JP2003203170A - プリント注文処理方法およびシステム並びにプログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークにより画像データのプリント注
文を行うに際し、プリント注文処理を効率よく行う。 【解決手段】 ユーザ端末１１から写真店２の受注サー
バ２１に対して、画像データＳおよび注文情報Ｃの送信
時間およびネットワーク３の回線占有率の指定を行う。
コントローラ２３は、予約送信時間となるとネットワー
ク３の回線占有率を設定し、ユーザ端末１１から送信さ
れた画像データＳおよび注文情報Ｃを受信し、デジタル
ミニラボ２２において画像データＳに対してプリント処
理を施してプリントＰを得る。一方、回線占有率に応じ
てサービス料金が設定されており、そのサービス料金を
用紙ＫＰにプリント出力し、プリントＰの料金とともに
ユーザ１に請求する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像データのプリ
ント注文をネットワーク経由で受け付けてプリント処理
するためのプリント注文処理方法およびシステム並びに
プリント注文処理方法をコンピュータに実行させるため
のプログラムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】ユーザが撮影した写真画像をデジタル化
して画像サーバに蓄積したり、ＣＤ−Ｒに記録してユー
ザに提供したり、ユーザがデジタルカメラにより撮影し
た画像をプリントしたり、写真の焼き増し注文に応じる
等、写真に関する種々のデジタルフォトサービスを行う
デジタルフォトサービスシステムが知られている。ま
た、このデジタルフォトサービスシステムの一形態とし
て、インターネット等のネットワークを介してプリント
注文を受け付けるプリントサービスシステムも提案され
ている。

【０００３】このようなプリントサービスシステムにお
いて、ユーザはＣＤ−Ｒ等の記録媒体に記録された画像
データあるいはユーザがデジタルカメラ等により取得し
た画像データを再生するためのビューアーソフトをユー
ザ端末であるパソコンにインストールして画像を再生
し、プリント注文を行う場合には、ビューアーソフトに
組み込まれた注文機能を用いて注文内容を記述した注文
情報を作成する。そして、ユーザはこの注文情報および
プリントを行う画像を表す画像データを、ユーザ端末か
ら注文を受け付けるサービスセンタに設置された注文受
付サーバにインターネット等のネットワークを介して送
信する。注文受付サーバは送信された画像データおよび
注文情報をプリント注文を処理する大手ラボに設置され
たプリントサーバに送信し、ここで注文情報に基づいて
焼き増しプリント、写真入りポストカードの作成、アル
バムの作成等が行われてプリント生成物が得られる。

【０００４】このようにして得られたプリント生成物
は、プリント注文時にユーザが予め指定した受取店に配
送あるいは郵送される。これにより、ユーザは受取店に
出向いて料金の支払いを行い、プリント生成物を受け取
ることができる。なお、受取店はユーザによるプリント
注文時に指定されるものであり、通常ユーザの家や勤務
先の近所等のユーザが所望とする受取店が指定される。
また、注文受付サーバからの画像データおよび注文情報
の送信は、ユーザが指定した受取店と提携しているラボ
に行われる。

【０００５】ここで「注文情報」とは、具体的にはプリ
ントサービス内容（通常プリント、ポストカード作成
等）を指定する情報（例えば処理内容を特定する番
号）、写真を指定する画像番号（画像データのファイル
番号）、プリントサイズ、プリント枚数、プリント面質
（艶あり、艶なし）、紙厚、写真処理の内容、トリミン
グの指定情報等のことである。また、注文を行うユーザ
の氏名、住所、郵便番号、電話番号等の情報も含む。

【０００６】ところで、プリントサービスによるプリン
ト生成物は上述したようにユーザが注文時に指定した受
取店に配送あるいは郵送されてユーザに渡されるが、画
像データおよび注文情報を受け付けるサーバおよび画像
データをプリントするプリンタを受取店に設置し、受取
店をラボとして機能させることも可能である。このよう
に、受取店がラボ機能を有すると、ラボとしては小規模
であるものの、大手ラボのように受取店へプリント生成
物を配送するための手間がなくなるため、プリント生成
物をユーザに渡すまでの納期を短縮することができる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】上述したプリントサー
ビスシステムにおいては、ユーザはパソコンを用いて昼
夜を問わず所望とする時間に画像データのプリント注文
を行うことができるが、ラボの混雑状況に拘わらずプリ
ント注文が行われるため、大量のプリント注文がラボに
集中する時間帯や、全くプリント注文が行われない時間
帯が生じることがある。このため、ラボにおいてはプリ
ント注文の確実な納期を予測するのは困難であり、中二
日等の大まかな納期しか提示することができなかった。
また、プリント注文が集中するとネットワーク回線が混
雑するため、ユーザ端末からラボの受注サーバへの画像
データおよび注文情報の送信に時間を要することとな
る。さらに、プリント注文が集中した場合にはラボのプ
リント処理装置はプリント処理を行うためにフル稼働状
態となるが、プリント注文がなくプリント処理が行われ
ない時間帯においてはほとんど稼働しないこととなるた
め、プリント処理装置の利用効率が悪くなる。また、ラ
ボにおいてはプリント注文が集中した時を想定してシス
テムを構成する必要があるため、大量のプリント注文を
処理するために大容量のサーバが必要となり、その結果
ラボのシステムが大型化してシステムのコストが高くな
るという問題もある。

【０００８】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、ラボにおけるプリント注文の処理を効率よく行うこ
とを目的とするものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明による第１のプリ
ント注文処理方法は、画像データのプリント注文を行う
注文端末からネットワークを介して送信された画像デー
タおよび該画像データについてのプリント注文内容を表
す注文情報を受信し、該注文情報に基づいてプリント処
理手段において前記画像データのプリント処理を行うプ
リント注文処理方法において、所定の注文端末からの前
記画像データおよび前記注文情報の送信時間の予約を受
け付け、該予約された送信時間においては、当該予約の
あった前記所定の注文端末から送信される前記画像デー
タおよび前記注文情報を優先的に受信することを特徴と
するものである。

【００１０】「注文端末」は、画像データのプリント注
文を行うユーザが所有するネットワーク接続可能なパソ
コンであってもよく、写真店等の写真処理業者の店頭に
設置された注文を行うためのネットワーク端末であって
もよい。

【００１１】プリントを行う画像データとしては、ユー
ザがデジタルカメラにより取得したもの、ユーザが撮影
した写真画像を写真処理業者においてデジタル化してＣ
Ｄ−Ｒに記録してユーザに提供したもの等、任意のもの
を用いることができる。なお、画像データは注文情報と
ともに受注サーバに送信される。

【００１２】「プリント注文」としては、写真プリンタ
により画像データをプリントとして出力するのみなら
ず、ポストカードの作成、カレンダーの作成、Ｔシャ
ツ、マグカップ、ジグソーパズルあるいは時計の文字盤
等への画像のプリント等（以下ポストカードの作成等と
する）を含むものである。

【００１３】「プリント処理」とは、画像データを注文
情報に基づいてプリント出力するために画像データに対
して行われる処理を意味し、具体的には、画像データに
対する画像処理、写真プリンタにおいてプリント出力す
る処理を含むものである。

【００１４】「送信時間」としては、時間的にある程度
の幅を持った時間帯であってもよい。

【００１５】「優先的に受信する」とは、予約された送
信時間においては所定の注文端末から送信される画像デ
ータおよび注文情報のみを受信するものであってもよ
く、他の注文端末から送信される画像データおよび注文
情報も受信するが、所定の注文端末についてはより多く
の容量を割り当てて受信するものであってもよい。

【００１６】なお、本発明による第１のプリント注文処
理方法においては、前記送信時間とともに、前記所定の
注文端末についてのネットワーク回線の回線占有率の指
定を受け付け、該指定された回線占有率により前記所定
の注文端末から送信される前記画像データおよび前記注
文情報を受信するようにしてもよい。

【００１７】この場合、前記回線占有率に応じて前記プ
リント注文についてのサービス料金を算出することが好
ましい。

【００１８】「回線占有率」とは、単位時間当たりにネ
ットワーク回線が送信可能なデータ容量に対する占有率
のことをいう。

【００１９】「サービス料金」とは、プリント生成物の
価格以外に、プリント処理を行うために行ったサービス
に対する対価をいう。

【００２０】「回線占有率に応じてプリント注文につい
てのサービス料金を算出する」とは、回線占有率が大き
いほど高額となるようにサービス料金を算出することを
いう。なお、種々の回線占有率とサービス料金とを対応
付けたテーブルを予め用意しておき、このテーブルを参
照してサービス料金を求めることもサービス料金の算出
に含めるものとする。

【００２１】なお、算出したサービス料金は、プリント
注文の請求書やＤＰ袋に貼付する用紙等へプリント出力
してプリント生成物と引き替えにユーザから徴収しても
よく、ユーザの口座からの引き落としあるいはクレジッ
トカードからの引き落としによりユーザから徴収しても
よい。

【００２２】本発明による第２のプリント注文処理方法
は、画像データのプリント注文を行う注文端末からネッ
トワークを介して送信された画像データおよび該画像デ
ータについてのプリント注文内容を表す注文情報を受信
し、該注文情報に基づいてプリント処理手段において前
記画像データをプリント処理するプリント注文処理方法
において、所定の注文端末からの前記画像データについ
てのプリント処理時間の予約を受け付け、該予約された
プリント処理時間においては、当該予約のあった前記所
定の注文端末から送信された前記画像データを優先的に
プリント処理することを特徴とするものである。

【００２３】「プリント処理時間」としては、時間的に
ある程度の幅を持った時間帯であってもよい。

【００２４】「優先的にプリント処理する」とは、予約
されたプリント処理時間においては所定の注文端末から
送信された画像データおよび注文情報のみをプリント処
理するものであってもよく、他の注文端末から送信され
た画像データのプリント処理も行うが、所定の注文端末
から送信された画像データについてはより多くの容量を
割り当ててプリント処理するものであってもよい。

【００２５】なお、本発明による第２のプリント注文処
理方法においては、前記プリント処理時間とともに、前
記画像データの処理占有率の指定を受け付け、該指定さ
れた処理占有率により前記所定の注文端末から送信され
た前記画像データをプリント処理するようにしてもよ
い。

【００２６】この場合、前記処理占有率に応じて前記プ
リント注文についてのサービス料金を算出するようにし
てもよい。

【００２７】「処理占有率」とは、単位時間当たりにプ
リント処理装置が処理可能なデータ容量に対する占有率
のことをいう。

【００２８】「処理占有率に応じてプリント注文につい
てのサービス料金を算出する」とは、処理占有率が大き
いほど高額となるようにサービス料金を算出することを
いう。なお、種々の処理占有率とサービス料金とを対応
付けたテーブルを予め用意しておき、このテーブルを参
照してサービス料金を求めることもサービス料金の算出
に含めるものとする。

【００２９】本発明による第１のプリント注文処理シス
テムは、画像データのプリント注文を行う注文端末から
ネットワークを介して送信された画像データおよび該画
像データについてのプリント注文内容を表す注文情報を
受信し、該注文情報に基づいてプリント処理手段におい
て前記画像データのプリント処理を行うプリント注文処
理システムにおいて、所定の注文端末からの前記画像デ
ータおよび前記注文情報の送信時間の予約を受け付ける
受付手段と、該予約された送信時間においては、当該予
約のあった前記所定の注文端末から送信される前記画像
データおよび前記注文情報を優先的に受信する受信手段
とを備えたことを特徴とするものである。

【００３０】なお、本発明による第１のプリント注文処
理方法においては、前記受付手段を、前記送信時間とと
もに、前記所定の注文端末についてのネットワーク回線
の回線占有率の指定を受け付ける手段とし、前記受信手
段を、該指定された回線占有率により前記所定の注文端
末から送信される前記画像データおよび前記注文情報を
受信する手段としてもよい。

【００３１】この場合、前記回線占有率に応じて前記プ
リント注文についてのサービス料金を算出する課金手段
をさらに備えるものとしてもよい。

【００３２】本発明による第２のプリント注文処理シス
テムは、画像データのプリント注文を行う注文端末から
ネットワークを介して送信された画像データおよび該画
像データについてのプリント注文内容を表す注文情報を
受信し、該注文情報に基づいてプリント処理手段におい
て前記画像データをプリント処理するプリント注文処理
システムにおいて、所定の注文端末からの前記画像デー
タについてのプリント処理時間の予約を受け付ける受付
手段を備え、前記プリント処理手段は、該予約されたプ
リント処理時間においては、当該予約のあった前記所定
の注文端末から送信された前記画像データを優先的にプ
リント処理する手段であることを特徴とするものであ
る。

【００３３】なお、本発明による第２のプリント注文処
理システムにおいては、前記受付手段を、前記プリント
処理時間とともに、前記画像データの処理占有率の指定
を受け付ける手段とし、前記プリント処理手段を、該指
定された処理占有率により前記所定の注文端末から送信
された前記画像データをプリント処理する手段としても
よい。

【００３４】この場合、前記処理占有率に応じて前記プ
リント注文についてのサービス料金を算出する課金手段
をさらに備えるものとしてもよい。

【００３５】なお、本発明による第１および第２のプリ
ント注文処理方法をコンピュータに実行させるためのプ
ログラムとして提供してもよい。

【００３６】

【発明の効果】本発明による第１のプリント注文処理方
法およびシステムによれば、所定の注文端末からの画像
データおよび注文情報の送信時間の予約が受け付けら
れ、予約された送信時間においては、予約のあった所定
の注文端末から送信される画像データおよび注文情報が
優先的に受信される。このため、予約した送信時間にプ
リント注文が集中した場合にも、所定の注文端末から送
信される画像データおよび注文情報は、他の注文端末か
ら送信される画像データおよび注文情報よりも優先的に
受信されることとなる。したがって、注文端末からの画
像データおよび注文情報の送信に要する時間を短縮する
ことができる。また、予約した時間において確実に画像
データおよび注文情報が受信されるため、プリント注文
の納期を確実に予測することができる。また、予め画像
データおよび注文情報の送信時間を予約制にしておき、
送信時間を割り振って予約を受け付けるようにすれば、
プリント注文の時間的なばらつきを防止することがで
き、これによりプリント注文処理を効率よく行うことが
できる。さらに、画像データおよび注文情報の送信時間
を割り振っておけば、大量のプリント注文を一度に処理
可能な大容量のサーバが不要となるため、システムの小
型化および低コスト化さらには提供するプリントサービ
スの低コスト化を図ることができる。

【００３７】また、ネットワーク回線の回線占有率の指
定を受け付け、回線占有率に応じて画像データおよび注
文情報の送信を受け付けることにより、所定の注文端末
から送信された画像データおよび注文情報の受信の優先
度を簡易に定めることができることとなる。

【００３８】さらに、回線占有率に応じてプリント注文
についてのサービス料金を算出することにより、より多
くの料金を支払えば、より多くのネットワーク回線を占
有して画像データおよび注文情報の送信を行うことがで
きるため、ユーザが所望する送信速度により画像データ
および注文情報の送信を行うことが可能となる。

【００３９】本発明による第２のプリント注文処理方法
およびシステムによれば、所定の注文端末からの画像デ
ータのプリント処理時間の予約が受け付けられ、予約さ
れたプリント処理時間においては、予約のあった所定の
注文端末から送信された画像データが優先的にプリント
処理される。このため、予約したプリント処理時間にプ
リント注文が集中した場合にも、所定の注文端末から送
信された画像データは、他の注文端末から送信された画
像データよりも優先的にプリント処理されることとな
る。したがって、プリント処理時間の予約をした注文端
末から送信された画像データについては、プリント処理
に要する時間を短縮することができる。また、予約した
時間において確実にプリント処理が行われるため、プリ
ント注文の納期を確実に予測することができる。さら
に、予め画像データのプリント処理時間を予約制にして
おき、プリント処理時間を割り振って予約を受け付ける
ようにすれば、プリント注文処理の時間的なばらつきを
防止することができ、これによりプリント注文処理を効
率よく行うことができる。さらに、画像データのプリン
ト処理時間を割り振っておけば、大量のプリント注文を
一度に処理可能な大容量のサーバが不要となるため、シ
ステムの小型化および低コスト化さらには提供するプリ
ントサービスの低コスト化を図ることができる。

【００４０】また、プリント処理装置の処理占有率の指
定を受け付け、処理占有率に応じて画像データのプリン
ト処理を行うことにより、所定の注文端末から送信され
た画像データのプリント処理の優先度を簡易に定めるこ
とができることとなる。

【００４１】さらに、処理占有率に応じてプリント注文
についてのサービス料金を算出することにより、より多
くの料金を支払えば、プリント処理装置をより多く占有
して画像データのプリント処理を行うことができるた
め、ユーザが所望するプリント処理時間によりプリント
処理を行うことが可能となる。

【００４２】

【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。図１は本発明の第１の実施形態
によるプリント注文処理システムを備えたプリントサー
ビスシステムの構成を示す概略ブロック図である。図１
に示すように、第１の実施形態によるプリントサービス
システムは、ユーザ１および写真店２の間においてデー
タやプリント等のやりとりを行うものである。なお、図
１においてはデータの流れを実線で、物の流れを破線で
示す。

【００４３】ユーザ１はハードディスク、モニタ１２、
キーボード、マウス、ＣＤ−ＲＯＭドライブ、およびデ
ジタルカメラ用のメディア（スマートメディア、コンパ
クトフラッシュ（登録商標）等）から画像データを読み
取るためのＰＣカードスロット等を備えたパソコンをユ
ーザ端末１１として有しており、後述するようにインタ
ーネット等のネットワーク３を介して写真店２に対して
プリント注文を行うことが可能である。なお、パソコン
を持たない場合には、ユーザ１は、サービス拠点等に設
置された注文専用の端末を使用してプリント注文を行
う。

【００４４】写真店２は、プリント注文を受け付けるた
めの受注サーバ２１と、プリント注文時にネットワーク
３を介してユーザ端末１１から送信された画像データＳ
に基づいてプリントＰを得るデジタルミニラボ２２と、
受注サーバ２１およびデジタルミニラボ２２の制御を行
うコントローラ２３と、ＣＤ−Ｒに情報の記録を行うＣ
Ｄ−Ｒドライブ２４が接続されたパソコン２５とを備え
る。なお、受注サーバ２１およびコントローラ２３が受
付手段および受信手段に対応する。

【００４５】受注サーバ２１は、後述するようにユーザ
端末１１から送信された画像データＳおよび注文情報Ｃ
を蓄積する機能を有し、常時ネットワーク３に接続され
ているものである。

【００４６】デジタルミニラボ２２は、画像データＳに
対してプリント処理を施してプリントＰを得るためのも
のであり、画像データＳに基づいてプリントＰを得るプ
リンタ２２Ａ、ネガのスキャンを行うスキャナ２２Ｂお
よび画像データＳに対して画像処理を施す画像処理装置
２２Ｃからなる。なお、デジタルミニラボ２２は、画像
データＳをＣＤ−Ｒ等のメディアに書き込む機能をも有
する。

【００４７】コントローラ２３は、コンピュータおよび
プリンタを有し、受注サーバ２１およびデジタルミニラ
ボ２２の状態管理および制御を行うものであり、写真店
２のオペレータにより操作される。なお、コントローラ
２３においては、注文情報Ｃに基づいて、プリントの価
格、後述するサービス料金、ユーザ名、プリント内容、
注文情報Ｃ毎に付与される受注ＩＤ等がプリントされた
用紙ＫＰがプリント出力される。そしてこの用紙ＫＰを
プリントＰを入れるＤＰ袋に貼付することにより、プリ
ントＰの仕分け、ユーザ１への代金の請求を容易に行う
ことができる。

【００４８】また、コントローラ２３は、ユーザ端末１
１からの画像データＳおよび注文情報Ｃの送信時間の予
約およびネットワーク３の回線占有率の指定を受け付
け、予約された送信時間にユーザ端末１１から画像デー
タＳおよび注文情報Ｃの送信があった場合には、指定さ
れた回線占有率によりユーザ端末１１から送信された画
像データＳおよび注文情報Ｃを受信するよう受注サーバ
２１を制御する。なお、ユーザ端末１１の識別はユーザ
端末１１のＩＰアドレス等を用いればよい。また、回線
占有率は単位時間当たりにネットワーク回線が送信可能
なデータ容量に対する占有率を意味し、例えば百分率に
より指定可能とすれば、ユーザ１はユーザ端末１１にお
いて容易に回線占有率を指定することができる。

【００４９】なお、予約された送信時間および指定され
た回線占有率の情報はコントローラ２３において一時的
に保管されることとなる。なお、回線占有率に応じてサ
ービス料金が設定されており、回線占有率が大きいほど
支払うサービス料金も高くなる。したがって、ユーザ１
は所望とする回線占有率を支払う料金に応じて指定する
ことができる。なお、回線占有率に応じたサービス料金
はコントローラ２３において算出され、さらに用紙ＫＰ
にプリントされてプリントＰの代金とともにユーザ１に
請求される。したがって、コントローラ２３は課金手段
にも対応する。

【００５０】ＣＤ−Ｒドライブ２４はパソコン２５と接
続されており、画像の表示、注文情報Ｃの生成および送
信を行う機能を有するビューアーソフトが記録されたＣ
Ｄ−Ｒに、その写真店２の受注サーバ２１にアクセスす
るためのアクセス情報Ａを記録する。このアクセス情報
Ａとしては、受注サーバ２１のＩＰアドレスあるいはＵ
ＲＬが用いられる。このＣＤ−Ｒは、ユーザ１へのデジ
タルカメラの販売時、ユーザ１の写真店２への来店時、
街頭でユーザ１に配布する等によりユーザ１に渡され
る。

【００５１】ユーザ１は、渡されたＣＤ−Ｒを、ユーザ
端末１１に設けられたＣＤ−ＲＯＭドライブ（不図示）
にセットし、ＣＤ−Ｒに記録されたビューアーソフトを
ユーザ端末１１にインストールする。この際、ＣＤ−Ｒ
に記録されたアクセス情報Ａがビューアーソフトに組み
込まれる。これにより、ユーザ１はビューアーソフトを
用いて、画像データＳの閲覧、加工、注文情報Ｃの作
成、送信時間の予約、回線占有率の指定、およびプリン
ト注文を行うことができる。なお、送信時間の予約、回
線占有率の指定、並びに画像データＳおよび注文情報Ｃ
の送信を行う際には、ビューアーソフトによりユーザ端
末１１がアクセス情報Ａに対応する写真店２の受注サー
バ２１にアクセスされ、送信時間の予約、回線占有率の
指定、並びに注文情報Ｃおよびプリントを依頼する画像
データＳの送信が行われる。

【００５２】次いで、本実施形態の動作について説明す
る。図２は第１の実施形態において行われる処理を示す
フローチャートである。なお、ユーザ１には写真店２
（Ａ店とする）のアクセス情報Ａが記録されたＣＤ−Ｒ
が渡されて、ユーザ端末１１にＣＤ−Ｒからビューアー
ソフトがインストールされているものとする。また、こ
こではユーザ１が有する複数の画像データＳについての
通常プリント（すなわちデジタルミニラボ２２のプリン
タ２２Ａを用いてのプリント）が行われるものとする。

【００５３】まず、ユーザ１は、ビューアーソフトを起
動し（ステップＳ１）、写真店２の受注サーバ２１にア
クセスして、画像データＳおよび注文情報Ｃの送信時間
の予約および回線占有率の指定を行う（ステップＳ
２）。写真店２の受注サーバ２１は送信時間の予約およ
び回線占有率の指定を受け付け（ステップＳ３）、この
情報がコントローラ２３に一時的に記憶される。そし
て、予約された送信時間になったか否かが判断される
（ステップＳ４）。

【００５４】予約された送信時間となるとステップＳ４
が肯定され、さらにネットワーク３の回線占有率が設定
される（ステップＳ５）。そして、ユーザ端末１１から
は予約された送信時間に注文情報Ｃが画像データＳとと
もに受注サーバ２１に送信される（ステップＳ６）。な
お、注文情報Ｃおよび画像データＳの送信は、ユーザ１
が予約した送信時間に写真店２の受注サーバ２１にアク
セスしてマニュアル操作により行ってもよく、予約した
送信時間にビューアーソフトが自動的に受注サーバ２１
にアクセスすることにより行うようにしてもよい。な
お、注文情報Ｃには、画像データＳのファイル名、プリ
ントサイズ、プリント枚数およびユーザ１の情報（ユー
ザ名、住所、電話番号等）が含まれる。

【００５５】ここで、予約した送信時間とユーザ端末１
１から画像データＳおよび注文情報Ｃが実際に送信され
る時間とはずれがあるため、予約した送信時間の前後数
十分程度の時間帯については、予約した送信時間とみな
して画像データＳおよび注文情報Ｃの送信を受け付ける
ようにする。

【００５６】受注サーバ２１は注文情報Ｃおよび画像デ
ータＳを受信し、これを蓄積する（ステップＳ７）。コ
ントローラ２３は受注サーバ２１による注文情報Ｃの受
信の有無を定期的にチェックし、注文情報Ｃを受信して
いればプリント処理を行ってプリントＰを作成する（ス
テップＳ８）。具体的には、注文情報Ｃおよび画像デー
タＳを受注サーバ２１からデジタルミニラボ２２に送信
し、さらに必要な画像処理を画像データＳに対して施し
て、注文情報Ｃに基づいて画像データＳがデジタルミニ
ラボ２２のプリンタ２２Ａからプリント出力されて、プ
リントＰが作成される。この際、プリントＰの裏面には
受注ＩＤの印字が行われ、注文情報Ｃを受信した順にソ
ートされる。なお、コントローラ２３は例えば注文情報
Ｃを受け取ってから３時間後が納期とされている場合、
３時間から処理時間を差し引いた時間間隔（処理時間が
１時間なら２時間）毎に注文情報Ｃの有無をチェックし
てプリント処理を行う。

【００５７】一方、指定された回線占有率に応じたサー
ビス料金が算出され（ステップＳ９）、注文情報Ｃに基
づいてユーザ名、プリント内容、プリント価格、回線占
有率に応じたサービス料金、受注ＩＤ等が用紙ＫＰにプ
リント出力され（ステップＳ１０）、プリント処理を終
了する。写真店２のオペレータは、用紙ＫＰをプリント
Ｐを入れるＤＰ袋に貼り付け、対応する受注ＩＤが印字
されたプリントＰをＤＰ袋に入れる。ユーザ１は、仕上
がり日時に写真店２に来店し、料金の支払いと引き替え
にプリントＰを受け取ることができる。なお、プリント
Ｐを配送、郵送等してユーザ１に渡すようにしてもよ
い。

【００５８】このように、本実施形態によれば、ユーザ
端末１１において予約した送信時間においては、指定さ
れた回線占有率により画像データＳおよび注文情報Ｃを
受信するようにしたため、予約した送信時間に他のユー
ザ端末からのプリント注文が集中した場合にも、送信時
間の予約を行ったユーザ端末１１から送信される画像デ
ータＳおよび注文情報Ｃは他のユーザ端末から送信され
る画像データＳおよび注文情報Ｃよりも、指定された回
線占有率に応じて優先的に受信されることとなる。した
がって、送信時間を予約したユーザ端末１１からの画像
データＳおよび注文情報Ｃの送信に要する時間を短縮す
ることができる。また、予約した時間において確実に画
像データＳおよび注文情報Ｃが受信されるため、プリン
ト注文の納期を確実に予測することができる。また、予
め画像データＳおよび注文情報Ｃの送信時間を予約制に
しておき、送信時間を割り振って予約を受け付けるよう
にすれば、プリント注文の時間的なばらつきを防止する
ことができ、これによりプリント注文処理を効率よく行
うことができる。さらに、画像データＳおよび注文情報
Ｃの送信時間を割り振っておけば、大量のプリント注文
を一度に処理可能な大容量のサーバが不要となるため、
写真店２におけるシステムの小型化および低コスト化さ
らには提供するプリントサービスの低コスト化を図るこ
とができる。

【００５９】また、回線占有率に応じて画像データＳお
よび注文情報Ｃの送信を受け付けることにより、ユーザ
端末１１からの画像データＳおよび注文情報Ｃの送信の
優先度を簡易に定めることができることとなる。

【００６０】さらに、回線占有率に応じてサービス料金
を算出することにより、より多くの料金を支払えば、よ
り多くのネットワーク回線を占有して画像データＳおよ
び注文情報Ｃの送信を行うことができるため、ユーザ１
が所望する送信速度により画像データＳおよび注文情報
Ｃの送信を行うことが可能となる。

【００６１】なお、上記第１の実施形態においては、送
信時間の予約時にネットワーク３の回線占有率の指定を
受け付けているが、回線占有率の指定を受け付けること
なく、予約した送信時間には予約したユーザ端末１１か
ら送信される画像データＳおよび注文情報Ｃのみを受信
するようにしてもよい。また、送信時間の予約を受け付
けるユーザ端末１１の数を時間毎に予め定めておいて送
信時間の予約を受け付け、その送信時間においては予め
定められた数のユーザ端末から送信される画像データＳ
および注文情報Ｃのみを受信するようにしてもよい。

【００６２】また、上記第１の実施形態においては、ユ
ーザ端末１１からの画像データＳおよび注文情報Ｃの送
信時間の予約および回線占有率の設定を受け付けている
が、デジタルミニラボ２２におけるプリント処理時間お
よびデジタルミニラボ２２の処理占有率の設定を受け付
けるようにしてもよい。以下これを第２の実施形態とし
て説明する。なお、処理占有率とは、単位時間当たりに
デジタルミニラボ２２が処理可能なデータ容量に対する
占有率を意味し、回線占有率と同様に、例えば百分率に
より指定可能とすれば、ユーザ１はユーザ端末１１にお
いて容易に処理占有率を指定することができる。また、
第２の実施形態においては、デジタルミニラボ２２がプ
リント処理手段に対応する。

【００６３】図３は第２の実施形態において行われる処
理を示すフローチャートである。まず、ユーザ１は、ビ
ューアーソフトを起動し（ステップＳ２１）、写真店２
の受注サーバ２１にアクセスして、プリント処理時間の
予約および処理占有率の指定を行う（ステップＳ２
２）。写真店２の受注サーバ２１はプリント処理時間の
予約および処理占有率の指定を受け付け（ステップＳ２
３）、この情報がコントローラ２３に一時的に記憶され
る。

【００６４】そして、ユーザ端末１１からは注文情報Ｃ
が画像データＳとともに受注サーバ２１に送信される
（ステップＳ２４）。受注サーバ２１は注文情報Ｃおよ
び画像データＳを受信し、これを蓄積する（ステップＳ
２５）。なお、注文情報Ｃおよび画像データＳの送信
は、プリント処理時間の予約および処理占有率の設定と
同時に行ってもよいが、予約したプリント処理時間の前
であればいつ行ってもよい。

【００６５】そして、予約されたプリント処理時間にな
ったか否かが判断される（ステップＳ２６）。予約され
たプリント処理時間となるとステップＳ２６が肯定さ
れ、さらにデジタルミニラボ２２の処理占有率が設定さ
れる（ステップＳ２７）。コントローラ２３はユーザ端
末１１から送信された画像データＳおよび注文情報Ｃ
を、受注サーバ２１からデジタルミニラボ２２に送信
し、さらに必要な画像処理を画像データＳに対して施し
て、注文情報Ｃに基づいて画像データＳがデジタルミニ
ラボ２２のプリンタ２２Ａからプリント出力されて、プ
リントＰが作成される（ステップＳ２８）。ここで、予
約をしたプリント処理時間とデジタルミニラボ２２が実
際にプリント処理を行う時間とはずれがあるため、予約
したプリント処理時間の前後数十分程度の時間帯につい
てはプリント処理時間とみなしてプリント処理を行うよ
うにする。

【００６６】一方、設定された処理占有率に応じたサー
ビス料金が算出され（ステップＳ２９）、注文情報Ｃに
基づいてユーザ名、プリント内容、プリント価格、処理
占有率に応じたサービス料金、受注ＩＤ等が用紙ＫＰに
プリント出力され（ステップＳ３０）、プリント処理を
終了する。写真店２のオペレータは、用紙ＫＰをプリン
トＰを入れるＤＰ袋に貼り付け、対応する受注ＩＤが印
字されたプリントＰをＤＰ袋に入れる。ユーザ１は、仕
上がり日時に写真店２に来店し、料金の支払いと引き替
えにプリントＰを受け取ることができる。なお、プリン
トＰを配送、郵送等してユーザ１に渡すようにしてもよ
い。

【００６７】このように、第２の実施形態によれば、ユ
ーザ端末１１において予約したプリント処理時間におい
ては、設定した処理占有率により画像データＳに対する
プリント処理を行うようにしたため、予約したプリント
処理時間にプリント注文が集中した場合にも、ユーザ端
末１１から送信された画像データＳの注文処理は、他の
ユーザ端末から送信された画像データの注文処理よりも
設定した処理占有率に応じて優先的に行われることとな
る。したがって、プリント処理時間の予約をしたユーザ
端末１１から送信された画像データＳについては、プリ
ント処理に要する時間を短縮することができる。また、
予約した時間において確実にプリント処理が行われるた
め、プリント注文の納期を確実に予測することができ
る。また、予め画像データＳのプリント処理時間を予約
制にしておき、プリント処理時間を割り振って予約を受
け付けるようにすれば、プリント注文処理の時間的なば
らつきを防止することができ、これによりプリント注文
処理を効率よく行うことができる。さらに、画像データ
Ｓのプリント処理時間を割り振っておけば、大量のプリ
ント注文を一度に処理可能な大容量のサーバが不要とな
るため、写真店２におけるシステムの小型化および低コ
スト化さらには提供するプリントサービスの低コスト化
を図ることができる。

【００６８】また、処理占有率に応じて画像データＳの
プリント処理を行うことにより、ユーザ端末１１から送
信された画像データＳのプリント処理の優先度を簡易に
定めることができることとなる。

【００６９】さらに、処理占有率に応じてサービス料金
を算出することにより、より多くの料金を支払えば、デ
ジタルミニラボ２２をより多く占有して画像データＳの
プリント処理を行うことができるため、ユーザ１が所望
するプリント処理時間によりプリント注文処理を行うこ
とが可能となる。

【００７０】なお、上記第１の実施形態における画像デ
ータＳおよび注文情報Ｃの送信時間の予約とデジタルミ
ニラボ２２における画像データＳのプリント処理時間の
予約とを同時に行ってもよい。この場合、ネットワーク
３の回線占有率の設定と同時にデジタルミニラボ２２の
処理占有率の指定も同時に行ってもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態によるプリント注文処理シス
テムを備えたプリントサービスシステムの構成を示す概
略ブロック図

【図２】第１の実施形態において行われる処理を示すフ
ローチャート

【図３】第２の実施形態において行われる処理を示すフ
ローチャート

【符号の説明】

１ ユーザ ２ 写真店 ３ ネットワーク １１ ユーザ端末 １２ モニタ ２１ 受注サーバ ２２ デジタルミニラボ ２３ コントローラ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 5/76 Ｈ０４Ｎ 5/76 Ｅ 5/91 5/91 Ｈ

Claims (18)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像データのプリント注文を行う注文
   端末からネットワークを介して送信された画像データお
   よび該画像データについてのプリント注文内容を表す注
   文情報を受信し、該注文情報に基づいてプリント処理手
   段において前記画像データのプリント処理を行うプリン
   ト注文処理方法において、 所定の注文端末からの前記画像データおよび前記注文情
   報の送信時間の予約を受け付け、 該予約された送信時間においては、当該予約のあった前
   記所定の注文端末から送信される前記画像データおよび
   前記注文情報を優先的に受信することを特徴とするプリ
   ント注文処理方法。
2. 【請求項２】 前記送信時間とともに、前記所定の注
   文端末についてのネットワーク回線の回線占有率の指定
   を受け付け、 該指定された回線占有率により前記所定の注文端末から
   送信される前記画像データおよび前記注文情報を受信す
   ることを特徴とする請求項１記載のプリント注文処理方
   法。
3. 【請求項３】 前記回線占有率に応じて前記プリント
   注文についてのサービス料金を算出することを特徴とす
   る請求項２記載のプリント注文処理方法。
4. 【請求項４】 画像データのプリント注文を行う注文
   端末からネットワークを介して送信された画像データお
   よび該画像データについてのプリント注文内容を表す注
   文情報を受信し、該注文情報に基づいてプリント処理手
   段において前記画像データをプリント処理するプリント
   注文処理方法において、 所定の注文端末からの前記画像データについてのプリン
   ト処理時間の予約を受け付け、 該予約されたプリント処理時間においては、当該予約の
   あった前記所定の注文端末から送信された前記画像デー
   タを優先的にプリント処理することを特徴とするプリン
   ト注文処理方法。
5. 【請求項５】 前記プリント処理時間とともに、前記
   画像データの処理占有率の指定を受け付け、 該指定された処理占有率により前記所定の注文端末から
   送信された前記画像データをプリント処理することを特
   徴とする請求項４記載のプリント注文処理方法。
6. 【請求項６】 前記処理占有率に応じて前記プリント
   注文についてのサービス料金を算出することを特徴とす
   る請求項５記載のプリント注文処理方法。
7. 【請求項７】 画像データのプリント注文を行う注文
   端末からネットワークを介して送信された画像データお
   よび該画像データについてのプリント注文内容を表す注
   文情報を受信し、該注文情報に基づいてプリント処理手
   段において前記画像データのプリント処理を行うプリン
   ト注文処理システムにおいて、 所定の注文端末からの前記画像データおよび前記注文情
   報の送信時間の予約を受け付ける受付手段と、 該予約された送信時間においては、当該予約のあった前
   記所定の注文端末から送信される前記画像データおよび
   前記注文情報を優先的に受信する受信手段とを備えたこ
   とを特徴とするプリント注文処理方法。
8. 【請求項８】 前記受付手段は、前記送信時間ととも
   に、前記所定の注文端末についてのネットワーク回線の
   回線占有率の指定を受け付ける手段であり、 前記受信手段は、該指定された回線占有率により前記所
   定の注文端末から送信される前記画像データおよび前記
   注文情報を受信する手段であることを特徴とする請求項
   ７記載のプリント注文処理システム。
9. 【請求項９】 前記回線占有率に応じて前記プリント
   注文についてのサービス料金を算出する課金手段をさら
   に備えたことを特徴とする請求項８記載のプリント注文
   処理システム。
10. 【請求項１０】 画像データのプリント注文を行う注
    文端末からネットワークを介して送信された画像データ
    および該画像データについてのプリント注文内容を表す
    注文情報を受信し、該注文情報に基づいてプリント処理
    手段において前記画像データをプリント処理するプリン
    ト注文処理システムにおいて、 所定の注文端末からの前記画像データについてのプリン
    ト処理時間の予約を受け付ける受付手段を備え、 前記プリント処理手段は、該予約されたプリント処理時
    間においては、当該予約のあった前記所定の注文端末か
    ら送信された前記画像データを優先的にプリント処理す
    る手段であることを特徴とするプリント注文処理システ
    ム。
11. 【請求項１１】 前記受付手段は、前記プリント処理
    時間とともに、前記画像データの処理占有率の指定を受
    け付ける手段であり、 前記プリント処理手段は、該指定された処理占有率によ
    り前記所定の注文端末から送信された前記画像データを
    プリント処理する手段であることを特徴とする請求項１
    ０記載のプリント注文処理システム。
12. 【請求項１２】 前記処理占有率に応じて前記プリン
    ト注文についてのサービス料金を算出する課金手段をさ
    らに備えたことを特徴とする請求項１１記載のプリント
    注文処理システム。
13. 【請求項１３】 画像データのプリント注文を行う注
    文端末からネットワークを介して送信された画像データ
    および該画像データについてのプリント注文内容を表す
    注文情報を受信し、該注文情報に基づいてプリント処理
    手段において前記画像データのプリント処理を行うプリ
    ント注文処理方法をコンピュータに実行させるためのプ
    ログラムにおいて、 所定の注文端末からの前記画像データおよび前記注文情
    報の送信時間の予約を受け付ける手順と、 該予約された送信時間においては、当該予約のあった前
    記所定の注文端末から送信される前記画像データおよび
    前記注文情報を優先的に受信する手順とを有することを
    特徴とするプログラム。
14. 【請求項１４】 前記送信時間とともに、前記所定の
    注文端末についてのネットワーク回線の回線占有率の指
    定を受け付ける手順をさらに有し、 前記受信する手順は、該指定された回線占有率により前
    記所定の注文端末から送信される前記画像データおよび
    前記注文情報を受信する手順であることを特徴とする請
    求項１３記載のプログラム。
15. 【請求項１５】 前記回線占有率に応じて前記プリン
    ト注文についてのサービス料金を算出する手順をさらに
    有することを特徴とする請求項１４記載のプログラム。
16. 【請求項１６】 画像データのプリント注文を行う注
    文端末からネットワークを介して送信された画像データ
    および該画像データについてのプリント注文内容を表す
    注文情報を受信し、該注文情報に基づいてプリント処理
    手段において前記画像データをプリント処理するプリン
    ト注文処理方法をコンピュータに実行させるためのプロ
    グラムにおいて、 所定の注文端末からの前記画像データについてのプリン
    ト処理時間の予約を受け付ける手順と、 該予約されたプリント処理時間においては、当該予約の
    あった前記所定の注文端末から送信された前記画像デー
    タを優先的にプリント処理する手順とを有することを特
    徴とするプログラム。
17. 【請求項１７】 前記プリント処理時間とともに、前
    記画像データの処理占有率の指定を受け付ける手順をさ
    らに有し、 前記プリント処理する手順は、該指定された処理占有率
    により前記所定の注文端末から送信された前記画像デー
    タをプリント処理する手順であることを特徴とする請求
    項１６記載のプログラム。
18. 【請求項１８】 前記処理占有率に応じて前記プリン
    ト注文についてのサービス料金を算出する手順をさらに
    有することを特徴とする請求項１７記載のプログラム。