JP2003199031A - データ処理装置、データ処理サーバ、データ処理システム、データ処理装置の制御方法、データ処理サーバの制御方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体 - Google Patents

データ処理装置、データ処理サーバ、データ処理システム、データ処理装置の制御方法、データ処理サーバの制御方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体

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JP2003199031A
JP2003199031A JP2001401349A JP2001401349A JP2003199031A JP 2003199031 A JP2003199031 A JP 2003199031A JP 2001401349 A JP2001401349 A JP 2001401349A JP 2001401349 A JP2001401349 A JP 2001401349A JP 2003199031 A JP2003199031 A JP 2003199031A
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multimedia
multimedia data
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JP2001401349A
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Masahiko Takaku
雅彦 高久
Tomoyoshi Fukuoka
朋美 福岡
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Canon Inc
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末装置で処理が困難な作業については、よ
り能力の高いサーバ装置側で行うことによって、効率の
よいマルチメディアデータの編集作業を実行することが
できるデータ処理装置、データ処理サーバ及びデータ処
理システム並びにそれらの制御方法を提供する。 【解決手段】 所定のオブジェクトデータで構成される
マルチメディアデータの編集内容が編集指示部111で
指定される。マルチメディアデータの編集内容が固有の
クライアント編集処理部113における編集対象である
か否かの判断がされ、可能な場合、当該マルチメディア
データはクライアント編集処理部113で編集される。
一方、当該マルチメディアデータが編集対象外の場合、
マルチメディア編集サーバ装置に対してマルチメディア
データの編集指示がされ、サーバ編集処理部122で編
集がされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MPEG−4(Mo
ving Picture Expert Group Phase 4)符号化、オブジ
ェクト記述機能を持つマルチメディア符号化その他のマ
ルチメディア符号化されたマルチメディアデータを編集
するためのデータ処理装置、データ処理サーバ、データ
処理システム、データ処理装置の制御方法、データ処理
サーバの制御方法、コンピュータプログラム及びコンピ
ュータ可読記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルデータ放送やディジタ
ルビデオの普及などにより、個人が手軽にマルチメディ
アデータを取り扱うことが可能になってきている。ま
た、携帯電話等の移動体通信装置の普及により、外出先
などで無線通信を行うことが簡単になってきており、ネ
ットワークに接続し得る環境も整ってきている。そこ
で、マルチメディアが身近になってきたことを受けて、
いわゆる第3世代携帯電話のように、マルチメディアデ
ータを取り扱うことができる移動体通信装置が登場して
きている。
【0003】ところが、従来の携帯端末装置は、小型軽
量化を図るためにプロセッサ能力や記憶領域などが必ず
しも十分とは言えない。そこで、マルチメディアデータ
の処理を行うため、例えば画像の解像度を低下させた
り、動画像のフレームレート(単位時間あたりのフレー
ム数)を低下させたりすることによって対応させること
が一般的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯端末装置では、取り扱われるマルチメディアデータ
の特性を十分に活かした処理を行っていないという問題
がある。そこで、小型で軽量な移動体通信装置の代表と
される携帯端末装置では、その利点を活かすために、よ
り小型軽量化が図られているとともに、限られたデータ
処理能力やメモリ、あるいは通信上の限られた帯域幅の
範囲内でマルチメディアデータを処理するために様々な
提案がされている。このような方法の一つとして、MP
EG−4のような低ビットレート高圧縮型のマルチメデ
ィア符号化方式の利用が挙げられる。
【0005】しかしながら、現在のマルチメディアデー
タに関する仕様は、きわめて複雑な形式となっており、
限られた制約のもとでマルチメディアデータを編集する
ことが困難であるという問題がある。このように、マル
チメディアデータを処理性能に制約のある携帯端末上で
編集することが困難なため、利用者は、携帯端末より能
力の優れた機器であるパーソナルコンピュータ上にマル
チメディアデータを保管し、その上で編集した結果を携
帯端末に再度保管して再生するといった手続きをとって
いるのが現実である。
【0006】従来、このような複雑なマルチメディアデ
ータを編集する場合、制約の少ないパーソナルコンピュ
ータ等にデータを保管して編集を行う、または専門にデ
ータ編集機器を所有する第三者に依頼することが一般的
であった。これに伴って、データ編集機能を有するイン
ターネット上のサーバで編集処理を行い、編集結果を依
頼者に返すといったサービスが行われたり、それに関連
する技術が提案されてきている。
【0007】例えば、特許第3208116号公報によ
れば、音声や動画像データに対するインデックスの生成
とそれを利用したシーンの検索手法が提案されている。
このような方法によって、マルチメディアデータの再生
処理を行うことなく、必要な編集場所を特定することが
可能である。
【0008】また、特開平10−6608号公報によれ
ば、マクロ検索とミクロ検索を組み合わせ、動画像検索
を簡便に行うための方法が提案されている。この技術で
は、上述した問題に対処するために、WWWサーバに蓄
積された動画像を簡便に検索し、WWWブラウザから編
集の開始・終了を指示するといった編集条件の指定を行
うことによってサーバ側での編集を可能にしている。
【0009】しかしながら、あらゆるデータ編集作業を
制約の少ないパーソナルコンピュータ等に実行させるこ
とは、当該データを通信に時間がかかるという別の問題
を生じさせる。一方、プロセッサ能力や記憶領域がきわ
めて限られた携帯端末のような端末装置であっても、動
画像の一部を切り取ったりするといった単純な処理作業
が可能である。
【0010】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、端末装置において処理可能な編集作業
については端末装置側で行い、端末装置のCPU能力、
搭載メモリ、バッテリー等の制約によって端末装置側で
は難しい編集作業については、より能力の高いサーバ装
置側で行うことによって、効率のよいマルチメディアデ
ータ、オブジェクト単位の編集作業を実行することがで
きるデータ処理装置、データ処理サーバ、データ処理シ
ステム、データ処理装置の制御方法、コンピュータプロ
グラム及びコンピュータ可読記憶媒体を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るデータ処理装置は、所定のオブジェク
トデータで構成されるマルチメディアデータを編集可能
なデータ処理サーバにネットワークを介して接続可能な
データ処理装置であって、マルチメディアデータを入力
する入力手段と、前記マルチメディアデータの編集処理
を指定する編集処理指定手段と、前記編集処理指定手段
で指定された編集処理を行う装置の判断を行う判断手段
と、前記判断手段の出力に応じて、前記指定された編集
処理を前記マルチメディアデータに施すために前記デー
タ処理サーバに前記マルチメディアデータを送信する送
信手段とを備えることを特徴とする。
【0012】また、本発明に係るデータ処理サーバは、
前記データ処理装置とネットワークを介して接続可能な
データ処理サーバであって、所定のマルチメディアデー
タ及び該マルチメディアデータの編集指示を前記データ
処理装置から入力する入力手段と、前記編集指示に基づ
いて前記マルチメディアデータを編集する編集手段とを
備えることを特徴とする。
【0013】また、本発明に係るデータ処理装置の制御
方法は、所定のオブジェクトデータで構成されるマルチ
メディアデータを編集可能なデータ処理サーバにネット
ワークを介して接続可能なデータ処理装置の制御方法で
あって、マルチメディアデータを入力する入力工程と、
前記マルチメディアデータの編集処理を指定する編集処
理指定工程と、前記編集処理指定工程で指定された編集
処理を行う装置の判断を行う判断工程と、前記判断工程
の判断結果に応じて、前記指定された編集処理を前記マ
ルチメディアデータに施すために前記データ処理サーバ
に前記マルチメディアデータを送信する送信工程とを備
えることを特徴とする。
【0014】また、本発明に係るデータ処理サーバの制
御方法は、前記データ処理装置とネットワークを介して
接続可能なデータ処理サーバの制御方法であって、所定
のマルチメディアデータ及び該マルチメディアデータの
編集指示を前記データ処理装置から入力する入力工程
と、前記編集指示に基づいて前記マルチメディアデータ
を編集する編集工程とを備えることを特徴とする。
【0015】また、本発明に係るコンピュータプログラ
ムは、所定のオブジェクトデータで構成されるマルチメ
ディアデータを編集可能なデータ処理サーバにネットワ
ークを介して接続可能なデータ処理装置を制御するため
のコンピュータプログラムであって、マルチメディアデ
ータを入力する入力工程のコードと、前記マルチメディ
アデータの編集処理を指定する編集処理指定工程のコー
ドと、前記編集処理指定工程で指定された編集処理を行
う装置の判断を行う判断工程のコードと、前記判断工程
の判断結果に応じて、前記指定された編集処理を前記マ
ルチメディアデータに施すために前記データ処理サーバ
に前記マルチメディアデータを送信する送信工程のコー
ドとを含むことを特徴とする。
【0016】また、本発明に係るコンピュータ可読記憶
媒体は、前記コンピュータプログラムを格納したことを
特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施形態について説明する。
【0018】<第1の実施形態>最初に、画像データ、
音声データあるいはマルチメディアデータを編集するた
めのマルチメディア編集システムについて説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施形態によるマ
ルチメディアデータを編集するためのマルチメディア編
集システムの構成を説明するためのブロック図である。
図1に示されるように、本実施形態におけるマルチメデ
ィア編集システムは、能力に一定の制約のある携帯端末
に相当するマルチメディア編集・再生端末装置101
と、複雑な編集を行う主体となるマルチメディア編集サ
ーバ装置102と、両装置を接続するためのインターネ
ット等のネットワーク103とから構成される。
【0020】マルチメディア編集・再生端末装置101
は、編集などの指示を行うための編集指示部111と、
編集経過を再生・表示するための再生部112と、簡単
な編集処理を行うためのクライアント編集処理部113
と、マルチメディア編集サーバ装置102との間の各種
データ通信のための通信クライアント部114とから構
成される。一方、マルチメディア編集サーバ装置102
は、編集指示などの通信を受けるための通信サーバ部1
21と、マルチメディアデータの編集処理を行うための
サーバ編集処理部122とから構成される。
【0021】マルチメディア編集・再生端末装置101
において、編集指示部111は、例えばGUI(Graphi
cal User Interface)等を備え、利用者の操作の受け付
けや編集操作の指示を行う機能を受け持つ装置であっ
て、本実施形態では、マルチメディアデータの再生に関
わる機能を除く処理一般を行う装置である。
【0022】再生部112は、マルチメディアデータの
再生を行うための装置であり、マルチメディアデータの
復号化や表示を受け持つ装置である。また、クライアン
ト編集処理部113は、編集指示部111と再生部11
2とに接続されており、簡単な編集機能を提供する装置
であって、マルチメディア編集・再生端末装置101に
処理可能な範囲での各種データ編集機能を有する。
【0023】さらに、通信クライアント部114は、ク
ライアント編集処理部に接続され、編集指示部111か
ら指示された編集操作に関わる諸動作をネットワーク1
03を介してマルチメディア編集サーバ装置102に送
付する機能を備える。さらに、通信クライアント部11
4は、マルチメディア編集サーバ装置102で行われた
編集結果や編集過程を利用者に認識可能な形態で提示す
るための再生部112に対し、マルチメディアデータを
マルチメディア編集サーバ装置102から受け取る機能
を有する通信処理を行うための装置である。
【0024】一方、マルチメディア編集サーバ装置10
2において、通信サーバ部121は、ネットワーク10
3に接続され、マルチメディア編集・再生端末装置10
1における通信クライアント部114に対応するマルチ
メディア編集サーバ装置102上の通信処理機能を行う
ための装置である。また、編集部122は、マルチメデ
ィアデータに対する編集処理を、マルチメディア編集・
再生端末装置101の編集指示部111からの指示に基
づいて行うための装置である。
【0025】尚、ネットワーク103は、具体的には、
PDC(Personal Digital Cellular)方式による通信
環境などに代表される無線通信方式や、無線LAN(Lo
cal Area Network)、あるいはイーサネット(登録商
標)(Ethernet(登録商標))に代表される有
線LAN等の様々な通信環境を適用することができる。
【0026】次に、マルチメディア編集・再生端末装置
101及びマルチメディア編集サーバ装置102の電気
的構成について説明する。図2は、マルチメディア編集
・再生端末装置101の電気的構成を簡易的に示すブロ
ック図である。図2に示すように、マルチメディア編集
・再生端末装置101は、送信機201と受信機20
2、若しくはこれらが一体となった通信機203と、入
出力操作部304と、表示部205と、演算・制御部2
06と、メモリ部207と、符号処理部208と、外部
データ入出力部209とを備えている。
【0027】送信機201と受信機202、若しくはこ
れらが一体となった通信機203は、マルチメディア編
集・再生端末装置101が、例えば移動体通信装置であ
る場合、移動体通信局との通信を行うための通信手段を
提供するものである。また、マルチメディア編集・再生
端末装置101が、例えばLAN等で接続されている場
合、IPプロトコル等の通信手段を提供するものであ
る。
【0028】送信機201と受信機202、若しくはこ
れらが一体となった通信機203が通信を行う情報に
は、例えば、マルチメディアデータそのものやそれらの
送付指示や編集指示などの情報処理要求等がある。
【0029】入出力操作部204は、利用者が操作する
ためのポインティングデバイスやキーパッド等である。
また、操作状況を知らせるためのランプやスピーカを含
んでいてもよい。すなわち、入出力操作部204は、利
用者に対してマルチメディア編集の具体的な操作手段や
その他の機器操作機能を提供するものである。
【0030】表示部205は、LCD(Liquid Crystal
Display)に代表される表示機能を提供するものであ
り、利用者は、これを通じて操作内容やマルチメディア
データの再生結果を見ることができる。尚、マルチメデ
ィアデータの再生においては、音楽や音声といった音の
データも同時に表現される場合もあるが、ここでは説明
を簡潔にするため、それらの表現機能も表示部205に
代表させて示している。
【0031】演算・制御部206は、マイクロプロセッ
サやクロック、バスコントローラ等であり、マルチメデ
ィア編集・再生端末装置101全体の制御を行うもので
ある。演算・制御部206で行われるマルチメディア編
集・再生端末装置101全体の制御には、例えば表示部
205への表示データの転送やリフレッシュ指示などの
制御が含まれる。
【0032】メモリ部207は、マルチメディアデータ
やマルチメディア編集・再生端末装置101を制御する
基本プログラム、編集機能を提供する応用プログラムな
どを格納するための記録媒体(記憶媒体)である。メモ
リ部207としては、半導体メモリによる内部記憶領域
や磁気ディスクに代表される記録媒体などが考えられ
る。携帯端末装置等では、一般に不揮発性半導体メモリ
などが利用される場合が多いが、上述した様々な種類の
記録媒体の組み合わせであってもよい。
【0033】また、メモリ部207は、メモリ部207
が装置に内蔵されるメモリと着脱可能なICカードのよ
うな半導体ディスクなどで構成されていてもよい。着脱
可能なICカードのような半導体ディスクである場合、
後述する外部データ入出力部209によってデータの入
出力が行われる。
【0034】符号処理部208は、マルチメディアデー
タの符号処理等を行うものであり、例えば、マルチメデ
ィアデータの符号化・復号化を行う圧縮伸張処理が行わ
れる。この圧縮伸張処理に関する機能を有することによ
って、例えばマルチメディア編集・再生端末装置101
がカメラ機能を有する場合、撮影した情報を符号処理部
308を通じてメモリ部207に格納するといったこと
が可能になる。また、外部データ入出力部209は、半
導体ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等の外部
記録媒体の入出力を行うための装置である。
【0035】図3は、マルチメディア編集サーバ装置1
02の電気的構成を簡易的に示すブロック図である。図
3に示すように、マルチメディア編集サーバ装置102
は、送信機301と受信機302、若しくはこれらが一
体となった通信機303と、演算・制御部304と、メ
モリ部305と、符号処理部306と、外部記憶装置3
07とを備えている。この構成は、基本的にはマルチメ
ディア編集・再生端末装置101と類似しているが、必
ずしも入出力操作部や表示部を備えている必要がない点
で異なっている。但し、入出力操作部や表示部は、装置
のメンテナンスやその他の理由から備わっていてもよ
い。
【0036】送信機301と受信機302、若しくはこ
れらが一体となった通信機303は、マルチメディア編
集・再生端末装置101との通信手段を提供するもので
ある。例えば、ネットワーク103がインターネットで
あり、マルチメディア編集・再生端末装置101がIS
P(Internet Service Provider)を介して接続されて
いる場合には、インターネットのバックボーンに接続さ
れるイーサネット(Ethernet)接続装置である。
【0037】演算・制御部304とメモリ部305と外
部記憶装置307は、それぞれ、マルチメディア編集・
再生端末装置101における演算・制御部206とメモ
リ部207と外部データ入出力部209に対応するもの
であり、一般的なコンピュータ等の情報処理装置と本質
的に等価なものである。
【0038】符号処理部306は、マルチメディアデー
タの符号処理などを行うものであり、例えば、マルチメ
ディアデータの符号化・復号化を行う圧縮伸張機能が備
わっている場合もある。また、マルチメディアデータの
編集を行う際に必要な演算処理機能も備わっている場合
がある。図2に示される符号処理部208及び図3に示
される符号処理部306では、共にマルチメディアデー
タの符号処理等が実行される。
【0039】マルチメディアデータの処理には多大な情
報処理装置の資源を必要とする場合が多く、従来、この
ような目的のために専用の符号処理部が利用されてい
た。しかし、近年の演算・制御部の処理能力の向上等に
より、マルチメディアデータの処理を演算・制御部に実
行させることも可能になってきている。このため、本発
明においては、符号処理部208及び符号処理部306
が必須の構成要素とはならなくてもよい。
【0040】また、マルチメディア編集サーバ装置10
2は、一つの装置ではなく、負荷の分散を目的として、
複数の装置で構成してもよい。尚、並列プロセッサ等も
この範囲に含まれるものとする。
【0041】上述したように、マルチメディア編集・再
生端末装置101とマルチメディア編集サーバ装置10
2の構成について説明してきたが、これらは図1に示さ
れる論理構成上のブロック図における編集指示部111
と、再生部112と、クライアント編集処理部113
と、通信クライアント部114と、通信サーバ部121
と、サーバ編集処理部122で示される、実際の処理動
作を行う場合の論理的な動作構成に対応するものであ
る。
【0042】例えば、編集指示部111が編集指示の処
理を行う場合には、外部データ入出力部209からデー
タを取り込み、入出力操作部204からの入力に対応し
て、演算・制御部206が処理を実行し、表示部205
にその操作内容が表示される。
【0043】そこで、マルチメディア編集・再生端末装
置101がマルチメディアデータを時間軸に沿って順次
再生し、符号化データを有意なフレームの位置で切り取
るといった程度の処理能力は持っているが、動画像デー
タを例えば油絵調に変換するといった負荷のかかる編集
処理を行うには能力が不足している場合の処理の一例に
ついて説明する。
【0044】図4は、マルチメディア編集・再生端末装
置101における編集画面の一例を示す図である。すな
わち、図4に示される表示装置409は、図2における
表示部205に相当するディスプレイである。図4に示
すように、表示装置409には、編集対象となるマルチ
メディアデータの表示部401と、時間軸を模式的に表
したスライダボタン402と、区間設定の指示(開始及
び修了)を行う選択ボタン403、404と、設定され
た区間の切り取りや、その区間の動画像のみを指定する
ためのトリム指示を行うトリムボタン405と、動画像
を油絵調に処理するための油絵調指示を行う油絵調ボタ
ン406とを有している。
【0045】さらに、これらのボタン操作を利用者に提
供する入出力操作部204に相当する十字カーソルキー
407と決定ボタン408が備わっている。例えば、利
用者が対象とするマルチメディアデータの一部をトリム
して、1分間のマルチメディアデータから10秒程度の
マルチメディアデータを編集する場合、利用者は、まず
十字カーソルキー407を操作し、開始フレームにおい
て区間設定を行う開始ボタン403を押下する。次に、
終了フレームにおいて終了ボタン404を押下する。そ
の後、トリム指示を行うボタン405を押下することに
よって、指定したフレームにおけるトリムを行うことが
できる。
【0046】また、利用者が、対象とするマルチメディ
アデータの一部を油絵調に変換する場合、トリム指示を
行うボタン405を押下する代わりに、油絵調指示を行
うボタン406を押下すればよい。
【0047】次に、この画面例を用いて、処理の手順に
ついて説明する。図5は、同実施形態におけるマルチメ
ディア編集・再生端末装置101の処理手順の流れを示
すフローチャートである。ここでは、説明を簡単にする
ため、あらかじめ編集対象となるマルチメディアデータ
がマルチメディア編集・再生端末装置101における外
部データ入出力部209に接続された記録媒体に格納さ
れているものとする。
【0048】まず、利用者は、入出力操作部204を操
作して、記録媒体からマルチメディアデータを読み出す
ことによって、図4に示す表示装置409上にマルチメ
ディアデータが表示される(ステップS501)。
【0049】次に、利用者は、区間設定のための開始ボ
タン403と終了ボタン404を使って、読み出したマ
ルチメディアデータのうちの所定の区間設定を行う(ス
テップS502)。この操作によって設定された区間
は、マルチメディアデータの符号化データにおいて、符
号化上の有意な位置が正しく反映されたものであると仮
定する。すなわち、MPEG−4等の高い圧縮率を誇る
符号化においては、データとして完全な画像データを再
現することができる画像フレームデータと、その前後の
差分のみを保持する差分フレームが存在するなど、複雑
な符号化方式が採用されている。そのため、差分フレー
ムを区間設定の開始位置に指定したり、フレームデータ
の途中を指定するような場合、データ処理に大きな負荷
がかかるため、処理が複雑になってしまう。
【0050】また、このような有意なフレーム位置の検
索方法については、フレーム位置をインデックスで指定
するなど様々な方法を採用することが可能であるが、こ
こでは省略する。また、トリム処理は、処理の対象とな
る区間が符号化上の有意な位置に設定されているため、
符号の解読処理(いわゆるデコード処理)負荷が小さ
く、マルチメディア編集・再生端末装置101上で処理
ができるように実装されているものとする。
【0051】表示装置409にマルチメディアデータが
表示され、区間設定が完了している段階で、設定された
区間は、メモリ207などの記憶装置に記憶されてい
る。本発明による実装されたプログラムは、この設定さ
れた区間を読み出し可能な状態で、利用者の操作指示を
待ち受ける(ステップS503)。そして、利用者の操
作が入出力操作部204から行われると、操作内容を取
得し(ステップS504)、設定された区間のみを取得
する(ステップS505)。
【0052】次に、操作内容がトリムであるか否かが判
断される(ステップS506)。ここで、操作がトリム
の場合(YES)、演算制御部206または符号処理部
208などによってトリム処理が行われ(ステップS5
07)、トリムされた結果が表示されてステップS50
3の待ち受け状態に戻る。
【0053】一方、操作内容がトリムではない場合(N
O)、操作内容が油絵調であるか否かが判断される(ス
テップS508)。ここで、操作内容が油絵調の場合
(YES)、操作内容を含むコマンドファイルが生成さ
れる(ステップS509)。そして、生成したコマンド
ファイルをマルチメディア編集サーバ装置102に送信
する(ステップS510)。ここで、コマンドファイル
とは、油絵調に変換する指示を与えるデータと変換処理
の対象となるマルチメディアデータを指定するファイル
である。また、マルチメディア編集サーバ装置102に
編集が依頼され、結果が返されるまでに時間がかかる場
合もあるが、そのような場合に対処するため、図6に示
すようなメッセージを表示してもよい。図6は、マルチ
メディア編集・再生装置101の表示部205に表示さ
れるメッセージの一例を示す図である。
【0054】マルチメディア編集サーバ装置102にコ
マンドファイルが送信された後、プログラムによってマ
ルチメディア編集サーバ装置102からの結果が待たれ
る(ステップS511)。そして、マルチメディア編集
サーバ装置102からの結果が正常であるか否かが判断
される(ステップS512)。その結果、正常であれば
(YES)、その結果が表示されてステップS503の
待ち受け状態に戻る。一方、結果が以上であれば(N
O)、処理作業が終了する。
【0055】また、図5に示すフローチャートには記載
していないが、マルチメディア編集サーバ装置102か
らの結果を受け取ったマルチメディア編集・再生端末装
置101は、さらに編集結果の再生及び保管処理を行う
ことが可能であることは言うまでもない。
【0056】ここで、コマンドファイルについて説明す
る。コマンドファイルは、上述したように、マルチメデ
ィアデータの編集を指示するデータとマルチメディアデ
ータを指定するものである。このコマンドファイルは、
マルチメディア編集サーバ装置102に編集を指示する
ために送信されるデータを、通信上のデータとして論理
的にファイルととらえたものであり、必ずしも物理的な
ファイルが生成される必要はない。
【0057】コマンドファイルには少なくとも次の3つ
の項目が含まれている。すなわち、マルチメディアデー
タの編集を行う処理内容を示すコマンド、そのコマンド
に必要な処理パラメータ及び対象となるマルチメディア
データである。マルチメディアデータは必ずしもデータ
そのものではなく、コマンドファイルとともにマルチメ
ディア編集サーバ装置102に送付されるマルチメディ
アデータへの参照であってもよい。また、編集内容を示
すコマンドが何ら処理パラメータ類を必要としなけれ
ば、処理パラメータは必ずしも存在する必要がないこと
は言うまでもない。
【0058】このようなコマンドファイルを記述する書
式や利用する通信プロトコルの詳細は、本発明の本質で
はない。しかし、本発明の本質を有効に働かせるために
特徴的な方法として、構造化記述言語による記述方法が
ある。ここで、その構造化記述言語による記述の一例に
ついて説明する。図7は、マルチメディアデータ編集の
ためのコマンドファイルの一例である。図7に示すよう
に、コマンドファイル701には、構造化記述言語によ
るデータが記述されている。本実施形態では、編集内容
を示すコマンド「Oilpaint」702、マルチメ
ディアデータ710への参照703及び編集パラメータ
704が含まれている。この例では、マルチメディアデ
ータは参照される形式であるが、このコマンドファイル
内に埋め込むことももちろん可能である。
【0059】このように構造化記述言語を利用すること
により、編集処理内容と対象となるマルチメディアデー
タ、編集パラメータを明確に記述することができる。仮
に、編集内容によって指定される編集パラメータが異な
る場合、同じ編集内容であっても編集パラメータとして
指定される内容が異なる場合、あるいは、編集パラメー
タが複数になったり構造化されている場合であっても、
柔軟に記述することが可能である。もちろん、編集パラ
メータが不要である場合には、編集パラメータが存在し
なくても問題はない。
【0060】また、構造化記述言語は、XML(Extens
ible Markup Language)などの既に標準化されて一般的
に利用可能な形式が存在するため、データ交換のための
プロトコルや処理アプリケーションが容易に利用でき、
本発明にかかるシステムを構築しやすいといった特徴を
併せ持つ。尚、実際に動作する際には、これら情報の他
に付加的な情報として、マルチメディアデータのサイズ
やアプリケーション処理上に必要な利用者の認証データ
などが含まれている可能性がある。このような付加情報
は、本発明の本質に対して何ら影響を及ぼすものではな
いことは言うまでもない。
【0061】ここで、図5に示すフローチャートで示し
た処理の流れの中で説明した編集処理の判断部(ステッ
プS506及びS508)について説明を補足する。本
発明では、マルチメディア編集・再生端末装置101の
処理能力の範囲内での編集処理は、マルチメディア編集
・再生端末装置101自身で行う。そして、マルチメデ
ィア編集・再生端末装置101では処理能力が不足する
範囲の編集処理については、マルチメディア編集サーバ
装置102に対して編集指示を行うことで、処理能力の
不足を補うものとする。ここで、この処理能力に対する
判断が必要となる。
【0062】また、編集処理を行う場合、その編集機能
が実装されているか否かは、処理を行う場所を決定する
に当たって自明の条件である。ある編集機能がマルチメ
ディア編集・再生端末装置101に具備されていなけれ
ば、その編集機能が利用できないことは明らかである。
しかし、近年の技術の進歩により、特殊な画像処理にお
いてもいわゆる汎用プロセッサが処理を行えるようにな
ってきており、新たな編集機能を含む処理モジュールを
外部記憶装置などから読み込むといったことが可能にな
ってきている。こうした状況に鑑みて、処理条件テーブ
ルを処理を行う場所の判断に利用することができる。
【0063】図8は、処理条件テーブルの具体的例を説
明するための図である。図8に示すテーブルには、具体
的な編集処理の手法を示すコマンド801とその処理場
所を示す処理場所802および処理条件803が記述さ
れている。
【0064】コマンド801には、たとえば「Tri
m」(トリム)や「Oilpaint](油絵調)とい
った編集処理を示す値がセットされており、利用者が操
作した指示をプログラムが判断する際のキーとして利用
される。本実施形態では、文字列として例示している
が、文字列に限らず数値等で表されるメッセージIDの
ようなものでもよい。
【0065】処理場所802には、コマンド801と一
致した処理が要求された場合の処理場所を示す値が保持
される。値には、たとえば関数のエントリが記述されて
もよいし、関数のエントリを呼び出す選択ルーチンの条
件文に引き渡す値が記述されてもよい。あるいは、編集
処理がマルチメディア編集サーバ装置102で行われる
場合には、その呼び出しURL(Uniform Resource Loc
ators、RFC 1738)やマルチメディア編集サーバ装置1
02に接続するための関数を呼び出す選択ルーチンの条
件文に引き渡す値が記述されてもよい。
【0066】処理条件803は、選択的に使用されるも
のであり、呼び出す際の条件が保持されている。油絵調
の処理の度合いが大きい場合にのみマルチメディア編集
サーバ装置102に処理を委託するといった使い方をす
る場合、その処理の度合いを与える処理パラメータの値
と条件などを記述する。処理条件を与える領域は必ずし
も必要とされないことは言うまでもない。
【0067】処理条件には、実際に処理に必要とされる
見込みの処理時間が適用されてもよい。この場合には、
対象となるデータサイズと処理内容によってあらかじめ
計算される重みデータを用いて、処理に時間要する場合
にのみマルチメディア編集サーバ装置102に処理を委
託するといったことも可能である。あるいはまた、マル
チメディア編集サーバ装置102への通信を行うネット
ワーク103が動作可能であるか否かといった判断や、
接続されたネットワーク103の通信速度によって判断
が行われてもよい。
【0068】このような処理条件テーブルを参照するこ
とによって、図5に示すフローチャートにおける編集処
理の判断部(ステップS506及びS508)では、よ
り柔軟な処理を行うことができる。また、前述したよう
に、新たな編集機能を含む処理モジュールを外部記憶装
置などから読み込むといった場合に、この処理条件テー
ブルを更新すれば、新たな処理機能については、マルチ
メディア編集・再生端末装置101で行うように変更す
ることも可能となる。
【0069】以上説明してきたように、マルチメディア
編集・再生端末装置101の処理能力に足る範囲の編集
処理においては、実際に利用者が編集を行うマルチメデ
ィア編集・再生端末装置101自身で行い、能力が不足
する範囲の編集処理においては、マルチメディア編集サ
ーバ装置102に編集を指示することで、利用者が操作
を行う端末装置の処理能力上難しかった編集処理を行う
ことが可能となり、利用者に利便性を提供できるという
大きなメリットが期待できる。
【0070】さらに、マルチメディア編集サーバ装置1
02に編集を指示する際に、編集処理の内容を示すコマ
ンドとそのパラメータ、編集の対象となるマルチメディ
アデータを組み合わせて送出する方法は、処理の手順を
簡便にするという副次的な効果も期待できる。すなわ
ち、必要な時に必要な情報のみをマルチメディア編集サ
ーバ装置102に送付するため、マルチメディア編集サ
ーバ装置102でのみ処理を行うといった場合などに比
較して、マルチメディアデータをマルチメディア編集サ
ーバ装置102にあらかじめ送付しておくといった手順
の不便さや、手元に残されたもとのマルチメディアデー
タとマルチメディア編集サーバ装置102で編集処理中
のマルチメディアデータの整合性保持の難しさなどが軽
減されるという優位性がある。
【0071】また、処理条件テーブルは、編集処理をマ
ルチメディア編集・再生端末装置101とマルチメディ
ア編集サーバ装置102のどちらで行うかを決定するに
あたって、柔軟な判断と実施可能性の向上、適用プログ
ラムの更新への対応などに有効である。
【0072】編集行為そのもの以外の部分では、本実施
形態で説明したようなトリムと油絵調という両方の機能
を利用者が望むならば、マルチメディア編集・再生端末
装置101であらかじめトリム処理を行うことができ
る。したがって、トリムと油絵調の両方の処理を一意に
マルチメディア編集サーバ装置102側で行う場合と比
べて、通信機103によって送出されるマルチメディア
データのサイズが小さくなり、携帯端末などの処理負荷
や通信環境の帯域幅などの負荷を軽減する効果も期待で
きる。
【0073】<第2の実施形態>第1の実施形態では、
マルチメディアデータの中でも比較的単純な動画像デー
タの編集処理について説明した。そこで、例えば、動画
像データのトリムや油絵調の処理を、音声のトリムとボ
イス変換(低周波フィルタによる音質の変換等)に置き
換えることも可能である。
【0074】本実施形態では、このような比較的単純な
例ではなく、オブジェクトベース符号化を行ったマルチ
オブジェクトへの適用に関するものについて説明する。
例えば、MPEG−4では、一つのマルチメディアデー
タを複数のオブジェクトで構成することができる。これ
らのオブジェクトには、動画像、静止画像、コンピュー
タグラフィクス(あるいはベクトルグラフィクス)、テ
キスト、音声など様々な形式のデータが適用可能であ
り、これらを木構造のレイアウト情報(以下、「シー
ン」と呼ぶ。)とともに保持することができる。
【0075】これらのオブジェクト群を編集する場合、
それぞれのオブジェクトごとに処理の方法及び編集装置
への処理負荷も異なるものとなる。例えば、マルチメデ
ィアデータを構成するオブジェクトの中から動画像に対
して油絵調や画像周辺部分のみのぼかし処理を行う場
合、動画像をデコードして画像の変換処理を行い再びエ
ンコードするといった負荷の大きな処理が必要となる。
【0076】一方で、テキストの文字列を「京都の風
景」から「東京の風景」という文字列に変更するだけで
あれば、テキストデータがバイナリ化されていたとして
も、処理負荷は前述したような動画像変換処理に比べて
極めて小さいものになる。あるいは、シーンとして記述
されるオブジェクトの位置を修正し、画面上の右上に表
示される動画像を左下に位置を移動するといったケース
でも、同様に処理負荷は小さい。
【0077】そこで本実施形態では、このようなオブジ
ェクトベース符号化に固有のオブジェクトごとの処理負
荷に応じて編集処理を行う場合について詳細に説明す
る。図9は、オブジェクトベース符号化によるマルチメ
ディアデータの編集を行うプログラムのブロック図であ
る。
【0078】図9に示すように、本実施形態におけるプ
ログラムは、マルチメディアデータ901をオブジェク
トごとに分離するオブジェクト分離モジュール902、
オブジェクト分離モジュールが分離したそれぞれのオブ
ジェクトデータ903を編集・変換する変換モジュール
904、変換モジュールが処理を行った処理後のオブジ
ェクトデータ905を再び合成するオブジェクト合成モ
ジュール906、結果として出力される編集結果のマル
チメディアデータ907及びモジュール群やデータを管
理する編集制御モジュール908等から構成されてい
る。
【0079】実際の油絵調への変換処理を担う部位は変
換モジュール904であり、編集制御モジュール908
は、全体の制御を行うための機能を担っている。なお、
図9では、ユーザの操作やユーザへの表示といった機能
に関わる部分などは省略して記述している。
【0080】ユーザが図9に示すプログラムを用いてテ
キストの文字列を変更する場合、図9に示される各部位
は次のように動作する。まず最初に、ユーザによる操作
に従って、オブジェクト分離モジュール902がマルチ
メディアデータ901からテキストオブジェクトを分離
する。ここで、元のマルチメディアデータに動画像や音
声が含まれている場合には、オブジェクトベース符号化
に矛盾しない範囲で動画像や音声の最小の分離も行われ
る。
【0081】次に変換モジュール904が、ユーザの指
示に従ってテキスト文字列の変換処理を行う。ここで注
意しなければならないのは、第1の実施形態で示したよ
うに、本編集処理がマルチメディア編集・再生端末装置
101で行える範囲内であれば、マルチメディア編集・
再生端末装置101内部で処理を行うことが可能であ
る。すなわち、この場合は、変換モジュール904の内
部で変換が行われることになる。尚、処理の判断につい
ては、第1の実施形態で示した通りである。
【0082】変換完了後、分離されたオブジェクトがオ
ブジェクト合成モジュール906によって再び合成さ
れ、編集が完了する。ここでは、テキストの文字列の変
更に伴う処理負荷が小さく、マルチメディア編集・再生
端末装置101内部で十分に処理が行えるとう前提で説
明した。
【0083】次に、油絵調の処理が特定の動画像オブジ
ェクトに対してのみ行われる場合について説明する。オ
ブジェクトを分離し、変換モジュール904において油
絵調の処理が行われようとするまでは、上述したテキス
トの文字列の変換と同様である。ここで、第1の実施形
態で示したように処理場所の選択が行われる。この選択
の判断は、図8に示されるような条件処理テーブルを用
いてもよい。もし、油絵調の処理がマルチメディア編集
サーバ装置102で行うように設定されていれば、変換
モジュール904はそれ自身での処理は行わず、編集制
御モジュール908にマルチメディア編集サーバ装置1
02へのコマンドファイルの送出を任せて結果を待つこ
とになる。
【0084】マルチメディア編集サーバ装置102によ
って変換が完了したデータを受領した後は、オブジェク
ト合成モジュール906による合成を行って最終的な編
集が完了する。ここで、マルチメディア編集サーバ装置
102に送出すべきマルチメディアデータは、分離が行
われた対象となる動画像オブジェクトだけである。オブ
ジェクトベース符号化では、複数の動画像オブジェクト
を一つのマルチメディアデータに格納することも可能で
ある。そして、そのうちの1つのオブジェクトのみをマ
ルチメディア編集サーバ装置102に送出することで、
送信されるデータ量は大幅に削減することができる。
【0085】例えば、2つの500kバイトの動画像デ
ータ、1つの500kバイトの静止画像データ、1つの
300kバイトの音声データ及び1kバイトのシーンか
らなるマルチメディアデータがあり、そのうちの動画像
オブジェクト1つを編集の対象とするならば、合計18
01kバイトのマルチメディアデータのうち500kバ
イトのみを送出すればよく、マルチメディアデータ全体
を対象とする場合に比較して、30%程度のデータ量と
なる。
【0086】このように、オブジェクトベース符号化に
よるマルチメディアデータに本発明を適用した場合に
は、編集内容と対象データによっては、きわめて大きな
通信上の処理負荷軽減が期待できる。さらに、対象とす
るマルチメディアデータのデータ量を小さくすることに
よって、通信回線や処理能力の関係で画質を劣化させな
がらデータ量を小さくせざるを得なかった処理を、その
ままの画質の状態で編集処理に供する可能性を高めるこ
とになる。これによって、マルチメディアデータの品質
の面でも副次的な効果が期待できる。
【0087】尚、上述した実施形態では、編集処理をマ
ルチメディア編集・再生端末装置101で行うかマルチ
メディア編集サーバ装置102で行うかの判断を変換モ
ジュール904で行うように記述した。しかし、この他
にも、この判断を編集制御モジュール908で行っても
よい。また、ユーザインタフェースを制御するモジュー
ルなどで行ってもよい。
【0088】実際、このような判断をどこで行うかとい
った問題は、実装上の問題であり、明らかに様々なモジ
ュール構成が可能であって、本発明の本質にとっては重
要ではない。また、オブジェクトの分離は、可能であれ
ば、編集の対象となるオブジェクトのみを抽出すればよ
く、必ずしもすべてのオブジェクトを分離せずともよ
い。
【0089】一般には、それぞれのオブジェクトはチャ
ネルと呼ばれる単位やエレメンタリ・ストリームと呼ば
れる単位で管理されており、それらが多重化されて記録
されているか分離して記録されているかで分離の範囲が
異なってくる。もし、それぞれのオブジェクトが多重化
されずに記録されており、編集内容がマルチメディアデ
ータの再生時間や処理のタイミングを規定するタイムス
タンプの変更を伴わない範囲であれば、対象オブジェク
トのみの分離で十分である。これらは、対象となるマル
チメディアデータの作成形式などに依存するものであ
り、本発明が適用される適用システムなどに応じて判断
されればよい。
【0090】以上説明してきたように、オブジェクトベ
ース符号化によるマルチメディアデータに対し、オブジ
ェクトごとに編集処理をマルチメディア編集・再生端末
装置101で行うかマルチメディア編集サーバ装置10
2で行うかの判断を行うことで、より一層の処理負荷軽
減や制約による画質の劣化といった問題を極力回避する
ことのできる編集処理を行うことができる。
【0091】<その他の実施形態>本発明における通信
装置間をつなぐネットワークと機器構成は、必ずしもイ
ンターネットや移動体通信の分野に限定されるものでは
ない。いわゆる家庭内LANと呼ばれるネットワークや
ブルートゥース(Bluetooth)と呼ばれる通信距離が限
定された無線通信ネットワーク等の様々なネットワーク
に適用してもよい。また、図8で説明したような条件処
理テーブルにおいて、編集処理内容や条件によって、異
なるマルチメディア編集サーバ装置102が使用される
ものであってもよい。具体的には、油絵調の処理はマル
チメディア編集サーバ装置102がサーバAであり、ぼ
かし処理はマルチメディア編集サーバ装置102がサー
バBとなるような場合がある。
【0092】例えば、マルチメディア編集サーバ装置1
02が利用者の利用するマルチメディア編集・再生端末
装置101(例えば、端末Aとする)とは異なるマルチ
メディア編集・再生端末装置101(例えば、端末Bと
する)を兼ねている場合であっても本発明の適用が可能
である。また、端末Bがマルチメディア編集サーバ装置
102の機能を兼ね備えており、端末Aでは処理できな
いが、端末Bで処理が可能な編集処理があった場合、端
末Bはマルチメディア編集サーバ装置102としての役
割を担うことができる。
【0093】具体的には、端末Aが非常に能力の低い小
さな携帯端末であり、端末Bがパーソナルコンピュータ
であって、マルチメディア編集サーバ装置102がハー
ドウェアによるきわめて特殊な編集処理を行うためのイ
ンターネットに接続された装置であるような場合、比較
的単純な編集処理を端末Aで、比較的処理負荷の大きな
編集処理を端末Bで、マルチメディア編集サーバ装置1
02でなければできない特殊な編集処理をマルチメディ
ア編集サーバ装置102で行うといったことも可能であ
る。
【0094】さらに、本発明は複数の機器(たとえばホ
ストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリ
ンタ等)から構成されるシステムに適用してもひとつの
機器(たとえば携帯電話)からなる装置に適用しても良
い。また、前述した実施形態の機能を実現する様に各種
のデバイスを動作させる様に各種デバイスと接続された
装置あるいはシステム内のコンピュータに、前記実施形
態機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコー
ドを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従
って前記各種デバイスを動作させることによって実施し
たものも本願発明の範疇に含まれる。
【0095】またこの場合、前記ソフトウェアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログ
ラムコードをコンピュータに供給するための手段、たと
えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体(記憶
媒体)は本発明を構成する。かかるプログラムコードを
格納する記録媒体としてはたとえばフロッピー(登録商
標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気デ
ィスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリ
ーカード、ROMなどを用いることができる。
【0096】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態が実現される場合にもかかるプ
ログラムコードは本願発明の実施形態に含まれることは
言うまでもない。さらに供給されたプログラムコード
が、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接
続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された
後そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張
ボードや可能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処
理の一部または全部を行い、その処理によって前述した
実施形態の機能が実現される場合も本願発明に含まれる
ことは言うまでもない。
【0097】以上説明したように、上記実施例によれ
ば、制約のあるマルチメディア編集・端末装置でもマル
チメディア編集サーバ装置と連動することによって、制
約を超えたマルチメディア編集を行うことが可能とな
り、利用者は、より柔軟で拡張性の高いマルチメディア
編集を行うことができるようになる。
【0098】また、上記実施例のマルチメディア編集・
再生端末装置は、利用者によって指示されたマルチメデ
ィアデータの特定の編集処理が、処理能力や処理機能の
制約といった条件に比較して困難であるか否の編集処理
条件判断を行うことが可能であり、かつ、同時にかかる
編集処理が可能なマルチメディア編集サーバ装置を判断
することによって、編集を行うことが可能なマルチメデ
ィア編集サーバ装置に、マルチメディアデータ、編集指
示、編集パラメータを送出し、結果として編集されたマ
ルチメディアデータを受信して、困難であったマルチメ
ディアデータの編集を行うことができる。
【0099】また、上記実施例のマルチメディア編集・
再生端末装置は、対象となるマルチメディアデータがオ
ブジェクトベース符号化による場合において、当該のマ
ルチメディアデータから、編集の対象となるオブジェク
トを分離し、分離されたオブジェクトの単位で、前記編
集処理条件の判断とマルチメディアデータの送出を行
い、さらに、編集サーバによって編集が行われた結果と
してのオブジェクトを受信し、編集対象とならなかった
オブジェクトを再び合成することによって、より一層小
さな負荷でマルチメディアデータの編集を行うことがで
きる。
【0100】また、上記実施例のマルチメディア編集サ
ーバ装置は、マルチメディア編集・再生端末装置より送
出されたマルチメディアデータを受信し、編集処理を行
い、編集された結果としてのマルチメディアデータを、
処理を依頼したマルチメディア編集・再生端末装置に送
出することで、マルチメディア編集・再生端末装置にお
いて制約のあった編集処理を円滑に行うための機能を提
供することができる。
【0101】また、上記実施例のマルチメディア編集方
法は、編集処理条件の判断を行うために処理条件テーブ
ルを参照し、編集内容を示す指示と編集の条件またはそ
のいずれかを示す値から、処理を行う場所を判断するこ
とを特徴とし、さらに、この処理条件テーブルは、これ
を更新することで処理条件を更新可能とすることを特徴
とし、処理場所を示す関数のエントリやサーバの処理場
所をURLまたはそれらの処理機能を提供する関数を呼
び出すための選択ルーチンに与える値を記述することに
よって実現することを特徴とする条件判断方法を備える
ことで、マルチメディア編集・再生端末装置やマルチメ
ディア編集サーバ装置の更新などに柔軟に対応すること
ができる。
【0102】また、上記実施例のマルチメディア編集・
再生端末装置、マルチメディア編集サーバ装置、マルチ
メディア編集方法を組み合わせたマルチメディア編集シ
ステムにより、マルチメディア編集・再生端末装置の処
理負荷などをなるべく小さくしながら高機能な編集処理
を行うことを提供することができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、制約のあるマルチメディア編集・端末装置でもマル
チメディア編集サーバ装置と連動することによって、制
約を超えたマルチメディア編集を行うことが可能とな
り、より小さな負荷で、より柔軟で拡張性の高いマルチ
メディア編集を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるマルチメディア
データを編集するためのマルチメディア編集システムの
構成を説明するためのブロック図である。
【図2】マルチメディア編集・再生端末装置101の電
気的構成を簡易的に示すブロック図である。
【図3】マルチメディア編集サーバ装置102の電気的
構成を簡易的に示すブロック図である。
【図4】マルチメディア編集・再生端末装置101にお
ける編集画面の一例を示す図である。
【図5】同実施形態におけるマルチメディア編集・再生
端末装置101の処理手順の流れを示すフローチャート
である。
【図6】マルチメディア編集・再生装置101の表示部
205に表示されるメッセージの一例を示す図である。
【図7】マルチメディアデータ編集のためのコマンドフ
ァイルの一例を示す図である。
【図8】処理条件テーブルの具体的例を説明するための
図である。
【図9】オブジェクトベース符号化によるマルチメディ
アデータの編集を行うプログラムのブロック図である。
【符号の説明】
101 マルチメディア編集・再生端末装置 102 マルチメディア編集サーバ装置 111 編集指示部 112 再生部 113 クライアント編集処理部 114 通信クライアント部 121 通信サーバ部 122 サーバ編集処理部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/24 H04N 5/92 H Fターム(参考) 5C053 FA14 FA29 GA11 GB37 JA05 LA11 LA14 5C059 KK37 KK39 MA00 MB21 PP01 PP04 PP19 PP20 PP28 SS08 SS10 SS11 UA02 UA38 5C064 BB10 BC16 BC23 BC25 BD02 BD07 BD08

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のオブジェクトデータで構成される
    マルチメディアデータを編集可能なデータ処理サーバに
    ネットワークを介して接続可能なデータ処理装置であっ
    て、 マルチメディアデータを入力する入力手段と、 前記マルチメディアデータの編集処理を指定する編集処
    理指定手段と、 前記編集処理指定手段で指定された編集処理を行う装置
    の判断を行う判断手段と、 前記判断手段の出力に応じて、前記指定された編集処理
    を前記マルチメディアデータに施すために前記データ処
    理サーバに前記マルチメディアデータを送信する送信手
    段とを備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 マルチメディアデータの編集処理に関す
    る情報と、編集処理の実行装置に関する情報とを対応付
    ける処理テーブルを記憶する記憶手段をさらに備え、 前記判断手段が、指定された編集内容に基づいてマルチ
    メディアデータの編集が可能な装置を判断することを特
    徴とするデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理テーブルにおける編集処理に関
    する情報と編集処理の実行装置に関する情報は、さらに
    編集処理条件に関する情報に対応付けられていることを
    特徴とする請求項2記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理条件テーブルを更新する更新手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項2または3に
    記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記処理条件テーブルにおける編集処理
    の実行装置に関する情報が、関数のエントリ、該関数の
    エントリを呼び出す選択ルーチンの条件文に引き渡す
    値、前記データ処理サーバの呼び出しURL、前記デー
    タ処理サーバに接続するための関数を呼び出す選択ルー
    チンの条件文に引き渡す値のいずれかであることを特徴
    とする請求項2から4までのいずれか1項に記載のデー
    タ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記送信手段は前記マルチメディアデー
    タの編集処理内容に関する情報を前記編集指示として送
    出することを特徴とする請求項1から5までのいずれか
    1項に記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記マルチメディアデータの編集処理に
    関する情報が、編集内容に関する編集パラメータである
    ことを特徴とする請求項6記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記データ処理サーバに対する編集指示
    が、構造化記述言語によって記述されたコマンドファイ
    ルであることを特徴とする請求項1から7までのいずれ
    か1項に記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記コマンドファイルが、前記マルチメ
    ディアデータの編集処理に関する情報と編集するマルチ
    メディアデータを特定するための情報を含むことを特徴
    とする請求項8記載のデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記データ処理サーバにおいて編集さ
    れたマルチメディアデータを受信する受信手段と、 受信されたマルチメディアデータを記録する記録手段
    と、 受信されたマルチメディアデータを再生する再生手段と をさらに備えることを特徴とする請求項1から9までの
    いずれか1項に記載のデータ処理装置。
  11. 【請求項11】 前記マルチメディアデータから編集対
    象となるオブジェクトを分離する分離手段をさらに備
    え、 前記編集判断手段は、分離されたオブジェクト単位で、
    前記編集内容が編集可能であるか否かを判断することを
    特徴とする請求項1から10までのいずれか1項に記載
    のデータ処理装置。
  12. 【請求項12】 前記データ処理サーバにおいて編集さ
    れたオブジェクトを受信する受信手段と、 編集されたオブジェクトと編集対象とならなかったオブ
    ジェクトとを合成する合成手段とをさらに備えることを
    特徴とする請求項11記載のデータ処理装置。
  13. 【請求項13】 前記マルチメディアデータの編集範囲
    を指定する範囲指定手段をさらに備え、 前記編集処理指定手段が、所定の編集処理の中から一の
    編集処理内容を選択する選択手段であることを特徴とす
    る請求項12記載のデータ処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から13までのいずれか1項
    に記載のデータ処理装置とネットワークを介して接続可
    能なデータ処理サーバであって、 所定のマルチメディアデータ及び前記マルチメディアデ
    ータの編集指示を前記データ処理装置から入力する入力
    手段と、 前記編集指示に基づいて前記マルチメディアデータを編
    集する編集手段とを備えることを特徴とするデータ処理
    サーバ。
  15. 【請求項15】 編集されたマルチメディアデータを前
    記データ処理装置に送出する送出手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項14記載のデータ処理サーバ。
  16. 【請求項16】 請求項1から13までのいずれか1項
    に記載のデータ処理装置と、 請求項14または15に記載のデータ処理サーバとを備
    えることを特徴とするデータ処理システム。
  17. 【請求項17】 所定のオブジェクトデータで構成され
    るマルチメディアデータを編集可能なデータ処理サーバ
    にネットワークを介して接続可能なデータ処理装置の制
    御方法であって、 マルチメディアデータを入力する入力工程と、 前記マルチメディアデータの編集処理を指定する編集処
    理指定工程と、 前記編集処理指定工程で指定された編集処理を行う装置
    の判断を行う判断工程と、 前記判断工程の判断結果に応じて、前記指定された編集
    処理を前記マルチメディアデータに施すために前記デー
    タ処理サーバに前記マルチメディアデータを送信する送
    信工程とを備えることを特徴とするデータ処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項1から13までのいずれか1項
    に記載のデータ処理装置とネットワークを介して接続可
    能なデータ処理サーバの制御方法であって、 所定のマルチメディアデータ及び前記マルチメディアデ
    ータの編集指示を前記データ処理装置から入力する入力
    工程と、 前記編集指示に基づいて前記マルチメディアデータを編
    集する編集工程とを備えることを特徴とするデータ処理
    サーバの制御方法。
  19. 【請求項19】 所定のオブジェクトデータで構成され
    るマルチメディアデータを編集可能なデータ処理サーバ
    にネットワークを介して接続可能なデータ処理装置を制
    御するためのコンピュータプログラムであって、 マルチメディアデータを入力する入力工程のコードと、 前記マルチメディアデータの編集処理を指定する編集処
    理指定工程のコードと、 前記編集処理指定工程で指定された編集処理を行う装置
    の判断を行う判断工程のコードと、 前記判断工程の判断結果に応じて、前記指定された編集
    処理を前記マルチメディアデータに施すために前記デー
    タ処理サーバに前記マルチメディアデータを送信する送
    信工程のコードとを含むことを特徴とするコンピュータ
    プログラム。
  20. 【請求項20】 請求項19記載のコンピュータプログ
    ラムを格納することを特徴とするコンピュータ可読記憶
    媒体。
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