JP2005265286A - 空気調和機管理システム、空気調和機販売事業者サーバ、空気調和機管理方法及び空気調和機管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 室外機20のデータ測定手段22でガスエンジン21のエンジン回転数、エンジン発停止回数、運転時間が測定される。空気調和機販売事業者サーバ40で、それらエンジン回転数、エンジン発停止回数、運転時間が受信され、空気調和機の使用料金等が算定される。さらに、空気調和機における異常の発生の有無が確認されると、メンテナンス端末70へ運転異常情報が送信される。
【選択図】 図1
Description
この空気調和機は、冷媒を圧縮し、循環させるコンプレッサの動力源により、例えば、ガスエンジンヒートポンプエアコン(GHP)、灯油ヒートポンプエアコン(KHP)、電気式ヒートポンプエアコン(EHP)などに分類できる。
これらのうち、GHPは、室外機内に設けられた冷媒循環用コンプレッサを、LPガスや都市ガスなどを燃料とする内燃機関(ガスエンジン)で駆動し、ヒートポンプ運転で冷暖房を行う空調システムである。
こうしたメリットを活かして、GHPは、近年では、事務所・学校・店舗・病院などのいわゆる業務用用途を中心に数多く採用されている。
ここで、従来、LPガス販売店は、各需要家を巡回してガスメータの検針を行っていたことから、業務負担が大きかった。そこで、近年では、ガス使用量の自動検針を行い、この自動検針で得られたガス使用量データをLPガス販売店に設置された端末で定期的かつ自動的に受信できるシステムが構築されるようになった(例えば、特許文献1参照。)。
具体的には、運転状態検知手段により、運転状態でのエンタルピー差算出手段と、冷凍サイクルの効率算出手段と、電動膨張弁開度判定手段からの各空調機室内機の冷媒循環量で圧縮機総冷媒循環量を按分して求めた各空調機室内機の冷媒循環量から各空調機室内機の冷媒流量算出手段とを備え、これら手段により各空調機室内機での使用空調熱量を算出し、これに契約書で決められた使用熱量単価を乗じて使用料金を算出する方法としていた。
例えば、需要家は、最初に空気調和機を購入しなければならず、ここで多額の費用負担が発生していた。
さらに、リース期間中は、空気調和機販売事業者が空気調和機の使用時間等を把握し、需要家が空気調和機を使用した分だけ精算(費用負担)する料金体系とすることで、初期投資だけでなくリース期間中においても需要家の経済面での負担を軽減できる。このことから、空気調和機販売事業者は、経済性の優れた空気調和機を需要家に提供できる。
例えば、室外機等の運転に関するデータが、空気調和機販売事業者サーバにもLPガス販売店端末にも送信されるシステムにおいては、それら送信のための通信回線の接続・利用がそれぞれに必要となってコストがかかる。また、空気調和機販売事業者サーバとLPガス販売店端末とのそれぞれで実行されたデータ処理の演算結果をそれら空気調和機販売事業者サーバとLPガス販売店端末との間で相互通信(情報交換)することとすれば、データ管理が複雑となる。
すなわち、室外機等の運転時間や運転異常に関するデータが、空気調和機販売事業者サーバにもメンテナンス端末にも送信されるシステムにおいては、それら送信のための通信回線の接続等が必要となってコストがかかる。また、空気調和機販売事業者サーバとメンテナンス端末とのそれぞれで実行されたデータ処理の演算結果をそれら空気調和機販売事業者サーバとメンテナンス端末との間で相互通信することとすれば、データ管理が複雑となる。
また、上述した特許文献3に記載の「空気調和機のサービスシステム」においては、管理センターがメンテナンス依頼受付/手配を行なっているものの、空気調和機の使用料金の算定処理や課金処理は行っていないため、本発明と相違する。
空気調和機管理システムをこのような構成とすると、簡易な方法で空気調和機の使用料金を算定できる。これにより、コストの低減を図ることができ、しかも、需要家が理解し易い料金体系とすることができる。
空気調和機管理システムをこのような構成とすれば、エンジン回転数データに応じて空気調和機の使用料金が補正されるため、空気調和機の運転状態(負荷)を反映した料金を算定できる。
空気調和機管理システムをこのような構成とすると、エンジン発停止回数データに応じて空気調和機の使用料金が補正されるため、空気調和機の運転状態(負荷)を反映した料金を算定できる。
空気調和機管理システムをこのような構成とすれば、リモコンの表示部分に、空気調和機の使用料金だけでなく、空気調和機の使用時間も表示させることができる。これによっても、需要家に対し、省エネルギーの意識を喚起させることができる。
しかも、需要家による空気調和機の管理負担が軽減されることから、空気調和機販売事業者としては、経済性や利便性に優れた空気調和機を需要家に提供できる。
同図は、本実施形態の空気調和機管理システムの構成を示すブロック図である。
同図に示すように、空気調和機管理システム1は、室内機10−1〜10−nと、室外機20と、リモコン30と、空気調和機販売事業者サーバ40と、燃料販売店端末60と、メンテナンス端末70とを備えている。
なお、室内機10、室外機20、リモコン30を含む空調システムを「空気調和機」という。
この室内機10には、図2に示すように、室内機熱交換器11が設けられている。室内機熱交換器11は、冷房の場合は、「低温・低圧の液体」で室外機20から送られてきた冷媒を蒸発させて「低温・低圧の気体」にする。この時、まわりの空気から熱を奪うため、ここに送風することで、冷たい風となって冷房できる。
一方、暖房の場合、室内機熱交換器11は、室外機20から「高温・高圧の気体」で送られてきた冷媒を凝縮して液化する。この時、熱を放出するため、温風となって暖房できる。
また、図1においては、室内機10を3台備えてあるが、3台に限るものではなく、1台や2台、あるいは4台以上備えてもよい。
ガスエンジン21は、コンプレッサ25の動力源であって、燃料であるガス(LPガスあるいは都市ガス)が外部から供給されている。なお、GHPの場合はガスエンジンが用いられるが、KHPの場合は灯油エンジンが、EHPの場合は電気式モータがそれぞれ用いられる。
このデータ測定手段22は、運転に関するデータを取得することから「データ取得手段」の機能を有している。
なお、それらガスエンジン21の回転数、発停止回数、運転時間の測定方法は、特開平9−236307号公報「ガスエンジンヒートポンプ型空調装置の遠隔監視装置」に記載の測定技術により実現可能である。
さらに、データ受伝送手段23は、空気調和機販売事業者サーバ40から、空気調和機使用時間データや料金データなどを受信する。そして、これら空気調和機使用時間データや料金データなどをリモコン管理手段24へ送る。
例えば、冷房の場合、室内機10から送られてきた「低温・低圧の気体」である冷媒がコンプレッサ25で圧縮され、「高温・高圧の気体」になる。次いで、室外機熱交換器26で外気によって凝縮され、熱を外に放出し「高温・高圧の液体」になる。さらに、膨張弁27を通って膨張し「低温・低圧の液体」となって、室内機10へ送られる。
なお、冷房における冷媒の流れと暖房における冷媒の流れは、四方弁28により切り替えられる。
ガス器具は、ガスを燃料として加熱や保温などを行う器具であって、例えば、給湯器、コンロ、炊飯器などがある。
ガスメータは、LPGバルク貯槽(又はボンベ)の内部の流量にもとづいて液化ガス使用量を検出し、さらに積算した値を検針値として記憶する。この検出し又は記憶された液化ガス使用量は、LPガス販売店がガス使用料金を算出する際に使用される。
操作部31は、室内機10の運転・停止(電源)、温度設定、暖房・冷房・送風・ドライなどの操作が行われる部分であって、ボタンやスイッチなどにより構成されている。なお、それら以外にも、例えば、タイマ設定、風速、送風口選択などの選択・設定操作を行うためのボタン等を設けることもできる。
また、送受信部32は、操作部31での操作内容を室外機20のリモコン管理手段24へ送信する。
また、表示部33は、空気調和機使用時間データや料金データなどを表示する。これらデータの表示例を、図5に示す。
同図(a)は、空気調和機の使用時間(ご利用時間)を数値とグラフとで示したものである。数値については、先月と今月の利用時間を並べて表示してある。グラフについては、1日ごとの利用時間の履歴を棒グラフで示してある。
同図(c)は、空気調和機の使用料金(ご利用料金)を数値とグラフとで示したものである。数値については、先月と今月の利用料金を並べて表示してある。グラフについては、1日ごとの利用料金の履歴を棒グラフで示してある。
これら空気調和機の使用時間や使用料金などをリモコン30に表示させることにより、需要家に対して省エネルギーの意識を喚起させることができる。
なお、これら使用時間や使用料金の表示の他、需要家に対して省エネルギーの意識を喚起させるようなメッセージを表示させることもできる。
記憶部35は、リモコン30の有する各種機能に関するデータ等を記憶する。例えば、操作部31での操作内容に関するデータ、送受信部32で送受信されるデータ、表示部33で表示されるデータなどが記憶される。
この空気調和機販売事業者サーバ40は、図6に示すように、記憶部41と、需要家側通信部42と、入力部43と、運転管理部44と、料金算定部45と、燃料販売店側通信部46と、料金管理部47と、メンテナンス端末側通信部48と、メンテナンス管理部49とを有している。
これらのうち、GHP機種情報は、各需要家にそれぞれ設置された空気調和機の種類(タイプ)や能力等に関する情報であって、例えば、需要家ごとの室内機・室外機の設置台数、それら設置された空気調和機の種類(○○型等)、空調能力(○○kW等)などが含まれる。
これら運転データ情報は、需要家ごと(一の需要家に複数の空気調和機が設置されているときは、それら空気調和機ごと)に集計して記憶することができる。また、所定時間又は所定期間ごと(例えば、1時間ごと、12時間ごと、1日ごと、1週間ごと、1月ごと、1年ごとなど)に集計して記憶することもできる。
運転異常には、例えば、冷媒空、エンジン冷却水空、エンジン過異常運転、エンジン始動失敗、エンジンストップなど多数ある。
それら運転異常の検出方法としては、次のような方法がある。
例えば、「冷媒空」については、ガスエンジン21の運転開始時において、高圧<0.15[MPa]かつ低圧スイッチOFFの場合に検出される。
また、「エンジン冷却水空」については、ガスエンジン21のエンジン水温過上昇で停止後、2分30秒経過時にエンジン水温90℃以上の場合に検出される。
これら運転異常は、室外機20のデータ測定手段22で検出され、その内容を示す運転異常データが、データ受伝送手段23を介して空気調和機販売事業者サーバ40へ送信されるようにすることができる。
GHP使用料金の算定に必要なデータには、例えば、GHP機種、GHP機種ごとに設定された料金単価、機種別補正係数、時間帯補正係数、標準(基準)エンジン回転数、エンジン発停止回数に関する係数(発停係数)などがある。
なお、記憶部41は、図9に示すように、ガス使用量を記憶することもできる。
この料金データは、例えば、所定時間又は所定期間ごと(例えば、1時間ごと、12時間ごと、1日ごと、1週間ごと、1月ごと、1年ごとなど)に集計して記憶することができる。
この料金データには、GHPの使用料金などが含まれる。
この運転時間データの送信時期を示す所定時間は、メンテナンス管理部49が、メンテナンス端末側通信部48を介してメンテナンス端末70へ運転時間データを送信するタイミングを示す時間である。
この運転時間データの送信時期を示す所定時間については、メンテナンス管理部49の説明のところで詳述する。
例えば、需要家側通信部42は、室外機20から送信されてきたエンジン回転数データ、エンジン発停止回数データ、運転時間データなどを受信する。
また、需要家側通信部42は、運転データ情報を室外機20へ送信する。なお、この送信された運転データ情報は、需要家のリモコン30に表示させることができる。
これら需要家側通信部42と室外機20との間で送受信されるデータは、需要家側通信部42と室内機10との間で送受信することもできる。
また、運転管理部44は、入力部43で入力されたGHP機種情報や運転データ情報を記憶部41へ送り記憶させる。
さらに、運転管理部44は、運転データ情報を記憶部41から取り出して需要家側通信部42へ送る。
空気調和機の使用料金の算定には、例えば、(1)室外機の運転時間にもとづく空気調和機の使用料金の算定、(2)エンジン回転数データによる補正を加味した使用料金の算定、(3)エンジン発停止回数データによる補正を加味した使用料金の算定、(4)時間帯ごとの使用料金の算定、(5)日ごとの使用料金の算定などがある。
室外機の運転時間にもとづく空気調和機の使用料金の算定は、例えば、次の式で算定できる。
使用料金=(室外機の運転時間)×(タイプごとの使用料金単価) ・・・(式1)
「タイプごとの使用料金単価」は、室外機のタイプにより定められた単価であって、例えば、「28kWタイプ:○○円/hr」や「56kWタイプ:□□円/hr」などのように定められている。
エンジン回転数データによる補正を加味した使用料金の算定は、例えば、次の式で算定できる。
ある時間における使用料金=単価×{(エンジン回転数×機種別補正係数×運転時間×時間帯補正係数)/標準(基準)エンジン回転数} ・・・(式2)
「機種別補正係数」は、COP(空調効率)などにより決められた補正係数である。
「時間帯補正係数」は、時間帯により決められた補正係数である。例えば、深夜時間帯は1より小さい値、昼間の時間帯は1より大きい値、それ以外の時間帯は1とすることができる。
例えば、13時から14時までの使用料金の算定を行うこととする。
13時から14時までのエンジン回転数は、同図に示すように、2,500[rpm]である。そして、「単価」を40円、「機種別補正係数」を0.9、「時間帯補正係数」を1.2、「標準エンジン回転数」を2,000[rpm]とすると、13時から14時までの使用料金は、次のように算定される。
40×{(2,500×0.9×1×1.2)/2,000}=54 ・・(式3)
これにより、13時から14時までの使用料金は54円であると算定できる。
エンジン発停止回数データによる補正を加味した使用料金の算定は、例えば、次の式で算定できる。
ある時間における使用料金=単価×(エンジン発停止回数に関する係数×時間帯補正係数) ・・・(式4)
「エンジン発停止回数に関する係数」は、例えば、エンジン発停止回数が「0回」の場合は「1」、「1回」の場合は「0.9」、「2回」の場合は「0.8」などのように、エンジン発停止回数が増えるほど小さな値となるように設定することができる。
「時間帯補正係数」は、時間帯により決められた補正係数である。例えば、深夜時間帯は1より小さい値、昼間の時間帯は1より大きい値、それ以外の時間帯は1とすることができる。
ここで、「単価」を40円、「エンジン発停止回数に関する係数」を0.9、「時間帯補正係数」を1.2とすると、この場合の使用料金は、次のように算定される。
40×(0.9×1.2)=43.2 ・・・(式5)
これにより、算定対象時間帯における使用料金は43.2円であると算定できる。
なお、「単価」は、燃料料金単価を含めた形で設定することも可能である。このような設定にすれば、燃料販売店における需要家への料金請求作業がより簡便となる。
料金算定部45は、図8に示すように、ある需要家に対する使用料金を時間帯ごとに算定し、さらに、これら時間帯ごとの使用料金を集計して一日分の使用料金を算定する。
同図は、エンジン発停止回数データによる補正を加味して使用料金を算定した結果を1日の使用料金に集計するためのテーブルである。
また、例えば、11時の時間帯においては、運転時間が「1」であり、発停係数(エンジン発停止回数に関する係数)が「0.9」であり、時間帯係数が「1.2」である。このため、11時の時間帯におけるGHP使用料金は「43.2円」となる。
このように時間帯ごとのGHP使用料金を算定し、これら時間帯ごとの使用料金を集計することにより一日分の使用料金を算定することができる。
料金算定部45は、図9に示すように、ある需要家に対する使用料金を日ごとに算定し、さらに、これら日ごとの使用料金を集計して一ヶ月分の使用料金を算定する。
同図は、需要家Aにおける日ごとのGHP使用料金、一ヶ月分のGHP使用料金、一ヶ月分のガス料金を表したテーブルである。
例えば、燃料販売店側通信部46は、料金データを燃料販売店端末60へ送信する。
この料金データの送信の時期は、予め決めておくことができ、例えば、当月分の料金データについて翌月1日に送信するようにしておくこともできる。
例えば、メンテナンス端末側通信部48は、運転時間データや運転異常情報をメンテナンス端末70へ送信する。
運転時間データは、保守点検や部品交換等の時期を判断する際に用いられるデータであるため、運転管理部44は、その運転時間データが所定時間に達した時点でメンテナンス端末70へ送信される。具体的には、例えば、部品交換の時期が「5000時間使用された時」と決められている場合は、運転時間データが5000時間に達した時点で送信することができる。
この運転時間データは、空気調和機販売事業者から機器メーカ又はメンテナンス事業者へ、空気調和機の保守点検や部品交換を依頼する文書とともに送信することができる。
また、運転時間データの送信時期を示す所定時間は、任意の時間を設定でき、また、複数設定することもできる。
さらに、運転時間データの送信時期を示す所定時間は、記憶部41に記憶させておくことができる。
さらに、メンテナンス管理部49は、運転異常情報にもとづいて、需要家別、内容別、地域別、時間帯別等の異常発生件数及び頻度を集計することができる。
表示部50は、記憶部41に記憶されている各データ、需要家ごとの空気調和機の使用状況、空気調和機の異常発生状況などを表示する。
その記憶された料金データは、LPガス販売店が、各需要家に対してGHP使用料金の支払を請求する際に用いられる。なお、LPガス販売店は、需要家からGHP使用料金やLPガス使用料金の支払を受けると、それらのうちGHP使用料金を空気調和機販売事業者へ支払う。
その記憶されたデータのうち、運転時間データは、機器メーカ又はメンテナンス事業者が各需要家の空気調和機の保守点検や部品交換を行う時期を判断するときに用いられる。
一方、運転異常データは、機器メーカ又はメンテナンス事業者が、異常が発生した空気調和機を特定し、異常の内容を把握し、対応策を検討するなどの際に用いられる。
エンジンオイルの補充・交換、オイルフィルタの交換、ブローバイフィルタエレメントの交換、点火プラグの交換、エアエレメントの交換、圧縮機ベルトの点検・交換、冷却水量の点検・補充、クーラント強化剤の追加、エンジンオイルの漏れの点検、冷却水漏れの点検、排気ガス漏れの点検、圧縮機の点検、冷媒漏れの点検、運転異常音の点検、バルブかみ込み予防、ガスホースの交換などがある。
これら点検・交換の時期としては、例えば、所定年数(例えば、5年)経過あるいは所定の運転時間(例えば、10,000時間)経過のどちらか早い方に達した場合とすることができる。
同図は、本実施形態の空気調和機管理方法の処理手順を示す動作手順図である。
なお、空気調和機販売事業者サーバ40の記憶部41には、入力部43で入力されたGHP機種情報や運転データ情報が、運転管理部44を介し記憶部41へ送られて記憶されている。
それら測定されたエンジン回転数、エンジン発停止回数、運転時間がエンジン回転数データ、エンジン発停止回数データ、運転時間データとして、室外機20のデータ受伝送手段23から空気調和機販売事業者サーバ40へ送信される(ステップ11)。
空気調和機販売事業者サーバ40の料金算定部45において、記憶部41からGHP使用料金の算定に必要なデータ(例えば、エンジン回転数データ、エンジン発停止回数データ、運転時間データ、単価、各係数など)が取り出され、GHP使用料金が算定される(空気調和機使用料金算定処理、ステップ13)。
また、そのGHP使用料金が、所定の時期に、料金管理部47で記憶部41から取り出され、燃料販売店側通信部46を介して燃料販売店端末60へ送信される(ステップ14)。
そして、その記憶されたGHP使用料金にもとづき燃料販売店から需要家へGHP使用料金が支払請求され、さらにガス使用料金が支払請求される(ステップ16)。
なお、需要家から燃料販売店へGHP使用料金やガス使用料金が支払われると、それらのうちGHP使用料金が空気調和機販売事業者へ支払われる。
確認の結果、異常の発生が確認されたときは、その内容等を示す運転異常情報が、メンテナンス管理部49で生成され、メンテナンス端末側通信部48を介してメンテナンス端末70へ送信される(ステップ18)。
そして、その記憶された運転異常情報にもとづき、メンテナンス事業者等が、需要家の空気調和機に対してメンテナンス(点検・修理等)を行う(ステップ20)。
上記の実施形態におけるコンピュータ(室外機、空気調和機販売事業者サーバ、燃料販売店端末、メンテナンス端末)の各種機能(空気調和機管理機能)は、それらコンピュータの記憶部に記憶された空気調和機管理プログラムにより実現される。
これによって、空気調和機管理機能は、空気調和機管理プログラムとコンピュータとが協働することにより実現される。
外部記憶装置とは、CD−ROM等の記憶媒体を内蔵し、各装置に外部接続されるメモリ増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、たとえば、フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気ディスク等をいう。
さらに、コンピュータで空気調和機管理プログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有された空気調和機管理プログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードすることもできる。このダウンロードされた空気調和機管理プログラムも、CPUにより実行され、本実施形態の各装置の空気調和機管理機能を実現する。
この場合、室内機に臭気センサや粉塵センサなどを取り付け、室外機がそれらセンサから電気信号を受信して解析し、この解析結果を空気調和機販売事業者サーバへ送信する。空気調和機販売事業者サーバで、その解析結果にもとづき、保守点検・部品交換をすべき時期か否かを判断し、この判断結果をメンテナンス端末へ送信するようにすることができる。
また、粉塵センサとしては、粉塵(飛散したカビ)に光を当てたときの散乱光強度を測定する方式などがある。
また、室外機と空気調和機販売事業者サーバとの間を接続する通信回線は、特定の通信回線に限定されるものではなく、従来公知の任意好適な通信回線(有線、無線を含む)を利用することができる。
10−a〜10−n 室内機
20 室外機
21 ガスエンジン
22 データ測定手段
23 データ受伝送手段
24 リモコン管理手段
30 リモコン
33 表示部
40 空気調和機販売事業者サーバ
41 記憶部
42 需要家側通信部
44 運転管理部
45 料金算定部
46 燃料販売店側通信部
47 料金管理部
48 メンテナンス端末側通信部
49 メンテナンス管理部
60 燃料販売店端末
70 メンテナンス端末
Claims (11)
- 空気調和機販売事業者から販売及び/又は貸与されて需要家に設置された空気調和機と、この空気調和機のうちの室内機及び/又は室外機との間でデータの送受信を行う空気調和機販売事業者サーバとを備えた空気調和機管理システムであって、
前記空気調和機販売事業者サーバは、室内機及び/又は前記室外機の運転に関するデータにもとづいて、前記空気調和機の使用料金の算定、前記需要家への課金、保守管理に関するデータ処理を実行する
ことを特徴とする空気調和機管理システム。 - 前記室外機は、
前記室内機及び/又は前記室外機の運転に関するデータを取得するデータ取得手段と、
前記運転に関するデータを前記空気調和機販売事業者サーバへ送信するデータ受伝送手段とを有し、
前記空気調和機販売事業者サーバは、
前記運転に関するデータを受信する第一通信手段と、
前記運転に関するデータを記憶する記憶手段と、
前記運転に関するデータにもとづいて前記空気調和機の使用料金を算定する空気調和機使用料金算定手段と、
前記運転に関するデータにもとづいて前記保守管理に関するデータ処理を実行する保守管理データ処理手段とを有した
ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機管理システム。 - 前記空気調和機使用料金算定手段は、前記室外機の運転時間にもとづいて、前記空気調和機の使用料金を算定する
ことを特徴とする請求項2記載の空気調和機管理システム。 - 前記空気調和機使用料金算定手段は、前記室外機のエンジン回転数データにもとづき補正した前記空気調和機の使用料金を算定する
ことを特徴とする請求項2又は3記載の空気調和機管理システム。 - 前記空気調和機使用料金算定手段は、前記室外機のエンジン発停止回数データにもとづき補正した前記空気調和機の使用料金を算定する
ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の空気調和機管理システム。 - 前記空気調和機は、表示部を有したリモコンを備え、
前記空気調和機販売事業者サーバの前記第一通信手段は、前記空気調和機使用料金算定手段で算定された空気調和機の使用料金を前記室外機へ送信し、
前記室外機は、前記空気調和機の使用料金を前記リモコンへ送り表示させる
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気調和機管理システム。 - 前記室外機は、前記空気調和機の使用料金とともに前記空気調和機の使用時間を前記リモコンへ送り表示させる
ことを特徴とする請求項6記載の空気調和機管理システム。 - 機器メーカ及び/又はメンテナンス事業者に設置されるメンテナンス端末を備え、
前記空気調和機販売事業者サーバの第二通信手段は、前記運転時間に関するデータ及び/又は運転異常に関するデータを前記メンテナンス端末へ送信する
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の空気調和機管理システム。 - 空気調和機販売事業者から需要家に販売及び/又は貸与された空気調和機の室内機及び/又は室外機に通信接続された空気調和機販売事業者サーバであって、
前記室内機及び/又は前記室外機の運転に関するデータを前記室内機及び/又は前記室外機から受信する第一通信手段と、
前記運転に関するデータにもとづいて、前記空気調和機の使用料金を算定する空気調和機使用料金算定手段と、
前記運転に関するデータにもとづいて、保守管理に関するデータ処理を実行する保守管理データ処理手段とを備えた
ことを特徴とする空気調和機販売事業者サーバ。 - 空気調和機販売事業者から需要家に販売及び/又は貸与された空気調和機の使用料金の算定、保守管理に関するデータ処理のそれぞれを空気調和機販売事業者サーバで実行する空気調和機管理方法であって、
前記空気調和機販売事業者サーバが、前記空気調和機の室内機及び/又は室外機から前記室内機及び/又は前記室外機の運転に関するデータを受信するデータ受信処理と、
前記運転に関するデータにもとづいて、前記空気調和機の使用料金を算定する空気調和機使用料金算定処理と、
前記運転に関するデータにもとづいて、保守管理に関するデータ処理を実行する保守管理データ処理とを有した
ことを特徴とする空気調和機管理方法。 - 空気調和機販売事業者から販売及び/又は貸与されて需要家に設置された空気調和機の料金管理及び保守管理に関するデータ処理を空気調和機販売事業者サーバに実行させる空気調和機管理プログラムであって、
前記空気調和機の室内機及び/又は室外機から前記室内機及び/又は前記室外機の運転に関するデータを受信するデータ受信処理と、
前記運転に関するデータにもとづいて、前記空気調和機の使用料金を算定する使用料金算定処理と、
前記運転に関するデータにもとづいて、保守管理に関するデータ処理を実行する保守管理データ処理とを前記空気調和機販売事業者サーバに実行させる
ことを特徴とする空気調和機管理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004078319A JP2005265286A (ja) | 2004-03-18 | 2004-03-18 | 空気調和機管理システム、空気調和機販売事業者サーバ、空気調和機管理方法及び空気調和機管理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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