JP2003196652A - Idカード作成システムにおける色補正方法、及びidカード作成システム - Google Patents

Idカード作成システムにおける色補正方法、及びidカード作成システム

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JP2003196652A
JP2003196652A JP2001368787A JP2001368787A JP2003196652A JP 2003196652 A JP2003196652 A JP 2003196652A JP 2001368787 A JP2001368787 A JP 2001368787A JP 2001368787 A JP2001368787 A JP 2001368787A JP 2003196652 A JP2003196652 A JP 2003196652A
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card
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JP2001368787A
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Atsushi Yatabe
篤 谷田部
Hirotetsu Ko
博哲 洪
Toshihito Nozu
豪人 野津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、各々の撮影装置による機
差、又は照明光や環境温度等の撮影条件がばらついた場
合であっても、どの撮影装置をとっても高品質な撮影画
像を取得できるようにする。 【解決手段】 IDカード作成システム100によれ
ば、撮影装置41a〜43a、41b〜43bにおい
て、同一の基準チャート画像を用いて、自装置により撮
影された撮影チャート画像と基準チャート画像とに基づ
いて標準化マトリックスを算出するとともに、算出され
た標準化マトリックスに基づいて3D−LUTを修正
し、標準化マトリックス、及び3D−LUTに基づいて
撮影画像処理を行う。そして、B支社における撮影装置
41b〜43bにおいて撮影した顔画像をB支社ホスト
2bを介して、A支社ホスト2aに送信し、A支社にお
けるIDカードプリンタ5aにより、B支社における撮
影装置41b〜43bにおいて撮影した顔画像を用いて
IDカードの印刷、作成を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車免許証等の
免許証類、身分証明書、パスポート、外国人登録証、図
書館利用カード、キャッシュカード、クレジットカー
ド、従業者証、社員証、会員証、医療カード及び学生証
等のIDカードを作成するIDカード作成システムにお
ける色補正方法、及びIDカード作成システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車免許証等の免許証類、身分
証明書、パスポート、外国人登録証、図書館利用カー
ド、キャッシュカード、クレジットカード、従業者証、
社員証、会員証、医療カード及び学生証等のIDカード
や、その交付申請書などに画像情報化した証明写真を設
ける場合が多くなってきた。従って、この種のIDカー
ド作成システムには複数の撮影装置が準備されて顔画像
情報が取得される。画像情報は静止画用のデジタルカメ
ラや動画用ビデオカメラなどの撮影装置を使用して取得
される場合が多い。一般に証明写真は、例えば、1年か
ら5年の長期間にわたって画質が劣化しないことが要求
される。また、証明写真を扱う撮影システムによれば、
被撮影者が同一で着衣や髪型が異なる場合でも、同質の
顔画像が得られるような証明装置、撮影装置、印刷装置
などが要求されている。
【0003】一方、近年の通信技術の発達に伴い、各種
装置をインターネット等のネットワークに接続すること
により、遠隔地間において種々のデータの送受信が可能
となっている。また、光学式記録媒体、又は半導体メモ
リの小型可搬化(カード化)、記録容量の増加に伴い、
所定の画像形式にフォーマットされたデータを上記記録
媒体に格納して、所望の装置の間でデータの移動が容易
に行えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式に
係るIDカード作成システムによれば、照明光や環境温
度等の撮影条件によっては、被撮影者の着衣の色、髪
形、髪の色により、同じ人物を撮影しても顔部分の明る
さが変動してしまう場合がある。また、異なる撮影装置
を用いて撮影を行った場合、撮影装置の有する規格、画
像処理方法の違いから、同一の撮影条件であっても、撮
影された顔画像にばらつきが生じてしまう場合がある。
このため、画像を扱う装置の間での画像データの交換を
円滑に行うためには、装置機種に左右されない標準的な
色空間で画像データを取り扱うことが要求される。
【0005】そこで、本発明は、上記課題を解決したも
のであって、各々の撮影装置による機差、又は照明光や
環境温度等の撮影条件がばらついた場合であっても、ど
の撮影装置をとっても高品質の撮影画像を取得できるよ
うにしたIDカード作成システムにおける色補正方法、
及びIDカード作成方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、予め設定された基準撮影画
像情報に基づいて、撮影装置により取得された撮影画像
の色補正を行うことを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記撮影装置で参照被写体を撮影して参照
撮影画像情報を取得し、前記参照撮影画像情報と前記基
準撮影画像情報とに基づいて相対値を算出し、前記相対
値に基づいて前記撮影装置に対応する色補正変換テーブ
ルを作成し、前記色補正変換テーブルを用いて前記撮影
装置により取得された前記撮影画像の色補正を行うこと
を特徴としている。
【0008】従って、機種の異なる複数の撮影装置を備
えるIDカード作成システムにおいて、複数の撮影装置
が同一の基準撮影画像情報に基づいて、それぞれの機種
により撮影された撮影画像の色補正を行うことにより、
機差、照明等の撮影条件による撮影画像の色調の違いを
標準化できるため、どの撮影装置を用いて撮影した場合
でも、均一化された色調の撮影画像を再現することがで
きる。これにより、機種の異なる複数の撮影装置を備え
るIDカード作成システムであっても、既存のシステム
を変更することなく、顔画像の交換を容易に行うことが
できる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記基準撮影画像情報は、基準撮影
装置により基準被写体を撮影して取得されることを特徴
としている。
【0010】従って、基準撮影装置以外の撮影装置によ
り撮影された撮影画像を基準撮影装置により撮影された
基準撮影画像情報に基づいて色補正を行うため、各撮影
装置において照明光や環境温度等の撮影条件がばらつい
た場合であっても、均一化された色調の撮影画像を再現
することができる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の発明において、前記撮影装置に対応する前記色補正
変換テーブルは、前記撮影装置で参照被写体を撮影して
参照撮影画像情報を取得し、前記参照撮影画像情報と前
記基準撮影画像情報とに基づいて相対値を算出し、前記
相対値に基づいて前記基準撮影画像情報に対応する色補
正変換テーブルを修正することにより作成されることを
特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項2又は3記
載の発明において、前記撮影装置に対応する前記色補正
変換テーブルは、前記撮影装置で参照被写体を撮影して
参照撮影画像情報を取得し、前記参照撮影画像情報と前
記基準撮影画像情報とに基づいて相対値を算出し、前記
相対値に基づいて前記基準撮影装置に対応する色補正変
換テーブルを修正することにより作成されることを特徴
としている。
【0013】従って、撮影装置に対応する色補正変換テ
ーブルを基準撮影装置、又は基準撮影画像情報に対応す
る色補正変換テーブルを修正して作成することにより、
色補正の処理速度を向上をさせるとともに、コストを低
減することができる。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項2から5の
いずれかに記載の発明において、前記撮影撮影装置では
被撮影者を撮影する通常撮影モードと、前記撮影装置に
対応する前記色補正変換テーブルを作成する色補正変換
テーブル作成モードとが設けられていることを特徴とし
ている。
【0015】従って、操作者は、通常撮影時と、色補正
変換テーブル作成時とを明確に認識することができ、通
常撮影、又は色補正変換テーブル作成の操作を誤って行
うことがない。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記色補正変換テーブル作成モードを実行
する際に、予め設定された専用の暗証番号情報が入力さ
れることを特徴としている。
【0017】従って、第3者により不正に色補正変換テ
ーブルのデータの書き換えが行なわれることを防いで、
データを有効に管理することができる。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記参照被写体と前記基準被写体とが実質
的に等価な色票であることを特徴としている。
【0019】従って、参照被写体と基準被写体とが実質
的に等価な色票であるため、参照撮影画像情報と基準撮
影画像情報との相対値に基づいて、容易に撮影画像の色
補正を行うことができる。
【0020】請求項9記載の発明は、被撮影者の少なく
とも一部の画像が付帯されたIDカードを作成するID
カード作成システムであって、前記被撮影者の少なくと
も一部を撮影して得られる撮影画像に基づいて撮影画像
情報を取得する撮影装置と、前記撮影画像情報に基づい
て、前記被撮影者の少なくとも一部の画像が付帯された
IDカードを作成するカード作成手段とを備え、前記撮
影装置、又は前記IDカード作成手段は、予め設定され
た基準撮影画像情報に基づいて、前記撮影画像を色補正
することを特徴としている。
【0021】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、前記撮影装置は、参照被写体を撮影して
参照撮影画像情報を取得する取得手段と、前記参照撮影
画像情報と前記基準撮影画像情報とに基づいて相対値を
算出する演算手段と、前記相対値に基づいて前記撮影装
置に対応する色補正変換テーブルを作成する色補正変換
テーブル作成手段と、前記色補正変換テーブルを用い
て、前記撮影画像を色補正する色補正手段と、を備える
ことを特徴としている。
【0022】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明において、前記撮影装置に対応する前記色補正変
換テーブルは、前記取得手段により、参照被写体を撮影
して参照撮影画像情報が取得され、前記演算手段によ
り、前記参照撮影画像情報と前記基準撮影画像情報とに
基づいて相対値が算出され、前記色補正変換テーブル作
成手段により、前記相対値に基づいて前記基準撮影装置
に対応する色補正変換テーブルが修正されることにより
作成されることを特徴としている。
【0023】請求項12記載の発明は、請求10記載の
発明において、前記撮影装置に対応する前記色補正変換
テーブルは、前記取得手段により、参照被写体を撮影し
て参照撮影画像情報が取得され、前記演算手段により、
前記参照撮影画像情報と前記基準撮影画像情報とに基づ
いて相対値が算出され、前記色補正変換テーブル作成手
段により、前記相対値に基づいて前記基準撮影画像情報
に対応する色補正変換テーブルが修正されることにより
作成されることを特徴としている。
【0024】請求項13記載の発明は、請求項9記載の
発明において、前記IDカード作成手段は、前記撮影装
置にて参照被写体が撮影された参照撮影画像情報を取得
する取得手段と、前記参照撮影画像情報と前記基準撮影
画像情報とに基づいて相対値を算出する演算手段と、前
記相対値に基づいて前記撮影装置に対応する色補正変換
テーブルを修正して作成する色補正変換テーブル作成手
段と、前記色補正変換テーブルを用いて、前記撮影画像
を色補正する色補正手段と、を備えることを特徴とする
請求項8記載のIDカード作成システム
【0025】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の発明において、前記撮影装置に対応する前記色補正変
換テーブルは、前記取得手段により、前記撮影装置にて
参照被写体が撮影された参照撮影画像情報が取得され、
前記演算手段により、前記参照撮影画像情報と前記基準
撮影画像情報とに基づいて相対値が算出され、前記色補
正変換テーブル作成手段により、前記相対値に基づいて
前記基準撮影装置に対応する色補正変換テーブルが修正
されることにより作成されることを特徴としている。
【0026】請求項15記載の発明は、請求項13記載
の発明において、前記撮影装置に対応する前記色補正変
換テーブルは、前記取得手段により、前記撮影装置にて
参照被写体が撮影された参照撮影画像情報が取得され、
前記演算手段により、前記参照撮影画像情報と前記基準
撮影画像情報とに基づいて相対値が算出され、前記色補
正変換テーブル作成手段により、前記相対値に基づいて
前記基準撮影画像情報に対応する色補正変換テーブルが
修正されることにより作成されることを特徴としてい
る。
【0027】請求項16記載の発明は、請求項9から1
5のいずれかに記載の発明において、前記基準撮影画像
情報は、基準撮影装置により基準被写体を撮影して取得
されることを特徴としている。
【0028】請求項17記載の発明は、請求項9から1
2のいずれかに記載の発明において、前記基準撮影画像
情報及び色補正変換テーブルが前記撮影装置に設けられ
ていることを特徴としている。
【0029】従って、撮影装置において色補正変換テー
ブルの修正を行い、相対値、及び修正した色補正変換テ
ーブルを用いて撮影画像の色補正を行うことができるた
め、速やかに処理を実行することができるとともに、各
種データの所在が明確になり、各種データの紛失等を防
止することができる。
【0030】請求項18記載の発明は、請求項9から1
5のいずれかに記載の発明において、前記撮影装置は、
前記撮影画像情報のヘッダ情報として参照撮影画像情
報、相対値、又は撮影装置識別符号を添付して送信する
送信手段を備えることを特徴としている。
【0031】請求項19記載の発明は、請求項18記載
の発明において、前記基準撮影画像情報が前記撮影装置
に設けられており、色補正変換テーブルが前記IDカー
ド作成手段に設けられていることを特徴としている。
【0032】従って、ヘッダ情報として相対値が添付さ
れて送信された場合、IDカード作成手段において、相
対値に基づいて色補正変換テーブルを修正して、修正比
率、及び修正した色補正変換テーブルを用いて撮影画像
の色補正を行うことができる。
【0033】請求項20記載の発明は、請求項18記載
の発明において、前記基準撮影画像情報が前記IDカー
ド作成手段に設けられていることを特徴としている。
【0034】請求項21記載の発明は、請求項18又は
20記載の発明において、前記色補正変換テーブルが前
記IDカード作成手段に設けられていることを特徴とし
ている。
【0035】従って、ヘッダ情報として参照撮影画像情
報が添付されて送信された場合、IDカード作成手段に
おいて、基準撮影画像情報と、参照撮影画像情報とから
相対値を算出して、この相対値に基づいて基準撮影画像
情報に対応する色補正変換テーブルを修正することがで
きる。または、ヘッダ情報として撮影装置識別符号が送
信された場合、IDカード作成手段において、撮影装置
識別符号に対応する相対値を取得して、色補正変換テー
ブルの修正を行うことができる。そして、この相対値、
及び修正された色補正変換テーブルを用いて撮影画像の
色補正を行うことができるため、IDカード作成システ
ムにおいて撮影装置に係る負荷を低減することができ
る。
【0036】請求項22記載の発明は、請求項9から2
1のいずれかに記載の発明において、前記撮影装置では
被撮影者を撮影する通常撮影モードと、前記撮影装置及
び前記IDカード作成手段に対応する前記色補正変換テ
ーブルを作成する色補正変換テーブル作成モードとが設
けられていることを特徴としている。
【0037】請求項23記載の発明は、請求項22記載
の発明において、前記色補正変換テーブル作成モードを
実行する際に、予め設定された専用の暗証番号情報が入
力されることを特徴としている。
【0038】請求項24記載の発明は、請求項9から2
3のいずれかに記載の発明のおいて、前記IDカード作
成手段は、被撮影者の顔を含む撮影画像が付帯されたI
Dカードを作成することを特徴としている。
【0039】従って、被撮影者の顔を含む画像が添付さ
れたIDカードを作成することができるため、IDカー
ドにより個人を証明する際の信頼性が向上する。
【0040】請求項25記載の発明は、請求項16記載
の発明において、参照被写体と基準被写体とが実質的に
等価な色票であることを特徴としている。
【0041】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、図を参
照して本第1の実施の形態を詳細に説明する。ここで、
本発明に係るIDカード作成システムと、本第1の実施
の形態におけるIDカード作成システム100とにおけ
る各構成要素の対応関係を明示する。即ち、基準被写体
は、基準撮影装置により撮影される色票に対応し、基準
撮影画像情報は、基準撮影装置により色票を撮影した基
準チャート画像に対応している。また、参照被写体は、
撮影装置により撮影される色票に対応し、参照撮影画像
情報は、撮影装置により色票を撮影した撮影チャート画
像に対応している。また、相対値は、基準チャート画像
と、撮影チャート画像との相対比率を算出した標準化マ
トリックスに対応し、色補正変換テーブルは、3次元ル
ックアップテーブル(以下、「3D−LUT」と省略す
る)に対応している。さらに、暗証番号情報は、各撮影
装置に予め設定されている暗証番号に対応している。
【0042】図1〜図7は、本発明を適用したIDカー
ド作成システム100の一実施の形態を示す図である。
なお、本第1の実施の形態においては、主に、会社等の
団体に所属する所員のIDカード(在職(社員)証明カ
ード等)に添付するための顔画像を撮影する場合を想定
してIDカード作成システム100の説明を行うが、そ
れに限らず、所定資格を管理・統括する団体が有するも
のであってもよく、この場合、IDカード作成システム
100は、有資格者のIDカード(免許証明カード等)
に添付するための顔画像を撮影するものとする。
【0043】まず、構成を説明する。図1は、本実施の
形態におけるIDカード作成システム100のシステム
構成を示す概念図である。図1に示すように、IDカー
ド作成システム100は、本社ホスト1と、A支社ホス
ト2a等を含む複数の支社ホスト2a〜2xとがネット
ワークNを介して接続することにより構成されている。
【0044】なお、本第1の実施の形態においては、I
Dカード作成システム100を利用した本発明に特徴的
なIDカード作成の実施例として、B支社内のシステム
において撮影されたA支社に所属する所員の顔画像を用
いて、A支社内のシステムにおいてIDカードが作成さ
れる例を用いて詳細な説明を行う。従って、説明の簡略
化のため、図1には、本社ホスト1に接続される複数の
支社ホストのうち、A支社ホスト2a、及びB支社ホス
ト2bのみを詳細に示し、他の支社ホスト2c〜2xの
詳細な説明、及び図示を省略する。
【0045】IDカード作成システム100において、
本社ホスト1、A支社ホスト2a、B支社ホスト2b
は、公衆回線、又は専用線等を介してネットワークNに
接続されている。ネットワークNは、任意な時に接続が
可能であればよく、常時接続されている必要はない。ま
た、ネットワークNは、情報管理の信頼性の観点から、
特定のユーザのみアクセス可能なセキュリティを確保し
ているネットワークであることが望ましい。さらに、ネ
ットワークNを介してテキストや画像等のデジタルデー
タを送受信する際は、通信途中で第3者に盗み見られた
り、改竄されることを防ぐため、暗号鍵等を用いて、予
め定められた規則に従ってデータを暗号化することが望
ましい。あるいは、IDカード作成システム100は、
通過する情報を制限するファイアウォール機能を有する
プロキシサーバ等を備える構成であっても良い。
【0046】本社ホスト1は、パーソナルコンピュータ
等により構成され、支社ホスト2a〜2xを含む全ての
支社ホストを、ネットワークNを介して一元的に管理す
るコンピュータである。また、本社ホスト1は、各支社
ホスト2a〜2xにそれぞれ備えられるデータベース
(以下、「DB」と省略する)20a〜20xに記憶さ
れている所員の個人情報(例えば、氏名、年齢、所属、
住所、顔画像)を一括管理するDB10を備えている。
【0047】さらに、このDB10には、支社DB20
a〜20xに記憶されている情報だけでなく、所員に関
する詳細な情報(例えば、ペナルティ情報等)を記録し
ている。本社ホスト1は、支社ホスト2a〜2xからI
D番号を受信すると、DB10に記録されている情報に
基づいて、受信したID番号に対応する申請登録人の登
録の可否を示す登録可否情報を、対応する支社ホスト2
a〜2xに送信する。
【0048】A支社ホスト2aは、A支社に所属する所
員に関する個人情報を記録するDB20aを備え、本社
ホスト1、又は他の支社ホスト2b〜2xとの間で、ネ
ットワークNを介して情報の送受信を行う。また、A支
社ホスト2aは、A支社内においてサーバとして機能す
ることにより、ファイルサーバ3a、撮影装置41a〜
43a、IDカードプリンタ5a、再生装置6a等を接
続するイントラネットL1を構築する。
【0049】イントラネットL1は、サーバと、複数の
クライアントとを接続して構成され、接続されたサー
バ、及び複数のクライアント間で情報や資源を共有する
ための、限られたエリア内におけるネットワークであ
る。また、WWW(ワールド・ワイド・ウェブ)やTC
P/IPなどの、インターネットで普及している技術を
使ってイントラネットL1を構築することにより、信頼
性の高いネットワークをスピーディに構築することがで
きる。
【0050】なお、イントラネットL1には、例えば、
送受信されるデータの解析、伝送経路の設定、及び転送
を行うルータ等の中継装置の他、所定数のポートを備え
るハブ等の集線装置が含まれる。また、イントラネット
L1においても、情報管理の信頼性の観点から、特定の
ユーザのみアクセス可能なセキュリティを確保している
ネットワークであることが望ましい。
【0051】次に、図2を参照してA支社ホスト2aの
内部構成を詳細に説明する。図2は、図1に示すA支社
ホスト2aの要部構成を示すブロック図である。図2に
示す様に、A支社ホスト2aは、CPU21a、表示部
22a、入力部23a、通信部24a、RAM25a、
記録媒体27aを備える記憶部26a等を備えて構成さ
れる。
【0052】CPU(Central Processing Unit)21
aは、記憶部26aに格納されている各種プログラムの
中から指定されたプログラムを、RAM25a内の図示
しないワークエリアに展開し、入力部22a、及び通信
部24aから入力されるデータに応じて、プログラムに
従った各種処理を実行し、処理結果をRAM25a内の
ワークメモリに格納する。また、処理結果を表示するた
めの表示情報を生成して表示部23aへ出力する。
【0053】具体的に、CPU21aは、記憶部26a
に記憶される顔画像交換処理プログラムを読み出して、
後述する顔画像交換処理(図7参照)を実行する。この
顔画像交換処理において、CPU21aは、例えば、B
支社ホスト2bからID番号と、顔画像を受信すると、
ID番号に対応する個人情報をDB20aから取得す
る。そして、CPU21aは、取得した個人情報と、受
信したID番号、及び顔画像とをIDカードプリンタ5
a、及びファイルサーバ3aに送信する。また、CPU
21は、DB20aに記憶されるID番号に対応する顔
画像を、B支社ホスト2bから受信した顔画像に更新し
て記憶する。なお、ID番号は、IDカードを所有する
所員毎に割り当てられる識別情報であり、例えば、ID
番号には、所員が所属している支社の情報等を含んでい
る。
【0054】入力部22aは、文字キー、数字キー、及
び各種機能キーを備えたキーボードを含み、このキーボ
ードで押下されたキーに対応する押下信号をCPU21
aに出力する。また、入力部22aは、必要に応じてマ
ウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、そ
の他の入力装置を備えるものとしてもよい。
【0055】表示部23aは、CRT(Cathode Ray Tu
be)やLCD(Liquid Crystal Display)等によってな
る表示画面を備え、CPU21aから入力される表示信
号の指示に従って入力部22a、通信部24aを介して
送受信される表示データを画面上に表示する。
【0056】通信部24aは、LAN、WAN等のネッ
トワークに接続された伝送媒体に接続可能なインターフ
ェイスである。通信部24aは、モデム又はターミナル
アダプタ等によって構成され、電話回線、ISDN回
線、無線通信回線、専用線、CATV回線等の通信回線
を介して外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0057】RAM(Random Access Memory)25a
は、CPU21aによって実行される各種プログラムや
これら各種プログラムによって処理されたデータ等を一
時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0058】記憶部26aは、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記録媒体27aを有しており、この
記録媒体27aは磁気的、光学的記録媒体、若しくは半
導体メモリで構成されている。この記録媒体27aは、
記憶部26aに固定的に設けられるもの、若しくは着脱
自在に装着するものであり、この記録媒体27aには、
システムプログラム、当該システムに対応する各種処理
プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデー
タ等を記憶する。また、プログラムは、コンピュータが
読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、C
PU21aは、当該プログラムコードに従った動作を逐
次実行する。
【0059】また、記録媒体に記憶するプログラム、デ
ータ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアン
ト等の他の機器からWAN、LAN等のネットワーク回
線の伝送媒体を介して通信部24aから受信して記憶す
る構成にしてもよく、さらに、記録媒体はネットワーク
上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。ま
た、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を
介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器に
インストールするように構成してもよい。
【0060】図1に戻り、ファイルサーバ3aは、ID
カードプリンタ5aから印刷出力される情報(ID番
号、個人情報、顔画像等)を記憶している。即ち、ファ
イルサーバ3aは、登録申請が行なわれた際にIDカー
ドが作成されるための最新の情報を記憶する。また、D
B20aがダウンした場合の予備のDBとしての機能を
有している。
【0061】撮影装置41a〜43aは、IDカードを
作成するための申請登録人の顔画像を撮影する。撮影装
置41a〜43aは、登録申請人の撮影を行い、撮影さ
れた顔画像の画像処理を行う。そして、画像処理した顔
画像を、ID番号と対応付けてA支社ホスト2a、ファ
イルサーバ3a、又はIDカードプリンタ5aに出力す
る。
【0062】図3を参照して撮影装置41aの内部構成
を詳細に説明する。なお、撮影装置42a〜43aの要
部構成は、撮影装置41aの要部構成と同一とするた
め、各構成部分には同列の符号を付し、その構成の図示
及び説明は省略する。
【0063】図3は、図1に示す撮影装置41aの要部
構成を示すブロック図である。図3に示す様に、撮影装
置41aは、CPU411、カメラ412、表示部41
3、入力部414、通信部415、RAM416、EE
PROM417、記憶部418、光源419等から構成
されている。
【0064】CPU411は、記憶部418に記録され
ている撮影装置41aに対応する各種プログラムの中か
ら指定されたプログラム、入力部414から入力される
各種指示又はデータをRAM416のワークエリアに展
開し、この入力指示、又は入力データに応じて上記プロ
グラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRA
M416の所定の領域に格納するとともに、表示部41
3に表示させる。
【0065】具体的に、CPU411は、記憶部418
に記憶される3D−LUT作成処理プログラムを読み出
して、後述する3D−LUT作成処理(図5参照)を実
行する。この3D−LUT作成処理において、CPU4
11は、入力部414を介して、撮影装置毎に設定され
ている暗証番号が入力されると、3D−LUT作成モー
ドを設定する。
【0066】次いで、CPU411は、3D−LUT作
成モードにおいて、カメラ412を制御して所定の色票
を撮影し、撮影したチャート画像(本明細書中、「撮影
チャート画像」と記す)を取得する。また、CPU41
1は、予め基準として設定されている基準撮影装置によ
り所定の色票を撮影したチャート画像(本明細書中、
「基準チャート画像」と記す)を記憶部418から取得
する。なお、本第1の実施の形態において、基準チャー
ト画像は、予めCPU11が、通信部415を制御して
本社ホスト1から受信し、記憶部418に記録している
ものとするが、撮影装置41a〜43a以外に備えられ
る構成であってもよい。
【0067】ここで、チャート画像とは、撮影条件を把
握するために、青色の背景板とともに、肌色板や白色板
を色票として撮影した画像である。この色票は、一般的
によく知られたMacbeth Color Chckerの、Light Skin,B
lue Sky,Whiteが用いられており、詳細な分光・色彩情
報が明らかになっているものである。なお、色票となる
色は、青色、肌色、白色に限らず、例えば、緑色、マゼ
ンダ等の色を含むことにより、精度を向上させることも
可能である。また、基準撮影装置により撮影される色票
と、各撮影装置41a〜43aにより撮影される色票
は、色空間が実質的に等価な色票が使用されている。
【0068】また、A支社内における撮影装置41a〜
43aにより実行される3D−LUT作成処理において
は、いずれの撮影装置においても同一の基準チャート画
像が使用され、さらに、A支社以外の各支社における撮
影装置により実行される3D−LUT作成処理において
も、全て同一の基準チャート画像が使用される。これに
より、各支社内、及び支社間において、標準的な色空間
により顔画像を再現することが可能となる。
【0069】CPU411は、カメラ412により撮影
した撮影チャート画像と、基準チャート画像とに基づい
て、それぞれの色領域における相対比率を算出する。即
ち、カメラ412により撮影された撮影チャート画像の
青色、肌色、白色の各色片の値(RGB値)と、基準チ
ャート画像の各色片の値(RGB値)とに基づいて、3
行3列の標準化マトリックスを算出する。以下、標準化
マトリックスの算出方法について詳細に説明する。
【0070】まず、色票の色を白色(w)、肌色
(s)、青色(b)とし、それぞれを読み込んだ時にカ
メラ412のCCDから出力されるRGB値、即ち撮影
チャート画像から取得されるRGB値を、Xw、Xs、X
b(Xはr、g、b、のいずれか)とする。また、基準
撮影装置のCCDから出力されるRGB値、即ち基準チ
ャート画像から取得されるRGB値を、Yw、Ys、Yb
(Yはr、g、bのいずれか)とする。ここで、撮影装
置41a〜43aから出力されるRGB値を、基準撮影
装置から出力されるRGB値に変換する標準化マトリッ
クスをaijとすると、下記式(1)が成立する。
【数1】
【0071】これを標準化マトリックスaijについて解
くと下記式(2)となる。
【数2】
【0072】従って、前記式(2)により3行3列の標
準化マトリックスaijを求める事ができる。この標準化
マトリックスaijにより、撮影した実画像の色調を基準
撮影装置で撮影した画像データの色調に変換することが
できる。即ち、撮影された実画像を機種に依存した色空
間の値から、機種に依存しない標準的な色空間の値に変
換することができ、異なる複数の撮影装置により撮影し
た顔画像の色空間を均一化させることができる。
【0073】また、CPU411は、算出した標準化マ
トリックスに基づいて、3D−LUTの修正を行う。こ
こで、3D−LUTとは、撮影された顔画像の輝度、色
相、彩度等を変換して、見栄えの良い、好ましいモニタ
画像、又はプリント画像に仕上がるように設定されたテ
ーブルである。具体的に、3D−LUTは、輝度、色
相、彩度を3つの変数として、予め各撮影装置に対応す
る所定の値が設定されている3次元の変換テーブルであ
る。本実施の形態においては、各撮影装置に対応する3
D−LUTを標準化マトリックスに基づいて修正して作
成する構成としたが、例えば、基準撮影装置に対応する
3D−LUTを各撮影装置に対応するように修正して作
成する構成であってもよい。
【0074】上記のように、CPU411は、算出した
標準化マトリックスに基づいて、即ち、自装置における
撮影チャート画像と、基準チャート画像の相対比率に基
づいて3D−LUTを修正する。そして、CPU411
は、算出した標準化マトリックスと、修正した3D−L
UTとを記憶部418に格納される色変換テーブル41
8aに記録させる。
【0075】ここで、図4を参照して記憶部418に記
憶される色変換テーブル418aについて説明する。図
4に示すように、色変換テーブル418aには、カメラ
412から入力された画像の階調変換(γ→リニア)を
行うためのテーブルデータが記憶されている。これは、
カメラ412等から出力される顔画像が、例えば、1/
2.2乗の階調特性になっているものがあるため、この
場合に2.2乗のカーブを用いて階調特性を線形変換す
る。次いで、階調変換が行なわれた画像を標準化するた
めの標準化マトリックスのテーブルデータが記憶されて
いる。さらに、標準化された画像を階調変換(リニア→
γ)するためのテーブルデータが記憶されている。そし
て、標準化された画像をさらに好ましいモニタ画像、又
はプリント画像に変換するための3D−LUTのテーブ
ルデータが記憶されている。
【0076】なお、γからリニアに階調特性を変換する
階調変換と、リニアからγに階調特性を変換する階調変
換については、標準化マトリックスの精度を向上させる
ために行なわれるものである。従って、色変換テーブル
418aは、少なくとも、標準化マトリックス、及び3
D−LUTのテーブルデータを備えて構成されていれば
良い。
【0077】さらに、CPU411は、記憶部418に
記憶される撮影画像処理プログラムを取得して後述する
撮影画像処理(図6参照)を実行する。この撮影画像処
理において、CPU411は、3D−LUT作成処理に
おいて算出された標準化マトリックス、及びこの標準化
マトリックスに基づいて修正された3D−LUTが記憶
されている色変換テーブル418aを用いて、カメラ4
12により撮影された顔画像の画像処理を行う。
【0078】即ち、CPU411は、入力部414を介
してID番号を含む所定の情報が入力されると、カメラ
412を制御して登録申請人の撮影を行う。また、CP
U411は、記憶部418に記憶される色変換テーブル
418aを取得して、カメラ412から入力される顔画
像の階調変換(γ→リニア)を行う。次いで、CPU4
11は、3D−LUT作成処理において算出された標準
化マトリックスを用いて顔画像を基準撮影装置で撮影し
た場合の色調に近づくように変換し、変換された顔画像
に再度、階調変換(リニア→γ)を行う。そして、CP
U411は、3D−LUT作成処理において修正された
3D−LUTにより、好ましい顔画像を表示させるため
の変換を行う。
【0079】また、CPU411は、3D−LUTによ
り変換を行った顔画像にJPEG(Joint Photographic
coding Experts Group)等の画像圧縮を行い、ID番
号と対応付けて圧縮した顔画像を記憶部418に記憶さ
せる。さらに、入力部414を介して、顔画像をA支社
ホスト2a、IDカードプリンタ、又はファイルサーバ
に顔画像を送信する指示が入力された場合、CPU41
1は、通信部415を制御して、ID番号、及び顔画像
を指定された先に送信する。
【0080】撮影画像処理において、上述した演算処理
を行うことにより、カメラや照明環境の相違による画像
の色調を標準化することが可能である。従って、撮影場
所や撮影装置によらず、システム内、又はシステム間に
おいて、安定した顔画像の色再現を行うことができる。
なお、3D−LUT作成処理は、撮影装置41a内で適
用される場合に限らず、例えば、算出された標準化マト
リクスに基づいて、IDカードプリンタ5a等に記憶さ
れているプリント画像用の3D−LUTの修正を行うこ
とも可能である。
【0081】図3に戻り、カメラ412は、ガラス又は
プラスチックからなる光学レンズ、及びCCDやCMO
S等の光学センサにより構成され、光学レンズを介して
入力される静止画像を光学センサで電気信号に変換して
画像を生成する。また、カメラ412は、カメラ412
に備えるγテーブルに基づいて、撮影した画像の階調特
性を変換してからCPU411に出力する。なお、カメ
ラ412は、動画を記録可能なデジタルビデオカメラ等
により構成されていても良い。
【0082】表示部413は、CRTやLCD等によっ
てなる表示画面を備え、CPU411から入力される表
示信号の指示に従って入力部414、通信部415を介
して送受信される表示データを画面上に表示する。
【0083】入力部414は、カーソルキー、数字入力
キー、及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、こ
のキーボードで押下されたキーに対応する押下信号をC
PU411に出力する。なお、入力部414は、必要に
応じてマウス、タッチパネル等のポインティングデバイ
スや、その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
【0084】通信部415は、LAN、WAN等のネッ
トワークに接続された伝送媒体に接続可能なインターフ
ェイスである。通信部14は、モデム又はターミナルア
ダプタ等によって構成され、電話回線、ISDN回線、
無線通信回線、専用線、CATV回線等の通信回線を介
して外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0085】RAM416は、CPU11によって実行
される各種プログラムやこれら各種プログラムによって
処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを
形成する。例えば、RAM416は、カメラ412によ
り撮影された顔画像、又はCPU411により撮影画像
処理が行なわれた顔画像を一時的に記憶する。
【0086】EEPROM(Electronically Erasable
and Programmable Read Only Memory )17は、電気的
にデータの書きこみ、及び消去が可能な読み出し専用の
メモリであり、主制御プログラムを格納する。なお、前
述した色変換テーブル418aは、EEPROM17に
記憶される構成であっても良い。
【0087】記憶部418は、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有してお
り、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは
半導体メモリで構成されている。この記録媒体は記憶部
418に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に
装着するものであり、この記録媒体には、システムプロ
グラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、
及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶す
る。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプロ
グラムコードの形態で格納され、CPU411は、当該
プログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、
記憶部418は、予め本社ホスト1から受信した基準チ
ャート画像を記憶するとともに、上記色変換テーブル4
18aを更新可能に記憶している。
【0088】光源419は、撮影装置41aに備えら
れ、蛍光灯、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ等
により構成される。光源419は、撮影時に被写体に対
して光を照射する。
【0089】図1に戻り、IDカードプリンタ5aは、
図示しない印刷装置等を備え、A支社ホスト2aから登
録申請人の個人情報を受信するとともに、A支社ホスト
2a、又は撮影装置41a〜43aからID番号、及び
顔画像を受信する。そして、受信した個人情報に含まれ
るID番号と、顔画像に付帯するID番号とを一致さ
せ、個人情報と、顔画像が記載されたIDカードの印
刷、作成を行う。
【0090】再生装置6aは、パーソナルコンピュータ
等により構成され、CRTやLCD等によってなる表示
部を備え、A支社ホスト2a、又は撮影装置41a〜4
3aから受信した顔画像を再生して、表示画面に表示さ
せる。
【0091】次に、B支社ホスト2bについて説明す
る。ここで、B支社ホスト2bの要部構成は、上述した
A支社ホスト2aの要部構成と同一とするため、各構成
部分には同列の符号を付し、その構成の図示及び説明は
省略する。即ち、B支社ホスト2bは、CPU21b、
入力部22b、表示部23b、通信部24b、RAM2
5b、記録媒体27bを備える記憶部26b等により構
成される。
【0092】また、B支社ホスト2bをサーバとして、
ファイルサーバ3b、撮影装置41b〜43b、IDカ
ードプリンタ5b、再生装置6bを接続することにより
構成されるB支社内におけるシステムについても、上述
したA支社内におけるシステムと同様の構成よってなる
ため、各構成部分には同列の符号を付し、そのシステム
構成、及び各構成部分の詳細な説明を省略する。
【0093】従って、以下では本発明に特徴的な処理と
して、B支社内のシステムにおいて撮影されたA支社に
所属する所員の顔画像を用いて、A支社内のシステムに
おいてIDカードが作成される場合に、B支社ホスト2
bのCPU21bにより実行される画像交換処理(図7
参照)について詳細な説明を行う。
【0094】まず、B支社ホスト2bのCPU21b
は、記憶部26bに記憶される画像交換処理プログラム
を読み出して画像交換処理を実行する。この画像交換処
理において、CPU21bは、申請登録人のID番号、
及び顔画像を撮影装置41bから受信すると、DB20
bからID番号に対応する個人情報を検索する。ここ
で、申請登録人がB支社以外の所員の場合、B支社ホス
ト2bの備えるDB20bには、受信したID番号に対
応する個人情報が記録されていない。従って、CPU2
1bは、ID番号の有無により申請登録人がB支社の所
員であるか否かを判断する。また、ID番号に所属して
いる支社の情報が含まれる場合は、ID番号により申請
登録人の所属する支社の確認を行うこともできる。
【0095】CPU21bは、登録申請人がB支社以外
の所員であると判断した場合、受信したID番号を本社
ホスト1に送信する。次いで、CPU21bは、本社ホ
スト1からID番号に対応する個人情報、及び登録可否
情報を受信する。ここで、登録可否情報とは、IDカー
ド発行の許可、又は不許可の指示を含む情報であり、本
社ホスト1のDB10に記憶される詳細な個人情報によ
り、例えば、ID番号に対応する登録申請人にペナルテ
ィが課されている場合や、登録申請人がIDカードを発
行される権利を有していない場合は、本社ホスト1によ
り登録不許可の指示が送信される。
【0096】そして、CPU21bは、受信した登録可
否情報により、ID番号に対応する登録申請人が、本社
ホスト1から登録の許可、即ちIDカード発行の許可が
されている場合、受信した個人情報から対応する支社ホ
ストを取得して、取得した支社ホストにID番号、及び
顔画像を送信する。
【0097】ここで、B支社内のおける撮影装置41b
〜43bについては、A社内における撮影装置41a〜
43aと同様の3D−LUT作成処理、及び撮影画像処
理を実行する。また、3D−LUT作成処理において使
用される基準チャート画像は、撮影装置41a〜43a
と同一の基準チャート画像が使用され、撮影チャート画
像を作成するための色票は、撮影装置41a〜43aと
等価の色票が使用される。従って、撮影装置41b〜4
3bにより撮影され画像処理された顔画像がA支社ホス
ト2aに送信され、モニタ表示、又はプリント出力され
た場合でも、A支社の撮影装置41a〜43aにより撮
影された顔画像とほぼ同一の色空間により顔画像を再現
することができる。
【0098】また、IDカードプリンタ5b、又は再生
装置6bは、IDカードプリンタ5a、又は再生装置6
aと同様の構成、及び機能によってなるため、説明を省
略する。
【0099】次に、本第1の実施の形態の動作を説明す
る。動作説明の前提として、以下のフローチャートに記
述されている各処理を実現するためのプログラムは、コ
ンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で
記憶部26a、26b、418にそれぞれ格納されてお
り、CPU21a、21b、411は、当該プログラム
コードに従った動作を逐次実行する。また、CPU21
a、21b、411は、伝送媒体を介して外部から供給
されるプログラム及びデータを利用して、本実施の形態
特有の動作を逐次実行することも可能である。
【0100】まず、A支社内の撮影装置41a〜43
a、及びB支社内の撮影装置41b〜43bにおいて実
行される3D−LUT作成処理について図5を参照して
説明する。なお、3D−LUT作成処理は、各撮影装置
において、撮影条件に変更があった場合(例えば、光源
419の変更等)、あるいは、所定のメンテナンス期間
毎に実行されることが好ましい。なお、撮影装置41a
〜43a、41b〜43bの各構成部分の符号について
は、撮影装置41aの符号を代表として説明を行う。
【0101】図5に示すように、入力部414を介し
て、撮影装置に専用の暗証番号が入力されると(ステッ
プS11)、CPU411は、入力された暗証番号の認
証を行う(ステップS12)。ここで、CPU411
は、暗証番号が認証されない場合(ステップS12;N
O)、ステップS11に戻って再度暗証番号を入力さ
せ、暗証番号が認証された場合(ステップS12;YE
S)、3D−LUT作成モードを設定する(ステップS
13)。
【0102】次いで、CPU411は、カメラ412を
制御して所定の色票を撮影し、撮影チャート画像を取得
する(ステップS14)。また、CPU411は、記憶
部418に記憶されている基準チャート画像を取得する
(ステップS15)。そして、CPU411は、カメラ
412により撮影した撮影チャート画像と、取得した基
準チャート画像とに基づいて、標準化マトリックスを算
出する(ステップS16)。
【0103】次いで、CPU411は、記憶部418に
格納されている色変換テーブル418aを取得して、算
出した標準化マトリックスに基づいて、色変換テーブル
418aに記録されている3D−LUTの修正を行う
(ステップS17)。そして、CPU411は、算出し
た標準化マトリックス、及び修正した3D−LUTを色
変換テーブル418aに記録させ(ステップS18)、
本3D−LUT作成処理を終了する。
【0104】続いて、A支社に所属する登録申請人がB
支社の撮影装置41b〜43bにおいて撮影を行った場
合に、B支社の撮影装置41b〜43bにおいて実行さ
れる撮影画像処理について図6を参照して説明する。
【0105】図6に示すように、CPU411は、入力
部414を介してID番号を含む所定の情報が入力され
ると通常撮影モードを設定し(ステップS21)、カメ
ラ412を制御して申請登録人の顔画像を撮影する(ス
テップS22)。次いで、CPU411は、記憶部41
8に格納される色変換テーブル418aを取得して(ス
テップS23)、撮影した顔画像の階調特性をリニアに
変換する(ステップS24)。続いて、CPU411
は、階調変換を行った顔画像の色調を標準化マトリック
スにより変換して、顔画像の標準化を行う(ステップS
25)。そして、CPU411は、標準化した顔画像に
対して階調変換(リニア→γ)を行い(ステップS2
6)、階調変換した顔画像を3D−LUTにより、好ま
しい画像に変換する(ステップS27)。
【0106】続いて、CPU411は、好ましい画像に
変換した顔画像をJPEG等のファイル形式により圧縮
し(ステップS28)、ID番号と対応付けて記憶部4
18に格納させる(ステップS29)。さらに、CPU
411は、入力部414を介して、システム内の支社ホ
ストに顔画像を送信する指示が入力されたか否かを判断
する(ステップS30)。ここで、支社ホストに顔画像
を送信する指示が入力されない場合(ステップS30;
NO)、CPU411は本撮影画像処理を終了する。一
方、支社ホストに顔画像を送信する指示が入力された場
合(ステップS30;YES)、CPU411は、通信
部415を制御して圧縮された顔画像を送信し(ステッ
プS31)、本撮影画像処理を終了する。
【0107】次に、A支社に所属する申請登録人がB支
社における撮影装置41b〜43bにおいて撮影を行
い、A支社のIDカードプリンタ5aにおいてIDカー
ドの印刷、作成を行う場合に、B支社ホスト2bのCP
U21b、及びA支社ホスト2aのCPU21aにより
実行される画像交換処理について図7を参照して説明す
る。
【0108】まず、図7(b)に示すように、B支社ホ
スト2bのCPU21bは、撮影装置41b〜43bか
らID番号、及び顔画像を受信すると(ステップS5
1)、DB20bにおいて受信したID番号の検索を行
う(ステップS52)。ここで、DB20bにおいて受
信したID番号を検出できない場合、CPU21bは、
受信したID番号が他の支社に所属する所員のものであ
ると判断して(ステップS53;YES)、受信したI
D番号を本社ホスト1に送信する(ステップS54)。
【0109】次いで、CPU21bは、本社ホスト1か
らID番号に対応する個人情報、及び登録可否情報を受
信し(ステップS55)、登録が許可されているか否か
を判断する(ステップS56)。ここで、登録が不許可
の場合(ステップS56;NO)、登録不可の通知を表
示部23bに表示させ、本画像交換処理を終了する。一
方、登録が許可された場合(ステップS56;YE
S)、CPU21bは、受信した個人情報から対応する
支社ホスト、ここでは、A支社ホスト2aを取得して、
ID番号、及び顔画像をA支社ホスト2aに送信する
(ステップS57)。
【0110】一方、A支社ホスト2aのCPU21a
は、図7(a)に示すように、他の支社ホスト、ここで
は、B支社ホスト2bからID番号、及び顔画像を受信
すると(ステップS41)、受信したID番号に対応す
る個人情報をDB20aから取得する(ステップS4
2)。次いで、ID番号、顔画像、及び個人情報をID
カードプリンタ5a、及びファイルサーバ3aに送信す
る(ステップS43)。そして、CPU21aは、DB
20aに記憶される個人情報の顔画像を更新して(ステ
ップS44)、本画像交換処理を終了する。
【0111】さらに、A支社ホスト2aからID番号、
顔画像、及び個人情報を受信したIDカードプリンタ5
aは、受信したID番号、顔画像、及び個人情報に基づ
いて、顔画像が記載された所定の形式のIDカードを印
刷、作成する。
【0112】なお、図7(b)に示すように、撮影装置
41b〜43bから受信したID番号、及び顔画像がB
支社に所属する所員のものであった場合、即ち、ステッ
プS53において、DB20bにおいて受信したID番
号が検出された場合(ステップS53;NO)、CPU
21bは、ID番号を本社ホスト1に送信して(ステッ
プS58)、本社ホスト1から登録可否情報を受信する
(ステップS59)。
【0113】次いで、CPU21bは、登録が許可され
ているか否かを判断し(ステップS60)、本社ホスト
1により登録が許可されている場合(ステップS60;
YES)、ID番号、顔画像、及びDB20bから取得
される個人情報をIDカードプリンタ5b、及びファイ
ルサーバ3bに送信する(ステップS61)。そして、
CPU21bは、DB20bに記憶される個人情報の顔
画像を更新して(ステップS62)、本画像交換処理を
終了する。
【0114】さらに、B支社ホスト2bからID番号、
顔画像、及び個人情報を受信したIDカードプリンタ5
bは、受信したID番号、顔画像、及び個人情報に基づ
いて、顔画像が記載された所定の形式のIDカードを印
刷、作成する。
【0115】以上のように、本第1の実施の形態によれ
ば、IDカード作成システム100に備えられる撮影装
置41a〜43a、41b〜43bは、同一の基準チャ
ート画像を用いて、自装置により撮影された撮影チャー
ト画像と基準チャート画像とに基づいて標準化マトリッ
クスを算出するとともに、算出された標準化マトリック
スに基づいて3D−LUTを修正し、標準化マトリック
ス、及び3D−LUTに基づいて撮影画像処理を行う。
そして、B支社における撮影装置41b〜43bにおい
て撮影した顔画像をB支社ホスト2bを介して、A支社
ホスト2aに送信し、A支社におけるIDカードプリン
タ5aにより、B支社における撮影装置41b〜43b
において撮影した顔画像を用いてIDカードの印刷、作
成を行う。
【0116】これにより、A支社における撮影装置41
a〜43aにより撮影された顔画像を用いて、IDカー
ドプリンタ5aによりIDカードを印刷、作成した場合
と、B支社における撮影装置41b〜43bにより撮影
された顔画像を用いて、A支社におけるIDカードプリ
ンタ5aによりIDカードを印刷、作成した場合に、ど
の撮影装置を用いて顔画像を撮影した場合でも、同一の
色空間により顔画像が再現できるので、撮影装置41a
〜43a、41b〜43bにおける機差、又は撮影条件
の相違による顔画像の色調のばらつきを抑えることがで
きる。
【0117】従って、異なる機種の撮影装置を備えるI
Dカード作成システム100において、既存のシステム
を変更することなく、各支社間において顔画像の交換を
容易に行うことができ、システムの運用形態を拡大する
ことができる。
【0118】さらに、撮影装置41a〜43a、又は4
1b〜43bは、撮影条件に変更があった場合、あるい
は、所定のメンテナンス期間毎に、3D−LUT作成処
理を行うことにより、標準化マトリックスを算出して、
3D−LUTの修正を行うので、精度の高い色調の標準
化を行うことができ、より高品質な顔画像を提供するこ
とができる。また、3D−LUT作成処理を行う際は、
各撮影装置に専用の暗証番号を入力し、暗証番号が認証
された場合に3D−LUT作成モードを設定して、3D
−LUT作成処理を行う構成としたので、第3者による
不正なデータの書き換えが行なわれることがない。さら
に、通常撮影モードと操作を明確に識別できるため、誤
って3D−LUT作成処理が行われることがない。
【0119】なお、上述した第1の実施の形態における
記述は、本発明に係る好適なIDカード作成システム1
00の一例であり、これに限定されるものではない。
【0120】例えば、本第1の実施の形態において、B
支社ホスト2bからA支社ホスト2aに送信される顔画
像は、撮影装置41bにより画像処理が行なわれたもの
を送信する場合を例として説明を行ったが、例えば、撮
影装置41bにおいて、顔画像の画像処理を行わずに、
顔画像に標準化マトリックス、又は撮影チャート画像、
又は色変換テーブル418a等を添付してA支社ホスト
2aに送信し、A支社の撮影装置41aにより画像処理
を行う構成であってもよい。
【0121】また、撮影された顔画像の画像処理は、撮
影装置以外で行なわれても良く、例えば、IDカードプ
リンタ5a〜5b、再生装置6a〜6b等に、基準チャ
ート画像、及び撮影チャート画像、又は色変換テーブル
418aを備え、顔画像を送信して、これらの装置にて
画像処理を行う構成であってもよい。
【0122】また、ID番号に、対応する所員の所属す
る支社の情報が含まれる場合、ID番号から所員の所属
する支社を判別できるため、本社ホスト1からID番号
に対応する個人情報を受信しなくてもよい。これによ
り、個人情報がネットワークNを介して送受信されるこ
とがなく、より高いセキュリティによりIDカード作成
システムを構築することができる。
【0123】さらに、本第1の実施の形態において、画
像交換処理は、B支社ホスト2bにおいて撮影された顔
画像を、A支社ホスト2aに転送する場合を例として説
明を行ったが、これに限らず、例えば、A支社ホスト2
aで撮影された顔画像をB支社ホスト2bに転送する場
合であっても良く、その他、種々の支社ホスト2a〜2
xにおいて、顔画像の交換が可能なことは勿論である。
【0124】[第2の実施の形態]図8から図12を参
照して、本第2の実施の形態について説明する。ここ
で、本発明に係るIDカード作成システムと、本第2の
実施の形態におけるIDカード作成システム200とに
おける各構成要素の対応関係を明示する。即ち、撮影装
置は、外部撮影装置に対応し、IDカード作成手段は、
再生装置、又はIDカードプリンタに対応している。ま
た、撮影装置識別符号は、装置識別番号に対応してい
る。なお、第1の実施の形態において説明を行った対応
関係については説明を省略する。
【0125】まず構成を説明する。図8は、本第2の実
施の形態におけるIDカード作成システム200のシス
テム構成を示す図である。図8に示すように、IDカー
ド作成システム200は、IDカード作成システム10
0に加えて、IDカード作成システム100の外部に外
部撮影装置8a〜8bを備えて構成されている。なお、
IDカード作成システム200において、外部撮影装置
8a〜8bは、ネットワークNに接続されず、記録媒体
7を介して、支社ホスト2a〜2xに情報を送る構成と
したが、外部撮影装置8a〜8bは、ネットワークNに
接続されていてもよい。この場合、ネットワークNは、
非常に高度なセキュリティを要していることが好まし
い。
【0126】ここで、本第2の実施の形態における本社
ホスト10、支社ホスト2a〜2b、ファイルサーバ3
a〜3b、撮影装置41a〜43a、41b〜43b、
IDカードプリンタ5a〜5bについては、上記第1の
実施の形態におけるものと同様の構成によってなるもの
であるため、その構成については図示及び説明を省略す
る。以下、本第2の実施の形態に特徴的な外部撮影装置
8a〜8bについて、外部撮影装置8aを代表として詳
細に説明する。また、本第2の実施の形態に特徴的な処
理を実行する支社ホスト2a〜2b、再生装置6a〜6
bについて、A支社ホスト2a、再生装置6aを代表と
して、以下詳細に説明する。
【0127】外部撮影装置8aは、例えば、街頭に設置
される証明撮影装置や、写真館に設置される撮影装置で
あり、申請登録人の顔画像を撮影して、撮影した顔画像
を所定の情報とともに記録媒体7に記録する。
【0128】図9は、図8に示す外部撮影装置8aの要
部構成を示すブロック図である。図3に示す様に、外部
撮影装置8aは、CPU811、カメラ812、入力部
813、印刷部814、I/F部815、RAM81
6、ROM817、記憶部818、光源819等から構
成されている。
【0129】CPU811は、記憶部818に記録され
ている撮影装置81aに対応する各種プログラムの中か
ら指定されたプログラム、入力部813から入力される
各種指示又はデータをRAM816のワークエリアに展
開し、この入力指示、又は入力データに応じて上記プロ
グラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRA
M816の所定の領域に格納する。また、CPU811
は、処理結果を印刷部814に出力して印刷するととも
に、I/F部815に出力して記録媒体7に処理結果を
記録させる。
【0130】具体的に、CPU811は、記憶部818
に記憶されている画像記録処理プログラムを読み出し
て、後述する画像記録処理(図10参照)を実行する。
この画像記録処理において、CPU811は、入力部8
13を介して、ID番号を含む所定の情報(例えば、氏
名、住所、性別、生年月日等)が入力されると、カメラ
812により登録申請人の顔画像を撮影する。
【0131】また、CPU811は、予めカメラ812
により所定の色票を撮影した撮影チャート画像を記憶部
818から取得して、ID番号、顔画像、撮影チャート
画像、及び装置識別番号をI/F部815を介して記録
媒体7に記録させる。さらに、CPU811は、撮影し
た顔画像を印刷部814に出力して、顔画像を写真用紙
に印刷させる。なお、装置識別番号とは、外部撮影装置
8a毎に割り当てられた識別番号であり、装置識別番号
により外部撮影装置8aを特定可能な構成となってい
る。
【0132】カメラ812は、ガラス又はプラスチック
からなる光学レンズ、及びCCDやCMOS等の光学セ
ンサにより構成され、光学レンズを介して入力される静
止画像を光学センサで電気信号に変換して画像を生成す
る。また、カメラ812は、カメラ812に備えるγテ
ーブルに基づいて、撮影した画像の階調特性を変換して
からCPU811に出力する。
【0133】入力部813は、カーソルキー、数字入力
キー、及び各種機能キーを備え、押下された各種キーに
対応する押下信号をCPU411に出力する。なお、入
力部813は、必要に応じてマウス、タッチパネル等の
ポインティングデバイスや、その他の入力装置を備える
ものとしてもよい。
【0134】印刷部814は、連続紙、又はカット紙が
印刷用紙として装着された給紙部(図示せず)と排紙部
(図示せず)を備え、赤外レーザ光やLED(Light-Em
itting Diode)による投射光を用いた電子写真方式によ
って、CPU811から入力される顔画像を上記印刷用
紙に印刷出力する。
【0135】I/F部815は、データ入出力用のポー
ト(図示せず)を備え、このポートに記録媒体7を接続
してデータの転送速度の調整等を行い、外部撮影装置8
aと、記録媒体7との間でデータのやりとりを仲介す
る。ここで、記録媒体7は、例えば、着脱可能なFD
(Floppy(登録商標) Disk)、又はMO(Magneto Opt
ical Disk)等により構成され、記録されたデータを書
き換え可能に保存する。
【0136】RAM816は、CPU811によって実
行される各種プログラムやこれら各種プログラムによっ
て処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリア
を形成する。例えば、RAM816は、カメラ812に
より撮影された顔画像を一時的に記憶する。
【0137】ROM817は、不揮発性の半導体メモリ
で構成され、外部撮影装置8aの各部を制御するための
各種制御プログラムのうち、書き換え不要な基本プログ
ラムを格納している。
【0138】記憶部818は、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有してお
り、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは
半導体メモリで構成されている。この記録媒体は記憶部
818に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に
装着するものであり、この記録媒体には、システムプロ
グラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、
及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶す
る。なお、記憶部818には、光源819を用いて、カ
メラ812により所定の色票を撮影した画像である撮影
チャート画像を記憶している。この撮影チャート画像
は、所定時間毎、あるいは、メンテナンス毎に撮影さ
れ、更新されることが好ましい。また、登録申請人の顔
画像を撮影する際に、同時に所定の色票が撮影され、顔
画像の撮影毎に撮影チャート画像が更新される構成であ
っても良い。
【0139】光源819は、蛍光灯、ハロゲンランプ、
メタルハライドランプ等により構成され、撮影時に被写
体に対して光を照射する。
【0140】次に、A支社ホスト2aは、記録媒体7を
接続可能なI/F部(図示せず)をさらに備え、I/F
部を介して接続された記録媒体7から顔画像を含む所定
の情報を取得して、取得した情報を再生装置6aに送信
する。また、A支社ホスト2aは、画像処理が行なわれ
た顔画像を再生装置6aから受信して、個人情報ととも
にIDカードプリンタ5a、ファイルサーバ3aに送信
する。
【0141】具体的に、A支社ホスト2aのCPU21
aは、本第2の実施の形態に特徴的な処理として、後述
する画像転送処理(図11参照)を実行する。この画像
転送処理において、CPU21aは、I/F部を介して
接続された記録媒体7に記録されているID番号、顔画
像、装置識別番号、及び撮影チャート画像を取得する。
また、CPU21aは、DB20aから取得したID番
号に対応する個人情報を取得する。さらに、CPU21
aは、取得したID番号を本社ホスト1に送信して、本
社ホスト1から登録可否情報を受信する。
【0142】ここで、本社ホスト1から受信した登録可
否情報により、ID番号に対応する登録申請人の登録が
許可されている場合、即ち、登録申請人のIDカードの
作成が許可されている場合、CPU21aは、記録媒体
7から取得したID番号、顔画像、装置識別番号、撮影
チャート画像を再生装置6aに送信する。
【0143】また、CPU21aは、再生装置6aから
ID番号、及び画像処理が行なわれた顔画像を受信する
と、受信したID番号、及び顔画像とともに、DB20
aから取得した個人情報をIDカードプリンタ5a、フ
ァイルサーバ3aに送信する。そして、CPU21a
は、DB20aに記憶されているID番号に対応する顔
画像を、再生装置6aから受信した顔画像に更新して記
録する。
【0144】次に、再生装置6aは、A支社ホスト2a
から顔画像を含む所定の情報を受信する。そして、受信
した顔画像の画像処理を行い、画像処理を行った顔画像
をA支社ホスト2aに送信する。
【0145】ここで、再生装置6aの要部構成は、上述
したA支社ホスト2aの要部構成とほぼ同一であるた
め、各構成部分には同列の符号を付し、その構成の図示
及び詳細な説明は省略する。即ち、再生装置6aは、C
PU61a、入力部62a、表示部63a、通信部64
a、RAM65a、記憶部66a等により構成される。
【0146】再生装置6aのCPU61aは、本第2の
実施の形態に特徴的な処理として、後述する画像再生処
理(図12参照)を実行する。この画像再生処理におい
て、CPU61aは、A支社ホスト2aからID番号、
顔画像、装置識別番号、及び撮影チャート画像を取得す
ると、予め記憶部66aに記憶されている基準チャート
画像を取得する。次いで、受信した撮影チャート画像
と、取得した基準チャート画像とに基づいて、標準化マ
トリックスを算出する。なお、ここで算出される標準化
マトリックスは、上述した第1の実施の形態における標
準化マトリックスと同様の方法により算出されるものと
する。
【0147】さらに、CPU61aは、記憶部66aに
記憶されている3D−LUTを取得して、算出した標準
化マトリックスに基づいて3D−LUTの修正を行う。
また、CPU61aは、受信した装置識別番号に基づい
て、後述する階調変換テーブルを記憶部66aから取得
する。そして、取得した階調変換テーブルにより受信し
た顔画像の階調変換(γ→リニア)を行う。
【0148】続いて、CPU61aは、階調変換した顔
画像の色調を標準化マトリックスにより変換して、顔画
像の標準化を行い、再度階調変換(リニア→γ)を行
う。次いで、修正した3D−LUTにより顔画像を好ま
しい画像に変換し、JPEG等のファイル形式にて画像
圧縮を行う。そして、CPU61aは、圧縮した顔画像
を、ID番号と対応付けて、A支社ホスト2aに送信す
る。さらに、CPU61aは、圧縮した顔画像をID番
号と対応付けて、記憶部66aに記憶させる。
【0149】また、記憶部66aは、予め本社ホストか
ら受信した基準チャート画像、装置識別番号に対応した
階調変換テーブル、及び好ましいモニタ画像又はプリン
ト画像に仕上がるように設定されている色補正変換テー
ブルである3D−LUTを記憶している。ここで、階調
変換テーブルは、外部撮影装置8a〜8bの備えるカメ
ラのγ特性が外部撮影装置毎に異なることを考慮して、
複数の階調変換テーブルが記憶されている。そして、画
像再生処理において、装置識別番号に対応する階調変換
テーブルが取得され、顔画像の階調変換が行なわれる。
従って、外部撮影装置81毎に備えられるカメラのγ特
性が予め統一されている場合、記憶部66aは、1つの
階調変換テーブルを記憶する。
【0150】あるいは、記憶部66aは、外部撮影装置
8a〜8bに対応する撮影チャート画像を予め記憶して
おき、画像再生処理において、装置識別番号に対応する
撮影チャート画像を取得して、基準チャート画像と撮影
チャート画像とに基づいて標準化マトリックスを算出す
る構成であっても良い。
【0151】次に本第2の実施の形態における動作につ
いて説明する。まず、A支社に所属する登録申請人が街
頭に設置されている外部撮影装置8a〜8bにおいて撮
影を行う場合について、以下説明する。図10は、外部
撮影装置8a〜8bのCPU811により実行される撮
影記録処理を示すフローチャートである。
【0152】図10に示すように、CPU811は、入
力部813を介してID番号を含む所定の情報が入力さ
れると(ステップS71)、カメラ812を制御して、
申請登録人の顔画像を撮影する(ステップS72)。次
いで、CPU811は、カメラ812により所定の色票
を撮影した撮影チャート画像を記憶部818から取得し
て(ステップS73)、ID番号、撮影した顔画像、装
置識別番号、及び取得した撮影チャート画像を対応付
け、I/F部815に接続された記録媒体7に記憶させ
る(ステップS74)。さらに、CPU811は、撮影
した顔画像を印刷部814に出力して、所定の用紙に印
刷出力させる(ステップS75)。
【0153】次いで、顔画像を含む所定の情報が記録さ
れた記録媒体7が持ちこまれたA支社において、A支社
ホスト2aにより実行される画像転送処理について図1
1を参照して説明する。図11は、A支社ホスト2aの
CPU21aにより実行される画像転送処理を示すフロ
ーチャートである。
【0154】図11に示すように、CPU21aは、I
/F部を介して記録媒体7に記録されたID番号、顔画
像、装置識別番号、及び撮影チャート画像を取得すると
(ステップS81)、取得したID番号に対応する個人
情報をDB20aから検出して取得する(ステップS8
2)。次いで、CPU21aは、ID番号を本社ホスト
1に送信して(ステップS83)、本社ホスト1から登
録可否情報を受信する(ステップS84)。
【0155】続いて、CPU21aは、受信した登録可
否情報により、ID番号に対応する登録申請人の登録が
許可されているか否かを判断する(ステップS85)。
ここで、登録可否情報により、ID番号に対応する登録
申請人の登録が許可されている場合(ステップS85;
YES)、CPU21aは、ID番号、顔画像、撮影識
別情報、及び撮影チャート画像を再生装置6aに送信す
る(ステップS86)。なお、登録可否情報により、I
D番号に対応する登録申請人の登録が許可されていない
場合(ステップS85;NO)、CPU21aは、登録
不可の通知を表示部23aに表示させ、本画像転送処理
を終了する。
【0156】続いて、CPU21aは、再生装置6aか
らID番号、及び画像処理が行なわれた顔画像を受信す
ると(ステップS87)、受信したID番号、及び顔画
像とともに、DB20aから取得した個人情報をIDカ
ードプリンタ6a、ファイルサーバ3aに送信する(ス
テップS88)。そして、CPU21aは、DB20a
に記録されているID番号に対応する顔画像を、再生装
置6aから受信した顔画像に更新して記録させる(ステ
ップS89)。
【0157】次に、A支社ホスト2aから顔画像を含む
所定の情報を受信した再生装置6aにより実行される画
像再生処理について説明する。図12は、再生処理装置
6aのCPU61aにより実行される画像再生処理を示
すフローチャートである。
【0158】図12において、CPU61aは、A支社
ホスト2aからID番号、顔画像、装置識別番号、及び
撮影チャート画像を受信すると(ステップS91)、記
憶部66aに記憶されている基準チャート画像を取得す
る(ステップS92)。次いで、CPU61aは、受信
した撮影チャート画像と、取得した基準チャート画像と
に基づいて、標準化マトリックスを算出する(ステップ
S93)。続いて、CPU61aは、記憶部66aに記
憶されている3D−LUTを取得して、ステップS93
において算出した標準化マトリックスに基づいて3D−
LUTの修正を行う(ステップS94)。
【0159】そして、CPU61aは、装置識別番号に
対応する階調変換テーブルを記憶部66aから取得し
て、取得した階調変換テーブルに基づいて顔画像の階調
特性をリニアに変換する(ステップS97)。次いで、
CPU61aは、ステップS93において算出した標準
化マトリックスにより、階調変換した顔画像の色調を変
換して、顔画像の標準化を行う(ステップS96)。続
いて、CPU61aは、標準化した顔画像の階調変換
(リニア→γ)を行い(ステップS97)、ステップS
94において修正を行った3D−LUTにより、顔画像
を好ましい画像に変換する(ステップS98)。
【0160】続いて、CPU61aは、好ましい画像に
変換した顔画像をJPEG等のファイル形式で圧縮し
(ステップS99)、ID番号と圧縮した顔画像とを対
応付けて、A支社ホスト2aに送信する(ステップS1
00)。さらに、CPU61aは、ID番号と圧縮した
顔画像とを対応付けて記憶部66aに記憶させる(ステ
ップS101)。なお、ID番号と圧縮した顔画像を受
信したA支社ホスト2aは、対応する個人情報をととも
にこれらの情報をファイルサーバ3a、IDカードプリ
ンタ5aに送信する。
【0161】以上のように、本第2の実施の形態によれ
ば、IDカード作成システム200において、システム
の外部に設置される外部撮影装置8aにより登録申請人
の顔画像を撮影する場合、外部撮影装置8aは、撮影し
た顔画像、及び撮影チャート画像を含む所定の情報を記
録媒体7に記憶する。A支社ホスト2aは、記録媒体7
から顔画像、及び撮影チャート画像を含む所定の情報を
取得して、本社ホスト1から登録の許可された場合に、
取得した情報を再生装置6aに送信する。再生装置6a
は、受信した情報に含まれる撮影チャート画像と、基準
チャート画像とに基づいて標準化マトリックスを算出
し、算出した標準化マトリックスに基づいて3D−LU
Tを修正する。そして、装置識別番号に対応する階調変
換テーブルを取得して、階調変換テーブル、標準化マト
リックス、3D−LUTにより顔画像の色補正を行う。
さらに、再生装置6aは、ID番号と画像処理を行った
顔画像とをA支社ホスト2aに送信する。A支社ホスト
2aは、受信したID番号、及び顔画像とともに、個人
情報をIDカードプリンタ5a、ファイルサーバ3aに
送信する。IDカードプリンタ5aは、受信した情報に
基づいて、顔画像の記載されたIDカードの印刷、作成
を行う。
【0162】これにより、例えば、街頭に設置される証
明写真撮影装置や、写真館に設置される撮影装置などに
より、撮影装置の機種や、撮影条件が大きく異なって撮
影された顔画像であっても、支社ホスト2a〜2xにお
いて、同一の色空間により顔画像を再現することができ
る。
【0163】また、画像処理機能を備えない外部撮影装
置により撮影された顔画像であっても、各支社に備える
再生装置6a〜6bにより、基準チャート画像、及び外
部撮影装置により撮影された撮影チャート画像に基づい
て、顔画像の色補正を行うことができる。これにより、
どの外部撮影装置により撮影された顔画像であっても、
各支社の備える再生装置6a〜6により、色空間が均一
化された顔画像を再現することができ、高品質な顔画像
を提供することができる。
【0164】あるいは、記憶部66aに外部撮影装置8
a〜8bに対応した複数の階調変換テーブルを備えるた
め、精度の高い階調変換を行うことができ、標準化マト
リックスの算出、及び3D−LUTの修正をより高精度
に行うことができる。これにより、高品質で見栄えの良
い顔画像を提供することができる。
【0165】なお、上述した第1又は第2の実施の形態
における記述は、本発明に係る好適なIDカード作成シ
ステム100の一例であり、これに限定されるものでは
ない。
【0166】例えば、撮影チャート画像、及び基準チャ
ート画像として撮影される色票は、青色、白色、肌色を
備える構成としたが、これに限らず、緑色、マゼンダ等
の色を含む構成であってもよい。あるいは、例えば、青
色を除く、白色、肌色の2色から構成される色票であっ
ても良い。この場合、算出される標準化マトリックスの
RGB値は、青色(B)を固定パラメータして取り扱
う。
【0167】また、基準チャート画像と、撮影チャート
画像とに基づいて算出される相対値は、標準化マトリッ
クス、即ち、相対比率が算出される構成としたが、これ
に限らず、例えば、基準チャート画像と、撮影チャート
画像との差分に基づいて、相対値が算出される構成であ
っても良い。
【0168】また、第2の実施の形態において、外部撮
影装置8aにより撮影された顔画像を、再生装置6aに
より画像処理を行う構成としたが、撮影装置41a〜4
3a、41b〜43bに、装置識別番号に対応する階調
変換テーブルを備える構成とし、撮影装置41a〜43
a、41b〜43bにより、外部撮影装置8aにより撮
影された顔画像を画像処理する構成であってもよい。あ
るいは、IDカードプリンタ5aに、装置識別番号に対
応する階調変換テーブルを備える構成とし、IDカード
プリンタ5aにおいて、外部撮影装置8aにより撮影さ
れた顔画像を画像処理する構成であってもよい。即ち、
IDカードプリンタ5aと、再生装置6aとが一体化さ
れた装置を設ける構成であってもよい。
【0169】その他、第1又は第2の実施の形態におけ
るIDカード作成システム100、200を構成する各
装置、又は構成部分の細部構成、及び細部動作に関して
も、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更
可能である。
【0170】
【発明の効果】請求項1、2、9、10、13のいずれ
かに記載の発明によれば、機種の異なる複数の撮影装置
を備えるIDカード作成システムにおいて、複数の撮影
装置が同一の基準撮影画像情報に基づいて、それぞれの
機種により撮影された撮影画像の色補正を行うことによ
り、機差、照明等の撮影条件による撮影画像の色調の違
いを標準化できるため、どの撮影装置を用いて撮影した
場合でも、均一化された色調の撮影画像を再現すること
ができる。これにより、機種の異なる複数の撮影装置を
備えるIDカード作成システムであっても、既存のシス
テムを変更することなく、顔画像の交換を容易に行うこ
とができる。
【0171】請求項3又は16記載の発明によれば、基
準撮影装置以外の撮影装置により撮影された撮影画像を
基準撮影装置により撮影された基準撮影画像情報に基づ
いて色補正を行うため、各撮影装置において照明光や環
境温度等の撮影条件がばらついた場合であっても、均一
化された色調の撮影画像を再現することができる。
【0172】請求項4、5、11、12、14又は15
のいずれかに記載の発明によれば、撮影装置に対応する
色補正変換テーブルを基準撮影装置、又は基準撮影画像
情報に対応する色補正変換テーブルを修正して作成する
ことにより、色補正の処理速度を向上をさせるととも
に、コストを低減することができる。
【0173】請求項6又は22記載の発明によれば、通
常撮影時と、色補正変換テーブル作成時とを明確に認識
することができ、通常撮影、又は色補正変換テーブル作
成の操作を誤って行うことがない。
【0174】請求項7又は23記載の発明によれば、第
3者により不正に色補正変換テーブルのデータの書き換
えが行なわれることを防いで、データを有効に管理する
ことができる。
【0175】請求項8または25記載の発明によれば、
参照被写体と基準被写体とが実質的に等価な色票である
ため、参照撮影画像情報と基準撮影画像情報との相対値
に基づいて、容易に撮影画像の色補正を行うことができ
る。
【0176】請求項17記載の発明によれば、撮影装置
において色補正変換テーブルの修正を行い、相対値、及
び修正した色補正変換テーブルを用いて撮影画像の色補
正を行うことができるため、速やかに処理を実行するこ
とができるとともに、各種データの所在が明確になり、
各種データの紛失等を防止することができる。
【0177】請求項18または19記載の発明によれ
ば、ヘッダ情報として相対値が添付されて送信された場
合、IDカード作成手段において、相対値に基づいて色
補正変換テーブルを修正して、相対値、及び修正した色
補正変換テーブルを用いて撮影画像の色補正を行うこと
ができる。
【0178】請求項18、20、21記載の発明によれ
ば、ヘッダ情報として参照撮影画像情報が添付されて送
信された場合、IDカード作成手段において、基準撮影
画像情報と、参照撮影画像情報とから相対値を算出し
て、この相対値に基づいて色補正変換テーブルを修正す
ることができる。または、ヘッダ情報として撮影装置識
別符号が送信された場合、IDカード作成手段におい
て、撮影装置識別符号に対応する参照撮影画像情報を取
得して、色補正変換テーブルの修正を行うことができ
る。そして、算出された相対値、及び修正された色補正
変換テーブルを用いて撮影画像の色補正を行うことがで
きるため、IDカード作成システムにおいて撮影装置に
係る負荷を低減することができる。
【0179】請求項24記載の発明によれば、被撮影者
の顔を含む画像が添付されたIDカードを作成すること
ができるため、IDカードにより個人を証明する際の信
頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態におけるI
Dカード作成システム100のシステム構成を示す図で
ある。
【図2】図1に示すA支社ホスト2aの要部構成を示す
ブロック図である。
【図3】図1に示す撮影装置41aの要部構成を示すブ
ロック図である。
【図4】図2に示す撮影装置41aの記憶部418に記
憶される色変換テーブル418aの一例を示す図であ
る。
【図5】図3に示す撮影装置41aのCPU411によ
り実行される3D−LUT作成処理を示すフローチャー
トである。
【図6】図3に示す撮影装置41aのCPU411によ
り実行される撮影画像処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】図1に示すA支社ホスト2aのCPU21a
と、B支社ホスト2bのCPU21bにより実行される
画像交換処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明を適用した第2の実施の形態におけるI
Dカード作成システム200のシステム構成を示す図で
ある。
【図9】図7に示す外部撮影装置8aの要部構成を示す
ブロック図である。
【図10】図7に示す外部撮影装置8aのCPU811
により実行される撮影記録処理を示すフローチャートで
ある。
【図11】図8に示すA支社ホスト2aのCPU21a
により実行される画像転送処理を示すフローチャートで
ある。
【図12】図8に示す再生装置6aのCPU61aによ
り実行される画像再生処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 本社ホスト 2a〜2b 支社ホスト 21a CPU 22a 表示部 23a 表示部 24a 通信部 25a RAM 26a 記憶部 27a 記録媒体 3a〜3b ファイルサーバ 41a〜43a、41b〜43b 撮影装置 411 CPU 412 カメラ 413 表示部 414 入力部 415 通信部 416 RAM 417 EEPROM 418 記憶部 5a〜5b IDカードプリンタ 6a〜6b 再生装置 7 記録媒体 8a〜8b 外部撮影装置 811 CPU 812 カメラ 813 入力部 814 印刷部 815 I/F部 816 RAM 817 ROM 818 記憶部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 1/40 D 1/60 1/46 Z (72)発明者 野津 豪人 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2C005 HA06 HB02 HB03 HB08 HB09 HB20 JB02 LA33 LA34 LA35 LA37 LA38 LA40 5B057 AA20 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE11 CE16 CH07 DB02 DB06 DB09 DC33 5C077 LL19 MM27 MP08 PP32 PP37 PP48 PQ12 PQ23 TT09 5C079 HB01 LB02 LB04 MA04 MA10 MA11 NA03 5L096 AA02 AA06 BA08 BA18 CA02 DA01 GA40 HA07 MA03

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め設定された基準撮影画像情報に基づい
    て、撮影装置により取得された撮影画像の色補正を行う
    ことを特徴とするIDカード作成システムにおける色補
    正方法。
  2. 【請求項2】前記撮影装置で参照被写体を撮影して参照
    撮影画像情報を取得し、 前記参照撮影画像情報と前記基準撮影画像情報とに基づ
    いて相対値を算出し、 前記相対値に基づいて前記撮影装置に対応する色補正変
    換テーブルを作成し、 前記色補正変換テーブルを用いて前記撮影装置により取
    得された前記撮影画像の色補正を行うことを特徴とする
    請求項1記載のIDカード作成システムにおける色補正
    方法。
  3. 【請求項3】前記基準撮影画像情報は、基準撮影装置に
    より基準被写体を撮影して取得されることを特徴とする
    請求項1又は2記載のIDカード作成システムにおける
    色補正方法。
  4. 【請求項4】前記撮影装置に対応する前記色補正変換テ
    ーブルは、 前記撮影装置で参照被写体を撮影して参照撮影画像情報
    を取得し、 前記参照撮影画像情報と前記基準撮影画像情報とに基づ
    いて相対値を算出し、 前記相対値に基づいて前記基準撮影画像情報に対応する
    色補正変換テーブルを修正することにより作成されるこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載のIDカード作成シ
    ステムにおける色補正方法。
  5. 【請求項5】前記撮影装置に対応する前記色補正変換テ
    ーブルは、 前記撮影装置で参照被写体を撮影して参照撮影画像情報
    を取得し、 前記参照撮影画像情報と前記基準撮影画像情報とに基づ
    いて相対値を算出し、 前記相対値に基づいて前記基準撮影装置に対応する色補
    正変換テーブルを修正することにより作成されることを
    特徴とする請求項2又は3記載のIDカード作成システ
    ムにおける色補正方法。
  6. 【請求項6】前記撮影装置では被撮影者を撮影する通常
    撮影モードと、前記撮影装置に対応する前記色補正変換
    テーブルを作成する色補正変換テーブル作成モードとが
    設けられていることを特徴とする請求項2から5のいず
    れかに記載のIDカード作成システムにおける色補正方
    法。
  7. 【請求項7】前記色補正変換テーブル作成モードを実行
    する際に、予め設定された専用の暗証番号情報が入力さ
    れることを特徴とする請求項6記載のIDカード作成シ
    ステムにおける色補正方法。
  8. 【請求項8】前記参照被写体と前記基準被写体とが実質
    的に等価な色票であることを特徴とする請求3項記載の
    IDカード作成システムにおける色補正方法。
  9. 【請求項9】被撮影者の少なくとも一部の画像が付帯さ
    れたIDカードを作成するIDカード作成システムであ
    って、 前記被撮影者の少なくとも一部を撮影して得られる撮影
    画像に基づいて撮影画像情報を取得する撮影装置と、 前記撮影画像情報に基づいて、前記被撮影者の少なくと
    も一部の画像が付帯されたIDカードを作成するIDカ
    ード作成手段とを備え、 前記撮影装置、又は前記IDカード作成手段は、予め設
    定された基準撮影画像情報に基づいて、前記撮影画像を
    色補正することを特徴とするIDカード作成システム。
  10. 【請求項10】前記撮影装置は、 参照被写体を撮影して参照撮影画像情報を取得する取得
    手段と、 前記参照撮影画像情報と前記基準撮影画像情報とに基づ
    いて相対値を算出する演算手段と、 前記相対値に基づいて前記撮影装置に対応する色補正変
    換テーブルを作成する色補正変換テーブル作成手段と、 前記色補正変換テーブルを用いて、前記撮影画像を色補
    正する色補正手段と、 を備えることを特徴とする請求項9記載のIDカード作
    成システム。
  11. 【請求項11】前記撮影装置に対応する前記色補正変換
    テーブルは、 前記取得手段により、参照被写体を撮影して参照撮影画
    像情報が取得され、 前記演算手段により、前記参照撮影画像情報と前記基準
    撮影画像情報とに基づいて相対値が算出され、 前記色補正変換テーブル作成手段により、前記相対値に
    基づいて前記基準撮影装置に対応する色補正変換テーブ
    ルが修正されることにより作成されることを特徴とする
    請求項10記載のIDカード作成しシステム。
  12. 【請求項12】前記撮影装置に対応する前記色補正変換
    テーブルは、 前記取得手段により、参照被写体を撮影して参照撮影画
    像情報が取得され、 前記演算手段により、前記参照撮影画像情報と前記基準
    撮影画像情報とに基づいて相対値が算出され、 前記色補正変換テーブル作成手段により、前記相対値に
    基づいて前記基準撮影画像情報に対応する色補正変換テ
    ーブルが修正されることにより作成されることを特徴と
    する請求項10記載のIDカード作成システム。
  13. 【請求項13】前記IDカード作成手段は、 前記撮影装置で参照被写体が撮影された参照撮影画像情
    報を取得する取得手段と、 前記参照撮影画像情報と前記基準撮影画像情報とに基づ
    いて相対値を算出する演算手段と、 前記相対値に基づいて前記撮影装置に対応する色補正変
    換テーブルを作成する色補正変換テーブル作成手段と、 前記色補正変換テーブルを用いて、前記撮影画像を色補
    正する色補正手段と、を備えることを特徴とする請求項
    9記載のIDカード作成システム。
  14. 【請求項14】前記撮影装置に対応する前記色補正変換
    テーブルは、 前記取得手段により、撮影装置にて参照被写体が撮影さ
    れた参照撮影画像情報が取得され、 前記演算手段により、前記参照撮影画像情報と前記基準
    撮影画像情報とに基づいて相対値が算出され、 前記色補正変換テーブル作成手段により、前記相対値に
    基づいて前記基準撮影装置に対応する色補正変換テーブ
    ルが修正されることにより作成されることを特徴とする
    請求項13記載のIDカード作成システム。
  15. 【請求項15】前記撮影装置に対応する前記色補正変換
    テーブルは、 前記取得手段により、前記撮影装置で参照被写体が撮影
    された参照撮影画像情報が取得され、 前記演算手段により、前記参照撮影画像情報と前記基準
    撮影画像情報とに基づいて相対値が算出され、 前記色補正変換テーブル作成手段により、前記相対値に
    基づいて前記基準撮影画像情報に対応する色補正変換テ
    ーブルが修正されることにより作成されることを特徴と
    する請求項13記載のIDカード作成システム。
  16. 【請求項16】前記基準撮影画像情報は、基準撮影装置
    により基準被写体を撮影して取得されることを特徴とす
    る請求項9から15のいずれかに記載のIDカード作成
    システム。
  17. 【請求項17】前記基準撮影画像情報及び色補正変換テ
    ーブルが前記撮影装置に設けられていることを特徴とす
    る請求項9から12のいずれかに記載のIDカード作成
    システム。
  18. 【請求項18】前記撮影装置は、前記撮影画像情報のヘ
    ッダ情報として参照撮影画像情報、相対値、又は撮影装
    置識別符号を添付して送信する送信手段を備えることを
    特徴とする請求項9から15のいずれかに記載のIDカ
    ード作成システム。
  19. 【請求項19】前記基準撮影画像情報が前記撮影装置に
    設けられており、色補正変換テーブルが前記IDカード
    作成手段に設けられていることを特徴とする請求項18
    記載のIDカード作成システム。
  20. 【請求項20】前記基準撮影画像情報が前記IDカード
    作成手段に設けられていることを特徴とする請求18記
    載のIDカード作成システム。
  21. 【請求項21】前記色補正変換テーブルが前記IDカー
    ド作成手段に設けられていることを特徴とする請求項1
    8又は20記載のIDカード作成システム。
  22. 【請求項22】前記撮影装置では被撮影者を撮影する通
    常撮影モードと、前記撮影装置及び前記IDカード作成
    手段に対応する前記色補正変換テーブルを作成する色補
    正変換テーブル作成モードとが設けられていることを特
    徴とする請求項9から21のいずれかに記載のIDカー
    ド作成システム。
  23. 【請求項23】前記色補正変換テーブル作成モードを実
    行する際に、予め設定される専用の暗証番号情報が入力
    されることを特徴とする請求項22記載のIDカード作
    成システム。
  24. 【請求項24】被撮影者の顔を含む撮影画像が付帯され
    たIDカードを作成することを特徴とする請求項9から
    23のいずれかに記載のIDカード作成システム。
  25. 【請求項25】前記参照被写体と前記基準被写体とが実
    質的に等価な色票であることを特徴とする請求16項記
    載のIDカード作成システム。
JP2001368787A 2001-10-15 2001-12-03 Idカード作成システムにおける色補正方法、及びidカード作成システム Pending JP2003196652A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005199620A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Seiko Epson Corp 画像形成装置、及び記憶媒体

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