JP2003191976A - 液状物用容器 - Google Patents

液状物用容器

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JP2003191976A JP2001390572A JP2001390572A JP2003191976A JP 2003191976 A JP2003191976 A JP 2003191976A JP 2001390572 A JP2001390572 A JP 2001390572A JP 2001390572 A JP2001390572 A JP 2001390572A JP 2003191976 A JP2003191976 A JP 2003191976A
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Yoshinori Inagawa
義則 稲川
Masashi Yano
政志 矢野
Yoshio Kawazeki
義雄 川関
Takeshi Abe
武史 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雄ネジ突条と雌ネジ突条との接触部分に液状
物が付着しても、締め付け時にキャップが締め付け方向
に必要以上に進み過ぎるのを回避して、キャップの開閉
をスムーズに行うことを可能にする液状物用容器を提供
する。 【解決手段】 容器本体11と、容器本体11の首部1
4に螺合装着されるキャップ13とからなり、首部14
の雄ネジ形成部15の外周面には雄ネジ突条16が、キ
ャップ13の雌ネジ形成部17の内周面には雌ネジ突条
18が螺旋状に各々形成された液状物用容器10であっ
て、雄ネジ形成部15の下方には台座部33が設けら
れ、且つキャップ13を締め付ける際に雌ネジ形成部1
7の下端面が台座部33に接触して摩擦トルクが生じた
後、台座部33に沿って周方向に5〜100度進んだ位
置で、キャップ13の締め付け方向Xの進みを阻止す
る、台座側段差部35とキャップ側段差部36となから
るストッパー手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボトル状の容器本体
と、該容器本体の首部に螺合装着されるキャップとから
なる液状物用容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】液状物
を内容物として収納する容器として、ボトル状の容器本
体と、容器本体の首部に螺合装着されるキャップとから
なる容器が用いられる場合がある。また、例えば油分を
含有する液状物であるドレッシングを収納する容器とし
ては、容器本体の首部に中栓を取り付け、中栓を介して
キャップを首部に螺合装着するものが一般的に知られて
おり、また中栓はプルリングを備えていて、プルリング
を取り外すことにより当該中栓を閉塞状態から開口でき
るようになっている。
【0003】このような容器本体とキャップとからなる
容器に液状物を収容した場合、特に油分を含有する液状
物であると、容器が使用に供された際に容器本体の雄ネ
ジ形成部に設けられた雄ネジ突条とキャップの雌ネジ形
成部に設けられた雌ネジ突条との接触部分に液状物が付
着して当該接触部分が滑りやすくなり、これによって締
め付け時にキャップが締め付け方向に必要以上に進み過
ぎることになる。そして、キャップが進み過ぎたままの
状態で付着した内容物が乾燥や冷却等によって固化する
と、固化による接着と過度の締め付けが相俟って雄ネジ
突条と雌ネジ突条とが強固に固着することになり、した
がって再度キャップを緩めて容器本体から取り外すそう
とする際には、相当の大きさの回転力(取り外しトル
ク)を要することになってキャップの開閉をスムーズに
行うことができなくなる。
【0004】また特に、中栓を介してキャップが容器本
体の首部に螺合装着される容器の場合、キャップを中栓
から取り外す際に必要な回転力(取り外しトルク)が、
首部への中栓の嵌合によって首部に沿った中栓の回転を
阻止する回転力(嵌合トルク)よりも大きくなると、中
栓と当該中栓が嵌合装着される首部との嵌合係止部分が
破壊され、中栓が首部に対して空回りする状態となるこ
とにより、キャップと中栓との共回りか生じてキャップ
の開閉をスムーズに行うことができなくなる。
【0005】本発明は、雄ネジ突条と雌ネジ突条との接
触部分に液状物が付着しても、締め付け時にキャップが
締め付け方向に必要以上に進み過ぎるのを回避して、キ
ャップの開閉をスムーズに行うことを可能にする液状物
用容器の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボトル状の容
器本体と、該容器本体の首部に螺合装着されるキャップ
とからなり、前記首部の雄ネジ形成部の外周面には雄ネ
ジ突条が、前記キャップの雌ネジ形成部の内周面には雌
ネジ突条が各々螺旋状に形成された液状物用容器であっ
て、前記雄ネジ形成部における雄ネジ突条の下方には円
環状の台座部が設けられ、且つ前記キャップを締め付け
る際に前記キャップの雌ネジ形成部の下端面が前記台座
部に接触して摩擦トルクが生じた後、前記台座部に沿っ
て周方向に5〜100度進んだ位置で、前記キャップの
締め付け方向の進みを阻止するストッパー手段を備える
液状物用容器を提供することにより、上記目的を達成し
たものである。
【0007】ここで、上記記載における摩擦トルクは、
キャップの締め付け時に雌ネジ形成部の下端面が台座部
に接触して摩擦力を生じることにより、当該雌ネジ形成
部の下端面が台座部に沿って周方向に進もうとするのを
阻止する方向に働く回転力を意味する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい第1実施形態に
係る液状物用容器10は、例えば油分を含有する液状物
としてドレッシングを収容する容器であって、図1及び
図2に示すように、ボトル状の容器本体11と、中栓1
2と、オーバーキャップ13とからなり、またオーバー
キャップ13は、容器本体11の首部14に嵌合装着さ
れた中栓12を介して当該容器本体11の首部14に螺
合装着されている。すなわち、本第1実施形態によれ
ば、中栓12が容器本体11の首部14に嵌合装着され
て容器本体11と一体化されていることにより、中栓1
2に設けられた雄ネジ形成部15が容器本体11の首部
14の雄ネジ形成部を構成し、この雄ネジ形成部15に
オーバーキャップ13の雌ネジ形成部17が螺合され
る。また雄ネジ形成部15の外周面には雄ネジ突条16
が、雌ネジ形成部17の内周面には雌ネジ突条18が各
々螺旋状に形成されている。
【0009】そして、本第1実施形態の液状物用容器1
0によれば、雄ネジ形成部15における雄ネジ突条16
の下方には円環状の台座部33が設けられており、且つ
オーバーキャップ13を締め付ける際にオーバーキャッ
プ13の雌ネジ形成部17の下端面34が台座部33に
接触して摩擦トルクが生じた後、台座部33に沿って周
方向に5〜100度進んだ位置で、オーバーキャップ1
3の締め付け方向Xの進みを阻止する後述するストッパ
ー手段を備えている。
【0010】本第1実施形態によれば、容器本体11
は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹
脂からなり、直径が例えば40〜50mm程度の大きさ
の略円筒状の透明な容器であって、首部14を含むその
上端部分の口頭部19はインジェクションブロー成形に
おけるインジェクション工程によって、口頭部19より
下方の胴部20は延伸ブロー工程によって、一体として
形成されている。また、首部14には、環状凹溝21を
挟んで上方環状突起22と下方環状突起23とが設けら
れており、環状凹溝21には中栓12の内側環状突起が
係止されることにより、首部14に打ち込まれた中栓1
2が当該首部14に強固に一体として嵌合装着されるこ
とになる。また上方環状突起22の外周面には、周方向
に等ピッチで複数の縦リブ25が設けられており、この
縦リブ25に中栓12の内周面に形成された縦溝26が
係止されることにより、首部14の外周面に沿った中栓
12の回転を効果的に阻止することができるようになっ
ている。
【0011】中栓12は、例えばPETよりも軟らかい
材質の低密度ポリエチレンからなり、首部14の上方環
状突起22を覆い得る大きさの内径を有するスカート部
27と、スカート部27の上方に一体化されたに雄ネジ
形成部15と、雄ネジ形成部15の上方に一体として突
出する注出口スリーブ28とによって構成され、抽出口
スリーブ28の内側には、プルリング(図示せず。)
が、当該プルリングを切れ目に沿って引き裂くことによ
り、首部14に嵌合装着された中栓12を閉塞状態から
開口できるように設けられている。また雄ネジ形成部1
5の外周面には、雄ネジ突条16が螺旋状に設けられて
おり、雄ネジ突条16の下方には、雄ネジ形成部15の
外側に位置するスカート部27の天端面によって円環状
の台座部33が設けられている。そして、台座部33の
上面には、後述するストッパー手段を構成する台座側段
差部35が、周方向に180度のピッチで2箇所に設け
られている。さらにスカート部27の内周面には、その
下端部分に、容器本体11の首部14の環状凹溝21に
係止される内側環状突起(図示せず。)が内方に突出し
て設けられると共に、この内側環状突起を縦方向に横断
するようにして、縦溝26が、首部14の上方環状突起
22に設けられた縦リブ25の位置と対応して周方向に
等ピッチで複数設けられている。
【0012】オーバーキャップ13は、ポリプロピレン
(PP)等の合成樹脂からなる着色された略円筒状のキ
ャップ部材であって、容器本体11の口頭部19を覆う
外郭スリーブ部31と、外郭スリーブ部31の内側天井
面から下方に垂下して外郭スリーブ部31と同心状に設
けられる円形スリーブ形状の雌ネジ形成部17とからな
り、雌ネジ形成部17には、その内周面に、中栓12の
雄ネジ突条16と螺合される雌ネジ突条18が螺旋状に
設けられている。また本実施形態によれば、雌ネジ形成
部17の下端面34には、中栓12の台座部33に設け
られた台座側段差部35と当接可能に対向配置される、
後述するストッパー手段を構成するキャップ側段差部3
6が、周方向に180度のピッチで2箇所に設けられて
いる。
【0013】そして、本実施形態によれば、オーバーキ
ャップ13を締め付ける際に雌ネジ形成部17の下端面
34が台座部33に接触して摩擦トルクが生じた後、さ
らに締め付けられて台座部33に沿って周方向に5〜1
00度進んだ位置で、オーバーキャップ13の締め付け
方向Xの進みを阻止するストッパー手段が、台座部33
の上面に設けられた台座側段差部35と、雌ネジ形成部
17の下端面34に設けられたキャップ側段差部36と
によって構成されている。
【0014】台座側段差部35は、図3(a)〜(b)
にも示すように、円環状の台座部33の上端面を、締め
付け方向Xと反対方向に向けて登り勾配となるように緩
く傾斜させた後、端面を略垂直下方に切り取ることによ
って、例えば3mm程度の高さの段差でオーバーキャッ
プ13の締め付け方向Xと対向して設けられる。一方、
キャップ側段差部36は、円形スリーブ形状の雌ネジ形
成部17の下端面34を締め付け方向Xに向けて下り勾
配となるように緩く傾斜させた後、端面を略垂直上方に
切り取ることによって、例えば7mm程度の高さの段差
でオーバーキャップ13の締め付け方向Xを向いて設け
られる。
【0015】そして、オーバーキャップ13を、中栓1
2の取り付けられた容器本体11の首部14に対して締
め付け方向Xに螺合装着してゆくと、雌ネジ形成部17
の下端面34と雄ネジ形成部15の下方の台座部33と
の間隔が徐々に小さくなってゆき(図3(a)参照)、
雌ネジ形成部17の下端面34が台座部33の上面と接
触して摩擦トルクが生じた後に(図3(b)参照)、さ
らにオーバーキャップ13を締め付け方向Xに締め付け
れば、雌ネジ形成部17の下端面34が台座部33の上
面に沿って周方向に5〜100度進んだ位置で、キャッ
プ側段差部36が台座側段差部35と当接することにな
って、オーバーキャップ13の締め付け方向Xの進みが
阻止される。
【0016】ここで、キャップ側段差部36が台座側段
差部35よりも例えばt=0.3mm程度高くなってい
ることにより、オーバーキャップ13が締め付けられて
キャップ側段差部36が台座側段差部35に当接する際
に、キャップ側段差部36に近接する部分の雌ネジ形成
部17の下端面34が、台座側段差部35に近接する部
分の台座部33に食い込むように密着するので、これら
が当接してストッパー手段として機能する前に、雌ネジ
形成部17の下端面34と台座部33の上面との接触に
よる摩擦トルクを確実に生じさせることが可能になる。
【0017】なお、本第1実施形態によれば、ネジ部及
び台座部に液状内容物が付着していない時は、雌ネジ形
成部17の下端面34が台座部33と接触して大きな摩
擦トルクが生じる為、さらに周方向に進むことなくスト
ッパー手段に当たらない場合がある。一方、ネジ部及び
台座部に液状内容物が付着した際には、雌ネジ形成部1
7の下端面34が台座部33と接触して摩擦トルクが生
じた後にストッパー手段によって締め付け方向Xへの進
みが阻止されるまで、オーバーキャップ13は台座部3
3に沿って周方向に5〜100度進むことになる。周方
向に5度以上進ませることにより、通常の使用時におい
てキャップが緩んだり、そのために液漏れが発生するこ
とがなくなり、100度以下しか進ませないことによ
り、締めたキャップを緩めて容器本体から取り外すそう
とする際に、大きな回転力(取り外しトルク)を要する
ことがなく、キャップの開閉をスムーズに行うことが可
能になる。
【0018】また、本第1実施形態によれば、ストッパ
ー手段によって締め付け方向Xへの進みが阻止される際
のオーバーキャップ13を締め付ける回転力(締め付け
トルク)を200±100N・cmとすることが好まし
い。締め付け方向Xへの進みが阻止される際の締め付け
トルクを200−100N・cm以上とすることによ
り、通常の使用時においてキャップが緩んだり、そのた
めに液漏れが発生することがなくなり、200+100
N・cm以下とすることにより、締めたキャップを緩め
て容器本体から取り外すそうとする際に、大きな回転力
(取り外しトルク)を要することがなくキャップの開閉
をスムーズに行うことが可能になる。
【0019】なお、台座部33に接触して摩擦トルクが
生じた後に、ストッパー手段によって締め付け方向Xへ
の進みが阻止されるまでオーバーキャップ13を台座部
33に沿って周方向に進ませる角度や、締め付け方向X
への進みが阻止される際の締め付けトルクは、オーバキ
ャップ13の着脱のし易さや収納される液状物の物性等
を鑑みて適宜設定することができる。
【0020】本第1実施形態によれば、容器本体11に
ドレッシングを充填してから首部14に中栓12を打ち
込んで嵌合装着し、しかる後に中栓12にオーバーキャ
ップ13を螺合装着することによって製品化される。
【0021】そして、本第1実施形態の液状物用容器1
0によれば、雄ネジ突条16と雌ネジ突条18との接触
部分に液状物であるドレッシングが付着しても、締め付
け時にオーバーキャップ13が締め付け方向Xに必要以
上に進み過ぎるのを回避して、オーバーキャップ13の
開閉をスムーズに行うことが可能になる。すなわち、本
実施形態によれば、オーバーキャップ13の雌ネジ形成
部17の下端面34が台座部33と接触して摩擦トルク
が生じた後、台座部33に沿って周方向に5〜100度
進んだ位置で、台座側段差部35とキャップ側段差部3
6とによるストッパー手段によってオーバーキャップ1
3の締め付け方向Xへの進みを阻止する。よって、雄ネ
ジ突条16と雌ネジ突条18との接触部分にドレッシン
グが付着して当該接触部分が滑りやすくなっても、締め
付け時にオーバーキャップ13が締め付け方向Xに必要
以上に進み過ぎるのを当該ストッパー手段によって容易
且つ確実に阻止することができる。したがって付着した
内容物が乾燥や冷却等によって固化しても、オーバーキ
ャップ13の過度の締め付けがないことにより、再度オ
ーバーキャップ13を緩める際に大きな取り外しトルク
を要することがなく、オーバーキャップ13の開閉をス
ムーズに行うことができると共に、中栓12を介して容
器本体11の首部14にオーバーキャップ13が螺合装
着されていても、中栓12と首部14との嵌合係止部分
の破壊を防いで中栓12の首部14に対する空回りを防
止することにより、オーバーキャップ13と中栓12と
の共回りを容易に回避することができる。
【0022】図4(a)及び(b)は、本発明の第2実
施形態の液状物用容器40を示すものである。本第2実
施形態の液状物用容器40によれば、オーバーキャップ
(図示せず。)は、オーバーキャップの雌ネジ形成部の
下端面が雄ネジ形成部43の下方の台座部45に接触し
て摩擦トルクが生じた後、台座部45に沿って周方向に
5〜100度進んだ位置でオーバーキャップの締め付け
方向Xの進みを阻止するストッパー手段が、雄ネジ突条
44の終端部分において雄ネジ突条44の下方の谷部に
オーバーキャップの締め付け方向Xと対向して2箇所に
設けられた雄ネジ段差部46と、雌ネジ突条の先端にオ
ーバーキャップの締め付け方向Xを向いて設けられるこ
とにより、雄ネジ段差部46と当接可能に対向配置され
る雌ネジ段差部とによって構成されている。
【0023】そして、本第2実施形態の液状物用容器4
0によっても、オーバーキャップの雌ネジ形成部の下端
面が台座部45と接触した後に、オーバーキャップの締
め付け方向Xへの進みを雄ネジ段差部46と雌ネジ段差
部とによるストッパー手段によって阻止して、上記第1
実施形態の液状物用容器10と略同様の作用効果を奏す
ることになる。
【0024】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
ることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の
液状物用容器は、ドレッシング等の油分を含有する液状
物の他、油分を含有しない液状物を収納して用いること
もできる。また容器本体は、PET製等の樹脂製の容器
である必要は必ずしもなく、ガラス製の容器の他、透明
でないボトル状の容器であって良い。さらに、ストッパ
ー手段によってキャップの締め付け方向の進みが阻止さ
れる際の回転力を200±100N・cmに設定する必
要は必ずしもない。
【0025】
【発明の効果】本発明の液状物用容器によれば、雄ネジ
突条と雌ネジ突条との接触部分に液状物が付着しても、
締め付け時にキャップが締め付け方向に必要以上に進み
過ぎるのを回避して、キャップの開閉をスムーズに行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る液状物用容器を示
す一部破断分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る液状物用容器の要
部を示す部分拡大側面図である。
【図3】(a)〜(c)は、台座側段差部とキャップ側
段差部とからなるストッパー手段によってキャップの締
め付け方向の進みを阻止する状況を説明する模式図であ
る。
【図4】(a)は本発明の第2実施形態に係る液状物用
容器の雄ネジ形成部の上面図、(b)は同液状物用容器
の容器本体の首部の側面図である。
【符号の説明】
10,40 液状物用容器 11,41 容器本体 12 中栓 13 オーバーキャップ 14,42 首部 15,43 雄ネジ形成部 16,44 雄ネジ突条 17 雌ネジ形成部 18 雌ネジ突条 27 スカート部 33,45 台座部 34 雌ネジ形成部の下端面 35 台座側段差部(ストッパー手段) 36 キャップ側段差部 46 雄ネジ段差部(ストッパー手段) X キャップの締め付け方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川関 義雄 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 阿部 武史 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AB01 BA01 BA03 CA01 CB01 CB02 CB04 CC04 CC05 DA01 DB12 DB13 DC04 DC05 FA09 FB01 FB02 FB08 FC04 GA04 GA08 GB04 GB12 LA03 LA17 LB02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトル状の容器本体と、該容器本体の首
    部に螺合装着されるキャップとからなり、前記首部の雄
    ネジ形成部の外周面には雄ネジ突条が、前記キャップの
    雌ネジ形成部の内周面には雌ネジ突条が各々螺旋状に形
    成された液状物用容器であって、 前記雄ネジ形成部における雄ネジ突条の下方には円環状
    の台座部が設けられ、 且つ前記キャップを締め付ける際に前記キャップの雌ネ
    ジ形成部の下端面が前記台座部に接触して摩擦トルクが
    生じた後、前記台座部に沿って周方向に5〜100度進
    んだ位置で、前記キャップの締め付け方向の進みを阻止
    するストッパー手段を備える液状物用容器。
  2. 【請求項2】 前記ストッパー手段は、前記台座部の上
    面に前記キャップの締め付け方向と対向して設けられた
    台座側段差部と、前記キャップの雌ネジ形成部の下端面
    に前記キャップの締め付け方向を向いて設けられること
    により、前記台座側段差部と当接可能に対向配置される
    キャップ側段差部とからなる請求項1記載の液状物用容
    器。
  3. 【請求項3】 前記ストッパー手段は、前記雄ネジ突条
    の終端部分において前記雄ネジ突条の谷部に前記キャッ
    プの締め付け方向と対向して設けられた雄ネジ段差部
    と、前記雌ネジ突条の先端に前記キャップの締め付け方
    向を向いて設けられることにより、前記雄ネジ段差部と
    当接可能に対向配置される雌ネジ段差部とからなる請求
    項1又は2に記載の液状物用容器。
  4. 【請求項4】 油分を含有する液状物が収納されると共
    に、前記首部には中栓が取り付けられ、該中栓に設けら
    れた雄ネジ形成部を前記首部の雄ネジ形成部として、前
    記キャップが前記容器本体の首部に螺合装着される請求
    項1〜3のいずれかに記載の液状物用容器。
  5. 【請求項5】 前記ネジ部及び台座部に液状内容物が付
    着した時に、前記キャップを締め付ける回転力が200
    ±100N・cmとなった時に前記ストッパー手段によ
    って前記キャップの締め付け方向の進みが阻止される請
    求項1〜4のいずれかに記載の液状物用容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014054401A1 (ja) * 2012-09-14 2014-04-10 東洋製罐グループホールディングス株式会社 キャップ付容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014054401A1 (ja) * 2012-09-14 2014-04-10 東洋製罐グループホールディングス株式会社 キャップ付容器

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