JP2003202790A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003202790A
JP2003202790A JP2002000542A JP2002000542A JP2003202790A JP 2003202790 A JP2003202790 A JP 2003202790A JP 2002000542 A JP2002000542 A JP 2002000542A JP 2002000542 A JP2002000542 A JP 2002000542A JP 2003202790 A JP2003202790 A JP 2003202790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
image
toner
forming body
developing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002000542A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Akita
宏 秋田
Kunio Shigeta
邦男 重田
Takenobu Kimura
丈信 木村
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2002000542A priority Critical patent/JP2003202790A/ja
Publication of JP2003202790A publication Critical patent/JP2003202790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温定着トナーを用いる場合での、廃トナー
回収経路におけるトナーパッキング現象の発生の防止を
図る画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 画像形成シーケンス開始時に、帯電手段
の帯電電圧の印加開始と同時かもしくはそれよりも早く
像露光手段による露光を開始し、帯電電圧の印加開始時
に帯電手段に対向している像形成体上の領域のうち最上
流の部分が、像露光手段の像露光位置に到達すると同時
かもしくはそれ以降に像露光手段による露光を停止し、
現像手段の現像バイアス電圧の印加開始を、露光停止の
瞬間に露光位置にあった像形成体上の部分が現像位置に
到達すると同時かもしくはそれ以前の所定の範囲以内で
行うことを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等の電子写真方式を用いる画像形成装置に関
し、特に現像剤に低温定着トナーを用いた場合での回収
トナーの廃トナー回収経路やリサイクル経路でのトナー
凝集を防止すると共に、定着性を良好とする画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、情報化時代の到来により、複写
機、プリンタ、ファクシミリ等の事務機の需要が急速に
増大し、今や該複写機等のより一層の高速化、高画質
化、無公害化等の特性と共に、省エネルギー化が要請さ
れるようになった。
【0003】上記複写機等の省エネルギー化には、トナ
ーの特性を改善することが必要であり、特に溶融温度を
低温とすると共に、オフセット現象に起因する画像不良
を発生させることのないトナーを用いることが重要であ
ることが分かってきた。このようなトナーとしては、軟
化点が90〜130℃であり、トナー結晶性物質および
無定形高分子を含む結着樹脂と、着色剤とを含有し、前
記結晶性物質は、DSCによる第一の昇温過程での吸熱
ピークが50〜130℃にあり、DSCによる第一の冷
却過程での発熱ピークが30〜110℃にあり、P1≧
P2となるような低温定着トナーが省エネルギーの要請
に応じ、また定着装置に使用したときにも、オフセット
現象に起因する画像不良を発生させることなく、定着性
を良好とさせるトナーとして、例えば特開2001−4
2564号公報等にて開示されている。
【0004】一方、従来より電子写真方式を利用した画
像形成装置として、回転駆動されるドラム状の感光体よ
りなる像形成体の表面を、例えばコロナ放電を用いる帯
電器よりなる帯電手段によって所定の極性(例えばマイ
ナス極性)に一様に帯電し、該感光体の表面を、例えば
レーザ光学系を用いる像露光手段によって像露光するこ
とにより静電潜像を形成し、感光体の表面電位と同じ極
性(例えばマイナス極性)に摩擦帯電されたトナーとキ
ャリア(キャリア極性はプラス極性)とからなる二成分
現像剤を用いる現像手段により、感光体の像露光領域に
トナーを付着させることにより、前記静電潜像を顕像化
させる反転現像方式の画像形成装置が広く利用されてい
る。ここで、感光体の像露光領域にトナーを付着させる
に際しては、感光体と前記現像手段の現像領域を介して
対向するよう配置された現像ローラ(現像剤担持体)
に、感光体の表面電位と同じ極性(例えばマイナス極
性)の現像バイアス電圧が印加される。
【0005】上記反転現像方式の画像形成装置において
前述した低温定着トナーを用いる場合、通常、静電潜像
の現像に供される感光体上の最大付着トナー量は0.3
〜0.6mg/cm2程度であることが一般的に確認さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近来各種の装置に対す
る一層の省エネ化が要請される中、最も電力を消費する
定着プロセスにおいて、低温で定着できるような上記の
如き低温定着トナーが実用段階を迎えているが、この低
温定着トナーは、従来のトナーよりも低温で溶融して定
着できる反面、装置内部の熱に対する耐久性が劣るとい
う欠点を抱えている。具体的には、感光体(像形成体)
上でクリーニングされたトナー(回収トナー)が収容さ
れるクリーナー部(像形成体クリーニング装置)や、該
像形成体クリーニング装置から回収トナーを廃トナー回
収容器に搬送される途中の廃トナー回収経路や、像形成
体クリーニング装置から回収トナーを直接現像器(現像
手段)に搬送或いは廃トナー回収容器を介して現像器に
搬送したりするトナーリサイクル方式の装置におけるリ
サイクル経路等は、画像形成装置の中でも特に熱の影響
を受けやすい場所であり、これらの場所でトナーが高温
にさらされると、トナーの流動性が極端に悪化し、廃ト
ナー回収経路やリサイクル経路内でトナーが凝集し、詰
まってしまう現象、いわゆるトナーパッキング現象が発
生することがしばしばあり、装置の故障に直結する重大
な問題となる。
【0007】即ち、現像に使用されるトナー極性をマイ
ナス極性とした場合での、回転される感光体上での感光
体の帯電電位と現像バイアス電圧の電位との印加状態の
従来の制御関係を図5に示すが、デジタル画像形成装置
の現像プロセスに多く用いられている反転現像方式にお
ける画像形成シーケンスにおいては、図5(A)に示す
ように、記録紙(転写材)上にトナー像が形成される感
光体のプリント領域に対して、記録紙上にトナー像を転
写しない領域において、現像バイアス電圧の印加領域と
帯電電圧の印加による回転される感光体の帯電電位との
領域とが略重なるように設定するが、画像形成シーケン
スの開始時と終了時とにおいて、高圧電源(帯電電圧も
しくは現像バイアス電圧)の立ち上がり時と立ち下がり
時とにおける、図に波形(a)で示す現像バイアス電圧
の印加時の立ち上がりや立ち下がりが急峻であるのに比
べて、図に波形(b)で示すように、帯電電圧の印加時
の感光体の帯電電位の立ち上がりや立ち下がりがなだら
かになってしまうので、現像バイアス電圧の印加領域と
帯電電圧の印加による感光体の帯電電位との領域とが略
重なるように設定するために、帯電電圧の印加開始タイ
ミング(Pb1)を現像バイアス電圧の印加開始タイミ
ング(Pa1)より早く設定したり、帯電電圧の印加終
了タイミング(Pb2)を現像バイアス電圧の印加終了
タイミング(Pa2)より遅く設定したりすると、現像
バイアス電圧の印加開始時(Pa1)よりも早い帯電電
圧の印加開始時(Pb1)と現像バイアス電圧の印加開
始時(Pa1)との間にキャリア付着が生じてしまった
り、現像バイアス電圧の印加終了時(Pa2)よりも遅
い帯電電圧の印加終了時(Pb2)と現像バイアス電圧
の印加終了時(Pa2)との間にキャリア付着が生じて
しまったりする。
【0008】この、現像バイアス電圧の印加時の急峻な
立ち上がりや立ち下がりと、帯電電圧の印加時のなだら
かな感光体帯電電位の立ち上がりや立ち下がりとの違い
は、現像バイアス電圧が、狭い現像ニップで与えられる
のに対して、帯電電圧はコロナ電極の例に見られるよう
に、ある程度の広い幅を持って感光体に与えられるから
であり、従って、感光体上の帯電電位の立ち上がりや立
ち下がりは、帯電電源の立ち上がりや立ち下がりに比べ
て、どうしてもなだらかになってしまうからである。
【0009】このキャリア付着を防止するため、上記の
感光体の帯電電位の立ち上がりや立ち下がり時には、現
像バイアス電圧が常に印加されている必要があり、図5
(B)に示すように、図に波形(b)で示す感光体の帯
電電位を形成するための帯電電圧の印加開始タイミング
(Pb1)と、図に波形(a)で示す現像バイアス電圧
の印加開始タイミング(Pa1)とを略同時に設定した
り、帯電電圧の印加終了タイミング(Pb2)と現像バ
イアス電圧の印加終了タイミング(Pa2)とを略同時
に設定したりして、感光体上の帯電されていない領域に
対しても現像バイアスを印加するようにすると、現像バ
イアス電圧の開始タイミング(Pa1)と、感光体の帯
電電位の立ち上がり時の帯電電位と現像バイアス電圧と
の同電位点P1との間や、感光体の帯電電位の立ち下が
り時の帯電電位と現像バイアス電圧との同電位点P2
と、現像バイアス電圧の終了タイミング(Pa2)との
間の、帯電電位と現像バイアスの差が大きい場所におい
てはトナーが現像されてしまい、不要なトナー帯(記録
紙上に転写しないトナー帯)が感光体上に発生すること
になる。
【0010】この感光体上のトナー帯(感光体上に残留
した未転写のトナー像)は未転写トナーとしてクリーニ
ングされるため、前記廃トナー回収経路やリサイクル経
路においてトナーパッキング現象が発生してしまうとい
う問題が起こる。このような廃トナー回収経路やリサイ
クル経路におけるトナーパッキング現象を防止するため
には、このトナー帯のトナー量を極力減らす必要があ
る。
【0011】本発明は上記の問題点を解決し、低温定着
トナーを用いる場合での、従来からの定着性の確保を図
ると共に、画像形成シーケンスの開始時と終了時とにお
けるトナー帯の発生を極力少なくして、廃トナー回収経
路やリサイクル経路におけるトナーパッキング現象の発
生の防止を図る画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体
と、前記像形成体の表面を一様帯電する帯電手段と、前
記帯電手段により帯電された像形成体の表面を像露光し
て像形成体上に静電潜像を形成する像露光手段と、前記
像形成体上に形成した静電潜像を軟化点が90〜130
℃のトナーにより現像して像形成体上にトナー像を形成
する反転現像方式の現像手段と、前記像形成体上に形成
したトナー像を転写材上もしくは中間転写体上に転写す
る転写手段と、前記像形成体上に残留した未転写のトナ
ー像を前記像形成体の表面に当接する像形成体クリーニ
ング部材によりクリーニングする像形成体クリーニング
手段とを少なくとも有し、前記像露光手段は、その最大
像露光幅が前記現像手段の最大現像幅よりも広く、前記
現像手段による前記像形成体上の最大トナー付着量を
0.3〜0.6mg/cm2とする画像形成装置におい
て、画像形成シーケンス開始時に、前記帯電手段の帯電
電圧の印加開始と同時かもしくはそれよりも早く前記像
露光手段による露光を開始し、前記帯電電圧の印加開始
時に前記帯電手段に対向している像形成体上の領域のう
ち最上流の部分が、前記像露光手段の露光位置に到達す
ると同時かもしくはそれ以降に前記像露光手段による露
光を停止し、前記現像手段の現像バイアス電圧の印加開
始を、露光停止の瞬間に露光位置にあった像形成体上の
部分が現像位置に到達すると同時かもしくはそれ以前の
所定の範囲以内で行うことを特徴とする画像形成装置
(第1の発明)によって達成される。
【0013】また、上記目的は、像形成体と、前記像形
成体の表面を一様帯電する帯電手段と、前記帯電手段に
より帯電された像形成体の表面を像露光して像形成体上
に静電潜像を形成する像露光手段と、前記像形成体上に
形成した静電潜像を軟化点が90〜130℃のトナーに
より現像して像形成体上にトナー像を形成する反転現像
方式の現像手段と、前記像形成体上に形成したトナー像
を転写材上もしくは中間転写体上に転写する転写手段
と、前記像形成体上に残留した未転写のトナー像を前記
像形成体の表面に当接する像形成体クリーニング部材に
よりクリーニングする像形成体クリーニング手段とを少
なくとも有し、前記像露光手段は、その最大像露光幅が
前記現像手段の最大現像幅よりも広く、前記現像手段に
よる前記像形成体上の最大トナー付着量を0.3〜0.
6mg/cm2とする画像形成装置において、画像形成
シーケンス終了時に、前記帯電手段の帯電電圧の印加停
止と同時かもしくはそれよりも早く前記像露光手段によ
る露光を開始し、前記帯電電圧の印加停止時に前記帯電
手段に対向している像形成体上の領域のうち最上流の部
分が、前記像露光手段の露光位置に到達すると同時かも
しくはそれ以降に前記像露光手段による露光を停止し、
前記現像手段の現像バイアス電圧の印加停止を、露光開
始の瞬間に露光位置にあった像形成体上の部分が現像位
置に到達すると同時かもしくはそれ以降の所定の範囲以
内で行うことを特徴とする画像形成装置(第2の発明)
によって達成される。
【0014】また、上記目的は、像形成体と、前記像形
成体の表面を一様帯電する帯電手段と、前記帯電手段に
より帯電された像形成体の表面を像露光して像形成体上
に静電潜像を形成する像露光手段と、前記像形成体上に
形成した静電潜像を軟化点が90〜130℃のトナーに
より現像して像形成体上にトナー像を形成する反転現像
方式の現像手段と、前記像形成体上に形成したトナー像
を転写材上もしくは中間転写体上に転写する転写手段
と、前記像形成体上に残留した未転写のトナー像を前記
像形成体の表面に当接する像形成体クリーニング部材に
よりクリーニングする像形成体クリーニング手段とを少
なくとも有し、前記現像手段には、前記像形成体に対向
し、前記トナーを含む現像剤を前記像形成体との対向部
分に搬送する回転可能な現像剤担持体を有するものであ
って、前記現像剤担持体の回転速度が可変であり、前記
現像手段による画像領域の現像時の前記像形成体上の最
大トナー付着量が0.3〜0.6mg/cm2となるよ
うに前記現像剤担持体の回転速度が設定される画像形成
装置において、画像形成シーケンス開始時に、前記現像
手段の現像バイアス電圧の印加開始タイミングおよび前
記帯電手段の帯電電圧の印加開始タイミングの関係によ
り発生する像形成体上のトナー帯の現像が終わるまで
は、前記現像剤担持体の回転速度を低速回転とすること
を特徴とする画像形成装置(第3の発明)によって達成
される。
【0015】また、上記目的は、像形成体と、前記像形
成体の表面を一様帯電する帯電手段と、前記帯電手段に
より帯電された像形成体の表面を像露光して像形成体上
に静電潜像を形成する像露光手段と、前記像形成体上に
形成した静電潜像を軟化点が90〜130℃のトナーに
より現像して像形成体上にトナー像を形成する反転現像
方式の現像手段と、前記像形成体上に形成したトナー像
を転写材上もしくは中間転写体上に転写する転写手段
と、前記像形成体上に残留した未転写のトナー像を前記
像形成体の表面に当接する像形成体クリーニング部材に
よりクリーニングする像形成体クリーニング手段とを少
なくとも有し、前記現像手段には、前記像形成体に対向
し、前記トナーを含む現像剤を前記像形成体との対向部
分に搬送する回転可能な現像剤担持体を有するものであ
って、前記現像剤担持体の回転速度が可変であり、前記
現像手段による画像領域の現像時の前記像形成体上の最
大トナー付着量が0.3〜0.6mg/cm2となるよ
うに前記現像剤担持体の回転速度が設定される画像形成
装置において、画像形成シーケンス終了時に、前記現像
手段の現像バイアス電圧の印加停止タイミングおよび前
記帯電手段の帯電電圧の印加停止タイミングの関係によ
り発生する像形成体上のトナー帯の現像が始まる前に、
前記現像剤担持体の回転速度を低速回転とすることを特
徴とする画像形成装置(第4の発明)によって達成され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を説
明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語
の意義を限定するものではない。また、以下の、本発明
の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを
示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を
限定するものではない。
【0017】本発明に係わる画像形成装置の一実施の形
態の画像形成装置の画像形成プロセスおよび各機構につ
いて、図1ないし図5を用いて説明する。図1は、本発
明に係わる画像形成装置の一実施の形態の画像形成装置
の断面構成図であり、図2は、像形成体クリーニング手
段における回収トナーの廃トナー回収並びに再利用を示
す図1の画像形成部の部分拡大断面図であり、図3は、
本発明に係わるトナー帯の防止のための回転される感光
体上での感光体の帯電電位と現像バイアス電圧の電位と
の印加状態の制御関係を示す図であり、図4は、本発明
に係わるトナー帯の減少のための回転される感光体上で
の感光体の帯電電位と現像バイアス電圧の電位との印加
状態の制御関係を示す図であり、図5は、回転される感
光体上での感光体の帯電電位と現像バイアス電圧の電位
との印加状態の従来の制御関係を示す図である。
【0018】図1ないし図4によれば、図1に示すよう
に、画像形成装置GSは、自動原稿搬送装置Aと、自動
原稿搬送装置Aにより搬送される原稿の画像を読み取る
ための原稿画像読取部Bと、読み取った原稿画像を処理
する画像制御基板Cと、画像処理後のデータに従って像
形成体としての感光体10上に像露光を行う像露光手段
としての露光装置12と、感光体10及びその周囲に、
帯電手段としての帯電器11、現像剤担持体を有する磁
気ブラシ型現像装置からなる現像手段としての現像器1
3、転写手段としての転写器14a、分離手段としての
分離器14b、像形成体クリーニング手段としての像形
成体クリーニング装置19等の画像形成手段を含む画像
形成部Eと、転写材としての記録紙Pを収納する給紙台
22、24のための収納部PFと、排紙トレイEXを含
み画像形成部Eにより画像形成された転写材を排出する
ための排出部PEを有している。
【0019】自動原稿搬送装置Aは、原稿載置台26
と、ローラR1を含むローラ群および原稿の移動通路を
適宜切り替えるための切換手段等(参照記号なし)を含
む原稿搬送処理部28とを主要素とする。
【0020】原稿画像読取部Bは、上部に設けたプラテ
ンガラスGと、そのプラテンガラスGの下にあり、光路
長を保つように往復移動できる2つのミラーユニット3
0、31、結像レンズ(以下、単にレンズという)3
3、ライン状の撮像素子(以下、CCDという)35等
を設けたものからなり、露光装置12は、光源としての
半導体レーザ12a、偏向手段としての回転多面鏡12
b等からなる。
【0021】転写材としての記録紙Pの移動方向から見
て、転写器14aの手前側に転写材給送手段としてのレ
ジストローラ16を、また分離器14bの下流側に定着
手段としての定着装置17を配置してある。
【0022】定着装置17は、本実施の形態において
は、加熱源を内蔵する定着ローラ17aと、当該ローラ
に圧接しながら回転する加圧ローラ17bとで構成して
ある。
【0023】なお、70は、記録紙P上に転写による画
像形成を行わせるための第1搬送路であり、送り出しロ
ーラ50、53から送り出される記録紙Pの移動方向か
ら見て、下方から上方に延びて設けられ、記録紙Pが第
1搬送路70を通して鉛直方向上方に搬送される。第1
搬送路70内のレジストローラ16から定着ローラ17
a迄の間に記録紙Pの搬送経路HLが設けられる。ま
た、80は、記録紙Pの両面に画像形成を行う場合(両
面コピーの動作モードの場合)に使用する記録紙Pの表
裏反転用の第2搬送路であり、図1の上方において、第
1搬送路70と連通し、記録紙Pの移動方向から見て、
第1搬送路70と略平行して、上方から下方に向かって
延びて設けられ、記録紙Pが第2搬送路80を通して鉛
直方向下方に搬送される。また、90は分岐ガイドであ
り、片面に画像形成された記録紙Pを排紙通路78に向
かわせたり、または、両面画像形成を行う際に、第2搬
送路80に向かわせたりするように制御されて、両面コ
ピーが行われる。
【0024】以下、画像形成プロセスについて説明す
る。原稿載置台26上に載置される不図示の原稿の1枚
が原稿搬送処理部28によって搬送され、ローラR1の
下を通過中に、露光手段Lによる露光が行われる。
【0025】原稿からの反射光は、移動するミラーユニ
ット30、31と、レンズ33を経て固定されたCCD
35上に結像され、読み取られる。
【0026】原稿画像読取部Bで読み取られた画像情報
は、画像処理手段により処理され、符号化されて画像制
御基板C上に設けてあるメモリーに格納される。
【0027】また、画像データは画像形成に応じて呼び
出され、当該画像データに従って、露光装置12におけ
る画像形成用半導体レーザ12aが駆動され、回転多面
鏡12bにより感光体10上に像露光が行われる。
【0028】当該像露光に先立ち、矢印で示す反時計方
向に回転される感光体10は、帯電器11のコロナ放電
作用により所定の表面電位を付与されているが、像露光
による潜像部位の電位が露光量に応じて減じ、結果とし
て、画像データに応じた静電潜像が感光体10上に形成
される。
【0029】静電潜像は、現像器13に設けられる現像
剤担持体としての現像ローラ13aにより、帯電極性と
同極性(本実施形態においては現像に使用されるトナー
極性をマイナス極性とし、帯電極性をマイナス極性とす
る)で、後段において詳述する低温定着のトナー(低温
定着トナー)を用いて反転現像され、可視化されたトナ
ー像とされる。現像ローラ13aは感光体10に対向し
て設けられ、前記低温定着トナーを含む現像剤を感光体
10との対向部分に搬送する回転速度が可変な回転可能
な部材である。
【0030】一方、感光体10上のトナー像の先端部が
転写器14aの転写領域に到達する前に、給紙トレイ2
2或いは給紙トレイ24内の1枚の記録紙Pが、送り出
しローラ50或いは送り出しローラ53により給送され
てレジストローラ16に到達し、先端規制される。
【0031】記録紙Pは、トナー像、即ち感光体10上
の画像領域と重畳するように、同期を取って回転を開始
するレジストローラ16により転写器14aの転写領域
に向けて搬送される。
【0032】転写領域において、感光体10上のトナー
像は転写器14aのコロナ放電により記録紙P上に転写
され、次いで、当該記録紙Pは分離器14bのコロナ放
電による除電により感光体10から分離される。
【0033】トナー像が転写された記録紙Pは、定着装
置17に至り、定着ローラ17aと加圧ローラ17bと
の間の定着ニップ部で加圧と加熱とにより、トナー像を
形成するトナー粉末が記録紙P上に溶融定着され、当該
記録紙Pは、排紙通路78および排出部PEに設けられ
る排紙ローラ20を介して排紙トレイEX上に排紙され
る。
【0034】転写後の感光体10の周面上に残った転写
残トナーは、像形成体クリーニング装置19の像形成体
クリーニングローラ19aによりクリーニングされ、次
の画像形成サイクルに入る。
【0035】上記における画像形成の際には、記録紙と
して52.3〜63.9kg/m2(1000枚)程度
の薄紙や64.0〜81.4kg/m2(1000枚)
程度の普通紙や83.0〜130.0kg/m2(10
00枚)程度の厚紙を用い、線速度を80〜350mm
/sec程度とし、環境条件として温度が5〜35℃程
度、湿度が15〜85%程度の設定条件とすることが好
ましい。
【0036】また図1において、HTaは廃トナー回収
容器であり、HPaは廃トナー回収経路としての廃トナ
ー搬送パイプである。HPbは、トナーリサイクル経路
としてのリサイクルトナー搬送パイプであり、RFaは
廃トナー搬送パイプHPaおよび像形成体クリーニング
装置19を冷却するための廃トナー搬送パイプHPaお
よび像形成体クリーニング装置19の冷却手段としての
冷却ファンであり、RFbはリサイクルトナー搬送パイ
プHPbを冷却するためのリサイクルトナー搬送パイプ
HPbの冷却手段としての冷却ファンである。
【0037】なお、上記プロセスにより第2搬送路80
を介して両面コピーが行われることは勿論である。
【0038】図2によれば、像形成体クリーニングロー
ラ19aにより像形成体クリーニング装置19において
回収された回収トナーは、像形成体クリーニング装置1
9の内部に設けられる回収トナー搬送ローラHRaによ
り像形成体クリーニング装置19の側端部へと送られ、
廃トナー搬送パイプHPaを通して、例えばスクリュウ
状の部材からなる廃トナー搬送スクリュウHSaにより
像形成体クリーニング装置19から廃トナー回収容器H
Taへと回収される。さらに、廃トナー回収容器HTa
に回収された廃トナーは、廃トナー回収容器HTaの内
部に設けられる廃トナー搬送ローラHRbにより廃トナ
ー回収容器HTaの底部に集められ、リサイクルトナー
搬送パイプHPbを通して、例えばスクリュウ状の部材
からなるリサイクルトナー搬送スクリュウHSbにより
廃トナー回収容器HTaから現像器13へと搬送され、
廃トナー回収容器HTaから現像器13へ回収された廃
トナーと未使用のトナーとが現像器13の撹拌スクリュ
ウ13bにより撹拌されて、現像剤担持体としての現像
ローラ13aにて再利用される。また、廃トナー搬送パ
イプHPaの側端部に設けられる冷却ファンRFaによ
り、像形成体クリーニング装置19から廃トナー回収容
器HTa迄の廃トナー搬送パイプHPaの内部の温度が
所定温度、例えば60℃を越えた場合に、廃トナー搬送
パイプHPaの側端部に設けられる冷却ファンRFaを
作動させ、廃トナー搬送パイプHPaの内部の温度を常
に60℃以下になるように廃トナー搬送パイプHPaを
冷却し、廃トナー搬送パイプHPa内部のトナーパッキ
ング現象を防止する。また冷却ファンRFaにより像形
成体クリーニング装置19をも冷却し、像形成体クリー
ニング装置19の内部の温度を常に60℃以下になるよ
うに像形成体クリーニング装置19を冷却するように
し、像形成体クリーニング装置19内部でのトナーパッ
キング現象を防止するようにしてもよい。また、リサイ
クルトナー搬送パイプHPbの側端部に設けられる冷却
ファンRFbにより、廃トナー回収容器HTaから現像
器13迄のリサイクルトナー搬送パイプHPbの内部の
温度が所定温度、例えば60℃を越えた場合に、リサイ
クルトナー搬送パイプHPbの側端部に設けられる冷却
ファンRFbを作動させ、リサイクルトナー搬送パイプ
HPbの内部の温度を常に60℃以下になるようにリサ
イクルトナー搬送パイプHPbを冷却し、リサイクルト
ナー搬送パイプHPb内部のトナーパッキング現象を防
止する。また冷却ファンRFbにより像形成体クリーニ
ング装置19をも冷却し、像形成体クリーニング装置1
9の内部の温度を常に60℃以下になるように像形成体
クリーニング装置19を冷却するようにし、像形成体ク
リーニング装置19内部でのトナーパッキング現象を防
止するようにしてもよい。また図に1点鎖線で示すよう
に、例えばスクリュウ状の部材からなる廃トナー搬送ス
クリュウHScにより、廃トナー搬送パイプHPcを通
して像形成体クリーニング装置19から直接現像器13
に回収トナーを搬送するようにし、現像器13にて回収
されたトナーを再利用するようにしてもよい。この際、
例えば不図示の冷却ファンを冷却手段として廃トナー搬
送パイプHPcの側端部に配設し、廃トナー搬送パイプ
HPcを冷却するようにしてもよい。
【0039】上記の如く、像形成体クリーニング装置1
9にて回収されたトナーを再利用することにより、現像
に使用されるトナーの帯電量維持が適正になされ、現像
剤の長寿命化が図られる。
【0040】以上説明した画像形成装置に用いられる2
成分現像剤(現像剤)のトナーとしては、軟化点が90
〜130℃であり、結晶性物質および無定形高分子を含
む結着樹脂と、着色剤とを含有し、前記結晶性物質は、
DSC(示差熱量分析装置)による第一の昇温過程での
吸熱ピーク(P1)が50〜130℃にあり、DSCに
よる第一の冷却過程での発熱ピーク(P2)が30〜1
10℃にあり、P1≧P2となるような低温定着トナー
を用いることが好ましい。
【0041】上記のような熱的特性を有する結晶性物質
をトナーの樹脂成分として含有させることにより、省エ
ネルギー効果や優れたオフセット防止効果(広い定着可
能温度域)および優れた定着性(高い定着率)を発揮さ
せることができる。この定着性の効果を発揮させるため
には、無定形高分子と結晶性物質とが互いに独立した状
態で存在していることが好ましい。すなわち、結晶性物
質はシャープに溶解し、その溶融した状態で無定形高分
子を溶解する作用が働き、結果としてトナー全体の溶融
粘度を下げることができ、定着性を向上することができ
るものである。また、互いに独立して存在することによ
り、高温側での弾性率の低下を抑えることが可能となる
ため、耐オフセット性も損なうことがない。
【0042】吸熱ピーク(P1)が50℃未満に存在す
る場合には、融解温度が低いために、定着性は向上する
ものの、耐オフセット性および保存安定性が低下する。
また、吸熱ピーク(P1)が130℃を超える範囲に存
在する場合には、融解温度が高いために、無定形高分子
との溶解温度が高くなり、結果として定着性の向上を図
ることができない。
【0043】再結晶化の状態を示す発熱ピーク(P2)
が30℃未満に存在する場合には、かなり低い温度まで
冷却しないと再結晶化することができず、そのような物
質は、結晶性が低い状態でトナー中に存在することにな
り、定着性の向上に寄与することができない。また、発
熱ピーク(P2)が110℃を超える範囲に存在する場
合には、再結晶化する温度が高過ぎて、いわゆる溶融温
度も高くなり、低温定着性が損なわれる。
【0044】吸熱ピーク(P1)および発熱ピーク(P
2)は、示差熱量分析装置(DSC)により測定され
る。昇温・冷却条件としては、0℃にて1分間放置した
後、10℃/minの条件で200℃まで昇温し、その
際に測定される最大の吸熱ピークを示す温度をP1とす
る。その後、200℃にて1分間放置後、10℃/mi
nの条件で降温し、その際に測定される最大の発熱ピー
クを示す温度をP2とする。具体的な測定装置として
は、パーキンエルマー社製のDSC・7等を挙げること
ができる。
【0045】結晶性物質の数平均分子量は1500〜1
5000であることが好ましく、更に好ましくは200
0〜10000とされる。1500〜15000の範囲
に数平均分子量を有する結晶性物質によれば、得られる
トナーにおいて、その全体の溶融粘度低下を発揮させる
ための無定形高分子との溶融状態での相溶性が向上さ
れ、より低温側での定着性が向上する。この数平均分子
量が1500未満の場合では、結晶性物質の溶融粘度が
過度に低くなり、却って相溶状態が不均一になりやす
く、定着性を向上することができにくくなる。一方、数
平均分子量が15000を超える場合には、結晶性物質
の溶融に時間がかかり、この場合でも相溶状態が不均一
になるために、定着性の向上効果が低くなってしまう。
【0046】上記の如き低温定着トナーを用いることに
より、後段において詳述するトナー帯発生領域での現像
剤担持体の回転速度の減速によるトナー帯の減少の効果
に加えて、さらに省エネルギー化がなされ、且つオフセ
ット現象の防止が図られて、さらに定着性の確保が図ら
れた画像形成装置の提供が可能となる。
【0047】また、上記低温定着トナーを画像形成に用
いる場合、通常、静電潜像の現像に供される感光体上の
最大付着トナー量は0.3〜0.6mg/cm2程度と
される。
【0048】上記の如く、低温定着トナーを用いること
により、複写機等での省エネルギー化と共に、特に溶融
温度を低温とすることによるオフセット現象に起因する
画像不良を発生させることのないトナーの達成が可能と
なるが、例えば冒頭の図5(B)にて前述したように、
帯電電圧の印加開始タイミングと現像バイアス電圧の印
加開始タイミングとの関係や、帯電電圧の印加終了タイ
ミングと現像バイアス電圧の印加終了タイミングとの関
係で、画像形成シーケンスの開始時と終了時とにおいて
記録紙上に転写しないトナー像、即ち感光体上に残留し
た未転写のトナー像(トナー帯)が発生する。
【0049】この感光体上のトナー帯(感光体上に残留
した未転写のトナー像)は未転写トナーとしてクリーニ
ングされるため、前記廃トナー回収経路やリサイクル経
路においてトナーパッキング現象が発生してしまうとい
う問題が起こる。
【0050】このような廃トナー回収経路やリサイクル
経路におけるトナーパッキング現象を防止するために
は、このトナー帯のトナー量を極力減らす必要があり、
トナー帯のトナー量を減らしたりトナー帯の幅を狭めた
りするため、画像形成シーケンスの開始時と終了時とに
おいて、感光体帯電電位の立ち上がりや立ち下がりを急
峻にすればよく、そのために、図1にて前述した像露光
手段としての露光装置12を、トナー帯のトナー量を減
らしたりトナー帯の幅を狭めたりするための感光体露光
手段として用い、図3に示すような制御を行う。図3に
おいて、現像バイアス電圧の印加状態を波形(a)で、
また感光体の帯電電位を形成するための帯電電圧の印加
状態を波形(b)で示す。
【0051】即ち、画像形成シーケンス開始時において
は、前記帯電器11の帯電電圧の印加開始(Pc1)と
同時かもしくはそれよりも早く前記露光光学系12によ
るトナー帯を狭めるための露光を開始(Pr11)し、
帯電電圧の印加開始時(Pc1)に、帯電器11に対向
している感光体10上の領域のうち最上流(前述した図
1に示す点Px)の部分が、露光光学系12の像露光位
置に到達すると同時かもしくはそれ以降に露光光学系1
2によるトナー帯を狭めるための露光を停止(Pr1
2)し、前記現像器13の現像バイアス電圧の印加開始
(Pv1)を、トナー帯を狭めるための露光停止の瞬間
に露光位置にあった感光体10上の部分が現像位置に到
達すると同時かもしくはそれ以前の所定の範囲以内で行
う。所定の範囲とは、図に示す露光光学系12のトナー
帯を狭めるための露光による帯電電位の消去終了点P3
と現像バイアス印加開始時Pv1との間のことであり、
所定の範囲は10mm以内(設定条件)であることが
好ましい。トナー帯を狭めるための露光光学系12によ
る露光が行われた後、プリント領域を形成する画像形成
のための像露光が露光光学系12により行われる。
【0052】画像形成シーケンス開始時には、帯電電圧
印加(Pc1)前から感光体10に露光(Pr11)し
ておき、現像バイアス印加開始時(Pv1)の直後で露
光光学系12のトナー帯を狭めるための露光を停止(P
r12)することで、感光体10上の電荷を除電して感
光体10の帯電電位を急激に立ち上げ、感光体10の帯
電電位領域を現像バイアス電圧の印加領域内に設定させ
る(露光光学系12のトナー帯を狭めるための露光によ
る帯電電位の消去終了点P3を現像バイアス印加開始時
(Pv1)の後とする)。
【0053】上記の如き現像器13による現像バイアス
電圧の印加開始タイミングと露光光学系12によるトナ
ー帯を狭めるための露光の停止タイミングとの制御を用
いて、発生する感光体10上のトナー帯の1本当たりの
総トナー量を15mg以下(設定条件)とすること
が、トナーパッキング現象の発生を無くするために好ま
しい。
【0054】また、画像形成シーケンス開始時の露光光
学系12のトナー帯を狭めるための露光の停止は、トナ
ー帯を狭めるための露光が画像形成のためのプリント領
域での像露光と重ならないように、画像形成シーケンス
中のプリント領域での最初の画像領域の先端(1枚目の
画像領域の先端)よりも20mm以上前で行うことが好
ましい。
【0055】上記の方法により、画像形成シーケンスの
開始時におけるキャリア付着を防止しつつ、トナー帯の
幅を狭めるようにしてトナー帯のトナー量も最小限に抑
えることができ、低温定着トナーを用いる場合での、画
像形成シーケンスの開始時におけるトナー帯の発生が抑
えられて、特に廃トナー回収経路やリサイクル経路にお
けるトナーパッキング現象の発生が抑止されると共に、
省エネルギー化がなされ、定着性の確保が図られた画像
形成装置の提供が可能となる。また廃トナー量の低減が
図られる。
【0056】また画像形成シーケンス終了時において
は、前記帯電器11の帯電電圧の印加停止(Pc2)と
同時かもしくはそれよりも早く前記露光光学系12によ
るトナー帯を狭めるための露光を開始(Pr21)し、
帯電電圧の印加停止時(Pc2)に、帯電器11に対向
している感光体10上の領域のうち最上流(前述した図
1に示す点Px)の部分が、露光光学系12の像露光位
置に到達すると同時かもしくはそれ以降に露光光学系1
2によるトナー帯を狭めるための露光を停止(Pr2
2)し、前記現像器13の現像バイアス電圧の印加停止
(Pv2)を、トナー帯を狭めるための露光開始の瞬間
に露光位置にあった感光体10上の部分が現像位置に到
達すると同時かもしくはそれ以降の所定の範囲以内で行
う。所定の範囲とは、図に示す露光光学系12のトナー
帯を狭めるための露光による帯電電位の消去開始点P4
と現像バイアス印加終了時Pv2との間のことであり、
所定の範囲は10mm以内(設定条件)であることが
好ましい。プリント領域を形成する画像形成のための露
光光学系12による像露光が行われた後、トナー帯を狭
めるための露光光学系12による露光が行われる。
【0057】画像形成シーケンス終了時には、現像バイ
アス印加終了時(Pv2)前から感光体10に露光(P
r21)しておき、感光体10の帯電電位が零になった
直後で露光光学系12のトナー帯を狭めるための露光を
停止(Pr22)することで、感光体10上の電荷を除
電して感光体10の帯電電位を急激に立ち下げ、感光体
10の帯電電位領域を現像バイアス電圧の印加領域内に
設定させる(露光光学系12のトナー帯を狭めるための
露光による帯電電位の消去開始点P4を現像バイアス印
加終了時(Pv2)の前とする)。
【0058】上記の如き現像器13による現像バイアス
電圧の印加終了タイミングと露光光学系12によるトナ
ー帯を狭めるための露光の開始タイミングとの制御を用
いて、発生する感光体10上のトナー帯の1本当たりの
総トナー量を15mg以下(設定条件)とすること
が、トナーパッキング現象の発生を無くするために好ま
しい。
【0059】また、画像形成シーケンス終了時の露光光
学系12のトナー帯を狭めるための露光の開始は、トナ
ー帯を狭めるための露光が画像形成のためのプリント領
域での像露光と重ならないように、画像形成シーケンス
中のプリント領域での最後の画像領域の後端(最終枚目
の画像領域の後端)よりも20mm以上後ろで行うこと
が好ましい。
【0060】上記の方法により、画像形成シーケンスの
終了時におけるキャリア付着を防止しつつ、トナー帯の
幅を狭めるようにしてトナー帯のトナー量も最小限に抑
えることができ、低温定着トナーを用いる場合での、画
像形成シーケンスの終了時におけるトナー帯の発生が抑
えられて、廃トナー回収経路やリサイクル経路における
トナーパッキング現象の発生が抑止されると共に、省エ
ネルギー化がなされ、定着性の確保が図られた画像形成
装置の提供が可能となる。また廃トナー量の低減が図ら
れる。
【0061】また前述したように、低温定着トナーを用
いることにより、複写機等での省エネルギー化と共に、
特に溶融温度を低温とすることによるオフセット現象に
起因する画像不良を発生させることのないトナーの達成
が可能となるが、例えば冒頭の図5(B)にて前述した
ように、帯電電圧の印加開始タイミングと現像バイアス
電圧の印加開始タイミングとの関係や、帯電電圧の印加
終了タイミングと現像バイアス電圧の印加終了タイミン
グとの関係で、画像形成シーケンスの開始時と終了時と
において記録紙上に転写しないトナー像、即ち感光体上
に残留した未転写のトナー像(トナー帯)が発生する。
【0062】この感光体上のトナー帯(感光体上に残留
した未転写のトナー像)は未転写トナーとしてクリーニ
ングされるため、前記廃トナー回収経路やリサイクル経
路においてトナーパッキング現象が発生してしまうとい
う問題が起こる。
【0063】このような廃トナー回収経路やリサイクル
経路におけるトナーパッキング現象を防止するために
は、このトナー帯のトナー量を極力減らす必要があり、
トナー帯のトナー量を減らしたりトナー帯の幅を狭めた
りするため、画像形成シーケンスの開始時と終了時とに
おいて、現像剤担持体の回転速度を低速回転とすればよ
く、そのために、図1にて前述した現像剤担持体として
の現像ローラ13aを、トナー帯のトナー量を減らすた
めに用い、図4に示すような制御を行う。図4におい
て、現像バイアス電圧の印加状態を波形(a)で、また
感光体の帯電電位を形成するための帯電電圧の印加状態
を波形(b)で示す。
【0064】図4に示すように、現像バイアス電圧の開
始タイミング(Pa1)と、感光体の帯電電位の立ち上
がり時の帯電電位と現像バイアス電圧との同電位点P1
との間や、感光体の帯電電位の立ち下がり時の帯電電位
と現像バイアス電圧との同電位点P2と、現像バイアス
電圧の終了タイミング(Pa2)との間に生じる、感光
体上の不要なトナー帯(記録紙上に転写しないトナー
帯)のトナー付着量を減少させるために、現像ローラ1
3aの回転速度を低速回転とする。
【0065】即ち、画像形成シーケンス開始時において
は、前記現像器13の現像バイアス電圧の印加開始タイ
ミング(Pa1)および前記帯電器11の帯電電圧の印
加開始タイミング(Pb1)と同時かもしくはそれより
も早く、トナー帯の付着トナーを減少させるための現像
ローラ13aの回転速度の低下を開始(Ps11)し、
前記現像器13の現像バイアス電圧の印加開始タイミン
グ(Pa1)および前記帯電器11の帯電電圧の印加開
始タイミング(Pb1)の関係により発生する感光体1
0上のトナー帯の現像が終わると同時かもしくはそれ以
降(Ps12)迄、現像ローラ13aの回転速度を低速
回転に設定する。トナー帯の付着トナーを減少させるた
めの現像ローラ13aの低速回転の設定による回転が行
われた後、プリント領域を形成する画像領域形成のため
の像露光が露光光学系12により行われる。
【0066】画像形成シーケンスの開始時のトナー帯の
現像時には感光体10のトナー付着量を前記画像領域の
最大トナー付着量に対して0.1mg/cm2以上少な
くし、感光体10上の画像領域での最大トナー付着量を
0.3mg/cm2以下となる(設定条件)ような回
転速度で現像ローラ13aを回転させることが、トナー
帯のトナー付着量を少なくし、トナーパッキング現象の
発生を無くするために好ましい。
【0067】さらに、感光体10上のトナー帯の1本当
たりの総トナー量を30mg以下と設定することが、ト
ナー帯のトナー付着量を少なくし、トナーパッキング現
象の発生を無くするためにより好ましい。
【0068】また、感光体10の回転速度をVp、現像
ローラ13aの回転速度をVsするとき、現像ローラ1
3aによる前記画像領域の現像時の感光体10の回転速
度Vpに対する現像ローラ13aの回転速度Vsの比、
Vs/Vpを2.5〜3.5とし、現像ローラ13aに
よる前記トナー帯の現像時の感光体10の回転速度Vp
に対する現像ローラ13aの回転速度Vsの比、Vs/
Vpを0.5〜1.5と設定(設定条件)すること
が、トナー帯のトナー付着量を少なくし、トナーパッキ
ング現象の発生を無くするために好ましい。
【0069】上記の方法により、画像形成シーケンスの
開始時におけるキャリア付着を防止しつつ、トナー帯の
付着トナーを減少させるようにしてトナー帯のトナー量
も最小限に抑えることができ、低温定着トナーを用いる
場合での、画像形成シーケンスの開始時におけるトナー
帯の付着トナーが減少されて、廃トナー回収経路やリサ
イクル経路におけるトナーパッキング現象の発生が少な
くなると共に、省エネルギー化がなされ、定着性の確保
が図られた画像形成装置の提供が可能となる。また廃ト
ナー量の低減が図られる。
【0070】画像形成シーケンス終了時においては、感
光体10の帯電電位の立ち下がり時の帯電電位と現像バ
イアス電圧との同電位点P2と同時かもしくはそれより
も早く、トナー帯の付着トナーを減少させるための現像
ローラ13aの回転速度の低下を開始(Ps21)し、
前記現像器13の現像バイアス電圧の印加停止タイミン
グ(Pa2)および前記帯電器11の帯電電圧の印加停
止タイミング(Pb2)の関係により発生する感光体1
0上のトナー帯の現像が終わると同時かもしくはそれ以
降(Ps22)迄、現像ローラ13aの回転速度を低速
回転に設定する。プリント領域を形成する画像形成のた
めの露光光学系12による像露光が行われた後、トナー
帯の付着トナーを減少させるための現像ローラ13aの
低速回転の設定による回転が行われる。
【0071】画像形成シーケンスの終了時のトナー帯の
現像時には感光体10のトナー付着量を前記画像領域の
最大トナー付着量に対して0.1mg/cm2以上少な
くし、感光体10上の画像領域での最大トナー付着量を
0.3mg/cm2以下となる(設定条件)ような回
転速度で現像ローラ13aを回転させることが、トナー
帯のトナー付着量を少なくし、トナーパッキング現象の
発生を無くするために好ましい。
【0072】さらに、感光体10上のトナー帯の1本当
たりの総トナー量を30mg以下と設定することが、ト
ナー帯のトナー付着量を少なくし、トナーパッキング現
象の発生を無くするためにより好ましい。
【0073】また、感光体10の回転速度をVp、現像
ローラ13aの回転速度をVsするとき、現像ローラ1
3aによる前記画像領域の現像時の感光体10の回転速
度Vpに対する現像ローラ13aの回転速度Vsの比、
Vs/Vpを2.5〜3.5とし、現像ローラ13aに
よる前記トナー帯の現像時の感光体10の回転速度Vp
に対する現像ローラ13aの回転速度Vsの比、Vs/
Vpを0.5〜1.5と設定(設定条件)すること
が、トナー帯のトナー付着量を少なくし、トナーパッキ
ング現象の発生を無くするために好ましい。
【0074】上記の方法により、画像形成シーケンスの
終了時におけるキャリア付着を防止しつつ、トナー帯の
付着トナーを減少させるようにしてトナー帯のトナー量
も最小限に抑えることができ、低温定着トナーを用いる
場合での、画像形成シーケンスの終了時におけるトナー
帯の付着トナーが減少されて、廃トナー回収経路やリサ
イクル経路におけるトナーパッキング現象の発生が少な
くなると共に、省エネルギー化がなされ、定着性の確保
が図られた画像形成装置の提供が可能となる。また廃ト
ナー量の低減が図られる。
【0075】
【実施例】(実施例1)図1の画像形成装置を用い、画
像形成シーケンスの開始時での、帯電電位と現像バイア
ス電圧の立ち上がり時の制御方法を、図5(B)にて説
明した従来の制御方法と図3にて説明した本発明の制御
方法とし、トナー帯の幅(設定条件)とトナー帯1本
当たりの付着トナー量(設定条件)とを変化させ、廃
トナー搬送パイプでのトナーパッキング現象の発生の有
無についての性能テストを行なった。結果を表1に示
す。主なプロセス条件は以下の通りである。
【0076】感光体線速度:180mm/sec 感光体上の最大トナー量:0.50mg/cm2 コピー動作モード:両面コピー連続5時間、 ただし、以下の2つの通紙モードを繰り返して行った。
【0077】 機内温度を上げるためA4サイズ両面
500枚連続通紙を行った。 トナー帯を発生させるためA4サイズ両面1枚通紙
を繰り返し100回行った。
【0078】像形成体クリーニング装置内部温度:約5
5℃(最高値) 廃トナー搬送パイプ内部温度:約55℃(最高値) 定着温度:100℃ 環境条件:30℃、80%RH
【0079】
【表1】
【0080】表1において、図5(B)にて説明した従
来の制御方法では定着性は良好なものの、トナーパッキ
ング現象の発生が起こり、満足な結果が得られなかっ
た。また図3にて説明した本発明の制御方法においても
上記設定条件、を満足しないもの(本発明の制御方
法(1))は定着性は良好なものの、トナーパッキング
現象の発生が起こり、満足な結果が得られなかった。本
発明の制御方法において設定条件、を満足している
もの(本発明の制御方法(2))は定着性が良好であ
り、且つトナーパッキング現象の発生が無く、満足な結
果が得られた。なお、リサイクルトナー搬送パイプでの
トナーパッキング現象の発生の有無についても同様な結
果が得られた。
【0081】このとき、帯電電位と現像バイアス電圧の
立ち下がり制御は本発明の図3の制御方式を用い、条件
設定としては前記設定条件、を満足している状態に
設定されているものであった。
【0082】(実施例2)図1の画像形成装置を用い、
画像形成シーケンスの終了時での、帯電電位と現像バイ
アス電圧の立ち下がり時の制御方法を、図5(B)にて
説明した従来の制御方法と図3にて説明した本発明の制
御方法とし、トナー帯の幅(設定条件)とトナー帯1
本当たりの付着トナー量(設定条件)とを変化させ、
廃トナー搬送パイプでのトナーパッキング現象の発生の
有無についての性能テストを行なった。結果を表2に示
す。主なプロセス条件は実施例1と同様とした。
【0083】
【表2】
【0084】表2において、図5(B)にて説明した従
来の制御方法では定着性は良好なものの、トナーパッキ
ング現象の発生が起こり、満足な結果が得られなかっ
た。また図3にて説明した本発明の制御方法においても
前記設定条件、を満足しないもの(本発明の制御方
法(3))は定着性は良好なものの、トナーパッキング
現象の発生が起こり、満足な結果が得られなかった。本
発明の制御方法において設定条件、を満足している
もの(本発明の制御方法(4))は定着性が良好であ
り、且つトナーパッキング現象の発生が無く、満足な結
果が得られた。なお、リサイクルトナー搬送パイプでの
トナーパッキング現象の発生の有無についても同様な結
果が得られた。
【0085】このとき、帯電電位と現像バイアス電圧の
立ち上がり制御は本発明の図3の制御方式を用い、条件
設定としては前記設定条件、を満足している状態に
設定されているものであった。
【0086】(実施例3)図1の画像形成装置を用い、
画像形成シーケンスの開始時での、画像領域現像時とト
ナー帯の形成時との条件として、画像領域現像時の感光
体の回転速度Vpに対する現像ローラ13aの回転速度
Vsの比、Vs/Vpと、現像ローラ13aによる前記
トナー帯の現像時の感光体の回転速度Vpに対する現像
ローラ13aの回転速度Vsの比、Vs/Vp(設定条
件)を変化させ、また前記トナー帯の現像時の感光体
上の最大トナー付着量(画像領域現像時換算、設定条件
)を変化させ、廃トナー搬送パイプでのトナーパッキ
ング現象の発生の有無についての性能テストを行なっ
た。結果を表3に示す。主なプロセス条件は以下の通り
である。
【0087】感光体線速度:180mm/sec コピー動作モード:両面コピー連続5時間 像形成体クリーニング装置内部温度:約55℃(最高
値) 廃トナー搬送パイプ内部温度:約55℃(最高値) 定着温度:100℃ 環境条件:30℃、80%RH
【0088】
【表3】
【0089】表3において、画像領域現像時の条件に対
して図4にて説明した本発明の制御方法において上記設
定条件、を満足しないもの(トナー帯の形成
(1))は定着性は良好なものの、トナーパッキング現
象の発生が起こり、満足な結果が得られなかった。本発
明の制御方法において設定条件、を満足しているも
の(トナー帯の形成(2)、トナー帯の形成(3))は
定着性が良好であり、且つトナーパッキング現象の発生
が無く、満足な結果が得られた。なお、リサイクルトナ
ー搬送パイプでのトナーパッキング現象の発生の有無に
ついても同様な結果が得られた。
【0090】このとき、帯電電位と現像バイアス電圧の
立ち上がり制御は本発明の図4の制御方式を用い、条件
設定としては前記設定条件、を満足している状態に
設定されているものであった。
【0091】(実施例4)図1の画像形成装置を用い、
画像形成シーケンスの終了時での、画像領域現像時とト
ナー帯の形成時との条件として、画像領域現像時の感光
体の回転速度Vpに対する現像ローラ13aの回転速度
Vsの比、Vs/Vpと、現像ローラ13aによる前記
トナー帯の現像時の感光体の回転速度Vpに対する現像
ローラ13aの回転速度Vsの比、Vs/Vp(設定条
件)を変化させ、また前記トナー帯の現像時の感光体
上の最大トナー付着量(画像領域現像時換算、設定条件
)を変化させ、廃トナー搬送パイプでのトナーパッキ
ング現象の発生の有無についての性能テストを行なっ
た。結果を表4に示す。主なプロセス条件は実施例3と
同様とした。
【0092】
【表4】
【0093】表4において、画像領域現像時の条件に対
して図4にて説明した本発明の制御方法において上記設
定条件、を満足しないもの(トナー帯の形成
(4))は定着性は良好なものの、トナーパッキング現
象の発生が起こり、満足な結果が得られなかった。本発
明の制御方法において設定条件、を満足しているも
の(トナー帯の形成(5)、トナー帯の形成(6))は
定着性が良好であり、且つトナーパッキング現象の発生
が無く、満足な結果が得られた。なお、リサイクルトナ
ー搬送パイプでのトナーパッキング現象の発生の有無に
ついても同様な結果が得られた。
【0094】このとき、帯電電位と現像バイアス電圧の
立ち下がり制御は本発明の図4の制御方式を用い、条件
設定としては前記設定条件、を満足している状態に
設定されているものであった。
【0095】
【発明の効果】請求項1ないし8によれば、低温定着ト
ナーを用いる場合での、画像形成シーケンスの開始時に
おけるトナー帯の発生が抑えられて、特に廃トナー回収
経路やリサイクル経路におけるトナーパッキング現象の
発生が抑止されると共に、省エネルギー化がなされ、定
着性の確保が図られた画像形成装置の提供が可能とな
る。また廃トナー量の低減が図られる。
【0096】特に請求項5、7または8によれば、現像
に使用されるトナーの帯電量維持が適正になされ、現像
剤の長寿命化が図られる。
【0097】また請求項9によれば、上記効果に加え
て、さらに省エネルギー化がなされ、且つオフセット現
象の防止が図られて、さらに定着性の確保が図られた画
像形成装置の提供が可能となる。
【0098】請求項10ないし17によれば、低温定着
トナーを用いる場合での、画像形成シーケンスの終了時
におけるトナー帯の発生が抑えられて、廃トナー回収経
路やリサイクル経路におけるトナーパッキング現象の発
生が抑止されると共に、省エネルギー化がなされ、定着
性の確保が図られた画像形成装置の提供が可能となる。
また廃トナー量の低減が図られる。
【0099】特に請求項14、16または17によれ
ば、現像に使用されるトナーの帯電量維持が適正になさ
れ、現像剤の長寿命化が図られる。
【0100】また請求項18によれば、上記効果に加え
て、さらに省エネルギー化がなされ、且つオフセット現
象の防止が図られて、さらに定着性の確保が図られた画
像形成装置の提供が可能となる。
【0101】請求項19ないし27によれば、低温定着
トナーを用いる場合での、画像形成シーケンスの開始時
におけるトナー帯の付着トナーが減少されて、廃トナー
回収経路やリサイクル経路におけるトナーパッキング現
象の発生が少なくなると共に、省エネルギー化がなさ
れ、定着性の確保が図られた画像形成装置の提供が可能
となる。また廃トナー量の低減が図られる。
【0102】特に請求項24、26または27によれ
ば、現像に使用されるトナーの帯電量維持が適正になさ
れ、現像剤の長寿命化が図られる。
【0103】また請求項28によれば、上記効果に加え
て、さらに省エネルギー化がなされ、且つオフセット現
象の防止が図られて、さらに定着性の確保が図られた画
像形成装置の提供が可能となる。
【0104】請求項29ないし37によれば、低温定着
トナーを用いる場合での、画像形成シーケンスの終了時
におけるトナー帯の付着トナーが減少されて、廃トナー
回収経路やリサイクル経路におけるトナーパッキング現
象の発生が少なくなると共に、省エネルギー化がなさ
れ、定着性の確保が図られた画像形成装置の提供が可能
となる。また廃トナー量の低減が図られる。
【0105】特に請求項34、36または37によれ
ば、現像に使用されるトナーの帯電量維持が適正になさ
れ、現像剤の長寿命化が図られる。
【0106】また請求項38によれば、上記効果に加え
て、さらに省エネルギー化がなされ、且つオフセット現
象の防止が図られて、さらに定着性の確保が図られた画
像形成装置の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像形成装置の一実施の形態の
画像形成装置の断面構成図である。
【図2】像形成体クリーニング手段における回収トナー
の廃トナー回収並びに再利用を示す図1の画像形成部の
部分拡大断面図である。
【図3】本発明に係わるトナー帯の防止のための回転さ
れる感光体上での感光体の帯電電位と現像バイアス電圧
の電位との印加状態の制御関係を示す図である。
【図4】本発明に係わるトナー帯の減少のための回転さ
れる感光体上での感光体の帯電電位と現像バイアス電圧
の電位との印加状態の制御関係を示す図である。
【図5】回転される感光体上での感光体の帯電電位と現
像バイアス電圧の電位との印加状態の従来の制御関係を
示す図である。
【符号の説明】
10 感光体 11 帯電器 12 露光装置 13 現像器 14a 転写器 14b 分離器 16 レジストローラ 17 定着装置 19 像形成体クリーニング装置 20 排紙ローラ HPa 廃トナー搬送パイプ HPb リサイクルトナー搬送パイプ HRa 回収トナー搬送ローラ HRb 廃トナー搬送ローラ HSa 廃トナー搬送スクリュウ HSb リサイクルトナー搬送スクリュウ HTa 廃トナー回収容器 P 記録紙 RFa,RFb 冷却ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/06 101 G03G 15/08 507H 2H134 15/08 507 507L 21/10 21/00 534 21/20 15/08 507D 9/08 381 321 (72)発明者 佐藤 洋太郎 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H005 AA01 EA03 2H027 ED03 ED04 ED06 ED08 ED09 EF11 JA11 JB23 JC07 JC20 2H073 AA05 BA01 BA09 BA13 BA43 CA03 2H076 CA16 CA17 DA41 DA42 2H077 AC16 AD35 BA03 EA03 GA04 GA17 2H134 GA01 GB02 JA02 JA11 JB01

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体と、 前記像形成体の表面を一様帯電する帯電手段と、 前記帯電手段により帯電された像形成体の表面を像露光
    して像形成体上に静電潜像を形成する像露光手段と、 前記像形成体上に形成した静電潜像を軟化点が90〜1
    30℃のトナーにより現像して像形成体上にトナー像を
    形成する反転現像方式の現像手段と、 前記像形成体上に形成したトナー像を転写材上もしくは
    中間転写体上に転写する転写手段と、 前記像形成体上に残留した未転写のトナー像を前記像形
    成体の表面に当接する像形成体クリーニング部材により
    クリーニングする像形成体クリーニング手段とを少なく
    とも有し、 前記像露光手段は、その最大像露光幅が前記現像手段の
    最大現像幅よりも広く、 前記現像手段による前記像形成体上の最大トナー付着量
    を0.3〜0.6mg/cm2とする画像形成装置にお
    いて、 画像形成シーケンス開始時に、 前記帯電手段の帯電電圧の印加開始と同時かもしくはそ
    れよりも早く前記像露光手段による露光を開始し、 前記帯電電圧の印加開始時に前記帯電手段に対向してい
    る像形成体上の領域のうち最上流の部分が、前記像露光
    手段の露光位置に到達すると同時かもしくはそれ以降に
    前記像露光手段による露光を停止し、 前記現像手段の現像バイアス電圧の印加開始を、露光停
    止の瞬間に露光位置にあった像形成体上の部分が現像位
    置に到達すると同時かもしくはそれ以前の所定の範囲以
    内で行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の範囲が10mmであることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像手段による現像バイアス電圧の
    印加開始タイミングと前記像露光手段による露光の印加
    停止タイミングとにより発生する前記像形成体上のトナ
    ー帯の1本当たりの総トナー量を15mg以下とするこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成シーケンス開始時の前記像
    露光手段の露光の停止は、画像形成シーケンス中の最初
    の画像領域の先端よりも20mm以上前で行うことを特
    徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記像形成体クリーニング手段により前
    記像形成体上から除去されたトナーを再利用することを
    特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置に廃トナー回収容器を
    設けると共に、前記像形成体クリーニング手段の内部お
    よび前記像形成体クリーニング手段から前記廃トナー回
    収容器迄の廃トナー回収経路の内部の温度が常に60℃
    以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項
    に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記像形成体クリーニング手段の内部お
    よび前記像形成体クリーニング手段から前記現像手段迄
    のリサイクル経路の内部の温度が常に60℃以下である
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記廃トナー回収容器から前記現像手段
    迄のリサイクル経路の内部の温度が常に60℃以下であ
    ることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記トナーは、結晶性物質と無定形高分
    子とを含有する樹脂微粒子を水系媒体中で融着させて得
    られるものであり、前記結晶性物質は、DSCによる第
    一の昇温過程での吸熱ピークP1が50〜130℃にあ
    り、DSCによる第一の冷却過程での発熱ピークP2が
    30〜110℃にあって、P1≧P2であることを特徴
    とする請求項1〜8の何れか1項に記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 像形成体と、 前記像形成体の表面を一様帯電する帯電手段と、 前記帯電手段により帯電された像形成体の表面を像露光
    して像形成体上に静電潜像を形成する像露光手段と、 前記像形成体上に形成した静電潜像を軟化点が90〜1
    30℃のトナーにより現像して像形成体上にトナー像を
    形成する反転現像方式の現像手段と、 前記像形成体上に形成したトナー像を転写材上もしくは
    中間転写体上に転写する転写手段と、 前記像形成体上に残留した未転写のトナー像を前記像形
    成体の表面に当接する像形成体クリーニング部材により
    クリーニングする像形成体クリーニング手段とを少なく
    とも有し、 前記像露光手段は、その最大像露光幅が前記現像手段の
    最大現像幅よりも広く、 前記現像手段による前記像形成体上の最大トナー付着量
    を0.3〜0.6mg/cm2とする画像形成装置にお
    いて、 画像形成シーケンス終了時に、 前記帯電手段の帯電電圧の印加停止と同時かもしくはそ
    れよりも早く前記像露光手段による露光を開始し、 前記帯電電圧の印加停止時に前記帯電手段に対向してい
    る像形成体上の領域のうち最上流の部分が、前記像露光
    手段の露光位置に到達すると同時かもしくはそれ以降に
    前記像露光手段による露光を停止し、 前記現像手段の現像バイアス電圧の印加停止を、露光開
    始の瞬間に露光位置にあった像形成体上の部分が現像位
    置に到達すると同時かもしくはそれ以降の所定の範囲以
    内で行うことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記所定の範囲が10mmであること
    を特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記現像手段による現像バイアス電圧
    の印加停止タイミングと前記像露光手段による露光の開
    始タイミングとにより発生する前記像形成体上のトナー
    帯の1本当たりの総トナー量を15mg以下とすること
    を特徴とする請求項10または11に記載の画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記画像形成シーケンス終了時の前記
    像露光手段の露光の開始は、画像形成シーケンス中の最
    後の画像領域の後端部よりも20mm以上後ろで行うこ
    とを特徴とする請求項10〜12の何れか1項に記載の
    画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記像形成体クリーニング手段により
    前記像形成体上から除去されたトナーを再利用すること
    を特徴とする請求項10〜13の何れか1項に記載の画
    像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記画像形成装置に廃トナー回収容器
    を設けると共に、前記像形成体クリーニング手段の内部
    および前記像形成体クリーニング手段から前記廃トナー
    回収容器迄の廃トナー回収経路の内部の温度が常に60
    ℃以下であることを特徴とする請求項10〜13の何れ
    か1項に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記像形成体クリーニング手段の内部
    および前記像形成体クリーニング手段から前記現像手段
    迄のリサイクル経路の内部の温度が常に60℃以下であ
    ることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記廃トナー回収容器から前記現像手
    段迄のリサイクル経路の内部の温度が常に60℃以下で
    あることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装
    置。
  18. 【請求項18】 前記トナーは、結晶性物質と無定形高
    分子とを含有する樹脂微粒子を水系媒体中で融着させて
    得られるものであり、前記結晶性物質は、DSCによる
    第一の昇温過程での吸熱ピークP1が50〜130℃に
    あり、DSCによる第一の冷却過程での発熱ピークP2
    が30〜110℃にあって、P1≧P2であることを特
    徴とする請求項10〜17の何れか1項に記載の画像形
    成装置。
  19. 【請求項19】 像形成体と、 前記像形成体の表面を一様帯電する帯電手段と、 前記帯電手段により帯電された像形成体の表面を像露光
    して像形成体上に静電潜像を形成する像露光手段と、 前記像形成体上に形成した静電潜像を軟化点が90〜1
    30℃のトナーにより現像して像形成体上にトナー像を
    形成する反転現像方式の現像手段と、 前記像形成体上に形成したトナー像を転写材上もしくは
    中間転写体上に転写する転写手段と、 前記像形成体上に残留した未転写のトナー像を前記像形
    成体の表面に当接する像形成体クリーニング部材により
    クリーニングする像形成体クリーニング手段とを少なく
    とも有し、 前記現像手段には、前記像形成体に対向し、前記トナー
    を含む現像剤を前記像形成体との対向部分に搬送する回
    転可能な現像剤担持体を有するものであって、 前記現像剤担持体の回転速度が可変であり、 前記現像手段による画像領域の現像時の前記像形成体上
    の最大トナー付着量が0.3〜0.6mg/cm2とな
    るように前記現像剤担持体の回転速度が設定される画像
    形成装置において、 画像形成シーケンス開始時に、 前記現像手段の現像バイアス電圧の印加開始タイミング
    および前記帯電手段の帯電電圧の印加開始タイミングの
    関係により発生する像形成体上のトナー帯の現像が終わ
    るまでは、前記現像剤担持体の回転速度を低速回転とす
    ることを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】 画像形成シーケンスの開始時における
    トナー帯の現像時には、前記像形成体のトナー付着量を
    前記画像領域の最大トナー付着量に対して0.1mg/
    cm2以上少なくし、前記像形成体上の画像領域での最
    大トナー付着量を0.3mg/cm2以下となるような
    回転速度で前記現像剤担持体を回転させることを特徴と
    する請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記像形成体上のトナー帯の1本当た
    りの総トナー量を30mg以下とすることを特徴とする
    請求項19または20に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記像形成体の回転速度をVp、前記
    現像剤担持体の回転速度をVsするとき、 前記画像領域の現像時の、Vs/Vpを2.5〜3.5
    とし、前記トナー帯の現像時のVs/Vpを0.5〜
    1.5とすることを特徴とする請求項19〜21の何れ
    か1項に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記画像形成装置の画像形成シーケン
    ス中の最初の画像領域に対する前記像露光手段による像
    露光の開始までに、前記現像剤担持体の回転速度を前記
    画像領域の現像時の回転速度にまで上げることを特徴と
    する請求項19〜22の何れか1項に記載の画像形成装
    置。
  24. 【請求項24】 前記像形成体クリーニング手段により
    前記像形成体上から除去されたトナーを再利用すること
    を特徴とする請求項19〜23の何れか1項に記載の画
    像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記画像形成装置に廃トナー回収容器
    を設けると共に、前記像形成体クリーニング手段の内部
    および前記像形成体クリーニング手段から前記廃トナー
    回収容器迄の廃トナー回収経路の内部の温度が常に60
    ℃以下であることを特徴とする請求項19〜23の何れ
    か1項に記載の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記像形成体クリーニング手段の内部
    および前記像形成体クリーニング手段から前記現像手段
    迄のリサイクル経路の内部の温度が常に60℃以下であ
    ることを特徴とする請求項24に記載の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記廃トナー回収容器から前記現像手
    段迄のリサイクル経路の内部の温度が常に60℃以下で
    あることを特徴とする請求項24に記載の画像形成装
    置。
  28. 【請求項28】 前記トナーは、結晶性物質と無定形高
    分子とを含有する樹脂微粒子を水系媒体中で融着させて
    得られるものであり、前記結晶性物質は、DSCによる
    第一の昇温過程での吸熱ピークP1が50〜130℃に
    あり、DSCによる第一の冷却過程での発熱ピークP2
    が30〜110℃にあって、P1≧P2であることを特
    徴とする請求項19〜27の何れか1項に記載の画像形
    成装置。
  29. 【請求項29】 像形成体と、 前記像形成体の表面を一様帯電する帯電手段と、 前記帯電手段により帯電された像形成体の表面を像露光
    して像形成体上に静電潜像を形成する像露光手段と、 前記像形成体上に形成した静電潜像を軟化点が90〜1
    30℃のトナーにより現像して像形成体上にトナー像を
    形成する反転現像方式の現像手段と、 前記像形成体上に形成したトナー像を転写材上もしくは
    中間転写体上に転写する転写手段と、 前記像形成体上に残留した未転写のトナー像を前記像形
    成体の表面に当接する像形成体クリーニング部材により
    クリーニングする像形成体クリーニング手段とを少なく
    とも有し、 前記現像手段には、前記像形成体に対向し、前記トナー
    を含む現像剤を前記像形成体との対向部分に搬送する回
    転可能な現像剤担持体を有するものであって、 前記現像剤担持体の回転速度が可変であり、 前記現像手段による画像領域の現像時の前記像形成体上
    の最大トナー付着量が0.3〜0.6mg/cm2とな
    るように前記現像剤担持体の回転速度が設定される画像
    形成装置において、 画像形成シーケンス終了時に、 前記現像手段の現像バイアス電圧の印加停止タイミング
    および前記帯電手段の帯電電圧の印加停止タイミングの
    関係により発生する像形成体上のトナー帯の現像が始ま
    る前に、前記現像剤担持体の回転速度を低速回転とする
    ことを特徴とする画像形成装置。
  30. 【請求項30】 画像形成シーケンスの終了時における
    トナー帯の現像時には、前記像形成体のトナー付着量を
    前記画像領域の最大トナー付着量に対して0.1mg/
    cm2以上少なくし、前記像形成体上の画像領域での最
    大トナー付着量を0.3mg/cm2以下となるような
    回転速度で前記現像剤担持体を回転させることを特徴と
    する請求項29に記載の画像形成装置。
  31. 【請求項31】 前記像形成体上のトナー帯の1本当た
    りの総トナー量を30mg以下とすることを特徴とする
    請求項29または30に記載の画像形成装置。
  32. 【請求項32】 前記像形成体の回転速度をVp、前記
    現像剤担持体の回転速度をVsするとき、 前記画像領域の現像時の、Vs/Vpを2.5〜3.5
    とし、前記トナー帯の現像時のVs/Vpを0.5〜
    1.5とすることを特徴とする請求項29〜31の何れ
    か1項に記載の画像形成装置。
  33. 【請求項33】 前記画像形成装置の画像形成シーケン
    ス中の最後の画像領域に対する現像終了から前記像形成
    体の進行90mm以内に、前記現像剤担持体の回転速度
    を前記トナー帯の現像時の回転速度にまで下げることを
    特徴とする請求項29〜32の何れか1項に記載の画像
    形成装置。
  34. 【請求項34】 前記像形成体クリーニング手段により
    前記像形成体上から除去されたトナーを再利用すること
    を特徴とする請求項29〜33の何れか1項に記載の画
    像形成装置。
  35. 【請求項35】 前記画像形成装置に廃トナー回収容器
    を設けると共に、前記像形成体クリーニング手段の内部
    および前記像形成体クリーニング手段から前記廃トナー
    回収容器迄の廃トナー回収経路の内部の温度が常に60
    ℃以下であることを特徴とする請求項29〜33の何れ
    か1項に記載の画像形成装置。
  36. 【請求項36】 前記像形成体クリーニング手段の内部
    および前記像形成体クリーニング手段から前記現像手段
    迄のリサイクル経路の内部の温度が常に60℃以下であ
    ることを特徴とする請求項34に記載の画像形成装置。
  37. 【請求項37】 前記廃トナー回収容器から前記現像手
    段迄のリサイクル経路の内部の温度が常に60℃以下で
    あることを特徴とする請求項34に記載の画像形成装
    置。
  38. 【請求項38】 前記トナーは、結晶性物質と無定形高
    分子とを含有する樹脂微粒子を水系媒体中で融着させて
    得られるものであり、前記結晶性物質は、DSCによる
    第一の昇温過程での吸熱ピークが50〜130℃にあ
    り、DSCによる第一の冷却過程での発熱ピークが30
    〜110℃にあって、P1≧P2であることを特徴とす
    る請求項29〜37の何れか1項に記載の画像形成装
    置。
JP2002000542A 2002-01-07 2002-01-07 画像形成装置 Pending JP2003202790A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000542A JP2003202790A (ja) 2002-01-07 2002-01-07 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000542A JP2003202790A (ja) 2002-01-07 2002-01-07 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003202790A true JP2003202790A (ja) 2003-07-18

Family

ID=27640899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002000542A Pending JP2003202790A (ja) 2002-01-07 2002-01-07 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003202790A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006163301A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2012168423A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
CN105549356A (zh) * 2014-10-24 2016-05-04 株式会社理光 图像形成装置及潜像载置体的除电方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006163301A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP4682607B2 (ja) * 2004-12-10 2011-05-11 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2012168423A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
CN105549356A (zh) * 2014-10-24 2016-05-04 株式会社理光 图像形成装置及潜像载置体的除电方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7539432B2 (en) Image forming apparatus
JP5049559B2 (ja) 画像形成装置
JP5091572B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP2003202790A (ja) 画像形成装置
JP6763341B2 (ja) 画像形成装置
JP2020079815A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP4334275B2 (ja) 画像形成装置
JP2004333709A (ja) 現像装置
JP4361311B2 (ja) 画像形成装置
JP5510229B2 (ja) 画像形成装置
JP2010156857A (ja) 画像形成装置
JP5412852B2 (ja) 画像形成装置トナーリサイクル機構
JP2007010721A (ja) 画像形成装置
JP2006154070A (ja) 画像形成装置
JP2007140573A (ja) 画像形成装置
JP2009091053A (ja) 画像形成装置
JP4031920B2 (ja) 画像形成装置
JP2004133084A (ja) 電子写真装置
JPH0558195B2 (ja)
JP2003270875A (ja) 画像形成装置
JP6314852B2 (ja) 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2007147716A (ja) 画像形成装置
JP2020095102A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2011123211A (ja) 画像形成装置
JP2005114758A (ja) クリーニングユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080916