JP2003199346A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP2003199346A
JP2003199346A JP2001394301A JP2001394301A JP2003199346A JP 2003199346 A JP2003199346 A JP 2003199346A JP 2001394301 A JP2001394301 A JP 2001394301A JP 2001394301 A JP2001394301 A JP 2001394301A JP 2003199346 A JP2003199346 A JP 2003199346A
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timing
power supply
switching element
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JP2001394301A
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English (en)
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Seiya Fukumoto
征也 福本
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Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング電源装置のスイッチングロスを
低減すると共に動作を安定化させる。 【解決手段】 スイッチング電源装置は、NMOS22
をオンさせてトランス21にエネルギーを蓄積し、NM
OS22をオフさせてトランス21から、エネルギーを
放出させる。エネルギーの放出が完了したときには、N
MOS22にリンギング電圧がかかる。タイマ38は、
前回NMOS22がオンしてからの所定時間の経過を検
出する。カウンタ37は、リンギング電圧の脈動回数が
所定回数となったしたことを検出する。カウンタ37ま
たはタイマ38が先に検出結果を出力したときに、AN
D回路36及びOR回路39は、NMOS22を再びオ
ンさせるタイミングを設定する。これにより、リンギン
グ電圧が減衰する前に、NMOS22をオンさせること
が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のスイッチング電源装置
を示す構成図であり、図11は、スイッチング電源装置
の動作を説明するためのタイムチャートである。このス
イッチング電源装置は、変成器(以下、トランスとい
う)1の一次巻線1aに流れる電流を繰り返してオン、
オフし、負荷に一定の直流電圧を供給する絶縁型DC−
DCコンバータである。
【0003】Nチャネル型MOSトランジスタ(以下、
NMOSという)2がターンオンすると、直流電源4の
正極からの電流IL1が、トランス1の一次巻線1a、
NMOS2及び抵抗3を介して直流電源4の負極に流れ
る。これにより、トランス1にエネルギーが蓄えられ
る。
【0004】出力端子Ta,Tb間に直列に接続された
抵抗7,8は、負荷に供給する直流電圧に対応する電圧
信号を発生し、誤差増幅器9へ出力する。誤差増幅器9
は、電源10が発生する基準電圧と抵抗7,8から与え
られた電圧信号との差分を求めて増幅する。これによ
り、負荷に供給する直流電圧と、その直流電圧の期待値
の電圧との差が検出される。誤差増幅器9の出力信号
は、図示しないフォトカプラ等のアイソレータを介して
比較器11の一方の入力端子(−)に入力される。比較
器11は、抵抗3とNMOS2のソースとの接続点の電
圧が電流IL1によって上昇して、入力端子(−)の電
圧になったときに、高レベル(以下、“H”という)を
出力する。
【0005】比較器11が出力する“H”は、ドライバ
(Driver)18のリセット端子(R)に入力さ
れ、ドライバ18がリセットされ、NMOS2のゲート
が“L”に駆動される。ゲートが“L”になることによ
り、NMOS2がターンオフする。NMOS2がターン
オフすると、ダイオード5に順方向電圧がかかってダイ
オード5がオンし、エネルギーの放出が開始される。ダ
イオード5とコンデンサ6とは、エネルギーの整流及び
平滑化を行い、直流電圧を生成する。この直流電圧が一
対の出力端子Ta,Tbを介して図示しない負荷に供給
される。
【0006】トランス1の一次巻線1a及び二次巻線1
bに磁心を介して電磁結合する補助巻線12は、トラン
ス1に発生するリンギング電圧を、図11(b)のよう
に、抽出するものである。リンギング電圧は、NMOS
2がオフすることよりトランス1からエネルギーが放出
された後に発生する。リンギング電圧は脈動する電圧で
あり、オフ状態のNMOS2のドレイン・ソース間電圧
VDSにかかる。
【0007】補助巻線12の出力する信号が抵抗13を
介して比較器14の一方の入力端子(−)に入力され
る。比較器14は、補助巻線12から与えられた信号
と、電源15から与えられた基準電圧V15とを比較
し、リンギング電圧が最低値近傍になったときに、図1
1(c)のように“H”の信号を、AND回路16の一
方の入力端子へ出力する。AND回路16の他方の入力
端子には、タイマ17の出力信号が入力される。タイマ
17は、NMOS2がオンしてから固定時間が経過した
ときに、図11(d)のように、低レベルの“L”から
“H”に変化する信号を出力する。AND回路16は、
比較器14とタイマ17の出力信号の論理積を求め、そ
の結果をドライバ18のセット端子(S)に与える。よ
って、ドライバ18は、セット端子Sに“H”が入力さ
れたときにセットされ、“H”をNMOS2のゲートに
与えてNMOS2を再びターンオンさせる。
【0008】これにより、NMOS2がオンしてからタ
イマ17が計時する固定時間が経過し、且つ、リンギン
グ電圧が最小値近傍になったときにNMOS2が再びタ
ーンオフする。従って、NMOS2のスイッチング周波
数がタイマ17によって制限され、負荷が軽くなっても
NMOS2のスイッチングロスの増加が少ない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スイッチング電源装置には、次のような課題があった。
負荷に供給する直流電圧が一定になるように制御を行う
ために、負荷が軽くなると、比較器11の出力信号が
“H”になるタイミングが早くなり、NMOS2がオン
しているオン期間(TON)が短くなる。さらに、その
オン期間(TON)が短くなることより、エネルギーの
放出期間が短くなり、NMOS2がターンオフしてから
ターンオンするまでにリンギング電圧が脈動する回数が
増加することになる。ここで、リンギング電圧は、脈動
を繰り返すうちに減衰し、振幅が小さくなる。このリン
ギング電圧の振幅が小さくなると、比較回路14でリン
ギング電圧が最低値近傍になったことを判定することが
困難になり、動作が不安定になる。また、リンギング電
圧の振幅が小さくなることにより、NMOS2がターン
オンするときのNMOS2のドレイン・ソース間電圧V
DSが上昇し、スイッチングロスが増加する。
【0010】本発明は、このような現状を鑑みてなされ
た発明であり、負荷が軽くなっても動作が安定し、且
つ、スイッチングロスの増加を抑制できるスイッチング
電源装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点に係るスイッチング電源装置
は、コイルと、前記コイルに直列に接続され、オンする
ことにより電源から該コイルに電流を流し、オフしたと
きに該電流を遮断するスイッチング素子と、前記コイル
に前記電流が流れた期間に該コイルに蓄えられたエネル
ギーを直流電圧に変換して負荷に供給する直流化手段
と、前記スイッチング素子がターンオフした後に一定時
間は該スイッチング素子をオンさせないようにするため
の計時手段と、前記スイッチング素子がターンオフした
後に前記コイルに発生して前記スイッチング素子の両端
にかかるリンギング電圧の脈動回数を計数する計数手段
と、前記計数及び前記計時の結果に基づき前記スイッチ
ング素子をオンさせるタイミングを設定するオンタイミ
ング設定手段と、前記直流電圧を検出して前記スイッチ
ング素子をオフさせるタイミングを設定するオフタイミ
ング設定手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】このような構成を採用したことにより、計
数手段により、リンギング電圧の脈動回数が計数される
ので、その計数結果を計時手段の計時結果と併せること
により、リンギング電圧の減衰量が増加する前に、スイ
ッチング素子をオンさせることが可能になる。
【0013】なお、前記計時手段は、前記スイッチング
素子がオンしてから前記リンギング電圧が発生するまで
の間の任意の時点から所定の時間が経過したときに計時
信号を発生するタイマから構成され、前記計数手段は、
前記計数した脈動回数が所定回数になったときに計数信
号を発生するカウンタから構成され、前記オンタイミン
グ設定手段は、前記計数信号或いは前記計時信号の少な
くともいずれか一方の信号が与えられた場合に前記タイ
ミングを設定する手段を備えてもよい。
【0014】上記目的を達成するために、本発明の第2
の観点に係るスイッチング電源装置は、コイルと、前記
コイルに直列に接続され、オンすることにより電源から
該コイルに電流を流し、オフしたときに該電流を遮断す
るスイッチング素子と、前記コイルに前記電流が流れた
期間に該コイルに蓄えられたエネルギーを直流電圧に変
換して負荷に供給する直流化手段と、前記スイッチング
素子がターンオフした後の一定時間は該スイッチング素
子をオンさせないようにするための計時を行う第1の計
時手段と、前記スイッチング素子がターンオフした後に
前記コイルに発生して前記スイッチング素子の両端にか
かるリンギング電圧の脈動回数が所定回数になったこと
に相当するリンギング時間を計時する第2の計時手段
と、前記第1及び第2の計時手段の計時結果に基づき前
記スイッチング素子をオンさせるタイミングを設定する
オンタイミング設定手段と、前記直流電圧を検出して前
記スイッチング素子をオフさせるタイミングを設定する
オフタイミング設定手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0015】なお、前記第1の計時手段は、前記スイッ
チング素子がオンしてから前記リンギング電圧が発生す
るまでの間の任意の時点から所定の時間が経過したとき
に計時信号を発生する第1のタイマから構成され、前記
第2の計時手段は、前記リンギング時間が経過したとき
に計時信号を発生する第2のタイマから構成され、前記
オンタイミング設定手段は、前記第1または第2のタイ
マの出力する前記計時信号の少なくともいずれか一方の
信号が与えられた場合に前記タイミングを設定する手段
を備えてもよい。
【0016】また、本発明の第1の観点及び第2の観点
に係るスイッチング電源装置では、前記オンタイミング
設定手段は、前記スイッチング素子の両端にかかる前記
リンギング電圧が最低値近傍になったときを前記タイミ
ングとして設定する手段を備えてもよい。
【0017】また、前記コイルは、一次巻線と二次巻線
とを有する変成器の該一次巻線であり、前記直流化手段
は、前記一次巻線から前記二次巻線に誘導されたエネル
ギーの整流と平滑化とを行って前記直流電圧を生成する
手段を備えてもよい。また、前記オフタイミング設定手
段は、前記直流電圧に基づき前記タイミングを設定して
前記スイッチング素子のオン期間を設定し、前記直流電
圧が一定になるように制御する手段を備えてもよい。
【0018】また、前記電源は、交流を整流した脈流電
圧を発生し、前記オフタイミング設定手段は、前記電源
の発生する脈流電圧を検出する入力電圧検出回路と、前
記スイッチング素子に流れる電流を検出する電流検出手
段と、前記直流電圧と前記検出された脈流電圧と前記検
出された電流とに基づいて前記タイミングを設定して前
記スイッチング素子のオン期間を設定し、前記直流電圧
が一定になり、且つ、前記スイッチング素子に流れる電
流の包絡線の位相が前記脈流電圧の位相と一致するよう
に制御する手段と、を備えてもよい。
【0019】また、前記オフタイミング設定手段は、前
記直流電圧に基づき前記タイミングを設定して前記スイ
ッチング素子のオン期間を設定し、前記直流電圧を前記
電源の電圧に応じて変化させるように制御する手段を備
えてもよい。また、前記電源は、交流を整流した脈流電
圧を発生し、前記オフタイミング設定手段は、前記電源
の発生する脈流電圧を検出する入力電圧検出回路と、前
記スイッチング素子に流れる電流を検出する電流検出手
段と、前記直流電圧と前記検出された脈流電圧と前記検
出された電流とに基づいて前記タイミングを設定して前
記スイッチング素子のオン期間を設定し、前記直流電圧
が前記電源の電圧に応じて変化し、且つ、該スイッチン
グ素子に流れる電流の包絡線の位相が前記脈流電圧の位
相と一致するように制御する手段と、を備えてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1は、本発
明の第1の実施形態に係るスイッチング電源装置の構成
図である。このスイッチング電源装置は、絶縁型DC−
DCコンバータであり、入力直流電圧VINを発生する
直流電源20の正極に一端が接続された一次巻線21a
及び一次巻線21aに電磁結合する二次巻線21bを持
つ変成器(以下、トランスという)21と、スイッチン
グ素子であるNチャネル型MOSトランジスタ(以下、
NMOSという)22とを備えている。一次巻線21a
の他端に、NMOS22のドレインが接続されている。
NMOS22のソースには、抵抗23が接続されてい
る。NMOS22を連続的にオン、オフして、安定化し
た直流電圧VOUTを負荷に供給する。
【0021】抵抗23は、NMOS22に流れる電流I
L1を検出して、その電流IL1に対応する電圧を発生
するものであり、抵抗23の他端は、直流電源20の負
極と共に接地されている。トランス21の二次巻線21
bの一端には、整流用のダイオード25のアノードが接
続され、ダイオード25のカソードが、平滑用コンデン
サ26の一方の電極と出力端子Taとに接続されてい
る。二次巻線21bの他端は、コンデンサ26の他方の
電極と出力端子Tbとに接続されている。出力端子Ta
及びTbは、図示しない負荷に直流電圧を供給する端子
対である。ダイオード25及びコンデンサ26は、二次
巻線21bに誘導されたエネルギーを直流電圧に変換す
るものである。
【0022】出力端子Taと出力端子Tbとの間には、
さらに、直列の抵抗27,28が接続されている。抵抗
27,28の接続点が、誤差増幅器29の逆相入力端子
(−)に接続されている。抵抗27,28は、負荷に供
給する直流電圧を検出してその直流電圧に対応する出力
検出信号を発生するものである。誤差増幅器29の正相
入力端子(+)は、基準電圧V30を発生する直流電源
30に接続され、抵抗27,28が発生した出力検出信
号と基準電圧V30との差に相当する電圧を出力する。
【0023】誤差増幅器29の出力端子は、直接、或い
は図示しないフォトカプラ等のアイソレータを介して比
較器31の一方の入力端子(−)に接続されている。比
較器31の他方の入力端子(+)は、抵抗23の一端と
NMOS22のソースとの接続点に接続されている。
【0024】このスイッチング電源装置には、さらに、
トランス21の一次巻線21a及び二次巻線21bに磁
心を介して電磁結合する補助巻線32が設けられてい
る。補助巻線32は、リンギング電圧を抽出するもので
あり、補助巻線32の一端は抵抗33を介して比較器3
4の一方の入力端子(−)に接続され、補助巻線32の
他端は、接地されている。
【0025】比較器34の他方の入力端子は、基準電圧
35を発生する電源35に接続されている。比較器3
4は、電源35が発生した基準電圧V35と補助巻線3
2が抽出したリンギング電圧とを比較し、NMOS22
に係るリンギング電圧が最低値近傍になったか否かを判
定する。比較器34の出力端子は、AND回路36と計
数手段であるカウンタ37とに接続されている。AND
回路36には、計時手段であるタイマー38から計時信
号が入力される。AND回路36の出力端子は、OR回
路39に接続されている。OR回路39には、カウンタ
ー37から計数到達信号が入力される。
【0026】OR回路39の出力端子は、リセット・セ
ットフリップフロップ等で構成されたドライバ(Dri
ver)40のセット端子(S)に接続されている。ド
ライバ40は、NMOS22のゲートを電圧駆動するも
のである。比較器31の出力端子が、ドライバ40のリ
セット端子(R)に接続されている。ドライバ40の出
力端子は、NMOS22のゲートに接続されるととも
に、カウンタ37のリセット端子とタイマ38のリセッ
ト端子とに接続されている。カウンタ37及びタイマ3
8は、ドライバ40が高レベル(以下、“H”という)
を出力したときにリセットされる。
【0027】次に、このスイッチング電源装置の動作
を、図2(a)〜(h)、図3(a)〜(h)、図4
(a)〜(h)及び図5を参照しつつ、説明する。図2
(a)〜(h)は、負荷が重い時の図1のスイッチング
電源装置の動作を説明するタイムチャートである。図3
(a)〜(h)は、負荷が軽い時の図1のスイッチング
電源装置の動作を説明するタイムチャートである。図4
(a)〜(h)は、負荷がさらに軽い時の図1のスイッ
チング電源装置の動作を説明するタイムチャートであ
る。図5は、スイッチング周波数と出力電力の関係を示
す特性図である。
【0028】このスイッチング電源装置では、ドライバ
40がセットされてNMOS22のゲートを“H”に駆
動すると、NMOS22がターンオンし、図2(a)、
図3(a)及び図4(a)に示すように、NMOS22
のドレイン・ソース間電圧VDSが0[V]になる。こ
の状態で、図2(b)、図3(b)及び図4(b)に示
すように、電源20の正極からの電流IL1が、トラン
ス21の一次巻線21a、NMOS22及び抵抗23を
介して直流電源20の負極に流れる。一次巻線21aに
電流IL1が流れることにより、トランス21にエネル
ギーが蓄積される。
【0029】電流IL1は、NMOS22がオンしてい
るオン期間(TON)に増加する。抵抗23は、電流I
L1に比例した電圧を発生して比較器31の入力端子
(+)に入力する。比較器31は、入力端子(−)に入
力されている基準値に抵抗23から与えられた電圧が到
達したときに、比較器31が“H”を出力し、ドライバ
40はリセットされる。
【0030】リセットされたドライバ40は、低レベル
(以下、“L”という)を出力し、NMOS22のゲー
トを“L”に駆動する。ゲートが“L”になったNMO
S22はターンオフし、電流IL1を遮断する。
【0031】NMOS22がターンオフすると、二次巻
線21bには起電力が発生し、ダイオード25に順方向
電圧がかかる。ダイオード25がオンして図2(b)、
図3(b)及び図4(b)に破線で示す電流IL2が流
れる。即ち、エネルギーの放出が開始される。ダイオー
ド25とコンデンサ26とは、エネルギーの整流と平滑
化をそれぞれ行い、直流電圧VOUTを生成する。この
直流電圧VOUTが一対の出力端子Ta,Tbを介して
負荷に供給される。以下、同様に、NMOS22が繰り
返しオン、オフする。
【0032】ここで、出力端子Ta,Tb間に直列に接
続された抵抗27,28、誤差増幅器29、比較器31
は、負荷に供給する直流電圧VOUTを一定にするよう
に、NMOS22のオフするタイミングを制御する。即
ち、出力端子Ta,Tb間に直列に接続された抵抗2
7,28は、負荷に供給する直流電圧VOUTに対応す
る電圧信号を発生し、誤差増幅器29へ出力する。誤差
増幅器29は、電源30が発生する基準電圧V30と抵
抗27,28から与えられた電圧信号との差動増幅を行
う。これにより、負荷に供給する直流電圧VOUTと、
その期待値との差分が検出される。この差分が比較器3
1の入力端子(−)に基準値として入力される。直流電
圧VOUTが所望の値よりも低いときには、比較器31
の基準値が高くなり、直流電圧VOUTが所望の値より
も高いときには、比較器31の基準値が低くなる。
【0033】比較器31は、抵抗23の発生する電圧と
基準値との比較を行い、抵抗23で発生する電圧が上昇
して基準値に到達したときに、“H”を出力する。よっ
て、比較器31の出力信号は、直流電圧VOUTが所望
値よりも低いときには、直流電圧VOUTが所望の値よ
りも高いときによりも遅く、“L”から“H”に遷移
し、NMOS22がターンオフするタイミングが設定さ
れる。このように、負荷に供給する直流電圧VOUTに
応じてNMOS22のターンオフタイミングが設定さ
れ、連続的にNMOS22がオン、オフすることによ
り、直流電圧VOUTが所望値になるように制御され
る。
【0034】NMOS22がターンオフすると、トラン
ス21の一次巻線21aには、二次巻線21bからのフ
ライバック電圧が発生し、それがNMOS22のドレイ
ン・ソース間にかかる。NMOS22がオフしている期
間に、二次巻線21bからのエネルギーの放出が完了す
ると、一次巻線21aにはリンギング電圧が発生する。
リンギング電圧は、例えばNMOS22の浮遊容量と一
次巻線21aのインダクタンスとで定まる周波数で振動
する。このリンギング電圧も、オフしているNMOS2
2のドレイン・ソース間にかかる。
【0035】補助巻線32、比較器34、AND回路3
6、カウンタ37,タイマ38及びOR回路39は、N
MOS22をオンさせるタイミングを以下のように設定
する。補助巻線32は、NMOS22のドレイン・ソー
ス間にかかるリンギング電圧を抽出し、図2(c)、図
3(c)及び図4(c)のように、リンギング電圧に相
当する出力信号を比較器34の入力端子(−)へ出力す
る。
【0036】比較器34は、電源35が発生する基準電
圧V35と補助巻線32の出力信号とを比較し、図2
(d)、図3(d)及び図4(d)に示すように、補助
巻線32の出力信号が低くなったときに“H”を発生す
る。これにより、NMOS22にかかるリンギング電圧
が最低値近傍になったことが検出され、AND回路36
に“H”が入力される。
【0037】一方、タイマ38は、NMOS22がター
ンオンしたときセットされ、その時点からの時間の経過
を計時し、図2(e)、図3(e)及び図4(e)に示
すように、所定時間が経過したことを“H”の時間経過
信号でAND回路36へ示す。
【0038】AND回路36及びそれに接続されたOR
回路39は、再びNMOS22をターンオンさせるオン
タイミングを設定するが、負荷の重さにより、そのオン
タイミングの設定が異なる。負荷が重いときには、出力
電力量が多く、負荷が重くなればなるほど、誤差増幅器
29の出力信号のレベルは高くなる。誤差増幅器29及
び比較器31は、前述のように、負荷に供給する直流電
圧VOUTが一定になるように、NMOS22のターン
オフタイミングを設定するので、負荷が重いほど、NM
OS22がターンオフするタイミングが遅れ、トランス
21に蓄積されるエネルギーが多くなる。そのため、N
MOS22がターンオフした後にエネルギーが放出され
る期間も長くなる。
【0039】このように負荷が重いときには、図2
(e)のように、例えばトランス21からのエネルギー
が完全に放出される前のリンギング電圧が発生する前
に、タイマ38が“H”を出力し始める。よって、比較
器34が、最初にリンギング電圧が最低値近傍になった
ことを検出して“H”を出力したタイミングで、AND
回路36の出力信号が“L”から“H”に遷移する。A
ND回路36から“H”を入力されたOR回路39は
“H”を出力し、ドライバ40をセットして、NMOS
22のオンタイミングを設定する。セットされたドライ
バ40は、図2(h)のように“H”を出力し、再びN
MOS22のゲートを“H”に駆動する。ゲートが
“H”になったNMOS22は、再びターンオンし、電
流IL1を流す。
【0040】従って、負荷が重く出力電力量が多いとき
には、図5に示すk1の期間のように、出力電力量が多
いほど、NMOS22をターンオンさせるタイミングが
遅くなり、NMOS22のスイッチング周波数が低くな
る。この状態では、NMOS22がターンオンするとき
には、NMOS22のドレイン・ソース間電圧VDSが
十分低いので、スイッチングロスが低い。また、スイッ
チング周波数も低いので、スイッチング周波数に依存す
るスイッチングロスの増加も抑制できる。
【0041】これに対し、出力電力量が少なくなると、
タイマ38が所定時間の経過を計時し、タイマ38の出
力信号が“H”になる前に、トランス21からのエネル
ギーの放出が完了し、一次巻線21aにリンギング電圧
が発生する。カウンタ37は、NMOS22がターンオ
ンしたときセットされ、その時点からの比較器34の出
力信号が“H”になった回数を計数している。即ち、リ
ンキング電圧が発生し、リンギング電圧の脈動のために
NMOS22のドレイン・ソース間電圧VDSが最低点
近傍になった回数を、脈動回数として計数している。カ
ウンタ37は、リンギング電圧の脈動回数を計数し、そ
の脈動回数が例えば6回になれば、“H”を出力する。
【0042】ここで、タイマ38が“H”を出力する前
に比較器34が“H”を出力しても、タイマ38の出力
が“L”なので、AND回路36の出力信号が“L”の
ままである。AND回路36の出力信号が“H”に遷移
するのは、タイマ38が“H”を出力しているときに比
較器34が“H”を出力したときである。つまり、AN
D回路36は、タイマ38の出力が“H”になった後
に、最初に比較器34がリンギング電圧が最低値近傍に
なったことを検出したときに“H”を出力する。
【0043】AND回路36から“H”を入力されたO
R回路39は“H”を出力し、ドライバ40をセットし
て、NMOS22のオンタイミングを設定する。セット
されたドライバ40は、図3(h)のように“H”を出
力し、再びNMOS22のゲートを“H”に駆動する。
ゲートが“H”になったNMOS22は、再びターンオ
ンし、電流IL1を流す。
【0044】このように、ある程度負荷が軽くなった図
5のk2の期間では、タイマ38の出力信号によって規
制され、NMOS22のスイッチング周波数がほぼ一定
に維持される。この状態では、NMOS22がターンオ
ンするときには、NMOS22のドレイン・ソース間電
圧VDSが十分低いので、スイッチングロスが低い。ま
た、タイマ38によって、NMOS22のスイッチング
周波数の増加が抑制されるので、スイッチングロスの増
加が抑制される。
【0045】負荷がさらに軽くなると、NMOS22が
ターンオンする前に、リンギング電圧が脈動する回数が
増加し、タイマ38が“H”を出力する前に、図4
(g)のように、カウンタ37が“H”を出力する。カ
ウンタ37の出力信号が“H”になると、OR回路39
の出力信号が“L”から“H”に遷移する。これによ
り、ドライバ40がセットされ、ドライバ40が再びN
MOS22のゲートを“H”に駆動する。ゲートが
“H”になったNMOS22は、再びターンオンし、電
流IL1を流す。
【0046】このように、負荷が軽くなると、タイマ3
8に規制されず、カウンタ37の計数結果に基づいてN
MOS22のターンオンタイミングが設定される。その
ため、図5に示す期間k3のように、負荷が軽くなって
出力電力量が少なくなるほどNMOS22のスイッチン
グ周波数が増加するが、リンギング電圧の振幅が減衰す
る前にNMOS22がターンオフする。よって、NMO
S22のゲート・ソース間にかかるリンギング電圧が最
小点近傍になったことを容易に検出でき、確実にNMO
S22をターンオフさせることが可能になる。これによ
り、動作が不安定になることが防止される。また、リン
ギング電圧の振幅が激しく減衰しないので、NMOS2
2のゲート・ソース間電圧VDSが低い状態で、NMO
S22をターンオンさせることが可能になり、NMOS
22でのスイッチングロスの増加が抑制される。
【0047】以上のように、本実施形態のスイッチング
電源装置では、カウンタ37とタイマ38とを設け、カ
ウンタ37またはタイマ38のいずれか一方の出力信号
が“H”になったときに、NMOS22をターンオンさ
せるようにしたので、負荷が軽いときでも、NMOS2
2のスイッチングロスの増加を抑制できると共に、リン
ギング電圧が減衰することにより、動作が不安定になる
ことも、防止可能である。
【0048】[第2の実施形態]図6は、本発明の第2
の実施形態に係る昇圧型力率改善回路の構成図であり、
図1中の要素と共通する要素には、共通の符号が付され
ている。前記第1の実施形態では、トランス21を備え
た絶縁型のスイッチング電源装置を説明したが、コイル
を用いる非絶縁型のスイッチング装置についても、スイ
ッチングロスを抑制し、且つ動作を安定化させることが
可能である。本実施形態では、スイッチング電源装置と
して、図6の昇圧型力率改善回路を説明する。
【0049】図6の昇圧型力率改善回路は、交流電源5
0に対してブリッジ接続されたダイオード51a,51
b,51c,51dからなる全波整流回路51を備えて
いる。全波整流回路51の正極出力端子が、コイル52
の一端に接続され、コイル52の他端が、ダイオード2
5のアノード及びNMOS22のドレインに接続されて
いる。
【0050】NMOS22のソースは、抵抗23を介し
て全波整流回路51の負極出力端子に接続されている。
全波整流回路51の負極出力端子は、接地されている。
ダイオード25のカソードは、第1の実施形態と同様に
コンデンサ26の一方の電極と出力端子Taとに接続さ
れている。コンデンサ26の他方の電極が、全波整流回
路51の負極出力端子と、この昇圧型力率改善回路の出
力端子Tbとに接続されている。対をなす出力端子Ta
と出力端子Tbとの間には、抵抗27,28が直列に接
続されている。抵抗27,28の接続点が、誤差増幅器
29の一方の入力端子(−)に接続されている。誤差増
幅器29の他方の入力端子(+)には、基準電圧V30
を発生する電源30が接続されている。
【0051】全波整流回路51の正極出力端子と負極出
力端子との間には、直列の抵抗53,54が接続されて
いる。抵抗53と抵抗54の接続点は、乗算器55の一
方の入力端子に接続されている。乗算器55の他方の入
力端子は、誤差増幅器29の出力端子が接続されてい
る。乗算器55の出力端子が、比較器31の一方の入力
端子(−)に接続されている。
【0052】この昇圧型力率改善回路では、コイル52
に補助巻線32が電磁結合し、リンギング電圧を抽出す
る。補助巻線32の一端は抵抗33を介して比較器34
の一方の入力端子(−)に接続され、補助巻線32の他
端は、接地されている。
【0053】比較器34の他方の入力端子(+)は、基
準電圧V35を発生する電源35に接続されている。比
較器34は、電源35が発生した基準電圧V35と補助
巻線32が抽出したリンギング電圧とを比較し、リンギ
ング電圧が最低値近傍になったか否かを判定する。比較
器34の出力端子は、AND回路36と計数手段である
カウンタ37とに接続されている。AND回路36に
は、計時手段であるタイマー38から計時信号が入力さ
れる。AND回路36の出力端子は、OR回路39に接
続されている。OR回路39には、カウンター37から
計数到達信号が入力される。
【0054】OR回路39の出力端子は、ドライバ40
のセット端子(S)に接続されている。比較器31の出
力端子が、ドライバ40のリセット端子(R)に接続さ
れている。ドライバ40の出力端子は、NMOS22の
ゲートに接続されるとともに、カウンタ37のリセット
端子とタイマ38のリセット端子とに接続されている。
カウンタ37及びタイマ38は、ドライバ40が“H”
を出力したときにリセットされる。
【0055】以上のような構成の昇圧型力率改善回路で
は、全波整流回路51が、交流電源50から与えられた
交流電圧を整流し、脈流電圧を出力する。抵抗53,5
4は、その脈流電圧を抽出して乗算器55の一方の入力
端子に与える。
【0056】ドライバ40によりゲートが“H”に駆動
されるとNMOS22がターンオンする。NMOS22
がターンオンすると、全波整流回路51の正極出力端子
からコイル52、NMOS22及び抵抗23を介して全
波整流回路51の負極出力端子に電流IL1が流れる。
電流IL1はNMOS22のオン期間(TON)に増加
する。電流IL1の増加する割合は、全波整流回路51
の出力電圧に比例する。コイル52に電流IL1が流れ
ることにより、コイル52にエネルギーが蓄積される。
電流IL1が増加して比較器31の出力信号が“L”か
ら“H”に遷移すると、ドライバ40は、この比較器3
1の出力信号によってリセットされ、NMOS22がオ
フする。
【0057】NMOS22がターンオフすると、ダイオ
ード25がオンし、電流IL2がダイオード25を流れ
る。電流IL2には、コイル52に蓄積されていたエネ
ルギーと全波整流回路51から流れる電源電流とが含ま
れる。ダイオード25を通過するエネルギー及び電源電
流に対しコンデンサ26は平滑化を行い、平滑化された
直流電圧VOUTを負荷へ与える。
【0058】ここで、抵抗27,28、乗算器55、及
び比較器31は、次のように機能する。出力端子Ta,
Tb間に直列に接続された抵抗27,28は、負荷に供
給する直流電圧に対応する電圧信号を発生し、誤差増幅
器29へ出力する。誤差増幅器29は、直流電源30が
発生する基準電圧V30と抵抗27,28から与えられ
た電圧信号との差動増幅を行う。誤差増幅器29の出力
信号は、乗算器55に入力される。乗算器55は、誤差
増幅器29から与えられた電圧と、抵抗53,54から
与えられた電圧とを乗算する。この乗算により、負荷に
供給する直流電圧VOUTのレベルに応じて全波整流回
路51が発生する脈流電圧の振幅が増幅される。
【0059】比較器31は、乗算器55の出力信号を基
準として抵抗23の発生する電圧との比較を行い、抵抗
23の発生する電圧が乗算器55の出力信号のレベルに
到達したときに、比較器31が“H”を出力してドライ
バ40をリセットする。リセットされたドライバ40が
NMOS22のゲートを“L”に駆動し、NMOS22
をターンオフさせる。乗算器55及び比較器31によ
り、負荷へ与える直流電圧電のレベルに応じてNMOS
22のオフするタイミングが設定され、且つ、スイッチ
ング電流IL1の包絡線が、全波整流回路51の出力す
る脈流電圧と相似になる。
【0060】一方、補助巻線32、比較器34、AND
回路36、カウンタ37,タイマ38及びOR回路39
は、NMOS22をオンさせるタイミングを以下のよう
に設定する。コイル52からのエネルギーの放出が完了
すると、コイル52にはリンギング電圧が発生する。こ
のリンギング電圧も、オフしているNMOS22のドレ
イン・ソース間にかかる。負荷が重いときには、出力電
力量が多く、負荷が重くなればなるほど、誤差増幅器2
9の出力信号のレベルは高くなる。誤差増幅器29及び
比較器31は、前述のように、負荷に供給する直流電圧
VOUTが一定になるように、NMOS22のターンオ
フタイミングを設定するので、負荷が重いほど、NMO
S22がターンオフするタイミングが遅れ、コイル52
に蓄積されるエネルギーが多くなる。そのため、NMO
S22がターンオフした後にエネルギーが放出される期
間も長くなる。
【0061】このように負荷が重いときには、コイル5
2からのエネルギーが完全に放出される前に、タイマ3
8が“H”を出力し始める。よって、比較器34が、最
初にリンギング電圧が最低値近傍になったことを検出し
て“H”を出力したタイミングで、AND回路36の出
力信号が“L”から“H”に遷移する。AND回路36
から“H”を入力されたOR回路39は“H”を出力
し、ドライバ40をセットして、NMOS22のオンタ
イミングを設定する。セットされたドライバ40は、
“H”を出力し、再びNMOS22のゲートを“H”に
駆動する。ゲートが“H”になったNMOS22は、再
びターンオンし、電流IL1を流す。
【0062】従って、負荷が重いときには、NMOS2
2をターンオンさせるタイミングが遅くなり、NMOS
22のスイッチング周波数が低くなる。この状態では、
NMOS22がターンオンするときには、NMOS22
のドレイン・ソース間電圧VDSが十分低いので、スイ
ッチングロスが低い。また、スイッチング周波数も低い
ので、スイッチング周波数に依存するスイッチングロス
の増加も抑制できる。
【0063】これに対し、出力電力量が少なくなると、
タイマ38が所定時間の経過を計時し、タイマ38の出
力信号が“H”になる前に、コイル52からのエネルギ
ーの放出が完了し、補助巻線32にリンギング電圧が発
生する。カウンタ37は、NMOS22がターンオンし
たときセットされ、その時点からの比較器34の出力信
号が“H”になった回数を計数している。即ち、リンキ
ング電圧が発生し、リンギング電圧の脈動のためにNM
OS22のドレイン・ソース間電圧VDSが最低点近傍
になった回数を、脈動回数として計数している。カウン
タ37は、リンギング電圧の脈動回数を計数し、その脈
動回数が例えば6回になれば、“H”を出力する。
【0064】ここで、タイマ38が“H”を出力する前
に比較器34が“H”を出力しても、タイマ38の出力
が“L”なので、AND回路36の出力信号が“L”の
ままである。AND回路36の出力信号が“H”に遷移
するのは、タイマ38が“H”を出力しているときに比
較器34が“H”を出力したときである。つまり、AN
D回路36は、タイマ38の出力が“H”になった後
に、最初に比較器34がリンギング電圧が最低値近傍に
なったことを検出したときに“H”を出力する。
【0065】AND回路36から“H”を入力されたO
R回路39は“H”を出力し、ドライバ40をセットし
て、NMOS22のオンタイミングを設定する。セット
されたドライバ40は、“H”を出力し、再びNMOS
22のゲートを“H”に駆動する。ゲートが“H”にな
ったNMOS22は、再びターンオンし、電流IL1
流す。
【0066】このように、ある程度負荷が軽いときは、
タイマ38の出力信号によって規制され、NMOS22
のスイッチング周波数がほぼ一定に維持される。この状
態では、NMOS22がターンオンするときには、NM
OS22のドレイン・ソース間電圧VDSが十分低いの
で、スイッチングロスが低い。また、タイマ38によっ
て、NMOS22のスイッチング周波数の増加が抑制さ
れるので、スイッチングロスの増加が抑制される。
【0067】負荷がさらに軽くなると、NMOS22が
ターンオンする前に、リンギング電圧が脈動する回数が
増加し、タイマ38が“H”を出力する前に、図4
(g)のように、カウンタ37が“H”を出力する。カ
ウンタ37の出力信号が“H”になると、OR回路39
の出力信号が“L”から“H”に遷移する。これによ
り、ドライバ40がセットされ、ドライバ40が再びN
MOS22のゲートを“H”に駆動する。ゲートが
“H”になったNMOS22は、再びターンオンし、電
流IL1を流す。
【0068】このように、負荷が軽くなると、タイマ3
8に規制されず、カウンタ37の計数結果に基づいてN
MOS22のターンオンタイミングが設定される。その
ため、負荷が軽くなって出力電力量が少なくなるほどN
MOS22のスイッチング周波数が増加するが、リンギ
ング電圧の振幅が減衰する前にNMOS22がターンオ
フする。よって、NMOS22のゲート・ソース間にか
かるリンギング電圧が最小点近傍になったことを容易に
検出でき、確実にNMOS22をターンオフさせること
が可能になる。これにより、動作が不安定になることが
防止される。また、リンギング電圧の振幅が激しく減衰
しないので、NMOS22のゲート・ソース間電圧VD
Sが低い状態で、NMOS22をターンオンさせること
が可能になり、NMOS22でのスイッチングロスの増
加が抑制される。
【0069】[第3の実施形態]図7は、本発明の第3
の実施形態に係る昇圧型力率改善回路の構成図であり、
図1及び図6中の要素と共通の要素には、共通の符号が
付されている。この力率改善回路は、第2の実施形態の
力率改善回路のカウンタ37をタイマ60に変更したも
のである。タイマ60のセット端子は、比較器34の出
力端子に接続され、タイマ60の出力端子は、OR回路
39の一方の入力端子に接続されている。OR回路39
の他方の入力端子には、第2の実施形態の昇圧型力率改
善回路と同様に、タイマ38の出力端子が接続されてい
る。OR回路39の出力端子は、AND回路36の一方
の入力端子に接続されている。AND回路36の他方の
入力端子は、比較器34の出力端子に接続されている。
AND回路36の出力端子が、ドライバ40のセット端
子に接続されている。他の構成は、第2の実施形態の昇
圧型力率改善回路と同様である。
【0070】図8は、タイマ60の動作を説明するため
のタイムチャートである。タイマ60は、NMOS22
がターンオンしてから最初に比較器34がNMOS22
に係るリンギング電圧が最低点近傍になったことを検出
したときにセットされ、それから所定時間αが経過する
までは“L”を出力する。所定時間αが経過したとき
に、“H”をOR回路39に出力する。
【0071】リンギング電圧の周波数は、コイル52の
インダクタンスとNMOS22の浮遊容量のキャパシタ
ンス等によって決まる。よって、所定時間αを、例えば
リンギング電圧の脈動回数が6回になる時間に設定する
ことにより、タイマ60を第1の実施形態及び第2の実
施形態のカウンタ37と同様に機能させることができ
る。OR回路39は、タイマ38または60のいずれか
一方から“H”が出力されているときに、“H”を出力
する。AND回路36は、比較器34が“H”を出力
し、且つ、OR回路39が“H”を出力しているとき
に、“H”を出力する。負荷が軽く、負荷に与える出力
電力量が少ないときには、タイマ60がタイマ38より
も先に“H”を出力するので、タイマ60が“H”を出
力した直後に、比較器34が“H”を出力したタイミン
グで、ドライバ40がセットされる。ドライバ40がセ
ットされることにより、NMOS22がターンオンす
る。他の動作は、第2の実施形態の昇圧型力率改善回路
と同様である。以上のように、本実施形態では、カウン
タ37の代わりにタイマ60を設け、タイマ60にリン
ギング電圧の脈動回数が所定回数になったことを示すよ
うにしたので、第2の実施形態と同様の効果を奏するス
イッチング電源装置を実現できる。
【0072】[第4の実施形態]図9は、本発明の第4
の実施形態に係るスイッチング電源装置を示す構成図で
ある。このスイッチング電源装置は、前述の第1の実施
形態のスイッチング電源装置の電源30を可変電圧発生
器70に置換したものであり、他の構成は図1と同様に
なっている。可変電圧発生器70は、直流電源20の発
生する直流電圧VINが変動するときに、その変動に対
応した電圧を発生する。
【0073】前述の第1の実施形態のスイッチング電源
装置では、電源30が発生する基準電圧と抵抗27,2
8で生成した電圧信号との間の差分を求め、差分に基づ
きスイッチング素子のNMOS22をターンオフするタ
イミングを設定していた。こうすることにより、負荷に
供給する直流電圧VOUTが一定化するように、NMO
S22のオン期間TONが設定される。
【0074】これに対し、図9のスイッチング電源装置
は、直流電源20が発生する直流電圧VINが変化する
と、可変電圧発生器70が発生する電圧も変化する。誤
差増幅器29は、可変電圧発生器70の発生する電圧と
抵抗27,28で発生する電圧との差分を求め、その差
分に基づき、比較器31がNMOS22をターンオフす
るタイミングを設定する。よって、直流電源20が発生
する電圧が変化すると、誤差増幅器29が出力する差分
が変化する。そして、比較器31が設定するタイミング
も直流電圧VINの変化に応答して変化し、NMOS2
2のオン期間が直流電圧VINの変化に応答して変化す
る。従って、負荷に供給する直流電圧VOUTも直流電
圧VINの変化に応答して変化する。
【0075】NMOS22をターンオンさせるタイミン
グは、第1の実施形態と同様に設定されるので、負荷が
軽くなってもNMOS22を容易にターンオフさせるこ
とができる。
【0076】以上のように、本実施形態では、直流電源
20から入力される電源電圧VINの変化に応答して負
荷に供給する直流電圧VOUTが変化するスイッチング
電源装置における動作を安定化させることができる。
【0077】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、次
のようなものがある。 (1) 第2の実施形態では、非絶縁型のスイッチング
電源装置として昇圧型力率改善回路を説明したが、交流
電源50の発生する交流電圧を整流する全波整流回路5
1の代わりに、直流電源を用いる昇圧形DC−DCコン
バータ、直流電源を用いる降圧形DC−DCコンバー
タ、直流電源を用いる極性反転形DC−DCコンバータ
でも、比較器31、補助巻線32、比較器34、AND
回路36、カウンタ37、タイマ38、OR回路39及
びドライバ40を同様に接続することにより、負荷が軽
いときでも、スイッチングロスの増加が抑制できると共
に動作を安定化する。
【0078】(2) 第4の実施形態では、第1の実施
形態のスイッチング電源装置の電源30を可変電圧発生
器70に替え、負荷に供給する直流電圧が、入力直流電
圧VINに応答して変化するスイッチング電源装置を説
明したが、第2の実施形態の力率改善回路の電源30
も、可変電圧発生器70に替えることが可能である。こ
の場合、可変電圧発生器70を、交流電源50の実効
値、波高値、或いは平均電圧等に応じて可変電圧発生器
70の発生電圧を変化させればよい。
【0079】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、負荷が軽いときでも、スイッチング電源装置のス
イッチングロスの増加を抑制でき、且つ、スイッチング
電源装置の動作を安定化させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るスイッチング電
源装置を示す構成図である。
【図2】負荷が重い時の図1のスイッチング電源装置の
動作を説明するタイムチャートである。
【図3】負荷が軽い時の図1のスイッチング電源装置の
動作を説明するタイムチャートである。
【図4】負荷がさらに軽い時の図1のスイッチング電源
装置の動作を説明するタイムチャートである。
【図5】スイッチング周波数と出力電力の関係を示す特
性図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る昇圧型力率改善
回路を示す構成図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る昇圧型力率改善
回路を示す構成図である。
【図8】図7の昇圧型力率改善回路の動作を説明するタ
イムチャートである。
【図9】本発明の第4の実施形態に係るスイッチング電
源装置を示す構成図である。
【図10】従来のスイッチング電源装置を示す構成図で
ある。
【図11】図10のスイッチング電源装置の動作を説明
するタイムチャートである。
【符号の説明】
20 直流電源 21 トランス 21a 一次巻線 21b 二次巻線 22 NMOS 23,27,28,53,54 抵抗 25 整流用ダイオード 26 平滑用コンデンサ 29 誤差増幅器 31,34 比較器 32 補助巻線 36 AND回路 37 カウンタ 38,60 タイマ 39 OR回路 40 ドライバ 50 交流電源 51 全波整流回路 52 コイル 55 乗算器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルと、 前記コイルに直列に接続され、オンすることにより電源
    から該コイルに電流を流し、オフしたときに該電流を遮
    断するスイッチング素子と、 前記コイルに前記電流が流れた期間に該コイルに蓄えら
    れたエネルギーを直流電圧に変換して負荷に供給する直
    流化手段と、 前記スイッチング素子がターンオフした後に一定時間は
    該スイッチング素子をオンさせないようにするための計
    時手段と、 前記スイッチング素子がターンオフした後に前記コイル
    に発生して前記スイッチング素子の両端にかかるリンギ
    ング電圧の脈動回数を計数する計数手段と、 前記計数及び前記計時の結果に基づき前記スイッチング
    素子をオンさせるタイミングを設定するオンタイミング
    設定手段と、 前記直流電圧を検出して前記スイッチング素子をオフさ
    せるタイミングを設定するオフタイミング設定手段と、 を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】前記計時手段は、前記スイッチング素子が
    オンしてから前記リンギング電圧が発生するまでの間の
    任意の時点から所定の時間が経過したときに計時信号を
    発生するタイマから構成され、 前記計数手段は、前記計数した脈動回数が所定回数にな
    ったときに計数信号を発生するカウンタから構成され、 前記オンタイミング設定手段は、前記計数信号或いは前
    記計時信号の少なくともいずれか一方の信号が与えられ
    た場合に前記タイミングを設定する手段を備えることを
    特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】コイルと、 前記コイルに直列に接続され、オンすることにより電源
    から該コイルに電流を流し、オフしたときに該電流を遮
    断するスイッチング素子と、 前記コイルに前記電流が流れた期間に該コイルに蓄えら
    れたエネルギーを直流電圧に変換して負荷に供給する直
    流化手段と、 前記スイッチング素子がターンオフした後の一定時間は
    該スイッチング素子をオンさせないようにするための計
    時を行う第1の計時手段と、 前記スイッチング素子がターンオフした後に前記コイル
    に発生して前記スイッチング素子の両端にかかるリンギ
    ング電圧の脈動回数が所定回数になったことに相当する
    リンギング時間を計時する第2の計時手段と、 前記第1及び第2の計時手段の計時結果に基づき前記ス
    イッチング素子をオンさせるタイミングを設定するオン
    タイミング設定手段と、 前記直流電圧を検出して前記スイッチング素子をオフさ
    せるタイミングを設定するオフタイミング設定手段と、 を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】前記第1の計時手段は、前記スイッチング
    素子がオンしてから前記リンギング電圧が発生するまで
    の間の任意の時点から所定の時間が経過したときに計時
    信号を発生する第1のタイマから構成され、 前記第2の計時手段は、前記リンギング時間が経過した
    ときに計時信号を発生する第2のタイマから構成され、 前記オンタイミング設定手段は、前記第1または第2の
    タイマの出力する前記計時信号の少なくともいずれか一
    方の信号が与えられた場合に前記タイミングを設定する
    手段を備えることを特徴とする請求項3に記載のスイッ
    チング電源装置。
  5. 【請求項5】前記オンタイミング設定手段は、前記スイ
    ッチング素子の両端にかかる前記リンギング電圧が最低
    値近傍になったときを前記タイミングとして設定する手
    段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    1項に記載のスイッチング電源装置。
  6. 【請求項6】前記コイルは、一次巻線と二次巻線とを有
    する変成器の該一次巻線であり、 前記直流化手段は、前記一次巻線から前記二次巻線に誘
    導されたエネルギーの整流と平滑化とを行って前記直流
    電圧を生成する手段を備えることを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  7. 【請求項7】前記オフタイミング設定手段は、前記直流
    電圧に基づき前記タイミングを設定して前記スイッチン
    グ素子のオン期間を設定し、前記直流電圧が一定になる
    ように制御する手段を備えることを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  8. 【請求項8】前記電源は、交流を整流した脈流電圧を発
    生し、 前記オフタイミング設定手段は、 前記電源の発生する脈流電圧を検出する入力電圧検出回
    路と、 前記スイッチング素子に流れる電流を検出する電流検出
    手段と、 前記直流電圧と前記検出された脈流電圧と前記検出され
    た電流とに基づいて前記タイミングを設定して前記スイ
    ッチング素子のオン期間を設定し、前記直流電圧が一定
    になり、且つ、前記スイッチング素子に流れる電流の包
    絡線の位相が前記脈流電圧の位相と一致するように制御
    する手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  9. 【請求項9】前記オフタイミング設定手段は、前記直流
    電圧に基づき前記タイミングを設定して前記スイッチン
    グ素子のオン期間を設定し、前記直流電圧を前記電源の
    電圧に応じて変化させるように制御する手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    スイッチング電源装置。
  10. 【請求項10】前記電源は、交流を整流した脈流電圧を
    発生し、 前記オフタイミング設定手段は、 前記電源の発生する脈流電圧を検出する入力電圧検出回
    路と、 前記スイッチング素子に流れる電流を検出する電流検出
    手段と、 前記直流電圧と前記検出された脈流電圧と前記検出され
    た電流とに基づいて前記タイミングを設定して前記スイ
    ッチング素子のオン期間を設定し、前記直流電圧が前記
    電源の電圧に応じて変化し、且つ、該スイッチング素子
    に流れる電流の包絡線の位相が前記脈流電圧の位相と一
    致するように制御する手段と、を備えることを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれか1項に記載のスイッチング
    電源装置。
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