JP2003196646A - 指紋認証ユニット及び電子機器 - Google Patents

指紋認証ユニット及び電子機器

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JP2003196646A
JP2003196646A JP2001390349A JP2001390349A JP2003196646A JP 2003196646 A JP2003196646 A JP 2003196646A JP 2001390349 A JP2001390349 A JP 2001390349A JP 2001390349 A JP2001390349 A JP 2001390349A JP 2003196646 A JP2003196646 A JP 2003196646A
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Yasuko Nagamine
泰子 長嶺
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器に簡単に組み込むことができて、外
部接続品として携帯する必要がなく、センサー部を破損
や汚損する危険の少ない指紋認証ユニットを提供する。 【解決手段】 ケース1と指紋検出用のセンサー部8と
を備え、センサー部8が、ケース1から外方突出する突
出位置Aとケース1内に収まる収納位置Bとに出し入れ
自在に保持されている。また、指紋検出用のセンサー部
8がベース2に設けられ、センサー部8がケース1から
外方突出する突出位置Aとセンサー部8がケース1内に
収まる収納位置Bとに移動可能になるように、ベース2
がケース1に出退自在に保持され、ベース2をケース1
に対して前記突出位置Aと収納位置Bとに係脱自在に位
置決め係止する係止手段が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指紋認証ユニッ
ト、及び指紋認証ユニットを組み込んだ携帯電話等の電
子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話の様な電子機器を用いて、個人
情報や重要なデータを扱う場合や、ネットバンキングの
様に金融商品を扱う場合において、セキュリティの立場
から操作する個人の認証を行う必要がある。代表的な認
証方式にパスワードによる認証がある。しかしながらパ
スワードによる保護はパスワードの桁数を増やすと間違
って記憶したり忘れやすく、又短くすると他人と重複す
ることや他人に解読される恐れがあるため、身体的特徴
や行動様式で個人を認識するバイオメトリクスという方
法が採用されるようになってきている。
【0003】バイオメトリクスと呼ばれる方法には、指
紋、声、顔、網膜、手相やサイン等がある。但し、大き
さや価格面から指紋認証方式が採用されることが多く、
表示装置やキーボードのようなメインの操作キーがある
セットの表面にセンサーを備えたタイプ、USB等でケ
ーブル接続されるユニットのタイプ、又はPCカードの
一端に取り付けられ常に筐体から飛び出した状態となる
PCカードタイプのものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、指紋認
証ユニットには、筐体表面に取り付けられるタイプ、ケ
ーブル接続される外部接続タイプ、又はPCカードタイ
プとして用いられていたが、小型化を必要とするミニノ
ートパソコン、パーソナル・ディジタル・アシスタント
(PDA)、携帯電話やその他携帯型電子機器において
は、筐体の表面は液晶等による表示画面やスイッチキー
で実装スペースに制限がある。外部接続タイプのものは
同時携帯する煩わしさがありまた手持ち状態での操作性
に欠ける。
【0005】PCカードタイプは常に筐体から飛び出し
ているため、未使用時には取り外さないと破損させる危
険がありPCカードを抜き取る手間がある。本発明は、
上記問題点に鑑み、電子機器に簡単に組み込むことがで
きて、外部接続品として携帯する必要がなく、センサー
部を破損や汚損する危険の少ない指紋認証ユニットを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
る本発明の技術手段は、ケース1と指紋検出用のセンサ
ー部8とを備え、センサー部8が、ケース1から外方突
出する突出位置Aとケース1内に収まる収納位置Bとに
出し入れ自在に保持されている点にある。本発明の他の
技術手段は、指紋検出用のセンサー部8がベース2に設
けられ、センサー部8がケース1から外方突出する突出
位置Aとセンサー部8がケース1内に収まる収納位置B
とに移動可能になるように、ベース2がケース1に出退
自在に保持され、ベース2をケース1に対して前記突出
位置Aと収納位置Bとに係脱自在に位置決め係止する係
止手段が設けられている点にある。
【0007】本発明の他の技術手段は、センサー部8を
ケース1に対して突出位置A側に付勢するバネ11が設
けられ、センサー部8が突出位置Aにあるときに、セン
サー部8を収納方向に押圧操作すると、センサー部8が
収納位置Bに位置決め係止され、センサー部8が収納位
置Bにあるときに、センサー部8を収納方向bに押圧操
作すると、センサー部8が突出位置Aに位置決め係止さ
れるように、センサー部8側とケース1側との間にカム
機構12が設けられている点にある。本発明の他の技術
手段は、ベース2にセンサー部8の他に認証回路部9が
設けられ、センサー部8及び認証回路部9に電気的に接
続されたコンタクト42がベース2側に設けられ、回路
基板50に接続される端子43がケース1側に設けら
れ、ベース2がケース1に対して出退移動する際に、ベ
ース2側のコンタクト42が、ケース1側の端子43に
対して摺動自在に接続されている点にある。
【0008】本発明の他の技術手段は、ベース2にセン
サー部8の他に認証回路部9が設けられ、センサー部8
及び認証回路部9に電気的に接続されたコンタクト42
がベース2側に設けられ、センサー部8及び認証回路部
9が外部の回路基板50と電気的に接続されるように、
ベース2側のコンタクト42をベース2の収納方向b側
で回路基板50に接続するフレキシブルプリント基板5
5が設けられている点にある。本発明の他の技術手段
は、前記センサ部8をケース1に対して突出位置Aに移
動したとき、センサー部8が電子機器本体49から外方
突出すると共に、センサー部8をケース1に対して収納
位置Bに移動したとき、センサー部8が電子機器本体4
9内に収まるように、指紋認証ユニットが電子機器本体
49に組み込まれている点にある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に従って説明する。図1〜図9は本発明の一実施の形態
を示している。図1〜図6において、指紋認証ユニット
Uは、ケース1とベース2とを備える。ケース1は、ボ
ディ3と蓋体4とを有し、ボディ3と蓋体4とは一体に
組み込まれ、ボディ3と蓋体4の間にベース2を収納す
る収納空間が形成され、ケース1の一端(先端)側に出
入口5が形成されている。
【0010】ベース2に、指紋検出用のセンサー部8と
認証回路部9とが実装されている。ベース2はケース1
のボディ3と蓋体4との間に出退移動(スライド)自在
に保持されており、これにより、ベース2(センサー部
8)は、センサー部8がケース1から外方突出する突出
位置Aとセンサー部8がケース1内に収まる収納位置B
とに移動可能になっている。なお、センサー部8はベー
ス2の先端側に設けられているが、認証回路部9はベー
ス2の基部側に設けられており、ベース2の出退移動に
拘わらずケース1内に保持されるようになっている。
【0011】ケース1内には、ベース2(センサー部
8)を突出位置Aに向けて付勢するコイルバネ11が設
けられている。ベース2(センサー部8側)とケース1
との間に、ハートカム機構12が設けられている。この
ハートカム機構12は、ハート形のハートカム部15と
フックピン16とからなり、図9に示すようにフックピ
ン16の先端部に鉤型に屈曲したフック部16aが設け
られ、フックピン16の基端側がケース1に係合保持さ
れ、フックピン16はその基端側を支点にケース1(ハ
ートカム部15)の幅方向に揺動自在に支持されてい
る。フックピン16の先端側(フック部16a側)は、
ケース1の蓋体4に切り起こし形成した押圧片18によ
って、ベース2(ハートカム部15)に向けて弾性的に
押圧されている。
【0012】ハートカム部15は、ベース2の幅方向一
端部に形成されており、図8及び図9に示すように、第
1係止溝21と、第2係止溝22と、第3係止溝23
と、第4係止溝24と、第5係止溝25と、第6係止溝
26とを有し、第2係止溝22は、第1係止溝21の先
端から第1段部31を介して徐々に浅くなるように傾斜
され、第3係止溝23は、第2係止溝22の先端から第
2段部32を介して第2係止溝22よりも深い平坦な溝
に形成され、第4係止溝24は、第3係止溝23から第
3段部33を介して第3係止溝よりも深い平坦な溝に形
成され、第5係止溝25は、第4係止溝24から第4段
部34を介して第4係止溝24よりも深い平坦な溝に形
成され、第6係止溝26は、第5係止溝25の基端から
第5段部35を介して徐々に浅くなるように傾斜され、
第1係止溝21は、第6係止溝26の基端側から第6段
部36を介して第6係止溝26の基端よりも深い平坦な
溝に形成されている。
【0013】従って、ベース2(センサー部8)が突出
位置Aにあるとき、フックピン16のフック部16a
は、第1係止溝21内に係合しており、この状態で、ベ
ース2(センサー部8)を収納方向bに押圧操作する
と、フック部16aが第1係止溝21から第2係止溝2
2を通って第3係止溝23に至り、このとき、ベース2
が収納位置Bを越えて収納方向bに移動し、その後、バ
ネ11の付勢により、ベース2が収納位置Bに移動し
て、フック部16aが第3係止溝23から第4係止溝2
4に係合し、これによりベース2が収納位置Bで位置決
め係止されるようになっている。また、ベース2が収納
位置Bにあるとき、フックピン16のフック部16a
は、第4係止溝24内に係合しており、この状態で、ベ
ース2(センサー部8)を収納方向bに押圧操作する
と、フック部16aが第4係止溝24から第5係止溝2
5に至り、このとき、ベース2が収納位置Bを越えて収
納方向bに移動し、その後、バネ11の付勢により、ベ
ース2が突出位置Aに移動して、フック部16aが第5
係止溝25から第6係止溝26を通って第1係止溝21
に係合し、これによりベース2が突出位置Aで位置決め
係止されるようになっている。なお、図7及び図8にお
いて、37,38は突出壁である。
【0014】前記バネ11とハートカム機構12によ
り、突出位置Aと収納位置Bとにベース2(センサー部
8)をケース1に対して係脱自在に位置決め係止する係
止手段が構成されている。図5に示すように、ボディ3
の先端部のハートカム部15とは反対側の端部に、抜け
止めストッパー39が設けられ、これに対応して、ベー
ス2の先端部のハートカム部15とは反対側に、係合段
部40が設けられ、係合段部40が抜け止めストッパー
39に接当することにより、ベース2が、ケース1に対
して突出位置Aからさらに突出方向aに移動するのを阻
止して、ベース2がケース1から抜脱しないようにして
いる。
【0015】ベース2の基端に、幅方向に複数のコンタ
クト42が外方突設され、これらコンタクト42はセン
サー部8及び認証回路部9に電気的に接続されている。
ケース1のボディ3の内面(上面)に、幅方向に複数の
端子43が、ベース2の出退移動する方向に設けられて
いる。図7に示すように、ベース2側の各コンタクト4
2は接点形状に曲げられており、弾性変形の復元力によ
り、ケース1側の各端子43に圧接されて、ベース2が
ケース1に対して突出位置Aと収納位置Bとの間を出退
移動する際に、各コンタクト42はケース1側の各端子
43に対して接触状態(接続状態)を保持しながら摺動
するようになっている。
【0016】前記ケース1側の各端子43は、ボディ3
の基端側から外部に突出された先端接続部43aを有
し、指紋認証ユニットUが、(携帯電話その他の小型電
子機器等の)回路基板に実装されたときに、先端接続部
43aが外部の回路基板に半田接続されて、センサー部
8及び認証回路部9と回路基板とがコンタクト42及び
端子43を介して電気的に接続されるようになってい
る。前記センサー部8は突出位置Aに移動した状態で、
ここに軽く指を押し当てることにより、指の指紋を指紋
情報として検出し、その指紋情報を出力するようになっ
ている。認識回路部9はセンサー部8からの指紋情報を
入力して、その指紋情報と、予め記録されている本人
(携帯電話の持ち主)の指紋情報とを照合し、本人の指
紋と合致するか否かを示す判別信号を出力する。
【0017】上記実施の形態によれば、指紋認識ユニッ
トUは、指紋検出用のセンサー部8と認証回路部9とが
設けられたベース2が、ケース1に対して突出位置Aと
収納位置Bとに移動自在に保持されてユニット化されて
いるので、指紋認識ユニットUを携帯電話等の小型電子
機器に組み込むには、電子機器本体にケース1ごと内嵌
すると共に、ケース1側の各端子43の先端接続部43
aを、小型電子機器の回路基板に半田付け等により接続
ればよく、ケース1の出入口5を外部に臨ませた状態
に、指紋認識ユニットUを小型電子機器等に簡単に組み
込むことができる。そして、後述するように、小型電子
機器等に簡単に組み込んだ指紋認識ユニットUを使用し
て指紋の照合により本人か否かを簡単に認証することが
できる。
【0018】図10〜図12は他の実施形態を示し、前
記実施の形態における指紋認証ユニットUを、小型電子
機器である携帯電話本体49に組み込んだものである。
携帯電話本体49の幅方向の一端面にケース1の出入口
5が臨むように、携帯電話本体49の幅方向に、指紋認
証ユニットUが内嵌装着されて、携帯電話本体49(外
部)の回路基板50にケース1のボディ3が固定され、
ケース1の各端子43の先端接続部43aが回路基板5
0に半田接続されている。これにより、ベース2(セン
サー部8)をケース1に対して突出位置Aに移動したと
き、センサー部8が携帯電話本体49から外方突出する
と共に、センサー部8をケース1に対して収納位置Bに
移動したとき、センサー部8が携帯電話本体49内に収
まるように、携帯電話本体49に指紋認証ユニットUが
組み込まれている。そして、ベース2が突出位置Aに移
動したとき、携帯電話本体49から幅方向外方にセンサ
ー部8が突出し、センサー部8は、携帯電話本体49の
操作部52及び表示画面53と同一方向に向いた状態で
露出するようになっている。
【0019】そして、認識回路部9の出力する本人の指
紋と合致するか否かを示す判別信号が、コンタクト42
及び端子43を介して回路基板50に入力されるように
構成され、回路基板50側では、本人の指紋と合致する
と認証されれば、携帯電話本体49の電源スイッチをオ
ンにし、本人の指紋と合致すると認証されなければ、携
帯電話本体49の電源スイッチをオフにするように構成
されている。上記実施の形態によれば、携帯電話本体4
9に組み込んだ指紋認識ユニットUにより指紋を認証す
るには、図4又は図10に示すようにベース2が収納位
置Bにあるとき、ケース1及び携帯電話本体49から僅
かに突出したベース2の突出端部2aを収納方向aに押
圧操作すればよく、ハートカム機構12及びコイルバネ
11の働きにより、ベース2が突出位置Aに突出して、
携帯電話本体49の側方に突出するので、その後、使用
者は、突出したセンサー部8に指を軽く押し当てると、
センサー部8が指の指紋を検出して指紋情報を出力し、
認識回路部9はセンサー部8からの指紋情報と本人の指
紋情報と照合して、本人か否かを示す判別信号を出力す
る。この際、センサー部8は、携帯電話本体49の外側
方で、携帯電話本体49の操作部52及び表示画面53
と同一方向に向いた状態で露出するため、使用者は携帯
電話本体49の表示画面53を見る状態又は操作部52
を操作する状態のままで、センサー部8に指を簡単に押
し当てることができ、指紋の照合を極めて簡単な操作で
なすことができる。しかも、センサー部8乃至指紋認証
ユニットUによって、携帯電話本体49の表示画面53
や操作部52の領域を狭めるようなこともなくなり、非
常に便利である。
【0020】そして、認識回路部9の判別信号は回路基
板50に入力され、使用者が本人であれば、携帯電話本
体49の電源スイッチをオンにし、携帯電話本体49の
使用を可能にし、携帯電話の使用者が本人でなければ、
電源スイッチをオフにし、携帯電話本体49を使用でき
なくする。従って、この場合、本人以外の他人が携帯電
話を使用できなくなる。指紋の認証が終了すると、ベー
ス2(センサー部8)が突出位置Aにある状態から、ベ
ース2を収納方向bに押圧操作すればよく、ハートカム
機構12及びコイルバネ11の働きにより、ベース2が
ケース2に対して収納位置Bに収まり、ベース2の大部
分が携帯電話本体49の内部に収納され、センサー部8
がケース1及び携帯電話本体49内に収納される。この
ため、携帯電話本体49の使用時等にセンサー部8を損
傷したり汚損したりするおそれがなくなり、センサー部
8を確実に保護することができる。
【0021】なお、前記実施の形態では、携帯電話の使
用者が本人であると判別したとき(本人を認証したと
き)に、携帯電話本体49の電源スイッチをオンにする
ようにし、本人を認証できなければ、電源スイッチをオ
フにし、携帯電話本体49を使用できなくしているが、
これに代え、本人の認証により、携帯電話本体49のイ
ンターネットへの接続をオン(可能)にし、本人を認証
できなければ、インターネットへの接続をオフ(不能)
にして、本人以外の者は、携帯電話本体49を使用でき
るが、インターネットの使用ができなくなるようにして
もよい。また、本人の認証により、インターネットを利
用した送金(金融)システムの使用をオン(可能)に
し、本人の認証がなければ、送金(金融)システムの使
用をオフ(不能)にし、本人以外の者は携帯電話本体4
9による送金(金融)システムを利用できなくなるよう
にしてもよい。さらに、本人の認証があれば、携帯電話
本体49に組み込まれるICメモリへの読み込み及び書
き込みをオン(可能)にし、本人の認証がなければ、携
帯電話本体49に組み込まれるICメモリへの読み込み
及び書き込みをオフ(不能)にし、これにより、本人以
外の者は携帯電話本体49のICメモリへの読み込み及
び書き込みをできなくなるようにしてもよい。
【0022】図13は他の実施の形態を示し、センサー
部8及び認証回路部9に電気的に接続されたコンタクト
42がベース2の基端側に突設され、このベース2側の
コンタクト42が、半田付け等によりフレキシブルプリ
ント基板(FPC)55の一端に接続され、フレキシブ
ルプリント基板55の他端がFPCコネクタ56を介し
て回路基板50に接続され、フレキシブルプリント基板
55が、ベース2の突出方向aとは反対方向(収納方向
b)にボディ3から引き出され、これにより、ベース2
がケース1に対して突出位置Aと収納位置Bとの間を出
退移動する際にも、センサー部8及び認証回路部9が、
ベース2の収納方向b側でコンタクト42及びフレキシ
ブルプリント基板55を介して回路基板50と電気的に
接続されるようになっている。その他の点は前記図1〜
図9の実施の形態における指紋認証ユニットUと同様の
構成である。
【0023】なお、この指紋認証ユニットUも、前記図
10〜図12の実施の形態の場合と同様に、携帯電話本
体49等の小型電子機器に簡単に組み込まれる。図14
は他の実施の形態を示し、前記実施の形態の場合と同様
に、ベース2はケース1のボディ3と蓋体4との間に出
退移動自在に保持されており、これにより、ベース2
(センサー部8)は、センサー部8がケース1から外方
突出する突出位置Aとセンサー部8がケース1内に収ま
る収納位置Bとに移動可能になっている。そして、ベー
ス2(センサー部8)とケース1との間の摺動抵抗によ
り、ベース2は突出位置Aと収納位置Bとに保持できる
ように構成され、ベース4の先端側の底部に、指掛け用
の係合突起58が設けられ、この係合突起58に指を引
っ掛けて収納位置Bにあるベース2を突出位置Aに引き
出せるよう(マニュアルイジェクトタイプ)に構成され
ている。その他の点は前記図1〜図9の実施の形態にお
ける指紋認証ユニットUと同様の構成である。
【0024】図15は他の実施の形態を示し、ベース2
の一側部を、ケース1に支持軸61廻りに回転自在に枢
支し、ベース2を支持軸61廻りに回動操作することに
より、ベース2(センサー部8)を突出位置Aと収納位
置Bとに移動できるようにしたものである。その他の点
は前記実施の形態の場合と同様の構成である。図16は
他の実施の形態を示し、ベース2はケース1のボーディ
3と蓋体4との間に出退移動自在に保持されており、こ
れにより、ベース2(センサー部8)は、センサー部8
がケース1から外方突出する突出位置Aとセンサー部8
がケース1内に収まる収納位置Bとに移動可能になって
いる。そして、ベース2(センサー部8)はコイルバネ
63により突出方向aに付勢されおり、ベース2(セン
サー部8)を収納方向bに押圧操作すると、コイルバネ
63が縮小してその先端側端部が、弾性を有するロック
片64に引っ掛かって、コイルバネ63が縮小状態に保
持され、ベース2が収納位置Bに保持されるようになっ
ている。また、インジェクトレバー65を収納方向bに
押すと、ロック片64によるコイルバネ63のロックが
解除され、コイルバネ63の付勢力によってベース2
(センサー部8)が突出位置Aに飛び出すようになって
いる。その他の点は前記図1〜図9の実施の形態の場合
と同様の構成であり、この場合も、前記図10〜図12
の実施の形態の場合と同様に、指紋認証ユニットUを携
帯電話本体49等に組み込むことができる。
【0025】図17及び図18は他の実施の形態を示
し、ケース1に支持軸67廻りに揺動自在に支持された
揺動杆68と、揺動杆68の端部に支持軸69廻りに揺
動自在に連結された連結杆70と、連結杆70の先端側
に支持軸71廻りに揺動自在に支持されたインジェクト
レバー72とが設けられ、インジェクトレバー72を、
収納方向bに押し込むと、揺動杆68が支持軸67廻り
に矢印f方向に揺動して、揺動杆68の端部がベース2
(センサー部8)を突出位置Aに押し出すようになって
いる。また、ベース2が突出位置Aにあるときに、ベー
ス2(センサー部8)を収納方向bに押圧操作すると、
揺動杆68が矢印g方向に揺動して、連結杆70及びイ
ンジェクトレバー72が、鎖線で示すように突出方向a
に移動するように構成されている。また、インジェクト
レバー72を支持軸71廻りに矢印h方向に回動操作す
ることにより、ベース2(センサー部8)が収納位置B
に保持されるようになっている。その他の点は前記図1
〜図9の実施の形態の場合と同様の構成であり、この場
合も、前記図10〜図12の実施の形態の場合と同様
に、指紋認証ユニットUを携帯電話本体49等に組み込
むことができる。
【0026】なお、前記実施の形態では、指紋認証ユニ
ットUを携帯電話本体49に組み込んでいるが、携帯電
話本体49に代えて、携帯用のパソコンその他の小型電
子機器に組み込むようにしてもよいし、携帯可能な小型
の電子機器に限らず、設置型のパソコンその他の電子機
器に組み込むようにしてもよい。さらに、指紋認証ユニ
ットUをICメモリカードその他の電子機器の付属品に
組み込むようにしてもよい。従って、本発明における指
紋認証ユニットUを組み込んだ電子機器には、ICメモ
リカード等の電子機器の付属品が含まれるものである。
【0027】また、前記図1〜図9の実施の形態では、
突出位置Aと収納位置Bとにベース2(センサー部8)
をケース1に対して係脱自在に位置決め係止する係止手
段が、バネ11とハートカム機構12により構成されて
いるが、係止手段はこのようなものに限定されず、例え
ば、係止手段を、ベース2又はケース1の一方に設けた
係合凸部と、他方に設けた係止凹部とにより構成し、係
合凸部と係止凹部とを係脱自在に係合させることによ
り、ベース2(センサー部8)をケース1に対して突出
位置Aと収納位置Bとに係脱自在に位置決め係止するよ
うにしてもよい。
【0028】また、前記実施の形態では、ベース2にセ
ンサー部8の他に認証回路部9を設けているが、これに
代え、認証回路部9はベース2ではなくケース1側に設
けるようにしてもよい。また、前記実施の形態では、セ
ンサー部8側とケース1側との間にハートカム機構12
が設けられているが、カム機構12はこのような構成の
ものに限定されず、所定の操作により、センサー部8を
突出位置Aと収納位置Bとに順次位置決め係止するもの
であればよい。
【0029】また、前記実施の形態では、ケース1はボ
ディ3と蓋体4とを有しているが、これに代え、ケース
1をボディ3と蓋体4と別々に構成することなく、1部
材で一体に構成するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明の指紋認証ユニットは、電子機器
本体49に簡単に組み込むことができて、外部接続品と
して携帯する必要がなく、センサー部8をケース1等に
より効果的に保護できて、センサー部8が破損したり汚
損したりする危険も少なくなる。また、指紋認証ユニッ
トを携帯電話等の電子機器本体49に組み込んだ場合、
指紋認証ユニットの不使用時には、指紋認証ユニットの
大部分が電子機器本体49内に収まって、電子機器全体
がコンパクトになると共に、使用時には簡単にセンサー
部8を電子機器本体49から突出させて、指紋認証を簡
単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す指紋認証ユニット
の平面図である。
【図2】同指紋認証ユニットの正面図である。
【図3】同指紋認証ユニットの斜視図である。
【図4】同ベースを収納位置に移動した状態の指紋認証
ユニットの平面図である。
【図5】同ケースの蓋部を取り外した状態の指紋認証ユ
ニットの平面図である。
【図6】同図4のA−A線断面図である。
【図7】同コンタクト及び端子部分の正面断面図であ
る。
【図8】同ハートカム部の平面図である。
【図9】同図8のB−B線断面図である。
【図10】他の実施の形態を示す携帯電話の斜視図であ
る。
【図11】同携帯電話本体からセンサ部を突出させた状
態の斜視図である。
【図12】同携帯電話の断面図である。
【図13】他の実施の形態を示す指紋認証ユニットの正
面断面図である。
【図14】他の実施の形態を示す指紋認証ユニットの正
面図である。
【図15】他の実施の形態を示す指紋認証ユニットの平
面図である。
【図16】他の実施の形態を示す指紋認証ユニットの斜
視図である。
【図17】他の実施の形態を示すケースの蓋体を取り外
した状態の平面図である。
【図18】他の実施の形態を示すベースを収納位置に移
動した状態の平面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 ベース 8 センサー部 9 認証回路部 11 コイルバネ 12 ハートカム機構 16 フックピン 42 コンタクト 43 端子 49 携帯電話本体(電子機器本体) 50 回路基板 55 フレキシブルプリント基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04M 1/21 A61B 5/10 322

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース(1)と指紋検出用のセンサー部
    (8)とを備え、センサー部(8)が、ケース(1)か
    ら外方突出する突出位置Aとケース(1)内に収まる収
    納位置Bとに出し入れ自在に保持されていることを特徴
    とする指紋認証ユニット。
  2. 【請求項2】 指紋検出用のセンサー部(8)がベース
    (2)に設けられ、センサー部(8)がケース(1)か
    ら外方突出する突出位置Aとセンサー部(8)がケース
    (1)内に収まる収納位置Bとに移動可能になるよう
    に、ベース(2がケース(1)に出退自在に保持され、
    ベース(2)をケース(1)に対して前記突出位置Aと
    収納位置Bとに係脱自在に位置決め係止する係止手段が
    設けられていることを特徴とする指紋認証ユニット。
  3. 【請求項3】 センサー部(8)をケース(1)に対し
    て突出位置A側に付勢するバネ(11)が設けられ、セ
    ンサー部(8)が突出位置Aにあるときに、センサー部
    (8)を収納方向bに押圧操作すると、センサー部
    (8)が収納位置Bに位置決め係止され、センサー部
    (8)が収納位置Bにあるときに、センサー部(8)を
    収納方向bに押圧操作すると、センサー部(8)が突出
    位置Aに位置決め係止されるように、センサー部(8)
    側とケース(1)側との間にカム機構(12)が設けら
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の指紋
    認証ユニット。
  4. 【請求項4】 ベース(2)にセンサー部(8)の他に
    認証回路部(9)が設けられ、センサー部(8)及び認
    証回路部(9)に電気的に接続されたコンタクト(4
    2)がベース(2)側に設けられ、回路基板(50)に
    接続される端子(43)がケース(1)側に設けられ、
    ベース(2)がケース(1)に対して出退移動する際
    に、ベース(2)側のコンタクト(42)が、ケース
    (1)側の端子(43)に対して摺動自在に接続されて
    いることを特徴とする請求項2に記載の指紋認証ユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 ベース(2)にセンサー部(8)の他に
    認証回路部(9)が設けられ、センサー部(8)及び認
    証回路部(9)に電気的に接続されたコンタクト(4
    2)がベース(2)側に設けられ、センサー部(8)及
    び認証回路部(9)が外部の回路基板(50)と電気的
    に接続されるように、ベース(2)側のコンタクト(4
    2)をベース(2)の収納方向b側で回路基板(50に
    接続するフレキシブルプリント基板(55)が設けられ
    ていることを特徴とする請求項2に記載の指紋認証ユニ
    ット。
  6. 【請求項6】 前記センサ部(8)をケース(1)に対
    して突出位置Aに移動したとき、センサー部(8)が電
    子機器本体(49)から外方突出すると共に、センサー
    部(8)をケース(1)に対して収納位置Bに移動した
    とき、センサー部(8)が電子機器本体(49)内に収
    まるように、請求項1〜5のいずれかに記載の指紋認証
    ユニットが電子機器本体(49)に組み込まれているこ
    とを特徴とする携帯電話等の電子機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7654467B2 (en) 2005-02-23 2010-02-02 Seiko Epson Corporation IC card case and IC card unit
US20100052853A1 (en) * 2008-09-03 2010-03-04 Eldon Technology Limited Controlling an electronic device by way of a control device
JP2016536228A (ja) * 2013-08-30 2016-11-24 インテリジェント・フィンガープリンティング・リミテッドIntelligent Fingerprinting Limited サンプル捕獲および輸送ユニット

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