JP2003204929A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2003204929A
JP2003204929A JP2002329865A JP2002329865A JP2003204929A JP 2003204929 A JP2003204929 A JP 2003204929A JP 2002329865 A JP2002329865 A JP 2002329865A JP 2002329865 A JP2002329865 A JP 2002329865A JP 2003204929 A JP2003204929 A JP 2003204929A
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endoscope
circuit
signal
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image pickup
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JP2002329865A
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English (en)
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Yasuo Komatsu
康雄 小松
Kazunari Nakamura
一成 中村
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な異なる種類の撮像調節手段が設けられ
た内視鏡を映像信号処理装置に接続することを可能とす
ることで、拡張性を向上し、低廉化を可能とする内視鏡
装置を提供する。 【解決手段】ビデオプロセッサ104は、内視鏡で得ら
れた撮像信号に映像信号処理を施す映像信号処理回路3
2と、この映像信号処理回路32で処理される映像信号
の特性を示す映像特性情報を検出する特性検出回路13
1とを備え、一方このビデオプロセッサ104に選択的
に接続される様々な異なる種類の撮像調節手段が設けら
れた複数種類の内視鏡は、内視鏡制御回路111を備え
て、前記ビデオプロセッサ104の特性検出回路131
が検出した映像特性情報を取得し、内視鏡の撮像装置の
焦点調節など様々な異なる種類の撮像調節手段の制御を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡に設けられ
た撮像装置で被写体像を撮像し、前記撮像装置で得られ
る撮像信号に映像信号処理を施して前記被写体像を含む
映像信号を得る内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長の内視鏡挿入部を体腔内に挿
入して例えば食道、胃、小腸、大腸等の消化管や肺等の
気管を観察し、必要に応じて処置具チャンネル内に挿通
した処置具を用いて各種治療処置を行える医療用の内視
鏡装置が広く利用されている。また、工業分野において
も、ボイラ、タービン、エンジン、化学プラントなどの
内部の傷や腐蝕などを観察したり検査することができる
工業用の内視鏡装置が利用されている。
【0003】このような内視鏡装置は、例えば、挿入部
を体腔内や管路内へ挿入し撮像装置で被写体像を撮像し
て撮像信号を得る内視鏡と、前記内視鏡へ照明光を与え
る光源装置と、信号ケーブルを介して前記撮像装置と電
気的に接続され、前記撮像装置を駆動する駆動信号を発
生する駆動回路と前記撮像装置で得られる撮像信号に映
像信号処理を施して被写体像を含む映像信号を得る映像
信号処理回路とが設けられたビデオプロセッサと、前記
ビデオプロセッサで得られる映像信号を映し出すモニタ
装置を備えて構成されている。前記撮像装置は、例えば
内視鏡の挿入部先端に設けられ、一般にCCD(電荷結
合素子)等の固体撮像素子を有して構成される。
【0004】内視鏡の挿入部は、その用途により様々な
長さのものがあり、例えば、大腸観察用内視鏡の挿入部
長は例えば2m程度であるのに対し、気管支観察用内視
鏡の挿入部長は70cm程度であるという違いがある。
このように、内視鏡の種類によって挿入部長に違いがあ
るので、撮像装置が挿入部先端に設けられている場合
に、撮像信号とビデオプロセッサとを接続する信号ケー
ブルの長さが内視鏡の種類によって異なる。すると、こ
の信号ケーブル長の違いに起因して、ビデオプロセッサ
から撮像装置へ与えられる駆動信号の波形、及び撮像装
置からビデオプロセッサへ与えられる撮像信号の波形に
違いが生じる。
【0005】そこで、例えば、特開平3−114433
号では、内視鏡の種類を示す固定的な情報を内視鏡で保
持し、この内視鏡の種類を示す情報をビデオプロセッサ
で読み込み、内視鏡の種類に応じて、駆動回路に設けら
れたマッチング回路を切り替えることで、撮像装置へ与
えられる駆動信号の波形を調整する手段が示されてい
る。また、ビデオプロセッサから信号ケーブルへ出力さ
れる駆動信号の位相と信号ケーブルからビデオプロセッ
サへ入力される撮像信号の位相との位相差から信号ケー
ブル長を検出し、この信号ケーブル長に応じて、出力す
る駆動信号の振幅を制御することで、撮像装置へ与えら
れる駆動信号の波形を動的に調整可能とする手段が一般
的に知られている。
【0006】ところで、撮像装置が設けられた内視鏡に
は、例えば、モータ或いは圧電アクチュエータを用いて
対物レンズ或いは撮像装置を進退させることで焦点調節
を行う焦点調節機構や、被写体像の光路に可変焦点レン
ズを設けることで焦点調節を行う焦点調節機構や、絞り
調節を行う絞り機構や、感度調節機能を有する撮像装置
等の、撮像装置に関わる調節を行う様々な種類の撮像調
節手段がしばしば設けられる。そして、これらの撮像調
節手段は、一般に、ビデオプロセッサ(映像信号処理装
置)からの制御信号に基づいて動作するように構成され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビデオ
プロセッサに接続される複数の内視鏡に、それぞれ異な
る種類の撮像調節手段が設けられている場合や、同種の
撮像調節手段であっても例えば異なる種類のモータ或い
は圧電アクチュエータ等により構成された撮像調節手段
が設けられている場合には、これら複数の異なる種類の
撮像調節手段を制御する制御手段がいずれもビデオプロ
セッサに設けられることとなり、ビデオプロセッサの回
路規模が大きくなってしまったり、これにより、コスト
が増加してしまうという問題があった。また、ビデオプ
ロセッサで対応していない撮像調節手段が設けられた内
視鏡はビデオプロセッサに接続できず、拡張性が悪いと
いう問題があった。
【0008】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、様々な異なる種類の撮像調節手段が設けられた
内視鏡を映像信号処理装置に接続することを可能とする
ことで、拡張性を向上し、低廉化を可能とする内視鏡装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の内視鏡装置は、内視鏡に設けられた撮像装
置で被写体像を撮像し、前記撮像装置で得られる撮像信
号に映像信号処理装置で映像信号処理を施して前記被写
体像を含む映像信号を得る内視鏡装置において、前記映
像信号処理装置で処理される映像信号の特性を少なくと
も含む特性情報を少なくとも検出する手段と、前記映像
信号処理装置に設けられ、所定の伝送手順で前記特性情
報を前記内視鏡へ出力する手段と、前記内視鏡に設けら
れ、前記所定の伝送手順に従って前記特性情報を受信
し、得られる前記特性情報に応じて前記内視鏡の動作を
制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図4は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は内視鏡装置の構成を示すブロ
ック図、図2は映像信号処理回路の構成を示すブロック
図、図3は駆動回路に関わる構成を示すブロック図、図
4は不揮発性メモリ及びビデオプロセッサ制御回路の構
成を示すブロック図である。
【0011】図1に示すように、本実施の形態の内視鏡
装置1は、例えば体腔内に挿入し被写体像を撮像して撮
像信号を得る内視鏡2と、前記内視鏡2へ供給する照明
光を発する光源装置3と、前記内視鏡2で得られる撮像
信号に対して映像信号処理を施しモニタ表示可能な映像
信号を得るビデオプロセッサ4と、前記ビデオプロセッ
サ4で得られる映像信号を映し出すモニタ装置5を備え
て構成されている。
【0012】前記内視鏡2は、例えば体腔内に挿入する
細長の挿入部11と、前記挿入部11の基端側に連設さ
れ、内視鏡2を把持し操作する操作部12と、内視鏡2
内を挿通するとともに一端が例えば前記操作部12の側
部から延出して前記光源装置3に接続され、前記光源装
置3から供給される照明光を前記挿入部11先端へ導く
ライトガイド13と、前記挿入部11先端に設けられ、
前記ライトガイド13で導かれた照明光を被写体へ向け
て配光する配光光学系14と、前記挿入部11先端に設
けられ、被写体像を結像する対物光学系15と、前記対
物光学系15の結像位置に受光面が配置され、被写体像
を撮像して撮像信号を得る撮像装置としての固体撮像素
子であるCCD16(電荷結合素子)と、前記CCD1
6で得られる撮像信号を増幅するバッファ17と、内視
鏡2内を挿通するとともに一端が例えば前記操作部12
から延出して前記ビデオプロセッサ4に電気的に接続さ
れ、前記バッファ17から出力される撮像信号を前記ビ
デオプロセッサ4へ伝送したり、前記ビデオプロセッサ
4からの駆動信号を前記CCD16へ伝送する、標準の
特性インピーダンスが例えば43Ωの信号ケーブル18
と、前記CCD16及び前記信号ケーブル18に関する
特性情報を格納する例えばフラッシュROM(リードオ
ンリメモリ)で構成された電気的に書き換え可能な不揮
発性メモリ19を備えて構成されている。前記CCD1
6は、奇数ラインの撮像信号と偶数ラインの撮像信号と
を別々に出力する2系統の撮像信号出力端子を備えてお
り、これら2系統の撮像信号は、それぞれバッファ17
で増幅され、それぞれ前記ビデオプロセッサ4へ与えら
れるようになっている。
【0013】前記光源装置3は、例えば白色光を発する
光源であるランプ21と、照明光路に設けられ、照明光
を前記ライトガイド13の光入射端へ集光する集光光学
系22と、照明光路に設けられ、照明光の光量を調節す
る絞り機構23と、前記絞り機構23を駆動制御する絞
り制御回路24と、回転することで、透過色の異なる例
えば3つの光学フィルタが順次照明光路に挿入される回
転フィルタ25と、前記回転フィルタ25を回転させる
モータ26と、前記モータ26を駆動することで、前記
回転フィルタ25を制御する回転フィルタ制御回路27
と、前記絞り制御回路24及び前記回転フィルタ制御回
路27を少なくとも制御し、光源装置3各部を制御する
光源装置制御回路28を備えて構成されている。前記回
転フィルタ25は、例えば赤色と緑色と青色の照明光を
順次透過させ、これにより、光源装置3は、赤色と緑色
と青色とが時分割で順次切り替わる照明光いわゆる面順
次光を発するようになっている。この面順次光に対応
し、前記CCD16は、赤色と緑色と青色の照明光に対
応する被写体像を時分割で順次撮像するようになってい
る。
【0014】前記ビデオプロセッサ4は、前記CCD1
6を駆動して前記CCD16の露光及び読み出しタイミ
ングを制御する駆動信号を発生する駆動回路31と、前
記CCD16からバッファ17と信号ケーブル18を介
して得られる撮像信号を入力し、この撮像信号に対して
映像信号処理を施してモニタ表示可能な映像信号を得る
映像信号処理回路32と、前記駆動回路31と前記映像
信号処理回路32を少なくとも制御するビデオプロセッ
サ制御回路33を備えて構成されている。前記ビデオプ
ロセッサ制御回路33は、前記光源装置3の光源装置制
御回路28との間で制御信号を伝送することで、面順次
光を前記光源装置3が発するタイミングに同期して、前
記駆動回路31及び前記映像信号処理回路32の動作タ
イミングを制御するようになっている。
【0015】前記映像信号処理回路32は、入力される
撮像信号に対して、各色成分が時分割された状態で映像
信号処理を施す信号処理回路34と、前記信号処理回路
34で得られる映像信号を入力し、この映像信号に含ま
れる各色成分の映像信号を空間分割して同時化する同時
化回路35と、前記同時化回路35で得られる映像信号
を入力し、各色成分が同時化された状態で映像信号処理
を行い、モニタ表示可能な映像信号を得る信号処理回路
36を備えて構成されている。
【0016】図2に示すように、前記信号処理回路34
は、入力される2系統の撮像信号をそれぞれ増幅する2
系統のプリアンプ41と、前記2系統のプリアンプ41
からそれぞれ出力される撮像信号に対して、CDS(相
関二重サンプリング)処理を施し、リセットノイズを除
去して映像信号成分を抽出する2系統のCDS回路42
と、前記2系統のCDS回路42でそれぞれ得られる映
像信号に対して、OB(オプティカルブラック)期間の
信号レベルをクランプして安定化する2系統のクランプ
回路43と、前記2系統のクランプ回路43でそれぞれ
得られる映像信号をアナログ信号からデジタル信号へ変
換する2系統のA/D変換回路44と、前記2系統のA
/D変換回路44でそれぞれ得られる映像信号を入力
し、電気的に絶縁して映像信号を出力する2系統のフォ
トカプラ45と、前記2系統のフォトカプラ45からそ
れぞれ出力される映像信号に対して、リニアリティ補正
を施す2系統のリニアリティ補正回路46と、前記2系
統のリニアリティ補正回路46でそれぞれ得られる映像
信号を合成する合成回路47と、前記合成回路47で得
られる映像信号に対してホワイトバランス補正処理を施
すホワイトバランス補正回路48と、前記ホワイトバラ
ンス補正回路48で得られる映像信号に対して色調調整
処理を施す色調調整回路49と、前記色調調整回路49
で得られる映像信号に対してγ補正を施すγ補正回路5
0と、前記γ補正回路で得られる映像信号に対して輪郭
強調処理を施す輪郭強調回路51を備えて構成されてい
る。なお、医療用内視鏡装置の分野では、前記フォトカ
プラ45で電気的に絶縁されるより前段の内視鏡2寄り
の回路は患者回路と呼ばれ、前記フォトカプラ45によ
り前記患者回路と電気的に絶縁された回路は二次回路と
呼ばれる。前記リニアリティ補正回路46は、前記CC
D16の2系統の出力端子毎の非線形性を補正する回路
であり、例えばルックアップテーブルを記憶する記憶素
子により構成され、入力信号レベルがアドレスとして入
力されると、出力信号レベルがデータとして出力される
ようになっている。
【0017】前記同時化回路35は、前記信号処理回路
34からの映像信号を入力し、時分割で重畳されていた
各色成分の信号を空間分割するセレクタ61と、前記セ
レクタ61で空間分割された例えば赤色、緑色、青色の
各色成分の映像信号をそれぞれ入力し、緩衝記憶して各
色成分の映像信号の読み出しタイミングを同時化する例
えば3つの同時化用画像メモリ62を備えて構成されて
いる。各同時化用画像メモリ62は、映像信号をそれぞ
れ1フレーム分緩衝記憶する2つの画像メモリ63と、
前記2つの画像メモリ63のうち映像信号を書き込む画
像メモリ63を選択するセレクタ64と、前記2つの画
像メモリ63のうち映像信号を読み出す画像メモリ63
を選択するセレクタ65を備えて構成されており、前記
セレクタ64、65により、前記2つの画像メモリ63
を1フレーム毎に書き込み用と読み出し用に交互に切り
替えることで、映像信号の書き込みと読み出しとが円滑
に行われるようになっている。
【0018】前記信号処理回路36は、ビデオプロセッ
サ制御回路33から与えられる制御信号のタイミング
で、前記同時化回路35から与えられる映像信号を1フ
レーム分記憶して静止画を得る静止画保持用画像メモリ
71と、前記ビデオプロセッサ33に制御されて、前記
同時化回路35から与えられる動画映像信号と前記静止
画保持用画像メモリ71から出力される静止画映像信号
とのうちいずれかの映像信号を選択するセレクタ72
と、前記セレクタ72から与えられる映像信号をモニタ
表示可能な映像信号形式に変換し、例えば75Ωの出力
インピーダンスで映像信号を出力する映像信号駆動回路
73を備えて構成されている。前記静止画保持用画像メ
モリ71は、各色成分の映像信号毎にそれぞれ1フレー
ム分記憶する例えば3つの画像メモリ74を備えて構成
されている。前記ビデオプロセッサ制御回路33は、画
像のフリーズ指示を入力する図示しない入力手段からの
信号タイミングに応じて、前記静止画保持用画像メモリ
71及びセレクタ72を制御するようになっている。
【0019】図3に示すように、前記駆動回路31は、
前記CCD16を駆動する水平転送パルスφH及び垂直
転送パルスφVを含む駆動信号を発生するSSG81
(シンクロナス・シグナル・ジェネレータ;同期信号生
成回路)と、前記ビデオプロセッサ制御回路33から指
示される利得値に応じて、前記SSGから出力される駆
動信号を増幅するGCA82(ゲイン・コントロール・
アンプ;利得制御増幅回路)と、前記GCA82から出
力される駆動信号を増幅するバッファ83と、前記ビデ
オプロセッサ33からの指示に応じて、前記バッファ8
3から出力される駆動信号を波形整形して出力するマッ
チング回路84を備えて構成されている。前記マッチン
グ回路84は、波形整形特性の異なる例えば3つの波形
整形回路85と、前記ビデオプロセッサ33からの指示
に応じて、前記3つの波形整形回路85のうちいずれか
の波形整形回路85から出力される駆動信号を選択して
出力するセレクタ86を備えて構成されている。
【0020】前記CCD16から前記バッファ17を介
して出力される2系統の撮像信号は、前記内視鏡2内に
設けられた例えば43Ωの出力抵抗87を介して、それ
ぞれ前記信号ケーブル18へ与えられ、前記信号ケーブ
ル18により前記ビデオプロセッサ4へ伝送された2系
統の撮像信号は、前記ビデオプロセッサ4に備えられた
例えば43Ωの終端抵抗88で終端され、前記映像信号
処理回路32へ与えられる構成となっている。
【0021】図4に示すように、前記不揮発性メモリ1
9は、例えば、前記信号ケーブル18の特性を示すケー
ブル特性情報を格納する記憶域と、前記CCD16の特
性を示す撮像素子特性情報を格納する記憶域を有してい
る。前記ケーブル特性情報は、例えば、前記信号ケーブ
ル18の(Ω)単位で表される特性インピーダンス値
と、前記信号ケーブル18の単位長当たりの導体抵抗値
を(Ω/m)単位で表すケーブル導体抵抗値と、前記信
号ケーブル18の(m)単位で表されるケーブル長を含
んでいる。前記撮像素子特性情報は、例えば、前記CC
D16の奇数ラインの撮像信号を出力する端子の実際の
ゲインを規格値に対して(%)単位の比率で表すCCD
奇数ライン出力端子ゲインと、前記CCD16の偶数ラ
インの撮像信号を出力する端子の実際のゲインを規格値
に対して(%)単位の比率で表すCCD偶数ライン出力
端子ゲインと、2系統の撮像信号のそれぞれに対応した
リニアリティ補正データを含んでいる。
【0022】前記ビデオプロセッサ制御回路33は、ビ
デオプロセッサ4各部の動作タイミングを制御するタイ
ミング制御回路91と、前記不揮発性メモリ19に格納
されているケーブル特性インピーダンス値に応じて、前
記マッチング回路84のセレクタ86を制御するマッチ
ング回路選択制御回路92と、前記不揮発性メモリ19
に格納されているケーブル特性インピーダンス値に応じ
て、前記GCA82の利得値を制御するGCA制御回路
93と、前記不揮発性メモリ19に格納されているケー
ブル導体抵抗値とケーブル長とCCD奇数ライン出力端
子ゲインとCCD偶数ライン出力端子ゲインの値に応じ
て、前記2系統のプリアンプ41のそれぞれの利得を制
御するプリアンプ制御回路94と、前記不揮発性メモリ
19に格納されているリニアリティ補正データに応じ
て、前記2系統のリニアリティ補正回路46のそれぞれ
の補正特性を制御するリニアリティ補正制御回路95を
備えて構成されている。
【0023】前記プリアンプ制御回路94は、ケーブル
導体抵抗値とケーブル長とからケーブル抵抗値を算出す
るケーブル抵抗値算出回路94aと、前記ケーブル抵抗
値算出回路94aで得られるケーブル抵抗値と前記出力
抵抗87の抵抗値と前記終端抵抗88の抵抗値とから分
圧比を算出し、この分圧比に従って利得値を算出する分
圧比算出回路94bと、前記分圧比算出回路94bで得
られる利得値をCCD奇数ライン出力端子ゲイン及びC
CD偶数ライン出力端子ゲインによりそれぞれ補正し
て、前記2系統のプリアンプ41のそれぞれに対する利
得値を得るCCD出力端子ゲイン補正回路94cを備え
て構成されている。
【0024】前記マッチング回路選択制御回路92及び
前記GCA制御回路93は、例えば、ケーブル特性イン
ピーダンス値が、41Ω未満の場合と、41Ω以上45
Ω未満の場合と、45Ω以上の場合とで、前記マッチン
グ回路84のセレクタ86により選択される波形整形回
路85及びGCA82の利得値をそれぞれ切り替えるよ
うになっている。
【0025】前記不揮発性メモリ19に格納されるリニ
アリティ補正データは、例えば、前記リニアリティ補正
回路46のルックアップテーブルに設定されるデータで
あり、前記リニアリティ補正制御回路95により、不揮
発性メモリ19から読み出されて、前記リニアリティ補
正回路46へ設定される。
【0026】次に、本実施の形態の作用を説明する。内
視鏡装置1を使用するに当たっては、先ず、内視鏡2の
不揮発性メモリ19に特性情報を設定する。特性情報
は、例えば、表1に特性情報の設定例を示すように、使
用する内視鏡2の種別に応じて、即ち使用する内視鏡2
のCCD16及び信号ケーブル18の特性に応じて、異
なる組み合わせの値が設定される。表1に示す特性情報
の設定例のうち、ケーブル長についてみてみると、例え
ば、気管支観察用内視鏡は、大腸観察用内視鏡よりも挿
入部長が短く、また、断線による修理歴が有る大腸観察
用内視鏡は、修理歴が無い大腸観察用内視鏡よりも短く
設定される。このとき、不揮発性メモリ19は、書き換
え可能であるので、特性情報に変更が生じた場合に記憶
内容を変更することができ、また、不揮発性であるの
で、特性情報を記憶させた後は、内視鏡2を次回使用す
る際に再設定が不要である。
【0027】
【表1】 そして、内視鏡2がビデオプロセッサ4に接続された状
態で内視鏡装置1を起動すると、内視鏡2の不揮発性メ
モリ19に設定された特性情報が、ビデオプロセッサ4
のビデオプロセッサ制御回路33へ伝送される。する
と、ビデオプロセッサ制御回路33は、与えられた特性
情報に応じて、マッチング回路84のセレクタ86を制
御して波形整形回路85を選択し、GCA82に利得値
を与え、プリアンプ41に利得値を与え、リニアリティ
補正回路46にリニアリティ補正データを与える。
【0028】このとき、プリアンプ41へ与えられる利
得値をプロセッサ制御回路33のプリアンプ制御回路9
4が算出するに当たっては、先ず、ケーブル抵抗値算出
回路94aにより、(式1)に従って、ケーブル抵抗値
が求められる。例えば、表1に示す大腸観測用内視鏡及
び気管支観察用内視鏡のケーブル抵抗値は、それぞれ
(式2)及び(式3)に示す値となる。そして、分圧比
算出回路94bにより、(式3)に従って、分圧比が求
められる。ここで、出力抵抗値及び終端抵抗値をそれぞ
れ43(Ω)としたとき、表1に示す大腸観測用内視鏡
及び気管支観察用内視鏡の分圧比は、それぞれ(式5)
及び(式6)に示す値となる。ここで、例えば、表1に
示す大腸観測用内視鏡が接続された場合の利得値を利得
値の基準値としたとき、表1に示す気管支観察用内視鏡
が接続された場合の利得値は、(式7)に示される補正
係数を基準値に乗じた値となる。そして、分圧比算出回
路94bで得られた利得値は、CCD出力端子ゲイン補
正回路94cにより、CCD奇数ライン出力端子ゲイン
及びCCD偶数ライン出力端子ゲインの値に従って補正
され、2系統のプリアンプ41へ与えられる。
【0029】 ケーブル抵抗値=ケーブル導体抵抗値×ケーブル長 …(式1) ケーブル抵抗値=1.30×4.500=5.85(Ω) …(式2) ケーブル抵抗値=1.20×3.000=3.60(Ω) …(式3) 分圧比=終端抵抗値/(出力抵抗値+ケーブル抵抗値+終端抵抗値) …(式4) 分圧比=43/(43+5.85+43)=0.468 …(式5) 分圧比=43/(43+3.60+43)=0.480 …(式6) 補正係数=0.468/0.480=0.975 …(式7) そして、SSG81で生成された駆動信号は、適切な利
得値が与えられたGCA82により利得制御され、バッ
ファ83で増幅され、適切な波形整形回路85が選択さ
れたマッチング回路84により波形整形され、信号ケー
ブル18を伝送し、CCD16へ与えられる。このと
き、使用される内視鏡2によって信号ケーブル18の特
性が異なっていても、適切な波形の駆動信号がCCD1
6へ与えられる。
【0030】そして、駆動信号により駆動されるCCD
16は、被写体像を光電変換して2系統の撮像信号を出
力し、この撮像信号は、バッファ17により増幅され、
信号ケーブル18によりビデオプロセッサ4の映像信号
処理回路32へ伝送され、適切な利得値が設定されたプ
リアンプ41により増幅され、CDS回路42により映
像信号成分が抽出される。このCDS回路42から出力
される映像信号は、クランプ回路43によりOB期間の
黒レベルが補正され、A/D変換回路44によりデジタ
ル信号に変換され、フォトカプラ45により電気的に絶
縁されて以降の回路へ伝達され、リニアリティ補正回路
46によりリニアリティ補正が施され、2系統のリニア
リティ補正回路46からそれぞれ出力される映像信号
は、合成回路47により合成される。この合成回路47
から出力される映像信号は、ホワイトバランス補正回路
48によりホワイトバランス補正され、色調調整回路4
9により色調調整され、γ補正回路50によりγ補正さ
れ、輪郭強調回路51により輪郭強調処理が施され、同
時化回路35へ与えられる。この同時化回路35では、
与えられた映像信号に含まれる時分割で重畳された各色
成分の映像信号が、セレクタ61により空間分割されて
各色成分用の同時化用画像メモリ62へ与えられ、この
同時化用画像メモリ62により各色成分の映像信号の読
み出しタイミングが同時化される。この同時化回路35
で同時化された映像信号は、信号処理回路36へ与えら
れ、セレクタ72を通過し、映像信号駆動回路73によ
り、モニタ表示可能な形式の映像信号に変換され、モニ
タ装置5へ与えられる。すると、接続される内視鏡2の
CCD16及び信号ケーブル18に関する複数の特性情
報が映像信号の画質へ影響を与える場合であっても、駆
動信号及び撮像信号の波形が適切に補正され、モニタ装
置には良好な画質の被写体像が映し出される。
【0031】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、内視鏡の固体差によって撮像装置及び信号ケーブル
に関する複数の特性情報が映像信号の画質へ影響を与え
る場合であっても、駆動信号及び撮像信号の波形が適切
に補正され、良好な画質の映像信号が得られるという効
果が得られる。また、複数系統の撮像信号が撮像装置か
ら出力される場合であっても、各系統の撮像信号に対し
て個別に適切な補正を施すことができる。また、撮像装
置の個体差に起因する線形性のバラツキを補正すること
ができる。
【0032】また、同一の内視鏡の特性情報が変更され
た場合でも、不揮発性メモリの設定内容を変更すること
により、駆動信号及び撮像信号を適切に補正することが
できる。
【0033】(第2の実施の形態)図5ないし図10は
本発明の第2の実施の形態に係り、図5は内視鏡装置の
構成を示すブロック図、図6は映像特性検出回路とビデ
オプロセッサ制御回路と内視鏡制御回路の構成を示すブ
ロック図、図7は第2の内視鏡の構成を示すブロック
図、図8は第3の内視鏡の構成を示すブロック図、図9
は第4の内視鏡の構成を示すブロック図、図10はビデ
オプロセッサから内視鏡へ伝送されるシリアル信号の動
作を示すタイムチャートである。なお、本実施の形態で
は、前記第1の実施の形態と同様に構成されている部位
には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0034】図5に示すように、本実施の形態の内視鏡
装置101は、前記第1の実施の形態の内視鏡2(図1
参照)に代わって設けられ、いずれかの内視鏡が選択的
に使用される第1の内視鏡102a、第2の内視鏡10
2b、第3の内視鏡102c、第4の内視鏡102d
と、前記第1の実施の形態の光源装置3(図1参照)に
代わって設けられた光源装置103と、前記第1の実施
の形態のビデオプロセッサ4(図1参照)に代わって設
けられたビデオプロセッサ104を備えて構成されてい
る。
【0035】前記光源装置103は、前記第1の実施の
形態の光源装置3(図1参照)と略同様に構成されてい
るが、前記第1の実施の形態の光源装置制御回路28
(図1参照)に代わって、光源装置制御回路121が設
けられている。前記光源装置制御回路121は、前記第
1の実施の形態の光源装置制御回路28(図1参照)の
機能をすべて有し、更に、絞り機構23の絞り位置を示
す絞り位置情報を絞り制御回路24から取得し、この絞
り位置情報を前記ビデオプロセッサ104へ与える機能
を有している。ここで、絞り位置情報とは、例えば、前
記絞り機構23による絞り調光動作が可能な範囲にある
か否かの状態と、前記絞り機構23が全開状態であるか
否かの状態と、前記絞り機構23が全閉状態であるか否
かの状態を示す情報を含む。
【0036】前記ビデオプロセッサ104は、前記第1
の実施の形態と同様に構成された駆動回路31と、前記
第1の実施の形態と同様に構成された映像信号処理回路
32と、前記映像信号処理回路32で処理される映像信
号の特性を示す映像特性情報を検出する映像特性検出回
路131と、前記ビデオプロセッサ104に接続され前
記ビデオプロセッサ104へ操作指示を入力するフット
スイッチ132と、前記第1の実施の形態のビデオプロ
セッサ制御回路33(図1参照)に代わって設けられた
ビデオプロセッサ制御回路133を備えて構成されてい
る。
【0037】前記第1の内視鏡102aは、前記第1の
実施の形態の内視鏡2(図1参照)の機能をすべて有
し、更に、前記CCD16を対物光学系15に対して光
軸方向つまり前記挿入部11長手方向に移動可能に設置
する台座112と、前記挿入部11を挿通し、前記台座
112を前記挿入部11長手方向に牽引するワイヤ11
3と、例えば前記操作部12に設けられ、前記ワイヤ1
13を前記挿入部11長手方向に牽引するモータ114
と、前記モータ114を駆動制御するモータ制御回路1
15と、内視鏡102aを制御するために使用される後
述する内視鏡制御データを前記ビデオプロセッサ104
のビデオプロセッサ制御回路133から取得し、前記モ
ータ制御回路115へ内視鏡制御データを与える内視鏡
制御回路111を備えて構成されている。前記台座11
2と前記ワイヤ113と前記モータ114と前記モータ
制御回路115とから構成される自動焦点調節手段は、
前記内視鏡制御回路111からの内視鏡制御データによ
って制御される。
【0038】図6に示すように、前記映像特性検出回路
131は、前記ホワイトバランス補正回路48から出力
される映像信号の平均信号レベル及び最大信号レベルを
それぞれ得る平均値検波フィルタ141及び最大値検出
回路142と、前記γ補正回路50から出力される映像
信号の尖鋭度を得る尖鋭度検波回路143を備えて構成
されている。
【0039】前記ビデオプロセッサ制御回路133は、
前記第1の実施の形態のビデオプロセッサ制御回路33
の機能をすべて有し、更に、内視鏡102aを制御する
ために使用される内視鏡制御データをビデオプロセッサ
104及び光源装置103から収集し、この内視鏡制御
データを垂直転送パルスφVに同期してパラレル信号か
ら所定の信号形式のシリアル信号に変換し前記内視鏡へ
伝送するパラレル/シリアル変換回路151を備えて構
成されている。ここで、内視鏡制御データは、例えば、
前記尖鋭度検波回路143で得られ例えば8ビットのデ
ジタル信号で表される尖鋭度情報A8〜A1と、前記最
大値検出回路142で得られ例えば8ビットのデジタル
信号で表される最大信号レベル情報B8〜B1と、前記
平均値検波フィルタ141で得られ例えば8ビットのデ
ジタル信号で表される平均信号レベル情報C8〜C1
と、前記絞り制御回路24から前記光源装置制御回路1
21を介して与えられ、例えば2ビットのデジタル信号
で表される絞り位置情報D2〜D1と、前記フットスイ
ッチ132の開閉状態を示し、例えば1ビットのデジタ
ル信号で表されるフットスイッチ状態情報E1を含む。
【0040】前記内視鏡制御回路111は、前記ビデオ
プロセッサ制御回路133から与えられるシリアル信号
を、駆動信号に含まれる垂直転送パルスφVでサンプリ
ングし、パラレル信号の内視鏡制御データを得るシリア
ル/パラレル変換回路152を備えて構成されている。
【0041】前記モータ制御回路115は、内視鏡制御
回路111で得られる内視鏡制御データのうち、尖鋭度
情報A8〜A1を参照し、この値が最大値になるよう
に、前記モータ114を駆動制御することで、自動焦点
調節を行うようになっている。
【0042】図7に示すように、第2の内視鏡102b
は、前記第1の実施の形態の内視鏡2(図1参照)の機
能をすべて有し、更に、前記第1の内視鏡102a(図
5参照)の内視鏡制御回路111と同様に構成された内
視鏡制御回路111と、前記対物光学系15とCCD1
6との間に設けられ、電気信号により制御され液晶によ
る屈折率差を利用して焦点を調節する可変焦点レンズ1
61と、前記内視鏡制御回路111で得られる内視鏡制
御データを基に前記可変焦点レンズ161を駆動制御す
る駆動パルスを出力するレンズ制御回路162を備えて
構成され、前記可変焦点レンズ161と前記レンズ制御
回路162により、自動焦点調節手段が構成されてい
る。
【0043】前記レンズ制御回路162は、内視鏡制御
回路111で得られる内視鏡制御データのうち、尖鋭度
情報A8〜A1を参照し、この値が最大値になるよう
に、前記可変焦点レンズ161を駆動制御することで、
自動焦点調節を行うようになっている。
【0044】図8に示すように、第3の内視鏡102c
は、前記第1の実施の形態の内視鏡2(図1参照)の機
能をすべて有し、更に、第1の内視鏡102a(図5参
照)の内視鏡制御回路111と同様に構成された内視鏡
制御回路111と、前記対物光学系15と前記CCDと
の間に設けられ、電気信号に制御されて絞り調節を行う
絞り機構171と、前記内視鏡制御回路111で得られ
る内視鏡制御データを基に前記絞り機構171を駆動制
御する絞り制御回路172を備えて構成されている。
【0045】前記絞り制御回路172は、フットスイッ
チ状態情報E1を監視し、前記フットスイッチ132が
閉じる毎に、最大信号レベル情報B8〜B1と平均信号
レベル情報C8〜C1とのうちいずれかの信号レベル情
報を交互に選択して参照し、選択された信号レベル情報
の値が所定の範囲になるように、前記絞り機構171の
開閉を制御するようになっている。
【0046】図9に示すように、第4の内視鏡102d
は、前記第1の実施の形態の内視鏡2(図1参照)の機
能をすべて有し、更に、第1の内視鏡102a(図5参
照)の内視鏡制御回路111と同様に構成された内視鏡
制御回路111と、前記第1の実施の形態のCCD16
(図1参照)に代わって設けられ、電気信号に制御され
て感度設定されるCCD181と、前記CCD181の
感度を制御する制御パルスを出力する感度制御回路18
2を備えて構成されている。
【0047】前記感度制御回路182は、絞り位置情報
D2〜D1を参照し、例えば、前記光源装置103の絞
り機構23の絞り位置が全開状態のときには、前記CC
D181の感度が大きくなるように制御し、絞り位置が
全閉状態のときには、前記CCD181の感度が小さく
なるように制御するようになっている。
【0048】次に、本実施の形態の作用を説明する。な
お、本実施の形態では、前記第1の実施の形態の作用と
共通する作用の説明を省略する。内視鏡102a、10
2b、102c、102dが選択的にビデオプロセッサ
104に接続された状態で、内視鏡装置101が起動さ
れると、ビデオプロセッサ制御回路133は、映像特性
検出回路131と、フットスイッチ132と、光源装置
制御回路121から、内視鏡制御データを収集し、パラ
レル/シリアル変換回路151により、図10に示すよ
うに、垂直転送パルスφVに同期して、収集した内視鏡
制御データを所定の信号形式のシリアル信号に変換し、
このシリアル信号を内視鏡制御回路111へ伝送する。
このとき、内視鏡102a、102b、102c、10
2dのいずれがビデオプロセッサ104に接続されてい
ても、同じ信号形式のシリアル信号が、ビデオプロセッ
サ制御回路133から内視鏡制御回路111へ与えられ
る。
【0049】そして、モータ制御回路115、レンズ制
御回路162、絞り制御回路172、感度制御回路18
2は、内視鏡制御回路111で得られる内視鏡制御デー
タのうち、制御に用いる信号を使用して、それぞれ内視
鏡102a、102b、102c、102dを制御す
る。
【0050】以上説明した本実施の形態では、前記第1
の実施の形態と同様の効果が得られる。また、本実施の
形態では、ビデオプロセッサにいずれの内視鏡が接続さ
れている場合でも、ビデオプロセッサから内視鏡へ与え
られる内視鏡制御データは、所定の同じ内容であり、所
定の同じ信号形式で伝送されるので、ビデオプロセッサ
は、内視鏡毎に異なる制御データを伝送しなくてもよ
く、ビデオプロセッサの回路規模が縮小して低廉化され
る。また、例えば、新たに内視鏡を開発する際に、前記
所定の信号形式でビデオプロセッサから内視鏡制御デー
タを取得するように構成することで、ビデオプロセッサ
の構成を変更しなくてもよく、拡張性が向上する。従っ
て、本実施の形態では、様々な異なる種類の撮像調節手
段が設けられた内視鏡を映像信号処理装置に接続するこ
とが可能となり、拡張性が向上し、低廉化が可能となる
という効果が得られる。
【0051】なお、ビデオプロセッサ104から内視鏡
へ伝送される内視鏡制御データは、本実施の形態で挙げ
られている内容に限定されることはない。例えば、映像
信号の輝度成分分布を表わすヒストグラムデータを内視
鏡制御データに含めてもよい。このとき、このヒストグ
ラムデータは、例えば、内視鏡に設けられる絞り機構を
制御するために用いることができる。
【0052】なお、本発明は、上述の実施の形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。例えば、内視鏡装置1、1
01を構成する各回路は、ハードウェア回路で実装する
ばかりでなく、プログラムにより動作するマイクロプロ
セッサ及び前記プログラムが格納された記憶素子で実装
してもよい。また、例えば、同時化用画像メモリ62を
構成する画像メモリ63は、必ずしも2つでなくてもよ
く、1つであってもよい。このとき、画像メモリ63
は、例えば、2ポートメモリで構成してもよい。 [付記] (付記項1−1)内視鏡に設けられた撮像装置で被写体
像を撮像し、前記撮像装置から信号ケーブルを介して伝
送される撮像信号に映像信号処理を施して前記被写体像
を含む映像信号を得る内視鏡装置において、前記信号ケ
ーブルを介して前記撮像装置を駆動する駆動回路と、前
記信号ケーブルを介して得られる撮像信号に前記映像信
号処理を施す映像信号処理回路と、前記内視鏡に設けら
れ前記撮像装置及び前記信号ケーブルの少なくともいず
れかの特性を示す複数の特性情報を書き換え可能に保持
し出力する特性情報保持手段と、前記特性情報保持手段
から出力される特性情報に応じて前記駆動回路と前記映
像信号処理回路とのうち少なくともいずれかの動作を変
更する制御手段とを備えたことを特徴とする内視鏡装
置。
【0053】(付記項1−2)付記項1−1に記載の内
視鏡装置であって、前記特性情報は、前記信号ケーブル
の長さを表わす情報を含む。
【0054】(付記項1−3)付記項1−1に記載の内
視鏡装置であって、前記特性情報は、前記信号ケーブル
の特性インピーダンスを表わす情報を含む。
【0055】(付記項1−4)付記項1−1に記載の内
視鏡装置であって、前記特性情報は、前記信号ケーブル
の導体抵抗値を表わす情報を含む。
【0056】(付記項1−5)付記項1−1に記載の内
視鏡装置であって、前記特性情報は、前記撮像装置の撮
像信号出力端子の出力利得を表す情報を含む。
【0057】(付記項1−6)付記項1−1に記載の内
視鏡装置であって、前記駆動回路に設けられ前記撮像装
置を駆動する信号の波形を整形する波形整形回路を備
え、前記制御手段は、少なくとも前記波形整形回路の特
性を制御する。
【0058】(付記項1−7)付記項1−1に記載の内
視鏡装置であって、前記駆動回路に設けられ前記撮像装
置を駆動する信号の利得を調整する利得制御回路を備
え、前記制御手段は、少なくとも前記利得制御回路の利
得を制御する。
【0059】(付記項1−8)付記項1−1に記載の内
視鏡装置であって、前記映像信号処理回路に設けられ前
記信号ケーブルから入力される前記撮像信号を増幅する
前段増幅回路を備え、前記制御手段は、少なくとも前記
前段増幅回路の利得を制御する。
【0060】(付記項1−9)付記項1−1に記載の内
視鏡装置であって、前記映像信号処理回路に設けられ前
記撮像信号の線形特性を補正する補正回路を備え、前記
制御手段は、少なくとも前記補正回路の特性を制御す
る。
【0061】(付記項2−1)内視鏡に設けられた撮像
装置で被写体像を撮像し、前記撮像装置で得られる撮像
信号に映像信号処理装置で映像信号処理を施して前記被
写体像を含む映像信号を得る内視鏡装置において、前記
映像信号処理装置で処理される映像信号の特性を少なく
とも含む特性情報を少なくとも検出する手段と、前記映
像信号処理装置に設けられ、所定の伝送手順で前記特性
情報を前記内視鏡へ出力する手段と、前記内視鏡に設け
られ、前記所定の伝送手順に従って前記特性情報を受信
し、得られる前記特性情報に応じて前記内視鏡の動作を
制御する制御手段とを備えたことを特徴とする内視鏡装
置。
【0062】(付記項2−2)付記項2−1に記載の内
視鏡装置であって、前記制御手段は、少なくとも前記撮
像装置の焦点調節を行う。
【0063】(付記項2−3)付記項2−1に記載の内
視鏡装置であって、前記制御手段は、少なくとも前記撮
像装置の感度調節を行う。
【0064】(付記項2−4)付記項2−1に記載の内
視鏡装置であって、前記制御手段は、少なくとも前記撮
像装置の絞り調節を行う。
【0065】(付記項2−5)付記項2−1に記載の内
視鏡装置であって、前記内視鏡に照明光を供給する光源
装置と、前記光源装置に設けられ前記照明光の絞り調節
を行う絞り調節手段とを備え、前記特性情報は、前記絞
り調節手段の状態情報を含む。
【0066】(付記項2−6)付記項2−1に記載の内
視鏡装置であって、スイッチを備え、前記特性情報は、
前記スイッチの状態情報を含む。
【0067】(付記項2−1に係る従来の技術及び課
題)撮像装置が設けられた内視鏡には、例えば、モータ
或いは圧電アクチュエータを用いて対物レンズ或いは撮
像装置を進退させることで焦点調節を行う焦点調節機構
や、被写体像の光路に可変焦点レンズを設けることで焦
点調節を行う焦点調節機構や、絞り調節を行う絞り機構
や、感度調節機能を有する撮像装置等の、撮像装置に関
わる調節を行う様々な種類の撮像調節手段がしばしば設
けられる。そして、これらの撮像調節手段は、一般に、
ビデオプロセッサ(映像信号処理装置)からの制御信号
に基づいて動作するように構成されている。
【0068】しかしながら、ビデオプロセッサに接続さ
れる複数の内視鏡に、それぞれ異なる種類の撮像調節手
段が設けられている場合や、同種の撮像調節手段であっ
ても例えば異なる種類のモータ或いは圧電アクチュエー
タ等により構成された撮像調節手段が設けられている場
合には、これら複数の異なる種類の撮像調節手段を制御
する制御手段がいずれもビデオプロセッサに設けられる
こととなり、ビデオプロセッサの回路規模が大きくなっ
てしまったり、これにより、コストが増加してしまうと
いう問題があった。また、ビデオプロセッサで対応して
いない撮像調節手段が設けられた内視鏡はビデオプロセ
ッサに接続できず、拡張性が悪いという問題があった。
【0069】付記項2−1の内視鏡装置は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、その目的は、様々な異なる
種類の撮像調節手段が設けられた内視鏡を映像信号処理
装置に接続することを可能とすることで、拡張性を向上
し、低廉化を可能とする内視鏡装置を提供することにあ
る。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、様
々な異なる種類の撮像調節手段が設けられた内視鏡を映
像信号処理装置に接続することを可能とすることで、拡
張性を向上し、低廉化を可能とすることができる効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の第1の実施の形態に
係り、図1は内視鏡装置の構成を示すブロック図
【図2】映像信号処理回路の構成を示すブロック図
【図3】駆動回路に関わる構成を示すブロック図
【図4】不揮発性メモリ及びビデオプロセッサ制御回路
の構成を示すブロック図
【図5】図5ないし図10は本発明の第2の実施の形態
に係り、図5は内視鏡装置の構成を示すブロック図
【図6】映像特性検出回路とビデオプロセッサ制御回路
と内視鏡制御回路の構成を示すブロック図
【図7】第2の内視鏡の構成を示すブロック図
【図8】第3の内視鏡の構成を示すブロック図
【図9】第4の内視鏡の構成を示すブロック図
【図10】ビデオプロセッサから内視鏡へ伝送されるシ
リアル信号の動作を示すタイムチャート
【符号の説明】
101 1…内視鏡装置 102a〜101d…第1の内視鏡〜第4の内視鏡 104…ビデオプロセッサ 16…CCD 18…信号ケーブル 19…不揮発性メモリ 31…駆動回路 32…映像信号処理回路 111…内視鏡制御回路 133…ビデオプロセッサ制御回路 131…映像特性検出回路 115…モータ制御回路 162…レンズ制御回路 172…絞り制御回路 182…感度制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA03 BA05 BA09 CA09 GA02 4C061 AA00 AA29 CC06 DD03 FF40 JJ18 LL02 MM03 NN05 PP13 QQ09 WW01 YY14 5C054 AA01 CC07 CG06 DA08 EA01 EA05 FC12 FF02 HA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡に設けられた撮像装置で被写体像を
    撮像し、前記撮像装置で得られる撮像信号に映像信号処
    理装置で映像信号処理を施して前記被写体像を含む映像
    信号を得る内視鏡装置において、 前記映像信号処理装置で処理される映像信号の特性を少
    なくとも含む特性情報を少なくとも検出する手段と、 前記映像信号処理装置に設けられ、所定の伝送手順で前
    記特性情報を前記内視鏡へ出力する手段と、 前記内視鏡に設けられ、前記所定の伝送手順に従って前
    記特性情報を受信し、得られる前記特性情報に応じて前
    記内視鏡の動作を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、少なくとも焦点調節を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、少なくとも感度調節を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、少なくとも絞り調節を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  5. 【請求項5】前記内視鏡に照明光を供給する光源装置
    と、 前記光源装置に設けられ前記照明光の絞り調節を行う絞
    り調節手段とを備え、 前記特性情報は、前記絞り調節手段の状態情報を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  6. 【請求項6】スイッチを備え、 前記特性情報は、前記スイッチの状態情報を含むことを
    特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
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