JP2003203268A - 自動販売機および自動販売機システム - Google Patents

自動販売機および自動販売機システム

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JP2003203268A JP2002303480A JP2002303480A JP2003203268A JP 2003203268 A JP2003203268 A JP 2003203268A JP 2002303480 A JP2002303480 A JP 2002303480A JP 2002303480 A JP2002303480 A JP 2002303480A JP 2003203268 A JP2003203268 A JP 2003203268A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触型カードを用いた自動販売機による販売
において、利用者情報を含む販売実績データを多面的に
利用する技術を提供する。 【解決手段】 自動販売機100は、ICカード150
に格納された個人情報をカード情報抽出部121にて抽
出し、販売可否判断部122にて販売可否判断を行う。
購入可能である場合は、払出部104に商品が払い出さ
れる。販売実績データ管理部126は、販売可否判断部
122、制御部125を経由して取得した上記個人情報
とともに、販売日時等のデータを併せて記憶し、これを
記憶部127に格納するとともに、これらのデータを通
信部128、通信ネットワーク130を介して運営セン
ター140に送信する。運営センター140内は、この
情報に基づいて売れ筋商品の分析や、各自動販売機に配
置するべき最適な商品構成の分析等を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の利用者にの
み商品を販売する自動販売機および自動販売機システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、認証機能を備え、販売の許可され
た利用者にのみ商品の販売を行う自動販売機の開発が進
められつつある。こうした自動販売機は、たばこや酒類
等、未成年者への販売が禁止されている商品の取扱いに
好適に利用することができる。
【0003】特許文献1には、所有者の生年月日に関す
る識別情報を記録した磁気カードを用い、このカードを
読み取り手段に挿入して販売の可否判断をする自動販売
機が開示されている。この自動販売機では、所有者の生
年月日と制御装置上のシステム年月日を比較して演算処
理することにより、成人認証が行われ、これにより所有
者が販売対象年令に達しているかどうかを判定して販売
可否判断を行う。また、特許文献2には、成人に対して
のみ発行されたユーザカードを用い、自動販売機での商
品の販売を行う技術が開示されている。この技術におい
ては、カード発行時に目視で成人であるかどうかを確認
し、販売時における認証は暗証番号により行うこととさ
れている。
【0004】しかしながら上記従来技術は、いずれも、
カードを読み取り装置に載置して情報を読み込ませる、
いわゆる接触型のカードを用いる技術であった。接触型
のカードでは、カード表面に露出した電極を介して電源
の供給や情報のやりとりが行われるが、電極の磨耗や汚
れが生じやすいという課題を有している。また、接触型
のカードを用いる方式では、利用者は所持しているカー
ドを取り出して自動販売機の所定の個所に挿入し、商品
購入が終了するまで待機し、購入手続きが終了した時点
で取り出されたカードを手で取り戻すという操作を必要
とする。このため、操作の容易性という点で不満足な点
があるうえ、個人情報が格納されたカードが一定時間装
置内に挿入された状態におかれるため、利用者に心理的
な負担を強いることとなる。
【0005】一方、近年では、非接触ICカードの開発
が盛んに行われている。非接触ICカードは接点を介さ
ずにデータのやりとりを行うため、埃、水等周辺環境に
左右されず安定な性能を発揮する。また、カードを提示
する(かざす)だけで商品の購入等を行うことができる
ため操作性等にも優れる。たとえば特許文献3には、非
接触データキャリアを自動販売機に取り込むことなく商
品を指定するだけで所望商品を購入できるようにした自
動販売機システムが開示されている。
【0006】しかしながら、こうした非接触ICカード
をマネーカードとして用いる技術について、従来、多く
の検討がなされてきたものの、カードを介して取得した
情報を販売可否判断に活用する等、得られた情報をより
積極的に利用する技術については、これまでほとんど検
討された例がなかった。特許文献3に記載の技術も、商
品の販売におけるキャッシュレス化を目的とするもので
あり、得られた情報を他の目的に利用することについて
の開示はない。
【0007】
【特許文献1】特開平7−93648号公報
【特許文献2】特開2000−339527号公報
【特許文献3】特開平10−105803号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたものであり、接触型カードの有する課題を
解消しつつ、利用者情報を含む販売実績データを多面的
に利用する自動販売機およびシステムを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、利用者
からの商品購入要求を受け付ける購入要求受付手段と、
提示された非接触データキャリアに含まれる利用者の情
報を取得する利用者情報取得手段と、前記利用者の情報
と、あらかじめ設定された販売許可条件とを考慮し、商
品の販売を許可または禁止する販売可否判断手段と、前
記販売可否判断手段が商品の販売を許容した利用者に対
し、購入要求された商品の払い出しを指示するととも
に、販売商品、販売量または販売状況の少なくとも一つ
を含む販売情報と前記利用者の情報とを組にして販売実
績情報として記憶部に格納する情報管理手段と、前記記
憶部に格納された前記販売実績情報を出力する情報出力
手段と、を備えたことを特徴とする自動販売機が提供さ
れる。
【0010】また本発明によれば、一以上の自動販売機
と、該自動販売機とネットワークを介して接続された販
売実績情報集計装置と、を含む自動販売機システムであ
って、前記自動販売機は、利用者からの商品購入要求を
受け付ける購入要求受付手段と、提示された非接触デー
タキャリアに含まれる利用者の情報を取得する利用者情
報取得手段と、前記利用者の情報と、あらかじめ設定さ
れた販売許可条件とを考慮し、商品の販売を許可または
禁止する販売可否判断手段と、前記販売可否判断手段が
商品の販売を許容した利用者に対し、購入要求された商
品の払い出しを指示するとともに、販売商品、販売量ま
たは販売状況の少なくとも一つを含む販売情報と前記利
用者の情報とを組にして販売実績情報として記憶部に格
納する情報管理手段と、前記記憶部に格納された前記販
売実績情報を送信する情報送信手段と、を備え、前記販
売実績情報集計装置は、前記自動販売機から送信された
前記販売実績情報を受信する情報受信部と、前記販売実
績情報を格納する記憶部と、前記記憶部から読み出した
前記販売実績情報に基づいて販売実績を分析する販売実
績分析手段と、を備えることを特徴とする自動販売機シ
ステム、が提供される。
【0011】本発明においては、非接触データキャリア
に格納された利用者情報に基づいて商品販売の可否判断
がなされる。非接触データキャリアを利用するため、接
触型キャリアを用いたときのように接触部分が摩耗した
り破損することがない。埃、水等周辺環境に左右されず
安定な性能を発揮するので、屋外に設置されることの多
い自動販売に好適に適用される。また、非接触データキ
ャリアを自動販売機の所定個所に提示する(かざす)こ
とで販売可否判断がなされるため、操作性が良好であ
る。利用者にとっても、個人情報を格納したキャリアを
装置内部に挿入しなくてすむので、心理的負担が少な
く、簡便な操作で円滑に所望の商品を購入できるという
メリットがある。
【0012】また、本発明においては、非接触データキ
ャリアから読み込んだ利用者情報、たとえば利用者の年
令もしくは生年月日や性別等が、販売商品、販売量また
は販売状況の少なくとも一つを含む販売情報と併せて販
売実績情報として記憶される。この情報は、たとえば年
令層や性別ごとに売れ筋商品を分析したり、どの時間帯
にどのような商品が良く売れるか、などといった分析を
行うための情報として有効に活用されるため、本発明に
よれば、得られた情報が多面的に利用され、販売規制と
販売実績の分析の両方を効率良く行うことができる。な
お、こうした情報収集と類似する技術として、POS
(販売時点情報管理)システムが知られているが、PO
Sを通じて収集された商品購入動向に関する情報は、あ
くまでも、商品ごとの、販売数量・在庫数量等の情報で
あり、かかる情報に商品購入主体の特性を反映させるこ
とは極めて困難であった。これに対し本発明は、販売可
否判断のために用いた利用者情報を販売実績情報として
活用できるので、効率の良い情報活用を実現でき、PO
Sシステムとは得られる情報の量、種類の点で相違す
る。
【0013】本発明を、たとえば単一商品の自動販売機
等に適用する場合、購入要求受付手段と利用者情報取得
手段とを兼用する形態とすることもできる。すなわち、
利用者情報取得手段に非接触データキャリアをかざすこ
とをもって商品購入要求がなされたものとみなす形態と
することもできる。
【0014】本発明において、上記情報出力手段は、記
憶部に格納された販売実績情報を、ネットワークを介し
て接続されたサーバに出力する構成とすることもでき
る。このようにすれば、販売実績情報をサーバ内に集計
した後、販売データを分析し、これをもとに販売戦略策
定のための有効な指針を得ることが可能となる。こうし
たサーバの例としては、自動販売機から送信された販売
実績情報を受信する情報受信部と、販売実績情報を格納
する記憶部と、記憶部から読み出した販売実績情報に基
づいて販売実績を分析する販売実績分析手段と、を備え
た装置等が好適に用いられる。
【0015】本発明において、上記利用者の情報は、利
用者の生年月日または年令を含み、上記販売可否判断手
段は、利用者の年令があらかじめ設定された基準値に到
達しているか否かを判定し、この判定結果に基づいて商
品の販売を許可または禁止する構成とすることもでき
る。たとえば、利用者が成人であるかどうかを判断し、
たばこや酒類等、法律によって未成年への販売が禁止さ
れている商品の販売規制を好適に行うことができる。こ
こで、生年月日によって利用者が成人であるか否かを判
定することとすれば、月日の経過に伴って利用者が未成
年から成人へと移行した場合であっても、成人か未成年
かの判定を確実に行うことができるので、好ましい。
【0016】本発明において、販売可否判断手段が、商
品購入要求が一定の時間帯内になされた場合に商品の販
売を禁止する構成とすることもできる。こうした時間帯
による販売規制は、たとえば酒類等の販売等に関し好適
に適用される。
【0017】本発明において、非接触データキャリアに
格納された金額情報を読み取る金額情報読み取り手段
と、更新された金額情報を非接触データキャリアに書き
込む金額情報書き込み手段と、をさらに備え、情報管理
手段は、商品が販売された際、金額情報読み取り手段を
介して読みこまれた金額情報を前記商品の価格に応じて
更新し、金額情報書き込み手段は、更新された金額情報
を非接触データキャリアに書き込む構成とすることもで
きる。このようにすれば、いわゆる電子マネーカードと
しての機能を併せ持った非接触データキャリアに対応し
た構成の自動販売機となり、利用者は、キャッシュレス
またはそれに準ずる形式で商品を購入できる。また、か
かる構成の発明によれば、非接触データキャリアの提示
により販売可否判断を行う方式に対する利用者の心理的
障壁を低減することができる。販売可否判断を行うため
にカードの提示を求めることは、利用者に対し、商品の
購買に直接関係のない余計な操作を強いられるといった
心理を引き起こしがちである。これに対し、本発明によ
れば、このような心理的障壁を相当程度低減することが
できる。すなわち、マネーカードを使用する場合、カー
ド残高の読み取りおよび書き込みを行う関係上、一度は
カードを提示することが必要となるところ、本発明にお
いては、このカード提示の際、販売可否判断のための利
用者情報取得が同時に行われるため、利用者としては、
余計な操作を要求されていると感じることが少ないので
ある。
【0018】本発明における「商品」は、一定要件を満
たす者に対してのみ販売が許可される性質の商品であ
る。たとえば、法律等により決められた年令に到達した
者に対してのみ販売を許可する性質の商品、具体的に
は、たばこ、酒類等の商品をいう。なお、ここでいう商
品は、物品の形態をとるものに限らず、サービスや情報
等も含まれる。
【0019】本発明における「利用者」とは、本発明に
係る自動販売機を利用して商品を購入する者をいう。本
発明において、非接触データキャリアは、非接触ICカ
ード、非接触ICタグのほか、携帯電話内等に収納され
た非接触型ICチップを含む。また、カードやタグの形
態を採用する場合、販売許可を得る以外の他の目的を兼
ね備えたカード等とすることができる。
【0020】非接触データキャリアは、電源を具備した
ものを用いてもよいが、自動販売機の所定箇所から電波
を受けて整流し、これを一時的にカード側の電源として
利用する構成のものを利用することもできる。また、非
接触データキャリアは、利用者情報等を格納するメモリ
部を備える。メモリ部は、たとえばEEPROM(Elec
trically Erasable Programmable Read-Only Memory)
のような不揮発性のメモリにより構成することができ
る。
【0021】本発明における販売実績情報は、販売商
品、販売量または販売状況の少なくとも一つを含む販売
情報と前記利用者情報とを組にしてなるものである。こ
こで、販売状況とは、販売日時、販売地域、販売価格、
商品サンプル見本位置等を含むものである。本発明にお
いては、このような販売情報にくわえ、利用者の年令、
性別等を含む情報が入手されるので、販売戦略上、きわ
めて有効な指針を得ることができる。
【0022】非接触データキャリアには、利用者の年
令、性別等の情報だけでなく、さまざまな情報を格納さ
せてもよい。たとえば、当該非接触データキャリアを用
いて商品を購入した際、ポイントが蓄積され、一定のポ
イントに到達した段階で所定のサービスが得られる方式
を採用した上で、サービスが得られたことおよびサービ
スの内容を、電子メールにて通知することとし、非接触
データキャリア内に上記ポイントや電子メールアドレス
を格納させておくこともできる。また、たとえば、利用
者のカード紛失、盗難などの情報などを格納してもよ
い。
【0023】本発明における販売可否判断手段は、利用
者の情報と、あらかじめ設定された販売許可条件とを比
較することにより、商品の販売を許可または禁止するも
のである。たとえば、紛失、盗難されたカードにより商
品購入要求がなされた場合、販売を拒否することができ
る。このとき、当該要求がなされたという情報を、自動
販売機の記憶部に格納してもよい。記憶部に格納された
情報を、情報送信手段によって販売実績情報集計装置に
送信することもできる。また、過去の利用履歴を考慮し
て、販売可否を判断し、販売不可とされた利用者に対し
ては販売を拒否することができる。こうすることによ
り、安全で信頼性に優れた販売方式を実現することがで
きる。
【0024】また、上記利用者の情報以外の要素を考慮
して販売可否判断を行っても良い。たとえば、利用者情
報から抽出したデータからは販売可能と判断される場合
であっても、商品購入要求が一定の時間帯内になされた
場合は販売不可と判断するように構成することもでき
る。
【0025】以上、本発明の構成について説明したが、
これらの各構成の任意の組合せや、本発明の表現を方
法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラ
ムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として
有効である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、たばこの自動販売機を例に
挙げ、本発明の実施の形態について説明する。ここで
は、非接触データキャリアとして、金額情報を含む非接
触ICカードを用いた例について説明する。
【0027】図1は、本発明に係る自動販売機およびこ
れを含むシステムの概略構成図である。複数の自動販売
機からなる自動販売機群160は、ネットワーク161
を介して、運営センター162に接続されている。各自
動販売機は、ICカード165から読み取った個人情報
に基づいて、販売可否判断のための認証を行う。これと
ともに、利用者(購買主体)の情報を時刻、場所等とと
もに販売実績データとして記憶し、これを、ネットワー
ク161を介して運営センター162に送信する。運営
センター162は、受信した販売実績データをもとに、
どのような商品がどのような年令層の顧客に購買されて
いるか等の分析を行い、売れ筋商品の分析を行うととも
に、各自動販売機に配置する最適な商品構成の分析を行
う。
【0028】ICカードの発行は図2に示した方式で行
うことができる。まず、利用者200は、販売店202
からカード発行申込書を受け取り、このカード発行申込
書に所定の事項を記入し、自分が成人であることを証明
する書類、たとえば運転免許証のコピー等を添付してカ
ード発行会社201に送付する。カード発行会社201
は、カード申込書に記載された事項および証明書類を照
合した上で利用者の成人認証を行い、年令や性別等の個
人情報を格納したICカードを発行し、これを利用者2
00に送付する。
【0029】このICカードは、電子マネーカードとし
ての機能を兼ね備えるものであるため、利用者200
は、このカードを使用するに先がけて、金額情報をカー
ドに書き込んで金額更新を行う。具体的には、販売店2
02の有するチャージ機204にカードを設置し、任意
の金額をチャージ機204に挿入することにより、カー
ドの金額更新を行う。
【0030】また、自動販売機203とチャージ機20
4とが一体化された構成としてもよい。こうすることに
より、利用者200にとっての利便性が向上し、売上の
向上につながる。たとえば、自動販売機203のみでは
カードの残高不足であるために利用者200が購入機会
を逸失する場合でも、チャージ機204が一体化されて
いればチャージが可能となり、利用者200を確実に購
買に導くことができる。
【0031】チャージ機204の内部構成は図10に示
すようになっている。チャージ機204は、全体の制御
を行う制御部600を備え、制御部600には、キャリ
ア載置台に置かれたICカードのID情報や金額情報の
読み取りおよび書き換えを行うリードライタ部601、
ICカードの残高表示を行う残高表示部602、チャー
ジ機204への入金を受け付ける入金部603、および
金額更新が完了したICカードを投出するカード投出部
604が、それぞれ接続されている。
【0032】このチャージ機を用いたICカードの金額
更新手順について図11を参照して説明する。まずチャ
ージの対象となるICカードをチャージ機の所定の個所
に設置する(S500)。次に、チャージ機に金銭の挿
入がなされたかどうかを検知する(S501)。次い
で、チャージ機のチャージボタンが押下されたかどうか
を判断する(S502)。ボタンが押下されない場合
は、押下されるまで待機する。ボタンが押下されたと
き、金額の更新が行われる(S503)。そして、チャ
ージが終了したことを所定の表示部に表示し(S50
4)、ICカードへの金額更新が終了する。
【0033】利用者200は、上記のようにして金額情
報を更新したカードを、認証用カードとして用いるとと
もに電子マネーカードとして使用することができる。利
用者200は、自動販売機203からたばこを購入しよ
うとするとき、カードを自動販売機の所定の部位にかざ
し、販売許可を得るとともに、カードに格納された価値
によりたばこの購入を行うことができる。
【0034】本発明の自動販売機の一例について図3に
概略構成を示す。この自動販売機には、前面パネルにサ
ンプル見本301が設けられ、商品サンプルが陳列され
ている。この自動販売機はカードによる価値精算を行う
だけでなく、現金による売買をも可能とするものであ
る。このため、前面パネルに、ICカード読取部305
とともに札投入口302、釣銭戻しレバー303、硬貨
投入口304が設けられている。そして、現金を使用し
た場合の釣銭を取り出すための釣銭口308が設けられ
ている。購入した商品は商品搬出口309から取り出
す。なお、ICカードを用いた認証手順等については、
液晶表示部306によりナビゲートがなされる。たとえ
ば、液晶表示部306にICカードのかざし方法と商品
購入方法が告知される。
【0035】なお、図3の自動販売機において、前面パ
ネルのICカード読取部305と液晶表示部306とが
一体に構成されていてもよい。図12は、このような前
面パネル1200を示す図である。図12においては、
前面パネル1200の上部に液晶表示部1201が設け
られ、下部にICカード読取部1203が設けられてい
るが、これらの位置に特に制限はない。また、前面パネ
ル1200には、自動販売機ステータス表示部120
5、認証通知部1207、エラー通知部1209などを
設ける。自動販売機ステータス表示部1205には、自
動販売機が待機中であるか否かが表示され、認証通知部
1207には、ICカードが認証され、販売が許可され
た際にその旨が表示され、エラー通知部1209には、
ICカードのかざしかたが不適切であった場合などにエ
ラーが表示される。
【0036】次に図3のICカード読取部305による
情報の受け渡しについて説明する。図4は、ICカード
読取部305に、ICカード150をかざした状態を示
す図である。ICカード読取部305には、ICチップ
311とこれを囲むアンテナ310が設けられている。
一方、ICカード150には、アンテナ152およびI
Cチップ151が設けられている。ICカード150
は、ICカード読取部305と協働して動作し、アンテ
ナ152およびアンテナ310を介して電磁誘導で電力
を供給されるとともに、相互に微弱電波により非接触で
データ通信を行う。なお、誤認防止の観点から、ICカ
ード150の有効距離は数センチメートル程度のものを
使用するのが好ましい。
【0037】ICカード150は、交流信号によりIC
カード読取部305とのデータの授受を行い、この交流
信号をディジタル信号へ変換した上でICチップ151
でのデータ処理が行われる態様とすることができる。こ
の場合、ICカード150は、アナログ・ディジタル変
換機能および信号分離機能を具備することが望ましい。
アナログ・ディジタル変換機能とは、アンテナから入力
された交流信号をディジタル信号へ信号変換する機能で
ある。一方、信号分離機能とは、アンテナコイルの両端
から得られる電力信号と情報信号の重畳信号を効率良く
分離する機能である。アンテナから入力される交流信号
は、通常、チップに供給する電力信号と情報信号が重畳
されている。これらの重畳信号から所定の情報を得るた
め、電力信号と情報信号を効率良く分離することが必要
となるのである。
【0038】次に、図3に示した自動販売機の内部構成
について、図5を参照して説明する。図5の構成は、ハ
ードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモ
リ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメ
モリのロードされた予約管理機能のあるプログラムなど
によって実現されるが、ここではそれらの連携によって
実現される機能ブロックを描いている。したがって、こ
れらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエア
のみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実
現できることは、当業者には理解されるところである。
【0039】自動販売機100は、ユーザインターフェ
ース110を有し、これを介して利用者とのやりとりを
行う。自動販売機による販売に際し、自動販売機100
は、まず、ICカード150内部のICチップ151に
格納された情報を、アンテナ152を介して受信する。
この情報の受信はカード読取部101で行い、カード情
報抽出部121にて受信情報から必要な情報が抽出され
る。抽出された情報は、販売可否判断部122に送ら
れ、販売可否判断がなされる。販売可否判断は、具体的
には、判断基準データ123およびシステム年月日12
4と、抽出された上記情報とを比較することにより行
う。本実施形態は、たばこの販売に関するものであるの
で、ICカード150に格納された生年月日と、システ
ム年月日124とを比較しこれらの差から利用者が成人
であるかどうかの判断を行う。また、判断基準データ1
23にICカード150の盗難や、紛失に関する情報を
格納し、商品購入要求が適切になされたものであるかど
うかの判断を行ってもよい。さらに、判断基準データ1
23に利用者の過去の利用履歴を格納し、利用履歴を考
慮して販売の可否を判断を行うこともできる。可否判断
の結果は表示部102にて表示される。
【0040】商品購入の受付は、商品購入受付部103
にて行われる。利用者から所定の商品購入要求を受け付
けたとき、制御部125は、カード情報抽出部121か
らカードの残高に関する情報を抽出し、この残高と商品
の価格との関係から購入可能であるかどうかを判断す
る。購入可能である場合は、払出部104に商品が払い
出される。購入できない場合は表示部102にその旨が
表示される。
【0041】商品の売買が行われたとき、販売実績デー
タ管理部126は、カード情報抽出部121から販売可
否判断部122を経由して得られたICカード150内
に格納された個人情報とともに、販売日時等のデータを
併せて記憶し、これを記憶部127に格納させる。これ
らのデータを販売実績データ管理部126は、通信部1
28および通信ネットワーク130を介して運営センタ
ー140に送信する。運営センター140は、販売実績
情報集計装置を含むものとし、販売実績情報集計装置
は、自動販売機から送信された販売実績情報を受信する
情報受信部と、販売実績情報を格納する記憶部と、この
記憶部から読み出した販売実績情報に基づいて販売実績
を分析する販売実績分析手段と、を備えた構成とする。
運営センター140内の上記販売実績情報集計装置は、
上記情報に基づいて売れ筋商品の分析や、各自動販売機
に配置するべき最適な商品構成の分析等を行う。なお、
本実施形態に係るシステムは、販売実績データをいった
ん運営センター140内のサーバに送信するが、その
後、さらにWANまたはLANを介して他のサーバや端
末に送信し、販売実績の分析や情報検索等に供すること
もできる。
【0042】次に、この自動販売機を用いた成人認証お
よび商品の販売の方法について、図6を参照して説明す
る。自動販売機は、まず、所定の個所にかざされたIC
カードから利用者情報を読み取る(S400)。本実施
形態では、図3に示したICカード読取部ICカード読
取部305から数cm程度離してICカードをかざす方
式を採用する。次に、利用者情報から生年月日に関する
情報を抽出し、これを、自動販売機内におけるシステム
年月日と比較する。これらをもとに演算処理を行い(S
401)、この結果に基づいて利用者が成人であるかど
うかの判定を行う(S402)。
【0043】演算処理の結果成人ではないと認証された
場合は、販売不可表示を行う(S403)。演算処理の
結果、成人であると認証された場合は、図5の制御部1
25において、カード情報抽出部121からカードの金
額情報を得てカード残高を計算し、これを表示部102
に表示させる(S405)。そして、その残高が商品を
販売するのに充分な金額であるかどうかを調べ、残高不
足であるかどうかを確認する(S406)。
【0044】商品を販売するのに充分な残高がある場合
は、販売可能な商品を表示する(S410)。そして、
リセットボタンが押下されていないことを確認した後
(S411)、利用者により商品選択がなされたかどう
かを判別する(S412)。商品選択がされた場合は、
当該商品を払い出す(S413)。商品選択がなされな
かった場合は、一定時間経過するのを待機する(S40
8)。商品が払い出された後は、再度、残高表示(S4
05)を行い、上記した手順を繰り返す。リセットボタ
ンが押下されると、商品購入ステップが終了し、残高が
カードに記録される(S415)。その後、販売実績デ
ータを記録し(S418)、このデータを出力する(S
419)。出力の形態は、ネットワークを介して所定の
サーバに出力する形態でもよいし、リムーバブルディス
ク等に記憶させる形態であってもよい。
【0045】なお、ステップ406で残高不足であった
場合は、自動販売機へ現金が投入されることを待機する
(S407)。現金が投入されれば再度ステップ406
に戻り、上述した手順を繰り返す。現金の投入がなく一
定時間が経過した場合(S408におけるYES)、残
高を適宜カードに記録される(S415)。また、ステ
ップ407にて現金が投入された場合、投入された金額
と購入金額との差額がステップ415にてICカード1
50に記憶される。以下、適宜これを「追銭チャージ機
能」と呼ぶ。
【0046】図6のフローに追銭チャージ機能を設ける
場合、投入された金額と購入金額との差額を現金で利用
者に返却してもよい。この場合のフローの例を図14に
示す。図14のフローでは、商品が払い出された後、利
用者に金銭の払出しの要否を選択させる(S420)。
金銭の払出しが選択された場合(S420におけるYE
S)、投入された金額と購入金額との差額を返金し(S
421)、返金後の残高がカードに記憶される(S41
5)。金銭の払出しが選択されなかった場合(S420
におけるNO)、再度、残高表示(S405)を行い、
上記した手順を繰り返す。
【0047】また、図6、図14のフローに、ICカー
ドの残高を利用者に返却するステップを加えてもよい。
この場合、ステップ421における払出方法は、たとえ
ば現金を払出す現金出力方式や、利用者の銀行口座等に
振込む口座振込み方式などの自動方式とすることができ
る。口座振込み方式の場合、金銭の払出しが選択された
という情報が、図5において前述したように運営センタ
ー140に送信され、処理される。
【0048】さらに、図6のフローに、現金による購入
を可能とするステップを加えてもよい。この場合のフロ
ーの例を図13に示す。図13のフローでは、図13で
は、図6や図14の場合と同様、利用者情報を読みと
り、認証を行う(S437)。認証された場合(S43
7におけるYES)、自動販売機へ現金が投入されるこ
とを待機する(S422)。現金が入力された場合は入
力金額を表示し(S424)、さらに販売可能商品を表
示する(S410)。一定時間現金が投入されなかった
場合は(S433におけるYES)、認証前の状態に戻
る(S400)。販売可能商品が表示された(S41
0)後、図9、図14の場合と同様に商品の払出し等が
行われる。払出し後、釣銭が生じた場合、利用者に金銭
の払出しの要否を選択させる(S425)。金銭の払出
しが選択された場合(S425におけるYES)、釣銭
を返金する(S421)。金銭の払出しが選択されなか
った場合(S425におけるNO)、利用者にカード提
示の要否を選択させる(S438)。カードが提示され
た場合(S438におけるYES)、カード残高と現金
残高すなわち釣銭の金額とを表示する(S428)。そ
して、利用者に釣銭チャージの要否を選択させる(S4
29)。チャージが選択された場合(S429における
YES)、現金残高をカードに記録する(S415)。
一方、一定時間が経過してもカード提示が選択されなか
った場合(S426におけるYES)、金銭を払出す
(S421)。また、一定時間が経過してもチャージが
選択されなかった場合も(S430におけるYES)、
金銭を払出す(S436)。
【0049】なお、図13において、認証とチャージに
同じカードを用いることができるようにすることが好ま
しい。こうすれば、利用者は一枚のカードを携帯すれば
よいため、利便性が向上する。
【0050】図6、図14、図13のフローにおいて、
ステップ418で出力される販売実績データは、たとえ
ば図7(a)に示すような形態とする。この図では、利
用日時とともに、利用者の性別、年令、および販売商品
が示されている。この情報を分析することにより年令層
別あるいは性別を考慮して売れ筋商品を分析することが
できる。また時間帯によってどのような商品がどのよう
な消費者に購入されているかを明確に把握することがで
きる。
【0051】また、ステップ418で出力される販売実
績データとして、たとえば図7(b)に示す項目を採用
することができる。これらの項目を用いることにより、
利用者別の販売実績の経時的な情報等、利用者や販売商
品についての多様な情報が得られる。このため、これら
の情報を用いて、より一層多次元的な販売実績分析が可
能となる。なお、図7(b)中の「コラム数」とは、各
銘柄の自動販売機中のサンプル見本301の陳列数であ
る。
【0052】以上、本発明の実施形態について述べた
が、これは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成
を採用することもできる。たとえば、販売実績データの
出力の際(S419)、その自動販売機の管理番号も併
せて出力することとし、この管理番号から当該自動販売
機の設置場所を特定し、商品の販売環境や販売地域を考
慮した売れ筋傾向の解析に役立てることも可能である。
さらに、複数台の自動販売機から得られる各販売実績デ
ータを統合することで、各商業圏の特性の解析を行うこ
とも可能である。
【0053】また、販売実績データを出力する際(S4
19)、自動販売機における商品の払い出し不良の発生
状況、金銭入力処理の不良の発生状況といった販売機運
用情報や、釣り銭切れの発生状況や商品の売り切れ状態
の発生状況等の販売機稼働情報を同時に出力するように
しても良い。販売機運用情報を運営センターで一括管理
すれば、自動販売機の故障を未然に防止する効率的な管
理が可能となる。従来は、自動販売機が故障してはじめ
てその対策がとられることが多く、非効率な管理体制を
とらざるを得なかった。これに対し、上記構成を採用す
れば、故障に至る前の段階で故障を起こしそうな自動販
売機を把握でき、故障の未然防止を有効に行うことがで
きる。また、自動販売機のメンテナンスも効率的に行う
ことができる。
【0054】さらに、上記販売機運用情報や販売機稼働
情報を参酌して上記販売実績データを解析すれば、例え
ば釣り銭切れに起因して商品販売数が減少している等の
現象を把握することが可能となり、より効果的な販売管
理を行うことが可能となる。
【0055】以上、ICカードに認証機能だけではな
く、金額情報を格納した電子マネーカードとしての機能
を持たせた実施形態について説明したが、電子マネーカ
ードの機能は持たせずに、現金のみで商品の購入を行う
方式とすることもできる。この場合、ICカードには利
用者の年令情報や性別だけを登録しておき、商品の販売
に関しては現金だけを取り扱うようにしても良い。この
場合には、残高のカードへの再書き込み処理に代えて、
釣り銭返却処理を実行するようにすればよい。
【0056】また、ICカードの使用に際し、金額情報
による商品の購入か、或いは現金による商品の購入かを
選択的に指定できるようにすることも可能である。更に
は金額情報による商品の購入の場合には、商品購入代金
を逐次ICカードおよび自動販売機にそれぞれ記録する
ようにし、別途準備した決裁システムを用いてその精算
処理を実行することも可能である。すなわち、ICカー
ドに登録された利用者情報に従って商品販売した場合、
その利用者が予め登録した銀行口座やクレジット口座等
から、その利用代金を自動決済するようにシステムを構
築することも可能である。このようにして商品販売代金
の決済を行うようにすれば、残高不足によって商品の購
入が妨げられる等の不具合を未然に防ぐことが可能とな
る。
【0057】次に、ICカードにマネーカードの機能は
持たせず、現金のみで商品の購入を行う方式に係る実施
形態について説明する。図8は、このような現金による
販売を前提にした自動販売機の構成の一例である。この
装置は、図5に示した自動販売機と異なり、制御部12
9は、カード残高算出機能を有していない。すなわち、
制御部129は、カード情報抽出部121からカードの
残高に関する情報を抽出することがない。この装置で
は、専ら現金によってのみ商品の購入が行われる。
【0058】なお、図8においても、判断基準データ1
23にICカード150の盗難や、紛失に関する情報を
格納し、商品購入要求が適切になされたものであるかど
うかの判断を行うことができる。また、判断基準データ
123に利用者の過去の利用履歴を格納し、利用履歴を
考慮して販売の可否を判断を行うこともできる。
【0059】次に、図8に示した自動販売機を用いた成
人認証および商品の販売の方法について、図9を参照し
て説明する。まず、自動販売機の所定の個所にかざされ
たICカードから、カード情報を読み取り(S10
0)、生年月日とシステム年月日を比較・演算処理し
(S101)、成人認証を行う(S102)。成人でな
いと認証された場合は販売不可表示を行い(S10
3)、成人であると認証された場合は、販売待機状態と
なる(S105)。そして、金銭が投入されたとき(S
106)、販売機構が動作し(S107)、販売可能な
商品の表示が行われる。商品利用者から所定の商品につ
いて選択ボタンが押されたときに、当該商品の払い出し
が行われる(S108)。これとともに、購入主体およ
び購入日時等の販売実績データが記録され(S10
9)、このデータが所定の形態で出力される(S11
0)。
【0060】以上、たばこの販売を例に挙げ、本発明の
実施形態について説明したが、これらは酒類の自動販売
機に適用することもでき、さらには、特定の会員に対し
てのみ情報やサービスを販売する自動販売機等に適用す
ることもできる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、非
接触データキャリアに格納された利用者情報に基づいて
商品販売の可否判断がなされるため、迅速かつ正確な可
否判断のための認証を行うことができる。また、利用者
情報および販売情報を含む販売実績情報を記憶し、これ
を利用するように構成されているため、得られた情報の
多面的利用が図られ、購入主体と販売動向の分析や、販
売規制と販売実績の分析等を効率良く行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動販売機システムの概略図であ
る。
【図2】ICカードの発行手順を説明するための図であ
る。
【図3】本発明に係る自動販売機の外観図である。
【図4】ICカードとカード読み取り部との間の情報の
授受を説明するための図である。
【図5】本発明に係る自動販売機の概略構成図である。
【図6】本発明に係る自動販売機における処理手順を示
す図である。
【図7】販売実績データの一例を示す図である。
【図8】本発明に係る自動販売機の概略構成図である。
【図9】本発明に係る自動販売機における処理手順を示
す図である。
【図10】チャージ機の構成図である。
【図11】チャージ機における処理手順を示す図であ
る。
【図12】本発明に係る自動販売機の前面パネルの構成
の一例を示す図である。
【図13】本発明に係る自動販売機における処理手順を
示す図である。
【図14】本発明に係る自動販売機における処理手順を
示す図である。
【符号の説明】
100 自動販売機 101 カード読取部 102 表示部 103 商品購入受付部 104 払出部 110 ユーザインターフェース 121 カード情報抽出部 122 販売可否判断部 123 判断基準データ 124 システム年月日 125 制御部 126 販売実績データ管理部 127 記憶部 128 通信部 129 制御部 130 通信ネットワーク 140 運営センター 150 ICカード 151 ICチップ 152 アンテナ 160 自動販売機群 161 ネットワーク 162 運営センター 165 ICカード 200 利用者 201 カード発行会社 202 販売店 203 自動販売機 204 チャージ機 301 サンプル見本 302 札投入口 303 釣銭戻しレバー 304 硬貨投入口 305 ICカード読取部 306 液晶表示部 308 釣銭口 309 商品搬出口 310 アンテナ 311 ICチップ 600 制御部 601 リードライタ部 602 残高表示部 603 入金部 604 カード投出部 1200 前面パネル 1201 液晶表示部 1203 ICカード読取部 1205 自動販売機ステータス表示部 1207 認証通知部 1209 エラー通知部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年4月8日(2003.4.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】以上、たばこの販売を例に挙げ、本発明の
実施形態について説明したが、これらは酒類の自動販売
機に適用することもでき、さらには、特定の会員に対し
てのみ情報やサービスを販売する自動販売機等に適用す
ることもできる。なお、本発明において利用者に関する
情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものと
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 F L G07F 7/08 G07F 7/08 L Z (72)発明者 清川 栄一 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 日本た ばこ産業株式会社内 (72)発明者 三宅 功一 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 日本た ばこ産業株式会社内 (72)発明者 前原 康之 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 日本た ばこ産業株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 BA01 BA04 CA06 DC01 DC05 DC06 DE01 DE10 5B058 CA17 KA02 KA04 KA06 KA08 KA13 YA02 YA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者からの商品購入要求を受け付ける
    購入要求受付手段と、提示された非接触データキャリア
    に含まれる利用者の情報を取得する利用者情報取得手段
    と、前記利用者の情報と、あらかじめ設定された販売許
    可条件とを考慮し、商品の販売を許可または禁止する販
    売可否判断手段と、前記販売可否判断手段が商品の販売
    を許容した利用者に対し、購入要求された商品の払い出
    しを指示するとともに、販売商品、販売量または販売状
    況の少なくとも一つを含む販売情報と前記利用者の情報
    とを組にして販売実績情報として記憶部に格納する情報
    管理手段と、前記記憶部に格納された前記販売実績情報
    を出力する情報出力手段と、を備えたことを特徴とする
    自動販売機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動販売機において、
    前記情報出力手段は、前記記憶部に格納された前記販売
    実績情報を、ネットワークを介して接続されたサーバに
    出力することを特徴とする自動販売機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の自動販売機に
    おいて、前記利用者の情報は、利用者の生年月日または
    年令を含み、前記販売可否判断手段は、利用者の年令が
    あらかじめ設定された基準値に到達しているか否かを判
    定し、この判定結果に基づいて商品の販売を許可または
    禁止することを特徴とする自動販売機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3いずれかに記載の自動販
    売機において、前記販売可否判断手段は、商品購入要求
    が一定の時間帯内になされた場合に商品の販売を禁止す
    ることを特徴とする自動販売機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4いずれかに記載の自動販
    売機において、前記非接触データキャリアに格納された
    金額情報を読み取る金額情報読み取り手段と、更新され
    た金額情報を前記非接触データキャリアに書き込む金額
    情報書き込み手段と、をさらに備え、 前記情報管理手段は、商品が販売された際、金額情報読
    み取り手段を介して読みこまれた金額情報を前記商品の
    価格に応じて更新し、 前記金額情報書き込み手段は、更新された金額情報を前
    記非接触データキャリアに書き込むことを特徴とする自
    動販売機。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5いずれかに記載の自動販
    売機において、前記販売実績情報は、さらに、当該自動
    販売機の運用状況に関する情報を含むことを特徴とする
    自動販売機。
  7. 【請求項7】 一以上の自動販売機と、該自動販売機と
    ネットワークを介して接続された販売実績情報集計装置
    と、を含む自動販売機システムであって、 前記自動販売機は、利用者からの商品購入要求を受け付
    ける購入要求受付手段と、提示された非接触データキャ
    リアに含まれる利用者の情報を取得する利用者情報取得
    手段と、前記利用者の情報と、あらかじめ設定された販
    売許可条件とを考慮し、商品の販売を許可または禁止す
    る販売可否判断手段と、前記販売可否判断手段が商品の
    販売を許容した利用者に対し、購入要求された商品の払
    い出しを指示するとともに、販売商品、販売量または販
    売状況の少なくとも一つを含む販売情報と前記利用者の
    情報とを組にして販売実績情報として記憶部に格納する
    情報管理手段と、前記記憶部に格納された前記販売実績
    情報を送信する情報送信手段と、を備え、 前記販売実績情報集計装置は、前記自動販売機から送信
    された前記販売実績情報を受信する情報受信部と、前記
    販売実績情報を格納する記憶部と、前記記憶部から読み
    出した前記販売実績情報に基づいて販売実績を分析する
    販売実績分析手段と、を備えることを特徴とする自動販
    売機システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の自動販売機システムに
    おいて、前記利用者の情報は、利用者の生年月日または
    年令を含み、前記販売可否判断手段は、利用者の年令が
    あらかじめ設定された基準値に到達しているか否かを判
    定し、この判定結果に基づいて商品の販売を許可または
    禁止することを特徴とする自動販売機システム。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の自動販売機シ
    ステムにおいて、前記販売可否判断手段は、商品購入要
    求が一定の時間帯内になされた場合に商品の販売を禁止
    することを特徴とする自動販売機システム。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至9いずれかに記載の自動
    販売機システムにおいて、 前記自動販売機は、前記非接触データキャリアに格納さ
    れた金額情報を読み取る金額情報読み取り手段と、更新
    された金額情報を前記非接触データキャリアに書き込む
    金額情報書き込み手段と、をさらに備え、 前記情報管理手段は、商品が販売された際、金額情報読
    み取り手段を介して読みこまれた金額情報を前記商品の
    価格に応じて更新し、 前記金額情報書き込み手段は、更新された金額情報を前
    記非接触データキャリアに書き込むことを特徴とする自
    動販売機システム。
  11. 【請求項11】 請求項7乃至10いずれかに記載の自
    動販売機システムにおいて、前記販売実績情報は、さら
    に、前記自動販売機の運用状況に関する情報を含むこと
    を特徴とする自動販売機システム。
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