JP2003203897A - ノズル、基板処理装置、基板処理方法、及び基板処理プログラム - Google Patents

ノズル、基板処理装置、基板処理方法、及び基板処理プログラム

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JP2003203897A
JP2003203897A JP2002001399A JP2002001399A JP2003203897A JP 2003203897 A JP2003203897 A JP 2003203897A JP 2002001399 A JP2002001399 A JP 2002001399A JP 2002001399 A JP2002001399 A JP 2002001399A JP 2003203897 A JP2003203897 A JP 2003203897A
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film thickness
nozzle
fluid
tube
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JP2002001399A
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Nobuhiro Uozumi
宜弘 魚住
Soichi Nadahara
壮一 灘原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上の膜の膜厚を面内で均一に形成可能な
基板処理装置を提供する。 【解決手段】 基板の表面の一部に流体を供給する。そ
して、この流体を基板の表面のその一部から回収する。
この流体を供給することと同時に、基板の表面の一部に
おける基板上に設けられた膜の膜厚を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板や液晶
用基板、磁気ディスクなどの基板の表面の一部を処理す
るために使用するノズル及び基板処理装置に関する。さ
らに、基板上に均一に膜を堆積及びエッチングする処理
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体基板や液晶用基板、磁気ディスク
などの加工には、これら基板上の膜のエッチング技術が
よく用いられる。このエッチング技術には、薬液を用い
てエッチングを行うウェットエッチングと、ケミカルド
ライエッチング(CDE)や反応性イオンエッチング
(RIE)のようなガスを用いてエッチングを行うドラ
イエッチングとがある。ドライエッチングは、基本的に
1枚ずつ処理を行う枚葉式である。ウェットエッチング
では、複数枚の基板を同時に処理するバッチ式も多く用
いられている。
【0003】現在これら各種エッチング方法において重
要視されていることは、エッチングされた膜厚の面内均
一性と、基板間のエッチング処理の再現性である。ただ
し、現実には膜を基板に堆積する際の、膜厚の面内バラ
ツキや基板間バラツキが存在し、バッチ式の堆積方法で
は、膜厚の処理間バラツキも存在する。また、堆積処理
に限らず、その他の様々な処理にも同様なバラツキが存
在する。これら膜厚のバラツキを持った膜に対してエッ
チング処理を行う際には、エッチング量の面内均一性や
エッチング処理の再現性を重視すると、エッチング後の
残り膜厚として、膜厚のバラツキがなくなることはな
い。
【0004】以上のような問題を解決するためには、エ
ッチングされつつある膜の膜厚をin-situでモニタする
ことが考えられる。
【0005】エッチングされつつある膜の膜厚をin-sit
uでモニタしながらエッチング処理を行う方法に関して
は、例えば特許公開公報の特開2000−77371号
に提案されているように、CMP装置の研磨パッドや研
磨盤に窓を設けてモニタする方法や、特許公開公報の特
開平11−354489号に提案されているように、薬
液ノズル内に光ケーブルを配してモニタする方法があ
る。
【0006】しかしながら、前述したような膜厚バラツ
キは基板間のみならず、基板面内にも存在している。い
かにin-situで膜厚がモニタでき、基板間バラツキが抑
えられるようになったとしても、面内バラツキは補正す
ることはできず、そのまま次工程に受け継がれることと
なる。
【0007】すなわち、in-situで膜厚をモニタしなが
ら、膜厚の面内バラツキを補正して均一にできるような
エッチング処理を行うことができなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑みて為されたものであり、 その目的とするところ
は、基板上の膜の膜厚を面内で均一に形成可能な基板処
理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の特徴は、基板を保持可能なホルダーと、こ
の基板の表面の上方に配置されることが可能でありこの
基板の表面に平行に配置されることが可能な第1の開口
面を有する第1の管と、内側にこの第1の管を配置し基
板の表面の上方に配置されることが可能であり基板の表
面に平行に配置されることが可能な第2の開口面を有す
る第2の管と、内側にこの第2の管を配置し基板の表面
の上方に配置されることが可能であり基板の表面に平行
に配置されることが可能な第3の開口面を有する第3の
管とを有し、第1の管の内側の空間を介して第1の流体
を基板に供給することが可能であり、第1の管の外側で
第2の管の内側の空間を介して第1の流体を前記基板か
ら回収することが可能である第1のノズルと、この第1
のノズルを基板の表面と平行に移動させる移動部を有す
る基板処理装置にある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一
又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異
なることに留意すべきである。また図面相互間において
も互いの寸法の関係や比率の異なる部分が含まれるのは
もちろんである。
【0011】(第1のノズル)実施の形態に係る第1の
ノズル26は、図1(a)(b)に示すように、基板の
表面の設定面6の上方に配置されることが可能である。
図1(a)は、図1(b)のII−II方向の断面図で
ある。図1(b)は、図1(a)のI−I方向の断面図
である。第1の管1は、基板の表面6に平行に配置され
ることが可能な第1の開口面を有する。第2の管2は、
内側に第1の管を配置し、基板の表面6の上方に配置さ
れることが可能である。第2の管2は、基板の表面6に
平行に配置されることが可能な第2の開口面を有する。
第3の管3は、内側に第2の管2を配置し、基板の表面
6の上方に配置されることが可能である。第3の管3
は、基板の表面6に平行に配置されることが可能な第3
の開口面を有する。実施の形態に係る第1のノズル26
は、第1の管、第2の管と第3の管による三重管の構造
を有している。第1の管、第2の管と第3の管は、マニ
ホールド7に接続され、固定されている。
【0012】エッチャント等の第1の流体は、第1の管
1の内側の空間を介して、基板の表面6に供給されるこ
とが可能である。第1の管1の内側は、マニホールド7
内に設けられた第1の流体の供給ライン11に接続して
いる。供給ライン11は、マニホールド7に接続された
第1の流体の供給ライン8に接続されている。
【0013】第1の管1の外側で第2の管2の内側の空
間を介して、第1の流体を基板の表面から回収すること
が可能である。第1の管1の外側で第2の管2の内側の
空間は、マニホールド7内に設けられた第1の流体の回
収ライン12に接続している。回収ライン12は、マニ
ホールド7に接続された第1の流体の回収ライン9に接
続されている。
【0014】第2の管2の外側で第3の管3の内側の空
間を介して、不活性な流体を基板の表面6に供給するこ
とが可能である。第2の管2の外側で第3の管3の内側
の空間は、マニホールド7内に設けられた不活性流体の
供給ライン13に接続している。不活性流体の供給ライ
ン13は、マニホールド7に接続された不活性流体の供
給ライン10に接続されている。
【0015】光ケーブル4は、第1の管1の内側に設け
られ、基板の表面6に結像する光を導くことが可能であ
る。光ケーブル4は、基板の表面6の上方に配置される
ことが可能である。光ケーブル4の先端には、光軸が基
板の表面6に垂直に配置されることが可能なレンズが設
けられている。
【0016】(基板処理装置)実施の形態に係る基板処
理装置は、図2に示すように、第1のノズル26を有す
る。基板ホルダー22は、基板21を保持可能である。
移動部28は、アーム27を介して、第1のノズル26
を基板21の表面と平行に移動させる。基板ホルダー回
転部23は、基板ホルダー22を回転させ、基板21を
回転させる。第2のノズル24は、リンス用の純水等の
第2の流体を基板21の回転の中心に供給することが可
能である。
【0017】基板処理装置は、図2と図3に示すよう
に、制御部32を有している。制御部32は、第1のノ
ズル26の基板21上の配置位置を決定する ノズル配
置部41、第1の流体の供給時間を計測する供給時間計
測部42、基板21上の膜の膜厚を測定する膜厚測定部
43、基板21上に形成された膜厚測定可能なパターン
を識別可能な画像識別部44、第1のノズル26の基板
21上の移動量を計算するノズル移動量計算部45、基
板21上の膜の第1の流体によるエッチング処理速度を
測定する処理速度測定部46、基板21上の膜を所望の
膜厚にまでエッチングするのに要するエッチング処理時
間を計算する処理時間計算部47、特に、第1の流体の
供給の開始と停止を指示する供給開始停止部48と、基
板21上の測定された膜厚から、基板21上の未測定地
点の膜厚を計算する未測定地点の膜厚計算部49を有し
ている。
【0018】特に、膜厚測定部43は、光ケーブル4に
より導かれた光により、基板21上に設けられた膜の膜
厚を測定する。膜厚測定部43は、光を発生させ光ケー
ブル4に光を入れる発生部33と、基板21で反射した
光ケーブル4から出される光を検出する検出部34と、
検出されたこの光を光学特性に変換しこの光学特性の基
づいて膜の膜厚を計算する膜厚計算部とを有する。さら
に、画像識別部44では、検出部34で検出された光か
ら基板21の画像を得て、得られた画像から基板21の
パターンを認識し、膜厚測定用のパターンを識別する。
移動量計算部45では、第1のノズル26の膜厚測定用
のパターンへの移動量を計算する。
【0019】第1流体供給部30は、制御部32の指示
に基づいて、ライン8に第1の流体を供給する。回収部
29は、制御部32の指示に基づいて、ライン9から第
1の流体を回収する。不活性流体供給部31は、制御部
32の指示に基づいて、ライン10に窒素、アルゴン、
空気等の不活性流体を供給する。第2流体供給部25
は、制御部32の指示に基づいて、第2流体の供給ライ
ン36に第2の流体を供給する。
【0020】実施の形態は、基板21を回転させる回転
部23と、基板21に薬液を吐出することができる第2
のノズル24と、基板21上の膜の膜厚のエッチング処
理中のin-situのモニタを行う膜厚測定部43と薬液を
供給する第1流体供給部30と薬液を回収する回収部2
9とに接続され、移動部28とアーム27により、基板
21上を任意にスキャンすることができる第1のノズル
26により構成されている。これにより、基板21上に
堆積されている膜の膜厚をエッチング処理中のin-situ
にモニタリングしながらスキャンした部分のみエッチン
グすることが可能になる。基板21上の膜の膜厚の面内
均一性を精度良く補正することができる。
【0021】(基板処理プログラム)実施の形態に係る
基板処理プログラムは、基板処理装置に基板処理させる
ためにコンピュータを、制御部32として機能させるた
めのプログラムである。
【0022】実施の形態に係る基板処理プログラムは、
図4に示すように、基板21を回転させる段S3と、第
2の流体を供給する手段S2とを有する。
【0023】基板処理プログラムは、第1のノズル26
を基板21の表面6の一部の上方に配置する手段S3
と、基板21の表面6の一部に第1の流体を供給し、供
給する時間を計測する手段S4とを有する。基板処理プ
ログラムは、第1のノズル26により基板21の表面6
のその一部から第1の流体を回収する手段S5とを有す
る。
【0024】基板処理プログラムは、基板21の表面6
の一部における基板21上に設けられた膜の膜厚を測定
する手段S6を有する。基板処理プログラムは、膜厚に
基づいて処理速度を測定する手段S7と、膜厚と処理速
度に基づいて処理時間を計算する手段S13と、流体を
供給する期間が計算された処理時間に達したら、基板2
1の表面6の一部に流体を供給することを停止する手段
S14とを有する。
【0025】基板処理プログラムは、これらの手段を用
いることにより、基板21の表面6の一部に設けられた
膜の膜厚を所望の膜厚にエッチングすることができる。
【0026】さらに、基板処理プログラムは、第1のノ
ズル26が基板全面を移動したかを判断する手段S15
と、手段S15において第1のノズル26が基板全面を
移動していないと判断した場合に、第1のノズル26を
基板21上の他の領域に移動させる手段S16とを有す
る。このことにより、基板処理プログラムは、基板21
の表面6の全面を処理することが可能である。
【0027】基板処理プログラムは、膜厚と時間を測定
して処理速度を測定する手段S7と、測定地点の第1の
流体の供給を停止する手段S8と、測定した膜厚に基づ
いて基板21の表面6の未測定地点の膜厚を計算する手
段S9と、第1のノズル26の未測定地点への移動量を
計算する手段S10と、第1のノズル26を未測定地点
へ移動させる手段S11と、未測定地点へ第1の流体を
供給し、供給する時間を計測する手段S12と、未測定
地点の膜厚と処理速度に基づいて処理時間を計算する手
段S13と、供給する期間が処理時間に達したら基板2
1の表面6の未測定地点に流体を供給すること停止する
手段S14とを有する。基板処理プログラムは、これら
の手段を用いることにより、膜厚の測定ができない地点
であっても、上記の未測定地点として所望の膜厚にエッ
チングすることができる。
【0028】基板処理プログラムの膜厚を測定する手段
S6は、図5に示すように、基板21の画像を入力し、
その画像から基板21のパターンを認識し、膜厚測定用
のパターンを識別する手段S21と、第1のノズル26
の膜厚測定用のパターンへの移動量を計算する手段S2
2とを有する。膜厚を測定する手段S6は、第1のノズ
ル26を膜厚測定用のパターンへ移動させる手段S23
を有する。
【0029】膜厚を測定する手段S6は、基板21で反
射した光を検出する手段S24と、検出した光を光学特
性に変換し、光学特性を生成する手段S25と、光学特
性の基づいて膜の膜厚を計算する手段S26を有する。
【0030】(基板処理方法)実施の形態に係る基板処
理方法は、図4に示すように、まず、ステップS1にお
いて、基板21の表面6に垂直な軸を中心に基板21を
回転させる。ステップS2において、第2の流体を基板
21の回転の中心に供給する。ステップS3において、
基板21の表面6の一部に第1のノズル26を配置す
る。ステップS4において、基板21の表面6の一部に
第1の流体を供給する。ステップS5において、第1の
流体を基板21の表面6のその同じ一部から回収する。
なお、第1と第2の流体は、種類や濃度、温度を変化さ
せることができる。但し、ステップS1において、基板
21を必ずしも回転させる必要はない。また、ステップ
S2において、基板21の回転中心に第2の流体を供給
しなくてもよい。
【0031】ステップS6は、第1の流体を供給するス
テップS4と同時に、基板21の表面6のその同じ一部
における基板21上に設けられた膜の膜厚を測定する。
ステップS7において、測定した膜厚に基づいて、処理
速度を測定する。ステップS13において、その膜厚と
処理速度に基づいて、処理時間を計算する。ステップS
14において、基板21の表面6のその同じ一部に第1
の流体を供給することを処理時間に基づいて停止する。
【0032】基板処理方法は、これらのステップを用い
ることにより、基板21の表面6の一部に設けられた膜
の膜厚を所望の膜厚にエッチングすることができる。
【0033】基板21の表面6の一部に第1の流体を供
給した後に、その一部と異なる基板21の表面6の他の
一部に第1の流体を供給する。そして、第1の流体を基
板21の表面6のその他の一部から回収する。これらの
ことは、第1のノズル26が基板全面を移動したかを判
断するステップS15と、ステップS15において第1
のノズル26が基板全面を移動していないと判断した場
合に、第1のノズル26を基板21上の他の領域に移動
させるステップS16により可能になる。そして、基板
21の表面6の全面を処理することが可能になる。ただ
し、基板21に表面6の一部が始めから目標膜厚のスペ
ック内に入っていた場合は、基板全面を移動する必要は
ない。
【0034】さらに、ステップS9において、測定した
膜厚に基づいて、基板21の表面6の未測定地点の膜厚
を計算する。ステップS10において、未測定地点への
移動量を計算する。ステップS11において、第1のノ
ズル26をその未測定地点へ移動させる。ステップS7
において、測定した膜厚に基づいて、処理速度を測定す
る。ステップS13において、計算した未測定地点の膜
厚と処理速度に基づいて、処理時間を計算する。ステッ
プS14において、基板21の表面6の未測定地点に第
1の流体を供給することを計算した処理時間に基づいて
停止する。この時、第1のノズル26が処理中の地点の
膜厚が目標膜厚に達していなくても、他の地点へ第1の
ノズル26を移動させてもよい。但し、その際は、後ほ
ど再び同じ地点へ第1のノズル26を移動させて目標膜
厚に達するまで繰り返す必要がある。つまり、第1のノ
ズル26は、基板21の表面6の全ての地点で目標膜厚
のスペック内に入りさえすれば、どのように移動させて
もよい。
【0035】また、ステップS6の膜厚を測定すること
は、図5のようなステップS21乃至S26を含んでい
る。まず、光を発生させ、基板21の表面6の一部に光
を入れる。そして、ステップS24において、基板21
で反射した光を検出する。ステップS25において、検
出された光を光学特性に変換する。ステップS26にお
いて、光学特性に基づいて膜の膜厚を計算する。
【0036】さらに、ステップS6の膜厚を測定するこ
とは、ステップS21の検出された光から基板21の画
像を得て、この画像から基板21のパターンを認識し、
膜厚測定用のパターンを識別してもよい。ステップS2
2において、第1のノズル26の膜厚測定用のパターン
への移動量を計算する。ステップS23において、計算
した移動量に基づいて第1のノズルを移動させる。ステ
ップS24の光を検出することは、膜厚測定用のパター
ンで反射した光を検出することである。
【0037】(実施例1)実施例1の第1のノズル26
は、図6に示すように、in-situ膜厚モニタ機構と薬液
吐出機構とを有し、基板21上を任意にスキャンするこ
とができる。実施例1の基板処理装置は、図7に示すよ
うに、基板21を回転させる機構と、第1のノズルと、
基板21に薬液を吐出することができる第2のノズル2
4を有している。ただし、第2のノズル24は必ずしも
使用する必要はない。基板21も必ずしも回転させなく
てよい。
【0038】実施例1の第1のノズル26は、in-situ
膜厚モニタ機構と薬液吐出・回収機構とを有する。第1
のノズル26は光学系の機構を持つことで、基板21上
に堆積された膜の膜厚をエリプソメトリー法などにより
求めることが可能である。また、第1のノズル26は同
時に薬液を吐出することが可能である。もちろん、ここ
での光学系は耐薬性の材料で構成されている。第1のノ
ズル26では、薬液吐出経路が第1の管の内側に設けら
れる。薬品回収経路が、第1の管の外側で第2の管の内
側に設けられる。不活性ガスの経路が、第2の管の外側
で第3の管の内側に設けられる。光ファイバなどの光を
伝える機構4が接続されている。これにより、外部で発
生された光55が第1のノズル26を通って基板21に
焦点をあわせて入射される。基板21から放射される光
55も第1のノズル26から光ファイバなどを通じてCC
Dカメラやディテクターなどに入射される。ここで、CCD
カメラなどから得られる画像により基板26上の回路パ
ターンを認識し、あらかじめ定められた測定ポイントを
判断する。また、ディテクターに入射された光の特性に
よりエッチングしている膜の膜厚をフィッティングによ
り算出する。
【0039】今、基板21に第1のノズル26の方向5
3より薬液52を吐出する。吐出された薬液52は、第
1の管1又は第2の管2の側壁と、基板21とに囲まれ
た部分に液溜りを作る。これらの側壁は基板21表面に
欠陥を生じさせないように、できることならば基板21
に接触しないことが好ましい。そのためには、薬液52
の表面張力と不活性ガスの供給方向56の圧力を利用し
て、第2の管2の管壁の下の基板21との隙間に薬液5
2の表面を保持することが望ましい。しかしながら、基
板21上には様々なパターンが形成されているため、そ
の保持が困難な場合には、第2の管2の管壁の下に非常
に柔らかい耐薬性のスポンジのような物を用いてもよ
い。
【0040】第2の管2の管壁の外側には、薬液52の
染み出しを抑制するためにガスを方向56に吐出する。
これにより、第2の管2の開口面内の領域のみエッチン
グ処理を行うことが可能となる。さらに、吐出した薬液
52を回収する。第1の管1の外側で第2の管2の内側
の空間を回収ラインに利用する。そして、この空間を、
例えば、減圧にすることにより、基板21上に供給され
た薬液52を、第1の管1の外側で第2の管2の内側の
空間に吸い上げるように移動させる。これにより薬液5
2の供給停止後に、液溜りの薬液52が基板21上に残
留しない。そして、望まないエッチングが進行すること
を防止できる。薬液の再利用も可能になる。また、第2
のノズル24から吐出されるリンス用の薬液57は、ガ
スの噴出により薬液52と混ざることはない。
【0041】次に、実施例1に係る基板処理方法のエッ
チングを行う方法について説明する。まず、第1のノズ
ル26から薬液もしくは純水52を吐出し、イニシャル
の膜厚を測定する。第1のノズル26は基板21上を任
意にスキャンすることができる。図8(a)に示すよう
に、基板21面内を複数点の×の地点を測定する。基板
21上には、パターンの単位58が格子状に配置されて
いる。パターンの単位58が、半導体装置やその一部に
なる。パターン単位58の位置を行L1乃至L13と列
R1乃至R13等で特定したり、座標X−Yで特定する
ことで、第1のノズル26の配置位置を決定することが
できる。パターンの単位58は、図8(b)に示すよう
に、複数のパターンP11乃至P13等を有している。
パターン単位58が、座標x−yを有することで、第1
のノズル26の配置位置を決定することができる。
【0042】図9(a)に示すように、○の位置の膜厚
が13個測定されている。これで、面内分布が測定でき
る。そして、図9(b)(c)に示すように、測定点
(×点)に基づいて、未測定点(●点)をフィッティン
グにより補完する。この補完を2次元的に実施すること
で図9(a)のような膜厚分布が得られる。
【0043】図10(a)に示すように、基板21上に
パターン58及びP11乃至P13等が形成されている
場合は、形成されたバターン58及びP11乃至P13
等を第1のノズル26から光ファイバ4等を介して接続
されたCCDカメラなどの画像識別部44で判断し、その
パターン58及びP11乃至P13等を基準にして予め
定められた膜厚測定用のパターンP13、P23、P3
3、P43を認知する。次に、その膜厚測定用のパター
ンP13、P23、P33、P43の光学特性を測定
し、図10(b)の×点に示すように膜厚を測定する。
光学特性にフィッティングすることによりエッチング対
象膜の膜厚を算出することで、膜厚を測定している。こ
こで用いるパターンを認識する画像処理技術や、得られ
た光学特性をフィッティングすることにより膜厚を測定
する技術は、目的を達しさえすればどのようなものを用
いてもよい。さらに、膜厚測定できないパターンP2
1、P31等の地点N1乃至N6の膜厚を、図10
(b)に示すように、測定点(×点)に基づいて、フィ
ッティングにより補完する。
【0044】最初に純水を吐出した場合には、第1のノ
ズル26から薬液を吐出する。これにより第1のノズル
26の部分のみ薬液処理が開始され、エッチングが進行
する。薬液処理中も第1のノズル26から得られた信号
よりパターンを認識し、膜厚を測定し続けることができ
る。但し、仕上げ膜厚に対して初期の膜厚が厚い場合
は、基板21を回転させながら第2のノズル24からも
第1のノズル26と同じ薬液を吐出する。第1のノズル
26をスキャンすることにより面内の膜厚変化をモニタ
リングしながら全体をエッチングできる。ある程度全体
がエッチングされたところで、第2のノズル24からは
純水を吐出し、全面のエッチングをストップし、第1の
ノズル26をスキャンしながらエッチングすることによ
って面内均一性を補正する。もちろん、逆に先に面内で
膜厚を補正してから、第2のノズル24から薬液を吐出
して全面を均一にエッチングしても良い。
【0045】また、第1のノズル26のみでエッチング
を行う場合も、基板21を回転させながら第2のノズル
24からは純水を吐出するのが望ましい。なぜなら、特
にパターンが形成されているような基板を用いると、処
理後に第1のノズル26が他の地点へ移動した時にパタ
ーン内などに薬液残りが生じる可能性がある。その薬液
の影響を抑えるために、第2のノズル24からは純水を
吐出することで、純水によるリンスを行う。純水は、第
2のノズル24から基板21の中央付近(回転中心付近)
に吐出され、基板21外周方向へと基板21上を移動
し、基板21外周部から排出される。したがって、純水
によって希釈されたごく希薄な薬液が基板21外周方向
へ流され、膜を再度エッチングする可能性がある。この
ため、第1のノズル26による膜厚補正エッチングは基
板21中央から外周へ向って処理を行う方が望ましい。
【0046】薬液処理中は、ある一定の時間間隔あるい
はエッチングレートの変化に追随可能な時間間隔で、膜
厚を測定する。このことで、時々刻々の、そしてごく最
近のエッチングレートを算出できる。目標膜厚までの処
理時間を算出することができ、目標膜厚の到達時刻を予
測することができる。この方法を用いると、エッチング
レートが時間的に、もしくは膜の深さ方向に変化するよ
うな場合にも、その変化に追従することができる。
【0047】また、パターンが形成された基板21の場
合は、まず、膜厚が測定できるパターンでのイニシャル
膜厚とエッチングレートを測定する。膜厚が測定できな
いパターンのエッチングは、まず、測定できるパターン
でのイニシャル膜厚から補完されたその地点の膜厚を算
出する。そして、測定できるパターンでのエッチングレ
ートを利用して、補完された膜厚が所定の仕上げ膜厚に
なる処理時間を計算する。この処理時間に基づいて処理
をストップする。
【0048】そして目標膜厚に達した瞬間に第1のノズ
ル26から薬液の吐出をストップする。その時、第1の
ノズル26から純水を吐出してもよい。第1のノズル2
6を基板21外へ搬送し、エッチングをストップさせ
る。この時、第2のノズル24から純水を吐出して基板
21をリンスする。その後基板21を乾燥させ、処理を
終了する。
【0049】実施例1の基板処理方法では、これまで困
難であった、in-situで膜厚をモニタしながら基板面内
の膜厚のバラツキを補正するようにウェットエッチング
を行うことを可能にした。
【0050】例えば基板21上に半導体装置を製造する
場合には、基板21上に膜を堆積する工程とエッチング
する工程の連続と言ってもよいくらい、これらの工程は
数多い。これらの工程を経る度に基板21間、基板21
内のバラツキは大きくなっていき、最終的に出来上がっ
た半導体装置はそのバラツキを反映した特性を示すこと
になる。そこで、本発明の方法で膜を堆積する度にその
バラツキを補正していくと、最終的にできあがった半導
体装置の特性は従来の方法に比較して非常にバラツキが
少なく、設計した特性により近い物が得られるという効
果がある。
【0051】なお、実施例1で最近のエッチングレート
を測定しながら終点を計算する場合を述べた。エッチン
グ対象膜のエッチングレートが非常に遅い場合や、エッ
チング量が多い場合などは、処理に時間がかかる。特
に、枚葉処理で行われる場合に、処理時間が長いことは
問題である。従って、基板処理装置に薬液の濃度を上げ
る機構を同時に設け、エッチングレートが遅い場合は、
濃度の濃い薬液を用いる。逆に、濃度の濃い薬液を純水
で薄める機構を設けてもよい。このことで、薬液の濃度
を調節し、エッチングレートを調整する。
【0052】例えば、まず薄い濃度でエッチング処理を
開始し、目的とするエッチング量に対してレートが遅い
場合は濃度を上げてレートを上げる。この間もin-situ
で膜厚をモニタしつづけ、目的膜厚に近づいたところで
濃度を下げ、レートを下げることでより精度良く残膜の
膜厚を制御する。薬液の濃度が濃いエッチングでは、濃
い薬液を第2のノズル24から吐出し、最終的に薄い薬
液を第1のノズル26から吐出して、膜厚を補正すると
いった処理方法を用いることが可能となる。もちろん、
第1のノズル26のみから濃度の異なる薬液を吐出させ
てもよい。このように処理の途中で薬液の濃度を変更す
るような処理はin-situで膜厚をモニタすることを特徴
とする実施例1のような基板処理装置でないと実施する
ことは非常に難しい。なぜなら、時間指定の従来の方法
では、オーバーエッチングもしくはアンダーエッチング
が発生する場合があるからである。このことにより、膜
厚のバラツキはさらに大きくなってしまう。
【0053】エッチングレートを変化させるために薬液
の濃度を変化させる方法について述べたが、薬液の温度
を変化させることで、エッチングレートを変える方法も
ある。この場合には、薬液を希釈するために用いている
純水を温水にすることで対応する。
【0054】さらに薬液の種類自体を変化させること
で、エッチングレートを変える方法もある。この場合に
は、薬液を切り替える機構を有している必要がある。
【0055】(実施例2)実施例2の基板処理装置は、
図11に示すように、第1のノズル26が、基板21の
半径方向に運動する。基板21上の第1のノズル26の
位置は、回転角θと距離Rで特定できる。基板21を回
転させる基板回転部23に同期して、第2のノズル24
を回転軸にして、第1のノズル26も回転することがで
きる。このことにより、第1のノズル26により基板上
の任意の場所を任意の時間エッチングすることができ
る。そして、このエッチングと同時に、第2のノズルに
よるリンスを行うことができる。
【0056】第2のノズル24は、基板21の回転中心
を通る垂線にノズルの中心線が一致するように配置され
る。第2のノズル24がこの垂線を回転軸に回転しても
よい。スライダー61は、第2のノズル24上を上下し
て、第1のノズル26の半径方向の位置を変える。この
時、連動して、アーム62の角度φが変化し、基板21
と第1のノズル26との間隔を一定に保つ。ノズルホル
ダー63は、基板21と第1のノズル26との間隔が均
一になるように保つ。
【0057】(実施例3)実施例3の基板処理装置も、
図11に示すように、第1のノズル26が、基板21の
半径方向に運動する。実施例2の基板処理装置と同様
に、基板21上の第1のノズル26の位置は、回転角θ
と距離Rで特定できる。基板21を回転させる基板回転
部23に同期して、第2のノズル24を回転軸にして、
第1のノズル26も回転することができる。このことに
より、第1のノズル26により基板上の任意の場所を任
意の時間エッチングすることができる。そして、このエ
ッチングと同時に、第2のノズルによるリンスを行うこ
とができる。
【0058】第2のノズル24は、基板21の回転中心
を通る垂線にノズルの中心線が一致するように配置され
る。第2のノズル24がこの垂線を回転軸に回転しても
よい。蛇腹64は、基板21の半径方向に伸縮して、第
1のノズル26の半径方向の位置を変える。
【0059】(実施例4)実施例4の基板処理装置は、
図13に示すように、第1のノズル26が、基板21の
全面の任意の場所に移動が可能である。このことによ
り、回転している基板21上の特定の地点を、第1のノ
ズル26は追尾することができる。たとえていえば、蒸
気機関車の車輪とピストンのような動きをする。このこ
とにより、第1のノズル26により基板上の任意の場所
を任意の時間エッチングすることができる。そして、こ
のエッチングと同時に、第2のノズルによるリンスを行
うことができる。アーム27とアーム移動部28は、前
後方向と一定の範囲で方向を変える。
【0060】なお、実施例1乃至4においては、薬液を
用いたウェットエッチングについて説明した。膜がシリ
コン酸化膜であれば、薬液として、フッ酸(HF)、バ
ッファードフッ酸(BHF)を用いればよい。膜が、シ
リコン窒化膜であれば、熱リン酸やフッ酸を用いればよ
い。膜がアルミニウム(Al)、チタニウム(Ti)、
チタンナイトライド(TiN)であれば、塩酸(HC
l)あるいは塩酸と過酸化水素(H2O2)の混合液を
用いればよい。膜がタングステン(W)、チタンナイト
ライド(TiN)であれば、過酸化水素(H2O2)を
用いればよい。膜がアルミニウム(Al)であれば、ア
ンモニア(NH3)あるいはアンモニアと過酸化水素の
混合液を用いればよい。
【0061】また、薬液に代えて、気体であるガスを使
用することができる。膜がシリコン(Si)やアルミニ
ウムであれば、塩酸(HCl)ガスを用いればよい。膜
がシリコン(Si)であれば、臭酸(HBr)ガスを用
いればよい。膜がシリコン酸化膜であれば、フッ酸等の
弗素系のガスを用いればよい。もちろんエッチングされ
る物質は基板上に堆積されていれば何でもよいし、エッ
チングする薬液やガスは対象膜がエッチングされれば何
を用いてもよい。さらに、エッチングに代えて、堆積さ
せることも可能であると考える。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、基
板上の膜の膜厚を面内で均一に形成可能な基板処理装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るノズルの断面図である。
【図2】実施の形態に係る基板処理装置の構成図であ
る。
【図3】実施の形態に係る半導体装置の制御部の構成図
である。
【図4】実施の形態に係る基板処理方法のフローチャー
トである。
【図5】実施の形態に係る基板処理方法の膜厚をするこ
とのフローチャートである。
【図6】実施例1に係るノズルの先端付近の断面図であ
る。
【図7】実施例1に係る基板処理装置の鳥瞰図である。
【図8】実施例1に係る基板処理方法に使用した基板の
上面図である。
【図9】実施例1に係る基板処理方法に使用した基板上
の膜の膜厚の分布図(その1)である。
【図10】実施例1に係る基板処理方法に使用した基板
上の膜の膜厚の分布図(その2)である。
【図11】実施例2に係る基板処理装置の鳥瞰図であ
る。
【図12】実施例3に係る基板処理装置の鳥瞰図であ
る。
【図13】実施例4に係る基板処理装置の鳥瞰図であ
る。
【符号の説明】
1 第1の管 2 第2の管 3 第3の管 4 光ケーブル 5 集光レンズ 6 基板表面の設定面 7 マニホールド 8、11 第1の流体の供給ライン 9、12 第1の流体の回収ライン 10、13 不活性流体の供給ライン 14 スペース 21 基板 22 ホルダー 23 基板回転部 24 第2のノズル 25 第2の流体供給部 26 第1のノズル 27 アーム 28 アーム移動部 29 第1流体回収部 30 第1流体供給部 31 不活性流体供給部 32 制御部 33 測定光発生部 34 光検出部 35 膜厚計算部 36 第2の流体の供給ライン 41 ノズル配置部 42 供給時間計測部 43 膜厚測定部 44 画像識別部 45 ノズル移動量計算部 46 処理速度測定部 47 処理時間計算部 48 供給開始停止部 49 未測定地点の膜厚計算部 51 光の伝搬方向 52 第1の流体 53 第1の流体の供給方向 54 第1の流体の回収方向 55 光路 56 不活性流体の供給方向 57 第2の流体 58 基板上のパターンの単位 61 スライダー 62 アーム 63 ノズルホルダー 64 蛇腹

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面の上方に配置されることが可
    能であり、前記基板の前記表面に平行に配置されること
    が可能な第1の開口面を有する第1の管と、 内側に前記第1の管を配置し、前記基板の前記表面の上
    方に配置されることが可能であり、前記基板の前記表面
    に平行に配置されることが可能な第2の開口面を有する
    第2の管と、 内側に前記第2の管を配置し、前記基板の前記表面の上
    方に配置されることが可能であり、前記基板の前記表面
    に平行に配置されることが可能な第3の開口面を有する
    第3の管とを有することを特徴とするノズル。
  2. 【請求項2】 前記第1の管、前記第2の管と前記第3
    の管は、三重管であることを特徴とする請求項1に記載
    のノズル。
  3. 【請求項3】 前記第1の管の内側の空間を介して、流
    体を前記基板に供給することが可能であり、 前記第1の管の外側で前記第2の管の内側の空間を介し
    て、前記流体を前記基板から回収することが可能である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のノズ
    ル。
  4. 【請求項4】 前記第2の管の外側で前記第3の管の内
    側の空間を介して、不活性な流体を前記基板に供給する
    ことが可能であることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか1つに記載のノズル。
  5. 【請求項5】 前記第1の管の内側に設けられ、前記基
    板の前記表面に結像する光を導くことが可能な光ケーブ
    ルをさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれか1つに記載のノズル。
  6. 【請求項6】 前記光ケーブルが、基板の表面の上方に
    配置されることが可能であり、光軸が前記基板の前記表
    面に垂直に配置されることが可能なレンズを先端に有す
    ることを特徴とする請求項5に記載のノズル。
  7. 【請求項7】基板を保持可能なホルダーと、 前記基板の表面の上方に配置されることが可能であり前
    記基板の前記表面に平行に配置されることが可能な第1
    の開口面を有する第1の管と、内側に前記第1の管を配
    置し前記基板の前記表面の上方に配置されることが可能
    であり前記基板の前記表面に平行に配置されることが可
    能な第2の開口面を有する第2の管と、内側に前記第2
    の管を配置し前記基板の前記表面の上方に配置されるこ
    とが可能であり前記基板の前記表面に平行に配置される
    ことが可能な第3の開口面を有する第3の管とを有し、
    前記第1の管の内側の空間を介して第1の流体を前記基
    板に供給することが可能であり、前記第1の管の外側で
    前記第2の管の内側の空間を介して前記第1の流体を前
    記基板から回収することが可能である第1のノズルと、 前記第1のノズルを前記基板の前記表面と平行に移動さ
    せる移動部とを有することを特徴とする基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のノズルが、前記第1の管の内
    側に設けられ前記基板の前記表面に結像する光を導くこ
    とが可能な光ケーブルをさらに有することを特徴とする
    請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記光により、前記基板上に設けられた
    膜の膜厚を測定することが可能な膜厚測定部を有するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の基板処理装置。
  10. 【請求項10】 前記基板を回転させる回転部を有する
    ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1つに記載
    の基板処理装置。
  11. 【請求項11】 第2の流体を前記基板の前記回転の中
    心に供給することが可能な第2のノズルを有することを
    特徴とする請求項10に記載の基板処理装置。
  12. 【請求項12】 前記膜厚測定部は、 前記光を発生させ、前記光ケーブルに前記光を入れる発
    生部と、 前記基板で反射し前記光ケーブルから出される前記光を
    検出する検出部と、 検出された前記光を光学特性に変換し、前記光学特性に
    基づいて前記膜の膜厚を計算する膜厚計算部とを有する
    ことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1つに記
    載の基板処理装置。
  13. 【請求項13】 前記基板の画像を入力し、得られた前
    記画像から前記基板のパターンを認識し、膜厚測定用の
    パターンを識別する画像識別部と、 第1のノズルの膜厚測定用のパターンへの移動量を計算
    する移動量計算部とをさらに有することを特徴とする請
    求項9乃至12のいずれか1つに記載の基板処理装置。
  14. 【請求項14】 基板の表面の一部に流体を供給するこ
    とと、 前記流体を前記基板の前記表面の前記一部から回収する
    こととを有することを特徴とする基板処理方法。
  15. 【請求項15】 前記流体を前記供給することと同時
    に、前記基板の前記表面の前記一部における前記基板上
    に設けられた膜の膜厚を測定することをさらに有するこ
    とを特徴とする請求項14に記載の基板処理方法。
  16. 【請求項16】 前記流体の種類や濃度、温度を変化さ
    せることを特徴とする請求項14又は請求項15に記載
    の基板処理方法。
  17. 【請求項17】 前記基板の前記表面の前記一部に前記
    流体を前記供給することの後に、前記一部と異なる前記
    基板の前記表面の他の一部に前記流体を供給すること
    と、 前記流体を前記基板の前記表面の前記他の一部から回収
    することとを有することを特徴とする請求項14乃至1
    6のいずれか1つに記載の基板処理方法。
  18. 【請求項18】 前記基板の前記表面に垂直な軸を中心
    に前記基板を回転させることをさらに有することを特徴
    とする請求項14乃至17のいずれか1つに記載の基板
    処理方法。
  19. 【請求項19】 第2の流体を前記基板の前記回転の中
    心に供給することをさらに有することを特徴とする請求
    項18に記載の基板処理方法。
  20. 【請求項20】 前記膜厚を前記測定することが、 光を発生させ、前記基板の前記表面の前記一部に前記光
    を入れることと、 前記基板で反射した前記光を検出することと、 検出された前記光を光学特性に変換し、前記光学特性の
    基づいて前記膜の膜厚を計算することとを有することを
    特徴とする請求項15乃至19のいずれか1つに記載の
    基板処理方法。
  21. 【請求項21】 前記基板の画像を入力し、前記画像か
    ら前記基板のパターンを認識し、膜厚測定用のパターン
    を識別することをさらに有し、 前記光を前記検出することは、前記膜厚測定用のパター
    ンで反射した前記光を検出することであることを特徴と
    する請求項20に記載の基板処理方法。
  22. 【請求項22】 前記膜厚に基づいて、処理速度を測定
    することと、 前記膜厚と前記処理速度に基づいて、処理時間を計算す
    ることと、 前記基板の前記表面の前記一部に前記流体を前記供給す
    ることを前記処理時間に基づいて停止することとを有す
    ることを特徴とする請求項15乃至21のいずれか1つ
    に記載の基板処理方法。
  23. 【請求項23】 前記膜厚に基づいて、前記基板の前記
    表面の未測定地点の膜厚を計算することと、 前記膜厚に基づいて、処理速度を測定することと、 前記未測定地点の前記膜厚と前記処理速度に基づいて、
    処理時間を計算することと、 前記基板の前記表面の前記未測定地点に前記流体を供給
    することを前記処理時間に基づいて停止することとを有
    することを特徴とする請求項15乃至22のいずれか1
    つに記載の基板処理方法。
  24. 【請求項24】 基板処理装置に基板処理させるために
    コンピュータを、 ノズルを基板の表面の一部の上方に配置する手段と、 前記基板の前記表面の前記一部に流体を供給する時間を
    計測する手段として機能させるための基板処理プログラ
    ム。
  25. 【請求項25】 基板処理装置に基板処理させるために
    コンピュータを、 前記基板の前記表面の前記一部における前記基板上に設
    けられた膜の膜厚を測定する手段として機能させるため
    の請求項24に記載の基板処理プログラム。
  26. 【請求項26】 基板処理装置に基板処理させるために
    コンピュータを、 前記基板の画像を入力し、前記画像から前記基板のパタ
    ーンを認識し、膜厚測定用のパターンを識別する手段
    と、 前記ノズルの前記膜厚測定用のパターンへの移動量を計
    算する手段として機能させるための請求項25に記載の
    基板処理プログラム。
  27. 【請求項27】 基板処理装置に基板処理させるために
    コンピュータを、 前記膜厚に基づいて、処理速度を測定する手段と、 前記膜厚と前記処理速度に基づいて、処理時間を計算す
    る手段と、 前記供給する期間が前記処理時間に達したら、前記基板
    の前記表面の前記一部に前記流体を前記供給することを
    停止する手段として機能させるための請求項25又は請
    求項26に記載の基板処理プログラム。
  28. 【請求項28】 基板処理装置に基板処理させるために
    コンピュータを、 前記膜厚に基づいて、処理速度を測定する手段と、 前記膜厚に基づいて、前記基板の前記表面の未測定地点
    の膜厚を計算する手段と、 前記ノズルの前記未測定地点への移動量を計算する手段
    と、 前記未測定地点の前記膜厚と前記処理速度に基づいて、
    処理時間を計算する手段と、 前記供給する期間が前記処理時間に達したら、前記基板
    の前記表面の前記未測定地点に前記流体を前記供給する
    こと停止する手段として機能させるための請求項25乃
    至27のいずれか1つに記載の基板処理プログラム。
  29. 【請求項29】 基板処理装置に基板処理させるために
    コンピュータを、 前記膜厚を前記測定する手段が、 前記基板で反射した前記光を光学特性に変換し、前記光
    学特性の基づいて前記膜の前記膜厚を計算する手段を有
    することとして機能させるための請求項25乃至28の
    いずれか1つに記載の基板処理プログラム。
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