JP2003198991A - テレビジョン受信機 - Google Patents

テレビジョン受信機

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JP2003198991A
JP2003198991A JP2001393426A JP2001393426A JP2003198991A JP 2003198991 A JP2003198991 A JP 2003198991A JP 2001393426 A JP2001393426 A JP 2001393426A JP 2001393426 A JP2001393426 A JP 2001393426A JP 2003198991 A JP2003198991 A JP 2003198991A
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JP
Japan
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signal
liquid crystal
television receiver
scanning lines
display
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Application number
JP2001393426A
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English (en)
Inventor
Akihiko Tachibana
昭彦 立花
Shinichi Shibata
進一 柴田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査線数1125iに対して、有効走査線1
080iまたは1035iの2種類の信号を受信した際
に1035i受信時には、上下非対称な映像となってし
まうテレビジョン受信機がある。 【解決手段】 複合同期信号の垂直同期信号から数水平
期間における映像レベルを検出し、かつその検出結果に
応じて液晶パネルに対するイネーブルパルスを変化させ
液晶パネルに伝達する手段を構成する。これにより、B
Sディジタル放送受信時において1125iを受信した
際に、常に表示画面の上下を対称ににすることができ、
高品位を保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2値信号で表示され
るバイナリ−画面を表示するディジタル駆動の表示画面
を備えるテレビジョン受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビジョン放送などによるビ
デオ信号を表示させる映像表示装置は、より高解像度化
へむけて開発が進められてきている。従来のNTSC信
号においては、奇数フィールドと偶数フィールドとを交
互に表示するインターレス方式が一般的である。それに
対しアナログハイビジョン放送では、垂直解像度112
5本/60Hzのシステムが採用されている。水平周波
数でいうと、それぞれNTSC方式が15.75kH
z、ハイビジョン方式では、33.75kHzとされ
る。最近では、ひとつの表示デバイス(CRT、あるい
は液晶)に表示させるために、NTSCの水平周波数を
2倍にして、31.5kHzとする方式がとられてい
る。また、NTSCの15.75kHzの水平周波数を
ハイビジョン方式の33.75kHzに変換する手法も
なされている(特開平11−168639号公報)。
【0003】2000年12月のBSディジタルの本放送
を期に、2003年には地上波においてもディジタル化
されることにより、TV分野でもディジタル化が本格的
になっている。一般に、現行のBSディジタル放送で
は、走査線数1125i形式(1125本の走査線数
で、インタレース(i)形式、以下1125iと記す)
に対し有効走査線数は、1080i本が標準信号に定義
されている(高精度ATSC(高度テレビジョン標準委
員会))。一方、これまで放送され2007年に打ち切
りが予定されているアナログハイビジョン方式では、走
査線数1125iに対し、有効走査線数1035iが標
準となっている。現状では、アナログハイビジョン放送
が廃止される2007年までは移行期間とされ、BSデ
ィジタル放送も走査線数1125iに対して当面は有効
走査線数が1035iと1080iが混在した放送がな
される。
【0004】ここで一般の液晶テレビジョン受信機の信
号系手段図を図5に示す。アンテナからBSディジタル
チューナ1へ入った映像信号は走査線変換手段2によっ
て1080iの形式から480iの形式へ走査線が変換
される。これは、現状のワイド用液晶パネルとして、
「854×480」のWVGA液晶パネルしかないため
に走査数が変換される。走査数変換された480i形式
の信号は、液晶パネルを駆動するためにi−p変換手段
3にてインターレス形式からプログレッシブ(順次走
査)形式に変換(i→p変換)される。
【0005】i−p変換された映像信号は、matri
x変換手段4において、Y色差信号→R/G/B信号に
変換される。その後、画素変換手段5にて画素へ変換さ
れ、液晶パネル6へ伝達される。その際、表示領域を示
すイネーブル信号をパネル側へ伝達し、液晶パネル側6
はその信号に基づいてパネルへの表示を行う。
【0006】上記したように従来の液晶テレビジョン受
信機では、走査線数1125iに対して、有効走査線数
1080iを標準として映像信号の処理を行っている。
その際、1080iではパネル表示画面に対して、フル
画面に表示することができる(図6(b))。一方、1
035iの有効走査線数の映像信号が入力された場合
は、そのものを映した際には45ラインの有効走査線数
に差があるため(480iへの走査線変換後は22ライ
ン)、表示画面のセンター位置が下方にずれてしまい、
上下のバランスが取れなくなってしまう(図6(c))。
【0007】上述した従来例(特開平11−16863
9号公報)に記載のものでは、単に水平周波数変換を行
っているため、同一走査線数に対する有効走査線の相違
に関しては、解決することができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のよう
に、液晶テレビジョン受信機において現行のBSディジ
タル放送を表示するには、番組によっては画面上下方向
のバランスが崩れてしまう問題が生じている。本発明
は、上記したような液晶テレビジョン受信機における現
行BSディジタル放送に対する画面品位の問題を解決す
るものであり、同一走査線数(1125i)にて異なる
有効走査線数(1080i/1035i)の放送がなさ
れた際にも、上下方向のバランスを崩すことなく表示す
る手段を提供する。
【0009】
【課題を解決するため手段】上記課題を解決するため本
発明の液晶テレビジョン受信機は、複合同期信号の垂直
同期信号から数水平同期期間における映像レベルを検出
し、かつその検出結果に応じて液晶パネルに対するイネ
ーブルパルスを変化できる回路にて構成され、入力信号
が1080i/1035iのいずれにおいても、液晶パ
ネルに対して常時上下対称に表示するような制御を与え
る手段を提供するものである。これらの構成により、B
Sディジタル放送時に1080iあるいは1035iの
いずれが放送されても、画面の上下が非対称になること
なく、高品位な映像を与えることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、BSディジタル方式と
して1080iおよび1035iの放送を受信する液晶
テレビジョン受信機において、有効走査線数の異なる放
送においても、画面上均等に表示させることを特徴とす
る、液晶テレビジョン受信機であり、画面上にて上下の
バランスを最適化し表示することにより高品位を実現す
ることができる。
【0011】また本発明は、前記液晶テレビジョン受信
機は、複合同期信号の有効走査線を検出する手段と、そ
の結果に基づき液晶パネルに対する信号を制御する手段
を備え、走査線数1125iにおいて異なる有効走査線
数(1080i/1035i)を持つBSディジタル放
送を受信する際に、画面上において上下のバランスを崩
すことなく高品位に表示することを特徴とする、請求項
1に記載の液晶テレビジョン受信機であり、液晶テレビ
ジョン受信機においてBSディジタル放送を高品位で出
画できる。
【0012】以下に、本発明の具体的な実施の形態につ
いて、図1、図2、図3、図4を用いて説明する。
【0013】(実施の形態1)図1は、本発明の実施例
を示す図である。図1に示すようにこの本実施の形態例
の液晶テレビジョン受信機は、BSディジタルチューナ
1と、走査数変換手段2と、i−p変換手段3と、ma
trix変換手段4と、画素変換手段5と、液晶パネル
手段6および有効走査線数検出回路7にて構成される。
【0014】BSディジタルチューナ1から映像信号が
出力されるが、その際1125iの走査線においては、
図2、図3に示すように、それぞれ有効走査線数が10
80iと1035iの2通りの信号が出力されることが
ある。これらの信号の相違点とは、フィールド開始点か
ら映像が重畳されるまでの期間があり、それぞれ108
0iでは20H(H:水平期間)、1035iでは40
Hの期間が設けられている。すなわち、21Hから41
H間に映像信号が存在すれば、1080iの信号であ
り、映像信号が存在しなければ1035iの信号である
といえる。これらの処理を、図1に表示されている有効
走査線数検出回路7によって行う。検出方法は、上述し
た21Hから41Hまでの映像信号レベルを検出し黒レ
ベルかどうかの検出を行う。誤動作防止のため、何フレ
ームか同じ状況(黒レベル)であった際に1035iを
認識するようにする。これらの検出手段により識別され
た検出結果(1080i/1035i)を画素変換(イ
ネーブルパルス生成)手段5へ伝達する。
【0015】画素変換(イネーブルパルス生成)手段5
では、有効走査線数検出回路7からの伝達信号により、
1080i信号では、従来通り信号に対して1:1のイ
ネーブル信号を生成しパネルへ伝達する(図4)。一
方、1035iを認識した際には、1035iの信号幅
に対してイネーブルパルスが対称に発信されるように波
形生成し、液晶パネル6へ伝達する(図4)。その結
果、液晶パネル画面上には1080iでは、フル画面表
示し、1035iでは上下に黒帯をほぼ対称に表示さ
せ、表示領域上において上下対称な位置に映像画面を表
示することができる。
【0016】以上のように、入力信号(1080i/1
035i)に応じて、イネーブルパルスを生成し、液晶
パネルへ信号と共に伝達することにより、1125iの
走査線信号に対して常に上下対称な信号を表示すること
が可能となる。
【0017】本発明では本実施の形態例で示したような
液晶パネルを備えるテレビジョン受信機に限らず、プラ
ズマディスプレイやLED、有機EL等を活用したディ
スプレイにおいても同様な効果を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明のテレビジョン受
信機によれば、複合同期信号の垂直同期信号から数水平
同期期間における映像レベルを検出し、かつその検出結
果に応じて液晶パネルに対するイネーブルパルスを変化
させ液晶パネルに伝達させれば、BSディジタル放送受
信時において1125iを受信した際に、常に表示画面
の上下を対称ににすることができ、高品位を保つことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における液晶テレビジョ
ン受信機の実施例を示す図
【図2】同テレビジョン受信機における1080i複合
同期信号波形を示す図
【図3】同テレビジョン受信機における1035i複合
信号同期波形を示す図
【図4】同テレビジョン受信機の信号を示す図
【図5】従来の液晶テレビジョン受信機の信号を示す図
【図6】従来の液晶テレビジョン受信機の表示例を示す
【符号の説明】
1 BSディジタルチューナ 2 走査線変換(1080i→480i)手段 3 i→p変換(480i→480p)手段 4 matrix変換(Y/Pb/Pr→R/G/B)
手段 5 画素変換(イネーブルパルス生成)手段 6 液晶パネル手段 7 有効走査線検出回路手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1080i形式および1035i形式の
    BSディジタル方式の放送を受信するテレビジョン受信
    機において、有効走査線数がそれぞれ異なる前記108
    0i形式および前記1035i形式のそれぞれの画像を
    画面上均等に表示させることを特徴とするテレビジョン
    受信機。
  2. 【請求項2】 複合同期信号の有効走査線を検出する手
    段と、その検出した結果に基づきパネルに対する信号を
    制御する手段とを備え、走査線数が1125iにおいて
    異なる有効走査線数(1080iまたは1035i)の
    BSディジタル方式の信号を受信する場合に画面上にお
    いて上下のバランスを均等に表示することを特徴とする
    請求項1記載のテレビジョン受信機。
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