JP2003196971A - 冷却機能を持つリールモータを備えたテープドライブ - Google Patents

冷却機能を持つリールモータを備えたテープドライブ

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JP2003196971A
JP2003196971A JP2002285173A JP2002285173A JP2003196971A JP 2003196971 A JP2003196971 A JP 2003196971A JP 2002285173 A JP2002285173 A JP 2002285173A JP 2002285173 A JP2002285173 A JP 2002285173A JP 2003196971 A JP2003196971 A JP 2003196971A
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tape drive
reel
tape
rotor
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JP2002285173A
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English (en)
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Kazuya Tamura
和也 田村
Eiichi Yoneyama
栄一 米山
James Zweighaft
ツバイガーフト ジェームズ
Philip Turner
ターナー フィリップ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Benchmark Storage Innovations Inc
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Benchmark Storage Innovations Inc
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Publication date
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    • G11B33/14Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
    • G11B33/1406Reducing the influence of the temperature
    • G11B33/1413Reducing the influence of the temperature by fluid cooling
    • G11B33/142Reducing the influence of the temperature by fluid cooling by air cooling
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/26Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon
    • G11B15/32Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon through the reels or cores on to which the record carrier is wound
    • GPHYSICS
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    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/66Threading; Loading; Automatic self-loading
    • G11B15/67Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting end of record carrier from container or spool

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープドライブの内部空間を直接的に効率良
く冷却することができる、テープドライブを提供する。 【解決手段】 テープドライブ(10)のシャーシ(2
0)の上面上に回転自在に取り付けられたテイクアップ
リール(30)を回転駆動するためのリールモータ(4
0)は、モータ基板(41)と、このモータ基板上に回
転可能に取り付けられたロータ(42)と、ロータの外
側に近接してモータ基板に固定設置されたステータ(4
3)とを有する。ロータ(42)は、テープドライブの
内部と外部との間で空気を出入りさせるための空気流れ
手段(423a、423b)を持つ。空気流れ手段は、
少なくとも1個のフィン(423a)や少なくとも1個
の穴(423b)であって良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDLT(Digital Li
near Tape)やLTO(Linear Tape 0pen)に代表され
るリニアテープストレージシステムのようなテープドラ
イブに関し、特にテープドライブの冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のテープドライブは、コンピュー
タシステムのハードディスク用の「バックアップ」シス
テムとして開発され、従来から種々のリニアストレージ
システムが提案されている。例えば、DLTとして働く
デジタル線形テープドライブは、例えば、特許文献1に
開示されている。
【0003】デジタル線形テープドライブ(以下、単に
「駆動装置」や「テープドライブ」、「ドライブ」とも
呼ぶ)は、単一のリール(サプライリール)を持つテー
プカートリッジ(以下、単に「カートリッジ」とも呼
ぶ)を受けるためのものであり、その内部にテイクアッ
プリールを内蔵している。テープカートリッジが駆動装
置に装着されると、磁気テープがテープカートリッジか
ら引き出され、ヘッドガイドアセンブリ(HGA)を介
してテイクアップリールで巻き取られる。ヘッドガイド
アセンブリは、テープカートリッジから引き出された磁
気テープ(以下、単に「テープ」とも呼ぶ)を磁気ヘッ
ドに案内するためのものである。磁気ヘッドは、当該テ
ープと磁気ヘッドとの間で情報を交換する。ヘッドガイ
ドアセンブリは、一般に、ブーメラン状の形をしたアル
ミニウム製のプレートと、各々ベアリングを使用した6
個の大きなガイドローラとで構成される。
【0004】尚、ヘッドガイドアセンブリは、テープガ
イドアセンブリとも呼ばれ、それは、例えば特許文献2
に開示されている。また、ガイドローラの一例は、特許
文献3に開示されている。
【0005】一般に、テープドライブは、例えば特許文
献4に記載されているように、共通のベースを有する略
直方体形状のハウジングを含む。ペースは2つのスピン
ドルモータ(リールモータ)を有する。第1のスピンド
ルモータは、ペースに永久的に取り付けられたスプール
(テイクアップリール)を有し、そのスプールは、比較
的高速で流れる磁気テープを受けるように大きさが定め
られている。第2のスピンドルモータ(リールモータ)
は取外し可能なテープカートリッジを受けるように適合
される。取外し可能なテープカートリッジは、ドライブ
のハウジングに形成されたスロットを通してドライブの
中に手動で、または自動的に挿入される。テープカート
リッジをスロットの中に挿入すると、カートリッジは第
2のスピンドルモータ(リールモータ)と係合する。第
1および第2のスピンドルモータ(リールモータ)を回
転する前に、機械的なバックリング機構によってテープ
カートリッジは永久的に取付けられたスプール(テイク
アップリール)に接続される。テープカートリッジと永
久スプールとの間に位置づけられた多くのローラ(ガイ
ドローラ)は、テープカートリッジと永久に取付けられ
たスプールとの間を磁気テープが比較的高速で前後に移
動する際にそれを案内する。
【0006】このような構成のデジタル線形テープドラ
イブでは、テイクアップリールがテープをサプライリー
ルから引っ張るための装置が必要である。そのような引
っ張り装置は、例えば、特許文献5に開示されている。
この公報によると、テイクアップリールには巻取りリー
ダ手段(第1のテープリーダ)が連結され、サブライリ
ール上のテープに供給テープリーダ手段(第2のテープ
リーダ)が固定されている。第1のテープリーダはその
一端にキノコ状のタブを有する。第2のテープリーダは
ロッキング孔を有する。タブはロッキング孔に係合され
る。
【0007】さらに、第1のテープリーダを第2のテー
プリーダに接合するための機構も必要となる。そのよう
な接合機構は、例えば、特許文献6に開示されている。
【0008】また、特許文献7は、リーダテープの側方
に突出する耳片を必要とすることなく、リーダテープ
(第2のテープリーダ)の端部をテープカートリッジの
テープエンド引掛け部に係止することのできるリーダテ
ープの係止部構造を開示している。
【0009】特許文献8は、テープカートリッジがドラ
イブに挿入されていない際にテープドライブのテイクア
ップリールが回転するのを防ぐためのロックシステムを
開示している。
【0010】尚、テープドライブは、テープヘッドアク
チュエータアセンブリをさらに含み、それは複数のロー
ラによつて規定されたテープ経路上に、テイクアップス
プールとテープカートリッジとの間に位置づけられる。
動作中は、磁気テープがテイクアップスプールとテープ
カートリッジとの間を前後に流れ、規定されたテープ経
路上を流れる間にヘッドアクチュエータアセンブリに密
に接近する。このようなヘッドアクチュエータアセンブ
リの一例は、上記特許文献4に開示されている。
【0011】一方、デジタル線形テープドライブに装着
されるテープカートリッジの一例は特許文献9に開示さ
れている。
【0012】また、特許文献10は、バックリング機構
または巻取りリーダを使用することなくテープリーダが
テープカートリッジからテイクアップリールに押し進め
られるようにしたテープドライブを開示している。
【0013】前述したように、テープドライブは、第1
および第2のリールモータを具備しており、それらはシ
ャーシ上に搭載される。また、第1および第2のリール
モータの各々は、一般に、インナーロータ型のモータか
ら成る。
【0014】詳述すると、第1のリールモータは、磁性
体からなるモータ基板と、このモー夕基板上に回転可能
に取り付けられたロータと、モータ基板に固定設醗され
たステータとを有する。第1のリールモータは、ロータ
がステータの内側に配置されたインナーロータ型のモー
タである。第1のリールモータは、モータ基板に、その
ほぼ中心から垂直に立設して固定された円筒状回転支持
部材を有する。この円筒状回転支持部材に、ボールベア
リングを介してロータが回転可能に支持されている。す
なわち、ロータは、回転シャフトと、皿状回転体と、リ
ング状マグネットとを有する。回転シャフトは、ボール
ベア1ノングを介して円筒状回転支持部材に回転可能に
取り付けられている。皿状回転体は、回転シャフトの下
端から回転シヤフトの延在方向とは直交する方向に延在
しており、その外周端部が直角に上方を折り曲げられて
いる。リング状マグネットは、この皿状回転体の外周端
部の外周面に固定して取り付けられている。
【0015】一方、ステータは、リング状マグネットの
外周側に近接してモータ基板上に配置されている。ステ
ータは、放射状に延びる複数の固定子コアと、これら複
数の固定子コアにそれぞれ巻回した固定子コイルとを有
する。
【0016】この第1のリールモータが搭載される部分
の、シャーシの裏面には、当該テープドライブを駆動す
るための集積回路(IC)等の多数の回路部品が搭載さ
れる回路基板が取り付けられる。その際、回路基板は、
第1のリールモータのロータの部分を除いてシャーシの
裏面を覆っている。
【0017】
【特許文献1】特開平9−198639号公報
【0018】
【特許文献2】特表平9−500753号公報
【0019】
【特許文献3】特開2000−100025号公報
【0020】
【特許文献4】特表2000−501547号公報
【0021】
【特許文献5】特公平3−7595号公報
【0022】
【特許文献6】特公平6−39027号公報
【0023】
【特許文献7】特開2000−100116号公報
【0024】
【特許文献8】特開平11−86381号公報
【0025】
【特許文献9】特開2000−149491号公報
【0026】
【特許文献10】特開平11−316991号公報
【0027】
【発明が解決しようとする課題】このように、シャーシ
の裏面は、ICを搭載するための回路基板で覆われてい
るので、ICで発生した熱が回路基板を介してテープド
ライブの内部に伝わり、テープドライブの内部空間を高
温状態にしている。そのため、テープドライブの内部に
配置されている駆動部に熱歪が発生するという問題があ
る。また、テープドライブの内部を走行する磁気テープ
(メディア)は、49℃の耐熱温度しか持っていないの
で、テープドライブの内部空間の温度が49℃を越えて
しまうと、磁気テープは使い物にならなくなってしま
う。
【0028】このようなテープドライブの内部空間が高
温になってしまうという問題を解決するため、従来で
は、次に述べる2つの冷却対策がなされている。第1の
冷却対策は、発熱源であるICに放熱板(シート)を取
り付ける方法である。第2の冷却対策は、本テープドラ
イブが設置されるセット(コンピュータ本体)側にファ
ンモータを取り付ける方法である。
【0029】しかしながら、ICに放熱板を取り付ける
第1の冷却対策は、もともとIC自体の発熱を抑制する
ためのものであって、テープドライブそれ自体を冷却す
るためのものではない。また、セット側にファンモータ
を取り付ける第2の冷却対策も、そもそもコンピュータ
本体自体を冷却するためのものであって、テープドライ
ブ自体を専用に冷却するためのものではない。したがっ
て、第1および第2の冷却対策はいずれも、テープドラ
イブの内部空間を冷却するには余り効果はないものであ
る。換言すれば、上記第1および第2の冷却対策はいず
れも、ある程度の冷却効果はあるとはいえ、もともとテ
ープドライブ自体を冷却するための対策ではなく、テー
プドライブの内部空間を間接的に冷却する方法に過ぎな
い。したがって、テープドライブの内部空間を直接的に
冷却する方法が所望されている。
【0030】したがって、本発明の目的は、テープドラ
イブの内部空間を直接的に効率良く冷却することができ
る、テープドライブを提供することにある。
【0031】本発明の他の目的は、説明が進むにつれて
明らかになるだろう。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様の要
点について述べると、テープドライブ(10)は磁気テ
ープとの間で情報交換を行うためのものであると理解さ
れることができる。テープドライブは上面(20U)お
よび下面(20L)を持つシャーシ(20)を有する。
テイクアップリール(30)は、シャーシの上面上に回
転自在に取り付けられている。シャーシの下面に取り付
けられたリールモータ(40)は、テイクアップリール
を回転駆動するためのものである。リールモータは、モ
ータ基板(41)と、このモータ基板上に回転可能に取
り付けられたロータ(42)と、このロータの外側に近
接してモータ基板に固定設置されたステータ(43)と
を有する。回路基板(90)は、リールモータのロータ
を除いてシャーシの下面を覆う。本発明の第1の態様に
よれば、ロータ(42)は、テープドライブの内部と外
部との間で空気を出入りさせるための空気流れ手段(4
23a,423b)を持つ。
【0033】本発明の第2の態様の要点について述べる
と、リールモータ(40)は、リール(30)を回転駆
動するためのものであると理解されることができる。リ
ールモータ(40)は、モータ基板(41)と、このモ
ータ基板上に回転可能に取り付けられたロータ(42)
と、このロータの外側に近接してモータ基板に固定設置
されたステータ(43)とを有する。本発明の第2の態
様によれば、ロータ(42)は、そのロータの内側およ
び外側の間で空気を出入りさせるための空気流れ手段
(423a,423b)を持つ。
【0034】上記テープドライブおよび上記リールモー
タにおいて、空気流れ手段は、例えば、少なくとも1個
のフィン(423a)や少なくとも1個の穴(423
b)であって良い。
【0035】尚、上記括弧内の参照符号は、理解を容易
にするために付したものであり、一例に過ぎず、これら
に限定されないのは勿論である。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0037】図1、図2、図3を参照して、本発明の一
実施の形態に係るテープドライブについて説明する。図
1はテープドライブ10の斜視図であり、上蓋を取り外
した状態で図示したものである。図2は図1のテープド
ライブ10を背面側から見た斜視図である。図3は図1
のテープドライブ10の断面図である。
【0038】テープドライブ10は、上面20Uおよび
下面20Lを持つシャーシ20を有する。上面20U
は、第1の上領域20U1および第2の上領域20U2
に区分されている。同様に、下面20Lは、第1の上領
域20U1および第2の上領域20U2にそれぞれ対向
する第1の下領域20L1および第2の下領域20L2
に区分されている。
【0039】また、テープドライブ10は、テイクアッ
プリール30と、第1のリールモータ40と、スロット
部50と、第2のリールモータ60とを更に有する。第
1のリールモータ40はテイクアップリールモータと呼
ばれ、第2のリールモータ60はサプライリールモータ
と呼ばれる。
【0040】テイクアップリール30は、シャーシ20
の第1の上領域20U1上に回転自在に取り付けられて
いる。第1のリールモータ(テイクアップリールモー
タ)40は、シャーシ20の第1の下領域20L1側に
取り付けられており、テイクアップリール30を回転駆
動するためのモータである。図3に示されるように、第
1のリールモータ40は、磁性体からなる第1のモータ
基板41と、この第1のモータ基板41上に回転可能に
取り付けられた第1のロータ42と、第1のモータ基板
41に固定設置された第1のステータ43とを有する。
第1のリールモータ40は、第1のロータ42が第1の
ステータ43の内側に配置されたインナーロータ型のモ
ータである。第1のロータ42は第1のリング状マグネ
ット421を有する。後で詳述するように、第1のロー
タ42には、テープドライブ10の内部と外部との間で
空気を出入りさせるための空気流れ手段が設けられてい
る。
【0041】一方、スロット部50は、シャーシ20の
第2の上領域20U2上に設けられている。このスロッ
ト部50には、テープカートリッジ(図示せず)が図1
の矢印Aに示す挿入方向に沿って挿入される。テープカ
ートリッジは、回転自在なサプライリールと、このサプ
ライリールに巻回された磁気テープとを備えている。第
2のリールモータ(サプライリールモータ)60は、シ
ャーシ20の第2の下領域20L2に取り付けられてお
り、スロット部50に上記テープカートリッジが挿入さ
れたときに上記サプライリールを回転駆動するためのモ
ータである。第2のリールモータ60は、磁性体からな
る第2のモータ基板61と、この第2のモータ基板61
上に回転可能に取り付けられた第2のロータ62と、第
2のモータ基板61に固定設置された第2のステータ6
3とを有する。第2のリールモータ60も、第1のリー
ルモータ40と同様に、第2のロ一夕62が第2のステ
ータ63の内側に配潰されたインナーロータ型のモータ
である。第2のロータ62は第2のリング状マグネット
621を有する。
【0042】図3から明らかなように、第1のリールモ
ータ(テイクアップリールモータ)40は、第2のリー
ルモータ(サプライリールモータ)60に対して裏返っ
た状態で配置されている。換言すれば、第1のリールモ
ータ40では、第1のロータ42および第1のステータ
43が第1のモータ基板41の下面に配置されている。
第2のリールモータ60では、第2のロータ62および
第2のステータ63が第2のモータ基板61の上面に配
置されている。したがって、第2のリールモータ60
は、第2のロータ62の第2の環状マグネット621が
外側に露出した状態にある。この第2のリング状マグネ
ット621は強い磁気を持つので、磁気漏れを遮断する
ために、第2のリールモータ60は鉄系の磁性体からな
るプレート70で覆われている。
【0043】このような構造のテープドライブ10によ
れば、磁気ヘッド80と、サプライリールから引き出さ
れてテイクアップリール30に巻き取られる磁気テープ
(図示せず)との間で情報交換を行うことができる。
【0044】図3に加えて図4をも参照して、第1のリ
ールモータ40の構造について更に詳細に説明する。
【0045】第1のリールモータ40は、第1のモータ
基板41に、そのほぼ中心から垂直に立設して固定され
た円筒状回転支持部材411を有する。この円筒状回転
支持部材411に、ボールベアリング412を介してロ
ータ42が回転可能に支持されている。すなわち、第1
のロータ42は、回転シャフト422と、皿状回転体4
23と、第1のリング状マグネット421とを有する。
回転シャフト422は、ボールベアリング412を介し
て円筒状回転支持部材411に回転可能に取り付けられ
ている。皿状回転体423は、回転シャフト422の下
端から回転シャフト422の延在方向とは直交する方向
に延在しており、その外周端部が直角に上方を折り曲げ
られている。第1のリング状マグネット421は、この
皿状回転体423の外周端部の外周面に固定して取り付
けられている。
【0046】一方、第1のステータ43は、第1のリン
グ状マグネット421の外周側に近接して第1のモータ
基板41上に配置されている。図4に示されるように、
第1のステータ43は、放射状に延びる複数の固定子コ
アと、これら複数の固定子コアにそれぞれ巻回した固定
子コイルとを有する。
【0047】図2に示されるように、この第1のリール
モータ40が搭載される部分の、シャーシ20の裏面
(第1の下領域)20L1上には、当該テープドライブ
10を駆動するための集積回路(IC)等の多数の回路
部品(図示せず)が搭載される回路基板90が取り付け
られる。
【0048】このように、シャーシ20の裏面20L1
は、ICを搭載するための回路基板90で覆われている
ので、ICで発生した熱が回路基板90を介してテープ
ドライブ10の内部に伝わり、テープドライブ10の内
部空間を高温状態にしてしまうおそれがある。
【0049】そこで本発明では、テープドライブ10の
内部空間を冷却するために、図4に示されるように、第
1のロータ42の皿状回転体423に少なくとも1個
(図4の例では、6個)のフィン423aを設けてい
る。これにより、第1のリールモータ40の第1のロー
タ42が回転すると、風を起こして、テープドライブ1
0の内部空間を直接的に冷却することが可能になる。す
なわち、フィン423aは、テープドライブ10の内部
と外部との間で空気を出入りさせるための空気流れ手段
として働く。
【0050】したがって、テープドライブ10の内部空
間を冷却できるので、テープドライブ10の内部に配麗
されている駆動部に熱歪が発生するのを防止することが
できる。また、テープドライブ10の内部空間を冷却し
てその温度を常に49℃以下にすることが出来るので、
テープドライブ10の内部を走行する磁気テープ(メデ
ィア)の品質が劣化するのを抑えることができる。
【0051】図5を参照すると、第1のリ一ルモータ4
0Aは、空気流れ手段としてフィン423aの代わりに
穴423bを設けた点を除いて、図4に示された第1の
リールモータ40と同様の構成を有する。
【0052】このような構成でも、図4に示したものと
同様の作用効果を奏することは明らかである。
【0053】本発明についてその好ましい実施の形態に
よって説明してきたが、本発明の精神を逸脱しない範囲
内で、種々の変形が当業者によって明らかであることが
分かる。例えば、上述した実施の形態では、空気流れ手
段としてロータにフィンや穴を設けているが、空気流れ
手段の形状はこれらに限定されず、段差、溝、羽根等の
種々の形状のものを使用できる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、ロータがテープドライブの内部と外部との間で空
気を出入りさせるための空気流れ手段を持つので、テー
プドライブの内部空間を直接的に効率良く冷却すること
ができるという、作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るテープドライブ
を、上蓋を取り外した状態で示す斜視図である。
【図2】図1のテープドライブを背面側から見た斜視図
である。
【図3】図1のテープドライブの断面図である。
【図4】図1のテープドライブに使用されるリールモー
タの一例を示す斜視図である。
【図5】図1のテープドライブに使用されるリールモー
タの他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 テープドライブ 20 シャーシ 30 テイクアップリール 40 リールモータ 41 モータ基板 42 ロータ 43 ステータ 423a フィン 423b 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 502064483 ベンチマーク ストーリッジ イノベーシ ョンズ, インコーポレイテッド Benchmark Storage I nnovations,Inc. アメリカ合衆国 コロラド 80301, ボ ールダー, スターリング サークル 3122 3122 Sterling Circle Boulder, Colorado 80301 United States o f America (72)発明者 田村 和也 東京都調布市国領町8丁目8番地2 ミツ ミ電機株式会社内 (72)発明者 米山 栄一 東京都調布市国領町8丁目8番地2 ミツ ミ電機株式会社内 (72)発明者 ジェームズ ツバイガーフト アメリカ合衆国,コロラド 80301,ボー ルダー,スターリング サークル 3122 ベンチマーク ストーリッジ イノベーシ ョンズ,インコーポレイテッド内 (72)発明者 フィリップ ターナー アメリカ合衆国,コロラド 80301,ボー ルダー,スターリング サークル 3122 ベンチマーク ストーリッジ イノベーシ ョンズ,インコーポレイテッド内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープとの間で情報交換を行うため
    のテープドライブ(10)であって、 上面(20U)および下面(20L)を持つシャーシ
    (20)と、 該シャーシの前記上面上に回転自在に取り付けられたテ
    イクアップリール(30)と、 前記シャーシの前記下面に取り付けられ、前記テイクア
    ップリールを回転駆動するリールモータ(40)であっ
    て、モータ基板(41)と、該モータ基板上に回転可能
    に取り付けられたロータ(42)と、該ロータの外側に
    近接して前記モータ基板に固定設置されたステータ(4
    3)とを有し、前記ロータは、前記テープドライブの内
    部と外部との間で空気を出入りさせるための空気流れ手
    段(423a、423b)を持つ、前記リールモータ
    と、 前記シャーシの前記下面を覆う回路基板(90)と、 を有するテープドライブ。
  2. 【請求項2】 前記空気流れ手段が少なくとも1個のフ
    ィン(423a)である、請求項1に記載のテープドラ
    イブ。
  3. 【請求項3】 前記空気流れ手段が少なくとも1個の穴
    (423b)である、請求項1に記載のテープドライ
    ブ。
  4. 【請求項4】 リール(30)を回転駆動するリールモ
    ータ(40)において、 モータ基板(41)と、 該モータ基板上に回転可能に取り付けられたロータ(4
    2)と、 該ロータの外側に近接して前記モータ基板に固定設置さ
    れたステータ(43)とを有し、 前記ロータは、該ロータの内側および外側の間で空気を
    出入りさせるさせるための空気流れ手段(423a、4
    23b)を持つことを特徴とするリールモータ。
  5. 【請求項5】 前記空気流れ手段が少なくとも1個のフ
    ィン(423a)である、請求項4に記載のリールモー
    タ。
  6. 【請求項6】前記空気流れ手段が少なくと1個の穴(4
    23b)である、請求項4に記載のリールモータ。
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