JP2003198447A - 電気通信ネットワークにおける基地局のアダプティブアンテナとモバイルユーザ機器間の信号伝送方法 - Google Patents
電気通信ネットワークにおける基地局のアダプティブアンテナとモバイルユーザ機器間の信号伝送方法Info
- Publication number
- JP2003198447A JP2003198447A JP2002343977A JP2002343977A JP2003198447A JP 2003198447 A JP2003198447 A JP 2003198447A JP 2002343977 A JP2002343977 A JP 2002343977A JP 2002343977 A JP2002343977 A JP 2002343977A JP 2003198447 A JP2003198447 A JP 2003198447A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base station
- user equipment
- uplink
- downlink
- parameters
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/02—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
- H04B7/04—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
- H04B7/06—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
- H04B7/0613—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission
- H04B7/0615—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal
- H04B7/0617—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal for beam forming
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気通信ネットワークにおいて基地局のアダ
プティブアンテナとモバイルユーザ機器の間で信号を伝
送する方法を提供すること。 【解決手段】 基地局のアダプティブアンテナとモバイ
ルユーザ機器の間で信号を伝送するための電気通信シス
テムを説明する。基地局が受信した信号の少なくとも1
つのアップリンクパラメータが計算される。アップリン
クパラメータは、モバイルユーザ機器の特定の場所に関
連する。基地局が送信する信号の少なくとも1つのダウ
ンリンクパラメータが評価される。前記ダウンリンクパ
ラメータは、モバイルユーザ機器の同じ特定の場所に関
連する。前記アップリンクパラメータおよび前記対応す
るダウンリンクパラメータは、基地局に記憶される。
プティブアンテナとモバイルユーザ機器の間で信号を伝
送する方法を提供すること。 【解決手段】 基地局のアダプティブアンテナとモバイ
ルユーザ機器の間で信号を伝送するための電気通信シス
テムを説明する。基地局が受信した信号の少なくとも1
つのアップリンクパラメータが計算される。アップリン
クパラメータは、モバイルユーザ機器の特定の場所に関
連する。基地局が送信する信号の少なくとも1つのダウ
ンリンクパラメータが評価される。前記ダウンリンクパ
ラメータは、モバイルユーザ機器の同じ特定の場所に関
連する。前記アップリンクパラメータおよび前記対応す
るダウンリンクパラメータは、基地局に記憶される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気通信ネットワ
ークにおいて、基地局のアダプティブアンテナとモバイ
ルユーザ機器の間で信号を伝送する方法に関する。
ークにおいて、基地局のアダプティブアンテナとモバイ
ルユーザ機器の間で信号を伝送する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ユニバーサルモバイル電気通信システム
(Universal MobileTelecomm
unication System)(UMTS)で
は、基地局は、1つまたは複数のモバイルユーザ機器と
通信を行う。基地局は、いわゆるダウンリンクでユーザ
機器にデータを送信し、いわゆるアップリンクでユーザ
機器からデータを受信するアダプティブアンテナを含
む。
(Universal MobileTelecomm
unication System)(UMTS)で
は、基地局は、1つまたは複数のモバイルユーザ機器と
通信を行う。基地局は、いわゆるダウンリンクでユーザ
機器にデータを送信し、いわゆるアップリンクでユーザ
機器からデータを受信するアダプティブアンテナを含
む。
【0003】アダプティブアンテナは、2つ以上のアン
テナ要素を含む。
テナ要素を含む。
【0004】特定のモバイルユーザ機器からのアップリ
ンクにおいて、基地局は、アダプティブアンテナからい
くつかの信号を受信する。各信号に、複素係数で重みを
付ける。次いで、重みを付けられた信号は、蓄積されて
アップリンク信号を作成し、このアップリンク信号は基
地局内でさらに処理される。例として、複素係数は、そ
れぞれの受信信号の振幅および位相に関連する。
ンクにおいて、基地局は、アダプティブアンテナからい
くつかの信号を受信する。各信号に、複素係数で重みを
付ける。次いで、重みを付けられた信号は、蓄積されて
アップリンク信号を作成し、このアップリンク信号は基
地局内でさらに処理される。例として、複素係数は、そ
れぞれの受信信号の振幅および位相に関連する。
【0005】複素係数は、いわゆるアップリンクアダプ
ティブアンテナ機能によって決定される。複素係数は、
最適なアップリンク信号が作成されるように計算され
る。アップリンク信号の最適度は、作成されたアップリ
ンク信号の最適な信号対混信比という点から知ることが
できる。しかし、最適なアップリンク信号に対して、そ
の他の基準を選ぶこともできる。
ティブアンテナ機能によって決定される。複素係数は、
最適なアップリンク信号が作成されるように計算され
る。アップリンク信号の最適度は、作成されたアップリ
ンク信号の最適な信号対混信比という点から知ることが
できる。しかし、最適なアップリンク信号に対して、そ
の他の基準を選ぶこともできる。
【0006】アップリンクアダプティブアンテナ機能
は、通信が持続している間、複素係数を最適に保つとい
うさらなるタスクを担っている。その目的で、複素係数
は、例えば1秒間に数回計算される。
は、通信が持続している間、複素係数を最適に保つとい
うさらなるタスクを担っている。その目的で、複素係数
は、例えば1秒間に数回計算される。
【0007】複素係数の計算は、基地局が、何らフィー
ドバックなどを伴うことなしに実行することができる。
複素係数を計算するためのいくつかのアルゴリズムが、
従来技術で知られている。同様に、計算した複素係数に
基づいて、基地局に対する特定のモバイルユーザ機器の
大体の方向を決定するアルゴリズムも知られている。
ドバックなどを伴うことなしに実行することができる。
複素係数を計算するためのいくつかのアルゴリズムが、
従来技術で知られている。同様に、計算した複素係数に
基づいて、基地局に対する特定のモバイルユーザ機器の
大体の方向を決定するアルゴリズムも知られている。
【0008】例えば、アップリンクで閉ループ電力制御
アルゴリズムを使って、特定のモバイルユーザ機器から
受信した信号の信号対混信比を所与の目標値に調整する
ことができる。
アルゴリズムを使って、特定のモバイルユーザ機器から
受信した信号の信号対混信比を所与の目標値に調整する
ことができる。
【0009】基地局は、特定のモバイルユーザ機器への
ダウンリンクでダウンリンク信号を作成し、アダプティ
ブアンテナの2つまたはそれ以上のアンテナ素子に転送
する。この2つまたはそれ以上のアンテナ素子のそれぞ
れは、ダウンリンク信号に複素係数で重みを付ける。次
いで、アダプティブアンテナの2つまたはそれ以上のア
ンテナ素子が、重みを付けられた信号を送出する。この
場合も、複素係数は、それぞれの信号の振幅および位相
に関連する。
ダウンリンクでダウンリンク信号を作成し、アダプティ
ブアンテナの2つまたはそれ以上のアンテナ素子に転送
する。この2つまたはそれ以上のアンテナ素子のそれぞ
れは、ダウンリンク信号に複素係数で重みを付ける。次
いで、アダプティブアンテナの2つまたはそれ以上のア
ンテナ素子が、重みを付けられた信号を送出する。この
場合も、複素係数は、それぞれの信号の振幅および位相
に関連する。
【0010】アダプティブアンテナの2つまたは複数の
アンテナ素子が送出した信号に重みを付けることによっ
て、アダプティブアンテナのビームを、特定のモバイル
ユーザ機器の方向に調整することができる。
アンテナ素子が送出した信号に重みを付けることによっ
て、アダプティブアンテナのビームを、特定のモバイル
ユーザ機器の方向に調整することができる。
【0011】複素係数は、いわゆるダウンリンクアダプ
ティブアンテナ機能によって決定される。複素係数は、
アダプティブアンテナの2つまたは複数のアンテナ素子
が送出する信号が最適になるように計算される。これら
の信号の最適度は、モバイルユーザ機器が受信する信号
の最適な信号対混信比という点から知ることができる。
しかし、最適なダウンリンク信号に対して、その他の基
準を選ぶこともできる。
ティブアンテナ機能によって決定される。複素係数は、
アダプティブアンテナの2つまたは複数のアンテナ素子
が送出する信号が最適になるように計算される。これら
の信号の最適度は、モバイルユーザ機器が受信する信号
の最適な信号対混信比という点から知ることができる。
しかし、最適なダウンリンク信号に対して、その他の基
準を選ぶこともできる。
【0012】ダウンリンクアダプティブアンテナ機能
は、通信が持続している間、複素係数を最適に保つとい
うさらなるタスクを担っている。その目的で、複素係数
は、例えば1秒間に数回計算される。
は、通信が持続している間、複素係数を最適に保つとい
うさらなるタスクを担っている。その目的で、複素係数
は、例えば1秒間に数回計算される。
【0013】複素係数の計算は、基地局が実行する。し
かし、複素係数が、モバイルユーザ機器が受信した信号
の信号対混信比に依存している場合は、モバイルユーザ
機器からのある種のフィードバックが必要である。この
複素係数を計算するのに可能なアルゴリズムが、欧州特
許出願公開第1067710A1号明細書に記載されて
いる。
かし、複素係数が、モバイルユーザ機器が受信した信号
の信号対混信比に依存している場合は、モバイルユーザ
機器からのある種のフィードバックが必要である。この
複素係数を計算するのに可能なアルゴリズムが、欧州特
許出願公開第1067710A1号明細書に記載されて
いる。
【0014】新しいモバイルユーザ機器がオンになった
ときに、ダウンリンク内に問題が生じる。この状況で、
基地局は、この新しいモバイルユーザ機器の位置を知ら
ないので、アダプティブアンテナのビームを新しいユー
ザ機器の方向に調整することができない。
ときに、ダウンリンク内に問題が生じる。この状況で、
基地局は、この新しいモバイルユーザ機器の位置を知ら
ないので、アダプティブアンテナのビームを新しいユー
ザ機器の方向に調整することができない。
【0015】この状況は、次のように解決することがで
きる。すなわち、使用する複素係数の範囲を非常に広く
することによって、アダプティブアンテナのビームの調
整を「開始」することができる。次いで、これらの複素
係数を、欧州特許出願公開第1067710A1号明細
書に従って最適化することができる。しかし、この手順
には、調整の「開始」の間、新しいモバイルユーザ機器
で受信されるダウンリンク信号の品質が低下する可能性
があるという欠点がある。
きる。すなわち、使用する複素係数の範囲を非常に広く
することによって、アダプティブアンテナのビームの調
整を「開始」することができる。次いで、これらの複素
係数を、欧州特許出願公開第1067710A1号明細
書に従って最適化することができる。しかし、この手順
には、調整の「開始」の間、新しいモバイルユーザ機器
で受信されるダウンリンク信号の品質が低下する可能性
があるという欠点がある。
【0016】アップリンクのアダプティブアンテナとダ
ウンリンクのアダプティブアンテナが同一の場合は、基
地局に対する新しいユーザ機器の方向を、アップリンク
の最初の伝送から知ることができるという事実を利用す
ることができる。前述のように、基地局は、アダプティ
ブアンテナが受信したアップリンク信号の複素係数を計
算する。これらの複素係数は、特に、基地局に対する特
定のユーザ機器の方向に対応している可能性がある。次
いで、アップリンクのこれらの複素係数を使用して、ダ
ウンリンクの複素係数を導出することができる。ダウン
リンクの複素係数も、同様に、新しいユーザ機器の方向
に対応する。
ウンリンクのアダプティブアンテナが同一の場合は、基
地局に対する新しいユーザ機器の方向を、アップリンク
の最初の伝送から知ることができるという事実を利用す
ることができる。前述のように、基地局は、アダプティ
ブアンテナが受信したアップリンク信号の複素係数を計
算する。これらの複素係数は、特に、基地局に対する特
定のユーザ機器の方向に対応している可能性がある。次
いで、アップリンクのこれらの複素係数を使用して、ダ
ウンリンクの複素係数を導出することができる。ダウン
リンクの複素係数も、同様に、新しいユーザ機器の方向
に対応する。
【0017】アップリンクおよびダウンリンクが同一の
搬送周波数を使用する場合は、アップリンクから計算さ
れる複素係数を、同様にダウンリンクにも使用すること
ができる。
搬送周波数を使用する場合は、アップリンクから計算さ
れる複素係数を、同様にダウンリンクにも使用すること
ができる。
【0018】しかし、UMTSの場合のように、アップ
リンクとダウンリンクが異なる搬送周波数を使用する場
合は、アップリンクおよびダウンリンクの信号経路が較
正されている場合にアップリンクの複素係数をダウンリ
ンクに使用することができるだけである。
リンクとダウンリンクが異なる搬送周波数を使用する場
合は、アップリンクおよびダウンリンクの信号経路が較
正されている場合にアップリンクの複素係数をダウンリ
ンクに使用することができるだけである。
【0019】しかし、信号経路の較正は非常に複雑で費
用がかかり、また、例えば温度変化や経時変化のため
に、定期的に実施しなければならない。
用がかかり、また、例えば温度変化や経時変化のため
に、定期的に実施しなければならない。
【0020】アップリンクでは別の問題も生じる。前述
のように、複素係数は、アップリンクアダプティブアン
テナ機能により、最適なアップリンク信号が作成される
ように決定される。しかし、アップリンクアダプティブ
アンテナ機能が、何かの理由で、絶対最適ではなく局部
的最適しか検出しない可能性もある。その結果、作成さ
れるアップリンクは最適ではない。
のように、複素係数は、アップリンクアダプティブアン
テナ機能により、最適なアップリンク信号が作成される
ように決定される。しかし、アップリンクアダプティブ
アンテナ機能が、何かの理由で、絶対最適ではなく局部
的最適しか検出しない可能性もある。その結果、作成さ
れるアップリンクは最適ではない。
【0021】
【特許文献1】欧州特許出願公開第1067710A1
号明細書
号明細書
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
およびその他の問題を克服する、電気通信ネットワーク
において基地局のアダプティブアンテナとモバイルユー
ザ機器の間で信号を伝送する方法を提供することであ
る。
およびその他の問題を克服する、電気通信ネットワーク
において基地局のアダプティブアンテナとモバイルユー
ザ機器の間で信号を伝送する方法を提供することであ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気通信ネッ
トワークにおいて基地局のアダプティブアンテナとモバ
イルユーザ機器の間で信号を伝送する方法において、前
記基地局が受信した信号の少なくとも1つのアップリン
クパラメータを計算するステップであって、前記アップ
リンクパラメータが、前記モバイルユーザ機器の特定の
位置に関するステップと、前記基地局が送信する信号の
少なくとも1つのダウンリンクパラメータを評価するス
テップであって、前記ダウンリンクパラメータが、前記
モバイルユーザ機器の同じ特定の位置に関するステップ
と、前記アップリンクパラメータおよび前記対応するダ
ウンリンクパラメータを前記基地局に記憶するステップ
とを含む方法によって、この目的を達成する。
トワークにおいて基地局のアダプティブアンテナとモバ
イルユーザ機器の間で信号を伝送する方法において、前
記基地局が受信した信号の少なくとも1つのアップリン
クパラメータを計算するステップであって、前記アップ
リンクパラメータが、前記モバイルユーザ機器の特定の
位置に関するステップと、前記基地局が送信する信号の
少なくとも1つのダウンリンクパラメータを評価するス
テップであって、前記ダウンリンクパラメータが、前記
モバイルユーザ機器の同じ特定の位置に関するステップ
と、前記アップリンクパラメータおよび前記対応するダ
ウンリンクパラメータを前記基地局に記憶するステップ
とを含む方法によって、この目的を達成する。
【0024】本発明はまた、対応する電気通信ネットワ
ーク、このような電気通信ネットワークのための基地
局、およびこのような電気通信ネットワークのためのモ
バイルユーザ機器によっても、この目的を達成する。
ーク、このような電気通信ネットワークのための基地
局、およびこのような電気通信ネットワークのためのモ
バイルユーザ機器によっても、この目的を達成する。
【0025】記憶されている対応するアップリンクおよ
びダウンリンクパラメータは、アダプティブアンテナの
ある種の較正として使用することができる。特に、記憶
されている対応するアップリンクおよびダウンリンクパ
ラメータを使用して、複雑で費用がかかる較正なしにダ
ウンリンク信号を作成することができる。同様に、記憶
されている対応するアップリンクおよびダウンリンクパ
ラメータを、反対に、すなわちアップリンクまたはダウ
ンリンク信号の正当性をチェックするために、使用する
ことができる。
びダウンリンクパラメータは、アダプティブアンテナの
ある種の較正として使用することができる。特に、記憶
されている対応するアップリンクおよびダウンリンクパ
ラメータを使用して、複雑で費用がかかる較正なしにダ
ウンリンク信号を作成することができる。同様に、記憶
されている対応するアップリンクおよびダウンリンクパ
ラメータを、反対に、すなわちアップリンクまたはダウ
ンリンク信号の正当性をチェックするために、使用する
ことができる。
【0026】本発明の有利な一実施形態は、前記アップ
リンクパラメータに応じて、記憶されているダウンリン
クパラメータを選択するステップであって、前記アップ
リンクパラメータが、新しいモバイルユーザ機器から受
信した前記信号から計算されるステップと、前記選択し
たダウンリンクパラメータを、そのさらなる適応化のた
めの開始点として使用するステップとを含む。
リンクパラメータに応じて、記憶されているダウンリン
クパラメータを選択するステップであって、前記アップ
リンクパラメータが、新しいモバイルユーザ機器から受
信した前記信号から計算されるステップと、前記選択し
たダウンリンクパラメータを、そのさらなる適応化のた
めの開始点として使用するステップとを含む。
【0027】記憶されているアップリンクおよびダウン
リンクパラメータを使用して、新しいユーザ機器にダウ
ンリンクパラメータを選択し、それを、このダウンリン
クパラメータのさらなる適応化のための開始点として使
用することができる。選択したダウンリンクパラメータ
は、範囲があまり広くないために、結果として得られる
送信信号の品質が低下しないという利点がある。それど
ころか、ダウンリンクパラメータが、新しいユーザ機器
のアップリンクパラメータに応じて選択されるため、こ
のダウンリンクパラメータは、新しいユーザ機器の方向
にきわめてよく指向している。
リンクパラメータを使用して、新しいユーザ機器にダウ
ンリンクパラメータを選択し、それを、このダウンリン
クパラメータのさらなる適応化のための開始点として使
用することができる。選択したダウンリンクパラメータ
は、範囲があまり広くないために、結果として得られる
送信信号の品質が低下しないという利点がある。それど
ころか、ダウンリンクパラメータが、新しいユーザ機器
のアップリンクパラメータに応じて選択されるため、こ
のダウンリンクパラメータは、新しいユーザ機器の方向
にきわめてよく指向している。
【0028】この方法の利点の1つは、例えばアダプテ
ィブアンテナの較正を計算するための、現場での介入を
必要としないことである。アップリンクパラメータに応
じて、記憶されているダウンリンクパラメータを選択し
て取り出す必要があるだけである。
ィブアンテナの較正を計算するための、現場での介入を
必要としないことである。アップリンクパラメータに応
じて、記憶されているダウンリンクパラメータを選択し
て取り出す必要があるだけである。
【0029】本発明の別の有利な実施形態は、アップリ
ンクパラメータおよび対応するダウンリンクパラメータ
の新しい1対の値を、記憶されている対応値と比較する
ステップを含む。
ンクパラメータおよび対応するダウンリンクパラメータ
の新しい1対の値を、記憶されている対応値と比較する
ステップを含む。
【0030】この比較によって、例えば、計算されたア
ップリンクパラメータが、絶対最適ではなく局部的最適
にすぎないかどうかを検出することができる。
ップリンクパラメータが、絶対最適ではなく局部的最適
にすぎないかどうかを検出することができる。
【0031】記憶されているダウンリンクパラメータ
を、さらなる適応化によって作成したダウンリンクパラ
メータによって更新することは有利である。
を、さらなる適応化によって作成したダウンリンクパラ
メータによって更新することは有利である。
【0032】さらに、前記アップリンクおよび前記ダウ
ンリンクパラメータが、基地局に対するモバイルユーザ
機器の方向に関することは有利である。
ンリンクパラメータが、基地局に対するモバイルユーザ
機器の方向に関することは有利である。
【0033】対応するアップリンクおよびダウンリンク
パラメータを、基地局のリストに記憶することが可能で
ある。同様に、アップリンクパラメータとダウンリンク
パラメータの間に1つまたは複数の方程式を作成し、そ
れによって関連する情報を基地局に記憶することも、代
替的または追加的に可能である。
パラメータを、基地局のリストに記憶することが可能で
ある。同様に、アップリンクパラメータとダウンリンク
パラメータの間に1つまたは複数の方程式を作成し、そ
れによって関連する情報を基地局に記憶することも、代
替的または追加的に可能である。
【0034】リストの作成は、大した労力を必要としな
い。いくつかの対応するアップリンクおよびダウンリン
クパラメータを記載したリストを構築する必要があるだ
けである。このリストは、次いで、追加および/または
最適化した対応値によって、自動的に更新される。少な
くとも1つの方程式について、同じことが有効である。
い。いくつかの対応するアップリンクおよびダウンリン
クパラメータを記載したリストを構築する必要があるだ
けである。このリストは、次いで、追加および/または
最適化した対応値によって、自動的に更新される。少な
くとも1つの方程式について、同じことが有効である。
【0035】本発明は、特に、モバイルユーザ機器が、
モバイルコンピュータシステム、例えばノート型と結合
されている場合には、電気通信システムの基地局との関
連においてだけでなく、そのモバイルユーザ機器との関
連においても使用できることに言及しておく。
モバイルコンピュータシステム、例えばノート型と結合
されている場合には、電気通信システムの基地局との関
連においてだけでなく、そのモバイルユーザ機器との関
連においても使用できることに言及しておく。
【0036】本発明のさらなる実施形態および利点を、
以下の図面の説明において概説する。図面の唯一の図
は、本発明による、電気通信ネットワークにおいて基地
局のアダプティブアンテナとモバイルユーザ機器の間で
信号を伝送する方法の実施形態の概略構成図を示す。
以下の図面の説明において概説する。図面の唯一の図
は、本発明による、電気通信ネットワークにおいて基地
局のアダプティブアンテナとモバイルユーザ機器の間で
信号を伝送する方法の実施形態の概略構成図を示す。
【0037】
【発明の実施の形態】基地局と特定のユーザ機器が、あ
る時から、アップリンクおよびダウンリンクでデータを
伝送していると想定する。また、ダウンリンクに関して
は、基地局が、アダプティブアンテナによって送出され
た信号の位相を調整することによって、アダプティブア
ンテナのビームを特定のユーザ機器の方向に調整したと
ころであると仮定する。さらに、アップリンクに関して
は、基地局が、基地局に関する特定のユーザ機器の方向
に関して、特定のユーザ機器から受信した信号の位相を
計算したところであると仮定する。
る時から、アップリンクおよびダウンリンクでデータを
伝送していると想定する。また、ダウンリンクに関して
は、基地局が、アダプティブアンテナによって送出され
た信号の位相を調整することによって、アダプティブア
ンテナのビームを特定のユーザ機器の方向に調整したと
ころであると仮定する。さらに、アップリンクに関して
は、基地局が、基地局に関する特定のユーザ機器の方向
に関して、特定のユーザ機器から受信した信号の位相を
計算したところであると仮定する。
【0038】従来技術に関して説明したように、位相だ
けでなく複素係数も調整または計算することが可能であ
ることに言及しておく。しかし、上記の想定において
は、記載の実施形態を簡略化するために、位相のみを取
り上げた。
けでなく複素係数も調整または計算することが可能であ
ることに言及しておく。しかし、上記の想定において
は、記載の実施形態を簡略化するために、位相のみを取
り上げた。
【0039】これらを想定すると、特定のユーザ機器の
特定の位置に対して、基地局が計算したアップリンクの
位相、および基地局が調整したダウンリンクの位相を記
憶することができる。アップリンクおよびダウンリンク
のこれらの位相は、基地局内で、例えばリスト内に記憶
される。図では、このリストを参照番号10で示してい
る。「UL」で示す左側のコラムに、アップリンクの位
相が記憶され、「DL」で示す右側のコラムに、対応す
るダウンリンクの位相が記憶される。
特定の位置に対して、基地局が計算したアップリンクの
位相、および基地局が調整したダウンリンクの位相を記
憶することができる。アップリンクおよびダウンリンク
のこれらの位相は、基地局内で、例えばリスト内に記憶
される。図では、このリストを参照番号10で示してい
る。「UL」で示す左側のコラムに、アップリンクの位
相が記憶され、「DL」で示す右側のコラムに、対応す
るダウンリンクの位相が記憶される。
【0040】リスト10は、必ずしも位相のみを含むだ
けではなく、送信および受信信号のその他または追加の
パラメータ、例えば振幅などを含むことも可能であるこ
とを強調しておく。
けではなく、送信および受信信号のその他または追加の
パラメータ、例えば振幅などを含むことも可能であるこ
とを強調しておく。
【0041】図に示すように、リスト10は、特定のユ
ーザ機器の1つの特定の位置だけでなく、特定のユーザ
機器のいくつかの異なる位置に対するアップリンクおよ
びダウンリンクの位相を記憶する。
ーザ機器の1つの特定の位置だけでなく、特定のユーザ
機器のいくつかの異なる位置に対するアップリンクおよ
びダウンリンクの位相を記憶する。
【0042】新しいユーザ機器がオンになると、次の方
法が実行される。
法が実行される。
【0043】新しいユーザ機器は、オンになった後、基
地局にデータを送信する。基地局は、アップリンクで受
信した信号から、受信した信号の位相、すなわちアップ
リンクの位相を計算する。
地局にデータを送信する。基地局は、アップリンクで受
信した信号から、受信した信号の位相、すなわちアップ
リンクの位相を計算する。
【0044】次いで、基地局は、ダウンリンクの対応す
る位相、すなわち、それを用いて基地局のアダプティブ
アンテナが送出する信号を調整しなければならない位相
を取り出す。このダウンリンクの位相は、以下のよう
に、計算したアップリンク位相に応じて、リスト10か
ら取り出される。
る位相、すなわち、それを用いて基地局のアダプティブ
アンテナが送出する信号を調整しなければならない位相
を取り出す。このダウンリンクの位相は、以下のよう
に、計算したアップリンク位相に応じて、リスト10か
ら取り出される。
【0045】図中、矢印11は、基地局が、アダプティ
ブアンテナが受信した信号に基づいて計算した、入りの
アップリンクの位相を示す。新しいユーザ機器の「開
始」で、このアップリンク位相は、スイッチ12を経由
してリスト10に供給される。スイッチ12は、新しい
ユーザ機器の「開始」後は、アップリンクの位相がリス
ト10にはもう供給されないことを示すものとする。
ブアンテナが受信した信号に基づいて計算した、入りの
アップリンクの位相を示す。新しいユーザ機器の「開
始」で、このアップリンク位相は、スイッチ12を経由
してリスト10に供給される。スイッチ12は、新しい
ユーザ機器の「開始」後は、アップリンクの位相がリス
ト10にはもう供給されないことを示すものとする。
【0046】次に、入りのアップリンクの位相に応じ
て、リスト10から対応するダウンリンク位相が読み出
される。図では、これを、ダウンリンクの位相が、アッ
プリンクの位相に応じてリスト10から読み出されるこ
とを示す2つの矢印13、14によって示される。スイ
ッチ15は、新しいユーザ機器の「開始」後は、ダウン
リンクの位相がリスト10からはもう読み出されないこ
とを示す。
て、リスト10から対応するダウンリンク位相が読み出
される。図では、これを、ダウンリンクの位相が、アッ
プリンクの位相に応じてリスト10から読み出されるこ
とを示す2つの矢印13、14によって示される。スイ
ッチ15は、新しいユーザ機器の「開始」後は、ダウン
リンクの位相がリスト10からはもう読み出されないこ
とを示す。
【0047】要約すると、新しいユーザ機器の「開始」
は、新しいユーザ機器の「開始」後に基地局が受信した
アップリンク信号から計算されたアップリンクの位相に
対応する、リスト10中に記憶されているダウンリンク
の位相を使って実行される。
は、新しいユーザ機器の「開始」後に基地局が受信した
アップリンク信号から計算されたアップリンクの位相に
対応する、リスト10中に記憶されているダウンリンク
の位相を使って実行される。
【0048】リスト10から読み取られたダウンリンク
位相は、したがって、基地局のアダプティブアンテナが
送信する信号を調整するための開始点として使用され
る。次いで、この開始点を使用して、ダウンリンク位相
を、新しいユーザ機器の動きに応じて最適化、またはさ
らに適応化する。図では、この最適化または適応化を参
照番号16で示す。
位相は、したがって、基地局のアダプティブアンテナが
送信する信号を調整するための開始点として使用され
る。次いで、この開始点を使用して、ダウンリンク位相
を、新しいユーザ機器の動きに応じて最適化、またはさ
らに適応化する。図では、この最適化または適応化を参
照番号16で示す。
【0049】前述のように、最適化または適応化16の
ために、欧州特許出願公開第1067710A1号を使
用することができる。
ために、欧州特許出願公開第1067710A1号を使
用することができる。
【0050】最適化または適応化16によって計算した
位相を、次いで、アダプティブアンテナが新しいユーザ
機器に送信する信号を作成するために、アダプティブア
ンテナに転送する。図では、これを矢印17で示す。
位相を、次いで、アダプティブアンテナが新しいユーザ
機器に送信する信号を作成するために、アダプティブア
ンテナに転送する。図では、これを矢印17で示す。
【0051】同様に、これらの適応化された位相を、リ
スト10に書き込む。図では、これを2つの矢印18、
19で示す。矢印18、19は、適応化された位相が、
同時点の対応するアップリンクの位相に応じて、リスト
10中に書き込まれることを示す。適応化した位相をリ
スト10に書き込むことによって、このリスト10は更
新される。
スト10に書き込む。図では、これを2つの矢印18、
19で示す。矢印18、19は、適応化された位相が、
同時点の対応するアップリンクの位相に応じて、リスト
10中に書き込まれることを示す。適応化した位相をリ
スト10に書き込むことによって、このリスト10は更
新される。
【0052】その結果、非常に広範囲に使用する複素係
数、すなわち使用する位相を有する基地局のアダプティ
ブアンテナの調整を「開始」する必要がなくなる。それ
どころか、リスト10から読み出した位相に開始点を使
用することができる。次いで、この開始点に基づき、ア
ダプティブアンテナの適応化を、リスト10を使用せず
に、説明したように続けることができる。しかし、リス
ト10に記憶されている対応するアップリンクの位相お
よびダウンリンクの位相を永続的に更新するために、リ
スト10は更新される。
数、すなわち使用する位相を有する基地局のアダプティ
ブアンテナの調整を「開始」する必要がなくなる。それ
どころか、リスト10から読み出した位相に開始点を使
用することができる。次いで、この開始点に基づき、ア
ダプティブアンテナの適応化を、リスト10を使用せず
に、説明したように続けることができる。しかし、リス
ト10に記憶されている対応するアップリンクの位相お
よびダウンリンクの位相を永続的に更新するために、リ
スト10は更新される。
【0053】上記の方法とは独立して、リスト10をさ
らに以下のように使用することができる。
らに以下のように使用することができる。
【0054】アップリンクパラメータおよびダウンリン
クパラメータの新しい1対の対応値が、リスト10中に
記憶されている対応値の対と比較される。このような比
較は、リストを新しい値で更新する前に行われる。
クパラメータの新しい1対の対応値が、リスト10中に
記憶されている対応値の対と比較される。このような比
較は、リストを新しい値で更新する前に行われる。
【0055】比較によって、アップリンクパラメータお
よびダウンリンクパラメータの新しい1対の対応値が、
少なくとも、1対の記憶されている対応値と類似である
ことがわかると、新しい1対の対応値が正しいとみなさ
れる。しかし、その新しい1対の対応値が、記憶されて
いるいずれの対応値とも異なる場合には、問題があると
みなされる。その際、この比較を使用して、例えば、新
しい1対の値の正確性、または特に、計算されたアップ
リンクパラメータの正確性をチェックすることができ
る。
よびダウンリンクパラメータの新しい1対の対応値が、
少なくとも、1対の記憶されている対応値と類似である
ことがわかると、新しい1対の対応値が正しいとみなさ
れる。しかし、その新しい1対の対応値が、記憶されて
いるいずれの対応値とも異なる場合には、問題があると
みなされる。その際、この比較を使用して、例えば、新
しい1対の値の正確性、または特に、計算されたアップ
リンクパラメータの正確性をチェックすることができ
る。
【0056】例えば、基地局が計算したアップリンクパ
ラメータが、アップリンク信号の絶対最適ではなく、局
部的最適に関するにすぎない可能性もある。したがっ
て、この問題は、新しい1対の対応値を、記憶されてい
る対応値の対と比較することによって検出することがで
きる。
ラメータが、アップリンク信号の絶対最適ではなく、局
部的最適に関するにすぎない可能性もある。したがっ
て、この問題は、新しい1対の対応値を、記憶されてい
る対応値の対と比較することによって検出することがで
きる。
【0057】上記の方法は、リスト10が実際に基地局
に存在し、このリスト10が、ユーザ機器のいくつかの
異なる場所に対するアップリンクの位相、および対応す
るダウンリンクの位相を含むことを前提としている。
に存在し、このリスト10が、ユーザ機器のいくつかの
異なる場所に対するアップリンクの位相、および対応す
るダウンリンクの位相を含むことを前提としている。
【0058】リスト10を作成するためには、以下の可
能性がある。
能性がある。
【0059】アップリンクおよびダウンリンクのための
基地局のアダプティブアンテナの信号経路の較正に基づ
き、幾つかのアップリンクおよびダウンリンクの位相を
計算することができる。このような計算は、1回だけ行
えばよい。次いで、上述の方法に従って、リスト10の
内容を、永続的かつ自動的に更新する。
基地局のアダプティブアンテナの信号経路の較正に基づ
き、幾つかのアップリンクおよびダウンリンクの位相を
計算することができる。このような計算は、1回だけ行
えばよい。次いで、上述の方法に従って、リスト10の
内容を、永続的かつ自動的に更新する。
【0060】別の可能性は、非常に広範囲に使用する位
相を有する、アダプティブアンテナの適応化を「開始」
することである。次いで、この「開始」時には空である
リスト10が、対応するアップリンクおよびダウンリン
クの位相によって満たされる。しばらくすると、リスト
10はいくつかの対応する位相を含み、したがって、例
えば、いずれかの新しいユーザ機器の「開始」を上述の
方法によって実行できる。
相を有する、アダプティブアンテナの適応化を「開始」
することである。次いで、この「開始」時には空である
リスト10が、対応するアップリンクおよびダウンリン
クの位相によって満たされる。しばらくすると、リスト
10はいくつかの対応する位相を含み、したがって、例
えば、いずれかの新しいユーザ機器の「開始」を上述の
方法によって実行できる。
【0061】さらに、両方の可能性を同時に使用するこ
とができる。例えば、上述のように空のリスト10上で
「開始」して、少なくとも少数の対応するアップリンク
およびダウンリンクの位相を生成することができる。こ
の少数の値に基づき、対応するアップリンクおよびダウ
ンリンクの位相のさらなる値を、アップリンクおよびダ
ウンリンクにおける基地局のアダプティブアンテナの較
正を考慮して、および/またはすでに記憶されている対
応するアップリンクおよびダウンリンクの位相の値を考
慮して、計算することができる。
とができる。例えば、上述のように空のリスト10上で
「開始」して、少なくとも少数の対応するアップリンク
およびダウンリンクの位相を生成することができる。こ
の少数の値に基づき、対応するアップリンクおよびダウ
ンリンクの位相のさらなる値を、アップリンクおよびダ
ウンリンクにおける基地局のアダプティブアンテナの較
正を考慮して、および/またはすでに記憶されている対
応するアップリンクおよびダウンリンクの位相の値を考
慮して、計算することができる。
【0062】説明した可能性は、リスト10の作成にの
み関するものである。リスト10が作成されるとすぐ
に、これらの可能性は該当しなくなる。これは、リスト
10が作成された後は、新しいユーザ機器から受信した
信号のアップリンクの位相に応じて、その新しいユーザ
機器のためのダウンリンクの位相をリスト10から読み
出すことができることを意味する。これらのダウンリン
クの位相は、基地局のアダプティブアンテナが新しいユ
ーザ機器に送信する信号を調整するための開始点とし
て、すぐに使用することができる。同様に、これらのア
ップリンクの位相および対応するダウンリンクの位相を
比較して、例えば絶対最適の代わりに局部的最適を検出
することができる。
み関するものである。リスト10が作成されるとすぐ
に、これらの可能性は該当しなくなる。これは、リスト
10が作成された後は、新しいユーザ機器から受信した
信号のアップリンクの位相に応じて、その新しいユーザ
機器のためのダウンリンクの位相をリスト10から読み
出すことができることを意味する。これらのダウンリン
クの位相は、基地局のアダプティブアンテナが新しいユ
ーザ機器に送信する信号を調整するための開始点とし
て、すぐに使用することができる。同様に、これらのア
ップリンクの位相および対応するダウンリンクの位相を
比較して、例えば絶対最適の代わりに局部的最適を検出
することができる。
【図1】本発明による、電気通信ネットワークにおいて
基地局のアダプティブアンテナとモバイルユーザ機器の
間で信号を伝送する方法の実施形態の概略構成図を示
す。
基地局のアダプティブアンテナとモバイルユーザ機器の
間で信号を伝送する方法の実施形態の概略構成図を示
す。
10 リスト
11 矢印(入りのアップリンクの位相)
12、15 スイッチ
13、14 矢印(ダウンリンク位相の読出し)
16 最適化または適応化
17 矢印(アダプティブアンテナへの転送)
18、19 矢印(リスト10への書込み)
Claims (10)
- 【請求項1】 電気通信ネットワークにおいて基地局の
アダプティブアンテナとモバイルユーザ機器の間で信号
を伝送する方法において、前記基地局が受信した信号の
少なくとも1つのアップリンクパラメータを計算するス
テップであって、前記アップリンクパラメータが、前記
モバイルユーザ機器の特定の位置に関するステップと、
前記基地局が送信する信号の少なくとも1つのダウンリ
ンクパラメータを評価するステップであって、前記ダウ
ンリンクパラメータが、前記モバイルユーザ機器の同じ
特定の位置に関するステップと、前記アップリンクパラ
メータおよび前記対応するダウンリンクパラメータを前
記基地局に記憶するステップとを含む方法。 - 【請求項2】 前記アップリンクパラメータに応じて、
記憶されているダウンリンクパラメータを選択するステ
ップであって、前記アップリンクパラメータが、新しい
モバイルユーザ機器から受信した前記信号から計算され
るステップと、前記選択したダウンリンクパラメータ
を、そのさらなる適応化のための開始点として使用する
ステップとを含む請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 アップリンクパラメータおよび対応する
ダウンリンクパラメータの新しい1対の値を、記憶され
ている対応値と比較するステップを含む請求項1または
2に記載の方法。 - 【請求項4】 さらなる適応化によって作成したダウン
リンクパラメータによって、前記記憶されたダウンリン
クパラメータを更新するステップを含む請求項1から3
の一項に記載の方法。 - 【請求項5】 前記アップリンクおよび前記ダウンリン
クパラメータが、前記基地局に対する前記モバイルユー
ザ機器の方向に関する請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 前記ユーザ機器の異なる位置に対応する
アップリンクおよびダウンリンクパラメータが、前記基
地局のリスト中に記憶される請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】 前記アップリンクおよびダウンリンクパ
ラメータが、少なくとも1つの方程式として記憶される
請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 基地局のアダプティブアンテナとモバイ
ルユーザ機器の間で信号を伝送するための電気通信シス
テムであって、前記基地局が受信した信号の少なくとも
1つのアップリンクパラメータが計算され、前記アップ
リンクパラメータが前記モバイルユーザ機器の特定の場
所に関し、前記基地局が送信する信号の少なくとも1つ
のダウンリンクパラメータが評価され、前記ダウンリン
クパラメータが、前記モバイルユーザ機器の同じ特定の
場所に関し、前記アップリンクパラメータおよび前記対
応するダウンリンクパラメータが前記基地局に記憶され
る電気通信システム。 - 【請求項9】 基地局のアダプティブアンテナとモバイ
ルユーザ機器の間で信号を伝送するための電気通信シス
テムのための基地局であって、前記基地局が受信した信
号の少なくとも1つのアップリンクパラメータが計算さ
れ、前記アップリンクパラメータが前記モバイルユーザ
機器の特定の場所に関し、前記基地局が送信する信号の
少なくとも1つのダウンリンクパラメータが評価され、
前記ダウンリンクパラメータが、前記モバイルユーザ機
器の同じ特定の場所に関し、前記アップリンクパラメー
タおよび前記対応するダウンリンクパラメータが前記基
地局に記憶される基地局。 - 【請求項10】 基地局のアダプティブアンテナとモバ
イルユーザ機器の間で信号を伝送するための電気通信シ
ステムのためのモバイルユーザ機器であって、前記基地
局が受信した信号の少なくとも1つのアップリンクパラ
メータが計算され、前記アップリンクパラメータが前記
モバイルユーザ機器の特定の場所に関し、前記基地局が
送信する信号の少なくとも1つのダウンリンクパラメー
タが評価され、前記ダウンリンクパラメータが、前記モ
バイルユーザ機器の同じ特定の場所に関し、前記アップ
リンクパラメータおよび前記対応するダウンリンクパラ
メータが前記基地局に記憶されるモバイルユーザ機器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP01440409.9 | 2001-12-03 | ||
EP01440409A EP1317080B1 (en) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | An apparatus and method of transmitting signals between an adaptive antenna of a base station and a mobile user equipment in a telecommunication network |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003198447A true JP2003198447A (ja) | 2003-07-11 |
Family
ID=8183355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002343977A Pending JP2003198447A (ja) | 2001-12-03 | 2002-11-27 | 電気通信ネットワークにおける基地局のアダプティブアンテナとモバイルユーザ機器間の信号伝送方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7239848B2 (ja) |
EP (1) | EP1317080B1 (ja) |
JP (1) | JP2003198447A (ja) |
CN (1) | CN1283120C (ja) |
AT (1) | ATE343258T1 (ja) |
DE (1) | DE60123983T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008510421A (ja) * | 2004-08-17 | 2008-04-03 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | 無線通信システムで高速フィードバックチャネルを設定して情報を伝送する方法 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5592490A (en) * | 1991-12-12 | 1997-01-07 | Arraycomm, Inc. | Spectrally efficient high capacity wireless communication systems |
US6173014B1 (en) * | 1994-08-02 | 2001-01-09 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Method of and apparatus for interference rejection combining and downlink beamforming in a cellular radio communications system |
US5602903A (en) * | 1994-09-28 | 1997-02-11 | Us West Technologies, Inc. | Positioning system and method |
FR2755565B1 (fr) * | 1996-11-07 | 1999-01-08 | France Telecom | Procede d'emission par une station de base equipee d'une antenne a plusieurs capteurs vers un mobile |
US6615024B1 (en) * | 1998-05-01 | 2003-09-02 | Arraycomm, Inc. | Method and apparatus for determining signatures for calibrating a communication station having an antenna array |
US6442393B1 (en) * | 1998-11-06 | 2002-08-27 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Use of mobile locating and power control for radio network optimization |
EP1067710A1 (en) | 1999-07-08 | 2001-01-10 | Alcatel | Mobile telecommunication system comprising an adaptive base station antenna |
SE517244C2 (sv) * | 2000-09-18 | 2002-05-14 | Ericsson Telefon Ab L M | Metod och anordning i ett telekommunikationssystem |
JP2002152795A (ja) * | 2000-11-14 | 2002-05-24 | Ntt Docomo Inc | 移動体通信システム、移動体通信システムにおける受信品質制御方法、および、記録媒体 |
US20040266360A1 (en) * | 2001-09-19 | 2004-12-30 | Jyri Hamalainen | Adaptive transceiver system |
-
2001
- 2001-12-03 EP EP01440409A patent/EP1317080B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-12-03 AT AT01440409T patent/ATE343258T1/de not_active IP Right Cessation
- 2001-12-03 DE DE60123983T patent/DE60123983T2/de not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-11-27 JP JP2002343977A patent/JP2003198447A/ja active Pending
- 2002-12-02 US US10/307,457 patent/US7239848B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-12-03 CN CNB021548870A patent/CN1283120C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008510421A (ja) * | 2004-08-17 | 2008-04-03 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | 無線通信システムで高速フィードバックチャネルを設定して情報を伝送する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7239848B2 (en) | 2007-07-03 |
CN1283120C (zh) | 2006-11-01 |
DE60123983D1 (de) | 2006-11-30 |
ATE343258T1 (de) | 2006-11-15 |
EP1317080B1 (en) | 2006-10-18 |
CN1424860A (zh) | 2003-06-18 |
EP1317080A1 (en) | 2003-06-04 |
US20030104837A1 (en) | 2003-06-05 |
DE60123983T2 (de) | 2007-04-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20060128436A1 (en) | Adaptive array apparatus, radio base station, and mobile phone | |
US7512174B2 (en) | Transmission determining method in a reception side apparatus | |
JPH07336292A (ja) | ディジタル移動無線システムにおける送信電力調整方法及び装置 | |
JP2008053933A (ja) | 無線通信装置および無線通信方法 | |
WO2001086823A3 (en) | System and method for providing polarization matching on a cellular communication forward link | |
KR102138813B1 (ko) | 기지국장치 및 기지국장치의 동작 방법 | |
US7209713B2 (en) | Transmission method and radio apparatus for substantially constant receiving power level at a remote terminal | |
US7027839B2 (en) | Communication method using directional beam and radio base station | |
JP4912937B2 (ja) | 通信制御方法および通信システム | |
JP2006512839A (ja) | 無線通信システムにおける出力制御のための適応ステップサイズ方法及びそのためのシステム | |
US7088288B1 (en) | Method and circuit for controlling an antenna system | |
KR20010050425A (ko) | 프로브 신호를 적응적으로 조정하는 장치 및 방법 | |
JP3289713B2 (ja) | 無線送受信機 | |
JP2003198447A (ja) | 電気通信ネットワークにおける基地局のアダプティブアンテナとモバイルユーザ機器間の信号伝送方法 | |
JP4996829B2 (ja) | 通信装置及びキャリブレーションウエイト更新方法 | |
EP1163728B1 (en) | Radio transmitters | |
JP2002368664A (ja) | 通信装置およびその送信アレーアンテナ校正方法 | |
US20230013213A1 (en) | Candidate beam selection for a terminal device | |
JPH09261716A (ja) | 移動体通信子機、基地局通信装置、移動体通信用指令装置、移動体通信システム、並びに移動体通信方法 | |
US7486935B2 (en) | Method and system for controlling transmission power | |
JPH1174804A (ja) | 衛星通信用の送信装置 | |
JP5445361B2 (ja) | 無線通信装置およびその通信方法ならびに無線通信システム | |
JP2000278147A (ja) | 無線通信装置及び無線通信装置の送信電力制御方法 | |
JP2005080080A (ja) | Cdma無線基地局送信電力制御方式 | |
JP2699725B2 (ja) | 複数トランスポンダの送信電力制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080520 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081014 |