JP4249640B2 - エネルギー吸収装置およびその製造方法 - Google Patents

エネルギー吸収装置およびその製造方法 Download PDF

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Description

本願発明は、地震などの震動エネルギーを吸収するためのエネルギー吸収装置およびその製造方法に関する。
地震などの振動エネルギーを吸収するためのエネルギー吸収装置としては、従来より、筒状のシリンダ内に進退ロッドを同心状に且つ軸方向に相対移動可能に設け、そのシリンダ内の進退ロッドの周囲に、鉛などの金属からなる振動吸収体を収容配置するとともに、上記進退ロッドの外周面に抵抗突起を設けた構成を有し、上記抵抗突起が振動発生時に上記振動吸収体内を相対移動することによって該振動吸収体が流動的に塑性変形することにより振動エネルギーが吸収されるように構成されたエネルギー吸収装置が知られている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、上記のようなエネルギー吸収装置においては、鉛などの金属からなる振動吸収体を製造する場合に、振動吸収体と進退ロッドあるいはシリンダとの境界部に隙間が存在すると、地震時などにおける振動エネルギーの吸収能力が低下するという問題点がある。
このような隙間を除去する方法としては、鉛などの金属を直接シリンダ内へ、鋳造などの手法によって注入する方法が考えられるが、この方法の場合、鋳造欠陥、凝固収縮などによって新たに隙間が発生する要因を生み出すおそれがある。
さらに、この方法の場合、個々のエネルギー吸収装置毎に鉛などの金属を注入する作業を正確に行う必要があり、生産性の低下やコストの上昇を招くという問題点がある。
そこで、このような問題点を解消するために、シリンダ内に設けられた、円筒部に対する進退ロッドの軸方向相対移動に抗する抵抗力を鉛との関係で進退ロッドに発生させる抵抗力発生部を備え、かつ、シリンダに、進退ロッドの周囲の環状空間と外部とを連通する少なくとも一つの貫通孔を設けるとともに、この貫通孔に、環状空間の鉛の圧縮応力を調整するための調圧栓を設け、鉛をさらにシリンダ内に圧入して隙間を埋めることにより、能力低下を防ぐようにした振動エネルギー吸収装置が提案されている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、この振動エネルギー吸収装置においても、構造が複雑になること、回転治具などによる煩雑な調整作業や高精度の管理が必要となること、鉛などの金属の注入作業が必要となることなどの理由から、製造コストや管理コストの増大を招くという問題点がある。
特開平10−196157号公報 特開2000−220691号公報
本願発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、低コストで、振動エネルギーの吸収能力の高いエネルギー吸収装置、および振動エネルギーの吸収能力の高いエネルギー吸収装置を、複雑な工程を必要とせず、効率よく製造することが可能なエネルギー吸収装置の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願発明(請求項1)のエネルギー吸収装置の製造方法は、
筒状のシリンダ内に進退ロッドを同心状かつ軸方向に相対移動可能に設け、前記シリンダ内の進退ロッドの周囲に、塑性変形可能な金属よりなる振動吸収体を収容配置するとともに、前記進退ロッドの外周面に抵抗突起を設け、抵抗突起が振動発生時に振動吸収体内を相対移動することにより振動吸収体が塑性変形して振動エネルギーを吸収するように構成されたエネルギー吸収装置の製造方法において、
組み合わせることにより前記振動吸収体が形成される複数のブロックを用意する工程と、
前記各ブロックを前記進退ロッドに対して所定の位置に配設することにより、前記振動吸収体を形成する工程と
を具備することを特徴としている。
また、請求項2のエネルギー吸収装置の製造方法は、前記複数のブロックを所定の位置に配設することにより周囲に前記振動吸収体が配設された前記進退ロッドの主要部を前記シリンダ内に収容配置し、前記振動吸収体を加圧することを特徴としている。
また、請求項のエネルギー吸収装置の製造方法は、組み合わせることにより前記振動吸収体が形成される複数のブロックのうち所定のブロックを前記進退ロッドに対して所定の位置に配設した状態で加圧し、さらに、残りの所定のブロックのうち所定のブロックを前記進退ロッドに対して所定の位置に配設した状態で加圧することにより、ブロックの加圧を複数回に分けて行うことを特徴としている。
また、請求項のエネルギー吸収装置の製造方法は、前記ブロックの加圧を複数回に分けて行う場合において、複数の加圧工程のうちの少なくとも1つの加圧工程においては加圧圧力を他の加圧工程における加圧圧力とは異ならせることを特徴としている。
また、請求項のエネルギー吸収装置の製造方法は、周囲に前記振動吸収体が配設された前記進退ロッドを前記シリンダに収容配置し、前記密封治具を介して加圧を行った後、加圧状態が維持された状態のまま前記密封治具を前記シリンダに固定することにより、前記振動吸収体の加圧と前記シリンダの密封を一連の工程で同時に行うことを特徴としている。
また、請求項のエネルギー吸収装置の製造方法は、前記シリンダの内面、前記進退ロッド、および前記ブロックの表面の少なくとも1つに、滑り性を向上させるための滑り性改善剤の付与または滑り性改善物質のコーティングを施しておくことを特徴としている。
また、本願発明(請求項)のエネルギー吸収装置は、
筒状のシリンダ内に進退ロッドを同心状かつ軸方向に相対移動可能に設け、そのシリンダ内の進退ロッドの周囲に、塑性変形可能な金属よりなる振動吸収体を収容配置するとともに、前記進退ロッドの外周面に抵抗突起を設け、抵抗突起が振動発生時に振動吸収体内を相対移動することにより振動吸収体が塑性変形して振動エネルギーを吸収するように構成されたエネルギー吸収装置であって、
前記振動吸収体が複数のブロックから形成されていること
を特徴としている。
また、請求項のエネルギー吸収装置は、前記シリンダの内面、前記進退ロッド、および前記ブロックの表面の少なくとも1つに、滑り性を向上させるための滑り性改善剤の付与または滑り性改善物質のコーティングが施されていることを特徴としている。
本願発明(請求項1)のエネルギー吸収装置の製造方法は、筒状のシリンダ内に進退ロッドを同心状かつ軸方向に相対移動可能に設け、シリンダ内の進退ロッドの周囲に、塑性変形可能な金属よりなる振動吸収体を収容配置するとともに、進退ロッドの外周面に抵抗突起を設け、抵抗突起が振動発生時に振動吸収体内を相対移動することにより振動吸収体が塑性変形して振動エネルギーを吸収するように構成されたエネルギー吸収装置を製造するにあたって、複数のブロックを組み合わせて振動吸収体を形成するようにしているので、複数のブロックを進退ロッドに対して所定の位置に配設することにより、容易に振動吸収体を形成することが可能になり、複雑な製造工程を必要とすることなく、エネルギー吸収装置を効率よく製造することが可能になる。
また、請求項2のエネルギー吸収装置の製造方法のように、複数のブロックを所定の位置に配設することにより周囲に振動吸収体が配設された進退ロッドの主要部をシリンダ内に収容配置し、振動吸収体を加圧することにより、ブロックとブロック、進退ロッドと振動吸収体、およびシリンダと振動吸収体の境界部の隙間を容易かつ確実に除去することが可能になり、十分なエネルギー吸収性能を備えた振動吸収体を形成して、信頼性の高いエネルギー吸収装置を効率よく製造することが可能になる。
なお、振動吸収体を所定の圧力で加圧するにあたっては、振動吸収体を直接的に加圧用の治具で加圧することも可能であり、また、剛性の大きい材料からなる他の1以上の部材を介して間接的に加圧することも可能である。
また、振動吸収体の主要部を構成するブロックを周囲に配設した進退ロッドをシリンダ内に収容配置し、加圧して各部材の境界部を密着させた後、さらに振動吸収体を構成する他のブロックを挿入して加圧するように構成することも可能である。
なお、複数のブロックを所定の位置に配設することにより周囲に振動吸収体が配設された進退ロッドのシリンダへの収容配置を行う工程においては、ブロックとブロック、進退ロッドと振動吸収体、およびシリンダと振動吸収体の境界部に隙間が形成されることを許容するとともに、周囲に振動吸収体が配設された進退ロッドをシリンダに収容配置する工程が終了した後に、振動吸収体をシリンダの解放端部から軸方向に所定の圧力で加圧するようにした場合、ブロックとブロック、進退ロッドと振動吸収体、およびシリンダと振動吸収体の境界部の隙間を除去して各部材を確実に密着させることが可能になり、複雑な製造工程を必要とすることなく、信頼性の高いエネルギー吸収装置を効率よく製造することが可能になる。
なお、振動吸収体をシリンダの解放端部から軸方向に所定の圧力で加圧するにあたっては、振動吸収体を直接的に加圧用の治具で加圧することも可能であり、また、剛性の大きい材料からなる他の1以上の部材を介して間接的に加圧することも可能である。
また、請求項のエネルギー吸収装置の製造方法のように、組み合わせることにより振動吸収体が形成される複数のブロックのうち所定のブロックを進退ロッドに対して所定の位置に配設した状態で加圧し、さらに、残りの所定のブロックのうち所定のブロックを進退ロッドに対して所定の位置に配設した状態で加圧することにより、ブロックの加圧を複数回に分けて行うことにより、さらに確実にブロックとブロック、進退ロッドと振動吸収体、およびシリンダと振動吸収体の境界部に隙間が形成されることを防止して、信頼性の高いエネルギー吸収装置を効率よく製造することができる。
また、請求項のエネルギー吸収装置の製造方法のように、ブロックの加圧を複数回に分けて行う場合において、複数の加圧工程のうちの少なくとも1つの加圧工程においては加圧圧力を他の加圧工程における加圧圧力とは異ならせることにより、さらに確実に、ブロックとブロック、進退ロッドと振動吸収体、およびシリンダと振動吸収体の境界部に隙間が形成されることを防止して、信頼性の高いエネルギー吸収装置を効率よく製造することができる。
また、請求項のエネルギー吸収装置の製造方法のように、周囲に振動吸収体が配設された進退ロッドをシリンダに収容配置し、密封治具を介して加圧を行った後、加圧状態が維持された状態のまま密封治具をシリンダに固定することにより、振動吸収体の加圧とシリンダの密封を一連の工程で同時に効率よく行うことが可能になり、製造工程を簡略化してコストの低減を図ることが可能になる。
また、請求項のエネルギー吸収装置の製造方法のように、シリンダの内面、進退ロッド、およびブロックの表面の少なくとも1つに、滑り性を向上させるための滑り性改善剤の付与または滑り性改善物質のコーティングを施しておくことにより、振動吸収体をさらに効率よく形成することが可能になり、本願発明をさらに実効あらしめることが可能になる。
また、本願発明(請求項)のエネルギー吸収装置は、振動吸収体が複数のブロックから形成されているので、複数のブロックを進退ロッドに対して所定の位置に配設することにより、容易に振動吸収体を形成することができる。したがって、複雑な製造工程を必要とすることなく、効率よく製造することが可能で、コストの低減を図ることが可能になる。
また、請求項のエネルギー吸収装置のように、シリンダの内面、進退ロッド、およびブロックの表面の少なくとも1つに、滑り性を向上させるための滑り性改善剤の付与または滑り性改善物質のコーティングが施された構成とした場合、振動吸収体を構成する各ブロックを組み合わせて所定の位置関係となるように容易かつ確実に配置することが可能になり、ブロック間や、ブロックとシリンダ、ブロックと進退ロッドの間に隙間のない信頼性の高い振動吸収体を形成することが可能になる。したがって、信頼性の高いエネルギー吸収装置を提供することが可能になる。
以下、本願発明の実施例を示して、その特徴とするところを詳しく説明する。
図1は本願発明の一実施例にかかるエネルギー吸収装置を示す図であり、(a)は正面断面図、(b)は(a)のb−b線断面図である。
このエネルギー吸収装置は、図1(a),(b)に示すように、筒状のシリンダ1と、シリンダ1内に、同心状かつ軸方向に相対移動可能に設けられた、外周面に抵抗突起(この実施例1で他の部分よりも直径の大きい大径部)4を備えた進退ロッド2と、進退ロッド2の周囲に配設された、塑性変形可能な金属(この実施例1では軟鉛)よりなる振動吸収体3と、シリンダ1内を密封する硬鉛からなる密封治具5a,5bと、密封治具5a,5bと当接する軸受(当接部材)6a,6bと、軸受6a,6bを介して密封治具5a,5bを進退ロッド2の軸方向内側に押圧した状態で、シリンダ1に螺合、固定される固定治具7a,7bとを具備している。
また、シリンダ1の一端側にはフランジ部1aが設けられ、進退ロッド2の一方の端部にはフランジ部2aが設けられており、このフランジ部1aおよびフランジ部2aがエネルギー吸収装置の取付治具として機能するように構成されている。
そして、この実施例1のエネルギー吸収装置においては、振動吸収体3が図2(a),(b)に示すように、振動吸収体3を軸方向に沿って半割れに分割した形状を有する2個のブロック3a,3bから形成されており、各ブロック3a,3bは、進退ロッド2の抵抗突起4と嵌合する嵌合凹部8を備えている。
すなわち、この実施例1のエネルギー吸収装置においては、図2(a),(b)に示すように、進退ロッド2の抵抗突起4と嵌合する嵌合凹部8を備えた2個の半割れ形状のブロック3a,3bを、進退ロッド2の抵抗突起4が嵌合凹部8にはまり込むような態様で、進退ロッド2の周囲に配設することにより、振動吸収体3が形成されている。
そして、周囲に振動吸収体3が配設された進退ロッド2がシリンダ1の内部に収容配置された状態で振動吸収体3が加圧され、ブロック3a,3b、進退ロッド2と振動吸収体3、およびシリンダ1と振動吸収体3の間の境界部の隙間が除去されて各部材の境界部が密着した状態で、固定治具7a,7bにより、軸受6a,6bを介して密封治具5a,5bがシリンダ1に固定されることにより、振動吸収体3を構成するブロック3a,3b、進退ロッド2と振動吸収体3、およびシリンダ1と振動吸収体3の境界部が密着した状態に保持されている。
次に、このこのエネルギー吸収装置の製造方法について説明する。
(1)図2(a)に示すように、まず、予め作製しておいた、嵌合凹部8を備えた2個の半割れ形状のブロック(軟鉛からなるブロック)3a,3bを、図2(b)に示すように、進退ロッド2の抵抗突起4が嵌合凹部8にはまり込むような態様で、進退ロッド2に嵌合させることにより、進退ロッド2の周囲に振動吸収体3を形成する。
(2)それから、この周囲に振動吸収体3が配設された進退ロッド2の、抵抗突起4を含む主要部をシリンダ1に挿入する。
(3)そして、シリンダ1の両端側から、硬鉛からなる密封治具5a,5bを挿入して振動吸収体3の両端側に配設するとともに、さらにその外側に鋼製の軸受6a,6bを配設する。
(4)それから、単管の外周面にネジ溝17(図3(a),(b))を形成した固定治具7a,7bを、シリンダ1の内周面に形成されたネジ溝18(図3(a),(b))に螺合させ、固定治具7a,7bを所定の治具(図示せず)を用いてシリンダ1にねじ込むことにより、軸受6a,6b、密封治具5a,5bを介して、振動吸収体3を進退ロッド2の軸方向に加圧し、ブロック3a,3b、進退ロッド2と振動吸収体3、およびシリンダ1と振動吸収体3の境界部の隙間を除去して、それぞれの境界部を密着させる。
なお、通常、1.0〜0.1MPa程度の圧力で加圧することにより、ブロック3a,3b、進退ロッド2と振動吸収体3、およびシリンダ1と振動吸収体3の境界部の隙間を除去して、それぞれの境界部を密着させることが可能になる。
これにより、図1(a)に示すような構造を有する本願発明のエネルギー吸収装置が得られる。
この実施例1のエネルギー吸収装置においては、上述のように、2つのブロック3a,3bを組み合わせて振動吸収体3を形成するようにしているので、ブロック3a,3bを、進退ロッド2の抵抗突起4が嵌合凹部8にはまり込むような態様で、進退ロッド2の外周面に嵌合させるだけで、容易に振動吸収体3を形成することができるため、複雑な製造工程を必要とすることなく、図1に示すような構造を有するエネルギー吸収装置を効率よく製造することができる。
また、周囲に振動吸収体3を形成した進退ロッド2をシリンダ1内に収容配置し、シリンダ1の両端側から、密封治具5a,5b、軸受6a,6bを挿入して振動吸収体3の両端側に配設した後、固定治具7a,7bをシリンダ1に螺合させてねじ込むことにより振動吸収体3を加圧し、ブロック3a,3b、進退ロッド2と振動吸収体3、およびシリンダ1と振動吸収体3の境界部を密着させるようにしているので、一体形成されている場合と同様の、十分なエネルギー吸収性能を備えた振動吸収体3を形成して、信頼性の高いエネルギー吸収装置を効率よく製造することができる。
なお、上記実施例1では、硬鉛からなる密封治具5a,5bとともに、鋼製の軸受6a,6bを用いているが、鋼製の軸受6a,6bを密封治具としても機能させるようにして、硬鉛からなる密封治具5a,5bを省略するような構成とすることも可能である。また、場合によっては、鋼製の軸受6a,6bを使用せずに、硬鉛からなる密封治具5a,5bのみを用いてシリンダ1の密封を行うような構成とすることも可能である。
[変形例1]
図4(a),(b)は本願発明の実施例1にかかるエネルギー吸収装置の変形例(変形例1)を示す図である。
この変形例1のエネルギー吸収装置においては、振動吸収体3を、進退ロッド2の軸方向に直交する方向に分割した形状を有する2つのブロック13a,13bを用意し、このブロック13a,13bを進退ロッド2に組み合わせることにより振動吸収体3を形成するようにしている。
なお、図4において、図1および2と同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示す。
この変形例1の場合にも、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができる。
[変形例2]
図5は本願発明の実施例1にかかるエネルギー吸収装置の他の変形例(変形例2)を示す図である。
この変形例2のエネルギー吸収装置においては、振動吸収体3を、進退ロッド2の軸方向に沿って2分割し、さらに、進退ロッド2の軸方向に直交する方向にも分割した形状を有する4つのブロック23a,23b,23c,23dを用意し、このブロック23a,23b,23c,23dを進退ロッド2に組み合わせることにより振動吸収体3を形成するようにしている。
なお、図5において、図1および2と同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示す。
この変形例2の場合にも、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができるとともに、さらに振動吸収体の構成の自由度を向上させることが可能になり、進退ロッドの抵抗突起の形状がさらに複雑な形状である場合にも対応することができるようになる。
[変形例3]
図6は本願発明の実施例1にかかるエネルギー吸収装置のさらに他の変形例(変形例3)を示す図である。
この変形例3のエネルギー吸収装置においては、振動吸収体3を、進退ロッド2の軸方向に直交する方向に4つに分割した形状を有する、4つのブロック33a,33b,33c,33dを用意し、このブロック33a,33b,33c,33dを進退ロッド2に組み合わせることにより、振動吸収体3を形成するようにしている。
なお、図6において、図1および2と同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示す。
この変形例3の場合にも、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができるとともに、さらに振動吸収体の構成の自由度を向上させることが可能になる。
[変形例4]
図7は本願発明の実施例1にかかるエネルギー吸収装置のさらに他の変形例(変形例4)を示す図である。
この変形例4のエネルギー吸収装置においては、振動吸収体3を、進退ロッド2の軸方向に直交する方向に3つに分割するとともに、進退ロッド2の抵抗突起4がはまり込む嵌合凹部8を含む部分を進退ロッド2の軸方向に沿って2つに分割した形状を有する、合計4つのブロック43a,43b,43c,43dを用意し、このブロック43a,43b,43c,43dを進退ロッド2に組み合わせることにより振動吸収体3を形成するようにしている。
なお、図7において、図1および2と同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示す。
この変形例4の場合にも、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができるとともに、さらに振動吸収体の構成の自由度を向上させることが可能になる。
なお、上記実施例1および変形例1〜4では、他の部分より直径を大きくした大径部を進退ロッド2の抵抗突起4として形成しているが、抵抗突起4の形状は他の部分より直径を大きくした形状に限られるものではなく、図8(a)のような楕円形、図8(b)のような長円形、図8(c)のような瓢箪形、図8(d)のような菱形もしくは四角形、図8(e)のような六角形、図8(f)のような五角形、図8(g)のような七角形、図8(h)のような矢羽根形、図8(i)のような円形などの平面形状を有する柱状突起を進退ロッド2の表面に形成して抵抗突起4とすることも可能である。
また、進退ロッド2に設けられる抵抗突起4は、柱状のものに限られるものではなく、図9(a),(b)に示すように半楕円球形状の柱状突起の表面を角部のない滑らかな曲面形状にしたような構造とすることも可能である。
また、上記実施例1のエネルギー吸収装置の製造方法において、シリンダ1の内面、進退ロッド2、および振動吸収体3を構成するブロック3aの表面に、滑り性を向上させるための滑り性改善剤(例えば潤滑剤など)を塗布したり、ポリテトラフルオロエチレンのようなフッ素樹脂などの潤り性を向上させる材料のコーティングを施しておくことにより、さらに効率よくエネルギー吸収装置を製造することが可能になる。
図10(a),(b)は、本願発明の他の実施例(実施例2)にかかるエネルギー吸収装置の製造方法の一工程を示す図である。なお、図10(a),(b)において、図1および2と同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示す。
この実施例2では、図10(a)に示すように、まず、2個の半割れ形状のブロック(軟鉛からなるブロック)3a,3bを、進退ロッド2の外周面に嵌合させることにより周囲に振動吸収体3を配設した進退ロッド2をシリンダ1に挿入する。
それから、振動吸収体3を密封治具5および押圧するための押圧治具としても機能する鋼製の軸受6をシリンダ1の両端側から挿入して、圧縮機の加圧治具20により、軸受6および密封治具5を介して振動吸収体3を進退ロッド2の軸方向に例えば、1.0〜0.1MPaの圧力で加圧して、ブロック3a,3b、進退ロッド2と振動吸収体3、およびシリンダ1と振動吸収体3の境界部の隙間を除去してそれぞれの境界部を密着させる。
その後、圧縮機の加圧治具20を移動させ(取り除き)、ブロック3aおよび3b、進退ロッド2と振動吸収体3、およびシリンダ1と振動吸収体3の境界部が密着した状態で、固定治具7をボルトなどの締結部材9によりシリンダ1に固定する。
上述のように、加圧後に、圧縮機の加圧治具20を移動させ、固定治具7をシリンダ1に固定するようにした場合にも、ブロック3a,3b、進退ロッド2と振動吸収体3、およびシリンダ1と振動吸収体3の境界部が密着した、十分なエネルギー吸収性能を備えた振動吸収体3を形成して、信頼性の高いエネルギー吸収装置を効率よく製造することができる。
図11(a),(b),(c)は、本願発明のさらに他の実施例(実施例3)にかかるエネルギー吸収装置の製造方法の一工程を示す図である。なお、図11(a),(b),(c)において、図1および2と同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示す。
この実施例3では、図11(a)に示すように、まず、2個の半割れ形状のブロック(軟鉛からなるブロック)3a,3bを、進退ロッド2の外周面に嵌合させることにより周囲に振動吸収体3を配設した進退ロッド2をシリンダ1に挿入する。
それから、図11(b)に示すように、振動吸収体3を密封治具5および押圧するための押圧治具としても機能する鋼製の軸受6をシリンダ1の両端側から挿入するとともに、単管状で内径が圧縮機の加圧治具20の外径よりも大きく、一方の端部がフランジ部10となっている固定治具7をシリンダ1の両端部に配設し、圧縮機の加圧治具20により、軸受6および密封治具5を介して振動吸収体3を進退ロッド2の軸方向に例えば、1.0〜0.1MPaの圧力で加圧して、ブロック3aおよび3b、進退ロッド2と振動吸収体3、およびシリンダ1と振動吸収体3の境界部を密着させる。
その後、ブロック3aおよび3b、進退ロッド2と振動吸収体3、およびシリンダ1と振動吸収体3の境界部が密着した状態(加圧状態)のまま、固定治具7を移動させてフランジ部10をシリンダ1の端部に当接させ、ボルトなどの締結部材9によりシリンダ1に固定する。
この実施例3の方法では、上述のように、加圧されて、ブロック3aおよび3b、進退ロッド2と振動吸収体3、およびシリンダ1と振動吸収体3の境界部が密着した状態のまま、固定治具7をシリンダ1に固定するようにしているので、各部材の境界部が確実に密着した、十分なエネルギー吸収性能を備えた振動吸収体を確実に形成することが可能になり、信頼性の高いエネルギー吸収装置を効率よく製造することができる。
なお、本願発明は、上記の各実施例に限定されるものではなく、振動吸収体を構成するブロックの具体的な形状、ブロックの数、ブロックの構成材料、筒状のシリンダの具体的な形状や寸法、構成材料、進退ロッドの形状や構成材料、進退ロッドに配設される抵抗突起の具体的な形状、密封治具の構成材料や形状、密封治具をシリンダに固定する際の固定方法などに関し、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
また、ブロックの加圧方法に関しても、振動吸収体の主要部を構成するブロックのすべてを配設した後、一度に加圧するようにしてもよく、また、例えば、振動吸収体の主要部を構成するブロックを周囲に配設した進退ロッドをシリンダ内に収容配置し、加圧して各部材の境界部を密着させた後、さらに振動吸収体を構成する他のブロックを挿入して加圧するなどして、加圧工程を複数回に分けて行うように構成することも可能である。
上述のように、本願発明のエネルギー吸収装置においては、複数のブロックを組み合わせて振動吸収体を形成するようにしているので、進退ロッドに対して所定の位置に複数のブロックを配設することにより、容易に振動吸収体を形成することが可能になり、複雑な製造工程を必要とすることなく、エネルギー吸収装置を効率よく製造することが可能になる。また、周囲に振動吸収体が配設された進退ロッドをシリンダ内に収容配置し、振動吸収体を加圧することにより、ブロックとブロック、進退ロッドと振動吸収体、およびシリンダと振動吸収体との間に形成される隙間を容易かつ確実に除去して、十分なエネルギー吸収性能を備えた振動吸収体を形成することが可能になり、信頼性の高いエネルギー吸収装置を効率よく製造することができる。
したがって、本願発明は、進退ロッドの抵抗突起が振動発生時に振動吸収体内を相対移動することにより振動吸収体が塑性変形して振動エネルギーを吸収するように構成されたエネルギー吸収装置に広く適用することが可能である。
本願発明の一実施例(実施例1)にかかるエネルギー吸収装置を示す図であり、(a)は正面断面図、(b)は(a)のb−b線断面図である。 (a),(b)は本願発明の実施例1にかかるエネルギー吸収装置の要部構成を示す図であり、(a)は振動吸収体を構成するブロックを進退ロッドに嵌合させる前の状態を示す図、(b)は嵌合させた後の状態を示す図である。 (a),(b)は本願発明の実施例1にかかるエネルギー吸収装置の製造方法を説明するための図である。 (a),(b)は本願発明の実施例1にかかるエネルギー吸収装置の他の変形例を示す図であり、(a)は振動吸収体を構成するブロックを進退ロッドに嵌合させる前の状態を示す図、(b)は嵌合させた後の状態を示す図である。 本願発明の実施例1にかかるエネルギー吸収装置のさらに他の変形例を示す図である。 本願発明の実施例1にかかるエネルギー吸収装置のさらに他の変形例を示す図である。 本願発明の実施例1にかかるエネルギー吸収装置のさらに他の変形例を示す図である。 (a)〜(i)は本願発明の実施例1にかかるエネルギー吸収装置において用いられる進退ロッドに配設される抵抗突起の形状の変形例を示す図である。 (a),(b)は本願発明の実施例1にかかるエネルギー吸収装置において用いられる進退ロッドに配設される抵抗突起の他の変形例を示す図であり、(a)は側面断面図、(b)は正面図である。 (a),(b)は本願発明の他の実施例(実施例2)にかかるエネルギー吸収装置の製造方法を示す図である。 (a),(b),(c)は本願発明のさらに他の実施例(実施例3)にかかるエネルギー吸収装置の製造方法を示す図である。
符号の説明
1 シリンダ
1a フランジ部
2 進退ロッド
2a フランジ部
3 振動吸収体
3a,3b 振動吸収体を構成するブロック
4 抵抗突起
5,5a,5b 密封治具
6,6a,6b 軸受(当接部材)
7,7a,7b 固定治具
8 嵌合凹部
9 締結部材
10 固定治具のフランジ部
13a,13b ブロック
17 固定治具の外周面に形成されたネジ溝
18 シリンダの内周面に形成されたネジ溝
20 圧縮機の加圧治具
23a,23b,23c,23d ブロック
33a,33b,33c,33d ブロック
43a,43b,43c,43d ブロック

Claims (8)

  1. 筒状のシリンダ内に進退ロッドを同心状かつ軸方向に相対移動可能に設け、前記シリンダ内の進退ロッドの周囲に、塑性変形可能な金属よりなる振動吸収体を収容配置するとともに、前記進退ロッドの外周面に抵抗突起を設け、抵抗突起が振動発生時に振動吸収体内を相対移動することにより振動吸収体が塑性変形して振動エネルギーを吸収するように構成されたエネルギー吸収装置の製造方法において、
    組み合わせることにより前記振動吸収体が形成される複数のブロックを用意する工程と、
    前記各ブロックを前記進退ロッドに対して所定の位置に配設することにより、前記振動吸収体を形成する工程と
    を具備することを特徴とするエネルギー吸収装置の製造方法。
  2. 前記複数のブロックを所定の位置に配設することにより周囲に前記振動吸収体が配設された前記進退ロッドの主要部を前記シリンダ内に収容配置し、前記振動吸収体を加圧することを特徴とする請求項1記載のエネルギー吸収装置の製造方法。
  3. 組み合わせることにより前記振動吸収体が形成される複数のブロックのうち所定のブロックを前記進退ロッドに対して所定の位置に配設した状態で加圧し、さらに、残りの所定のブロックのうち所定のブロックを前記進退ロッドに対して所定の位置に配設した状態で加圧することにより、ブロックの加圧を複数回に分けて行うことを特徴とする請求項2記載のエネルギー吸収装置の製造方法。
  4. 前記ブロックの加圧を複数回に分けて行う場合において、複数の加圧工程のうちの少なくとも1つの加圧工程においては加圧圧力を他の加圧工程における加圧圧力とは異ならせることを特徴とする請求項記載のエネルギー吸収装置の製造方法。
  5. 周囲に前記振動吸収体が配設された前記進退ロッドを前記シリンダに収容配置し、前記密封治具を介して加圧を行った後、加圧状態が維持された状態のまま前記密封治具を前記シリンダに固定することにより、前記振動吸収体の加圧と前記シリンダの密封を一連の工程で同時に行うことを特徴とする請求項3または4のいずれかに記載のエネルギー吸収装置の製造方法。
  6. 前記シリンダの内面、前記進退ロッド、および前記ブロックの表面の少なくとも1つに、滑り性を向上させるための滑り性改善剤の付与または滑り性改善物質のコーティングを施しておくことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のエネルギー吸収装置の製造方法。
  7. 筒状のシリンダ内に進退ロッドを同心状かつ軸方向に相対移動可能に設け、そのシリンダ内の進退ロッドの周囲に、塑性変形可能な金属よりなる振動吸収体を収容配置するとともに、前記進退ロッドの外周面に抵抗突起を設け、抵抗突起が振動発生時に振動吸収体内を相対移動することにより振動吸収体が塑性変形して振動エネルギーを吸収するように構成されたエネルギー吸収装置であって、
    前記振動吸収体が複数のブロックから形成されていること
    を特徴とするエネルギー吸収装置。
  8. 前記シリンダの内面、前記進退ロッド、および前記ブロックの表面の少なくとも1つに、滑り性を向上させるための滑り性改善剤の付与または滑り性改善物質のコーティングが施されていることを特徴とする請求項記載のエネルギー吸収装置。
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