JP2003192202A - プリンタ - Google Patents

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JP2003192202A
JP2003192202A JP2001397564A JP2001397564A JP2003192202A JP 2003192202 A JP2003192202 A JP 2003192202A JP 2001397564 A JP2001397564 A JP 2001397564A JP 2001397564 A JP2001397564 A JP 2001397564A JP 2003192202 A JP2003192202 A JP 2003192202A
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Japan
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feeding
printing
tape
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roll paper
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Application number
JP2001397564A
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English (en)
Inventor
Kenichi Nakajima
賢一 中島
Hidetoshi Hashizume
秀敏 橋爪
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストダウンを図ると共に、紙送り精度よく
ロール紙を送ることができるプリンタを提供することを
目的とする。 【解決手段】 繰出リール204から繰り出したロール
紙Aに対し、印刷動作と紙送り動作とを繰り返して、画
像の連続的な印刷を行うプリンタ1において、ロール紙
Aを送り経路4に沿って送る紙送り手段7と、送り経路
4に臨み、ロール紙Aに画像を印刷する印刷手段5と、
繰出リール204と紙送り手段7との間に介設され、ロ
ール紙Aを屈曲させると共に初期紙送り動作においてこ
の屈曲部分Aaの送りを許容するバッファ手段208と
を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繰出リールから繰
り出したロール紙に対し、印刷動作と紙送り動作とを繰
り返して、画像の連続的な印刷を行うプリンタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、繰出リールにロール紙を回転自在
に支持した大型のプリンタにおいて、ロール紙に画像を
印刷する印刷手段と、ロール紙を印刷手段に送り込む紙
送りローラとを備え、印刷動作と紙送り動作とを適宜繰
り返すことで、ロール紙に連続的な画像を印刷するもの
が知られている。この場合、紙送りローラは、グリップ
ローラで構成され、印刷休止持に繰出リールからロール
紙を繰り出して、印刷手段に送り込んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のプリ
ンタでは、紙送りローラによる紙送りは、同時に繰出リ
ールからロール紙を繰り出すことになり、ロール紙が重
い場合には、ロール紙の回転が追いつかず、ロール紙に
瞬間的に大きなテンションが作用することとなる。この
ため、紙送りローラに大きな始動トルクがかかり、紙送
りの滑り(スリップ)や、ロール紙を損傷するなどの問
題が生ずる。また、紙送り停止時においては、慣性によ
りロール紙にたるみが生ずる問題もある。上記問題に鑑
みて、紙送りローラによる紙送り動作に同期して制御回
転する繰出ローラを、紙送りローラおよび繰出リール間
に介設し、この繰出ローラを紙送り動作に先立って回転
させることで、この間のロール紙に1タクトの紙送り長
さに相当するたるみを付与することが考えられる。しか
し、この場合のプリンタでは、たるみ量の管理を含む制
御が複雑となる。また、紙送りローラを回転駆動させる
駆動源のほか、繰出ローラを回転駆動させる専用の駆動
源を設けている分だけ、コストアップとなる。
【0004】本発明は、簡単な構造で、ロール紙を精度
良く且つ円滑に送ることができるプリンタを提供するこ
とをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタは、繰
出リールから繰り出したロール紙に対し、印刷動作と紙
送り動作とを繰り返して、画像の連続的な印刷を行うプ
リンタにおいて、ロール紙を送り経路に沿って送る紙送
り手段と、送り経路に臨み、ロール紙に画像を印刷する
印刷手段と、繰出リールと紙送り手段との間に介設さ
れ、ロール紙を屈曲させると共に初期紙送り動作におい
てこの屈曲部分の送りを許容するバッファ手段とを備え
たことを特徴とする。
【0006】この構成によれば、繰出リールから繰り出
したロール紙を送り経路に沿って紙送りすると、送り初
期において、バッファ手段により、ロール紙の屈曲部分
が送り出される。すなわち、初期紙送り動作において、
ロール紙の屈曲の角度が変更されることで、ロール紙に
作用する急激なテンションアップが抑制される。これに
より、紙送り手段がロール紙の慣性力の負荷による影響
を受けないため、すなわち紙送り手段の始動トルクが好
適に吸収され得るため、高精度な紙送りを円滑且つ安定
に行うことができる。また、バッファ手段の屈曲部分が
送られた後は、ロール紙が繰り出されるが、この時はす
でにロール紙は走行しており、ロール紙にテンションが
作用しても、紙送り手段とロール紙の回転速度との相対
速度差が少なく、ロール紙がスリップすることがない。
【0007】この場合、バッファ手段は、ロール紙に接
触してこれを屈曲させる摺接部材と、摺接部材を緩急屈
曲方向に移動自在に支持する回動アームと、回動アーム
を介して摺接部材を急屈曲方向に付勢するばねと、を有
することが、好ましい。
【0008】この構成によれば、紙送りに連動して緩急
(深浅)屈曲方向に移動する摺接部材が、ロール紙の屈
曲の角度を変更し、その分ロール紙がバッファ手段から
送り出される。これにより、初期紙送り動作において
は、付勢力に抗して緩(浅)方向に移動される摺接部材
が、ロール紙に対しクッション的機能を果たすため、ロ
ール紙のテンションアップが好適に抑制される。また、
紙送り動作後には、ばねにより回動復帰する摺接部材
が、繰出リールからロール紙を繰り出して、あらたに深
いロール紙の屈曲部分を作り出す。すなわち、ばねは、
紙送り初期では紙送り手段のクッションとして作用し、
紙送り終期あるいは紙送り停止時には、ロール紙を繰り
出すように作用する。
【0009】この場合、回動アームを介して、摺接部材
の急屈曲方向の移動端位置を位置規制する位置規制部材
を、更に有することが、好ましい。
【0010】この構成によれば、摺接部材の急屈曲方向
の移動端位置である、屈曲の角度が最大鋭角となる位置
が規制される。これにより、紙送り動作に臨むロール紙
を、常に同じ屈曲角度とすることができると共に、その
たるみ量(ストック量)を一定に保つことができる。
【0011】これらの場合、ばねのばね力は、屈曲部分
が急屈曲状態で太径状態のロール紙の初期繰出し力と拮
抗し、緩屈曲状態で細径状態のロール紙の初期繰出し力
と拮抗することが、好ましい。
【0012】この構成によれば、使用によりロール径が
小さくなっても、紙送り動作において、その送り力(引
張り力)と初期繰出し力とが拮抗状態となる。これによ
り、目減りしてゆくロール径に左右されることなく、繰
出リールのロール紙に対し、初期紙送り動作の送り力が
直接伝達されることを適切に回避することができるた
め、安定した紙送りを行うことができる。
【0013】これらの場合、ばねは、コイルばねで構成
され、回動アームに対し鋭角を為して延在していること
が、好ましい。
【0014】この構成によれば、コイルばねのばね力の
差を生じさせないが、回動アーム(摺接部材)のストロ
ークを十分にとることができる。
【0015】これらの場合、屈曲部分で構成されるロー
ル紙の余剰長さが、少なくとも1タクトの紙送り長さに
相当することが、好ましい。
【0016】この構成によれば、1タクトの紙送り動作
時において、ロール紙を繰出リールから繰り出さないよ
うにすることができる。これにより、繰出リールが紙送
り手段の紙送り速度に依存することがない。
【0017】これらの場合、紙送り手段とバッファ手段
との間の送り経路上に、印刷手段の印刷のための印刷エ
リアが構成されていることが、好ましい。
【0018】この構成によれば、バッファ手段を経たロ
ール紙を印刷エリアに送り込んで、ここで印刷を行って
いる。これにより、ロール紙の印刷領域が送り精度良く
印刷エリアに臨むため、ドットレベルで位置精度良く印
刷を行うことできる。
【0019】この場合、印刷エリアとバッファ手段との
間に、ロール紙に張力を付与するテンション手段を、更
に備えたことが、好ましい。
【0020】この構成によれば、印刷エリアに臨むロー
ル紙は、テンション手段により張力を付与された状態と
なる。これにより、1タクトの紙送り(間欠送りとなる
ロール紙の送り・停止)を正確になすことができると共
に、ロール紙の印刷領域を印刷手段に適切に臨ませるこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の一実施形態にかかるプリンタついて説明する。こ
のプリンタは、パーソナルコンピュータなどの外部装置
に接続された業務用の大型カラープリンタであり、外部
装置で作成した画像データに基づいて、インクジェット
方式により所望の画像を印刷するものである。具体的に
は、インクジェットプリンタは、連続紙である印刷テー
プに、後に切り抜いてラベルとして用いる多数の単位画
像を連続して印刷するものであり、例えば生鮮食品のラ
ップフィルム上に貼着されるラベルを、小ロットで印刷
することを可能にするものである。
【0022】図1は、インクジェットプリンタの全体構
成を示す外観斜視図であり、図2はインクジェットプリ
ンタの一部構成を省略して、その背面側からの外観斜視
図である。
【0023】両図に表すように、このインクジェットプ
リンタ1は、大形の機台2に小形の巻取機3を連結して
構成されており、機台2側には、機台2上に設置した印
刷テープAに印刷を行うプリント手段5と、機台2から
右側にはり出したロール状の印刷テープAを繰り出し供
給するテープ供給手段6と、機台2を縦断するテープ送
り経路4に沿って供給された印刷テープAを送るテープ
送り手段7とを備え、巻取機3側には、テープ送り手段
7から受け取った印刷済みの印刷テープAをロール状に
巻き取るテープ巻取手段8が組み込まれている。
【0024】また、機台2には、プリント手段5のヘッ
ドユニット24(インクジェットヘッド26)にインク
を供給するインク供給手段9と、インクジェットヘッド
26を保全するメンテナンス手段10とを備えると共
に、これら各主要な構成手段を個別に且つ関連させて制
御するコントローラ11(制御手段)を備えている。
【0025】このインクジェットプリンタ1は、ロール
状から繰り出した印刷テープAに対し、印刷動作とテー
プ送り動作とを繰り返して、画像の連続的な印刷を行っ
ている。具体的には、ロール状から繰り出した印刷テー
プAを、テープ送り手段7の吸着テーブル101を介し
て水平に吸着し、この状態でプリント手段5を駆動させ
てこれに多数の画像(単位画像B)を連続印刷すると共
に、その印刷済み部分(単位印刷領域C)を吸着テーブ
ル101から随時送り出して次の連続印刷を行って、最
終的に、テープ巻取手段8で印刷後の印刷テープAを巻
き取ってゆくものである(図1および図10参照)。
【0026】なお、図10に示すように、印刷テープA
の単位印刷領域Cには、多数の単位画像Bと共に、各単
位画像Bの位置検出用の画像位置マークDと、単位印刷
領域C毎のテープ送りを行うための検出マークEとが印
刷される。
【0027】印刷テープAは、いわゆる剥離紙付きのロ
ール紙であり、テープ幅が最小の50mmから最大の1
50mmまで10mmピッチとした、幅の異なる複数種
(11種)のものが用意されている。印刷にあたって
は、印刷テープAの延在方向にラベルとなる単位画像B
が連続的に印刷され、この各単位画像Bが、外工程とな
る別のカット装置により画像位置マークDを介して認識
されてハーフカットされ、粘着剤付きのラベルとなる。
【0028】この印刷に用いられるインク、すなわち1
ラインのカラー印刷に用いるインクは、シアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)
に、ライトシアン(LC)およびライトマゼンタ(L
M)を加えた、計6色の基準色で構成され、各色インク
は、各色のメインタンク71からインクチューブ73を
介して各インクジェットヘッド26(ヘッドユニット2
4)に供給されている(図2等参照)。
【0029】機台2は、アングル材12を直方体形状に
組み、その上部には台板13を、下部には棚板14を固
定して成ると共に、棚板14の下部には、4個のキャス
タ15と、6個のアジャストボルト付き支持脚16とが
取り付けられている。台板13上には、プリント手段5
の他、中央にメンテナンス手段10および奥側にインク
供給手段9のサブタンク72側が配設され、手前側にテ
ープ送り手段7の主要部が配設されている。また、台板
13の長手方向の一方の端部には、前後方向中間のアン
グル材12を介して、テープ供給手段6が取り付けられ
ている。
【0030】台板13は、テープ巻取手段8側で且つ手
前側の一部(2箇所)が略方形に開口しており、この開
口部17,17に臨んで台板13と棚板14との間に
は、下方に大きく迂回するように、テープ送り経路4が
形成されている。また、棚板14の奥側には、インク供
給手段9のメインタンク71側が配設されると共に、メ
ンテナンス後の不要な廃インクを貯留する大型の廃イン
クタンク18が配設されている。さらに、仕切板19を
挟んで右手前側の台板13と棚板14との間には、コン
トローラ11が配設されている。
【0031】巻取機3は、巻取機本体20と、巻取機本
体20の下部に取り付けた4個のアジャストボルト付の
支持脚21とで構成され、巻取機本体20にテープ巻取
手段8が組み込まれている。巻取機本体20の正面左上
部には、印刷テープAの巻取りトルク等を調整する操作
パネル22が設けられている。なお、巻取機3が機台2
と連結状態でのみ、インクジェットプリンタ1の主電源
がONできるようになっている。
【0032】次に、インクジェットプリンタ1の各手段
の構成について説明する。インク供給手段9は、図2に
示すように、棚板14に配設され各色インクを大量に貯
留するメインタンク71と、台板13上に配設されメイ
ンタンク71からの各色インクを各インクジェットヘッ
ド26に供給するサブタンク72と、これらメインタン
ク71、サブタンク72およびインクジェットヘッド2
6を連結するインクチューブ73とを備えている。メイ
ンタンク71はサブタンク72にインクを加圧供給し、
サブタンク72に貯留されたインクは、インクジェット
ヘッド26のポンプ作用(インク吐出)を受けてこれに
供給される。
【0033】すなわち、メインタンク71から圧力供給
されたインクは、サブタンク72で圧力的に縁切りされ
て、インクジェットヘッド26に供給される。またこの
場合、メインタンク71は各色1個のものから構成さ
れ、サブタンク72は各色2個のものから構成されてお
り、メインタンク71内のインクは、インクチューブ7
3に介設した2分岐継ぎ手によって2分岐をサブタンク
72の前後で1度ずつ繰り返して、インクジェットヘッ
ド26(後述する各インクノズル列47a)に供給され
てゆくようになっている(図6参照)。
【0034】プリント手段5は、図1ないし図3に示す
ように、多数のインクジェットヘッド26を搭載したヘ
ッドユニット24と、ヘッドユニット24を主走査方向
および副走査方向に自在に移動させるX・Y移動テーブ
ル25とを有している。X・Y移動テーブル25は、台
板13上に設置した、いわゆるX・Yロボットであり、
ヘッドユニット24をX軸方向(主走査方向、印刷テー
プAの長手方向、延在方向またはテープ送り方向)に移
動させるX軸テーブル27と、X軸テーブル27をY軸
方向(副走査方向、印刷テープAの幅方向)に移動させ
るY軸テーブル28と、Y軸テーブル28に平行に配設
されX軸テーブル27の移動をガイドするY軸ガイド2
9とで構成されている。
【0035】X軸テーブル27は、外殻を構成したX軸
テーブルフレーム31の内部に、それぞれ図示では省略
したが、ヘッドユニット24を主走査方向に往復動させ
る主走査ボールねじと、主走査ボールねじを正逆回転さ
せる主走査モータとを収容している。X軸テーブルフレ
ーム31には、Y軸テーブル28の略直上部に位置し、
且つX軸テーブル27の往復動と共に移動するフラッシ
ングボックス61が取り付けられている。同様に、Y軸
テーブル28は、外殻を構成したY軸テーブルフレーム
32の内部に、それぞれ図示省略のX軸テーブル27を
副走査方向に往復動させる副走査ボールねじと、副走査
ボールねじを正逆回転させる副走査モータとを収容して
いる。
【0036】Y軸ガイド29は、台板13上にテープ送
り経路4を跨いで立設した3個のガイド支柱34と、各
ガイド支柱34間に渡したガイドプレート35と、ガイ
ドプレート35に平行に取り付けた丸棒状のガイドレー
ル36とを有し、Y軸テーブル28と共にX軸テーブル
27を両持ちで支持し且つX軸テーブル27の往復動を
ガイドしている。ガイドレール36は、奥側から手間側
にかけて途中まで延在しており、X軸テーブルフレーム
31の一方の端部に取り付けた2個のガイドローラ37
が転動する。
【0037】なお、図中の符号38および39は、それ
ぞれヘッドユニット24に至る配管・配線をフレキシブ
ルに保護するX軸ケーブルベア(登録商標)38および
Y軸ケーブルベア39である。Y軸ケーブルベア39
は、基端をX軸テーブルフレーム31に固定した配管プ
レート76に固定され、先端を配管支持プレート75に
固定されている。また、X軸ケーブルベア38は、基端
を台板13に固定され、先端を配管プレート76に固定
されている。
【0038】特に図示しないが、ヘッドユニット24の
X軸方向の基準位置(ホーム位置、図示左側:X軸の原
点)を検出するX方向検出センサと、X軸テーブル27
を介してヘッドユニット24のY軸方向の基準位置(ホ
ーム位置、図示奥側:Y軸の原点)を検出するY方向検
出センサとを備えている。そして、インクジェットプリ
ンタ1の主電源がONされると、X・Y移動テーブル2
5は常にこの基準位置にリセットされるようになってい
る。
【0039】また図示しないが、ヘッドユニット24に
は、X軸テーブルフレーム31に形成した水平スリット
からX軸テーブルフレーム31内に延びる雌ねじブロッ
クが取り付けられており、この雌ねじブロックが主走査
ボールねじに螺合している。同様に、X軸テーブルフレ
ーム31の一方の下端部には、Y軸テーブルフレーム3
2に形成した水平スリットからY軸テーブルフレーム3
2内に延びる雌ねじブロックが取り付けられており、こ
の雌ねじブロックが副走査ボールねじに螺合している。
【0040】主走査モータおよび副走査モータは、上記
のコントローラ11に接続されており、主走査モータを
正逆回転させることにより、ヘッドユニット24が主走
査方向に往復動し、副走査モータを正逆回転させること
により、X軸テーブル27を介してヘッドユニット24
が副走査方向に往復動する。そして、この主走査方向へ
のヘッドユニット24の移動により1ラインの印刷が行
われ、副走査方向への移動により次ラインへのヘッドユ
ニット24の移動が行われる。
【0041】具体的には、図1および図4を参照して説
明すると、吸着テーブル101上の印刷テープAに対
し、例えば左上を印刷開始位置P1として印刷を開始す
る場合、この位置P1からヘッドユニット24を右方向
(主走査における往動方向)に所定距離移動させること
により1ラインの印刷(主走査)が行われ、右端におい
てヘッドユニット24を手前に移動させることにより、
ヘッドユニット24を第2ラインに移動(副走査)さ
せ、ここから更にヘッドユニット24を左方向(主走査
における復動方向)に移動させることにより第2ライン
の印刷(主走査)が行われる。このように動作を繰り返
して全ラインの印刷を行う(図4(b)参照)。
【0042】また、例えば右下の位置P2で印刷を終了
した場合、次のテープ送り後の印刷は、この印刷終了位
置P2から上記の印刷開始位置P1に向かって、上記と
逆の動作でヘッドユニット24を移動させて全ラインの
印刷を行うようにしている(図4(c)参照)。これに
より、ヘッドユニット24の移動ロスを少なくしてい
る。なお、1往復(2ラインの印刷)の間に、左端にお
いて上記フラッシングボックス61に対しインクジェッ
トヘッド26のフラッシング動作が行われる。
【0043】ヘッドユニット24は、背面に上記の雌ね
じブロックを取り付けた支持ブラケット41と、支持ブ
ラケット41の下部に水平に取り付けた統一キャリッジ
42(図5参照)と、支持ブラケット41の左右に取り
付けた複数の紙粉除去ファンから成る紙粉除去機構43
とを有し、統一キャリッジ42には、下面に多数のイン
クノズル(ノズル列)を形成した複数のインクジェット
ヘッド26が搭載されている。具体的には、統一キャリ
ッジ42は4つの部分キャリッジ44を着脱自在に装着
しており、この各部分キャリッジ44に、それぞれ横並
び3個、すなわち全部分キャリッジ44に合計で12個
のインクジェットヘッド26が取り付けられている。
【0044】この場合、図5に示すように、各インクジ
ェットヘッド26は、部分キャリッジ44にねじ止め固
定され、各部分キャリッジ44は、複数のピンからなる
位置決め装着手段45により統一キャリッジ42に着脱
自在に装着されている。また、各部分キャリッジ44に
搭載した各インクジェットヘッド26は、インクノズル
を形成した本体部分26aを統一キャリッジ42から下
方に突出させ、且つこの本体部分26aを対向配置する
ようにして、そのインクノズル列群46を中央に集約配
置している(図6参照)。本体部分26aの裏側には、
各色のサブタンク72からのインクチューブ73を連結
して、各色のインク供給を適宜行うインク供給部位49
が形成されている。
【0045】図6に模式的に表すように、1ラインの基
準色を構成する6色のインクノズル列群46は4分割さ
れており、分割された6色の分割インクノズル列群47
が、3個のインクジェットヘッド26に組み込まれて、
各部分キャリッジ44に搭載されている。具体的には、
各部分キャリッジ44に搭載される3個のインクジェッ
トヘッド26の第1ヘッド26−1には、ブラック
(K)およびシアン(C)の2つの分割インクノズル列
47aが組み込まれ、第2ヘッド26−2には、ライト
シアン(LC)およびライトマゼンタ(LM)の2つの
分割インクノズル列47aが組み込まれ、第3ヘッド2
6−3には、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の2
つの分割インクノズル列47aが組み込まれている。
【0046】そして、これら分割インクノズル列群47
は、一部(のインクノズル)を重複させるようにして千
鳥状に配設され、全体としてほぼ4インチ(1ライン)
の各色インクノズル列群46を構成している。このよう
に、1ライン分のインクノズル列群46を4分割し、こ
れを組み込んでインクジェットヘッド26を構成してい
るため、不良なインクジェットヘッド26を適宜交換す
ることで、ヘッドユニット24の歩留まりを向上させる
ことができるようになっている。
【0047】支持ブラケット41は、図1および図3に
示すように、上記雌ねじブロックを外側に取り付けた背
面板51と、背面板51の下端部に位置し統一キャリッ
ジ42を位置決め固定する大きく開口した水平板52
と、背面板51および水平板52を左右両側から挟んで
これらを固定した両鉛直板53とで構成され、各鉛直板
53の外側面に紙粉除去機構43が設けられている。す
なわち、背面板51、水平板52、両鉛直板53および
統一キャリッジ42により、一般的にいうキャリッジが
構成されている。
【0048】支持ブラケット41の上端背面には、複数
のインクチューブ73等を支持する配管支持プレート7
5が取り付けられている。また、図1示中の符号59
は、支持ブラケット41の正面から上面にかけて取り付
けたカバーであり、このカバー59の上面は、複数のイ
ンクチューブ73に対応して開口している。
【0049】次に、メンテナンス手段10について説明
する。メンテナンス手段10は、図1に示すように、フ
ラッシングインクを受ける上記のフラッシングボックス
61の他、非駆動時においてインクジェットヘッド26
を保管する保管ユニット62と、ノズル詰りを解消する
ためにマニュアル操作等でインクジェットヘッド26を
クリーニングするクリーニングユニット63と、マニュ
アル操作等によりインクジェットヘッド26をワイピン
グするワイピングユニット64とを有し、これらはいず
れも機台2上において、テープ送り経路4から奥側に外
れたX軸テーブル27の近傍に併設されている。
【0050】フラッシングボックス61は、図1および
図3に示すように、X軸方向の原点を取付位置として、
Y軸テーブル28と所定の間隙を存して、その奥側をX
軸テーブル27に支持されている。フラッシングボック
ス61は、X軸方向の原点位置にあるヘッドユニット2
4に対し、底部に敷設したインク吸収体67が下側から
覆うように臨んでいる。インクジェットヘッド26のフ
ラッシング動作により吐出されたフラッシングインク
は、インク吸収体67に吸収され、これが飽和状態にな
ると、Y軸テーブル28の左側に外れて下方に突出した
インク貯留部69に流下するようになっている。
【0051】保管ユニット62、クリーニングユニット
63およびワイピングユニット64は、図1に示すよう
に、台板13上の略中央部において、左側からこの順で
配設されている。クリーニングユニット63およびワイ
ピングユニット64は、それぞれ二つの部分ユニットか
ら構成されており、これらの各部分ユニットは、台板1
3上において相互にY軸方向に位置ずれして配設されて
いる。
【0052】保管ユニット62による保管処理は、全イ
ンクジェットヘッド26のノズル形成面を封止して、イ
ンクの蒸発を防止する。同様に、クリーニングユニット
63による保管処理では、各インクジェットヘッド26
のノズル形成面を封止し、この状態で、全インクノズル
インクをポンプ吸引し、吸引したインクをチューブを介
して廃インクタンク18に導いている。ワイピングユニ
ット64によるワイピング処理では、各インクジェット
ヘッド26のインクノズルの周囲に付着したインク滴を
拭き払うことで行われる。このようなメンテナンス処理
により、インクノズルの適切なメニスカスを保持するこ
とができるようになっている。
【0053】なお、図1および図6に示すように、クリ
ーニング処理およびワイピング処理の各動作は、第1ヘ
ッド群48−1および第2ヘッド群48−2の処理が終
了した後、第3ヘッド群48−3および第4ヘッド群4
8−4の処理が行われる。すなわち、X・Y移動テーブ
ル25との協働により、2回に分けて全インクジェット
ヘッド26のクリーニングおよびワイピングが行われ
る。
【0054】続いて、テープ送り手段7について説明す
る。図7は、テープ送り手段7を模式的に表した図であ
り、同図および図1に表すように、テープ送り手段7
は、テープ送り経路4の略中央に配設した台板13上の
吸着テーブル101と、吸着テーブル101を挟んで配
設されテープ送り経路4に沿って印刷テープAを送るテ
ープ送り機構102とを備えている。
【0055】吸着テーブル101は、台板13に固定し
た筐体104と、筐体104の上面に取り付けられた吸
引プレート105と、吸引プレート105の下側に形成
した3連(複数)の吸引チャンバ106と、各吸引チャ
ンバ106の下部にそれぞれ臨む3個の吸引ファン10
7とで構成され、印刷テープAをエアー吸引する。
【0056】吸引プレート105は、X軸テーブル27
の長さに合わせて、テープ送り経路4の延在方向に30
インチの長さ(印刷エリアG)で形成されていると共
に、最大幅の印刷テープA(テープ幅150mm)に対
応した幅を有している。各印刷テープAは、幅方向の一
方の端を定位置として(端面基準)で送られ、その幅方
向の位置決めは吸着テーブル101に先立って、幅ガイ
ド部117で行われている(詳細は後述する)。
【0057】吸引プレート105の上面には、各吸引チ
ャンバ106に連通する多数の吸引孔108が形成され
ており、吸引プレート105は、この多数の吸引孔10
8を介して印刷テープAを、浮かない程度の吸着力で且
つ所定の平面度をもって上面に載置させる。また吸引プ
レート105は、水平に配設され、その直上部をX・Y
方向に移動するヘッドユニット24(インクジェットヘ
ッド26)と平行に対峙する。すなわち、吸引プレート
105の上面に吸着セットされた印刷テープAは、イン
ク吐出のための所定の間隙を存して、印刷動作中のイン
クジェットヘッド26と平行に対峙する。
【0058】各吸引ファン107は、上記のコントロー
ラ11に接続され、その主電源のON操作に同期して駆
動するようになっている。すなわち、印刷テープAの送
り停止時はもとより、印刷テープAの送り動作時にあっ
ても印刷テープAを吸着しており、特に印刷テープAの
送りは、吸着テーブル101の吸引力に抗して行われ
る。なお、多数の吸引孔108は、最大幅以外の印刷テ
ープAの場合に、吸引孔108からリークするエアーに
よる吐出インクの飛行曲りを有効に回避するべく、千鳥
状に整列配置されている。
【0059】テープ送り機構102は、図1、図7およ
び図8に示すように、テープ送り経路4の下流側で台板
13上に配設したテープ送りローラ111と、テープ送
りローラ111を回転駆動するテープ送りモータ112
と、テープ送りローラ111の送り方向下流側に配設さ
れテープ巻取手段8へ送り出す送出ローラ113と、吸
着テーブル101の送り方向下流側の直近および上流側
の直近に配設したガイドローラ114および送込みロー
ラ115と、送込みローラ115の送り方向上流側に配
設した案内ローラ116と、案内ローラ116の送り方
向上流側に配設した幅ガイド部117とを備えている。
【0060】また、テープ送り機構102は、テープ送
りローラ111とガイドローラ114との間の台板13
および棚板14間に、ガイドローラ114の送り方向下
流側に中間ローラ118と、中間ローラ118の下方に
配設した下ローラ119とを備えている。なお、下ロー
ラ119およびガイドローラ114間は、印刷エリアG
と略同一の長さを有する、印刷テープAの印刷済み部分
が自然乾燥される乾燥エリアとなっている。
【0061】テープ送りローラ111は、印刷テープA
を挟んで対峙するグリップローラ構造の駆動ローラ12
3および従動ローラ124から成り、この駆動ローラ1
23にテープ送りモータ112が接続されている。テー
プ送りモータ112は、ステッピングモータで構成さ
れ、上記のコントローラ11に接続されてテープ送りロ
ーラ111の回転を制御する。すなわち、テープ送りロ
ーラ111(駆動ローラ123)は、コントローラ11
によりその回転が制御され、吸着テーブル101上の送
りを含む機台2における、全体のテープ送りおよび停止
を高精度に行うように、ヘッドユニット24に同期して
回転するようになっている。
【0062】送込みローラ115およびガイドローラ1
14は、吸着テーブル101の前部および後部でこれに
回転自在に支持されていると共に、水平に位置してい
る。したがって、送込みローラ115からガイドローラ
114にかけて、印刷テープAは吸着テーブル101上
を水平に送られてゆく。
【0063】中間ローラ118を回転自在に支持する中
間支持プレート128には、テープ送り経路4(印刷テ
ープA)に臨んで且つ中間ローラ118と平行な位置に
テープ送りセンサ130が配設されている。テープ送り
センサ130は、反射型の光センサで構成され、上記の
コントローラ11に接続されている。このテープ送りセ
ンサ130により、印刷テープAの検出マークEが検出
され、この検出結果に基づいてテープ送りモータ112
の駆動動作が制御されるようになっている。これによ
り、印刷テープAの送り、すなわち1タクトの印刷動作
により印刷が行われる単位印刷領域Cを単位とする間欠
送り、が高精度で行われている。
【0064】この場合、テープ送りセンサ130は、印
刷エリアGの先端から所定の距離(図7、規定距離:
M)に位置している。そして、単位印刷領域Cに印刷さ
れる一の検出マークEは、単位印刷領域Cの後端からテ
ープ送り方向下流側に、この規定距離下がった位置に印
刷されるようになっている。すなわち、単位印刷領域C
の後端から検出マークEの印刷位置までの距離と、単位
印刷領域Cの前端からテープ送りセンサ130の位置
(検出マークEの検出位置)までの距離とが同一に設定
され、これにより上記の高精度なテープ送りを実現して
いる(図10参照で、詳細は後述する)。
【0065】幅ガイド部117(テンション手段)は、
図7ないし9に示すように、台板13上に固定したボト
ムプレート133と、ボトムプレート133に前後方向
に離間して立設した手前側の取付プレート134および
奥側の固定ガイドプレート135と、取付プレート13
4および固定ガイドプレート135間を移動自在に構成
された移動ガイドプレート136と、取付プレート13
4および固定ガイドプレート135にそれぞれ両端部を
軸支された5個のフィード部材137および2個のプレ
ートガイド138と、印刷テープAにテンション(張
力)を付与する板ばね部139とを備え、固定ガイドプ
レート135および移動ガイドプレート136が対とな
って、機台2を送られる印刷テープAの幅規制を行って
いる。
【0066】ボトムプレート133は、取付プレート1
34等の左半部に位置し、取付プレート134および固
定ガイドプレート135は、その下端左半部を外側に折
り曲げた部位141でボトムプレート133に固定され
ている。また、取付プレート134および固定ガイドプ
レート135の右半部には、これらを跨ぐように板ばね
部139が取り付けられている。
【0067】固定ガイドプレート135は、吸着テーブ
ル101の奥側の端面と平行に配設され、その内面で印
刷テープAを一方側から延在方向に幅ガイドしている。
印刷テープAの他方側の幅ガイドは、移動ガイドプレー
ト136の内面でなされている。すなわち、印刷テープ
Aの幅ガイドは、固定ガイドプレート135を基準とし
て、移動ガイドプレート136を固定ガイドプレート1
35に対し適宜平行移動させることにより構成される。
また、固定ガイドプレート135および移動ガイドプレ
ート136の右端部には、送られてくる印刷テープAの
受け入れを案内するテープ案内部位142、142が、
外側に拡開して形成されている。
【0068】5個のフィード部材137は、その中間部
をこれらに対応して形成した移動ガイドプレート136
の複数の遊挿孔に干渉されることなく、両端部を取付プ
レート134および固定ガイドプレート135に支持さ
れている。また、隣接する各フィード部材137は、相
互に上下に位置ずれした状態で支持されている。
【0069】この場合、5個のフィード部材137は、
上側に平行に配置され印刷テープAの非印刷面に摺接す
る3個のフィードガイド144と、下側に平行に配置さ
れ印刷テープAの印刷面に転接する2個の回転ローラ1
45とで構成されている。5個のフィード部材137に
より、幅ガイド部117を送られる印刷テープAは、波
状に経路変更されて先方に湾曲しながら送られてゆく。
これにより、テープ供給手段6から繰り出された印刷テ
ープAの巻き癖を有効に取り除いて、印刷テープAを案
内ローラ116へと送ることができるようになってい
る。
【0070】一方、2個のプレートガイド138は、丸
棒状の部材からなり、上側の中間のフィードガイド14
4を挟んで左右に且つ下側の一対の回転ローラ145の
直上位置に配置され、両端部を取付プレート134およ
び固定ガイドプレート135に固定されている。また、
各プレートガイド138は、その中間部をこれらに対応
して形成した移動ガイドプレート136の一対のガイド
穴に遊嵌され、移動ガイドプレート136の前後方向の
スライド移動をガイドすると共に、移動後の移動ガイド
プレート136を、後述の固定ねじ149を介して固定
ガイドプレート135に平行に固定する。
【0071】移動ガイドプレート136は、テープ送り
経路4の幅を可変可能にするものであり、上記の遊装孔
およびガイド穴の他、上部外側に固定した幅ガイドブロ
ック147を有し、幅ガイドブロック147を介して各
プレートガイド138に取り付け固定自在に構成されて
いる。幅ガイドブロック147は、所定幅を有するブロ
ック本体148と、ブロック本体148の上面に離間し
て配設した左右一対の固定ねじ149とで構成されてい
る。各固定ねじ149は、各プレートガイド138に対
応した位置に設けられ、この固定ねじ149により、移
動ガイドプレート136は、各プレートガイド138に
固定される。
【0072】すなわち、固定ねじ149を緩めた状態
で、テープ幅に対応して、移動ガイドプレート136を
左右方向(テープ幅方向)に移動させて位置決めし、固
定ねじ149を締めることで、移動ガイドプレート13
6は、固定ガイドプレート135と共に印刷テープAの
幅方向の両端面を挟持し、且つその下端面がボトムプレ
ート133に当接するようになっている。これにより、
吸着テーブル101に臨む印刷テープAの幅ガイドが適
切に行われている。なお、移動ガイドプレート136
は、これに形成した切欠き部分により、一対の回転ロー
ラ145を逃げた構造となっている。
【0073】板ばね部139は、固定ガイドプレート1
35および取付プレート134の右下半部を跨いで延在
するばね支持プレート151と、ばね支持プレート15
1の上面に取り付けた板ばね152と、ばね支持プレー
ト151を上方に付勢するコイルばね153とを有して
いる。
【0074】ばね支持プレート151は、延在方向の両
端部が上方に折り曲げられ、両端部の基部を固定ガイド
プレート135および取付プレート134の下端先端部
に支持されると共に、基部と反対側の部分にコイルばね
153の一端が係止している。各コイルばね153の他
端は、固定ガイドプレート135および取付プレート1
34の外端上面に係止しており、これにより、ばね支持
プレート151は、これらプレート134,135に上
方に付勢された状態で支持されていると共に、基部を中
心に上下方向に回動自在となっている。また、ばね支持
プレート151の手前側の端部には、これを回動操作す
るばね解除レバー155がレバー支持台158を介して
取り付けられている。
【0075】板ばね152は、図7に模式的に示すよう
に、右側の回転ローラ145の下方に位置し、ばね支持
プレート151に固定されたばね固定部156と、ばね
固定部156から屈曲して延び印刷テープAを挟んで回
転ローラ145に下側から突き当たるローラ摺接部15
7とで構成されている。この摺接位置にあるローラ摺接
部157は、ばね解除レバー155の操作により、回転
ローラ145から離間して下方の離間位置に退避される
ようになっている。
【0076】すなわち、板ばね152は、印刷テープA
を挟んで右側の回転ローラ145に摺接して、印刷テー
プAにテンションを付与している。これにより、印刷エ
リアG(吸着テーブル101)に臨む印刷テープAの送
りにブレーキ(制動)をかけることができる。なお、板
ばね152に対応して、回転ローラ145と同様に移動
ガイドプレート136はこれを逃げた構造となってい
る。
【0077】また、印刷エリアGを挟んで配設した、こ
の板ばね152および上記のテープ送りローラ111と
で、この間の印刷テープAの延在方向前後をホールド状
態にすることができるため、吸着テーブル101による
吸引と共に印刷テープAの水平姿勢を維持し、さらに
は、単位印刷領域C毎の各検出マークEのピッチを同一
にすることができるようになっている。
【0078】なお、図示省略したが、板ばね152のロ
ーラ摺接部157は、幅の異なる各印刷テープAの端面
には当接しないように、最小幅の印刷テープAに内在さ
れる押え幅の平板状摺接部位と、平板状摺接部位と共に
各櫛歯片が、最小幅以外の各印刷テープAに対し少なく
とも幅方向の両端部を押さえ且つ内在されるように押え
幅をそれぞれ構成する櫛歯状摺接部位とから構成されて
いる。
【0079】テープ巻取手段8は、図1に示すように、
巻取機本体20に回転自在に支持された巻取リール19
1と、巻取リール191の直上部に位置する巻取ローラ
192と、巻取ローラ192を回転駆動させる巻取モー
タと、巻取ローラ192に近接してこれに臨む巻取ガイ
ドローラ194と、印刷済みの印刷テープAの幅方向を
規制する幅規制部195と、巻取機3と機台2との間に
位置する押えローラ196とを有している。
【0080】幅規制部195は、テープ送り手段7の上
流側に設けた幅ガイド部117と類似の構造からなり、
印刷テープAを波状に送ると共に、手前に突出して設け
た押し棒198を操作することで、各幅の印刷テープA
に対応させることができるようになっている。テープ送
り手段7から送られてくる印刷済みの印刷テープAは、
押えローラ196を介して幅規制部195へと導かれ、
ここでテープ巻き取りに際しての幅ガイドが行われて、
巻取リール191にロール状に巻き取られてゆく。
【0081】次に、テープ供給手段6について、図1お
よび図11ないし13を参照して説明する。テープ供給
手段6は、幅ガイド部117に臨んで台板13に固定し
た前後一対の供給支持フレーム201と、供給支持フレ
ーム201の下方で機台2のアングル材12に固定した
ブラケット202とで支持部が構成され、テープ送り手
段7により送られる印刷テープAに所定量のたるみをも
たせている。ブラケット202には、ロール状に巻回し
て印刷テープAを回転自在に支持する繰出リール204
と、繰出リール204に軸着したトルクリミッタ205
とが設けられている。
【0082】一対の供給支持フレーム201は、図1に
示すように、図示右側部分を台板13から大きく張り出
した状態で且つ図示左側部分の下端部を台板13に載置
して、これに固定されている。一対の供給支持フレーム
201には、繰出リール204からテープ送り手段7へ
の印刷テープAの送りを案内する供給案内部207と、
供給案内部207で送りを案内される印刷テープAを上
下方向に屈曲させると共に初期テープ送り動作において
この屈曲部分Aaの送りを許容するバッファ部208と
が支持されている。
【0083】供給案内部207は、繰出リール204か
ら繰り出された印刷テープAの送りを上方に案内する第
1案内ローラ211と、第1案内ローラ211の送り方
向下流側にてこれに平行に位置するグリップローラ構造
の第2案内ローラ212と、第1案内ローラ211およ
び第2案内ローラ212間に渡した水平板213と、こ
れらローラ211、212と略平行に位置し幅ガイド部
117に臨む供給ガイド部材214とで構成されてい
る。
【0084】第1案内ローラ211および第2案内ロー
ラ212は、両供給支持フレーム201に回転自在に両
持ち支持されており、印刷テープAを水平板213上に
水平に臨ませる。水平板213は、両供給支持フレーム
201の上端に支持されている。供給ガイド部材214
は、両供給支持フレーム201に両持ち状態で支持固定
され、印刷テープAの非印刷面側に摺接して、これを先
方の幅ガイド部117に案内する。
【0085】繰出リール204から繰り出される印刷テ
ープAは、第1案内ローラ211、水平板213、およ
び第2案内ローラ212と順に案内され、これらの下方
に位置するバッファ部208の摺接部材221により、
下方に大きく迂回するように経路変更された後、供給ガ
イド部材214を介して幅ガイド部117へと送られて
ゆく。この場合、摺接部材221を介在する第1案内ロ
ーラ211および供給ガイド部材214間で、印刷テー
プAの屈曲部分Aaが構成されている。
【0086】バッファ部208は、印刷テープAに接触
してこれを屈曲させる上記の摺接部材221と、摺接部
材221を緩急(深浅)屈曲方向に移動自在に支持する
前後一対の回動アーム222と、両回動アーム222を
介して摺接部材221を急(深)屈曲方向に付勢する複
数のコイルばね223と、両回動アーム222を介して
摺接部材221の急屈曲方向の移動端位置を位置規制す
る位置規制部材224とを有し、印刷テープAの送りに
連動して摺接部材221が緩(浅)屈曲方向に移動され
ることにより、印刷テープAの円滑且つ安定な送りがな
されている。なお、本実施形態では、図1に示すよう
に、屈曲方向が上下方向となっている。
【0087】一対の回動アーム222は、一対の供給支
持フレーム201に対応して前後方向に離間し、先端側
に摺接部材221を両持ち支持すると共に、基端側を一
対の供給支持フレーム201の内側部にそれぞれ支持さ
れている。すなわち、回動アーム222は、軸支された
基端側を中心として上下方向に回動自在となっていると
共に、位置規制部材224により下方への回動を規制さ
れている。
【0088】一対の回動アーム222は、基端側におい
てこれらの間に渡した連結板226と、中間部において
これらの間に渡した下ばね掛止め部材227と、先端部
においてこれらの間に渡した摺接部材221とにより、
延在方向に亘って連結されている。連結板226は、各
回動アーム222の基端側上端面に固定され、下ばね掛
止め部材227および摺接部材221は、各回動アーム
222の中間部および先端部の上側に突設した支持ブロ
ック228を介して、互いに平行に一対の回動アーム2
22に両持ち支持されている。
【0089】下ばね掛止め部材227には、この延在方
向に連続して複数(図示では3つ)のコイルばね223
の一端がそれぞれ掛け止めされている。各コイルばね2
23の他端は、下ばね掛止め部材227に対応して、一
対の供給支持フレーム201に設けた上ばね掛止め部材
231に掛け止めされている。これにより、供給支持フ
レーム201に対し、回動アーム222が常時下方へと
回動するように付勢されている。
【0090】上ばね掛止め部材231は、下ばね掛止め
部材227に平行に配置され、各コイルばね223を掛
け止めした部材本体232と、部材本体232の両端部
に設けられた上記の円柱状の位置規制部材224とで構
成されている。位置規制部材224は、供給支持フレー
ム201に吊下げ固定した支持片部234の下端部に支
持され、回動アーム222の回動中心の基端部下側に位
置している。回動アーム222がコイルばね223によ
り、下方へと回動復帰すると、回動アーム222の基端
部下面が位置規制部材224に当接されて、この回動が
規制される。これにより、摺接部材221の下方への移
動端位置が位置規制され、印刷テープAの屈曲部分Aa
の屈曲角度が最大鋭角となると共に、この急屈曲状態で
その送りに臨むこととなる。
【0091】このような構成により、印刷テープAをテ
ープ送り手段7により送ると、印刷テープAは供給ガイ
ド部材214を介して幅ガイド部117に送られてゆく
と共に、その送り力(先方への引張り力)により移動端
位置の摺接部材221をコイルばね223の付勢力に抗
して上動させる。すなわち、テープ送り時には、テープ
送り手段7の送り力がコイルばね223のばね力に勝
り、印刷テープAは、屈曲部分Aaの屈曲の角度を鈍角
方向に変更されながら送られてゆく。これにより、テー
プ送りに際して印刷テープAに作用する急激なテンショ
ンアップが好適に抑制され、テープ送り手段7(テープ
送りローラ111)の始動トルクが好適に吸収されるた
め、高精度なテープ送りを円滑且つ安定して行うことが
できる。
【0092】また、テープ送り後には、コイルばね22
3により自動復帰する摺接部材221が、印刷テープA
を繰出リール204から繰り出しながら、移動端位置に
復帰する。すなわち、テープ送り後には、コイルばね2
23のばね力が繰出し力に勝り、印刷テープAは、繰出
リール204から繰り出され、屈曲部分Aaがもとの急
屈曲状態となり、次のテープ送りに臨むこととなる。し
たがって、コイルばね223は、テープ送り初期ではテ
ープ送り手段7のクッションとして作用し、テープ送り
終期あるいはテープ送り停止時には、印刷テープAを繰
り出すように作用する。
【0093】なお、上述のように、送り停止した印刷テ
ープAはテープ送りローラ111および板ばね152に
より、長手方向をホールドされるため、コイルばね22
3による摺接部材221の復帰移動で逆送りされること
なく、適切に繰り出されるようになっている。そして、
この急屈曲状態の印刷テープAでは、屈曲部分Aaが所
定のたるみ量(ストック量)を付与された状態となる。
【0094】具体的には、このたるみを含む屈曲部分A
aで構成される印刷テープAの余剰長さが、少なくとも
1タクトのテープ送り量(単位印刷領域C)に相当する
長さとなる。これにより、テープ送り動作時には、印刷
テープAを繰出リール204から繰り出さないようにす
ることができるため、テープ送り手段7の送り速度に依
存することなく、印刷テープAを繰り出すことができる
ようになる。
【0095】ところで、コイルばね223のばね力は、
印刷テープAの屈曲部分Aaが急屈曲状態で太径状態の
印刷テープAの初期繰出し力と拮抗し、緩屈曲状態で細
径状態の印刷テープAの初期繰出し力と拮抗するように
構成されている。言い換えれば、繰出リール204の印
刷テープAの巻回量が小さくなると、その送り力と初期
繰出し力とを拮抗状態とさせるべく、摺接部材221の
上方への移動量が大きくなる。
【0096】これにより、繰出リール204における印
刷テープAのロール径の大小に関わらず、すなわち目減
りしてゆくロール径に左右されることなく、繰出リール
204の印刷テープAに対し、初期テープ送り動作の送
り力が直接伝達されることを適切に回避することがで
き、安定した紙送りに供することができるようになる。
【0097】また、コイルばね223は、回動アーム2
22と交差し且つ回動アーム222に対し鋭角を為して
延在している。これにより、コイルばね223が回動ア
ーム222に対し直角をなす場合と比べ、コイルばね2
23のばね力の差を生じさせないが、摺接部材221の
ストロークを十分にとることができるようになる。
【0098】なお、屈曲部分Aaで構成される印刷テー
プAの余剰長さが、単位印刷領域Cよりも短い任意の長
さのものであってもよい。この場合には、印刷テープA
は、テープ送り動作時においてテープ送り手段7により
繰出リール204から繰り出されると共に、テープ送り
動作終了時においてその慣性およびコイルばね223に
より繰り出されることとなる。
【0099】コントローラ11は、いずれも図示しない
が、上記各手段を制御するための制御プログラム等を記
憶するROM、制御処理のための作業領域となるRA
M、各手段の駆動のための駆動回路、およびそれらを使
用して各種制御を行うCPUを備えている。コントロー
ラ11により、例えば、プリント手段5およびテープ送
りモータ112等が制御され、印刷テープAに対して所
定の印刷条件・テープ送り条件で画像印刷やテープ送り
を行うなどインクジェットプリンタ1全体が制御されて
いる。
【0100】ここで、図1および図10を参照して、画
像の印刷について説明する。このインクジェットプリン
タ1では、テープ送り手段7が駆動して、印刷テープA
の印刷すべき部分、すなわち単位印刷領域Cを印刷エリ
アGである吸着テーブル101上に送る。この状態で
は、吸着テーブル101は駆動を開始しており、送りを
停止した印刷テープAの単位印刷領域Cは吸着テーブル
101に吸着され、不動に保持された状態となる。
【0101】続いて、X・Y移動テーブル25が駆動し
てヘッドユニット24を主走査方向および副走査方向に
移動させ、且つヘッドユニット24の各インクジェット
ヘッド26からインクが吐出されて、単位印刷領域Cに
対し画像の印刷が行われる。なお、この印刷動作中にお
いては、紙紛除去機構43が駆動状態であると共に、フ
ラッシングが適宜行われる。また、印刷動作中に、摺接
部材221が移動端位置に自動復帰され、テープ供給手
段7における印刷テープAは、繰出リール204から繰
り出され、次のテープ送りに臨んだ状態となる。
【0102】画像の印刷は、単位画像Bとしてのラベル
部分を、相互に間隙(非印刷部分Ab)を存して複数、
連続して印刷するものであり、印刷と印刷テープAの送
りを繰り返すことにより、印刷テープAに所望の数の単
位画像Bが印刷される。また、この単位画像Bと共に、
単位印刷領域Cの送り量を表すための検出マークEと、
各単位画像Bの位置を表すための画像位置マークDとが
印刷される。
【0103】単位印刷領域Cは、単位画像Bを印刷する
部分(画像印刷領域AB)と、画像印刷領域ABの外側
に位置して検出マークEおよび画像位置マークDを印刷
する部分(マーク印刷領域AC)とが設定されている。
検出マークEは、マーク印刷領域ACのうち、単位印刷
領域Cの後端から規定距離Mの位置に印刷される。ま
た、画像位置マークDは、マーク印刷領域ACのうち、
各単位画像Bに対応してその直上部近傍に印刷される。
【0104】単位印刷領域Cの長さは、印刷する画像サ
イズ等の印刷内容によって任意の長さに変更可能である
が、最大長さは、印刷エリアGに対応する30インチで
ある。具体的には、印刷内容が決まると、印刷テープA
への1タクトの印刷動作における単位印刷領域Cの長さ
が決定され、その後、単位印刷領域Cにおける検出マー
クEの印刷位置が、単位印刷領域Cの後端から上記の規
定距離Mとなる位置に設定される。
【0105】そして、単位印刷領域Cへの単位画像B、
検出マークEおよび画像位置マークDの印刷が終了する
と、X・Y移動テーブル25が停止し、続いてテープ送
り手段7が駆動して、印刷済みの単位印刷領域Cを送
り、テープ送りセンサ130による検出マークEの検出
結果に基づいてこの送りが制御されて、次の単位印刷領
域Cが吸着テーブル101上に導入される。ここで再
度、X・Y移動テーブル25が駆動して、元の印刷開始
位置P1に向かって(図4参照)ヘッドユニット24を
主走査方向および副走査方向に移動させながら、インク
吐出により、画像(単位画像B、検出マークEおよび画
像位置マークD)の印刷が行われる。
【0106】このように、印刷テープAを吸着テーブル
101上に保持しておいて、ヘッドユニット24の主走
査および副走査により1の単位印刷領域Cへの印刷と、
次の単位印刷領域Cを吸着テーブル101に導入する送
りとを繰り返して、長い印刷テープAに任意の数のラベ
ルを印刷するようにしているため、ドットレベルでの印
刷を精度良く行うことができる。
【0107】また、1タクトの印刷動作につき送るテー
プ送り量を単位印刷領域Cの長さとし、且つ単位印刷領
域Cに対する検出マークEの印刷位置を所定位置(規定
距離:M)に設定しているため、単位印刷領域Cの後端
を、送り前の前端の位置に正確に停止させることができ
る。これにより、テープ送り量が単位画像B種により適
宜変更されても、検出マークEの印刷位置をこの所定位
置となるように適宜変更することで、その検出位置を変
更することなく、高精度なテープ送り・停止精度を確保
することができる。
【0108】なお、上記の実施形態において、印刷テー
プAを送っている間に、X・Y移動テーブル25により
ヘッドユニット24を元の印刷開始位置に移動させ、常
に印刷開始位置P1から印刷を開始するようにしてもよ
い。また、ヘッドユニット24を主走査方向の右方向に
移動させる場合にのみ、すなわち往方向への移動時にの
み印刷テープAに印刷を行うようにしてもよい。
【0109】
【発明の効果】本発明のプリンタによれば、繰出リール
から繰り出したテープ状部材であるロール紙の、紙送り
手段による間欠的な送りを、ロール紙を屈曲させると共
に初期紙送り動作においてこの屈曲部分の送りを許容す
るバッファ手段を介して行っている。これにより、コス
トアップとなる繰出し専用の駆動源を不要とする簡単な
構造で、初期紙送り動作においてロール紙に対し作用す
る急激なテンションアップを好適に抑制することがで
き、高精度な紙送りと共に位置精度よくロール紙に印刷
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェットプリ
ンタの外観斜視図である。
【図2】実施形態に係るインクジェットプリンタを、そ
の一部を省略して示す背面側からの外観斜視図である。
【図3】プリント手段廻りを示す平面図である。
【図4】ヘッドユニットの移動動作を示す説明図であ
る。
【図5】ヘッドユニットの外観斜視図である。
【図6】模式的に表したヘッドユニットの構造図であ
る。
【図7】テープ送り手段を模式的に表した断面図であ
る。
【図8】テープ送り手段の側面図である。
【図9】テープ送り手段廻りの部分拡大斜視図である。
【図10】印刷テープへの印刷結果の説明図である。
【図11】テープ供給手段廻りの外観斜視図である。
【図12】テープ供給手段廻りの背面側からの外観斜視
図である。
【図13】テープ供給手段廻りの側面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 2 機台 3 巻取機 4 テープ送り経路 5 プリント手段 6 テープ供給手段 7 テープ送り手段 101 吸着テーブル 111 テープ送りローラ(紙送り手段) 117 幅ガイド部(テンション手段) 204 繰出リール 208 バッファ部 221 摺接部材 222 回動アーム 223 コイルばね 224 位置規制部材 A 印刷テープ(ロール紙) Aa 屈曲部分 G 印刷エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F104 AA02 DA29 DA33 EA01 3F105 AA02 AB04 BA01 BA16 BA22 CA15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰出リールから繰り出したロール紙に対
    し、印刷動作と紙送り動作とを繰り返して、画像の連続
    的な印刷を行うプリンタにおいて、 前記ロール紙を送り経路に沿って送る紙送り手段と、 前記送り経路に臨み、前記ロール紙に画像を印刷する印
    刷手段と、 前記繰出リールと前記紙送り手段との間に介設され、前
    記ロール紙を屈曲させると共に初期紙送り動作において
    この屈曲部分の送りを許容するバッファ手段とを備えた
    ことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記バッファ手段は、 前記ロール紙に接触してこれを屈曲させる摺接部材と、 前記摺接部材を緩急屈曲方向に移動自在に支持する回動
    アームと、 前記回動アームを介して前記摺接部材を急屈曲方向に付
    勢するばねと、を有することを特徴とする請求項1に記
    載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記回動アームを介して、前記摺接部材
    の急屈曲方向の移動端位置を位置規制する位置規制部材
    を、更に有することを特徴とする請求項2に記載のプリ
    ンタ。
  4. 【請求項4】 前記ばねのばね力は、前記屈曲部分が急
    屈曲状態で太径状態のロール紙の初期繰出し力と拮抗
    し、緩屈曲状態で細径状態のロール紙の初期繰出し力と
    拮抗することを特徴とする請求項2または3に記載のプ
    リンタ。
  5. 【請求項5】 前記ばねは、コイルばねで構成され、 前記回動アームに対し鋭角を為して延在していることを
    特徴とする請求項2、3または4に記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記屈曲部分で構成されるロール紙の余
    剰長さが、少なくとも1タクトの紙送り長さに相当する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
    プリンタ。
  7. 【請求項7】 前記紙送り手段と前記バッファ手段との
    間の前記送り経路上に、前記印刷手段の印刷のための印
    刷エリアが構成されていることを特徴とする請求項1な
    いし6のいずれかに記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記印刷エリアと前記バッファ手段との
    間に、前記ロール紙に張力を付与するテンション手段
    を、更に備えたことを特徴とする請求項7に記載のプリ
    ンタ。
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