JP2003199252A - 分散電源システム及びその制御方法 - Google Patents

分散電源システム及びその制御方法

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JP2003199252A JP2001396926A JP2001396926A JP2003199252A JP 2003199252 A JP2003199252 A JP 2003199252A JP 2001396926 A JP2001396926 A JP 2001396926A JP 2001396926 A JP2001396926 A JP 2001396926A JP 2003199252 A JP2003199252 A JP 2003199252A
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svc
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cutout
power generator
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Mitsuaki Okamoto
光明 岡本
Norikazu Kawakami
了司 川上
Takeshi Kobayashi
猛 小林
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Nissin Electric Co Ltd
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Kansai Electric Power Co Inc
Nissin Electric Co Ltd
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 風力発電機のカットアウト時に急激な出力電
圧低下が発生しても、SVRによる補償までの間の系統
電圧低下を抑制することにある。 【解決手段】 電圧変動を伴う風力発電機1をSVR4
が設置されている系統電源2に連系させ、系統電圧変動
を前記SVR4により補償すると共に、風力発電機1に
SVC23を接続し、そのSVC23により風力発電機
1の出力電圧変動を補償する分散電源システムにおい
て、前記SVC23は、風力発電機1のカットアウトを
検出し、その検出信号に基づいてカットアウトによる系
統電圧低下を補償する機能を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分散電源システム及
びその制御方法に関し、例えば、電圧変動を伴う風力発
電機などの分散電源をSVRが設置されている系統電源
に連系させた電力系統において、前記分散電源にSVC
を接続した分散電源システム及びその制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、図6に示すように電力変動を伴
う風力発電機1を系統電源2に連系させた電力系統にお
いては、風力発電機1の出力が風速などの自然条件に応
じて時々刻々と変動することから、その風力発電機1の
出力電圧変動を補償するSVC3(Static Var Compens
ator)を設置するのが一般的である。また、風力発電機
1は電力系統の末端、例えば僻地や離島などに設置され
るのが一般的であるが、一般負荷電流に基づく系統母線
の抵抗分による電圧降下が顕著であることから、その電
圧降下による系統電圧変動を補償するSVR4(Series
Voltage Regulator)が系統電源2と風力発電機1間の
何箇所か(図では一箇所)に設置されているケースが多
い。
【0003】このSVR4が設置されていることによ
り、風力発電機1の出力変動による系統電圧の変動補償
をSVC3と協調をとる必要がでてくる。また、風速な
どの自然条件により生じた風力発電機1の出力電圧変動
をSVC3により補償するようにしている。
【0004】このSVC3は、有効・無効電力により電
圧調整する補償機能を具備するものである。SVC3で
は、系統母線に設けられた計器用変圧器5(VT)およ
び変流器6(CT)により風力発電機1の出力電圧VWG
および出力電流IWGを検出し、これら出力電圧VWGおよ
び出力電流IWGに基づいて風力発電機1の有効電力P WG
および無効電力QWGを算出し、それら有効電力PWGおよ
び無効電力QWGから風力発電機1の出力電圧変動を算出
し、その変動量に応じた補償指令QSVCを系統に出力す
ることにより風力発電機1の出力電圧変動を補償するよ
うにしている。
【0005】図7は従来の分散電源システムにおけるS
VC3の制御ブロックを示す。この制御ブロックに示す
ように風力発電機1の出力電圧VWGおよび出力電流IWG
に基づいて有効電力PWGおよび無効電力QWGを演算回路
11p,11qで算出し、それら有効電力PWGおよび無
効電力QWGに−1を乗算回路12p,12qで乗算する
ことにより補償電力を算出する。この補償電力を除算回
路13p,13qにより風力発電機1の出力電圧VWG
除算することにより補償電流IP,IQを算出し、この補
償電流IP,IQに系統インピーダンスの有効成分R1
2,無効成分X 1+X2を乗算回路14p,14qで乗
算することにより補償電圧VP,VQを算出し、それら補
償電圧VP,VQを加算回路15で加算することにより補
償電圧VOU Tを算出し、系統インピーダンスの無効成分
1+X2を乗算回路16で乗算することにより、補償指
令QSVCを生成するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した分
散電源システムでは、風力発電機1は電力系統の末端、
例えば僻地や離島などに設置されるのが一般的である
が、一般負荷電流に基づく系統母線の抵抗分による電圧
降下が顕著であることから、その電圧降下による系統電
圧変動を補償するSVR4が設置されていると共に、風
力発電機1の出力が風速などの自然条件に応じて時々刻
々と変動することから、その風力発電機1の出力電圧変
動を補償するSVC3を設置するようにしている。
【0007】ここで、風力発電機1が定格出力付近で発
電している状態にて風速の上昇により風力発電機1の許
容限度を超える場合には、風力発電機1を保護する目的
から発電を強制的に停止させて風力発電機1を系統から
切り離すようにしている。これを一般的にカットアウト
と称するが、この風力発電機1の運転中にカットアウト
が発生すると、風力発電機1を停止させて系統から切り
離すことから、カットアウト直前までの風力発電機1の
出力電圧が瞬間的になくなることになる。
【0008】SVC3は風力発電機1の出力電圧変動を
補償するものであるため、カットアウト直前までの風力
発電機1の出力電圧が瞬間的になくなれば、それを出力
電圧変動としてとらえ、その変動量に見合った補償電力
をSVC3が瞬間的に出力するが、その後は、風力発電
機1の出力電圧が零であるので、SVC3が補償電力を
出力することはない。
【0009】風力発電機1の出力電圧変動のような短周
期変動に対しては、高速制御が可能なSVC3で補償す
るようにしているが、風力発電機1のカットアウト時に
急激な出力電圧低下が発生した場合、その出力電圧低下
をSVC3で補償していないことから、SVR4に依存
せざるを得ない。しかしながら、SVR4はタップ切り
換えにより系統電圧変動のような長周期変動に対して補
償動作するものであるため、その補償動作の応答性が悪
くて遅れが生じ、SVR4によりカットアウトによる出
力電圧低下を補償するまでに、図8に示すようにカット
アウト時の急激な出力電圧低下がそのまま系統電圧低下
として現出するという問題があった。
【0010】そこで、本発明は前記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、風力発電機の
カットアウト時に急激な出力電圧低下が発生しても、S
VRによる補償までの間の系統電圧低下を抑制し得る分
散電源システム及びその制御方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明に係る分散電源システム
は、電圧変動を伴う分散電源をSVRが設置されている
系統電源に連系させ、系統電圧変動を前記SVRにより
補償すると共に、前記分散電源にSVCを接続し、その
SVCにより分散電源の出力電圧変動を補償する分散電
源システムにおいて、前記SVCは、分散電源のカット
アウトを検出し、その検出信号に基づいてカットアウト
による系統電圧低下を補償する制御部を具備したことを
特徴とする。
【0012】前記構成において、SVCの制御部は、分
散電源のカットアウトを検出し、その検出信号に基づい
てカットアウトによる系統電圧低下を補償する機能を発
揮させる回路構成として、分散電源のカットアウトを検
出するカットアウト検出回路と、分散電源の出力の平均
値を算出する平均値演算回路と、前記カットアウト検出
回路からの出力信号に基づいて平均値演算回路からの出
力を、予め設定された補償時間及び補償量でもって制御
するカットアウト補償回路とを備えていることが望まし
い。
【0013】また、本発明に係る分散電源システムの制
御方法は、電圧変動を伴う分散電源をSVRが設置され
ている系統電源に連系させ、系統電圧変動を前記SVR
により補償すると共に、前記分散電源にSVCを設置
し、そのSVCにより分散電源の出力電圧変動を補償す
る分散電源システムの制御方法において、前記分散電源
のカットアウト時、前記SVCにより分散電源のカット
アウトを検出し、SVRにより系統電圧低下が補償され
るまでの間、前記SVCによりカットアウトによる系統
電圧低下を補償することを特徴とする。
【0014】ここで、「SVR」とは、Series Voltage
Regulatorの略称であり、電力系統の末端などで一般負
荷電流に基づく系統母線の抵抗分による電圧降下が顕著
であることから、その電圧降下による長周期の系統電圧
変動をタップ切り換えにより補償するものである。ま
た、「SVC」とは、Static Var Compensator(無効電
力補償装置)の略称であり、通常、分散電源の短周期の
出力電圧変動を補償するものである。さらに、「カット
アウト」とは、分散電源が定格出力付近で発電している
状態にて分散電源の許容限度を超える場合に、分散電源
を保護する目的から発電を強制的に停止させて分散電源
を系統から切り離すことを意味する。
【0015】なお、「分散電源」としては風力発電機が
あるが、この風力発電機以外でも、電圧変動を伴い、カ
ットアウトが発生するような他の分散電源を含む意味を
持つ。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を以下に詳述す
る。なお、以下の実施形態では、風力発電機を分散電源
として系統電源に連系させた分散電源システムについて
説明する。図1は風力発電機1を系統電源2に連系させ
た電力系統において、前記風力発電機1にSVC23を
接続した分散電源システムの構成図であり、図2は図1
のSVC23における制御部の制御ブロックを示す。
【0017】図1の実施形態で示すように電力変動を伴
う風力発電機1を系統電源2に連系させた電力系統にお
いて、風力発電機1の出力が風速などの自然条件に応じ
て時々刻々と変動することにより生じる風力発電機1の
出力電圧変動を補償するSVC23を接続する。また、
風力発電機1は電力系統の末端、例えば僻地や離島など
に設置されることから、一般負荷電流に基づく系統母線
の抵抗分による電圧降下による系統電圧変動を補償する
SVR4が系統電源2と風力発電機1間の何箇所か(図
では一箇所)に設置されている。
【0018】このSVR4が設置されていることによ
り、風力発電機1の出力変動による系統電圧の変動補償
をSVC3と協調をとる必要がでてくる。また、この実
施形態におけるSVC23は、風力発電機1の正常運転
時、風速などの自然条件により生じた風力発電機1の出
力電圧変動を補償する機能だけでなく、風力発電機1の
カットアウト時、そのカットアウトによる系統電圧低下
を補償する機能も具備する。
【0019】このSVC23は、通常の風力発電機1の
出力電圧変動およびカットアウトによる系統電圧低下を
補償する機能を発揮させる制御部(図示せず)を具備す
る。このSVC23の制御部では、系統母線に設けられ
た計器用変圧器5(VT)および変流器6(CT)によ
り風力発電機1の出力電圧VWGおよび出力電流IWGを検
出し、これら出力電圧VWGおよび出力電流IWGに基づい
て風力発電機1の有効電力PWGおよび無効電力QWGを算
出し、それら有効電力PWGおよび無効電力QWGから風力
発電機1の出力電圧変動を算出し、その変動量に応じた
補償指令QSVCに応じた無効電力を系統に出力すること
により風力発電機1の出力電圧変動およびカットアウト
による系統電圧低下を補償する。
【0020】このSVC23の制御部による補償機能を
図2の制御ブロックに基づいて説明する。まず、風力発
電機1の正常運転時、風速などの自然条件により生じた
風力発電機1の出力電圧変動に対する補償動作は次のと
おりである。
【0021】前記計器用変圧器5および変流器6により
検出された風力発電機1の出力電圧VWGおよび出力電流
WGに基づいて演算回路11p,11qで有効電力PWG
および無効電力QWGを算出し、それら有効電力PWGおよ
び無効電力QWGに乗算回路12p,12qで−1を乗算
することにより補償電力を算出する。この補償電力を除
算回路13p,13qにより風力発電機1の出力電圧V
WGで除算することにより補償電流IP,IQを算出し、こ
の補償電流IP,IQに系統インピーダンスの有効成分R
1+R2,無効成分X1+X2を乗算回路14p,14qで
乗算することにより補償電圧VP,VQを算出し、それら
補償電圧VP,VQを加算回路15で加算することにより
補償電圧VOUTを算出し、系統インピーダンスの無効成
分X1+X 2を乗算回路16で乗算することにより、補償
指令QSVCを生成する。この補償指令QSVCをSVC23
が系統に出力することでもって、風速などの自然条件に
より生じた風力発電機1の出力電圧変動を補償する。
【0022】一方、風力発電機1が定格出力付近で発電
している状態にて風速の上昇により風力発電機1の許容
限度を超える場合に、風力発電機1のカットアウトによ
り発電を強制的に停止させて風力発電機1を系統から切
り離すようにしているが、この風力発電機1のカットア
ウト時、風力発電機1の系統からの切り離しにより生じ
る系統電圧低下に対する補償動作は次のとおりである。
【0023】まず、前記計器用変圧器5および変流器6
により検出された風力発電機1の出力電圧VWGおよび出
力電流IWGに基づいて演算回路11p,11qで有効電
力P WGおよび無効電力QWGを算出し、それら有効電力P
WGおよび無効電力QWGのうち、有効電力PWGの平均値P
WG AVEを平均値演算回路17により算出する。
【0024】ここで、風力発電機1のカットアウトをカ
ットアウト検出回路18により検出する。このカットア
ウトの検出は、図3に示すフローチャートに基づいて行
われる。つまり、風力発電機1は系統から見ればモータ
負荷の一種であることから、風力発電機1が系統に接続
されているかぎり、その風力発電機1から出力される一
定値以上の無効電力QWG REFが存在する。従って、この
風力発電機1の無効電力QWGが一定の設定値QWG REF
り小さくなれば、風力発電機1が系統から切り離された
ことを判定できる。
【0025】また、前記平均値演算回路17により得ら
れた有効電力PWGの平均値PWG AVEが一定の設定値PWG
REF、例えば風力発電機1の定格出力以上であれば、風
速の上昇により風力発電機1の許容限度を超えたことを
判定することができる。有効電力PWGの平均値PWG AVE
が一定の設定値PWG REFより小さければ、カットアウト
ではないことになる。なお、前記設定値PWG REFは必ず
しも風力発電機1の定格出力とする必要はない。
【0026】以上の二つの判定基準に基づいてこれら風
力発電機1の無効電力QWGの低下と有効電力PWGの平均
値PWG AVEの上昇との論理積でもって風力発電機1のカ
ットアウトを確実に検出することができる。
【0027】前述した演算回路11p,11qから出力
された有効電力PWGおよび無効電力QWGに乗算回路12
p,12qで−1を乗算することにより得られた補償電
力のうち、その有効成分に前記平均値演算回路17で得
られた有効電力PWGの平均値PWG AVEを加算回路20に
より加算する。
【0028】このとき、平均値演算回路17の出力をカ
ットアウト補償回路19により制御する。この制御は図
4に示すフローチャートに基づいて行われる。つまり、
有効電力PWGの平均値PWG AVEを出力するに際して、カ
ウンタによるカウントアップでもって、SVR4が補償
動作するまでの時間から予め設定された補償時間Tが経
過しているか否かを判断する。この補償時間Tが経過す
るまでは、前記カウンタによるカウントアップごとに所
定の減算分ΔPを前記有効電力PWGの平均値P WG AVE
ら減算した補償量POUT(=PWG AVE−ΔP)を出力し、
前記補償時間Tが経過すれば、補償量POUTを零とす
る。なお、前記補償時間Tおよび補償量PO UTについて
は、このSVC23の補償動作により系統電圧低下を抑
止することを継続して実現できるように補償機能を発揮
するSVR4との協調に基づいて設定される。
【0029】このようにして得られた補償電力を除算回
路13p,13qにより風力発電機1の出力電圧VWG
除算することにより補償電流IP,IQを算出し、この補
償電流IP,IQに系統インピーダンスの有効成分R1
2,無効成分X1+X2を乗算回路14p,14qで乗
算することにより補償電圧VP,VQを算出し、それら補
償電圧VP,VQを加算回路15で加算することにより補
償電圧VOUTを算出し、系統インピーダンスの無効成分
1+X2を乗算回路16で乗算することにより、補償指
令QSVCを生成する。この補償指令QSVCをSVC23が
系統に出力することでもって、風力発電機1のカットア
ウトによる出力電圧低下を補償する。
【0030】この風力発電機1のカットアウト時、SV
C23により、図5に示すように風力発電機1のカット
アウト直前の出力電圧分(有効電力PWGの平均値PWG
AVE)が補償され、前記カットアウトによる系統電圧低
下を抑止する。このSVC23によるカットアウト時の
補償は、SVR4により系統電圧低下が補償されるまで
の間で実行され、その後、前記SVR4による補償動作
が行われる。このようにSVC23とSVR4の協調に
より風力発電機1のカットアウト時に生じる急激な出力
電圧低下を補償することでもって系統電圧低下が招来す
ることはない。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、電圧変動を伴う分散電
源をSVRが設置されている系統電源に連系させた場
合、系統電圧変動を前記SVRにより補償すると共に、
前記分散電源にSVCを設置し、そのSVCにより分散
電源の出力電圧変動を補償するに際して、前記分散電源
のカットアウト時、分散電源のカットアウトを検出し、
SVRにより系統電圧低下が補償されるまでの間、その
検出信号に基づいてカットアウトによる系統電圧低下を
SVCにより補償するようにしたから、風力発電機のカ
ットアウト時に急激な出力電圧低下が発生しても、SV
Rによる補償までの間の系統電圧低下を抑制することが
でき、分散電源システムにおける系統電圧の安定化が図
れ、信頼性の高い分散電源システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における分散電源システムの
構成図である。
【図2】図1のSVCの制御ブロック図である。
【図3】風力発電機のカットアウトを検出するためのフ
ローチャートである。
【図4】カットアウト時のSVCによる補償動作を説明
するためのフローチャートである。
【図5】実施形態において、風力発電機のカットアウト
前後での系統電圧を示す波形図である。
【図6】従来例の分散電源システムを示す構成図であ
る。
【図7】図5のSVCの制御ブロック図である。
【図8】従来例において、風力発電機のカットアウト前
後での系統電圧を示す波形図である。
【符号の説明】
1 分散電源(風力発電機) 2 系統電源 4 SVR 23 SVC
フロントページの続き (72)発明者 川上 了司 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地 日 新電機株式会社内 (72)発明者 小林 猛 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地 日 新電機株式会社内 Fターム(参考) 5G066 DA04 DA08 FA01 FB11 FC12 5H590 AA01 AA11 AA15 AB15 CA14 CE01 EA07 EA13 EB02 EB14 EB15 FA06 GA02 GA04 HA02 HA04 HA06 HA07 HB02 HB03 JA15 JA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧変動を伴う分散電源をSVRが設置
    されている系統電源に連系させ、系統電圧変動を前記S
    VRにより補償すると共に、前記分散電源にSVCを接
    続し、そのSVCにより分散電源の出力電圧変動を補償
    する分散電源システムにおいて、前記SVCは、分散電
    源のカットアウトを検出し、その検出信号に基づいてカ
    ットアウトによる系統電圧低下を補償する制御部を具備
    したことを特徴とする分散電源システム。
  2. 【請求項2】 前記SVCの制御部は、分散電源のカッ
    トアウトを検出するカットアウト検出回路と、分散電源
    の出力の平均値を算出する平均値演算回路と、前記カッ
    トアウト検出回路からの出力信号に基づいて平均値演算
    回路からの出力を、予め設定された補償時間及び補償量
    でもって制御するカットアウト補償回路とを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の分散電源システム。
  3. 【請求項3】 電圧変動を伴う分散電源をSVRが設置
    されている系統電源に連系させ、系統電圧変動を前記S
    VRにより補償すると共に、前記分散電源にSVCを設
    置し、そのSVCにより分散電源の出力電圧変動を補償
    する分散電源システムの制御方法において、前記分散電
    源のカットアウト時、前記SVCにより分散電源のカッ
    トアウトを検出し、SVRにより系統電圧低下が補償さ
    れるまでの間、前記SVCによりカットアウトによる系
    統電圧低下を補償することを特徴とする分散電源システ
    ムの制御方法。
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