JP2003195783A - 表示装置及び表示装置の製造方法 - Google Patents
表示装置及び表示装置の製造方法Info
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Abstract
おいて、入力装置のボタンを操作する際の違和感を抑制
する。 【解決手段】 本発明の表示装置においては、基板上に
複数の発光素子がマトリクス状に配列され、前記複数の
発光素子の間の空間に夫々センサが配設される。マトリ
クス状に配列された発光素子の間の空間に夫々センサが
配設されることから、各センサの位置を発光素子群と同
じ面内にすることが可能となり、ボタン操作における違
和感を抑えることができる。
Description
要の画像を表示する表示装置と、そのような表示装置の
製造方法に関する。
のが開発されており、代表的な例としては陰極線管や液
晶表示パネルが、テレビジョン受像機、パーソナルコン
ピュータのモニター、金融機関の自動取引機や大規模施
設の自動案内機の操作画面などに多く用いられている。
表示装置の中には、表示するだけではなく、入力装置を
一体にした構造のものがあり、ボタンを所定の領域に表
示した上でその領域に対する透明な所謂タッチパネルに
て接触を検知した場合には、該表示にかかる入力ボタン
が押されたものとして処理を進め、複雑な操作も容易に
行えるように工夫されたものがある。
記載の電子式行先表示装置では、所在表示部には直接に
制御可能な押圧スイッチ又はタッチスイッチが設けられ
る構造とされ、所在表示部にはLED(発光ダイオード)
が使用されている。また、前記電子式行先表示装置では
LEDは点灯用であって画像表示用とはならないが、液晶
表示装置の上にタッチスイッチ手段が設けられた構造の
装置として例えば特開平9−134467号公報に記載
される接触式入力装置等が知られる。更に、特開平6−
236154号公報に記載されるように、プラズマディ
スプレイ上にシートが湾曲することで透明電極間が導通
する構造のタッチスイッチを配設する例も知られてい
る。
平9−134467号公報に開示されるように、通常、
装置の表示部の画面上にタッチパネルが配設されること
が多く、タッチパネルに対する接触ないし近接操作およ
びその位置を表示内容に応じた入力情報として取り込む
もので、表示内容を変えることによって他種類の取引等
に対応できるという利点がある。このような入力装置を
一体にした表示装置を用いることで、入力キーや入力ボ
タンの数を増やすことなく、処理を進めることができ、
異なる業務に対しても柔軟に対応できる。
ル式の入力装置を一体にした表示装置においては、装置
の表示部の画面上に透明なタッチパネルが配設される。
このようなタッチパネル付きの表示装置においては、操
作者が触れた場合に奥行き方向に違和感があり、特に、
入力ボタンの配置を細かく設定した場合では、その違和
感に基づくボタンの押し間違いなどが発生し易く、的確
な処理が難しくなると言った問題点が生ずる。
鑑み、入力装置を備えた表示装置において、その操作性
の良好な装置を提供することを目的とする。
板上に複数の発光素子がマトリクス状に配列され、前記
複数の発光素子の間の空間に夫々センサが配設されるこ
とを特徴とする。本発明の表示装置によれば、複数の発
光素子がマトリクス状に配列され、これらの発光素子を
駆動することで所要の画像信号等に応じた画像を表示す
ることができる。特に、本発明においては、複数の発光
素子の間の空間に夫々センサが配設されることから、各
センサの位置を発光素子群と同じ面内にすることが可能
となり、ボタン操作における違和感を抑えることができ
る。
複数の発光素子からなる発光素子群と複数のセンサから
なるセンサ素子群とが略同一平面上に形成されることを
特徴とする。本発明の表示装置によれば、複数の発光素
子からなる発光素子群と複数のセンサからなるセンサ素
子群とが略同一平面上に配設されるため、同様にボタン
操作における違和感を抑えることができる。
種々のセンサを用いることが可能であるが、該センサの
サイズが発光素子と同じ面内に配設可能なものとするこ
とが望まれる。このようなセンサの例としては、押圧を
出力信号に変換する感圧素子や、入射光を出力信号に変
換する受光素子などを用いることができる。
支持基板上に発光素子を微小パッケージ内に配設するよ
うに形成し、前記発光素子を該微小パッケージごと装置
基板上に転写する工程と、他の支持基板上にセンサを微
小パッケージ内に配設するように形成し、前記センサを
該微小パッケージごと前記装置基板上に転写する工程と
を有することを特徴とする。
ンサと発光素子の双方を夫々微小パッケージ内に配設し
た上で装置基板上に転写される。このためセンサと発光
素子で同一の転写機構を用いることもでき、これにより
転写精度を合わせることもできる。
の実施の形態について説明する。本実施形態の表示装置
では、夫々発光素子としての発光ダイオードを有する複
数の発光ダイオードパッケージ11がマトリクス状に配
列され、各発光ダイオードパッケージ11の間の空間に
センサ12が配設されている。
脂材の内部に赤、青、緑の各色の発光ダイオード素子を
並べて封止した部材であり、後述するように、当該発光
ダイオードパッケージ11の一部にはパッド電極や各発
光ダイオード素子を駆動するための駆動素子も形成され
ている。発光ダイオードパッケージ11には、赤色、青
色及び緑色の発光ダイオード素子用に3本の信号線15
が配線されており、これら3本の信号線15は図中垂直
方向に延長されている。発光ダイオードパッケージ11
内に形成された発光ダイオードは、画像信号に応じた所
定の駆動電流によって発光し、マトリクス状に配列され
た全体では所要の画像表示が可能となる。マトリクス状
に配列される発光ダイオードパッケージ11は、隣接す
る発光ダイオードパッケージ11との間には、所要のス
ペースをとることができる。これは液晶表示デバイスな
どとは異なり、発光ダイオードは輝度が比較的に高いこ
とから、素子間の距離を大きくとっても十分に表示装置
として機能させることが可能なためである。一例として
は、発光ダイオードパッケージ11は例えば200μm
角のサイズであり、例えば3倍乃至36倍程度、好まし
くは3倍乃至24倍程度の間隔を離間するように配置す
ることが可能である。また、このパッケージはRGB一体
でも、別々のものでも差し支えない。また、発光ダイオ
ードパッケージ11は、垂直方向に延長される信号線1
5が装置基板上に形成された後に該信号線15上に電気
的な接続が可能なように転写されるが、信号線15は発
光ダイオードパッケージ11に信号を供給できる構造で
あれば良く、発光ダイオードパッケージ11を転写など
によって装置基板上に配列させた後に信号線15用の配
線層を形成しても良い。
出力信号を発生させる素子であり、後述する構造のタッ
チスイッチからなる感圧センサとすることもでき、ま
た、CCD型センサやMOS型センサなどからなる受光素子な
どによって構成することも可能である。また、タッチス
イッチや受光素子に限定されずに、圧電センサ、温度セ
ンサ、ガスセンサ、磁気センサなどの種々のセンサを配
置しても良い。センサ12は、発光ダイオードパッケー
ジ11の間のスペースに配され、マトリクス状に配列さ
れる発光ダイオードパッケージ11の配列面と略同一の
面内に配列することができる。センサ12は、図1に示
すように、マトリクス状に配列され、例えば水平方向に
隣接する一対の発光ダイオードパッケージ11の略中点
近傍に配置される。なお、センサ12の数は、必ずしも
発光ダイオードパッケージ11の数と等しくなくとも良
く、例えば、発光ダイオードパッケージ11の数に比べ
てセンサ12の数を減らしたり、逆にセンサ12の数を
増やしたりすることができる。また、異なる2種類以上
のセンサを組み合わせて、その組み合わせからなるセン
サを発光ダイオードパッケージ11の間のスペースに配
することもでき、発光ダイオードパッケージ11とセン
サ12のパッケージを一体化するように構成しても良
い。
スイッチによって構成した場合の平面図と断面図であ
る。一対の配線層21が基板10上で離間して対峙する
構造とされ、一対の配線層21の対峙する端部にはそれ
ぞれ下側接触電極22、22が略矩形状のパターンに形
成されている。下側接触電極22、22の上には、基板
10の法線方向に微小な間隔を空けて対向する上側接触
電極23が形成されている。上側接触電極23は略帯状
の配線層であり、一対の下側接触電極22、22にそれ
ぞれ対向し、押された場合では一対の下側接触電極2
2、22の間を電気的に接続できる長さを有している。
を有するように微細加工された板バネ部材25に両側か
ら支持されており、板バネ部材25自体の形状は細い帯
状の部分が蛇行して構成される。この板バネ部材25の
両端部24は基板10上若しくは下側接触電極22、2
2上で支持されており、板バネ部材25はそこから斜め
に立ち上がって上側接触電極23に結合されている。上
側接触電極23近傍では該上側接触電極23を支持する
ために上側接触電極23の長手方向に垂直な方向におけ
る両側から板バネ部材25が上側接触電極23に接続す
る。板バネ部材25は弾性部材であり、押し圧などによ
って当該板バネ部材25が弾性変形することで上側接触
電極23が一対の下側接触電極22、22に接触し、そ
の結果、一対の配線層21が上側接触電極23及び一対
の下側接触電極22、22を介して導通して、スイッチ
が閉成した状態となる。逆に、押し圧を開放した際に
は、弾性変形する板バネ部材25が元の位置に戻って上
側接触電極23及び一対の下側接触電極22、22の間
の電気的な接続が解除されることになり、スイッチ自体
は開成した状態となる。
の微細加工は、フォトリソグラフィー技術を用いること
で可能である。例えば、一対の配線層21と一対の下側
接触電極22、22を所定のパターンに形成した後、タ
ッチスイッチとして用いられる領域を保護するように、
シリコン酸化膜或いは合成樹脂膜などの絶縁膜を形成
し、その絶縁膜上に上側接触電極23及び金属薄膜を形
成した後に該金属薄膜を板バネ部材25を有するパター
ンに加工する。絶縁膜の表面が斜めになるように形成す
ることで、その絶縁膜上に形成される金属薄膜も表面が
斜めに延長される形に形成されることになる。フォトリ
ソグラフィー技術を用いて金属薄膜を蛇行する帯状の形
状に加工することで、金属薄膜の弾性特性を利用してタ
ッチスイッチを構成することができ、最後にシリコン酸
化膜或いは合成樹脂膜などの絶縁膜をエッチングやアッ
シング等の手段によって除去することで、上側接触電極
23と一対の下側接触電極22、22の間に必要な空隙
が得られることになる。
て直接形成することも可能であるが、別の基板上に形成
し、その後で装置基板上に転写するようにしても良い。
この場合には、後述する製造方法の例に示すように、タ
ッチスイッチを微小パッケージ上に形成し、微小パッケ
ージごと転写するようにしても良く、発光素子を微小パ
ッケージに形成した場合では同じ転写手段を活用して高
効率な転写が実現される。
は、発光ダイオードパッケージ11の間の空間に配置さ
れるが、発光ダイオードパッケージ11には図4に示す
ような発光ダイオードを搭載することが可能である。図
4の(a)が素子断面図であり、図4の(b)が平面図
である。この発光ダイオードはGaN系の発光ダイオー
ドであり、たとえばサファイア基板上に結晶成長される
素子である。このようなGaN系の発光ダイオードで
は、基板を透過するレーザ照射によってレーザアブレー
ションが生じ、GaNの窒素が気化する現象にともなっ
てサファイア基板とGaN系の成長層の間の界面で膜剥
がれが生じ、素子分離を容易なものにできる特徴を有し
ている。
体層からなる下地成長層31上に選択成長された六角錐
形状のGaN層32が形成されている。なお、下地成長
層31上には図示しない絶縁膜が存在し、六角錐形状の
GaN層32はその絶縁膜を開口した部分にMOCVD
法などによって形成される。このGaN層32は、成長
時に使用されるサファイア基板の主面をC面とした場合
にS面(1−101面)で覆われたピラミッド型の成長
層であり、シリコンをドープさせた領域である。このG
aN層32の傾斜したS面の部分はダブルへテロ構造の
クラッドとして機能する。GaN層32の傾斜したS面
を覆うように活性層であるInGaN層33が形成され
ており、その外側にマグネシウムドープのGaN層34
が形成される。このマグネシウムドープのGaN層34
もクラッドとして機能する。
5とn電極36が形成されている。p電極35はマグネ
シウムドープのGaN層34上に形成されるNi/Pt
/AuまたはNi(Pd)/Pt/Auなどの金属材料
を蒸着して形成される。n電極36は前述の図示しない
絶縁膜を開口した部分でTi/Al/Pt/Auなどの
金属材料を蒸着して形成される。なお、下地成長層31
の裏面側からn電極取り出しを行う場合は、n電極36
の形成は下地成長層31の表面側には不要となる。
ドは、青色発光も可能な素子であって、特にレーザアブ
レーションよって比較的簡単にサファイア基板から剥離
することができ、レーザビームを選択的に照射すること
で選択的な剥離が実現される。なお、GaN系の発光ダ
イオードとしては、平板上や帯状に活性層が形成される
構造であっても良く、上端部にC面が形成された角錐構
造のものであっても良い。また、他の窒化物系発光素子
や化合物半導体素子などであっても良い。
に発光ダイオードパッケージ11を微小な樹脂で封止す
るパッケージで構成することも可能であるが、図5に示
すように、各発光素子ごとに異なるパッケージとするこ
とも可能である。図5は、本実施形態の表示装置に用い
られるマトリクス状に配列される画素のうち1つの画素
部分に対応するレイアウトであり、1画素内には、赤、
青、緑の3色それぞれの発光源となる発光ダイオードを
内包した赤色発光樹脂形成チップ41、青色発光樹脂形
成チップ42、緑色発光樹脂形成チップ43、及び発光
ダイオードを発光駆動するための駆動トランジスタを設
けた集積回路装置44が例えば透明ガラス製の装置基板
45上に配置されている。各樹脂形成チップ41、4
2、43が固定される配列ピッチは、約200μm程度
である。また、装置基板45には、これら樹脂形成チッ
プ41、42、43及び駆動トランジスタを設けた集積
回路装置44の配線を行うための配線パターンが予め形
成されている。配線パターンは、接地線46、電源線4
7、アドレス線48、信号線49、信号線50、信号線
51からなり、各樹脂形成チップ81,82,83及び
駆動トランジスタ84は、これら配線パターンと接続さ
れ、相互に電気的に接続されている。
ッチは、図5に示すような画素領域同士の間にスペース
にも配置することができ、図1に示す発光ダイオードパ
ッケージ11は必ずしも1つの樹脂パッケージとしてま
とまった構造を有していなくとも良い。
態の表示装置の製造方法の一例について説明する。ここ
で説明する表示装置の製造方法の一例は、発光ダイオー
ドパッケージとタッチスイッチパッケージをそれぞれ転
写して装置基板上に配列する例である。
たGaN系の発光ダイオード63は、個々の発光ダイオ
ードごとに素子分離され、樹脂形成パッケージ64内に
封止されている。この発光ダイオード63は、例えば図
4に示した如きピラミッド構造を有するが、プレナー型
の発光素子であっても良い。発光ダイオード63を内包
する樹脂形成パッケージ64は、成長用基板から透明ガ
ラス基板などの一時保持用基板61に転写され、図6に
示すように、一時保持用基板61上に塗布された粘着膜
62に複数の樹脂形成パッケージ64が貼り付けられて
いる。その一時保持用基板61の樹脂形成パッケージ6
4側の面を装置基板65に対峙させたところで該一時保
持用基板61の裏面からエキシマレーザーやYAGレー
ザーなどのレーザー光を選択的に照射して、図7に示す
ように発光ダイオード63を樹脂形成パッケージ64ご
と装置基板65上に選択的に転写できる。
成パッケージ64の転写に際して、予め装置基板65上
には配線層を形成しておくことも可能であり、転写によ
ってこれらの配線層に対する電気的な接続を例えばバン
プなどによって確保するように構成することも可能であ
る。装置基板65上には予め接着層を形成しておいても
良く、装置基板65は透明樹脂製のシート材などで構成
することも可能である。
ッチスイッチ74も支持基板71上に図8に示すように
形成される。支持基板71上には、粘着膜72を介して
樹脂パッケージ73が形成され、その樹脂パッケージ7
3の上面に貼り付けられた形でタッチスイッチ74が配
列される。このような樹脂パッケージ73を用いること
で、真空チャッキングが可能な治具75によって把持す
ることが可能となり、特に樹脂パッケージ73の側面を
保持しながら転写が可能となることから、タッチスイッ
チ74を金属薄膜を微細加工した構造としても良いこと
になる。また、タッチスイッチ74の下部の樹脂パッケ
ージ73が、タッチスイッチ74の底上げ部材として機
能し、表示装置として表面にシートやパネルを配置した
場合に、タッチスイッチ74の可動部がシートやパネル
に接して確実に動作することになる。従って、発光ダイ
オードの樹脂形成パッケージ64の厚みに因らず、ま
た、樹脂形成パッケージ64の間の空間に配列した場合
であっても、センサとして押圧を確実に検知できること
になる。
74は樹脂パッケージ73ごと治具75に把持され、同
時に粘着層72の粘着力を低下させるために選択的な加
熱を行う。この加熱には、例えば支持基板71の裏面か
らのレーザー光の照射が利用されるが、他の加熱手段、
例えばRTAなどの赤外線加熱手段を利用しても良い。
きのタッチスイッチ74は、図9に示すように前述の装
置基板65上で樹脂形成パッケージ64の間の所定領域
に配される。なお、本実施形態では、装置基板65上に
先に発光素子側の樹脂形成パッケージ64が転写され、
次いでタッチスイッチ74側の樹脂パッケージ73が転
写されるものとして説明したが、先にタッチスイッチ7
4側の樹脂パッケージ73を転写し、次いで発光素子側
の樹脂形成パッケージ64を転写するようにしても良
い。また、タッチスイッチの代りにMOS型やCCD型
などの受光素子をセンサとして配設することも可能であ
る。また、発光素子としては発光ダイオードの代わり
に、半導体レーザーを形成しても良い。
な二段階拡大転写法による素子の配列方法について説明
する。二段階拡大転写法による素子の配列方法は、高集
積度をもって第一基板上に作成された素子を第一基板上
で素子が配列された状態よりは離間した状態となるよう
に一時保持用部材に転写し、次いで一時保持用部材に保
持された前記素子をさらに離間して第二基板上に転写す
る二段階の拡大転写を行う。なお、本例では転写を2段
階としているが、素子を離間して配置する拡大度に応じ
て転写を三段階やそれ以上の多段階とすることもでき
る。
的な工程を示す図である。まず、図10の(a)に示す
第一基板90上に、例えば発光素子のような素子92を
密に形成する。素子を密に形成することで、各基板当た
りに生成される素子の数を多くすることができ、製品コ
ストを下げることができる。第一基板90は例えば半導
体ウエハ、ガラス基板、石英ガラス基板、サファイア基
板、プラスチック基板などの種々素子形成可能な基板で
あるが、各素子92は第一基板90上に直接形成したも
のであっても良く、他の基板上で形成されたものを配列
したものであっても良い。
基板90から各素子92が一時保持用部材に転写され、
この一時保持用部材の上に各素子92が保持される。こ
のとき、同時に素子92毎に素子周りの樹脂の被覆を行
う。素子周りの樹脂の被覆は電極パッドを形成し易く
し、転写工程での取り扱いを容易にするなどのために形
成される。なお、隣接する素子92は例えば複数の一時
保持用部材間での転写などにより選択分離を行うことに
より、最終的には一時保持用部材上で離間され、図示の
ようにマトリクス状に配される。すなわち素子92はx
方向にもそれぞれ素子の間を広げるように転写される
が、x方向に垂直なy方向にもそれぞれ素子の間を広げ
るように転写される。このとき離間される距離は、特に
限定されず、一例として後続の工程での樹脂部形成や電
極パッドの形成を考慮した距離とすることができる。
(c)に示すように、一時保持用部材91上に存在する
素子92は離間されていることから、各素子92毎に電
極パッドの形成が行われる。電極パッドの形成は、後述
するように、最終的な配線が続く第二転写工程の後に行
われるため、その際に配線不良が生じないように比較的
大き目のサイズに形成されるものである。なお、図10
の(c)には電極パッドは図示していない。樹脂93で
固められた各素子92に電極パッドを形成することで樹
脂形成チップ94が形成される。素子92は平面上、樹
脂形成チップ94の略中央に位置するが、一方の辺や角
側に偏った位置に存在するものであっても良い。
転写工程が行われる。この第二転写工程では一時保持用
部材91上でマトリクス状に配される素子92が樹脂形
成チップ94ごと更に離間するように第二基板15上に
転写される。第二転写工程においても、隣接する素子9
2は樹脂形成チップ94ごと離間され、図示のようにマ
トリクス状に配される。すなわち素子92はx方向にも
それぞれ素子の間を広げるように転写されるが、x方向
に垂直なy方向にもそれぞれ素子の間を広げるように転
写される。第二転写工程によって配置された素子の位置
が画像表示装置などの最終製品の画素に対応する位置で
あるとすると、当初の素子92間のピッチの略整数倍が
第二転写工程によって配置された素子92のピッチとな
る。ここで第一基板90から一時保持用部材91での離
間したピッチの拡大率をnとし、一時保持用部材91か
ら第二基板95での離間したピッチの拡大率をmとする
と、略整数倍の値EはE=n×mで表される。
離間された各素子92には、配線が施される。この時、
先に形成した電極パッド等を利用して接続不良を極力抑
えながらの配線がなされる。この配線は例えば素子92
が発光ダイオードなどの発光素子の場合には、p電極、
n電極への配線を含み、液晶制御素子の場合は、選択信
号線、電圧線や、配向電極膜などの配線等を含む。
は、第一転写後の離間したスペースを利用して電極パッ
ドの形成などを行うことができ、そして第二転写後に配
線が施されるが、先に形成した電極パッド等を利用して
接続不良を極力抑えながらの配線がなされる。従って、
画像表示装置の歩留まりを向上させることができる。ま
た、本例の二段階拡大転写法においては、素子間の距離
を離間する工程が2工程であり、このような素子間の距
離を離間する複数工程の拡大転写を行うことで、実際は
転写回数が減ることになる。すなわち、例えば、ここで
第一基板90から一時保持用部材91での離間したピッ
チの拡大率を2(n=2)とし、一時保持用部材91か
ら第二基板95での離間したピッチの拡大率を2(m=
2)とすると、仮に一度の転写で拡大した範囲に転写し
ようとしたときでは、最終拡大率が2×2の4倍で、そ
の二乗の16回の転写すなわち第一基板のアライメント
を16回行う必要が生ずるが、本例の二段階拡大転写法
では、アライメントの回数は第一転写工程での拡大率2
の二乗の4回と第二転写工程での拡大率2の二乗の4回
を単純に加えただけの計8回で済むことになる。即ち、
同じ転写倍率を意図する場合においては、(n+m)2
=n2+2nm+m2であることから、必ず2nm回だ
け転写回数を減らすことができることになる。従って、
製造工程も回数分だけ時間や経費の節約となり、特に拡
大率の大きい場合に有益となる。
夫々発光素子としての発光ダイオードを有する複数の発
光ダイオードパッケージ81がマトリクス状に配列さ
れ、各発光ダイオードパッケージ81の間の空間にセン
サ82が配設されている。センサ82の位置は、水平方
向に並ぶ発光ダイオードパッケージ81同士の間ではな
く、斜め方向に隣接する発光ダイオードパッケージ81
同士の間の位置に決められており、複数の発光ダイオー
ドパッケージ81で構成するマトリクスと、複数のセン
サ82で構成するマトリクスとが水平方向と垂直方向の
両方で所定距離だけシフトした構成とされる。このよう
な構成によれば、水平方向や垂直方向でのピッチがセン
サを配置するのに十分でない場合であっても、斜め方向
で距離がとれる分だけ余裕を持って配置することができ
る。
列される発光素子の間に、センサ12、82が配される
構造について説明したが、センサの代わり或いはセンサ
と共に所要の能動素子を配列することも可能である。こ
のような能動素子としてはトランジスタやダイオードな
どが挙げられるが、エレクトロクロミック材などを組み
合わせることも可能である。また、発光素子と共に形成
する素子として、上述の実施形態の素子に限らず、例え
ば液晶制御素子、光電変換素子、圧電素子、薄膜トラン
ジスタ素子、薄膜ダイオード素子、抵抗素子、スイッチ
ング素子、微小磁気素子、微小光学素子から選ばれた素
子若しくはその部分、これらの組み合わせなどを用いる
ことも可能である。
素子の間の空間に夫々センサが配設されることから、各
センサの位置を発光素子群と同じ面内にすることが可能
となり、ボタン操作における違和感を確実に抑えること
ができる。また、本発明の表示装置を製造する場合に
は、転写法を用いることで、センサや発光素子を量産し
ながら、所定の表示装置を構成することが可能となり、
特に大画面化を図る場合に有利である。
る。
イッチの一例を示す平面図である。
イッチの一例を示す断面図である。
オードの一例を示す図であって、(a)は発光ダイオー
ドの断面図であり、(b)は発光ダイオードの平面図で
ある。
子ごとに異なるパッケージとした例の平面図である。
程断面図であって、発光素子側の樹脂形成パッケージの
選択的な転写工程を示す工程断面図である。
程断面図であって、転写後の装置基板の状態を示す工程
断面図である。
程断面図であって、タッチスイッチ側の樹脂パッケージ
の選択的な転写工程を示す工程断面図である。
程断面図であって、タッチスイッチ側の樹脂パッケージ
の転写後の装置基板の状態を示す工程断面図である。
法を示す模式図である。
図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 基板上に複数の発光素子がマトリクス状
に配列され、前記複数の発光素子の間の空間に夫々セン
サが配設されることを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 前記センサは押圧を出力信号に変換する
感圧素子であることを特徴とする請求項1記載の表示装
置。 - 【請求項3】 前記感圧素子は弾性部材を設けた構造と
され、前記弾性部材の弾性変形によって前記押圧を検知
することを特徴とする請求項2記載の表示装置。 - 【請求項4】 前記弾性部材は金属薄膜を微細加工した
板状部材からなることを特徴とする請求項3記載の表示
装置。 - 【請求項5】 前記発光素子は微小パッケージ内に形成
され、該微小パッケージは前記基板上に転写されたもの
であることを特徴とする請求項1記載の表示装置。 - 【請求項6】 前記感圧素子は微小パッケージに形成さ
れ、該微小パッケージ内に形成された前記感圧素子は微
小パッケージ内に形成された前記発光素子と共に前記基
板上に転写されたものであることを特徴とする請求項2
記載の表示装置。 - 【請求項7】 前記発光素子は発光ダイオード若しくは
半導体レーザーからなることを特徴とする請求項1記載
の表示装置。 - 【請求項8】 前記センサは入射光を出力信号に変換す
る受光素子であることを特徴とする請求項1記載の表示
装置。 - 【請求項9】 前記受光素子は半導体素子からなること
を特徴とする請求項8記載の表示装置。 - 【請求項10】 基板上に複数の発光素子からなる発光
素子群と複数のセンサからなるセンサ素子群とが略同一
平面上に形成されることを特徴とする表示装置。 - 【請求項11】 前記センサは前記発光素子の間の空間
に配されることを特徴とする請求項10記載の表示装
置。 - 【請求項12】 前記センサは押圧を出力信号に変換す
る感圧素子若しくは入射光を出力信号に変換する受光素
子であることを特徴とする請求項10記載の表示装置。 - 【請求項13】 基板上に複数の発光素子がマトリクス
状に配列され、前記複数の発光素子の間の空間に夫々能
動素子が配設されることを特徴とする表示装置。 - 【請求項14】 支持基板上に発光素子を微小パッケー
ジ内に配設するように形成し、前記発光素子を該微小パ
ッケージごと装置基板上に転写する工程と、他の支持基
板上にセンサを微小パッケージ内に配設するように形成
し、前記センサを該微小パッケージごと前記装置基板上
に転写する工程とを有することを特徴とする表示装置の
製造方法。
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