JP2008269604A - 多機能キーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器 - Google Patents

多機能キーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】入力機能のみならず、出力機能も有するキーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器を提供することにある。
【解決手段】複数の表示領域132が非表示領域131を境界にしてマトリクス状に配列された表示パネル130と、表示パネル上に設けられ、表示領域に対応する領域に開口142が形成され、開口の外周縁として非表示領域に対応する領域にキー143が形成された回路基板140と、回路基板上に設けられ、開口に対応する領域に透明ウィンドウが形成され、透明ウィンドウの外周縁としてキーに対応する領域に加圧部153が形成されたパッド150からなる多機能キーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器を開示する。
【選択図】図1b

Description

本発明は、多機能キーパッド用表示装置に関し、より詳しくは、入力機能のみならず出力機能もある多機能キーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器に関する。
一般的に、電子機器(例えば、移動通信端末機)は、各種命令を容易に入力するためにキーパッド(key pad)装置を含む。一例として、上記パッド装置は各キー(key)ごとに文字、数字または特殊記号などがあらかじめ割り当てられており、使用者は上記パッドを操作することによって、電話発信、電話受信、文字入力及び文字送信のような各種機能を上記電子機器において適切に行えるようにする。
しかし、このような従来のキーパッド装置は、各キーごとに固有の文字、数字または特殊記号などが既に固定されて割り当てられているために、最近の様々且つ複雑な機能を遂行する電子機器に適応しないという短所がある。
例えば、各キーごとに所定文字が既に固定されて割り当てられているので、移動通信端末機のグローバルローミング(global roaming)時に文字入力が困難であったり不可能になるという短所がある。
また、移動通信端末機でMP3機能やカメラ機能などを利用しようとする場合、多数回のキー操作が行われるために、MP3機能やカメラ機能を使用することにおいて不便という問題がある。すなわち、ユーザーインターフェース(user interface)の深みが深いことからキー操作が不便且つ困難である。ところで、上記ユーザーインターフェイスの深みとは、使用者が目的とする表示を得るために必要な操作回数の度合いを意味している。従って、深みが深いとは、その操作回数が多いことを意味し、深みが浅いとは、操作回数が少ないことを意味している。
一方、このような問題を解決するためにキーパッド装置として、タッチスクリーン(touch screen)を採択する技術が研究されている。しかし、このようなタッチスクリーンは、使用者によるタッチ(touch)やキークリック(key click)時に加圧感がほとんどないので、命令が正確に入力できず、または同一命令が何回も入力されるなどの短所がある。尚、このようなタッチスクリーンでキーパッド装置を製造する場合、タッチスクリーン全体に形成された画素に電源が供給されるために、消費電力が高いのみならず製造コストも高くなるという短所がある。
本発明は、従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、
入力機能のみならず様々な情報の出力機能もある多機能キーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器を提供することにある。
本発明の他の目的は、文字、数字、特殊記号、停止映像または動画などを使用者選択によって様々に変更して表示することにより、ユーザーインターフェース(user interface)の深みが浅く、またキー操作が便利な多機能キーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器を提供することにある。
本発明の他の目的は、低消費電力のみならず低製造費用の多機能キーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器を提供することにある。
上述の目的を達成するために本発明による多機能キーパッド用表示装置は、複数の表示領域が非表示領域を境界にしてマトリクス状に配列された表示パネルと、上記表示パネル上に設けられて上記表示領域に対応する領域に開口が形成され、上記開口の外周縁として上記非表示領域に対応する領域にキー(key)が形成された回路基板と、上記回路基板上に設けられて上記開口に対応する領域に透明ウィンドウが形成され、上記透明ウィンドウの外周縁として上記キーに対応する領域に加圧部が形成されたパッドとを含むことを特徴とする。
また、本発明による多機能キーパッド用表示装置を有する電子機器は、複数の表示領域が非表示領域を境界にしてマトリクス状に配列された表示パネルと、上記表示パネル上に設けられて上記表示領域に対応する領域に開口が形成され、上記開口の外周縁として上記非表示領域に対応する領域にキー(key)が形成された回路基板と、上記回路基板上に設けられて上記開口に対応する領域に透明ウィンドウが形成され、上記透明ウィンドウの外周縁として上記キーに対応する領域に加圧部が形成されたパッドで形成された多機能キーパッド用表示装置と、上記多機能キーパッド用表示装置に電気的及び機械的に結合されたメイン表示パネルとを含むことを特徴とする。
上記のように本発明による多機能キーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器は、キーパッドを介して各種命令の入力のみならず様々な情報の出力も可能であることを特徴とする。
また、上記のように本発明による多機能キーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器は、文字、数字、特殊記号、停止映像または動画などを使用者選択によって様々に変更して表示することで、ユーザーインターフェース(user interface)の深みが浅く、またキー操作が便利であることを特徴とする。
また、本発明による多機能キーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器は、器具的及び電気的構成が単純であることで、低消費電力のみならず低製造コスト且つ製造工程が単純であることを特徴とする。
上述のように、本発明による多機能キーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器は、キーパッドを介して各種命令の入力のみならず様々な情報の出力も可能である。
また、上記のように本発明による多機能キーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器は、文字、数字、特殊記号、停止映像または動画などを使用者選択によって様々に変更して表示することで、ユーザーインターフェース(user interface)の深みが浅く、またキー操作が便利である。
また、本発明による多機能キーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器は、器具的または電気的構成が単純であることで、低消費電力のみならず低製造コスト且つ製造工程が単純である。
以下、本発明の属する技術分野の通常の知識を有する者が容易に実施できるように、この発明の実施形態について図面に基づいて詳しく説明する。
図1aには、本発明の一実施形態による多機能キーパッド用表示装置の組立外観の斜視図が示されており、図1bにはその分解斜視図が示されている。
図1a及び図1bに示すように、本発明による多機能キーパッド用表示装置100は、ケース110と、上記ケース110に搭載されるメイン回路基板120と、上記メイン回路基板120の上部に搭載される表示パネル130と、上記表示パネル130の上部に搭載される回路基板140と、上記回路基板140の上部に搭載されるパッド150と、上記パッド150の上部に搭載されるカバー160とを含む。
上記ケース110は、底面111と、上記底面111の端側部に一定高さに形成された複数の側壁112とを含む。このようなケース110は、プラスチック樹脂、金属及びその等価物の中から選択されたいずれか1つによって形成できるが、ここでその材質が限定されるものではない。また、上記ケース110には、上記メイン回路基板120、上記表示パネル130、上記回路基板140、上記パッド150及び上記カバー160が順次に搭載される。勿論、このようなケース110には、上記メイン回路基板120、上記表示パネル130及び上記回路基板140などに電力供給のためのバッテリーがさらに装着できるが、このようなバッテリーは図面に示されていない。
上記メイン回路基板120は、ほぼ四角板状の基板胴体121と、上記基板胴体121にマウントされた複数の能動素子122、複数の受動素子123、接続端子または中継端子もしくはリード配線としてのフレキシブルな第1軟性印刷回路124、コネクター125とを含む。このようなメイン回路基板120は、上記表示パネル130、上記回路基板140または下記する電子機器のメイン表示パネルに電気信号を供給するかまたは供給される役割を有する。ここで、上記第1軟性印刷回路124は、上記回路基板140と電気的に接続でき、また上記コネクター125には下記する表示パネル130に接続される接続端子または中継端子もしくはリード配線としてのフレキシブルな第2軟性印刷回路133が電気的に接続できる。
上記表示パネル130は、非表示領域131を境界にして複数の表示領域132がほぼマトリクス(matrix)状に配列されてなる。勿論、上記表示パネル130の一側には、上記メイン回路基板120のコネクター125に電気的に連結される第2軟性印刷回路133が電気的に連結される。また、上記表示パネル130は、外部衝撃によって損傷されないように樹脂または金属からなるベゼル134に下面及び側面が包み込まれる。ここで、上記表示パネル130に形成された表示領域132は、図面にたとえば12個にて示されているが、このような個数に本発明が限定されるものではない。すなわち、上記表示領域132は、表示パネル130でより多く、またはより少ない個数に形成できる。更に、上記表示パネル130に形成された表示領域132は、図面にたとえば四角状にて示されているが、このような形態に本発明が限定されるものではない。すなわち、上記表示領域132は、円型、三角形、五角形、六角形などの様々な形態に形成される。このような表示領域132は、使用者の選択によって文字、数字、特殊記号、停止映像または動画を自由に変化させて出力することによって、ユーザーインターフェース(user interface)が浅くなり、それによって操作が便利になる。勿論、上記表示領域132の外側に形成された非表示領域131にはいずれの映像も出力されないので、消費電力が最小化される。すなわち、上記表示パネル130のうち表示領域132には所定色(赤色、緑色、青色及びその混合色)の光を出力するように画素が形成され、上記非表示領域131には光を出力しないように画素が形成されないこともある。よって、上記表示パネル130のうち実質的に上記画素が形成された表示領域132のみ電力が消費され、上記画素が形成されない非表示領域131では電力がほとんど消費されない。このような表示パネル130は、一例として、受動マトリクス有機電界発光表示装置、能動マトリクス有機電界発光表示装置、液晶表示装置及びその等価表示装置の中から選択されたいずれか1つであることができるが、ここでその表示パネル130の種類が限定されるものではない。上記受動マトリクス有機電界発光表示装置、上記能動マトリクス有機電界発光表示装置及び上記液晶表示装置については以下でより詳しく説明する。
上記回路基板140は、上記表示パネル130のうち上記表示領域132に対応する領域に開口142が形成された基板胴体141と、上記開口142の一側として上記非表示領域131に対応する領域に形成されたキー143を含む。ここで、上記開口142は、透明樹脂、透明ガラス及びこの等価物の中から選択されたいずれか1つによって閉塞されることもできる。よって、上記表示パネル130の表示領域132は、外部環境からより積極的に隔離できる。また、上記回路基板140には、上記表示パネル130の表示領域132に対応しない領域にも複数のキー144が形成される。すなわち、上記開口142に対応しない領域にも複数のキー144が形成される。このような回路基板140は、上記第1軟性印刷回路124によって上記メイン回路基板120に電気的に連結される。よって、上記回路基板140に備えられたキー143、144の操作信号は上記第1軟性印刷回路140を介して上記メイン回路基板120に適切に伝達することができる。ここで、上記キー143の構造は以下でより詳しく説明する。
上記パッド150は、上記開口142に対応する領域(すなわち、上記表示領域132に対応する領域)に透明ウィンドウ152が形成されたパッド胴体151と、上記透明ウィンドウ152の一側として上記キー143に対応する領域に形成された加圧部153とを含む。ここで、上記パッド150には、上記表示パネル130の表示領域132または回路基板140の開口142に対応しない領域にも複数の加圧部154がさらに形成される。すなわち、上記回路基板140のキー144に対応する領域に複数の加圧部154が形成され、このような加圧部154の表面には陽刻、陰刻または印刷などの方法で所定文字、数字、特殊記号などがあらかじめ形成できる。また、上記透明ウィンドウ152は、透明樹脂、透明ガラス及びこの等価物の中から選択されたいずれか1つによって閉塞されることもできる。このような構造のパッド150は、使用者が上記加圧部153、154を押せば、上記キー143、144が操作され、上記キー143、144の操作信号は第1軟性印刷回路124を介してメイン回路基板120に伝達される。上記加圧部153及びパッド150の断面構造は、以下でより詳しく説明する。
上記カバー160は、上記パッド150の透明ウインドウ152及び加圧部153に対応する領域にウィンドウ162が形成されたカバー胴体161を含む。よって、上記カバー160のウィンドウ162を介して上記表示パネル130の表示領域132が外部に見えるようになり、使用者は上記カバー160のウィンドウ162を介して露出された加圧部153を操作することによって、所定命令を入力することができるようになる。勿論、上記カバー160には陰刻、陽刻または印刷などの方法であらかじめ所定文字などが形成されたパッド150の加圧部154が露出されるようにする長形ウィンドウ163が形成される。尚、上記ウィンドウ162、163も透明樹脂、ガラス及びその等価物の中から選択されたいずれか1つによって閉塞される。
図2を参照すれば、本発明による多機能キーパッド用表示装置のうちメイン回路基板の上部に表示パネルが搭載された状態が平面図として示されている。
図2に示すように、メイン回路基板120の上部には表示パネル130が搭載される。勿論、上記表示パネル130は、第2軟性印刷回路133を介して上記メイン回路基板120に電気的に接続される。また、上記メイン回路基板120には、第1軟性印刷回路124を介して回路基板140が電気的に連結される。勿論、上記表示パネル130に形成された表示領域132と上記回路基板140に形成された開口142とは、お互いに対応する位置に形成される。
図3を参照すれば、本発明による多機能キーパッド用表示装置のうちメイン回路基板に表示パネル及び回路基板が順次に搭載された状態が平面図として示されている。
図3に示すように、メイン回路基板120の上部の上には表示パネル130及び回路基板140が順次に搭載される。勿論、上記回路基板140は、第1軟性印刷回路124を介して上記メイン回路基板120に電気的に接続される。尚、上記回路基板140に形成された開口142を介して表示パネル130の表示領域132が外部に露出される。よって、使用者は、上記回路基板140に形成された開口142を介して上記表示領域132に表示される各種文字、数字、特殊文字、停止映像及び動画などを見ながらキー操作ができる。勿論、上記回路基板140は、上記開口142の外周縁にキー143が形成される。
図4aには図1の4a−4a線の断面図が示されており、図4bには図1の4b−4b線の断面図が示されている。
上記図4a及び図4bに示された多機能キーパッド用表示装置100は、実際の大きさ、厚さ及び長さ等に正確に比例せず、本発明の理解のために誇張または単純化されている。一例として、図4a及び図4bに示された表示パネル130には3つの第1電極1302、3つの発光層1303及び3つの第2電極1304が示されているが、実際にはこれより非常に多い個数または少ない個数に形成される。また、図4aに示されたキー143は、長さがほぼ発光層1303、または第2電極1304の長さと類似させて示されているが、実際にはこれより非常に大きく、または小さいことがある。尚、上記図4a及び図4bに示された表示パネル130は、受動マトリクス有機電界発光表示装置(Passive Matrix Organic Light Emitting Display)を例として示したものであるが、このような装置に本発明が限定されるものではない。
先ず、図4aに示された表示パネル130は、第1基板1301と、上記第1基板1301の上部に形成された第1電極1302と、上記第1電極1302の上部に形成された発光層1303と、上記発光層1303の上部に形成された第2電極1304と、側方に隣り合う上記第2電極1304と第2電極1304の相互間に形成された絶縁層1305と、上記絶縁層1305の上部に形成された第1セパレータ1306と、上記第2電極1304の外周縁に形成され、同時に上記第1セパレータ1306の幅より大きい幅を有する一体の第2セパレータ1307とを含む。
ここで、上記第1電極1302、上記発光層1303、上記第2電極1304及び上記第1セパレータ1306が同時に形成された領域を表示領域132として定義することができる。また、上記発光層1303が形成されず、第1電極1302、第2電極1304及び第2セパレータ1307のみ形成された領域を非表示領域131として定義することができる。よって、上記表示領域132を通して所定映像(様々な文字、数字、特殊記号、停止映像または動画)が表示されるが、上記非表示領域131においてはいずれの映像も出力されない。尚、上記表示領域132において電力が消費されるが、上記非表示領域131においては電力が消費されないか極めて少量が消費される。
上記第1基板1301は、ガラス、プラスチック樹脂、ナノ複合体、金属及びその等価物の中から選択されたいずれか1つであることができるが、ここでその種類が限定されるものではない。
上記第1電極1302は、上記第1基板1301上に酸化シリコン層、窒化シリコン層または酸化窒化シリコン層が形成された後にその上に形成されるか、上記第1基板1301上に直接に形成される。このような第1電極1302は、ITO(Indium Tin Oxide;インジウム錫酸化物)、ITO/Ag、ITO/Ag/ITO、ITO/Ag/IZO(Indium Zinc Oxide;インジウム亜鉛酸化物)及びその等価物の中から選択された少なくともいずれか1つで形成できるが、本発明で上記第1電極1302の材質が限定されるものではない。しかし、上記第1電極1302は、 仕事関数(work function)が大きいことから発光層1303に対する正孔注入障壁が低い材料であるほど好ましい。尚、上記銀(Ag)は、前面発光方式で発光層1303からの光が上面に反射されるようにする役割を有する。
上記発光層1303は、上記第1電極1302の上部に形成される。実質的に上記発光層1303は、赤色、緑色または青色の光を発光するかまたは単色の光を発光することができる。しかし、ここで上記発光層1303による光の色が限定されるものではない。また、上記発光層1303は、正孔の移動を容易にする正孔輸送層(hole transport layer;HTL)、電子と正孔が結合して励起子(exciton)を形成して所定色に発光する有機発光層(emitting layer;EML)及び電子の移動を容易にする電子輸送層(electron transport layer;ETL)からなることができる。また、上記電子輸送層には電子の注入効率を向上させる電子注入層(electron injecting layer;EIL)が形成され、上記正孔輸送層には正孔の注入効率を向上させる正孔注入層(hole injecting layer;HIL)がさらに形成される。しかし、このような層構造に発光層1303が限定されるものではない。
上記第2電極1304は、上記第1電極1302に交差する方向であると同時に、上記発光層1303の上面に形成される。勿論、上記第1電極1302と上記第2電極1304は、相互間が直接に電気的にショートされない。このような第2電極1304は、Al、LiF、MgAg合金、MgCa合金及びその等価物の中から選択された少なくともいずれか1つであることができるが、本発明で上記第2電極1304の材質がそれらに限定されるものではない。但し、前面発光式を採択する場合、上記Alは厚さを非常に薄くしなければならなく、その場合は抵抗が高くなって電子注入障壁が大きくなることがある。よって、上記Alに比べて電子注入障壁の低いLiF、MgAg合金またはMgCa合金を第2電極1304に用いることが好ましい。
上記絶縁層1305は、側方に隣り合う上記発光層1303と発光層1303との間に形成され、上記発光層1303を物理的及び電気的にアイソレーション(isolation)させる役割を有する。このような絶縁層1305は、ポリイミド(polyimide)及びその等価物の中から選択されたいずれか1つに形成できるが、ここでその材質が限定されるものではない。
上記第1セパレータ1306は、側方に隣り合う上記第2電極1304と第2電極1304との間(即ち、上記発光層1303と発光層1303との間)に形成され、上記第2電極1304を物理的に分離させる役割を有する。このような第1セパレータ1306は、厚さが上記発光層1303の厚さより厚く形成されることによって、相隣接する上記第2電極1304と第2電極1304が確実に物理的に分離されるようにできる。尚、このような第1セパレータ1306は、上辺が下辺より長い台形状に形成できるが、このような形態にセパレータの形状が限定されるものではない。すなわち、上記第1セパレータ1306は、下辺が上辺より長い台形状または四角柱状であることもできる。尚、このような第1セパレータ1306は、フォトレジストの露光及び現像工程によって形成できるが、このような材質及び製造方法で本発明が限定されるものではない。
上記第2セパレータ1307は、表示領域132の外周縁に形成される。すなわち、上記第2セパレータ1307は、発光層1303の外周縁にそれぞれ形成される。このような第2セパレータ1307は、上記第1セパレータ1306の幅より大きい幅に形成される。実質的にこのような第2セパレータ1307によって非表示領域131が定義される。すなわち、上記発光層1303及び第1セパレータ1306が位置する領域が表示領域132として定義され、上記第2セパレータ1307が位置する領域が非表示領域131として定義される。一方、上記第1セパレータ1306及び第2セパレータ1307の上面にも他の第2電極1304aがさらに形成できるが、このような第2電極1304aで本発明が限定されるものではない。
一方、上記表示領域132及び非表示領域131をなす第1セパレータ1306及び第2セパレータ1307上には透明基板である第2基板1308がさらに形成される。このような第2基板1308は、実質的に上記第1セパレータ1306及び第2セパレータ1307に接触するかまたは接触しないこともある。勿論、このような第2基板1308は、外部の湿気及びほこり等が上記発光層1303に到達されないようにする。このような第2基板1308を封止基板と呼ぶこともある。
上記第2基板1308の上部に開口142及びキー143を有する回路基板140が配置される。実質的に上記回路基板140の開口142は、上記表示パネル130に形成された表示領域132の大きさとほぼ同一である。また、上記回路基板140の上部に透明ウィンドウ152及び加圧部153を有するパッド150が位置される。実質的に上記パッド150の透明ウィンドウ152は、上記回路基板140の開口142の大きさとほぼ同一である。尚、上記パッド150の上部にウィンドウ162を有するカバー160が配置される。実質的に上記カバー160のウィンドウ162は、上記パッド150の透明ウィンドウ152と加圧部153とを結合させた大きさとほぼ同一である。つまり、上記パッド150に形成された加圧部153は上記カバー160のウィンドウ162を通じて外部に露出される。尚、上記開口142、上記透明ウィンドウ152及び上記ウィンドウ162のうち少なくともいずれか1つは表示領域132を外部環境から積極的に保護するために透明樹脂、透明ガラス及びその等価物の中から選択されたいずれか1つによって閉塞される。勿論、閉塞されないこともある。
上述したように、本発明では表示パネル130が非表示領域131と表示領域132に区分され、上記回路基板140に形成されたキー143は上記表示パネル130のうち非表示領域131に対応する領域に位置する。実質的に上記回路基板140のキー143は、上記第2セパレータ1307に対応する領域に形成される。このような第2セパレータ1307は、上述したように表示領域132に形成された発光層1303の厚さより厚く、また表示領域132に形成された第1セパレータ1306の幅より広く形成されている。よって、使用者がパッド150の加圧部153を押して上記キー143が圧力を受けるとしても、上記第2基板1308及びその下部の第2セパレータ1307がその圧力を充分に吸収、緩衝及び支持するようになる。よって、使用者のキー操作にもかかわらず、上記表示領域132の損傷や表示品質低下現象は発生しない。
図面において、未説明符号134は表示パネル130をなす第1基板1301の下に位置するベゼルであり、未説明符号120はベゼル134の下に位置するメイン回路基板であり、未説明符号110はメイン回路基板120の下に位置するケースである。このような構成要素については上述したので、これ以上の説明は省略する。
図5には、本発明による多機能キーパッド用表示装置のうち表示パネルに形成された非表示領域及び表示領域が平面図として示されている。
図5に示すように、本発明では表示パネル130がいぞれも表示しない非表示領域131と、文字、数字、特殊文字、停止映像または動画を表示する表示領域132からなることができる。勿論、上記表示領域132は行と列を有してマトリクス状に形成される。実質的に、上記表示領域132には複数の画素132aが形成され、上記非表示領域131には画素が形成されない。
このような構造によって本発明は表示パネル130のサイズが比較的大きくなっても電極抵抗と発光層のキャパシタンスがそれほどに大きく増加しなくなる。
一例として、上記表示パネル130の全体広さが20cm(例えば、4cm×5cm)であり、このうち1つの表示領域132の広さが1cmであり、その個数が12個であれば、全体表示領域132の広さは12cmになる。したがって、20cmの広さを有する全体表示パネル130で電力が消費されるものではなく、実質的に12cmの表示領域132で電力が消費されるものである。すなわち、消費電力面では、ほぼ20cmの表示パネル130ではなくほぼ12cmの表示パネル130とみることができる。
一方、図5で楕円形に表示した部分は、回路基板140のうちキー143に対応する領域を示したものである。すなわち、使用者による圧力が加えられる回路基板140のキー143は表示パネル130のうち表示領域132ではない非表示領域131に対応する領域である。つまり、上記表示パネル130のうち上記回路基板140のキー143に対応する領域は画素が形成されない領域である。
図6には、本発明による多機能キーパッド用表示装置のうちキー及びその周辺構造が拡大断面図として示されている。
図6に示すように、表示パネル130のうち非表示領域131に対応する領域に配置されたキー143は、例えば、ドームスイッチ及びその等価物の中から選択されたいずれか1つであることができるが、ここでそのキー143の種類が限定されるものではない。すなわち、図6に示されたキー143は本発明の理解のための一例であり、このようなキー143に本発明が限定されるものではない。上記キー143は、回路基板140に形成された少なくとも1つの導電パターン143aと、上記導電パターン143aに接触及び分離可能な弾性部材143bからなることができる。勿論、上記弾性部材143bは、導電体であるかまたは内側表面に導電層が形成された形態であることができる。また、図6では上記回路基板140のうち上記キー143が形成された領域に凹溝144が形成されたもので示されているが、このような凹溝144で本発明が限定されるものではない。すなわち、上記凹溝144は必要に応じて形成されないこともある。
一方、上記回路基板140の上部に位置するパッド150は、多層構造であることができる。同じく、図面に示されたパッド150は本発明の理解のための一例であり、このような図面によって本発明が限定されるものではない。上記パッド150は、最下端に形成されて上記回路基板140またはキー143と接触する絶縁層155と、上記絶縁層155の上部に形成された薄い金属層156と、上記金属層156の上部において上記キー143に対応する領域に形成された加圧部153からなることができる。上記絶縁層155は、パッド150が上記回路基板140及びキー143の上部に安定的に密着されるようにし、上記金属層156は上記パッド150の剛性を確保し、上記加圧部153は使用者による加圧力を上記キー143に伝達する役割を有する。上記加圧部153は、通常の樹脂、金属及びその等価物の中から選択されたいずれか1つによって形成できるが、ここでその材質が限定されるものではない。尚、上記加圧部153は上部に所定厚さで突出されていることによって、使用者によって容易に加圧できるようになっている。尚、上記パッド150の上部には、カバー160が搭載され、上記カバー160に形成されたウィンドウ162を介して上記パッド150の加圧部153が上部に露出される。ここで、上記加圧部153は上記パッド150の外側に突出されるか、または突出されないように厚さが制御される。
図7には、本発明による多機能キーパッド用表示装置のうち表示パネルの電気的構成が概略ブロック図で示されている。
図7に示すように、表示パネル130は非表示領域131と複数の表示領域132からなり、上記表示領域132には複数の画素132aが形成される。尚、上記表示領域132には第1電極1302及び第2電極1304が形成される。また、上記第1電極1302には、例えば、上記表示領域132にデータ信号を印加するデータドライバー1309が電気的に連結され、上記第2電極1304には、例えば、上記表示領域132にスキャン信号を印加するスキャンドライバー1310が電気的に連結される。勿論、上記データドライバー1309は、ソースドライバー(source driver)またはカラムドライバー(colum driver)と呼ぶこともでき、上記スキャンドライバー1310はゲートドライバー(gate driver)またはロードライバー(row driver)と呼ぶこともできる。
上記のように、本発明は表示パネル130の全体に画素を形成しない。すなわち、選択された表示領域132のみに画素を形成するようになる。よって、表示パネル130の全体に表示領域132または画素を形成する場合より電力消耗量が少なく、また生産収率が向上される。勿論、これによって製造費用も減少する。
図面において、楕円形の点線は回路基板140に形成されたキー143が対応する領域である。図示されたようにキー143は、表示パネル130のうち非表示領域131に対応されるために、キー143の操作時における表示領域132の損傷または表示品質の低下現象を防止することができるようになる。
図8には、本発明の他の実施形態による多機能キーパッド用表示装置が概略断面図として示されている。
ここで、上記図8に示された多機能キーパッド用表示装置200は、実際の大きさ、厚さ及び長さに比例せず、本発明の理解のために誇張または単純化(キャパシタを含むが、省略される)して示されている。一例として、図8には3つのトランジスタ2302、3つの第1電極2304、3つの発光層2305及び1つの第2電極2306が示されているが、実際にはこれより非常に多い個数または少ない個数に形成される。また、図8に示された回路基板140のキー143の長さは、第1電極2304または発光層2305の長さと類似して示されているが、実際にはこれより非常に大きいかまたは小さいことがある。尚、上記図8に示された表示パネル230は、能動マトリクス有機電界発光表示装置(Active Matrix Organic Light Emitting Display)であることができるが、このような装置で本発明が限定されるものではない。
先ず、図8に示すように表示パネル230は、第1基板2301と、上記第1基板2301の上部に形成されたトランジスタ2302と、上記トランジスタ2302の上部に形成された絶縁層2303と、上記トランジスタ2302に電気的に連結された第1電極2304と、上記第1電極2304の上部に形成された発光層2305と、上記発光層2305の上部に形成された第2電極2306と、 各画素を定義する第1画素定義層2307と、上記第1画素定義層2307の外郭に形成された第2画素定義層2308とを含む。
ここで、上記3つの第1電極2304、3つの発光層2305、1つの第2電極2306及び3つの画素定義層2307が形成された領域を表示領域132として定義することができ、上記発光層2305がなくて第2画素定義層2308のみ形成された領域を非表示領域131として定義することができる。
上記第1基板2301は、ガラス、プラスチック樹脂、ナノ複合体、金属及びその等価物の中から選択されたいずれか1つであることができるが、ここでその材質が限定されるものではない。
上記トランジスタ2302は、上記第1基板2301の上に酸化シリコン層、窒化シリコン層または酸化窒化シリコン層が形成された後にその上に形成されるか、または上記第1基板2301上に直接に形成される。このようなトランジスタ2302は、実質的に薄膜トランジスタであることができ、両側にあるソース/ドレイン領域2302a及びその間にあるチャネル領域2302bを有することができる。勿論、上記トランジスタ2302の表面には、ゲート絶縁膜2302cが形成され、上記チャネル領域2302bに対応する領域にゲート電極2302dが形成される。また、上記ゲート電極2302dを覆って誘電体層2302eが形成され、上記誘電体層2302eの上部に、上記ソース/ドレイン領域2302aと電気的に連結されるソース/ドレイン電極2302fがそれぞれ形成される。ここで、上記トランジスタ2302は、既存のすべての薄膜トランジスタの構造、例えば、インバーテッド・コープレーナ構造(inverted coplanar structure)、ジグザグ型であるスタガード構造(staggered structure)、逆転ジグザグ型であるインバーテッド・スタガード構造(inverted staggered structure)及びその等価構造の中から選択された少なくともいずれか一つが可能であり、本発明で上記アクティブ層2302の構造が限定されるものではない。
上記絶縁層2303は、上記トランジスタ2302の表面に形成される。このような絶縁層2303は、外部から上記トランジスタ2302に水分が浸透されないようにする同時に、表面を平坦化する役割を有する。このような絶縁層2303は、有機層、無機層及びその等価物の中から選択されたいずれか1つまたは混合物であることができるが、ここでその材質が限定されるものではない。
上記第1電極2304は、上記絶縁層2303に形成され、これは上記トランジスタ2302のうちソース/ドレイン電極2302fと電気的に連結される。このような第1電極2304は、ITO、ITO/Ag、ITO/Ag/ITO、ITO/Ag/IZO及びその等価物の中から選択された少なくともいずれか1つに形成できるが、本発明で上記第1電極2304の材質が限定されるものではない。このような第1電極2304について上述したので、これ以上の説明は省略する。
上記発光層2305は、上記第1電極2304の上部に形成される。このような発光層2305は、実質的に正孔輸送層、有機発光層及び電子輸送層からなる。このような発光層2305についても上述したので、これ以上の説明は省略する。
上記第2電極2306は、上記発光層2305の上部に形成される。このような第2電極2306は、Al、LiF、MgAg合金、MgCa合金及びその等価物の中から選択されたいずれか1つであることができるが、本発明で上記第2電極2306の材質が限定されるものではない。このような第2電極2306についても上述したので、これ以上の説明は省略する。
上記第1画素定義層2307は、側方に隣り合う上記発光層2305と発光層2305との間に形成され、上記発光層2305が物理的及び電気的にアイソレーションされるようにする役割を有する。このような第1画素定義層2307は、厚さが上記発光層2305の厚さより厚く形成されることによって、上記発光層2305と発光層2305が確実に物理的及び電気的に分離されるようにする。尚、このような第1画素定義層2307は、上辺が下辺より短い台形状に形成できるが、このような形態に本発明が限定されるものではない。尚、このような第1画素定義層2307は、ポリイミドの露光及び現象工程によって形成できるが、ここでその材質及び製造方法が限定されるものではない。
上記第2画素定義層2308は、表示領域132をなす発光層2305の外周縁に形成される。このような第2画素定義層2308は、上記第1画素定義層2307の幅より大きな幅に形成される。実質的に、このような第2画素定義層2308によって非表示領域131が定義される。すなわち、上記第1電極2304、発光層2305及び第1画素定義層2307が表示領域132として定義され、上記第2画素定義層2308が非表示領域131として定義される。一方、上記第1画素定義層2307及び第2画素定義層2308の上面にも共通の第2電極2306が形成できるが、このような構造に本発明が限定されるものではない。
一方、上記非表示領域131及び表示領域132をなす第1画素定義層2307及び第2画素定義層2308の上部には透明基板である第2基板2309が形成される。このような第2基板2309は、実質的に上記第1画素定義層2307及び第2画素定義層2308に接触するかまたは接触しないこともある。勿論、このような第2基板2309は、外部の湿気及びほこり等が上記発光層2305に到達されないようにする役割を有する。
ここで、上記第2基板2309の上部に開口142及びキー143を有する回路基板140が配置され、上記回路基板140の上部に透明ウィンドウ152及び加圧部153を有するパッド150が配置され、上記パッド150の上部にカバー160が配置される。このような構造は、上述した構造と同一であるため、より詳しい説明は省略する。
また、上述したように、本発明では表示パネル230が非表示領域131と表示領域132に区分され、上記回路基板140に形成されたキー143は上記表示パネル230のうち非表示領域131に対応する位置に配置される。実質的に上記回路基板140のキー143は上記第2画素定義層2308に対応する領域に形成される。このような第2画素定義層2308は、上述したように表示領域132に形成された発光層2305の厚さより厚く形成され、また表示領域132に形成された第1画素定義層2307の幅より広く形成されている。よって、使用者がパッド150の加圧部153を押して上記キー143が圧力を受けるとしても、上記第2基板2309及びその下部の第2画素定義層2308がその圧力を吸収、緩衝及び支持するようになる。よって、使用者が上記キー143を過度に加圧するとしても、上記表示領域132が損傷されたり表示品質が低下されたりしない。
図面において、未説明符号134は、表示パネル230をなす第1基板2301の下に位置するベゼルであり、未説明符号120はベゼル134の下に位置するメイン回路基板であり、未説明符号110はメイン回路基板120の下に位置するケースである。
図9には、本発明の他の実施形態による多機能キーパッド用表示装置の概略断面図が示されている。
ここで、上記図9に示された多機能キーパッド用表示装置300は、実際の大きさ、厚さ及び長さに比例せず、本発明の理解のために誇張または単純化(キャパシタを含むが、省略される)されている。一例として、図9には3つのトランジスタ3302、3つの第1電極3303、3つの液晶3304、1つの第2電極3305が示されているが、実際にはこれより非常に多い個数または少ない個数に形成される。また、図9に示された回路基板140のキー143の幅は、1つのカラーフィルター3306の幅と類似して示されているが、実際にはこれより非常に大きいかまたは小さいことがある。尚、上記図9に示された表示パネル330は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display)であることができるが、このような装置に本発明が限定されるものではない。
先ず、図9に示すように、表示パネル330は第1基板3301と、上記第1基板3301に形成されたトランジスタ3302と、上記トランジスタ3302に電気的に連結された第1電極3303と、上記第1電極3303上に形成された液晶3304と、上記液晶3304上に形成された第2電極3305と、上記第2電極3305上に位置するカラーフィルター3306と、各画素を定義する第1スペーサ3307と、上記第1スペーサ3307の外郭に形成された第2スペーサ3308とを含む。ここで、上記3つのトランジスタ3302、3つの第1電極3303、3つの液晶3304、1つの第2電極3305、3つのカラーフィルター3306及び3つの第1スペーサ3307が形成された領域を表示領域132として定義することができ、上記第2スペーサ3308が形成された領域を非表示領域131として定義することができる。
上記第1基板3301は、ガラス、プラスチック樹脂、ナノ複合体、金属及びその等価物の中から選択されたいずれか1つであることができるが、ここでその材質が限定されるものではない。
上記トランジスタ3302は、上記第1基板3301上に酸化シリコン層、窒化シリコン層または酸化窒化シリコン層が形成された後にその上に形成されるかまたは上記第1基板3301上に直接に形成される。一例として、第1基板3301の表面にゲート電極3302aが形成され、その表面にはゲート絶縁膜3302bが形成される。上記ゲート絶縁膜3302b上には、両側配置のソース/ドレイン領域3302c及びその間のチャネル領域3302dが形成される。また、上記ソース/ドレイン領域3302c及びチャネル領域3302dの表面には絶縁層3302eが形成される。また、上記絶縁層3302e上には、ソース/ドレイン電極3302fが上記ソース/ドレイン領域3302cに電気的に連結される。このような構造のトランジスタ3302は、実質的に薄膜トランジスタであることができ、その構造は非常に様々に存在し、ここでそのトランジスタ3302の構造が限定されるものではない。
上記第1電極3303は、上記トランジスタ3302のソース/ドレイン電極3302fに電気的に連結される。このような第1電極3303は、ITO、ITO/Ag、ITO/Ag/ITO、ITO/Ag/IZO及びその等価物の中から選択された少なくともいずれか1つによって形成できるが、本発明で上記第1電極3303の材質が限定されるものではない。このような第1電極3303については上述したので、これ以上の説明は省略する。
上記液晶3304は、上記第1電極3303上に形成される。このような液晶3304は、周知のように上記第1電極3303と第2電極3305との間に形成される電場の強度によって結晶方向が変わることで、バックライト(back light)からの光透過率を変化させる役割を有する。
上記第2電極3305は、上記第1電極3303に対向する上部領域に形成される。このような第2電極3305は、実質的にすべての画素で共通に連結されており、これはITO、ITO/Ag、ITO/Ag/ITO、ITO/Ag/IZO及びその等価物の中から選択された少なくともいずれか1つによって形成できるが、本発明で上記第2電極3305の材質が限定されるものではない。このような第2電極3305については上述したので、これ以上の説明は省略する。
上記カラーフィルター3306は、上記第2電極3305上に形成される。このようなカラーフィルター3306は、バックライトからの光によって外部に赤色、緑色または青色の光が透過されるようにする役割を有する。勿論、このようなカラーフィルター3306には赤色、緑色及び青色別に区分できるようにブラックマトリクス3305aが形成される。
上記第1スペーサ3307は、第1基板3301と第2基板1308との間に位置され、上記第1基板3301と第2基板1308が適切な距離を維持するようにする役割を有する。
上記第2スペーサ3308は、上記第1スペーサ3307の最外郭に形成される。このような第2スペーサ3308は、幅が上記第1スペーサ3307の幅より大きく形成される。すなわち、上記複数の第1スペーサ3307がなす領域は表示領域132になり、上記第2スペーサ3308がなす領域は非表示領域131になることができる。
一方、上記表示領域132及び非表示領域131をなす第1スペーサ3307 及び第2スペーサ3308の上部には透明基板である第2基板3309が形成される。このような第2基板3309は、実質的に上記第1スペーサ3307及び第2スペーサ3308に接触するかまたは接触しないこともある。勿論、このような第2基板3309は、外部の湿気及びほこり等が上記液晶3304などに到達されないようにする役割を有する。
ここで、上記第2基板3309上に開口142及びキー143を有する回路基板140が配置され、上記回路基板140上に透明ウィンドウ152及び加圧部153を有するパッド150が配置され、上記パッド150上にカバー160が設置される。
また、上述のように本発明では、表示パネル330が非表示領域131と表示領域132に区分され、上記回路基板140に形成されたキー143は上記表示パネル330のうち非表示領域131に対応する位置に配置される。実質的に上記回路基板140のキー143は上記第2スペーサ3308上に形成される。このような第2スペーサ3308は、上述したように表示領域132に形成された第1スペーサ3307の幅より広く形成されている。よって、使用者がパッド150の加圧部153を押して上記キー143が加圧されても、上記第2基板3309及びその下部の第2スペーサ3308がその圧力を吸収、緩衝及び支持するようになる。よって、使用者が上記キー143を過度に加圧しても、上記表示領域132が損傷されたり、表示品質が低下されたりしない。
図面おいて、未説明符号3310は表示パネル330をなす第1基板3301の下に位置するバックライトであり、未説明符号134はバックライト3310の下に位置するベゼルであり、未説明符号120はベゼル134の下に位置するメイン回路基板であり、未説明符号110はメイン回路基板120の下に位置するケースである。
図10a及び図10bには、本発明による多機能キーパッド用表示装置を有する電子機器401、402の例が斜視図としてそれぞれ示されている。
図10a及び図10bに示すように、本発明による多機能キーパッド用表示装置100(勿論、多機能キーパッド用表示装置200、300も可能)は、メイン表示パネル403を有する電子機器401、402に適用される。
より詳しくは、図10aに示すように電子機器401は、折り畳み型携帯電話機であることができる。このような電子機器401は、メイン表示パネル403の以外にも多機能キーパッド用表示装置に表示パネル130が備えられていることにより、全部で2つの表示パネルを有する。また、図10bに示すように、電子機器402はスライド型携帯電話機であることができる。このような電子機器402もメイン表示パネル403以外にも多機能キーパッド用表示装置に表示パネル130がさらに備えられている。したがって全部で2つの表示パネルを有する。
その他にも本発明による多機能キーパッド用表示装置100は、MP3プレーヤー、カーオディオ、オートコンソール、PDA、その他の産業用ディスプレーなどの様々な分野に適用でき、本発明で上記多機能キーパッド用表示装置100が適用される電子機器401、402の種類が限定されるものではない。
以上、上述したものは本発明による多機能キーパッド用表示装置及びこれを有する電子機器を実施するための一実施例に過ぎず、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、特許請求範囲から請求する本発明の基本概念に基づき、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、様々な実施変形が可能であり、そのような変形は本発明の特許請求範囲に属するものである。
本発明の一実施形態による多機能キーパッド用表示装置を示した組立外観の斜視図である。 本発明の一実施形態による多機能キーパッド用表示装置の分解斜視図である。 本発明による多機能キーパッド用表示装置のうちメイン回路基板上に表示パネルが搭載された状態を示した平面図である。 本発明による多機能キーパッド用表示装置のうちメイン回路基板に表示パネル及び回路基板が順次に搭載された状態を示した平面図である。 図1の4a−4a線の概略断面図である。 図1の4b−4b線の概略断面図である。 本発明による多機能キーパッド用表示装置のうち表示パネルに形成された表示領域及び非表示領域を示した概略平面図である。 本発明による多機能キーパッド用表示装置のうちキー及びその周辺構造を拡大して示した断面図である。 本発明による多機能キーパッド用表示装置のうち表示パネルの電気的構成を示した概路図である。 本発明の他の実施形態による多機能キーパッド用表示装置を示した概略断面図である。 本発明の更に他の実施形態による多機能キーパッド用表示装置を示した概略断面図である。 本発明による多機能キーパッド用表示装置を有する電子機器の一例を示した概略斜視図である。 本発明による多機能キーパッド用表示装置を有する電子機器の他の一例を示した概略斜視図である。
符号の説明
100、200、300…多機能キーパッド用表示装置
110…ケース
111…底面
112…側壁
120…メイン回路基板
121…基板胴体
122…能動素子
123…受動素子
124…第1軟性印刷回路
125…コネクター
130…表示パネル
131…非表示領域
132…表示領域
33…第2軟性印刷回路
134…ベゼル
1301…第1基板
1302…第1電極
1303…発光層
1304…第2電極
1305…絶縁層
1306…第1セパレータ
1307…第2セパレータ
1308…第2基板
1309…データドライバー
1310…スキャンドライバー
140…回路基板
141…基板胴体
142…開口
143、144…キー
143a…導電パターン
143b…弾性部材
144…凹溝
150…パッド
151…パッド胴体
152…透明ウィンドウ
153、154…加圧部
155…絶縁層
156…金属層
160…カバー
161…カバー胴体
162、163…ウィンドウ
401、402…多機能キーパッド用表示装置を有する電子機器
403…メイン表示パネル

Claims (23)

  1. 複数の表示領域が非表示領域を境界にしてマトリクス状に配列された表示パネルと、
    前記表示パネル上に設けられ、前記表示領域に対応する領域に開口が形成され、前記開口の外周縁として前記非表示領域に対応する領域にキーが形成された回路基板と、
    前記回路基板上に設けられ、前記開口に対応する領域に透明ウィンドウが形成され、前記透明ウィンドウの外周縁として前記キーに対応する領域に加圧部が形成されたパッドと、
    を含んでなることを特徴とする多機能キーパッド用表示装置。
  2. 前記表示パネルは、前記表示領域のみに画素が形成されることを特徴とする請求項1に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  3. 前記表示パネルは、前記表示領域にデータ信号を印加するように電気的に連結されたデータドライバーと、前記表示領域に走査信号を印加するように電気的に連結された走査ドライバーとを含んでなることを特徴とする請求項1に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  4. 前記表示パネルは、前記表示領域のみに画素が形成された受動マトリクス有機電界発光表示パネルであることを特徴とする請求項1に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  5. 前記表示パネルのうち前記表示領域には、画素が形成されるように発光層を中心に第1電極及び第2電極が交差され、前記表示パネルのうち前記非表示領域には画素が形成されないように発光層なしに第1電極及び第2電極が交差されることを特徴とする請求項1に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  6. 前記表示領域には、前記第2電極を中心に両側に前記発光層の厚さより厚い第1セパレータが形成され、前記非表示領域には前記第1セパレータの幅より広い第2セパレータが形成される同時に、前記第2セパレータに対応する領域に前記回路基板のキーが配置されることを特徴とする請求項5に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  7. 前記第1セパレータ及び前記第2セパレータの上部には、透明基板が設けられ、前記第2セパレータに対応する前記透明基板の上部に前記回路基板のキーが配置されることを特徴とする請求項6に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  8. 前記表示パネルは、前記表示領域のみに画素が形成された能動マトリクス有機電界発光表示パネルであることを特徴とする請求項1に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  9. 前記表示パネルのうち前記表示領域には、画素が形成されるように発光層を中心にトランジスタが連結された第1電極及び第2電極が備えられ、前記表示パネルのうち前記非表示領域には画素が形成されないように発光層及びトランジスタなしに第1電極及び第2電極が備えられることを特徴とする請求項1に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  10. 前記表示領域には、前記第1電極を中心に両側に前記発光層の厚さより厚い第1画素定義層が形成され、前記非表示領域には前記第1画素定義層の幅より広い第2画素定義層が形成される同時に、前記第2画素定義層に対応する領域に前記回路基板のキーが位置されることを特徴とする請求項9に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  11. 前記第1画素定義層及び前記第2画素定義層の上部には、透明基板が設けられ、前記第2画素定義層に対応する前記透明基板の上部に前記回路基板のキーが配置されることを特徴とする請求項10に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  12. 前記表示パネルは、表示領域のみに画素が形成された液晶表示パネルであることを特徴とする請求項1に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  13. 前記表示パネルのうち前記表示領域には、画素が形成されるように液晶を中心に第1電極及び第2電極が備えられ、前記第2電極上にカラーフィルターが設けられ、前記表示パネルのうち前記非表示領域には画素が形成されないように液晶及びカラーフィルターなしに第1電極及び第2電極が備えられることを特徴とする請求項1に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  14. 前記表示領域には、前記液晶を中心に両側に第1スペーサが形成され、前記非表示領域には前記第1スペーサの幅より広い第2スペーサが形成される同時に、前記第2スペーサに対応する領域に前記回路基板のキーが配置されることを特徴とする請求項13に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  15. 前記第1スペーサ及び前記第2スペーサの上部には、透明基板が設けられ、前記第2スペーサに対応する前記透明基板の上部に前記回路基板のキーが配置されることを特徴とする請求項14に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  16. 前記回路基板に形成されたキーは、ドームスイッチであることを特徴とする請求項1に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  17. 前記キーは、前記表示パネルの非表示領域に対応する領域に形成された導電パターンと、前記導電パターンに接触及び分離が可能な弾性部材からなることを特徴とする請求項1に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  18. 前記パッドは、絶縁層と、前記絶縁層上に形成された金属層と、前記金属層上に前記キーに対応する領域に形成された加圧部に形成されることを特徴とする請求項1に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  19. 前記加圧部は、上部に突出して形成されることを特徴とする請求項18に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  20. 前記表示パネルの下部には、メイン回路基板が設けられて前記表示パネル及び前記回路基板に電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  21. 前記パッドの上部には、前記パッドが固定されるようにするカバーが搭載されることを特徴とする請求項1に記載の多機能キーパッド用表示装置。
  22. 請求項1に記載の多機能キーパッド用表示装置を含んでなることを特徴とする電子機器。
  23. 前記パッド用表示装置には、メイン表示パネルが電気的及び機械的に連結されることを特徴とする請求項22に記載の電子機器。
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