JP2003198659A - 伝送方法、送信装置および受信装置 - Google Patents

伝送方法、送信装置および受信装置

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JP2003198659A JP2002283872A JP2002283872A JP2003198659A JP 2003198659 A JP2003198659 A JP 2003198659A JP 2002283872 A JP2002283872 A JP 2002283872A JP 2002283872 A JP2002283872 A JP 2002283872A JP 2003198659 A JP2003198659 A JP 2003198659A
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Toshiaki Mori
敏昭 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロー制御情報を伝送するための方式が決め
られていない場合であってもフロー制御を可能とし、伝
送帯域を効率よく利用することができる伝送方法を提供
する。 【解決手段】 ドライブ装置101から出力されるスト
リームデータとコマンドを個々に第1パケット処理部1
02aでパケット化する。さらに、ストリームデータパ
ケットとコマンドパケットとを多重し、伝送路104に
はその多重化したデータを同期チャネルを用いて伝送す
る。また、復号化部105より出力されるコマンドを第
2パケット処理部102bにおいてパケット化する際、
復号化部105より出力されるフロー制御情報を多重し
てパケット化し、伝送路104の同期チャネルを用いて
第1パケット処理部102aに伝送し、このフロー制御
情報に基づいてドライブ装置101に対する読み出し/
書き込みを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD−Vide
o等に代表されるデジタルデータの伝送方法に関し、特
にストリームデータ送信装置から出力されるストリーム
データやコマンド、及びストリームデータ受信装置から
出力されるコマンドやフロー制御情報の伝送方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のCD(コンパクト・ディスク)等
に記録されているデータの伝送方式としては、例えばM
OST(メディア・オリエンテッド・シンクロナス・ト
ランスファー)と呼ばれる方式がある(非特許文献
1)。
【0003】以下、図1を用いてMOST方式による従
来のデータ伝送方法について説明する。図1は、従来の
MOST方式におけるフレームのデータ構成を示す図で
ある。従来の伝送方法では、44.1kHz、すなわち
22.67マイクロ秒に1回伝送されるフレームにより
データを伝送する。1フレームのデータ長は、512ビ
ットである。図1に示されるように、1フレームは、プ
リアンブル701、境界ディスクリプタ702、同期チ
ャネル領域703、非同期チャネル領域704、制御フ
レーム705、フレーム制御データ706及びパリティ
707から構成される。なお、フレームの周期は、4
4.1kHzに限定されず、48kHzでもよい。以下
では、説明の便宜上、フレーム周期を44.1kHzと
する。
【0004】ここでは、フレームにおけるプリアンブル
701、境界ディスクリプタ702及び同期チャネル領
域703について説明することとし、非同期チャネル領
域704、制御フレーム705、フレーム制御データ7
06及びパリティ707については、本発明と直接関係
がないため、その説明は省略する。
【0005】プリアンブル701は、決められたパター
ンを有する4ビットのデータであり、データ伝送を行な
う送信装置及び受信装置において、フレームの境界を検
出するために用いられる。境界ディスクリプタ702
は、4ビットのデータであり、同期チャネル領域703
と非同期チャネル領域704の境界を示すために用いら
れる。
【0006】同期チャネル領域703は、0〜480ビ
ットの長さのデータであり、境界ディスクリプタ702
によりその長さが決定される。同期チャネル領域703
は、音声データなど、リアルタイムデータの伝送のため
に使用される。ここで、リアルタイムデータとは、時間
的な制約を有しているデータであり、その伝送において
は伝送遅延が定義可能であることが要求される。
【0007】また、同期チャネル領域703は、タイム
スロットとして送信装置及び受信装置に割り当てられる
こととなる。すなわち、同期チャネルとして最大60個
のタイムスロットの使用が可能となる。送信装置及び受
信装置について、予めどのタイムスロットを用いて伝送
を行なうかが割り当てられており、一つの伝送に用いら
れるタイムスロットの組を論理チャネルと定義する。送
信装置は、割り当てられたタイムスロットを用いてデー
タを送信し、受信装置は、割り当てられたタイムスロッ
トを用いてデータを受信する。MOST方式において
は、1タイムスロットを用いてデータ伝送を行なうこと
は、352.8kbpsの伝送速度でデータを伝送する
ことに相当する。すなわち、1.6122Mbpsの伝
送速度のCD(コンパクト・ディスク)のデータを伝送
するためには、同期チャネル領域703において、5タ
イムスロットを用いればよい。
【0008】また、コマンドやそのレスポンスなどは、
通常、制御フレーム705を用いて伝送される。
【0009】
【非特許文献1】Partic Heck, et al:"Media Oriente
d Synchronous Transfer - A NetworkProtocol for Hig
h Quality, Low Cost Transfer of Synchronous, Async
hronous, and Control Data on Fiber Optics", Presen
ted at AES 103rd Convention, 1997 September, Prepr
int 4551.、あるいは http://www.mostcooperation.com
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の伝送方法におい
ては、ストリームデータは同期チャネル領域703によ
って伝送し、コマンドは制御フレーム705によって伝
送している。DVD(デジタル・バーサティル・ディス
ク)−Videoの場合、ディスクにはMPEG−2規
格による圧縮データが含まれている。ドライブ装置にお
けるデータの読み出し速度は、一般的にデコーダ部の復
号化速度より早いため、ドライブ装置にはフロー制御が
発生する。従って、DVD−Videoのデータをネッ
トワークを介して伝送する場合には、このフロー制御に
関する情報(以下、「フロー制御情報」という。)も伝
送する必要がある。しかしながら、MOST方式におい
て、フロー制御情報を伝送するための方式は決められて
いないため、適切に上記のフロー制御を行なうことがで
きない。
【0011】そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなさ
れたものであり、フロー制御情報を伝送するための方式
が決められていない場合(特に、MOST方式)におい
て、フロー制御を行ない得る伝送方法を提供することを
目的とする。また、ストリームデータを伝送する場合
に、伝送帯域を効率よく利用することができる伝送方法
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る伝送方法は、第1チャネル及び第2チ
ャネルを有するデジタル伝送路を用いて、送信装置から
受信装置にストリームデータを伝送する伝送方法であっ
て、前記送信装置が前記第1チャネルを用いて前記受信
装置にストリームデータを送信する第1ステップと、前
記受信装置が前記第2チャネルを用いて前記送信装置に
前記ストリームデータの送信を開始及び停止させる指示
を示すフロー制御情報が含まれたコマンドを送信する第
2ステップとを含み、前記第2チャネルは、一定時間内
の伝送遅延で情報を送ることが保証された同期チャネル
であることを特徴とする。
【0013】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る前記コマンドは、同期符号を含むヘッダ部とコマ
ンドを示すデータ部とからなり、前記伝送方法における
前記第2ステップでは、前記コマンドのヘッダ部に、前
記フロー制御情報が置かれることを特徴とする。
【0014】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る伝送方法は、さらに、前記送信装置が前記受信装
置にコマンドを送信する第3ステップを含み、前記第3
ステップで送信されるコマンドは、同期符号を含むヘッ
ダ部とコマンドを示すデータ部とからなることを特徴と
する。
【0015】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る送信装置は、第1チャネル及び第2チャネルを有
するデジタル伝送路を用いて、受信装置にストリームデ
ータを送信する送信装置であって、送信するストリーム
データを一時的に蓄積するバッファ手段と、前バッファ
手段から前記ストリームデータを読み出し、前記第1チ
ャネルを用いて、前記受信装置に送信するストリームデ
ータ送信手段と、前記第2チャネルを用いて前記受信装
置から送られてくるフロー制御情報を受信し、受信した
フロー制御情報に基づいて、前記ストリームデータ送信
手段の動作を開始及び停止させる制御手段とを備え、前
記第2チャネルは、一定時間内の伝送遅延で情報を送る
ことが保証された同期チャネルであることを特徴とす
る。
【0016】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る受信装置は、第1チャネル及び第2チャネルを有
するデジタル伝送路を用いて、送信装置から送られてく
るストリームデータを受信する受信装置であって、前記
第1チャネルを用いて前記送信装置から送られてくるス
トリームデータを受信する受信手段と、受信したストリ
ームデータを一時的に蓄積するバッファ手段と、前バッ
ファ手段に蓄積されたストリームデータの量に基づい
て、前記第2チャネルを用いて、前記送信装置に前記ス
トリームデータの送信を開始及び停止させる指示を示す
フロー制御情報が含まれたコマンドを送信する送信手段
とを備え、前記第2チャネルは、一定時間内の伝送遅延
で情報を送ることが保証された同期チャネルであること
を特徴とする。
【0017】なお、上記目的を達成するために、本発明
は、上記伝送方法の特徴的な全てのステップをコンピュ
ータに実行させるプログラムとして実現することもでき
る。そして、そのプログラムは、伝送装置が備えるRO
M等に格納しておくだけでなく、CD−ROM等の記録
媒体や通信ネットワーク等の伝送媒体を介して流通させ
ることもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
おける伝送装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係る伝送装置10の構成例を示
す図である。図1に示されるように、伝送装置10は、
送信装置11、受信装置12、両装置をつなぐ伝送路1
04及び表示装置106を備える。
【0019】送信装置11は、ドライブ装置101、第
1パケット処理部102a及び第1伝送路I/F部10
3aを有する。
【0020】ドライブ装置101は、DVDメディアな
どのディスクからデータの読み取りを行なう。
【0021】第1パケット処理部102aは、ドライブ
装置101で読み取られたストリームデータやドライブ
装置101より出力されたコマンドをパケット化し、ま
た、伝送路104を経由して伝送されてきたパケットを
受信してドライブ装置101にコマンドとして出力す
る。ここで、ストリームデータとは、記録メディアなど
に記録されている映像や音声等のあらゆるデータをい
う。なお、これらのデータは、ストリームデータとして
ドライブ装置101から読み出されて出力される。
【0022】第1伝送路I/F部103aは、第1パケ
ット処理部102aにおいて生成されたパケットを伝送
路104のインタフェースに合わせて伝送路104へ出
力し、また、当該伝送路104のインタフェースに従っ
たフレームからパケットを取り出して上記第1パケット
処理部102aへ出力する。
【0023】受信装置12は、復号化部105、第2パ
ケット処理部102b及び第2伝送路I/F部103b
を有する。
【0024】復号化部105は、DVDメディアなどに
記録されたMPEG−2などの圧縮手段により圧縮され
たデータを復号する。
【0025】第2パケット処理部102bは、復号化部
105から出力されたコマンドをパケット化し、また、
伝送路104を経由して伝送されてきたパケットを受信
して認識し、復号化部にストリームデータあるいはコマ
ンドとして出力する。
【0026】第2伝送路I/F部103bは、第2パケ
ット処理部102bにおいて生成されたパケットを伝送
路104のインタフェースに合わせて伝送路104へ出
力し、さらに、伝送路104のインタフェースに従った
フレームからパケットを取り出し、上記第2パケット処
理部102bに出力する。
【0027】なお、上記ドライブ装置101は、内部に
ATAレジスタ等のレジスタ108aを備えている(以
下の実施の形態では、レジスタ108aは、ATAレジ
スタを想定して説明する)。また、復号化部105は、
ドライブ装置101のレジスタ108aの内容を保持し
得るレジスタ108bを内蔵する。さらに、第1パケッ
ト処理部102a及び第2パケット処理部102bは、
DVD等のデータを送受信する際に使用する、例えば、
数十Kバイト〜数百Kバイトのバッファ107a、バッ
ファ107bをそれぞれ内蔵している。なお、バッファ
サイズは上記の値に限定されない。第1パケット処理部
102a及び第2パケット処理部102bは、それぞれ
内蔵するバッファ107a又は107bに蓄積されるデ
ータが、ある規定値a以上になったか、又はある規定値
b以下になったか否かについて判定する。
【0028】そして、上記両装置をつなぐ伝送路104
は、デジタルデータを伝送する少なくとも同期チャネル
領域を持つものであり、本実施の形態では、従来例で説
明した同期チャネル領域と非同期チャネル領域を持つM
OST方式の規格に従う伝送路とする(なお、伝送路1
04はMOST方式によるものに限定されるものではな
く、IEEE1394やUSBなど、伝送帯域や遅延に
ついて一定の基準が定められている同期チャネルを有す
るような任意の伝送路であってもよい)。そして、第1
パケット処理部102a又は第2パケット処理部102
bで生成されたパケットは、伝送路104の同期チャネ
ル領域703を用いて伝送される。
【0029】また、上記表示装置106は、上記復号化
部105より復号化されたデータを受信して表示するも
のであり、CRT、液晶、プラズマなど任意の表示デバ
イスを用いて構成される。
【0030】さらに、上記復号化部105は、コマンド
によって伝送路104を介して上記ドライブ装置101
の制御を行なう。例えば、復号化部105から「Rea
d」(ストリームデータ要求のコマンドの一例)のコマ
ンドを送信することにより、このコマンドを受信した上
記ドライブ装置101が、DVD−Videoのメディ
アよりストリームデータを読み取り、復号化部105に
送信させるというようにである。
【0031】ここで、復号化部105は、ドライブ装置
101を制御するためのコマンドとして、ATAPIコ
マンドを用いることとし、ドライブ装置101をATA
PIコマンドによって制御する。ドライブ装置101と
第1パケット処理部102aの間のインタフェースおよ
び、復号化部105と第2パケット処理部102bの間
のインタフェースについては、ストリームデータとコマ
ンドが分離された形で記述されているが、このコマンド
インタフェースによりATAPIコマンドを伝送する。
あるいは、ストリームデータとコマンドを同じバスで多
重して送るATAのようなインタフェースとしても良
く、その場合は、第1パケット処理部102aおよび第
2パケット処理部102bは、ストリームデータとコマ
ンドの分離や多重処理や、ATAのインタフェース処理
を行なう。ATAPIおよびATAは標準規格であり、
ATAおよびATAPIは、(T13D 1321D
ATAttachment with Packet
Interface5)として、ATAPIでのDVD
制御コマンドは、(SFF CommitteeInf
ormation Specification fo
r ATAPIDVD Device Rev4.0
February 10、2000)として標準規格化
されている。
【0032】次に、コマンドパケットとストリームデー
タパケットの伝送について図2を用いて説明する。ここ
で、コマンドパケットとは、第1パケット処理部102
a又は第2パケット処理部102bにおいてパケット化
された、コマンドを含むパケットいう。また、ストリー
ムデータパケットとは、第1パケット処理部102a又
は第2パケット処理部102bにおいてパケット化され
た、ストリームデータを含むパケットをいう。
【0033】図2に示されるように、コマンドパケット
とストリームデータパケットは、別の同期チャネルで伝
送される。例えば、受信装置12は、第2の同期チャネ
ル21を用いてコマンドパケットを送信装置11に送信
する。また、送信装置11は、第3の同期チャネル22
を用いてコマンドパケットを受信装置12に送信する。
さらに、送信装置11は、第1の同期チャネル20を用
いてストリームデータパケットを受信装置12に送信す
る。
【0034】コマンドパケットを送信する同期チャネル
21および同期チャネル22については、数10kbp
s〜数100kbps程度の帯域を確保すれば良い。ス
トリームデータパケットを送信する同期チャネル20に
ついては、11.08Mbps以上の帯域の確保が必要
である。また、同期チャネル22と同期チャネル20を
一つのチャネルで構成し、コマンドパケットとストリー
ムデータパケットとを多重して送信することとしてもよ
いが、以下の説明では、特に明示した場合を除き、分離
して伝送するものとする。
【0035】次に、本発明の実施の形態において使用す
るコマンドパケットのフォーマットの一例を図3に示
す。このパケットは、ヘッダ201とデータ部202か
ら構成される。ヘッダ201は、SYNC部203、制
御データ部206から構成される。SYNC部203に
は、パケットを伝送する際に同期をとるために用いられ
る符号が格納される。制御データ部206は、パケット
の種別を示すPacket Typeと、ドライブやデ
コーダの動作に必要な制御信号情報(C0〜C4)から
構成されている。この制御信号情報が本発明に係るフロ
ー制御情報の一例であり、即時性が要求されるデータ伝
送のフローを制御するために用いられる。少なくとも、
DVD−Videoのフロー制御情報は、この制御デー
タ部206を用いて伝送される。
【0036】図4は、上記制御信号情報の具体例を示す
図である。ここで、C0は、ドライブ装置101のリセ
ット指示として、受信装置12から送信装置11に伝送
される。また、C0は、割込み信号(例えば、ドライブ
装置101のオペレータから操作入力があった場合の通
知)として、送信装置11から受信装置12に伝送され
る。
【0037】C1は、フロー制御信号であり、受信装置
12から送信装置11に対してデータの送信および停止
を指示する場合に使用される。例えば、予め「Wai
t」を表す場合には「H」、「Ready」を表す場合
には「L」のように決めておき、これに基づいて指示を
行なう。さらに、送信装置11から受信装置12に対し
てフロー制御の指示を行なう場合も使用される。例え
ば、送信装置11におけるドライブ装置101がDVD
−RAMやDVD−Rなどの記録装置である場合には、
ストリームデータが受信装置12から送信装置11へ送
信されることとなるので、その場合のフロー制御に用い
られる。例えば、「Busy」を表す場合には「H」、
「Ready」を表す場合には「L」のように決めてお
き、これに基づいて指示を行なう。
【0038】C3は、データ転送時にデータエラーが発
生した時に使用する信号である。例えば、データの読み
出し時にエラーが発生し、再送を要求する場合に「H」
に設定して使用する。
【0039】C4はバッファクリアを指示するための信
号であり、第1パケット処理部102aのバッファ10
7aや第2パケット処理部102bのバッファ107b
に保持されているデータのクリアを指示するために用い
られる。もちろん、図4の割当てに限定されるものでは
なく、これらの信号の一部を用いて制御を行なっても良
い。さらに、図4に記述されていない信号として、DM
Aの制御信号であるDMA STopや、DMA AC
K、DMA Reqなどを伝送するATAの信号線に対
応するするような領域を設定し、この領域を使用して信
号のやり取りを行なうことで、上記制御を行なうように
構成しても良い。
【0040】次に、図5〜図7を用いて、上述した第1
パケット処理部102aの構成について説明する。図5
は、本実施の形態における第1パケット処理部102a
の構成例を示す図である。図6は、上記第1パケット処
理部102aのストリームデータI/F部305の状態
遷移を示す図である。図7は、上記第1パケット処理部
102aのメモリI/F部306の状態遷移を示す図で
ある。
【0041】図5において、第1パケット処理部102
aは、上記ドライブ装置101から受信したストリーム
データを処理するストリームデータ処理部301と、上
記ドライブ装置101から受信したコマンドを処理する
出力コマンド処理部302と、上記伝送路104を介し
て復号化部105より伝送されてきたコマンドを処理す
る入力コマンド処理部303と、上記ストリームデータ
処理部301で生成されたストリームデータパケットと
上記出力コマンド処理部302で生成されたコマンドパ
ケットとを多重化する多重化部304とから構成され
る。
【0042】まず、ストリームデータ処理部301につ
いて説明する。ストリームデータ処理部301は、スト
リームデータI/F部305、メモリI/F部306、
バッファ107a及びストリームデータ出力部308か
ら構成される。
【0043】ストリームデータI/F部305は、ドラ
イブ装置101から出力されるストリームデータを受信
し、受信したストリームデータをメモリI/F部306
に出力する。このストリームデータの受信の際は、ドラ
イブ装置101のインタフェースに従って受信する。ま
た、ストリームデータI/F部305は、フロー制御信
号をメモリI/F部306から受信し、ストリームデー
タを受信するか否かを当該フロー制御信号により確認す
る。このフロー制御信号をHS1とし、HS1が'0'な
らストリームデータを受信し、'1'なら受信停止とす
る。つまり、上記ストリームデータI/F部305は、
信号HS1が'1'である場合は、ドライブ装置101か
らストリームデータの受信は行わない。
【0044】ここで、ストリームデータI/F部305
における状態遷移の一例について、図6を用いて説明す
る。図6には、遷移し得る状態としてストリームデータ
受信待ち状態401、ストリームデータ受信状態402
及びメモリI/F部306へのストリームデータ出力状
態403の3状態が示されている。
【0045】ストリームデータI/F部305の状態
は、ドライブ装置101から出力されるストリームデー
タを待っているストリームデータ受信待ち状態401か
らスタートする。この状態401において、メモリI/
F部306から出力される信号HS1が'0'ならば、ス
トリームデータを受信する状態である状態402へ遷移
し、信号HS1が'1'ならば状態401を保持する。そ
して、状態402において、信号HS1が'1'に変化
し、ストリームデータI/F部305が、ドライブ装置
101からストリームデータを受信したが、上記図3に
おけるパケットのデータ部202の最大値(例えば、2
55バイト)分のストリームデータを受信していない場
合は、再度状態401へ遷移する。
【0046】一方、状態402において、上記パケット
のデータ部202の最大値分のストリームデータを受信
した場合は、ストリームデータをメモリI/F部306
に出力する状態である状態403に遷移する。また、D
VDの場合、データはセクタ単位で記録されているの
で、セクタの境界を検出した場合は、パケットを新たに
生成することとし、この場合も状態403に遷移する。
そして、ストリームデータI/F部305からメモリI
/F部306にストリームデータの出力が完了すると、
状態401に遷移する。
【0047】このように、ストリームデータI/F部3
05では、フロー制御信号HS1を用いてフロー制御を
行なう。そして、メモリI/F部306では、ストリー
ムデータI/F部305から受信したストリームデータ
をバッファ107aに書き込みながら、ストリームデー
タ出力部308にパケット化したデータを出力する。
【0048】また、メモリI/F部306では、バッフ
ァ107aのデータ量を管理し、バッファ107aの空
き容量が、ある規定値以下になった場合は、ストリーム
データI/F部305にフロー制御信号によってその旨
を通知する。このフロー制御信号は、上記のHS1に相
当する。
【0049】また、メモリI/F部306は、コマンド
パケット認識部312からフロー制御信号を受信し、ス
トリームデータを受信するか否かを当該フロー制御信号
によって決定する。ここで、このフロー制御信号をHS
2とし、HS2が'0'のときはストリームデータを受信
し、'1'のときはその受信を停止することとする。つま
り、メモリI/F部306は、信号HS2が'1'なら
ば、上記図3のデータ部202のない空パケット(NU
LLパケット)をストリームデータ出力部308に出力
し、'0'ならば、バッファ107aからストリームデー
タを読み出し、これをパケット化してストリームデータ
出力部308に出力する。
【0050】ここで、メモリI/F部306における状
態遷移の一例について、図7を用いて説明する。図7に
は、メモリI/F部306が遷移し得る状態として、ス
トリームデータ出力部308への空パケット出力状態5
01、バッファ107aからデータを読み出す状態50
2及びストリームデータ出力部308にパケットを出力
する状態503の3状態が示されている。
【0051】メモリI/F部306は、空パケット(N
ULLパケット)をストリームデータ出力部308に出
力する状態である状態501からスタートする。この状
態501において、信号HS2が'1'、またはバッファ
107aにデータがない場合は、状態501を保持し、
信号HS2が'0'、且つバッファ107aにデータがあ
る場合は、バッファ107aからデータを読み出す状態
である状態502へ遷移する。
【0052】そして、状態502において、バッファ1
07aからデータを読み出し、読み出したデータのパケ
ット化を行ない、そのパケットをストリームデータ出力
部308に出力する状態である状態503に遷移する。
【0053】そして、状態503において、ストリーム
データ出力部308にパケットを出力したが、信号HS
2が'0'、且つバッファ107aにデータがある場合
は、再び状態502に遷移する。一方、信号HS2が'
1'、またはバッファ107aにデータがない場合は、
状態501に遷移する。
【0054】このように、上記メモリI/F部306で
は、フロー制御信号とバッファ107aにおけるデータ
の有無によって、フロー制御を行なう。この後、ストリ
ームデータ出力部308は、メモリI/F部306から
パケットを受信し、多重化部304に出力する。
【0055】次に、出力コマンド処理部302について
説明する。出力コマンド処理部302は、コマンドI/
F部309とコマンド出力部310から構成されてい
る。コマンドI/F部309は、ドライブ装置101か
ら出力されるコマンドを受信し、受信したデータをパケ
ット化してコマンド出力部310に出力する。コマンド
の受信の際は、ドライブ装置101のインタフェースに
従って受信される。また、この場合のパケットは、上記
図3で示したパケットを用いる。また、コマンドI/F
部309が、コマンドを受信していない場合は、空パケ
ット(「NULLパケット」ともいう。)をコマンド出
力部310に出力する。 コマンド出力部310は、コ
マンドI/F部309からパケットを受信し、多重化部
304に出力する。
【0056】次に、入力コマンド処理部303について
説明する。入力コマンド処理部303は、パケット入力
部311とコマンドパケット認識部312から構成され
る。パケット入力部311は、上記第1伝送路I/F部
103aからパケットを受信し、受信したパケットをコ
マンドパケット認識部312に出力する。そして、コマ
ンドパケット認識部312は、パケット入力部311か
らパケットを受信し、そのパケットがデータを含んでい
るか否かを判定し、当該パケットがデータを含んでいる
場合は、バッファ部313に書き込む。バッファ部31
3に書きこまれたデータは、ドライブ装置101のイン
タフェースに従ってドライブ装置101に出力される。
また、コマンドパケット認識部312は、受信したパケ
ットにフロー制御信号が含まれている場合は、その情報
をメモリI/F部306に通知する。
【0057】以上のようにして、第1パケット処理部1
02aから出力されたパケットは、第1伝送路I/F部
103aに送られ、当該第1伝送路I/F部103a
は、そのデータを伝送路104に出力する。
【0058】MOST方式の場合、上記第1伝送路I/
F部103aは、パケットを上記図18で示したフレー
ムの同期チャネル領域703に割り当て、その割り当て
に従ってデータが出力される。そして、この同期チャネ
ル領域703は、固定の伝送速度の帯域が割り当てられ
る。ここでは、少なくとも11.08Mbpsの帯域が
割り当てられ、多重化されたストリームデータパケット
とコマンドパケットとを伝送路104を介して伝送す
る。なお、伝送すべきデータが存在しない場合は、デー
タを含まない空パケット(NULLパケット)を伝送す
る。
【0059】そして、MOST方式の場合、伝送路10
4を介して上記図18で示したフレームの単位で伝送が
行われる。本実施の形態では、上述したように、上記第
1パケット処理部102aにおいて、ストリームデータ
とコマンドとがそれぞれパケット化され、同じフレーム
に多重化されるので、同期チャネル領域で伝送が可能と
なる。また、フロー制御情報についても、コマンドパケ
ットに多重化を行なうので、フロー制御情報も同期チャ
ネル領域で伝送が可能となる。
【0060】そして、伝送路104からパケットを受信
した第2伝送路I/F部103bは、当該パケットを第
2パケット処理部102bに出力する。また、当該第2
パケット処理部102bより受信したパケットを伝送路
104のインタフェースに合わせて伝送路104に出力
する。
【0061】ここで、上述した第2パケット処理部10
2bの構成について説明する。第2パケット処理部10
2bは、コマンドを上記図3のパケットフォーマットで
パケット化して第2伝送路I/F部103bに出力す
る。さらに、第2パケット処理部102bは、伝送路1
04を経由して伝送されてきたパケットを受信して、復
号化部105に出力する。
【0062】また、第2パケット処理部102bはバッ
ファを備え、受信したストリームデータの蓄積を可能に
する。また、第2パケット処理部102bが受信するパ
ケットには、ストリームデータパケットとコマンドパケ
ットとが含まれる。従って、ストリームデータパケット
はストリームデータ処理部301において処理し、コマ
ンドパケットは入力コマンド処理部303において処理
する。
【0063】また、第2パケット処理部102bでは、
ストリームデータをパケット化する処理はなく、コマン
ドのパケット化のみを行なう。ここでのコマンドとは、
コマンドやそのコマンドの実行に必要なパラメータなど
をいう。なお、上記コマンドのパケット化は、上述した
第1パケット処理部102aにおいて行われるパケット
化と同様である。
【0064】さらに、第2パケット処理部102bにお
いては、ストリームデータを蓄えるために設置されるバ
ッファの空き容量に基づいて、データの受信を行なうか
否かを示すフロー制御信号を生成する。つまり、バッフ
ァの空き容量が、ある規定値以下になった場合、第2パ
ケット処理部102bは、データの受信について停止す
る旨を、上記フロー制御信号によって第1パケット処理
部102aに通知する。また、パケットのフォーマット
が、上記図3のパケットフォーマットと同じ場合は、こ
のフロー制御信号は、制御データ部206に多重する。
【0065】以下、図8を用いて、上述した第2パケッ
ト処理部102bの構成について具体的に説明する。図
8は、本実施の形態における第2パケット処理部102
bの構成例を示す図である。図8において、第2パケッ
ト処理部102bは、上記第1パケット処理部102a
から受信した、多重化されたパケットを分配する分配化
部601、分配化部601において分配されたストリー
ムデータパケットを処理するストリームデータ処理部6
02、復号化部105から受信したコマンドを処理する
出力コマンド処理部603及び分配化部601において
分配されたコマンドパケットを処理する入力コマンド処
理部604から構成される。
【0066】まず、分配化部601は、上記第2伝送路
I/F部103bからパケットを受信し、当該パケット
をストリームデータパケットとコマンドパケットとに分
配する。そして、分配化部601は、ストリームデータ
パケットをストリームデータ処理部602に出力し、コ
マンドパケットを入力コマンド処理部604に出力す
る。
【0067】次に、ストリームデータ処理部602につ
いて説明する。ストリームデータ処理部602は、スト
リームデータ入力部605、メモリI/F部606、バ
ッファ107b及びストリームデータI/F部608か
ら構成される。
【0068】ストリームデータ入力部605は、分配化
部601から受信したストリームデータパケットをメモ
リI/F部606に出力する。メモリI/F部606
は、受信したパケットから必要な情報を取り出し、バッ
ファ107bに書き込む。そして、ストリームデータI
/F部608から要求があった場合、メモリI/F部6
06は、バッファ107bからデータを読み出し、その
データをストリームデータI/F部608に出力する。
【0069】さらに、メモリI/F部606は、バッフ
ァ107bのデータ量を管理し、バッファ107bの空
き容量が、ある規定値以下になった場合は、フロー制御
信号を用いて、第1パケット処理部102aに通知す
る。このフロー制御信号が、上述した信号HS2に相当
する。従って、メモリI/F部606は、このフロー制
御信号をコマンドパケットに多重し、コマンドI/F部
609に出力する。
【0070】ここで、上記メモリI/F部606による
バッファ107bの制御については、バッファ107b
に蓄えられるストリームデータが、ある程度の量になる
まで出力をしないものとする。このようにすることによ
り、早送りなどの特殊再生にも対応できるようになる。
また、バッファ107bを設けることで、ストリームデ
ータの伝送において、伝送路104の伝送帯域によって
伝送速度が制限される場合であっても、バッファ107
bによって伝送されるデータ量が調整されるため、制限
された伝送速度の範囲内で通信を継続させることが可能
となる。
【0071】さらに、バッファ107bは、復号化部1
05から出力されるクリア命令や、特定のコマンドに応
じて、蓄えられたデータをクリアする。上記復号化部1
05から出力されるコマンドは、第2パケット処理部1
02bのコマンドI/F部609から検出し、メモリI
/F部606に通知するものとする。
【0072】また、ストリームデータI/F部608
は、メモリI/F部606から受信したストリームデー
タを復号化部105のインタフェースに従って復号化部
105に出力する。
【0073】次に、出力コマンド処理部603について
説明する。出力コマンド処理部603は、コマンドI/
F部609とコマンド出力部610とから構成される。
基本的な動作は、上述した図5における第1パケット処
理部102aの出力コマンド処理部302と同様であ
る。
【0074】コマンドI/F部609は、復号化部10
5から出力されるコマンドを受信し、パケット化してコ
マンド出力部610に出力する。このコマンドの受信
は、復号化部105のインタフェースが考慮される。こ
こで生成されるパケットのフォーマットは、図3で示し
たパケットフォーマットと同じである。また、コマンド
I/F部609は、復号化部105からコマンドを受信
していない場合は、空パケット(NULLパケット)を
コマンド出力部610に出力する。
【0075】また、コマンドI/F部609は、上述の
通り、上記ストリームデータ処理部602のメモリI/
F部606からフロー制御信号のHS2を受信する。こ
の信号HS2をパケットヘッダの制御データ部206に
書き込むことにより、コマンドを多重することができ
る。
【0076】さらに、コマンドI/F部609は、上述
した通り、バッファ107bに蓄えたデータをクリアす
るコマンドがあるか否かを検出する。このコマンドを検
出した場合、コマンドI/F部609は、バッファ10
7bに通知し、当該バッファ107b内のデータをクリ
アする。そして、コマンド出力部610は、コマンドI
/F部609からパケットを受信し、受信したパケット
を第2伝送路I/F部103bに出力する。
【0077】次に、入力コマンド処理部604について
説明する。入力コマンド処理部604は、パケット入力
部611とコマンドパケット認識部612とから構成さ
れる。
【0078】パケット入力部611は、分配化部601
からコマンドパケットを受信し、受信したパケットをコ
マンドパケット認識部612に出力する。コマンドパケ
ット認識部612は、パケット入力部611から受信し
たパケットがデータを含んでいるか否かを判定し、デー
タを含んでいると判定された場合は、バッファ部613
に書き込む。そして、バッファ部613に書きこまれた
データは、復号化部105のインタフェースに従って復
号化部105に出力される。
【0079】そして、復号化部105は、ドライブ装置
101から伝送路104を介して送信されたストリーム
データに対して、MPEG-2等の復号化を行なう。復
号化されたデータは、表示装置106へ出力される。そ
して、表示装置106は、復号化部105から受信した
デジタルデータに基づいて表示等を行なう。なお、上記
表示装置106は、例えば、データが映像ならばディス
プレイ、音声ならばスピーカに相当する。
【0080】一方、伝送路104を介して、ドライブ装
置101からデータを受信した復号化部105は、その
データの復号状況に基づいて、コマンドとフロー制御情
報とをドライブ装置101に対して出力する。これらの
データは、上記第2パケット処理部102bにおいて、
上述の通りパケット化され、伝送路104を経由してド
ライブ装置101に出力される。この場合のコマンドと
は、コマンド、及びコマンドにおけるパラメータなどで
あり、この伝送には数十kbpsの帯域が必要とされ
る。
【0081】以下では、上記図3に例示した以外のコマ
ンドパケットの構成例について、図9から図12を用い
て具体的に説明する。各パケットは、上記図3の制御デ
ータ部206におけるPacket Typeの値によ
って識別される。
【0082】図9は、ATAPIコマンドを伝送するA
TAPIコマンドパケットの一例である。図9に示され
るように、上記図3のデータ部202を用いて12By
teのATAPIコマンド(ATAPI Command[0] からATA
PI Command[11])を伝送する。なお、ATAPIパケッ
トの構成は、この図に示した構成に限定するものではな
く、12ByteのATAPIコマンドを伝送できる他
の任意の構成としてもよい。
【0083】図10は、NULLパケットの一例であ
る。ATAPIコマンドの伝送や、レジスタの読み書
き、状態の通知の必要が無いときに伝送される。これに
より、バースト的に発生するコマンドパケットを同期チ
ャネルで伝送することが可能となる。なお、本実施の形
態では同期チャネルを確保しているので、このNULL
パケットが必要となる。
【0084】図11(a)は、レジスタの書き込み、読
み出しを行なうためのレジスタパケットの構成を示す一
例である。図11(b)は、図11(a)における各ビ
ットの意味を説明する表であり、rが(例えば、「H」
の場合に)レジスタ値の読み出し、wが(例えば、
「H」の場合に)レジスタへの書き込みを行なうパケッ
トであることを示す。また、DA0〜DA2、およびC
S0、CS1は、読み出しおよび書き込みを行なうレジ
スタのアドレスを示す。例えば、r、CS0、CS1、
DA0〜DA2が、それぞれ「H」、「H」、「L」、
「H」、「H」、「H」の場合には、「Statusレ
ジスタの読み出し」を表すこととする。
【0085】なお、各レジスタの意味やアドレスについ
てはATA/ATAPIの仕様に記載された通りであ
る。これにより、レジスタ108a又はレジスタ108
bの値を読み書き可能である。レジスタパケットの構成
は、図11(a)に示したものに限定するものではな
く、レジスタの読み出しか書き込みか、読み出し又は書
き込みの対象とするレジスタを示すアドレス、レジスタ
へ書き込む値を伝送できる任意の構成としてもよい。
【0086】図12は、ドライブ装置101のレジスタ
108aの状態を伝送するステータスパケットの例であ
る。ATAPI Status、ATAPI Erro
r、ATAPI Interrupt Reason、
ATAPI Byte Countは、それぞれATA
/ATAPIの標準規格で規定されたレジスタに対応し
ており、各レジスタの値を伝送するものである。これに
より、レジスタ108aの状態を認識することが可能と
なる。ステータスパケットの構成は、図12に示したも
のに限定されず、各レジスタの値を伝送できる任意の構
成によって実現可能である。また、一部のレジスタを少
なくとも伝送するような構成でも良い。
【0087】図9に示したATAPIコマンドパケッ
ト、図11に示したレジスタパケット、図12に示した
ステータスパケットについては、受信完了を示すパケッ
トを返しても良く、それによって伝送路104でエラー
が発生した場合でも確実に伝送可能である。受信完了を
示すパケットの構成は任意である。
【0088】さらに、ストリームデータのパケット構成
を図13および図14を用いて説明する。図13はドラ
イブ装置101から読み出されたセクタデータを伝送す
るストリームデータパケットの構成例である。各行の3
2Byteのデータは、MOST方式における1フレー
ム分のデータを示し、各列はMOST方式における1フ
レームの中のByte位置を示す。DVD−Video
の場合、1つのセクタ長が2048Byteであり、そ
れにヘッダをつけたデータをパケットとして伝送する。
ここで、セクタデータは暗号化して伝送するものとし、
パケットは暗号化しない領域801と暗号化する領域8
02とに区別することとする。暗号化しない領域801
では、パケットの同期をとるための「暗号用SYNC」
と、暗号をするかしないかなどの情報を示す「暗号制
御」が伝送される。暗号化する領域802では、「ヘッ
ダ」と「データ長」およびデータが伝送される。ここ
で、ヘッダは図3で説明したコマンドパケットのヘッダ
と同じである。この構成により、ストリームデータとコ
マンドを多重伝送することが可能となる。コマンドの場
合は暗号化せずに伝送しても良い。また、コマンドを多
重しない場合には、ヘッダは無くても良い。
【0089】図13に示すストリームデータを伝送する
ために、MOST方式における各フレームで32Byt
eを伝送する。DVD−Videoのデータを伝送する
場合、一つのストリームデータパケットは、MOSTの
65フレームを用いて伝送される。従って、合計208
0Byteであり、そのうち4Byteが暗号化を行わ
ない部分、残り2076Byteが暗号化を行なう部分
である。2076Byte中、2Byteがヘッダ、2
Byteがデータ長、2048Byteがデータであ
り、残りの24ByteはReservedの領域とし
て任意のデータで埋める。もちろん、「データ長」によ
って伝送するデータ長を変えることができる。たとえ
ば、一つのセクタデータを2064Byte(セクタの
ヘッダを含める)として伝送しても良い。その場合、R
eservedが8Byteとなる。データ長を変化さ
せることにより、任意のデータ長のデータを伝送するこ
とができる。その場合、一つのパケットを伝送するのに
用いるMOSTのフレーム数、Reservedの領域
の長さは、データ長に合わせて変化する。
【0090】図14は、ストリームデータパケットにお
けるNULLパケットの構成例である。ヘッダまでは、
上記のストリームデータパケットと同様であるが、ヘッ
ダ以降はReservedが埋められる。1つのNUL
Lパケットは、MOST方式の1フレームで伝送され
る。また、上記図13の領域802に対応する領域90
2については、実際のデータがないため、暗号化する必
要は無い。
【0091】図15は、ATAレジスタの読み書きの様
子を示すシーケンス図である。図15(a)に示される
ように、復号化部105がドライブ装置101のレジス
タ108aの読み出しを第2パケット処理部102bに
指示すると、第2パケット処理部102bは、アドレス
の値と読み出しを指示するために、CS0、CS1、D
A0〜DA2及びrを設定してレジスタパケットを送信
する。第1パケット処理部102aは受信したレジスタ
パケットの内容により、ドライブ装置101のレジスタ
を読み出し、その値をレジスタパケットによって第2パ
ケット処理部102bに送信する。
【0092】また、図15(b)に示されるように、復
号化部105がドライブ装置101のレジスタ108a
への書き込みを第2パケット処理部102bに指示する
と、第2パケット処理部102bは、アドレスの値と書
き込みを指示するために、CS0、CS1、DA0〜D
A2及びwを設定してレジスタパケットを送信する。第
1パケット処理部102aは受信したレジスタパケット
の内容により、ドライブ装置101のレジスタ108a
に値を書き込む。
【0093】図16はATAPIコマンドの送信の様子
を示すシーケンス図である。復号化部105がATAP
Iコマンドを第2パケット処理部102bに出力する
と、第2パケット処理部102bは、ATAPIコマン
ドパケットを生成して送信する。第1パケット処理部1
02aは、受信したATAPIコマンドパケットのAT
APIコマンドをドライブ装置101に出力する。
【0094】第1パケット処理部102aおよび第2パ
ケット処理部102bは、コマンドとして伝送するデー
タが無い場合には、NULLパケットを生成して送信す
る。
【0095】次に、各装置の動作とデータの流れについ
て説明する。図17は、復号化部105からのデータ読
み出し指示によって、ドライブ装置101からDVD−
Videoデータを読み出す場合の動作及びデータの流
れの概要を示す図である。まず、復号化部105から第
2パケット処理部102b及び第1パケット処理部10
2aを介してドライブ装置101に、データを読み出す
旨の指示(データRead)をATAPIコマンドパケ
ットを用いて通知する。これによって、ドライブ装置1
01から読み込まれたストリームデータは、第1パケッ
ト処理部102a及び伝送路104(図示せず)を介し
て第2パケット処理部102bへ送られる。
【0096】なお、図17の中では矢印を省略している
が、第1パケット処理部102aでは、ストリームデー
タを図13および図14で示したようなパケットフォー
マットでパケット化し、コマンドを図9から図12で示
したようなパケットフォーマットでパケット化する。よ
り具体的には、第1パケット処理部102aは、ドライ
ブ装置101から受信した一つのセクタデータをストリ
ームデータパケットにパケット化する。
【0097】復号化部105は、第2パケット処理部1
02bからストリームデータを受信し、圧縮されたデー
タの復号化処理を行なうわけであるが、復号化処理の速
度がストリームデータを受信する速度に追随できない場
合も発生する。この場合、復号化部105は、第2パケ
ット処理部102bに対して、ドライブ装置101から
のデータ転送を一時中断するように指示する。
【0098】一方、第2パケット処理部102bは、内
蔵するバッファ107bに第1パケット処理部102a
から送信されるストリームデータパケットのストリーム
データを蓄積するわけであるが、ある規定値a(例え
ば、90パーセント)以上のデータが蓄積されたか否か
を判定する。第2パケット処理部102bは、復号化部
105からデータ転送の一時中断の指示を受信した場
合、又はバッファ107bのデータが規定値a以上であ
ると判定した場合は(S1001)、データ転送を一時
中断(データStop)するようにフロー制御情報を設
定したコマンドのNULLパケットを第1パケット処理
部102aに送信する。具体的には、制御データ部20
6の中のC1を「H」(Wait)にセットする。
【0099】これにより、ドライブ装置101は、第1
パケット処理部102aを介してデータ転送の一時中断
の指示を受けると、ストリームデータの転送を中断す
る。また第1パケット処理部102aは、パケット化を
停止し、(図17では図示していないが)データ部の無
いコマンドパケットのNULLパケット、及びパケット
化するストリームデータが無いNULLパケットを出力
する。
【0100】この後、復号化部105の復号化処理の速
度がストリームデータを受信する速度に追随できるよう
になると、復号化部105は、第2パケット処理部10
2bに対して、ドライブ装置101からのデータ転送を
再開するように指示する。この指示を受けた第2パケッ
ト処理部102bは、バッファ107bに蓄積されてい
るストリームデータがある規定値b(例えば、10パー
セント)以下になったと判定した場合は(S100
2)、第1パケット処理部102aに対して、データの
転送を再開するようにNULLパケットで指示(データ
Req)を行なう。
【0101】さらに、復号化部105は、ストリームデ
ータを再生途中で停止あるいは異なるアドレスのデータ
の読み出しに切り替えたいときには、コマンドのヘッダ
に示されるバッファクリアの信号によって、第1パケッ
ト処理部102aのバッファに残されているデータに対
し、クリアを指示することができる。第1パケット処理
部102aはバッファクリアの信号によりバッファクリ
アを指示されると、保持しているストリームデータを全
て廃棄する。以上のようにして、復号化部105−ドラ
イブ装置101間におけるフロー制御を実施する。
【0102】このように、本実施の形態に係る伝送装置
10は、ストリームデータとコマンドとを個々にパケッ
ト化して出力する送信装置11と、コマンドとフロー制
御情報とを多重したパケットを出力する受信装置12と
を備えるので、ストリームデータ、コマンド及びフロー
制御情報の全てを伝送路104の同期チャネル領域70
3を用いて送受信することができ、上記伝送路104の
伝送方式をMOST方式に適応させた場合に、非同期チ
ャネル領域704を使用することなく、伝送路104の
帯域を効率良く使用することができる。
【0103】なお、本実施の形態では、コマンドパケッ
トとストリームデータパケットとを別々に伝送するよう
に構成したが、図13及び図14に示したように、フロ
ー制御情報をストリームデータパケットのヘッダ201
に組み込むことによって、ストリームデータパケットの
みでフロー制御を実施するように構成することも可能で
ある。
【0104】このように、本発明の実施の形態による伝
送方法によれば、ストリームデータ、コマンド、フロー
制御情報を全て同期チャネルで伝送する。従って、デー
タの遅延の影響を少なくできるので、DVD−Vide
oのようなリアルタイムにデータの読み書きの制御を行
なう必要のあるアプリケーションを実現可能である。さ
らに、ATAPIコマンドを伝送するので相互接続が容
易である。
【0105】以上の実施の形態においては、説明の便宜
上、送信装置と受信装置に分けて本発明に係る伝送方法
について説明したが、送信装置が受信装置の機能をも備
え、受信装置が送信装置の機能をも備えるように構成
し、同期チャネルを用いて双方向に、ストリームデー
タ、コマンド及びフロー制御情報の伝送を行なうように
構成することは可能である。
【0106】なお、本実施の形態において、ドライブ装
置101は、DVD−Videoドライブを例に説明し
たが、CDやMD、DAT、DVD−Audio、ハー
ドディスクといった記録メディアのドライブ、あるい
は、デジタルTV放送やデジタルラジオなどのチューナ
ーなど、リアルタイム伝送する必要のあるストリームデ
ータとコマンドを伝送するものであるならば適応可能で
ある。 さらに、本実施の形態において、ドライブ装置
101は、ATAやATAPI規格に準拠する構成とし
て説明したが、これらの規格に限定するものではない。
従って、この場合は、レジスタ108aは必ずしも必要
ではない。同様に、この場合は、受信装置12における
復号化部105のレジスタ108bも必ずしも必要では
ない。 また、復号化部105は、ドライブ装置101
が決まれば一意に決まる。本発明の実施の形態ではDV
D−Videoを例にしたためMPEG−2の復号器と
したが、その他の復号器あるいは省略することもできる
など、ドライブ装置101に対応したものであればよ
い。
【0107】また、図5から図8で示した上記第1パケ
ット処理部102aおよび第2パケット処理部102b
の構成は一例であり、これに限定するものではなく、同
等の機能を実現し得る任意の構成としてもよい。
【0108】また、図3から図12で示したコマンドパ
ケットの構成は一例であり、ATAPIコマンドを伝送
可能で、さらにフロー制御情報が多重できる任意の構成
が適応可能である。さらに、図13から図14で示した
ストリームデータパケットの構成も一例であり、DVD
−VideoなどATAPIコマンドの命令により読み
出されるストリームデータを伝送可能な任意の構成が適
用可能である。
【0109】また、本実施の形態では、受信装置12が
ATAPIコマンドを用いて送信装置11からストリー
ムデータを読み出す構成としたが、受信装置12がAT
APIコマンドを用いて送信装置11にストリームデー
タを書き込むような構成としても、パケットフォーマッ
トなど伝送方法としてはそのまま適用可能である。この
場合、表示装置106および復号化部105がドライブ
装置101に置き換えられ、ストリームデータの伝送さ
れる方向が逆になるため、フロー制御も逆向きに制御す
ることとなる。
【0110】また、本実施の形態では、コマンドパケッ
トに対する応答について記載しなかったが、受信成功あ
るいは受信失敗を示す応答パケットを返答するような構
成にすれば、伝送の信頼性が向上することは言うまでも
ない。
【0111】また、本実施の形態において、伝送路10
4は、MOST方式を例に説明したが、同期チャネル領
域を用いたデジタル伝送方式、例えば、IEEE139
4規格に準拠した伝送方式等であれば適応可能である。
【0112】さらに、上記実施の形態においては、スト
リームデータの伝送を行なうチャネルは同期チャネルを
用いるように構成したが、上記フロー制御情報によって
フロー制御が可能であれば、一定時間内の伝送遅延で情
報を送ることが保証されていない非同期チャネルであっ
てもよい。
【0113】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る伝送方法は、第1チャネル及び第2チャネルを有
するデジタル伝送路を用いて、送信装置から受信装置に
ストリームデータを伝送する伝送方法であって、前記送
信装置が前記第1チャネルを用いて前記受信装置にスト
リームデータを送信する第1ステップと、前記受信装置
が前記第2チャネルを用いて前記送信装置に前記ストリ
ームデータの送信を開始及び停止させる指示を示すフロ
ー制御情報が含まれたコマンドを送信する第2ステップ
とを含み、前記第2チャネルは、一定時間内の伝送遅延
で情報を送ることが保証された同期チャネルであること
を特徴とする。これにより、受信装置から送信装置に対
して、フロー制御情報が同期チャネルで伝送されるの
で、フロー制御情報が確実に送信装置に伝送され、スト
リームデータを安定して伝送させることが可能となる。
【0114】また、本発明に係る前記コマンドは、同期
符号を含むヘッダ部とコマンドを示すデータ部とからな
り、前記伝送方法における前記第2ステップでは、前記
コマンドのヘッダ部に、前記フロー制御情報が置かれる
ことを特徴とする。これにより、受信装置から送信装置
に対してフロー制御情報をパケットのヘッダに多重して
伝送することが可能となるので、デジタル伝送路の帯域
を効率よく使用できるという効果を有する。また、フロ
ー制御情報をパケットのヘッダに多重して伝送すること
が可能となるので、同様の伝送方式であるATAやAT
APIに準拠したドライブ装置に対するデータ伝送が可
能になるという効果も有する。
【0115】また、本発明に係る伝送方法は、さらに、
前記送信装置が前記受信装置にコマンドを送信する第3
ステップを含み、前記第3ステップで送信されるコマン
ドは、同期符号を含むヘッダ部とコマンドを示すデータ
部とからなることを特徴とする。これにより、送信装置
から受信装置にコマンドを送信することができるので、
送信装置から受信装置に対して割り込みによるデータ伝
送が可能となり、より柔軟なストリームデータの伝送を
可能とする。
【0116】また、本発明に係る送信装置は、第1チャ
ネル及び第2チャネルを有するデジタル伝送路を用い
て、受信装置にストリームデータを送信する送信装置で
あって、送信するストリームデータを一時的に蓄積する
バッファ手段と、前バッファ手段から前記ストリームデ
ータを読み出し、前記第1チャネルを用いて、前記受信
装置に送信するストリームデータ送信手段と、前記第2
チャネルを用いて前記受信装置から送られてくるフロー
制御情報を受信し、受信したフロー制御情報に基づい
て、前記ストリームデータ送信手段の動作を開始及び停
止させる制御手段とを備え、前記第2チャネルは、一定
時間内の伝送遅延で情報を送ることが保証された同期チ
ャネルであることを特徴とする。これにより、送信装置
は、受信装置から送られてくるフロー制御情報に基づい
てストリームデータの送信を制御するので、伝送路の帯
域を効率よく利用したデータ伝送が可能となる。
【0117】また、本発明に係る受信装置は、第1チャ
ネル及び第2チャネルを有するデジタル伝送路を用い
て、送信装置から送られてくるストリームデータを受信
する受信装置であって、前記第1チャネルを用いて前記
送信装置から送られてくるストリームデータを受信する
受信手段と、受信したストリームデータを一時的に蓄積
するバッファ手段と、前バッファ手段に蓄積されたスト
リームデータの量に基づいて、前記第2チャネルを用い
て、前記送信装置に前記ストリームデータの送信を開始
及び停止させる指示を示すフロー制御情報が含まれたコ
マンドを送信する送信手段とを備え、前記第2チャネル
は、一定時間内の伝送遅延で情報を送ることが保証され
た同期チャネルであることを特徴とする。これにより、
受信装置は、自身の受信能力に応じてフロー制御情報を
送信装置に送信し、このフロー制御情報に基づいてスト
リームデータの送信を制御するので、伝送路の帯域を効
率よく利用したデータ伝送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における伝送装置の構成例を示す
図である。
【図2】本実施の形態における伝送方法を説明するため
の図である。
【図3】本実施の形態におけるコマンドパケットのパケ
ットフォーマットの一例である。
【図4】本実施の形態におけるコマンドパケットの制御
信号情報の具体例を示す図である。
【図5】本実施の形態における第1パケット処理部の構
成例を示す図である。
【図6】図5における第1パケット処理部のストリーム
データI/F部の状態遷移を示す図である。
【図7】図5における第1パケット処理部のメモリI/
F部の状態遷移を示す図である。
【図8】本実施の形態における第2パケット処理部の構
成例を示す図である。
【図9】本実施の形態におけるATAPIコマンドパケ
ットの構成例である。
【図10】本実施の形態におけるコマンドパケットの一
つであるNULLパケットの構成例である。
【図11】(a)は、本実施の形態におけるレジスタパ
ケットの構成例である。(b)は、上記(a)における
レジスタパケットのデータ構成を説明するための図であ
る。
【図12】本実施の形態におけるステータスパケットの
構成例である。
【図13】本実施の形態におけるストリームデータパケ
ットを説明するための図である。
【図14】本実施の形態におけるストリームデータパケ
ット一つであるNULLパケットの構成例である。
【図15】(a)は、本実施の形態におけるATAレジ
スタの読み出し時の動作を説明するための図である。
(b)は、本実施の形態におけるATAレジスタの書き
込み時の動作を説明するための図である。
【図16】本実施の形態におけるATAPIコマンドを
送信する場合の動作を説明するための図である。
【図17】本実施の形態におけるドライブ装置からデー
タを読み出す場合の動作を示すシーケンス図である。
【図18】従来のMOST方式におけるフレームのデー
タ構成を示す図である。
【符号の説明】
10 伝送装置 11 送信装置 12 受信装置 20 第1の同期チャネル 21 第2の同期チャネル 22 第3の同期チャネル 101 ドライブ装置 102a 第1パケット処理部 102b 第2パケット処理部 103a 第1伝送路I/F部 103b 第2伝送路I/F部 104 伝送路 105 復号化部 106 表示装置 107a バッファ 107b バッファ 108a レジスタ 108b レジスタ 201 ヘッダ 202 データ部 203 SYNC部 206 制御データ部 301 ストリームデータ処理部 302 出力コマンド処理部 303 入力コマンド処理部 304 多重化部 305 ストリームデータI/F部 306 メモリI/F部 308 ストリームデータ出力部 309 コマンドI/F部 310 コマンド出力部 311 パケット入力部 312 コマンドパケット認識部 313 バッファ部 601 分配化部 602 ストリームデータ処理部 603 出力コマンド処理部 604 入力コマンド処理部 605 ストリームデータ入力部 606 メモリI/F部 608 ストリームデータI/F部 609 コマンドI/F部 610 コマンド出力部 611 パケット入力部 612 コマンドパケット認識部 613 バッファ部
フロントページの続き (72)発明者 森 敏昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 服部 敏和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA11 BB01 EE03 KK32 MM12 TT05 5K034 AA01 CC02 DD01 EE08 EE10 FF01 FF02 GG02 GG06 HH11 JJ11 MM03 MM39 NN04

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1チャネル及び第2チャネルを有する
    デジタル伝送路を用いて、送信装置から受信装置にスト
    リームデータを伝送する伝送方法であって、 前記送信装置が前記第1チャネルを用いて前記受信装置
    にストリームデータを送信する第1ステップと、 前記受信装置が前記第2チャネルを用いて前記送信装置
    に前記ストリームデータの送信を開始及び停止させる指
    示を示すフロー制御情報が含まれたコマンドを送信する
    第2ステップとを含み、 前記第2チャネルは、一定時間内の伝送遅延で情報を送
    ることが保証された同期チャネルであることを特徴とす
    る伝送方法。
  2. 【請求項2】 前記コマンドは、同期符号を含むヘッダ
    部とコマンドを示すデータ部とからなり、 前記第2ステップでは、前記コマンドのヘッダ部に、前
    記フロー制御情報が置かれることを特徴とする請求項1
    記載の伝送方法。
  3. 【請求項3】 前記第2ステップでは、前記コマンドの
    ヘッダ部に、前記送信装置に対して動作の初期化を指示
    する制御データが置かれることを特徴とする請求項2記
    載の伝送方法。
  4. 【請求項4】 前記第2ステップでは、前記コマンドの
    ヘッダ部に、前記送信装置に対して前記ストリームデー
    タの再送を指示する制御データが置かれることを特徴と
    する請求項2記載の伝送方法。
  5. 【請求項5】 前記第2ステップでは、前記コマンドの
    ヘッダ部に、前記送信装置に対して前記送信装置が備え
    るバッファに蓄積された前記ストリームデータの破棄を
    指示する制御データが置かれることを特徴とする請求項
    2記載の伝送方法。
  6. 【請求項6】 前記伝送方法は、さらに、前記送信装置
    が前記受信装置にコマンドを送信する第3ステップを含
    み、 前記第3ステップで送信されるコマンドは、同期符号を
    含むヘッダ部とコマンドを示すデータ部とからなること
    を特徴とする請求項1記載の伝送方法。
  7. 【請求項7】 前記第3ステップでは、前記コマンドの
    ヘッダ部に、前記受信装置に対して割り込みを要求する
    制御データが置かれることを特徴とする請求項6記載の
    伝送方法。
  8. 【請求項8】 前記コマンドのデータ部には、ATAP
    Iコマンドが置かれることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか1項に記載の伝送方法。
  9. 【請求項9】 前記コマンドのデータ部には、ATAの
    レジスタの読み書きを指示するコマンドが置かれること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の伝送
    方法。
  10. 【請求項10】 前記第1チャネルは、一定時間内の伝
    送遅延で情報を送ることが保証された同期チャネルであ
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載
    の伝送方法。
  11. 【請求項11】 前記第1チャネルは、少なくとも1
    1.08Mbpsの帯域が確保されていることを特徴と
    する請求項10記載の伝送方法。
  12. 【請求項12】 前記第1チャネルは、一定時間内の伝
    送遅延で情報を送ることが保証されていない非同期チャ
    ネルであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1
    項に記載の伝送方法。
  13. 【請求項13】 前記デジタル伝送路は、MOST方式
    の規格に従う伝送路であることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか1項に記載の伝送方法。
  14. 【請求項14】 第1チャネル及び第2チャネルを有す
    るデジタル伝送路を用いて、受信装置にストリームデー
    タを送信する送信装置であって、 送信するストリームデータを一時的に蓄積するバッファ
    手段と、 前バッファ手段から前記ストリームデータを読み出し、
    前記第1チャネルを用いて、前記受信装置に送信するス
    トリームデータ送信手段と、 前記第2チャネルを用いて前記受信装置から送られてく
    るフロー制御情報を受信し、受信したフロー制御情報に
    基づいて、前記ストリームデータ送信手段の動作を開始
    及び停止させる制御手段とを備え、 前記第2チャネルは、一定時間内の伝送遅延で情報を送
    ることが保証された同期チャネルであることを特徴とす
    る送信装置。
  15. 【請求項15】 前記コマンドは、同期符号を含むヘッ
    ダ部とコマンドを示すデータ部とからなり、 前記フロー制御情報は、前記コマンドのヘッダ部に置か
    れ、 前記制御手段は、受信したコマンドのヘッダ部から前記
    フロー制御情報を抽出し、抽出したフロー制御情報に基
    づいて、前記ストリームデータ送信手段の動作を開始及
    び停止させることを特徴とする請求項14記載の送信装
    置。
  16. 【請求項16】 前記送信装置は、さらに、前記受信装
    置にコマンドを送信するコマンド送信手段を備え、 前記コマンド送信手段は、前記受信装置に対して割り込
    みを要求する制御データを前記コマンドのヘッダ部に含
    ませて、前記コマンドを送信することを特徴とする請求
    項15記載の送信装置。
  17. 【請求項17】 第1チャネル及び第2チャネルを有す
    るデジタル伝送路を用いて、送信装置から送られてくる
    ストリームデータを受信する受信装置であって、 前記第1チャネルを用いて前記送信装置から送られてく
    るストリームデータを受信する受信手段と、 受信したストリームデータを一時的に蓄積するバッファ
    手段と、 前バッファ手段に蓄積されたストリームデータの量に基
    づいて、前記第2チャネルを用いて、前記送信装置に前
    記ストリームデータの送信を開始及び停止させる指示を
    示すフロー制御情報が含まれたコマンドを送信する送信
    手段とを備え、 前記第2チャネルは、一定時間内の伝送遅延で情報を送
    ることが保証された同期チャネルであることを特徴とす
    る受信装置。
  18. 【請求項18】 前記コマンドは、同期符号を含むヘッ
    ダ部とコマンドを示すデータ部とからなり、 前記送信手段は、前記フロー制御情報を前記コマンドの
    ヘッダ部に含ませて、前記コマンドを送信することを特
    徴とする請求項17記載の受信装置。
  19. 【請求項19】 前記送信手段は、前記送信装置に対し
    て動作の初期化を指示する制御データを前記コマンドの
    ヘッダ部に含ませて、前記コマンドを送信することを特
    徴とする請求項18記載の受信装置。
  20. 【請求項20】 前記送信手段は、前記送信装置に対し
    て前記ストリームデータの再送を指示する制御データを
    前記コマンドのヘッダ部に含ませて、前記コマンドを送
    信することを特徴とする請求項18記載の受信装置。
  21. 【請求項21】 前記送信手段は、前記送信装置に対し
    て前記送信装置が備えるバッファに蓄積された前記スト
    リームデータの破棄を指示する制御データを前記コマン
    ドのヘッダ部に含ませて、前記コマンドを送信すること
    を特徴とする請求項18記載の受信装置。
  22. 【請求項22】 第1チャネル及び第2チャネルを有す
    るデジタル伝送路を用いて、受信装置にストリームデー
    タを送信する送信装置のためのプログラムであって、 前記送信装置は、 送信するストリームデータを一時的に蓄積するバッファ
    手段と、 前バッファ手段から前記ストリームデータを読み出し、
    前記第1チャネルを用いて、前記受信装置に送信するス
    トリームデータ送信手段とを備え、 前記プログラムは、 前記第2チャネルを用いて前記受信装置から送られてく
    るフロー制御情報を受信し、受信したフロー制御情報に
    基づいて、前記ストリームデータ送信手段の動作を開始
    及び停止させるステップを含み、 前記第2チャネルは、一定時間内の伝送遅延で情報を送
    ることが保証された同期チャネルであることを特徴とす
    るプログラム。
  23. 【請求項23】 第1チャネル及び第2チャネルを有す
    るデジタル伝送路を用いて、送信装置から送られてくる
    ストリームデータを受信する受信装置のためのプログラ
    ムであって、 前記受信装置は、 前記第1チャネルを用いて前記送信装置から送られてく
    るストリームデータを受信する受信手段と、 受信したストリームデータを一時的に蓄積するバッファ
    手段とを備え、 前記プログラムは、 前バッファ手段に蓄積されたストリームデータの量に基
    づいて、前記第2チャネルを用いて、前記送信装置に前
    記ストリームデータの送信を開始及び停止させる指示を
    示すフロー制御情報が含まれたコマンドを送信するステ
    ップを含み、 前記第2チャネルは、一定時間内の伝送遅延で情報を送
    ることが保証された同期チャネルであることを特徴とす
    るプログラム。
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JP2010534884A (ja) * 2007-07-25 2010-11-11 シリコン イメージ,インコーポレイテッド ネットワーク装置のためのデータストリーム制御

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