JP2003192628A - ビスベンジル化合物の製造方法 - Google Patents
ビスベンジル化合物の製造方法Info
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- JP2003192628A JP2003192628A JP2001393396A JP2001393396A JP2003192628A JP 2003192628 A JP2003192628 A JP 2003192628A JP 2001393396 A JP2001393396 A JP 2001393396A JP 2001393396 A JP2001393396 A JP 2001393396A JP 2003192628 A JP2003192628 A JP 2003192628A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ビスベンジル化合物製造の工業化の際に生じ
る問題点に関する解決策を提供することを課題とする。 【解決手段】 ビス(β−ケトニトリル)化合物を水、
ハロゲン化物、スルホキシド化合物の存在下、酸性で、
中間体であるビス(フェニルアセチル)ベンゼン化合物
を単離することなく、脱ニトリルと酸化反応を行うこと
により、ビスベンジル化合物を効率的に製造することが
できる。
る問題点に関する解決策を提供することを課題とする。 【解決手段】 ビス(β−ケトニトリル)化合物を水、
ハロゲン化物、スルホキシド化合物の存在下、酸性で、
中間体であるビス(フェニルアセチル)ベンゼン化合物
を単離することなく、脱ニトリルと酸化反応を行うこと
により、ビスベンジル化合物を効率的に製造することが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビスベンジル化合
物の製造法に関する。ビスベンジル化合物は、電子材
料、機能性高分子モノマーなどの重要な中間体である。
物の製造法に関する。ビスベンジル化合物は、電子材
料、機能性高分子モノマーなどの重要な中間体である。
【0002】
【従来の技術】ビスベンジル化合物の製法は、
1)ビス(フェニルアセチル)ベンゼン化合物を臭化水
素とジメチルスルホキシドの存在下で酸化する方法(U
S4082806)。 2)ジスチリルベンゼンのアルコール存在下での臭素
化、続いて塩基処理し、酸加水分解の後、臭化水素とジ
メチルスルホキシドで酸化する方法(J.Org.Ch
em.USSR,22p753(1989))。 3)1,4−ビスフェニルアセチルベンゼンの酸化セレ
ンで酸化する方法(J.Poly.Sci.Part
A−1,7p3393(1969))。などが知られて
いる。
素とジメチルスルホキシドの存在下で酸化する方法(U
S4082806)。 2)ジスチリルベンゼンのアルコール存在下での臭素
化、続いて塩基処理し、酸加水分解の後、臭化水素とジ
メチルスルホキシドで酸化する方法(J.Org.Ch
em.USSR,22p753(1989))。 3)1,4−ビスフェニルアセチルベンゼンの酸化セレ
ンで酸化する方法(J.Poly.Sci.Part
A−1,7p3393(1969))。などが知られて
いる。
【0003】1)と2)においては、原料のビス(フェ
ニルアセチル)ベンゼン化合物およびジスチリルベンゼ
ンの合成が煩雑かつ長工程である。3)においては高毒
性のセレン化合物を化学量論量以上必要とする。
ニルアセチル)ベンゼン化合物およびジスチリルベンゼ
ンの合成が煩雑かつ長工程である。3)においては高毒
性のセレン化合物を化学量論量以上必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる状況
に鑑みてなされたものであり、ビスベンジル化合物製造
の工業的製造方法を提供することを課題の一つとする。
に鑑みてなされたものであり、ビスベンジル化合物製造
の工業的製造方法を提供することを課題の一つとする。
【0005】すなわち、中間体単離精製の煩雑さ、生産
性の低さなどを改善することを課題の一つとする。ま
た、安全性の高いプロセス開発を課題の一つとする。
性の低さなどを改善することを課題の一つとする。ま
た、安全性の高いプロセス開発を課題の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者はビス(β−ケ
トニトリル)化合物を水、ハロゲン化物、スルホキシド
化合物の存在下、酸性で、中間体であるビス(フェニル
アセチル)ベンゼン化合物を単離することなく、脱ニト
リルと酸化反応を行うことにより上記目的を達成しうる
ことを見出し本発明を完成するに至った。
トニトリル)化合物を水、ハロゲン化物、スルホキシド
化合物の存在下、酸性で、中間体であるビス(フェニル
アセチル)ベンゼン化合物を単離することなく、脱ニト
リルと酸化反応を行うことにより上記目的を達成しうる
ことを見出し本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は例えば以下の発明に関
する。
する。
【0008】[1] 式(1)
【化6】
(式中、R1〜R14はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4の
アルキル基、単環のアリール基、アルキル基が炭素数1
〜4アルキル基であるジアルキルアミノ基、ニトロ基を
示す。)で表されるビス(β−ケトニトリル)化合物を
水、ハロゲン化物、スルホキシド化合物の存在下、酸性
で反応させることを特徴とする一般式(2)
ン原子、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4の
アルキル基、単環のアリール基、アルキル基が炭素数1
〜4アルキル基であるジアルキルアミノ基、ニトロ基を
示す。)で表されるビス(β−ケトニトリル)化合物を
水、ハロゲン化物、スルホキシド化合物の存在下、酸性
で反応させることを特徴とする一般式(2)
【化7】
(式中、R1〜R14は前期と同じ意味を示す。)で表さ
れるビスベンジル化合物の製造方法。
れるビスベンジル化合物の製造方法。
【0009】[2] 式(1)
【化8】
(式中、R1〜R14はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4の
アルキル基、単環のアリール基、アルキル基が炭素数1
〜4アルキル基であるジアルキルアミノ基、ニトロ基を
示す。)で表されるビス(β−ケトニトリル)化合物を
水の存在下、酸性で反応させ、式(3)
ン原子、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4の
アルキル基、単環のアリール基、アルキル基が炭素数1
〜4アルキル基であるジアルキルアミノ基、ニトロ基を
示す。)で表されるビス(β−ケトニトリル)化合物を
水の存在下、酸性で反応させ、式(3)
【化9】
(式中、R1〜R14は前期と同じ意味を示す。)で表さ
れるビス(フェニルアセチル)ベンゼン化合物とした
後、これを単離することなく、ハロゲン化物およびスル
ホキシド化合物を加え、反応させることを特徴とする一
般式(2)
れるビス(フェニルアセチル)ベンゼン化合物とした
後、これを単離することなく、ハロゲン化物およびスル
ホキシド化合物を加え、反応させることを特徴とする一
般式(2)
【化10】
(式中、R1〜R14は前期と同じ意味を示す。)で表さ
れるビスベンジル化合物の製造方法。
れるビスベンジル化合物の製造方法。
【0010】[3] 反応を有機溶媒の存在下で行わせ
ることを特徴とする[1]または[2]に記載のビスベ
ンジル化合物の製造方法。
ることを特徴とする[1]または[2]に記載のビスベ
ンジル化合物の製造方法。
【0011】[4] 酸性とするためにpKaが1以上
であるプロトン酸を用いることを特徴とする[1]〜
[3]のいずれかに記載のビスベンジル化合物の製造方
法。
であるプロトン酸を用いることを特徴とする[1]〜
[3]のいずれかに記載のビスベンジル化合物の製造方
法。
【0012】[5] プロトン酸が硫酸であることを特
徴とする[4]に記載のビスベンジル化合物の製造方
法。
徴とする[4]に記載のビスベンジル化合物の製造方
法。
【0013】[6] 有機溶媒が酢酸であることを特徴
とする[3]〜[5]のいずれかに記載のビスベンジル
化合物の製造法。
とする[3]〜[5]のいずれかに記載のビスベンジル
化合物の製造法。
【0014】[7] ハロゲン化物が臭化水素、臭化水
素の塩、ヨウ化水素およびヨウ化水素の塩から選ばれる
1種または2種以上であることを特徴とする[1]〜
[6]のいずれかに記載のビスベンジル化合物の製造方
法。
素の塩、ヨウ化水素およびヨウ化水素の塩から選ばれる
1種または2種以上であることを特徴とする[1]〜
[6]のいずれかに記載のビスベンジル化合物の製造方
法。
【0015】[8] スルホキシド化合物がジメチルス
ルホキシドであることを特徴とする[1]〜[7]のい
ずれかに記載のビスベンジル化合物の製造方法。
ルホキシドであることを特徴とする[1]〜[7]のい
ずれかに記載のビスベンジル化合物の製造方法。
【0016】[9] R1〜R14が、それぞれ独立に水
素原子またはハロゲン原子であることを特徴とする
[1]〜[8]のいずれかに記載のビスベンジル化合物
の製造方法。
素原子またはハロゲン原子であることを特徴とする
[1]〜[8]のいずれかに記載のビスベンジル化合物
の製造方法。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明における反応方法は、水の
存在下酸性で、ビス(β−ケトニトリル)化合物とハロ
ゲン化物、スルホキシド化合物を混合し所定の温度で、
所定の時間まで攪拌することにより行われる。攪拌終了
後、生成したビスベンジル化合物を取得する。
存在下酸性で、ビス(β−ケトニトリル)化合物とハロ
ゲン化物、スルホキシド化合物を混合し所定の温度で、
所定の時間まで攪拌することにより行われる。攪拌終了
後、生成したビスベンジル化合物を取得する。
【0018】反応は水の存在下酸性で、ビス(β−ケト
ニトリル)化合物とハロゲン化物、スルホキシド化合物
を一度に混合してもよいが、ビス(β−ケトニトリル)
化合物を水と酸の存在下で反応させ、ビス(フェニルア
セチル)ベンゼン化合物とした後、該中間体を単離せず
に、ハロゲン化物、スルホキシド化合物を混合し反応さ
せてもよい。
ニトリル)化合物とハロゲン化物、スルホキシド化合物
を一度に混合してもよいが、ビス(β−ケトニトリル)
化合物を水と酸の存在下で反応させ、ビス(フェニルア
セチル)ベンゼン化合物とした後、該中間体を単離せず
に、ハロゲン化物、スルホキシド化合物を混合し反応さ
せてもよい。
【0019】反応原材料の仕込みおよび反応は大気圧下
で行うことができる。反応器としては、ガラス容器が適
する。
で行うことができる。反応器としては、ガラス容器が適
する。
【0020】本発明の反応温度は、通常40〜溶液の沸
点で行われ、好ましくは60〜溶液の沸点である。反応
時間としては、0.5〜24時間が好ましい。
点で行われ、好ましくは60〜溶液の沸点である。反応
時間としては、0.5〜24時間が好ましい。
【0021】本発明では、反応を酸性で行う。反応系を
酸性とするためには、酸を用いる必要があるが、後述す
るハロゲン化物の臭化水素、ヨウ化水素の塩から臭化水
素、ヨウ化水素を遊離する強さの酸が必要である。特
に、pKaが1以上のプロトン酸が好適に用いられる。
更に、好適には硫酸、硝酸、塩酸等が用いられ、殊更好
ましくは硫酸が用いられる。酸はビス(β−ケトニトリ
ル)化合物に対して、2倍モル量以上用い、好適には4
〜10倍モル量である。
酸性とするためには、酸を用いる必要があるが、後述す
るハロゲン化物の臭化水素、ヨウ化水素の塩から臭化水
素、ヨウ化水素を遊離する強さの酸が必要である。特
に、pKaが1以上のプロトン酸が好適に用いられる。
更に、好適には硫酸、硝酸、塩酸等が用いられ、殊更好
ましくは硫酸が用いられる。酸はビス(β−ケトニトリ
ル)化合物に対して、2倍モル量以上用い、好適には4
〜10倍モル量である。
【0022】本発明においては水が必要である。水はビ
ス(β−ケトニトリル)化合物に対して、0.01〜1
0倍量用い、好適には0.1〜4倍重量である。
ス(β−ケトニトリル)化合物に対して、0.01〜1
0倍量用い、好適には0.1〜4倍重量である。
【0023】本発明では有機溶媒を存在させて行うこと
もできる。有機溶媒としては、酢酸、プロピオン酸など
の脂肪族カルボン酸類、スルホランなどの含スルホラン
類、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジグライ
ムなどのエーテル類などが用いられる。このうち、脂肪
族低級カルボン酸が好適であり、酢酸が特に適する。こ
れらの有機溶媒は単独で用いてもよいし、混合して使用
してもよい。溶媒はビス(β−ケトニトリル)化合物に
対して、2〜20倍量用い、好適には4〜10倍量であ
る。
もできる。有機溶媒としては、酢酸、プロピオン酸など
の脂肪族カルボン酸類、スルホランなどの含スルホラン
類、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジグライ
ムなどのエーテル類などが用いられる。このうち、脂肪
族低級カルボン酸が好適であり、酢酸が特に適する。こ
れらの有機溶媒は単独で用いてもよいし、混合して使用
してもよい。溶媒はビス(β−ケトニトリル)化合物に
対して、2〜20倍量用い、好適には4〜10倍量であ
る。
【0024】本発明ではハロゲン化物が必要であり、ハ
ロゲン化物としては、例えば、ハロゲン化水素またはそ
の塩があげられる。特に、臭化水素、ヨウ化水素が好適
に用いられる。また、ハロゲン化水素塩としては、無
機、有機何れの形態の塩を用いることができる。無機塩
として、臭化ナトリウム、ヨウ化ナトリウム、臭化カリ
ウム、ヨウ化カリウムなどのアルカリ金属塩、臭化カル
シウム、ヨウ化カルシウム、臭化バリウム、ヨウ化バリ
ウムなどのアルカリ土類金属塩などが用いられる。有機
塩として、臭化アンモニウム、ヨウ化アンモニウムなど
のアンモニウム塩が用いられる。
ロゲン化物としては、例えば、ハロゲン化水素またはそ
の塩があげられる。特に、臭化水素、ヨウ化水素が好適
に用いられる。また、ハロゲン化水素塩としては、無
機、有機何れの形態の塩を用いることができる。無機塩
として、臭化ナトリウム、ヨウ化ナトリウム、臭化カリ
ウム、ヨウ化カリウムなどのアルカリ金属塩、臭化カル
シウム、ヨウ化カルシウム、臭化バリウム、ヨウ化バリ
ウムなどのアルカリ土類金属塩などが用いられる。有機
塩として、臭化アンモニウム、ヨウ化アンモニウムなど
のアンモニウム塩が用いられる。
【0025】ハロゲン化物の使用量は、ビス(β−ケト
ニトリル)化合物に対して、0.1〜2.0倍モル量使
用され、好適には0.5〜1.5倍モル量である。ハロ
ゲン化物は反応開始時から添加してもよいが、反応開始
後4時間以降、16時間以内に添加するとビスベンジル
化合物の収率が向上する。
ニトリル)化合物に対して、0.1〜2.0倍モル量使
用され、好適には0.5〜1.5倍モル量である。ハロ
ゲン化物は反応開始時から添加してもよいが、反応開始
後4時間以降、16時間以内に添加するとビスベンジル
化合物の収率が向上する。
【0026】本発明の反応ではスルホキシド化合物が必
要である。ジメチルスルホキシドなどの脂肪族スルホキ
シド化合物、ジフェニルスルホキシドなどの芳香族スル
ホキシド化合物が用いられ、ジメチルスルホキシドが特
に好ましい。スルホキシド化合物はビス(β−ケトニト
リル)化合物に対して4〜20倍モル量用いられ、好適
には6〜10倍モル量である。スルホキシド化合物は反
応開始時から入れてもよいし、ハロゲン化物と同時期に
添加してもよい。
要である。ジメチルスルホキシドなどの脂肪族スルホキ
シド化合物、ジフェニルスルホキシドなどの芳香族スル
ホキシド化合物が用いられ、ジメチルスルホキシドが特
に好ましい。スルホキシド化合物はビス(β−ケトニト
リル)化合物に対して4〜20倍モル量用いられ、好適
には6〜10倍モル量である。スルホキシド化合物は反
応開始時から入れてもよいし、ハロゲン化物と同時期に
添加してもよい。
【0027】生成物の単離精製について述べる。反応終
了後、徐冷するとビスベンジル化合物が結晶化またはア
モルファス状の固体として析出する。また、反応終了後
内温を100℃前後に保ち水を添加し、ビスベンジル化
合物を析出させることもできる。析出したビスベンジル
化合物は、ろ過、水洗、乾燥して単離する。こうして得
られたビスベンジル化合物は、電子材料、機能性高分子
モノマーの原料として十分な純度を有する。
了後、徐冷するとビスベンジル化合物が結晶化またはア
モルファス状の固体として析出する。また、反応終了後
内温を100℃前後に保ち水を添加し、ビスベンジル化
合物を析出させることもできる。析出したビスベンジル
化合物は、ろ過、水洗、乾燥して単離する。こうして得
られたビスベンジル化合物は、電子材料、機能性高分子
モノマーの原料として十分な純度を有する。
【0028】出発物質のビス(β−ケトニトリル)化合
物について説明する。ビス(β−ケトニトリル)は公知
の方法(US4046814)で合成可能であり、α位
に活性水素をもたない芳香族ジカルボン酸ジエステル化
合物とベンジルシアニド化合物を不活性雰囲気において
強塩基(例えば、水素化ナトリウム、ナトリウムアミ
ド、ナトリウムトリフェニルメチルなど)を縮合剤とし
て、無水溶媒(例えば、液体アンモニア、炭化水素系溶
媒、ハロゲン系溶媒、エーテル系溶媒など)中で反応を
行うことで製造できる。また、より簡便な方法として、
縮合剤の塩基としてアルカリ金属アルコキシド、溶媒と
してアルコールを用いる方法がある。後者の方法では、
反応終了後、酸で中和した後、アルコール洗浄、水洗浄
だけで電子材料、機能性高分子の原料として十分な純度
のビス(β−ケトニトリル)化合物が得られる。二つの
ケトニトリル基の位置関係は原料のジカルボン酸ジエス
テル化合物のジカルボン酸がオルト位、メタ位、パラ位
のいずれかの位置関係かにより、対応して決まる。
物について説明する。ビス(β−ケトニトリル)は公知
の方法(US4046814)で合成可能であり、α位
に活性水素をもたない芳香族ジカルボン酸ジエステル化
合物とベンジルシアニド化合物を不活性雰囲気において
強塩基(例えば、水素化ナトリウム、ナトリウムアミ
ド、ナトリウムトリフェニルメチルなど)を縮合剤とし
て、無水溶媒(例えば、液体アンモニア、炭化水素系溶
媒、ハロゲン系溶媒、エーテル系溶媒など)中で反応を
行うことで製造できる。また、より簡便な方法として、
縮合剤の塩基としてアルカリ金属アルコキシド、溶媒と
してアルコールを用いる方法がある。後者の方法では、
反応終了後、酸で中和した後、アルコール洗浄、水洗浄
だけで電子材料、機能性高分子の原料として十分な純度
のビス(β−ケトニトリル)化合物が得られる。二つの
ケトニトリル基の位置関係は原料のジカルボン酸ジエス
テル化合物のジカルボン酸がオルト位、メタ位、パラ位
のいずれかの位置関係かにより、対応して決まる。
【0029】出発物質のビス(β−ケトニトリル)化合
物としては、含まれるフェニル基が無置換あるいはハロ
ゲン原子で置換されたものが好ましい。例えば、1,4
−ビス(2−フェニル−2−シアノアセチル)ベンゼン
(本発明では本化合物を1,4−ビス(β−ケトニトリ
ル)と記す。)、1,3−ビス(2−フェニル−2−シ
アノアセチル)ベンゼン、1,2−ビス(2−フェニル
−2−シアノアセチル)ベンゼン、1,4−ビス(2−
(4−メチルフェニル)−2−シアノアセチル)ベンゼ
ン、1,3−ビス(2−(4−メチルフェニル)−2−
シアノアセチル)ベンゼン、1,4−ビス(2−(4−
クロロフェニル)−2−シアノアセチル)ベンゼン、
1,3−ビス(2−(4−クロロフェニル)−2−シア
ノアセチル)ベンゼン、1,4−ビス(2−(3,4−
ジクロロフェニル)−2−シアノアセチル)ベンゼン、
1,3−ビス(2−(3,4−ジクロロフェニル)−2
−シアノアセチル)ベンゼン、1,4−ビス(2−フェ
ニル−2−シアノアセチル)−2,3,5,6−テトラ
クロロベンゼン、1,3−ビス(2−フェニル−2−シ
アノアセチル)−2,4,5,6−テトラクロロベンゼ
ン、1,2−ビス(2−フェニル−2−シアノアセチ
ル)−3,4,5,6−テトラクロロベンゼン、1,4
−ビス(2−(4−メチルフェニル)−2−シアノアセ
チル)−2,3,5,6−ベンゼン、1,3−ビス(2
−(4−メチルフェニル)−2−シアノアセチル)−
2,4,5,6−ベンゼン、1,4−ビス(2−(4−
クロロフェニル)−2−シアノアセチル)−2,3,
5,6−ベンゼン、1,3−ビス(2−(4−クロロフ
ェニル)−2−シアノアセチル)−2,4,5,6−ベ
ンゼン、1,4−ビス(2−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−2−シアノアセチル)−2,3,5,6−ベンゼ
ン、1,3−ビス(2−(3,4−ジクロロフェニル)
−2−シアノアセチル)−2,4,5,6−ベンゼン、
1,4−ビス(2−フェニル−2−シアノアセチル)−
2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン、1,3−ビ
ス(2−フェニル−2−シアノアセチル)−2,4,
5,6−テトラフルオロベンゼン、1,2−ビス(2−
フェニル−2−シアノアセチル)−3,4,5,6−テ
トラフルオロベンゼン、1,4−ビス(2−(4−メチ
ルフェニル)−2−シアノアセチル)−2,3,5,6
−ベンゼン、1,3−ビス(2−(4−メチルフェニ
ル)−2−シアノアセチル)−2,4,5,6−ベンゼ
ン、1,4−ビス(2−(4−フルオロフェニル)−2
−シアノアセチル)−2,3,5,6−ベンゼン、1,
3−ビス(2−(4−フルオロフェニル)−2−シアノ
アセチル)−2,4,5,6−ベンゼン、1,4−ビス
(2−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−シアノア
セチル)−2,3,5,6−ベンゼン、1,3−ビス
(2−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−シアノア
セチル)−2,4,5,6−ベンゼンがあげられる。
物としては、含まれるフェニル基が無置換あるいはハロ
ゲン原子で置換されたものが好ましい。例えば、1,4
−ビス(2−フェニル−2−シアノアセチル)ベンゼン
(本発明では本化合物を1,4−ビス(β−ケトニトリ
ル)と記す。)、1,3−ビス(2−フェニル−2−シ
アノアセチル)ベンゼン、1,2−ビス(2−フェニル
−2−シアノアセチル)ベンゼン、1,4−ビス(2−
(4−メチルフェニル)−2−シアノアセチル)ベンゼ
ン、1,3−ビス(2−(4−メチルフェニル)−2−
シアノアセチル)ベンゼン、1,4−ビス(2−(4−
クロロフェニル)−2−シアノアセチル)ベンゼン、
1,3−ビス(2−(4−クロロフェニル)−2−シア
ノアセチル)ベンゼン、1,4−ビス(2−(3,4−
ジクロロフェニル)−2−シアノアセチル)ベンゼン、
1,3−ビス(2−(3,4−ジクロロフェニル)−2
−シアノアセチル)ベンゼン、1,4−ビス(2−フェ
ニル−2−シアノアセチル)−2,3,5,6−テトラ
クロロベンゼン、1,3−ビス(2−フェニル−2−シ
アノアセチル)−2,4,5,6−テトラクロロベンゼ
ン、1,2−ビス(2−フェニル−2−シアノアセチ
ル)−3,4,5,6−テトラクロロベンゼン、1,4
−ビス(2−(4−メチルフェニル)−2−シアノアセ
チル)−2,3,5,6−ベンゼン、1,3−ビス(2
−(4−メチルフェニル)−2−シアノアセチル)−
2,4,5,6−ベンゼン、1,4−ビス(2−(4−
クロロフェニル)−2−シアノアセチル)−2,3,
5,6−ベンゼン、1,3−ビス(2−(4−クロロフ
ェニル)−2−シアノアセチル)−2,4,5,6−ベ
ンゼン、1,4−ビス(2−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−2−シアノアセチル)−2,3,5,6−ベンゼ
ン、1,3−ビス(2−(3,4−ジクロロフェニル)
−2−シアノアセチル)−2,4,5,6−ベンゼン、
1,4−ビス(2−フェニル−2−シアノアセチル)−
2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン、1,3−ビ
ス(2−フェニル−2−シアノアセチル)−2,4,
5,6−テトラフルオロベンゼン、1,2−ビス(2−
フェニル−2−シアノアセチル)−3,4,5,6−テ
トラフルオロベンゼン、1,4−ビス(2−(4−メチ
ルフェニル)−2−シアノアセチル)−2,3,5,6
−ベンゼン、1,3−ビス(2−(4−メチルフェニ
ル)−2−シアノアセチル)−2,4,5,6−ベンゼ
ン、1,4−ビス(2−(4−フルオロフェニル)−2
−シアノアセチル)−2,3,5,6−ベンゼン、1,
3−ビス(2−(4−フルオロフェニル)−2−シアノ
アセチル)−2,4,5,6−ベンゼン、1,4−ビス
(2−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−シアノア
セチル)−2,3,5,6−ベンゼン、1,3−ビス
(2−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−シアノア
セチル)−2,4,5,6−ベンゼンがあげられる。
【0030】
【実施例】以下に実施例を用いてさらに詳しく本発明を
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0031】高速液体クロマトブラフ分析条件(以下同
様) カラム:関東化学製 RP−18(ODS) フェルド
キャップ処理 溶離液:水/アセトニトリル=35/65(volum
e) 条 件:流量 1.5ml/min UV 265nm カラムオーブン:40℃
様) カラム:関東化学製 RP−18(ODS) フェルド
キャップ処理 溶離液:水/アセトニトリル=35/65(volum
e) 条 件:流量 1.5ml/min UV 265nm カラムオーブン:40℃
【0032】合成例(1,4−ビス(β−ケトニトリ
ル)の合成) ターシャリーブタノール20ml、テレフタル酸ジメチ
ル1.95g、ターシャリーブトキシカリウム2.47
gを室温にて混合攪拌した。還流下、ベンジルシアニド
2.56gを2時間かけて滴下した。室温へ冷却後、1
0%硫酸水溶液22gを滴下し溶液をpH3〜4へ調整
する。析出した結晶をろ取し、メタノール洗浄、水洗後
乾燥して1,4−ビス(β−ケトニトリル)3.35g
を得た。高速液体クロマトグラフの分析により得られた
1,4−ビス(β−ケトニトリル)の純度は99%以上
であった。
ル)の合成) ターシャリーブタノール20ml、テレフタル酸ジメチ
ル1.95g、ターシャリーブトキシカリウム2.47
gを室温にて混合攪拌した。還流下、ベンジルシアニド
2.56gを2時間かけて滴下した。室温へ冷却後、1
0%硫酸水溶液22gを滴下し溶液をpH3〜4へ調整
する。析出した結晶をろ取し、メタノール洗浄、水洗後
乾燥して1,4−ビス(β−ケトニトリル)3.35g
を得た。高速液体クロマトグラフの分析により得られた
1,4−ビス(β−ケトニトリル)の純度は99%以上
であった。
【0033】実施例1
1,4−ビス(β−ケトニトリル)36.4g、酢酸1
80g、65%重量濃度硫酸105.6gを室温で混合
後、12時間還流した。内温を80℃になるまで冷却
し、ジメチルホキシド62.5g、臭化アンモニウム
9.8gを添加し、100℃で3時間反応させた。反応
溶液を一部サンプリングし、高速液体クロマトグラフで
分析したところ1,4−ビスベンジルの収率は88%で
あった。
80g、65%重量濃度硫酸105.6gを室温で混合
後、12時間還流した。内温を80℃になるまで冷却
し、ジメチルホキシド62.5g、臭化アンモニウム
9.8gを添加し、100℃で3時間反応させた。反応
溶液を一部サンプリングし、高速液体クロマトグラフで
分析したところ1,4−ビスベンジルの収率は88%で
あった。
【0034】実施例2
1,4−ビス(β−ケトニトリル)36.4g、酢酸1
80g、65%重量濃度硫酸105.6gを室温で混合
後、8時間還流した。内温を80℃になるまで冷却し、
ジメチルホキシド62.5g、48%HBr水溶液15
gを添加し、100℃で3時間反応させた。反応溶液を
一部サンプリングし、高速液体クロマトグラフで分析し
たところ1,4−ビスベンジルの収率は83%であっ
た。
80g、65%重量濃度硫酸105.6gを室温で混合
後、8時間還流した。内温を80℃になるまで冷却し、
ジメチルホキシド62.5g、48%HBr水溶液15
gを添加し、100℃で3時間反応させた。反応溶液を
一部サンプリングし、高速液体クロマトグラフで分析し
たところ1,4−ビスベンジルの収率は83%であっ
た。
【0035】実施例3
1,4−ビス(β−ケトニトリル)36.4g、酢酸1
80g、65%重量濃度硫酸105.6gを室温で混合
後、8時間還流した。内温を80℃になるまで冷却し、
ジメチルホキシド62.5g、臭化ナトリウム10.3
gを添加し、100℃で3時間反応させた。反応溶液を
一部サンプリングし、高速液体クロマトグラフで分析し
たところ1,4−ビスベンジルの収率は86%であっ
た。
80g、65%重量濃度硫酸105.6gを室温で混合
後、8時間還流した。内温を80℃になるまで冷却し、
ジメチルホキシド62.5g、臭化ナトリウム10.3
gを添加し、100℃で3時間反応させた。反応溶液を
一部サンプリングし、高速液体クロマトグラフで分析し
たところ1,4−ビスベンジルの収率は86%であっ
た。
【0036】実施例4
1,4−ビス(β−ケトニトリル)36.4g、酢酸1
20g、ジメチルスルフォキシド62.5g、65%重
量濃度硫酸105.6gを室温で混合後、12時間還流
した。内温を80℃になるまで冷却し、臭化アンモニウ
ム9.8gを添加し、100℃で3時間反応させた。反
応溶液を一部サンプリングし、高速液体クロマトグラフ
で分析したところ1,4−ビスベンジルの収率は87%
であった。
20g、ジメチルスルフォキシド62.5g、65%重
量濃度硫酸105.6gを室温で混合後、12時間還流
した。内温を80℃になるまで冷却し、臭化アンモニウ
ム9.8gを添加し、100℃で3時間反応させた。反
応溶液を一部サンプリングし、高速液体クロマトグラフ
で分析したところ1,4−ビスベンジルの収率は87%
であった。
【0037】実施例5
1,4−ビス(β−ケトニトリル)36.4g、酢酸1
80g、65%重量濃度硫酸105.6gを室温で混合
後、8時間還流した。内温を80℃になるまで冷却し、
ジメチルホキシド62.5g、臭化ナトリウム10.3
gを添加し、100℃で3時間反応させた。室温まで徐
冷し、析出した結晶をろ過、水洗、乾燥させ1,4−ビ
スベンジル21.8g(単離収率64%)を得た。
80g、65%重量濃度硫酸105.6gを室温で混合
後、8時間還流した。内温を80℃になるまで冷却し、
ジメチルホキシド62.5g、臭化ナトリウム10.3
gを添加し、100℃で3時間反応させた。室温まで徐
冷し、析出した結晶をろ過、水洗、乾燥させ1,4−ビ
スベンジル21.8g(単離収率64%)を得た。
【0038】実施例6
1,4−ビス(β−ケトニトリル)36.4g、酢酸1
80g、65%重量濃度硫酸105.6gを室温で混合
後、8時間還流した。内温を80℃になるまで冷却し、
ジメチルホキシド62.5g、臭化アンモニウム9.8
gを添加し、100℃で3時間反応させた。内温を95
〜100℃にたもちつつ水180gを添加し、徐冷し
た。析出した結晶をろ過、水洗、乾燥させ1,4−ビス
ベンジル24.5g(単離収率73%)を得た。
80g、65%重量濃度硫酸105.6gを室温で混合
後、8時間還流した。内温を80℃になるまで冷却し、
ジメチルホキシド62.5g、臭化アンモニウム9.8
gを添加し、100℃で3時間反応させた。内温を95
〜100℃にたもちつつ水180gを添加し、徐冷し
た。析出した結晶をろ過、水洗、乾燥させ1,4−ビス
ベンジル24.5g(単離収率73%)を得た。
【0039】
【発明の効果】本発明により、電子材料、機能性高分子
モノマーなどの重要な中間体であるビスベンジル化合物
を簡便かつ高純度で製造できる。
モノマーなどの重要な中間体であるビスベンジル化合物
を簡便かつ高純度で製造できる。
Claims (9)
- 【請求項1】 式(1) 【化1】 (式中、R1〜R14はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4の
アルキル基、単環のアリール基、アルキル基が炭素数1
〜4アルキル基であるジアルキルアミノ基、ニトロ基を
示す。)で表されるビス(β−ケトニトリル)化合物を
水、ハロゲン化物、スルホキシド化合物の存在下、酸性
で反応させることを特徴とする一般式(2) 【化2】 (式中、R1〜R14は前期と同じ意味を示す。)で表さ
れるビスベンジル化合物の製造方法。 - 【請求項2】 式(1) 【化3】 (式中、R1〜R14はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4の
アルキル基、単環のアリール基、アルキル基が炭素数1
〜4アルキル基であるジアルキルアミノ基、ニトロ基を
示す。)で表されるビス(β−ケトニトリル)化合物を
水の存在下、酸性で反応させ、式(3) 【化4】 (式中、R1〜R14は前期と同じ意味を示す。)で表さ
れるビス(フェニルアセチル)ベンゼン化合物とした
後、これを単離することなく、ハロゲン化物およびスル
ホキシド化合物を加え、反応させることを特徴とする一
般式(2) 【化5】 (式中、R1〜R14は前期と同じ意味を示す。)で表さ
れるビスベンジル化合物の製造方法。 - 【請求項3】 反応を有機溶媒の存在下で行わせること
を特徴とする請求項1または2に記載のビスベンジル化
合物の製造方法。 - 【請求項4】 酸性とするためにpKaが1以上である
プロトン酸を用いることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載のビスベンジル化合物の製造方法。 - 【請求項5】 プロトン酸が硫酸であることを特徴とす
る請求項4に記載のビスベンジル化合物の製造方法。 - 【請求項6】 有機溶媒が酢酸であることを特徴とする
請求項3〜5のいずれかに記載のビスベンジル化合物の
製造法。 - 【請求項7】 ハロゲン化物が臭化水素、臭化水素の
塩、ヨウ化水素およびヨウ化水素の塩から選ばれる1種
または2種以上であることを特徴とする請求項1〜6の
いずれかに記載のビスベンジル化合物の製造方法。 - 【請求項8】 スルホキシド化合物がジメチルスルホキ
シドであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに
記載のビスベンジル化合物の製造方法。 - 【請求項9】 R1〜R14が、それぞれ独立に水素原子
またはハロゲン原子であることを特徴とする請求項1〜
8のいずれかに記載のビスベンジル化合物の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001393396A JP2003192628A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | ビスベンジル化合物の製造方法 |
PCT/JP2002/011682 WO2003042148A2 (en) | 2001-11-12 | 2002-11-08 | Process for producing bisbenzil compounds |
AU2002344645A AU2002344645A1 (en) | 2001-11-12 | 2002-11-08 | Process for producing bisbenzil compounds |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001393396A JP2003192628A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | ビスベンジル化合物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003192628A true JP2003192628A (ja) | 2003-07-09 |
Family
ID=27600405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001393396A Pending JP2003192628A (ja) | 2001-11-12 | 2001-12-26 | ビスベンジル化合物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003192628A (ja) |
-
2001
- 2001-12-26 JP JP2001393396A patent/JP2003192628A/ja active Pending
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