JP2003203792A - ランプ駆動装置および投射型表示装置 - Google Patents
ランプ駆動装置および投射型表示装置Info
- Publication number
- JP2003203792A JP2003203792A JP2002000430A JP2002000430A JP2003203792A JP 2003203792 A JP2003203792 A JP 2003203792A JP 2002000430 A JP2002000430 A JP 2002000430A JP 2002000430 A JP2002000430 A JP 2002000430A JP 2003203792 A JP2003203792 A JP 2003203792A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- current
- frequency
- steady
- lighting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
Abstract
ランプを駆動する装置において、点灯直後の点灯開始時
にランプに定常電流より大きい電流を流しても、ランプ
の電極の損傷を軽減でき、ランプを長寿命化できるよう
にする。 【解決手段】 イグナイター13によってランプ1が点
灯した直後の点灯開始時には、ランプ電流を定常電流よ
り大きい電流に設定するとともに、ランプ駆動周波数を
定常周波数より低い周波数に設定する。その後の定常時
には、ランプ電流を定常電流にするとともに、ランプ駆
動周波数を定常周波数にする。
Description
などの機器に用いるランプ駆動装置、および投射型表示
装置に関する。
置、いわゆる液晶プロジェクタの、照明用光源としての
ランプとしては、高圧水銀ランプやメタルハライドラン
プなどの放電ランプが用いられ、イグナイター(点灯回
路)から5〜20kV程度の点灯パルスが印加されるこ
とによって点灯され、点灯後はランプ駆動部から100
〜300Hz程度の交流電流が供給されることによって
駆動される。
めに、ランプに定常時の数倍の電流を流す必要がある。
また、ランプ輝度を早く立ち上げるためには、点灯直後
の一定期間、ランプに定常電流の1.5〜2倍程度の電
流を流す必要がある。
に大電流を流すと、駆動周波数で電流の向きが切り替わ
ってランプの電極に大きな電流が流れるため、ランプの
電極を痛め、ランプの寿命が短くなる。ランプ電流を抑
えれば電極の損傷を軽減できるが、そうすると、ランプ
輝度の立ち上がりが遅くなり、装置の使い勝手が悪くな
る。
時にランプに定常電流より大きい電流を流しても、ラン
プの電極の損傷を軽減することができ、ランプを長寿命
化することができるようにしたものである。
置は、ランプに点灯パルスを印加するイグナイターと、
ランプに交流電流を供給するランプ駆動部と、ランプが
点灯した直後の点灯開始時には、前記交流電流であるラ
ンプ電流を定常電流より大きい電流に設定するととも
に、前記交流電流の周波数であるランプ駆動周波数を定
常周波数より低い周波数に設定し、その後、ランプ電流
を定常電流にするとともに、ランプ駆動周波数を定常周
波数にするランプ駆動制御部と、を備えることを特徴と
する。
また、その電流の周波数であるランプ駆動周波数が高い
ほど、損傷が大きくなる。
では、点灯開始時、ランプ電流を定常電流より大きくす
るものの、同時に、ランプ駆動周波数を定常周波数より
低くするので、ランプの電極の損傷が軽減され、ランプ
が長寿命化する。
するので、ランプ輝度の立ち上がりが早くなり、装置の
使い勝手が良くなる。また、ランプ駆動周波数を低くす
るとフリッカーを生じるが、ランプ駆動周波数を低くす
るのは点灯開始時だけであるので、フリッカーは問題に
ならない。
1、図2〕図1は、この発明のランプ駆動装置の一実施
形態を示す。
極1a,1b間に5〜20kV程度の点灯パルスが印加
されることによって点灯する。
置の照明用光源である場合で、ランプ1はリフレクタ2
の中心部に装着接続される。
ンにされると、タイマー11がセットされ、コントロー
ラ12によってイグナイター13が駆動されて、イグナ
イター13からランプ1に点灯パルスが印加される。
まれた電源プラグ4からの交流電源入力が、アクティブ
フィルタなどによって構成された直流電源回路21に供
給され、直流電源回路21の入力部に接続された待機電
源回路22から、システムコントローラ41などに供給
される待機電源が得られる。
設けられ、装置の電源がオンにされることによって、こ
の主電源スイッチがオンにされて、直流電源回路21か
ら、300〜400V程度の直流電圧Vaが得られる。
3において、コントローラ24からのスイッチング信号
によって50〜100kHz程度でスイッチングされた
後、整流平滑されて、ランプ1の駆動に必要な50〜1
00V程度の直流電圧Vbに変換される。
供給され、コントローラ26による制御によって、フル
ブリッジ25から、後述のような電流値および周波数の
交流電流Icが得られ、この交流電流Icが、駆動電流
として、ランプ1に供給される。
わちランプ1の電極1a,1b間に流れる電流が検出さ
れ、電圧検出回路28では、ランプ電圧、すなわちラン
プ1の電極1a,1b間の電圧が検出され、電力検出回
路29において、電流検出回路27のランプ電流検出値
Diと電圧検出回路28のランプ電圧検出値Dvとか
ら、ランプ電力が検出される。
は、コントローラ24に供給され、コントローラ24に
よって、ランプ電力が一定に保持されるように、例えば
ダウンコンバータ23でのスイッチングのパルス幅が変
調され、フルブリッジ25からランプ1に供給される交
流電流Icの電流値が制御される。
1に抵抗Raおよび容量Ca,Cbが接続され、容量C
bにスイッチング用のトランジスタ32が接続されて、
構成される。
プ電圧が検出され、ランプ電圧検出値Dvが得られると
ともに、このランプ電圧検出値Dvが、コンパレータに
より閾値と比較されることによって、ランプ電圧が閾値
以下であるときには高レベルとなり、閾値を超えるとき
には低レベルとなる検出信号Dcが得られ、この検出信
号Dcが、コントローラ26のトランジスタ32に供給
される。
ときには、トランジスタ32がオンとなって、発振回路
31に容量CaおよびCbが並列に接続され、発振回路
31の発振周波数、すなわちフルブリッジ25の出力交
流電流Icの周波数が、後述の低い周波数とされる。
ンジスタ32がオフとなって、発振回路31に容量Ca
のみが接続され、発振回路31の発振周波数、すなわち
フルブリッジ25の出力交流電流Icの周波数が、後述
の定常周波数とされる。
ンピュータなどによって、CPU、CPUが実行すべき
プログラムや必要な固定データが書き込まれたROM、
およびCPUのワークエリアなどとして機能するRAM
などを有するものとして構成される。
2として、パネル操作部や、リモートコマンダからの赤
外線リモートコマンド信号を受信する赤外線受光部が接
続される。
投入されている状態で、ユーザが操作部42で電源をオ
ンにすると、システムコントローラ41によってタイマ
ー11がセットされ、コントローラ12によってイグナ
イター13が駆動されて、タイマー11によって設定さ
れた期間において、イグナイター13からランプ1に5
〜20kV程度の点灯パルスが印加され、ランプ1が点
灯する。
ブリッジ25の出力の交流電流Icによって駆動され
る。
時点toの直後においては、ランプ電流(交流電流I
c)が、定常電流値Isより大きい電流値Iaに設定さ
れるとともに、点灯直後は、ランプ電圧が閾値Vthよ
り低く、電圧検出回路28の出力の検出信号Dcが高レ
ベルVHとなって、コントローラ26のトランジスタ3
2がオンとなることから、ランプ駆動周波数(交流電流
Icの周波数)が、定常周波数fsより低い周波数fa
となる。
常電流値Isが1.8A、定常周波数fsが170Hz
とされるランプでは、点灯直後の電流値Iaは3A程
度、点灯直後の駆動周波数faは50Hz程度に設定さ
れる。
ことができないが、数10Hz以上であれば、点灯を維
持することができる。また、駆動周波数が数10Hzで
あるとフリッカーを生じるが、点灯直後であるので、フ
リッカーは問題とならない。
と、ランプ電圧が上昇し、これに伴って、上述したよう
にランプ電力が一定に保持されるようにランプ電流が制
御されることによって、ランプ電流が低下する。
て、ランプ電圧が閾値Vthを超えて、電圧検出回路2
8の出力の検出信号Dcが低レベルVLとなり、コント
ローラ26のトランジスタ32がオフになって、ランプ
駆動周波数が定常周波数fsに切り替わる。このとき、
ランプ電流も定常電流値Isとなる。
装置では、点灯開始時、ランプ駆動周波数を定常周波数
fsより低い周波数faにするので、ランプ1の電極1
a,1bの損傷を軽減することができ、ランプ1を長寿
命化することができる。
流値Isより大きい電流値Iaにするので、ランプ輝度
の立ち上がりが早くなり、装置の使い勝手が良くなる。
点灯開始時だけであるので、フリッカーが問題となるこ
とはない。
よるが、例えば、定常周波数を400Hzとする場合、
点灯開始時、300Hzにするだけでも、ランプの長寿
命化を実現することができる。
周波数faから定常周波数fsに切り替える場合である
が、図2に破線で示すように、ランプ駆動周波数を低周
波数faから徐々に定常周波数fsに移行させることも
できる。
は、この発明の投射型表示装置の一実施形態を示し、液
晶ライトバルブとして透過型の液晶パネルを用い、かつ
前面投射型表示装置とした場合である。
は、キャビネット内に、上述した実施形態のランプ駆動
装置10が配される。
光の白色光が、一部は直接、残部はリフレクタ2で反射
して、対向する一対のマルチレンズアレイ51および5
2を透過することによって、光束中心に垂直な平面上の
一定領域内で均一な強度分布を有する光束に変換され
る。さらに、その光束は、偏光変換素子53によって無
偏光の光が直線偏光の光に変換され、コンデンサレンズ
54を介して照明光学系50から出射する。
クロイックミラー61によって、赤の色光6Rと緑およ
び青の色光6GBとに分離され、赤の色光6Rが、ミラ
ー62で反射して、コンデンサレンズ71Rを介して、
赤用の液晶ライトバルブ73Rに入射する。
ロイックミラー63によって、緑の色光6Gと青の色光
6Bとに分離され、緑の色光6Gが、コンデンサレンズ
71Gを介して、緑用の液晶ライトバルブ73Gに入射
し、青の色光6Bが、リレーレンズ64、ミラー65、
リレーレンズ66、ミラー67およびコンデンサレンズ
71Bを介して、青用の液晶ライトバルブ73Bに入射
する。
は、それぞれ透過型の液晶パネルによって構成され、そ
れぞれ赤、緑、青の色信号によって画像が書き込まれ
る。
6Bは、それぞれ液晶ライトバルブ73R,73G,7
3Bによって変調されて、赤、緑、青の画像光7R,7
G,7Bに変換され、その画像光7R,7G,7Bが、
ダイクロイックプリズム75によって合成され、合成後
の画像光8が、投射レンズ81によってスクリーン11
0上に拡大投影される。
投射型の液晶プロジェクタとして構成した場合である
が、反射型の液晶プロジェクタ、または背面投射型の液
晶プロジェクタとして構成することもできる。
灯直後の点灯開始時にランプに定常電流より大きい電流
を流しても、ランプの電極の損傷を軽減することがで
き、ランプを長寿命化することができる。また、投射型
表示装置としては、ランプを頻繁に交換する必要がなく
なるので、装置の使い勝手が良くなる。
図である。
である。
図である。
略する。
Claims (2)
- 【請求項1】ランプに点灯パルスを印加するイグナイタ
ーと、 ランプに交流電流を供給するランプ駆動部と、 ランプが点灯した直後の点灯開始時には、前記交流電流
であるランプ電流を定常電流より大きい電流に設定する
とともに、前記交流電流の周波数であるランプ駆動周波
数を定常周波数より低い周波数に設定し、その後、ラン
プ電流を定常電流にするとともに、ランプ駆動周波数を
定常周波数にするランプ駆動制御部と、を備えることを
特徴とするランプ駆動装置。 - 【請求項2】液晶ライトバルブを照明する光源としての
ランプを駆動する装置として、請求項1記載のランプ駆
動装置を備える投射型表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002000430A JP2003203792A (ja) | 2002-01-07 | 2002-01-07 | ランプ駆動装置および投射型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002000430A JP2003203792A (ja) | 2002-01-07 | 2002-01-07 | ランプ駆動装置および投射型表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003203792A true JP2003203792A (ja) | 2003-07-18 |
JP2003203792A5 JP2003203792A5 (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=27640819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002000430A Pending JP2003203792A (ja) | 2002-01-07 | 2002-01-07 | ランプ駆動装置および投射型表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003203792A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008507821A (ja) * | 2004-07-21 | 2008-03-13 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 動作モード間のスムースな遷移を提供するランプドライバのための制御ユニット |
JP2008270058A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Iwasaki Electric Co Ltd | 高圧放電灯点灯装置、プロジェクタ及び高圧放電灯の点灯方法 |
CN101261396B (zh) * | 2003-12-09 | 2010-07-21 | 富士通株式会社 | 液晶显示器 |
KR101017780B1 (ko) * | 2004-04-06 | 2011-02-28 | 엘지전자 주식회사 | 투사형 영상표시기기 및 그 제어방법 |
-
2002
- 2002-01-07 JP JP2002000430A patent/JP2003203792A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101261396B (zh) * | 2003-12-09 | 2010-07-21 | 富士通株式会社 | 液晶显示器 |
KR101017780B1 (ko) * | 2004-04-06 | 2011-02-28 | 엘지전자 주식회사 | 투사형 영상표시기기 및 그 제어방법 |
JP2008507821A (ja) * | 2004-07-21 | 2008-03-13 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 動作モード間のスムースな遷移を提供するランプドライバのための制御ユニット |
JP2008270058A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Iwasaki Electric Co Ltd | 高圧放電灯点灯装置、プロジェクタ及び高圧放電灯の点灯方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4239818B2 (ja) | 放電灯点灯装置及びプロジェクタ装置 | |
JP4876677B2 (ja) | 高圧放電ランプ点灯装置 | |
US20080024853A1 (en) | Light source device and projector | |
US7508144B2 (en) | Light source device, lighting and driving method thereof and projector | |
US9152033B2 (en) | Discharge lamp lighting device and projector | |
US8922630B2 (en) | Projector discharge lamp current controller with a four time slot period | |
US20120206698A1 (en) | Projector | |
JP2007242421A (ja) | 高圧放電灯点灯装置および画像表示装置 | |
JP2003203792A (ja) | ランプ駆動装置および投射型表示装置 | |
JP2007250236A (ja) | 放電灯点灯装置及びプロジェクタ | |
JP2007025054A (ja) | 投射型映像表示装置 | |
JP4956201B2 (ja) | 高圧放電灯点灯装置、プロジェクタ用の光源点灯装置 | |
JP4582036B2 (ja) | 放電灯点灯装置及びプロジェクタ | |
US9872370B2 (en) | Discharge lamp driving device, projector, and discharge lamp driving method | |
JP3962900B2 (ja) | ランプ点灯装置および投射型表示装置 | |
JP4865308B2 (ja) | 放電ランプ点灯装置 | |
JP2009087549A (ja) | ランプ点灯装置、液晶プロジェクタ | |
JPH04309938A (ja) | 投射型画像表示装置 | |
JP2005037455A (ja) | 投射型表示装置、放電ランプの駆動装置、及び放電ランプの駆動方法 | |
JP5534269B2 (ja) | プロジェクター及びプロジェクターの光源の点灯方法 | |
JP5737541B2 (ja) | プロジェクター及びプロジェクターの光源の点灯方法 | |
JPH02236582A (ja) | 投射型ディスプレイ光源用点灯装置 | |
JP2015114449A (ja) | プロジェクター及びプロジェクターの制御方法 | |
JP2003031392A (ja) | ランプ点灯装置およびこれを用いたプロジェクタ | |
JP2010102202A (ja) | 高圧放電灯点灯装置および画像表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040910 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040910 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070627 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070705 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071106 |