JP2003195982A - モジュール型パーソナル・コンピュータ、該モジュール型パーソナル・コンピュータのための接続装置、モジュール型パーソナル・コンピュータの冷却方式およびパーソナル・コンピュータ・システム - Google Patents

モジュール型パーソナル・コンピュータ、該モジュール型パーソナル・コンピュータのための接続装置、モジュール型パーソナル・コンピュータの冷却方式およびパーソナル・コンピュータ・システム

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JP2003195982A JP2001381501A JP2001381501A JP2003195982A JP 2003195982 A JP2003195982 A JP 2003195982A JP 2001381501 A JP2001381501 A JP 2001381501A JP 2001381501 A JP2001381501 A JP 2001381501A JP 2003195982 A JP2003195982 A JP 2003195982A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モジュール型パーソナル・コンピュータ、該
モジュール型パーソナル・コンピュータのための接続装
置、モジュール型パーソナル・コンピュータの冷却方式
およびパーソナル・コンピュータ・システムを提供す
る。 【解決手段】 本発明のモジュール型パーソナル・コン
ピュータ12は、デスクトップ型接続装置14に向いて
配置される筐体の側部12aに中央処理装置64を挟ん
で離間して配置された冷却空気流の入り口側開口58お
よび出口側開口60と、入り口側開口58と出口側開口
60の間に重合して延ばされた空気流路56と空気流路
68とを備え、ディフューザ26により出口側開口60
付近の静圧を低下させる。モジュール型パーソナル・コ
ンピュータ12の内部の空気は、出口側開口60を通し
て吸引され、モジュール型パーソナル・コンピュータ1
2の内部を負圧とすることにより、入り口側開口58か
ら冷却空気流が導入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型のモジュー
ル型パーソナル・コンピュータ(以下、モジュール型P
Cと略する。)を含むパーソナル・コンピュータ・シス
テムに関し、より詳細には、携帯性を向上させるために
冷却ファンといった冷却手段を内部に配設せずに外部か
らの冷却空気流により筐体側面を冷却し、圧力差を生成
するディフューザにより生じた負圧を利用して吸引させ
ることで内外部の同時冷却を行う、モジュール型PC、
該モジュール型PCと接続されることで効率的にモジュ
ール型PCの冷却を可能とする接続装置、モジュール型
PCの冷却方式およびモジュール型PCと、接続装置と
を含んで構成されるパーソナル・コンピュータ・システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年ページャ、携帯型情報入力端末とい
った携帯型のパーソナル・コンピュータ端末は、広く利
用されるようになっている。より最近では、上述した携
帯型のパーソナル・コンピュータの利用性を向上させる
ため、表示を行なうためのディスプレイ・ユニットと別
体として、中央処理装置(CPU)、ハードディスク・
ドライブ、メモリといった要素を用いてモジュール型P
Cを構成し、このモジュール型PCを例えば液晶ディス
プレイといった表示手段を含む携帯型の接続装置や、デ
スクトップ型表示装置に対して表示を可能とするための
デスクトップ型接続装置(以下、本発明においては、ド
ッキング・ステーションという。)に着脱自在に構成す
ることが提案されている。このようなシステムは、必要
に応じて携帯可能な接続装置や、デスクトップに配置さ
れてさらに高度の処理を行うためのデスクトップ型接続
装置に接続して、ユーザの利便性が向上されている。
【0003】上述したように、モジュール型PCは、そ
の内部にCPU、メモリ、および小型のハードディスク
・ドライブといった要素を内蔵しており、小型化を達成
して携帯性を向上させること、そのためのエネルギー設
計、筐体内部に収容される内部要素の寿命の点から、C
PUといった熱源から発生した熱に対して、いかに効率
的に対応するかが重要な課題とされている。
【0004】従来、パーソナル・コンピュータの内部の
冷却は、特開2000−165077号公報などに開示
されるように、外付けの冷却装置を使用し、冷却ファン
といった冷却手段により空気流をパーソナル・コンピュ
ータの内部に吹込み、また内部から冷却ファンにより空
気を吸引することで、内部に空気流を発生させて冷却を
行うことが提案されている。
【0005】しかしながら、特開2000−16507
7号公報に開示された冷却方法では、コンピュータの全
体に渡って冷却するため大量の空気流を流す必要があ
る。このため小型化されたモジュール型PCに一体化さ
せるべくドッキング・ステーションを、机上に配置して
ユーザが作業を行う場合に、モジュール型PCに対して
大量の空気流を供給するべく、冷却ファンの能力を高め
ると、冷却ファンによる騒音が大きくなり、また、この
ための対策を講じることが必要になるという不都合があ
る。
【0006】また、特開2000−227823号公報
では、パーソナル・コンピュータ内部に配置された冷却
ファンにより発生する空気流を用い、ベルヌーイの定理
を利用することでパーソナル・コンピュータの内部を冷
却する方式が開示されている。図16には、特開200
0−227823号公報に記載されたパーソナル・コン
ピュータ内部の冷却方式を示す。
【0007】図16に示されるように、パーソナル・コ
ンピュータ80の内部は、内部に配置された冷却ファン
82によりパーソナル・コンピュータ80の外部へと、
矢線Aの方向に放出されている。しかしながら、パーソ
ナル・コンピュータ80の内部においてプリント配線板
84などにより区切られた下部領域では、冷却ファン8
2が充分に空気流を生成・供給することができず、熱が
滞留しがちになる。このため、図16に示す特開200
0−227823号公報に記載される方式では、冷却フ
ァン82に近接して開口86を配置し、この開口86を
覆うようにしてディフューザ88を配置している。この
ような構成を用いることで、開口86の近傍では、ベル
ヌーイの定理により静圧が低下するので、パーソナル・
コンピュータ80の内部において冷却ファン82の空気
流が充分に供給できない領域であっても空気は、矢線B
で示される方向へと吸引・流動され、冷却効率が向上さ
れている。
【0008】特開2000−227823号公報に記載
の冷却方式は、冷却ファンが効率的に空気流を生成する
ことができない領域の冷却を可能とするものではある
が、携帯性を向上させ、低電力で長時間駆動を必要と
し、かつ小型・軽量を達成することが必要とされるモジ
ュール型PCに対しては適用できるものではない。ま
た、特開2000−165077号公報において開示さ
れるように単に外付けの冷却装置を配置するのでは、上
述したように冷却ファンの容量を不必要に大きくするこ
とが要求される。これに伴いモジュール型PCをデスク
トップ型接続装置に接続して使用する場合には、冷却フ
ァンの発生する騒音が大きくなり、机上において使用す
るにはさらに別の騒音対策を講じることが必要とされ、
モジュール型PCの携帯性・コンパクト性を損なってし
なうという不都合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】すなわち本発明は、モ
ジュール型PC、デスクトップ型接続装置といったモジ
ュールに分けられて構成されるパーソナル・コンピュー
タ・システムにおいて、各モジュールの携帯性・コンパ
クト性を保持させつつ、効率よくモジュール型PCの内
部を冷却することを可能とする、モジュール型PC、該
モジュール型PCと組み合わされて使用することができ
る接続装置、モジュール型PCの冷却方法、および該冷
却方式を使用するパーソナル・コンピュータ・システム
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、モジュール型
PCの外壁を冷却することにより冷却を行わせると共
に、外壁を伝って流れる冷却空気流によりモジュール型
PC内部に負圧を生成させ、冷却用の空気流を吸引させ
る。本発明においては、このようにして吸引された空気
流をCPUといった熱源を冷却するために使用すること
ができれば、冷却効率を著しく向上させることができ
る、という着想の下になされたものである。すなわち本
発明においては、例えばデスクトップに設置されるデス
クトップ型接続装置に配置された冷却ファンといった冷
却手段によるモジュール型PCの内部の冷却効率を高め
るため、まず、モジュール型PCの外壁に沿った空気流
を形成させて冷却を行う。
【0011】モジュール型PCには、モジュール型PC
内部を冷却する冷却空気流の入り口側開口と、冷却空気
流の出口側開口とが形成されている。本発明において
は、冷却空気流の出口側開口に隣接して、外壁に沿って
流れる空気流の方向を横断して延び、圧力差生成手段と
して機能するディフューザが形成される。ディフューザ
は、モジュール型PC側、またはドッキング・ステーシ
ョン側のいずれにでも配設することができる。
【0012】ディフューザは、空気流がモジュール型P
Cの外壁面に沿って流され、空気流がディフューザを通
過して流れるにつれて、ディフューザ付近における静圧
が、ベルヌーイの定理にしたがって低下する。この静圧
の低下が生じる領域に出口側開口を配置することによ
り、モジュール型PC内部から空気流を吸引させること
ができる。このようにして生成されたモジュール型PC
内部の負圧は、入り口側開口を通してモジュール型PC
内へと導入される冷却空気流を生成し、生成された空気
流は、モジュール型PCの内部に形成されCPUを挟ん
で重なり合った空気流路を通過してモジュール型PCの
効率的な内部冷却を可能とする。
【0013】すなわち、本発明によれば、携帯可能なモ
ジュールを含むパーソナル・コンピュータ・システムで
あって、前記パーソナル・コンピュータ・システムは、
筐体内に、少なくとも記憶手段と中央処理装置とを含
み、別体として構成された接続装置に接続して使用され
ると共に、前記筐体の同一の側部に前記中央処理装置を
挟んで離間して配置された冷却空気流の入り口側開口お
よび出口側開口とが形成された、モジュール型パーソナ
ル・コンピュータと、前記モジュール型パーソナル・コ
ンピュータの前記側部を冷却するための冷却手段を含ん
で構成される接続装置と、前記モジュール型パーソナル
・コンピュータと前記接続装置との相対的配置に関連し
て前記出口側開口付近の静圧を低下させるための圧力差
生成手段とを含み前記出口側開口付近の静圧を低下させ
て前記モジュール型パーソナル・コンピュータの内部の
空気を吸引し、前記モジュール型パーソナル・コンピュ
ータの内部を負圧とすることにより前記入り口側開口か
ら冷却空気流を内部に導入するパーソナル・コンピュー
タ・システムが提供される。
【0014】本発明のパーソナル・コンピュータ・シス
テムにおいては、前記圧力差生成手段により前記出口側
開口付近を流れる空気流の流速を高めることにより前記
出口側開口における静圧を低下させることが好ましい。
本発明のパーソナル・コンピュータ・システムにおいて
は、前記圧力差生成手段は、前記出口側開口に隣接して
前記出口側開口付近を流れる空気流の流れ方向上流側に
配設されるディフューザとして構成されることが好まし
い。本発明のパーソナル・コンピュータ・システムにお
いては、前記ディフューザは、前記筐体の側面または前
記接続装置に配置され、前記接続装置は、少なくともデ
スクトップに設置することができる。
【0015】また、本発明によれば、筐体内に、少なく
とも記憶手段と中央処理装置とを含み、別体として構成
される接続装置に接続して使用されるモジュール型パー
ソナル・コンピュータであって、該モジュール型パーソ
ナル・コンピュータは、前記型接続装置に向いて配置さ
れる前記筐体の側部に前記中央処理装置を挟んで配置さ
れた冷却空気流の入り口側開口および出口側開口と、前
記入り口側開口と前記出口側開口の間に延ばされた空気
流路とを備え、出口側開口付近の静圧を低下させるため
の圧力差生成手段により前記出口側開口付近の静圧を低
下させて前記モジュール型パーソナル・コンピュータの
内部の空気を吸引し、前記モジュール型パーソナル・コ
ンピュータの内部を負圧とすることにより前記入り口側
開口から冷却空気流を内部に導入するモジュール型パー
ソナル・コンピュータが提供される。
【0016】本発明のモジュール型パーソナル・コンピ
ュータにおいては、前記圧力差生成手段は、前記出口側
開口付近を流れる空気流の流速を高める手段とすること
ができる。本発明のモジュール型パーソナル・コンピュ
ータにおいては、前記圧力差生成手段は、前記出口側開
口に隣接して前記出口側開口付近を流れる空気流の流れ
方向上流側に配置されることが好ましい。本発明のモジ
ュール型パーソナル・コンピュータにおいては、前記圧
力差生成手段は、前記筐体に配設されることが好まし
い。本発明のモジュール型パーソナル・コンピュータに
おいては、前記中央処理装置には、熱拡散部材が熱的に
接続されており、前記熱拡散部材は、前記入り口側開口
と前記出口側開口とを超えて、前記冷却空気流を横切っ
て延ばされ、かつ前記熱拡散部材と、前記筐体の前記各
開口が形成された側の側部との間に冷却空気流路が形成
されることが好ましい。
【0017】さらに本発明によれば、筐体内に、少なく
とも記憶手段と中央処理装置とを含み、別体として構成
される接続装置に接続して使用され、前記筐体の側部に
前記中央処理装置を挟んで離間して配置された冷却空気
流の入り口側開口および出口側開口が形成されたモジュ
ール型パーソナル・コンピュータと接続される接続装置
であって、該接続装置は、前記モジュール型パーソナル
・コンピュータと接続された場合に前記モジュール型パ
ーソナル・コンピュータ前記側部に沿って空気流を生成
させるための手段と、前記モジュール型パーソナル・コ
ンピュータとの相対的配置に関連して前記出口側開口近
傍における前記空気流の静圧を低下させて、前記出口側
開口から前記モジュール型パーソナル・コンピュータの
内部を負圧とするための圧力差生成手段とを含む接続装
置が提供される。
【0018】本発明の接続装置においては、前記圧力差
生成手段は、前記出口側開口付近の静圧を低下させて前
記モジュール型パーソナル・コンピュータの内部の空気
を吸引し、前記モジュール型パーソナル・コンピュータ
の内部を負圧として前記入り口側開口から冷却空気流を
導入することが好ましい。本発明の接続装置において
は、前記圧力差生成手段は、前記出口側開口付近を流れ
る空気流の流速を高める手段とされる。本発明の接続装
置においては、前記圧力差生成手段は、前記出口側開口
に隣接して前記出口側開口付近を流れる空気流の流れ方
向上流側に配設されることが好ましい。本発明の接続装
置においては、前記圧力差生成手段は、前記接続手段に
配設され、前記接続手段は、少なくともデスクトップに
設置されることが好ましい。
【0019】また、本発明においては、モジュール型パ
ーソナル・コンピュータの冷却方式であって該冷却方式
は、筐体内に、少なくとも記憶手段と中央処理装置とを
含み、別体として構成される接続装置に接続して使用さ
れると共に、前記筐体の同一の側部に前記中央処理装置
を挟んで離間して配置された冷却空気流の入り口側開口
および出口側開口と、モジュール型パーソナル・コンピ
ュータを与えるステップと、前記モジュール型パーソナ
ル・コンピュータの前記側部を冷却手段を含んで構成さ
れた接続手段に近接して接続するステップと、前記冷却
手段から前記モジュール型パーソナル・コンピュータに
冷却空気流を発生させるステップとを含み、前記モジュ
ール型パーソナル・コンピュータと前記接続装置との相
対的配置により前記出口側開口付近の静圧を低下させる
ステップと、前記出口側開口付近の静圧を低下させて前
記モジュール型パーソナル・コンピュータの内部の空気
を吸引し、前記モジュール型パーソナル・コンピュータ
の内部を負圧とすることにより前記入り口側開口から冷
却空気流を内部に導入するステップとを含むモジュール
型パーソナル・コンピュータの冷却方式が提供される。
【0020】本発明の冷却方式においては、前記圧力差
生成ステップは、前記圧力差生成手段により前記出口側
開口付近を流れる空気流の流速を高めるステップを含む
ことができる。本発明の冷却方式においては、前記圧力
差生成ステップは、前記出口側開口に隣接して前記出口
側開口付近を流れる空気流の流れ方向上流側に配設され
るディフューザにより前記空気流の流速を高めるステッ
プを含むことができる。本発明の冷却方式においては、
前記ディフューザは、前記筐体の側面または前記接続装
置に配置され、前記接続手段は、少なくともデスクトッ
プに設置されることが好ましい。本発明の冷却方式にお
いては、前記中央処理装置には、熱拡散部材が熱的に接
続されており、前記熱拡散部材は、前記入り口側開口と
前記出口側開口とを超えて、前記冷却空気流を横切って
延ばされ、かつ前記熱拡散部材と、前記筐体の前記各開
口が形成された側の側部との間に空気流路が形成される
ことが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した特定
の実施の形態をもってより詳細に説明するが、本発明
は、後述する実施の形態に限定されるものではない。
【0022】図1は、本発明のパーソナル・コンピュー
タ・システム10の概略的な斜視図である。本発明のパ
ーソナル・コンピュータ・システム10は、モジュール
型PC12と、このモジュール型PC12が接続される
モジュール型PC12とは別体として構成された接続装
置として機能する、いわゆるドッキング・ステーション
14とから構成されている。モジュール型PC12は、
後述する液晶ディスプレイといった表示手段を搭載し、
別体として構成される携帯型の接続手段を使用して情報
の書込みまたは保存を行い、この情報を、内部に配置さ
れたハードディスク・ドライブに保持させている。
【0023】本発明においては、上述した接続装置は、
デスクトップに配置され、CPUに対して高い電力を供
給してユーザに対してより高度な処理を行うことを可能
とするデスクトップ型接続装置、および携帯性を重視し
てバッテリといった電源を使用する小型軽量の携帯型接
続装置を使用することができる。通常では、携帯型接続
装置に接続される場合には、モジュール型PC12は、
省電力モードで駆動され、発熱の問題が生じないように
されている。ドッキング・ステーション14は、デスク
トップに置くこともできるし、机上のスペースを確保す
るためにオフィスの床といった部分に配置して使用する
ことができる。以下、本発明においては特に熱源からの
熱に効率的に対応することが要求される、据付け型の接
続装置、具体的にはドッキング・ステーション14をデ
スクトップに設置して使用する実施の形態につき、より
詳細に説明する。
【0024】ドッキング・ステーション14は、図1に
示されるようにモジュール型PC12に対して必要な電
力を供給して駆動させ、かつモジュール型PC12を駆
動させることでCPUにより発生した熱を冷却するため
の冷却手段を含んで構成されている。また、ドッキング
・ステーション14には、モジュール型PC12に保持
された情報を、例えばデスクトップ表示装置に転送する
ための種々の端子、またはターミナルが背面に形成され
ていて、ドッキング・ステーション14を介してモジュ
ール型PC12に保持された情報を、図示しないデスク
トップ表示装置へと表示させ、オフィスにおけるユーザ
の業務を、通常のパーソナル・コンピュータと同様の環
境下で実行させることができる構成とされている。
【0025】本発明において使用するモジュール型PC
とは、具体的にはポケットサイズの筐体および重量を有
し、CPU、メモリ、小型のハードディスク・ドライブ
を含んで構成される省電力モードを利用することができ
るモジュールを意味する。このモジュール型PCは、モ
バイル用途のPDAとして利用する時には、タッチパネ
ルや、スタイラス・ペンにより入力が可能なLCDパネ
ルを含む接続装置と接続して使用される。また、オフィ
スにおいてデスクトップ型のパーソナル・コンピュータ
・システムとして使用する場合には、上述したドッキン
グ・ステーション14に接続して使用することができ
る。
【0026】図1に示されるように、モジュール型PC
12と、ドッキング・ステーション14とは、図1に示
した実施の形態においては、コネクタ16と、ピン18
とによって接続されている。ドッキング・ステーション
14は、モジュール型PC12が必要とする電力を供給
し、モジュール型PC12が保持した情報を、デスクト
ップ表示装置や、プリンタといった他の装置に対して転
送する構成とされている。本発明においては、モジュー
ル型PC12と、ドッキング・ステーション14との間
は、上述した以外にも、これまで知られたいかなる方法
で接続することができる。ドッキング・ステーション1
4の本体前面の下部には、ドッキング・ステーション1
4を動作させるためのスイッチ20と、モニタ・ランプ
20aとが配置されていて、ドッキング・ステーション
14を介してモジュール化PC12を作動させることを
可能とさせている。
【0027】ドッキング・ステーション14は、その前
部に空気排出部22が形成されている。このドッキング
・ステーション14の空気排出部22は、ドッキング・
ステーション14の内部にまで図示しない連通路を通し
て連通しており、ドッキング・ステーション14の内部
に配置された冷却手段、例えば冷却ファンから発生され
る空気流を、モジュール型PC12の背面12aに沿っ
て流すことを可能とする形状とされている。また、図1
に示されたドッキング・ステーション14の空気排出部
22には、排出される空気流を導くための複数のフィン
24が配設されていて、排出される空気の方向を制御す
ることが可能とされている。なお、このフィン24は、
必ず必要とされる訳ではなく、後述する別の実施の形態
のように省略することもできる。
【0028】図1に示されたドッキング・ステーション
14の空気排出部22の上端部付近には、本発明におい
て、圧力差生成手段として使用されるディフューザ26
が設けられている。ディフューザ26は、モジュール型
PC2と接続された場合にベルヌーイの定理によりモジ
ュール型PC12に形成された出口側開口領域の静圧を
低下させる圧力差生成手段として使用される。このた
め、本発明においては、特にモジュール型PCのための
冷却手段をモジュール型PCの内部に配置しなくとも、
モジュール型PC12の冷却空気の入り口側開口から冷
却空気を吸引させることが可能とされている。より詳細
には後述するが、図1に示したディフューザ26は、モ
ジュール型PC12と一体とされた場合に、モジュール
型PC12の出口側開口の空気流れ方向上流側に隣接し
て配置される構成とされていることが好ましい。
【0029】図2は、本発明のモジュール型PC12
と、ドッキング・ステーション14とが互いに結合され
て、一体化された実施の形態を示した斜視図である。図
2に示されるように、モジュール型PC12と、ドッキ
ング・ステーション14とが結合されると、図1に示し
た空気排出部22を除いてモジュール型PC12の背面
12aと、ドッキング・ステーション14の前面上側部
14aとが密着する。上述した構成により、モジュール
型PC12と、ドッキング・ステーション14との一体
性を向上させ、モジュール型PC12の冷却用の空気流
路を画成する構成となっている。図2では、モジュール
型PC12を冷却するための冷却空気は、矢線Cで示さ
れるように、モジュール型PC12の上部から取り入れ
られて、ディフューザ26の形成された付近で矢線Dで
示される方向に排出される構成とされていて、冷却空気
のモジュール型PC12の背面12aに沿った流れを妨
げることのない配置とされている。
【0030】図3は、図1および図2に示したドッキン
グ・ステーション14の背面構成を示した斜視図であ
る。図3に示されるように、ドッキング・ステーション
14の背面には、デスクトップ・ディスプレイ装置、プ
リンタといった外部装置との間でデータを転送すること
を可能とする種々のコネクタ類28が設けられている。
これらのコネクタ類28は、適宜必要に応じていかなる
種類、数で設けられていてもよい。上述したように、ド
ッキング・ステーション14は、通常のパーソナル・コ
ンピュータに比較してよりユーザに近く配置することが
できるので、モジュール型PC12の冷却を効率的に行
わなければ、冷却ファンの容量の増加による送風騒音の
増大と、さらに電源ユニットの高容量化に伴うドッキン
グ・ステーション14自体の大型化、高コスト化といっ
た不都合を生じさせることになる。
【0031】図4は、モジュール型PC12がドッキン
グ・ステーション14と一体化された実施の形態の正面
図である。図4に示した実施の形態では、モジュール型
PC12は、ドッキング・ステーション14に対して縦
長に配置されているのが示されている。しかしながら、
本発明の別の実施の形態においては、適切にモジュール
型PC12を冷却することができる限り、図4に示され
た縦長配置の実施の形態としてモジュール型PC12と
ドッキング・ステーション14とを一体化させることが
必要とされるわけではない。より詳細には後述するよう
に、本発明の別の実施の形態においては、例えばモジュ
ール型PC12のみを図4に示した縦長配置ではなく、
90°回転させた横長配置としてモジュール型PC12
と、ドッキング・ステーション14とを一体化させるこ
ともできる。
【0032】図5は、本発明のモジュール型PC12を
横長配置として一体化した別の実施の形態を示した側面
図である。図5に示すように、本発明の別の実施の形態
においては、モジュール型PC12が横長配置としてド
ッキング・ステーション14に対して接続されている。
図5に示した実施の形態では、さらにモジュール型PC
12の横長配置に対応させてドッキング・ステーション
14の縦横比を変更して、横長の構成とすることもでき
る。図5に示した実施の形態を採用する場合には、図5
の破線で示される空気排出部22の冷却空気流を横断す
る方向に沿った長さを増加または延長させることがで
き、これに対応させて入り口側開口、または出口側開口
を増加させて冷却空気の取入れ量を増加させることもで
きる。また、図5においては、ドッキング・ステーショ
ン14に配設されたディフューザ26の位置が破線で示
されている。
【0033】さらに、図5に示した本発明の特定の実施
の形態においては、冷却空気の入り口側開口28が、モ
ジュール型PC12の図中下側の側面に配置されてい
て、冷却空気がモジュール型PC12の下側側部から上
側の出口側開口へと向かって矢線Eで示される方向へと
流れる構成とされている。上述したように、本発明にお
いては、モジュール型PC12への冷却空気の導入は、
モジュール型PC12の上部からでも、またモジュール
型PC12の下部からでも行うことができ、また冷却空
気流の方向もそれに対応して適宜設定することができ
る。
【0034】図6は、本発明のドッキング・ステーショ
ン14の、図1に示した実施の形態とは別の実施の形態
を示した斜視図である。図6に示した本発明のドッキン
グ・ステーション14は、概ね図1に示したドッキング
・ステーションと同一の形状とされている。しかしなが
ら、図6に示したドッキング・ステーション14は、図
1に示したドッキング・ステーション14とは異なり、
空気排出部22に、フィン24が形成されておらず、さ
らに、ディフューザ26の周囲にディフューザ26を保
護するための複数のリブ30と、これらのリブ30を介
してディフューザ26を保持するための連結部材32と
が形成されているのが示されている。
【0035】図6に示したドッキング・ステーション1
4は、排出される空気を整流するためのフィンを設けな
いことで、排出される空気流による風切り音が生じない
ようにさせるとともに、ディフューザ26の保護性を向
上させた構成とされている。また、ディフューザ26の
上部には、連結部材32と、ドッキング・ステーション
14の筐体との間に延びたリブ34と、連結部材32
と、空気排出部22の壁面とにより区画されて開口36
が形成されていて、冷却空気の排出を円滑に行うことを
可能とさせている。また、本発明の図6に示した実施の
形態においては、図1に示したフィンを適宜併用するこ
ともできる。
【0036】図7は、図6に示したドッキング・ステー
ション14の別の実施の形態の正面図である。図7に示
されるように、空気排出部22には、フィンが配置され
ておらず、ドッキング・ステーション14の内部から排
出される空気がモジュール型PC12の背面12aに整
流されることなく直接吹き付けられる構成とされてい
る。また、図7に示されるようにディフューザ26の上
部には、連結部材32から複数のリブ30が延ばされて
いて、ディフューザ26と、ドッキング・ステーション
14の筐体との一体性が向上されている。
【0037】図8は、本発明のドッキング・ステーショ
ン14の筐体を除去して、ドッキング・ステーション1
4の内部構造を示した側面図である。図8に示されるよ
うに、本発明のドッキング・ステーション14は、モジ
ュール型PC12を装着するためのコネクタ16とピン
18とを備えており、ドッキング・ステーション14の
筐体に対してモジュール型PC12を堅固に保持する構
成とされている。また、ドッキング・ステーション14
の背面には、上述したようにデスクトップ表示装置とい
った外部装置へと情報を転送するための複数のコネクタ
28が配置されている。
【0038】図8に示されたドッキング・ステーション
14の内部には、冷却手段として使用される冷却ファン
38が、例えばPCMCIA規格として構成されたファ
ンブラケット40と、同様にPCMCIA規格として構
成された延長部42を含んで構成されたソケット44を
介してドッキング・ステーション14へと固定されてい
る。さらに、ソケット44を介して、冷却ファン38に
対して電力が供給され、冷却ファン38を駆動させる構
成とされている。冷却ファン38は、図示しない筐体に
形成される空気排出部22に連続する図示しない連通路
を通して、冷却空気をモジュール型PC12の背面に沿
って流れるように、適切な傾斜角度でファンブラケット
40にマウントされている。
【0039】図9は、本発明のモジュール型PC12の
斜視図である。図9に示されるように、本発明のモジュ
ール型PC12は、概ね矩形の形状として構成されてお
り、図9に示した実施の形態においては長手方向の側面
にドッキング・ステーション14との接続部が設けられ
ているのが示されている。また、図9に示したモジュー
ル型PC14の内部には、上述したようにハードディス
ク・ドライブと、メモリCPUなどが含まれており、液
晶表示部を含んで構成される携帯型の接続手段と一体化
されて、情報を入力することができる構成とされてい
る。本発明においては、上述したモジュール型PC12
は、特に矩形として構成される必要はなく、携帯性を損
なわない限り、いかなる形状とすることができる。
【0040】図10は、本発明のモジュール型PC12
を分解して、モジュール型PC12の内部構成を詳細に
示した分解斜視図である。説明の便宜上、ハードディス
ク・ドライブおよびCPUといった構成要素については
省略して示してある。図10に示されるように、本発明
のモジュール型PC12は、ハードディスク・ドライブ
などの構成要素を収容する略矩形の収容部材46と、こ
の収容部材46に取り付けられて、本発明のモジュール
型PC12を形成させるためのCPUなどの論理回路を
構成する配線基板48とを含んで構成されている。配線
基板48には、配線基板48を収容部材46に固定させ
るためのネジといった固定手段を挿設することが可能な
開口50が形成されている。
【0041】また、収容部材46の上述した開口50に
対応する位置には、ネジを収容して、配線基板48を固
定するためのネジ溝52が形成されていて、ハードディ
スク・ドライブといった構成要素を収容した後、収容部
材46と、配線基板48とを組み合わせて、本発明のモ
ジュール型PC12を構成することができる。さらに、
本発明においては、収容部材46と、配線基板48と
を、例えばフックといった要素により互いに係止するこ
とにより、ネジを用いずに一体化させることもできる。
【0042】図10に示されるモジュール型PC12の
実施の形態においては、収容部材46の配線基板48に
対向する側部46aが、ドッキング・ステーション14
側に配置され、ドッキング・ステーション14から吹き
出される空気流により冷却される部分として機能する。
側部46aには、配線基板48に実装されたCPUとい
った発熱要素からの熱を効果的に拡散させるため、収容
部材46の長手方向に沿ってほぼ対角線上に延びたアル
ミ板といった熱伝導性の高い熱拡散部材54が、図示し
ないスペーサなどにより側部46aから離間して冷却空
気を流すための空気流路56を形成するように固定され
ている。
【0043】図示しないCPUは、CPUに直接接触す
るサーマル・インタフェイスを介して熱拡散部材54へ
と接触しており、CPUからの熱を熱拡散部材54へと
伝達させて、熱拡散効率を高めている。本発明において
は、サーマル・インタフェイスを使用しなくとも熱拡散
部材54に対してCPUを熱的に接続できる限り、直接
CPUと、熱拡散部材54とを接続することができる。
側部46aには、本発明によりモジュール型PC12の
内部へと冷却空気を導入するための複数の入り口側開口
58が設けられている。また、図10に示した実施の形
態においては、入り口側開口58の側部46aの熱拡散
部材54を挟んだ側に複数の出口側開口60が形成され
ている。
【0044】入り口側開口58および出口側開口60
は、図10においては長円形の形状として示されている
が、本発明においては、上述した各開口は、いかなる
数、形状、配置として構成されても、本発明の冷却効果
を得ることができる限り、特に限定されるものではな
い。入り口側開口58からの冷却空気流は、CPUの周
囲および空気流路56を通して流れ、出口側開口60か
らベルヌーイの原理により吸い出されて背面12aに沿
って流れて行くことにより、CPU周辺に空気流を発生
させ、熱拡散効率を向上させている。また、本発明の別
の実施の形態では、図5に示したように、入り口側開口
58を出口側開口60よりも下側に設け、冷却空気流を
下から上へと流すこともできる。
【0045】図11は、本発明の図10に示したモジュ
ール型PC12の内部における冷却空気流の流れ状態を
概略的に示した図である。図11に示した実施の形態に
おいては、冷却空気流は、矢線CAに示される位置から
モジュール型PC12の内部へと導入され、熱拡散部材
54を横断して下側へと流れて行き、出口側開口60か
らモジュール型PCの外部へと矢線CBに示されるよう
に放出される。
【0046】図12は、本発明のモジュール型PC12
がドッキング・ステーション14に一体として結合さ
れ、ドッキング・ステーション14からの冷却空気流が
モジュール型PC12の背面12aを伝って流れている
様子を示した概略図である。ドッキング・ステーション
14の内部に収容された冷却ファン38によって発生さ
れた空気流AFは、まず、連通路62に沿って流されて
行く。連通路62と、空気排出部22の壁面22aとに
沿って流れ出た空気流AFは、モジュール型PC12の
背面12aに衝突して、図12中、上方向へと偏向され
る。
【0047】偏向された空気流AFは、モジュール型P
C12の背面12aに沿ってさらに流れてゆき、モジュ
ール型PC12の出口側開口60の近傍において、ドッ
キング・ステーション14に配設されたディフューザ2
6により流路が狭められた領域を通過するため流速が高
まり、その結果出口側開口52近傍の静圧が低下し、モ
ジュール型PC12の出口側開口60からモジュール型
PC12の内部の空気が吸い出されることになる。
【0048】このように吸引されたモジュール型PC1
2の内部の空気は、モジュール型PC12の内部圧を外
部圧に対して負圧とさせ、その結果、入り口側開口58
から外部空気を吸引する。このようにして生成された空
気流は、CPU64およびCPUに接触した、熱伝導性
の良いグリースやラバーシートから構成されるサーマル
・インタフェイス66の周囲を取り囲んで形成された空
気流路68と、熱拡散部材48と側面40aの内側とに
より画成される空気流路56から構成される重なり合っ
た空気流路に沿って出口側開口60へと流れて行く。
【0049】上述したモジュール型PC12内部を流れ
た空気流は、最終的に出口側開口60へと達し、出口側
開口60から排出され、冷却サイクルが完了する。ここ
で、上述した冷却方式を外部冷却手段から空気を導入す
る方式と比較する。外部冷却手段から空気を強制的に吹
き込んで冷却する方式は、局所的な高温部を冷却するに
は適切であるが、熱源を冷却した後の加熱された空気流
が、モジュール型PC12の内部を循環して、熱源以外
の電気・電子的ユニットを加熱してしまうという不都合
がある。
【0050】このため、外部冷却手段から空気を強制的
に吹き込んで冷却する方式を使用する場合には、ダクト
などで導入空気流を整流し、吸入と排気とを制御しつつ
高効率で熱交換を行わせることにが不可欠であり、ダク
トを構成する余分な部材が必要とされる。しかしなが
ら、本発明が適用されるモジュール型PC12といった
小型の装置では、これらの要素を配置すること自体、そ
のようなスペースが確保できず、また嵩高さ、重量とい
った携帯性に悪影響を与えることになるため現実的では
ない。
【0051】上述した条件下で本発明による冷却方式を
使用すれば、出口側開口60からの空気の吸い出しに伴
う入り口側開口58からの効率的な冷却空気の導入が達
成でき、またこのためにはダクトといった要素はむしろ
使用しないほうが、モジュール型PC12の通風抵抗を
増加させない点から好ましいこととなる。また、本発明
において冷却空気の導入は、他の補助的な構成要素を必
要とすることなく単純な開口の形成により達成すること
ができ、入り口側開口58を熱源の近傍に形成すること
も可能であり、さらに効率的な冷却を達成することが可
能となる。
【0052】図13は、図12に関連して説明した冷却
空気流が流れる領域を拡大して示した図である。図13
に示されるように、モジュール型PC12の内部には、
CPU64が配置された基板70と、この基板70から
スペーサ72により離間して保持されたハードディスク
・ドライブ74とを含んで構成されている。CPU64
には、サーマル・インターフェイス66が取り付けられ
ており、このサーマル・インターフェイス66は、熱拡
散部材54に熱的に接続されていて、CPU64により
発生した熱を熱拡散部材54を使用して拡散させてい
る。熱拡散部材54は、また収容部材46の側部46a
から、図示しないスペーサなどにより離間して配置され
ていて、熱拡散部材54と、側部46aとの間にも冷却
のための空気流路56が形成されており、より効果的な
冷却を可能としている。
【0053】モジュール型PC12の下側部には、出口
側開口60の位置に対応した位置において、空気流路6
8と、空気流路56とを連通する開口76が形成されて
おり、CPU64を含む冷却空気の空気流路68を流れ
てきた空気と、側部40aの側に形成された別の冷却空
気の空気流路56を流れてきた空気とを共に出口側開口
60から排出する構成とされている。出口側開口60に
隣接して、ドッキング・ステーション14に配設された
ディフューザ26は、ドッキング・ステーション14の
空気排出部22の壁面22aとの間の間隔を減少させ、
その間を通過する空気流AFの流速を高め、ベルヌーイ
の定理により出口側開口52からモジュール型PC12
の内部の空気を吸引させる。
【0054】ディフューザ26を通過した空気流AF
は、さらにモジュール型PC12の背面12aに沿って
流れて行き、モジュール型PCの背面12aを冷却する
ことでさらに冷却効率を高めることを可能としている。
【0055】本発明においては、これまでディフューザ
26をドッキング・ステーション14側に配置するもの
として説明してきた。しかしながら、本発明において
は、ディフューザ26は、出口側開口60付近における
空気流の流速を高めることができれば、モジュール型P
C12の出口側開口60の冷却空気流の流れ方向上流側
に形成することもできる。
【0056】図14には、モジュール型PC12が携帯
型の接続装置に一体化された本発明の別の実施の形態を
示した図である。図14(a)は、接続装置78の液晶
表示部78a側から見た斜視図であり、図14(b)
は、モジュール型PC12側から見た斜視図である。図
14(a)に示されるように、携行時には、モジュール
型PC12は、携帯型の接続装置78と接続され、例え
ば、スタイラス・ペン、ポインタ、または接続装置78
の液晶パネル78aに表示されるキャラクタを、指でタ
ッチするなどにより、モジュール型PC12に情報を入
力することが可能とされている。入力された情報は、ユ
ーザが例えばオフィスなどに戻った後、モジュール型P
C12をドッキング・ステーション14に接続して、デ
スクトップ表示装置や、デスクトップ型のパーソナル・
コンピュータなどにデータを転送してさらに高次の処理
を行うことが可能とされている。
【0057】図14(b)は、図14(a)に示したパ
ーソナル・コンピュータ・システムをモジュール型PC
12側から見た斜視図である。モジュール型PC12の
背面には、複数の入り口側開口58と、複数の出口側開
口60とが形成されているのが示されている。図14
(b)に示されたモジュール型PC12は、ディフュー
ザ26が、ドッキング・ステーション側に形成されてい
るので、モジュール型PC12には、ディフューザ26
は形成されていない。
【0058】図15は、本発明の別の実施の形態のモジ
ュール型PC12を、図14で示したと同様に携帯型の
接続手段78に接続された状態でモジュール型PC12
側から見た斜視図である。図15に示したモジュール型
PC12には、出口側開口60に隣接した空気流の流れ
方向上流側にディフューザ26が形成されているのが示
されている。図15に示した実施の形態の場合には、モ
ジュール型PC12と共に用いられるドッキング・ステ
ーション14には、ディフューザ26を配設する必要が
ない。
【0059】以下に、本発明の効果をシミュレーション
した結果について説明する。モジュール型PC12が、
ドッキング・ステーション14により駆動されるものと
仮定し、熱源となるCPUをヒータで置き換えてシミュ
レーション実験を行った。シミュレーション実験では、
モジュール型PCをまったく冷却しない場合には、モジ
ュール型PCの筐体表面の温度は、約55℃となること
が確認された。
【0060】一方、ドッキング・ステーション14に冷
却ファンを装着し、ディフューザ26を使用せずに外部
から強制的に冷却を行う場合には、筐体表面の温度は、
10℃〜15℃低下させることができることが見出され
た。
【0061】また、さらにドッキング・ステーション1
4に対してディフューザ26を配設して、ベルヌーイの
定理を使用してモジュール型PCの内部から空気を吸引
する本発明によれば、シミュレーションによる筐体表面
温度は、さらに2〜3℃低下することが見出された。す
なわち、本発明によれば、同一の筐体表面温度としてモ
ジュール型PC12を使用する場合には、冷却ファンと
いった冷却手段の容量を低下させることができ、送風騒
音の低下を可能とする。さらには、電源ユニットといっ
た高コスト要素を冷却ファンの容量低下の分だけ小型化
・低コスト化できるのでドッキング・ステーション14
のコストを低下させることを可能とする。また、同一の
容量の冷却ファンを使用する場合には、より筐体表面お
よび筐体内部を低温度化することができ、モジュール型
PCの構成要素の長寿命化を達成することができる。
【0062】これまで本発明を図面に示した特定の実施
の形態に基づいて説明してきたが本発明は、上述した特
定の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の作
用・効果を奏することができる限り、ディフューザの配
置位置、形状、各開口の形状、数、位置、配置の細部の
構成についてはこれまで知られたいかなるものでも用い
ることができることはいうまでもないことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパーソナル・コンピュータ・システ
ムにおいて、本発明のモジュール型PCをドッキング・
ステーションに接続するところを示した斜視図。
【図2】 本発明のモジュール型PCと、ドッキング・
ステーションとが接続されたところを示した斜視図。
【図3】 本発明のドッキング・ステーションの背面斜
視図。
【図4】 本発明のモジュール型PCと、ドッキング・
ステーションとが接続されたところを示した正面図。
【図5】 本発明のモジュール型PCと、ドッキング・
ステーションとが接続されたところを示した別の実施の
形態の側面図。
【図6】 本発明のドッキング・ステーションの別の実
施の形態の斜視図。
【図7】 図6に示したドッキング・ステーションの正
面図。
【図8】 本発明のドッキング・ステーションの分解側
面図。
【図9】 本発明のモジュール型PCの斜視図。
【図10】 本発明のモジュール型PCの分解斜視図。
【図11】 本発明の冷却方法における冷却空気流の流
れを示した概略図。
【図12】 本発明の冷却方式におけるディフューザの
作用を示した図。
【図13】 本発明の冷却方式により生成される空気流
の流れを示した詳細図。
【図14】 本発明の接続装置の別の実施の形態に、モ
ジュール型PCを接続したところを示した図。
【図15】 ディフューザが配設された本発明のモジュ
ール型PCの別の実施の形態を示した図。
【図16】 従来のパーソナル・コンピュータの冷却方
式を示した図。
【符号の説明】
10…パーソナル・コンピュータ・システム 12…モジュール型PC 14…ドッキング・ステーション 16…コネクタ 18…ピン 20…スイッチ 20a…パイロット・ランプ 22…空気排出部 24…フィン 26…ディフューザ 28…コネクタ 30…リブ 32…連結部材 34…リブ 36…開口 38…冷却ファン 40…ファン・ブラケット 42…延長部 44…ソケット 46…収容部材 48…配線基板 50…開口 52…ネジ溝 54…熱拡散部材 56…空気流路 58…入り口側開口 60…出口側開口 62…連通路 64…CPU 66…サーマル・インターフェイス 68…空気流路 70…基板 72…スペーサ 74…ハードディスク・ドライブ 78…携帯型接続装置 78a…液晶表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 伸介 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 安西 政徹 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 金田 佳久 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 田中 健一 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (54)【発明の名称】 モジュール型パーソナル・コンピュータ、該モジュール型パーソナル・コンピュータのための接 続装置、モジュール型パーソナル・コンピュータの冷却方式およびパーソナル・コンピュータ・ システム

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯可能なモジュールを含むパーソナル
    ・コンピュータ・システムであって、前記パーソナル・
    コンピュータ・システムは、 筐体内に、少なくとも記憶手段と中央処理装置とを含
    み、別体として構成された接続装置に接続して使用され
    ると共に、前記筐体の同一の側部に前記中央処理装置を
    挟んで離間して配置された冷却空気流の入り口側開口お
    よび出口側開口とが形成された、モジュール型パーソナ
    ル・コンピュータと、 前記モジュール型パーソナル・コンピュータの前記側部
    を冷却するための冷却手段を含んで構成される接続装置
    と、 前記モジュール型パーソナル・コンピュータと前記接続
    装置との相対的配置に関連して前記出口側開口付近の静
    圧を低下させるための圧力差生成手段とを含み前記出口
    側開口付近の静圧を低下させて前記モジュール型パーソ
    ナル・コンピュータの内部の空気を吸引し、前記モジュ
    ール型パーソナル・コンピュータの内部を負圧とするこ
    とにより前記入り口側開口から冷却空気流を内部に導入
    するパーソナル・コンピュータ・システム。
  2. 【請求項2】 前記圧力差生成手段により前記出口側開
    口付近を流れる空気流の流速を高めることにより前記出
    口側開口における静圧を低下させる請求項1に記載のパ
    ーソナル・コンピュータ・システム。
  3. 【請求項3】 前記圧力差生成手段は、前記出口側開口
    に隣接して前記出口側開口付近を流れる空気流の流れ方
    向上流側に配設されるディフューザとして構成される請
    求項1または2のいずれか1項に記載のパーソナル・コ
    ンピュータ・システム。
  4. 【請求項4】 前記ディフューザは、前記筐体の側面ま
    たは前記接続装置に配置され、前記接続装置は、少なく
    ともデスクトップに設置される請求項1〜3のいずれか
    1項に記載のパーソナル・コンピュータ・システム。
  5. 【請求項5】 筐体内に、少なくとも記憶手段と中央処
    理装置とを含み、別体として構成される接続装置に接続
    して使用されるモジュール型パーソナル・コンピュータ
    であって、該モジュール型パーソナル・コンピュータ
    は、 前記型接続装置に向いて配置される前記筐体の側部に前
    記中央処理装置を挟んで配置された冷却空気流の入り口
    側開口および出口側開口と、 前記入り口側開口と前記出口側開口の間に延ばされた空
    気流路とを備え、 出口側開口付近の静圧を低下させるための圧力差生成手
    段により前記出口側開口付近の静圧を低下させて前記モ
    ジュール型パーソナル・コンピュータの内部の空気を吸
    引し、前記モジュール型パーソナル・コンピュータの内
    部を負圧とすることにより前記入り口側開口から冷却空
    気流を内部に導入するモジュール型パーソナル・コンピ
    ュータ。
  6. 【請求項6】 前記圧力差生成手段は、前記出口側開口
    付近を流れる空気流の流速を高める手段である請求項5
    に記載のモジュール型パーソナル・コンピュータ。
  7. 【請求項7】 前記圧力差生成手段は、前記出口側開口
    に隣接して前記出口側開口付近を流れる空気流の流れ方
    向上流側に配置される請求項5または6のいずれか1項
    に記載のモジュール型パーソナル・コンピュータ。
  8. 【請求項8】 前記圧力差生成手段は、前記筐体に配設
    される請求項5〜7のいずれか1項に記載のモジュール
    型パーソナル・コンピュータ。
  9. 【請求項9】 前記中央処理装置には、熱拡散部材が熱
    的に接続されており、前記熱拡散部材は、前記入り口側
    開口と前記出口側開口とを超えて、前記冷却空気流を横
    切って延ばされ、かつ前記熱拡散部材と、前記筐体の前
    記各開口が形成された側の側部との間に冷却空気流路が
    形成された請求項5〜8のいずれか1項に記載のモジュ
    ール型パーソナル・コンピュータ。
  10. 【請求項10】 筐体内に、少なくとも記憶手段と中央
    処理装置とを含み、別体として構成される接続装置に接
    続して使用され、前記筐体の側部に前記中央処理装置を
    挟んで離間して配置された冷却空気流の入り口側開口お
    よび出口側開口が形成されたモジュール型パーソナル・
    コンピュータと接続される接続装置であって、該接続装
    置は、 前記モジュール型パーソナル・コンピュータと接続され
    た場合に前記モジュール型パーソナル・コンピュータ前
    記側部に沿って空気流を生成させるための手段と、 前記モジュール型パーソナル・コンピュータとの相対的
    配置に関連して前記出口側開口近傍における前記空気流
    の静圧を低下させて、前記出口側開口から前記モジュー
    ル型パーソナル・コンピュータの内部を負圧とするため
    の圧力差生成手段とを含む接続装置。
  11. 【請求項11】 前記圧力差生成手段は、前記出口側開
    口付近の静圧を低下させて前記モジュール型パーソナル
    ・コンピュータの内部の空気を吸引し、前記モジュール
    型パーソナル・コンピュータの内部を負圧として前記入
    り口側開口から冷却空気流を導入する請求項10に記載
    の接続装置。
  12. 【請求項12】 前記圧力差生成手段は、前記出口側開
    口付近を流れる空気流の流速を高める手段である請求項
    10または11のいずれか1項に記載の接続装置。
  13. 【請求項13】 前記圧力差生成手段は、前記出口側開
    口に隣接して前記出口側開口付近を流れる空気流の流れ
    方向上流側に配設される請求項10〜12のいずれか1
    項に記載の接続装置。
  14. 【請求項14】 前記圧力差生成手段は、前記接続手段
    に配設され、前記接続手段は、少なくともデスクトップ
    に設置される請求項10〜13のいずれか1項に記載の
    接続装置。
  15. 【請求項15】 モジュール型パーソナル・コンピュー
    タの冷却方式であって該冷却方式は、 筐体内に、少なくとも記憶手段と中央処理装置とを含
    み、別体として構成される接続装置に接続して使用され
    ると共に、前記筐体の同一の側部に前記中央処理装置を
    挟んで離間して配置された冷却空気流の入り口側開口お
    よび出口側開口と、モジュール型パーソナル・コンピュ
    ータを与えるステップと、 前記モジュール型パーソナル・コンピュータの前記側部
    を冷却手段を含んで構成された接続手段に近接して接続
    するステップと、 前記冷却手段から前記モジュール型パーソナル・コンピ
    ュータに冷却空気流を発生させるステップとを含み、 前記モジュール型パーソナル・コンピュータと前記接続
    装置との相対的配置により前記出口側開口付近の静圧を
    低下させるステップと、 前記出口側開口付近の静圧を低下させて前記モジュール
    型パーソナル・コンピュータの内部の空気を吸引し、前
    記モジュール型パーソナル・コンピュータの内部を負圧
    とすることにより前記入り口側開口から冷却空気流を内
    部に導入するステップとを含むモジュール型パーソナル
    ・コンピュータの冷却方式。
  16. 【請求項16】 前記圧力差生成ステップは、前記圧力
    差生成手段により前記出口側開口付近を流れる空気流の
    流速を高めるステップを含む請求項15に記載の冷却方
    式。
  17. 【請求項17】 前記圧力差生成ステップは、前記出口
    側開口に隣接して前記出口側開口付近を流れる空気流の
    流れ方向上流側に配設されるディフューザにより前記空
    気流の流速を高めるステップを含む請求項15または1
    6のいずれか1項に記載の冷却方式。
  18. 【請求項18】 前記ディフューザは、前記筐体の側面
    または前記接続装置に配置され、前記接続手段は、少な
    くともデスクトップに設置される請求項15〜17のい
    ずれか1項に記載の冷却方式。
  19. 【請求項19】 前記中央処理装置には、熱拡散部材が
    熱的に接続されており、前記熱拡散部材は、前記入り口
    側開口と前記出口側開口とを超えて、前記冷却空気流を
    横切って延ばされ、かつ前記熱拡散部材と、前記筐体の
    前記各開口が形成された側の側部との間に空気流路が形
    成された請求項15〜18のいずれか1項に記載の冷却
    方式。
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