JP2003198918A - 画像記録再生装置および方法 - Google Patents

画像記録再生装置および方法

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JP2003198918A
JP2003198918A JP2001392665A JP2001392665A JP2003198918A JP 2003198918 A JP2003198918 A JP 2003198918A JP 2001392665 A JP2001392665 A JP 2001392665A JP 2001392665 A JP2001392665 A JP 2001392665A JP 2003198918 A JP2003198918 A JP 2003198918A
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prohibited
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image recording
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JP2001392665A
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English (en)
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Mitsuharu Fujimiya
光治 藤宮
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ撮影時にその場所が撮影禁止の場所か
否かを未然に判断できるようにしてこれに応じた撮影が
できるようにする。 【解決手段】 撮影しようとしいる位置を測位するGP
S(GPS受信機11、GPS測位回路13)と、撮影
禁止とされている場所や建物の位置に対応する位置情報
が予め記録された撮影禁止領域テーブル16とを設け
る。撮影時には、GPSにより現在地を取得する。現在
地から、撮影禁止領域テーブル16を参照して、撮影し
ようとしている場所が撮影禁止とされた場所であるか否
かを判断する。撮影禁止の場所なら撮影を禁止する。或
いは、撮影禁止の場所なら、消去考慮フラグを立て、こ
の消去考慮フラグにより、一括消去できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオカメラや
スチルカメラ等の画像記録再生装置及び方法に関するも
ので、特に、ビデオカメラやスチルカメラを旅行で持ち
歩く際に、撮影禁止の場所での撮影を未然に防止するよ
うにしたものに係わる。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラやスチルカメラを所有して
いる人が増え、入学式、運動会等で、ビデオカメラやス
チルカメラによる撮影が盛んに行われている。また、海
外旅行にビデオカメラやスチルカメラを携帯し、外国で
の旅の様子を撮影する人が増加している。海外旅行での
撮影は、大切な旅の思い出となり、海外旅行の楽しさを
倍増させてくれる。
【0003】ところが、旅行先で撮影を行う場合、全て
の場所が撮影を許可されているわけではない。例えば、
本場のミュージカルを鑑賞しに、海外旅行に行く人が多
い。また、海外には、多数の名画が展示されている美術
館が多くある。しかしながら、このような劇場や美術館
等は、大抵、撮影禁止になっている。したがって、この
ような場所での撮影は慎まなければいけない。
【0004】また、海外では、軍事施設等も撮影禁止と
なっていることがある。このような場所には、大抵、撮
影禁止の警告を示す掲示板があるが、言語の異なる海外
では、このような警告を見落としがちである。また、そ
のような撮影禁止の建物を撮影しようとしたのではなく
ても、撮影禁止の建物が背景として偶然に写ってしまう
ようなことがある。
【0005】このような悪意のない撮影であっても、現
地当局者に見つかると、機器を取り上げられ、撮影内容
がチェックされ、記録内容が全て消去されてしまうこと
になる。この場合、そのテープやフィルムの内容が全て
消去されてしまい、撮影禁止場所で撮影した場面ばかり
でなく、その前後の記録まで消去されてしまい、大切な
旅の記録が失われてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、劇場や美
術館、或いは軍事施設など、旅行先には、撮影禁止の場
所は多くある。しかしながら、撮影禁止であるかどうか
は必ずしも明確ではなく、このような場所であっても、
個人的な撮影に限り、撮影が許可されているような場所
もある。このため、撮影禁止の場所でうっかり撮影して
しまったり、また、反対に、撮影が許可されているにも
かかわらず、撮影を躊躇してしまうようなことがよくあ
【0007】また、撮影禁止の場所で撮影している様子
が現地当局者に見つけられ、現地当局者により、そのテ
ープやフィルムの内容が全て消去されてしまい、撮影禁
止場所で撮影した場面ばかりでなく、その前後の記録ま
で消去されてしまうことがある。
【0008】したがって、この発明の目的は、撮影時
に、その場所が撮影禁止の場所か否かを未然に判断でき
るようにした記録装置及び方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、画像を撮影
するカメラ手段と、カメラ手段で撮影した画像情報を記
録する画像記録手段と、カメラ手段で撮影しようとして
いる場所の位置情報を取得する位置情報取得手段と、撮
影禁止とされた場所の位置情報が予め記録された撮影禁
止領域記憶手段と、位置情報取得手段により撮影しよう
としている場所の位置情報を取得し、撮影禁止領域記憶
手段を参照して、カメラ手段で撮影しようとしている場
所が撮影禁止とされた場所であるか否かを判断する判断
手段とを備えてなる画像記録再生装置である。
【0010】この発明は、撮影禁止とされた場所の位置
情報を予め記録しておき、カメラ手段で撮影している場
所の位置情報を取得し、撮影禁止とされた場所の位置情
報を参照して、カメラ手段で撮影しようとしている場所
が撮影禁止とされた場所であるか否かを判断するように
した画像記録再生方法である。
【0011】撮影しようとしいる位置を測位するGPS
と、撮影禁止とされている場所や建物の位置に対応する
位置情報が予め記録された撮影禁止領域テーブルとが設
けられる。撮影時には、GPSにより現在地を取得し、
撮影禁止領域テーブルを参照して、撮影しようとしてい
る場所が撮影禁止とされた場所であるか否かを判断して
いる。これにより、撮影禁止とされた場所での撮影され
ることが防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用
されたディジタルスチルカメラの一例である。
【0013】図1において、符号1はCCD(Charge Co
upled Device)撮像素子1である。CCD撮像素子1の
前面には、レンズ2が配設される。外部からの被写体像
光は、レンズ2により集光され、CCD撮像素子1の受
光面に結像される。このレンズ2により結像された被写
体像光がCCD撮像素子1で光電変換される。
【0014】CCD撮像素子1からは、被写体像光に応
じた撮像信号が出力される。このCCD撮像素子1から
の撮像信号が画像処理回路3に供給される。画像処理回
路3で、CCD撮像素子1からの撮像信号に基づいて、
例えば、輝度信号Yと色差信号U、Vからなる画像デー
タが形成される。画像処理回路3の出力が画像バッファ
4に供給される。画像バッファ4は、少なくとも、1画
面分の画像データを取り込める容量を有している。な
お、ここでは、撮像素子としてCCD撮像素子を用いて
いるが、CMOS(Complementary MOS)撮像素子を用い
るようにしても良い。
【0015】画像バッファ4の出力は、圧縮伸張回路8
に供給される。圧縮伸張回路8は、1画面分の画像デー
タを、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts
Group)方式で圧縮/伸張するものである。JPEG方式
は、DCT(Discrete Cosine Transform )変換と可変
長符号により、静止画データを圧縮符号化するものであ
る。なお、ここでは、画像データの圧縮/伸張にJPE
G方式を使っているが、他の圧縮方式を用いるようにし
ても良い。
【0016】圧縮伸張回路8の出力は、メモリインター
フェース9を介して、メモリカード10に供給される。
メモリカード10は、フラッシュメモリを用いてデータ
を読み出し/書き込みできる着脱自在のカード状のメモ
リである。圧縮伸張回路8から出力されるJPEG方式
で圧縮された画像データは、JPEGの画像ファイルと
して、メモリカード10に記録される。なお、メモリカ
ード10としては、例えば、メモリスティックと呼ばれ
るものが用いられる。勿論、他のメモリカードを用いて
も良い。また、メモリカードの代わりに、内蔵メモリ、
磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等を用いる
ようにしても良い。
【0017】CPU(Central Processing Unit)5は、
装置全体の制御を行っている。このCPU5に対して、
入力キー6が設けられる。この入力キー6には、シャッ
ターキーや、消去キー、再生キー等が含まれる。なお、
入力キー6の代わりに、赤外線リモートコマンダを用い
るようにしても良い。
【0018】記録時には、入力キー6中のシャッターキ
ーが押される。入力キー6中のシャッターキーが押され
ると、そのときのCCD撮像素子1の出力に基づく1画
面分の画像データが画像バッファ4に取り込まれ、この
画像データが圧縮伸張回路8で圧縮され、メモリカード
10に記録される。
【0019】また、CCD撮像素子1の出力は、画像処
理回路3、画像バッファ4を介して、表示部7に供給さ
れる。表示部7は、例えば、LCD(Liquid Crystal Di
splay)である。表示部7はファインダとして機能し、ユ
ーザは、表示部7に表示を見ながら、撮影を行うことが
できる。また、CPU5の出力が表示部7に供給され、
各種の設定状態や警告等がOSD(On Screen Display)
により、表示部7に重畳表示される。
【0020】メモリカード10に記録されている画像デ
ータを再生する場合には、入力キー6中の再生キーが押
される。再生キーが押されると、メモリカード10に記
録された画像データが読み出され、この画像データがメ
モリインターフェース9を介して圧縮伸張回路8に供給
される。圧縮伸張回路8で、JPEG方式で圧縮されて
いた画像データが伸張される。この画像データは、画像
バッファ4を介して、表示部7に供給される。表示部7
に、メモリカード10から読み出された画像データに基
づく画像が表示される。
【0021】また、このディジタルスチルカメラには、
GPS(Global Positioning System)が搭載される。G
PS受信機11には、GPSアンテナ12の受信出力が
供給される。GPSは、複数の衛星を使って現在地を測
位するものである。GPS衛星からは、衛星毎に決めら
れた拡散コードで拡散されたデータが送られてくる。こ
の拡散コードにより、各衛星を見分けることができる。
また、GPS衛星からは、軌道情報や、搭載している原
子時計の時間とその補正情報が送られる。
【0022】GPS衛星からの信号がGPSアンテナ1
2で受信され、この受信出力がGPS受信機11に供給
される。GPS受信機11で、GPS衛星からの受信信
号が復調される。GPS受信機11の出力がGPS測位
回路13に供給される。GPS測位回路13により、各
GPS衛星からの伝搬遅延時間の時間差に基づいて、現
在地が求められる。GPS測位回路13からは、現在地
の情報が例えば緯度、経度の情報として出力される。こ
のGPS測位回路13の出力がCPU5に供給される。
【0023】更に、このディジタルスチルカメラには、
方位計測装置15が設けられる。方位計測装置15は、
例えば、ジャイロ等により構成されている。この方位計
測装置15により、カメラを向けている方向が計測され
る。
【0024】また、このディジタルスチルカメラには、
撮影禁止領域テーブル16が設けられる。撮影禁止領域
テーブル16は、予め撮影禁止とされている場所に対応
する位置情報がテーブルとして記録されたメモリであ
る。この撮影禁止領域テーブル16としては、例えば、
ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electricall
y Erasable and Programmable Read Only Memory )、フ
ラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを用いることがで
きる。なお、この撮影禁止領域テーブル16のデータ
を、例えば、パーソナルコンピュータを使って更新でき
るようにしても良い。また、この撮影禁止領域テーブル
16のデータをネットでダウンロードできるようにして
も良い。
【0025】消去考慮フラグ記録メモリ17は、例え
ば、撮影禁止領域の場所で撮影されたような場合に、そ
の画像を後に消去できるようにするためのものである。
例えば、撮影禁止領域の場所が撮影されると、この消去
考慮フラグ記録メモリ17に、消去考慮フラグがオンさ
れる。
【0026】このように、この発明が適用されたディジ
タルスチルカメラには、現在地を測位するGPS(GP
S受信機11、GPSアンテナ12、GPS測位回路1
3)と、撮影禁止とされている場所に対応する位置情報
が予め記録された撮影禁止領域テーブル16とが設けら
れる。これにより、撮影禁止領域では、撮影が禁止され
るように制御することができる。
【0027】. 撮影禁止領域テーブル16について更
に説明する。上述のように、撮影禁止領域テーブル16
は、例えば、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ
等の不揮発性のメモリを用いて構成されており、撮影禁
止領域の位置が予め記録されている。この撮影禁止領域
テーブル16には、図2Aに示すように、m箇所の撮影
禁止領域が登録される。各撮影禁止領域は、図2Bに示
すように、インデックス番号と、撮影禁止領域名と、撮
影禁止領域所在位置と、禁止方法の各項目からなってい
る。
【0028】インデックス番号は通し番号である。例え
ば、撮影禁止領域がm箇所ある場合には、mまでの通し
番号がインデックス番号として順に振られる。撮影禁止
領域名は、撮影禁止領域の名前である。美術館の名前、
劇場の名前など、撮影禁止の場所を示す具体的な名前が
撮影禁止領域名として記録される。撮影禁止領域所在地
は、撮影禁止領域が存在する、緯度や経度、標高等の位
置情報である。禁止方法は、建物内部が撮影禁止か建物
の外部が撮影禁止かを示している。
【0029】このように、この例では、撮影禁止領域テ
ーブル16の各領域は、インデックス番号と、撮影禁止
領域名と、撮影禁止領域所在位置と、禁止方法とからな
り、禁止方法には、撮影禁止領域が建物の内部か建物の
外部かの情報が記録されている。
【0030】すなわち、撮影禁止領域には、建物の内部
が撮影禁止となっている所と、建物の外部が撮影禁止と
なっている所とがある。建物内部が撮影禁止となってい
る例としては、劇場、美術館などがある。これに対し
て、建物外部が撮影禁止となっている例としては、軍事
施設などがある。
【0031】建物の内部が撮影禁止になっている場合に
は、撮影禁止の領域は、その建物の内部に特定できる。
したがって、その建物の内部に対応する位置が撮影禁止
領域として設定される。
【0032】つまり、図3は、建物の内部が撮影禁止領
域となっている場合の撮影禁止領域である。図3に示す
ように、その建物21の内部が撮影禁止である場合に
は、建物21の内部に対応する領域AR1が撮影禁止領
域に設定される。なお、実際の建物の大きさは数10m
であり、また、GPSの精度も、DGPS(Differentia
l GPS)を使ったとしても、数10m程度はある。したが
って、実質的には、その建物21の位置を撮影禁止領域
として設定すれば、その建物21の内部全体に対応する
領域AR1が撮影禁止領域となる。
【0033】これに対して、図4及び図5は、建物の外
部が撮影禁止となっている場合の撮影禁止領域を示すも
のである。建物の外部が撮影禁止となっている場合の撮
影禁止領域の条件を考察すると、以下のようなものとな
る。
【0034】(1)撮影者が、撮影禁止の建物から十分に
離れた所にいれば、その撮影者がどの方向にカメラを向
けてもその建物は撮影できないので、撮影は許可され
る。 (2)撮影者がどこにいても、その建物の方向にカメラが
向けられなければ、撮影は許可される。 (3)撮影者と撮影禁止の建物との間に、ビルのような障
害物があれば、障害物に邪魔されてその建物は見えなく
なるので、撮影は許可される。
【0035】上記(1)の条件から撮影禁止領域を設定
すると、図4に示すように、撮影禁止の建物22から、
半径Rの範囲にある領域AR2が撮影禁止として設定で
きる。半径Rは、通常の撮影では満足な撮影を行えない
程、その建物22から離れた範囲である。
【0036】しかしながら、撮影禁止の建物22から半
径Rの範囲の領域AR2内にあっても、すべて、撮影禁
止というわけではない。上記(2)の条件で示したよう
に、撮影禁止の建物22から半径Rの範囲の領域AR2
内にあっても、カメラが撮影禁止の建物22に向けられ
なければ、撮影は許可される。
【0037】すなわち、図4において、撮影者23が撮
影禁止の建物22から半径Rの範囲にある領域AR2に
いたとすると、カメラが撮影禁止の建物22に方向Aに
向けられている場合には撮影禁止であるが、それ以外の
方向Bに向けられている場合には、撮影は許可される。
【0038】したがって、上記(1)の条件と、上記
(2)の条件とを考慮すると、撮影者23が撮影禁止の
建物22から半径Rの範囲にある領域AR2から外れて
いたら、無条件で、撮影許可である。撮影者23が撮影
禁止の建物22から半径Rの範囲の領域AR2内にいた
ら、カメラが撮影禁止の建物22の方向Aに向けられて
いたら撮影禁止、それ以外の方向Bなら撮影許可であ
る。
【0039】更に、撮影者23が撮影禁止の建物22か
ら半径Rの範囲の領域AR2内にあり、且つ、カメラが
撮影禁止の建物22に向けられているとしても、上記
(3)の条件により、その建物とカメラとの間に障害物
があれば、撮影は許可される。
【0040】すなわち、図5において、撮影者23が撮
影禁止の建物22から半径Rの範囲にある領域AR2に
いて、カメラが撮影禁止の建物22の方向Aに向けられ
ていたとしても、撮影者23と撮影禁止の建物22との
間に、障害物の建物24があれば、撮影は許可される。
【0041】このように、建物の外部が撮影禁止の場合
には、上記(1)から(3)の条件を考慮して、撮影禁
止領域が設定されることになる。
【0042】しかしながら、上記(1)から(3)の条
件を満足させて撮影禁止領域を設定するためには、ハー
ドウェアが大きくなり、コストアップになる。すなわ
ち、(3)の条件を満足するかどうかを判断するために
は、障害物の情報を全て持たなければならなくなる。こ
のため、大容量のストレージデバイスが必要になる。ま
た、撮影禁止の建物と撮影者との間に障害物があるか否
かを判断する処理を行うためには、高速のプロセッサが
必要になる。さらに、古いビルが取り壊されたり、新し
いビルが建設されたりし、障害物の情報は、日々、大き
く変化している。このため、障害物情報は、頻繁に更新
していく必要あるがある。
【0043】上記(1)の条件だけを満足するように撮
影禁止領域を設定するのが最も簡単であるが、これで
は、図4における撮影禁止の建物22を中心とした半径
Rの範囲の領域AR2がすべて撮影禁止となってしま
い、撮影禁止の領域があまりに大きくなる。
【0044】上記(1)と(2)とを考慮して、図4に
おける撮影禁止の建物22を中心とした半径Rの範囲の
領域AR2内にあり、カメラが撮影禁止の建物22に向
けられた場合には撮影禁止とするのが現実的であろう。
この場合、上記(2)の条件を満足するかどうかを判断
するためには、カメラの方向の情報が必要になる。そこ
で、図1において方位計測装置15が設けられる。
【0045】勿論、建物の外部が撮影禁止の場合、どの
ような条件まで満足させて撮影禁止領域を設定するか
は、ハードウェアやコストを考慮して決定されることに
なる。簡易的な場合には、上記(1)の条件だけでも良
い。また、ハードウェアに余裕があるのなら、(1)か
ら(3)の全ての条件を判断して、撮影禁止領域を設定
するようにしても良い。
【0046】次に、この発明が適用されたディジタルス
チルカメラの撮影禁止処理の動作について説明する。
【0047】上述のように、この発明が適用されたディ
ジタルスチルカメラでは、GPSにより撮影者の位置が
分かり、撮影禁止領域テーブル16を参照することで、
撮影禁止領域に入っているか否かを判断できる。そこ
で、図6に示すように、撮影時に、撮影禁止領域に入っ
ているか否かを判断し、撮影禁止領域に入っていたら、
撮影を禁止するようにするように制御することができ
る。
【0048】図6は、撮影禁止の処理の一例を示すフロ
ーチャートである。この例は、GPSにより現在地を測
位し、撮影禁止領域テーブル16を参照して現在地が撮
影禁止領域に入ったか否かを判断し、撮影禁止の領域に
入ったら、撮影を禁止するものである。
【0049】図6において、例えば、入力キー6中のシ
ャッターキーが押されることにより撮影要求が発生され
たら、撮影しようとしている場所の位置情報が取得され
る(ステップS1)。撮影しようとしている場所の位置
情報は、GPS(GPS受信機11、GPSアンテナ1
2、GPS測位回路13)により得られる。
【0050】GPSにより撮影しようとしている場所の
位置情報が取得されたら、撮影禁止領域テーブル16に
書き込まれている情報を参照して、その位置が撮影禁止
領域に入っているか否かが判断される(ステップS
2)。
【0051】撮影禁止領域テーブル16の各領域は、前
述したように、インデックス番号と、撮影禁止領域名
と、撮影禁止領域所在位置と、禁止方法とからなり、禁
止方法には、建物の外部が撮影禁止領域か建物の内部が
撮影禁止領域かが記されている。建物の内部が撮影禁止
領域の場合には、図3に示したように、その建物の内部
の領域AR1が撮影禁止領域に設定される。建物の外部
が撮影禁止領域の場合には、図4に示したように、撮影
禁止の建物から半径Rの領域AR2内にあり、カメラが
撮影禁止の建物の方向Aに向けられたときが撮影禁止領
域とされる。
【0052】ステップS2で、現在位置が撮影禁止領域
であると判断されたら、例えばCCD撮像素子1の動作
を禁止することで、撮影が禁止される(ステップS
3)。また、このとき、表示部7に、撮影禁止領域であ
る旨の警告を表示させるようにしても良い。
【0053】ステップS2で、撮影しようとしている場
所が撮影禁止領域ではないと判断されたら、CCD撮像
素子1とそれ以降の構成部分の動作が許可され、通常通
りの撮影が行われる(ステップS4)。
【0054】このように、GPSにより、撮影しようと
している場所の位置を測位し、撮影禁止領域テーブル1
6を参照して、撮影しようとしている場所が撮影禁止領
域に入ったか否かを判断し、撮影禁止の領域に入った
ら、撮影を禁止するようにすれば、誤って、撮影禁止の
場所で、撮影を行ってしまうことが回避できる。
【0055】ところで、図5で説明したように、撮影者
23が撮影禁止の建物から半径Rの範囲の領域AR2内
にあり、カメラが撮影禁止の建物22の方向Aに向けら
れていたとしても、撮影者23と建物22との間に障害
物24あれば、撮影は許可される。このため、上述のよ
うに、撮影者23が撮影禁止の建物から半径Rの範囲の
領域AR2内にありカメラが撮影禁止の建物22の方向
Aに向けられていたら撮影禁止領域であると設定して、
撮影禁止の領域に入ったら撮影を禁止させるようにした
のでは、撮影が許可されているにもかかわらず、撮影が
行えなくなるようなことが多く発生することになる。
【0056】そこで、撮影禁止の領域に入ったら、撮影
を禁止させるのではなく、警告メッセージを表示し、撮
影するか否かは、撮影者の判断に委ねるようにすること
が考えられる。
【0057】図7の例では、撮影禁止の領域に入った
ら、警告メッセージを表示し、撮影結果を保存するか否
かは撮影者が選択できるようにしている。
【0058】図7において、例えば、入力キー6中のシ
ャッターキーが押されることにより撮影要求が発生され
ると、撮影しようとしている場所の位置の情報が取得さ
れる(ステップS10)。撮影しようとしている場所の
位置情報は、GPS(GPS受信機11、GPSアンテ
ナ12、GPS測位回路13)により得られる。GPS
により現在位置が取得されたら、撮影禁止領域テーブル
16に書き込まれているデータを参照して、撮影しよう
としている場所が撮影禁止領域に入っているか否かが判
断される(ステップS11)。
【0059】撮影禁止領域テーブル16の各領域は、前
述したように、インデックス番号と、撮影禁止領域名
と、撮影禁止領域所在位置と、禁止方法とからなり、禁
止方法には、建物の外部が撮影禁止領域か建物の内部が
撮影禁止領域かが記されている。建物の内部が撮影禁止
領域の場合には、図3に示したように、その建物の内部
の領域AR1が撮影禁止領域に設定される。建物の外部
が撮影禁止領域の場合には、図4に示したように、撮影
禁止の建物から半径Rの領域AR2内にあり、カメラが
撮影禁止領域に向けられたときが撮影禁止領域とされ
る。
【0060】ステップS11で、撮影しようとしている
場所が撮影禁止領域ではないと判断されたら、CCD撮
像素子1とそれ以降の構成部分の動作が許可され、通常
通りの撮影が行われ(ステップS12)、撮影処理が終
了される。
【0061】ステップS11で、撮影しようとしている
場所が撮影禁止領域であると判断されたら、表示部7
に、撮影禁止領域である旨の警告メッセージが表示され
(ステップS13)、ユーザに撮影を実行するか否かの
判断が促される。ユーザは、ここで、この警告メッセー
ジを見て、撮影を実行するか、撮影を取り止めるかを判
断する(ステップS14)。
【0062】ステップS14で、撮影を取り止める場合
には、撮影が実行されず(ステップS15)、ステップ
S13で表示した警告メッセージが消去され(ステップ
S16)、処理が終了される。
【0063】ステップS14で、撮影が実行される場合
には、ユーザに撮影禁止情報を解除するか否かの判断が
促される(ステップS17)。例えば、撮影場所と撮影
禁止の建物との間に障害物があり、そこから撮影して
も、撮影禁止の建物は撮影されることがない場合には、
撮影は許可される。このような場合、ユーザは、撮影禁
止情報を解除する。
【0064】ステップS17で、撮影禁止情報を解除す
ると判断されたら、消去考慮フラグが「0」にクリアさ
れ(ステップS18)、CCD撮像素子1とそれ以降の
構成部分の動作が許可され、撮影が行われる(ステップ
S20)。そして、ステップS13で表示した警告メッ
セージが消去され(ステップS16)、撮影が終了され
る。
【0065】ステップS17で、撮影禁止情報を解除し
ないと判断されたら、消去考慮フラグが「1」に設定さ
れ(ステップS19)、CCD撮像素子1とそれ以降の
構成部分の動作が許可され、通常通りの撮影が行われる
(ステップS20)。そして、ステップS13で表示し
た警告メッセージが消去され(ステップS16)、撮影
が終了される。
【0066】このように、この例では、撮影禁止領域テ
ーブル16に書き込まれているデータを参照して、撮影
しようとしている場所が撮影禁止領域に入っていると判
断されたら、警告メッセージが表示され、ユーザは、こ
の警告メッセージにより、撮影を実行するか取り止める
かを判断できる。
【0067】なお、図7の例では、ユーザが撮影を行う
前に、撮影を実行するか否かを選択できるようにしてい
るが、図8に示すように、撮影を行った後に、撮影結果
の画像ファイルを保存するか否かをユーザが選択できる
ようにしても良い。
【0068】すなわち、図8において、例えば、入力キ
ー6中のシャッターキーが押されることにより撮影が行
われると(ステップS21)、撮影しようとしている場
所の位置情報が取得される(ステップS22)。撮影し
ようとしている場所の位置情報は、GPS(GPS受信
機11、GPSアンテナ12、GPS測位回路13)に
より得られる。GPSにより、撮影しようとしている場
所の位置取得されたら、撮影禁止領域テーブル16に書
き込まれているデータを参照して、現在位置が撮影禁止
領域に入っているか否かが判断される(ステップS2
3)。
【0069】ステップS23で、撮影しようとしている
場所が撮影禁止領域ではないと判断されたら、消去考慮
フラグが「0」にクリアされ(ステップS24)、撮影
した画像に基づく画像ファイルが生成されて(ステップ
S25)、処理が終了される。
【0070】ステップS23で、撮影しようとしている
位置が撮影禁止領域であると判断された場合には、消去
考慮フラグが「1」に設定され(ステップS26)、表
示部7に、撮影禁止領域である旨の警告メッセージが表
示される(ステップS27)。
【0071】ユーザは、この時点で、「態度保留」、
「画像データ消去」、「消去考慮フラグをクリア」の3
つの選択肢が選べる。
【0072】撮影禁止の建物が撮影される可能性が高い
場合には、「画像データ消去」が選択される。障害物等
があるため、撮影禁止の建物が撮影される可能性がない
場合には、「消去フラグをクリア」が選択される。判断
を保留する場合には、「態度保留」が選択される。
【0073】「態度保留」が選択されると(ステップS
28)、撮影した画像に基づく画像ファイルが生成され
(ステップS29)、警告メッセージが消去される(ス
テップS30)、処理が終了される。
【0074】「画像データ消去」が選択されると(ステ
ップS31)、画像ファイルが生成されずに(ステップ
S32)、警告メッセージが消去され(ステップS3
0)、処理が終了される。
【0075】「消去考慮フラグをクリア」が選択される
と(ステップS33)、消去考慮フラグが「0」にクリ
アされ(ステップS34)、撮影した画像に基づく画像
ファイルが生成され(ステップS32)、警告メッセー
ジが消去される(ステップS30)、処理が終了され
る。
【0076】このように、この例では、撮影禁止領域で
あると判断された場所で撮影を行うと、消去考慮フラグ
が記録される。この消去考慮フラグは、撮影禁止領域の
場所で撮影されたような場合に、その画像を後に消去で
きるようにするためのものである。この消去考慮フラグ
は、図9に示すように、例えば、画像ファイルの一部と
して、場所情報と共に、画像ファイルのヘッダに記録さ
れる。
【0077】図9は、メモリカード10に記録される画
像ファイルの一例を示すものである。メモリカード10
の記録領域には、図9Aに示すように、撮影した複数の
画像ファイルFL1、FL2、FL3、…のエリアが設
けられる。各画像ファイルは、図9Bに示すように、ヘ
ッダと、画像データ本体とからなる。ヘッダには、上述
した消去考慮フラグと、撮影した時間を示す撮影時間情
報と、撮影した場所を示す撮影場所情報と、各種付加情
報が記録される。
【0078】更に、図9Aに示すように、消去考慮フラ
グ記録エリアが設けられる。この消去考慮フラグ記録エ
リアには、図9Cに示すように、そのメモリカード10
に記録されている各画像データの夫々について、消去考
慮フラグの状態が記録される。したがって、この消去考
慮フラグ記録エリアをアクセスすれば、そのメモリカー
ド10に記録されている画像データの夫々について、消
去考慮フラグが「1」になっているか否かが判断でき
る。
【0079】この消去考慮フラグを利用すると、消去考
慮フラグが「1」になっている画像ファイルを集めて一
覧表示することで、撮影禁止の建物が写っている可能性
のあるファイルを集めて一覧表示することが可能にな
る。
【0080】図10は、メモリカード10に記録されて
いる画像データの中で、撮影禁止の建物が写っている可
能性のある画像の一覧を表示する場合の処理を示すもの
である。図10において、消去考慮フラグ記録エリアが
読み出され(ステップS41)、この消去考慮フラグ記
録エリアから、消去考慮フラグが「1」の画像ファイル
が読み出される(ステップS42)。この消去考慮フラ
グが「1」の画像の縮小画像が一覧表示に追加される
(ステップS43)。消去考慮フラグが「1」の画像が
他にあるか否かが判断され(ステップS44)、消去考
慮フラグが「1」の画像データが他にあれば、ステップ
S42にリターンされ、その画像が読み出されて表示さ
れる。消去考慮フラグが「1」の画像が他になければ、
それで処理が終了される。
【0081】このように、消去考慮フラグを使うと、撮
影禁止の場所が撮影された可能性のある画像ファイルの
一覧を作成することができる。画像ファイルの一覧は、
ファイル名を表示するようにしても良いし、サムネイル
画を表示するようにしても良い。ユーザは、この画像フ
ァイルの一覧の表示結果を見て、個別に画像を選択し
て、消去するかどうかを判断することができる。
【0082】また、消去考慮フラグが「1」になってい
る画像ファイルを消去することにより、撮影禁止の建物
が撮影された可能性のある画像ファイルを一括して消去
できる。
【0083】図11において、一括消去を行う場合に
は、消去確認の設定が行われる(ステップS51)。そ
して、消去考慮フラグ記録エリアが読み出される(ステ
ップS52)。
【0084】消去を行う場合、消去確認設定がされてい
るか否かが判断される(ステップS53)。消去確認設
定が行われていない場合には、無条件で指定された画像
データが消去される(ステップS54)。そして、消去
考慮フラグがオンになっている画像ファイルが他にある
か否かが判断され(ステップS55)、画像消去考慮フ
ラグがオンになっている画像ファイルが他にある場合に
は、ステップS53にリターンされ、他になければ、そ
れで処理が終了される。
【0085】ステップS53で、消去確認の設定がある
場合には、消去考慮フラグが「1」である画像ファイル
が読み出され(ステップS56)、画像ファイルの消去
問い合わメッセージが表示される(ステップS57)。
ここで、ユーザは、指定画像を消去するか否かを判断す
る(ステップS58)。
【0086】ステップS58で、画像を消去すると判断
された場合には、ステップS57で表示された消去問い
合わせメッセージが消去され(ステップS59)、指定
された画像データが消去される(ステップS54)。そ
して、消去考慮フラグがオンになっている画像ファイル
が他にあるか否かが判断され(ステップS55)、画像
消去考慮フラグがオンになっている画像ファイルが他に
ある場合には、ステップS53にリターンされ、他にな
ければ、それで処理が終了される。
【0087】ステップS58で、画像を消去しないと判
断された場合には、ステップS57で表示された消去問
い合わせメッセージが消去され(ステップS60)、消
去考慮フラグがオンになっている画像ファイルが他にあ
るか否かが判断され(ステップS55)、画像消去考慮
フラグがオンになっている画像ファイルが他にある場合
には、ステップS53にリターンされ、他になければ、
それで処理が終了される。、
【0088】図12は、このようにして記録された画像
を再生させる場合の処理を示すものである。
【0089】図12において、例えば、画像ファイルを
選択して再生キーが押されると、所望の画像ファイルが
読み出され(ステップS61)、そして、消去考慮フラ
グが読み出される(ステップS62)。この消去考慮フ
ラグが「1」であるか否かが判断される(ステップS6
3)。
【0090】ステップS63で、消去考慮フラグが
「1」でなければ、その画像ファイルの再生が継続され
ている。
【0091】消去考慮フラグが「1」となっていたら、
表示部7に、撮影禁止領域である旨の警告メッセージが
表示される(ステップS64)。ユーザは、この時点
で、「態度保留」、「画像データ消去」、「消去考慮フ
ラグをクリア」の3つの選択肢が選べる。
【0092】撮影禁止の建物が撮影される可能性が高い
場合には、「画像データ消去」が選択される。障害物等
により、撮影禁止の建物が撮影される可能性がない場合
には、「消去フラグをクリア」が選択される。判断を保
留する場合には、「態度保留が選択される。
【0093】「態度保留」が選択されると(ステップS
65)、異なる処理要求があるか否かが判断され(ステ
ップS66)、異なる処理要求があったら、警告メッセ
ージが消去され(ステップS67)、処理が終了され
る。
【0094】「画像データ消去」が選択されると(ステ
ップS68)、指定された画像ファイルが消去され(ス
テップS69)、消去考慮フラグが「0」にクリアされ
(ステップS70)、警告メッセージが消去される(ス
テップS67)、処理が終了される。
【0095】「消去考慮フラグをクリア」が選択される
と(ステップS71)、消去考慮フラグが「0」にクリ
アされ(ステップS70)、警告メッセージが消去され
る(ステップS67)、処理が終了される。
【0096】このように、画像再生時には、消去考慮フ
ラグが「1」になっている画像は警告メッセージが表示
され、ユーザの処理により、撮影禁止の場所が撮影され
ている可能性の高い画像を消去することができる。
【0097】以上説明したように、この発明が適用され
たディジタルスチルカメラでは、GPSにより撮影しよ
うとしている場所の位置を測位し、撮影禁止領域テーブ
ル16に書き込まれているデータを参照して、撮影しよ
うとしている位置が撮影禁止領域に入っているか否かを
判断することにより、劇場や美術館にような撮影禁止の
場所や、軍事施設のような撮影禁止の建物が撮影される
ようなことを防ぐことができる。
【0098】なお、上述の例では、GPSを使って撮影
しようとしている位置を測位するようにしているが、携
帯電話で採用されている、複数基地局からの距離を用い
て撮影しようとしている位置を測位するようにしても良
い。
【0099】また、図1の例では、ディジタルスチルカ
メラとGPSとは、一体的に設けるようにしてるが、デ
ィジタルスチルカメラとGPSとを分離できるようにし
ても良い。また、ディジタルスチルカメラとGPSの機
能を携帯電話の端末や、PDAに組み込むようにしても
良い。
【0100】また、上述の例では、ディジタルスチルカ
メラとされているが、この発明は、ディジタルスチルカ
メラや、8mmビデオカメラ、銀塩カメラの場合にも、
同様に適用できる。
【0101】
【発明の効果】この発明によれば、撮影しようとしいる
位置を測位するGPSと、撮影禁止とされている場所や
建物の位置に対応する位置情報が予め記録された撮影禁
止領域テーブルとが設けられる。撮影時には、GPSに
より現在地を取得し、撮影禁止領域テーブルを参照し
て、撮影しようとしている場所が上記撮影禁止とされた
場所であるか否かを判断している。これにより、撮影禁
止とされた場所での撮影されることが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたディジタルスチルカメラ
の一例のブロック図である。
【図2】撮影禁止領域テーブルの説明に用いる略線図で
ある。
【図3】撮影禁止領域の説明に用いる略線図である。
【図4】撮影禁止領域の説明に用いる略線図である。
【図5】撮影禁止領域の説明に用いる略線図である。
【図6】撮影禁止処理の一例のフローチャートである。
【図7】撮影禁止処理の他の例のフローチャートであ
る。
【図8】撮影禁止処理の更に他の例のフローチャートで
ある。
【図9】消去考慮フラグの説明に用いる略線図である。
【図10】一括表示処理の一例の説明に用いるフローチ
ャートである。
【図11】一括消去処理の一例の説明に用いるフローチ
ャートである。
【図12】再生処理の一例の説明に用いるフローチャー
トである。
【符号の説明】
1・・・CCD撮像素子、2・・・レンズ、3・・・画
像処理回路、4・・・画像バッファ、5・・・CPU、
6・・・入力キー、7・・・表示部、8・・・圧縮伸張
回路、10・・・メモリカード、11・・・GPS受信
機、12・・・アンテナ、13・・・GPS測位回路、
15・・・方位計測装置、16・・・撮影禁止領域テー
ブル、17・・・消去考慮フラグ記録メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 5/91 L

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を撮影するカメラ手段と、 上記カメラ手段で撮影した画像情報を記録する画像記録
    手段と、 上記カメラ手段で撮影しようとしている場所の位置情報
    を取得する位置情報取得手段と、 撮影禁止とされた場所の位置情報が予め記録された撮影
    禁止領域記憶手段と、 上記位置情報取得手段により撮影しようとしている場所
    の位置情報を取得し、上記撮影禁止領域記憶手段を参照
    して、上記カメラ手段で撮影しようとしている場所が上
    記撮影禁止とされた場所であるか否かを判断する判断手
    段とを備えてなる画像記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記位置情報取得手段は、GPSにより
    上記カメラ手段で撮影しようとしている場所の位置情報
    を取得するものである請求項1に記載の画像記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 上記撮影禁止領域記憶手段は、建物内部
    の撮影禁止領域と、建物外部の撮影禁止領域とに分けて
    撮影禁止領域を設定するようにした請求項1に記載の画
    像記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記建物外部の撮影禁止領域は、撮影禁
    止の建物の位置から所定の半径の領域から外れていた
    ら、撮影許可とするようにした請求項3に記載の画像記
    録再生装置。
  5. 【請求項5】 上記建物外部の撮影禁止領域は、上記カ
    メラ手段が撮影禁止の建物に向けられていなければ、撮
    影許可とするようにした請求項3に記載の画像記録再生
    装置。
  6. 【請求項6】 上記建物外部の撮影禁止領域は、上記カ
    メラ手段と撮影禁止の建物との間に障害物があれば、撮
    影許可とするようにした請求項3に記載の画像記録再生
    装置。
  7. 【請求項7】 上記判断手段により、上記カメラ手段で
    撮影しようとしている場所が上記撮影禁止とされた場所
    であると判断された場合には、撮影処理を禁止するよう
    にした請求項1に記載の画像記録再生装置。
  8. 【請求項8】 上記判断手段により、上記カメラ手段で
    撮影しようとしている場所が上記撮影禁止とされた場所
    であると判断された場合には、警告を表示するようにし
    た請求項1に記載の画像記録再生装置。
  9. 【請求項9】 上記判断手段により撮影禁止と判断され
    た場所が撮影されると、消去考慮フラグが記録されるよ
    うにした請求項1に記載の画像記録再生装置。
  10. 【請求項10】 上記消去考慮フラグの付加された画像
    を一括表示可能とした請求項9に記載の画像記録再生装
    置。
  11. 【請求項11】 上記消去考慮フラグの付加された画像
    を一括消去可能とした請求項9に記載の画像記録再生装
    置。
  12. 【請求項12】 上記消去考慮フラグの付加された画像
    を上記画像記録手段に記録する際に消去可能とした請求
    項9に記載の画像記録再生装置。
  13. 【請求項13】 上記消去考慮フラグの付加された画像
    を上記画像記録手段から再生する際に消去可能とした請
    求項9に記載の画像記録再生装置。
  14. 【請求項14】 撮影禁止とされた場所の位置情報を予
    め記録しておき、 カメラ手段で撮影している場所の位置情報を取得し、上
    記撮影禁止とされた場所の位置情報を参照して、上記カ
    メラ手段で撮影しようとしている場所が上記撮影禁止と
    された場所であるか否かを判断するようにした画像記録
    再生方法。
  15. 【請求項15】 上記位置情報取得手段は、GPSによ
    り撮影しようとしている場所の位置情報を取得するもの
    である請求項14に記載の画像記録再生方法。
  16. 【請求項16】 上記撮影禁止領域記憶手段は、建物内
    部の撮影禁止領域と、建物外部の撮影禁止領域とに分け
    て撮影禁止領域を設定するようにした請求項14に記載
    の画像記録再生方法。
  17. 【請求項17】 上記建物の外部の撮影禁止領域は、撮
    影禁止の建物の位置から所定の半径の領域から外れてい
    たら、撮影許可とするようにした請求項16に記載の画
    像記録再生方法。
  18. 【請求項18】 上記建物外部の撮影禁止領域は、上記
    カメラ手段が撮影禁止の建物に向けられていなければ、
    撮影許可とするようにした請求項16に記載の画像記録
    再生方法。
  19. 【請求項19】 上記建物外部の撮影禁止領域は、上記
    カメラ手段と撮影禁止の建物との間に障害物があれば、
    撮影許可とするようにした請求項16に記載の画像記録
    再生方法。
  20. 【請求項20】 上記判断手段により、上記カメラ手段
    で撮影しようとしている場所が上記撮影禁止とされた場
    所であると判断された場合には、撮影処理を禁止するよ
    うにした請求項14に記載の画像記録再生方法。
  21. 【請求項21】 上記判断手段により、上記カメラ手段
    で撮影しようとしている場所が上記撮影禁止とされた場
    所であると判断された場合には、警告を表示するように
    した請求項14に記載の画像記録再生方法。
  22. 【請求項22】 上記判断手段により撮影禁止と判断さ
    れた場所が撮影されると、消去考慮フラグが記録される
    ようにした請求項14に記載の画像記録再生方法。
  23. 【請求項23】 上記消去考慮フラグの付加された画像
    を一括表示可能とした請求項22に記載の画像記録再生
    方法。
  24. 【請求項24】 上記消去考慮フラグの付加された画像
    を一括消去可能とした請求項22に記載の画像記録再生
    方法。
  25. 【請求項25】 上記消去考慮フラグの付加された画像
    を上記画像記録手段に記録する際に消去可能とした請求
    項22に記載の画像記録再生方法。
  26. 【請求項26】 上記消去考慮フラグの付加された画像
    を上記画像記録手段から再生する際に消去可能とした請
    求項22に記載の画像記録再生方法。
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