JP2003030099A - コンテンツ変換送信装置とその機能を実現するプログラムおよびそのプログラムを格納した記憶媒体並びにそれらを用いたコンテンツ変換送信サービス - Google Patents

コンテンツ変換送信装置とその機能を実現するプログラムおよびそのプログラムを格納した記憶媒体並びにそれらを用いたコンテンツ変換送信サービス

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JP2003030099A
JP2003030099A JP2001218643A JP2001218643A JP2003030099A JP 2003030099 A JP2003030099 A JP 2003030099A JP 2001218643 A JP2001218643 A JP 2001218643A JP 2001218643 A JP2001218643 A JP 2001218643A JP 2003030099 A JP2003030099 A JP 2003030099A
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繁 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の端末機器にデジタルデータのフォ
ーマットを変換して送信するコンテンツ変換送信装置に
おいて、利用者が毎回フォーマットやパラメータを入力
しなくても、各端末機器で再生できないデータが送信さ
れることを防ぐ。 【解決手段】 デジタルデータを入力するコンテンツ入
力手段11と、デジタルデータを端末機器に送信するコ
ンテンツ出力手段19と、送信相手の端末機器の機種が
選択される端末選択手段14と、端末機器にて再生可能
なデータ種類およびフォーマットに関するパラメータが
機種毎に入力されるフォーマット入力手段15と、入力
されたパラメータを記憶するフォーマット記憶手段16
と、フォーマット記憶手段からパラメータを読み取って
デジタルデータのフォーマットを変換するコンテンツ変
換手段17とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画、静止画、音
楽、文書のような可視および可聴なデジタルデータ(コ
ンテンツ)を受信または記録する複合情報処理装置にお
いて、受信または記録したデジタルデータをモバイル機
器(移動体端末)等に対して、その機器が再生可能なフ
ォーマットに変換して送信するコンテンツ変換送信装置
と、その機能を実現するプログラムおよびそのプログラ
ムを格納した記憶媒体並びにそれらを用いたコンテンツ
変換送信サービスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルデータの圧縮技術の進
歩、ハードディスク等の記憶装置(ストレージ)の大容
量化および広帯域通信技術の進歩等が著しく、それらの
技術とインターネット技術とを利用したマルチメディア
データの配信サービス等も開始されている。この配信サ
ービスにより、エンドユーザーが使用するパーソナルコ
ンピュータにおいても、手軽に映像コンテンツおよび音
楽コンテンツ等のマルチメディアデータを記録および保
存できるようになっている。
【0003】さらに、移動体端末における処理性能の向
上、移動体端末に搭載されるフラッシュメモリ等の不揮
発性メモリの大容量化および低コスト化が進み、移動体
端末によっても上記と同様に、手軽に映像コンテンツお
よび音楽コンテンツ等のマルチメディアデータを記録お
よび再生できるようになっている。このような状況下に
おいては、パーソナルコンピュータに記録および保存し
たマルチメディアデータ(コンテンツ)を、移動体端末
に複製または転送しておくことにより、外出先等におい
て移動体端末によってマルチメディアデータを視聴する
ことができる。
【0004】しかし、マルチメディアデータの圧縮規格
および保存形式等は多種多様であり、保存されているデ
ジタルデータのフォーマットによっては、所望する移動
体端末によりデータを再生できない場合がある。さら
に、映像(画像)コンテンツ等が、移動体端末によって
再生可能なフォーマットのデジタルデータであったとし
ても、画像コンテンツが本来有する表示解像度よりも、
移動体端末が有する表示解像度が遥かに小さい場合が多
い。このため、画像コンテンツ等をパーソナルコンピュ
ータなどに保存されたそのままの状態で移動体端末に送
信しても、映像の一部しか見ることができない場合があ
る。
【0005】以上のような理由により、パーソナルコン
ピュータ等に保存されているマルチメディアデータは、
移動体端末が再生できるフォーマットに変換する必要が
ある。
【0006】視聴可能なデジタルデータを受信または記
録する装置において、当該デジタルデータを他の機器で
再生できるようにデジタルデータのフォーマットを変換
する技術が、特開2000−194612号公報に開示
されている。この技術は、高解像度の表示装置を備えて
いるパーソナルコンピュータ等の端末機器用に作成され
たHTML(Hyper Text Markup L
anguage)によって記述された文書ファイル等
を、低解像度の表示装置を備えている移動体端末および
セットトップボックス等の端末機器に適したフォーマッ
トに、自動的に変換するようになっている。
【0007】一方、静止画および動画等の画像コンテン
ツに対して、解像度を縮小する機能は多くのシステムに
導入されている。例えば、静止画の場合には、非圧縮画
像であるか、または圧縮画像(JPEG(Joint
PhotographicExperts Grou
p)によるものが一般的である)であるかに関らず、デ
ジタルデータに対してリサンプリング(再標本化)処理
を施すことにより、高解像度の表示装置用に作成された
画像コンテンツを、低解像度の表示装置に適したデータ
に変換するソフトウェアが多数存在している。
【0008】さらに、昨今急速に普及しつつある音声デ
ータ変換システムにおいては、パーソナルコンピュータ
等に記憶した音楽データを、不揮発性メモリを搭載した
可搬型オーディオ端末に適した圧縮規格およびビットレ
ート等に変換する技術が用いられている。このようなシ
ステムでは、多くの場合、可搬型オーディオ端末が再生
可能な圧縮規格およびビットレートの規定が少なく、唯
一の規定のみの場合もある。このため、パーソナルコン
ピュータ等に記録した音楽データを可搬型オーディオ端
末に適した規定に自動的に変換処理することができ、利
用者が変換後のビットレート等の煩雑なパラメータを記
憶しておく必要はない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術には、以下のような問題点がある。
【0010】特開2000−194612号公報に開示
されている技術は、扱うデジタルデータがHTML等に
より記述された文書コンテンツに限られる。この従来技
術では、インターネット技術を利用して、オンラインで
双方向に、すなわち、1コンテンツを取得するために数
ステップに分かれたHTTP(Hyper Textt
ransfer Protocol)による通信手順に
従って、データ変換およびデータ取得を制御する。従っ
て、例えば動画を再生できない端末機器から通信ネット
ワークにアクセスしても、端末側で動画データの取得処
理を中止するため、送信側(WWW(World Wi
de Web)のサーバ等)では、各端末機器が処理可
能なデジタルデータの種類を管理する必要はない。
【0011】しかし、端末側でデータの取得処理を中止
する該技術を用いて、フラッシュメモリ等を介して送信
側と端末側とがマルチメディアデータをやり取りする場
合、送信側では各端末機器で処理可能なデータの種類を
判別しないため、例えば動画が再生できない端末機器に
対しても動画を送信する。この場合、端末側の記憶装置
に動画のデータが保存されるため、記憶装置に無駄なデ
ータが保存されることになる。
【0012】移動体端末の種類として、ポータブルオー
ディオプレーヤのように、ある一定のフォーマットを有
する音楽コンテンツのデータだけを再生可能な端末機器
だけでなく、携帯情報端末のように、音楽、映像等、多
くの種類および多くのフォーマットのデータを再生でき
る端末機器まで、多数種類の端末機器が存在するので、
当該システムによれば、各端末機器により、どのような
種類のデータを再生することができるかについて、利用
者が正確に把握しておく必要がある。利用者が誤って端
末機器が再生できない種類のデータを端末機器の記憶装
置に記録すると、そのデータが記憶された端末機器の記
憶装置は、記憶できる容量が減少し、所望するコンテン
ツを記録することができない等のおそれがあるからであ
る。
【0013】一方、静止画および動画等の画像コンテン
ツに対して解像度を縮小するソフトウェア等では、利用
者が所有する各端末機器によって再生可能な解像度、画
像フォーマット等を利用者が記憶しておき、画像コンテ
ンツの解像度などの変換処理を行う際には、毎回、解像
度などを端末機器に対して手入力する必要がある。一般
に、このようなフォーマットに関するパラメータは煩雑
な名称、数値等であることが多く、利用者がこれらのパ
ラメータを記憶することは容易ではないため、広く使用
される端末機器で手入力するには適していない。
【0014】さらに、昨今急速に普及しつつある音声デ
ータ変換システムにおいて、端末機器が再生可能なフォ
ーマットに関するパラメータは、最小限のものが入力さ
れるようになっている。しかし、上記公報の技術と同様
に、音声データ変換システムでは各端末機器によって再
生可能なフォーマットなどの種類を管理していないた
め、端末機器の機種に関係なく、指定したフォーマット
およびビットレートによりコンテンツを変換する。従っ
て、端末機器側によっては、コンテンツを再生すること
ができないデータまで記憶装置に記録させ、記憶装置に
おける記憶可能な容量が減少するおそれがある。
【0015】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたものであり、利用者が複数種類の
デジタルデータを取り扱う情報処理装置において、複数
種類の端末機器に対してデジタルデータを送信する際
に、利用者がフォーマットに関するパラメータを毎回、
手入力しなくても、デジタルデータを各端末機器にて再
生可能なフォーマットに変換して送信することができ、
さらに、各端末機器にて再生できない種類のデジタルデ
ータが送信されるのを防ぐことができるコンテンツ変換
送信装置とその動作を制御するプログラムおよびそのプ
ログラムを格納した記憶媒体並びにそれらを用いたコン
テンツ変換送信サービスを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
のコンテンツ変換送信装置は、デジタルデータが入力さ
れるコンテンツ入力手段と、デジタルデータを複数種類
の端末機器に送信することができるコンテンツ出力手段
と、該コンテンツ出力手段からデジタルデータを送信す
る端末機器の機種が選択される端末選択手段と、端末機
器にて再生可能なデジタルデータの種類および端末機器
にて再生可能なフォーマットに関するパラメータが、各
端末機器の機種毎に入力されるフォーマット入力手段
と、該フォーマット入力手段から入力されたパラメータ
が記憶されるフォーマット記憶手段と、該コンテンツ入
力手段から入力されたデジタルデータを、該フォーマッ
ト記憶手段に記憶されたパラメータに基づいて、選択さ
れた端末機器の機種にて再生可能なフォーマットに変換
するコンテンツ変換手段とを備えている。
【0017】上記構成によれば、デジタルデータが送信
される各端末機器にて再生可能なデジタルデータの種類
および再生可能なフォーマットに関するパラメータを、
利用者がフォーマット入力手段から入力して、各端末機
器毎にテーブルとしてフォーマット記憶手段に記憶させ
ておくことができる。デジタルデータを端末機器に送信
する際には、利用者がデジタルデータの種類およびフォ
ーマットに関するパラメータを入力しなくても、フォー
マット記憶手段に記憶させたパラメータに基づいて、デ
ジタルデータを複数種類の端末機器に適したフォーマッ
トに変換して送信することができる。
【0018】請求項2に記載の本発明のコンテンツ変換
送信装置は、前記コンテンツ入力手段から入力されたデ
ジタルデータが記録されるコンテンツ記録手段をさらに
備えている。
【0019】上記構成によれば、コンテンツ記録手段に
記録されたデジタルデータを端末機器に送信する際に、
利用者が各端末機器にて再生可能なデジタルデータの種
類およびフォーマットに関するパラメータを入力しなく
ても、フォーマット記憶手段に記憶させたパラメータに
基づいて、デジタルデータを複数種類の端末機器に適し
たフォーマットに変換して送信することができる。
【0020】請求項3に記載の本発明のコンテンツ変換
送信装置は、前記コンテンツ入力手段が、複数種類のデ
ジタルデータが入力される多種コンテンツ入力手段であ
り、選択された端末機器の機種に関するパラメータを前
記フォーマット記憶手段から読み取って、該端末機器の
機種にて再生できない種類のデジタルデータが入力され
た場合には、該デジタルデータを端末機器に送信しない
ように前記コンテンツ出力手段を制御するコンテンツ送
信制御手段をさらに備えている。
【0021】上記構成によれば、フォーマット記憶手段
に記憶されたパラメータに基づいて、デジタルデータが
各端末機器にて再生できる種類であるか否かを判定し、
再生できない種類のデジタルデータが端末機器に送信さ
れるのを防ぐことができるので、各端末機器における記
憶装置の容量を節約し、必要とされる記憶装置の容量を
小さくすることができる。
【0022】請求項4に記載の本発明のコンテンツ変換
送信装置は、選択された端末機器の機種に関するパラメ
ータを前記フォーマット記憶手段から読み取って、前記
コンテンツ入力手段から入力されたデジタルデータのフ
ォーマットを変換する必要があるか否かを該パラメータ
に基づいて判定し、判定結果に従って前記コンテンツ変
換手段によるフォーマット変換処理を制御する変換制御
手段を備えている。
【0023】上記構成によれば、フォーマット記憶手段
に記憶されたパラメータに基づいて、デジタルデータを
フォーマット変換する必要があるか否かを判定し、変換
が不要なデジタルデータが変換されるのを防ぐことがで
きるので、コンテンツ変換送信装置の変換処理による負
荷を軽減することができる。
【0024】請求項5に記載の本発明のコンテンツ変換
送信装置は、端末機器にて再生可能なデジタルデータの
種類および端末機器にて再生可能なデジタルデータの種
類およびフォーマットに関するパラメータを、各端末機
器の機種毎に雛形ファイルとして読み込む端末パラメー
タ読み込み手段をさらに備えている。
【0025】上記構成によれば、端末機器にて再生可能
なデジタルデータの種類およびフォーマットに関するパ
ラメータを利用者が入力しなくても、各端末機器を製造
しているメーカーが用意した端末機器のデータ変換に関
するパラメータリストファイルである雛型ファイルを読
み込むことにより、フォーマット記憶手段に記憶させる
ことができる。
【0026】請求項6に記載の本発明のプログラムは、
本発明のコンテンツ変換送信装置における各手段の機能
を実現するための処理手順が記述されている。
【0027】上記構成によれば、デジタルデータを端末
機器に送信する際に、端末機器にて再生可能なデジタル
データの種類およびフォーマットに関するパラメータを
利用者が入力しなくても、デジタルデータを各端末機器
に適したフォーマットに変換して送信することができる
本発明のコンテンツ変換送信装置を、汎用的なコンピュ
ータを用いて構成することができる。
【0028】請求項7に記載の本発明の記憶媒体は、本
発明のプログラムを格納している。
【0029】上記構成によれば、デジタルデータを端末
機器に送信する際に、端末機器にて再生可能なデジタル
データの種類およびフォーマットに関するパラメータを
利用者が入力しなくても、デジタルデータを各端末機器
に適したフォーマットに変換して送信することができる
本発明のコンテンツ変換送信装置を、広く普及させるこ
とができる。
【0030】請求項8に記載の本発明のコンテンツ変換
送信サービスは、本発明のコンテンツ変換送信装置また
は本発明のプログラムを用いてデジタルデータの変換お
よびデジタルデータの送信を行う。
【0031】上記構成によれば、インターネット等を利
用したオンラインサービスによってデジタルデータを送
信する際に、利用者が端末機器にて再生可能なデジタル
データの種類およびフォーマットに関するパラメータを
入力しなくても、デジタルデータを各端末機器に適した
フォーマットに変換して送信することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明を行う。
【0033】(実施形態1)図1は、本発明の一実施形
態であるコンテンツ変換送信装置の概略構成を説明する
ためのブロック図である。
【0034】このコンテンツ変換送信装置は、画像、音
声等のデジタルデータを、各種端末機器それぞれに適し
たフォーマットに変換して送信するようになっており、
デジタルデータが入力される多種コンテンツ入力手段1
1と、データ変換されたデジタルデータが入力される端
末機器が接続され、その端末機器にデータ変換されたデ
ジタルデータが出力されるコンテンツ出力手段19とを
有している。多種コンテンツ入力手段11は、地上波テ
レビジョン放送、FMラジオ放送およびインターネット
上のコンテンツ等、多数種類のデジタルデータを受信す
ることが可能である。多種コンテンツ入力手段11から
入力されたデジタルデータは、コンテンツ記録手段12
に記録される。
【0035】多種コンテンツ入力手段11から入力され
たデジタルデータまたはコンテンツ記録手段12に記録
されたデジタルデータは、制御装置である変換制御手段
13に入力される。変換制御手段13は、入力されたデ
ジタルデータを端末機器によって再生可能なフォーマッ
トに変換するようになっている。変換制御手段13に
は、端末選択手段14が接続されている。端末選択手段
14には、複数種類の端末機器が予め登録されており、
利用者は、デジタルデータが送信される端末機器を端末
選択手段14によって選択する。利用者によって端末機
器の種類が選択されると、選択された端末機器の種類に
関する情報が変換制御手段13に出力される。
【0036】変換制御手段13には、フォーマット記憶
手段16が接続されている。フォーマット記憶手段16
には、利用者が所有している端末機器により再生可能な
デジタルデータのフォーマット、各データ種類(映像、
静止画、音楽、HTML等)の再生可否に関する情報等
のパラメータが格納されている。変換制御手段13は、
利用者が端末選択手段14によって選択した端末機器に
より再生可能なフォーマットに関するパラメータを、フ
ォーマット記憶手段16から読み取る。フォーマット記
憶手段16に格納されたパラメータは、更新および変更
することができ、フォーマット入力手段15を使用し
て、利用者が自ら所有する端末機器のデータ変換に関す
るパラメータを入力することができる。
【0037】また、フォーマット記憶手段16には、端
末機器を製造している製造会社等により提供される端末
機器のデータ変換に関するパラメータリストファイルで
ある「端末雛型ファイル」を読み込む端末パラメータ読
み込み手段20が接続されており、端末パラメータ読み
込み手段20によって「端末雛型ファイル」を読み込ん
で、各種端末機器のデータ変換に関する各パラメータが
フォーマット記憶手段16に格納される。
【0038】このようにして、各種端末機器におけるデ
ジタルデータのフォーマットを変換する際に用いるパラ
メータを正確にフォーマット記憶手段16に記憶させる
と、以後、利用者は、端末選択手段14によってデータ
送信先の端末機器を指定することにより、そのデータ変
換に関するパラメータを意識することなく、指定した端
末機器により再生可能なフォーマットにコンテンツを変
換することができる。
【0039】変換制御手段13は、上記端末選択手段1
4にて選択された端末機器に基づいて、フォーマット記
憶手段16に格納されたデータ変換に関するパラメータ
を読み込むと、そのパラメータをコンテンツ変換手段1
7に出力する。このとき、変換制御手段13は、コンテ
ンツ変換手段17に対してデータ変換指示を出力する。
これにより、コンテンツ変換手段17は、変換制御手段
13から出力されるそのパラメータに基づいて、デジタ
ルデータを変換する。変換後のデジタルデータは、コン
テンツ送信制御手段18に出力される。
【0040】コンテンツ送信制御手段18の出力は、端
末機器が接続されたコンテンツ出力手段19に与えられ
るようになっており、フォーマット記憶手段16から出
力されるパラメータに基づいて、コンテンツ変換手段1
7によってデータ変換されたデジタルデータが、端末選
択手段14を用いて利用者が選択した端末機器により再
生できるものであるかを確認する。このとき、コンテン
ツ送信制御手段18は、端末機器がコンテンツ出力手段
19に正常に接続されていることも確認する。そして、
コンテンツ送信制御手段18は、データ変換後のデジタ
ルデータが利用者によって指定された端末機器により再
生可能であって、しかも端末機器がコンテンツ出力手段
19に正常に接続されていれば、データ変換されたデジ
タルデータをコンテンツ出力手段19に出力すると共
に、コンテンツ出力手段19に接続された端末機器にデ
ジタルデータを出力するように、コンテンツ出力手段1
9を制御する。コンテンツ出力手段19は、コンテンツ
送信制御手段18からの制御に従って、接続された端末
機器へデジタルデータを出力する。
【0041】図2は、図1に示すコンテンツ変換送信装
置を構成するパーソナルコンピュータのシステムブロッ
ク図である。図2に示すパーソナルコンピュータは、C
PU等の制御部204を有すると共に、テレビジョン放
送およびラジオ放送を受信するチューナ201、電話回
線に接続されるモデム202、CD−ROMドライブ2
03、ハードディスクドライブ206、USBポート2
10、PCMCIAカードスロット211等を有してい
る。また、パーソナルコンピュータは、記憶手段である
内部メモリ204、入力手段であるマウス208および
キーボード209、表示手段である表示部207を有し
ている。なお、パーソナルコンピュータは、ビデオメモ
リ、電源等も有しているが、直接本発明に関係しないの
で、説明を簡略化するために、図2では省略している。
【0042】図1における各手段は、図2のパーソナル
コンピュータによって、次のように実現される。
【0043】図1における多種コンテンツ入力手段11
は、チューナ201、モデム202、CD−ROMドラ
イブ203、USBポート210、PCMCIAカード
スロット211等によって構成される。例えば、チュー
ナ201によって受信されたテレビジョン放送およびラ
ジオ放送によって得られる映像データおよび音楽データ
が入力される。また、モデム202からインターネット
上のHTMLファイル、静止画ファイル等が入力され、
USBポート210に接続されたデジタルスチルカメ
ラ、静止画スキャナ等から静止画ファイルが入力され
る。さらに、PCMCIAカードスロット211に挿入
されたフラッシュメモリカードから動画ファイル、静止
画ファイル、HTMLファイル、音楽ファイルが入力さ
れ、CD−ROMドライブ203から音楽CD等に格納
された音楽ファイルが入力される。
【0044】図1におけるコンテンツ記録手段12は、
ハードディスクドライブ206によって構成され、多種
コンテンツ入力手段11に入力される各マルチメディア
データは、制御部204によってハードディスクドライ
ブ206に記録される。なお、チューナ201に入力さ
れたアナログデータは、制御部204が内部メモリ20
5を利用してハードディスクドライブ206に格納され
たデータ符号化・圧縮プログラムによって処理すること
によりデジタル化され、ハードディスクドライブ206
に記録される。
【0045】図1におけるフォーマット記憶手段16
は、ハードディスクドライブ206のファイルシステム
上に配置された端末管理テーブルによって構成される。
端末管理テーブルの内容および処理等については、後述
する。
【0046】図1におけるフォーマット入力手段15
は、マウス208およびキーボード209等の入力装置
によって構成され、表示部207に表示される内容に従
って、所望する端末機器により再生可能なフォーマット
に関するパラメータが入力される。
【0047】図1における端末パラメータ読み込み手段
20は、インターネットに接続されたモデム202によ
って構成され、モデム202を通してインターネット上
の端末機器を定義する雛型ファイルがダウンロードされ
る。ダウンロードされた雛型ファイルは、制御部204
によってハードディスクドライブ206に記録される。
【0048】図1における端末選択手段14も、同様
に、マウス208およびキーボード209等の入力装置
によって構成される。端末選択手段14にてデータ入力
される端末機器の機種を選択する場合には、制御部20
4は表示部207に端末機器の名称等を有する端末リス
トをアイコン等と共に表示し、利用者は表示された端末
リストから端末選択手段14にて所望する端末機器を選
択する。
【0049】図1における変換制御手段13は、制御部
204およびハードディスクドライブ206に格納され
た変換制御プログラムによって構成され、制御部204
は、変換制御プログラムに従って内部メモリ205を利
用して、ハードディスクドライブ206に格納された上
記端末管理テーブルを参照しながら、入力されたデジタ
ルデータに変換が必要であるか否かを判定すると共に、
コンテンツ変換手段17によるデータ変換処理を制御す
る。
【0050】図1におけるコンテンツ変換手段17は、
制御部204およびハードディスクドライブ206に格
納された変換制御プログラムによって構成され、制御部
204は、変換制御プログラムに従って内部メモリ20
5を利用してコンテンツであるデジタルデータを変換処
理する。
【0051】図1におけるコンテンツ送信制御手段18
は、制御部204によって構成される。制御部204
は、ハードディスクドライブ206に格納された上記端
末管理テーブルを参照しながら、コンテンツ変換手段1
7によって変換されたデジタルデータの送信を制御す
る。この場合、コンテンツ送信制御手段18は、指定さ
れたデジタルデータを選択された端末機器により再生可
能であるか否かを判断し、再生できるようであればデー
タの送信を開始し、再生できないようであればデータの
送信を中止する。また、コンテンツ出力手段19に接続
された端末機器にデジタルデータをファイルとして送信
するために充分な空き容量があるか否かを確認する。
【0052】図1におけるコンテンツ出力手段19は、
端末機器が接続されるUSBポート210および端末機
器にデータを移動するために利用するフラッシュメモリ
が差し込まれたPCMCIAカードスロット211によ
って構成される。
【0053】以上のように、本発明はパーソナルコンピ
ュータを用いて、より容易に実現することができるの
で、本実施形態では汎用的なパーソナルコンピュータを
例として説明している。しかし、図1に示した各手段を
LSI等のハードウェア装置によって実現することによ
り、パーソナルコンピュータ以外でも本発明のコンテン
ツ変換送信装置は実現することができる。
【0054】次に、図1におけるフォーマット記憶手段
16に相当する端末管理テーブルについて、図3を用い
て説明する。この端末管理テーブルは、図2のハードデ
ィスクドライブ206において、ファイルシステム上の
所定位置(本実施形態では/home/user1/c
lient.list)に保存される。
【0055】図3に示すように、各端末機器の機種毎
に、「ClientID」が割り振られている。この
「ClientID」は、端末機器の機種毎に一つずつ
割り振られたID番号であり、整数である。この端末管
理テーブルに新たに端末機器の機種を追加する場合に
は、既存の「ClientID」と重複しないように、
新たな番号を「ClientID」として割り振る。図
3の例では、「CleintID」の「001」、「0
02」、「005」および「026」に各端末機器の機
種がそれぞれ割り振られている。
【0056】「CleintName(ClientI
D)」は、各端末機器毎に設定された端末機器の名称
(文字列)である。端末機器の機種の名称は、利用者が
設定することができるので、後述するように、複数の端
末機器の機種を管理する場合に便利である。図3の例で
は、「ClientID」が「001」である端末機器
の機種の名称は定義されておらず、「ClientI
D」が「002」、「005」および「026」である
端末機器の機種の名称としては「ZaurusE1」、
「シリコンオーディオ」および「Web端末」がそれぞ
れ設定されている。
【0057】「Movie(ClientID)」は、
「ClientID」に対応する各端末機器の機種によ
って再生することができる動画フォーマットを設定する
ための構造体である。「Movie」構造体は、「(再
生の可否)¥(圧縮フォーマット)¥(ビットレート)
¥(解像度横×解像度縦)により表されている。「¥」
は各項目を区切るセパレータである。再生の可否は論理
値で表されており、「T」が可能を示し、Fが不可能を
示す。圧縮フォーマットは圧縮名を「MPEG4」等の
ようにキャラクタにより記憶する。ビットレートは、単
位を含めて「192kbps」等のようにキャラクタに
より記憶する。解像度は「横×縦」のようにキャラクタ
により記憶する。例えば、「352×240」は横35
2ピクセルおよび縦240ピクセルの解像度を表す。図
3の例では、例えば「ClientID」が「002」
である端末機器「ZaurusE1」は、動画データを
再生可能(「T」)であり、圧縮フォーマットが「MP
EG4」、ビットレートが「192kbps」、解像度
が「横240×縦176」と設定されている。
【0058】「Picture(ClientID)」
は、「ClientID」に対応する各端末機器の機種
によって再生することができる静止画フォーマットを設
定するための構造体である。「Picture」構造体
は、「(再生の可否)¥(圧縮フォーマット)¥(解像
度横×解像度縦)¥(拡大抑制オプション)」により表
されている。再生の可否と解像度に関しては、「Mov
ie」構造体と同じであるので、ここでは説明を省略す
る。圧縮フォーマットは圧縮名をキャラクタにより記憶
する。例えば「JPEG」、「GIF」、「PNG」、
「TIFF」等、多数の圧縮形式名により記憶すること
ができる。端末機器の機種の多くは、通常は、複数の静
止画フォーマットを再生できるが、本実施形態の端末管
理テーブルにおいては、説明の簡略化のために、端末機
器の機種によって1つの静止画フォーマットのみを再生
できるものとしている。
【0059】さらに、本実施形態では、図5を用いて後
述するように、各端末機器の機種によって表示可能な解
像度よりも小さい解像度を有する静止画を送信する際に
は、解像度を拡大しないというオプション設定を行うよ
うになっている。拡大抑制オプションは、論理値で表さ
れており、「T」はこのオプションが有効であることを
示し、「F」は有効でないことを示す。図3の例では、
例えば「ClientID」が「002」である端末機
器「ZaurusE1」は、静止画データを再生可能
(「T」)であり、圧縮フォーマットが「JPEG」、
解像度が「横120×縦80」と設定され、オプション
設定はされていない。
【0060】「Music(ClientID)」は、
「ClientID」に対応する各端末機器の機種によ
って再生することができる音楽フォーマットを設定する
ための構造体である。「Music」構造体は、「(再
生の可否)¥(圧縮フォーマット)¥(サンプリングレ
ート)¥(ビットレート)」により表されている。サン
プリングレートは、音声のデジタル化サンプリングの周
波数を示す。その他の項目に関しては、「Movie」
構造体および「Picture」構造体と同様であるの
で、ここでは説明を省略する。図3の例では、例えば
「ClientID」が「002」である端末機器「Z
aurusE1」は、音楽データを再生可能(「T」)
であり、圧縮フォーマットが「MP3」、サンプリング
レートが「44.1khz」、ビットレートが「115
kbps」と設定されている。
【0061】「HTML(ClientID)」は、
「(再生の可否)¥(ファイルタイプ)¥(解像度 横
のみ)」により表される構造体である。ファイルタイプ
がHTMLおよびSHTMLである場合には、HTML
ファイル本体と当該HTMLファイルが引用する静止画
ファイル等のファイルを同じフォルダにコピーする手法
により、端末機器側に送信する。さらに、ファイルタイ
プとしては、HTMLファイルと当該HTMLファイル
により引用された静止画ファイル等をアーカイブして一
つのファイルにするMHT(マイクロソフト社の商標)
等も指定することができる。HTMLによる表示の場合
には、端末上のWebブラウザファイルを縦方向にスク
ロールして使用することが前提となるため、解像度とし
ては横方向のみが指定される。図3の例では、例えば
「ClientID」が「026」である端末機器「W
eb端末」は、HTMLデータを再生可能(「T」)で
あり、ファイルタイプが「HTML」、解像度横が「1
76」と設定されている。実際には、データベースを正
規化すること等によりアクセス速度を向上させるのが一
般的であるが、本実施形態では説明の簡略化のために、
このようなデータベース構成とした。
【0062】図4は、図3に示した端末管理テーブルに
予め設定された複数の端末機器の機種毎に対するパラメ
ータの変更、または端末管理テーブルに新たな端末機器
に関するパラメータを追加する等の動作を説明するため
のフロー図である。この場合、利用者は図1におけるフ
ォーマット入力手段15であるマウス208、キーボー
ド209等を操作する。また、表示部207の初期画面
には、図6の上部に示すアイコンが表示される。このア
イコンには、端末機器に対するパラメータを定義する際
にクリックされる端末機器定義ボタン605が含まれ
る。
【0063】端末機器に関するパラメータを定義する場
合には、まず、ステップS401において、利用者が表
示部207に表示された画面を見ながら、キーボード2
09、マウス208等を操作して、端末機器定義ボタン
605をクリックする。これにより、ステップS402
において、表示部207に図5に示す端末機器に関する
パラメータを入力するための画面(以下、端末定義画面
と称する)を表示する。ここで、利用者は表示部207
に表示される画面の内容に従って、キーボード209、
マウス208等を操作して、各パラメータを入力または
変更する。この場合、図5に示す端末定義画面が表示さ
れ、端末機器に関するパラメータの入力または変更が行
われる。各パラメータの入力規則および内容について
は、後述する。その後、利用者が上記端末定義画面に表
示されたOKボタン511をクリックすると、図3の端
末管理テーブルを更新する処理を行う。一方、利用者が
端末機器定義パラメータ入力画面においてキャンセルボ
タン509をクリックすると、端末定義処理を中止す
る。
【0064】ステップS403においてOKボタン51
1がクリックされると、ステップS404において新た
な端末機器に関するパラメータが追加されたものである
か、または既に登録されている端末機器に関するパラメ
ータを変更したものであるかを判定する。これは、端末
定義画面を表示する際に、端末機器に関するパラメータ
を追加したのか、または既に登録された端末機器に関す
るパラメータを変更したのかによって、判定される。
【0065】ステップS404において、新たに端末機
器に関するパラメータが追加されていると判定された場
合には、ステップS405において、図3に示した端末
管理テーブルに新たに行を追加して「ClientI
D」を同じ番号が重複されないように設定し、その端末
機器に関する各パラメータや構造体を新規に追加する。
一方、ステップS404において、既に登録されている
端末機器に関するパラメータの変更であると判定された
場合には、ステップS406において該当するClie
ntIDの行にパラメータを上書きして保存する。
【0066】図5は、端末機器に関するパラメータを変
更追加するために用いられる端末定義画面である。 利
用者は、表示部207に表示される端末定義画面に従っ
て、図2のマウス208、キーボード209を利用して
各端末機器の機種によって再生可能なデータの種類およ
び再生可能なフォーマットに関するパラメータを入力す
る。この端末定義画面が表示されると、定義端末選択ア
イコン501によって、現在登録されているどの端末機
器に関するパラメータを変更するかを選択する。一方、
新たに端末機器を追加登録する場合には、端末の追加ボ
タン502をクリックすることにより、定義端末選択ア
イコン501を追加して、その端末機器のパラメータを
設定することができる。図5に示す端末定義画面では、
「Zaurus MI−EI」、「Zaurus C
1」および「シリコンオーディオ」という端末機器の名
称およびアイコンが表示されて、「Zaurus MI
−EI」が選択されることにより、選択された「Zau
rus MI−EI」の端末情報が表示されている。
【0067】端末定義画面に表示される端末情報503
は、選択された端末機器の名称を端末表示名およびその
アイコンを設定することができる。さらに、本実施形態
では、端末情報503には、端末自動設定ボタン510
が設けられている。この端末自動設定ボタン510は、
各端末機器を製造しているメーカー等がその端末機器を
示すアイコンと、その端末機器にて再生可能なデジタル
データの種類および再生可能なフォーマットに関するパ
ラメータとをセットにして作成した端末定義用の雛型フ
ァイルを読み込む場合にクリックされる。従って、この
端末自動設定ボタン510をクリックすることにより、
その端末機器に関するパラメータを利用者は入力操作す
る必要がない。この雛型ファイルは、図3の「Clie
ntName」、「Movie」構造体、「Pictu
re」構造体および「HTML」構造体を各々「,」で
区切ったテキストファイルである。
【0068】さらに、端末定義画面には、端末機器が接
続されるドライブの設定表示504、映像の再生設定表
示505、音楽の再生設定表示506、静止画の再生設
定表示507、HTMLの再設定表示508が設けられ
ている。ドライブの設定表示504は、表示された端末
機器が通常どのポートおよびドライブを利用してデータ
送信されるかを利用者が設定する。例えば、フラッシュ
メモリ等を介して端末機器にデータが送信される場合に
は、フラッシュメモリ等のドライブ名が設定される。そ
して、その後に利用者が端末機器を選択してデータ(フ
ァイル)送信操作を行うと、設定されたドライブにデー
タが送信される。ドライブ設定表示504には、設定さ
れたドライブの使用領域、空き領域および全体の容量が
表示されている。図5に示す端末定義画面では、保存ド
ライブのドライブ名として「<E>Sun Flash
ATA」が設定され、その使用領域の容量45MB、空
き領域の容量15MBおよび全体の容量60MBが表示
されている。
【0069】映像の再生設定表示505には、表示され
た端末機器が映像(動画像)データを再生可能であるか
否かを設定するチェックボックスが表示されており、ま
た、その端末機器が再生可能な映像データの圧縮フォー
マット、再生可能な映像データの記録解像度および再生
可能な映像データのビットレートを設定することができ
るようになっている。図5に示す端末定義画面では、表
示された端末機器が映像データを再生することが可能で
あり、再生可能なデジタルデータの圧縮フォーマットが
「MPEG4」、再生可能な記録解像度が横160×縦
120、再生可能なビットレートが「192kbpsと
設定されている。通常の端末機器では複数のフォーマッ
ト、解像度およびビットレートの映像データを再生でき
るが、本実施形態では、利用者にとって最適な唯一のフ
ォーマット、解像度およびビットレートを設定するよう
になっている。
【0070】音楽の再生設定表示506には、表示され
た端末機器が音楽データを再生可能であるか否かを設定
するチェックボックスが表示されており、また、その端
末機器が再生可能な音楽データの圧縮フォーマット、再
生可能な音楽データのサンプリングレートおよび再生可
能な音楽データのビットレートを設定することができる
ようになっている。図5に示す端末定義画面では、表示
された端末機器が音楽データを再生可能であり、再生可
能なデジタルデータの圧縮フォーマットがMP3、サン
プリングレートが44.1khz、ビットレートが19
2kbpsと設定されている。通常の端末機器では複数
のフォーマット、サンプリングレートおよびビットレー
トの音楽データを再生できるが、本実施形態では、利用
者にとって最適な唯一のフォーマット、サンプリングレ
ートおよびビットレートを設定するようになっている。
【0071】静止画の再生設定表示507には、表示さ
れた端末機器が静止画データを再生可能であるか否かを
設定するチェックボックスが表示されており、また、そ
の端末機器が再生可能な静止画データの圧縮フォーマッ
トおよび再生可能な静止画の解像度(横×縦)を設定す
ることができるようになっている。本実施形態では、静
止画データの変換において、データ変換される前の原静
止画データの解像度が、端末機器に設定された再生可能
な解像度よりも小さい場合には、静止画データのデジタ
ルデータを変換せずにそのまま端末機器に送信すること
を設定するチェックボックスが設けられている。図5に
示す端末定義画面では、表示された端末機器が静止画デ
ータを再生可能であり、再生可能なデジタルデータの圧
縮フォーマットがJPEG、再生可能な解像度が横32
0×縦150と設定され、静止画データを変換すること
なく端末機器に送信するオプションは設定されていな
い。
【0072】なお、静止画データの変換においては、変
換前の画像のアスペクト比(縦横比)を保持したまま解
像度を変換する。例えば、450×300ピクセルの静
止画データを端末機器に送信する際に、320×150
ピクセル以下の解像度に縮小する場合、3:2のアスペ
クト比を保持したまま、320×150の端末表示画面
に表示可能な最大サイズである、225×150ピクセ
ルの静止画データに変換することになる。
【0073】HMTLの再生設定表示508では、表示
された端末機器がHTMLデータを再生可能であるか否
かを設定するチェックボックスが表示されており、ま
た、その端末機器が再生可能なHTMLをどのようなフ
ァイル形式(図5ではフォーマット)により送信するか
を設定することができるようになっている。ここでは、
HTMLファイルとそれに引用される画像ファイル(静
止画ファイル等)とを同じフォルダに記録して送信する
方法と、これらのファイルをアーカイブして単一ファイ
ルにまとめたファイル(MHT形式)を送信する方法と
の二つの方法から、端末機器に送信する方法を選択する
ことができる。このとき送信される静止画ファイルのフ
ォーマットは、上記静止画の再生設定表示507にて設
定した再生可能な静止画フォーマットに従う。静止画デ
ータを再生できない端末機器に対してHTMLデータを
送信する場合には、静止画データ引用部分のタグを削除
した形でHTMLファイルのみを送信する。
【0074】表示可能なHTMLデータの解像度設定で
は、横方向のピクセルを設定する。例えば、10PTの
文字により解像度が横160ピクセルである端末機器に
HTMLデータを送信する場合には、16文字毎に自動
的に改行タグを入れるなどの処理を行う。図5に示す端
末定義画面では、表示された端末機器がHTMLデータ
を再生可能であり、ファイルタイプがMHT形式のWe
bアーカイブ、解像度横が160と設定されている。厳
密に言えば、HTMLデータのテーブル処理等、より複
雑な変換処理が必要になるが、ファイルの種類をHTM
Lに限定した解像度変換技術は、先述の特開2000-
194612号公報等により既知の技術であるため、そ
の詳細についてはここでは説明を省略する。
【0075】さらに、端末定義画面には、利用者が端末
機器のパラメータ変更および追加処理を確認するための
確認ボタンとしてOKボタン511、キャンセルボタン
509が表示されており、利用者がOKボタン511を
クリックすると、表示された端末機器に対して設定され
たパラメータを有効にして画面を閉じる。また、キャン
セルボタン509をクリックすると、端末機器に対する
設定を有効にせずに画面を閉じる。さらに、ヘルプボタ
ン512をクリックすると、端末定義他面に対するオン
ラインヘルプ画面を表示する。
【0076】図6は、利用者がデジタルデータの送信を
希望する端末機器を選択する際に、図2の表示部207
に表示される端末選択画面を示している。この端末選択
画面においても、上記端末定義画面と同様に、利用者
は、図2のマウス208およびキーボード209を利用
して端末機器を選択する。
【0077】端末選択画面には、ファイルシステムのデ
ィレクトリ構造がディレクトリ表示領域602に表示さ
れ、このディレクトリ表示部602から所望のディレク
トリ構造が選択される。選択されたディレクトリ構造内
に記録されている各ファイルは、ファイル表示領域60
6に表示される。図6では、ディレクトリ表示領域60
2に表示されたデスクトップの「Windows(登録
商標)98」が選択され、その「Windows(登録
商標)98」内のファイルがファイル表示領域606に
表示されている。そして、ファイル表示領域606にお
いて中段左端に表示されたファイルが選択されている。
選択された端末機器の名称およびアイコンは、端末選択
画面における端末表示領域603に、その端末機器にて
再生可能なデジタルデータの圧縮フォーマットと共に表
示される。図6では、端末機器として「Zaurus
MI−EI」およびそのアイコンが表示されている。表
示された端末機器に保存されたファイル群は、ファイル
群表示領域604に表示される。
【0078】上記ディレクトリ表示領域602およびフ
ァイル表示領域606には、ハードディスクドライブ2
06内部のファイルシステムが表示されている。また、
上記ファイル表示領域604には、USBポート210
およびPCMCIAカードスロット211等に接続され
た、記憶装置のファイルシステムまたは端末機器内部に
設けられた記憶装置のファイルシステムが表示される。
利用者は、上記端末表示領域603に表示されたドロッ
プダウンメニューを利用してデータを送信する端末機器
を選択し、ディレクトリ表示領域602とファイル表示
領域606によりファイルを選択する。そして、利用者
が端末選択画面の上部にアイコンとして設けられた書き
出しボタン601をクリックすることにより、選択した
ファイルを所望の端末機器に送信し、ファイル群表示領
域604にエントリする。
【0079】このとき、上述した図5の端末定義画面を
用いて作成された端末管理テーブル(図3に示す)の内
容に従って、端末選択部603により選択した端末機器
で再生できない種類のファイルが選択された場合には、
その旨の警告が表示されて、送信処理が中止される。ま
た、選択した端末側のドライブ容量が不足している場合
には、同様に、その旨の警告が表示されて、送信処理が
中止される。さらに、フォーマットの変換が必要な場合
には、端末管理テーブルの内容に従って自動的に、コン
テンツが端末選択部603により選択された端末機器で
再生可能なフォーマットに変換される。なお、フォーマ
ットの変換処理および送信処理の詳細については、図9
を用いて後述する。さらに、利用者が端末機器を追加し
たり、既に登録されている端末機器により再生可能なフ
ォーマットを変更する場合には、端末定義ボタン605
をクリックすることにより、図5に示す端末定義画面が
表示され、所望のパラメータを入力することができる。
図6における、その他の詳細なユーザインターフェイス
については、本発明に直接関係しないので説明を省略す
る。
【0080】図7は、本実施形態において、パーソナル
コンピュータによりデジタルデータ(コンテンツ)を記
録保存する処理を説明するためのフロー図である。
【0081】まず、ステップS701において、利用者
が表示部207に表示された記録開始ボタンをマウス2
08を操作してクリックする。これにより、ステップS
702において、制御部204はハードディスク206
に格納された記録プログラムを内部メモリ205に読み
出してメモリ上でデータの圧縮処理を開始し、圧縮処理
したデータを随時ハードディスクドライブ206に記録
する。入力されたデータ(コンテンツ)が映像データで
ある場合には映像圧縮プログラム、音楽データの場合に
は音音声圧縮プログラム、静止画データの場合には静止
画圧縮プログラム、HTMLデータの場合にはHTML
記録プログラムが読み出され、各々のプログラムに従っ
て処理が行われる。記録開始時には、システム上でデー
タを保存するファイル名を定義する。このときのファイ
ル名の命名規則等については、図8を用いて後述する。
【0082】記録開始後には、利用者が表示部207に
表示された記録終了ボタンをマウス208を用いてクリ
ックするか、またはハードディスクドライブ206の残
り容量が0になるまで、記録処理が継続される。ステッ
プS703において、これらいずれかの条件が満たされ
ると、ステップS704において記録処理が終了され
る。
【0083】記録終了後には、ステップS705におい
て各記録データが保存されている保存パスの名称と保存
ファイル名とをマルチメディアデータベース(MMD
B)のインデックスファイルに登録し、記録プログラム
を終了する。このマルチメディアデータベースの内容に
ついては、図8を用いて後述する。
【0084】なお、上記図7のステップS701および
ステップS703において説明した「記録開始ボタン」
および「記録終了ボタン」は、上記記録プログラムによ
るGUI(Graphical User Inter
face)として表示されるものであり、図2のマウス
208およびキーボード209等により操作される。パ
ーソナルコンピュータを用いて映像、音楽、HTML等
のデジタルデータを記録する技術については、既知の技
術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0085】図8に、上記マルチメディアデータベース
(MMDB)におけるインデックスファイルの構成を示
す。このインデックスファイルは、図2のハードディス
クドライブ206において、ファイルシステム上の所定
の位置(本実施形態では/home/user1/da
tabase.idx)に格納されている。このインデ
ックスファイルは、図7を用いて説明したように、コン
テンツ記録時に随時更新される。
【0086】図8に示すように、各マルチメディアデー
タ毎に、「itemID」が割り振られている。この
「itemID」は、各マルチメディアデータに一つず
つ割り振られたID番号であり、整数である。このマル
チメディアデータベースのインデックスファイルに新た
にマルチメディアデータを追加する場合には、既存の
「itemID」と重複しないように、新たな番号を
「itemID」として割り振る。図8の例では、「i
temID」の「0012」、「0024」、「005
5」および「0263」が各マルチメディアデータに割
り振られている。
【0087】「pathname(itemID)」
は、各マルチメディアデータ(itemID)毎の保存
ディレクトリ名である。この「pathname(it
emID)」には、利用者が各ファイルを保存したフォ
ルダが記憶されている。図8の例では、ファイルシステ
ム上の「/home/user1」に各マルチメディア
データがファイル(マルチメディアファイル)として保
存されている。
【0088】「filename(itemID)」
は、各マルチメディアファイルのファイル名である。こ
の「filename(itemID)」は、「ite
mID」の文字列にファイル(データ)の種類を示す文
字を組み合わせた形で命名される。ここで、「M」は映
像、「A」は音楽、「J」は静止画、「H」はHTML
ファイル・アーカイブを表す。HTML等において、例
えばHTMLファイルとそれに引用される画像ファイル
等、1つのコンテンツに複数のファイルを保存する場合
には、一つの「itemID」に対して複数の「fil
ename(itemID)」が設定される。図8の例
では、「itemID」が「0263」のマルチメディ
アデータは、HTMLファイルを示す「H0263」
と、そのHTMLファイルに引用される静止画ファイル
を示す「J0263−1」とに保存されている。
【0089】「mediatype(itemID)」
は、ファイル形式およびデータの圧縮形式を表すテキス
トデータである。図8の例では、映像データの圧縮形式
として「MPEG4」および「MPEG2」、静止画デ
ータの圧縮形式として「MP3」、音楽データの圧縮形
式として「JPEG」が示され、ファイル形式として
「HTML」が示されている。
【0090】「resolution(itemI
D)」は、マルチメディアデータの解像度を示す。映像
データおよび静止画データの場合には横ピクセル×縦ピ
クセルの形式で格納され、音楽データおよびHTMLデ
ータの場合には無効値としてハイフン「−」が格納され
る。
【0091】「bitrate(itemID)」は、
ビットレートを示す。映像データおよび音楽データの場
合にはkbpsまたはMbpsの形式で格納され、静止
画データおよびHTMLデータの場合には無効値として
ハイフン「−」が格納される。
【0092】デジタルデータのフォーマット変換処理時
には、制御部204が、図8に示すマルチメディアデー
タベースのインデックスファイルから、保存されたマル
チメディアデータの記録フォーマットおよび保存ディレ
クトリ等を読み出して参照する。さらに、制御部204
は、図3に示す端末管理テーブルから、利用者が所望す
る端末機器が再生可能なデジタルデータのフォーマット
およびファイル(データ)種類等を読み出して参照す
る。制御部204は、2つの参照情報を照らし合わせる
ことにより、フォーマット変換が必要であるか否か、お
よびデータ送信が可能であるか否かを判断してコンテン
ツ変換処理およびコンテンツ送信処理を制御する。これ
により、図1における変換制御手段13によるコンテン
ツ変換手段17およびコンテンツ送信手段18の制御を
行うことができる。
【0093】図9は、上記デジタルデータ(コンテン
ツ)のフォーマットを変換する処理(コンテンツ変換処
理)を説明するためのフロー図である。
【0094】まず、ステップS901において、利用者
が表示部207に表示された書き出しボタン601をマ
ウス208を操作してクリックすると、コンテンツ変換
処理を開始する。
【0095】コンテンツ変換処理が開始されると、ステ
ップS902において、制御部204は、利用者が端末
機器に送信するように選択したファイルデータについ
て、図8のfilenameに基づいてファイルの種類
(mediatype)を判定する。
【0096】利用者に選択されたファイルデータが動画
データ(Movie)である場合には、ステップS90
3において、利用者に選択された端末機器によって動画
データを再生可能であるか否かを、図8の端末管理テー
ブルの情報を参照して判定する。動画データの再生が不
可能であると判定された場合には、変換処理が終了され
る。一方、利用者に選択された端末機器によって動画デ
ータを再生可能であると判定された場合には、ステップ
S907においてデータフォーマットを変換する必要が
あるか否かを判断する。動画データのフォーマット(ビ
ットレートを含む)を変換する必要があると判断された
場合には、ステップS911において、図2における制
御部204がハードディスクドライブ206に格納され
た動画変換プログラムを読み出し、データ変換処理を行
う。一方、利用者が端末機器に送信するように選択した
動画ファイルと、端末管理テーブルに格納された端末機
器が再生可能な動画フォーマットとが同一である場合に
は、上記ステップS911における動画データのトラン
スコード処理はスキップされる。
【0097】上記ステップS903、ステップS907
およびステップS911の処理は、動画データについ
て、デジタルデータ(動画データ)再生が可能である
か否か、およびフォーマット(ビットレートを含む)
変換が必要であるか否かを判定し、変換が必要であれば
動画データのトランスコード処理を行うという処理フ
ローになっている。音楽データ、静止画データおよびH
TMLデータについても、同様の処理フローにて処理を
行うことができる。音楽データの場合には、ステップS
904においてデジタルデータ(音楽データ)再生の
可否を判定し、ステップS908においてフォーマッ
ト(ビットレートを含む)変換の必要または不要を判定
する。そして、変換が必要であればステップS912に
おいて音楽データのトランスコード処理を行う。ま
た、静止画データの場合には、ステップS905におい
てデジタルデータ(静止画データ)再生の可否を判定
し、ステップS909においてフォーマット(図3を
用いて説明した拡大抑制オプションも含む)変換の必要
または不要を判定する。そして、変換が必要であればス
テップS913において静止画データのトランスコー
ド処理を行う。さらに、HTMLデータの場合には、ス
テップS906においてデジタルデータ(静止画デー
タ)再生の可否を判定し、ステップS910において
フォーマット変換の必要または不要を判定する。そし
て、変換が必要であればステップS914においてH
TMLデータのトランスコード処理を行う。
【0098】トランスコード処理を行うことによってデ
ータが利用者に選択された端末機器にて再生可能なフォ
ーマットに変換された場合、またはデータが入力された
フォーマットのままで利用者に選択された端末機器にて
再生可能なフォーマットである場合には、ステップS9
15において、利用者に選択された端末機器が利用する
ドライブ、または端末機器に内蔵されている記憶装置の
空き容量が、当該データを送信するために充分であるか
否かを判定する。そして、空き容量が充分であれば、ス
テップS916においてコンテンツ送信手段17からデ
ジタルデータ(コンテンツ)を端末機器に送信し、不十
分であればデジタルデータの送信処理を中止する。な
お、HTMLデータの変換を行う際には、HTMLファ
イルに引用される画像ファイル等が再生可能であるか否
かを図3の端末管理テーブルに基づいて判断し、再生で
きないファイルデータの場合には端末機器に送信しない
ようにする。さらに、必要に応じて、引用されるファイ
ルデータのフォーマット変換を行う。
【0099】上記実施形態では、コンピュータによりソ
フトウェアを用いて本発明を実現する構成例について説
明したが、各構成部分を専用回路として構成すれば、専
用のコンテンツ変換送信装置として用いることができ
る。また、本発明のソフトウェア(プログラム)は、C
D−ROM等の記憶媒体に格納させることにより、容易
に流通させることができる。さらに、本発明のソフトウ
ェアをインターネット上のWWWサーバ等にインストー
ルさせることにより、そのWWWサーバに対して利用者
が記録した各コンテンツを、利用者がローカルコンピュ
ータに接続された端末機器により再生可能なフォーマッ
トに変換して受信することもできる。
【0100】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
利用者が複数種類のデジタルデータを取り扱う情報処理
装置において、複数種類の端末機器にて再生可能なデジ
タルデータの種類および再生可能なフォーマットに関す
るパラメータを端末機器の機種毎に記憶するテーブルを
設けて、複数種類の端末機器に対してデジタルデータを
各端末機器が再生可能なフォーマットに変換して送信す
る際に、上記テーブルを参照することにより、利用者が
その都度パラメータを入力する必要がなくなる。従っ
て、利用者は、フォーマット変換処理における煩雑さを
軽減させることができる。さらに、複数種類の端末機器
に対してデジタルデータを各端末機器が再生可能なフォ
ーマットに変換して送信する際に、上記テーブルを参照
することにより、各端末機器にて再生できない種類のデ
ータが送信されることを防ぐことができる。従って、各
端末機器における記憶装置の容量を節減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるコンテンツ変換送信
装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態であるコンテンツ変換送信
装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図3】実施形態のコンテンツ変換送信装置における端
末管理テーブルの構成例を説明するための図である。
【図4】実施形態のコンテンツ変換送信装置における端
末定義処理を説明するためのフロー図である。
【図5】実施形態のコンテンツ変換送信装置における端
末定義画面の構成例を説明するための図である。
【図6】実施形態のコンテンツ変換送信装置における端
末選択画面の構成例を説明するための図である。
【図7】実施形態のコンテンツ変換送信装置におけるデ
ジタルデータ記録処理を説明するためのフロー図であ
る。
【図8】実施形態のコンテンツ変換送信装置におけるM
MDBのインデックスファイルの構成例を説明するため
の図である。
【図9】実施形態のコンテンツ変換送信装置におけるコ
ンテンツ変換処理を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
11 多種コンテンツ入力手段 12 コンテンツ記録手段 13 変換制御手段 14 端末選択手段 15 フォーマット入力手段 16 フォーマット記憶手段 17 コンテンツ変換手段 18 コンテンツ送信制御手段 19 コンテンツ出力手段 20 端末パラメータ読み込み手段 201 チューナ 202 モデム 203 CD−ROMドライブ 204 制御部 205 内部メモリ 206 ハードディスクドライブ 207 表示部 208 マウス 209 キーボード 210 USBポート 211 PCMCIAカードスロット 501 定義端末選択アイコン 502 端末の追加ボタン 503 端末情報 504 ドライブの設定表示 505 映像の再生設定表示 506 音楽の再生設定表示 507 静止画の再生設定表示 508 HTMLの再生設定表示 509 キャンセルボタン 510 端末自動設定ボタン 511 OKボタン 512 ヘルプボタン 601 書き出しボタン 602 ディレクトリ表示領域 603 端末表示領域 604 ファイル群表示領域 605 端末定義ボタン 606 ファイル表示領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルデータが入力されるコンテンツ
    入力手段と、 デジタルデータを複数種類の端末機器に送信することが
    できるコンテンツ出力手段と、 該コンテンツ出力手段からデジタルデータを送信する端
    末機器の機種が選択される端末選択手段と、 端末機器にて再生可能なデジタルデータの種類および端
    末機器にて再生可能なフォーマットに関するパラメータ
    が、各端末機器の機種毎に入力されるフォーマット入力
    手段と、 該フォーマット入力手段から入力されたパラメータが記
    憶されるフォーマット記憶手段と、 該コンテンツ入力手段から入力されたデジタルデータ
    を、該フォーマット記憶手段に記憶されたパラメータに
    基づいて、選択された端末機器の機種にて再生可能なフ
    ォーマットに変換するコンテンツ変換手段とを備えてい
    るコンテンツ変換送信装置。
  2. 【請求項2】 前記コンテンツ入力手段から入力された
    デジタルデータが記録されるコンテンツ記録手段をさら
    に備えている請求項1に記載のコンテンツ変換送信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記コンテンツ入力手段は、複数種類の
    デジタルデータが入力される多種コンテンツ入力手段で
    あり、 選択された端末機器の機種に関するパラメータを前記フ
    ォーマット記憶手段から読み取って、該端末機器の機種
    にて再生できない種類のデジタルデータが入力された場
    合には、該デジタルデータを端末機器に送信しないよう
    に前記コンテンツ出力手段を制御するコンテンツ送信制
    御手段をさらに備えている請求項1または請求項2に記
    載のコンテンツ変換送信装置。
  4. 【請求項4】 選択された端末機器の機種に関するパラ
    メータを前記フォーマット記憶手段から読み取って、前
    記コンテンツ入力手段から入力されたデジタルデータの
    フォーマットを変換する必要があるか否かを該パラメー
    タに基づいて判定し、判定結果に従って前記コンテンツ
    変換手段によるフォーマット変換処理を制御する変換制
    御手段を備えている請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載のコンテンツ変換送信装置。
  5. 【請求項5】 端末機器にて再生可能なデジタルデータ
    の種類および端末機器にて再生可能なフォーマットに関
    するパラメータを、各端末機器の機種毎に雛形ファイル
    として読み込む端末パラメータ読み込み手段をさらに備
    えている請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコン
    テンツ変換送信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のコンテンツ変換送信装置における各手段の機能を実現
    するための処理手順が記述されたプログラム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のプログラムを格納した
    記憶媒体。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のコンテンツ変換送信装置または請求項6に記載のプロ
    グラムを用いてデジタルデータの変換およびデジタルデ
    ータの送信を行うコンテンツ変換送信サービス。
JP2001218643A 2001-07-18 2001-07-18 コンテンツ変換送信装置とその機能を実現するプログラムおよびそのプログラムを格納した記憶媒体並びにそれらを用いたコンテンツ変換送信サービス Withdrawn JP2003030099A (ja)

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