JP2003201868A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁装置

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JP2003201868A
JP2003201868A JP2002003059A JP2002003059A JP2003201868A JP 2003201868 A JP2003201868 A JP 2003201868A JP 2002003059 A JP2002003059 A JP 2002003059A JP 2002003059 A JP2002003059 A JP 2002003059A JP 2003201868 A JP2003201868 A JP 2003201868A
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信一 竹村
Tsuneyasu Nohara
常靖 野原
Takanobu Sugiyama
孝伸 杉山
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実位相の検出間隔とリフト/作動角制御の実
行間隔との大きな相違に起因する両制御の不整合を回避
し、吸気量制御の精度を高める。 【解決手段】 吸気弁のリフト・作動角を連続的に変化
させるリフト・作動角可変機構と、リフト中心角の位相
を連続的に変化させる位相可変機構と、を備え、リフト
・作動角可変機構により制御される実リフト量rLは微
小時間間隔で実質的に連続的に検出され、位相可変機構
により制御される実位相rθは、720°CA毎に検出
される。位相のサンプリング期間の途中では、位相可変
機構の応答速度から推定位相eθを求め、この推定位相
eθに基づき目標リフト量基準値tLbを補正して目標
リフト量tLを求める。このように推定することで、実
位相rθをそのまま用いる場合よりも精度が高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の吸気
弁に用いられる可変動弁装置、特に、吸気弁のリフト量
あるいは作動角を可変制御する第1可変動弁機構と、吸
気弁リフトの中心角の位相を可変制御する第2可変動弁
機構と、を備え、これらの2つの可変動弁機構により吸
入空気量を制御するようにした可変動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平5−87643号公報には、内燃
機関における吸排気弁のリフト・作動角を可変制御する
リフト・作動角可変機構と、リフト中心角の位相を可変
制御する位相可変機構と、を組み合わせてなる内燃機関
の可変動弁装置が開示されている。この装置では、位相
可変機構の制御状態つまりリフト中心角の実位相を検出
するセンサを具備しており、検出した実位相に基づい
て、リフト・作動角可変機構の制御に制限を加えるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の装置では、
リフト中心角の実位相を検出するセンサとして、位相制
御用アクチュエータの可動部の位置を接触子を介して検
出するアナログセンサが用いられているが、例えば、位
相検出用のセンサとして非接触型のセンサを用い、カム
シャフト(カム駆動軸)の1回転毎に位相検出を行うよ
うにした場合などは、実位相の検出間隔とリフト量制御
の実行間隔とが大きく異なることになり、位相制御とリ
フト量制御とを整合させることが困難となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の内燃機関の可
変動弁装置は、吸気弁のリフト量あるいは作動角の少な
くとも一方を連続的に変更可能な第1可変動弁機構と、
吸気弁リフトの中心角の位相を連続的に変更可能な第2
可変動弁機構と、を備えており、これらの2つの可変動
弁機構を制御することにより内燃機関の吸入空気量を可
変制御している。
【0005】そして、上記第1可変動弁機構の制御状態
を検出する第1センサと、上記第2可変動弁機構の制御
状態を検出する第2センサと、を備えている。ここで、
上記第1センサは、上記第1可変動弁機構の制御状態を
常時検出可能であり、これに対し、上記第2センサは、
上記第2可変動弁機構の制御状態を特定のタイミングで
のみ検出可能となっている。つまり第2センサでは、例
えば、クランク角度の720°毎、あるいは360°毎
といった間隔で、第2可変動弁機構の制御状態つまり実
位相が検出される。
【0006】そして、本発明の可変動弁装置は制御装置
を備えており、この制御装置は、上記第2センサからの
検出信号つまり実位相を示す信号に基づいて上記第2可
変動弁機構を制御する。例えば内燃機関の運転条件に応
じて設定される目標位相に合致するように、第2可変動
弁機構に対し制御指令が出力される。また、制御装置
は、この制御指令に応答して変化する上記第2可変動弁
機構の制御状態を推定し、この推定結果と上記第1セン
サからの検出信号に応じて上記第1可変動弁機構を制御
する。すなわち、例えば内燃機関の運転条件に応じて目
標のリフト量あるいは作動角が設定され、これに合致す
るように第1可変動弁機構が制御されるが、この目標の
リフト量あるいは作動角は、位相が正しく制御されてい
ることを前提とするので、上記制御指令により第2可変
動弁機構の制御状態が変化しつつあるときには、第2セ
ンサの前回の検出タイミングから次の検出タイミングま
での間に実際の制御状態が変化し、目標のリフト量ある
いは作動角が、実際の位相に適合したものとならない。
そこで、本発明では、制御指令に応答して変化する第2
可変動弁機構のそのときの制御状態つまり実際の位相を
推定し、この推定した位相を用いて第1可変動弁機構を
制御する。例えば推定した位相に基づいて、目標のリフ
ト量あるいは作動角が補正される。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、第2センサによる第
2可変動弁機構の制御状態の検出が例えば機関の1サイ
クル毎に1回といったように大きな間隔で行われる場合
でも、その間の第2可変動弁機構の制御状態を推定する
ことにより、リフト量あるいは作動角の制御を高精度に
微小間隔で実行することが可能となる。換言すれば、実
位相の検出間隔とリフト/作動角制御の実行間隔との大
きな相違に起因する両制御の不整合を回避することがで
き、吸入空気量の制御精度が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明を、自動車用火花
点火式ガソリン機関の吸気弁に適用した実施の形態につ
いて説明する。
【0009】図1は、内燃機関の吸気弁側可変動弁装置
の構成を示す構成説明図であり、この可変動弁装置は、
可変動弁機構として、吸気弁のリフト・作動角を変化さ
せるリフト・作動角可変機構1(第1可変動弁機構に相
当する)と、そのリフトの中心角の位相(図示せぬクラ
ンクシャフトに対する位相)を進角もしくは遅角させる
位相可変機構21(第2可変動弁機構に相当する)と、
を備えている。
【0010】まず、リフト・作動角可変機構1を説明す
る。なお、このリフト・作動角可変機構1は、本出願人
が先に提案したものであるが、例えば特開平11−10
7725号公報等によって公知となっているので、その
概要のみを説明する。
【0011】リフト・作動角可変機構1は、シリンダヘ
ッド(図示せず)に摺動自在に設けられた吸気弁11
と、シリンダヘッド上部のカムブラケット(図示せず)
に回転自在に支持された駆動軸2と、この駆動軸2に、
圧入等により固定された偏心カム3と、上記駆動軸2の
上方位置に同じカムブラケットによって回転自在に支持
されるとともに駆動軸2と平行に配置された制御軸12
と、この制御軸12の偏心カム部18に揺動自在に支持
されたロッカアーム6と、各吸気弁11の上端部に配置
されたタペット10に当接する揺動カム9と、を備えて
いる。上記偏心カム3とロッカアーム6とはリンクアー
ム4によって連係されており、ロッカアーム6と揺動カ
ム9とは、リンク部材8によって連係されている。
【0012】上記駆動軸2は、後述するように、タイミ
ングチェーンないしはタイミングベルトを介して機関の
クランクシャフトによって駆動されるものである。
【0013】上記偏心カム3は、円形外周面を有し、該
外周面の中心が駆動軸2の軸心から所定量だけオフセッ
トしているとともに、この外周面に、リンクアーム4の
環状部が回転可能に嵌合している。
【0014】上記ロッカアーム6は、略中央部が上記偏
心カム部18によって揺動可能に支持されており、その
一端部に、連結ピン5を介して上記リンクアーム4のア
ーム部が連係しているとともに、他端部に、連結ピン7
を介して上記リンク部材8の上端部が連係している。上
記偏心カム部18は、制御軸12の軸心から偏心してお
り、従って、制御軸12の角度位置に応じてロッカアー
ム6の揺動中心は変化する。
【0015】上記揺動カム9は、駆動軸2の外周に嵌合
して回転自在に支持されており、側方へ延びた端部に、
連結ピン17を介して上記リンク部材8の下端部が連係
している。この揺動カム9の下面には、駆動軸2と同心
状の円弧をなす基円面と、該基円面から所定の曲線を描
いて延びるカム面と、が連続して形成されており、これ
らの基円面ならびにカム面が、揺動カム9の揺動位置に
応じてタペット10の上面に当接するようになってい
る。
【0016】すなわち、上記基円面はベースサークル区
間として、リフト量が0となる区間であり、揺動カム9
が揺動してカム面がタペット10に接触すると、徐々に
リフトしていくことになる。なお、ベースサークル区間
とリフト区間との間には若干のランプ区間が設けられて
いる。
【0017】上記制御軸12は、図1に示すように、一
端部に設けられたリフト・作動角制御用アクチュエータ
13によって所定角度範囲内で回転するように構成され
ている。このリフト・作動角制御用アクチュエータ13
は、例えばウォームギア15を介して制御軸12を駆動
するサーボモータ等からなり、エンジンコントロールユ
ニット19(制御装置)からの制御信号によって制御さ
れている。ここで、制御軸12の回転角度は、アナログ
センサからなる第1センサつまり制御軸センサ14によ
って検出され、この検出した実際の制御状態に基づいて
上記アクチュエータ13がクローズドループ制御され
る。
【0018】このリフト・作動角可変機構1の作用を説
明すると、駆動軸2が回転すると、偏心カム3のカム作
用によってリンクアーム4が上下動し、これに伴ってロ
ッカアーム6が揺動する。このロッカアーム6の揺動
は、リンク部材8を介して揺動カム9へ伝達され、該揺
動カム9が揺動する。この揺動カム9のカム作用によっ
て、タペット10が押圧され、吸気弁11がリフトす
る。
【0019】ここで、リフト・作動角制御用アクチュエ
ータ13を介して制御軸12の角度が変化すると、ロッ
カアーム6の揺動運動の中心位置が動いて該ロッカアー
ム6の初期位置が変化し、ひいては揺動カム9の初期揺
動位置が変化する。
【0020】例えば偏心カム部18が図の上方へ位置し
ているとすると、ロッカアーム6は全体として上方へ位
置し、揺動カム9の連結ピン17側の端部が相対的に上
方へ引き上げられた状態となる。つまり、揺動カム9の
初期位置は、そのカム面がタペット10から離れる方向
に傾く。従って、駆動軸2の回転に伴って揺動カム9が
揺動した際に、基円面が長くタペット10に接触し続
け、カム面がタペット10に接触する期間は短い。従っ
て、リフト量が全体として小さくなり、かつその開時期
から閉時期までの角度範囲つまり作動角も縮小する。
【0021】逆に、偏心カム部18が図の下方へ位置し
ているとすると、ロッカアーム6は全体として下方へ位
置し、揺動カム9の連結ピン17側の端部が相対的に下
方へ押し下げられた状態となる。つまり、揺動カム9の
初期位置は、そのカム面がタペット10に近付く方向に
傾く。従って、駆動軸2の回転に伴って揺動カム9が揺
動した際に、タペット10と接触する部位が基円面から
カム面へと直ちに移行する。従って、リフト量が全体と
して大きくなり、かつその作動角も拡大する。
【0022】上記の偏心カム部18の初期位置は連続的
に変化させ得るので、これに伴って、バルブリフト特性
は、連続的に変化する。つまり、リフトならびに作動角
を、両者同時に、連続的に拡大,縮小させることができ
る。各部のレイアウトによるが、例えば、リフト・作動
角の大小変化に伴い、吸気弁11の開時期と閉時期とが
ほぼ対称に変化する。
【0023】次に、位相可変機構21は、図1に示すよ
うに、上記駆動軸2の前端部に設けられたスプロケット
22と、このスプロケット22と上記駆動軸2とを、所
定の角度範囲内において相対的に回転させる位相制御用
アクチュエータ23と、から構成されている。上記スプ
ロケット22は、図示せぬタイミングチェーンもしくは
タイミングベルトを介して、クランクシャフトに連動し
ている。上記位相制御用アクチュエータ23は、例えば
油圧式、電磁式などの回転型アクチュエータからなり、
エンジンコントロールユニット19からの制御信号によ
って制御されている。この位相制御用アクチュエータ2
3の作用によって、スプロケット22と駆動軸2とが相
対的に回転し、バルブリフトにおけるリフト中心角が遅
進する。つまり、リフト特性の曲線自体は変わらずに、
全体が進角もしくは遅角する。また、この変化も、連続
的に得ることができる。この位相可変機構21の実際の
制御状態は、駆動軸2の回転位置に応答する第2センサ
としての駆動軸センサ16によって検出され、これに基
づいて、上記アクチュエータ23がクローズドループ制
御される。
【0024】このような可変動弁装置を吸気弁側に備え
た本実施例の内燃機関は、スロットル弁に依存せず、吸
気弁11の可変制御によって吸気量が制御される。な
お、実用機関では、ブローバイガスの還流等のために吸
気系に若干の負圧が存在していることが好ましいので、
図示していないが、吸気通路の上流側に、スロットル弁
に代えて、負圧生成用の適宜な絞り機構を設けることが
望ましい。
【0025】図2および図3は、上記制御軸センサ14
の詳細を示している。この実施例では、制御軸センサ1
4は、センサ軸81の回転角度に応じたセンサ出力を発
生する回転型ポテンショメータからなり、センサ軸81
が上記制御軸12に対し同軸上となるように、シリンダ
ヘッドの一部(符号101で示す)に固定されている。
センサ軸81と制御軸12とは、それぞれの中心位置の
誤差ないしは変位を許容し得るように、互いに直結され
ておらず、制御軸12の端面の外周部にピン84が設け
られているとともに、半径方向のスリット82を備えた
ベースプレート83が上記センサ軸81に取り付けられ
ており、上記スリット82に上記ピン84が係合して、
制御軸12の回転がセンサ軸81に伝達されるように構
成されている。
【0026】図4および図5は、駆動軸2の位相を検出
する上記駆動軸センサ16の詳細を示している。この駆
動軸センサ16は、ホールIC素子を使用した非接触型
のセンサであり、シリンダヘッド101に固定されてい
る。この駆動軸センサ16に対向するように、駆動軸2
の端部に、1箇所にスリット86を形成した円形のプレ
ート85が取り付けられており、駆動軸センサ16から
得られる出力信号は、スリット86以外の部分でハイ
に、スリット86部分でローとなる。エンジンコントロ
ールユニット19は、駆動軸センサ16の出力信号がハ
イからローへと変化するタイミングを検出し、そのとき
のクランク角度を基準クランク角度(例えば位相可変機
構21の最遅角状態に対応するクランク角度)と比較す
ることで、クランクシャフトに対する駆動軸2の回転位
相差(これを実位相rθと記す)を求めることができ
る。ここで、上記スリット86は、駆動軸2の1回転毎
に駆動軸センサ16の前面を横切るので、実位相rθの
検出は駆動軸2の1回転毎に行われる。つまり、位相制
御用アクチュエータ23の回転変位を無視すれば、基本
的に、720°CA毎に実位相rθが検出される。
【0027】次に、上記リフト・作動角可変機構1と上
記位相可変機構21とを用いた吸入空気量制御について
説明する。図6は、代表的な運転条件における吸気弁の
バルブリフト特性を示したもので、図示するように、ア
イドル等の極低負荷域においては、リフト量が極小リフ
トとなる。これは特に、リフト中心角の位相が吸気量に
影響しない程度にまで小さなリフト量となる。そして、
位相可変機構21によるリフト中心角の位相は、最も遅
角した位置となり、これによって、閉時期は、下死点直
前位置となる。
【0028】このように極小リフトとすることによっ
て、吸気流が吸気弁11の間隙においてチョークした状
態となり、極低負荷域で必要な微小流量が安定的に得ら
れる。そして、閉時期が下死点近傍となることから、有
効圧縮比は十分に高くなり、極小リフトによるガス流動
の向上と相俟って、比較的良好な燃焼を確保できる。
【0029】一方、アイドル等の極低負荷域よりも負荷
の大きな低負荷領域(補機負荷が加わっているアイドル
状態を含む)においては、リフト・作動角が大きくな
り、かつリフト中心角は進角した位置となる。このとき
には、バルブタイミングをも考慮して吸気量制御が行わ
れることになり、吸気弁閉時期を早めることで、吸気量
が比較的少量に制御される。この結果、リフト・作動角
はある程度大きなものとなり、吸気弁11によるポンピ
ングロスが低減する。
【0030】なお、アイドル等の極低負荷域における極
小リフトでは、前述したように、位相を変更しても吸気
量は殆ど変化しないので、極低負荷域から低負荷域へと
移行する場合には、位相変更よりも優先して、リフト・
作動角を拡大する必要がある。空調用コンプレッサ等の
補機の負荷が加わった場合も同様である。
【0031】一方、さらに負荷が増加し、燃焼が安定し
てくる中負荷域では、図6に示すように、リフト・作動
角をさらに拡大しつつ、リフト中心角の位相を進角させ
る。リフト中心角の位相は、中負荷域のある点で、最も
進角した状態となる。これにより、内部EGRが利用さ
れ、一層のポンピングロス低減が図れる。
【0032】また、最大負荷時には、さらにリフト・作
動角を拡大し、かつ最適なバルブタイミングとなるよう
に位相可変機構21を制御する。なお、図示するよう
に、機関回転数によっても最適なバルブリフト特性は異
なるものとなる。
【0033】次に、図7および図8のフローチャートに
基づいて上記可変動弁装置の制御の流れを説明する。
【0034】図7は、位相可変機構21による位相制御
を行う位相制御ルーチンであって、このルーチンは、駆
動軸センサ16の出力信号がハイからローへ変化する毎
にエンジンコントロールユニット19内で実行される。
【0035】ステップ101では、エンジンコントロー
ルユニット19内のRAMから、目標トルクtT、エン
ジン回転速度Ne、クランク角度CAを読み込む。上記
目標トルクtTは、負荷センサ(例えばアクセル開度セ
ンサ)からの信号に基づいて所定時間毎に算出され、エ
ンジンコントロールユニット19内のRAMに最新値が
記憶されている。上記エンジン回転速度Neおよび上記
クランク角度CAについても同様であり、上記エンジン
回転速度Neは図示せぬエンジン回転センサからの信号
に基づいて、また上記クランク角度CAは図示せぬクラ
ンク角度センサからの信号に基づいて、それぞれ算出・
記憶されている。なお、上記クランク角度CAは、この
ルーチンが実行されたとき、つまり駆動軸センサ16の
出力信号がハイからローへ変化したときのクランク角度
を示す。
【0036】ステップ102では、上記目標トルクtT
と上記エンジン回転速度Neとに基づいて目標位相tθ
を算出する。具体的には、目標トルクtTとエンジン回
転速度Neとに対応させて目標位相tθを記憶させてあ
る目標位相マップから該当する値をルックアップする。
なお、ここで算出した目標位相tθは、次回の算出が行
われるまでエンジンコントロールユニット19内のRA
Mに記憶される。
【0037】ステップ103では、上記クランク角度C
Aに基づいて実位相rθを算出する。エンジンコントロ
ールユニット19内のROMには、位相可変機構を基準
状態(最遅角状態)に固定した場合にステップ101で
読み込まれるはずのクランク角度を基準値として記憶さ
せてあり、この基準値から実際にステップ101で読み
込まれたクランク角度CAを減算することで駆動軸2の
実位相rθを算出することができる。なお、ここで算出
した実位相rθは次回の算出が行われるまでエンジンコ
ントロールユニット19内のRAMに記憶される。
【0038】ステップ104では、本ルーチンを実行し
た後の経過時間Timを測定するためのタイマをゼロリ
セットして計測を再スタートさせる。この経過時間つま
りタイマ値Timは、図8のリフト・作動角制御ルーチ
ンで使用される。
【0039】ステップl05では、上記の目標位相tθ
と実位相rθとエンジン回転速度Neとに基づき、位相
制御用アクチュエータ23を制御するための制御指令つ
まり指令値sθを生成する。具体的には、目標位相tθ
と実位相rθとの偏差およびこの偏差の積分値に応じ
て、比例積分フィードバック制御指令値を生成する。こ
こで、次回本ルーチンを実行する時点で実位相rθが目
標位相tθへ到達するように、フィードバック制御にお
ける制御ゲイン(比例ゲイン・積分ゲイン)がエンジン
回転速度Neに応じて可変設定される。なお、ここで算
出した指令値sθは、次回の算出が行われるまでエンジ
ンコントロールユニット19内のRAMに記憶され、こ
の指令値sθに応じた駆動信号が位相制御用アクチュエ
ータ23に送られる。
【0040】図8は、リフト・作動角制御ルーチンを示
している。このルーチンは、前述した位相制御ルーチン
と異なり、微小な所定時間毎にエンジンコントロールユ
ニット19内で繰り返し実行される。
【0041】ステップ201では、エンジンコントロー
ルユニット19内のRAMから目標トルクtT、エンジ
ン回転速度Ne、実リフト量rLを読み込む。目標トル
クtTおよびエンジン回転速度Neは、前述した通りで
ある。実リフト量rLは、制御軸センサ14の出力値を
そのまま読み込んだものである。
【0042】ステップ202では、上記目標トルクtT
と上記エンジン回転速度Neとに基づいて目標リフト量
基準値tLbを算出する。具体的には、目標トルクtT
とエンジン回転速度Neとに対応させて目標リフト量基
準値tLbを記憶させてある目標リフト量基準値マップ
から該当する値をルックアップする。この目標リフト量
基準値マップは、機関を定常運転して測定したリフト量
の最適値を記憶させてある。換言すると、この目標リフ
ト量基準値tLbは、各運転条件の下で、実位相が目標
位相と一致している状態のときのリフト量の最適値であ
る。なお、本実施例では、前述したように、リフト・作
動角可変機構1によってリフト量と作動角とが同時に増
減変化するので、リフト量によって作動角も定まる。
【0043】次にステップ203では、第1制御モード
とする条件であるか第2制御モードとする条件であるか
を判断する。第1制御モードでは、推定位相に基づいて
目標リフト量を補正する制御(推定制御)を行い、第2
制御モードでは、推定位相に基づく目標リフト量の補正
は行わない(請求項2)。例えば、請求項3および請求
項4のように、吸入空気量を急速に減少させたい急減速
運転時とエンジン回転速度が所定値より高い高回転運転
時には推定制御を行なわない(第2制御モード)ことと
し、その他の場合は推定制御を行う(第1制御モー
ド)。ここで、高回転運転時に推定制御を行なわないの
は、回転数に応じて1回転当たりの実時間が変化するた
めである。すなわち、図9に示すように、エンジン回転
に同期して実行される位相制御ルーチンの実行時間間隔
(=実位相rθのサンプリング間隔)はエンジン回転が
高くなるに従って短くなり、本ルーチンの実行時間間隔
(=実リフト量rLのサンプリング間隔)との差が小さ
くなる。このため、高回転運転時には推定制御を行うメ
リットが小さくなり、逆に推定制御を行うことによる演
算負荷増大のデメリットが大きくなる。
【0044】上記ステップ203で推定制御を行う条件
が成立していると判断された場合はステップ204へ進
み、上述した目標位相tθ、実位相rθ、位相制御用ア
クチュエータに対する指令値sθ、タイマ値Tim、を
それぞれ読み込む。目標位相tθと実位相rθと指令値
sθは、直前に実行された位相制御ルーチンのステップ
102,ステップ103,ステップ105でそれぞれ算
出・記憶されたものである。また、タイマ値Timは位
相制御ルーチンのステップ104でゼロリセット・再ス
タートさせたタイマの値であり、直前に実行された位相
制御ルーチンの実行時期から本ルーチンの実行までの経
過時間を示す。
【0045】ステップ205では、位相制御用アクチュ
エータ23に対する指令値sθに基づいて、位相可変機
構21の応答速度dθを算出する。この応答速度dθ
は、単位時間当たりの位相変化量であり、指令値sθの
大小に応じて定まる。なお、エンジン回転速度Neに基
づいて位相制御ルーチンの実行時間間隔を算出し、目標
位相tθと実位相rθとの偏差をこの実行時間間隔で除
した値を応答速度dθとしても良い(請求項8)。
【0046】ステップ206では、応答速度dθとタイ
マ値Timと実位相rθとに基づき、下記の式に従っ
て、そのときの推定位相eθを算出する(請求項7)。
【0047】
【数1】eθ=dθ×Tim+rθ 次に、ステップ207では、そのときの目標トルクtT
とエンジン回転速度Neとに基づいて擬似目標位相t
θ’を算出する。算出方法は位相制御ルーチンのステッ
プ102で行う目標位相tθの算出と同一であるが、目
標位相tθを算出した際のtT,Neと現時点における
tT,Neとが異なっている場合は、tθ’≠tθとな
る。目標リフト量基準値tLbは、現時点における目標
トルクtTとエンジン回転速度Neとに基づいて算出さ
れており、これに合わせるために擬似目標位相tθ’を
算出している。ただし、本ステップを省略し、次のステ
ップ208では目標位相tθをそのまま使用することと
して演算負荷を軽減するようにしても良い。
【0048】ステップ208では、上記の擬似目標位相
tθ’と推定位相eθとに基づいてリフト補正量cLを
算出する。例えば、擬似目標位相tθ’と推定位相eθ
との偏差に係数を乗じて算出する方法、あるいは擬似目
標位相tθ’および推定位相eθに対応させてリフト補
正量cLを記憶させてあるリフト補正量マップから該当
する値をルックアップする方法、などによる。
【0049】ステップ209では、目標リフト量基準値
tLbとリフト補正量cLとに基づき、下記の式に従っ
て目標リフト量tLを算出する。
【0050】
【数2】tL=tLb+cL 一方、ステップ203で推定制御を行う条件が成立して
いないと判断された場合つまり第2制御モードである場
合は、ステップ210へ進み、ステップ202で算出し
た目標リフト量基準値tLbをそのまま目標リフト量t
Lとする。
【0051】そして、ステップ211では、ステップ2
09もしくはステップ210で定めた目標リフト量tL
と実リフト量rLとに基づき、リフト・作動角制御用ア
クチュエータ13を制御するための指令値sLを生成す
る。具体的には、目標リフト量tLと実リフト量rLと
の偏差およびこの偏差の積分値に応じて比例積分フィー
ドバック制御指令値を生成する。なお、ここで算出した
指令値sLは、次回の算出が行われるまでエンジンコン
トロールユニット19内のRAMに記憶され、この指令
値sLに応じた駆動信号がリフト・作動角制御用アクチ
ュエータ13に送られる。
【0052】図10は、上述した種々の値の変化や各ル
ーチンの実行タイミング等を示すタイムチャートであ
り、以下、これに基づいて、上記可変動弁装置の作用を
さらに説明する。
【0053】このタイムチャートは、始めに定常運転状
態にあり、その後、時刻t1〜t2間の時点で運転条件
(tT,Ne)が変化した場合の例を示している。
【0054】同図の上部には位相の状態を示している
が、ここでは、□印が目標位相tθを、○印が実位相r
θを、●印が推定位相eθを、△印が擬似目標位相t
θ’を、それぞれ示す。また、下部にはリフトの状態を
示しているが、ここでは、△印が目標リフト量基準値t
Lbを、□印が目標リフト量tLを、○印が実リフト量
rLを、それぞれ示している。
【0055】定常運転状態では、目標位相tθと実位相
rθとが一致し、かつ、目標リフト量基準値tLbと目
標リフト量tLと実リフト量rLとが一致している。
【0056】運転条件の変化後、時刻t2において初め
て位相制御ルーチンが実行され、目標位相tθが遅角側
へ変更される。これに応じて位相が変化し始めるが、次
に位相制御ルーチンが実行される時刻t5までは真の実
位相がどの位置にあるかを実際に検出することができな
い。また、この間、新たな目標位相tθの算出は行われ
ないので、時刻t2の時点で算出した指令値sθが維持
され、この指令値sθに応じた一定の制御信号が位相制
御用アクチュエータ23に送られる。
【0057】運転条件の変化後、時刻t3において初め
てリフト・作動角制御ルーチンが実行され、目標リフト
量基準値tLbがリフト小側へ変更される。このtLb
を目標値としてリフト量のフィードバック制御を行う
と、次のリフト・作動角制御ルーチン実行タイミングで
ある時刻t4において実リフト量を目標値に到達させる
ことが可能(図中の破線丸印)であるが、この時点では
実位相が目標位相に到達しておらず、位相とリフト量の
制御が整合しなくなる。このため本実施形態では、リフ
ト・作動角制御ルーチンを実行する時点における実位相
の位置を推定し、この推定位相eθと目標リフト量基準
値tLbとから目標リフト量tLを定め、この目標リフ
ト量tLに応じてリフト・作動角可変機構を制御する。
なお、推定位相eθと真の実位相との間に多少のずれが
発生するのは避けられないが、推定位相eθを導入しな
い(つまりt2〜t5間の目標リフト量tL算出の際、
位相の情報としてt2時点の実位相rθあるいは目標位
相tθをそのまま使用する)場合と比較すると、位相と
リフト量の制御不整合の程度が大幅に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る可変動弁装置全体の構成を示す
斜視図。
【図2】制御軸センサの一実施例を示す側面図。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図。
【図4】駆動軸センサの一実施例を示す側面図。
【図5】駆動軸側に設けられるプレートの正面図。
【図6】駆動軸側に設けられるプレートの正面図。
【図7】位相制御ルーチンを示すフローチャート。
【図8】リフト・作動角制御ルーチンを示すフローチャ
ート。
【図9】各ルーチンの実行時間間隔の機関回転速度によ
る変化を示す特性図。
【図10】過渡時の各値の変化等を示すタイムチャー
ト。
【符号の説明】
1…リフト・作動角可変機構 2…駆動軸 3…偏心カム 6…ロッカアーム 8…リンク部材 9…揺動カム 11…吸気弁 12…制御軸 14…制御軸センサ 16…駆動軸センサ 19…エンジンコントロールユニット 21…位相可変機構
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01L 13/00 301 F01L 13/00 301K 301Y F02D 41/02 320 F02D 41/02 320 45/00 312 45/00 312N (72)発明者 杉山 孝伸 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G016 AA06 BA18 BA22 BB16 BB26 CA25 CA47 CA48 DA06 DA08 DA25 GA00 3G018 AB11 AB18 BA10 BA17 BA32 CA02 CA07 CA13 CA18 DA11 DA12 DA20 DA21 EA01 EA03 EA04 EA35 FA01 FA02 FA06 FA08 GA03 3G084 BA23 CA09 DA04 FA00 FA33 3G092 AA11 BA01 BA03 DA01 DA05 DA10 DF04 DF05 DG05 DG08 EA03 EA04 FA06 GA17 GA18 HE00Z HE01Z 3G301 HA19 JA11 KA24 KA25 LA07 PE00Z PE01Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気弁のリフト量あるいは作動角の少な
    くとも一方を連続的に変更可能な第1可変動弁機構と、
    吸気弁リフトの中心角の位相を連続的に変更可能な第2
    可変動弁機構と、を備え、これらの2つの可変動弁機構
    を制御することにより内燃機関の吸入空気量を制御する
    ようにした内燃機関の可変動弁装置において、 上記第1可変動弁機構の制御状態を常時検出可能な第1
    センサと、 上記第2可変動弁機構の制御状態を特定のタイミングで
    のみ検出可能な第2センサと、 上記第2センサからの検出信号に基づいて上記第2可変
    動弁機構を制御するとともに、この制御指令に応答する
    上記第2可変動弁機構の制御状態を推定し、この推定結
    果と上記第1センサからの検出信号に応じて上記第1可
    変動弁機構を制御する制御装置と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 【請求項2】 上記制御装置は、上記第2可変動弁機構
    の制御状態の推定結果と上記第1センサからの検出信号
    とに基づいて上記第1可変動弁機構を制御する第1制御
    モードと、上記推定結果を用いずに上記第1可変動弁機
    構を制御する第2制御モードと、を選択的に切り換えて
    実行することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の
    可変動弁装置。
  3. 【請求項3】 上記制御装置は、内燃機関の運転条件が
    低中回転領域にあるときに上記第1制御モードを選択
    し、内燃機関の運転条件が高回転領域にあるときに上記
    第2制御モードを選択することを特徴とする請求項2に
    記載の内燃機関の可変動弁装置。
  4. 【請求項4】 上記制御装置は、吸入空気量を急速に減
    少させるべき急減速運転時に上記第2制御モードを選択
    し、上記急減速運転以外の運転時に上記第1制御モード
    を選択することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関
    の可変動弁装置。
  5. 【請求項5】 上記第1可変動弁機構は、駆動軸により
    回転駆動される偏心カムと、この偏心カムの外周に相対
    回転可能に嵌合したリンクアームと、上記駆動軸と平行
    に設けられ、かつ偏心カム部を備えた少なくとも所定角
    度範囲内で回転可能な制御軸と、この制御軸の偏心カム
    部に回転可能に装着され、かつ上記リンクアームにより
    揺動されるロッカアームと、上記駆動軸に回転可能に支
    持されるとともに、上記ロッカアームにリンクを介して
    連結され、該ロッカアームに伴って揺動することにより
    吸気弁を押圧する揺動カムと、上記制御軸の回転位置を
    変化させるリフト・作動角制御用アクチュエータと、を
    備え、上記制御軸の偏心カム部の回転位置によって吸気
    弁のリフトがその作動角とともに増減変化するように構
    成されており、 上記第2可変動弁機構は、クランクシャフトに従動する
    スプロケットと、このスプロケットと上記駆動軸との間
    に配置されて両者を所定角度範囲内で相対回転させる位
    相制御用アクチュエータと、から構成されており、 上記第1センサは、上記制御軸の回転角度を検出する制
    御軸センサであり、 上記第2センサは、上記駆動軸の位相を所定の回転角度
    毎に検出する駆動軸センサであることを特徴とする請求
    項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  6. 【請求項6】 上記制御装置は、上記駆動軸センサが上
    記駆動軸の実位相を検出する毎に該駆動軸の目標位相の
    算出を実行し、かつ所定時間間隔で上記第2可変動弁機
    構の制御状態の推定ならびに目標リフト・作動角の算出
    を実行することを特徴とする請求項5に記載の内燃機関
    の可変動弁装置。
  7. 【請求項7】 上記制御装置は、上記制御指令に対応す
    る上記第2可変動弁機構の応答速度を求め、実位相検出
    時からの経過時間とこの応答速度とに基づいて、その時
    点の位相を推定することを特徴とする請求項6に記載の
    内燃機関の可変動弁装置。
  8. 【請求項8】 上記制御装置は、内燃機関の回転速度か
    ら上記実位相の検出の実行時間間隔を求め、目標位相と
    実位相との偏差をこの実行時間間隔で除して上記応答速
    度を算出することを特徴とする請求項7に記載の内燃機
    関の可変動弁装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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