JP2003205014A - 加熱処理済複室容器 - Google Patents

加熱処理済複室容器

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JP2003205014A
JP2003205014A JP2002039313A JP2002039313A JP2003205014A JP 2003205014 A JP2003205014 A JP 2003205014A JP 2002039313 A JP2002039313 A JP 2002039313A JP 2002039313 A JP2002039313 A JP 2002039313A JP 2003205014 A JP2003205014 A JP 2003205014A
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Fumio Murai
文男 村井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 収容室と該収容室より小さい区画室にそれぞ
れ異なる量の収容物を収容した状態で、各室の収容物を
同時に適切な加熱処理を施すことができる加熱済複室容
器を提供する。 【解決手段】 複数の収容室4、8を有する可撓性複室
容器において、収容液が収容された収容空間17を備え
た容器本体5と、収容空間17と液密に区画されて易熱
変質性成分が収容された区画室8並びに容器本体5の容
器壁11を介して開放操作可能な隔離部23を備え、か
つ収容空間17内に収容された収容容器10とを有し、
少なくとも収容容器10を収容した収容空間17及び区
画室8にそれぞれ収容液及び易熱変質性成分を収容した
状態で加熱処理されたものであり、収容容器10の区画
室8内の易熱変質性成分が容器本体5の収容液の温度変
化に応じて加熱されるため、収容液より過剰に加熱処理
されることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収容室及び該収容
室より小さい区画室を有する収容物入りの複室容器に係
り、特に一度に加熱処理しても各室に収容された収容物
を過不足なく加熱処理することができる加熱済複室容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の分野で容器に収容して加熱
処理を施した加熱処理済の収容物入り容器が用いられて
いる。例えば、医療の分野では、輸液等の薬液を容器に
収容して完全に密封してから加熱滅菌処理を施した製品
が多数存在する。このような加熱処理済容器では、通
常、加熱処理が不足することは許されない。しかし、加
熱処理が過剰であると収容物が加熱処理時の熱により分
解等の変質を起こして、製品の品質が悪化する。そのた
め、収容物の成分や量などに応じて適宜最適な温度や時
間等の加熱処理条件を設定して、最適な加熱処理が施さ
れている。ところで、近年、複数種類の収容物がそれぞ
れ隔離して別々の収容室に収容された一体型の複室容器
が使用されている。このような複室容器を加熱処理する
には、収容物量が多い収容室の処理条件により加熱処理
されるのが一般的である。しかしながら、各収容室に収
容される量が大幅に異なるような場合、少量の収容物を
収容した収容室では容器周囲の雰囲気の影響を受け易
く、一方、多量の収容物を収容した収容室ではその影響
を受けにくいため、一方の収容室に適切な処理条件で加
熱処理すると、他方の収容室の収容物にとって加熱処理
が過剰或いは不足することになる。特に、少量の収容物
が加熱により変質し易い成分を含む場合には、加熱処理
により該収容物の変質が生じるため、一体の容器に収容
して同時に加熱処理することができない。そのため、複
数の収容物にとって適切な加熱処理を施すことが容易で
ないという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するためになされたものであり、収容室と該収容
室より小さい区画室にそれぞれ異なる量の収容物を収容
した状態で、各室の収容物を同時に適切な加熱処理を施
すことができる加熱済複室容器を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の加熱処理済複室容器は、複数の収容室を有する可撓
性複室容器において、収容液が収容された収容空間を備
えた容器本体と、前記収容空間と液密に区画されて易熱
変質性成分が収容された区画室並びに前記容器本体の容
器壁を介して開放操作可能な隔離部を備え、かつ前記収
容空間内に収容された収容容器とを有し、少なくとも前
記収容容器を収容した収容空間に収容液を収容するとと
もに区画室に易熱変質性成分を収容した状態で加熱処理
されていることを特徴とする。本発明によれば、易熱変
質性成分が収容された区画室を備えた収容容器が、容器
本体の収容空間内に収容されて、該収容空間内に収容液
が収容された状態で加熱処理されているので、加熱処理
時、収容容器の区画室内が容器本体の収容液の温度変化
に応じて加熱されることになり、易熱変質性の成分が収
容液に比べて過剰に熱処理されることを確実に防止する
ことができる。
【0005】なお、本発明において、収容空間が連通可
能な仕切部により複数の収容室に仕切られていると、収
容容器を収容した収容室内の収容液を仕切部を連通させ
ることにより他方の収容室側に移動させることができ
る。そのため、該収容容器が収容された収容室内に収容
液を十分に満たした状態で加熱処理することにより易熱
変質性成分の過剰な加熱処理を防止すると同時に、使用
時に仕切部を連通させて収容物を移動させることによ
り、該収容室に対応する容器壁を変形させやすして収容
容器の隔離部の開放操作を容易にすることができる。こ
の場合、特に、連通可能な仕切部が容器本体の内壁面同
士を剥離可能に溶着した弱シールからなると、仕切部の
連通により該仕切部を構成する容器壁同士が離間方向に
変形可能となるため、仕切部の連通前後において、収容
空間の満容量を大きく増加させることができ、これによ
り容器本体の容器壁の変形できる量を大きく増加させや
すい。そのため、収容容器の隔離部の開放操作をさらに
容易にすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図を用
いて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す正面
図、図2はその縦断面図である。図において、1は複室
容器であり、複数の収容室3、4を有する容器本体5
と、複数の区画室8を有して収容室4に収容された収容
容器10とからなる。容器本体5では、複数の収容室
3、4間が容器壁11の内壁面同士を剥離可能に熱溶着
した弱シールからなる仕切部13により仕切られてい
て、上下両端を含む周囲が密封シール部15により密封
されている。この密封シール部15により密封された容
器壁11の内部が収容空間17である。また、下端の密
封シール部15には収容空間17内の収容物の排出口1
8を有していて、ゴム栓等により密封されている。収容
容器10では、壁材19の内壁面同士を剥離不能に熱溶
着した強シールからなる区画部21により両側部10a
及び区画室8間が区画され、壁材19の内壁面同士を剥
離可能に熱溶着した弱シールからなる隔離部23により
下端部が隔離され、容器本体10の密封シール部15に
上端部が配置されて一体に溶着されることにより密封さ
れている。この密封シール部15、区画部21及び隔離
部23により区画された壁材19の内部がそれぞれ区画
室8である。この区画室21は複数個設けられている
が、図では3室の例を記載している。また区画室21
は、収容室4より小さく、その収容物量が好ましくは収
容室4の収容物量の1/10以下、より好ましくは1/
20以下、特に好ましくは1/75より小さくなってい
る。そして、収容容器10の隔離部23は、容器本体5
の容器壁11が押圧することにより変形できる程度の可
撓性を有するため、該容器壁11を介して収容容器10
の壁材19を押圧することにより剥離して開放できる強
度で溶着されている。
【0007】次に、このような複室容器1の収容対象に
ついて説明する。この複室容器1の収容対象としては、
製造時または保存時に、隔離して収容しておき、使用前
に混合するような加熱処理された複数の成分であり、例
えば、複数の成分を隔離して収容した輸液等の薬剤、ク
リーム、ローション、ヘアカラー等の化粧品、調味料、
飲料等の食品など、任意の加熱処理を要する収容物を収
容することができる。なお、何れにおいても少なくとも
1つの区画室に収容される成分は、収容室3、4に収容
される成分より、加熱による変質を生じ易い易熱変質性
の成分である。この実施形態では、収容室3、4に、例
えば使用前に混合される同一又は異なる輸液が収容され
ている。この輸液としては、アミノ酸、糖、脂肪、及び
電解質の1種または2種以上を含有する輸液が挙げられ
る。ここでは収容室3にはアミノ酸或いはアミノ酸及び
電解質含有液が収容され、収容室4には糖或いは糖及び
電解質含有液が収容されている。一方、複数の区画室8
には、少なくとも2種以上のビタミンが、少なくとも一
部のビタミンを他のビタミンと隔離するように、別々に
収容されている。他のビタミンの一部が収容室3、4に
収容されていてもよい。このビタミンとしては、ビタミ
ンA、D、E、K等の脂溶性ビタミン、ビタミンB1、
B2、B6、B12、C、ニコチン酸、パンテノール、
ビオチン、葉酸等の水溶性ビタミンなどが挙げられる。
このようなビタミンは、区画室8内に、粉体等の形態で
収容してもよいが、混合を容易にするために水性のビタ
ミン含有液として収容するのが好ましい。ビタミン含有
液は、ビタミンA、D、E、K、等の脂溶性ビタミンの
場合、界面活性剤等の可溶化剤を用いて水性媒体中に分
散した分散液として、ビタミンB1、B2、B6、B1
2、C、ニコチン酸、パンテノール、ビオチン、葉酸等
の水溶性ビタミンの場合、水溶液とすることができる。
二種以上のビタミンを区画室8に収容するには、個々に
別々の区画室8に収容すれば全ビタミンを安定に維持す
ることができて好ましいが、複数のビタミンを収容する
には多数の区画室8が必要となるため製造に手間が掛か
る。そのため、多数のビタミンを、同一又は類似の性質
を有するもの同士で組合わせて分類して収容するのが好
ましい。この分類のためのビタミンの性質としては、例
えば脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの差、単味製剤に
おける安定pH域の差、容器内壁面への吸着性の差、光
若しくは空気に対する安定性の差、粉体と液体の差、各
ビタミン同士或いは他の成分との相互作用の差等が挙げ
られる。これらの性質による分類は、それぞれ単独で適
用することが可能であるが、複数の性質による分類を合
わせて適用することにより、よりビタミンを安定に維持
することができる。
【0008】具体的には、多種類のビタミンを区画室8
に収容する場合、例えば、複数の区画室8のうち、一つ
の区画室8に脂溶性ビタミンを収容し、残りの区画室8
内をそれぞれ異なるpHに調整したり、さらに収容室
3、4と異なるpHに調整して水溶性ビタミンをそれぞ
れ安定pH域に応じた区画室8に収容したり、或いは水
溶性ビタミンの内、ビタミンB1のように特に安定pH
域が低いものを単独で別の区画室に収容したり、ビタミ
ンCのように他ビタミンとの相互作用が多くて抗酸化剤
を多く必要なものを単独で別の区画室8に収容すること
ができる。より具体的には、3つの区画室8を有する収
容容器10の場合、1つの区画室8に脂溶性ビタミンを
収容し、残りの区画室8を異なるpHに設定して両室に
それぞれ水溶性ビタミンを安定pH域に応じて収容する
ことができる。例えば、第1の区画室8にビタミンA、
D、E、K、B2、Cを収容してpH4〜6に、第2の
区画室8にビタミンB1、B6、B12を収容してpH
3〜5に、第3の区画室8にパンテノール、ビオチン、
葉酸、ニコチン酸を収容してpH5〜7に調整すること
ができる。また、4つの区画室8を有する収容容器10
の場合、ビタミンA、D、E、K、B2を収容してpH
4〜6に調整した区画室8、ビタミンB1、B6、B1
2を収容してpH3〜5に調整した区画室8、ビタミン
Cを収容してpH5.6〜7.4に調整した区画室8、
パンテノール、ビオチン、葉酸、ニコチン酸を収容して
pH5〜7に調整した区画室8を設けることができる。
また、5つの区画室8を有する収容容器10の場合、ビ
タミンA、D、E、K、B2を収容してpH4〜6に調
整した区画室8、ビタミンB1を収容してpH2.5〜
4.5に調整した区画室8、ビタミンCを収容してpH
5.6〜7.4に調整した区画室8、ビタミンB6、B
12を収容してpH4〜6に調整した区画室8、パンテ
ノール、ビオチン、葉酸、ニコチン酸を収容してpH5
〜7に調整した区画室8を設けることができる。なお、
ビタミンのうち、熱変質性の特に高いものとしては、ビ
タミンA、C、D、E、Kなどが挙げられ、これらは収
容室3、4ではなく、区画室8内に収容するのが好まし
い。
【0009】次に、複室容器1の容器本体5の容器壁1
1の材料について説明する。容器本体5の容器壁材料と
しては、容器壁11を介して収容容器10の隔離部23
の開放操作が可能な程度に変形させることができる可撓
性を有していれば特に限定されるものではないが、合成
樹脂を採用することができる。医療用容器として使用す
る場合、医療用容器として安全性が認められる樹脂層を
少なくとも最内層に有するものが好ましい。他の層に非
樹脂層を有してもよい。この実施形態の輸液容器の内層
に使用される医療用容器の樹脂は、内容物の薬剤に影響
を与えず、溶出物が生じないものが好ましく、例えばポ
リオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系
樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル共重合
体、アイオノマー、ポリイミド系樹脂、フッ素系樹脂、
ポリスルフォン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、シリコン樹脂、ポリブタジエン樹脂など
の樹脂が挙げられ、特にポリオレフィン系樹脂が好まし
い。ポリオレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレ
ン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブチレン等のαオレフィン樹脂、
環状ポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−アクリル共重合体、アイオノマー、或
いはこれらの混合物などが挙げられる。ここでは、内層
に使用する樹脂として、内層同士を低温で不完全に溶着
することにより剥離可能な弱シールを形成できるととも
に、高温で完全に溶着することにより剥離不能な強シー
ルが形成できる樹脂を内層に使用する場合、例えばαオ
レフィン樹脂を選択することができ、直鎖状低密度ポリ
エチレンとポリプロピレンとの混合物からなる樹脂が好
適である。本発明では、このような樹脂を最内層に使用
し、単層、あるいは多層の樹脂積層体として、インフレ
ーション成形、押出成形、射出成形、ブロー成形、若し
くは真空成形などにより形成したフィルム、チューブ、
あるいは成形体を必要により溶着することにより使用す
ることができる。この実施形態の容器本体1は、インフ
レーションチューブを使用している。
【0010】なお、収容室3、4のガス透過性を低下す
るために、ガス透過性の低い樹脂層を積層してもよく、
樹脂層の表面、裏面、両面、或いは中間層に金属、無機
物等からなる非樹脂層を積層してもよい。ガス透過性の
低い樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリ
エチレンナフタレート、ポリビニルアルコール、エチレ
ンビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ナ
イロン等のポリアミド、セロファン等の樹脂が挙げられ
る。また、ガス透過性の低い非樹脂層としては、例えば
アルミ等の金属薄膜層、アルミナ蒸着層、シリカ蒸着層
などのセラミック蒸着層などが挙げられる。さらに、収
容室に入射する光を緩和或いは遮断するために、遮光フ
ィルム、色付フィルムで外層を被覆してもよい。このよ
うな空気または/及び光を透過し難い材料を積層する場
合、一部の収容室にのみ積層して、前記のような材料の
使用量を少なくしてもよい。
【0011】一方、収容容器10の壁材19の材料とし
ては、前記容器本体5の容器壁材料と同様な材料を選択
可能であり、容器本体5の容器壁の材料と同一でも異な
っていてもよいが、合成樹脂を用いて容器壁11と溶着
により接合する場合には、少なくとも最外層を構成する
樹脂が、容器壁11の最内層を構成する樹脂と相溶性を
有するのが好ましく、特に同一であるのが好適である。
また、収容容器10は収容室4内に配置されるため、容
器本体5と同等の強度を有する必要がなく、しかも、加
熱処理時には収容室4内の昇温速度との差ができるだけ
小さくなるように伝熱をよくすることが好ましい。その
ため、収容容器10の壁材19の肉厚が容器本体5の容
器壁11の肉厚より薄くすることができ、好ましくは容
器壁11の1/2以下、さらに好ましくは1/4以下と
するのが好適である。
【0012】次に、この複室容器1の製造方法について
説明する。上記のような構成の複室容器1を製造するに
は、前述のような容器壁11の材料を用いて容器本体5
を作製するとともに前述の壁材19の材料を用いて収容
容器を作製する。まず、容器本体1を形成するには、予
め形成されたインフレーションチューブを用いて、常法
に従って排出口18を配置した状態で下端及び必要によ
り上端の一部を剥離不能に熱溶着して強シールからなる
密封部15を形成するとともに、容器中間部分の内壁面
同士を剥離可能に熱溶着して弱シールからなる仕切部1
3を形成し、収容室3、4を形成する。また、収容容器
10を形成するには、収容室4の壁面より小さいインフ
レーションチューブを用いて、略同一方向に配向した複
数本の区画部21を剥離不能に熱溶着することにより形
成するとともに、該複数本の区画部21間の下端側に隔
離部23を剥離可能に熱溶着することにより形成して、
複数個の区画室8を形成する。このとき上端側の壁材1
9は所期の区画室8の長さより長く形成するのが好まし
い。また、上端側には、区画部21を形成せずに残して
おくと、充填工程で拡開させやすくなるため好ましい。
そして、この収容容器10を容器本体1の収容室4内に
配置し、収容容器10の複数個の隔離部23の外壁面を
構成する壁材19の少なくとも一部と容器本体5の内壁
面を構成する容器壁11とを溶着する。区画室8の外表
面を構成する壁材19と容器壁11とを溶着すると、区
画室内壁面同士が溶着する可能性があるからである。収
容容器10の上端側の壁材19を長く形成した場合に
は、壁材19の上端が容器本体5の容器壁11の上端よ
り上側に突出するように配置するのが好ましい。これに
より、収容室4及び各区画室8の上端が開口した状態の
複室容器が形成される。
【0013】次に、各区画室8に収容容器10の上端側
からそれぞれ異なるビタミン含有液を充填し、必要によ
り、各区画室8を熱溶着により密封する。このとき、壁
材19が容器壁11の上端より突出していると、充填時
に各区画室8の上端の開口部を該突出部分を支持して拡
開させやすくて好ましい。また、収容容器10の各区画
室8に収容物を充填した後、容器本体5内に配置して溶
着することも可能であるが、収容容器10の外表面が汚
染されるおそれが高くなるため、容器本体5内に配置後
に区画室8に充填するのが好ましい。さらに、各区画室
8の充填及び密封操作はそれぞれ順次行ってもよいが、
各区画室8の開口部が上端に配列している場合には、複
数の注入針を有する充填設備を用いることにより各収容
室8の充填を収容室8の数より少ない回数の充填で行う
ことも可能である。ビタミン含有液を充填後、容器本体
1の上端の開口部分から収容室4にアミノ酸含有液を充
填し、収容容器10の上端部分を容器壁11間に挟持し
た状態で、該容器本体1の開口部分を剥離不能に熱溶着
して密封する。このとき、必要により、収容容器10の
上端の突出部分を切除したり、密封と同時に吊り下げフ
ック用の開口部を形成してもよい。そして複室容器1を
反転させて、排出口18から収容室3に糖含有液を注入
して密封する。これにより収容物入りの複室容器1を形
成する。その後、収容物入り複室容器1をオートクレー
ブ中に配置して高圧蒸気滅菌処理する等、加熱処理する
ことにより、この実施形態の加熱処理済の収容物入り複
室容器1を製造することができる。
【0014】次に、このように製造された複室容器1の
使用方法について説明する。まず、複室容器1を保存す
るには、容器本体5の仕切部13が剥離して収容室3、
4間が連通することがないように該仕切部13の接合面
同士を密着させるように保護して保存するのが好まし
く、例えば仕切部13を容器壁11の外側から挟持する
クリップ等を装着して固定したり、仕切部13に沿って
複室容器1を折り曲げた状態で保存することができる。
なお、収容室4には十分な量の収容物が収容されてい
て、収容室4の容器壁11を押圧しても収容容器10の
隔離部23が開放できない場合には、仕切部13が連通
しない限り、隔離部23が解放することはがなく、隔離
部23に解放を防止するための何らの保護を施さなくて
もよい。
【0015】そして、使用するには、まず、仕切部13
の保護を解除し、容器本体1の容器壁11を外側から押
圧し、或いは引き離すことにより、仕切部13を剥離さ
せて収容室3、4間を連通させる。これにより各収容室
3、4中の収容物が混合する。このとき、収容室3、4
は該収容室3,4の容積の和より大きい容積を有する1
つの収容空間17となる。これにより、収容空間17の
満容量に対する収容物量の割合が少なくなるので、容器
本体1の容器壁11が変形させやすくなる。次に、収容
容器10に対応する容器本体5の容器壁11を外側から
押圧して変形させ、該容器壁11を介して収容容器10
の各区画室8の壁材19を押圧して区画室8内の内圧を
増加し、各区画室8の隔離部23を剥離させることによ
り開放する。これにより、各区画室8内に収容されてい
た収容物を収容空間17内に放出させ、収容空間内で収
容室3、4に収容されていた収容物と混合する。このよ
うにして各収容物を容器本体1の内部で外気に晒すこと
なく混合した後、例えば吊下穴を用いてフックに吊り下
げ、該排出口18を密封したゴム栓に排出具の針を刺通
するなどにより、排出口18から混合された収容物を排
出することによりこの実施形態の複室容器1を使用する
ことができる。
【0016】以上のような本実施形態の加熱処理済の収
容物入り複室容器1によれば、易熱変質性成分が収容さ
れた区画室8を有する収容容器10が、容器本体5の収
容空間17内に収容されて、該収容空間17内に収容液
が収容された状態で加熱処理されているので、加熱処理
時には収容容器10の区画室8内の収容物が容器本体5
の収容液の温度変化に応じて加熱される。そのため、収
容室4の収容物以上に加熱処理を受けることがない。即
ち、加熱処理時には、通常、容器壁の表面積に応じた熱
量が供給され、該熱量に基づき収容物量に応じて収容物
の温度が上昇する。また、収容物量に対する容器壁の表
面積の割合は、小さい室ほど大きくなる。そのため、同
一の加熱処理条件下では大きい室より小さい室の方が収
容物の単位量当たりに供給される熱量が大きく、大きい
室に比べて小さい室の収容物の方が短時間で昇温する。
大きさの異なる複数の室に収容物を収容して各室を同一
の加熱条件で加熱処理すると、最大の室が昇温する前に
小さい収容室は加熱処理温度に到達する。従って、この
ような複室容器を、最大の収容室の収容物が加熱処理不
足とならない加熱処理条件で加熱処理すると、小さい室
の収容物は大きい室の収容物に比べて長時間加熱処理さ
れることになり、結果として過剰に加熱処理を受けてし
まうのである。ところが、本発明のように、収容容器1
0が収容室4内に配置されていると、収容室4の収容物
の昇温とともに区画室8の収容物が昇温するため、区画
室8の収容物が収容室4の収容物より早く加熱処理温度
に到達することがなく、その結果、区画室8の収容物の
過剰な加熱処理を確実に防止することができる。
【0017】また、この複室容器1では、連通可能な仕
切部13により収容空間17が収容室3、4に仕切られ
ているので、収容容器10を収容した収容室4内の収容
液を仕切部13を連通させた後には他方の収容室3側に
移動させることができる。そのため、該収容容器10が
収容された収容室4内に収容液を十分に満たして加熱処
理することにより易熱変質性成分の変質を防止していて
も、仕切部13を連通させれば、収容物を移動させて該
収容室4に対応する容器壁を変形させやすくすることが
でき、収容容器10の隔離部23の開放操作が容易であ
る。特に、連通可能な仕切部13が容器本体5の内壁面
同士を剥離可能に溶着した弱シールであるため、仕切部
13の連通により仕切部13部分の容器壁11同士が互
いに離れる方向に変形することができ、収容空間17全
体の満容量を大きく増加させて容器本体5の容器壁11
の変形できる量を大きく増加させることができる。その
ため、収容容器10の隔離部23の開放操作がさらに容
易である。
【0018】また、この実施形態の複室容器1では、さ
らに、複数の区画室8に性質の異なる複数のビタミン
を、少なくとも一部のビタミンと他のビタミンとが隔離
されるように収容したので、各区画室毎に収容物の収容
条件を変化させることができ、複数のビタミンをそれぞ
れ該ビタミンに最適な条件下で収容しておくことが可能
となる。そのため、製造時及び保存時にビタミンの経時
的な変化を抑えることができる。しかも、収容室3、4
より小さい複数の区画室8にビタミンを収容したので、
輸液の量とは別に任意の液量とすることができ、輸液に
ビタミンを混合するのに比べ、各区画室8内のビタミン
含有液中のビタミンの濃度を高く設定することができ
る。一般的に溶液は溶質濃度が高い程加熱時に分解され
にくいことが知られているが、このようにビタミン濃度
を高くすれば、滅菌等の加熱時にビタミンの分解を抑え
ることができ、区画室8に各ビタミンを収容した状態で
加熱滅菌を行うことが可能となる。さらに、ビタミンの
安定性を確保するためのpH調整剤、脂溶性ビタミンを
可溶化するための可溶化剤、緩衝剤、抗酸化剤などの安
定化剤を添加することがあるが、このような配合剤は患
者にとって不要な成分であることが多く、できるだけ少
なくすることが好ましい。この複室容器1のようにビタ
ミンを区画室8に収容すれば、安定化剤を十分に高い濃
度となるように添加したとしても、区画室8内の液量が
輸液に比べて少ないので、安定化剤の量は少なくてす
み、収容室3、4の輸液にビタミンを配合して安定化剤
を添加する場合に比べ、安定化剤の使用量を大幅に少な
くすることができる。また、容器壁11や壁材19に吸
着されやすい性質のビタミンを収容すると、区画室8が
収容室3、4より小さいので、区画室8の内壁面の面積
が収容室3、4より少なく、収容室3、4に収容する場
合に比べ、ビタミンの吸着量を少なくすることができ
る。さらに、複数の区画室8に、単味製剤における安定
pH域が異なる少なくとも一部の複数のビタミンをそれ
ぞれ隔離して収容しているので、各区画室8内のpHを
それぞれ収容されたビタミンの安定pH域に設定するこ
とができ、各区画室内のビタミンの安定性を確保し易
い。また、少なくとも一部の区画室8に収容されたビタ
ミン含有液のpHを、収容室3、4の輸液のpHと異な
らせているため、輸液のpHが何れかのビタミンの安定
pH域である場合、該ビタミンを輸液と混合した状態で
保存しても安定性を確保することができ、区画室8の数
を少なくすることができる。
【0019】また、この複室容器1では、複数の区画室
8のいずれか1つにビタミンB1を含有するビタミン含
有液を収容すれば、該ビタミン含有液のpHを他の区画
室8及び収容室3、4に収容された液のpHより低く調
製することができ、糖或いは脂肪を含有する輸液に必須
のビタミンB1を確実に安定に保存することができ、長
期間投与時に患者のアシドーシスを抑制できる。また、
輸液に投与されるビタミンではビタミンB1が安定pH
域が最も低いものの1つであるため、輸液に配合してお
く場合に比べて、輸液、特に糖含有液のpHを過剰に低
下させる必要がなくなり、糖含有液に配合されるpH調
整剤の量を少なくすることができる。さらに、複数の区
画室8のいずれか1つに葉酸を含有するビタミン含有液
を収容し、該ビタミン含有液のpHを他の区画室8及び
収容室3、4の液のpHより高く調製すれば、葉酸が他
のビタミン及び輸液に比べて安定pH域が高いため、輸
液に配合して収容する場合に比べて、輸液、特にアミノ
酸含有液該液のpHを不必要に高く設定する必要がなく
好ましい。また、複数の区画室8のいずれか1つにビタ
ミンDを含有するビタミン含有液を収容すると、ビタミ
ンDが合成樹脂製容器の内壁面に吸着されやすいが、収
容室3、4に比べて接触面積が少ない区画室8に収容す
ることにより、保存時の吸着によるビタミンDの減少を
抑制することができる。ビタミンCは還元性が強くて他
の成分との相互作用が起こり易く、さらに、加熱される
と酸化されやすいため、加熱滅菌を受ける場合に抗酸化
剤を共存させるのが好ましいが、複数の区画室8のいず
れか1つにビタミンCを含有するビタミン含有液を収容
すると、区画室8が収容室3、4より小さいので、抗酸
化剤の濃度を十分な酸化防止効果を得られる程度に調製
しても、その使用量は収容室3、4に収容する場合に比
べて格段に少なくすることができる。
【0020】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ことなく、適宜変更可能であり、例えば、図3に示すよ
うな複室容器とすることも可能である。この複室容器3
1は、隔壁32により仕切られた複数の収容室33、3
4を有する容器本体35と、1つの区画室38を有する
1個或いは複数個の収容容器40とからなり、収容容器
40が収容室34の内壁面に貼り付けられた状態で収容
されている。また容器本体35の隔壁32には、連通孔
42と、該連通孔42を閉塞する破断可能な閉塞部材4
4とを有する連通具46が設けられ、さらに、容器本体
35の頂部には、混注口48が設けられている。一方、
収容容器40には、壁材49の一部又は全部を薄肉に形
成した隔離部53が設けられていて、収容容器40を押
圧することにより壁材49が破断されて開放されるよう
に構成されている。その他は図1の容器と同様の構成で
ある。このような複室容器31であっても、前記複室容
器と同様の効果が得られる。
【0021】また、上記では収容容器10の隔離部とし
て剥離可能な弱シールからなるものを説明したが、収容
容器10の区画室を密封できるとともに使用前に開放し
て区画室内の収容物を収容空間17内に放出できる手段
であればよく、貫通孔を破断可能な閉塞部材で閉塞し、
該閉塞部材を破断させることにより貫通孔を開放する、
所謂、クリックチップ方式の隔離部を用いることなども
可能である。さらに、上記では、複室容器1の収容物と
して輸液成分及び複数のビタミンを収容した例を説明し
たが、他の医療用薬剤を収容することも当然可能であ
り、例えば複数の微量元素を複数の区画室8に収容する
とともに収容室3、4に輸液を収容した容器、更に複数
の微量の調味料と多量の調味料や食品などを収容した食
品用容器など、複数の微量成分と多量成分とを隔離して
収容しておく他の用途の容器としても使用可能である。
さらに収容室物として一部又は全部が空気等の気体であ
ってもよい。また、収容室及び区画室の数は特に限定さ
れず、3室以上の多数室であってもよい。さらに、複数
の区画室を有する場合、使用時に全ての区画室を開放し
て収容物を収容空間内の収容物と混合する必要はなく、
使用者が任意の一部の区画室のみを開放させて該区画室
の収容物だけを混合して使用することも可能である。ま
た、収容容器の収容位置は1つの収容室に限定されるも
のではなく、複数の収容室に複数個の収容容器が1また
は複数個収容されていてもよい。また、区画室内にさら
に区画室より小さくて同様の構成を有する収容容器を収
容することも可能である。さらに、容器本体と収容容器
とは、同一の材料を用いて製造することができ、連続す
る材料を折り曲げて容器本体と収容容器とを一体に形成
することも可能である。また、前記のようにそれぞれの
容器を別々に形成することもできるが、このように別々
に形成すると、同一の成分を収容した容器本体を共通に
用いて、異なる収容容器を収容させれば、容易に異なる
複室容器を製造することができ、異なる複室容器を共通
の製造設備で製造しやすい。この場合、区画室に収容さ
れた成分を表示して容器本体を通して視認可能に構成し
ておくことも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上詳述の通り、この発明の加熱処理済
複室容器によれば、収容液が収容された収容空間を備え
た容器本体と、前記収容空間と液密に区画されて易熱変
質性成分が収容された区画室並びに前記容器本体の容器
壁を介して開放操作可能な隔離部を備え、かつ前記収容
空間内に収容された収容容器とを有し、少なくとも前記
収容容器を収容した収容空間及び区画室にそれぞれ収容
液及び易熱変質性成分を収容した状態で加熱処理されて
いるので、収容容器の区画室内の易熱変質性成分が容器
本体の収容液の温度変化に応じて加熱されるため、収容
液より過剰に加熱処理されることがなく、収容室と該収
容室より小さい区画室にそれぞれ異なる量の収容物を収
容した状態で、各室の収容物を同時に適切な加熱処理を
施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の複室容器を示す正面図で
ある。
【図2】図1の複室容器の縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態の複室容器を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 複室容器 3、4 収容室 5 容器本体 8 区画室 10 収容容器 11 容器壁 13 仕切部 17 収容空間 19 壁材 21 区画室 23 隔離部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 81/32 A61J 1/00 351A Fターム(参考) 3E064 AA01 BA21 BB03 FA04 HN05 HS04 HT07 3E067 AA03 AB26 AB28 AB81 AC04 AC05 AC06 BA12B BA12C BA13B BB11B BB11C BB14B BB14C BB15B BB15C BB16B BB16C BB22B BB22C BB25B BB25C BB26B BB26C BC03B BC03C CA04 CA12 CA16 CA24 EA06 EA11 EE15 EE48 FA05 FB12 FB13 GC01 GC02 GD07 GD10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する複室容器において、 収容液が収容された収容空間を備えた容器本体と、 前記収容空間と液密に区画されて易熱変質性成分が収容
    された区画室並びに前記容器本体の容器壁を介して開放
    操作可能な隔離部を備え、前記収容空間内に収容された
    収容容器とを有し、 少なくとも前記収容容器を収容した収容空間に収容液を
    収容するとともに区画室に易熱変質性成分を収容した状
    態で加熱処理されていることを特徴とする加熱処理済複
    室容器。
  2. 【請求項2】 前記収容空間が、連通可能な仕切部によ
    り複数の収容室に仕切られた請求項1に記載の加熱処理
    済複室容器。
  3. 【請求項3】 前記連通可能な仕切部が、容器本体の内
    壁面同士を剥離可能に溶着した弱シールからなる請求項
    2に記載の加熱処理済複室容器。
  4. 【請求項4】 前記収容容器の壁材の厚さが、前記容器
    本体の容器壁の厚さより薄い請求項1、2または3に記
    載の過熱処理済複室容器。
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