JP2003194019A - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP2003194019A
JP2003194019A JP2001400508A JP2001400508A JP2003194019A JP 2003194019 A JP2003194019 A JP 2003194019A JP 2001400508 A JP2001400508 A JP 2001400508A JP 2001400508 A JP2001400508 A JP 2001400508A JP 2003194019 A JP2003194019 A JP 2003194019A
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JP
Japan
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shell
oil
shaft
thin
walled cylindrical
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Application number
JP2001400508A
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English (en)
Inventor
Toshio Mochizuki
俊夫 望月
Hiroyuki Kimura
裕之 木村
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Kuroda Precision Industries Ltd
Original Assignee
Kuroda Precision Industries Ltd
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Publication date
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  • Clamps And Clips (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄肉円筒部材の膨張量を大きくすることが可
能なクランプ装置を得る。 【解決手段】 軸部3cの周囲の凹部にシェル4が周設
され、シェル4は両端部をろう付け等の接合手段により
軸部3cに一体的に密着され、軸部3cの凹部との間隙
に油溜室8が設けられ、油OILが加圧可能に充填され
ている。シェル4の断面は円周方向に波形形状とされ、
この波形形状が長手方向に延在され、シェル4は波形パ
イプとして、半径方向に変形可能とされているので、油
溜室8の油OILを加圧すると、シェル4の波形形状が
拡張して外側に膨らみ、被取付体をチャックすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械加工、測定具
として被加工物や工具をクランプするための油圧等非圧
縮性流体やゲル状物質を用いたクランプ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧クランプ装置は、被加工物の
クランプや加工工具をクランプするために多用されてお
り、内径で保持する装置をチャツク、外径で保持する装
置をマンドレルというように使い分けている。このクラ
ンプ装置では、一般に均一な肉厚を有する薄肉円筒部で
あるシェルに、装置本体の軸外径或いは軸内径との間に
形成した円筒状油溜室内に封入された水、ジェル状物質
を含む油等非圧縮性材料に圧力を加えて、シェルを半径
方向の内側又は外側に弾性変形させることにより、被加
工物や加工工具を高精度にクランプしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、薄肉円筒部を
拡張変形させる場合に、円筒部の弾性変形による変形量
はシェルの材料によって撓み量が決まり、通常では直径
の0.3%程度が限度とされている。このため、1つの
クランプ装置本体を使用して直径が異なる被加工物や加
工工具をクランプしようとする場合には、割コレットと
称する軸方向に切り割りを形成した割りカラーを介在さ
せて、被加工物や加工工具をクランプさせている。
【0004】しかし、クランプしようとする被加工物や
加工工具、特に被加工物の場合には製作公差が大きい場
合があり、その場合には隙間が大き過ぎ、割りカラーを
用いてシェルを一杯に拡張しても、クランプが不能で使
用できない可能性が高い。
【0005】このようなことから、弾性変形による膨張
量或いは収縮量よりも大きな径方向変形が可能な油圧ク
ランプ装置が実現できれば、割りカラーを用いずに或い
は割りカラーの数を減らして、より広い範囲のチャッキ
ングを少ない部品構成で達成可能であることから、種々
の検討がなされている。
【0006】本発明の目的は、上述の課題を解決し、薄
肉円筒部材の膨張量を大きくすることが可能なクランプ
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るクランプ装置は、金属製薄肉円筒部に接
して封入した非圧縮性流体を押圧することにより前記薄
肉円筒部を外径側又は内径側に変形して、被取付体の内
径又は外径を保持するクランプ装置において、前記薄肉
円筒部材は横断面を波形形状とし該波形形状を長手方向
に延在した波形パイプとし、前記変形は前記波形パイプ
の半径方向に対して行うことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図1はクランプ装置の縦断面図で
あり、クランプ装置であるマンドレル本体1は、基部本
体2に軸部本体3が接続され、軸部本体3の外周に金属
製薄肉円筒部から成るシェル4が取り付けられている。
基部本体2では、長手方向に伸びる外径部2aにフラン
ジ2bが一体化され、これらの外径部2a、フランジ部
2bの長手方向の中心部に貫通孔2cが形成されてい
る。この貫通孔2c内の端部側には作動ねじ5が螺合さ
れ、この作動ねじ5にはスパナ用孔5aが設けられてい
る。貫通孔2cの作動ねじ5の奥部には、更にピストン
ロッド6とピストン7が摺動自在に挿入されている。
【0009】軸部本体3では、基部本体2のフランジ2
bの側端面に当接するフランジ3a、基部本体2のフラ
ンジ2b内に嵌合する小軸部3b、フランジ3aの反対
側に伸びる軸部3cが一体化されている。軸部3cの外
周には、シェル4がろう付け等の固着手段により固定さ
れており、このシェル4の中程に位置する軸部3cの外
周の径は小さくされて円筒状空間が形成され、この円筒
状空間はシェル4との間の油溜室8とされている。
【0010】また、軸部本体3の長手方向中心には、小
軸部3b側から貫通孔2cと連通する通路3dが長手方
向に形成され、油溜室8の両端部分で、この油溜室8内
に孔3e、3fを介して通孔されている。フランジ3a
には通路3dと連通する油供給用孔3gが設けられ、フ
ランジ3aの外周に位置する端部はシールねじ9により
密封され、貫通孔2c、通路3d、円筒状油溜室8には
油OILが封入されている。
【0011】マンドレル本体1のフランジ2b、3aは
2個のボルト10により強固に一体化され、また軸部本
体3の小軸部3bの外径にはOリング11が装着され
て、基部本体2と軸部本体3間の密封がなされている。
【0012】図2はシェル4の図1のA−A線に沿った
拡大横断図を示し、シェル4の断面は円周方向に波形形
状とされ、この波形形状が長手方向に延在され、シェル
4は波形パイプとして半径方向に変形可能とされてい
る。この波形パイプから成るシェル4は、軸部本体3の
軸部3cの外周端から挿入され、端部にナット12によ
り押し込まれ、両端部をろう付け等の接合手段により軸
部3cに一体的に固着されている。
【0013】図3、図4は使用状態を示しており、軸部
本体3の軸部3cの根元部分にリング状のストッパ13
が装着され、被加工物Wはストッパ13に突き当たるま
で軸部3cに挿入されている。作動ねじ5のスパナ用穴
5aに六角スパナを装着して回転させ、ピストンロッド
6を介してピストン7を貫通孔2c内に押し込む。この
動作により封入されている油OILを介して油溜室8に
押圧力が加わるため、波形パイプから成るシェル4は波
形断面が拡張されて半径方向の外側に膨張し、被加工物
Wの内径に密着し被加工物Wをクランプすることができ
る。
【0014】図5、図6は第2の実施の形態を示し、図
3と同一の符号は同一の部材を表している。第1の実施
の形態では、シェル4の外周面により直接被加工物Wを
把持する例を示したが、シェル4の周囲に割り14aを
有する割りカラー14が設けられている。
【0015】この割りカラー14の使用により、被加工
物Wへの接触面積を増やして、被加工物Wに与える傷を
少なくし、当たり面の確保が可能となる。
【0016】これらの第1、第2の実施の形態では、外
側に拡張する所謂マンドレル構造について説明したが、
それに限定されることなく、内側に収縮させて使用する
チャック構造にも応用が可能である。
【0017】例えば、図7、図8に示す第3の実施の形
態においては、軸部本体3のフランジ3aにチャック本
体21が接続されており、チャック本体21の内径部と
その内側に配置された波形パイプから成るシェル22に
より油溜室23が形成され、油溜室23内の油OILを
加圧して内径部を縮小して、例えば工具Tの外径を把持
するようになっている。なお、操作手段及び動作につい
ては、先の実施の形態における場合とほぼ同様である。
【0018】各実施の形態におけるシェル4、22の製
作方法としては、機械加工による場合には、例えば合金
鋼などの角型パイプ材をワイヤ放電加工機を利用して製
作することができる。また、材料によっては引き抜き加
工や、押し出し加工などにより製作することができる。
【0019】従来の油圧クランプ装置では、拡張量が少
ないため使用できる被加工物の公差量が7級から8級の
精密加工が要求される前加工が必要であり、使用できる
用途が限定されていたが、本実施の形態のように波形パ
イプから成るシェル4、22を使用して拡張量が増加す
ることで、比較的公差量が大きい成形加工の分野でも使
用可能になり用途の拡大につながる。
【0020】また、被圧縮性流体として、実施の形態の
油以外に水やゲル状物質を用いることもできる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るクラン
プ装置は、薄肉筒状部を波形パイプとしたので、拡張量
又は収縮量が大きくとれ、被取付物を取り付けるに当り
従来よりも使用範囲が拡大される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った拡大横断面図である。
【図3】使用状態の縦断面図である。
【図4】図3のB−B線に沿った横断面図である。
【図5】第2の実施の形態の一部の縦断面図である。
【図6】図5のC−C線に沿った横断面図である。
【図7】第3の実施の形態の縦断面図である。
【図8】図7のD−D線に沿った横断面図である。
【符号の説明】
1 マンドレル本体 2 基部本体 3 軸部本体 4、22 シェル 5 作動ねじ 6 ピストンロッド 7 ピストン 8、23 油溜室 11 Oリング 21 チャック本体
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16B 2/06 F16B 2/06 B Fターム(参考) 3C016 BA05 CA01 CB13 CC00 CE02 3C032 MM02 3J022 DA11 DA14 EA42 EB12 EC17 EC22 ED22 FA01 FB04 FB07 FB12 FB13 FB18 GA04 GA10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製薄肉円筒部に接して封入した非圧
    縮性流体を押圧することにより前記薄肉円筒部を外径側
    又は内径側に変形して、被取付体の内径又は外径を保持
    するクランプ装置において、前記薄肉円筒部材は横断面
    を波形形状とし該波形形状を長手方向に延在した波形パ
    イプとし、前記変形は前記波形パイプの半径方向に対し
    て行うことを特徴とするクランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記薄肉円筒部材と前記被取付体の当接
    面との間に割りカラーを介在させた請求項1に記載のク
    ランプ装置。
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