JP2003202047A - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器

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JP2003202047A JP2002209430A JP2002209430A JP2003202047A JP 2003202047 A JP2003202047 A JP 2003202047A JP 2002209430 A JP2002209430 A JP 2002209430A JP 2002209430 A JP2002209430 A JP 2002209430A JP 2003202047 A JP2003202047 A JP 2003202047A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ピストン低速域と高速域とで発生する減衰力を
別々に調整可能とし、また油圧緩衝器の基本長を長くせ
ず、かつ減衰力を調整するための操作性を改善する。 【解決手段】シリンダ21内に形成される油室28と2
9のうち、ピストンロッド側の油室28と、シリンダ外
部に形成するリザーバ50とを接続する、2つの並列な
油路33と34とを、シリンダ上部に設けるシールケー
ス23に形成する。シールケース23には、油路33の
開口面積を調整可能なニードルバルブ35と、油路34
をスプリング40の付勢力で閉じるポペットバルブ37
及び、このスプリング40の付勢力を調整可能なアジャ
スタ39とを備える。伸側行程時に油室28から流出す
るオイルの一部を、ニードルバルブ35とポペットバル
ブ37を介して流出させ、このとき発生する減衰力を、
それぞれ調整可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両の油圧緩衝器
に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧緩衝器の減衰力を、外部からの操作
により調整可能としたものは、すでに知られている。油
圧緩衝器のピストンロッドを軸方向に貫通して操作ロッ
ドを配置し、その先に減衰力を変化させるためのバルブ
を設けている。操作ロッドの軸方向位置を微調整するこ
とで、バルブの開度を変化させ、油圧緩衝器の発生する
減衰力を調整できる。
【0003】
【発明が解決すべき課題】しかし、この場合、ピストン
ロッドに同軸的に操作ロッドを配置するので、構造が複
雑となり、また、操作ロッドの操作部位が車体側と干渉
しやすい位置にくるため、操作性も良くなく、さらに
は、油圧緩衝器の軸方向の基本長も長くなる。また、バ
ルブの開度を変化させるだけのため、減衰力の調整機能
が単純で、油圧緩衝器のピストン速度の低速域での発生
減衰力と、高速域での発生減衰力を、別々に調整するこ
とができない。
【0004】本発明の目的は、ピストン低速域と高速域
とで発生する減衰力を別々に調整可能とすることであ
る。
【0005】また、油圧緩衝器の基本長を長くすること
がなく、減衰力を調整するための操作性を改善すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の油圧緩衝器は、
アウターシェルの内部に同軸的に配置したシリンダと、
これらアウターシェルとシリンダの端部の開口を閉じる
シールケースと、前記シリンダ内に摺動自由に配置した
ピストンと、前記シールケースを貫通して前記ピストン
に連結したピストンロッドと、前記リンダ内で前記ピス
トンによって区画された2つの油室と、前記シリンダと
アウターシェルとの間に設けられたリザーバと、前記ピ
ストンに設けられ、前記2つの油室の連通を開閉する減
衰弁と、前記油室のうち、前記ピストンロッドの無い方
の油室と前記リザーバとを連通する油路に介装したベー
スバルブと、前記油室のうち、ピストンロッド側の油室
と、前記リザーバとを接続する、前記シールケースに設
けられた2つの並列な油路と、前記シールケースに配置
され、前記一方の油路の開口面積を調整可能なニードル
バルブと、前記シールケースに配置され、前記他方の油
路をスプリングで閉じ方向に付勢されたポペットバルブ
及び、このポペットバルブのスプリングの付勢力を調整
可能なアジャスタと、を備える。
【0007】また、本発明において、前記一方の油路
は、前記シールケースを軸方向に延びるポートを含み、
このポートは、その一端が、前記シリンダ内周面設けら
れ、前記ピストンロッド側の油室に開口する環状溝と連
通する一方、その他端は前記リザーバと連通し、前記ニ
ードルバルブがこのポートと同軸方向から移動してポー
ト開口面積を調整可能となっている。
【0008】また、本発明において、前記他方の油路
は、前記シールケースを軸方向に延びるポートを含み、
このポートは、その一端が、前記シリンダ内周面設けら
れ、前記ピストンロッド側の油室に開口する環状溝と連
通し、その他端が前記リザーバと連通し、このポートを
閉じる前記ポペットバルブがポートと同軸的に配置さ
れ、かつポペットバルブの背後に配置した前記アジャス
タがポート軸方向に移動してスプリングの付勢力を調整
可能となっている。
【0009】また、本発明において、前記ニードルバル
ブはシールケースに軸方向から螺合し、シールケースの
端面にて外部に露出する前記ニードルバルブの頭部に
は、操作溝が形成されている。
【0010】また、本発明において、前記アジャスタは
シールケースに軸方向から螺合し、シールケースの端面
にて外部に露出するアジャスタの頭部には、操作溝が形
成されている。
【0011】
【作用、効果】したがって本発明によれば、ニードルバ
ルブによってピストン速度の低速域の減衰力を調整可能
であり、またポペットバルブによって同じく中・高速域
の減衰力を調整することができる。また、ニードルバル
ブと、ポペットバルブの付勢力を調整するアジャスタと
は、共にシールケースに設けられ、車体側との干渉を起
こすことなく、これらの調整操作を行うことができ、そ
の調整操作が容易に行える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1に示すように、円筒形のアウターシェ
ル22の内側には、同軸的にシリンダ21が配置され
る。アウターシェル22とシリンダ21の上端には、シ
ールケース23が取り付けられ、それぞれの開口部を閉
じている。アウターシェル22とシリンダ21の下端で
ある底部は閉じられている。
【0014】シリンダ21の内部にはピストン24が摺
動自由に配置され、ピストン24には同軸的にピストン
ロッド25が連結している。このピストン24によりシ
リンダ21の内部の室は、ピストンロッド側の油室28
と反ピストンロッド側の油室29に区画され、それぞれ
はオイルで満たされている。
【0015】ピストン24を軸方向に貫通してポート3
0aと30bが設けられ、一方のポート30aはピスト
ン24の一方の面に設けた減衰弁31により、他方のポ
ート30bは、ピストン24の他方の面に設けた減衰弁
32により閉じられている。ピストンロッド25が伸び
出す方向にピストン24が移動するときは、減衰弁31
が開き、油室28から油室29へのオイルの流れを許容
し、これとは反対方向のピストンロッドが縮む方向にピ
ストン24が移動するときには、減衰弁32が開き、油
室29から油室28へのオイルの流れを許容する。
【0016】ピストンロッド25は前記アウターシェル
22とシリンダ21の開口端を塞ぐシールケース23を
貫通している。シールケース23にはオイルシール26
とダストシール27が設けられ、ピストンロッド25の
貫通部位からオイルが漏れないように、シールしてい
る。
【0017】前記アウターシェル22とシリンダ21の
間の環状スペースには、リザーバ50が設けられる。リ
ザーバ50は、アウターシェル22の内側に配置した、
可撓性のある円筒形のベロー41により、その内側の油
室42とその外側のガス室43とに仕切られる。ベロー
41の上端と下端はそれぞれリング44により固定され
る。リング44はシリンダ21の外周に圧入されるとも
に、その内周面には切欠流路44aがそれぞれ形成され
る。
【0018】油室42は、後述するような経路により、
前記シリンダ内部の油室28、29と連通し、オイルが
導かれる。また、ガス室43にはガスが封入され、この
ため、油室42の油量が変動したときに、ガス室43が
圧縮されたり、膨張したりして、油量の変動分を吸収す
る。なお、ガス室43にはアウターシェル22に設けた
プラグ43aを通してガスが封入される。
【0019】図2、図3及び図4に示すように、前記シ
ールケース23には、前記ピストン24の上部の油室2
8と、油室前記リザーバ50の油室42とを接続する第
1と第2の油路33と34がそれぞれ異なった位置に、
互いに並列に設けられている。そして、油路33にはニ
ードルバルブ35が設けられ、油路34にはポペットバ
ルブ37が設けられる。
【0020】ニードルバルブ35の詳細は図2に示され
る。
【0021】ニードルバルブ35はシールケース23に
対して、軸方向に設けたバルブ穴36に挿入され、その
先端のニードル部35aが前記油路33の一部となるポ
ート33aに、同軸的に配置される。
【0022】ニードルバルブ35はその外周に設けたね
じ部35bが、バルブ穴36の内周に設けたねじ部36
aと螺合し、またニードルバルブ35の頭部35cは、
バルブ穴36の端面より外部に露出し、その頭部35c
には操作溝35dが形成される。
【0023】したがって、この操作溝35dにドライバ
を差し込んでニードルバルブ35を回すことにより、ニ
ードルバルブ35は軸方向に移動し、先端のニードル部
35aによりポート33aの開口面積を変化させること
ができ、油路33を通るオイルの流量を調整可能となっ
ている。
【0024】なお、前記ニードルバルブ35には、その
回転位置を位置決めするための、ディテント機構45が
設けられる。ディテント機構45は、ニードルバルブ3
5の内部に設けた横穴45aに配置したボール45b
と、このボール45bを押すスプリング45cと、前記
バルブ穴36の内周に、その周方向の均等位置に配設し
た複数の溝45dとから構成される。スプリング45c
に押されたボール45bが溝45dに選択的に嵌まるこ
とにより、ニードルバルブ35の回転方向の位置決めが
なされる。
【0025】前記油室28の上部において、シリンダ2
1の内周部に沿って環状溝28aが形成され、この環状
溝28aは前記油路33と接続し、また油路33の一部
を構成するポート33aの下端は前記リザーバ50の上
方に位置してシリンダ21の外周に形成された環状路4
6と接続する。なお、この環状路46はリザーバ50の
油室42と切欠流路44aを介して連通している。
【0026】次に、ポペットバルブ37の詳細は図3に
示される。
【0027】前記シールケース23には、バルブ穴38
が軸方向に設けられ、このバルブ穴38にポペットバル
ブ37が摺動自由に挿入される。ポペットバルブ37の
背後に位置して、バルブ穴38にはアジャスタ39が挿
入される。アジャスタ39の外周にはねじ部39aが設
けられ、このねじ部39aがバルブ穴38の内周に形成
したねじ部38aと螺合する。このアジャスタ39とポ
ペットバルブ37との間にはスプリング40が介装さ
れ、スプリング40の圧縮力によりポペットバルブ37
が押され、その先端の円錐部37aが、前記油路34の
一部となる、ポペットバルブ37と同軸的に形成された
ポート34aを閉じる。
【0028】なお、ポペットバルブ37には軸心を貫通
する圧抜き穴37bが形成され、ポペットバルブ37の
背後のスプリング40を収納したスプリング室40aと
ポート34aとを連通し、ポペットバルブ37の円滑な
移動を可能としている。
【0029】前記アジャスタ39の頭部39bがバルブ
穴38の端面より外部に露出し、この露出する頭部39
bには操作溝39cが形成される。したがって、この操
作溝39cにドライバを差し込んでアジャスタ39を回
すことにより、アジャスタ39は軸方向に移動し、スプ
リング40の圧縮力を変化させ、これによりポペットバ
ルブ37の開弁力が調整可能となっている。
【0030】なお、油路34は前記油室28の環状溝2
8aと接続し、またポート34aの下端は前記環状路4
6と接続する。
【0031】前記アジャスタ39にも上記ポペットバル
ブ37に設けられたのと同じようなディテント機構45
が設けられ、これによりアジャスタ39の回転位置の位
置決めがなされる。
【0032】図1において、シリンダ21の底部には、
ベースバルブ53が配置される。このベースバルブ53
は、ピストン24の下方の油室29と前記リザーバ50
の油室42とを接続する油路に介装される。
【0033】ベースバルブ53には、互いに並列なポー
ト54aと54bが形成され、ポート54aは減衰弁5
5が閉じ、ポート54bはチェック弁56が閉じる。し
たがって、ピストン24が下降する油圧緩衝器の圧縮行
程時には、減衰弁55が開き、油室29のオイルがリザ
ーバ50の油室42へと流れ、ピストン24が上昇する
油圧緩衝器の伸長行程時にはチェック弁56が開き、油
室42からのオイルが油室29に流れる。なお、減衰弁
55はピストン24に設けた減衰弁32より絞り抵抗を
大きく設定してある。
【0034】図1の57は、オイルの排出や注入のため
に、シールケース23に設けたドレーンポートであり、
油室28の環状溝28aと外部とを接続するが、通常は
ドレーンプラグ58により閉じられている。
【0035】以上のように構成され、つぎに作用につい
て説明する。
【0036】油圧緩衝器の伸側作動時には、ピストンロ
ッド25が伸び出す方向にピストン24が移動し、この
とき圧縮される上部の油室28のオイルは、その一部が
ピストン24のポート30aから減衰弁31を押し開い
て、拡大する油室29に流れ出し、残りは油路33と3
4を通り、ニードルバルブ35とポペットバルブ37を
経由してリザーバ50の油室42へと流れる。また、拡
大する油室29にはベースバルブ53を経由してリザー
バ50の油室42から、ピストンロッド25の抜け出し
量に相当するオイルが流入する。
【0037】ところで、この場合、ピストン24の移動
速度が遅いとき、つまりピストン速度の低速域では、油
室28の発生圧力がそれほど高くならないため、減衰弁
31が開かず、またポペットバルブ37もスプリング4
0により閉じているため、油室28のオイルは、主とし
てニードルバルブ35を通してのみ流れる。
【0038】このため、ニードルバルブ35のポート3
3aの開口面積に応じた減衰力が発生する。このときの
発生減衰力は、ニードルバルブ35の開口面積を、外部
からのドライバなどによりニードルバルブ35の回転位
置を変えて、調整することにより、簡単に調整すること
ができ、たとえば、ニードルバルブ35のニードル部3
5aを上方に移動して、ポート30aの開口面積を大き
くすると、発生減衰力は弱くなる。
【0039】これに対して、ピストン24の移動速度が
速いとき、つまりピストン速度の中・高速域では、油室
28の圧力が高まり、前記した減衰弁31が開くと共
に、ポペットバルブ37もスプリング40に打ち勝って
開き、オイルはポート30aと油路34の両方を通って
も流れる。
【0040】このため、発生減衰力は、主として減衰弁
31とポペットバルブ37の減衰力特性が合成されたも
のとなる。
【0041】この場合、ポペットバルブ37のアジャス
タ39を、外部からドライバなどで回転させ、軸方向位
置を変化させると、スプリング40の圧縮量が変化する
ため、ポペットバルブ37の初期荷重を調整することが
できる。たとえば、アジャスタ39を軸方向の上方に移
動し、スプリング40の圧縮荷重を弱くすると、ポペッ
トバルブ37の初期荷重は減少し、発生する減衰力は弱
くなる。
【0042】これにより、減衰弁31とポペットバルブ
37とによる合成減衰力も変化し、結局、ピストン速度
の中・高速域の発生減衰力を、ポペットバルブ37の初
期加重を変化させるで、自由に調整できるのである。
【0043】前記ニードルバルブ35の頭部とアジャス
タ39の頭部は共に、シールケース23の上端面におい
て外部に露出しているため、減衰力を調整するために、
これらを外部から操作するときの調整操作が容易であ
り、しかもピストンロッド25の先端が取り付けられる
車体側と干渉する心配も少ない。
【0044】次に、ピストンロッド25が押し込まれ
る、油圧緩衝器の圧側作動時には、ピストン24が下方
に移動し、このとき圧縮される油室29のオイルは、ピ
ストン24のポート30bから減衰弁32を通って拡大
する油室28に流入し、またピストンロッド25の圧側
作動ストロークの体積分に相当する油量が、ベースバル
ブ53のポート54aから減衰弁55を通ってリザーバ
50の油室42に流入する。
【0045】したがって、この圧側作動時の減衰力は、
圧縮される油室29からのオイルの流出抵抗として発生
するため、もっぱら減衰弁32とベースバルブ53の減
衰弁55とによる合成減衰力として制御される。
【0046】ただし、このとき、ベースバルブ53の減
衰弁55の絞り抵抗を大きくしておくと、油室28の油
量の一部が、油室28からニードルバルブ35とポペッ
トバルブ37を経由してリザーバ50の油室42にも流
れ込むことになり、これらによっても減衰力が発生する
ことになる。
【0047】この場合には、圧側減衰力は、上記伸側減
衰力と同じように、ピストン速度の低速域ではニードル
バルブ35の調整によって、またピストン速度の高速域
ではポペットバルブ37の調整によって、それぞれ調整
することが可能となる。
【0048】本発明は上記の実施の形態に限定されず
に、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がな
しうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す断面図である。
【図2】ニードルバルブの部分を示す断面図である。
【図3】ポペットバルブの部分を示す断面図である。
【図4】シールケースの平面図である。
【符号の説明】
21 シリンダ 22 アウターシェル 23 シールケース 24 ピストン 25 ピストンロッド 28 油室 28a 環状溝 29 油室 30a,30b ポート 31 減衰弁 32 減衰弁 33 油路 33a ポート 34 油路 34a ポート 35 ニードルバルブ 37 ポペットバルブ 39 アジャスタ 42 油室 50 リザーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルネ ルミュ カナダ国 JOE 2LO(ケベック) ヴァルコート リュ ドュ ラ モンター ニュ 565 Fターム(参考) 3J069 AA54 CC19 EE01 EE35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウターシェルの内部に同軸的に配置した
    シリンダと、 これらアウターシェルとシリンダの端部の開口を閉じる
    シールケースと、 前記シリンダ内に摺動自由に配置したピストンと、 前記シールケースを貫通して前記ピストンに連結したピ
    ストンロッドと、 前記リンダ内で前記ピストンによって区画された2つの
    油室と、 前記シリンダとアウターシェルとの間に設けられたリザ
    ーバと、 前記ピストンに設けられ、前記2つの油室の連通を開閉
    する減衰弁と、 前記油室のうち、前記ピストンロッドの無い方の油室と
    前記リザーバとを連通する油路に介装したベースバルブ
    と、 前記油室のうち、ピストンロッド側の油室と、前記リザ
    ーバとを接続する、前記シールケースに設けられた2つ
    の並列な油路と、 前記シールケースに配置され、前記一方の油路の開口面
    積を調整可能なニードルバルブと、 前記シールケースに配置され、前記他方の油路をスプリ
    ングで閉じ方向に付勢されたポペットバルブ及び、この
    ポペットバルブのスプリングの付勢力を調整可能なアジ
    ャスタと、 を備えることを特徴とする油圧緩衝器。
  2. 【請求項2】前記一方の油路は、前記シールケースを軸
    方向に延びるポートを含み、このポートは、その一端
    が、前記シリンダ内周面設けられ、前記ピストンロッド
    側の油室に開口する環状溝と連通する一方、その他端は
    前記リザーバと連通し、前記ニードルバルブはこのポー
    トと同軸方向から移動してポート開口面積を調整可能と
    なっている請求項1に記載の油圧緩衝器。
  3. 【請求項3】前記他方の油路は、前記シールケースを軸
    方向に延びるポートを含み、このポートは、その一端
    が、前記シリンダ内周面設けられ、前記ピストンロッド
    側の油室に開口する環状溝と連通し、その他端が前記リ
    ザーバと連通し、このポートを閉じる前記ポペットバル
    ブがポートと同軸的に配置され、かつポペットバルブの
    背後に配置した前記アジャスタがポート軸方向に移動し
    てスプリングの付勢力を調整可能となっている請求項1
    に記載の油圧緩衝器。
  4. 【請求項4】前記ニードルバルブはシールケースに軸方
    向から螺合し、シールケースの端面にて外部に露出する
    前記ニードルバルブの頭部には、操作溝が形成されてい
    る請求項2に記載の油圧緩衝器。
  5. 【請求項5】前記アジャスタはシールケースに軸方向か
    ら螺合し、シールケースの端面にて外部に露出するアジ
    ャスタの頭部には、操作溝が形成されている請求項3に
    記載の油圧緩衝器。
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