JP2003205369A - 金属薄板材の自動溶接装置 - Google Patents

金属薄板材の自動溶接装置

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JP2003205369A
JP2003205369A JP2002002733A JP2002002733A JP2003205369A JP 2003205369 A JP2003205369 A JP 2003205369A JP 2002002733 A JP2002002733 A JP 2002002733A JP 2002002733 A JP2002002733 A JP 2002002733A JP 2003205369 A JP2003205369 A JP 2003205369A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属薄板材の端面同士の突き合せを正確且つ
確実に行えると共に、シールドガスを金属薄板材の突合
せ部へ均一に供給できるようにする。 【解決手段】 マンドレル1と、マンドレル1の上面側
に設けたバックバー3と、金属薄板の端面の位置決めを
行うセンター位置決め機構4と、金属薄板材の端部をバ
ックバー3上に押圧固定するクランプ機構5と、金属薄
板材の突合せ部を溶接するTIG溶接装置6とから成
り、金属薄板材の端部同士をセンター位置決め機構4及
びクランプ機構5によりバックバー3上で突き合せ固定
し、この突合せ部をTIG溶接装置6により溶接するよ
うにした金属薄板材の自動溶接装置に於いて、センター
位置決め機構4を、バックバー3に上下動自在に挿通さ
れ、バックバー3の上面から上方へ突出可能な鉛直姿勢
のセンタープレート16と、マンドレルに設けられ、セ
ンタープレート16を上下動させる駆動部17とから構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属薄板材から角
パイプや丸パイプ、テーパ管、ケース等の各種製品を溶
接加工により作製する精密板金工場等に於いて使用され
るものであり、角筒状、円筒状又はテーパ状に曲げ加工
された金属薄板材の両端部を突き合せて接合する際、平
板状の金属薄板材の端部を突き合せて接合する際、或い
は平板状の金属薄板材の端部を直角に突き合せて接合す
る際に、金属薄板材の端部同士を突合せ溶接若しくはコ
ーナー溶接する金属薄板材の自動溶接装置の改良に関す
るものである。
【0002】
【従前の技術】従来、金属薄板材(以下ワークと呼ぶ)
の端部同士を突合せ溶接若しくはコーナー溶接して角パ
イプや丸パイプ等の各種製品を作製する自動溶接装置と
しては、例えば図15に示す構造のものが知られてい
る。
【0003】即ち、前記自動溶接装置は、ワークWを支
持する水平姿勢のマンドレル31を備えた本体32と、
マンドレル31の上面側に着脱自在に取り付けられた長
尺状の銅製のバックバー33と、マンドレル31の上方
位置に配設され、ワークWの端部同士がバックバー33
上で突き合されるようにワークWの端面の位置決めを行
うセンター位置決め機構34と、マンドレル31の上方
位置に配設され、ワークWの端部同士を突き合せ状態で
バックバー33上に押圧固定するクランプ機構35と、
マンドレル31の上方位置に配設され、ワークWの突合
せ部を溶接するTIG溶接装置36とから構成されてお
り、ワークWをマンドレル31に支持させてワークWの
端部同士をセンター位置決め機構34及びクランプ機構
35によりバックバー33上で突き合せ固定し、この突
合せ部をTIG溶接装置36により溶接することによっ
て、ワークWから角パイプや丸パイプ等の各種製品を作
製することができるようになっている。
【0004】又、バックバー33は、ワークWの形状に
応じて突合せ溶接やコーナー溶接を良好に行えるように
形状の異なるバックバー33と取り替え可能になってお
り、マンドレル31の上面側に形成した取付け溝31a
に着脱自在に嵌合されている。このバックバー33に
は、例えば角パイプや平板の突合せ溶接に用いる上面が
平面状に形成されたバックバー33(図17(A)参
照)と、丸パイプやテーパ管の突合せ溶接に用いる上面
が円弧状に形成されたバックバー33(図17(B)参
照)と、ケース等のコーナー溶接に用いる上面が山形状
に形成されたバックバー33(図17(C)参照)とが
ある。
【0005】更に、センター位置決め機構34は、図1
5に示す如く、本体32側に設けたリンク機構37と、
リンク機構37に取り付けた取付け板38と、取付け板
38に鉛直姿勢で固定され、ワークWの端面が当接する
センタープレート39と、リンク機構37を揺動操作す
る操作レバー40とから構成されており、操作レバー4
0によりリンク機構37を揺動操作すると、センタープ
レート39がリンク機構37によりバックバー33の斜
め上方に位置する待避位置(図15実線位置)とバック
バー33の上面に当接する下降位置(図15一点鎖線位
置)とに亘って円弧状に上下移動するようになってい
る。センタープレート39を円弧状に上下動させるよう
にしたのは、TIG溶接装置36が作動したときにTI
G溶接装置36の邪魔にならないようにするためであ
る。
【0006】尚、図15に於いて、41は本体32に取
り付けられ、マンドレル31が挿着されるマンドレルガ
イド、42はヒンジ43により上下方向へ揺動する支持
板、44は支持板42に固定され、マンドレル31に支
持されたワークWの端部上面に当接するクランプ、45
は支持板42及びクランプ44を上方へ附勢する引張り
スプリング、46はエアーの供給により膨張して支持板
42及びクランプ44を下方へ押圧するエアーチュー
ブ、47は支持板42及びクランプ44を水平移動させ
てクランプ44間の間隙を調整する調整ネジ、48はマ
ンドレル31の上方位置に昇降自在且つ走行自在に配設
された溶接用トーチ、49は溶接用トーチ48に挿着さ
れたタングステン電極棒、50は溶接用トーチ48をワ
ークWの突合せ部に沿って走行させる走行部である。
【0007】而して、上述した自動溶接装置を用いて例
えば角筒状に折り曲げ加工したワークWから角パイプを
作製する場合には、先ずセンター位置決め機構34の操
作レバー40を操作してセンタープレート39を下降位
置へ下降させ、センタープレート39の下端をバックバ
ー33の上面に当接させる。次に、角筒状のワークWを
マンドレル31に挿着してワークWの一方の端部をセン
タープレート39の側面へ当接させ、この状態でクラン
プ機構35の一方のクランプ44を下降させてワークW
の一方の端部をバックバー33上に固定する。引き続
き、センター位置決め機構34の操作レバー40を操作
してセンタープレート39を待避位置へ上昇させた後、
ワークWの他方の端部を先にクランプ44により固定し
たワークWの一方の端部へ当接させ、この状態でクラン
プ機構35の他方のクランプ44を下降させてワークW
の他方の端部をバックバー33上に固定する。これによ
って、ワークWの両端部の端面同士が正確に突き合わさ
れた状態でクランプ44とバックバー33との間で緊密
に挾持固定される。最後に、TIG溶接装置36を作動
させて溶接用トーチ48を所定の位置まで自動的に下降
させてアークを発生させ、その高さを所定位置に保った
状態で溶接用トーチ48をワークWの突合せ部に沿って
走行させ、ワークWの突合せ部を溶接する。
【0008】前記自動溶接装置は、ワークWのセンター
位置決め機構34やクランプ機構35等を備えているた
め、ワークWの突合せ溶接やコーナー溶接を簡単且つ容
易に高品質・高能率で行える等の優れた実用的効用を奏
するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のワークWの自動溶接装置にも未だ解決すべき問題点が
残されている。即ち、前記自動溶接装置に於いては、セ
ンター位置決め機構34のセンタープレート39がワー
クWの端面の位置決めを行った後、下降位置から待避位
置へ円弧状の軌跡を描きながら上昇するため、センター
プレート39を上昇させる際にセンタープレート39の
側面に当接しているワークWの端部がセンタープレート
39に引っ掛かることがあった。その結果、ワークWの
厚みが極めて薄い場合やワークWが軟らかい材質の金属
材で形成されている場合には、ワークWの端部が変形し
てしまうと云う問題があった。このように、ワークWの
端部が変形すると、ワークWの端部同士を突き合せたと
きにワークWの端面同士が完全に突合わされず、ワーク
Wの突合せ部に部分的な間隙が生じることになる。この
ような状態でワークWの突合せ部を溶接すると、溶接部
に部分的な溶け込み不良を生じたり、溶接部の厚み斑、
穴あき、溶接部の曲り等を生ずることになり、製品の品
質が著しく低下することになる。
【0010】又、従来の自動溶接装置に於いては、ワー
クWの突合せ部を溶接する際にワークWの突合せ部の裏
面側にバックバー33に形成した噴出孔33aからアル
ゴンガス等のシールドガスを供給してワークWの溶接部
の酸化を防止するようにしている。ところが、シールド
ガスを供給する噴出孔33aがバックバー33にその長
手方向に沿って一定間隔毎に形成されているため、ワー
クWの突合せ部の裏面側に供給されるシールドガスの流
れが不均一になり、溶接部が部分的に酸化してしまうと
云う問題があった。特に、ワークWの突合せ部の噴出孔
33a近くに位置する部分が酸化し易くなる。この原因
としては、噴出孔33aから噴き出されるシールドガス
が空気を巻き込むためと考えられる。
【0011】本発明は、このような問題点に鑑みて為さ
れたものであり、その目的は、ワーク(金属薄板材)の
厚みや材質に関係なく、ワークの端面同士の突き合せを
正確且つ確実に行えると共に、シールドガスをワークの
突合せ部へ均一に供給できるようにした金属薄板材の自
動溶接装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の発明は、金属薄板材を支持する
水平姿勢のマンドレルを備えた本体と、マンドレルの上
面側に着脱自在に取り付けられた長尺状のバックバー
と、金属薄板材の端部同士がバックバー上で突き合され
るように金属薄板の端面の位置決めを行うセンター位置
決め機構と、金属薄板材の端部同士を突き合せ状態でバ
ックバー上に押圧固定するクランプ機構と、金属薄板材
の突合せ部を溶接するTIG溶接装置とから成り、マン
ドレルに支持された金属薄板材の端部同士をセンター位
置決め機構及びクランプ機構によりバックバー上で突き
合せ固定し、この突合せ部をTIG溶接装置により溶接
するようにした金属薄板材の自動溶接装置に於いて、前
記センター位置決め機構を、バックバーに上下動自在に
挿通され、上端部がバックバーの上面から上方へ突出可
能で且つ上端部の側面に金属薄板材の端面が当接する鉛
直姿勢のセンタープレートと、マンドレルに設けられ、
センタープレートを上下動させる駆動部とから構成した
ことに特徴がある。
【0013】本発明の請求項2の発明は、バックバーに
センタープレートが遊嵌状態で挿通され且つシールドガ
スが流れるスリット状のガス通路を形成し、スリット状
のガス通路から金属薄板材の突合せ部の裏面側へシール
ドガスを均一に供給するようにしたことに特徴がある。
【0014】本発明の請求項3の発明は、バックバーを
長手方向に沿って左右に二分割し、分割した左右のバッ
クバー間にスリット状のガス通路を形成すると共に、分
割した左右のバックバーを左右対称状に形成するように
したことに特徴がある。
【0015】本発明の請求項4の発明は、マンドレルを
角柱状若しくは円柱状に形成すると共に、バックバーの
上面を平面状、円弧状若しくは山形状に形成するように
したことに特徴がある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は本発明の実
施の形態に係る金属薄板材(以下ワークWと呼ぶ)の自
動溶接装置を示し、当該自動溶接装置は、例えば角筒
状、円筒状又はテーパ状に曲げ加工されたワークWの両
端部同士を突合せ溶接により接合する際や平板状のワー
クWの端部同士を突合せ溶接により接合する際に用いる
ものであり、溶接加工によりワークWから角パイプや丸
パイプ、テーパ管、ケース等の各種製品を作製するもの
である。
【0017】即ち、自動溶接装置は、図1乃至図3に示
す如く、ワークWを支持する水平姿勢のマンドレル1を
備えた本体2と、マンドレル1の上面側に着脱自在に取
り付けられた長尺状のバックバー3と、マンドレル1に
設けられ、ワークWの端部同士がバックバー3上で突き
合されるようにワークWの端面の位置決めを行うセンタ
ー位置決め機構4と、マンドレル1の上方位置に配設さ
れ、ワークWの端部同士を突き合せ状態でバックバー3
上に押圧固定するエアークランプ方式のクランプ機構5
と、マンドレル1の上方位置に配設され、ワークWの突
合せ部を溶接するTIG溶接装置6とから構成されてお
り、マンドレル1に支持されたワークWの端部同士をセ
ンター位置決め機構4及びクランプ機構5によりバック
バー3上で突き合せ固定し、この突合せ部をTIG溶接
装置6により溶接するようにしたものである。この自動
溶接装置は、マンドレル1とバックバー3を取り替える
ことによって、角筒状に曲げ加工されたワークWや平板
状のワークWの突合せ溶接、或いは円筒状又はテーパ状
に曲げ加工されたワークWの突合せ溶接を夫々行えるよ
うになっている。
【0018】前記本体2は、図1及び図2に示す如く、
上部に水平姿勢のフレーム2aを、又、下部に自在キャ
スター7及び高さ調整自在な支持脚8を取り付けたベー
ス2bを夫々備えており、本体2の内部には、溶接用電
源装置やアルゴンガス等の溶接用ガスボンベ、コンプレ
ッサー等の圧縮空気源(何れも図示省略)等が夫々格納
されている。尚、図1及び図2に於いて、9はフレーム
2aの上面に旋回可能に設けた回転アーム、10は回転
アーム9の先端部に取り付けた溶接条件や電極位置等を
設定する操作盤、11は溶接用ガスや圧縮空気のメータ
ー類、12はマンドレル1の先端部を支持するマンドレ
ル受け、13はクランプ機構5のエアースイッチであ
る。
【0019】前記マンドレル1は、図1乃至図3に示す
如く、アルミ合金等により断面形状が正方形の角柱状に
形成されており、キャビネット本体2に取り付けたマン
ドレルガイド14に片持ち状態で着脱自在に挿着されて
いる。この角柱状のマンドレル1は、角筒状に曲げ加工
されたワークWの両端部同士を突合せ溶接する際や平板
状のワークWの端部同士を突合せ溶接する際に用いるも
のである。又、マンドレル1の上面には、図4及び図5
に示す如く、バックバー3が着脱自在に嵌め込まれる取
付け溝1aがマンドレル1の長手方向に沿って形成され
ている。この取付け溝1aの底面には、後述するセンタ
ープレート16の取付け台20が上下動可能に嵌め込ま
れる凹部1bが一定間隔毎に形成されていると共に、隣
接する凹部1b間にアルゴンガス等のシールドガスGが
流れるように隣接する凹部1bを連通させる細溝1cが
形成されている。更に、マンドレル1の両側面には、取
付け溝1aに嵌め込んだバックバー3をマンドレル1側
へ固定するためのボルト15が挿通されるボルト穴1d
が一定間隔毎に形成されていると共に、マンドレル1の
一方の側面には、アルゴンガス等のシールドガスGを供
給するためのガス供給口1eが凹部1bに連通するよう
に一定間隔毎に形成されている。
【0020】前記バックバー3は、溶接金属の溶け落ち
防止とワークWの溶接部の裏側のシールドを行うもので
あり、銅材により断面形状が四角形の長尺な角柱状に形
成され、マンドレル1の取付け溝1aに着脱自在に嵌め
込まれている。この実施の形態に於いては、バックバー
3は、図6及び図7に示す如く、長手方向に沿って左右
に二分割されており、分割された左右のバックバー
3′,3′間にセンタープレート16が遊嵌状態で挿通
され且つアルゴンガス等のシールドガスGが流れるスリ
ット状のガス通路3aが形成されている。又、分割され
た左右のバックバー3′,3′は、左右対称状に形成さ
れており、対角線上に位置する対向する角部には切欠3
bが夫々形成されている。従って、分割された左右のバ
ックバー3′,3′を対向させたときには、左右のバッ
クバー3′,3′の角部に形成した切欠3bによりバッ
クバー3の上面中心部に浅い溝が形成されることにな
る。この溝浅いは、スリット状のガス通路3aに連通し
てアルゴンガス等のシールドガスGが流れる溝となる。
更に、分割された左右のバックバー3′,3′には、マ
ンドレル1のボルト穴1dに合致する雌ネジ穴3cが長
手方向に沿って一定間隔毎に夫々形成されている。
【0021】そして、バックバー3は、図7に示す如
く、分割された左右のバックバー3′,3′を対向させ
た状態でマンドレル1の取付け溝1aに嵌め込み、左右
のバックバー3′,3′を複数本のボルト15でマンド
レル1側へ締め付け固定することによって、マンドレル
1に取り付けられる。このとき、左右のバックバー
3′,3′間にはスリット状のガス通路3aが形成され
ると共に、バックバー3の上面には切欠3bによりシー
ルドガスGが流れる浅い溝が形成される。又、バックバ
ー3の平面状の上面とマンドレル1の平面状の上面とは
面一の状態になっている。尚、左右のバックバー3′,
3′の幅は10mmに、左右のバックバー3′,3′の
高さは20mmに、左右のバックバー3′,3′間に形
成されたガス通路3aの間隔は0.5mmに、左右のバ
ックバー3′,3′に形成された切欠3bの幅は0.7
mmに、切欠3bの深さは0.3mmに夫々設定されて
いる。
【0022】前記センター位置決め機構4は、ワークW
の端部がバックバー3上に位置するようにワークWの端
面の位置決めを行うものであり、図3に示す如く、バッ
クバー3に上下動自在に挿通された薄鋼板製の長尺状の
センタープレート16と、マンドレル1に設けられ、セ
ンタープレート16を上下動させるシリンダ構造の駆動
部17とから構成されている。
【0023】即ち、センタープレート16は、図7に示
す如く、バックバー3のスリット状のガス通路3aに遊
嵌状態で上下動自在に挿通されており、その上端部がバ
ックバー3上面から上方へ突出可能で且つ上端部の側面
にワークWの端面が当接するようになっている。このセ
ンタープレート16の厚みは、0.1〜0.3mmに設
定されている。従って、センタープレート16をバック
バー3のガス通路3aに挿入したときには、センタープ
レート16の側面とスリット状のガス通路3aの内面と
の間にアルゴンガス等のシールドガスGが流れるスリッ
ト状の間隙が形成されることになる。
【0024】一方、駆動部17は、図7に示す如く、バ
ックバー3の各凹部1bに遊嵌状態で上下動自在に嵌め
込まれ、その上面にセンタープレート16が取付け金具
18及びネジ19を介して鉛直姿勢で固定される複数枚
の長方形状の取付け台20と、バックバー3の各凹部1
bの底面に形成された円柱状のピストン穴1fと、取付
け台20の下面側に固定され、ピストン穴1fに摺動自
在且つ上下動自在に挿入されたピストン21と、ピスト
ン穴1fに圧縮エアーAを供給するエアー供給口1g
と、取付け台20を下方向へ附勢してセンタープレート
16の上端部をバックバー3のガス通路3a内に位置さ
せる復帰用のスプリング(図示省略)とから構成されて
おり、エアー供給口1gに圧縮空気源(図示省略)から
圧縮エアーAを供給すると、ピストン21、取付け台2
0及びセンタープレート16が上昇し、センタープレー
ト16の上端部がバックバー3の上面から上方へ突出
し、又、圧縮エアーAの供給を停止すると、スプリング
の弾性力によりピストン21、取付け台20及びセンタ
ープレート16が下降するようになっている。
【0025】前記クランプ機構5は、図3に示す如く、
本体2のフレーム2aにヒンジ22を介して上下方向へ
揺動自在に支持され、マンドレル1の上方位置に対向状
に配置された支持板23と、両支持板23の先端部に固
定され、マンドレル1に支持されたワークWの端部上面
に当接する銅材製の左右のクランプ24と、各支持板2
3及びクランプ24を夫々上方へ附勢する引張りスプリ
ング25と、圧縮エアーAの供給により膨張して各支持
板23及びクランプ24を下方へ押圧するエアーチュー
ブ26と、各支持板23及びクランプ24を水平移動さ
せて左右のクランプ24間の間隙を調整する調整ネジ2
7とから構成されており、圧縮空気源からエアーチュー
ブ26に圧縮エアーAを供給してエアーチューブ26を
膨張させると、支持板23及びクランプ24が引張りス
プリング25の弾性力に抗して下方へ揺動し、クランプ
24がマンドレル1に支持されたワークWの端部に当接
してワークWの端部をバックバー3上に押圧固定し、
又、圧縮エアーAの供給を停止すると、支持板23及び
クランプ24が引張りスプリング25の弾性力により上
方へ揺動し、ワークWの押圧状態が解除されるようにな
っている。
【0026】前記TIG溶接装置6は、図1乃至図3に
示す如く、ワークWの突合せ部を溶接するものであり、
マンドレル1の上方位置に昇降自在且つ走行自在に配設
され、タングステン電極棒28を挿着したTIG溶接用
トーチ29と、TIG溶接用トーチ29を昇降自在に支
持してこれをワークWの突合せ部に沿って走行させる走
行部30とから構成されている。このTIG溶接装置6
によれば、操作盤10のスイッチ操作によって、TIG
溶接用トーチ29の先端位置が自動的に設定位置に保持
され且つTIG溶接用トーチ29が所定の速度でワーク
Wの突合せ部に沿って直線移動するようになっている。
【0027】次に、上述した自動溶接装置を用いて角筒
状に曲げ加工されたワークWの端部同士を突合せ溶接に
より接合する場合について説明する。
【0028】尚、ワークWには、厚みが20μmm〜
2.0mm程度の鉄、アルミ、アルミ合金、銅、銅合
金、チタン、ステンレス、軟鋼、ケイ素鋼等のワークW
が使用されている。又、溶接電流、溶接速度、不活性ガ
スの供給量、溶接用トーチ29の移動速度、タングステ
ン電極棒28の先端形状等の溶接条件は、ワークWの材
質、板厚、幅等に応じて最適の条件下に設定されている
ことは勿論である。
【0029】先ず、センター位置決め機構4のセンター
プレート16をその上端部がバックバー3の上面から上
方ヘ突出するように駆動部17により上昇させた後、角
筒状に曲げ加工されたワークWをマンドレル1の先端部
からマンドレル1に挿着し、マンドレル1の先端部をマ
ンドレル受け12で支持する。
【0030】次に、マンドレル1に支持されたワークW
の一方の端面をセンタープレート16の一方の側面に当
接させ、クランプ機構5の一方のクランプ24を下降さ
せてクランプ24によりワークWの一方の端部をバック
バー3上に押圧固定する(図8参照)。
【0031】その後、センター位置決め機構4の駆動部
17に供給されている圧縮エアーAの供給を停止し、セ
ンター位置決め機構4のセンタープレート16をその上
端部がバックバー3のガス通路3a内に位置するように
下降させる(図9参照)。このとき、センタープレート
16は、鉛直姿勢で真っ直ぐに下降するため、センター
プレート16の側面に当接しているワークWの一端部が
下降するセンタープレート16に引っ掛かると云うこと
がない。その結果、ワークWの厚みが極めて薄い場合や
ワークWが軟らかい材質の金属材で形成されている場合
であっても、ワークWの端部の変形が防止される。
【0032】ワークWの一方の端部をバックバー3上に
押圧固定すると、ワークWの他方の端面を目視によって
先にバックバー3上に押圧固定しているワークWの一方
の端面に突き合せ、クランプ機構5の他方のクランプ2
4を下降させてクランプ24によりワークWの他方の端
部をバックバー3上に押圧固定する(図10参照)。こ
のとき、ワークWの端部の変形が防止されているため、
ワークWの両端部の端面は正確且つ確実に突き合される
ことになる。その結果、ワークWの両端部は、その両端
面が完全に突き合された状態でクランプ24によりバッ
クバー3上に押圧固定されることになる。
【0033】ワークWの両端部のクランプ24が終了す
れば、バックバー3に形成したガス通路3aにシールド
ガスGを供給しつつ、TIG溶接装置6を作動させてワ
ークWの突合せ部を突合せ溶接する(図10参照)。こ
のとき、ガス供給口1eから供給されたシールドガスG
は、凹部1b及び細溝1c内に流入し、スリット状のガ
ス通路3aの隙間からワークWの突合せ部の裏面側に均
一に供給される。その結果、溶接時に生じるワークWの
溶接部の酸化を防止することができる。
【0034】ワークWの突合せ部の溶接が完了すると、
シールドガスGの供給が停止されると共に、TIG溶接
装置6の溶接用トーチ29が元の位置まで戻される。そ
の後、クランプ機構5によるワークWの押圧固定状態を
解除し、ワークWをマンドレル1から取り外す。このよ
うにして、角筒状に曲げ加工されたワークWから角パイ
プが作製されることになる。平板状のワークWの端部を
突合せ溶接する際にも上述した手順により行えば良い。
【0035】図11乃至図14は上述した自動溶接装置
により円筒状又はテーパ状に曲げ加工されたワークWか
ら丸パイプやテーパ管を作製する場合に使用するマンド
レル1及びバックバー3を示すものである。
【0036】即ち、前記マンドレル1は、図11及び図
12に示す如く、アルミ合金等により断面形状が円形の
円柱状に形成されており、本体2に取り付けたマンドレ
ルガイド14に片持ち状態で着脱自在に挿着されてい
る。又、マンドレル1の上面には、バックバー3が着脱
自在に嵌め込まれる取付け溝1aがマンドレル1の長手
方向に沿って形成されている。この取付け溝1aの底面
には、センタープレート16の取付け台20が上下動可
能に嵌め込まれる凹部1bが一定間隔毎に形成されてい
ると共に、隣接する凹部1b間にアルゴンガス等のシー
ルドガスGが流れるように隣接する凹部1bを連通させ
る細溝1cが形成されている。更に、マンドレル1の両
側面には、取付け溝1aに嵌め込んだバックバー3をマ
ンドレル1側へ固定するためのボルト15が挿通される
ボルト穴1dが一定間隔毎に形成されていると共に、マ
ンドレル1の一方の端面には、アルゴンガス等のシール
ドガスGを供給するためのガス供給口1eが凹部1bに
連通するように形成されている。
【0037】一方、バックバー3は、図13及び図14
に示す如く、銅材により断面形状が略四角形の長尺な角
柱状に形成されており、マンドレル1の取付け溝1aに
着脱自在に嵌め込まれている。このバックバー3は、長
手方向に沿って左右に二分割されており、分割された左
右のバックバー3′,3′間にセンタープレート16が
遊嵌状態で挿通され且つアルゴンガス等のシールドガス
Gが流れるスリット状のガス通路3aが形成されてい
る。又、分割された左右のバックバー3′,3′は、左
右対称状に形成されており、対角線上に位置する対向す
る角部には切欠3bが夫々形成されている。従って、分
割された左右のバックバー3′,3′を対向させたとき
には、バックバー3の角部に形成した切欠3bによりバ
ックバー3の上面中心部に浅い溝が形成されることにな
る。この浅い溝は、スリット状のガス通路3aに連通し
てアルゴンガス等のシールドガスGが流れる溝となる。
更に、分割された左右のバックバー3′,3′の上面及
び下面は、バックバー3をマンドレル1の取付け溝1a
内に嵌め込んだときにバックバー3の上面がマンドレル
1の外周面と同心円上に位置するように円弧状に形成さ
れていると共に、左右のバックバー3′,3′には、マ
ンドレル1のボルト穴1dに合致する雌ネジ穴3cが長
手方向に沿って一定間隔毎に夫々形成されている。
【0038】そして、バックバー3は、図14に示す如
く、分割された左右のバックバー3′,3′をマンドレ
ル1の取付け溝1aに対向させた状態で嵌め込み、左右
のバックバー3′,3′を複数本のボルト15でマンド
レル1側へ締め付け固定することによって、マンドレル
1に取り付けられる。このとき、左右のバックバー
3′,3′間にはスリット状のガス通路3aが形成され
ると共に、バックバー3の上面には切欠3bによりシー
ルドガスGが流れる浅い溝が形成される。又、バックバ
ー3の円弧状の上面とマンドレル1の外周面とは同心円
上に位置している。尚、左右のバックバー3′,3′の
幅は10mmに、左右のバックバー3′,3′の高さは
20mmに、左右のバックバー3′,3′間に形成され
たガス通路3aの間隔は0.5mmに、左右のバックバ
ー3′,3′に形成された切欠3bの幅は0.7mm
に、切欠3bの深さは0.3mmに夫々設定されてい
る。
【0039】上述したマンドレル1には、図7に示すセ
ンター位置決め機構4と同じ構造のセンター位置決め機
構4が設けられている。このセンター位置決め機構4
は、図7に示すセンター位置決め機構4と同様構造に構
成されており、図7に示すセンター位置決め機構4と同
じ部材・部位には同一の参照番号を付し、その詳細な説
明を省略している。
【0040】尚、上記実施の形態に於いては、マンドレ
ル1を角柱状若しくは円柱状に形成すると共に、バック
バー3の上面を平面状若しくは円弧状に形成し、角筒
状、円筒状、テーパ状に曲げ加工されたワークWの突合
せ溶接や平板状のワークWの突合せ溶接を行えるように
したが、他の実施の形態に於いては、マンドレル1及び
バックバー3の断面形状を変えてワークWのコーナー溶
接を行うようにしても良い。例えば、図示していない
が、マンドレル1の断面形状を図16に示すマンドレル
31と同じ断面形状にし、マンドレル1に形成した取付
け溝1aに上面が山形状に形成されたバックバー3を嵌
め込むようにすれば、ワークWのコーナー溶接を行うこ
とできる。勿論、マンドレル1にはセンター位置決め機
構4が設けられ、バックバー3にはスリット状のガス通
路3a等が形成されていることは勿論である。
【0041】又、上記実施の形態に於いては、バックバ
ー3を長手方向に沿って左右に二分割し、分割した左右
のバックバー3′,3′間にスリット状のガス通路3a
を形成するようにしたが、他の実施の形態に於いては、
バックバー3を左右に二分割せずに一体的に形成し、バ
ックバー3の中心線上に長手方向に沿うスリット状のガ
ス通路3aを形成し、このガス通路3aにセンタープレ
ート16を遊嵌状態で上下動自在に挿通すると共に、ア
ルゴンガス等のシールドガスGを供給するようにしても
良い。
【0042】
【発明の効果】上述の通り、本発明の金属薄板材の自動
溶接装置は、金属薄板材のセンター位置決め機構をマン
ドレルに設け、金属薄板材の端面を位置決めするセンタ
ー位置決め機構のセンタープレートをバックバーに鉛直
姿勢で上下動自在に挿通するようにしているため、金属
薄板材の端面の位置決めを行ったセンタープレートを下
降させる際に、センタープレートが真っ直ぐに下降し、
センタープレートの側面に当接している金属薄板材の端
部が下降するセンタープレートに引っ掛かると云うこと
がない。その結果、本発明の自動溶接装置を使用すれ
ば、金属薄板材の厚みが極めて薄い場合や金属薄板材が
軟らかい材質の金属材で形成されている場合であって
も、金属薄板材の端部の変形を防止することができる。
延いては、金属薄板材の端面同士を正確且つ確実に突き
合せることができ、理想的な突合せ溶接を行える。又、
本発明の自動溶接装置は、バックバーにシールドガスが
流れるスリット状のガス通路を形成し、このガス通路か
ら金属薄板材の突合せ部の裏面側にシールドガスを均一
に供給するようにしているため、金属薄板材の溶接部の
酸化を防止することができる。更に、本発明の自動溶接
装置は、バックバーを左右に二分割し、分割した左右の
バックバー間にスリット状のガス通路を形成すると共
に、左右のバックバーを左右対称状に形成するようにし
ているため、ガス通路を簡単に形成することができるう
え、マンドレルに左右のバックバーを取り付けるときに
左右関係なく、取り付けることができ、至極便利であ
る。そのうえ、マンドレルを角柱状若しくは円柱状に形
成すると共に、バックバーの上面を平面状、円弧状若し
くは山形状に形成するようにしているため、角パイプ、
丸パイプ、テーパ管、平板の突合せ溶接やコーナー溶接
を好適に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る金属薄板材の自動溶
接装置の概略正面図である。
【図2】同じく自動溶接装置の概略側面図である。
【図3】自動溶接装置の要部の一部破断側面図である。
【図4】角柱状のマンドレルを示し、(A)はマンドレ
ルの正面図、(B)はマンドレルの平面図である。
【図5】図4のI−I線拡大断面図である。
【図6】上面が平面状のバックバーを示し、(A)はバ
ックバーの正面図、(B)はバックバーの拡大側面図で
ある。
【図7】バックバー及びセンター位置決め機構を設けた
角柱状のマンドレルの拡大断面図である。
【図8】金属薄板材(ワーク)の一端部を位置決めして
クランプした状態の拡大断面図である。
【図9】金属薄板材の一端部をクランプした状態でセン
タープレートが下降した状態の拡大断面図である。
【図10】金属薄板材の両端部をクランプして溶接用ト
ーチにより溶接している状態の拡大断面図である。
【図11】円柱状のマンドレルを示し、(A)はマンド
レルの正面図、(B)はマンドレルの平面図である。
【図12】図11のII−II線拡大断面図である。
【図13】上面が円弧状のバックバーを示し、(A)は
バックバーの正面図、(B)はバックバーの拡大側面図
である。
【図14】バックバー及びセンター位置決め機構を設け
た円柱状のマンドレルの拡大断面図である。
【図15】従来の金属薄板材の自動溶接装置の要部を示
す一部破断側面図である。
【図16】従来の自動溶接装置のマンドレルを示し、
(A)はマンドレルの正面図、(B)はマンドレルの平
面図、(C)はマンドレルの側面図である。
【図17】図16のマンドレルに取り付けられるバック
バーを示し、(A)は上面が平面状のバックバー、
(B)は上面が円弧状のバックバー、(C)は上面が山
形状のバックバーである。
【符号の簡単な説明】
1はマンドレル、2は本体、3はバックバー、3aはガ
ス通路、4はセンター位置決め機構、5はクランプ機
構、6はTIG溶接装置、16はセンタープレート、1
7は駆動部、Wは金属薄板材(ワーク)、Gはシールド
ガス。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属薄板材(W)を支持する水平姿勢の
    マンドレル(1)を備えた本体(2)と、マンドレル
    (1)の上面側に着脱自在に取り付けられた長尺状のバ
    ックバー(3)と、金属薄板材(W)の端部同士がバッ
    クバー(3)上で突き合されるように金属薄板材(W)
    の端面の位置決めを行うセンター位置決め機構(4)
    と、金属薄板材(W)の端部同士を突き合せ状態でバッ
    クバー(3)上に押圧固定するクランプ機構(5)と、
    金属薄板材(W)の突合せ部を溶接するTIG溶接装置
    (6)とから成り、マンドレル(1)に支持された金属
    薄板材(W)の端部同士をセンター位置決め機構(4)
    及びクランプ機構(5)によりバックバー(3)上で突
    き合せ固定し、この突合せ部をTIG溶接装置(6)に
    より溶接するようにした金属薄板材(W)の自動溶接装
    置に於いて、前記センター位置決め機構(4)を、バッ
    クバー(3)に上下動自在に挿通され、上端部がバック
    バー(3)の上面から上方へ突出可能で且つ上端部の側
    面に金属薄板材(W)の端面が当接する鉛直姿勢のセン
    タープレート(16)と、マンドレル(1)に設けら
    れ、センタープレート(16)を上下動させる駆動部
    (17)とから構成したことを特徴とする金属薄板材の
    自動溶接装置。
  2. 【請求項2】 バックバー(3)にセンタープレート
    (16)が遊嵌状態で挿通され且つシールドガス(G)
    が流れるスリット状のガス通路(3a)を形成し、スリ
    ット状のガス通路(3a)から金属薄板材(W)の突合
    せ部の裏面側へシールドガス(G)を均一に供給するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の金属薄板材
    の自動溶接装置。
  3. 【請求項3】 バックバー(3)を長手方向に沿って左
    右に二分割し、分割した左右のバックバー(3′),
    (3′)間にスリット状のガス通路(3a)を形成する
    と共に、分割した左右のバックバー(3′),(3′)
    を左右対称状に形成するようにしたことを特徴とする請
    求項2に記載の金属薄板材の自動溶接装置。
  4. 【請求項4】 マンドレル(1)を角柱状若しくは円柱
    状に形成すると共に、バックバー(3)の上面を平面
    状、円弧状若しくは山形状に形成するようにしたことを
    特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の金
    属薄板材の自動溶接装置。
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