JP2003200620A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003200620A JP2002263645A JP2002263645A JP2003200620A JP 2003200620 A JP2003200620 A JP 2003200620A JP 2002263645 A JP2002263645 A JP 2002263645A JP 2002263645 A JP2002263645 A JP 2002263645A JP 2003200620 A JP2003200620 A JP 2003200620A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オペレーティングシステムのアーキテクチャに
適合したメモリ管理を行いつつ、処理効率およびメモリ
の使用効率の向上を図ることができる画像形成装置を得
ることを目的とする。 【解決手段】書き換え可能メモリ上に、オペレーティン
グシステムが管理する仮想メモリ領域と、オペレーティ
ングシステム以外が管理する画像データ格納用の画像メ
モリ領域とを確保するメモリ確保手段を備えたことによ
り上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置に
係り、特にメモリ領域の管理を行う画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタ、コピー、ファクシミ
リ、スキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納
した画像形成装置(以下、「複合機」という。)が一般
的に知られている。この複合機は、1つの筐体内に表示
部、印刷部および撮像部などを設けるとともに、プリン
タ、コピーおよびファクシミリ装置にそれぞれ対応する
3種類のソフトウェアを設け、ソフトウェアの切り替え
によって、当該装置をプリンタ、コピー、スキャナまた
はファクシミリ装置として動作させるものである。
【0003】このような従来の複合機では、プリンタ、
コピーおよびファクシミリ装置にそれぞれ対応する別個
のソフトウェアを備えている。各ソフトウェアを実行し
て生成されるプロセスが必要とするメモリは、それぞれ
別個に確保されるため、各プロセスで確保される領域サ
イズが、各ソフトウェアのサイズに応じて大きいものと
なっていた。
【0004】例えば特開平11−129558号公報に
は、ROM(Read Only Memory)に収納されたプログラ
ムをROM或いはRAMで選択的に実行することで、メ
モリの使用量を調整することが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、複合機のコピ
ー、スキャナ、プリンタなどのソフトウェアはOS(オ
ペレーティング・システム)上で動作する場合、かかる
OSによってメモリ管理がなされる。通常、OSによる
メモリ管理は一定サイズのページ単位で行うアーキテク
チャをとっていることが多い。
【0006】このため、複合機のソフトウェアが使用す
るメモリのサイズとOSにおけるメモリ管理の単位のサ
イズとに大きな差があり、かかる差に起因するメモリア
クセスの際のオーバヘッドによって処理速度が遅くなっ
たり、メモリの使用効率が悪化するという問題があっ
た。
【0007】ところで、従来の複合機では、内部にプリ
ンタ、コピー、スキャナおよびファクシミリ装置に対応
するソフトウェア(汎用OSを含む)をそれぞれ別個に
設ける構成となっており、各ソフトウェアの開発に多大
の時間を要する。
【0008】このため、出願人は、表示部、印刷部およ
び撮像部などの画像形成処理で使用されるハードウェア
資源を有し、プリンタ、コピーまたはファクシミリなど
の各ユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリ
ケーションを複数搭載し、これらのアプリケーションと
ハードウェア資源との間に介在して、ユーザサービスを
提供する際に、アプリケーションの少なくとも2つが共
通的に必要とするハードウェア資源の管理、実行制御並
びに画像形成処理を行う各種コントロールサービスから
なるプラットホームを備えた画像形成装置(特開200
2−82806号公報)を発明した。
【0009】この画像形成装置によれば、アプリケーシ
ョンの少なくとも2つが共通的に必要とするハードウェ
ア資源の管理、実行制御並びに画像形成処理を行うプラ
ットホームを備えた構成とすることによって、ソフトウ
ェア開発の効率化を図るとともに、装置全体としての生
産性を向上させることが可能となる。
【0010】このような複合機で動作するソフトウェア
は、複数のアプリケーションおよび複数のコントロール
サービスから構成されるため、かかる特徴的な構成をメ
モリ管理に利用できることが好ましい。
【0011】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
オペレーティングシステムのアーキテクチャに適合した
メモリ管理を行いつつ、処理効率およびメモリの使用効
率の向上を図ることができる画像形成装置を得ることを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、画像形成装置の書き換え
可能メモリ上に、オペレーティングシステムが管理する
仮想メモリ領域と、オペレーティングシステム以外が管
理する画像データ格納用の画像メモリ領域とを確保する
メモリ確保手段を備えたことを特徴とする。
【0013】この請求項1の発明によれば、書き換え可
能メモリ上に仮想メモリ領域と画像メモリ領域とを確保
するメモリ確保手段を備えたことで、OSのアーキテク
チャに適合したメモリ管理を行いつつ、処理効率および
メモリの使用効率の向上を図ることができる。
【0014】また、請求項2にかかる発明は、前記メモ
リ確保手段は、前記仮想メモリ領域および前記画像メモ
リ領域を前記画像形成装置の起動時に確保することを特
徴とする。
【0015】この請求項2の発明によれば、画像形成装
置の起動時に、画像形成装置の書き換え可能メモリ上に
仮想メモリ領域と画像メモリ領域とを確保できる。
【0016】また、請求項3にかかる発明は、前記画像
形成装置は、画像形成処理で使用されるハードウェア資
源と、画像形成処理に係るユーザサービスおよびコント
ロールサービスの処理を行う1つ以上のプログラムのプ
ロセスとを備えたことを特徴とする。
【0017】この請求項3の発明によれば、ユーザサー
ビスおよびコントロールサービスの各プロセスを単位と
して仮想メモリ領域を管理することができ、比較的小さ
なサイズの領域を単位としてメモリ管理を行う汎用OS
のアーキテクチャに適合したメモリ管理を行うことがで
きる。
【0018】また、請求項4にかかる発明は、前記メモ
リ確保手段は、前記書き換え可能メモリ上に、前記プロ
グラムの各プロセスごとに割り当て可能な前記仮想メモ
リ領域を確保することを特徴とする。
【0019】この請求項4の発明によれば、ユーザサー
ビスおよびコントロールサービスの単位で仮想メモリ領
域を管理することができ、比較的小さなサイズの領域を
単位としてメモリ管理を行う汎用OSのアーキテクチャ
に適合したメモリ管理を行うことができる。
【0020】また、請求項5にかかる発明は、前記仮想
メモリ領域が、一定サイズのページ単位に管理されるこ
とを特徴とする。
【0021】この請求項5の発明によれば、メモリ管理
をページ単位で行うOSのアーキテクチャに適合したメ
モリ管理を行え、さらなる処理速度の向上とメモリ使用
効率の向上を図ることができる。
【0022】また、請求項6にかかる発明は、前記プロ
グラムの各プロセスごとに、前記書き換え可能メモリ上
の物理アドレスと前記仮想メモリ領域上の論理アドレス
とを対応づけた変換手段をさらに備えたことを特徴とす
る。
【0023】この請求項6の発明によれば、各プロセス
ごとに同一の物理アドレスに異なる論理アドレスを割り
当てていた場合でも、各プロセスか同一の物理アドレス
に対してアクセスしてしまうことを回避することができ
る。
【0024】また、請求項7にかかる発明は、前記画像
メモリ領域の物理アドレスは、前記プログラムの各プロ
セスに共通の論理アドレスに対応付けされていることを
特徴とする。
【0025】この請求項7の発明によれば、各プロセス
が画像メモリ領域に対して同一の論理アドレスで直接ア
クセスすることができ、論理アドレスを物理アドレスに
変換する処理をプロセスごとに行う必要がなくなり、処
理速度の向上が図られる。
【0026】また、請求項8にかかる発明は、前記変換
手段は、前記プログラムのすべてのプロセスに共通の前
記画像メモリ領域上の論理アドレスと前記書き換え可能
メモリ上の物理アドレスとを対応づけたものであること
を特徴とする。
【0027】この請求項8の発明によれば、アクセスし
た論理アドレスの領域が物理アドレスとして存在しない
などのエラーが生じることを防止することができる。
【0028】また、請求項9にかかる発明は、前記メモ
リ確保手段は、前記書き換え可能メモリの容量に基づい
て前記仮想メモリ領域と前記画像メモリ領域の容量を決
定し、決定された容量で前記仮想メモリ領域と前記画像
メモリ領域とを確保することを特徴とする。
【0029】この請求項9の発明によれば、搭載された
メモリの容量によって実行するユーザサービスまたはコ
ントロールサービスが異なる場合に、実行環境に応じて
適切なメモリ配分を実現することができる。
【0030】また、請求項10にかかる発明は、前記メ
モリ確保手段は、前記プログラムのプロセスが使用する
又は使用した容量に基づいて前記仮想メモリ領域と前記
画像メモリ領域の容量を決定し、決定された容量で前記
仮想メモリ領域と前記画像メモリ領域とを確保すること
を特徴とする。
【0031】この請求項10の発明によれば、プログラ
ムのプロセスが使用する又は使用したメモリの容量に応
じて適切なメモリ配分を実現することができる。
【0032】また、請求項11にかかる発明は、画像形
成装置の書き換え可能メモリ上に、オペレーティングシ
ステムが管理する仮想メモリ領域と、オペレーティング
システム以外が管理する画像データ格納用の画像メモリ
領域とを確保するメモリ確保手段と、読み出し専用メモ
リ上に組み込まれたプログラムを、前記書き換え可能メ
モリに転送する転送手段とを備えたことを特徴とする。
【0033】この請求項11の発明によれば、書き換え
可能メモリ上に仮想メモリ領域と画像メモリ領域とを確
保するメモリ確保手段と、読み出し専用メモリ上に組み
込まれたプログラムを書き換え可能メモリに転送する転
送手段とを備えたことで、アクセス速度の速い書き換え
可能メモリを読み出し専用メモリとみなして、書き換え
可能メモリからユーザサービスおよびコントロールサー
ビスを起動することができ、処理速度の高速化を図るこ
とができる。
【0034】また、請求項12にかかる発明は、前記メ
モリ確保手段は、前記仮想メモリ領域および前記画像メ
モリ領域を前記画像形成装置の起動時に確保することを
特徴とする。
【0035】この請求項12の発明によれば、画像形成
装置の起動時に、画像形成装置の書き換え可能メモリ上
に仮想メモリ領域と画像メモリ領域とを確保できる。
【0036】また、請求項13にかかる発明は、前記画
像形成装置は、画像形成処理で使用されるハードウェア
資源と、画像形成処理に係るユーザサービスおよびコン
トロールサービスの処理を行う1つ以上のプログラムの
プロセスとを備えたことを特徴とする。
【0037】この請求項13の発明によれば、ユーザサ
ービスおよびコントロールサービスの各プロセスを単位
として仮想メモリ領域を管理することができ、比較的小
さなサイズの領域を単位としてメモリ管理を行う汎用O
Sのアーキテクチャに適合したメモリ管理を行うことが
できる。
【0038】また、請求項14にかかる発明は、前記メ
モリ確保手段は、前記書き換え可能メモリ上に、前記プ
ログラムの各プロセスごとに割り当て可能な前記仮想メ
モリ領域を確保することを特徴とする。
【0039】この請求項14の発明によれば、ユーザサ
ービスおよびコントロールサービスの単位で仮想メモリ
領域を管理することができ、比較的小さなサイズの領域
を単位としてメモリ管理を行う汎用OSのアーキテクチ
ャに適合したメモリ管理を行うことができる。
【0040】また、請求項15にかかる発明は、前記転
送手段は、前記プログラムが前記読み出し専用メモリ上
に圧縮形式で格納されているときに、圧縮された前記プ
ログラムを伸張して前記書き換え可能メモリ上に転送す
ることを特徴とする。
【0041】この請求項15にかかる発明によれば、読
み出し専用メモリの容量制限のためにプログラムを圧縮
形式で組み込んでいた場合でも、書き換え可能メモリに
プログラムを伸張して実行可能となり、プロセスの実行
処理速度の高速化を図ることができる。
【0042】また、読み出し専用メモリの容量制限のた
めにプログラムを通常の形式で組み込めない場合でも、
読み出し専用メモリに圧縮形式のプログラムを組み込め
ば転送時に伸張するので、読み出し専用メモリの容量に
制限がある場合でも、多数のプログラムにより多機能の
ユーザサービスおよびコントロールサービスを提供する
ことができる。
【0043】また、請求項16にかかる発明は、前記転
送手段は、前記プログラムを、前記仮想メモリ領域また
は画像メモリ領域に転送することを特徴とする。
【0044】この請求項16の発明によれば、仮想メモ
リ領域または画像メモリ領域が不足している場合でも、
プログラムの実行が可能となりメモリ使用効率を向上さ
せることができる。
【0045】また、請求項17にかかる発明は、前記プ
ログラムの転送条件を予め定義した設定情報をさらに備
え、前記転送手段は、前記設定情報に基づいて、前記プ
ログラムの転送先を、前記仮想メモリ領域か前記画像メ
モリ領域のいずれかに決定することを特徴とする。
【0046】この請求項17にかかる発明によれば、転
送条件を予め与えることで、プログラムの転送先を仮想
メモリ領域にするか画像メモリ領域にするかを自在に選
択することができ、メモリの利用効率を向上させること
ができる。
【0047】また、請求項18にかかる発明は、前記設
定情報は、前記書き換え可能メモリの容量に応じた前記
転送先をあらかじめ設定したものであることを特徴とす
る。
【0048】この請求項18にかかる発明によれば、メ
モリ容量に応じてプログラムの転送先を仮想メモリ領域
にするか画像メモリ領域にするかを選択することがで
き、メモリの利用効率を向上させることができる。
【0049】また、請求項19にかかる発明は、前記設
定情報は、前記プログラムのプロセスが使用する又は使
用した容量に応じて前記転送先をあらかじめ設定したも
のであることを特徴とする。
【0050】この請求項19にかかる発明によれば、プ
ログラムのプロセスが使用する又は使用した容量に応じ
てプログラムの転送先を仮想メモリ領域にするか画像メ
モリ領域にするかを選択することができ、メモリの利用
効率を向上させることができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる画像形成装置の好適な実施の形態を詳細に
説明する。 (実施の形態1)図1は、この発明の実施の形態1であ
る画像形成装置(以下、「複合機」という)の構成を示
すブロック図である。図1に示すように、複合機100
は、白黒ラインプリンタ(B&W LP)101と、カラーラ
インプリンタ(Color LP)102と、スキャナ、ファク
シミリなどのハードウェアリソース103などを有する
とともに、プラットホーム120とアプリケーション1
30とから構成されるソフトウェア群110と、複合機
起動部140とを備えている。
【0052】プラットホーム120は、アプリケーショ
ンからの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要
求を発生させるコントロールサービスと、一または複数
のハードウェア資源の管理を行い、コントロールサービ
スからの獲得要求を調停するSRM(システムリソース
マネージャ)123と、汎用OS121とを有する。
【0053】コントロールサービスは、複数のサービス
モジュールから形成され、SCS(システムコントロー
ルサービス)122と、ECS(エンジンコントロール
サービス)124と、MCS(メモリコントロールサー
ビス)125と、OCS(オペレーションパネルコント
ロールサービス)126と、FCS(ファックスコント
ロールサービス)127と、NCS(ネットワークコン
トロールサービス)128とから構成される。
【0054】なお、このプラットホーム120は、あら
かじめ定義された関数により前記アプリケーション13
0から処理要求を受信可能とするAPI(アプリケーシ
ョンプログラムインタフェース)を有する。
【0055】汎用OS121は、UNIX(登録商標)
などの汎用オペレーティングシステムであり、プラット
ホーム120並びにアプリケーション130の各ソフト
ウェアをそれぞれプロセスとして並列実行する。
【0056】SRM123のプロセスは、SCS122
とともにシステムの制御およびリソースの管理を行うも
のである。SRM123のプロセスは、スキャナ部やプ
リンタ部などのエンジン、メモリ、HDDファイル、ホ
ストI/O(セントロI/F、ネットワークI/F、I
EEE1394 I/F、RS232C I/Fなど)
のハードウェア資源を利用する上位層からの要求にした
がって調停を行い、実行制御する。
【0057】具体的には、このSRM123は、要求さ
れたハードウェア資源が利用可能であるか(他の要求に
より利用されていないかどうか)を判断し、利用可能で
あれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨
を上位層に伝える。また、SRM123は、上位層から
の要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリン
グを行い、要求内容(例えば、プリンタエンジンにより
紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)を
直接実施している。
【0058】SCS122のプロセスは、アプリ管理、
操作部制御、システム画面表示、LED表示、リソース
管理、割り込みアプリ制御を行う。
【0059】ECS124のプロセスは、白黒ラインプ
リンタ(B&W LP)101、カラーラインプリンタ(Colo
r LP)102、スキャナ、ファクシミリなどからなるハ
ードウェアリソース103のエンジン部の制御を行う。
【0060】MCS125のプロセスは、画像メモリの
取得および解放、ハードディスク装置(HDD)の利
用、画像データの圧縮および伸張などを行う。
【0061】OCS126のプロセスは、オペレータと
本体制御間の情報伝達手段となる操作パネル(オペレー
ションパネル)の制御を行う。
【0062】FCS127のプロセスは、システムコン
トローラの各アプリ層からPSTN/ISDN網を利用
したファクシミリ送受信、BKM(バックアップSRA
M)で管理されている各種ファクシミリデータの登録/
引用、ファクシミリ読みとり、ファクシミリ受信印刷、
融合送受信を行うためのAPIを提供する。
【0063】NCS128は、ネットワークI/Oを必
要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサ
ービスを提供するためのプロセスであり、ネットワーク
側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリ
ケーションに振り分けたり、アプリケーションからデー
タをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。
【0064】アプリケーション130は、プリンタ、コ
ピー、スキャナまたはファクシミリなどの画像形成処理
にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うも
のである。
【0065】アプリケーション130は、ページ記述言
語(PDL)、PCLおよびポストスクリプト(PS)
を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタ
アプリ111と、コピー用アプリケーションであるコピ
ーアプリ112と、ファクシミリ用アプリケーションで
あるファックスアプリ113と、スキャナ用アプリケー
ションであるスキャナアプリ114と、ネットワークフ
ァイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ
115と、工程検査用アプリケーションである工程検査
アプリ116とを有している。
【0066】図2は、図1に示した実施の形態1の複合
機のハードウェア構成図である。図2に示すように、こ
の複合機は、CPU202、SDRAM203、SRA
M208、フラッシュメモリ204,HDD205およ
びネットワークインターフェースコントローラ209な
どをASIC201に接続したコントローラボード20
0と、オペレーションパネル210と、ファックスコン
トロールユニット(FCU)220と、USBデバイス
230と、IEEE1394デバイス240と、エンジン部
250とから構成されている。
【0067】オペレーションパネル210は、ASIC
201に直接接続されている。FCU220、USBデ
バイス230、IEEE1394デバイス240およびエン
ジン部250は、PCIバスを介してASIC201に
接続されている。例えばFCU220は、電話網に接続
されている。また、USBデバイス230およびIEE
E1394デバイス240は、他の端末に接続されてい
る。
【0068】フラッシュメモリ(以下、「フラッシュR
OM」という。)204は、本発明における読み出し専
用メモリを構成するものであり、上述のプラットホーム
120およびアプリケーション130を構成する各コン
トロールサービス,SRM123,各アプリのプログラ
ムが格納されている。なお、コントロールサービスまた
はアプリの一部又は全部は、圧縮形式で格納されてい
る。また、フラッシュROM204には、後述する設定
ファイルも格納されている。
【0069】SRAM208は、バッテリを用いた不揮
発性メモリである。ネットワークインターフェースコン
トローラ209は、ネットワークに接続されている他の
機器とMACアドレスなどを用いて通信する。
【0070】図3は、実施の形態1にかかる複合機10
0の複合機起動部140の構成を示すブロック図であ
る。複合機起動部140は、複合機100の電源投入時
にまずはじめに実行され、プラットホーム120やアプ
リケーション130を起動するものである。
【0071】複合機起動部140は、図3に示すとお
り、ROMモニタ310と、プログラム起動部320と
から構成される。ROMモニタ310、プログラム起動
部320のプログラムもフラッシュROM204に記憶
されている。
【0072】ROMモニタ310は、電源投入時に実行
され、ハードウェアの初期化、コントローラボードの診
断、ソフトウェアの初期化、汎用OS121の起動など
を行う。
【0073】プログラム起動部320は、汎用OS12
1から呼び出されるものであり、SDRAM203上に
メモリ領域を確保して、コントロールサービスやアプリ
ケーションのプログラムをフラッシュROM204から
呼び出し、確保された領域に転送して各プログラムを起
動するものである。従って、このプログラム起動部32
0は本発明におけるメモリ確保手段および転送手段を構
成する。また、SDRAM203は、本発明における書
き換え可能メモリを構成する。
【0074】つぎに、以上のように構成された実施の形
態1の複合機100におけるメモリ管理について説明す
る。図4(a)は、SDRAM203(以下、「RA
M」という)のメモリマップを示す説明図である。図4
に示すように、RAM203には、汎用OS121など
が使用するカーネル用領域と、各種アプリや各種コント
ロールサービスが使用する仮想メモリ領域と、MCS1
25の管理に基づき画像データを格納する画像メモリ領
域とが確保される。
【0075】また、複合機100に搭載されているRA
M203の容量によって仮想メモリ領域と画像メモリ領
域のサイズの割合又は容量をあらかじめ定めた領域設定
ファイルをフラッシュROM204に格納している。
【0076】図6は、この領域設定ファイルの設定内容
の一例を示す説明図である。プログラム起動部320
は、仮想メモリ領域と画像メモリ領域を確保する際に、
この領域設定ファイルをフラッシュROM204から読
み込んで、設定されたサイズで各領域を確保する。
【0077】図6の領域設定ファイルの内容は、必ずし
もフラッシュROM204に格納されている必要はな
い。例えば図2に示した複合機のハードウェア構成にN
VRAMを追加し、そのNVRAMに領域設定ファイル
の内容を格納する方式や、HDD205に格納する方式
も考えられる。なお、領域設定ファイルのデータ形式は
必ずしもファイルである必要はない。
【0078】領域設定ファイルをNVRAM(図示せ
ず)やHDD205などの書き換え可能な媒体に格納す
る場合、領域設定ファイルの内容を必要に応じて変更す
ることができる。領域設定ファイルの内容を変更する方
法としては、オペレータが何らかの操作を自ら行って変
更する方法,複合機100が自動的に変更する方法など
がある。
【0079】例えばオペレータの操作によって領域設定
ファイルの内容を変更する方法としては、オペレーショ
ンパネル210から変更する方法,ネットワーク経由で
変更情報などを送信して変更する方法などがある。
【0080】また、複合機100が自動的に領域設定フ
ァイルの内容を変更する方法としては、電源オンからの
画像メモリ領域の最大使用量を記録しておき、最大使用
量が画像メモリ領域の全ての領域を使用すると共に、仮
想メモリ領域に余裕があった場合、画像メモリ領域を増
やす方法や、電源オンからの画像メモリ領域の最大使用
量を記録しておき、電源オンの度に前回の電源オンから
電源オフまでの画像メモリ領域の最大使用量に応じて画
像メモリ領域を選択する方法などがある。
【0081】図7は、領域設定ファイルを設定するオペ
レーションパネルの一例の画面イメージ図である。図7
の画面710は、複合機100の現在のRAM203の
容量と、その容量に対する画像メモリ領域の容量とが表
示されている。オペレータはオペレーションパネル21
0上の数字キー720で画像メモリ領域の容量を入力し
た後、設定キー730を押下することで、数字キー72
0を操作して入力した数値が画像メモリ領域の容量とし
て領域設定ファイルに格納される。
【0082】なお、領域設定ファイルは、基本となる領
域設定ファイルと、必要に応じて内容を変更可能な領域
設定ファイルとに分割し、基本となる領域設定ファイル
に変更を加えず、変更可能な領域設定ファイルを変更す
る方法も考えられる。
【0083】図8は、基本となる領域設定ファイルと、
変更可能な領域設定ファイルとに分割された領域設定フ
ァイルの一例の構成図である。図8では、例えばフラッ
シュROM204に格納されている基本となる領域設定
ファイルの内容と、例えばNVRAMやHDD205な
どに格納されている変更可能な領域設定ファイルの内容
とに基づき仮想メモリ領域と画像メモリ領域の容量を決
定する。
【0084】具体的には、基本となる領域設定ファイル
に含まれる画像メモリ領域と、変更可能な領域設定ファ
イルに含まれるオフセット量情報としての画像メモリ増
減値とを加算することで、仮想メモリ領域と画像メモリ
領域の容量を決定する。
【0085】図8の領域設定ファイルでは、画像メモリ
領域および画像メモリ増減値をRAM203の容量に応
じて設定しているが、画像メモリ領域および画像メモリ
増減値を一律に設定するようにしてもよい。
【0086】再び、図4(b)に戻り説明を続ける。図
4(b)は、この中の仮想メモリ領域のメモリマップを
示す説明図である。図4(b)に示すように、仮想メモ
リ領域は、プリンタアプリ111,コピーアプリ110
などのアプリケーションのプロセスごと、およびECS
124、MCS125などのコントロールサービスのプ
ロセスごとに割り当てられる。
【0087】また、この仮想メモリ領域は、汎用OS1
21によって所定サイズのページ単位で管理される。従
って、この所定サイズのページ単位は本発明における一
定サイズのページ単位を構成する。
【0088】すなわち、あるコントロールサービスまた
はアプリケーションのプロセスで新たな領域が必要とな
ったときはページ単位でそのプロセスに対し新たな領域
を確保し、そのプロセスで一定サイズの領域が不要にな
った場合には、ページ単位で領域がプロセスから破棄さ
れるようになっている。
【0089】仮想メモリ領域を割り当てられた各プロセ
スでは、他のプロセスと別個に論理アドレスを管理して
おり、物理アドレスと論理アドレスを対応付けた変換テ
ーブルを仮想メモリ領域内に保持している。
【0090】また、CPU202のキャッシュメモリ
(図示せず)には、CPUによって管理されるTLB
(Translation Look−aside B
uffer)が設けられている。このTLBは、本発明
における変換手段を構成するものであり、プロセスごと
にアクセスした論理アドレスと物理アドレスを対応付け
て保持しておき、プロセスが論理アドレスを指定してメ
モリにアクセスしようとしたときに、指定された論理ア
ドレスを物理アドレスに変換するものである。このTL
Bは、論理アドレスと物理アドレスの対を一定数(例え
ば、48個、64個など)保持している。
【0091】図5は、TLBと各プロセスの変換テーブ
ルとの関係を示した説明図である。図5に示すように、
各プロセスの変換テーブルには、各プロセス独自の論理
アドレスと、この論理アドレスを示す物理アドレスとが
対応している。一方、TLBでは、各プロセスがアクセ
スした論理アドレスと、その論理アドレスに対応する物
理アドレスとをプロセスID(PID)ごとに保持して
いる。このため、例えば、プリンタアプリ111のプロ
セスとMCS125のプロセスが同一の論理アドレスで
ある1100番地にアクセスした場合でも、TLBによ
る変換によって異なる物理アドレスである130番地又
は500番地にアクセスするようになっている。
【0092】ここで、例えば、プリンタアプリ111の
プロセスが論理アドレス1000番地に対してアクセス
すると、TLBはプリンタアプリ111のPIDの中か
ら論理アドレス1000番地を検索するが、図5に示す
TLBにはプリンタアプリ111に対する論理アドレス
1000番地は登録されていない。このため、TLB例
外エラーが発生し、CPU202は、プリンタアプリ1
11の変換テーブルを参照する。そして、プリンタアプ
リ111における論理アドレス1000番地に対する物
理アドレス30番地を取得して、TLBに「プリンタア
プリ、物理アドレス:30番地、論理アドレス:100
0番地」のエントリを追加するようになっている。
【0093】一方、画像メモリ領域は、すべてのプロセ
スに対して、論理アドレスが固定されている。図5に示
すTLBにおいて、PIDが「Global」として登
録されているエントリが画像メモリ領域の物理アドレス
と論理アドレスとを対応付けたものである。
【0094】図5のTLBの例では、画像メモリ領域の
先頭の物理アドレス600番地が論理アドレス2000
番地に対応し、画像メモリ領域のサイズ分(32MB)
連続して対応していることを示している。かかるTLB
の画像メモリ領域用のエントリは、仮想メモリ領域用の
エントリのように更新されることはない。画像メモリ領
域では、すべてのプロセスにおいて物理アドレスに対す
る論理アドレスは固定されて、TLB例外エラーも発生
しないようになっている。
【0095】このように、実施の形態1の複合機100
では、RAM203上にコントロールサービスやアプリ
の各プロセスごとに仮想メモリ領域を確保すると共に、
画像データ格納用の画像メモリ領域を確保しているの
で、コントロールサービスおよびアプリの単位で仮想メ
モリ領域を管理することができる。このため、比較的小
さなサイズを単位としてメモリ管理を行う汎用OS12
1のアーキテクチャに適合したメモリ管理を実現するこ
とができ、メモリアクセス時の処理速度の向上を図れる
とともに、メモリの使用効率も向上することができる。 (実施の形態2)実施の形態1にかかる複合機100
は、RAM203上に仮想メモリ領域と画像メモリ領域
とを確保して、コントロールサービスやアプリのプログ
ラムを仮想メモリ領域に転送して起動させる際に、その
転送条件について特に定めてはいなかった。この実施の
形態2にかかる複合機は、RAM230の容量や転送先
の領域などの転送条件を定めたものである。実施の形態
2にかかる複合機100の構成、ハードウェア構成およ
び複合機起動部140の構成は、実施の形態1の複合機
と同様であるので説明を省略する。
【0096】実施の形態2の複合機100では、フラッ
シュROM204上のプログラムをRAM203に転送
する際の転送条件および実行条件を定義した設定ファイ
ルをフラッシュROM204に格納している。この設定
ファイルには、転送命令であるexpandコマンドと
実行命令であるexecuteコマンドが記述され、転
送条件をexpandコマンドの引数で指定し、実行条
件をexecuteコマンドの引数に指定するようにな
っている。
【0097】図9は、設定ファイルに記述されるexp
andコマンドとexecuteコマンドの引数につい
て示す説明図である。expandコマンドには、搭載
メモリオプション(−mオプション)と、転送先、転送
元ファイル名が引数として指定される。搭載メモリオプ
ション(−m)は、搭載メモリ指定されたサイズより大
きいときにファイル名で指定されたファイルをRAM2
03に転送するか、搭載メモリ指定されたサイズ以下の
ときにファイル名で指定されたファイルをRAM203
に転送するかを指定するものである。転送先オプション
には、仮想メモリ領域に転送するときに「VM」を、画
像メモリ領域に転送するときに「IM」を指定する。
【0098】ここで、expandコマンドは、ファイ
ルを転送する際に、フラッシュROM204上のファイ
ル形式を調べ、圧縮形式である場合にはファイルを伸張
してRAM203に格納し、圧縮形式でない場合にはフ
ァイルをそのままRAM203にコピーする。
【0099】executeコマンドには、ファイルオ
プション(−fオプション)と実行対象のファイル名が
引数として指定される。ファイルオプション(−fオプ
ション)は、オプション中に指定されたファイルがRA
M203上に存在する場合には実行対象のファイルを実
行するという指定である。
【0100】図10は、設定ファイルの一例を示す説明
図である。図10の例では、1行目でプリンタアプリ1
11のプログラムであるprint_appを仮想メモ
リ領域へコピーまたは伸張してコピーすることを示して
いる。設定ファイルの2行目では、搭載されているRA
M203の容量が64MBより大きい場合に、ファック
スアプリ113であるfax_appを画像メモリ領域
にコピーすることを示している。設定ファイルの3行目
では、ファイルオプションにより指定されたfile1
がRAM203に存在するときに実行対象ファイルfi
le2を実行することが示されている。
【0101】図11は、フラッシュROM上のプリンタ
アプリ111のプログラムprint_appとファッ
クスアプリ113のプログラムfax_appの配置を
一例として示した説明図である。図11に示すように、
print_appは圧縮形式となっており、prin
t_appの中にfile1のファイルが含まれてい
る。また、fax_appは圧縮形式ではなく、fax
_appの中にfile2が含まれている。
【0102】次に、プログラム起動部320によるプロ
グラムの転送処理および実行処理について説明する。図
12は、実施の形態2にかかる複合機のプログラム起動
部320によるプログラムの転送処理および実行処理の
手順を示すフローチャートである。
【0103】プログラム起動部320は、まず設定ファ
イルから1行分を読み出す(ステップS1001)。そ
して、読み込んだ命令がexpandコマンドか否かを
調べ(ステップS1002)、expandコマンドで
ある場合には以下の処理を行う。
【0104】expandコマンドに搭載メモリオプシ
ョン(−m)が指定されているか否かを判断し(ステッ
プS1003)、指定されている場合には、RAM20
3の容量が指定されたメモリ条件を充足しているか否か
を判断する(ステップS1004)。そして、充足して
いない場合には転送処理を行わず次の行を読み込む。メ
モリ条件を充足している場合には、転送先指定を判断す
る(ステップS1005)。転送先としてVMが指定さ
れている場合には転送元のファイルを仮想メモリ領域に
コピーまたは伸張する(ステップS1006)。これに
より仮想メモリ領域の残容量は減少する。
【0105】一方、転送先としてIMが指定されている
場合には転送元のファイルを画像メモリ領域にコピーま
たは伸張する(ステップS1007)。これにより画像
メモリ領域の残り容量は減少する。そして、設定ファイ
ルから次の行を読み込む。
【0106】そして、読み込んだ命令がexpandコ
マンドでない場合には、executeコマンドである
か否かを判断する(ステップS1008)。そして、e
xecuteコマンドである場合には以下の処理を行
う。
【0107】executeコマンドにファイルオプシ
ョン(−f)が指定されているか否かを判断し(ステッ
プS1009)、指定されている場合には、指定されて
いるファイルがRAM203にすでにコピーされて存在
しているか否かを調べる(ステップS1010)。そし
て、存在している場合には、実行対象ファイルを実行す
る(ステップS1011)。一方、指定されてたファイ
ルがRAM203に存在しない場合には、実行対象ファ
イルの実行は行わず、設定ファイルの次の行を読み込
む。
【0108】このようなステップS1001からS10
11までの処理を、設定ファイルに記述されている最後
の行まで繰り返し行う。これにより、設定ファイルで指
定された転送条件でフラッシュROM204上のプログ
ラムがRAM203上に転送され、設定ファイルで指定
された実行条件でプログラムの実行が行われる。
【0109】図13(a)および(b)は、RAM20
3の容量が64MBであるときに、図11に示したフラ
ッシュROM204上のプログラムを、図10に示した
設定ファイルに基づいてRAM203に転送した場合の
RAM上での状態を示す説明図である。
【0110】図13(a)は、転送処理実行前の状態で
ある。また、図13(b)は転送処理実行後の状態であ
る。図13(b)に示すように、print_appは
設定ファイルの内容に基づいて仮想メモリ領域にコピー
される。このとき、print_appは、圧縮形式で
フラッシュROM204に格納されているため、RAM
203にコピーされる際に伸張される。また、fax_
appは、搭載されているRAMの容量が64MBより
大きいときに画像メモリ領域にコピーされる旨が設定フ
ァイルに記述されているため、図13(a)(b)の例
ではコピーされない。
【0111】図14(a)および(b)は、RAM20
3の容量が96MBであるときに、図11に示したフラ
ッシュROM204上のプログラムを、図10に示した
設定ファイルに基づいてRAM203に転送した場合の
RAM上での状態を示す説明図である。
【0112】図14(a)は転送処理実行前の状態であ
る。また、図14(b)は転送処理実行後の状態であ
る。図14(b)に示すように、print_appは
設定ファイルの内容に基づいて仮想メモリ領域に伸張さ
れてコピーされる。また、この場合、RAM203の容
量は96MBであり64MBより大きいため、fax_
appが画像メモリ領域にコピーされる。
【0113】このように実施の形態2にかかる複合機1
00では、フラッシュROM204に組み込まれたコン
トロールサービスとアプリのプログラムをRAM203
に転送しているので、アクセス速度の速いRAM203
をROMとみなして、RAM203からコントロールサ
ービスとアプリを起動することができ、処理速度の高速
化を図ることができる。
【0114】また、実施の形態2にかかる複合機100
では、プログラムの転送条件を定義した設定ファイルに
従って、コントロールサービスやアプリのプログラムの
転送先を仮想メモリ領域か画像メモリ領域のいずれかに
決定して転送しているので、RAM203の容量などに
応じてプログラムを画像メモリ領域にも転送することが
でき、メモリの利用効率を向上させることができる。
【0115】なお、実施の形態2において示した設定フ
ァイルの内容、コマンドなどは一例を示すものであり、
かかる設定内容およびコマンドなどに限定されるもので
はなく、複合機の機種などにより任意に設定可能であ
る。
【0116】本発明は、上記の実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲内で種々の変形や変更が可能で
ある。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オペレーティングシステムのアーキテクチャに適合した
メモリ管理を行いつつ、処理効率およびメモリの使用効
率の向上を図ることが可能な画像形成装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる複合機の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】実施の形態1の複合機のハードウェア構成図で
ある。
【図3】実施の形態1にかかる複合機の複合機起動部の
構成を示すブロック図である。
【図4】SDRAMのメモリマップを示す説明図であ
る。
【図5】TLBと各プロセスの変換テーブルとの関係を
示した説明図である。
【図6】領域設定ファイルの設定内容の一例を示す説明
図である。
【図7】領域設定ファイルを設定するオペレーションパ
ネルの一例の画面イメージ図である。
【図8】基本となる領域設定ファイルと、変更可能な領
域設定ファイルとに分割された領域設定ファイルの一例
の構成図である。
【図9】設定ファイルに記述されるexpandコマン
ドとexecuteコマンドの引数について示す説明図
である。
【図10】設定ファイルの一例を示す説明図である。
【図11】フラッシュROM上のプリンタアプリのプロ
グラムとファックスアプリのプログラムの配置を一例と
して示した説明図である。
【図12】実施の形態2にかかる複合機のプログラム起
動部によるプログラムの転送処理および実行処理の手順
を示すフローチャートである。
【図13】複合機のRAMの容量が64MBであるとき
に、フラッシュROM上のプログラムのSDRAMへの
転送処理実行前及び転送処理実行後のSDRAMの状態
を示す説明図である。
【図14】複合機のRAMの容量が96MBであるとき
に、フラッシュROM上のプログラムのSDRAMへの
転送処理実行前及び転送処理実行後のSDRAMの状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
100 複合機 101 白黒ラインプリンタ 102 カラーラインプリンタ 103 ハードウェアリソース 110 ソフトウェア群 111 プリンタアプリ 112 コピーアプリ 113 ファックスアプリ 114 スキャナアプリ 115 ネットファイルアプリ 116 工程検査アプリ 120 プラットホーム 121 汎用OS 122 SCS 123 SRM 124 ECS 125 MCS 126 OCS 127 FCS 128 NCS 130 アプリケーション 140 複合機起動部 200 コントローラボード 201 ASIC 202 CPU 203 SDRAM(RAM) 204 フラッシュメモリ(フラッシュROM) 205 HDD(ハードディスク装置) 208 SRAM 209 ネットワークインターフェースコントローラ 210 オペレーションパネル 230 USBデバイス 240 IEEE1394デバイス 250 エンジン部 310 ROMモニタ 320 プログラム起動部 710 画面 720 数字キー 730 設定キー
フロントページの続き Fターム(参考) 2C187 AD03 AD04 AD14 AF03 BF13 DB02 FB04 2H027 EE08 EF01 FD08 ZA07 ZA09 5B060 AA08 AC13 KA10 5B098 AA03 AA10 GA02 GA04 GD03 GD14

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換え可能メモリ上に、オペレーティ
    ングシステムが管理する仮想メモリ領域と、オペレーテ
    ィングシステム以外が管理する画像データ格納用の画像
    メモリ領域とを確保するメモリ確保手段を備えたことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリ確保手段は、前記仮想メモリ
    領域および前記画像メモリ領域を前記画像形成装置の起
    動時に確保することを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成装置は、画像形成処理で使
    用されるハードウェア資源と、画像形成処理に係るユー
    ザサービスおよびコントロールサービスの処理を行う1
    つ以上のプログラムのプロセスとを備えたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリ確保手段は、前記書き換え可
    能メモリ上に、前記プログラムの各プロセスごとに割り
    当て可能な前記仮想メモリ領域を確保することを特徴と
    する請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記仮想メモリ領域が、一定サイズのペ
    ージ単位に管理されることを特徴とする請求項3乃至4
    何れか一項記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記プログラムの各プロセスごとに、前
    記書き換え可能メモリ上の物理アドレスと前記仮想メモ
    リ領域上の論理アドレスとを対応づけた変換手段をさら
    に備えたことを特徴とする請求項3乃至5何れか一項記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像メモリ領域の物理アドレスは、
    前記プログラムの各プロセスに共通の論理アドレスに対
    応付けされていることを特徴とする請求項6記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 前記変換手段は、前記プログラムのすべ
    てのプロセスに共通の前記画像メモリ領域上の論理アド
    レスと前記書き換え可能メモリ上の物理アドレスとを対
    応づけたものであることを特徴とする請求項6又は7記
    載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記メモリ確保手段は、前記書き換え可
    能メモリの容量に基づいて前記仮想メモリ領域と前記画
    像メモリ領域の容量を決定し、決定された容量で前記仮
    想メモリ領域と前記画像メモリ領域とを確保することを
    特徴とする請求項1乃至8何れか一項記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記メモリ確保手段は、前記プログラ
    ムのプロセスが使用する又は使用した容量に基づいて前
    記仮想メモリ領域と前記画像メモリ領域の容量を決定
    し、決定された容量で前記仮想メモリ領域と前記画像メ
    モリ領域とを確保することを特徴とする請求項1乃至8
    何れか一項記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 書き換え可能メモリ上に、オペレーテ
    ィングシステムが管理する仮想メモリ領域と、オペレー
    ティングシステム以外が管理する画像データ格納用の画
    像メモリ領域とを確保するメモリ確保手段と、 読み出し専用メモリ上に組み込まれたプログラムを、前
    記書き換え可能メモリに転送する転送手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記メモリ確保手段は、前記仮想メモ
    リ領域および前記画像メモリ領域を前記画像形成装置の
    起動時に確保することを特徴とする請求項11記載の画
    像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記画像形成装置は、画像形成処理で
    使用されるハードウェア資源と、画像形成処理に係るユ
    ーザサービスおよびコントロールサービスの処理を行う
    1つ以上のプログラムのプロセスとを備えたことを特徴
    とする請求項11又は12記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記メモリ確保手段は、前記書き換え
    可能メモリ上に、前記プログラムの各プロセスごとに割
    り当て可能な前記仮想メモリ領域を確保することを特徴
    とする請求項13記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記転送手段は、前記プログラムが前
    記読み出し専用メモリ上に圧縮形式で格納されていると
    きに、圧縮された前記プログラムを伸張して前記書き換
    え可能メモリ上に転送することを特徴とする請求項13
    又は14に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記転送手段は、前記プログラムを、
    前記仮想メモリ領域または画像メモリ領域に転送するこ
    とを特徴とする請求項13乃至15何れか一項記載の画
    像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記プログラムの転送条件を予め定義
    した設定情報をさらに備え、 前記転送手段は、前記設定情報に基づいて、前記プログ
    ラムの転送先を、前記仮想メモリ領域か前記画像メモリ
    領域のいずれかに決定することを特徴とする請求項13
    乃至16何れか一項記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記設定情報は、前記書き換え可能メ
    モリの容量に応じた前記転送先をあらかじめ設定したも
    のであることを特徴とする請求項17記載の画像形成装
    置。
  19. 【請求項19】 前記設定情報は、前記プログラムのプ
    ロセスが使用する又は使用した容量に応じて前記転送先
    をあらかじめ設定したものであることを特徴とする請求
    項17記載の画像形成装置。
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