部ケーシング30
を基部ケーシング10に対して回転軸線2上で回転自在
に支持している。アンギュラ玉軸受51及びアンギュラ
玉軸受28は、与圧がかけられて組み込まれており、例
えば特開昭64−20993号公報の図2に見られるよ
うな、減速機のケース外周に設けた軸受と軸受ユニット
の軸受を備えた従来の支持構造より、軽量かつコンパク
トにすることができる。
【0013】回転軸53の他端には第1歯車55が設け
られている。中間軸60は、端部ケーシング30に一対
の軸受74を介して回転自在に支持されており、その一
端には第2歯車61、その他端にはベベルギヤ57が設
けられている。入力軸62は、減速機40の中央に一対
の軸受75を介して回転自在に支持されており、その一
端にはベベルギヤ58、その他端には入力歯車63が設
けられている。減速機40の偏心体軸43の一端には、
伝達歯車64が設けられている。第1歯車55と第2歯
車61が噛み合っている。ベベルギヤ57とベベルギヤ
58が噛み合っている。入力歯車63と伝達歯車64が
噛み合っている。蓋部材80は減速機取付部30aの端
面に取付けられている。蓋部材81は軸受収容部30b
の端面に取付けられている。蓋部材82は内歯歯車41
の端面に取付けられている。減速機40の出力部即ち内
歯歯車41又は蓋部材82には、エンドエフェクタが取
り付くようになっている。各々の回転部と固定部間には
オイルシールなどのシール部材を設けている。
【0014】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。第1の駆動歯車12の回転は、入力軸15を介して
減速機20の偏心体軸23に伝達され、外歯歯車22を
揺動運動させる。その結果、内歯歯車21及び端部ケー
シング30が,回転軸線2廻りに回動できる。一方、第
2の駆動歯車14の回転は、回転軸53、中間軸60及
び入力軸62を介して第2減速機40の偏心体軸43に
伝達され、外歯歯車42を揺動運動させる。その結果、
内歯歯車41が,回転軸線3廻りに回動できる。基部ケ
ーシング10に減速機20の少なくとも1つの構造体即
ち減速機の支持体部24を形成しており、基部ケーシン
グ10と減速機20との取付け部を省略している。端部
ケーシング30の一側に減速機20の少なくとも1つの
構造体即ち内歯歯車21を形成しており、端部ケーシン
グ30と減速機20との取付け部を省略している。端部
ケーシング30の他側に第2減速機40の少なくとも1
つの構造体即ち第2減速機40の支持体部44を形成し
ており、端部ケーシング30と第2減速機40との取付
け部を省略している。
【0015】以上のように本発明を実施の形態により説
明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、
本発明の技術的思想の範囲で各種の変形が可能である。
基部ケーシングや端部ケーシングに、減速機の少なくと
も1つの構造体としての内歯歯車や支持体部を形成した
が、減速機の他の構造体をそれらケーシングに形成して
も良い。また、両端に2つの減速機の構造体を形成した
端部ケーシングを基部ケーシングとして使用してもよ
い。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、基部ケー
シングと減速機との取付け部を省略した構成であるの
で、関節部を軽量でかつコンパクトにすることができ
る。請求項2記載の発明によれば、端部ケーシングと減
速機との取付け部を省略した構成であるので、関節部を
軽量でかつコンパクトにすることができる。請求項3記
載の発明によれば、端部ケーシングと第2減速機との取
付け部を省略した構成であるので、第2減速機を設けた
ロボット等の関節構造においても関節部を軽量でかつコ
ンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の側面断面図
【符号の説明】
1 ・・・・ロボット等の関節構造 10・・・・基部ケーシング 20・・・・減速機 30・・・・端部ケーシング 40・・・・第2減速機 21・・・・内歯歯車(減速機の構造体) 24・・・・支持体部(減速機の構造体) 44・・・・支持体部(第2減速機の構造体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部ケーシングから減速機を介して端部ケ
    ーシングを回動可能にしたロボット等の関節構造におい
    て、前記基部ケーシングに前記減速機の少なくとも1つ
    の構造体を形成していることを特徴とするロボット等の
    関節構造。
  2. 【請求項2】基部ケーシングから減速機を介して端部ケ
    ーシングを回動可能にしたロボット等の関節構造におい
    て、前記端部ケーシングの一側に前記減速機の少なくと
    も1つの構造体を形成していることを特徴とするロボッ
    ト等の関節構造。
  3. 【請求項3】第2減速機が前記端部ケーシングに設けら
    れ、前記端部ケーシングの他側に前記第2減速機の少な
    くとも1つの構造体を形成していることを特徴とする請
    求項1または2記載のロボット等の関節構造。
JP2002003970A 2002-01-10 2002-01-10 ロボット等の関節構造 Pending JP2003205486A (ja)

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