JP2003203810A - 磁気回路ブロックおよび磁石装置 - Google Patents

磁気回路ブロックおよび磁石装置

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JP2003203810A
JP2003203810A JP2001356642A JP2001356642A JP2003203810A JP 2003203810 A JP2003203810 A JP 2003203810A JP 2001356642 A JP2001356642 A JP 2001356642A JP 2001356642 A JP2001356642 A JP 2001356642A JP 2003203810 A JP2003203810 A JP 2003203810A
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JP2001356642A
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Fumio Akimoto
文夫 秋元
Hideo Takaku
秀雄 高久
Toru Tamura
亨 田村
Yasunori Nishimura
安徳 西村
Yoshio Moriya
良雄 守屋
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に効率よく製造できる磁石装置の磁気回
路ブロックを提供する。 【解決手段】 鋳造により左右対称形の一対の磁性部材
30を形成する。所定の型枠内に、一対の磁性部材30
を略半円溝状の収容凹部31が対向し略円筒形状を構成
する状態に所定の間隙を介して対向配置する。非磁性材
料を型枠内に注入し、収容凹部31内以外の磁性部材3
0間および磁性部材30の外面に流し、一対の磁性部材
30が非磁性材料に包み込まれる状態とし、非磁性材料
を固化して一対の磁性部材30を一体に被覆する鋳ぐる
み部33を形成する。鋳ぐるみ部33の形成の際、永久
磁石3を回転させる操作つまみ部4を取り付けるための
台座部25を一連に形成して、磁気回路ブロック2を形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳造物が非磁性材
料にて被覆された磁気回路ブロックおよび磁石装置に関
する。
【0002】
【背景技術】従来、内周面が略円筒状の磁気回路ブロッ
ク内に回転可能に円柱状の永久磁石を収容し、この永久
磁石を所定の角度で回転することにより、磁気回路ブロ
ックの外周面に磁極を形成して磁性体に離脱可能に吸着
して固定される磁石装置が知られている。このような磁
石装置として、例えば特公昭60−29206号公報に
記載の構成が採られている。
【0003】この特公昭60−29206号公報に記載
の磁石装置は、図6にも示すように、永久磁石を収容す
る磁気回路ブロック51が、磁性を有し左右対称形の一
対の鋳造物52をアルミニウム合金などの非磁性物53
で一体的に接合して形成される。この磁気回路ブロック
51を構成する鋳造物52は、互いに対向する面に軸方
向に沿って凹面溝状の収容凹部をそれぞれ有している。
これら収容凹部は、鋳造物52が所定の距離を介して対
向する状態で永久磁石を収容する略円筒形を構成する。
また、鋳造物52の対向する面には、対向する位置に孔
54が複数穿設されている。これら孔54は、雌ねじの
ように軸方向に沿って凹凸上に形成されている。
【0004】そして、磁気回路ブロックの形成に際して
は、一対の鋳造物52を互いに収容凹部が対向する状態
で所定の間隙を介して対向し、鋳造物52が鋳型の一部
を構成する状態とする。この状態で、孔54に非磁性物
53を流入しつつ鋳造物52間に非磁性物53を注入す
る。このことにより、鋳造物52は、非磁性物53を介
在して一体的に形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
6に示すような特公昭60−29206号公報に記載の
ものでは、鋳造物52に孔54を設け、接合部分の接合
面積を増大させて鋳造物52を強固に接合する必要があ
る。このため、切削加工や複雑な形状の型枠を用いて鋳
造物52を形成しなければならず、製造性の向上が図れ
ない。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みて、容易に効
率よく製造できる磁石装置およびその磁気回路ブロック
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、互いに対向し対向する面に軸方向に沿って略半円溝
状の収容凹部を有した略対称形の一対の磁性部材と、前
記収容凹部を対向させて略円筒形の収容部を構成する状
態に前記一対の磁性部材の少なくとも周面を包み込む状
態に被覆形成された非磁性部材とを具備したことを特徴
とした磁気回路ブロックである。
【0008】この発明では、略対称形の一対の磁性部材
を、軸方向に沿って略半円溝状の収容凹部が対向して略
円筒形の収容部を構成する状態に互いに対向させ、これ
ら磁性部材の少なくとも周面を包み込む状態に非磁性部
材を被覆形成する。このことにより、一対の磁性部材が
非磁性部材にて一体に包み込まれるので、一対の磁性部
材にこれら磁性部材を接合するための非磁性部材との接
合面積を増大させるための構成を設けることなく、簡単
な構成で容易に一体形成される。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の磁気回路ブロックにおいて、非磁性部材は、非鉄金属
が磁性部材を鋳ぐるむことにより形成されたものであ
る。
【0010】この発明では、非鉄金属にて磁性部材を鋳
ぐるむことにより非磁性部材を形成する。このことによ
り、磁性部材に非磁性部材が容易に被覆形成されるとと
もに、非鉄金属が磁性部材に比較的強固に被覆する構成
が容易に得られるとともに、別途磁性部材の防錆処理が
不要となり、製造性が向上する。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の磁気回路ブロックにおいて、非磁性部材は、合成樹脂
が磁性部材の少なくとも周面に射出成形により被覆され
て形成されたものである。
【0012】この発明では、合成樹脂を磁性部材の少な
くとも周面に射出成形して非磁性部材を被覆形成する。
このことにより、磁性部材に非磁性部材が容易に被覆形
成されるとともに、別途磁性部材の防錆処理が不要とな
り、製造性が向上する。
【0013】請求項4に記載の発明は、所定の距離を介
して互いに対向し対向する面に軸方向に沿って略半円溝
状の収容凹部を有した略対称形の一対の磁性部材と、前
記収容凹部を対向させて略円筒形の収容部を構成する状
態に前記一対の磁性部材間および少なくとも前記磁性部
材の周面を包み込む状態に鋳ぐるみ形成された非磁性部
材とを具備したことを特徴とした磁気回路ブロックであ
る。
【0014】この発明は、略対称形の一対の磁性部材
を、軸方向に沿って略半円溝状の収容凹部が対向して略
円筒形の収容部を構成する状態に所定の距離を介して互
いに対向させ、これら磁性部材間および少なくとも磁性
部材の周面を包み込む状態に非磁性部材を鋳ぐるみ形成
する。このことにより、一対の磁性部材が非磁性部材に
て一体に包み込まれるので、一対の磁性部材にこれら磁
性部材を接合するための非磁性部材との接合面積を増大
させるための構成を設けることなく、簡単な構成で容易
に強固に一体形成される。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の磁気回路ブロックにおいて、非磁
性部材は、収容凹部の内面以外の磁性部材の外面を包み
込む状態で鋳ぐるみ形成されたものである。
【0016】この発明では、非磁性部材を磁性部材の収
容凹部の内面以外の外面を包み込む状態で鋳ぐるみ形成
する。このことにより、磁性部材がほぼ全面的に非磁性
部材にて包まれる状態となり、より強固な一体形成が容
易に得られる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれかに記載の磁気回路ブロックにおいて、収容
部内に回転可能に配設される永久磁石を回転させる操作
つまみを前記収容部の軸方向の一端側に回転可能に取り
付けるための台座部を有し、この台座部は、磁性部材の
軸方向の端面に形成される非磁性部材にて一体に形成さ
れたことを特徴とする。
【0018】この発明では、磁性部材の軸方向の端面に
形成される非磁性部材により、収容部内に回転可能に配
設される永久磁石を回転させる操作つまみを収容部の軸
方向の一端面側に回転可能に取り付けるための台座部を
一体に形成する。このことにより、操作つまみを取り付
けるための台座部が、非磁性部材の被覆形成の際に一体
に形成され、別部材の台座部を取り付けるなどの製造工
程が削減され、製造性の向上が図れる。
【0019】請求項7に記載の発明は、内周面が略円筒
状の収容部を有し略筒状に鋳造形成された磁性部と、こ
の磁性部の内周面以外の外周面に被覆形成された非磁性
部材とを具備したことを特徴とした磁気回路ブロックで
ある。
【0020】この発明では、内周面が略円筒状の収容部
を有し略円筒状に鋳造形成された磁性部の内周面以外の
外周面に非磁性部材を被覆形成する。このことにより、
鋳造形成にて1つの筒状に形成した磁性部を非磁性部材
にて一体に包み込むので、一対の磁性部材にこれら磁性
部材を接合するための非磁性部材との接合面積を増大さ
せるための構成を設けることなく、簡単な構成で容易に
一体形成される。
【0021】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の磁気回路ブロックにおいて、非磁性部材は、合成樹脂
が射出成形により磁性部の外周面に被覆されて形成され
たものである。
【0022】この発明では、合成樹脂を射出成形により
磁性部の外周面に被覆して非磁性部材を形成する。この
ことにより、合成樹脂が磁性部に比較的強固に被覆する
構成が容易に得られるとともに、別途磁性部の防錆処理
が不要となり、製造性が向上する。
【0023】請求項9に記載の発明は、請求項1ないし
8のいずれかに記載の磁気回路ブロックにおいて、収容
部内に回転可能に配設される永久磁石を回転させる操作
つまみを前記収容部の軸方向の一端側に回転可能に取り
付けるための台座部を有し、この台座部は、磁性部の軸
方向の端面に形成される非磁性部材にて一体に形成され
たことを特徴とする。
【0024】この発明では、磁性部の軸方向の端面に形
成される非磁性部材により、収容部内に回転可能に配設
される永久磁石を回転させる操作つまみを収容部の軸方
向の一端面側に回転可能に取り付けるための台座部を一
体に形成する。このことにより、操作つまみを取り付け
るための台座部が、非磁性部材の被覆形成の際に一体に
形成され、別部材の台座部を取り付けるなどの製造工程
が削減され、製造性の向上が図れる。
【0025】請求項10に記載の磁石装置は、請求項1
ないし9のいずれかに記載の磁気回路ブロックと、この
磁気回路ブロックの収容部内に回転可能に収容され回転
により磁気回路ブロックの外面に磁極を形成または非形
成させる永久磁石とを具備したことを特徴とする。
【0026】この発明では、簡単な構成で容易に比較的
強固に一体形成される請求項1ないし9のいずれかに記
載の磁気回路ブロックを備える。このことにより、製造
性の向上が図れる。
【0027】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕次に、本発
明の磁石装置の一実施の形態を図面に基づいて説明す
る。
【0028】(磁石装置の構成)図1において、1は磁
石装置で、この磁石装置1は、磁気回路ブロック2と、
永久磁石3と、操作つまみ部4とを備えている。
【0029】磁気回路ブロック2は、外形が略直方体形
状で、長手方向に沿って軸方向を有した略円筒状の収容
部10が設けられている。この磁気回路ブロック2の長
手方向の一側面である上面の略中央には、上方に向けて
円錐台形状の取付部11が設けられている。さらに、取
付部11の略中央には、上下方向である取付部11の軸
方向に沿って軸方向を有する雌ねじ部23が設けられて
いる。そして、この取付部11には、雌ねじ部23に螺
合する図示しない雄ねじ部を有した把手が取り付けられ
る。
【0030】また、磁気回路ブロック2の軸方向の一端
面には、収容部10の軸方向の一端側を閉塞する図示し
ない閉塞部が一体に設けられている。さらに、磁気回路
ブロック2の軸方向の他端面には、台座部25が設けら
れている。この台座部25は、収容部10の開口縁に収
容部10の内径より径大の略円筒状で収容部10と同軸
上の段差部26が設けられている。この段差部26に
は、径方向に位置して内方に向けて突出する一対の位置
決め凸部27が設けられている。また、磁気回路ブロッ
ク2の台座部25が設けられた側の端面には、四隅近傍
に位置してねじ28が螺着されるねじ孔29が設けられ
ている。
【0031】そして、磁気回路ブロック2は、図2およ
び図3に示すように、磁性を有した炭素鋼などの部材に
て例えば鋳造により左右対称形の一対の磁性部材30に
て形成されている。一対の磁性部材30は、対向される
長手方向の一側面に、長手方向に沿って軸方向を有した
断面略半円形状の略半円溝状の収容凹部31がそれぞれ
設けられている。そして、これら磁性部材30は、図2
に示すように、収容凹部31が対向して略内周円筒状の
収容部10を構成する状態に所定の距離を介して対向す
る。これら一対の磁性部材30には、外面すなわち外周
面および軸方向の両端面に非磁性部材としての鋳ぐるみ
部33が被覆するように一体に設けられている。この鋳
ぐるみ部33は、非磁性材料である非鉄金属、例えばア
ルミニウム、アルミニウム合金およびアルミニウムに補
強部材が混合された被覆材料のうちのいずれか一つによ
り形成される。
【0032】また、補強部材としては、炭化珪素繊維、
アルミナ繊維、炭化珪素ウィスカ、窒化ケイ素ウィス
カ、カーボンウィスカ、硼素化チタンウィスカ、窒化ア
ルミニウムウィスカ、アルミナウィスカ、チタン酸カリ
ウムウィスカ、アルミナ−酸化硼素ウィスカ、マグネシ
アウィスカ、珪酸アルミニウムウィスカ、ボロン繊維、
金属繊維などが用いられる。
【0033】そして、鋳ぐるみ部33が磁性部材30の
略全面、すなわち収容凹部31以外の対向する面の間に
介在および磁性部材30の外周面から軸方向の端面に亘
って包み込むように鋳造により鋳ぐるみ形成され、磁気
回路ブロック2は略円筒形状に形成される。なお、鋳ぐ
るみ部33は、磁性部材30の外面略全面に設ける場合
に限らず、磁性部材30間から連続して磁性部材30の
周面を包み込む状態に鋳ぐるみ形成してもよい。
【0034】一方、永久磁石3は、外径寸法が磁気回路
ブロック2の収容部10の内径寸法と略同寸法に略円柱
状に形成され、磁気回路ブロック2の収容部10内に回
転可能に収容されている。なお、磁気回路ブロック2の
収容部10の内面と永久磁石3の外面との間には、グリ
スなどの潤滑剤が介在される。そして、永久磁石3は、
外周面に径方向に位置して異なる磁極が位置する状態に
着磁されている。
【0035】また、永久磁石3の軸方向の一端、すなわ
ち、収容部10の閉塞部にて閉塞されない開口する側に
臨む一端面には、径方向に沿って壁状に軸方向に向けて
突出する係合リブ35が設けられている。そして、磁石
装置1は、永久磁石3が磁極を磁気回路ブロック2の磁
性部材30の対向方向である左右方向に沿った方向に位
置する状態に回転された場合、磁性部材30が磁力の影
響を受け、磁気回路ブロック2の外面に磁極が形成、す
なわち磁性材料上に載置された場合に磁性材料とにて磁
気回路が構成されて磁性材料に対向する下面に磁極が形
成される。
【0036】一方、操作つまみ部4は、操作つまみ体4
0と、磁気回路ブロック2の台座部25に取り付けられ
操作つまみ体40を磁気回路ブロック2に取り付ける取
付板41とを備えている。
【0037】そして、取付板41は、磁気回路ブロック
2の長手方向の端面と略同形状の平板状に形成されてい
る。この取付板41の略中央には略円形の回転孔43が
設けられ、四隅近傍には磁気回路ブロック2のねじ孔2
9に螺着されるねじ28を挿通するねじ挿通孔44が穿
設されている。さらに、取付板41には、台座部25の
段差部26に嵌合する略円筒状の嵌合位置決め部45が
設けられている。この嵌合位置決め部45の周面には、
台座部25の位置決め凸部27が係合する位置決め凹部
45aが設けら、取付板41は回転不可能に台座部25
に取り付けられる。
【0038】また、操作つまみ体40は、略円盤状の円
板部46を有している。この円板部46の一面側の周縁
には、取付板41の回転孔43の開口縁に係合する周方
向に沿った段差状の図示しない段差係合部が設けられて
いる。そして、円板部46の一面側には、この円板部4
6の略径方向に沿った壁状で一端側が円板部46の周縁
より外方に突出するつまみ部47が設けられている。円
板部46の他面側には、径寸法が永久磁石3の径寸法と
略同寸法の円柱状で円板部46の中心を通る中心軸を有
した連結部48が設けられている。この連結部48の基
端部は、取付部嵌合位置決め部45に所定角度の範囲に
回転規制されて回転可能に軸支されている。そして、連
結部48の先端面には、径方向に沿った溝状で永久磁石
3の係合リブ35が係合する係合溝部49が設けられて
いる。
【0039】そして、操作つまみ体40は、取付板41
にて円板部46の段差係合部が取付板41の回転孔43
の周縁に係合されるとともに、連結部48の基端部が取
付部嵌合位置決め部45に所定角度の範囲に回転規制さ
れて回転可能に軸支されて、操作つまみ部4が一体的に
構成されている。また、操作つまみ部4は、操作つまみ
体40の連結部48が磁気回路ブロック2の収容部10
に回転可能に嵌挿されるとともに、係合溝部49が永久
磁石3の係合リブ35に係合され、永久磁石3に一体的
に回転可能に連結される。このことにより、操作つまみ
体40のつまみ部47を回動させる操作にて回転させる
ことにより、一体的に永久磁石3が回転され、磁気回路
ブロック2に永久磁石3による磁力にて磁気回路を構成
させ、外面に磁極を形成あるいは非形成させる。
【0040】(磁気回路ブロックの製造動作)次に、上
記一実施の形態の磁気回路ブロック2を製造する動作に
ついて説明する。
【0041】まず、所定の金型や砂型などを用いて、例
えば磁性を有した炭素鋼などの部材にて鋳造により左右
対称形の一対の磁性部材30を形成する。これら磁性部
材30を所定の金型や砂型などの図示しない型枠内に配
置する。これら磁性部材30の配置は、収容凹部31が
対向し略円筒形状を構成する状態に配置する。なお、配
置する方法としては、例えば型枠を構成し径寸法が永久
磁石3の径寸法と略同寸法の図示しない中子に保持させ
たり、型枠内に着脱可能に立設したピンにて位置決め保
持するなど、いずれの方法でもできる。
【0042】この状態で、型枠内にアルミニウムやアル
ミニウム合金あるいはアルミニウムに補強部材が混合さ
れた被覆材料などの溶融した非磁性材料を注入する。こ
の注入された非磁性材料は、図3にも示すように、中子
に面する収容凹部31内以外の磁性部材30間および磁
性部材30の外面に流れるとともに、台座部25に対応
する形状部分に流れ、一対の磁性部材30が非磁性材料
に包まれる状態となる。この状態で冷却して非磁性材料
を固化して、一対の磁性部材30を一体的に被覆すると
ともに軸方向の端面に台座部25が一体に形成された鋳
ぐるみ部33を鋳ぐるみ形成して磁気回路ブロック2を
形成する。
【0043】(磁石装置の組立動作)次に、上記実施の
形態の磁石装置1を組立形成する動作について説明す
る。
【0044】上述した手順で形成した磁気回路ブロック
2の収容部10内に、永久磁石3を係合リブ35が設け
られた側と反対側の端部から挿入する。この永久磁石3
の挿入の際、収容部10内あるいは永久磁石3の外周面
にグリスなどの潤滑剤を塗布しておく。
【0045】この後、あらかじめ一体的に組立形成され
た操作つまみ部4の操作つまみ体40の連結部48を磁
気回路ブロック2の収容部10に嵌挿しつつ、連結部4
8の係合溝部49に永久磁石3の係合リブ35を係合さ
せる。そして、取付板41の位置決め凹部45を台座部
25の位置決め凸部27に係合させつつ嵌合位置決め部
45を台座部の段差部に嵌合する。この後、ねじ28を
取付板41のねじ挿通孔44から磁気回路ブロック2の
ねじ孔29に螺合して取付板41を取り付け、操作つま
み部4を磁気回路ブロック2に脱落することなく回転可
能に配設する。次に、取付部11の雌ねじ部23に図示
しない把手の雄ねじ部を螺合して磁気回路ブロック2に
把手を取り付けて磁石装置1を組立形成する。
【0046】(磁石装置の作用)次に、上記実施の形態
の磁石装置1の作用について説明する。
【0047】磁石装置1を鋼板などの図示しない磁性材
料製の被取付部上の固定したい位置に載置する。この状
態では、永久磁石3に形成された異極方向が、垂直方向
すなわち被取付部の表面に対して略垂直方向に沿った方
向である磁気回路ブロック2の磁性部材30の対向方向
に直交する方向となっている。この状態では、永久磁石
3と磁性部材30とにて磁気回路が構成され、磁石装置
1の被取付部と対向する下面には異極が形成されない。
【0048】そして、操作つまみ部4の操作つまみ体4
0のつまみ部を所定の方向に回動操作する。この回動操
作により、永久磁石3に形成された異極方向が、上下方
向すなわち被取付部の表面に略垂直方向に沿った方向か
ら、水平方向すなわち被取付部の表面に沿った方向とな
る。この状態では、永久磁石3の磁力により一対の磁性
部材30は異なる磁極の影響を受け、永久磁石3、一対
の磁性部材30および被取付部とにて磁気回路が構成さ
れる。このことにより、磁石装置1の下面に被取付部と
にて異極が形成され、磁石装置1は被取付部に磁力によ
り吸着して固定される。
【0049】(磁石装置の効果)上記一実施の形態によ
れば、次のような効果を得ることができる。
【0050】(1)略左右対称形の一対の磁性部材30
を、軸方向に沿って略半円溝状に設けられた収容凹部3
1が対向して略円筒形の収容部10を構成する状態に所
定の距離を介して互いに対向させ、これら収容凹部31
以外の磁性部材30間から連続して磁性部材30の外面
を包み込む状態に鋳ぐるみ部33を鋳ぐるみ形成する。
このため、一対の磁性部材30が鋳ぐるみ部33にて一
体に包み込まれるので、一対の磁性部材30にこれら磁
性部材30を接合するための鋳ぐるみ部33との接合面
積を増大させるための構成を設けることなく、磁気回路
ブロック2を簡単な構成で容易に強固に一体形成でき
る。
【0051】(2)鋳ぐるみ部33を一対の磁性部材30
の収容凹部31の内面以外の外面を包み込む状態で鋳ぐ
るみ形成する。このため、一対の磁性部材30がほぼ全
面的に鋳ぐるみ部33にて包まれる状態となり、より強
固な一体形状の磁気回路ブロック2を容易に形成するこ
とができる。
【0052】(3)一対の磁性部材30の軸方向の端面に
鋳ぐるみ形成される鋳ぐるみ部33に、磁気回路ブロッ
ク2の収容部10内に回転可能に収容する永久磁石3を
回転させる操作つまみ部4を収容部10の軸方向の一端
面側に回転可能に取り付けるための台座部25を一体に
形成する。このため、操作つまみ部4を取り付けるため
の台座部25が、鋳ぐるみ部33の鋳ぐるみ形成の際に
一体に形成でき、例えば別部材の台座部25をロウ付け
するなどの取り付ける製造工程を削減でき、製造性を向
上できる。
【0053】(4)一対の磁性部材30を間隙を介して対
向する状態で鋳ぐるみ成形するため、永久磁石3の異極
方向が、水平方向である被取付部の表面に沿った方向と
なる状態で、一対の磁性部材30はそれぞれ異なる磁極
の影響を受けるので、大きな磁力が得られるとともに、
永久磁石3の異極方向が、磁気回路ブロック2の磁性部
材30の対向方向に直交する方向となる状態で、永久磁
石3と一対の磁性部材30とにて磁気回路が構成される
ので、被取付部に吸着する磁力が得られなくなる状態が
明確に得られ、被取付部への着脱が容易で確実となる。
【0054】なお、この図1ないし図3に示す実施の形
態において、一対の磁性部材30を所定の間隙を介して
対向させこれら一対の磁性部材30の収容凹部31以外
の間および外面に鋳ぐるみ部33を形成して説明した
が、例えば一対の磁性部材30が収容凹部31にて収容
部10を構成する状態で互いに当接する状態に対向さ
せ、これら当接する状態の一対の磁性部材30の外面に
鋳ぐるみ部33を形成してもよい。この構成によれば、
一対の磁性部材30が互いに当接するため、鋳ぐるみ部
33を鋳ぐるみ成形する際の一対の磁性部材30の位置
決め固定が容易となり、製造性を向上できる。
【0055】また、鋳ぐるみ部33として、非磁性材料
を鋳ぐるみ成形して形成したが、例えば合成樹脂などを
射出成形により一対の磁性部材30に被覆形成するなど
してもよい。
【0056】そして、鋳造した磁性部材30に鋳ぐるみ
部33を鋳ぐるみ形成したが、例えば磁性部材30の外
面を化学処理や蒸着処理して鋳ぐるみ部との結合性をよ
り向上させたり、多孔質の予備磁性部材に鋳ぐるみ部3
3と親和性の高いアルミニウムやアルミニウム合金など
の非磁性材料を加圧注入して磁性部材としたり、さらに
この磁性部材の外面略全体にアルミニウムやアルミニウ
ム合金あるいは複合部材などの非磁性材料を鋳ぐるみ形
成したものを磁性部材30としてできる。これらの構成
によれば、鋳ぐるみ部33と磁性部材30との結合強度
が向上し、一対の磁性部材30をさらに強固に一体化で
きるとともに、鋳ぐるみ部33を磁性部材30の周面の
一部のみに鋳ぐるみ形成する場合でも十分に一体化でき
る。
【0057】〔第2の実施の形態〕次に、本発明の磁石
装置の他の実施の形態を図4および図5に基づいて説明
する。この図4および図5に示す実施の形態は、上記図
1ないし図3に示す実施の形態の一対の磁性部材を、1
つの磁石部に形成したものである。なお、この図4およ
び図5に示す実施の形態において、上記図1ないし図3
に示す実施の形態と同様の構成については、同一の符号
を付して説明を省略する。
【0058】(磁石装置の構成)図4において、61は
磁石装置で、この磁石装置61は、磁気回路ブロック6
2と、図1ないし図3に示す実施の形態と同様の永久磁
石3および操作つまみ部4とを備えている。
【0059】そして、磁気回路ブロック62は、外形が
略直方体形状で、長手方向に沿って軸方向を有した略円
筒状の収容部10が設けられている。また、この磁気回
路ブロック62には、図1ないし図3に示す実施の形態
と同様に、長手方向の一端面である上面の略中央に取付
部11が設けられ、軸方向の一端面に図示しない閉塞部
が一体に設けられ、軸方向の他端面には台座部25が設
けられている。
【0060】この磁気回路ブロック62は、図2に示す
磁性部65にて形成されている。この磁性部65は、磁
性を有した炭素鋼などの部材にて、例えば鋳造により内
周面に略円筒状の収容部10を有した略円筒状に形成さ
れている。そして、磁性部65には、外面すなわち外周
面および軸方向の両端面に、非磁性部材としての被覆部
67が一体に被覆形成されている。この被覆部67は、
例えばアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(Acry
lonitrile Butadiene Styrene:ABS)などの比較的に
硬質な合成樹脂にて射出成形により被覆形成される。
【0061】なお、被覆部67は、例えば図1ないし図
3に示す実施の形態と同様に鋳ぐるみ部33としてもよ
い。また、磁性部65の外面略全域に設ける場合に限ら
ず、周方向の外面である外周面のみに設けるなどしても
よい。
【0062】(磁石装置の効果)上記図4および図5に
示す実施の形態によれば、次のような効果を得ることが
できる。
【0063】(1)内周面が略円筒状の収容部10を有し
略円筒状に鋳造形成された磁性部65の内周面以外の外
周面に被覆部67を被覆形成する。このため、鋳造形成
にて1つの筒状に形成した磁性部65を被覆部67にて
一体に包み込むので、従来のように、一対の磁性部材に
これら磁性部材を接合するための非磁性部材との接合面
積を増大させるための構成を設けることなく、簡単な構
成で容易に一体形成できる。
【0064】(2)合成樹脂を射出成形により磁性部65
の外周面に被覆して被覆部67を形成する。このため、
合成樹脂が磁性部65に比較的強固に被覆する構成が容
易に得られるとともに、別途磁性部65の防錆処理が不
要となり、製造性を向上でき、コストも低減できる。
【0065】(3)軸方向の端面に被覆形成される被覆部
67に、磁気回路ブロック62の収容部10内に回転可
能に収容する永久磁石3を回転させる操作つまみ部4を
収容部10の軸方向の一端面側に回転可能に取り付ける
ための台座部25を一体に形成する。このため、操作つ
まみ部4を取り付けるための台座部25が、被覆部67
の被覆形成の際に一体に形成でき、例えば別部材の台座
部25を接着するなどの取り付ける製造工程を削減で
き、製造性を向上できる。〔他の実施の形態〕なお、本
発明は上記一実施の形態に限定されるものではなく、本
発明の目的を達成できるものであれば、次に示すような
変形形態も適用されるものである。
【0066】すなわち、鋳ぐるみ部33を一対の磁性部
材30の略全面に鋳ぐるみ形成、あるいは磁性部65の
略外面に合成樹脂を被覆して被覆部67を形成したが、
上述したように、磁性部材30の端面には設けず、周面
のみに形成してもできる。そして、この鋳ぐるみ部33
および被覆部67は、アルミニウム系の非磁性材料や合
成樹脂に限らず、いずれの非磁性材料でもできる。
【0067】また、磁性部材30は、炭素鋼に限らず、
磁性を有するいずれの部材にて形成してもよく、左右方
向で対称形でなくてもよい。
【0068】そして、鋳ぐるみ部33の鋳ぐるみ形成の
際、および被覆部67の被覆形成の際に台座部25を一
連に形成して説明したが、別途形成した台座部25をロ
ウ付けなどにより取り付けたり、磁性部材30自体に台
座部25を形成したものでもできる。
【0069】さらに、台座部25は、永久磁石3を回転
させるための操作つまみ部4を取り付けるいずれの形状
でもできる。そして、この操作つまみ部4も、操作つま
み体40と取付板41とにて構成したが、永久磁石3を
回転させて磁気回路ブロック2の外面に磁極を形成ある
いは非形成させることが可能ないずれの構造のものでも
できる。
【0070】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構
造などとしてもよい。
【0071】
【発明の効果】本発明の磁気回路ブロックによれば、一
対の磁性部材を、軸方向に沿って略半円溝状の収容凹部
が対向して略円筒形の収容部を構成する状態に互いに対
向させ、これら磁性部材の少なくとも周面を包み込む状
態に非磁性部材を被覆形成するため、一対の磁性部材が
非磁性部材にて一体に包み込まれるので、一対の磁性部
材にこれら磁性部材を接合するための非磁性部材との接
合面積を増大させるための構成を設ける必要がなく、簡
単な構成で容易に一体形成できる。
【0072】また、本発明の磁気回路ブロックによれ
ば、一対の磁性部材を、軸方向に沿って略半円溝状の収
容凹部が対向して略円筒形の収容部を構成する状態に所
定の距離を介して互いに対向させ、これら磁性部材間お
よび少なくとも磁性部材の周面を包み込む状態に非磁性
部材を鋳ぐるみ形成するため、一対の磁性部材が非磁性
部材にて一体に包み込まれ、磁性部材と非磁性部材との
接合強度を向上させるための構成を設ける必要がなく、
簡単な構成で容易に強固に一体形成できる。
【0073】さらに、本発明の磁気回路ブロックによれ
ば、内周面が略円筒状の収容部を有し略円筒状に鋳造形
成された磁性部の内周面以外の外周面に非磁性部材を被
覆形成するため、鋳造形成にて1つの筒状に形成した磁
性部を非磁性部材にて一体に包み込むので、一対の磁性
部材にこれら磁性部材を接合するための非磁性部材との
接合面積を増大させるための構成を設けることなく、簡
単な構成で容易に一体形成できる。
【0074】本発明の磁石装置によれば、上記磁気回路
ブロックを備えるため、製造性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁石装置に係る一実施の形態の構造を
示す分解斜視図である。
【図2】同上磁石装置の磁気回路ブロックを構成する一
対の磁性部材を示す斜視図である。
【図3】同上平面断面図である。
【図4】本発明の磁石装置に係る他の実施の形態の構造
を示す分解斜視図である。
【図5】同上磁石装置の磁気回路ブロックを構成する磁
性部を示す斜視図である。
【図6】従来例の磁石装置の磁気回路ブロックを示す平
面断面図である。
【符号の説明】
1,61 磁石装置 2,62 磁気回路ブロック 3 永久磁石 4 操作つまみとしての操作つまみ部 10 収容部 25 台座部 30 磁性部材 31 収容凹部 33 非磁性部材としての鋳ぐるみ部 65 磁性部 67 非磁性部材としての被覆部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 亨 広島県呉市広古新開6−8−20 株式会社 ミツトヨ内 (72)発明者 西村 安徳 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内 (72)発明者 守屋 良雄 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向し対向する面に軸方向に沿っ
    て略半円溝状の収容凹部を有した略対称形の一対の磁性
    部材と、 前記収容凹部を対向させて略円筒形の収容部を構成する
    状態に前記一対の磁性部材の少なくとも周面を包み込む
    状態に被覆形成された非磁性部材とを具備したことを特
    徴とした磁気回路ブロック。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気回路ブロックにお
    いて、 非磁性部材は、非鉄金属が磁性部材を鋳ぐるむことによ
    り形成されたことを特徴とした磁気回路ブロック。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の磁気回路ブロックにお
    いて、 非磁性部材は、合成樹脂が磁性部材の少なくとも周面に
    射出成形により被覆されて形成されたことを特徴とした
    磁気回路ブロック。
  4. 【請求項4】 所定の距離を介して互いに対向し対向す
    る面に軸方向に沿って略半円溝状の収容凹部を有した略
    対称形の一対の磁性部材と、 前記収容凹部を対向させて略円筒形の収容部を構成する
    状態に前記一対の磁性部材間および少なくとも前記磁性
    部材の周面を包み込む状態に鋳ぐるみ形成された非磁性
    部材とを具備したことを特徴とした磁気回路ブロック。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の磁
    気回路ブロックにおいて、 非磁性部材は、収容凹部の内面以外の磁性部材の外面を
    包み込む状態で鋳ぐるみ形成されたことを特徴とした磁
    気回路ブロック。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の磁
    気回路ブロックにおいて、 収容部内に回転可能に配設される永久磁石を回転させる
    操作つまみを前記収容部の軸方向の一端側に回転可能に
    取り付けるための台座部を有し、 この台座部は、磁性部材の軸方向の端面に形成される非
    磁性部材にて一体に形成された ことを特徴とした磁気回路ブロック。
  7. 【請求項7】 内周面が略円筒状の収容部を有し略筒状
    に鋳造形成された磁性部と、 この磁性部の内周面以外の外周面に被覆形成された非磁
    性部材とを具備したことを特徴とした磁気回路ブロッ
    ク。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の磁気回路ブロックにお
    いて、 非磁性部材は、合成樹脂が射出成形により磁性部の外周
    面に被覆されて形成されたことを特徴とした磁気回路ブ
    ロック。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の磁
    気回路ブロックにおいて、 収容部内に回転可能に配設される永久磁石を回転させる
    操作つまみを前記収容部の軸方向の一端側に回転可能に
    取り付けるための台座部を有し、 この台座部は、磁性部の軸方向の端面に形成される非磁
    性部材にて一体に形成されたことを特徴とした磁気回路
    ブロック。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    磁気回路ブロックと、 この磁気回路ブロックの収容部内に回転可能に収容され
    回転により磁気回路ブロックの外面に磁極を形成または
    非形成させる永久磁石とを具備したことを特徴とした磁
    石装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7275725B2 (en) 2004-01-29 2007-10-02 Mitutoyo Corporation Vacuum-suction tool stand
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