JP2003203111A - リース又はレンタル機器の制御方法、リース又はレンタル機器、情報処理装置、機器のリース又はレンタルシステム、リース又はレンタル機器の制御プログラム - Google Patents

リース又はレンタル機器の制御方法、リース又はレンタル機器、情報処理装置、機器のリース又はレンタルシステム、リース又はレンタル機器の制御プログラム

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JP2003203111A
JP2003203111A JP2001401975A JP2001401975A JP2003203111A JP 2003203111 A JP2003203111 A JP 2003203111A JP 2001401975 A JP2001401975 A JP 2001401975A JP 2001401975 A JP2001401975 A JP 2001401975A JP 2003203111 A JP2003203111 A JP 2003203111A
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lease
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JP2001401975A
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English (en)
Inventor
Kenji Kida
憲治 来田
Naoyoshi Maehara
直芳 前原
Yasuo Yoshimura
康男 吉村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リース家電機器2の不正使用等を防止する。 【解決手段】リース家電機器2に関する課金方法情報
と、この機器の使用情報とを照合し、その照合結果に基
づいて課金情報を算出及び出力し、課金情報の出力が正
常に終了しなければ、リース家電機器2に対して特定の
制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアコン等の機器
をレンタル又はリースする際に好適に使用されるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、エアコン等の機器をレンタル又は
リースすることが提案されている。その際には、家庭内
にそのレンタル又はリース機器を設置し、予め定めた課
金方法に基づいて使用状態に応じて課金を行い料金を徴
収することが考えられる。料金の徴収方法としては、例
えばガスの検針システムのように、リース又はレンタル
機器に使用量等を換算するメータを取り付け、一ヶ月な
どの一定期間使用後にそのメータを検針して料金を徴収
することが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば、月初
めにメータが故障してしまった場合や使用者が故意にメ
ータとの接続を遮断した場合には、その後、次ぎに検針
を行うまでの長期間に渡って使用量を正確に把握できな
いという不具合がある。つまり、リース又はレンタル機
器の不正使用等を防止することが困難であり、正しく料
金を徴収できない恐れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記課
題に着目してなされたものであり、リース又はレンタル
機器に関する課金方法情報と、この機器の使用情報とを
照合し、その照合結果に基づいて課金情報を算出及び出
力し、課金情報の出力が正常に終了しなければ、リース
又はレンタル機器に対して特定の制御を行うことを特徴
とする。
【0005】これにより、料金を徴収できない恐れがあ
る不正使用を的確に防止し、料金を徴収し損なうことな
くリース又はレンタル機器の使用に対して正確な課金す
る事ができる。
【0006】ここで、「リース」とは、ユーザが選んだ
新品の機器を用意して貸し出すことをいい、「レンタ
ル」とは、貸し出す側が揃えた新品又は中古品の機器か
らユーザが選択したものを貸し出すことをいう。
【0007】具体的な対応としては、課金情報の出力が
正常に終了しなければ、リース又はレンタル機器の使用
を停止させる、使用できる機能を制限する、正常に終了
していないことを報知する、課金方法情報を変更するこ
とが考えられる。
【0008】また、リース又はレンタル機器に関する課
金方法は、使用した場所、使用した機器、使用した期
間、使用した時間帯、使用した総時間、使用した回数、
使用した機器の機能、消費した電力量、機器の現在まで
の使用履歴、リース又はレンタル履歴、外部との送受信
したデータ量、課金の請求先の内、少なくとも一つを課
金情報算出要素とすることが望ましい。
【0009】また、リース又はレンタル機器の使用情報
に関する外部出力先を示す外部出力先情報を有し、故障
や長時間の使用など予め定められた機器の使用状況に応
じて機器の使用情報を前記外部出力先に出力することに
より、その使用状況に応じた適切な対応を素早く取るこ
とができる。
【0010】更に、リース又はレンタル機器に関する課
金方法情報を通信又は情報記憶媒体を用いて外部より取
得することで、課金方法情報などが変更された場合にも
容易に対応することが可能となる。
【0011】加えて、リース又はレンタル機器に関する
課金方法情報を、この機器毎又は時間毎に異なる設定を
することにより、よりきめ細やかな課金を実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0013】図1は、本発明の実施形態におけるリース
家電機器2のリース又はレンタルシステムを示した全体
機器構成図であって、情報処理装置1は、LANによっ
てリース又はレンタルされた家電機器(以下、リース家
電機器2について説明する。)と接続されながら、必要
に応じてリース家電機器2に関する使用量等の使用情報
を取得するものである。そして、リース家電機器2に関
する契約条件情報と課金情報を算出するための課金方法
情報とを有し、これらの情報と使用情報とに基づいてリ
ース家電機器2の制御を行うものである。更に、算出し
た課金情報等をセンタ装置5に送信できるよう、モデム
3及び通信回線網4を介して前記センタ装置5と通信可
能に接続されている。
【0014】各部を詳述する。
【0015】情報処理装置1は、図2に示すようにCP
U101と、内部メモリ102と、HDD等の外部記憶
装置103と、キーボードやマウスからなる入力手段1
04と、ディスプレイ等の表示手段105と、モデム3
との通信インターフェイス106と、センサ等とデータ
の授受を行う入出力インターフェイス107等とを具備
している。そして、その他にもデータベース機能等の情
報処理装置1としての一般的な機能をさらに具備してい
るものであって、前記外部記憶装置103等に記憶され
たプログラム等にしたがってCPU101や周辺機器が
作動し、図3に示すように、情報入力部11、使用情報
取得部12、環境情報取得部13、課金情報算出部1
4、リース家電機器制御部15、情報出力部16、情報
蓄積部17等としての機能を発揮する。
【0016】より具体的には、情報入力部11は、通信
回線4等を用いてセンタ装置5から出力される契約条件
情報などの各種情報を受信する機能を有している。
【0017】使用情報取得部12は、リース家電機器2
の使用を検知する機能を有し、リース家電機器2を識別
し、その通電状況や各種機能の使用の有無を、リース家
電機器2に設けられた後述する使用量計数部21を監視
することで検知するものである。そして、リース家電機
器2の使用を検知するなどしたとき、使用量計数部21
から、当該リース家電機器の通電時間、使用回数、ドア
の開閉回数等の使用量を取得し、後述する家電識別子と
ともに外部記憶装置103や内部メモリ102に図4に
示すように格納するものである。
【0018】環境情報取得部13は、時間や天候、季節
等の環境情報を、当該リース家電機器2に具備するセン
サあるいは外部から取得し、環境情報を各属性に応じて
環境取得情報に変換し、環境情報因子と対応付けして内
部メモリ102に格納するものであって、この環境取得
情報を最新の情報として任意のタイミングに出力できる
ように常に新しい環境情報を取得するべく設定されてい
る。また、時間の環境情報を取得して情報処理装置1の
システムクロックの時刻合わせをしてもよい。
【0019】ここで環境情報因子とは、季節、天候、温
度、湿度、気圧、風速、風量、時間等環境に関するもの
である。環境取得情報とは、課金情報算出部14で使用
料金を算出する際に利用される環境情報因子の属性値の
ことであって、例えば、環境情報因子「季節」には春、
夏、秋、冬が属性値として利用される。また、このとき
の属性値は、情報処理装置1のシステムクロック(図示
せず)の年月日が示す月が3〜5月であれば春、6〜8
月であれば夏、9〜11月であれば秋、1月、2月、1
2月であれば冬というように環境情報取得部13で変換
され、図4に示すような取得環境情報として内部メモリ
102に格納されている。
【0020】また「外部から取得」とは、インターネッ
トなどの通信回線網4を介したWEBサーバー等から取
得するものであるが、放送網を介して放送されてくるデ
ータ等から取得することもある。例えば、天候等はイン
ターネット上や放送によって提供されている気象情報サ
ービスなどから取得できる。
【0021】課金情報算出部14は、リース家電機器2
に関する課金方法情報と、このリース家電機器2の使用
情報とを照合し、その照合結果に基づいて課金情報を算
出するものである。具体的には、前記使用情報取得部1
2と前記環境情報取得部13とで取得されたデータをも
とに使用料金を算出するものであって、ユーザが使用し
た各リース家電機器2毎の課金情報を予め定められた課
金方法のアルゴリズムにて算出する。そして、使用量や
使用料金等を、ユーザ名、家電識別子、通電時間、冷蔵
庫や電子レンジなどのドアの開閉回数等とその使用料金
を対応付けした課金情報として生成する。そして、この
算出結果をリース家電機器制御部15に出力する。
【0022】ここで「課金方法」とは、例えば、電子レ
ンジの使用総時間に対して課金するとき、使用時間1分
について10円を徴収するような方法を意味するもので
あり、各リース家電機器の使用態様等に応じて適宜決め
られる。
【0023】なお、本実施形態では、情報処理装置1と
家電製品2等がLANを介して接続されているものとし
たが、これに限らず、例えばBlueToothや小電
力無線等の無線ネットワークや電灯線ネットワークなど
任意の接続方法で接続しても構わない。更には、様々の
情報の受渡は情報記憶媒体により行うことも考えられ
る。
【0024】また、前記プログラムは、工場出荷時にあ
らかじめインストールされているが、インターネット等
の通信回線網4を通じて受信しインストールしてもよ
い。
【0025】リース家電機器制御部15は、コマンド指
令等を送信して、接続されたリース家電機器2に特定の
制御を行うものである。具体的には、予めリース家電機
器2をリースする際に定めておいた契約条件情報と、こ
のリース家電機器2の使用情報とを照合し、その照合結
果が一致しない場合にはリース家電機器2に対して特定
の制御をする役割を果たす。更には、前記課金情報算出
部14において算出した課金情報は、後述する情報出力
部16を用いてセンタ装置5に出力されるが、その際、
課金情報の出力が正常に終了しなければ、リース家電機
器2に対して特定の制御を行う。
【0026】ここで、「特定の制御」とは、リース家電
機器2の電源をOFFにして使用を停止させる他、使用
できる機能を制限する、照合結果を照合結果が一致しな
かったリース家電機器2、または、同じ家庭に接続され
ている他のリース家電機器2や情報処理装置1に報知す
る、リース家電機器2の使用情報を照合結果が一致しな
かったリース家電機器2、または、同じ家庭に接続され
ている他のリース家電機器2や情報処理装置1に記憶す
る(2)、またリース家電機器2に設けた一定の記憶容
量がいっぱいになった時点で使用を停止させる、また
は、記憶容量の大きな他のリース家電機器2、例えば冷
蔵庫2(a)に使用情報を転送する(3)、課金方法情
報を変更するなど、特定の事由に応じた制御を言う。
【0027】尚、使用情報が、契約条件情報と一致して
いた場合や、課金情報が正常に出力できた場合にも、何
らかの好適な制御を行っても良い。例えば、「契約条件
が認証されました」や「課金情報が認証されました」等
の表示を行って使用者に知らせてもよい。
【0028】また、本実施形態においては照合結果に基
づいて情報処理装置1がリース家電機器2を制御する形
式としているが、照合結果に基づいてリース家電機器2
が自らを制御する形式としても良い。(1) 情報出力部16は、通信回線網4を通じてセンタ装置5
及び外部出力先6などに所定の情報を出力する機能を担
うものである。
【0029】情報蓄積部17は、図4に示すように、契
約条件情報、課金方法情報、外部出力先情報、制御情報
及び各種プログラム情報を所定の領域に蓄積するもので
ある。
【0030】詳述すると、契約条件情報領域171に
は、ユーザ名171a毎にリース家電機器2を使用する
際に定められた契約条件を記憶している。具体的には、
家庭IDなどにより識別されるリース家電機器2を使用
できる場所171b、製造番号などにより識別されるリ
ース家電機器の種類171c、例えば、1年間などに定
めた使用できる期間171d、夏場の昼、冬場の朝、夜
などを定めた使用できる時間帯171e、総時間171
f、使用できる回数171gなどである。またその他、
使用できるリース家電機器2の機能171h、例えばエ
アコンにおいては冷房、暖房、除湿、加湿、扇風機や暖
房機との連動機能、冷蔵庫においては、冷蔵、冷凍、チ
ルト機能などの使用できる特定の機能を定めている場合
もある。
【0031】更に、この契約条件情報は、リース家電機
器2毎、時間毎に異なる設定ができる。例えば、夏場の
電力需要ピーク時にのみ使用制限する設定とすることも
できる。また、センタ装置5等から通信又はICカード
などの情報記憶媒体を通じて取得可能であり、適時必要
に応じて変更可能とされている。
【0032】課金方法情報領域172には、リース家電
機器2の使用に応じて徴収される料金の課金方法情報を
蓄積するもので、ユーザ名172a毎に整理して蓄積さ
れている。
【0033】具体的には、寒冷地方か暑い地方など、リ
ース家電機器2を使用した場所172bにより課金料金
に差異を設けたり、使用した機器172c、使用した期
間172d、使用した時間帯172e、使用した総時間
172f、使用した回数172g、使用した機器の機能
172h、消費した電力量172i、リース家電機器2
の現在までの使用履歴172j(過去のユーザにより使
用された時間も含めた総使用時間等)、リース又はレン
タル履歴172k(例えば、何件のユーザ先を移転した
か)、外部との送受信したデータ量172l(例えば、
リース家電機器2からインターネット等に送信した場合
などでリース家電機器2からセンタ装置5に送信した使
用情報、リース家電機器2のソフトウエアをダウンロー
ドした場合などでセンタ装置5からリース家電機器2に
送信したソフト変更情報など)、課金の請求先172m
(例えば電力会社、リース家電機器2の製造メーカ等)
などを課金情報算出要素として記憶している。
【0034】更に、この課金方法情報は、リース家電機
器2毎、時間毎に異なる設定ができる。例えば、夏場の
電力需要ピーク時にのみ高い料金を課金する設定とする
こともできる。また、センタ装置5等から通信又はIC
カードなどの情報記憶媒体を通じて取得可能であり、適
時必要に応じて変更可能とされている。
【0035】外部出力先情報領域173には、ユーザ名
173a毎に整理されたリース家電機器2の使用情報に
関する外部出力先名173b、出力先アドレスを示す外
部出力先情報173cを有している。また、リース家電
機器2の使用情報を前記外部出力先に出力する契機とな
る予め定められた機器の使用状況173dを出力先情報
173bと対にして記憶している。
【0036】制御情報領域174には、コマンド174
a毎にリース家電機器2を制御する要因となる制御事由
174b、その制御内容174cを記憶している。
【0037】プログラム情報領域175には、この情報
処理装置1を作動させるために必要とされる各種プログ
ラムが記憶されている。
【0038】リース家電機器2は、例えば家庭や店舗等
の電源コンセントに接続されて使用されるものであっ
て、連続使用、連続通電を前提とする冷蔵庫のようなリ
ース家電機器2Aと、使用する時にのみ電源を入れるよ
うな不連続使用を前提とするエアコン等のリース家電機
器2Bとに大別される。尚、不連続使用を前提とするリ
ース家電機器2Bに情報処理装置1との通信用の充電池
を備えておいても良い。
【0039】本実施形態ではリース家電機器を、通常連
続使用を前提とする冷蔵庫2(a)、不連続使用を前提
とする掃除機2(b)、電子レンジ2(c)、加湿機能
及び花粉除去機能等を有したエアコン2(d)、電子オ
ルガン2(e)、乾燥機2(f)を挙げている。そして
各リース家電機器2には、図1に示すような家電識別子
(a:冷蔵庫、b:掃除機・・・)が各リース家電機器
にそれぞれ付与されている。
【0040】そして、これらリース家電機器2(a)〜
2(f)は、通電時間や各種機能を計測する使用量計数
部21、電源をON、OFFしたり、使用できる機能を
制限する各種機能制御部22、報知部23、各種情報を
蓄積する情報蓄積部24としての機能を具備している。
【0041】この使用量計数部21は、図5に示すよう
に、前記リース家電機器2の通電時間を計測する通電時
間計測カウンタ21aと、各種リース家電機器における
ドアの開閉や各種機能等の使用量を計測する各種計測カ
ウンタ21bと、通信インターフェイス21c等とを具
備する。
【0042】なお、本実施形態では、通電時間計測カウ
ンタ21aと各種計測カウンタ21bとを具備するもの
としたが、どちらか一方のみでも構わない。
【0043】詳述すると、前記通電時間計測カウンタ2
1aは、例えば、当該リース家電機器の電源スイッチが
ONとなっているときに流れる電流によって電圧・電流
コイル部につくられる磁界作用により回転する円板21
a1と、この円板21a1の回転を検出し回転中であれ
ば動作信号を出力する光センサ21a2と、この動作信
号が出力されているときにはポート出力がHIを示し、
動作信号が出力されていないときにはLOを示す通電情
報出力部21a3とを具備するものであって、さらにこ
の通電情報出力部21a3は家電識別子を出力する。な
お、通電時間計測の方法は上記に限らずほかの方法でも
良い。
【0044】また、前記各種計測カウンタ21bは、各
種機能をカウントする計数手段210と、マイコン21
1とを具備するものであって、前記計数手段210は前
記マイコン211に記憶されたプログラム等にしたがっ
て作動し、図6に示すように、機器動作検知部21b0
と機器動作取得部21b1と機器動作蓄積部21b2と
機器動作回数送信部21b3として各リース家電機器2
(a)〜2(f)に応じた機能を発揮する。
【0045】なお、計測される使用量は上述のものに限
らず、例えば、エアコンの暖房機能の使用回数を計測し
たい場合には、暖房機能ボタンが押されたとき、この動
作を機器動作検知部21b0が検知して、機器動作取得
部21b1がその使用回数を取得するなど、計測したい
機能に応じて適宜プログラミングしてマイコンに設定す
ればよい。
【0046】各種機能制御部22は、マイコン111に
記憶された既存の制御プログラムを用いて、情報処理装
置1から送信されてくるコマンドに従い、制御情報に沿
ってリース家電機器2の有する各種機能を制御する機能
を発揮する。
【0047】報知部23は、液晶等によるディスプレイ
を主体として構成されるもので、情報表示機能や音声発
生機能を有している。そして、例えば、情報処理装置1
等から送信されてくる情報に対応した画面を表示する機
能を発揮する。
【0048】情報蓄積部24は、各リース家電機器2に
関する情報を蓄積している。具体的には、リース家電機
器2の設置されている場所を示す家庭IDや、リース家
電機器2の製造番号、使用履歴、リース履歴などを記憶
している。
【0049】モデム3は、リース家電機器2(a)〜2
(f)及び情報処理装置1と前記LANを介して接続さ
れ、さらに外部の装置とインターネットなどの通信回線
網4を介して通信可能に接続されるものである。
【0050】通信回線網4は、パケットによって、デー
タ授受を行うインターネット等の情報通信回線網や、接
続先との間に回線交換によりチャネルを確立してデータ
授受を行う電話回線網で構成されるものであるが、本実
施形態では常時接続型のインターネットとした。
【0051】センタ装置5は、図7に示すようにCPU
501と、内部メモリ502と、HDD等の外部記憶装
置503と、キーボードやマウスからなる入力手段50
4と、ディスプレイ等の表示手段505と、モデム3と
の通信インターフェイス506等とを具備しており、そ
の他にもデータベース機能等の情報処理装置1としての
一般的な機能をさらに具備しているものであって、前記
外部記憶装置503等に記憶されたプログラム等にした
がってCPU501や周辺機器が作動して各種機能を発
揮するものである。
【0052】具体的には、図3に示すように、通信回線
網4を介して送信されてきた前記課金情報を取得する課
金情報取得部53と、前記課金情報及びユーザ名、リー
ス家電機器2に関する契約条件、課金方法、ユーザ毎の
合計使用料金、ユーザの口座がある金融機関、前記口座
の口座番号等のユーザ情報を格納するユーザ情報蓄積部
54と、前記課金情報取得部53で取得した課金情報と
前記ユーザ情報蓄積部54に格納されているユーザ情報
に基づき、ユーザ毎の使用料金等の決済情報を算出する
決済情報算出部52としての機能を発揮する。また、必
要に応じてユーザの契約条件情報等を情報処理装置1に
向けて出力する情報出力部51をも具備している。
【0053】そして、この決済情報に基づき決済が行な
われるが、ここで「決済を行う」とは、実際にユーザか
ら使用量に対する使用料金を徴収する行為を指し、セン
タ装置5が金融機関に対してユーザの有する金融機関口
座から前記使用量に対する決済金額の引き落とし処理を
依頼することなども含む。
【0054】以上のように構成された本実施形態のシス
テムを用いて、リース家電機器2を制御する工程につい
て説明する。
【0055】まず、制御判断に必要となるリース家電機
器2に関する契約条件情報を登録する工程について図8
を参照しながら説明する。
【0056】ユーザとリース家電機器2を貸し出す貸出
者との間で契約が結ばれると、センタ装置5は、通信網
4を介してユーザの家庭に設置された情報処理装置1に
向けて契約条件情報を送信する(ステップS1)。そし
て、この契約条件情報を受信した情報処理装置1は、そ
の契約条件情報を情報蓄積部17へと蓄積し(ステップ
S2)、その後、家庭に設置されているリース契約が結
ばれたリース家電機器2を検索する(ステップS3)。
【0057】この情報処理装置1からの検索信号を受信
したリース家電装置2は、検索信号に応答して情報蓄積
部24から自己のリース家電機器情報を情報処理装置1
に向けて送信する(ステップS4)。
【0058】情報処理装置1は、そのリース家電機器情
報とセンタ装置5から送信されてきた契約条件情報とが
一致することを確認し、その情報を再び情報蓄積部17
へと蓄積する(ステップS5)。そして、その後確認結
果をセンタ装置5及び契約が結ばれたリース家電機器2
に送信する(ステップS6)。
【0059】リース家電機器2は、この確認情報を受信
すると、その内容を報知部23へと表示する(ステップ
S7)。一方、確認結果を受信したセンタ装置5は、そ
の照合の結果を確認して(ステップS8)、その後再び
その確認結果を情報処理装置1へと送信する(ステップ
S9)。
【0060】この確認結果情報を受信した情報処理装置
1は、その結果を記憶する(ステップS10)と共に、
その結果情報をリース家電機器2に送信する(ステップ
S11)。リース家電機器2は、この確認情報を受信す
ると、その結果をユーザに知らせてリース家電機器2の
使用を開始できるように、その内容を報知部23へと表
示する(ステップS12)。
【0061】次ぎに、具体的なリース家電機器2の制御
工程について説明する。
【0062】制御されるリース家電機器2には、連続使
用を前提とするリース家電機器2Aとして冷蔵庫2
(a)を、使用する時にのみ電源を入れるような不連続
使用を前提とするリース家電機器2Bとしてエアコン2
(d)を例に挙げている。
【0063】これら2種類のリース家電機器2A、2B
について、リアルタイムに課金及び制御を行う工程につ
いて、図9を参照して以下に説明する。
【0064】連続使用される冷蔵庫2(a)は、常に電
源がONになっているため、使用情報計数部21を用い
て自己の使用量、使用時間または使用機能等の使用情報
を常に計数している(ステップS101)。そして、例
えば一時間に一回程度の間隔で定期的に情報処理装置1
から送信されてくる(ステップS102)使用情報の要
求に応じて、それまでに蓄積しておいた使用情報を自己
の機器情報と共に情報処理装置1へと送信する(ステッ
プS103)。
【0065】一方、不連続使用を前提とするエアコン2
(d)は、不使用時には電源がOFFにされているた
め、情報処理装置1からの使用情報の要求時に電源がO
FFになっていると、その要求に対応できない(ステッ
プS104)。そして、ユーザが、エアコン2(d)を
使用するために電源をONにすると、(ステップS10
5)、情報処理装置1から使用情報を要求されているタ
イミングではなくても、即座に自己の機器情報と共に使
用情報を情報処理装置1へと送信する(ステップS10
6)。
【0066】冷蔵庫2(a)やエアコン2(d)からの
使用情報を受信した情報処理装置1は、その使用情報を
記憶し(ステップS107)、家電機器制御部15を用
いて、使用情報を送信してきた個々のリース家電機器2
に関する契約条件情報を情報蓄積部17より読み出す。
そして、その契約条件情報と使用情報とを照合し、その
照合結果に基づいて制御内容を判断する(ステップS1
08)。具体的には、使用情報と契約条件情報との照合
結果が一致していない場合には、特定の制御、つまり、
その不一致な照合結果の事由に応じてリース家電機器2
の電源をOFFにして使用を停止させる他、使用できる
機能を制限する、照合結果を報知する、リース家電機器
2の使用情報を記憶する、リース家電機器2に設けた一
定の記憶容量がいっぱいになった時点で使用を停止させ
る、課金方法情報を変更するなどの制御を行う。尚、照
合結果が一致していれば、そのまま使用を継続する使用
許可を与える制御としても良い。
【0067】そして、その制御情報をリース家電機器2
に向けて送信する(ステップS109)。
【0068】この制御情報を受信したリース家電機器2
は、各種機能制御部22を用いてその制御情報に応じた
制御を行う。つまり、この制御情報を受信した冷蔵庫2
(a)は、照合結果が一致している場合にはそのまま使
用を継続し、照合結果が一致しない場合には電源がユー
ザの意図に関わらず自動的にOFFになる、冷蔵庫2
(a)や他の機器、例えば情報処理装置1、センタ装置
5に報知し、使用情報の記録を取るなど、特定の制御を
行う(ステップS110)。
【0069】一方、エアコン2(d)は、照合結果が一
致している場合には、その報知部に「使用できます」な
どの使用を許可する情報を表示し、ユーザはそのリース
家電機器2の使用を開始することができる。また、照合
結果が一致しない場合には、使用は許可されずに、特定
の制御が成される(ステップS111)。尚、この照合
結果が一致しなかった際に、「使用できません」など使
用を許可しない旨の情報を表示するほか、その不一致の
照合結果を表示し原因をユーザに知らせても良い。そし
て、エアコン2(d)の使用が終了すると(ステップS
112)、エアコン2(d)は、それまでの使用情報を
情報処理装置1へ向けて送信する(ステップS11
3)。
【0070】このエアコン2(d)や冷蔵庫2(a)か
ら使用情報を受信した情報処理装置1は、その使用情報
に基づいて課金情報を算出する(ステップS114)。
具体的には、各リース家電機器の課金方法情報を情報蓄
積部17から読み出すと共に、環境情報取得部13から
取得した季節や時間などの環境取得情報を考慮し、各々
の課金方法に基づいて使用料金を算出する。課金情報算
出要素としては、寒冷地方か暑い地方など、リース家電
機器2を使用した場所、使用した機器、使用した期間、
使用した時間帯、使用した総時間、使用した回数、使用
した機器の機能、消費した電力量、リース家電機器2の
現在までの使用履歴(過去のユーザにより使用された時
間も含めた総使用時間等)、リース又はレンタル履歴
(例えば、何件のユーザ先を移転したか)、外部との送
受信したデータ量(例えば、リース家電機器2からイン
ターネット等に送信した場合などでリース家電機器2か
らセンタ装置5に送信した使用情報、リース家電機器2
のソフトウエアをダウンロードした場合などでセンタ装
置5からリース家電機器2に送信したソフト変更情報な
ど)、課金の請求先(例えば電力会社、リース家電機器
2の製造メーカ等)などを総合的に勘案して定められ
る。このように算出された課金情報は、ユーザ情報や機
器情報と共にセンタ装置5へと出力される(ステップS
115)。
【0071】この課金情報を受信したセンタ装置5は、
その課金情報に基づいて月末など定期的に決算を行う
(ステップS116)。詳述すると、情報処理装置1か
ら、送信されてきた前記課金情報を課金情報取得部53
が取得すると、決済情報算出部52は、その課金情報で
識別されるユーザと関連付けられて格納されている決済
金融機関情報等をユーザ情報蓄積部54から取得する。
そして、所定の方法により、決済情報を算出しその情報
を蓄積する。このように算出された決済情報を基に、セ
ンタ装置5が金融機関に対してユーザの有する金融機関
口座から使用料金の引き落として決済を実行する。
【0072】一方、情報出力装置1からセンタ装置5へ
向けての課金情報の出力が正常に終了しなかった場合に
は(ステップS117)、リース家電機器2に特定の制
御を行うために、制御情報を送信する(ステップS11
8)。
【0073】この制御情報を受信した冷蔵庫2(a)や
エアコン2(d)は、その制御情報に基づいて電源を切
り使用を停止するなど、特定の制御が成される(ステッ
プS119、120)。
【0074】以上は、リアルタイムに使用情報の通信を
行ってリース家電機器2の制御を行う工程について説明
したが、次ぎに非リアルタイムに使用情報の通信を行っ
てリース家電機器2の制御を行う工程について図10、
図11を参照して説明する。
【0075】連続使用を前提とする冷蔵庫2(a)は同
じステップを通るため、不連続使用を前提とするエアコ
ン2(d)について説明する。
【0076】情報処理装置1から使用情報の要求が成さ
れた場合に(ステップS102)、エアコン2(d)の
電源がOFFになっているときには(ステップS13
0)、使用情報を送信しない。そして、使用に際してエ
アコン2(d)の電源がONにされると(ステップS1
31)、その際にも使用情報を送信せずにそのまま使用
を開始できる(ステップS132)。そして使用が開始
されると、その使用に応じた使用情報を使用情報計数部
21を用いて逐次計数していく(ステップS133)。
また、使用を終了すると(ステップS134)、その使
用情報を記憶した後(ステップS135)、電源をOF
Fにする(ステップS136)。そして、次ぎに情報処
理装置1から使用情報の要求が来た際に(ステップS1
02b)それまで蓄積しておいた使用情報を情報処理装
置1へと送信する(ステップS137)。
【0077】以下のステップは、リアルタイム制御と同
様であるので省略する。
【0078】また、使用を継続していると、初期に設定
した課金方法情報や、契約条件情報を変更したい場合が
ある。そこで、センタ装置5からその変更情報に基づい
て課金方法情報や契約条件情報を書き換える際の工程に
ついて図12を参照して説明する。
【0079】契約条件情報や課金方法情報の変更が生じ
ると、センタ装置5はその変更を必要とするリース家電
機器2を検索し(ステップS201)、変更情報のダウ
ンロードを必要とするリース家電機器2と接続された情
報処理装置1へ向けて変更が必要なリース家電機器2に
関する機器情報を含む変更情報を送信する(ステップS
202)。
【0080】その変更情報を受信した情報処理装置1
は、ダウンロードした変更情報を記憶して、情報蓄積部
17に格納された契約条件情報または課金方法情報を書
き換える(ステップS203)。次ぎに、その変更情報
を必要とするリース家電機器2を選定し、該当するリー
ス家電機器2に変更情報を送信する(ステップS20
4)。
【0081】冷蔵庫2(a)などは常時電源が入った状
態になっているため、その変更情報を受信するとすぐに
変更情報を記憶し(ステップS205)、変更が完了し
た旨を情報処理装置1に向けて送信する(ステップS2
06)。そして、ソフトを変更すると(ステップS20
7)、変更情報をユーザに知らせるべく報知部23へと
その内容を表示する(ステップS208)。
【0082】一方、不連続使用を前提とするエアコン2
(d)などは、常には電源が入っていないため、電源を
入れた段階で(ステップS209)情報処理装置1に機
器情報と共に変更情報を要求する(ステップS21
0)。すると、その要求情報に応じて情報処理装置1は
該当する変更情報を読み出し、要求情報の送信元である
エアコン2(d)に変更情報を送信する(ステップS2
11)。
【0083】変更情報を受信したエアコン2(d)は、
前述の冷蔵庫2(a)と同様に、変更情報を記憶し(ス
テップS212)、変更が完了した旨を情報処理装置1
に向けて送信する(ステップS213)。そして、ソフ
トを変更すると(ステップS214)、変更情報をユー
ザに知らせるべく報知部23へとその内容を表示する
(ステップS215)。尚、変更情報の受信中に電源を
OFFにして受信が完了しなかった場合になどは、再び
電源を入れた際に情報処理装置1から変更情報が送信し
直される。
【0084】一方、変更が完了した完了情報を受信した
情報処理装置1は、その内容を記憶し(ステップS21
6)、変更が完了した旨を知らせる、変更情報を送信し
てきたセンタ装置5へと完了情報を送信する。(ステッ
プS217)。
【0085】そして、その完了情報を受信したセンタ装
置5は、完了情報を記憶して(ステップS218)一連
の情報変更工程を終える。
【0086】次ぎに、故障時または停電や通信障害によ
りリース機器2と情報処理装置1との通信、情報処理装
置1からセンタ装置5との通信が行えない時などには通
常と異なる対処が必要になる。その際に行われる工程に
ついて図13を参照して以下に説明する。
【0087】このような工程を踏む使用状況としては、
ユーザから故障情報が発呼された場合や、情報処理装置
1が過去のリース家電機器2に関する使用履歴を参照し
て学習した使用パターンを参照し、使用しない時間があ
まりに長時間であると判断した場合、周囲の気温が異常
な場合、停電や通信障害によりリース機器2と情報処理
装置1との通信、情報処理装置1からセンタ装置5との
通信が行えないなどが挙げられる。その他、異常な使用
状況ではない場合にこのような工程を踏むこともある。
例えばリース家電機器2を自動的にメンテナンスするた
めに、使用時間が100時間などの一定時間を超えた時
点で使用状況を発呼するようにしても良い。
【0088】このような使用状況は、外部出力を許可す
る使用状況として情報処理装置1の情報蓄積部17に蓄
積されている。
【0089】リース家電機器2は、上述のような使用状
況が発生すると(ステップS301)、その内容、例え
ば「故障内容は、・・・です。ただ今通報中です。」な
どの発生した使用状況をユーザに知らせる内容を報知部
23へと表示する(ステップS302)。そして、リー
ス家電機器2にて発生した使用状況の内容が識別できる
情報と共に、そのリース家電機器2に関する使用情報を
情報処理装置1へ向けて送信する(ステップS30
3)。なお、停電などにより通信が行えない場合には、
通信復帰後に送信する。
【0090】使用情報等を受信した情報処理装置1は、
その内容を表示し(ステップS304)、使用情報を記
憶する(ステップS305)。そして、発生した使用状
況に応じて情報蓄積部に蓄積された外部出力先情報を参
照して外部出力先を判断し、適切な出力先、例えばセン
タ装置5や電力会社6、リース家電機器製造メーカ6、
天気予報会社6へとリース家電機器2の使用情報を送信
する(ステップS306)。
【0091】使用情報を受信したセンタ装置5や電力会
社6などは、その内容を表示すると共に(ステップS3
07a、ステップS307b)、発生した使用状況や使
用情報を受信した旨を知らせるため、応答情報を情報処
理装置1へと送信する(ステップS308a、ステップ
S308b)。
【0092】応答情報を受信すると、情報処理装置1は
その応答情報を表示し(ステップS309)、故障など
が発生したリース家電機器2に応答情報を送信する(ス
テップS310)。
【0093】そして、リース家電機器2は、ユーザに知
らせるべく「通報しました」などの応答情報を報知部2
3へ表示する。
【0094】以上のように、リース家電機器2に関する
課金方法情報と、この機器の使用情報とを照合し、その
照合結果に基づいて課金情報を算出及び出力し、課金情
報の出力が正常に終了しなければ、リース家電機器2に
対して特定の制御を行うことにより、料金を徴収できな
い恐れがある不正使用を的確に防止し、料金を徴収し損
なうことなくリース家電機器2の使用に対して正確な課
金する事ができる。
【0095】また、リース家電機器2の使用情報に関す
る外部出力先を示す外部出力先情報を有し、故障や長時
間の使用など予め定められたリース家電機器2の使用状
況に応じてリース家電機器2の使用情報を前記外部出力
先に出力することにより、その使用状況に応じた適切な
対応を素早く取ることができる。
【0096】更に、リース家電機器2に関する課金方法
情報を通信又は情報記憶媒体を用いて外部より取得する
ことで、課金方法情報などが変更された場合にも容易に
対応することが可能となる。加えて、リース家電機器2
に関する課金方法情報を、このリース家電機器2毎又は
時間毎に異なる設定をすることにより、よりきめ細やか
な課金を実現できる。
【0097】なお、本発明における構成は、以上説明し
たものに限定されないのは勿論である。例えば、本実施
の形態で情報処理装置1が担っている役割をセンタ装置
5が兼ねても良い。また、制御されるリース家電機器2
自体にその役割を担わせてリース家電機器2単体で制御
を行っても良い。その他、ユーザの家庭内に複数設定さ
れているリース家電機器2の中の一つにその役割を担わ
せても良い。
【0098】更に、本実施の形態でセンタ装置5が担っ
ている役割を情報処理装置1、または、制御されるリー
ス家電機器2自体にその役割を担わせて良い。その他、
ユーザに複数設定されているリース家電機器2の中の一
つにその役割を担わせることも考えられる。
【0099】また、本実施の形態においては、リース家
電機器2について説明したが、ユーザが所有するパーソ
ナルコンピュータ(PC)などをリース家電機器2のよ
うに登録しモデム3や家庭内のネットワーク4を利用し
てユーザが外部との通信(例えばインターネット閲覧な
ど)を行っても良い。具体的には、図1、図14に示す
ように、家庭に設置された情報処理装置1に登録したい
自己所有機器であるPC2(g)を接続して情報処理装
置1へと登録要求を送信する(ステップS401)。こ
の際には、識別情報や機能情報などを含む機器情報を同
時に送信する。この要求情報を受信した情報処理装置1
は、その機器情報を記憶した後(ステップS402)、
その機器情報及び登録を要求する旨の情報をセンタ装置
5へと送信する(ステップS403)。以下は、リース
家電機器2を登録する際と同様のステップにより登録が
完了する。
【0100】この自己所有機器に関する課金方法として
は、モデム3を通過したデータ量に応じて課金しても良
いし、定額制としても良い。また、他のリース家電機器
2に悪影響を及ぼさないように契約条件として通信量に
上限を設けることも考えられる。更に、リース家電機器
2が複数の家庭で使用されるという二重登録を防ぐた
め、センタ装置5は新たに登録する機器が既に他の家庭
で登録されていないかを判定し、既に登録されている場
合にはその旨をセンタ装置5や該当家庭の情報処理装置
1、リース家電機器2に報知すること、ペナルティの課
金を課することも有用である。
【0101】更に、一定の使用状況が発生すると外部に
そのリース機器2に関する使用情報を出力することとし
ているが、例えばその外部出力した事由をを課金情報算
出要素として組み入れ課金方法を変更しても良い。つま
り、例えばエアコン2(d)で測定した外気気温や湿度
の情報を天気予報会社6に送ると、協力金として課金が
10%安くなるとか、電力会社6にエアコン2(d)の
電力使用量に関する使用情報を送る、製造メーカ6にエ
アコン2(d)の使用情報を送ると協力金として課金が
10%安くなるようにしてもよい。(4) また、停電や通信障害によりリース機器2と情報処理装
置1との通信、情報処理装置1からセンタ装置5との通
信が行えない場合に備えて、リース家電機器2に一定の
記憶容量を持つ記憶部を備えておいても良い。
【0102】なお、本実施の形態においてはモデム3で
説明したが、ゲートウエイなど家庭外部と家庭内部との
ネットワーク4を接続する通信装置であればよい。ま
た、モデム3や情報処理装置1をリースする形態、すな
わちモデム3や情報処理装置1をリース家電機器2に含
めても良い。
【0103】その他の構成も本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で種々変形が可能である。
【0104】
【発明の効果】本発明は、リース又はレンタル機器に関
する課金方法情報と、この機器の使用情報とを照合し、
その照合結果に基づいて課金情報を算出及び出力し、課
金情報の出力が正常に終了しなければ、リース又はレン
タル機器に対して特定の制御を行うことにより、料金を
徴収できない恐れがある不正使用を的確に防止し、料金
を徴収し損なうことなくリース又はレンタル機器の使用
に対して正確な課金する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシステム概念図。
【図2】同実施形態で用いる情報処理装置のハードリソ
ースを示す図。
【図3】同実施形態における機能ブロック図。
【図4】同実施形態で用いる情報処理装置に設けた情報
蓄積部のメモリマップ。
【図5】同実施形態で用いる機器のハードリソースを示
す図。
【図6】同実施形態で用いる機器の使用情報取得工程を
示す図。
【図7】同実施形態で用いるセンタ装置のハードリソー
スを示す図。
【図8】同実施形態に係る機器を登録する工程を示す
図。
【図9】同実施形態に係る機器を制御する工程を示す
図。
【図10】同実施形態に係る機器を制御する前半工程を
示す図。
【図11】図10に示す機器を制御する後半工程を示す
図。
【図12】同実施形態に係る機器の契約条件情報または
課金方法情報を変更する工程を示す図。
【図13】同実施形態に係る使用情報を外部出力する工
程を示す図。
【図14】他の実施形態に係る自己所有の機器を登録す
る工程を示す図。
【符号の説明】
1・・・情報処理装置 2・・・リースまたはレンタル機器(リース家電機器) 2(a)・・・リースまたはレンタル機器(冷蔵庫) 2(b)・・・リースまたはレンタル機器(掃除機) 2(c)・・・リースまたはレンタル機器(電子レン
ジ) 2(d)・・・リースまたはレンタル機器(エアコン) 2(e)・・・リースまたはレンタル機器(電子オルガ
ン) 2(f)・・・リースまたはレンタル機器(乾燥機) 5・・・センタ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 康男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リース又はレンタル機器に関する課金方法
    情報と、この機器の使用情報とを照合し、その照合結果
    に基づいて課金情報を算出及び出力し、課金情報の出力
    が正常に終了しなければ、リース又はレンタル機器に対
    して特定の制御を行うことを特徴とするリース又はレン
    タル機器の制御方法。
  2. 【請求項2】リース又はレンタル機器に関する課金方法
    情報と、この機器の使用情報とを照合し、その照合結果
    に基づいて課金情報を算出及び出力し、課金情報の出力
    が正常に終了しなければ、リース又はレンタル機器の使
    用を停止させる、使用できる機能を制限する、正常に終
    了していないことを報知する、課金方法情報を変更する
    の内、少なくとも一つを行うことを特徴とする請求項1
    記載のリース又はレンタル機器の制御方法。
  3. 【請求項3】リース又はレンタル機器に関する課金方法
    は、使用した場所、使用した機器、使用した期間、使用
    した時間帯、使用した総時間、使用した回数、使用した
    機器の機能、消費した電力量、機器の現在までの使用履
    歴、リース又はレンタル履歴、外部との送受信したデー
    タ量、課金の請求先の内、少なくとも一つを課金情報算
    出要素とすることを特徴とする請求項1又は2記載のリ
    ース又はレンタル機器の制御方法。
  4. 【請求項4】リース又はレンタル機器の使用情報に関す
    る外部出力先を示す外部出力先情報を有し、予め定めら
    れた機器の使用状況に応じて機器の使用情報を前記外部
    出力先に出力することを特徴とする請求項1乃至3記載
    のリース又はレンタル機器の制御方法。
  5. 【請求項5】リース又はレンタル機器に関する課金方法
    情報を通信又は情報記憶媒体を用いて外部より取得する
    ことを特徴とする請求項乃至4記載のリース又はレンタ
    ル機器の制御方法。
  6. 【請求項6】リース又はレンタル機器に関する課金方法
    情報を、この機器毎又は時間毎に異なる設定をすること
    ができることを特徴とする請求項1乃至5記載のリース
    又はレンタル機器の制御方法。
  7. 【請求項7】リース又はレンタル機器に関する課金方法
    情報と、この機器の使用情報とを照合し、その照合結果
    に基づいて課金情報を算出及び出力し、課金情報の出力
    が正常に終了しなければ、使用を停止する、使用できる
    機能を制限する、正常に終了していないことを報知す
    る、課金方法の変更するの内、少なくとも一つを行うこ
    とを特徴とするリース又はレンタル機器。
  8. 【請求項8】リース又はレンタル機器に接続されると共
    に、この機器を制御する情報処理装置において、 リース又はレンタル機器に関する課金方法情報と、この
    機器の使用情報とを照合し、その照合結果に基づいて課
    金情報を算出及び出力し、課金情報の出力が正常に終了
    しなければ、リース又はレンタルされるの機器使用を停
    止する、使用できる機能を制限する、正常に終了してい
    ないことを報知する、課金方法の変更するの内、少なく
    とも一つを行うことを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】リース又はレンタル機器と、この機器に接
    続されると共にこの機器を制御する情報処理装置と、こ
    の情報処理装置に接続されるセンタ装置とを具備する機
    器のリース又はレンタルシステムにおいて、 リース又はレンタル機器に関する課金方法情報と、この
    機器の使用情報とを照合し、その照合結果に基づいて課
    金情報を算出及び出力し、課金情報の出力が正常に終了
    しなければ、リース又はレンタルされるの機器使用を停
    止する、使用できる機能を制限する、正常に終了してい
    ないことを報知する、課金方法の変更するの内、少なく
    とも一つを行うことを特徴とする機器のリース又はレン
    タルシステム。
  10. 【請求項10】コンピュータに、請求項1乃至6記載の
    方法の一部又は全部を実施させるためのリース又はレン
    タル機器の制御プログラム。
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