JP2003201059A - トラバース装置及びトラバース方法 - Google Patents

トラバース装置及びトラバース方法

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JP2003201059A
JP2003201059A JP2002003944A JP2002003944A JP2003201059A JP 2003201059 A JP2003201059 A JP 2003201059A JP 2002003944 A JP2002003944 A JP 2002003944A JP 2002003944 A JP2002003944 A JP 2002003944A JP 2003201059 A JP2003201059 A JP 2003201059A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の単錘型トラバース装置では、電源電圧
が一時的に低下する瞬停発生時に、トラバースモータの
駆動用電源及び制御用電源を確保するためバックアップ
用のコンデンサを設けているが、このバックアップ用の
コンデンサの容量をできるだけ小さくすることが望まれ
ている。 【解決手段】 電圧低下検出手段55と、トラバースガ
イド15駆動用のトラバースモータ11を制御するトラ
バース制御装置5とを備え、トラバース制御装置5は、
第一の駆動速度又は第二の駆動速度にてトラバースモー
タ11の制御が可能であり、電源電圧が正常な状態にあ
る場合には、トラバースモータ11が第一の速度で駆動
されるように制御し、電源電圧の低下を検出した場合に
は、トラバースモータ11が第二の速度で駆動されるよ
うに制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラバースモータ
を正逆駆動することにより、パッケージに巻き取られる
糸条をトラバースする、トラバース装置の構成及びトラ
バース方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、単錘型トラバース装置では、
パッケージに巻き取られる糸条をトラバースするための
トラバースモータを、各錘に個別に備えている。また、
電源電圧が一時的に低下する瞬停発生時に、トラバース
モータの駆動用電源及び制御用電源を確保するために、
バックアップ用のコンデンサを設けることが一般的に行
われている。このバックアップ用のコンデンサを大容量
のものにするとトラバース装置が大型化してしまうた
め、コンデンサ容量をできるだけ小さくすることが望ま
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のトラバース装置
においては、瞬停が発生した際に、トラバースモータへ
の電源供給を停止して自由回転状態(フリーラン状態)
にすると、消費電力が減少するため、バックアップ用コ
ンデンサの容量を小さくすることができる。しかし、ト
ラバースモータをフリーラン状態にすると、トラバース
モータにより駆動されるトラバースガイドが、該トラバ
ースガイドの駆動部に設けられるプーリやストッパ等の
周辺部材に衝突してしまうという問題があった。そこ
で、本発明においては、瞬停が発生した場合に、必要最
低限の電源バックアップ量にて、トラバースモータ等の
駆動部材の制御を継続して行うことができるトラバース
装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決すべく、次のような手段を用いるものであ
る。即ち、請求項1の発明においては、電源電圧の低下
を検出する検出手段と、トラバースガイド駆動用のトラ
バースモータを制御するトラバース制御手段とを備え、
トラバース制御手段は、第一の駆動速度又は第二の駆動
速度にてトラバースモータの制御が可能であり、電源電
圧が正常な状態にある場合には、トラバースモータが第
一の駆動速度で駆動されるように制御し、電源電圧の低
下を検出した場合には、トラバースモータが第二の駆動
速度で駆動されるように制御する。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記ト
ラバース制御手段は、検出手段が電源電圧の低下を検出
すると、検出時におけるトラバースガイドの位置及び移
動方向を参照して前記第二の駆動速度を算出する、第二
速度算出手段を備える。
【0006】さらに、請求項3の発明においては、前記
第二速度算出手段が算出する第二の駆動速度は、電源電
圧低下状態にてトラバース制御手段による制御を継続し
て行うことができる最長の継続時間が経過した時点で、
トラバースガイドが予め設定された原点位置へ到達する
ような速度である。
【0007】さらに、請求項4の発明においては、前記
トラバース制御手段は、電源電圧の低下を検出後、予め
設定された原点位置にてトラバースガイドを停止させる
までの間、トラバース範囲の端部でのトラバースガイド
のターン回数が1回となるように、トラバースモータを
制御した。
【0008】さらに、請求項5の発明においては、前記
トラバース制御手段は、電源電圧低下後の復電を検出す
ると、所定時間の間、電源電圧低下を検出した時点より
も小さなトラバース幅でトラバースガイドが駆動される
ように、トラバースモータの制御を行う。
【0009】さらに、請求項6の発明においては、前記
トラバース装置は、パッケージ回転駆動用の巻取用モー
タを制御する巻取制御手段を備え、該巻取制御手段は、
電源電圧の低下を検出すると、巻取用モータを自由回転
状態に制御する。
【0010】さらに、請求項7の発明においては、前記
トラバース制御手段及び巻取制御手段は、電源電圧低下
後の復電を検出すると、所定時間の間、トラバースガイ
ドのトラバース速度とパッケージの巻取速度とを非同期
状態に保持する。
【0011】さらに、請求項8の発明においては、トラ
バースモータを正逆駆動することに伴って、トラバース
ガイドを往復動させるトラバース方法において、トラバ
ースモータに電力を供給する電源電圧の低下を検出する
と、電源電圧が正常な状態にある場合よりもトラバース
モータの駆動速度が低速となるように制御する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面より説明する。図1は本発明のトラバース装置の全体
構成を示す図、図2は複数のトラバース装置への電源供
給状態を示すブロック図、図3は電源電圧低下検出時に
おけるトラバースガイドの動作状態を示す図、図4はパ
ッケージ速度とトラバース速度とを非同期状態で復帰制
御した場合のタイミングチャートを示す図、図5はパッ
ケージ速度とトラバース速度とを同期状態で復帰制御し
た場合のタイミングチャートを示す図である。
【0013】本発明のトラバース装置の構成について説
明する。図1に示すように、本案にかかるトラバース装
置1は、図示しない給糸パッケージから解舒された糸条
Yをボビン軸方向にトラバースしながら巻取りパッケー
ジ3に巻き返す、巻取装置に用いられている。巻取りパ
ッケージ3は、ボビン31に糸条Yを巻き取ることで形
成され、クレードル32により回転自在に支持されてい
る。巻取りパッケージ3の外周面には、巻取用モータ2
1により回転駆動される巻取りローラ2が当接してお
り、該巻取りローラ2により巻取りパッケージ3を回転
駆動している。図1に示す例では、巻取りパッケージ3
は巻取りローラ2によりフリクション駆動されているた
め、巻取りローラ2の回転速度(周速)が一定に維持さ
れる通常巻取中は、巻き太り(径の増加)に伴って巻取
りパッケージ3(ボビン31)の回転速度は次第に減少
することになる。
【0014】トラバース装置1は、各錘(各巻取りパッ
ケージ3)毎個別に駆動される単錘駆動型であり、例え
ばステッピングモータに構成されるトラバースモータ1
1と、該トラバースモータ11により正逆回転切換可能
に回転駆動される駆動プーリ12と、トラバース範囲の
両側方に配置される従動プーリ13・13と、該駆動プ
ーリ12及び従動プーリ13・13に巻回される駆動ベ
ルト14と、該駆動ベルト14に固設され糸条Yをガイ
ドするトラバースガイド15等により構成されている。
トラバースガイド15は、駆動プーリ12の正逆回転に
伴って、ボビン31の軸方向における一端側から他端
側、又は他端側から一端側へ往復移動し、これにより、
巻取りパッケージ3に巻き取られる糸条Yをトラバース
するように構成している。このように、トラバース装置
1は、複数のプーリ(駆動プーリ12及び従動プーリ1
3・13)に掛け渡されたエンドレス部材(駆動ベルト
14)を正逆駆動させることにより、そのエンドレス部
材に取り付けられたトラバースガイド15を往復動させ
る方式(エンドレス部材正逆駆動方式)であるため、移
動体及び回転体のイナーシャが非常に小さく、高速トラ
バースに非常に適している。このようなエンドレス部材
正逆駆動方式は、300DS(1分間に300回往復)
以上の高速トラバースを対象とする。
【0015】図2に示すように、このようなトラバース
装置1を搭載する巻取装置が多数並設されて1台の巻取
機が構成されており、各トラバース装置1におけるトラ
バースモータ11には、商用電源61からの電力が、共
通のAC/DCコンバータ62により直流変換された後
に、共通の直流バス64を通じてそれぞれ供給されてい
る。また、各トラバース装置1はトラバース制御装置5
を備えており、トラバース制御装置5は、各トラバース
モータ11の駆動を個別に制御している。さらに、AC
/DCコンバータ62により直流変換された電力は、巻
取用インバータ65を介してドラムモータ21へ供給さ
れている。
【0016】前記AC/DCコンバータ62には、商用
電源61からの電源電圧が一時的に低下した場合におけ
る、トラバースモータ11の駆動用電源やトラバース制
御装置5の制御用電源等を確保するために、バックアッ
プ用コンデンサ63(電源バックアップ装置)が備えら
れている。電源電圧の低下は電圧低下検出手段55によ
り検出され、電圧低下検出手段55により電圧低下が検
出されると、各トラバース制御装置5及び巻取用インバ
ータ65に電圧低下信号が一斉に送信される。
【0017】次に、トラバース制御装置5による、トラ
バースモータ11の制御について説明する。トラバース
制御装置5には、トラバースモータ11の回転速度を検
出するためのモータ回転検出器53、及び巻取りパッケ
ージ3の回転数を検出するパッケージ回転検出器54が
接続されており、それぞれの検出値がトラバース制御装
置5に入力されている。
【0018】トラバース制御装置5のモーションコント
ローラ52内にはパッケージ径算出手段52aが設けら
れており、パッケージ回転検出器54の検出値に基づい
てパッケージ径が算出される。また、モーションコント
ローラ52内に設けられる指令信号生成手段52bが、
算出されたパッケージ径及びモータ回転検出器53から
の検出信号に基づいて、トラバースモータ11を駆動制
御するための指令信号を生成する。尚、パッケージ径算
出方法としては、巻取りローラ2に対する巻取りパッケ
ージ3の相対位置(クレードル32の角度)を検出する
等、他の方法を使用することもできる。生成された指令
信号は、トラバース制御装置5に設けられるモータドラ
イバ51に入力され、指令信号が入力されたモータドラ
イバ51からはトラバースモータ11へ向けてモータ駆
動信号が送出される。トラバースモータ11は、受けた
モータ駆動信号に応じて回転駆動される。
【0019】ここで、トラバース装置1を搭載した巻取
り装置が設置される場所の電力事情によっては、商用電
源61からの電力供給が瞬間的に途絶えたり、電圧低下
が発生する等の停電状態が発生する場合がある。各トラ
バース制御装置5及び巻取用インバータ65は、電圧低
下検出手段55による電圧低下信号を受信すると、以下
に説明するような瞬停時制御モードによる制御を開始す
る。このように、停電状態が発生した場合には、前記バ
ックアップ用コンデンサ63に蓄えられた電力によりト
ラバースモータ11の駆動及び制御を行うようにしてい
る。しかし、バックアップ用コンデンサ63は蓄電量を
大きくすると大型化するため、該バックアップ用コンデ
ンサ63は、商用電源61からの供給電力が停止した停
電状態が発生してから所定時間経過するまでの間だけ、
トラバースモータ11を駆動及び制御することができる
電力を蓄電することができるような大きさに設定されて
いる。
【0020】また、トラバース制御装置5には、供給さ
れる電圧の不足を検出する不足電圧検出器56が設けら
れており、該不足電圧検出器56により電圧不足が検出
されると、それ以降はトラバース制御装置5による制御
状態が停止されるように構成されている。従って、バッ
クアップ用コンデンサ63の容量を越えて停電状態が続
くと、トラバース装置1は、それ以降制御不可能とな
る。
【0021】以降、電圧低下等の停電が発生した状態
で、不足電圧検出器56により電圧不足が検出されず、
バックアップ用コンデンサ63によりトラバースモータ
11の駆動・制御を継続して行うことができる最長時間
を「復帰可能最長時間」といい、この復帰可能最長時間
内に、発生した停電状態が通常の電源供給状態に回復す
るような停電を「瞬停」といい、発生した停電状態が復
帰可能最長時間を超えて継続する場合を「停電」という
こととする。この、「復帰可能最長時間」は、例えば、
1秒程度に設定している。尚、トラバースモータ11
は、本例では、例えば回転型ステッピングモータを用い
ているが、回転型ブラシレスモータ(直流ブラシレスモ
ータ)やリニアモータ等を用いることも可能である。
【0022】次に、トラバース装置1の駆動・制御中に
瞬停が発生した場合のトラバース装置1におけるトラバ
ースモータ11等の制御について説明する。トラバース
制御装置5には、トラバースガイド15の移動速度とし
て、互いに異なる第一の駆動速度及び第二の駆動速度が
予め設定されており、例えば、商用電源から供給される
電源電圧が正常であるときにはトラバースガイド15が
第一の駆動速度で移動するようにトラバースモータ11
を制御し、前記電圧低下検出手段55により電源電圧の
低下を検出すると、第一の駆動速度よりも低速である第
二の駆動速度にてトラバースガイド15が移動するよう
にトラバースモータ11を制御するように構成してい
る。
【0023】トラバース制御装置5には、電圧低下を検
出した時のトラバースガイド15の位置及び移動方向を
参照して、第二の駆動速度を算出する、第二速度算出手
段52cが設けられており、算出された第二の駆動速度
にてトラバースガイド15を原点位置まで移動させるよ
うにしている。具体的には、図3に示すように、例えば
電圧低下検出時に、トラバースガイド15が位置Xに位
置するとともに、図3における左方へ移動していた場合
は、前述の「復帰可能最長時間」で、トラバースガイド
15が位置Xから、途中一度だけトラバース範囲の端部
でターンした後、予めトラバース範囲内の何れかの位置
に設定された原点位置O(本例ではトラバース範囲の中
央を原点位置Oとして設定している)まで到達するよう
な速度を第二の駆動速度として算出する。即ち、電圧低
下検出後、「復帰可能最長時間」が経過した時点におい
て、トラバースガイド15が原点位置Oに位置するよう
な速度を第二の駆動速度として算出する。従って、第二
の駆動速度は、電圧低下検出時におけるトラバースガイ
ド15の位置及び移動方向に応じて異なるものとなる。
このように、電圧低下検出後にトラバースガイド15が
位置Xから原点位置Oまで移動する間には、トラバース
範囲の端部で行うターンが必要最小限(1回)となるよ
うに制御される。また、第一の駆動速度から第二の駆動
速度への切り換えは、電源電圧の低下を検出した後、ト
ラバースガイド15がターンする前に、即座に行うよう
に制御される。即ち、電源電圧の低下を検出後、ターン
する時点では、既に第二の駆動速度への切り換えが完了
しているように制御される。
【0024】位置Xから原点位置Oへ移動する間に必ず
一回のターンを要することとしたのは、例えば、電圧低
下検出時にトラバースガイド15が原点位置Oの近傍に
位置して原点位置Oに向かって移動していた場合は、ト
ラバースガイド15から原点位置Oまでの距離が短いた
め、ターン無しで停止させようとすると、急激に減速し
てトラバースガイド15を停止させなければならないた
めである。即ち、トラバースガイド15を駆動するトラ
バースモータ11を急激に減速させるためには大きな電
力が必要となって、バックアップ用コンデンサ63がか
なり大型化していしまうため、トラバースガイド15か
ら原点位置Oまでの距離が短い場合は、ターンさせるこ
とで原点位置Oまでの移動距離を長く確保し、第一の駆
動速度から第二の駆動速度へ切り換えた際の減速度合い
を小さくして、バックアップ用コンデンサ63の小容量
化を図っている。
【0025】また、電圧低下検出時に、トラバースガイ
ド15が既に原点位置Oを通り過ぎてトラバース範囲の
端部へ向かって移動している場合には、原点位置Oへ到
達するためには、ターンすることが必要となる。さら
に、トラバースモータ11の回転駆動方向を切り換えて
トラバースガイド15をターンさせる場合にも、多くの
電力が消費されることとなるので、ターン回数は必要最
低限の一回としている。尚、電圧低下を検出してから、
トラバースガイド15がターンを一回して原点位置Oに
到達するように制御した場合、例えば、原点位置Oをト
ラバース範囲の中央位置に設定すると、第二の駆動速度
で移動する距離は、トラバース幅の0.5倍から1.5
倍の範囲内となる。第二の駆動速度は、この範囲の距離
を「復帰可能最長時間」で移動する程度の速度となる。
【0026】このように、電源電圧の低下を検出する
と、トラバースガイド15の駆動速度を通常時の第一の
駆動速度から、該第一の駆動速度よりも低速の第二の駆
動速度へ切り換えるように構成することで、電圧低下後
の消費電力を小さくすることができ、トラバースモータ
11の制御を長時間継続することが可能となる。これに
より、発生した瞬停が復電するまでの間にトラバースモ
ータ11の制御ができなくなり、トラバースガイド15
がフリーランして、該トラバースガイド15の駆動部に
設けられるプーリやストッパ等の周辺部材に衝突してし
まうといったことを防止することができる。
【0027】また、電源電圧の低下が、復帰可能最長時
間内に復電した場合は、継続してトラバース制御装置5
による制御が行われるが、復帰可能最長時間を超えて停
電状態が続くと、トラバースモータ11の制御が完全に
停止した状態となる。本案のトラバース装置1では、電
圧低下を検出した場合、トラバースガイド15を復帰可
能最長時間が経過する直前に原点位置Oまで移動させる
ように構成しているので、復帰可能最長時間を超える
と、トラバースガイド15が原点位置Oで停止した状態
でトラバースモータ11が制御停止状態となる。従っ
て、停電状態から復電した際には、トラバースガイド1
5は原点位置Oから再度移動を開始することとなり、制
御停止状態となっていたトラバース制御装置5が制御を
再開したときに、トラバースガイド15の位置を容易に
把握することができる。
【0028】さらに、第二の駆動速度は、電圧低下の検
出時におけるトラバースガイド15の位置及び移動方向
を参照しながら算出されるので、前述のような効果を得
ることができる最適な第二の駆動速度を算出することが
可能となっている。
【0029】また、トラバース制御装置5は、電源電圧
の低下を検出した後、予め設定された原点位置Oへ戻る
までに行う、トラバース範囲の端部でのターン回数が1
回となるように、トラバースモータ11を制御する。こ
れにより、ターンせずに原点復帰させる場合のように、
急減速が必要となることがなく、バックアップ用コンデ
ンサ63の容量を小さくして小型化を図ることができ
る。加えて、トラバース速度の変動が大きいと、糸条Y
のテンションが変動して(特に緩んだ場合は)、糸条Y
がトラバースガイド15から外れる綾外れや、巻取りパ
ッケージ3の端部で巻き取られた糸条Yがくずれる綾落
ちが発生するが、ターンによるトラバース速度の変動を
最小限に抑えることができるため、このような問題の発
生を防止することができる。
【0030】また、図4に示すように、前述の如く、電
圧低下が検出されると、トラバース速度が第一の駆動速
度から第二の駆動速度へ直ちに切り換えられるように構
成されており、この瞬停状態から復帰すると、トラバー
ス速度は所定時間の間、第二の駆動速度より速く、第一
の駆動速度よりは遅い速度である第三の駆動速度に切り
換えられる。本例では、例えば、第三の駆動速度は、瞬
停発生時の速度である第一の駆動速度の略95%の速度
に設定している。この第三の駆動速度は、図示しない入
力装置を介して、適宜トラバース制御装置5に対して入
力設定可能である。尚、本例における第二の駆動速度
は、電圧低下が検出されると第一の駆動速度から直ちに
切り換えられる、第一の駆動速度よりも低速に設定され
る一定速度としているが、電圧低下を検出後した時点よ
り、第一の駆動速度から無段階的に徐々に減速するよう
に設定したり、段階的に減速するように設定したりする
こともできる。即ち、第二の駆動速度は、電圧低下を検
出後した時点より、第一の駆動速度から減速する、全て
の速度プロフィールをとることが可能であり、その減速
の形態を問わない。このように、第二の駆動速度は、電
圧低下検出時から復電検出までの間における、第一の駆
動速度よりも低速に設定される速度パターンのことをい
うが、電圧低下検出時から復電検出までの間の平均速度
を持って表すこともできる。
【0031】また、巻取りローラ2を駆動制御するドラ
ムモータ21は、電圧低下が検出されると、電源供給が
停止されてフリーラン状態となり、該巻取りローラ2の
回転速度は次第に低下していく。これに伴って、パッケ
ージ回転検出器54により検出される巻取りパッケージ
3の回転速度も次第に減少する。このように、巻取りロ
ーラ2や巻取りパッケージ3は、フリーラン状態となっ
ても慣性で回転することができるため、電圧低下を検出
すると、ドラムモータ21への電源供給を停止して消費
電力を抑えるようにしている。
【0032】そして、瞬停状態から復電を検出すると、
その後ドラムモータ21は、巻取りローラ2の回転速度
が瞬停検出前の通常時の速度に戻るまで、次第に増速す
るように制御される。これに伴い、パッケージ回転検出
器54により検出される巻取りパッケージ3の回転速度
も次第に増加する。その後、巻取りパッケージ3の回転
速度が通常の速度に復帰すると、第三の駆動速度に制御
されていたトラバース速度が通常時の速度である第一の
駆動速度に復帰する。
【0033】即ち、瞬停状態から復電した場合、次第に
増速される巻取りパッケージ3の回転速度に同期させて
トラバース速度を加速させていくのではなく、復電後一
気に第二の駆動速度から第三の駆動速度へ変速させる
等、巻取りパッケージ3の回転速度とトラバース速度と
を非同期的に復帰させるように制御している。このよう
に、巻取りパッケージ3の回転速度とトラバース速度と
を非同期的に通常状態へ復帰させることで、同一個所で
集中的に糸条Yが巻き取られるリボン巻きの発生を防止
することができる。
【0034】また、瞬停状態から復電した直後は、糸条
Yの走行速度(巻取りローラ2の回転速度)が通常時の
巻取速度よりも低いため、糸条Yのテンションが弱くな
っている。このテンションが弱い状態で、通常時と同じ
トラバース幅にてトラバースを行うと、巻き取られた糸
条Yが巻取りパッケージ3の端面上に落ち込む「綾落
ち」が発生する恐れがある。そこで、本案のトラバース
制御装置5においては、復電を検出すると、所定時間の
間、例えば巻取りパッケージ3の回転速度が通常時の速
度に戻るまでの間、電源低下検出時(通常時)のトラバ
ース幅よりも小さなトラバース幅にてトラバースを行う
ように制御して、糸条Yのテンション低下による綾落ち
の発生を防止している。本例の場合は、通常時(電圧低
下検出時)の略95%の幅にてトラバースを行うように
しているが、この割合は図示しない入力装置を介して、
トラバース制御装置5に対して適宜設定変更することが
可能である。また、本例ではトラバース幅を通常時より
狭く制御する期間を、巻取りパッケージ3の回転速度が
通常時の速度に戻るまでの間としているが、復電検出時
からタイマにより計測した一定時間後までの間とするこ
ともできる。
【0035】また、瞬停から復電した場合には、図5に
示すように、巻取りパッケージ3の回転速度とトラバー
ス速度とを同期させながら復帰させるように制御するこ
ともできる。そして、復電後における巻取りパッケージ
3の回転速度とトラバース速度との加速時には、トラバ
ース制御装置5は、少なくとも復電後所定時間の間、ト
ラバース速度又は巻取りローラ2の回転速度を、予め設
定されたパターンにて周期的に増減するディスターブ制
御、並びにトラバース幅を予め設定されたパターンにて
内側に寄せるクリーピング制御を実行するように構成す
ることもできる。このように構成することで、巻取りパ
ッケージ3端部での綾落ち発生やリボン巻きの発生を防
止することができる。また、巻取りパッケージ3の端部
表面が外側に盛り上がる現象である「耳高」を防止する
ことができる。尚、このディスターブ制御及びクリーピ
ング制御何れか一方のみを実行するように構成してもよ
い。
【0036】また、前述の制御に加えて、電源電圧の低
下を検出すると、トラバース速度と巻取りパッケージ3
の回転速度とを同期させながら減速するような制御を行
うことも可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、電源電圧の低下を検出する検出手段と、トラバース
ガイド駆動用のトラバースモータを制御するトラバース
制御手段とを備え、トラバース制御手段は、第一の駆動
速度又は第二の駆動速度にてトラバースモータの制御が
可能であり、電源電圧が正常な状態にある場合には、ト
ラバースモータが第一の駆動速度で駆動されるように制
御し、電源電圧の低下を検出した場合には、トラバース
モータが第二の駆動速度で駆動されるように制御するの
で、電源電圧低下後の消費電力を小さくすることがで
き、トラバースモータの制御を長時間継続することが可
能となる。これにより、発生した瞬停が復電するまでの
間にトラバースモータの制御ができなくなってトラバー
スガイドがフリーランしてしまい、該トラバースガイド
の駆動部に設けられるプーリやストッパ等の周辺部材に
衝突してしまう、といったことを防止することができ
る。
【0038】さらに、請求項2記載の如く、前記トラバ
ース制御手段は、検出手段が電源電圧の低下を検出する
と、検出時におけるトラバースガイドの位置及び移動方
向を参照して前記第二の駆動速度を算出する、第二速度
算出手段を備えるので、消費電力の増加やトラバースガ
イドのフリーラン発生等を防止するのに最適な第二の駆
動速度を算出することが可能となる。
【0039】さらに、請求項3記載の如く、前記第二速
度算出手段が算出する第二の駆動速度は、電源電圧低下
状態にてトラバース制御手段による制御を継続して行う
ことができる最長の継続時間が経過した時点で、トラバ
ースガイドが予め設定された原点位置へ到達するような
速度であるので、停電状態になったときにはトラバース
ガイドは原点位置に位置しており、停電状態から復電し
た際には、トラバースガイドは原点位置から再度移動を
開始することとなり、制御停止状態となっていたトラバ
ース制御装置が制御を再開したときに、トラバースガイ
ドの位置を容易に把握することができる。また、復帰可
能最長期間が経過した時点で原点位置に到達するもので
あるため、トラバースガイドが早く原点位置に到達し、
その状態で停止することによる棒巻き(糸条がトラバー
スされることなく、巻取りパッケージのトラバース方向
の同じ位置に続けて巻かれてしまう現象)の発生を防止
することができる。
【0040】さらに、請求項4記載の如く、前記トラバ
ース制御手段は、電源電圧の低下を検出後、予め設定さ
れた原点位置にてトラバースガイドを停止させるまでの
間、トラバース範囲の端部でのトラバースガイドのター
ン回数が1回となるように、トラバースモータを制御し
たので、トラバースガイドをターンせずに原点復帰させ
る場合のように、急減速による大きな電力消費が発生す
ることがなく、バックアップ用コンデンサの容量を小さ
くして小型化を図ることができる。加えて、ターンによ
るトラバース速度の変動を最小限に抑えることができる
ため、糸条がトラバースガイドから外れる綾外れや、パ
ッケージの端部で巻き取られた糸条がくずれる綾落ちの
発生を防止することができる。
【0041】さらに、請求項5記載の如く、前記トラバ
ース制御手段は、電源電圧低下後の復電を検出すると、
所定時間の間、電源電圧低下を検出した時点よりも小さ
なトラバース幅でトラバースガイドが駆動されるよう
に、トラバースモータの制御を行うので、瞬停状態から
復電した直後の糸条のテンションが弱くなっている状態
での綾落ちの発生を防止することができる。
【0042】さらに、請求項6記載の如く、前記トラバ
ース装置は、パッケージ回転駆動用の巻取用モータを制
御する巻取制御手段を備え、該巻取制御手段は、電源電
圧の低下を検出すると、巻取用モータを自由回転状態に
制御することにより、巻取用モータへの電源供給が停止
されることとなるので、消費電力を最小限に抑えること
ができる。
【0043】さらに、請求項7記載の如く、前記トラバ
ース制御手段及び巻取制御手段は、電源電圧低下後の復
電を検出すると、所定時間の間、トラバースガイドのト
ラバース速度とパッケージの巻取速度とを非同期状態に
保持するので、パッケージの同一個所で集中的に糸条が
巻き取られるリボン巻きの発生を防止することができ
る。
【0044】さらに、請求項8記載の如く、トラバース
モータを正逆駆動することに伴って、トラバースガイド
を往復動させるトラバース方法において、トラバースモ
ータに電力を供給する電源電圧の低下を検出すると、電
源電圧が正常な状態にある場合よりもトラバースモータ
の駆動速度が低速となるように制御するので、電源電圧
低下後の消費電力を小さくすることができ、トラバース
モータの制御を長時間継続することが可能となる。これ
により、発生した瞬停が復電するまでの間にトラバース
モータの制御ができなくなってトラバースガイドがフリ
ーランしてしまい、該トラバースガイドの駆動部に設け
られるプーリやストッパ等の周辺部材に衝突してしま
う、といったことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトラバース装置の全体構成を示す図で
ある。
【図2】複数のトラバース装置への電源供給状態を示す
ブロック図である。
【図3】電源電圧低下検出時におけるトラバースガイド
の動作状態を示す図である。
【図4】パッケージ速度とトラバース速度とを非同期状
態で復帰制御した場合のタイミングチャートを示す図で
ある。
【図5】パッケージ速度とトラバース速度とを同期状態
で復帰制御した場合のタイミングチャートを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 トラバース装置 2 巻取りローラ 3 巻取りパッケージ 5 トラバース制御装置 11 トラバースモータ 15 トラバースガイド 63 バックアップ用コンデンサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧の低下を検出する検出手段と、
    トラバースガイド駆動用のトラバースモータを制御する
    トラバース制御手段とを備え、トラバース制御手段は、
    第一の駆動速度又は第二の駆動速度にてトラバースモー
    タの制御が可能であり、電源電圧が正常な状態にある場
    合には、トラバースモータが第一の駆動速度で駆動され
    るように制御し、電源電圧の低下を検出した場合には、
    トラバースモータが第二の駆動速度で駆動されるように
    制御することを特徴とするトラバース装置。
  2. 【請求項2】 前記トラバース制御手段は、検出手段が
    電源電圧の低下を検出すると、検出時におけるトラバー
    スガイドの位置及び移動方向を参照して前記第二の駆動
    速度を算出する、第二速度算出手段を備えることを特徴
    とする請求項1に記載のトラバース装置。
  3. 【請求項3】 前記第二速度算出手段が算出する第二の
    駆動速度は、電源電圧低下状態にてトラバース制御手段
    による制御を継続して行うことができる最長の継続時間
    が経過した時点で、トラバースガイドが予め設定された
    原点位置へ到達するような速度であることを特徴とする
    請求項2に記載のトラバース装置。
  4. 【請求項4】 前記トラバース制御手段は、電源電圧の
    低下を検出後、予め設定された原点位置にてトラバース
    ガイドを停止させるまでの間、トラバース範囲の端部で
    のトラバースガイドのターン回数が1回となるように、
    トラバースモータを制御したことを特徴とする請求項1
    乃至請求項3の何れかに記載のトラバース装置。
  5. 【請求項5】 前記トラバース制御手段は、電源電圧低
    下後の復電を検出すると、所定時間の間、電源電圧低下
    を検出した時点よりも小さなトラバース幅でトラバース
    ガイドが駆動されるように、トラバースモータの制御を
    行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに
    記載のトラバース装置。
  6. 【請求項6】 前記トラバース装置は、パッケージ回転
    駆動用の巻取用モータを制御する巻取制御手段を備え、
    該巻取制御手段は、電源電圧の低下を検出すると、巻取
    用モータを自由回転状態に制御することを特徴とする請
    求項1乃至請求項5の何れかに記載のトラバース装置。
  7. 【請求項7】 前記トラバース制御手段及び巻取制御手
    段は、電源電圧低下後の復電を検出すると、所定時間の
    間、トラバースガイドのトラバース速度とパッケージの
    巻取速度とを非同期状態に保持することを特徴とする請
    求項6に記載のトラバース装置。
  8. 【請求項8】 トラバースモータを正逆駆動することに
    伴って、トラバースガイドを往復動させるトラバース方
    法において、トラバースモータに電力を供給する電源電
    圧の低下を検出すると、電源電圧が正常な状態にある場
    合よりもトラバースモータの駆動速度が低速となるよう
    に制御することを特徴とするトラバース方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016162036A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社東京精密 半導体製造装置及びその位置決め制御方法
JP2019106881A (ja) * 2018-12-27 2019-06-27 株式会社東京精密 移動制御装置及び位置決め制御方法

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JP2016162036A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社東京精密 半導体製造装置及びその位置決め制御方法
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