JP2003196504A - 小売業向け物流仲介システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】系列販売による無駄なコストや時間を削減し、
ネットワークを通じて横断的な組織を構築する。 【解決手段】加入小売業者、メーカ、宅配業者の各クラ
イアント１、２、３をネットワーク６を介してサーバ５
を接続し、予め登録された加入小売業者情報、メーカ情
報及び宅配業者情報を記憶したデータベース１２，１
４，１６及び製品情報及び製品関連情報を格納したウエ
ブサイト１０を設ける。加入小売業者クライアント１か
ら製品の指定を受けると、提供するメーカを検索し、製
品関連情報を選択する。加入小売業者及び各メーカの所
在地情報に基づいて宅配業者を検索選定し、その配送見
積もりと、各メーカにおける見積もりとを合算し、加入
小売業者クライアントへ送信する。加入小売業者クライ
アント１によって選択されたメーカに対する注文書を、
当該注文先メーカクライアント２へ送信し、製品受け渡
しに関する指示を宅配業者クライアント３へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、小売業向け物流仲
介システムに係り、特にネットワークを介して小売業
者、メーカ及び宅配業者の製品受注から納品までのシス
テムを構築することにより小売業者の効率的な利用を可
能にした小売業向け物流仲介システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、加入小売業者舗による小売業を取
り巻く環境は、百貨店並みの品揃えを誇る大型ディスカ
ウントストアの台頭、大型化されたスーパーマーケッ
ト、巨額の資金を元に多店舗展開を推進する量販店チェ
ーン、中間業者を省いたインターネットショッピング等
の発展により従来の売り上げを確保することが困難な状
況になっている。

【０００３】また加入小売業者主の２代目、３代目など
の比較的若い世代の人材がいる店舗なら、日々進化する
製品に対する知識が習得できると考えられるが、通常の
加入小売業者では各加入小売業者舗ごとで、日々誕生し
てくる新しい製品の知識習得、関連製品比較、附属品ア
クセサリの選択などの的確な提案をし、顧客満足度を高
めていくことも困難となっている。

【０００４】またメーカは加入小売業者舗への製品の納
入を系列の配送業者や下請け業者に依託するか若しくは
自らが行っていた。そのため加入小売業者舗とメーカの
工場若しくは倉庫の所在地の遠隔差やコストの制限等に
より円滑な流通が阻害されることもあった。

【０００５】また、加入小売業者舗は大量の在庫を持つ
ことができないことから品揃えが薄く今日の多様化した
消費者の要求を満たすことができず、一般的に卸問屋を
経由して製品を購入する小売業者は大型ディスカウント
ストア等との価格競争において優位性を確保することが
できなかった。

【０００６】他方、ネットワーク社会の進展によりイン
ターネットを利用した製品の販売が一般化してきている
が、系列型の流通システムの硬直化により納期の制限、
コスト割高等の欠点が問題となっていた。

【０００７】そこで、小売店舗による家電小売業におい
て、店舗運営業務の効率化、共同の大量仕入れによる価
格交渉、充実した顧客サービス、取扱い品目の増量等が
急務となっていた。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、系列販売による無駄なコストや時
間を削減し、ネットワークを通じて横断的な組織を構築
することにある。

【０００９】また他の目的は、小売業者がメーカによっ
て登録された製品情報及び製品関連情報等のデータベー
スをウエブサイトを介して共有することにより、店頭で
の均一で正確な情報提供による個別の顧客対応を行える
ようにし、更にメーカは地域に密着した小売業者を通じ
て消費者の要求や嗜好に関するマーケットリサーチを行
ない新製品開発のためのアイディアを収集できるように
することにある。

【００１０】また他の目的は、加入小売業者データベー
ス、メーカデータベース及び宅配業者データベースをサ
ーバ内に有することにより、相互間のデータを比較し最
適の流通経路を選択することにより、低コスト、納入期
間の短縮等を図ることができるため効率的で円滑な流通
を行えるようにすることにある。

【００１１】また更に他の目的は、小売業向け物流仲介
システム用プログラムを使用することにより、予め加入
小売業者データベース、メーカデータベース及び宅配業
者データベースに格納された情報を制御する小売業向け
物流仲介システム用プログラムを使用することにより、
加入小売業者とメーカ及び宅配業者の三者間におけるコ
ストを最小限に抑えることにある。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本発明は、 （１）複数のクライアントと、該複数のクライアントに
ネットワークを介して接続されるサーバとを用いて物流
取引を仲介する電子商取引システムにおいて、少なくと
も加入小売業者クライアント、メーカクライアント及び
宅配業者クライアントと、該複数のクライアントにネッ
トワークを介して接続されるサーバと、該サーバ内に製
品情報、製品関連情報を格納したウエブサイトを設け、
このウエブサイトを通じて情報を得る手段と、加入小売
業者クライアント、メーカクライアント及び宅配業者ク
ライアントのそれぞれとの間を双方向にアクセスし、情
報を選択し得る手段とを備える小売業向け物流仲介シス
テムを提供する。

【００１３】（２）加入小売業者クライアント、メーカ
クライアント及び宅配業者クライアントと、該複数のク
ライアントにネットワークを介して接続されるサーバと
を用いて物流取引を仲介する電子取引システムにおい
て、当該サーバ内に予め登録された加入小売業者情報、
メーカ情報及び宅配業者情報を記憶したデータベース及
び製品情報及び製品関連情報を格納したウエブサイトを
設け、当該サーバが、加入小売業者クライアントからの
製品の指定を受け付ける手段と、加入小売業者クライア
ントによって指定された製品を提供するメーカを検索す
る手段と、検索の結果得られた一又は複数のメーカ情報
の中から製品関連情報を選択する手段と、加入小売業者
及び各メーカの所在地情報に基づいて宅配業者を検索す
る手段と、検索の結果に基づいて選択された宅配業者の
配送見積もりと、各メーカにおける見積もりとを合算す
る手段と、合算の結果得られた合計見積もりを加入小売
業者クライアントへ送信する手段と、加入小売業者クラ
イアントによって選択されたメーカに対する注文書を受
信する手段と、注文書を当該注文先メーカクライアント
へ送信する手段と、製品受け渡しに関する指示を宅配業
者クライアントへ送信する手段とを備える小売業向け物
流仲介システムを提供する。

【００１４】（３）加入小売業者クライアント、メーカ
クライアント及び宅配業者クライアントと、該複数のク
ライアントにネットワークを介して接続されるサーバと
を用いて物流取引を仲介する電子取引システムにおい
て、当該サーバが、加入小売業者クライアントからの製
品の指定を受け付ける手段と、加入小売業者クライアン
トによって指定された製品を提供するメーカを検索する
手段と、検索の結果得られた一又は複数のメーカ情報の
中から製品関連情報を選択する手段と、加入小売業者及
び各メーカの所在地情報に基づいて宅配業者を検索する
手段と、検索の結果に基づいて選択された宅配業者の配
送見積もりと、各メーカにおける見積もりとを合算する
手段と、合算の結果得られた合計見積もりを加入小売業
者クライアントへ送信する手段と、加入小売業者クライ
アントによって選択されたメーカに対する注文書を受信
する手段と、注文書を当該注文先メーカクライアントへ
送信する手段と、製品受け渡しに関する指示を宅配業者
クライアントへ送信する手段とを備える小売業向け物流
仲介システムを提供する。

【００１５】（４）コンピュータを用いて、加入小売業
者データベースに格納されている納入地情報と、メーカ
データベースに格納されている製品情報・製品荷積地情
報を特定する手順と、当該情報と宅配業者データベース
に格納されている料金情報（距離、配送対象物の長さ・
高さ・重さ・大きさ・重さ、納入期間、保険料等）から
複数の宅配業者における配送価格を算出する手順と、複
数の宅配業者における配送価格を相互に比較する手順
と、を備える上記（１）乃至（３）に記載された小売業
向け物流仲介システム用プログラムを提供する。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施例
に基づいて説明する。

【００１７】請求項１に係る発明は、図１に示す如く加
入小売業者クライアント１と、メーカクライアント２
と、宅配業者クライアント３と、これらのクライアント
にネットワーク６を介して接続されるサーバ５とから構
成されている。以下の説明では、加入小売業者クライア
ント１、メーカクライアント２、宅配業者クライアント
３を接続するネットワーク６がインターネットであるも
のとして説明を行う。

【００１８】加入小売業者クライアント１とは、サーバ
５に登録されている加入小売業者により製品の注文や製
品情報の閲覧等が行われる際に利用される端末であり、
例えばパーソナルコンピュータである。加入小売業者ク
ライアント１は、製品を注文等する小売業者との間のイ
ンタフェースとなる入出力装置であり、具体的には、キ
ーボード、マウス等の入力装置、並びにＣＲＴディスプ
レイ等の出力装置によって実現される。また、加入業者
クライアント１は、サーバ５との間のインタフェースと
してＷＷＷブラウザを有する。加入小売業者クライアン
ト１は、入出力装置を介してサーバ５内の加入小売業者
情報の入力及び変更や、ウエブサイト１０の閲覧やウエ
ブサイト１０に設けられている掲示板等への消費者情報
の書込み、サーバ５からの情報の受信等を行う。

【００１９】メーカクライアント２は、製品を製造販売
するサーバ５に登録されているメーカが利用する端末で
ある。メーカクライアント２は入出力装置を介しサーバ
５内のメーカ情報の入力及び変更や、ウエブサイト１０
の閲覧、サーバ５からの情報の受信等を行う。

【００２０】宅配業者クライアント３は、メーカの指定
する製品荷積地から小売業者へ製品を配送するサーバ５
に登録されている業者が利用する端末である。宅配業者
クライアント２は入出力装置を介しサーバ５内の宅配業
者情報の入力及び変更や、ウエブサイト１０の閲覧やサ
ーバ５からの情報の受信等を行う。

【００２１】サーバ５はウエブサイト１０を有する。こ
のウエブサイト１０には、製品名、品種、原材料、サイ
ズ、品質、生産者、販売者、製品価格、取引条件、支払
条件等の商品に関する情報がアップロードされている。
また加入者が自由に書き込みのできる掲示板を備えてお
くことにより、消費者の要求や嗜好に関する情報を加入
者間で共有することが可能となる。

【００２２】請求項２に係る発明は、図２に示す如く加
入小売業者クライアント１と、メーカクライアント２
と、宅配業者クライアント３と、これらのクライアント
にネットワーク６を介して接続されるサーバ５とから構
成されている。ネットワーク６や各クライアントの定義
については上記した通りである。

【００２３】サーバ５内には予め予め登録された加入小
売業者情報を格納する加入小売業者データベース１２、
メーカ情報を格納するメーカデータベース１４及び宅配
業者情報を格納する宅配業者データベース１６が存在す
る。加入小売業者データベース１２には、登録者ＩＤ、
パスワード、店名、電話番号、住所等の各加入小売業者
を認識するための情報が格納されている。メーカデータ
ベース１４には、登録者ＩＤ、取扱製品、製品価格や決
済方法等が格納されている。宅配業者ベータベース１６
には、登録者ＩＤ、料金体系、決済方法等が格納されて
いる。これらのデータベース１２，１４，１６は特定の
者以外のアクセスは制限されており、加入小売業者クラ
イアント１、メーカクライアント２及び宅配業者クライ
アント３であってもサーバ５の管理者等の許可を得なけ
れば相互にアクセスすることはできない。

【００２４】またサーバ５内には、ウエブサイト１０が
設けられている。このウエブサイト１０には製品情報、
製品関連情報、加入小売業者名及びその関連情報、メー
カ名及びその関連情報及び宅配業者名及びその関連情
報、掲示板等が設けられており、これらの情報は入力制
御手段１８及び出力制御手段２０によってアクセス制限
がなされている。これらの情報にアクセスする場合は、
各加入小売業者クライアント１、各メーカクライアント
２、各宅配業者クライアント３毎に付与された登録者Ｉ
Ｄ及びパスワード等が必要になる。尤もこのアクセス制
限を設けずネットワークを介して自由にアクセスできる
ようにしてもよい。更にアクセス制限の方法として第三
者機関による認証局を用いる方法等であってもよい。

【００２５】加入小売業者が製品の注文を行う際は、加
入小売業者クライアント１の入出力装置によりウエブサ
イト１０のアドレスを指定するＵＲＬを入力する。加入
小売業者クライアント１からのウエブサイド１０へのア
クセス要求を受信した入力制御手段１８は加入小売業者
クライアント１へ所定のパスワード等の入力を要求す
る。所定のパスワードを入力し、アクセス制限を解除さ
れた加入小売業者クライアント１はウエブサイト１０を
閲覧し、購入を希望する製品を選択し数量を指定する。
次に制御・処理部１９は選択された製品等の解析を行
い、解析結果にもとづいてメーカデータベースの検索を
行う。検索によりその製品を取扱う一ないし複数のメー
カが特定される。その後、制御・処理部１９は、メーカ
の製品荷積地に関する情報と、加入小売業者データベー
ス１２の加入小売業者所在地情報より宅配業者の検索を
行う。検索の結果、各所在地間から適切な一又は複数の
宅配業者が特定される。

【００２６】制御・処理部１９は特定されたメーカの製
品価格及び宅配業者の配送料に関する情報を各データベ
ースから受け取り合計金額を算出する。次にメーカの製
品荷積地及び荷積期間と宅配業者の納期に関する情報を
各データベース１４，１６から受け取り製品納期を特定
する。制御・処理部はこれらの製品情報を一覧表にまと
め加入小売業者クライアント１へ送信する。

【００２７】一覧表を加入小売業者クライアント１を介
して受け取った小売業者は希望する製品及び購入先等を
決定する。小売業者は決定した製品等についての注文指
示を加入小売業者クライアント１を介してサーバ５へ送
信する。注文指示を受け取ったサーバ５内の制御・処理
部１９は注文指示を該当する注文先メーカのメーカクラ
イアント２へ送信し、製品受け渡しに関する指示を宅配
業者へ送信する。

【００２８】請求項３に係る発明は、図４に示す如く加
入小売業者クライアント２１と、メーカクライアント２
２と、宅配業者クライアント２３と、これらのクライア
ントにネットワーク２６を介して接続されるサーバ２５
とから構成されている。ネットワーク２６や各クライア
ントの定義については上記した通りである。

【００２９】サーバ２５内には予め登録された加入小売
業者情報を格納する加入小売業者データベース３２、メ
ーカ情報を格納するメーカデータベース３４及び宅配業
者情報を格納する宅配業者データベース３６が存在す
る。加入小売業者データベース３２、メーカデータベー
ス３４及び宅配業者ベータベース３６に格納されている
情報は上述のとおりである。これらのデータベースは特
定の者以外のアクセスは制限されており、加入小売業者
クライアント２１等であってもサーバ２５の管理者等の
許可を得なければ相互にアクセスすることはできない。

【００３０】加入小売業者が製品の注文を行う際は、加
入小売業者クライアント２１の入出力装置により電子メ
ール等を使用して直接サーバの管理者へ購入を希望する
製品等の製品名、数量等を送信する。サーバ２５の管理
者は入力手段により加入小売業者の希望する条件を処理
装置に入力する。

【００３１】その後の処理装置の制御・処理部は選択さ
れた製品等の解析手段を図３のフローチャートに従って
説明する。

【００３２】（Ｓ１）加入小売業者の購入希望製品の製
品名及び数量等を入力すると、（Ｓ２）処理部がメーカ
データベース３４より、条件に見合ったデータの検索を
行う。（３）条件に見合ったデータが表示されない場合
は、新たな条件を入力し（Ｓ１）及び（Ｓ２）の操作を
繰り返す。（４）条件に見合ったデータが表示された場
合は、処理部は宅配業者データベース３６から宅配業者
の選択をする。（Ｓ５）宅配業者はメーカデータベース
３４に格納されている製品荷積地情報と加入小売業者デ
ータベース３２に格納されている納入地情報より、距離
的に近い宅配業者を検索することにより行う。（Ｓ６）
検索の結果、一又は複数の宅配業者が選択される。（Ｓ
７）選択された宅配業者データベース３６に格納されて
いる料金体系に関する情報より配送料を算出し、メーカ
の製品価格を加えて合計金額を算出する。次にメーカの
製品荷積地及び荷積期間と宅配業者の納期に関する情報
を各データベース３４，３６から受け取り製品納期を特
定する。制御・処理部はこれらの製品情報を一覧表にま
とめ加入小売業者クライアント２１へ送信する。

【００３３】（Ｓ８）一覧表を加入小売業者クライアン
ト２１を介して受け取った小売業者は希望する製品及び
購入先等を決定する。希望する製品がない場合は再び
（Ｓ１）に戻って上記の動作を繰り返す。（Ｓ９）小売
業者は決定した製品等についての注文指示を加入小売業
者クライアント２１を介してサーバ２５へ送信する。
（Ｓ１０）注文指示を受け取ったサーバ２５内の制御・
処理部は注文指示を該当する注文先メーカのメーカクラ
イアント２２へ送信し、（Ｓ１１）また製品受け渡しに
関する指示を宅配業者クライアント２３へ送信する。以
上（Ｓ１）〜（Ｓ１１）のステップにより動作は完了す
る。

【００３４】請求項４に係る発明は、コンピュータ等の
処理装置内にインストールされるソフトウエアに関する
ものである。（Ｓ２１）まずコンピュータの情報処理部
が加入小売業者データベースに格納されている納入地情
報と、（Ｓ２２）メーカデータベースに格納されている
製品情報・製品荷積地情報を特定する。ここで納入地情
報とは、加入小売店の店舗若しくは倉庫等の小売業者が
宅配を希望する所在地の情報のことである。また製品荷
積地とはメーカの販売する製品を出荷する場所のことで
あり、一般にはメーカの工場もしくは倉庫である。これ
らの所在地間の距離を計算する。距離の計算は所在地間
の直線距離でも良いし、実測値に基づくデータの比較で
もよい。（Ｓ２３）当該データに加えて更に宅配業者デ
ータベースに格納されている所在地情報を比較し、（Ｓ
２４）距離的に近い宅配業者を検索する。（Ｓ２５）検
索の結果選択された一もしくは複数の宅配業者のデータ
ベースに格納されている料金情報から製品荷積地から納
入地までの配送価格を算出する。配送価格の算出には宅
配製品の大きさ、重量等の情報も考慮されることが望ま
しい。複数の宅配業者が選択されている場合には算出さ
れた配送価格を相互に比較し、適宜宅配業者を選択す
る。

【００３５】

【発明の効果】本発明によれば、系列販売による無駄な
コストや時間を削減し、ネットワークを通じて横断的な
組織を構築することができる。

【００３６】請求項１に係る発明によれば、小売業者が
メーカによって登録された製品情報及び製品関連情報等
のデータベースをウエブサイトを介して共有することに
より、店頭での均一で正確な情報提供による個別の顧客
対応を行えるようにし、更にメーカは地域に密着した小
売業者を通じて消費者の要求や嗜好に関するマーケット
リサーチを行ない新製品開発のためのアイディアを収集
することができる。

【００３７】請求項２に係る発明によれば、加入小売業
者はウエブサイトを介して大量の製品情報を閲覧するこ
とができ、また製品を注文する際には加入小売業者デー
タベース、メーカデータベース及び宅配業者データベー
スをサーバ内に有することにより、相互間のデータを比
較し最適の流通経路を選択することにより、低コスト、
納入期間の短縮等を図ることができるため効率的で円滑
な流通を行うことができる。

【００３８】請求項３に係る発明によれば、加入小売業
者から受けた注文に基づいて、低コストかつ短期間の購
入製品を納入することができる。

【００３９】請求項４に係る発明によれば、予め加入小
売業者データベース、メーカデータベース及び宅配業者
データベースに格納された情報を制御する小売業向け物
流仲介システム用プログラムを使用することにより、加
入小売業者とメーカ及び宅配業者の三者間におけるコス
トを最小限に抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る実施の形態における小売業向け物
流仲介システムの全体構成図である。

【図２】請求項２に係る発明の実施の形態における主に
サーバ内の全体構成図である。

【図３】請求項２に係る発明における商品の購入開始か
ら注文指示までの流れを示すフローチャートである。

【図４】請求項３に係る発明の実施の形態における主に
サーバ内の全体構成図である。

【図５】請求項４に係る発明の実施の形態におけるステ
ップの流れを示すフローチャートである。

【符号の説明】

１，２１ 加入小売業者クライアント ２，２２ メーカクライアント ３，２３ 宅配業者クライアント ５，２５ サーバ ６，２６ ネットワーク １０ ウエブサイト １２，３２ 加入小売業者データベース １４，３４ メーカデータベース １６，３６ 宅配業者データベース １８，３８ 入力制御部 １９，３９ 制御・処理部 ２０，４０ 出力制御部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のクライアントと、該複数のクライ
   アントにネットワークを介して接続されるサーバとを用
   いて物流取引を仲介する電子商取引システムにおいて、
   少なくとも加入小売業者クライアント、メーカクライア
   ント及び宅配業者クライアントと、該複数のクライアン
   トにネットワークを介して接続されるサーバと、該サー
   バ内に製品情報、製品関連情報を格納したウエブサイト
   を設け、このウエブサイトを通じて情報を得る手段と、
   加入小売業者クライアント、メーカクライアント及び宅
   配業者クライアントのそれぞれとの間を双方向にアクセ
   スし、情報を選択し得る手段とを備えることを特徴とす
   る小売業向け物流仲介システム。
2. 【請求項２】 加入小売業者クライアント、メーカクラ
   イアント及び宅配業者クライアントと、該複数のクライ
   アントにネットワークを介して接続されるサーバとを用
   いて物流取引を仲介する電子取引システムにおいて、当
   該サーバ内に予め登録された加入小売業者情報、メーカ
   情報及び宅配業者情報を記憶したデータベース及び製品
   情報及び製品関連情報を格納したウエブサイトを設け、
   当該サーバが、 加入小売業者クライアントからの製品の指定を受け付け
   る手段と、 加入小売業者クライアントによって指定された製品を提
   供するメーカを検索する手段と、 検索の結果得られた一又は複数のメーカ情報の中から製
   品関連情報を選択する手段と、 加入小売業者及び各メーカの所在地情報に基づいて宅配
   業者を検索する手段と、 検索の結果に基づいて選択された宅配業者の配送見積も
   りと、各メーカにおける見積もりとを合算する手段と、 合算の結果得られた合計見積もりを加入小売業者クライ
   アントへ送信する手段と、 加入小売業者クライアントによって選択されたメーカに
   対する注文書を受信する手段と、 注文書を当該注文先メーカクライアントへ送信する手段
   と、 製品受け渡しに関する指示を宅配業者クライアントへ送
   信する手段と、を備えることを特徴とする小売業向け物
   流仲介システム。
3. 【請求項３】 加入小売業者クライアント、メーカクラ
   イアント及び宅配業者クライアントと、該複数のクライ
   アントにネットワークを介して接続されるサーバとを用
   いて物流取引を仲介する電子取引システムにおいて、当
   該サーバが、 加入小売業者クライアントからの製品の指定を受け付け
   る手段と、 加入小売業者クライアントによって指定された製品を提
   供するメーカを検索する手段と、 検索の結果得られた一又は複数のメーカ情報の中から製
   品関連情報を選択する手段と、 加入小売業者及び各メーカの所在地情報に基づいて宅配
   業者を検索する手段と、 検索の結果に基づいて選択された宅配業者の配送見積も
   りと、各メーカにおける見積もりとを合算する手段と、 合算の結果得られた合計見積もりを加入小売業者クライ
   アントへ送信する手段と、 加入小売業者クライアントによって選択されたメーカに
   対する注文書を受信する手段と、 注文書を当該注文先メーカクライアントへ送信する手段
   と、 製品受け渡しに関する指示を宅配業者クライアントへ送
   信する手段と、を備えることを特徴とする小売業向け物
   流仲介システム。
4. 【請求項４】 コンピュータを用いて、加入小売業者デ
   ータベースに格納されている納入地情報と、メーカデー
   タベースに格納されている製品情報・製品荷積地情報を
   特定する手順と、当該情報と宅配業者データベースに格
   納されている料金情報から複数の宅配業者における配送
   価格を算出する手順と、複数の宅配業者における配送価
   格を相互に比較する手順と、を備えることを特徴とする
   請求項１乃至３のいずれか１項に記載された小売業向け
   物流仲介システム用プログラム。