JP2008283742A - 充電回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】充電回路の負荷側における無駄な電力消費を極力小さくし、効率の良い充電を可能とする。
【解決手段】スイッチ駆動回路部21は、オンタイム制御回路部50から出力されるスイッチ素子11をオンからオフへ切り換えるオフタイミング信号と、オフタイム制御回路部30から出力されるスイッチ素子11をオフからオンへ切り換えるオンタイミング信号とに基づいて、スイッチ素子11をオン・オフ駆動し、それによって、第2巻線14に接続されたキャパシタ16の充電を可能とする一方、キャパシタ16の充電電圧が所定電圧に達した際に負荷電圧検出部40から出力される信号によって充電動作が強制的に停止されるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、容量性素子を充電するための充電回路に係り、特に、ストロボ装置などに適し、消費電力の低減等を図ったものに関する。
ストロボ装置などに適する充電回路としては、従来から種々の回路が提案されており、特に、近年は、充電時間の短縮等の利点があることからフライバック型の充電回路が多く提案され、また、実用化されている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2005−347029号公報(第4−12頁、図1−図7)
しかしながら、従来のフライバック型の充電回路は、一般に回路構成が複雑で、部品点数が多くなるため、回路故障に対する高い信頼性を確保することが難しく、高価格化するという問題がある。
また、従来のフライバック型の充電回路であって、スイッチング素子のスイッチング周波数が固定式のものにあっては、従来の集積回路素子を用いて回路構成できるという利点があるが、ストロボ装置における容量負荷のように0Vから数百Vに至る広範な電圧範囲の充電を必要とするものに対しては、必要な電力を供給することができず、十分な充電ができないことがあるという問題がある。
さらに、従来回路において、負荷電圧(充電電圧)の監視は、負荷側に設けた分圧抵抗器により得られる分圧電圧や、負荷電圧で動作するツェナーダイオードにより得られるツェナー電圧を監視する構成であるため、分圧抵抗器やツェナーダイオードにおける無駄な電力消費が大きく、効率の良い充電ができないという問題があった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、負荷側における無駄な電力消費を極力小さくし、効率の良い充電を行うことができる充電回路を提供するものである。
本発明の他の目的は、集積回路部品を用いて回路構成することができ、従来に比して回路構成の簡素化と共に部品点数の削減を図ることのできる充電回路を提供することにある。
本発明の他の目的は、負荷側と実質的に絶縁状態で負荷電圧の監視が可能な充電回路を提供することにある。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る充電回路は、
トランスの一次側の主巻線と直列に接続されたスイッチ素子のオン・オフを繰り返して前記主巻線に印加される電源電圧を断続し、前記トランスの2次側に配設された2次巻線に誘起される電圧によって当該2次巻線に接続されたキャパシタの充電を行うよう構成されてなる充電回路であって、
前記トランスには、前記2次巻線の誘起電圧に比例した同一極性の電圧を誘起する補助巻線が設けられる一方、
前記スイッチ素子のオン時間を制御するオンタイム制御回路部と、
前記スイッチ素子のオフ時間を制御するオフタイム制御回路部と、
前記オンタイム制御回路部と前記オフタイム制御回路部の出力信号に基づいて、前記スイッチ素子をオン・オフ駆動するスイッチ駆動回路部と、を具備し、
前記オンタイム制御回路部は、前記スイッチ素子に流れる電流が所定電流値に達したことを実質的に検出した際に、前記スイッチ素子をオンからオフへ切り換えるオフタイミング信号を出力し、
前記オフタイム制御回路部は、前記補助巻線の電圧が所定電圧を下回ったことを検出した際に、前記スイッチ素子をオフからオンへ切り換えるオンタイミング信号を出力するよう構成されてなるものである。
かかる構成において、前記スイッチ駆動回路部は、前記オフタイム制御回路部によりオンタイミング信号が出力されてから、前記オンタイム制御回路部によりオフタイミング信号が出力されるまでの間、前記スイッチ素子をオン状態とする一方、
前記オンタイム制御回路部によりオフタイミング信号が出力されてから、前記オフタイム制御回路部によりオンタイミング信号が出力されるまでの間、前記スイッチ素子をオフ状態とするよう構成されてなるものが好適である。
また、前記オンタイム制御回路部は、スイッチ素子と直列接続された電流検出用抵抗器を有し、当該電流検出用抵抗器における電圧降下が、所定電圧に達したことを検出した際に、オフタイミング信号を出力するよう構成されてなるものが好適である。
さらに、前記キャパシタの充電電圧に基づいて、前記スイッチ駆動回路部の動作を強制停止せしめる負荷電圧検出回路部を具備し、
当該負荷電圧検出回路部は、前記補助巻線の電圧に基づいて、前記キャパシタの充電電圧が所定の充電電圧に達したことを検出した際に、前記スイッチ駆動回路部の動作を強制的に停止せしめるよう構成されてなるものを設けるようにするとさらに好適である。
本発明によれば、キャパシタの充電電圧の変化をトランスの補助巻線を介して検出できるような構成としたので、従来と異なり、負荷側と実質的に絶縁された回路構成として安全性を確保することができると共に、負荷側(キャパシタ側)における無駄な電力消費が極力少なく、効率の良い充電ができる。
また、一次側の電流を実質的に監視し、オフタイミング信号を生成するように構成したので、従来と異なり、一次側での過大なピーク電流の発生を回避でき、安全性の高い回路を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1及び図2を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における充電回路の構成例について、図1を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態における充電回路Sは、例えば、ストロボ装置における充電回路などに適するもので、電力送達回路部20と、負荷電圧検出部40とに大別されて構成されたものとなっている。
電力送達回路部20は、容量性負荷へ電力供給を行うもので、本発明の実施の形態においては、トランス10と、スイッチ素子11とを有すると共に、オンタイム制御回路部50と、オフタイム制御回路部30と、スイッチ駆動回路部21と、起動制御回路部22とを有して構成されたものとなっている。
本発明の実施の形態におけるトランス10は、いわゆるフライバックトランスが用いられており、1次側とされる主巻線12と、2次側とされる第2巻線14とを有すると共に、補助巻線13が一次側に配された構成を有してなるものである。かかる構成において、主巻線12と第2巻線14は、誘起電圧が互いに反対の極性を示すように配される一方、補助巻線13は、第2巻線14と同一極性となるように配されたものとなっており、補助巻線13には、第2巻線14に発生する電圧に比例した同一極性の電圧が発生するようになっている。
なお、図1において、各巻線12、13、14の巻始め側には、黒丸が付されている。
本発明の実施の形態においては、主巻線12は、その巻始め側が入力電圧印加端子70に接続される一方、他端側がスイッチ素子11の一端に接続されている。
本発明の実施の形態において、スイッチ素子(図1においては「Q1」と表記)11には、npn型トランジスタが用いられており、そのコレクタに上述の主巻線12の他端が接続されたものとなっている。
一方、第2巻線14は、その巻始め側に容量性負荷としてのキャパシタ15の一端が接続されると共に、グランドに接続される一方、他端側には、出力ダイオード15のアノードが接続されており、この出力ダイオード15のカソードがキャパシタ15の他端に接続されたものとなっている。
また、補助巻線13は、その巻始め側がグランドに接続される一方、他端側は、後述するようにオフタイム制御回路部30と負荷電圧検出部40の所定箇所に接続されたものとなっている。
一方、スイッチ素子11の他端、すなわち、npn型トランジスタのエミッタは、次述するようにオンタイム制御回路部50に接続される一方、ベースは、後述するスイッチ駆動回路部21の出力段に接続されたものとなっている。
本発明の実施の形態におけるオンタイム制御回路部50は、スイッチ素子11をオンからオフへ切り換えるタイミングに所定レベルの信号(オフタイミング信号)、すなわち、本発明の実施の形態においては、論理値Highに相当する信号を生成、出力するように構成されたものである。
具体的には、かかるオンタイム制御回路部50は、電流検出用抵抗器52とオフタイム検出コンパレータ53とを有して構成されたものとなっており、電流検出用抵抗器52の一端は、スイッチ素子11の他端、すなわち、npn型トランジスタのエミッタに接続されたものとなっている。
そして、この電流検出用抵抗器52とスイッチ素子11をなすnpn型トランジスタのエミッタとの接続点は、オフタイム検出コンパレータ53の一方の入力端子に接続されている。
また、オフタイム検出コンパレータ53の他方の入力端子には、オフタイミング信号の出力タイミングを定める基準となる所定電圧Voffが印加されている。
そして、オフタイム検出コンパレータ53の出力端子は、後述するスイッチ駆動回路部21の第1のラッチ33のリセット端子Rに接続されている。
次に、オフタイム制御回路部30は、スイッチ素子11をオフからオンに切り換えるタイミングに所定レベルの信号(オンタイミング信号)、すなわち、本発明の実施の形態においては、、論理値Highに相当する信号を生成、出力するよう構成されたものである。
本発明の実施の形態におけるオフタイム制御回路部30は、補助巻線13と、オフタイム検出コンパレータ37とを有して構成されたものとなっている。
オフタイム検出コンパレータ37の一方の入力端子には、補助巻線13の巻始めと反対側の端部が接続されており、先に述べたように第2巻線14に生ずる電圧に比例した同一極性の電圧がオフタイム検出コンパレータ37の一方の入力端子に印加されるようになっている。また、オフタイム検出コンパレータ37の他方の入力端子には、オンタイミング信号の出力タイミングを定める基準となる所定電圧Vonが印加されている。
そして、オフタイム検出コンパレータ37の出力端子は、後述するスイッチ駆動回路部21のOR31の一方の入力端子に接続されたものとなっている。
スイッチ駆動回路部21は、オンタイム制御回路部50の出力信号と、オフタイム制御回路図30の出力信号とに基づいて、スイッチ素子11をオン、オフするための信号を生成、出力するものである。
かかるスイッチ駆動回路部21は、2入力AND34と、第1のラッチ(図1においては「ラッチA」と表記)33と、第1のワンショット(図1においては「SHOT−1」と表記)32と、2入力OR31とを有して構成されたものとなっている。
以下、スイッチ駆動回路部21の回路接続について説明すれば、まず、2入力OR31の一方の入力端子には、既に述べたようにオフタイム制御回路部30を構成するオフタイム検出コンパレータ37の出力端子が接続される一方、他方の入力端子には、後述する起動制御回路部22の第2のワンショット41の出力端子が接続されたものとなっている。
そして、2入力OR31の出力端子は、第1のワンショット32の入力段に接続されている。
第1のワンショット32の出力端子は、第1のラッチ33のセット端子Sに接続されている。
第1のラッチ33は、その出力端子Qが2入力AND34の一方の入力端子に接続されており、この2入力AND34の他方の入力端子には、後述する負荷電圧検出部40の出力信号が印加されるようになっている。
そして、2入力AND34の出力端子は、npn型トランジスタを用いてなるスイッチ素子11のベースに接続されている。
負荷電圧検出部40は、負荷電圧、すなわち、キャパシタ16の充電電圧が所望する所定電圧に達したことを検出し、スイッチ素子11のオン、オフ動作を停止せしめるよう構成されたものである。
本発明の実施の形態における負荷電圧検出部40は、オフタイム制御回路部30と共用される補助巻線13と、負荷電圧検出コンパレータ44と、第2のラッチ(図1においては「ラッチB」と表記)42と、第1及び第2の分圧抵抗器45,46を主たる構成要素として構成されたものとなっている。
かかる負荷電圧検出部40において、第1及び第2の分圧抵抗器45,46は、直列接続された状態で補助巻線13と並列接続されており、第1及び第2の分圧抵抗器45,46の相互の接続点は、負荷電圧検出コンパレータ44の一方の入力端子に接続されている。
そして、負荷電圧検出コンパレータ44は、他方の入力端子に所定電圧Vlが印加される一方、出力端子は、第2のラッチ42のリセット端子Rに接続されている。ここで、所定電圧Vlは、キャパシタ16の充電電圧が所望する電圧に達したか否かを判定するための基準電圧である。
第2のラッチ42は、そのセット端子Sに後述する起動制御回路部22を構成する第2のワンショット41の出力段が接続される一方、出力端子Qは、先に述べたようにスイッチ駆動回路部21の2入力AND34の他方の入力端子に接続されたものとなっている。
次に、起動制御回路部22について説明すれば、この起動制御回路部22は、充電回路S全体の起動時及び停止時の動作を制御するための信号を、外部から印加される制御信号に基づいて生成、出力するものである。
本発明の実施の形態における起動制御回路部22は、第2のワンショット41を用いて構成されたものとなっており、この第2のワンショット41の入力段には、外部からの制御信号(CONT)が制御信号印加端子60を介して印加されるようになっている。
また、第2のワンショット41は、2つの出力段を有するものとなっており、後述するように入力段への制御信号に応じて同一の出力信号がそれぞれ出力されるようになっている。
なお、上述した回路構成において、AND、OR、ラッチ、ワンショット、コンパレータなどは、公知・周知の半導体集積回路化されたものを用いるのが好適である。
次に、上記構成における動作について、図2に示された波形図を参照しつつ説明する。なお、図2において、「VB」は、スイッチ素子11のベース電圧、「Ipri」は、主巻線12を流れる電流、「Vi」は、電流検出用抵抗器52とスイッチ素子11のエミッタとの接続点の電圧、「VCE」は、スイッチ素子11のコレクタ・エミッタ間電圧、「Isec」は、キャパシタ16の充電電流、「V13」は、補助巻線13に生ずる電圧、「Vdiv」は、第1及び第2の分圧抵抗器45,46の相互の接続点における電圧、「CONT」は、制御信号印加端子60に外部から印加される制御信号、「Q(ラッチB)」は、第2のラッチ42の出力端子Qにおける出力信号、をそれぞれ意味するものとする。
まず、電源の立ち上げ時、すなわち、入力電圧印加端子70に所定の電源電圧が印加された直後において、トランス10の主巻線12及び第2巻線14に流れる電流は零である。
制御信号印加端子60には、論理値Highに相当する所定の電圧信号が外部から印加される(図2の(J)参照)。
主巻線12の電流が零であるため、電流検出用抵抗器52における電圧降下は生ぜず、この電流検出用抵抗器52とオフタイム検出コンパレータ53の一方の入力端子との接続点における電圧Viは殆ど零であるため、オフタイム検出コンパレータ53の出力は、論理値Lowに相当するレベルである。
一方、論理値Highの制御信号の印加によって、第2のワンショット41がトリガされ、所定のパルス幅の論理値Highに相当する信号(ワンショット信号)が2つの出力段からそれぞれ出力される。
第2のワンショット41からのワンショット信号は、スイッチ駆動回路部21の2入力OR31を介して第1のワンショット32と、負荷電圧検出部40の第2のラッチ42のセット端子Sに、それぞれ入力される。
それによって、第1のワンショット32がトリガされて同様にワンショット信号が出力されて、第1のラッチ33のセット端子Sへ入力され、第1のラッチ33からは、論理値Highに相当する信号が出力されることとなる。
一方、第2のラッチ42においても、第2のワンショット41からのワンショット信号によりセットされて、論理値Highに相当する信号が出力されることとなる(図2の(K)参照)。
その結果、2入力AND34からは、論理値Highに相当する信号がスイッチ素子11のベースに印加されるため、スイッチ素子11はオン状態となる(図2の(A)、(C)及び(F)参照)。
スイッチ素子11がオン状態となることで、スイッチ素子11のコレクタ電位が0V付近に引き下げられ、主巻線12に電位差を生ずるために電流が流れ始める(図2の(D)参照)。
この主巻線12を流れる電流の発生により、電流検出用抵抗器52に電圧降下Viを生じ、電流の増加と共に電圧が上昇してゆくこととなる(図2の(D)及び(E)参照)。
そして、電圧Viが、オフタイム検出コンパレータ53の所定の基準電圧Voffに達すると、オフタイム検出コンパレータ53からは論理値Highに相当する信号が出力され、第1のラッチ33がリセットされて論理値Lowに相当する信号が出力される。このため、2入力AND34からは、論理値Lowに相当する信号が出力され、スイッチ素子11がオフとされることとなる(図2の(A)、(C)、(E)及び(F)参照)。
その結果、主巻線12に流れる電流は零となる(図2の(D)参照)。
このように、本発明の実施の形態においては、スイッチ素子11に流れる電流を、検出用抵抗器52に生ずる電圧降下に変換し、基準電圧Voffとの比較を行うことにより、スイッチ素子11を流れる電流が所定電流値に達したか否かの判定が実質的に行われるようになっている。
一方、第2巻線14には、スイッチ素子11のオフにより主巻線12に流れる電流が停止すると、その巻始め側(図1において黒丸が付された側)が高電位側となるように電圧が生じ、これにより出力ダイオード15が導通してキャパシタ16への充電電流が流れ始める(図2の(G)参照)。
ここで、第2巻線14に生ずる電圧は、負荷であるキャパシタ16の電圧と、出力ダイオード15の順方向電圧Vfとにより定まるものである。
この第2巻線14における電圧の発生に伴い補助巻線13にも、第2巻線14の巻数と補助巻線13の巻数との比に応じた電圧が発生する。
第2巻線14に流れる電流は、キャパシタ16への充電が進み第2巻線14の電圧が低下してゆくのに伴い減少してゆき、その電圧と共に0に漸近してゆく(図2(G)参照)。
また、補助巻線13における電圧も同様に0Vへ漸近してゆく。
そして、補助巻線13の電圧V13がオンタイム検出コンパレータ37の基準電圧Vonを下回ると(図2の(H)参照)、オンタイム検出コンパレータ37からは、論理値Highに相当する電圧が出力され、それによって、第1のワンショット32がトリガされて、論理値Highに相当する信号が出力される。
そして、第1のラッチ33が第1のワンショット32からの論理値Highに相当する信号によりセットされるため、第1のラッチ33からは、論理値Highに相当する信号が出力されて、2入力AND34の一方の入力端子に入力される。2入力AND34の他方の入力端子には、第2のラッチ42からの論理値Highに相当する信号が印加され続けているため(図2の(K)参照)、スイッチ素子11のベースには論理値Highに相当する信号が印加され、スイッチ素子11は、再びオン状態とされることとなる(図2(A)、(C)及び(F)参照)。
このようにして、オンタイム制御回路部50とオフタイム制御回路図30とから交互に繰り返して出力される信号に基づいて、スイッチ駆動回路部21によりスイッチ素子11がオン状態とオフ状態を繰り返すよう駆動され、キャパシタ16の充電電圧(負荷電圧)は、スイッチ素子11のオン、オフの繰り返しに伴い徐々に上昇してゆくこととなる(図2の(A)及び(B)参照)。
なお、スイッチ素子11がオン状態となる期間(時間)は、主巻線12に印加される電圧が一定であるため、スイッチ素子11がオンとなる度毎に変動することはなく、ほぼ一定であるのに対して、スイッチ素子11がオフ状態となる期間(時間)は、キャパシタ16の充電が進行するに伴い徐々に短くなるものとなっている(図2の(A)参照)。
そして、上述のようなスイッチ素子11のオン、オフの繰り返しは、次述する負荷電圧検出部40の動作によって停止されるようになっている。
まず、第1及び第2の分圧抵抗器45,46の相互の接続点の電圧Vdivは、スイッチ素子11がオフ状態にある間、正極性の電圧として現れるが、その大きさは、キャパシタ16への充電が進行するに伴い徐々に上昇してゆくものとなる(図2の(I)参照)。
そして、この電圧Vdivが、所定電圧Vlを越えると、負荷電圧検出コンパレータ44から論理値Highに相当する信号が出力され、第2のラッチ42がリセットされるため、第2のラッチ42の出力端子Qには、論理値Lowに相当する信号が出力されることとなる(図2の(I)及び(K)参照)。
その結果、2入力AND34からは、第1のラッチ33の出力状態に関わらず、論理値Lowに相当する信号が出力され、スイッチ素子11のベースに印加されるため、スイッチ素子11は強制的にオフ状態とされ、キャパシタ16の充電が完了することとなる(図2の(A)、(B)、(I)及び(K)参照)。
ここで、キャパシタ16の充電電圧は、第2巻線14と補助巻線13との巻数比、第1及び第2の分圧抵抗器45,46の分圧比、出力ダイオード15の順方向電圧の大きさを基に、所望する値とすることができるものである。したがって、第2巻線14と補助巻線13との巻数比並びに第1及び第2の分圧抵抗器45,46の分圧比を適宜設定することで、又は、第2巻線14と補助巻線13との巻数比か、第1及び第2の分圧抵抗器45,46の分圧比のいずれかを適宜設定することで、充電完了時におけるキャパシタ16の所望電圧を容易に変更することができる。
なお、上述した本発明の実施の形態においては、スイッチ素子11としてバイポーラトランジスタを用いたが、これに限定される必要はなく、他のタイプのトランジスタ、例えば、電界効果トランジスタやMOSトランジスタなどを用いても良いことは勿論である。
また、変圧器10の各巻線のどちらを巻始めとするかは任意に決めることができる。
本発明の実施の形態における充電回路の構成例を示す構成図である。 図1に示された充電回路の主要部における信号波形を示す波形図であって、図2(A)は、スイッチ素子のオン・オフを模式的に表すタイミング波形図、図2(B)は負荷電圧の変化を示す波形図、図2(C)はスイッチ素子のベース電圧の変化を示す波形図、図2(D)は主巻線を流れる電流の変化を示す波形図、図2(E)は電流検出用抵抗器における電圧変化を示す波形図、図2(F)はスイッチ素子のコレクタ・エミッタ間電圧の変化を示す波形図、図2(G)は第2巻線の電流変化を示す波形図、図2(H)は補助巻線の電圧変化を示す波形図、図2(I)は第1及び第2の分圧抵抗器の相互の接続点における電圧変化を示す波形図、図2(J)は制御信号の変化を示す波形図、図2(K)は第2のラッチの出力変化を示す波形図である。
符号の説明
10…トランス
11…スイッチ素子
12…主巻線
13…補助巻線
14…第2巻線
15…出力ダイオード
16…キャパシタ
20…電力伝達回路部
21…スイッチ駆動回路部
22…起動制御回路部
30…オフタイム制御回路部
40…負荷電圧検出部
50…オフタイム制御回路部

Claims (4)

  1. トランスの一次側の主巻線と直列に接続されたスイッチ素子のオン・オフを繰り返して前記主巻線に印加される電源電圧を断続し、前記トランスの2次側に配設された2次巻線に誘起される電圧によって当該2次巻線に接続されたキャパシタの充電を行うよう構成されてなる充電回路であって、
    前記トランスには、前記2次巻線の誘起電圧に比例した同一極性の電圧を誘起する補助巻線が設けられる一方、
    前記スイッチ素子のオン時間を制御するオンタイム制御回路部と、
    前記スイッチ素子のオフ時間を制御するオフタイム制御回路部と、
    前記オンタイム制御回路部と前記オフタイム制御回路部の出力信号に基づいて、前記スイッチ素子をオン・オフ駆動するスイッチ駆動回路部と、を具備し、
    前記オンタイム制御回路部は、前記スイッチ素子に流れる電流が所定電流値に達したことを実質的に検出した際に、前記スイッチ素子をオンからオフへ切り換えるオフタイミング信号を出力し、
    前記オフタイム制御回路部は、前記補助巻線の電圧が所定電圧を下回ったことを検出した際に、前記スイッチ素子をオフからオンへ切り換えるオンタイミング信号を出力するよう構成されてなることを特徴とする充電回路。
  2. 前記スイッチ駆動回路部は、前記オフタイム制御回路部によりオンタイミング信号が出力されてから、前記オンタイム制御回路部によりオフタイミング信号が出力されるまでの間、前記スイッチ素子をオン状態とする一方、
    前記オンタイム制御回路部によりオフタイミング信号が出力されてから、前記オフタイム制御回路部によりオンタイミング信号が出力されるまでの間、前記スイッチ素子をオフ状態とするよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載の充電回路。
  3. オンタイム制御回路部は、スイッチ素子と直列接続された電流検出用抵抗器を有し、当該電流検出用抵抗器における電圧降下が、所定電圧に達したことを検出した際に、オフタイミング信号を出力するよう構成されてなることを特徴とする請求項2記載の充電回路。
  4. 前記キャパシタの充電電圧に基づいて、前記スイッチ駆動回路部の動作を強制停止せしめる負荷電圧検出回路部を具備し、
    当該負荷電圧検出回路部は、前記補助巻線の電圧に基づいて、前記キャパシタの充電電圧が所定の充電電圧に達したことを検出した際に、前記スイッチ駆動回路部の動作を強制的に停止せしめるよう構成されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか記載の充電回路。
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