JP2003204281A - アンテナ構造体、アンテナ構造体使用方法、及び通信機器 - Google Patents

アンテナ構造体、アンテナ構造体使用方法、及び通信機器

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JP2003204281A
JP2003204281A JP2002307022A JP2002307022A JP2003204281A JP 2003204281 A JP2003204281 A JP 2003204281A JP 2002307022 A JP2002307022 A JP 2002307022A JP 2002307022 A JP2002307022 A JP 2002307022A JP 2003204281 A JP2003204281 A JP 2003204281A
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Atsushi Yamamoto
山本  温
Koichi Ogawa
晃一 小川
Kenichi Yamada
賢一 山田
Toshihiro Asahina
敏寛 朝比奈
信二 ▲かまえ▼口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り畳み式携帯電話端末のアンテナを折り畳
み式携帯電話端末を折り畳んでいる場合及び折り畳んで
いない場合にともに使用する場合には、高級なアンテナ
が必要になりコストがかかるという課題がある。 【解決手段】 折り畳み式の携帯電話端末に用いられる
アンテナ構造体であって、第1のアンテナと、第2のア
ンテナとを備え、前記第1のアンテナは、前記携帯電話
端末が折り畳まれていない場合に使用され、前記第2の
アンテナは、前記携帯電話端末が折り畳まれている場合
に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み式の携帯
電話端末等の通信機器に用いられるアンテナ構造体、ア
ンテナ構造体使用方法、及び通信機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】携帯電話端末の小型化、薄型化が急速に
進んでいる。また、アンテナの携帯電話端末筐体への内
蔵化が世界的な潮流となっている。
【0003】図19に、従来の携帯電話端末の内蔵アン
テナの構成を示す(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】図19の(a)は、従来の携帯電話端末の
内蔵アンテナの構成を模式的に示す斜視図であり、図1
9の(b)はその側面図である。図19の(a)及び
(b)において、アンテナ素子1201は、携帯電話端
末からの電波の送受信を行うものであり、基板1202
上には、シールドケース1206およびシールドケース
1206に内蔵された、通信用の無線回路1207が配
置されている。また、LCDディスプレイ1203は、
携帯電話端末が処理した情報を表示するものである。
【0005】また、アンテナ素子1201は、基板12
02上の給電点1204から給電され、その端部にて導
電性の接続部1205を介して基板1202の一部と電
気的に接続している。ここで上記した基板1202の一
部とシールドケース1206とは電気的に接続されてお
り、アンテナ素子1201の地板となっている。したが
って、アンテナ素子1201、基板1202の一部、及
びシールドケース1206が内蔵アンテナを構成するこ
とになる。
【0006】このような携帯電話端末は、従来の電話機
として使用されるのみならず、電子メールの送受信やW
WWによるウェブページの閲覧などを行うデータ端末機
に変貌を遂げており、そのためディスプレイの大型化が
進められている。
【0007】このような状況にあって、携帯電話端末の
小型化に適しており、かつディスプレイの大画面化に適
していると考えられる折り畳み式の携帯電話端末が普及
してきている。
【0008】折り畳み式携帯電話端末では、従来からア
ンテナとして内蔵アンテナの他にホイップアンテナが使
用されている。そして、この内蔵アンテナ及びホイップ
アンテナは、それぞれ折り畳み式携帯電話端末を折り畳
んでいる状態及び折り畳み式携帯電話端末を折り畳んで
いない状態でともに使用されている。一般に、折り畳み
式携帯電話端末を折り畳んでいる場合と折り畳んでいな
い場合とでは、アンテナのインピーダンスが変化する。
従って、内蔵アンテナ及びホイップアンテナのそれぞれ
は、このようなインピーダンスの違いを吸収できるよう
に調整されており、折り畳み式携帯電話端末を折り畳ん
でいる場合及び折り畳み式携帯電話端末を折り畳んでい
ない場合でともに良好な特性を有するものになってい
る。
【0009】図20に折り畳み式携帯電話端末のうち内
蔵アンテナの部分の構成を示す。図20の(a)はこの
ような折り畳み式携帯電話端末の正面図であり、図20
の(b)はその側面図である。
【0010】折り畳み式携帯電話端末は、上側筐体10
2と下側筐体103とがヒンジ部104を介して結合さ
れており、ヒンジ部104を介して上側筐体102と下
側筐体103とが折り畳み可能な構成になっている。
【0011】上側筐体102には、ディスプレイ109
が内蔵されており、ディスプレイ109の背面側に上側
地板207が内蔵されており、上側地板207のディス
プレイ109とは反対側に上側内蔵アンテナ素子205
が内蔵されている。
【0012】
【特許文献1】特開2002−223114号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ホイッ
プアンテナは、折り畳み式の携帯電話端末を使用する際
にその携帯電話端末の筐体から引き出す必要があり、使
用後には携帯電話端末の筐体に収納する必要があるの
で、手間がかかり、またホイップアンテナは、このよう
な引き出し操作及び収納操作により破損する可能性があ
るという問題がある。
【0014】このように折り畳み式の携帯電話端末など
折り畳み式の携帯無線端末では、ホイップアンテナは、
引き出し収納操作が必要であるので手間がかかり、この
ような操作により破損しやすいという課題がある。
【0015】また、図20に示した折り畳み式携帯電話
端末では、上側内蔵アンテナ素子205と上側地板20
7および下側地板208とで上側内蔵アンテナを構成す
る。この場合、上側地板207と下側地板208とは、
電気的に接続されており、上側地板207と下側地板2
08とで上側内蔵アンテナの地板として機能している。
【0016】携帯電話端末を折り畳んだ場合には、上側
地板207と下側地板208とで構成されたアンテナの
地板も折り畳まれているため、地板としての長さは携帯
電話端末201を折り畳んでいない場合の約半分とな
る。この場合、上側地板207の長さが1/4波長より
短い場合には所望の周波数帯において電流の定在波が地
板上に存在しなくなるためアンテナからの電波の放射に
対する地板の寄与は小さくなってしまう。
【0017】従って、上側内蔵アンテナを携帯電話端末
201を折り畳んでいる場合および折り畳んでいない場
合で使用する場合には、折り畳んでいる場合と折り畳ん
でいない場合とでインピーダンス特性の変化を吸収出来
ることに加えて、地板の放射に対する寄与度の変化を吸
収出来るような広帯域な特性のアンテナが必要になる。
【0018】すなわち、折り畳み式の携帯電話端末のア
ンテナは携帯電話端末を折り畳んだ場合と折り畳んでい
ない場合とでともに良好な特性を有する必要があるた
め、上側内蔵アンテナの寸法が大きくなるため、特に厚
みが厚くなるという問題がある。
【0019】このため、ディスプレイ109などの上側
筐体102に内蔵されている上側内蔵アンテナ以外の部
品の厚みをより薄くしたとしても、上側内蔵アンテナの
厚みが障害になって、上側筐体102の厚みを薄くする
ことができない。同様に下側筐体103に内蔵されてい
る下側内蔵アンテナ以外の部品の厚みをより薄くしたと
しても、下側内蔵アンテナの厚みが障害になって、下側
筐体103の厚みを薄くすることはできない。このよう
に折り畳み式の携帯電話端末などの携帯無線端末では、
内蔵アンテナを使用する場合、折り畳み式携帯無線端末
の厚みが厚くなるという課題がある。
【0020】本発明は、上記課題を考慮し、折り畳み式
の携帯無線端末を使用する場合に、アンテナの引き出し
操作や収納操作が不要なアンテナ構造体、アンテナ構造
体使用方法、及び通信機器を提供することを目的とする
ものである。
【0021】また、本発明は、上記課題を考慮し、折り
畳み式携帯電話端末をより薄型化することが出来るアン
テナ構造体、アンテナ構造体使用方法、及び通信機器を
提供することを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の本発明は、折り畳み式の携帯無線端末に
用いられるアンテナ構造体であって、第1のアンテナ
と、第2のアンテナとを備え、前記第1のアンテナは、
前記携帯無線端末が少なくとも折り畳まれていない場合
に使用され、前記第2のアンテナは、前記携帯無線端末
が少なくとも折り畳まれている場合に使用されるアンテ
ナ構造体である。
【0023】また、第2の本発明は、前記携帯無線端末
が折り畳まれていない場合、前記第1のアンテナをメイ
ンアンテナとし、前記第2のアンテナをサブアンテナと
するダイバーシチ受信を行い、前記携帯無線端末が折り
畳まれている場合、前記第1のアンテナをサブアンテナ
とし、前記第2のアンテナをメインアンテナとするダイ
バーシチ受信を行う第1の本発明のアンテナ構造体であ
る。
【0024】また、第3の本発明は、前記携帯無線端末
が折り畳まれていない場合、前記第1のアンテナをメイ
ンアンテナとし、前記第2のアンテナをサブアンテナと
するダイバーシチ送信を行い、前記携帯無線端末が折り
畳まれている場合、前記第1のアンテナをサブアンテナ
とし、前記第2のアンテナをメインアンテナとするダイ
バーシチ送信を行う第1の本発明のアンテナ構造体であ
る。
【0025】また、第4の本発明は、前記第1のアンテ
ナは、前記携帯無線端末が折り畳まれていない場合の方
がより良好な特性を有し、前記第2のアンテナは、前記
携帯無線端末が折り畳まれている場合の方がより良好な
特性を有する第1の本発明のアンテナ構造体である。
【0026】また、第5の本発明は、前記携帯無線端末
のスピーカが内蔵される第1の筐体部と、前記携帯無線
端末のマイクが内蔵される第2の筐体部とを備え、前記
第1の筐体部と前記第2の筐体部とは折り畳み可能であ
り、前記第1のアンテナは、前記第1の筐体部に配置さ
れており、前記第2のアンテナは、前記第2の筐体部に
配置されている第1の本発明のアンテナ構造体である。
【0027】また、第6の本発明は、前記第1のアンテ
ナは、前記第1の筐体部に内蔵されている内蔵アンテナ
であり、前記第2のアンテナは、前記第2の筐体部に内
蔵されている内蔵アンテナである第5の本発明のアンテ
ナ構造体である。
【0028】また、第7の本発明は、前記第1のアンテ
ナは、アンテナ素子と、前記アンテナ素子に対する地板
とを有する第5の本発明のアンテナ構造体である。
【0029】また、第8の本発明は、前記第1のアンテ
ナと前記第2のアンテナのうち、使用されていない方の
アンテナは、使用されている方のアンテナの無給電素子
として機能する第1の本発明のアンテナ構造体である。
【0030】また、第9の本発明は、前記第1の筐体部
と前記第2の筐体部とが折り畳まれている場合、受信す
る際には前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとで
ダイバーシチ受信を行い、送信する際には、前記第1の
アンテナを無給電素子として機能させ、前記第2のアン
テナを使用し、前記第1の筐体部と前記第2の筐体部と
が折り畳まれていない場合、受信する際には前記第1の
アンテナと前記第2のアンテナとでダイバーシチ受信を
行い、送信する際には、前記第1のアンテナと前記第2
のアンテナとのうち受信レベルの高い方のアンテナを使
用し、受信レベルの低い方のアンテナを無給電素子とし
て機能させる第8の本発明のアンテナ構造体である。
【0031】また、第10の本発明は、前記第1の筐体
部と前記第2の筐体部とが折り畳まれている場合、受信
する際には前記第1のアンテナと前記第2のアンテナと
でダイバーシチ受信を行い、送信する際には、前記第1
のアンテナと前記第2のアンテナとのうち受信レベルの
高い方のアンテナを使用し、受信レベルの低い方のアン
テナを無給電素子として機能させ、前記第1の筐体部と
前記第2の筐体部とが折り畳まれていない場合、受信す
る際には前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとで
ダイバーシチ受信を行い、送信する際には、前記第2の
アンテナを無給電素子として機能させ、前記第1のアン
テナを使用する第8の本発明のアンテナ構造体である。
【0032】また、第11の本発明は、前記第1の筐体
部と前記第2の筐体部とが折り畳まれている場合、受信
する際には前記第1のアンテナと前記第2のアンテナと
でダイバーシチ受信を行い、送信する際には、前記第1
のアンテナを無給電素子として機能させ、前記第2のア
ンテナを使用し、前記第1の筐体部と前記第2の筐体部
とが折り畳まれていない場合、受信する際には前記第1
のアンテナと前記第2のアンテナとでダイバーシチ受信
を行い、送信する際には、前記第1のアンテナを使用
し、前記第2のアンテナを無給電素子として機能させる
第8の本発明のアンテナ構造体である。
【0033】また、第12の本発明は、前記第1の筐体
部と前記第2の筐体部とが折り畳まれている場合、受信
する際には前記第1のアンテナと前記第2のアンテナと
でダイバーシチ受信を行い、送信する際には、前記第1
のアンテナと前記第2のアンテナとのうち受信レベルの
高い方のアンテナを使用し、受信レベルの低い方のアン
テナを無給電素子として機能させ、前記第1の筐体部と
前記第2の筐体部とが折り畳まれていない場合、受信す
る際には前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとで
ダイバーシチ受信を行い、送信する際には、前記第1の
アンテナと前記第2のアンテナとのうち受信レベルの高
い方のアンテナを使用し、受信レベルの低い方のアンテ
ナを無給電素子として機能させる第8の本発明のアンテ
ナ構造体である。
【0034】また、第13の本発明は、折り畳み式の携
帯無線端末に用いられるアンテナ構造体であって、スピ
ーカが内蔵される第1の筐体部と、マイクが内蔵される
第2の筐体部と、第1のアンテナと第2のアンテナとを
備え、前記第1の筐体部と前記第2の筐体部とは折り畳
み可能であり、前記第1のアンテナは、アンテナ素子
と、前記アンテナ素子に対する地板とを有し、前記アン
テナ素子は、前記第1の筐体部に配置されており、前記
地板は、第1の筐体部と前記第2の筐体部とにまたがっ
て配置されており、低周波数帯では、前記第1のアンテ
ナは、前記第1の筐体部及び前記第2の筐体部が少なく
とも折り畳まれていない場合に、使用され、前記低周波
数帯では、前記第2のアンテナは、前記第1の筐体部及
び前記第2の筐体部が少なくとも折り畳まれている場合
に、使用され、高周波数帯では、前記第1のアンテナ
は、前記第1の筐体部及び前記第2の筐体部が少なくと
も折り畳まれている場合に、使用され、前記高周波数帯
では、前記第2のアンテナは、前記第1の筐体部及び前
記第2の筐体部が少なくとも折り畳まれていない場合
に、使用されるアンテナ構造体である。
【0035】また、第14の本発明は、前記第1のアン
テナは、前記低周波数帯では、前記第1の筐体部と前記
第2の筐体部とが折り畳まれていない場合の方がより良
好な特性を有し、前記高周波数帯では、前記第1の筐体
部と前記第2の筐体部とが折り畳まれている場合の方が
より良好な特性を有し、前記第2のアンテナは、前記低
周波数帯では、前記第1の筐体部と前記第2の筐体部と
が折り畳まれている場合の方がより良好な特性を有し、
前記高周波数帯では、前記第1の筐体部と前記第2の筐
体部とが折り畳まれていない場合の方がより良好な特性
を有する第13の本発明のアンテナ構造体である。
【0036】また、第15の本発明は、前記使用されて
いない方のアンテナは、前記使用されている方のアンテ
ナが所定の指向性及び広帯域な周波数特性を有するよう
に負荷を調整されている第8の本発明のアンテナ構造体
である。
【0037】また、第16の本発明は、前記第1のアン
テナ及び前記第2のアンテナそれぞれの厚さは、前記携
帯無線端末の前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテ
ナ以外の部品で決まる厚さより薄い第1の本発明のアン
テナ構造体である。
【0038】また、第17の本発明は、前記第1の筐体
部及び/または前記第2の筐体部の一部は、導電性を有
し、前記導電性を有する部分は、前記地板として使用さ
れる第7または13の本発明のアンテナ構造体である。
【0039】また、第18の本発明は、前記第1の筐体
部の、前記アンテナ素子と対向する部分であって、前記
第2の筐体部との接続箇所とは逆側の方の前記アンテナ
素子の端部からさらに前記第2の筐体部側との接続箇所
とは逆側に延伸している部分は導電性を有しない第17
の本発明のアンテナ構造体である。
【0040】また、第19の本発明は、前記第1の筐体
部及び前記第2の筐体部が折り畳まれた場合に、前記第
1の筐体部のうち前記第2のアンテナと対向する部分
は、導電性を有しない第17の本発明のアンテナ構造体
である。
【0041】また、第20の本発明は、前記第1のアン
テナ及び/または前記第2のアンテナの全部または一部
には誘電体が充填されている第1の本発明のアンテナ構
造体である。
【0042】また、第21の本発明は、前記第1の筐体
部に配置されたディスプレイを備え、前記ディスプレイ
と前記アンテナ素子とは対向しており、前記ディスプレ
イの一部は導電性を有し、前記地板と兼用されている第
7の本発明のアンテナ構造体である。
【0043】また、第22の本発明は、前記ディスプレ
イは、ディスプレイ本体と、前記ディスプレイ本体の周
囲に設けられたフレームと、前記ディスプレイ本体の画
像表示面の裏面側に設けられた反射板とを有し、前記反
射板の全部または一部は導電性を有し、前記地板と兼用
されている第21の本発明のアンテナ構造体である。
【0044】また、第23の本発明は、前記ディスプレ
イは、ディスプレイ本体と、前記ディスプレイ本体の周
囲に設けられたフレームとを有し、前記フレームの全部
または一部は導電性を有し、前記地板と兼用されている
第21の本発明のアンテナ構造体である。
【0045】また、第24の本発明は、前記携帯無線端
末のスピーカが内蔵される第1の筐体部と、前記携帯無
線端末のマイクが内蔵される第2の筐体部とを備え、前
記第1のアンテナは、前記第1の筐体部によって兼用さ
れており、前記第2のアンテナは、前記第2の筐体部に
配置されているブームアンテナである第1の本発明のア
ンテナ構造体である。
【0046】また、第25の本発明は、前記第1の筐体
部のディスプレイが内蔵されている側とは反対側は、導
電性の材料で形成されており、前記第1のアンテナは、
前記第1の筐体部の導電性の材料で形成されている部分
で兼用されている第24の本発明のアンテナ構造体であ
る。
【0047】また、第26の本発明は、前記第1の筐体
部の前記導電性の材料で形成されている部分には、スリ
ットまたはスロットが形成されており、前記第1のアン
テナ及び前記第2のアンテナは高周波数帯と低周波数帯
とで用いられる第25の本発明のアンテナ構造体であ
る。
【0048】また、第27の本発明は、第1のアンテナ
と、第2のアンテナとを備え、折り畳み式の携帯無線端
末に用いられるアンテナ構造体を使用するアンテナ構造
体使用方法であって、前記第1のアンテナを、前記携帯
無線端末が少なくとも折り畳まれていない場合に使用
し、前記第2のアンテナを、前記携帯無線端末が少なく
とも折り畳まれている場合に使用するアンテナ構造体使
用方法である。
【0049】また、第28の本発明は、スピーカが内蔵
される第1の筐体部と、マイクが内蔵される第2の筐体
部と、第1のアンテナと、第2のアンテナとを備え、前
記第1の筐体部と前記第2の筐体部とは折り畳み可能で
あり、前記第1のアンテナは、アンテナ素子と、地板と
を有し、前記アンテナ素子は、前記第1の筐体部に配置
されており、前記地板は、第1の筐体部と前記第2の筐
体部とにまたがって配置されているアンテナ構造体を使
用するアンテナ構造体使用方法であって、低周波数帯で
は、前記第1のアンテナを、前記第1の筐体部及び前記
第2の筐体部が少なくとも折り畳まれていない場合に、
使用し、前記低周波数帯では、前記第2のアンテナを、
前記第1の筐体部及び前記第2の筐体部が少なくとも折
り畳まれている場合に、使用し、高周波数帯では、前記
第1のアンテナを、前記第1の筐体部及び前記第2の筐
体部が少なくとも折り畳まれている場合に、使用し、前
記高周波数帯では、前記第2のアンテナを、前記第1の
筐体部及び前記第2の筐体部が少なくとも折り畳まれて
いない場合に、使用するアンテナ構造体使用方法であ
る。
【0050】また、第29の本発明は、第1の本発明の
アンテナ構造体と、送信信号を前記第1のアンテナまた
は前記第2のアンテナに出力する送信回路と、前記第1
のアンテナまたは前記第2のアンテナで受信された受信
信号を入力する受信回路とを備えた通信機器である。
【0051】また、第30の本発明は、第13の本発明
のアンテナ構造体と、送信信号を前記第1のアンテナま
たは前記第2のアンテナに出力する送信回路と、前記第
1のアンテナまたは前記第2のアンテナで受信された受
信信号を入力する受信回路とを備えた通信機器である。
【0052】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0053】(第1の実施の形態)まず、第1の実施の
形態について説明する。
【0054】図1に本実施の形態の折り畳み式携帯電話
端末201の構成を示す。折り畳み式携帯電話端末20
1は、ホイップアンテナを持たず、内蔵アンテナのみか
ら構成したものである。図1の(a)はこのような折り
畳み式携帯電話端末201の正面図であり、図1の
(b)はその側面図である。
【0055】折り畳み式携帯電話端末201は、上側筐
体102と下側筐体103とがヒンジ部104を介して
結合されており、ヒンジ部104を介して上側筐体10
2と下側筐体103とが折り畳み可能な構成になってい
る。また、上側筐体102と下側筐体103とは、ヒン
ジ部104を介して電気的に接続されている。
【0056】上側筐体102には、ディスプレイ109
が内蔵されており、ディスプレイ109の背面側に上側
地板207が内蔵されており、上側地板207のディス
プレイ109とは反対側に上側内蔵アンテナ素子205
が内蔵されている。
【0057】上側内蔵アンテナ素子205と上側地板2
07とで上側内蔵アンテナを構成する。この上側内蔵ア
ンテナは、折り畳み式携帯電話端末201を折り畳んで
いる場合、及び折り畳み式携帯電話端末201を折り畳
んでいない場合でともに良好な特性を有するように調整
されている。
【0058】また、下側筐体103には、キー110が
内蔵されており、キー110の背面に下側地板208及
び下側内蔵アンテナ素子206が内蔵されている。ま
た、下側筐体103には、音声を入力するためのマイク
(図示せず)も内蔵されている。
【0059】下側内蔵アンテナ素子206と下側地板2
08とで下側内蔵アンテナを構成する。この下側内蔵ア
ンテナは、折り畳み式携帯電話端末201を折り畳んで
いる場合、及び折り畳み式携帯電話端末201を折り畳
んでいない場合でともに良好な特性を有するように調整
されている。
【0060】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0061】携帯電話端末201は、ダイバーシチ受信
及びダイバーシチ送信を行う。
【0062】すなわち、上側内蔵アンテナ及び下側内蔵
アンテナはダイバーシチ受信を行うために使用される。
従って、上側内蔵アンテナ及び下側内蔵アンテナそれぞ
れは、折り畳み式携帯電話端末201を折り畳んでいる
場合、及び折り畳み式携帯電話端末201を折り畳んで
いない場合でともに使用される。
【0063】上側内蔵アンテナ及び下側内蔵アンテナ
は、ともに携帯電話端末201を折り畳んでいる場合及
び折り畳んでいない場合で良好な特性を有するように調
整されているので、多重波伝搬環境中のフェージングに
よる瞬時信号レベル変動の落ち込みを救済し、通信の遮
断を回避することが出来る。
【0064】また、携帯電話端末201には、ホイップ
アンテナが使用されていないので、携帯電話端末201
を使用する際に、いちいちホイップアンテナを引き出し
たり、また、携帯電話端末201を使用後にホイップア
ンテナを携帯電話端末201の筐体に収納する必要もな
い。従って携帯電話端末201を使用するのに手間がか
からず、また、アンテナの引き出し操作及び収納操作に
よる破損の心配もなくなる。
【0065】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態について説明する。
【0066】図2に、本実施の形態の携帯電話端末10
1を示す。図2の(a)は、携帯電話端末101の正面
図であり、図2の(b)はその側面図である。携帯電話
端末101は折り畳み式であり、内蔵アンテナのみを使
用したものである。
【0067】携帯電話端末101は、上側筐体102と
下側筐体103とがヒンジ部104を介して結合されて
おり、ヒンジ部104を介して上側筐体102と下側筐
体103とが折り畳み可能な構成になっている。
【0068】上側筐体102には、ディスプレイ109
が内蔵されており、ディスプレイ109の背面側に上側
地板107が内蔵されており、上側地板107のディス
プレイ109とは反対側に上側内蔵アンテナ素子105
が内蔵されている。上側内蔵アンテナ素子105と上側
地板107および下側地板108とで上側内蔵アンテナ
を構成する。この場合、上側地板107と下側地板10
8とは電気的に接続されており、上側地板107と下側
地板108とで上側内蔵アンテナの地板として機能して
いる。
【0069】この上側内蔵アンテナは、携帯電話端末1
01を折り畳んでいない場合に良好な特性を有するよう
に調整されている。
【0070】また、下側筐体103には、キー110が
内蔵されており、キー110の背面側に下側地板108
及び下側内蔵アンテナ素子106が内蔵されている。ま
た、下側筐体103には、音声を入力するためのマイク
(図示せず)も内蔵されている。
【0071】下側内蔵アンテナ素子106と上側地板1
07及び下側地板108とで下側内蔵アンテナを構成す
る。この場合、上側地板107と下側地板108とは電
気的に接続されており、上側地板107と下側地板10
8とで下側内蔵アンテナの地板として機能している。
【0072】この下側内蔵アンテナは、携帯電話端末1
01を折り畳んでいる場合に良好な特性を有するように
調整されている。
【0073】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0074】本実施の形態の携帯電話端末101は、8
00MHz帯の周波数帯を用いて図示していない基地局
との間で無線通信を行う。
【0075】携帯電話端末101を折り畳んでいない場
合、上側内蔵アンテナが使用される。すなわち、上側内
蔵アンテナが給電される。一方、携帯電話端末101が
折り畳まれている場合、下側内蔵アンテナが使用され
る。すなわち、下側内蔵アンテナが給電される。
【0076】携帯電話端末101を折り畳まない状態で
使用する場合、携帯電話端末101のユーザは、通常、
下側筐体103を手で保持して通話する。このとき、上
側筐体102は、ユーザの手などによって保持されてい
ない。従って、携帯電話端末101が折り畳まれていな
い状態で使用する場合、上側内蔵アンテナの方が下側内
蔵アンテナよりも人体の影響による利得の低下が少な
い。従って、この場合に、上側内蔵アンテナを使用する
ことにより、人体の影響による利得の低下をより抑える
ことが出来る。
【0077】一方、携帯電話端末101を折り畳んだ状
態で使用する場合、携帯電話端末101のユーザは、携
帯電話端末101を胸ポケットに入れたり、また、机や
テーブルなどに置いたりする。この場合、携帯電話端末
101を折り畳んでいるので、上側内蔵アンテナは使用
されず、下側内蔵アンテナが使用される。なお、この場
合、上側内蔵アンテナを下側内蔵アンテナに対する無給
電素子として機能させ、上側内蔵アンテナを所定の指向
性及び広帯域な周波数特性を有するように配置しておけ
ば、所定の方向に送信波を強く放射させるよう指向性を
形成することが出来、同時に広帯域特性を持たせること
が出来る。
【0078】図3の(a)に携帯電話端末101を折り
畳んだ状態で胸ポケットに入れた状態を示す。図3の
(a)のPの向きに人体の胸部が存在する。下側筐体1
03が人体の胸部の側に存在し、上側筐体102が人体
の胸部とは反対側に存在する場合には、上側内蔵アンテ
ナを無給電素子として機能させ、無給電素子の負荷を調
整することにより、人体の胸部とは反対側に送信波を強
く放射させるような指向性を形成することが可能にな
る。また、無給電素子として機能している上側内蔵アン
テナと下側内蔵アンテナとの電磁界結合を調整すること
により広帯域な特性を実現することが期待出来る。従っ
て、携帯電話端末101が図3の(a)のような状態で
胸ポケットに収納されている場合には、人体の影響によ
る利得の低下を抑えることが出来る。
【0079】また、図3の(b)に携帯電話端末101
が折り畳んだ状態で鉄製のテーブルの上におかれた状態
を示す。図3の(b)のQの向きに鉄製のテーブルが存
在する。この場合、携帯電話端末101を折り畳んでい
るので、上側内蔵アンテナは使用されず、下側内蔵アン
テナが使用される。下側筐体103が鉄製のテーブルの
側に存在し、上側筐体102が鉄製のテーブルの側とは
反対側に存在する場合には、上側内蔵アンテナを無給電
素子として機能させ、無給電素子の負荷を調整すること
により、鉄製のテーブルとは反対側に送信波を強く放射
させるような指向性を形成することが可能になる。ま
た、無給電素子として機能している上側内蔵アンテナと
下側内蔵アンテナとの電磁界結合を調整することにより
広帯域な特性を実現することが期待出来る。従って、携
帯電話端末101が図3の(b)のような状態でテーブ
ルに置かれている場合には、テーブルの影響による利得
の低下を抑えることが出来る。
【0080】また、携帯電話端末101を折り畳んでい
ない場合に、上側内蔵アンテナを使用し、携帯電話端末
101を折り畳んでいる場合には、上側内蔵アンテナを
使用しないようにしたので、上側内蔵アンテナは、携帯
電話端末101を折り畳んでいない状態でのみ良好な特
性を有するように調整しておけばよく、携帯電話端末1
01を折り畳んでいる状態で良好な特性を有するように
調整する必要がない。
【0081】同様に携帯電話端末101を折り畳んでい
る場合に、下側内蔵アンテナを使用し、携帯電話端末1
01を折り畳んでいない場合には、下側内蔵アンテナを
使用しないようにしたので、下側内蔵アンテナは、携帯
電話端末101を折り畳んでいる状態でのみ良好な特性
を有するように調整しておけばよく、携帯電話端末10
1を折り畳んでいない状態で良好な特性を有するように
調整する必要がない。
【0082】従って、上側内蔵アンテナ及び下側内蔵ア
ンテナは、従来のような高度な調整をする必要が無くな
るとともに、これらを設計する際の自由度が向上し、各
アンテナを小型化、薄型化することが出来るようにな
る。従って、高級なアンテナでなくても性能の優れたア
ンテナを提供することが出来る。
【0083】なお、本実施の形態では、携帯電話端末1
01は800MHz帯の周波数帯で使用されるものであ
るとして説明したが、1.5GHz帯など他の周波数帯
で使用されるものであっても構わない。
【0084】なお、本実施の形態では、上側筐体102
に上側内蔵アンテナが内蔵されており、下側筐体103
に下側内蔵アンテナが内蔵されているとして説明した
が、これに限らない。上側筐体102に2つの内蔵アン
テナが内蔵されていても構わないし、下側筐体103に
2つの内蔵アンテナが内蔵されていても構わない。要す
るに、内蔵アンテナのうち一方のアンテナは携帯電話端
末が折り畳まれている場合に使用され、他方のアンテナ
は携帯電話端末が折り畳まれていない場合に使用されさ
えすればよい。
【0085】なお、本実施の形態では、携帯電話端末1
01を折り畳んでいない場合に、下側内蔵アンテナを使
用せず、携帯電話端末101を折り畳んでいる場合に
は、上側内蔵アンテナを使用しない場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、携帯電話端末1
01を折り畳んでいない場合の上側内蔵アンテナの特性
に対する携帯電話端末101を折り畳んでいる場合の上
側内蔵アンテナの特性の劣化量が多重波伝搬環境中のフ
ェージングによる瞬時信号レベル変動より小さい場合に
は、上側内蔵アンテナと下側内蔵アンテナとのダイバー
シチ受信を行うことで、フェージングにより瞬間的な信
号レベルの落ち込みを救済し、通信の遮断を回避するこ
とが期待出来ることは当然のことである。また、携帯電
話端末101を折り畳んでいる場合の下側内蔵アンテナ
の特性に対する携帯電話端末101を折り畳んでいない
場合の下側内蔵アンテナの特性の劣化量が、多重波伝搬
環境中のフェージングによる瞬時信号レベル変動より小
さい場合には、上側内蔵アンテナと下側内蔵アンテナと
のダイバーシチ受信を行うことで、フェージングによる
瞬間的な信号レベルの落ち込みを救済し、通信の遮断を
回避することが期待出来ることは当然のことである。
【0086】このように、携帯電話端末101が折り畳
まれていない場合、上側内蔵アンテナをメインアンテナ
とし、下側内蔵アンテナをサブアンテナとするダイバー
シチ受信を行い、携帯電話端末101が折り畳まれてい
る場合、上側内蔵アンテナをサブアンテナとし、下側内
蔵アンテナをメインアンテナとするダイバーシチ受信を
行うことも出来る。また、携帯電話端末101が折り畳
まれていない場合、上側内蔵アンテナをメインアンテナ
とし、下側内蔵アンテナをサブアンテナとするダイバー
シチ送信を行い、携帯電話端末101が折り畳まれてい
る場合、上側内蔵アンテナをサブアンテナとし、下側内
蔵アンテナをメインアンテナとするダイバーシチ送信を
行っても構わない。
【0087】なお、メインアンテナとは、通常給電され
ている方のアンテナを意味し、サブアンテナとは、メイ
ンアンテナの受信状態が低下したときに給電されるアン
テナのことを意味する。
【0088】また、本実施の形態のダイバーシチ送信す
るとは、ダイバーシチ受信の際にメインアンテナとして
選択されたアンテナを送信アンテナすなわち送信時の送
信アンテナとして用いることである。従って、本実施の
形態のダイバーシチ送信は送信周波数と受信周波数とが
異なっている場合にも適用することが出来る。
【0089】また、このように、携帯電話端末101が
折り畳まれている場合、受信する際には特性の劣化して
いる上側内蔵アンテナと特性のよい下側内蔵アンテナと
でダイバーシチ受信を行い、送信する際には、上側内蔵
アンテナを無給電素子として機能させ、下側内蔵アンテ
ナを使用することによって所定の方向に送信波を強く放
射させる。そして、携帯電話端末101が折り畳まれて
いない場合、受信する際には特性のよい上側内蔵アンテ
ナと特性が劣化している下側内蔵アンテナとでダイバー
シチ受信を行い、送信する際には、上側内蔵アンテナと
下側内蔵アンテナとのうち受信レベルの高い方のアンテ
ナを使用し、受信レベルの低い方のアンテナを無給電素
子として機能させることもできる。
【0090】また、携帯電話端末101が折り畳まれて
いる場合、受信する際には上側内蔵アンテナと下側内蔵
アンテナとでダイバーシチ受信を行い、送信する際に
は、上側内蔵アンテナと下側内蔵アンテナとのうち受信
レベルの高い方のアンテナを使用し、受信レベルの低い
方のアンテナを無給電素子として機能させる。そして携
帯電話端末101が折り畳まれていない場合、受信する
際には上側内蔵アンテナと下側内蔵アンテナとでダイバ
ーシチ受信を行い、送信する際には、下側内蔵アンテナ
を無給電素子として機能させ、上側内蔵アンテナを使用
することも出来る。
【0091】また、携帯電話端末101が折り畳まれて
いる場合、受信する際には上側内蔵アンテナと下側内蔵
アンテナとでダイバーシチ受信を行い、送信する際に
は、上側内蔵アンテナを無給電素子として機能させ、下
側内蔵アンテナを使用する。そして、携帯電話端末10
1が折り畳まれていない場合、受信する際には上側内蔵
アンテナと下側内蔵アンテナとでダイバーシチ受信を行
い、送信する際には、上側内蔵アンテナを使用し、下側
内蔵アンテナを無給電素子として機能させることもでき
る。
【0092】また、携帯電話端末101が折り畳まれて
いる場合、受信する際には上側内蔵アンテナと下側内蔵
アンテナとでダイバーシチ受信を行い、送信する際に
は、上側内蔵アンテナと下側内蔵アンテナとのうち受信
レベルの高い方のアンテナを使用し、受信レベルの低い
方のアンテナを無給電素子として機能させる。そして、
携帯電話端末101が折り畳まれていない場合、受信す
る際には上側内蔵アンテナと下側内蔵アンテナとでダイ
バーシチ受信を行い、送信する際には、上側内蔵アンテ
ナと下側内蔵アンテナとのうち受信レベルの高い方のア
ンテナを使用し、受信レベルの低い方のアンテナを無給
電素子として機能させることも出来る。
【0093】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態について説明する。
【0094】図2に、本実施の形態の携帯電話端末10
1を示す。本実施の形態の携帯電話端末101の構成
は、第2の実施の形態と同様である。
【0095】第2の実施の形態との相違点は、第3の実
施の形態の携帯電話端末101は、800MHz帯と
1.5GHz帯との2つの周波数帯で使用できるデュア
ルバンド機である点である。
【0096】それ以外は第2の実施の形態と同様であ
る。
【0097】次に、このような本実施の形態の動作を第
2の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0098】第3の実施の形態の携帯電話端末101
は、800MHz帯の周波数帯を用いて図示していない
基地局との間で無線通信を行うとともに、1.5GHz
帯の周波数帯を用いて基地局との間で無線通信を行う。
【0099】すなわち、携帯電話端末101を折り畳ん
でいない場合、800MHz帯及び1.5GHz帯でと
もに上側内蔵アンテナが使用される。すなわち、上側内
蔵アンテナが給電される。一方、携帯電話端末101が
折り畳まれている場合、800Hz帯及び1.5GHz
帯でともに下側内蔵アンテナが使用される。すなわち、
下側内蔵アンテナが給電される。
【0100】このように、800MHz帯及び1.5G
Hz帯の2つの周波数帯を使用する場合も、第2の実施
の形態と同様の効果を得ることが出来る。
【0101】さらに、上側内蔵アンテナ及び下側内蔵ア
ンテナそれぞれを2つの周波数帯で使用することにした
ので、各内蔵アンテナを1つの周波数帯のみで使用する
より、携帯電話端末101の回路規模を縮小させること
が期待出来る。
【0102】(第4の実施の形態)次に、第4の実施の
形態について説明する。
【0103】図2に、本実施の形態の携帯電話端末10
1を示す。本実施の形態の携帯電話端末101の構成
は、第2の実施の形態と同様である。
【0104】図4に、上側内蔵アンテナの具体例を示
す。
【0105】図4の(a)は、携帯電話端末101が折
り畳まれていない場合の、上側内蔵アンテナの例であ
り、図4の(b)は、携帯電話端末101が折り畳まれ
ている場合の、上側内蔵アンテナの例である。
【0106】携帯電話端末101が折り畳まれていない
場合には、上側内蔵アンテナは、地板301a、アンテ
ナ素子302、給電部303、及び短絡部304から構
成される。すなわち、図4の(a)に示す上側内蔵アン
テナは、長さ140mm、幅40mmの地板301aの
端部には短絡部304が形成されており、この短絡部3
04によって支持されることによってアンテナ素子30
2が地板301aの上方5mmの位置に配置されてい
る。アンテナ素子302の短絡部304が形成されてい
る側の部分のうち地板301aの中央側部分にはアンテ
ナ素子302に給電するための給電部303の一方が接
続されており、給電部303の他方は、地板301aに
接続されている。また、アンテナ素子302は、短絡部
304、及び給電部303が接続されている側の短絡部
304と給電部303の中間部分に幅方向のスリットを
有し、また、これ以外にも長さ方向のスリットを2箇所
有している。このように、上側内蔵アンテナは、800
MHz帯で整合がとれるように、スリットと短絡部30
4及び給電部303の位置を調整したものである。
【0107】また、携帯電話端末101が折り畳まれて
いる場合には、上側内蔵アンテナは、地板301b、ア
ンテナ素子302、給電部303、及び短絡部304か
ら構成される。すなわち、図4の(b)に示す下側内蔵
アンテナの地板301bは、長さ70mm、幅40mm
であり、図4の(a)の地板301aより長さが短くな
っている。これは、携帯電話端末101が折り畳まれて
いる場合には、上側地板107と下側地板108とが折
り畳まれることによるものである。これ以外の部分は、
図4の(a)と同一である。
【0108】このように、上側内蔵アンテナはいずれの
場合も逆Fアンテナとして形成されている。
【0109】携帯電話端末101が折り畳まれていない
場合には、図4の(a)に示すように地板301aは、
図2の上側地板107と下側地板108とがヒンジ部1
04を介して電気的に接続されることにより、形成され
ている。また、携帯電話端末101が折り畳まれている
場合には、図4の(b)に示すように、地板301b
は、上側地板107と下側地板108とをヒンジ部10
4を介して折り畳まれた状態である。
【0110】図8、図9に、下側内蔵アンテナの例を示
す。
【0111】図8は、携帯電話端末101が折り畳まれ
ていない場合の下側内蔵アンテナの例である。すなわ
ち、図8の(a)は、携帯電話端末101が折り畳まれ
ていない場合の、下側内蔵アンテナの斜視図であり、図
8の(b)は、アンテナ素子312の部分を図8の
(a)のPに示す向きから視た図であり、図8の(c)
は、アンテナ素子312の部分を図8の(a)のQに示
す向きすなわち、地板311aの上方から視た図であ
る。
【0112】携帯電話端末101が折り畳まれていない
場合には、図8の(a)に示すように、下側内蔵アンテ
ナは、アース地板311a、及びアンテナ素子312か
ら構成される。すなわち、長さ100mm、幅400m
mの地板311aの長さ方向の端部に給電部313が設
けられ、この給電部313にアンテナ素子312が接続
さている。アンテナ素子312は給電部313に接続
し、図8の(b)、(c)に示すように屈曲した螺旋形
状を有するヘリカルアンテナである。
【0113】また、図9は、携帯電話端末101が折り
畳まれている場合の下側内蔵アンテナの例である。すな
わち、図9の(a)は、携帯電話端末101が折り畳ま
れている場合の、下側内蔵アンテナの斜視図であり、図
9の(b)は、アンテナ素子312の部分を図9の
(a)のPに示す向きから視た図であり、図9の(c)
は、アンテナ素子312の部分を図9の(a)のQに示
す向きすなわち、地板311bの上方から視た図であ
る。
【0114】図9の(a)に示すように下側内蔵アンテ
ナは、地板311b、及びアンテナ素子312から構成
される。地板311bは、図8の(a)の地板311a
と比較して長さが半分になっている。
【0115】このように、下側内蔵アンテナはいずれの
場合もヘリカルアンテナとして形成されている。
【0116】携帯電話端末101が折り畳まれていない
場合には、図8の(a)に示すように地板311aは、
図2の上側地板107と下側地板108とがヒンジ部1
04を介して電気的に接続されることにより、形成され
ている。また、携帯電話端末101が折り畳まれている
場合には、図9の(a)に示すように、地板311b
は、上側地板107と下側地板108とをヒンジ部10
4を介して折り畳まれた状態である。
【0117】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0118】本実施の形態では、上側地板107及び下
側地板108は、互いに電気的に接続さており、携帯電
話端末101が折り畳まれていない場合には、図4の
(a)に示す地板301a及び図8の(a)に示す地板
311aを形成する。
【0119】一方、携帯電話端末101が折り畳まれて
いる場合には、図4の(b)に示すように、地板301
bは、上側地板107と下側地板108とをヒンジ部1
04を介して折り畳まれた状態である。また、携帯電話
端末101が折り畳まれている場合には、図8の(b)
に示すように、地板311bは、上側地板107と下側
地板108とをヒンジ部104を介して折り畳まれた状
態である。
【0120】そして、800MHz帯では、上側内蔵ア
ンテナは、携帯電話端末101が折り畳まれていない場
合に使用され、下側内蔵アンテナは、携帯電話端末10
1が折り畳まれている場合に使用される。
【0121】このような上側内蔵アンテナについて、実
験によりインピーダンス特性とVSWRを求めて見た。
図5に、上側内蔵アンテナについて、携帯電話端末10
1が折り畳まれていない場合に、給電部303からアン
テナ素子302を見込んだインピーダンス特性のスミス
チャートを示す。図6に、同じくそのVSWR(電圧定
在波比)を示す。図5に示すように、上側内蔵アンテナ
は、900MHz付近で良好なインピーダンス特性にな
っている。また、図6に示すように、上側内蔵アンテナ
は、VSWRが2以下となる帯域幅は109MHzであ
る。すなわち、838MHzから947MHzまでの帯
域でVSWRが2以下になった。従ってVSWRが2以
下となる帯域の中心周波数は893MHzであり、VS
WRが最小となる共振周波数は900MHzであった。
【0122】図7に、上側内蔵アンテナについて、携帯
電話端末101が折り畳まれている場合に、給電部30
3からアンテナ素子302を見込んだインピーダンス特
性のスミスチャートを示す。図7のスミスチャートで
は、800MHzから1GHzまでの周波数において、
良好なインピーダンス特性を有する周波数帯域は存在し
ない。
【0123】すなわち、上側内蔵アンテナでは、800
MHz帯では、携帯電話端末101を折り畳んでいない
場合の方が、携帯電話端末101を折り畳んでいる場合
より良好な特性を有する。
【0124】このように上側内蔵アンテナは、携帯電話
端末101が折り畳まれていない場合の方が携帯電話端
末101を折り畳んでいる場合より良好な特性を有する
ように調整されている。従って、従来の上側内蔵アンテ
ナのように両方の状態で良好な特性を有するように調整
する必要がないため、従来の上側内蔵アンテナより厚さ
を薄くすることが出来る。
【0125】また、下側内蔵アンテナについては、携帯
電話端末101が折り畳まれていない場合には、給電部
313からアンテナ素子312を見込んだVSWRは、
周波数が810MHzで4.5であり、周波数が960
MHzで4.6であった。一方携帯電話端末101を折
り畳んでいる場合には、給電部313からアンテナ素子
312を見込んだVSWRは、周波数が810MHzで
3.0であり、周波数が960MHzで3.2であっ
た。すなわち、下側内蔵アンテナは携帯電話端末101
を折り畳んでいる場合のほうが折り畳んでいない場合よ
り、良好な特性を有している。
【0126】従って、携帯電話端末101を折り畳んで
いない場合、上側内蔵アンテナを使用する。すなわち、
上側内蔵アンテナが給電される。一方、携帯電話端末1
01が折り畳まれている場合、下側内蔵アンテナを使用
する。すなわち、下側内蔵アンテナが給電される。この
ように携帯電話端末101を折り畳んでいる場合には下
側内蔵アンテナを使用し、折り畳んでいない場合には上
側内蔵アンテナを使用するようにすることによって、携
帯電話端末101の厚さをより薄くすることが出来る。
【0127】なお、第4の実施の形態でも、第2の実施
の形態と同様に、上側内蔵アンテナが使用されていない
場合には、上側内蔵アンテナを下側内蔵アンテナに対す
る無給電素子として機能させ、上側内蔵アンテナを所定
の指向性及び広帯域な周波数特性を有するように配置し
ておけば、所定の方向に強く送信波を放射させるよう指
向性を形成することが出来、同時に広帯域特性を持たせ
ることが出来る。また、同様に下側内蔵アンテナが使用
されていない場合には、下側内蔵アンテナを上側内蔵ア
ンテナに対する無給電素子として機能させ、下側内蔵ア
ンテナを所定の指向性及び広帯域な周波数特性を有する
ように配置しておけば、所定の方向に強く送信波を放射
させるように指向性を形成することができ、同時に広帯
域特性を持たせることが出来る。
【0128】また、図4の上側内蔵アンテナのアンテナ
素子302と地板301aとの間を誘電体で充填するこ
とにより、上側内蔵アンテナの強度を増加させることが
出来るとともに、誘電体による波長短縮効果により上側
内蔵アンテナをさらに小型化することが出来る。
【0129】同様に、図8、図9の下側内蔵アンテナの
アンテナ素子312及び地板311aの部分を誘電体で
充填することにより、下側内蔵アンテナの強度を増加さ
せることが出来るとともに、誘電体による波長短縮効果
により下側内蔵アンテナをさらに小型化することが出来
る。
【0130】なお、本実施の形態の上側地板107や下
側地板108は、従来の技術で説明した内蔵アンテナと
同様に基板1202の一部とシールドケース1206と
を電気的に接続し、これらにより形成することが出来
る。
【0131】また、図10に示すように携帯電話端末1
01の上側筐体102の一部を金属部分321などのよ
うに導電性を有する材料を用いて形成し、また、下側筐
体103の一部を金属部分322などのように導電性を
有する材料を用いて形成することも出来る。すなわち、
上側筐体102のうち金属部分321については、金属
やマグネシウムなどの導電性を有する材料で形成し、そ
れ以外の部分は樹脂で形成する。同様に下側筐体103
のうち金属部分322については、金属やマグネシウム
などの導電性を有する材料で形成し、それ以外の部分は
樹脂で形成する。そして、上側地板107と金属部分3
21とを電気的に接続し、また下側地板108と金属部
分322とを電気的に接続することにより、金属部分3
21及び金属部分322をも地板として兼用させること
が出来る。
【0132】このようにすれば、地板として機能する面
積が増加し、電流密度の最大値が減少するため、SAR
(Specific Absorption Rati
o)をさらに低下させることが出来る。
【0133】なお、SARとは、人体組織に携帯電話端
末101から放射される電磁波がおよぼす影響の程度を
示すものである。すなわち、携帯電話端末101から放
射される電磁波の放射によって疑似人体に高周波電流が
誘導され、この電流により発生した熱エネルギーが単位
組織あたりに吸収される量を表している。従って、地板
上を流れる電流の最大値を小さくすることにより、SA
Rをより低下させることが出来る。
【0134】図11に、金属部分321、322の詳細
な構成を示す。図11の(a)は、携帯電話端末101
を折り畳んでいない場合の正面図であり、図11の
(b)はその側面図である。また、図11の(c)は携
帯電話端末101を折り畳んだ場合の側面図である。携
帯電話端末101を折り畳んだ場合には、下側内蔵アン
テナ素子106は、金属部分321から離れるように金
属部分321が形成されている。従って、携帯電話端末
101を折り畳んだ場合、金属部分321が下側内蔵ア
ンテナ素子106に重ならないように金属部分321が
形成されている。このように下側アンテナ素子106を
ヘリカルアンテナなどの線状のアンテナで構成した場
合、下側アンテナ素子106と地板とを離すことによ
り、下側内蔵アンテナをより広帯域化することが可能に
なる。
【0135】また、上側内蔵アンテナ105の上端より
上方には金属部分が存在しないように、金属部分321
が形成されている。上側内蔵アンテナ素子105を地板
の端部に配置することにより、インピーダンス整合を容
易に実現することが出来、広帯域特性を実現することが
出来る。
【0136】このようにアンテナ特性が最もよくなるよ
うに、上側筐体102及び下側筐体103の金属部分3
21及び322を設計することにより携帯電話端末10
1の強度を向上させることが出来るとともに、アンテナ
の小型化、低背化を実現することが出来る。
【0137】なお、本実施の形態では、上側内蔵アンテ
ナの上側地板107を設けたが、これに限らず、上側地
板107をディスプレイ109の導電性を有する部分で
兼用させることもできる。例えばディスプレイ109が
ディスプレイ本体とディスプレイ本体の周囲に設けられ
たフレームと、ディスプレイ本体の画像表示面の裏面側
に設けられた反射板とを有する場合には、その反射板を
導電性を有する材料により形成して、上側地板107を
この反射板に兼用させることも出来る。あるいは、フレ
ームを導電性を有する材料により形成し、上側地板10
7をフレームに兼用させることもできる。また、反射
板、フレーム、及び上側筐体の全部または一部に上側地
板107を兼用させても構わない。このようにすれば、
上側地板107を特別に設ける必要がないために上側内
蔵アンテナをさらに低背化することが出来る。
【0138】このように本実施の形態によれば、上側内
蔵アンテナ及び下側内蔵アンテナそれぞれを携帯電話端
末が折り畳まれている場合と折り畳まれていない場合と
のいずれか一方で用いるようにしたことにより、これら
のアンテナを薄型化することが出来る。従って、上側内
蔵アンテナ及び下側内蔵アンテナそれぞれの厚さを携帯
電話端末端末101の上側内蔵アンテナ及び下側内蔵ア
ンテナ以外の部品で決まる厚さより薄くすることが出
来、その結果携帯電話端末101をより薄型化すること
が出来るようになる。
【0139】(第5の実施の形態)次に、第5の実施の
形態について説明する。
【0140】図2に、本実施の形態の携帯電話端末10
1を示す。本実施の形態の携帯電話端末101の構成
は、第2の実施の形態と同様である。
【0141】第2の実施の形態との相違点は、第5の実
施の形態の携帯電話端末101は、800MHz帯と
1.5GHz帯との2つの周波数帯で使用できるデュア
ルバンド機である点である。
【0142】図12に、上側内蔵アンテナの具体例を示
す。
【0143】上側内蔵アンテナは、地板401、アンテ
ナ素子402、給電部403、第1の短絡部404a、
第2の短絡部404b、スイッチ回路405から構成さ
れている。
【0144】すなわち、地板401上に第1の短絡部4
04aの一方が接続され、第2の短絡部404bの一方
はスイッチ回路405を介して地板401に接続されて
いる。そして、第1の短絡部404aの他方及び第2の
短絡部404bの他方にアンテナ素子402が接続され
ている。また、アンテナ素子402に給電部403の一
方が接続され、他方が地板401に接続されている。ス
イッチ回路405の一方の端子は地板401に接続され
ており、他方の端子には、リアクタンス負荷406が接
続されている。
【0145】図13に、下側内蔵アンテナの例を示す。
【0146】下側内蔵アンテナは、地板411に800
MHz帯用の給電部413aを介して800MHz帯用
の屈曲した螺旋形状を有するヘリカルアンテナとしての
アンテナ素子412aが接続されており、地板411に
1.5GHz帯用の給電部413bを介して1.5GH
z帯用の屈曲した螺旋形状を有するヘリカルアンテナと
してのアンテナ素子412bが接続されている。すなわ
ち、図13の下側内蔵アンテナは図8で示した下側内蔵
アンテナに1.5GHz帯用のアンテナ素子を追加した
構成になっている。
【0147】このように、下側内蔵アンテナはいずれの
場合も屈曲した螺旋形状を有するヘリカルアンテナとし
て形成されている。
【0148】なお、下側内蔵アンテナとして、図14に
示すようなアンテナであってもよい。図14のアンテナ
は、図13のアンテナ素子412a、412bに対応す
る部分が屈曲していない螺旋形状を有する点が異なって
おり、それ以外は図13のアンテナと同一である。
【0149】携帯電話端末101が折り畳まれていない
場合には、第4の実施の形態と同様に地板411は、図
2の上側地板107と下側地板108とがヒンジ部10
4を介して電気的に接続されることにより、形成されて
いる。また、携帯電話端末101が折り畳まれている場
合には、地板411は上側地板107と下側地板108
とをヒンジ部104を介して折り畳まれた状態である。
【0150】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0151】本実施の形態では、上側地板107及び下
側地板108は、互いに電気的に接続さており、携帯電
話端末101が折り畳まれていない場合には、図12に
示す地板401及び図13に示す地板411を形成す
る。一方、携帯電話端末101が折り畳まれている場合
には、図12に示すように、地板401は、上側地板1
07と下側地板108とをヒンジ部104を介して折り
畳まれた状態である。また、携帯電話端末101が折り
畳まれている場合には、図13に示すように、地板41
1は、上側地板107と下側地板108とをヒンジ部1
04を介して折り畳まれた状態である。
【0152】そして、800MHz帯では、上側内蔵ア
ンテナは、携帯電話端末101が折り畳まれていない場
合に使用され、下側内蔵アンテナは、携帯電話端末10
1が折り畳まれている場合に使用される。
【0153】一方、1.5GHz帯では、上側内蔵アン
テナは、携帯電話端末101が折り畳まれている場合に
使用され、下側内蔵アンテナは、携帯電話端末101が
折り畳まれていない場合に使用される。
【0154】すなわち、800MHz帯で使用する場
合、上側内蔵アンテナのスイッチをリアクタンス負荷4
06の側に切り換え、図12の上側内蔵アンテナを逆F
アンテナとして使用する。一方、1.5GHz帯で使用
する場合、上側内蔵アンテナのスイッチを地板401に
接続している側に切り換え、第2の短絡部404bを地
板401にショートさせる。このようにして、図12の
上側内蔵アンテナを2点短絡型の逆Fアンテナとして使
用する。
【0155】また、下側内蔵アンテナについては、80
0MHz帯を使用する場合には、給電部413aに給電
することにより、アンテナ素子412aを用いる。ま
た、1.5GHz帯を使用する場合には、給電部413
bに給電することにより、アンテナ素子412bを用い
る。
【0156】このように、上側内蔵アンテナは、800
MHz帯の周波数帯では、携帯電話端末101が折り畳
まれていない場合の方がより良好な特性を有し、1.5
GHz帯では、携帯電話端末101が折り畳まれている
場合の方がより良好な特性を有している。また、下側内
蔵アンテナは、800MHz帯では、携帯電話端末10
1が折り畳まれている場合の方がより良好な特性を有
し、1.5GHz帯では、携帯電話端末101が折り畳
まれていない場合の方がより良好な特性を有している。
【0157】携帯電話端末101が折り畳まれていない
場合、800MHz帯では、上側内蔵アンテナとして、
図12に示すものが使用される。この場合地板401を
上側地板107及び下側地板108とを電気的に接続す
ることにより形成した。従って、地板401を十分大き
くすることが出来るので、特性を向上させることが出来
る。ところが、上側地板107と下側地板108とを接
続することにより、地板401を形成した場合、1.5
GHz帯では、逆に地板401が大きすぎるために上側
内蔵アンテナが狭帯域化してしまう。従って、1.5G
Hz帯では、携帯電話端末101が折り畳まれていない
場合には、上側内蔵アンテナを使用せず、携帯電話端末
101が折り畳まれている場合にのみ、上側内蔵アンテ
ナを使用するようにした。
【0158】このように、各周波数での地板の条件のよ
い方を選択することが出来るので、広帯域化及び高効率
化を実現することが出来る。
【0159】(第6の実施の形態)図15、及び図16
に第6の実施の形態の携帯電話端末501を示す。本実
施の形態の携帯電話端末501は上記各実施の形態と同
様に折り畳み式の携帯電話端末である。図15の(a)
は携帯電話端末501を折り畳んだ場合の正面図であ
り、図15の(b)はその側面図である。また、図16
の(a)は携帯電話端末501を折り畳んでいない場合
の正面図であり、図16の(b)はその側面図である。
【0160】携帯電話端末501は、上側筐体102と
下側筐体103とがヒンジ部104を介して結合されて
おり、ヒンジ部104を介して上側筐体102と下側筐
体103とが折り畳み可能な構成になっている。
【0161】上側筐体102には、ディスプレイ109
が内蔵されており、音声出力のための音孔部502が形
成されており、ディスプレイ109の背面側の上側筐体
102はマグネシウムなどの金属から形成されることに
より、筐体アンテナ102aを構成する。この場合、筐
体アンテナ102aと下側地板108とは電気的に切り
離されており、下側地板108は、筐体アンテナ102
aの地板として機能している。
【0162】この筐体アンテナ102aは、携帯電話端
末501を折り畳んでいない場合に良好な特性を有する
ように調整されている。
【0163】また、下側筐体103には、キー110が
内蔵されており、キー110の背面側に下側地板10
8、及び電池503が内蔵されており、キー110のヒ
ンジ部104とは反対側に、音声を入力するためのマイ
ク504が内蔵されている。また、ヒンジ部104のキ
ー110とは反対側の面にブームアンテナ505が配置
されている。下側地板108はブームアンテナの地板と
しても機能している。
【0164】このブームアンテナ505は、携帯電話端
末501を折り畳んでいる場合に良好な特性を有するよ
うに調整されている。
【0165】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0166】本実施の形態の携帯電話端末501は、8
00MHz帯の周波数帯を用いて図示していない基地局
との間で無線通信を行う。
【0167】携帯電話端末501を折り畳んでいない場
合、筐体アンテナ102aが使用される。すなわち、筐
体アンテナ102aが給電される。一方、携帯電話端末
501が折り畳まれている場合、ブームアンテナ505
が使用される。すなわち、ブームアンテナ505が給電
される。
【0168】携帯電話端末501を折り畳まない状態で
使用する場合、携帯電話端末501のユーザは、通常、
下側筐体103を手で保持して通話する。このとき、上
側筐体102は、ユーザの手などによって保持されてい
ない。従って、携帯電話端末501が折り畳まれていな
い状態で使用する場合、筐体アンテナ102aの方がブ
ームアンテナ505よりも人体の影響による利得の低下
が少ない。従って、この場合に、筐体アンテナ102a
を使用することにより、人体の影響による利得の低下を
より抑えることが出来る。
【0169】一方、携帯電話端末501を折り畳んだ状
態で使用する場合、携帯電話端末501のユーザは、携
帯電話端末501を胸ポケットに入れたり、また、机や
テーブルなどに置いたりする。この場合、携帯電話端末
501を折り畳んでいるので、筐体アンテナ102aは
使用されず、ブームアンテナ505が使用される。
【0170】また、携帯電話端末501を折り畳んでい
ない場合に、筐体アンテナ102aを使用し、携帯電話
端末501を折り畳んでいる場合には、筐体アンテナ1
02aを使用しないようにしたので、筐体アンテナ10
2aは、携帯電話端末501を折り畳んでいない状態で
のみ良好な特性を有するように調整しておけばよく、携
帯電話端末501を折り畳んでいる状態で良好な特性を
有するように調整する必要がない。
【0171】同様に携帯電話端末501を折り畳んでい
る場合に、ブームアンテナ505を使用し、携帯電話端
末501を折り畳んでいない場合には、ブームアンテナ
505を使用しないようにしたので、ブームアンテナ5
05は、携帯電話端末501を折り畳んでいる状態での
み良好な特性を有するように調整しておけばよく、携帯
電話端末501を折り畳んでいない状態で良好な特性を
有するように調整する必要がない。
【0172】従って、筐体アンテナ102a及びブーム
アンテナ505は、従来のような高度な調整をする必要
が無くなるとともに、これらを設計する際の自由度が向
上し、各アンテナを小型化、薄型化することが出来るよ
うになる。従って、高級なアンテナでなくても性能の優
れたアンテナを提供することが出来る。さらに、筐体ア
ンテナ102aは、上側筐体102の一部をマグネシウ
ム等の金属により形成することにより筐体としての機能
とアンテナとしての機能を兼用するようにしたので、上
側筐体102内に上側アンテナ素子を設ける必要がな
く、その分上側筐体102を低背化することが出来る。
【0173】また、ディスプレイ109側を金属で形成
し、この部分にアンテナ素子としての機能を兼用させる
ことも出来る。このようにディスプレイ109側を金属
で形成してアンテナ素子としての機能を兼用させること
により、ディスプレイ109の強度を強化することが出
来るというメリットがある。また、ディスプレイ109
側を金属で形成してアンテナ素子としての機能を兼用さ
せることに比べて、本実施の形態のようにディスプレイ
109の背面側の上側筐体102をマグネシウム等の金
属で形成し、筐体アンテナ102aとして筐体とアンテ
ナとの機能を兼用することにより、筐体アンテナ102
aと人体の耳との距離がさらに離れることになる。従っ
て耳に流れる電流がより少なくなるので、人体に与える
影響をさらに少なくすることが出来る。
【0174】なお、上側筐体102の背面を筐体アンテ
ナ102aとしてマグネシウム等の金属で形成するとと
もに、ディスプレイ109の部分を樹脂で形成し、ディ
スプレイ109のホルダー(フレーム)部分を金属で形
成することにより携帯電話端末501の機構的な強度を
高めるとともに、機構的な安定性を増加させることが出
来る。
【0175】なお、本実施の形態の携帯電話端末501
は、800MHz帯の周波数帯を用いて図示していない
基地局と通信を行うとして説明したが、800MHz帯
及び1.5GHz帯の2つの周波数帯で用いても構わな
い。
【0176】図17の(a)、(b)にこのように2つ
の周波数帯で使用可能な筐体アンテナ102b、102
cを示す。図17の(a)の筐体アンテナ102bは、
1.5GHz帯の波長をλとした場合に略λ/2の長さ
を有するスロット506を設けた構成である。また、図
17の(b)の筐体アンテナ102cは、1.5GHz
帯の波長をλとした場合に、略λ/4の長さを有するス
リット507を設けた構成である。
【0177】このように筐体アンテナ102b、102
cに示すように筐体アンテナ自体を2つの周波数帯で使
用可能なように構成するとともに、携帯電話端末501
の無線回路に設けられた整合回路により2つの周波数帯
を切り換えても無線回路と筐体アンテナ102bや10
2cと整合がとれるようにすることが出来る。
【0178】なお、本実施の形態では、携帯電話端末5
01は800MHz帯の周波数帯で使用されるものであ
るとして説明したが、1.5GHz帯など他の周波数帯
で使用されるものであっても構わない。
【0179】さらに、本実施の形態の筐体アンテナが8
00MHz帯と1.5GHz帯との2つの周波数帯で用
いられる場合について説明したが、800MHz帯及び
1.5GHz帯以外の2つの周波数帯で用いられる場合
であっても本実施の形態を適用することが可能である。
【0180】なお、本実施の形態では、携帯電話端末5
01を折り畳んでいない場合に、ブームアンテナ505
を使用せず、携帯電話端末501を折り畳んでいる場合
には、筐体アンテナ102aを使用しない場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、携帯電話
端末501を折り畳んでいない場合の筐体アンテナ10
2aの特性に対する携帯電話端末501を折り畳んでい
ない場合のブームアンテナ505の特性差が多重波伝搬
環境中のフェージングによる瞬時信号レベル変動より小
さい場合には、筐体アンテナ102aとブームアンテナ
505とのダイバーシチ受信を行うことで、フェージン
グにより瞬間的な信号レベルの落ち込みを救済し、通信
の遮断を回避することが期待出来ることは当然のことで
ある。また、携帯電話端末501を折り畳んでいる場合
のブームアンテナ505の特性に対する携帯電話端末5
01を折り畳んでいる場合の筐体アンテナ102aの特
性差が、多重波伝搬環境中のフェージングによる瞬時信
号レベル変動より小さい場合には、筐体アンテナ102
aとブームアンテナ505とのダイバーシチ受信を行う
ことで、フェージングによる瞬間的な信号レベルの落ち
込みを救済し、通信の遮断を回避することが期待出来る
ことは当然のことである。
【0181】このように、携帯電話端末501が折り畳
まれていない場合、筐体アンテナ102aをメインアン
テナとし、ブームアンテナ505をサブアンテナとする
ダイバーシチ受信を行い、携帯電話端末501が折り畳
まれている場合、筐体アンテナ102aをサブアンテナ
とし、ブームアンテナ505をメインアンテナとするダ
イバーシチ受信を行うことも出来る。また、携帯電話端
末501が折り畳まれていない場合、筐体アンテナ10
2aをメインアンテナとし、ブームアンテナ505をサ
ブアンテナとするダイバーシチ送信を行い、携帯電話端
末501が折り畳まれている場合、筐体アンテナ102
aをサブアンテナとし、ブームアンテナ505をメイン
アンテナとするダイバーシチ送信を行っても構わない。
なお、メインアンテナ及びサブアンテナについては第1
の実施の形態で説明したのと同様である。
【0182】(第7の実施の形態)次に、第7の実施の
形態について説明する。図18に本実施の形態の通信機
器1001のブロック図を示す。通信機器1001は例
えば携帯電話端末である。図18において、送信回路か
ら出力される送信信号は、フィルタ1002を介してミ
キサ1003に伝達される。ミキサ1003に入力され
た送信信号は、発振器1004からのローカル信号によ
りアップコンバートされて、送信フィルタ1005、増
幅器1006、送信フィルタ1007、スイッチ100
8を介してアンテナ1009aまたは1009bに伝達
される。アンテナ1009aまたは1009bから受信
した受信信号はスイッチ1008、受信フィルタ101
0、増幅器1011、受信フィルタ1012を介してミ
キサ1013に入力される。ミキサ1013に入力され
た受信信号は発振器1004からのローカル信号により
ダウンコンバートされてフィルタ1014を介して受信
回路に伝達される。
【0183】ここで、上記各実施の形態で説明した上側
内蔵アンテナ及び下側内蔵アンテナをそれぞれアンテナ
1009a及び1009bとして用いることにより低背
化された通信機器を実現することが出来る。また、筐体
アンテナ及びブームアンテナをそれぞれアンテナ100
9a及び1009bとして用いることにより低背化され
た通信機器を実現することが出来る。
【0184】なお、本実施の形態において、アンテナ1
009a、1009bに接続されて、送信受信信号をス
イッチ1008にて切り分けているが、これは共用器で
あってもかまわない。
【0185】すなわち、本発明のアンテナ構造体と、送
信信号を前記第1のアンテナまたは前記第2のアンテナ
に出力する送信回路と、前記第1のアンテナまたは前記
第2のアンテナで受信された受信信号を入力する受信回
路とを備えた通信機器も本発明に属する。
【0186】このように、携帯電話端末を折り畳んで使
用する場合と折り畳まないで使用する場合にそれぞれ良
好な特性を示す複数のアンテナを配置することにより、
一つのアンテナで折り畳んで使用する場合と折り畳まな
いで使用する場合の両方で特性を満足するように構成す
る場合と比べてアンテナの寸法を小型化・薄型化するこ
とが可能になり、厚みの薄い携帯電話端末を提供するこ
とが出来る。
【0187】なお、本実施の形態の上側内蔵アンテナは
本発明の第1のアンテナの例であり、本実施の形態の下
側内蔵アンテナは本発明の第2のアンテナの例であり、
本実施の形態の上側筐体は本発明の第1の筐体部の例で
あり、本実施の形態の下側筐体は本発明の第2の筐体部
の例であり、本実施の形態の800MHz帯は本発明の
低周波数帯の例であり、本実施の形態の1.5GHz帯
は本発明の高周波数帯の例である。
【0188】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、折り畳み式携帯電話端末をより薄型化す
ることが出来るアンテナ構造体、アンテナ構造体使用方
法、通信機器を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施の形態における携帯
電話端末の正面図 (b)本発明の第1の実施の形態における携帯電話端末
の側面図
【図2】(a)本発明の第2〜第4の実施の形態におけ
る携帯電話端末の正面図 (b)本発明の第2〜第4の実施の形態における携帯電
話端末の側面図
【図3】(a)本発明の第2の実施の形態における携帯
電話端末を折り畳んで胸ポケットに収納した場合を説明
する図 (b)本発明の第2の実施の形態における携帯電話端末
を折り畳んで鉄製のテーブルに置いた場合を説明する図
【図4】(a)本発明の第4の実施の形態における携帯
電話端末を折り畳んでいない場合の上側内蔵アンテナの
具体例を示す図 (b)本発明の第4の実施の形態における形態電話端末
を折り畳んだ場合の上側内蔵アンテナの具体例を示す図
【図5】本発明の第4の実施の形態における図4の
(a)に示す上側内蔵アンテナのスミスチャートを示す
【図6】本発明の第4の実施の形態における図4の
(a)に示す上側内蔵アンテナのVSWRの周波数特性
を示す図
【図7】本発明の第4の実施の形態における図4の
(b)に示す上側内蔵アンテナのスミスチャートを示す
【図8】(a)本発明の第4の実施の形態における携帯
電話端末を折り畳んでいない場合の下側内蔵アンテナの
斜視図 (b)本発明の第4の形態における携帯電話端末を折り
畳んでいない場合の下側内蔵アンテナのアンテナ素子の
部分をPの向きから視た図 (c)本発明の第4の形態における携帯電話端末を折り
畳んでいない場合の下側内蔵アンテナのアンテナ素子の
部分をQの向きから視た図
【図9】(a)本発明の第4の実施の形態における携帯
電話端末を折り畳んだ場合の下側内蔵アンテナの斜視図 (b)本発明の第4の形態における携帯電話端末を折り
畳んだ場合の下側内蔵アンテナのアンテナ素子の部分を
Pの向きから視た図 (c)本発明の第4の形態における携帯電話端末を折り
畳んだ場合の下側内蔵アンテナのアンテナ素子の部分を
Qの向きから視た図
【図10】本発明の各実施の形態における携帯電話端末
の上側筐体の一部及び下側筐体の一部を導電性材料で形
成した場合を示す図
【図11】(a)本発明の各実施の形態における携帯電
話端末の上側筐体及び下側筐体の金属部分の構成を示す
正面図 (b)本発明の各実施の形態における携帯電話端末の上
側筐体及び下側筐体の金属部分の構成を示す側面図 (c)本発明の各実施の形態における携帯電話端末の上
側筐体及び下側筐体の金属部分の構成を示す側面図
【図12】本発明の第5の実施の形態における携帯電話
端末の上側内蔵アンテナの構成を示す図
【図13】本発明の第5の実施の形態における携帯電話
端末の下側内蔵アンテナの構成を示す図
【図14】本発明の第5の実施の形態における携帯電話
端末の下側内蔵アンテナの別の構成を示す図
【図15】(a)本発明の第6の実施の形態における携
帯電話端末を折り畳んだ場合の携帯電話端末の正面図 (b)本発明の第6の実施の形態における携帯電話端末
を折り畳んだ場合の携帯電話端末の側面図
【図16】(a)本発明の第6の実施の形態における携
帯電話端末の折り畳んでいない場合の携帯電話端末の正
面図 (b)本発明の第6の実施の形態における携帯電話端末
を折り畳んでいない場合の携帯電話端末の側面図
【図17】(a)本発明の第6の実施の形態における携
帯電話端末の筐体アンテナにスロットを形成した場合の
正面図 (b)本発明の第6の実施の形態における携帯電話端末
の筐体アンテナにスリットを形成した場合の正面図
【図18】本発明の第7の実施の形態における通信機器
の構成を示すブロック図
【図19】(a)従来の携帯電話端末の内蔵アンテナの
概略構成を示す斜視図 (b)従来の携帯電話端末の内蔵アンテナの概略構成を
示す側面図
【図20】(a)従来の折り畳み式携帯電話端末のアン
テナを内蔵アンテナのみから構成してみた場合の構成を
示す正面図 (b)従来の折り畳み式携帯電話端末のアンテナを内蔵
アンテナのみから構成してみた場合の構成を示す側面図
【符号の説明】
101 携帯電話端末 102 上側筐体 103 下側筐体 104 ヒンジ部 105 上側内蔵アンテナ素子 106 下側内蔵アンテナ素子 107 上側地板 108 下側地板 109 ディスプレイ 110 キー 301a 地板 301b 地板 302 アンテナ素子 303 給電部 304 短絡部 311a 地板 311b 地板 312 アンテナ素子
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 13/08 H01Q 13/08 H04M 1/02 H04M 1/02 C (72)発明者 小川 晃一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山田 賢一 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 朝比奈 敏寛 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 ▲かまえ▼口 信二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5J045 AA03 DA08 LA01 NA03 5J047 AA04 AB06 AB10 AB13 FD01 5K011 AA06 JA01 5K023 AA07 BB04 DD08 LL05 LL06

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳み式の携帯無線端末に用いられる
    アンテナ構造体であって、 第1のアンテナと、 第2のアンテナとを備え、 前記第1のアンテナは、前記携帯無線端末が少なくとも
    折り畳まれていない場合に使用され、 前記第2のアンテナは、前記携帯無線端末が少なくとも
    折り畳まれている場合に使用されるアンテナ構造体。
  2. 【請求項2】 前記携帯無線端末が折り畳まれていない
    場合、前記第1のアンテナをメインアンテナとし、前記
    第2のアンテナをサブアンテナとするダイバーシチ受信
    を行い、 前記携帯無線端末が折り畳まれている場合、前記第1の
    アンテナをサブアンテナとし、前記第2のアンテナをメ
    インアンテナとするダイバーシチ受信を行う請求項1記
    載のアンテナ構造体。
  3. 【請求項3】 前記携帯無線端末が折り畳まれていない
    場合、前記第1のアンテナをメインアンテナとし、前記
    第2のアンテナをサブアンテナとするダイバーシチ送信
    を行い、 前記携帯無線端末が折り畳まれている場合、前記第1の
    アンテナをサブアンテナとし、前記第2のアンテナをメ
    インアンテナとするダイバーシチ送信を行う請求項1記
    載のアンテナ構造体。
  4. 【請求項4】 前記第1のアンテナは、前記携帯無線端
    末が折り畳まれていない場合の方がより良好な特性を有
    し、 前記第2のアンテナは、前記携帯無線端末が折り畳まれ
    ている場合の方がより良好な特性を有する請求項1記載
    のアンテナ構造体。
  5. 【請求項5】 前記携帯無線端末のスピーカが内蔵され
    る第1の筐体部と、 前記携帯無線端末のマイクが内蔵される第2の筐体部と
    を備え、 前記第1の筐体部と前記第2の筐体部とは折り畳み可能
    であり、 前記第1のアンテナは、前記第1の筐体部に配置されて
    おり、 前記第2のアンテナは、前記第2の筐体部に配置されて
    いる請求項1記載のアンテナ構造体。
  6. 【請求項6】 前記第1のアンテナは、前記第1の筐体
    部に内蔵されている内蔵アンテナであり、 前記第2のアンテナは、前記第2の筐体部に内蔵されて
    いる内蔵アンテナである請求項5記載のアンテナ構造
    体。
  7. 【請求項7】 前記第1のアンテナは、アンテナ素子
    と、前記アンテナ素子に対する地板とを有する請求項5
    記載のアンテナ構造体。
  8. 【請求項8】 前記第1のアンテナと前記第2のアンテ
    ナのうち、使用されていない方のアンテナは、使用され
    ている方のアンテナの無給電素子として機能する請求項
    1記載のアンテナ構造体。
  9. 【請求項9】 前記第1の筐体部と前記第2の筐体部と
    が折り畳まれている場合、受信する際には前記第1のア
    ンテナと前記第2のアンテナとでダイバーシチ受信を行
    い、送信する際には、前記第1のアンテナを無給電素子
    として機能させ、前記第2のアンテナを使用し、 前記第1の筐体部と前記第2の筐体部とが折り畳まれて
    いない場合、受信する際には前記第1のアンテナと前記
    第2のアンテナとでダイバーシチ受信を行い、送信する
    際には、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの
    うち受信レベルの高い方のアンテナを使用し、受信レベ
    ルの低い方のアンテナを無給電素子として機能させる請
    求項8記載のアンテナ構造体。
  10. 【請求項10】 前記第1の筐体部と前記第2の筐体部
    とが折り畳まれている場合、受信する際には前記第1の
    アンテナと前記第2のアンテナとでダイバーシチ受信を
    行い、送信する際には、前記第1のアンテナと前記第2
    のアンテナとのうち受信レベルの高い方のアンテナを使
    用し、受信レベルの低い方のアンテナを無給電素子とし
    て機能させ、 前記第1の筐体部と前記第2の筐体部とが折り畳まれて
    いない場合、受信する際には前記第1のアンテナと前記
    第2のアンテナとでダイバーシチ受信を行い、送信する
    際には、前記第2のアンテナを無給電素子として機能さ
    せ、前記第1のアンテナを使用する請求項8記載のアン
    テナ構造体。
  11. 【請求項11】 前記第1の筐体部と前記第2の筐体部
    とが折り畳まれている場合、受信する際には前記第1の
    アンテナと前記第2のアンテナとでダイバーシチ受信を
    行い、送信する際には、前記第1のアンテナを無給電素
    子として機能させ、前記第2のアンテナを使用し、 前記第1の筐体部と前記第2の筐体部とが折り畳まれて
    いない場合、受信する際には前記第1のアンテナと前記
    第2のアンテナとでダイバーシチ受信を行い、送信する
    際には、前記第1のアンテナを使用し、前記第2のアン
    テナを無給電素子として機能させる請求項8記載のアン
    テナ構造体。
  12. 【請求項12】 前記第1の筐体部と前記第2の筐体部
    とが折り畳まれている場合、受信する際には前記第1の
    アンテナと前記第2のアンテナとでダイバーシチ受信を
    行い、送信する際には、前記第1のアンテナと前記第2
    のアンテナとのうち受信レベルの高い方のアンテナを使
    用し、受信レベルの低い方のアンテナを無給電素子とし
    て機能させ、 前記第1の筐体部と前記第2の筐体部とが折り畳まれて
    いない場合、受信する際には前記第1のアンテナと前記
    第2のアンテナとでダイバーシチ受信を行い、送信する
    際には、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの
    うち受信レベルの高い方のアンテナを使用し、受信レベ
    ルの低い方のアンテナを無給電素子として機能させる請
    求項8記載のアンテナ構造体。
  13. 【請求項13】 折り畳み式の携帯無線端末に用いられ
    るアンテナ構造体であって、 スピーカが内蔵される第1の筐体部と、 マイクが内蔵される第2の筐体部と、 第1のアンテナと第2のアンテナとを備え、 前記第1の筐体部と前記第2の筐体部とは折り畳み可能
    であり、 前記第1のアンテナは、アンテナ素子と、前記アンテナ
    素子に対する地板とを有し、 前記アンテナ素子は、前記第1の筐体部に配置されてお
    り、 前記地板は、第1の筐体部と前記第2の筐体部とにまた
    がって配置されており、 低周波数帯では、前記第1のアンテナは、前記第1の筐
    体部及び前記第2の筐体部が少なくとも折り畳まれてい
    ない場合に、使用され、 前記低周波数帯では、前記第2のアンテナは、前記第1
    の筐体部及び前記第2の筐体部が少なくとも折り畳まれ
    ている場合に、使用され、 高周波数帯では、前記第1のアンテナは、前記第1の筐
    体部及び前記第2の筐体部が少なくとも折り畳まれてい
    る場合に、使用され、 前記高周波数帯では、前記第2のアンテナは、前記第1
    の筐体部及び前記第2の筐体部が少なくとも折り畳まれ
    ていない場合に、使用されるアンテナ構造体。
  14. 【請求項14】 前記第1のアンテナは、前記低周波数
    帯では、前記第1の筐体部と前記第2の筐体部とが折り
    畳まれていない場合の方がより良好な特性を有し、前記
    高周波数帯では、前記第1の筐体部と前記第2の筐体部
    とが折り畳まれている場合の方がより良好な特性を有
    し、 前記第2のアンテナは、前記低周波数帯では、前記第1
    の筐体部と前記第2の筐体部とが折り畳まれている場合
    の方がより良好な特性を有し、前記高周波数帯では、前
    記第1の筐体部と前記第2の筐体部とが折り畳まれてい
    ない場合の方がより良好な特性を有する請求項13記載
    のアンテナ構造体。
  15. 【請求項15】 前記使用されていない方のアンテナ
    は、前記使用されている方のアンテナが所定の指向性及
    び広帯域な周波数特性を有するように負荷を調整されて
    いる請求項8記載のアンテナ構造体。
  16. 【請求項16】 前記第1のアンテナ及び前記第2のア
    ンテナそれぞれの厚さは、前記携帯無線端末の前記第1
    のアンテナ及び前記第2のアンテナ以外の部品で決まる
    厚さより薄い請求項1記載のアンテナ構造体。
  17. 【請求項17】 前記第1の筐体部及び/または前記第
    2の筐体部の一部は、導電性を有し、 前記導電性を有する部分は、前記地板として使用される
    請求項7または13に記載のアンテナ構造体。
  18. 【請求項18】 前記第1の筐体部の、前記アンテナ素
    子と対向する部分であって、前記第2の筐体部との接続
    箇所とは逆側の方の前記アンテナ素子の端部からさらに
    前記第2の筐体部側との接続箇所とは逆側に延伸してい
    る部分は導電性を有しない請求項17記載のアンテナ構
    造体。
  19. 【請求項19】 前記第1の筐体部及び前記第2の筐体
    部が折り畳まれた場合に、前記第1の筐体部のうち前記
    第2のアンテナと対向する部分は、導電性を有しない請
    求項17記載のアンテナ構造体。
  20. 【請求項20】 前記第1のアンテナ及び/または前記
    第2のアンテナの全部または一部には誘電体が充填され
    ている請求項1記載のアンテナ構造体。
  21. 【請求項21】 前記第1の筐体部に配置されたディス
    プレイを備え、 前記ディスプレイと前記アンテナ素子とは対向してお
    り、 前記ディスプレイの一部は導電性を有し、前記地板と兼
    用されている請求項7記載のアンテナ構造体。
  22. 【請求項22】 前記ディスプレイは、ディスプレイ本
    体と、前記ディスプレイ本体の周囲に設けられたフレー
    ムと、前記ディスプレイ本体の画像表示面の裏面側に設
    けられた反射板とを有し、 前記反射板の全部または一部は導電性を有し、前記地板
    と兼用されている請求項21記載のアンテナ構造体。
  23. 【請求項23】 前記ディスプレイは、ディスプレイ本
    体と、前記ディスプレイ本体の周囲に設けられたフレー
    ムとを有し、 前記フレームの全部または一部は導電性を有し、前記地
    板と兼用されている請求項21記載のアンテナ構造体。
  24. 【請求項24】 前記携帯無線端末のスピーカが内蔵さ
    れる第1の筐体部と、 前記携帯無線端末のマイクが内蔵される第2の筐体部と
    を備え、 前記第1のアンテナは、前記第1の筐体部によって兼用
    されており、 前記第2のアンテナは、前記第2の筐体部に配置されて
    いるブームアンテナである請求項1記載のアンテナ構造
    体。
  25. 【請求項25】 前記第1の筐体部のディスプレイが内
    蔵されている側とは反対側は、導電性の材料で形成され
    ており、 前記第1のアンテナは、前記第1の筐体部の導電性の材
    料で形成されている部分で兼用されている請求項24記
    載のアンテナ構造体。
  26. 【請求項26】 前記第1の筐体部の前記導電性の材料
    で形成されている部分には、スリットまたはスロットが
    形成されており、 前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナは高周波数
    帯と低周波数帯とで用いられる請求項25記載のアンテ
    ナ構造体。
  27. 【請求項27】 第1のアンテナと、 第2のアンテナとを備え、折り畳み式の携帯無線端末に
    用いられるアンテナ構造体を使用するアンテナ構造体使
    用方法であって、 前記第1のアンテナを、前記携帯無線端末が少なくとも
    折り畳まれていない場合に使用し、 前記第2のアンテナを、前記携帯無線端末が少なくとも
    折り畳まれている場合に使用するアンテナ構造体使用方
    法。
  28. 【請求項28】 スピーカが内蔵される第1の筐体部
    と、 マイクが内蔵される第2の筐体部と、 第1のアンテナと、 第2のアンテナとを備え、 前記第1の筐体部と前記第2の筐体部とは折り畳み可能
    であり、 前記第1のアンテナは、アンテナ素子と、地板とを有
    し、 前記アンテナ素子は、前記第1の筐体部に配置されてお
    り、 前記地板は、第1の筐体部と前記第2の筐体部とにまた
    がって配置されているアンテナ構造体を使用するアンテ
    ナ構造体使用方法であって、 低周波数帯では、前記第1のアンテナを、前記第1の筐
    体部及び前記第2の筐体部が少なくとも折り畳まれてい
    ない場合に、使用し、 前記低周波数帯では、前記第2のアンテナを、前記第1
    の筐体部及び前記第2の筐体部が少なくとも折り畳まれ
    ている場合に、使用し、 高周波数帯では、前記第1のアンテナを、前記第1の筐
    体部及び前記第2の筐体部が少なくとも折り畳まれてい
    る場合に、使用し、 前記高周波数帯では、前記第2のアンテナを、前記第1
    の筐体部及び前記第2の筐体部が少なくとも折り畳まれ
    ていない場合に、使用するアンテナ構造体使用方法。
  29. 【請求項29】 請求項1記載のアンテナ構造体と、 送信信号を前記第1のアンテナまたは前記第2のアンテ
    ナに出力する送信回路と、 前記第1のアンテナまたは前記第2のアンテナで受信さ
    れた受信信号を入力する受信回路とを備えた通信機器。
  30. 【請求項30】 請求項13記載のアンテナ構造体と、 送信信号を前記第1のアンテナまたは前記第2のアンテ
    ナに出力する送信回路と、 前記第1のアンテナまたは前記第2のアンテナで受信さ
    れた受信信号を入力する受信回路とを備えた通信機器。
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